スライド 1 - グローバルエデュケーション

奥村 愛さん (29歳:2004/2/1現在)
派遣社員として大手電気メーカーで5年8ヶ月間の勤務を経て退社。 在職中は数々
のプロジェクトに携わり、「グローバルで多様な仕事に深く 関わりたい気持ちを強く
持った。成長していく上で、 貴重な勉強をさせていただいた。」と勤務経験を総括。
2004年1月より ニューヨーク大学グローバルサーティフィケートプログラム、マネジ
メント コースに参加した。人との係わり合いや心理学にも深い関心と 知識を持って
おり、最近のマネジメント理論でよく取り上げられる 「インターパーソナルコミュニケ
ーション」を学ぶ事ができる事を大変 楽しみにプログラムをスタートした。また、コミ
ュニケーションスキル向上のために、 2003年12月に渡米、ニューヨークの語学学
校にてビジネス英語研修 に参加をし、事前準備も万全で臨んだ。
■最新NYU事情 奥村さんの視点からトピック別(大学、クラスメイト等)にまとめた最新レポートです。
第5回
第4回
第3回
第2回
第1回
プログラム終了 (奥村さんのレポート完結編です。)
SCPSコース終了
ファイナルに向けて
ビジネスコース本格化!
生活全般と授業の開始
■参加プログラム情報
大学名: ニューヨーク大学
プログラム: グローバル・サーティフィケート マネジメントコース
期間: 3.5ヶ月(2004年1月〜4月)
場所: ニューヨーク、マンハッタン
宿泊先: ニューヨーク大学寮
奥村さんの参加前TOEICスコア: 800点
グローバル・エデュケーションアンドトレーニング・コンサルタンツ株式会社
〒107-0062 東京都港区南青山4-13-16 トミタハウス201 Tel:03-3408-3825 Fax:03-3408-3852 URL: http://www.globaledu-j.com
第1回 生活全般と授業の始まり
東京から NYに来る前、今の(当時の)自分を動物に例えたら何だろう、と考えていました。
出発前にふとひらめいたのは、「航海に旅立とうとしている猫」でした。 海がどれだけ深く、ど
れだけ広いかは分かりません。 海に対して、自分がどれだけ大きな船を持っているのかも
分かりません。
ある朝窓から
現在、私はニューヨーク大学の大学院生専用寮で暮らしています。 場所は NYUのすぐ近くで、とにかく場所がとても
便利な点が気に入っています。 この寮に移る前は、ブルックリンにあるホストファミリー宅に約一ヶ月、ホームステイし
ていました。とても温かい方たちで、いろんな話をしました。今でも覚えているのは、私がホスト宅に到着した日はイラ
クのフセイン大統領が見つかった日で、着いて自己紹介もそこそこに、「あっ、フセイン見つかったの知ってる?!」と
ホストマザーに聞かれ、そこから話が色々と展開されたことです。
一般的に、あまり深い仲ではない人と政治や宗教の話をするのはタブーだと言われますが、その様な話題が近くにあ
る時、決して相手を攻撃することなく、私はこういう理由でこう思うけど、あなたはどう思う?という態度で接すれば、実
は多くの人が関心のある話題だったりするので、皆結構おしゃべりになります。それは新しい考え方に接するきっかけ
でもあり、そのチャンスを逃さずに話す機会が得られたのは、とても嬉しく思います。 他にも、夕食時には社会問題や
その日の事件など、色々と話をしました。また、お正月にはお雑煮を作ったらとても喜ばれ、とても嬉しかったです。
そして 1月下旬、無謀にも大雪で手が凍る中、友人二人に荷物運びを手伝ってもら
い、NYUの現在の寮に移りました。 それから初登校までの 4日間、生活用品を揃え
るための準備期間としよう、と考えていましたが、4日どころか、身の回りが落ち着く
にはだいぶ時間がかかりました。
ホームステイ先で
つくったお雑煮
まず、始めに苦労したのが、私が滞在する寮指定のベッドシーツの購入でした。ロング・ツインで、専門店含む大手 3店
舗ほど探しましたが、あるお店では、「もうBack To Schoolの時期は過ぎたからね~」と言われてしまいました。(やっと
4件目で残り一点、をゲットできました。) 因みになぜ寮のベッドがロング・ツインなのか、これは何人かに聞きましたが、
謎だそうです。誰もがバスケットボールの選手なわけではないのですが、大は小を兼ねる、と言ったところなのでしょう
か。
しかしとは言え、 3店舗目のリネン専門店で無かった時は、さすがに一瞬はらわたが煮えくり返りました。特殊サイズな
ら尚更、専門店には置いておくべきじゃないの?!と。 が、ここはアメリカ、ニューヨーク。 ところ変わればすべて違うの
よね、と、一つの興味深い経験として心に留めておくことにしました。
また、入寮当初、韓国人のルームメイトに、「生活用品を揃える際、毎日のものだから値段に振り回されない方がいい
よ」、と、彼女の経験上のアドバイスをもらいました。鏡、食器、ゴミ箱、卓上ライト。。。 確かに、例え今後とりあえず約
4ヶ月の短期間とは言え、毎日見たり触ったり使用するわけで生活の一部になるのだから、いくら安くてもそれなりに満
足いくものでないと、ですよね。もちろんまったくこだわりの無い人もいて人それぞれですが、このアドバイスにはなるほ
どと納得。
ここニューヨークでも、 99セントショップ(日本の100円ショップと同じ!)やスーパーマーケット、ディスカウントストア、ド
ラッグストア、デパート、と色々あるので、東京と同じく使い分けをしています。食器類、ふとん、加湿器(NYはとっても乾
燥しています!ネイルサロンがいっぱいあるのも納得!)、洗濯籠、ゴミ箱などはディスカウントストアでそれなりに良い
ものが手に入れられたので、とてもうれしいです。
ちなみにルームメイトとは歳が同い年で、誕生日も何とたったの 2日違いです。背丈もほぼ一緒、髪の毛もロングのスト
レートと共通点が多く、うれしい偶然です。NYに来てまで年齢は関係ないのですが、こう言った偶然は、初めて会った人
との距離を少し縮める効果がある気がします。 また、大学側は寮についてのリクエストは一切受け付けないことになっ
ているので、これらは本当に偶然なのですが、何と言っても、彼女と私が持っている価値観が近いことには、驚き且つと
てもラッキーです。ある夜は、二人で夕飯から夜中 3時まで語り合ったりもしました。
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安くそろえた食器類
そして、実はこの部屋は入寮当初、電話線もテレビもなく、
非常に静かな環境だったのですが、やはり電話線は必需
品、テレビもやはり最低限ニュースなど見たいもので、お
互いの希望の話し合いが始まりました。また、電話会社に
電話しても約束の日時に電気屋さんが来ないのはよくあ
る話。
彼女も私も文化の違いに多少ぐったりしながらも、先日やっと電話線が、そして今日はやっとケーブルテ
レビがつながりました。ここまで来る過程で、大学の無線 LANが使えるかどうかなどを調べるのも含め、
ネット環境を整えるのに多くの時間を費やしましたが、彼女との間では喧嘩することも無く、assertiveで
あることを心がけているのがお互い良かったのかもしれないと思っています。 (とにかく、祝・電話線&
ケーブル♪ちなみに私は Dial-Up接続のため非常に遅く、メールやネットも最低限の生活ですが、今と
なっては、かえってコアなものだけに集中できるので、時間管理の面でもとても良い気がしています。)
授業についてですが、 ALIのオーラルコミュニケーションのクラスの初日は、目から鱗が落ちました。担
当の先生は評判の良いAngeloで、まず、今後どのようにしてスキルアップするか、その戦略を立てるた
め、英語学習における自分の癖を知る分析をしました。6セクションに分かれた全50の質問に、自分が
当てはまるかどうかを5段階で評価するもので、6セクションの中で数値の低かったものが、自分の弱い
ところです。ちなみに私は新しいことを効果的に覚えると言う点が一番低く、まさにハッとしました。確か
にある程度日常生活で支障の無い程度の英語が話せてしまうと、新しい語彙などは意識して学ばないと
伸びないものです。今までは多少意識しているつもりでも、まったく効果的ではありませんでした。(苦
笑)ということで、そのTIPSを教えてもらい、何とか実践中です。
NYU図書館前
また、 NYに来て更に強く確信したのは、一つの地域の中
で一般的な傾向というのはあるにしても、結局は「It
depends on the person.」なので、その人はそうなのだ、
と認めて相手に接しよう、と言うことです。 NYでは、いろ
んな国、いろんな文化の人と出会えるので、それはとても
面白いですし、貴重な経験です。
しかしまた、相手が持っている文化や特徴・性格を尊重する、と言う、相手に対するその姿勢は、(日本
人から見た)外国人に対してだけではなく、日本人に対しても同じだと言うことです。 実際、同じ日本でも、
育った環境も違えば、時代も違い、性格も違うので、言うまでも無くまったく同じ人間なんていません。同
じ日本に育った人であれば一般的に遠く離れた国の人よりも共通した理解、共通した経験などが多いか
もしれませんが、実際話をしてみると、考え方など、違う文化出身の人との方がより気が合うこともありま
す。
どの国にいようが、どの文化で育った人であろうが、皆一
人一人が個性を持っています。 NY で出会った日本人に
も色んな人がいて、私はそれをとても嬉しく思いますし、そ
のネットワークも大切にしたいです。 そして、色々な文化、
色々な人々が存在するのが、それこそが世界なのだと思
うとき、自分の部屋からの夜景は、エンパイアステートビ
ルの夜景と同様、すばらしく、壮大に、思えます。 NY に
出発前は、航海に発つ直前の猫でしたが、この航海がど
うなるのか、とても楽しみです。 それでは、第一回はこの
辺で。
American Language Institute
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第2回 ビジネスコース本格化
ALIのクラス開始からSCPSのビジネスコースも始まり数週間が過ぎました。各クラス
の宿題の量、先生の授業の進め方など特徴が掴め、やっと毎日の生活のリズムが
取れるようになってきました。文房具などは、近所にNYU学生の割引がきくお店があ
るので、そこでほとんどを揃えました。とても便利です。
割引文房具屋
今はもう大丈夫ですが、SCPSの第一週は、教科書が手に入らず、授業に少し遅れを取ってしまいました。先生は生徒
が教科書を読んでいることを前提で話をしますので、まったく読んでいないのと読んでいるのでは、その日のクラスの充
実度が全然違います。
また、クラスによっては授業初日までにNYUのネットに、使用する教科書やシラバスなどの情報が載っていた場合もあっ
たそうです。また、授業初日に教科書についての情報を先生が教えてくれても、次の日の夕方にはNYUの
BOOKSTOREでは売切れ、大手本屋でも在庫無し、という場合がありました。とにかく情報を仕入れたらすぐに本屋に
駆けつける、が確実なようです。
私はHuman Resourcesの教科書を一週遅れて手に入れたため、一度に読まなければならない量が莫大になってしま
いました。 また、本屋を探し回って店員さんに聞いた際、始めに聞いた人には無いと言われたのですが、他の人に聞い
たら結局あったので、やはりお店では二人以上の人に聞くのは鉄則かと思います。
ここで、私が現在受講しているコースの様子を簡単に紹介したいと思います。
[ALI]
1.
ライティング
・クラスメート: 15~20人程度
・生徒の国籍: 日本、韓国、エクアドル、台湾、中国
・コメント: 先生はいつも笑顔で、クラスは質問しやすい雰囲気で和気あいあいとしています。物事に
ついて論理的に考えることを要求されます。宿題は必須。これを確実に続けたら必ず身につくだろう
な、と感じるのでがんばります。
2.
2. オーラルコミュニケーション
・クラスメート: 16人
・生徒の国籍: 韓国、日本、台湾、タイ、トルコ、スロバキア、ブラジル
・コメント: 現在はチームディスカッションがメイン。(発音、イントネーション、強弱の付け方なども練習
します。)先生は生徒の発言に耳を澄ましていて、何かある度、より良い表現方法を教えてくれます。
私は新たな語彙・イディオム含む、それら上手な表現法・話の進め方、に重点を置いて学んでいます。
[SCPS]
3. Principles of Management & Organization
4. Human Resources Practices & Techniques
5. Basic Project Management 以下、3~5の共通事項:
・クラスメート: 20~30人程度(多数がNY在住のビジネスパーソン)
・先生も経験豊富なビジネスパーソン
・短期間で本一冊を網羅する授業になるため、当然リーディング量が多い
・授業への参加(発言など)がとても重要
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韓国料理屋の納豆鍋
NYU図書館前
また、授業についてはやることが多くても、やはり休日は
休養を取って遊ばないと勉強へのエネルギーも減
退してしまうので、メリハリを付けるようにしていま
す。先日はSCPSのコースで知り合ったイタリア人
のお友達・セレーナと映画「MONSTER」を観に行
きました。実話に基づいた映画なのですが、個人
的にその実話(フロリダの有名な女性連続殺人
犯)に興味があるので、本当に見入ってしまいまし
た。主演女性の熱演も見事に本人そっくりで、鳥肌
が立ちました。
ちなみにセレーナも偶然に私と同じ年齢で、また一つ嬉し
い偶然です。先日私の誕生日にはルームメート・
ヤンジュとお酒をともに午前3時半まで語り合った
のですが、自分と同じ時代に違う国で生まれた人
が、今までどういう社会の中で生活を送ってきて、
どういう考え方をするのかなど、私にとっては、とて
も興味深いところです。
授業やクラスメートにもだいぶ慣れ友達もでき、リズムに乗ってきて、まさにこれから本格化です。
しっかり足を地に付けて、勉強・生活を楽しみたいと思います。
それでは、第二回はこの辺で。
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第3回 ファイナルに向けて
ColeCenter(手前のポールには
NYUとアメリカ国旗がたっていま
す)
中間テストが終わったのも束の間、なんと現在、プログラ
ム終了に向けて、ファイナルペーパーなどに取り組んでい
る最中です。
忙しいですが、週末たまに、寮の近くにある Coles Sports
Centerと言う、NYUの学生が無料で使用できるジムに行
き、友達とバドミントンをしています。初めて行った日には
、近くにいた男性から打ち合いを申し込まれました。しかも
その方は中国人で何と大学の数学・物理の教授でした。
先生と生徒という立場は関係なく、スポーツを通して楽し
い時間を過ごせるという、とても良い体験が出来ました。(
後で筋肉痛はひどかったですが、嬉しい悲鳴です!)
Basic Project Management
そんな中、昨日 SCPSの一コースである「Basic Project Management」が、通常より回数が少ない全8回の授業の
ため、一足早く、終了しました。今振り返ると、自分にとっては一番Challengingな授業でした。
まず初日、先生 Sharonの話すスピードが他のどの先生よりも一番速く、ネイティブ以外の生徒にも容赦なしで話し
かけ、易しい言葉に言い換えなどしてくれることも特に無い、と言った具合でした。自己紹介の時は負けじとばかり
、私もがんばって話したつもりですが、あまりの圧倒感で正直不安を覚えました。
授業二日目は、5~6人のグループになり、3~4ページの Case Studyを読んで問題を解き、グループでその答え
を発表する、ということになりました。(ちなみに15人ほどのクラスだったので、3グループありました。)私が入った
グループでは、日本人は私だけ。他は経営コンサルタントや国連勤務の方、ITのエンジニアなどでした。何と、ほん
の1、2分で全員が話し出すではないですか!私はまったく何のことだか???で、情け無いながらも正直に、「す
みません、私は英語がよく分からなくて、何のことだかわかりません。。。」が私の他のメンバーに対する第一声でし
た。すると皆、とても優しく教えてくれました。が、それでも、そのCase Studyの内容を理解していないとディスカッ
ションに参加して自分の意見は言えないわけで、とりあえず読むことにしましたが、その間、メンバー二人の意見が
対立していることに気づき、「あー、この時何か間に入れる良い言葉を言えたらな!」と強く思いました。すると、そ
んなこんなでリーディングも終わらぬうちグループディスカッションの時間が終わってしまいました。
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「その調子!」
各グループの発表の後、先生はディスカッションであまり発言をしなかった生徒に対し、"You were not
talkative!"と注意しました。「あなたもよ」とズバリ、私に向かって先生は言いました。「次回もそうだったら、クラ
スから出ていくこと」と。 正直、こんな授業にはとてもついていけない!と半泣き状態で、授業の後先生に「今
日みたいに数分で記事読んでディスカッションは私にはかなり難しいので、この授業についていけるかとても
不安なのですが・・・」と相談してみました。すると先生は、あなたは大丈夫よ、と意外と優しい言葉で微笑み返
してきました。すると、何だか、私はのせられてしまったのか、"Oh yes? Well, o kay.., I'll do my best…, see
you next week." と言ってしまいました。すると Sharon は満面の笑みで、 "Aaaaaaall right!" と言ってきまし
た。「その調子!」と言わんばかりです。やはりアメリカで弱音は禁物なのでしょうか、とりあえず気を取り直して
授業は継続することにしました。( アメリカ人の生徒も、あの先生はちょっと怖いよね、ビクビクしちゃうよ、と
言っていましたが。)
そして昨日最終日を迎える日まで、 Sharon は授業以外の日に、私のプレゼンテーション準備につきあってく
れたこともありました。スターバックスで待ち合わせをし、私がみんなに言いたいことについて、こう言うデータも
あった方が良いんじゃないかしら、などと、アドバイスを色々とくれました。アメリカ人は仕事とプライベートを
ハッキリ分ける人が大半かと思いますが、仕事・キャリア熱心な人は本当によく働いて残業もするし、勤務時間
外に学校にも行くし、人的ネットワークを広げる意味でも、その二つの時間の境界はハッキリしていない場合も
あるな、と思いました。
ちなみに、先生の話す英語も、途中からはほとんど聞き取れるようになっていました。慣れてきた、と言うのも
あると思いますが、分からない単語やイディオムはササッとメモして後でチェックする、ということをしたのも良
かったかと思います。(その人が良く使う言葉の傾向、とかありますし。)
一番辛いと思った Basic Project Management ですが、終わってみて、先生は厳しいだけに熱心な方で、とて
もやりがいのあった授業でした。 他の授業はまだいくつか残っていますが、引き続き、着々とこなしていきたい
と思います。
教室を出ると…
授業以外では、最近スロバキア人のお友達と、お茶の交換をし
ました。私はほうじ茶をあげたら、とても気に入ってもらえまし
た!(香ばしい香りが良いそうです。)逆にいただいたのは、スロ
バキアのハーブティで、色んなハーブがまざった、お湯をそそぐと
ファ~ッと良い香りが大きく漂う、とても素敵な紅茶です。友達曰
く、蜂蜜を入れて飲むと最高だそう。次回試してみようと思います。
ちなみに箱にはスロバックが書かれていて、もちろん読んで理解
はできませんが、この箱はたぶん一生捨てられないと思います。
スロバキアのハーブティ
また先日、以前ホームステイさせていただいていたファミリーの
お友達がライブをやるというので、ブルックリンまで観に行きまし
た。彼はベーシストで、作曲もします。曲によってチェロが入った
り、サックスやクラリネットが入ったりと、とても素敵でした。忙しい
日々の中でも、 2 ヶ月半ぶりにホストファミリー、そしてそこの
ルームメートだった友達とも再会でき、美しいメロディーの中で、
自分が NY で過ごしてきた時間を振り返ると共に、心休まるひと
時でした。
Prospect Park In Brooklyn-友達のライブを聞いた夜に
それでは、第三回はこの辺で。
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第4回 「SCPSコース終了」
Global Forum
4月16日(金)、Ms. Helen Mintz率いる、このGlobal
Certificate Program参加者と、CBS Newsのpast
presidentであるEric Ober氏、ご友人のSteve、をお迎え
して、ランチミーティングが開かれました。Eric氏が、私が
以前勤めていた会社の取締役役員とご友人だと聞いたと
きには、驚き且つ緊張してしまいましたが、これこそがNY
で起こりうることなのだと思い、嬉しかったです。また、予
定時刻を過ぎてしまうほど、とても楽しいお話を聞かせて
いただきました。そこのRocco’sというイタリアンレストラン
も、訪れた俳優の写真が飾ってあるなど有名らしいのもそ
のはず、とてもおいしかったです。
そして光陰矢のごとし。SCPSのコースが先日、すべて終
了いたしました。(ALIはまだあります。)本当に、時がたつ
のがあっという間で信じられません。
SCPSで学んだ数々のこと…
SCPSではマネジメントのコースを受講していましたが、私としてはマネジメントのスキルだけではなく、ALIのクラ
スと平行して英語力をアップさせる、というのも目標の一つでした。どれだけ成果があったのかはまだ具体的に
分かりませんが、自分としてはなかなかよくやったと思います。と言うのは、テキストに書いてあることやクラス内
で先生や生徒が使う言葉、言い回しこそが、ナチュラルな英語、しかもビジネスに関する英語、であって、それら
に触れることが出来たからです。ネイティブの生徒が書いたメールには、知らない形容詞が。教科書には、こん
な単語、表現、があったのか、などなど。授業中に聞いた先生や生徒のフレーズなども後でチェックをし、持参の
電子辞書に単語帳登録をして、度々手の空いている時に見直したりしてきました。
あと、先生とコミュニケーションを取るようにする、という心掛けも良かったかと思います。前回のこのレポートに
も少し触れましたが、Basic Project Managementの授業では、クラスの後先生と話をする時間が与えられたの
で、よく相談に行きました。Principles of Management & Organizationのクラスでは、先生にFinal Paperの
テーマを決める相談に行ったら、甥っ子さんが日本人女性と結婚するとのことで、日本の風習について聞かれ、
色々と授業に関係ないおしゃべりをしました。
また一つ、私が面白いと思ったことなのですが、Human Resourcesのクラスで、一つ確認のため、授業の後先
生に質問をしに行くと、他の生徒も理解していない可能性があるから次週授業中に質問して、とピシャリと言わ
れたことがありました。すると、次の週の授業の時、やはり分かっていない生徒が他にもいるではないですか。
みんないい加減だな~、と思いつつ、みんな同じようなものだな、と言う安心感も出てきました。確かに誰でも誰
かが言ったことをつい聞き逃してしまうのはあることです。そしてこう言ったことは実はその後何度も起こり、生徒
間で「それはさっき言ったでしょ」と言うツッコミが、少しコメディのようで面白かったです。
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課外授業
ALIの方では、先日、ライティングの授業が都合によりメトロポリタン美
術館で開かれました。通常する課題に加え、展示物を観て、事前に先
生から渡された紙に記入をしていく、ということもしました。ご存知の方
も多いと思いますが、とても大きな美術館のため、じっくり観ていると時
間がいくらあっても足りません。また後日訪れてゆっくりみたいと思い
ます。
メトロポリタン美術館
NYにも春が来た…
最近はNYも暖かくなりました。昼間は暑い時すらあり、とてもウキ
ウキします。やる気も倍増です。
ちなみに最近、今住んでいる寮の中庭に3本、桜の木があることに
気がつき、日本の春の美しさを思い出しました。NYでは近日、
BrooklynにあるBotanic Gardenで桜祭りがあるらしいので、ぜひ
行こうかと思っています。
残るNY滞在も、あと3週間をきりました。引き続き、残るALIのクラ
スの取り組みと共に、フリータイムを充実させたいと思います。
寮の中庭
それでは、第4回はこの辺で。
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第5回 プログラム終了
セントラルパークのリス
セントラルパーク
先日、ALIのライティングのクラスを最後に、プログラムの
すべてのコースが終了いたしました。思えば本当にあっと
言う間でした。授業が忙しかった時期は、観光などした写
真も少なく、やはり忙しかったんだな、と思います。
フリータイムは、日中、天気の良い日にセントラルパークで
散歩やフリーマーケットでお買い物など、木の周りをちょろ
ちょろしているリスを横目にリラックスしたりしていました。
また、ミュージカル、オペラ、映画、バーなどにも行って遊
びました。特に、ブロードウェーは「Beauty & The Beast」
と「Lion King」、オフブロードウェーは「STOMP」が素晴ら
しかったです。「Movin’ Out」も好きです。NYには勉強以
外にもやることがたくさんあります。勉強で忙しいからこそ
このフリータイムも更に充実した喜びとなりました。
ミュージカル「Movin' Out」
また、NYUでは、毎週月曜の夜に映画を上映していました。学校の建物なのでスクリーンは小さいですが、
NYUの学生は2ドル、ゲストは3ドルという破格でしたので、とても嬉しかったです。授業がある週はもちろん
観に行けませんが、私はクラスが無い日にKill Billを観ました。その他、Lost In Translation、Mystic River、
Lord of the Rings, Cold Mountain、Big Fishなどが上映されていました。
友達についてですが、自分の日本帰国を前に、私より先に母国に帰ってしまった友人がいました。NYでの最
後の夜はとても悲しくなるかな、と思ったのですが、「悲しい」と言うよりも「出会えて良かった」という気持ちの
方が大きく、とても励まされました。例え住んでいる場所が離れていても、本当の友達は友達です。今はメー
ルと言う便利なものもありますし、電話も格安で可能です。そんな中で、実際の距離にとらわれず、心の距離
を大切にしたいと思います。
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人生の旅はこれからも…
自分は今まで猫のように気ままに生きてきたと思いますが、この留学と言う航海は新しいチャレンジで、良い経
験でした。正直、当初の計画通りにいかなかった部分もありますが、サーティフィケートを取得し、異文化を味わ
い、友達も増え、基本的な目標は達成しました。今後も、海を渡るかどうかは分かりませんが、人生の旅は続け
ていきたいと思います。
それでは、第五回をもってこのレポートを終了いたします。
ニュージャージーから見たマンハッタンの夜景
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