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Product Sheet
J601 テープ / J601PH テープ
製品概要
フィルムのロゴパターン
Reflexite J601テープは高被視認性衣服類に縫付け
るために開発された、強靭で耐候性と溶剤耐性に優
れた製品です。反射性能は欧州規格 EN471 *: 2003
(level 2)で要求される最高水準を凌駕し、公認試験
機関の一つがこのテープの品質を保証しています。
蛍 光 ラ イ ム イ エ ロ ー 製 品 は 更 に、E N 4 7 1 : 2 0 0 3
Combined Performance に対しても保証しています。
*
EN471:
ヨーロッパ規格(EN : European Norm)に定められたプロ仕様の高被視認性の安
全服のテスト方法と要件に関する規程。被視認性の高い色の使用される割合、そ
のうち含まれる再帰反射材の割合により、クラスが1 から3 に分かれる。
構成
J601テープは、
再帰反射性を持つ多数のコーナー
キューブ型マイクロプリズムの素子を、強靭で耐候
性に優れ、柔軟で滑らかな表面を持つ紫外線耐性型
ポリマー・フィルムに一体となるように結合して構
成されています。反射材は紫外線安定型ポリマーの
フィルムに溶着され、プリズム表面は塵埃と水分か
ら保護されています。
サイズ
● テープサイズ
サイズ
ウエルディング
タイプ
注文単位(m)
幅(mm)
スムース
高被視認性衣服への装着用
作業着および着用者識別用衣服への装着用
性能
● 反射性能
J601テープ は、EN471 に規定された手順に従っ
て試験した場合、EN471: 2003(level 2)における
table 5 に掲げられた最小反射率の要求基準に適
合しています。
JIS Z9117* に準拠して測定した再帰反射係数代
表値は、表 1(J601テープ)
、表 2(J601PHテープ)
を参照してください。
*
JIS Z9117:
日本工業規格における保安用反射シート及びテープに関する規定。
●色
J601テープはホワイト、蛍光ライムイエローおよ
び蛍光レッドと、お取り寄せになりますがイエ
ロー、
レッド、オレンジ、ブルー、蛍光グリーン、蛍
光 ピ ン ク、蛍 光 オ レ ン ジ の10 色、
J601PH テ ー プ
は、ホワイト、蛍光ライムイエローの2色がありま
す。
J601テープは、CIE publication No.15.2 *1 に準拠し
て測定した場合に表 3 に掲げる要求基準に適合
して い ま す。4組 の 色 度座 標 値 のペ ア は、ハ ン
ターラブ社製ラブスキャンを使用し、標準の光
D65 *2 を用いて測定した場合に妥当な色を確定
します。
*1 CIE publication No. 15.2:
国際照明機関CIE 発行物No.15.2。測光および演色のデータ。
*2 標準の光D65:
CIEが測定した測色用の光のうちD65は、紫外域を含む平均的な昼光。
15
840
25
960
35
360
50
300
60
70
用途
グリッド
ダイヤモンド
長さ(m)
60
480
180
90
240
15
1680
50
480
70
360
J601PHテープ:50 mm
(幅)× 50 m
(長さ)
● 金型寸法
テープ表面にロール方向234mm間隔で金型ライ
ン(1 mm 以下)が入っています。
● 厚み
0.53mm~0.55mm
製品の認証
本製品は下記の規格に完全に準拠しています:
EN471: 2003
EN532 *1 :1995
(ホワイトと蛍光ライムイエロー)
*2
EN1150 :1999
(蛍光ライムイエロー)
*1 EN532:
ヨーロッパ規格(EN : European Norm)に定められた熱と火災を防ぐ防護服に対
する限られた範囲における火災の広がりのテスト方法。
*2 EN1150:
ヨーロッパ規格(EN : European Norm)に定められたプロ仕様ではない被視認性
防護服のテスト方法と必要とする仕様。
保管寿命
低温で乾燥した場所に保管し、入荷後1年以内に使
用してください。
Product Sheet - J601 テープ / J601PH テープ
表 1:再帰反射係数代表値(J601 テープ)
(カンデラ/ルクス/m2)
観測角 / 入射角
カラー(コード)
0.2°
/ 5°
0.2°
/ 30°
0.2°
/ 40°
*
0.33°
/ 5° 0.33°
/ 30° 0.33°
/ 40°
2.0°
/ 5°
2.0°
/ 30°
2.0°
/ 40°
ホワイト(15)
900
469
284
452
304
218.0
12.40
6.50
6.62
イエロー(18)
655
341
206
329
221
158.7
10.15
4.95
4.40
蛍光レッド(13)
180
94
57
90
61
43.6
2.85
1.62
1.32
蛍光オレンジ(24)
255
125
70
128
80
55.0
4.19
2.29
1.87
蛍光ライムイエロー(20)
750
340
165
377
235
130.0
12.32
6.74
5.51
*
計測方法:JIS Z9117 に準拠
※
再帰反射係数代表値は加工前の数値です。数値は加工条件によって変わります。
表 2:再帰反射係数代表値(J601PH テープ)
(カンデラ/ルクス/m2)
観測角 / 入射角
カラー(コード)
0.2°
/ 5°
0.2°
/ 30°
0.2°
/ 40°
*
0.33°
/ 5° 0.33°
/ 30° 0.33°
/ 40°
2.0°
/ 5°
2.0°
/ 30°
2.0°
/ 40°
ホワイト(15)
790
406
258
420
285
206.7
16.13
10.31
7.90
蛍光ライムイエロー(20)
640
325
205
341
231
167.4
13.07
8.35
6.70
*
計測方法:JIS Z9117 に準拠
※
再帰反射係数代表値は加工前の数値です。数値は加工条件によって変わります。
表 3:色度座標値
色度座標値
1
カラー(コード)
*
*
2
3
4
x
y
x
y
x
y
x
y
ホワイト(15)
0.303
0.300
0.368
0.366
0.340
0.393
0.274
0.329
蛍光ライムイエロー(20)
0.387
0.610
0.356
0.494
0.398
0.452
0.460
0.540
蛍光レッド(13)
0.610
0.390
0.535
0.375
0.570
0.340
0.655
0.345
4 組の色度座標値のペアは CIE ダイアグラム(CIE が制定した光のダイヤグラム)における妥当な色度を確定します。
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縫付け作業の指針
● 概要
J601テープは、縫いしろが、
平行な二本線によって明瞭に識別できるように製造されています。
テープの性
能を最大限に発揮するために、下記の手順に従って作業を進める必要があります。
● 衣服生地への縫付け
J601テープは、
高被視認性衣服に縫付けることができます。
縫合線は常に平行な2本のボーダーラインの中
間、すなわちテープ両側の縫いしろの中間を通るようにします。決してテープの光学素子が積層されている
部分に、
はみ出さないようにしてください。
下記図面をご覧ください。ご面倒でも端の縫いしろの中を縫合してください(異なったテープそれぞれのパ
ターンを下図にてご覧ください)。
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望ましいステッチ:25mm当り8針
縫合作業中にテープがくっつく場合、以下のような対策をとることをお奨めします
1. ミシンの布押さえ圧力を下げます
2. 必要に応じてテフロンコートの布押さえを使用します
3. シリコーン・スプレーまたはシリコーン・クロスを使用してテープ表面を滑りやすくすることができます
テープをあてがう際には引き延ばさないようにしてください。
端部でテープを下に折り曲げ、二重にして縫付けることを当社では推奨しています。これによって水分の浸
入を防ぐことができます。
衣服のデザインによりますが、
可能な場合、
テープの切り端は衣服の縫い合わせ
部分の内部に入れるようにします。
取扱いの指針
● 概要
J601テープは、マイクロプリズムによる再帰反射テープであり、衣服に光への反射性能を付与するために使
用します。
J601テープ*1は、
欧州規格EN471: 2003 separate performance level 2で要求される全ての基準を凌駕し、さらに
ISO 6330 method 2A*2に準拠した60℃において75回の洗濯が保証されています。
特殊な処理方法による改変に起因する製品性能の変化は、ユーザーの責任となります。手入れ方法が適して
いるかどうかは、予め確認しておく必要があります。
J601テープは、比較的低温でも、
高めの温度と同様にきれいに洗濯できます。
ですから布地を十分に洗浄で
きる範囲内で、最低の洗濯温度を選択してください。
そうすることにより、環境に優しいと同時に衣服の寿
命を超えて長持ちさせることができるでしょう。
環境条件の差異も手入れ方法と同様に、お手持ちの衣服の寿命に影響を与える事があります。
EN471の要求基準に対する衣服の検査を規則的に実施することをお薦めします。
この反射材がEN471の基準を満たしていることを保証するには、
手入れ方法ラベルに記載された情報を確
認しておく必要があります。
*1 オレンジについては60℃で12回の洗濯についてしか保証されません。
*2 ISO 6330 method 2A:
繊維試験に対する家庭洗濯と乾燥過程の規格。
*3 EN471 section 7.4.5.1
EN471 の中で再帰反射材を付けた防護服を洗濯し、洗濯後、輝度を測定する基準を定めている。
Product Sheet - J601 テープ / J601PH テープ
項目
JIS マーク
説明
手洗い
手洗いには、ぬるま湯と刺激性の少ない洗剤を使用し、スポンジ、柔らかい
織布、あるいは柔らかいブラシを用いる事ができます。洗濯した後は、テー
プを清浄な水ですすぎ洗いをする必要があります。
グリースやタールのような頑固な汚れはガソリン、アルコール、ナフサ、あ
るいはテレビン油を用いて部分的に洗浄します。部分洗浄をした後、テープ
は上述の要領で手洗いし、水ですすぎ洗いをしなければなりません。
洗濯機
標準的な家庭用洗濯機を使用し、温度は 30 ℃から 60 ℃で行いま
す。
洗剤
標準の家庭用洗剤。これには酸素系漂白剤が含まれており、高被視
認性衣服類からの着色を軽減します。
設定
「予備洗浄なしで色物」
洗濯時間は、最高温度では最大で 12 分を超えないこと。
全洗濯時間は最大で 50 分を超えないこと。
J601 テープを染料が染み出しやすい布地製品に使用した場合、最初の 2 回は
40 ℃で洗濯することをお奨めします。こうすることにより、染料による着色
を避けられることがあります。
漂白
漂白剤が必要な場合、非塩素系漂白剤以外は使用できません。
洗濯機
タンブル乾燥
家庭用回転乾燥機を使用。設定は普通で低温。
「僅かに湿っている」状態まで乾燥します。乾燥し過ぎは禁物です。
排気温度は 60 ℃を超えないようにします。
寿命を延ばすためには、乾燥前に衣服を裏返す必要があります。
化学洗浄/
ドライクリーニング
ドライクリーニングはお奨めできません。
アイロン掛け
アイロン掛けはしないでください。
大切なお知らせ
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ࡑࡋ࡚ࡑࡢࡼ࠺࡞⏝㏵࡟࠾ࡅࡿ඲࡚ࡢࣜࢫࢡࡣ㉎㈙⪅ࡢ㈐௵࡜࡞ࡾࡲࡍࠋ඲࡚ࡢ௙ᵝࡣண࿌࡞ࡃኚ᭦ࡍࡿࡇ࡜ࡀ࠶ࡾࡲࡍࠋ
オラフォルジャパン株式会社
〒103-0027 東京都中央区日本橋3-12-2 朝日ビルヂング6F
Tel.03-3243-6231(代表)Fax.03-3243-6236
http://www.orafol.co.jp/
Reflexite® は ORAFOL Europe GmbH の登録商標です。
 November 2014, ORAFOL Japan Inc. 02