2D/3D Amusement Graphics Accelerator

2D/3D Amusement Graphics Accelerator
Graphics LSI
&
Development
SiS315
は、
台湾SiS社の256ビット・グラフィックスアクセラレータファミリーの第二世代の製品です。529ピンのPBGAパッケ
ージに封入されたSiS315は、
4X及び2XのAGPコントローラ及び256ビットの3D/2Dグラフィックスエンジン、
動き補償MPEG1/MPEG-2アクセラレータを集積したチップです。SDR/DDRメモリに対応した完全128ビット幅のデータバスをサポートして
います。128ビットの2Dエンジンを内蔵したことにより、
毎秒5.3ギガバイトに達する最大メモリバンド幅を使用した、
超高速の2D
処理が可能です。最適化された3Dパイプラインアーキテクチャにより、
テクスチャの読込や、
Zバッファの読込/書込み、
ディスティネ
ーション読出しの遅延によるオーバーヘッドを削減することで、
テクスチャ、
Zバッファ及びアルファブレンディングが全て使用されて
いる状態でも、
ピーク性能の90%以上の処理を行うことが可能です。またSiS315は、
ビデオアクセラレータ及び非常にスムースな
DVDやHDTVの再生を可能にする高性能DVD/HDTV動き補償アクセラレータを内蔵しています。12ビットDDR (Dual Data
Rate) あるいは24ビットSDR (Single Data Rate) デジタルインタフェイスを内蔵したことにより、
プライマリCRTディスプレイか
ら独立した2つのセコンダリディスプレイをサポートしています。
SiS315の特長
対応バス
表示メモリ・インタフェイス内蔵
・PCI (Rev2.2, 66MHz)
・AGP (2.0 Compliant, 4X, 266MHz)
・SDR/DDR SGRAM/SDRAMにインタフェイス可能
・最大128Mバイト (線形アドレッシング可能)
・最大5.3Gバイト/秒のメモリバンド幅
高性能256-bit 3Dエンジンを搭載
解像度、カラー、
フレームレート
・ポリゴン描画性能:最大毎秒1000万ポリゴン
・ピークフィルレート:最大毎秒3億3300万ピクセル
・最大クロック周波数:166MHz
・∼366MHzのピクセル・クロックをサポート
・∼2048×1536ピクセル、
∼1600万色を表示可能
・4096×4096までの仮想描画空間をサポート
高性能T&L (座標変換、光源計算) エンジンを搭載
高性能2Dエンジンを搭載
電力制御機能内蔵
・パイプライン化された128-bit Bitbltエンジン
その他にも多くに機能を内蔵
ビデオ・アクセラレータを搭載
RAMDAC、
クロック・ジェネレータ、CRT FIFO、
FLASH ROMインタフェイス、VIPインタフェイス他
・オーバーレイ機能付きビデオウインドウ
・カラースペース変換機能
・ビデオデコーダ・インタフェイス内蔵他
半導体プロセス
・0.15ミクロン、1.8ボルトCMOSプロセス
MPEG-1、MPEG-2ビデオデコーダをサポート
パッケージ
・529ピン、35mm×35mm PBGAパッケージ
リアルビジョンの提供するソリューション
SiS社のグラフィックスLSI製品は、
本来パソコン用に開発された製品ですが、
リアルビジョンは、
非パソコン分野で応用することが可能となるよう、
対応アプリケ
ーションごとにデバイスドライバ、
アプリケーション用ライブラリ、
評価ボードなどをパッケージしたSDK(ソフトウエア・ディベロップメント・キット)を供給するこ
とで、
以下のソリューションを提供します。
・開発リードタイム無しで直ちにアプリケーションを開発開始可能
アプリケーション分野としては、以下の分野をターゲットとしています。
・業界最高水準のグラフィックス性能
・パチンコ用ビデオ・ディスプレイ・コントローラ
・多様なビデオインタフェイス
・パチスロ向けビデオ・ディスプレイ・コントローラ
・LSI開発コスト無し
・ハード的な差別化が可能
・業務用ビデオゲーム機
・アプリケーションに最適化されたライブラリ
・その他
・扱い易いPCベースの開発環境
SiS社について
註)SDKは、
現在SiS315の全ての機能をサポートしてる訳ではありません。
SiS315使用システムのブロックダイアグラム
SiS社 (Silicon Integrated Systems Corp.) は、
CRT
Monitor
1987年に設立された台湾の新竹を本拠地とするコ
アロジックLSI及びグラフィックスLSIの半導体メーカ
Video Decoder
ーです。自社に最先端の半導体プロセスを有し (現在
8
64/128-bit
0.15ミクロンのプロセスを量産に使用中) 、高い製
Feature
Connector
NTSC
PAL
TV
品開発能力を有する会社として評価されています。
註)
※この資料の内容は、
お知らせすること無しに変更される場合があります。
※この資料で使用されている、下記の登録商標あるいは商標は、
それぞ
れを所有する会社あるいは組織に帰属します。
SiS, SiS315, PCI, AGP
FRAME
BUFFER
529-pin
PBGA
32-bit
AGP BUS
'2003 RealVision Inc. All Right Reserved Worldwide. Printed on January 2003. Rev. 2.0
24
CRT
Monitor
BIOS
LCD
Monitor
Graphics LSI
&
Development
Graphics Accelerator Summary
SiS315 グラフィックLSIの概要
3Dアクセラレータの概要
ディスプレイ・メモリ・コントローラ
マイクロソフト社のDirect3DとOpenGLのアクセラレーションを目標として、
SiS315は、高度のバランスをもつパイプライン3Dアーキテクチャにより、素晴らし
い品質での高いフィルレートと、ポリゴンレートを実現しています。SiS315の高性
能かつ高品質な3Dレンダリングのための主要なテクノロジとして、以下の機能の
集積が挙げられます。
SiS315のディスプレイメモリコントローラは、
ディスプレイメモリのためのタイミング
を生成します。以下のDRAMのタイミングをサポートしています。
・コマンドキュー
・T&Lエンジン
・セットアップエンジン
・テクスチャキャッシュ
・パイプライン化レンダリングエンジン
■256ビット3Dエンジンを内蔵
・32ビット浮動小数点フォーマットに対応したVLIWジオメトリ変換/光源計算器を内蔵
・32ビット浮動小数点フォーマットに対応したVLIWトライアングル・セットアップエンジン
を内蔵
・2つのピクセルレンダリング・パイプラインと2つのテクスチャユニットを内蔵
・ハードウエア化されたステレオ自動レンダリングエンジンを内蔵
・テクスチャフェッチのためにAGP 4×266MHz動作をサポート
・3Dエンジンの最大クロックレート:166MHz
・ピークポリゴンレート:毎秒10Mポリゴン(グーローシェーディング、ポイントサンプル、
リ
ニア及びバイリニアテクスチャマッピング使用、1ピクセル/ポリゴンの場合)
・ピークフィルレート:毎秒333Mピクセル、毎秒666Mテクスチャ
(グーローシェーディング、
2つのバイリニア・テクスチャ、Zバッファ及びアルファ・ブレンディング使用時)
■ 高品質3Dエンジンを内蔵、
以下の機能をサポート
・フラット及びグーローシェーディング
・高品質ディザリング
・Zテスト、
ステンシルテスト、
アルファテスト、
シーザースクリッピングテスト
・ROP(ラスターオペレーション)
・Zバッファ、
ステンシルバッファ、
アルファバッファ
・16/24/32ビットの整数Zバッファ形式及び32ビット浮動小数点形式のZバッファ
・16/32 bppのレンダ−バッファ形式
・1/2/4/8ビットのステンシルバッファ
・ピクセル毎のテクスチャパースペクティブコレクション
・ポイントサンプル及びバイリニア・テクスチャフィルタリング
・単一サイクル内で、2つまでの複数バイリニア・テクスチャ
・単一サイクル内で、2つの複数テクスチャを持ったピクセルを1個まで処理可能
・最大テクスチャサイズ:2048×2048
・4角形テクスチャ
・16/24/32 bppのRGB/ARGBテクスチャ形式
・DX1、DX3、DX5テクスチャ圧縮フォーマット
・テクスチャの透明、
ブレンディング、
ラッピング、
ミラー及びクランピング
・フォギング及びアルファブレンディング
・頂点フォギングとフォグテーブル及びT&Lベースの頂点フォグレンジ
・スペキュラライティング
・バックフェイスカリング
■ 高性能VLIW T&Lエンジンを内蔵
・オブジェクト空間のスクリーン空間への変換
・バックファイス・カリングをサポート
・点、
スポット、
スペキュラ及びフォグを含む最大10個までの有効な光源をサポート
・ハードウエア化されたビューボリュームクリッピング
・2つのサイドライティング
・プライマリ及びセコンダリカラーマージング
■ 高性能コマンドキューを内蔵
2Dグラフィックス・エンジン
SiS315には、性能を向上させるための強力な2グラフィックスエンジンが集積され
ており、256ラスター動作、矩形フィル、台形フィル、色拡張、拡大色拡張、
スタイ
ルパターン付き線描画、透明BitBlt、複数スキャンライン描画、矩形クリッピング等
の機能を持っています。また、
GDI2000標準に対応した機能として、
ストレッチBitBlt、
アルファブレンディングBitBlt、
グラディエント・フィル、
アンチエリアス文字をサポー
トしています。
SiS315は、単一サイクルでのリード/ライトとSGRAMのブロックライト機能をサ
ポートしています。拡張256色(8bpp)、
32000色及び64000色High Color (16bpp)、
1680万色True Color (32bpp)の全てのグラフィックスモードで上記の機能をサ
ポートします。
■SGRAM → 256K×32、512K×32、1M×32、2M×32
■SDRAM → 1M×16、4M×16、2M×32、8M×16
■DDR SGRAM → 512K×32、1M×32、2M×32
■DDR SDRAM → 4M×16、2M×8、2M×16
SiS315のDRAMコントローラの最大周波数は、166MHzです。このDRAMコント
ローラは、128ビットのDDR DRAMインタフェイスで5.3Gバイト毎秒のバンド幅まで
をサポートします。DRAMの容量は、128Mバイトのフレームバッファサイズまでがサ
ポートされており、
これにより低いバンド幅のAGPメモリ内のテクスチャバッファの
変わりに最大バンド幅をもつテクスチャバッファを使用することが出来ます。
DRAMコントローラは、
パイプライン設計されており、最適化されたDRAMアービタ
ーとSDRAMピンポンバンク動作が、SDRAMの最大使用レートを実現するよう
DRAMのプリチャージ時間を減らすためにインプリメントされています。128ビットの
外部及び内部データバスは、128ビットDDR DRAMを最大効率で使用できるよう、
データスループットが設定されています。
デジタル・ビデオ・インタフェイス
SiS315は、2つのデジタルビデオインタフェイスとVGAモニタの双方にビデオデー
タをそれぞれ独立に表示することが可能な、230MHzのデュアルデータレートで動
作する2つの高速デジタルビデオ・エンコーダを内蔵しています。出力信号形式に
は、RGB888、RGB666とディザがかけられたRGB666のビデオ形式が含まれます。
SiS315のコンパニオンチップであるSiS301ビデオブリッジは、NTSC及びPAL標
準をサポートし、
ビデオDAC、
アンチフリッカー回路、
コンポジット及びSビデオ検
出回路が集積されています。また、RGB形式の出力とスケールされたTMDSフラ
ットパネル出力をサポートしています。
デジタルビデオインタフェイスの独立したディスプレイが接続可能です。セカンダ
リCRTは、
プライマリCRTと同時に表示を行うことが可能です。プライマリCRTか
ら独立して、別のフレームレート、別のディスプレイバッファ及び別の表示カラーデ
プスにより表示を行うことが可能です。TVのためのアンダースキャンスケーリング
やLCDディスプレイのためのオーバースキャンスケーリングを行うことも可能です。
また、水平及び垂直位置の調整機能も内蔵しています。
解像度、
カラー及びフレームレート
SiS315には、最大366MHzのピクセルクロックをサポートすることが可能な、
プロ
グラマブル24ビットTrue Color RAMDACを内蔵しており以下の表示モードでの
表示が可能です。また、4096×4096までの仮想スクリーンをサポートしています。
解像度
640×480
1024×768
1280×1024
1600×1200
1920×1440
2048×1536
低解像度モード
表示色数
16/256/32K/64K/16M色
256/32K/64K/16M色
256/32K/64K/16M色
256/32K/64K/16M色
256/32K/64K/16M色
16/256/32K/64K/16M色
リフレッシュ
85Hz
85Hz
85Hz
85Hz
85Hz
85Hz
走査モード
ノンインタレース
ノンインタレース
ノンインタレース
ノンインタレース
ノンインタレース
ノンインタレース
AGP/PCIバス・インタフェイス
SiS315は、PCIあるいはAGPバスにグルーロジックなしで直接接続することが可
能であり、32ビットのアドレスをデコードし、適切な制御ラインに対して応答します。
また、8ビット、16ビット及び32ビットデバイスとしてI/O及びメモリアクセスの両方を
実行することができます。
SiS315のAGPバスインタフェイスには、AGP 4Xモードの完全なサイドバンド及び
パイプラインコマンドの機能がインプリメントされています。1つの16ビットコマンド
FIFOが、AGPリード・アクセスの遅延時間を削減するために内蔵されています。
AGPインタフェイスは、MPEGのコマンドリード、3Dエンジンのテクスチャリード、
3Dエンジンの頂点データリード及び2Dソースデータリードで使用されます。最大
1000MB毎秒のバンド幅の為に、266MHzまでのAGP 4Xクロックを入力すること
が可能です。
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