「VISION 2020」達成に向けた 中期計画の進捗状況

「VISION 2020」 達成に向けた
中期計画の進捗状況
2014.2
「VISION 2020」 成長エンジン
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2014年の経営環境
<国 内>
■消費税増税や財政問題への先行き不安による消費マインドの
冷え込みなどを懸念
<海 外>
■新興国では底堅い経済成長を見込まれるが、国・地域によっては
投資資金の動きなどによる景気の不確実性が高まると予想
「VISION 2020」の2年目となる2014年は
「高収益・高成長の真のグローバルプレイヤー」の実現に向けた「正念場の年」
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1 新興市場への進出
2 中国市場での成長
3 農機用タイヤのアジア展開
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1 新興市場への進出
2 中国市場での成長
3 農機用タイヤのアジア展開
3
新市場への挑戦 / 新興市場への進出
新興市場11%
新興市場の販売比率
新興市場 11%
2013年
新興市場 14%
2015年
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新市場への挑戦 / 新興市場への進出
インド
■ 2013年4月よりファルケンブランド
の販売開始
<販売本数>
2015年末:68万本
トルコ
■2013年9月より新工場建設開始
<生産能力>
2015年末:4,000本/日
2019年末:30,000本/日
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新市場への挑戦 / 新興市場への進出
ブラジル
2013年10月より稼働開始
中南米地域における生産、販売体制の更なる強化を図る
当社のグローバル成長戦略へ大きく寄与
2013年 <生産本数> 2,000本/日<販売本数>166万本
2015年 <生産本数> 15,000本/日<販売本数>530万本
乗用車用タイヤ看板店150店、トラックセンター30店設置
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新市場への挑戦 / 新興市場への進出
アフリカ
アポロタイヤ南アフリカ社を買収
2013年12月よりレディスミス工場を、当社南アフリカ工場として稼働開始
<生産能力> 安全・品質・生産性向上に関する工場改善により生産能力を向上
2013年 : 9,600本/日
2016年 : 12,200本/日(25%生産能力向上)
2017年 : 14,500本/日(50%生産能力向上)
アフリカ全土でのダンロップブランドの使用権を確保
アフリカ市場におけるタイヤ事業を更に拡大
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新市場への挑戦 / 中国市場の成長
■高付加価値タイヤの現地生産推進によるタイムリーな供給
■昨年末に571店舗となった旗艦店を2015年までに1,000店舗に
拡大し、リテールチャネルを強化
ブランド価値向上と拡販を推進
<販売本数>
2013年 : 1,300万本 → 2015年 : 2,000万本を目指す
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新市場への挑戦 / 農機用タイヤのアジア展開
2014年4月の生産開始を目指し、タイに農機用タイヤ工場を建設中
■大型の農機用タイヤを開発、
2015年までにラインアップを拡大。
生産面での取り組み
■コンバイン用ゴムクローラの生産において、スチールコードを
スパイラル状に巻く新工法“スパイラル方式”を採用
オーバーラップ方式
スチールコード
オーバーラップジョイント
スパイラル方式
スパイラル状スチールコード
(ジョイントレス)
ジョイントレス
優れた耐久性と低振動性を実現した高機能ゴムクローラを生産
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商 品
開発技術
新工法
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飽くなき技術革新 / 商品
石油外天然資源タイヤ
100%石油外天然資源タイヤ
2013年11月の東京モーターショーで発表・発売
環境への負荷を全方向で抑える究極のエコタイヤ
原材料
(天然資源化)
燃費
ラベリング制度で
「AA-b」獲得
省資源
耐摩耗性能
19%向上※
※エナセーブ97比
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飽くなき技術革新 / 商品
1913年の「国産第一号タイヤ」誕生から「100年目の解答」
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飽くなき技術革新 / 商品
低燃費タイヤ
*一部サイズは「AA-C」
*一部サイズは「A-C」
低燃費タイヤ普及に取組み、
「エナセーブ」シリーズをはじめとする多彩な
商品ラインアップでいち早く展開
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飽くなき技術革新 / 商品
2010年~2013年
4年連続№1を獲得
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飽くなき技術革新 / 商品
「低燃費タイヤ」の中長期的な技術テーマ
従来タイヤの転がり抵抗を半減させたタイヤ
50%転がり抵抗低減タイヤ
従来品比で約10%の燃費向上
50%転がり抵抗低減タイヤ
(プロトタイプ)
「東京モーターショー2013」でプロトタイプを発表
2014年秋の発売を目指し、最終チューニングを推進
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飽くなき技術革新 / 商品
コンセプト
特 長
長持ちする低燃費タイヤ
●低燃費とウエットグリップを両立し、
ラベリング【AA-c】を獲得
●ロングライフを実現
耐摩耗性能9%(5リブ)、17%(4リブ)向上
●軽・コンパクトカー向けにチューニングを
施した専用パターンを採用
ターゲット
●セダンから軽・コンパクトカーまでの多彩な車種
●街乗りから長距離までの幅広いドライビングスタイル
●環境や経済性に関心の高いドライバー
サイズ
発売時期
60サイズ(13~18インチ)
2014年2月より
「エナセーブEC203」の発売により
低燃費タイヤ№1の地位をさらに確固たるものへ
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商 品
開発技術
新工法
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飽くなき技術革新 / 開発技術
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飽くなき技術革新 / 開発技術
不純物を徹底的に取り除き発熱を低減
タンパク質
ゴム
リン脂質
天然ゴム粒子
UPNR
天然ゴムの樹液採取
U ltra P ure N atural R ubber
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飽くなき技術革新 / 開発技術
低燃費性
(環境)
背反関係
グリップ性
(安全)
ゴム強度
(省資源)
材料シミュレーション
(4D NANO DESIGN)
三律背反するタイヤ性能を全て向上させる
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飽くなき技術革新 / 開発技術
高機能材料開発
ナノレベル構造(先端実験施設)
材料シミュレーション(スーパーコンピュータ)
進化
500 m
4D NANO DESIGN
(2011年~)
ADVANCED
4D NANO DESIGN
(2015年~)
「ADVANCED 4D
結合・分散など分子レベルの現象
NANO DESIGN」を2015年に完成
2016年以降に発売する商品への採用を予定
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商 品
開発技術
新工法
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飽くなき技術革新 / 新工法
タイヤに求められる要求性能の更なる高度化への対応
「超高精度」を実現する新工法開発プロジェクトを2003年より推進
2012年、次世代新工法「NEO­T01」を発表
■タイヤの設計通リの形状をした「メタルコア」にテープ状の部材
を張り合わせる画期的な工法を採用
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飽くなき技術革新 / 新工法
次世代新工法「NEO-T01」による
次世代高性能タイヤ第一弾
安全性と快適性、軽量化を高次元でバランスさせた
プレミアムランフラットタイヤ
(プロトタイプ)
2014年中の発売を目指し最終チューニングを推進
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1 海外自動車メーカーへの納入
2 制振技術の普及
3 ヘルスケアビジネスの展開
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新分野の創出 / 制震技術の普及
■ 2012年3月に発売。2013年に2×4工法用、
リフォーム用を導入し、ラインアップを拡充
構造物の長寿命化を実現し、省資源に寄与する
環境技術
■ 「制震ダンパー」のグローバルな事業として新興国に
おける「ビル用制震ダンパー」の事業展開を加速
トルコ:現地の大学、設計会社と技術提携
台湾 :現地販売代理店の増加によるサービス体制強化
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新分野の創出 / ヘルスケアビジネスの展開
■人口増・高齢化による医療関連市場の
世界的成長に伴い、年3~4%の伸びで
成長する「医療用ゴム部品」分野での
本格的グローバル展開を目指す。
バイオ製剤などの特殊な性能が求められる市場に2013年1月より参入
市場の要求に応えられる機能性を持った新商品開発を推進
2015年に「医療用ゴム部品」における販売構成比率15%を目指す
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