運賃改定のお知らせ 平成26年3月吉日 拝啓 お客様には、いつもタクシーをご利用いただき、誠にあり がとうございます。 平成25年12月24日に、17 年ぶりに京都市域地区※1の新自 動認可運賃(改定率9.9%)が公示され、消費税率変更 消費税率変更による 消費税率変更による転 による転 嫁を含めた形 めた形で、平成26 平成26年 26年4月1日(火)より運賃改定 より運賃改定が 運賃改定が実施さ 実施さ れることとなりました。 れることとなりました。改定は初乗り距離短縮方式(2キロ→1. 7キロ)で実施されるため、より近距離 近距離がご 近距離がご利用 がご利用しやすく 利用しやすくなります。 しやすく 今後も、より一層の安全・安心・快適なタクシーサービス提供に 努めてまいりますので、ご理解とご協力のほどお願い申し上げます。 敬具 ※1. 京都市域地区 【京都市(旧京北町を除く)、向日市、長岡京市、宇治市、八幡、城陽市、京田辺市、木津川市、乙訓郡、久世郡、綴喜郡、相楽郡の地域】 旧運賃( 旧運賃(一部を 一部を抜粋・ 抜粋・消費税5 消費税5%を含む) 中型車 初乗り運賃 小型車 加算運賃 初乗り運賃 加算運賃 上限運賃 2.0km 2.0km 650円 339m毎80円 2.0km 2.0km 640円 385m毎80円 B 運賃 2.0km 2.0km 640円 344m毎80円 2.0km 2.0km 630円 391m毎80円 C 運賃 2.0km 2.0km 630円 350m毎80円 2.0km 2.0km 620円 397m毎80円 新運賃( 新運賃(一部を 一部を抜粋・ 抜粋・消費税8 消費税8%を含む) 中型車 初乗り運賃 小型車 加算運賃 初乗り運賃 加算運賃 上限運賃 1.7km 620円 276m毎80円 1.7km 610円 313m毎80円 B 運賃 1.7km 610円 313m毎80円 1.7km 600円 318m毎80円 下限運賃 1.7km 600円 318m毎80円 1.7km 590円 324m毎80円 一般社団法人 京都府タクシー協会/京都タクシー業務センター タクシー運賃の改定に ご理解を 京都市域タクシー事業者は、消費税率変更にともなう増税分転嫁とともに運賃改定を実施し、 平成26年4月1日より新運賃で営業させていただきます。ご利用者の皆様にはご負担をお かけすることになりますが、ご理解いただきますようお願いします。 かつて同一運賃だった東京・大阪・神戸など六大都市とは運 賃の差が広がり、特に京都の近隣地区(大津市・亀岡市・大阪 市・奈良市)との格差は最大 40%以上にひらいています。 例えば5 えば5キロ 小型( 小型(普通車) 普通車)タクシーに乗 タクシーに乗ったとしたら 京都市→1280円 大津市→1800円 大阪市→1440円 奈良市→1720円 亀岡市→1560円 となります。 車両価格・燃料費などの事業経費は他の地区と、差はありませ ん。 労働条件の改善により 良質な乗務員の確保 京都のタクシー乗務員の平均年収は約308 万円で、府内他産業との賃金格差は拡大し ています。若年層が魅力を感じる事業にして いくためにも労働条件の改善が必要です。 皆様の多様なニーズにお応えするため、京 都のタクシーは、サービスメニューの拡大、の りば・おりばの環境整備、障がいのある方にも 使いやすい車両の導入を進めています。 一般社団法人 京都のタクシー運賃は平成9年から17年間 据え置かれたままです。この間に、数回の運 賃改定を行った地域とでは、運賃で大きな 格差が生じています。 平成25年度賃金構造基本統計調査報告〔厚生労働省〕によ れば、京都のタクシー乗務員と同地区の一般産業労働者の 「平均年間所得」と「平均労働時間」は次のようになっています。 ・タクシー乗務員 ・府内一般労働者平均 平均年間所得 平均年間所得 月間労働時間 月間労働時間 3,077,900円 215時間 5,261,200円 183時間 このままでは良質な乗務員の確保がますます困難になりま す。その結果、何よりも大切な安全運行にも影響を与える恐れ も指摘されています。 平成23年度の京都市域内のタクシー事業の場合、収入10 0に対する事業経費は105となっています。つまり、平均的な 事業運営を行っている場合、経常的に約5%の赤字を生み出 している状態にあります。 タクシーは皆様の日常の足で、重要な公共交通機関です が、民間事業者が行っている事業であるため健全な経営基盤 の確立は絶対に必要です。必要経費の上昇は、ここ数年の燃 料価格の高騰や各種保険料の上昇が主因で、どちらも、今後 も上昇・高止まりすることが予想されています。 さらに便利で 使いやすいタクシーを 全国最安値水準 京都のタクシー 経営基盤を確立して 信頼されるタクシーに 京都のタクシー事業は、モータリゼーションの 普及等による需要減少に直面しています。ま た、燃料価格の上昇など経営を取り巻く状況 は、更に厳しくなりつつあります。 運賃は日本一安い水準にある京都のタクシーですが、サービ スは全国上位にあるとの定評があります。多様化する利用者ニ ーズに更にお応えするため、車両のグレードアップ、GPS 導入に よる迅速な配車、電子マネー決済機の導入などサービス向上に 努めています。また、福祉タクシー共同配車センターの運営な ど、社会的要請にお応えする事業にも取り組んでいます。 更に、高齢化社会に対応し、車いすや介助が必要な方もご利 用しやすい「ユニバーサル・デザインタクシー」や「リフト付き介護 タクシー」の導入も進めるほか、子育て世代を応援し、子育ての お母様の送迎やお子様の通園・通学などにもお使いいただける 「子育てタクシー」も運行しています。 京都府タクシー協会 労働時間と賃金(平成25年度速報値) ●月間労働時間(府県別対比) タクシー事業の収入と原価構成比較(平成23年度) タクシー乗務員の労働条件は、一般産業に比べた場合、平均年間賃金で約218 万円低く、逆に平均月間労働時間は32時間長いとの調査結果が出ています。タク シー事業経費のうち、約7割は人件費であり、労働条件改善のためには、運賃改定 が絶対に必要となります。 タクシー乗務員(男性) 単位:時間 210 200 215 204 202 201 1 その他運送費, 15.7% 車両償却費, 2.94% 車両修繕費, 1.81% 燃料油脂費, 8.5% 0.8 0.6 198 196 営業外費用, 0.9% その他管理費, 2.26% 全産業男子労働者 216 220 1.2 収入, 100.00% 187 182 190 180 182 182 181 179 183 0.4 人件費, 73.1% 180 173 0.2 170 160 0 収入 150 全国 東京 愛知 大阪 兵庫 滋賀 奈良 京都 法人タクシー乗務員数の変化(~平成25年度) ●年間賃金水準(府県別対比) 平成22年度 タクシー乗務員(男性) 単位:万円 全産業男子労働者 運送原価 平成23年度 平成24年度 平成25年度 11500 11300 643.47 11227 11217 11197 11219 11211 11220 11180 11189 11161 11200 11086 650 11100 571.97 549.27 550 524.1 523.88 541.81 526.12 10900 11121 11103 11116 11089 11091 11069 10700 10817 11022 11011 10992 497.6 10850 10500 402.95 10942 10908 10764 10696 450 11032 10642 10617 10604 10531 359.79 350 298.02 10300 294.75 307.79 307.32 278.59 10100 285.93 9900 250 10454 10398 10327 10295 10297 10304 10275 10277 10232 10222 10231 10184 10142 10111 10028 9976 9700 150 9500 全国 東京 愛知 大阪 兵庫 滋賀 奈良 京都 4月 5月 6月 7月 8月 一般社団法人 京都府タクシー協会 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 【京都市域地区】 現行上限運賃と改定上限運賃の比較 21.0km 三千院 5,570 4,640 (注)1.距離制運賃の比較である。 2.距離と目的地の関係は目安である。 3.時間距離併用運賃が加算された場合は、この額よりも高くなる。 4.深夜早朝割増の時間帯を除く。 10.9km 宝ヶ池 3,010 2,560 9.3km 竜安寺 2,610 2,160 3.7km 府庁 1,170 1,040 9.7km 苔寺 2,690 2,320 8.0km 銀閣寺 2,290 1,920 5.4km 平安神宮 1,570 1,360 2.4km 四条河原町 830 800 3.1km 清水寺 1,010 880 JR 京都駅 43.2km 大阪空港 11,250 9,280 1.3km 東寺 610 640 8.4km 桃山城 2,370 2,000 (例) メーター表示額 16.0km 平等院 4,290 3,600 改定(小型)1.7km 現行(小型)2.0km
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