AWS の使用開始 ウェブアプリケーションのデプロイ AWS の使用開始 ウェブアプリケーションのデプロイ AWS の使用開始 ウェブアプリケーションのデプロイ AWS の使用開始: ウェブアプリケーションのデプロイ Copyright © 2017 Amazon Web Services, Inc. and/or its affiliates. All rights reserved. Amazon's trademarks and trade dress may not be used in connection with any product or service that is not Amazon's, in any manner that is likely to cause confusion among customers, or in any manner that disparages or discredits Amazon. All other trademarks not owned by Amazon are the property of their respective owners, who may or may not be affiliated with, connected to, or sponsored by Amazon. AWS の使用開始 ウェブアプリケーションのデプロイ Table of Contents ウェブアプリのデプロイ ................................................................................................................ 1 AWS Elastic Beanstalk .......................................................................................................... 1 サインアップアプリ .............................................................................................................. 2 Amazon DynamoDB .............................................................................................................. 2 Amazon Simple Notification Service ......................................................................................... 2 セットアップ ................................................................................................................................ 3 Sign Up for AWS .................................................................................................................. 3 アプリのコードをダウンロードする ......................................................................................... 3 IAM ロールを作成します。 ..................................................................................................... 4 ステップ 1: DynamoDB テーブルを作成する ..................................................................................... 5 ステップ 2: SNS トピックを作成する .............................................................................................. 6 ステップ 3: アプリのデプロイ ........................................................................................................ 8 ソースバンドルの準備 ........................................................................................................... 8 アプリの作成 ........................................................................................................................ 9 アプリのテスト ................................................................................................................... 10 デプロイに関する問題のトラブルシューティング ..................................................................... 11 ステップ 4: アプリケーション設定を変更する(オプション) ............................................................ 13 ステップ 5: クリーンアップ .......................................................................................................... 15 AWS Elastic Beanstalk リソースを削除する ............................................................................ 15 Amazon DynamoDB テーブルを削除する ................................................................................ 15 Amazon SNS リソースを削除する ......................................................................................... 16 その他の AWS デプロイオプション ............................................................................................... 17 Related Resources ...................................................................................................................... 18 iv AWS の使用開始 ウェブアプリケーションのデプロイ AWS Elastic Beanstalk Elastic Beanstalk を使用してウェブ アプリをデプロイする AWS を使用して、ウェブアプリを迅速に開発し、オンデマンドで拡張するクラウド環境にデプロイす ることができます。いくつかの AWS デプロイサービスを選択して、自動化と制御を適切に組み合わ せたデプロイソリューションを作成できます。 このチュートリアルでは、お客様がまだ運用の準備ができていない新しいウェブアプリについて作業 していて、その一方で、情報を得るためにサインアップするサイトの訪問者から連絡先情報を収集す る小さなプレースホルダーアプリをデプロイする予定でいると想定します。サインアップアプリは、 潜在顧客に接触するのに役立ちます。潜在顧客は、早期採用者になるか、プライベートなベータテス トに参加する可能性があります。 以下では、AWS Elastic Beanstalk など、これから利用する技術について簡単に説明します (チュー トリアルの実践部分に直接進むには、次のセクションまでスキップしてください)。 AWS Elastic Beanstalk Elastic Beanstalk は、デスクトップからウェブにものの数分でアプリをデプロイするのに役立つ高水 準のデプロイツールです。Elastic Beanstalk がホスティング環境の詳細(容量プロビジョニング、負 荷分散、スケーリング、アプリケーションヘルスモニタリング)を処理するため、お客様が自分で処 理する必要はありません。 Elastic Beanstalk は、Java、PHP、.NET、Node.js、Python、および Ruby で作成されたアプリと、 各言語に対応するさまざまな種類のコンテナをサポートしています。コンテナは、所定の環境で使用 するインフラストラクチャとソフトウェアスタックを定義します。アプリをデプロイすると、Elastic Beanstalk は、EC2 インスタンスなど、1 つ以上の AWS リソースをプロビジョニングします。EC2 インスタンスで実行するソフトウェアスタックは、コンテナタイプに応じて変わります。たとえ ば、Elastic Beanstalk は Node.js 向けには、32 ビット Amazon Linux イメージと 64 ビット Amazon Linux イメージという 2 種類のコンテナタイプをサポートしています。それぞれ、Node.js アプリのホ スティング用に調整されたソフトウェアスタックを実行します。 Elastic Beanstalk とは、AWS マネジメントコンソール、AWS Command Line Interface(AWS CLI)、または eb(Elastic Beanstalk 専用の高水準 CLI)を使用してやり取りできます。このチュー トリアルでは、AWS マネジメントコンソール を使用します。 1 AWS の使用開始 ウェブアプリケーションのデプロイ サインアップアプリ サインアップアプリ このチュートリアルでは、顧客が連絡先情報を送信し、開発中の架空のウェブアプリのプレビューに 興味があることを表明できるサンプルアプリをデプロイします。 アプリは、サーバーサイド JavaScript を使用してネットワークアプリケーションを構築するプラット フォームである Node.js を使って構築します。Node.js はライブラリとランタイムで構成されていま す。ランタイムは、V8 JavaScript Engine によって提供されます。 Node.js は、ノンブロッキングのイベント駆動型 I/O モデルを軸として設計されているため、非常に 拡張性の高いウェブサーバーを開発するときに便利です。サンプルアプリでは、2 つの外部 Node モ ジュールを利用します。Express はウェブアプリケーションフレームワークで、Jade は HTML 文書の 作成に使用できる Node.js テンプレートエンジンです。 AWS には、AWS 用の JavaScript オブジェクトによってコーディングの複雑さを軽減するのに役立つ Node.js SDK が用意されています。サンプルアプリケーションの構築には Node.js SDK を使用しまし た。Node.js SDK の詳細については、「Node.js の JavaScript 用 AWS SDK」を参照してください。 アプリの見かけをよくするために、Bootstrap を使用しました。これは、Twitter プロジェクトから始 まったモバイルファーストのフロントエンドフレームワークです。 Amazon DynamoDB NoSQL データベースサービスの Amazon DynamoDB を使用して、ユーザーが送信する連絡先情報を 格納します。DynamoDB は、スキーマなしのデータベースであるため、指定する必要があるのはプラ イマリキー属性のみです。サンプルアプリでは、キーとして email フィールドを使用します。 Amazon Simple Notification Service 顧客がフォームを送信すると通知されるようにしたいため、Amazon Simple Notification Service(Amazon SNS)を使用します。これは、さまざまなプロトコルで通知を配信できるプッシュ メッセージングサービスです。サンプルアプリの場合は、メールアドレスに通知をプッシュします。 2 AWS の使用開始 ウェブアプリケーションのデプロイ Sign Up for AWS セットアップ このチュートリアルを開始する前に、次のタスクを完了します。 タスク • Sign Up for AWS (p. 3) • アプリのコードをダウンロードする (p. 3) • IAM ロールを作成します。 (p. 4) Sign Up for AWS When you sign up for Amazon Web Services (AWS), your AWS account is automatically signed up for all services in AWS and you can start using them immediately. You are charged only for the services that you use. If you created your AWS account less than 12 months ago, you can get started with AWS for free. For more information, see AWS Free Tier. If you have an AWS account already, skip to the next step. If you don't have an AWS account, use the following procedure to create one. To create an AWS account 1. https://aws.amazon.com/ を開き、[AWS アカウントの作成] を選択します。 2. オンラインの手順に従います。 サインアップ手順の一環として、通話呼び出しを受け取り、電話のキーパッドを用いて PIN を入 力することが求められます。 アプリのコードをダウンロードする AWS のラボの GitHub リポジトリからアプリのコードをダウンロードできます。eb-node-expresssignup repo を開き、[Download ZIP] を選択します。 チュートリアルを実行する際にコードに変更を加えるため、eb-node-express-signupmaster.zip を解凍する必要があります。アプリのコードは、eb-node-express-signup-master ディレクトリに格納されています。 3 AWS の使用開始 ウェブアプリケーションのデプロイ IAM ロールを作成します。 IAM ロールを作成します。 次に、Amazon SNS 通知の発行と DynamoDB テーブルへの項目の挿入のアクセス許可をアプリに付 与する IAM ロールを作成する必要があります。そのロールを AWS Elastic Beanstalk 環境の作成時に アプリケーションを実行する EC2 インスタンスに適用します。 必要なポリシーを含む IAM ロールを作成するには 1. 2. https://console.aws.amazon.com/iam で AWS Identity and Access Management (IAM) コンソール を開きます。 ナビゲーションペインで、[Policies] を選択します。 3. [Create Policy] を選択して、[Create Policy] ウィザードを起動します。 4. [Create Policy] ページで、[Create Your Own Policy] の横にある [Select] を選択します。 5. [Review Policy] ページで、後でポリシーを識別するために役立つポリシー名を入力します。たと えば、「ElasticBeanstalkStartupPolicy」と入力します。 6. eb-node-express-signup-master ディレクトリから iam_policy.json ファイルを開き、 その内容をコピーします。[Policy Document] ボックスにコンテンツを貼り付けます。 7. 準備ができたら、[Create Policy] を選択します。 8. ナビゲーションペインで [Roles(ロール)] を選択します。 9. [Create New Role] を選択して、[Create Role] ウィザードを起動します。 10. [Set Role Name] ページで [Role Name] ボックスにロール名を入力します。[Next Step] を選択し ます。 11. [Select Role Type] ページで、[Amazon EC2] の横にある [Select] を選択して、EC2 インスタンス が AWS サービスを自動的に呼び出せるようにします。 12. [Attach Policy] ページで、[Filter] の横にある [Policy Type] を選択し、さらに [Customer Managed Policies] を選択します。 13. 前に作成したポリシー名の横のチェックボックスをオンにします。[Next Step] を選択します。 14. [Review] ページで、入力した情報を確認し、[Create Role] を選択します。 アクセス権限の詳細については、AWS Elastic Beanstalk 開発者ガイドの「http:// docs.aws.amazon.com/elasticbeanstalk/latest/dg/concepts-roles.html」を参照してください。 4 AWS の使用開始 ウェブアプリケーションのデプロイ ステップ 1: DynamoDB テーブルを 作成する サインアップアプリでは、DynamoDB テーブルを使用して、ユーザーが送信する連絡先情報を格納し ます。 DynamoDB テーブルを作成するには 1. 2. 3. https://console.aws.amazon.com/dynamodb/home にある DynamoDB コンソールを開きます。 メニューバーで、アプリをデプロイするリージョンを選択します。このチュートリアルでは、 [US West (Oregon)] を選択します。 [Create Table] を選択します。 4. 5. 6. [Table Name] に「gsg-signup-app」と入力します。 [Primary Key] に [email] と入力します。[Create] を選択します。 アプリの設定ファイルに次のようにテーブル名とリージョンを追加します。 a. b. テキストエディタで app_config.json ファイルを開きます。 STARTUP_SIGNUP_TABLE の値を「gsg-signup-app」に変更します。 "STARTUP_SIGNUP_TABLE": "gsg-signup-app", c. AWS_REGION の値を 米国西部 (オレゴン) リージョン の us-west-2 に変更します。 "AWS_REGION": "us-west-2", d. 編集内容をファイルに保存します。ファイルは開いたままでかまいません。次のステップで もう一度、変更を加えます。 5 AWS の使用開始 ウェブアプリケーションのデプロイ ステップ 2: SNS トピックを作成す る サインアップアプリは、ユーザーがサインアップするたびに通知します。サインアップフォームの データが DynamoDB テーブルに書き込まれると、アプリは SNS 通知を送信します。最初に、通知の ストリームである SNS トピックを作成する必要があります。次に、通知の送信先と送信方法を SNS に指示するサブスクリプションを作成する必要があります。 Amazon SNS 通知をセットアップするには 1. https://console.aws.amazon.com/sns/にある Amazon SNS コンソールを開きます。 2. [Create Topic] を選択します。 3. [Topic name] に「signup-notifications」と入力します。 [Create topic] を選択します。 4. アプリの設定ファイルに SNS トピックの一意の識別子を次のように追加します。 a. トピックの詳細ページで、[Topic ARN] の文字列をコピーします。各 Amazon リソースネー ム(ARN)の構文は次のとおりです。 arn:aws:[service]:[region]:[account]:resourceType/resourcePath b. まだ開いていない場合は、テキストエディタで app_config.json ファイルを開きます。 c. "NEW_SIGNUP_TOPIC" の値は、最初は空文字列です。 "NEW_SIGNUP_TOPIC": "", 新しい SNS トピックの名前を次のように挿入します。 "NEW_SIGNUP_TOPIC": "arn:aws:sns:us-west-2:123456789012:signupnotifications", d. 最終的に設定ファイルは次のようになります。編集内容をファイルに保存して、ファイルを 閉じます。 { "AWS_REGION": "us-west-2", "STARTUP_SIGNUP_TABLE": "my-signup-table", 6 AWS の使用開始 ウェブアプリケーションのデプロイ "NEW_SIGNUP_TOPIC": "arn:aws:sns:us-west-2:123456789012:signupnotifications" } 5. 6. [Create Subscription] を選択します。 [Create Subscription] ダイアログボックスで、[Protocol] に [Email] を選択します。[Endpoint] ボックスで、通知を受信するメールアドレスを入力します(このチュートリアルでは、確認 メッセージに応答する必要があるため、自分のメールアドレスを入力してください)。[Create Subscription] を選択します。確認ダイアログボックスで [Close] を選択します。 7. メールアプリケーションを開きます。「AWS Notification — Subscription Confirmation」というタ イトルのメールを受け取ります。メールを開き、リンクを選択してサブスクリプションを確認し ます。サブスクリプションの確認が完了したことを確認するには、SNS コンソールでページを更 新します。 7 AWS の使用開始 ウェブアプリケーションのデプロイ ソースバンドルの準備 ステップ 3: AWS Elastic Beanstalk を使用してアプリをデプロイする Elastic Beanstalk を使用してサインアップアプリを簡単にデプロイすることができます。Elastic Beanstalk にアプリバージョン(.zip ファイルなど)をアップロードし、アプリに関する情報を指定 します。Elastic Beanstalk が環境を起動して、コードの実行に必要な AWS リソースをプロビジョニ ングします(Amazon EC2 インスタンスなど)。環境が起動した後は、環境を管理し、新しいアプリ バージョンをデプロイできます。 タスク • ソースバンドルの準備 (p. 8) • アプリの作成 (p. 9) • アプリのテスト (p. 10) • デプロイに関する問題のトラブルシューティング (p. 11) ソースバンドルの準備 Elastic Beanstalk では、単一の .zip または .war ファイルとしてアプリをバンドルする必要があり ます。バンドルには最上位フォルダーを含めることができません。そのため、アプリファイルを含む ディレクトリを圧縮するのではなく、個々のアプリファイルを圧縮する必要があります。 ソースバンドルを準備するには 1. Windows エクスプローラーや Mac OS X Finder などのツールで、アプリフォルダー(eb-nodeexpress-signup-master)を開きます。 2. サブフォルダーを含むフォルダー内のすべての項目を選択します。最上位フォルダー自体は選択 しないでください。 3. 選択した項目を右選択し、その圧縮オプションとして [Send to] > [Compressed (zipped) Folder] (Windows) または [Compress Items] (Finder) を選択します。 8 AWS の使用開始 ウェブアプリケーションのデプロイ アプリの作成 各種ツールを使用してファイルを圧縮する方法の詳細については、『AWS Elastic Beanstalk 開発者ガ イド』の「アプリケーションソースバンドルを作成する」を参照してください。 アプリの作成 Elastic Beanstalk アプリケーションを作成し、新しい環境にアプリバージョンをデプロイします。 アプリケーションと環境を作成するには 1. Elastic Beanstalk コンソール(https://console.aws.amazon.com/elasticbeanstalk/)を開きます。 2. [Create New Application] を選択します。 3. [Application Information] ページで、アプリの名前を入力します。このチュートリアルでは、アプ リの名前を my-startup-app にすることにします。[Next] を選択します。 4. [New Environment] ページで、[Create web server] を選択します。 5. [Environment Type] ページで、[Predefined configuration] を [Node.js] に設定し、[Next] を選択し ます。 6. [Application Version] ページで、[Upload your own] を選択し、[Choose File] を選択したら、作成 したソースバンドルを選択します。[Next] を選択します。 7. [Environment Information] ページで、環境名と一意の環境 URL を入力します。[Check availability] を選択して、その URL が利用可能なことを確認します。[Next] を選択します。 8. [Additional Resources] ページで、[Next] を選択します。 9. [Configuration Details] ページで、[Next] を選択して、すべての設定のデフォルト値を使用しま す。 10. [ Environment Tags] ページで、[Next] を選択します。 11. [Permissions] ページで [Instance profile] を、「IAM ロールを作成します。 (p. 4)」で作成した ロールに設定します。[Service role] の値は変更しないでください。 12. [Next] を選択します。デフォルトのサービスロールを作成するかどうかの確認を求めるメッセー ジが表示されたら、同意してそのロールをお客様の環境に割り当てます。 Note ロールを作成すると、追加のアクセス許可が必要になります。詳細については、『Elastic Beanstalk 開発者ガイド』の「Elastic Beanstalk のユーザーポリシー」を参照してくださ い。 13. [Review] ページで、設定を確認し、[Launch] を選択します。AWS Elastic Beanstalk ダッシュ ボードで、Elastic Beanstalk が環境を作成しアプリをデプロイする様子をリアルタイムで確認で きます。この処理には数分かかります。 9 AWS の使用開始 ウェブアプリケーションのデプロイ アプリのテスト アプリのテスト デプロイが完了し、環境のヘルスステータスが "Green" と表示されたら、アプリの URL を開きます。 フォームに値を入力して、通知が送信されることを確認することで、サインアップアプリをテストで きます。 10 AWS の使用開始 ウェブアプリケーションのデプロイ デプロイに関する問題のトラブルシューティング デプロイに関する問題のトラブルシューティング すべてのステップに従い、URL を開いても、アプリが見つからない場合は、デプロイに問題があり ます。サンプルアプリの場合、nginx サーバーで実行され、デプロイに問題が発生すると「502 Bad Gateway」というメッセージが表示される可能性が高くなります。「502」というメッセージはあま り親切ではありません。デプロイに関する問題をトラブルシューティングするには、Elastic Beanstalk が提供するログが必要になる可能性があります。 たとえば、app_config.json の更新処理時に引用符を 1 つつけ忘れたとします。その場合、デプロ イを終了すると、502 エラーが発生します。どのようにして原因を見つけて問題を修正すればよいで しょうか。 もちろん、このようなエラーは開発中に見つかるよう努力します。しかし、エラーが見つからないま ま稼働した場合、または、単にアプリを更新する場合は、Elastic Beanstalk を利用することで、すば やく簡単にデプロイしなおすことができます。 デプロイに関する問題をトラブルシューティングするには 1. Elastic Beanstalk コンソールの環境のナビゲーションペインで、[Logs] を選択します。 2. [Logs] ページで、[Snapshot Logs] を選択します。環境が更新されるのを待って、[View log file] を選択します。ログファイルで確認できるのは、デプロイ時および実行時にサーバー側で起きた ことだけです。調べる資料はたくさんあり、このチュートリアルではログのさまざまなセクショ ンについては説明しません。しかし、実際に設定ファイルで引用符をつけ忘れた場合は、ログを /var/log/nodejs/nodejs.log までスクロールすると、次のようなエラーが見つかります。 SyntaxError: Unexpected token u at Object.parse (native) at Object.<anonymous> (/var/app/current/server.js:23:15) at Module._compile (module.js:449:26) at Object.Module._extensions..js (module.js:467:10) at Module.load (module.js:356:32) at Function.Module._load (module.js:312:12) at Module.runMain (module.js:492:10) 11 AWS の使用開始 ウェブアプリケーションのデプロイ デプロイに関する問題のトラブルシューティング at process.startup.processNextTick.process._tickCallback (node.js:245:9) undefined:2 "AWS_REGION": us-west-2",^ この場合、「Unexpected token u」というメッセージが表示されるのは、パーサーが文字列 uswest-2" に "u" ではなく引用符が出てくるのを予想していたためです。これで問題が見つかった ので、修正できます。 3. 4. 実際にこの問題をトラブルシューティングする場合は、ローカル環境のアプリコードに戻り、欠 落した引用符を修正します。そして、アップロードする新しい .zip ファイルを作成します。 アプリを再デプロイするには、Elastic Beanstalk ダッシュボードに移動し、[Upload and Deploy] を選択して、更新された .zip ファイルを選択します。 5. バージョンラベルを新しいものに変更します。たとえば、最初のデプロイのラベルが「Archive」 である場合、2 つ目のデプロイのラベルは「Archive-2」とすることができます。 6. [Deploy] を選択します。Elastic Beanstalk によって環境が更新されます。 7. 環境が更新され、"Green" と表示されたら、アプリ URL を使用してアプリをテストします。 12 AWS の使用開始 ウェブアプリケーションのデプロイ ステップ 4: アプリケーション設定 を変更する(オプション) AWS のウェブアプリケーションは、環境変数 theme を使用して適用される CSS を制御しま す。server.js ファイルには、この環境変数をアプリで使用できるようにするために次のステートメ ントが含まれています。 app.locals.theme = process.env.THEME; この環境変数の設定を変更すると、アプリの外観が変更されます。詳細については、アプリのコード の public/static/bootstrap/css/theme および views/layout.jade を参照してください。 この環境変数は更新する最も簡単な方法は、Elastic Beanstalk を使用して環境の設定を更新する方法 です。 Elastic Beanstalk を使用してアプリのテーマを変更するには 1. Elastic Beanstalk コンソールを開きます。 2. 環境のナビゲーションペインで、[Configuration] を選択し、[Software Configuration] を開きま す。 3. [Environment Properties] で、THEME 環境変数を見つけます。値をデフォルト値 (flatly) から次 のいずれかの値に変更し、[Save] を選択します。 • amelia • default • slate 13 AWS の使用開始 ウェブアプリケーションのデプロイ • united 4. Elastic Beanstalk で環境の更新が終了したら、アプリの URL を選択します。アプリの外観が更新 されます。 14 AWS の使用開始 ウェブアプリケーションのデプロイ AWS Elastic Beanstalk リソースを削除する ステップ 5: クリーンアップ 追加料金の発生を防ぐために、Elastic Beanstalk を使用してこのチュートリアル用に作成したアプリ ケーションと環境をクリーンアップする必要があります。 トピック • AWS Elastic Beanstalk リソースを削除する (p. 15) • Amazon DynamoDB テーブルを削除する (p. 15) • Amazon SNS リソースを削除する (p. 16) AWS Elastic Beanstalk リソースを削除する AWS Elastic Beanstalk リソースを削除するには、以下の手順を実行します。 AWS Elastic Beanstalk リソースを削除するには 1. https://console.aws.amazon.com/elasticbeanstalk で Elastic Beanstalk コンソールを開きます。 2. すべてのアプリケーションバージョンを次のように削除します。 a. b. c. 3. 4. アプリの名前を選択してから、ナビゲーションエリアで [Application Versions] を選択しま す。 このチュートリアル用に作成したすべてのアプリケーションバージョンを選択してから、 [Delete] を選択します。 確認を求めるメッセージが表示されたら、[Delete] を選択します。 d. [Done] を選択します。 次のように環境を終了します。 a. [Environments] を選択してから、お客様の環境を選択します。 b. [Actions]、[Terminate Environment] の順に選択します。 c. 確認を求めるメッセージが表示されたら、[Terminate] を選択します。 [Actions] を選択してから、[Delete Application] を選択します。確認を求めるメッセージが表示さ れたら、[Delete] を選択します。 Amazon DynamoDB テーブルを削除する Amazon DynamoDB テーブルを削除するには、以下の手順を実行します。 15 AWS の使用開始 ウェブアプリケーションのデプロイ Amazon SNS リソースを削除する Amazon DynamoDB テーブルを削除するには 1. https://console.aws.amazon.com/dynamodb/ にある DynamoDB コンソールを開きます。 2. 3. ステップ 1 で作成したテーブルを選択します。 [Delete Table] を選択します。 4. [Delete this table] を選択してから、[Delete] を選択します。 Amazon SNS リソースを削除する Amazon SNS リソースを削除するには、以下の手順を実行します。 Amazon SNS サブスクリプションを削除するには 1. https://console.aws.amazon.com/sns/にある Amazon SNS コンソールを開きます。 2. 左のナビゲーションペインで、[Subscriptions] を選択します。 3. サブスクリプションのリストでトピックを選択し、[Actions] を選択したら、[Delete subscription(s)] を選択します。 4. [Delete] を選択します。 Amazon DynamoDB テーブルを削除するには 1. 2. https://console.aws.amazon.com/dynamodb/ にある DynamoDB コンソールを開きます。 ステップ 1 で作成したテーブルを選択します。 3. 4. [Delete Table] を選択します。 [Delete this table] を選択してから、[Delete] を選択します。 16 AWS の使用開始 ウェブアプリケーションのデプロイ その他の AWS デプロイオプション このチュートリアルでは、AWS Elastic Beanstalk の基本的な機能について説明します。ただ し、Elastic Beanstalk には他にも多数の機能があり、また、AWS で使用できるデプロイソリューショ ンの 1 つにすぎません。別の方法として、AWS OpsWorks を使用してアプリケーションをデプロイ し管理することもできます。自分で何もかもやりたい場合は、Amazon Elastic Compute Cloud、AWS CloudFormation、Amazon CloudWatch、Auto Scaling を使用して独自のデプロイフレームワークを構 築することもできます。適切なデプロイソリューションの選択方法の詳細については、「AWS のアプ リケーション管理」を参照してください。 Elastic Beanstalk などの AWS デプロイオプションの詳細については、次のリソースをご覧くださ い。 Elastic Beanstalk の詳細情報 • Elastic Beanstalk を使ってアプリを管理する方法に関する完全なドキュメントについては、「AWS Elastic Beanstalk 開発者ガイド」を参照してください。 • Elastic Beanstalk CLI については、「eb コマンドラインインターフェイス」を参照してください。 • eb を使って Node.js アプリケーションをデプロイする方法については、「eb と Git を使用して Node.js で AWS Elastic Beanstalk アプリケーションをデプロイする」を参照してください。 • Elastic Beanstalk アプリのコンポーネントとアーキテクチャの詳細については、「AWS Elastic Beanstalk の仕組み」を参照してください。 • ソースバンドルに設定ファイルを含めることにより、アプリケーションをデプロイすると同時に環 境をカスタマイズすることができます。詳細については、「AWS Elastic Beanstalk 環境のカスタマ イズと設定」を参照してください。 その他の AWS ソリューション • AWS OpsWorks の詳細については、『AWS OpsWorks ユーザーガイド』を参照してください。 • 独自のデプロイ時に一般に使用する個々のサービスの詳細については、『Amazon EC2 入門ガイ ド』、『AWS CloudFormation ユーザーガイド』、『Amazon CloudWatch 入門ガイド』、『Auto Scaling 入門ガイド』を参照してください。 • AWS Toolkit for Visual Studio には、デプロイツールが含まれています。詳細については、「スタン ドアロンデプロイツール」を参照してください。 • AWS Toolkit for Eclipse にも、デプロイオプションがあります。詳細については、「AWS Toolkit for Eclipse の使用開始」を参照してください。 17 AWS の使用開始 ウェブアプリケーションのデプロイ Related Resources The following table lists some of the AWS resources that you'll find useful as you work with AWS. Resource Description AWS Products & Services Information about the products and services that AWS offers. AWS Documentation Official documentation for each AWS product, including service introductions, service features, and API reference. AWS Discussion Forums Community-based forums for discussing technical questions about Amazon Web Services. Contact Us A central contact point for account questions such as billing, events, and abuse. For technical questions, use the forums. AWS Support Center The hub for creating and managing your AWS Support cases. Also includes links to other helpful resources, such as forums, technical FAQs, service health status, and AWS Trusted Advisor. AWS Support The home page for AWS Support, a one-on-one, fastresponse support channel to help you build and run applications in the cloud. AWS Architecture Center Provides the necessary guidance and best practices to build highly scalable and reliable applications in the AWS cloud. These resources help you understand the AWS platform, its services and features. They also provide architectural guidance for design and implementation of systems that run on the AWS infrastructure. AWS Security Center Provides information about security features and resources. AWS Economics Center Provides access to information, tools, and resources to compare the costs of Amazon Web Services with IT infrastructure alternatives. 18 AWS の使用開始 ウェブアプリケーションのデプロイ Resource Description AWS Technical Whitepapers Provides technical whitepapers that cover topics such as architecture, security, and economics. These whitepapers have been written by the Amazon team, customers, and solution providers. AWS Blogs Provides blog posts that cover new services and updates to existing services. AWS Podcast Provides podcasts that cover new services, existing services, and tips. 19
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