CanPass ノート

兵庫教育大学
電子 ポートフォリオ・システム
CanPassノート
[ 2011年度入学生用 ]
あこがれの教師になるためのロードマップ
∼私の可能性がつまっている∼
国立大学法人
CanPass ノート ~あこがれの教師になるためのロードマップ~
はじめに
CanPass ノートとは、兵庫教育大学電子ポートフォリオ・システムの名称です。
2011 年度以降に入学した学部生を対象に運用されています。
LiveCampus ポータルシステム(以下、LiveCampus)の一部として機能が提供されています。
本マニュアルと併せて、
「教員養成スタンダードハンドブック」もご覧ください。
趣旨・目的
CanPass ノートには、みなさんが在学中に学習・体験したことやその成果物を記録します。それ
らの活動記録は、教員養成スタンダードに基づく自己評価を行ったり、次なる課題を発見したりする
際の重要な資料となります。また、活動記録以外にも、目標や自己評価、振り返りの内容を記録しま
す。それらを参照することで、大学生活を通じた学びの軌跡を把握し、自らの成長を実感することが
できます(次ページ参照)。
4 年次後期に開講される「教職実践演習」では、大学での授業等を通して身に付けた専門的知識・
技能が有機的に統合され、教員として必要な実践的資質能力として最終的に形成されていることを確
認します。その確認には CanPass ノートを用います。
 CanPass ノートを積極的に利用しましょう
 CanPass ノートにはさまざまな情報を記録することができ、紛失・散逸するおそれがありません。
自己評価の際に、どこに情報が記録されているかを把握しやすく、複数の資料を用いた総合的な
評価もできます。
 資質能力を確認するために蓄積しておくべき情報や考えるべき事項が明示されているため、最初
は振り返りの方法がわからなくても、自然と振り返りができるようになります。
 クラス担当教員は CanPass ノートを閲覧することができるため、その内容を踏まえた指導や助言
を受けられます。
 同級生も利用するため、相互評価をしたり、特定の項目について議論をしたりできます。
1
2
活用方法
CanPass ノートに何を蓄積し、どのように活用するかはみなさんの創意工夫にかかっています。
例えば、次のように使うことができます。
 自己評価を参考に、不足している資質能力を把握し、それを補う授業科目や講座に参加する
 文章表現や自己表現の練習の場とする
 教員採用試験等の前に、これまでの学びの集大成となる凝縮ポートフォリオを作成し、面接試験へ
臨む
利用にあたっての注意事項
セキュリティ・プライバシーに関する注意事項
CanPass ノートは、学生本人とその指導教員のみに公開されます。
CanPass ノートを通じて、個人のプロフィールや成績を閲覧することが可能なため、ID とパスワー
ドを厳重に管理し、離席・終了する際は必ずログアウトしてください。
システムに関する注意事項
 推奨ブラウザ
CanPass ノートでは、以下のブラウザの使用を推奨しています。
 InternetExplorer 7.0、8.0 (Windows 版)
 Firefox 3.0 以上(Windows 版)
 Safari2.0、3.0、4.0 (MacOS 版)
 Firefox 3.0 以上 (MacOS 版)
 タイムアウト
最後にボタンを押してから 60 分以上経過すると、自動ログアウト画面が表示されます。
このような画面が表示された場合は、再度ログインし直してください。
データは自動保存されないため、自動ログアウトすると入力途中のデータは失われます。作業を中
3
断する際は、データを保存したことを確認し、必ずログアウト処理を行ってください(ログアウト方
法については次項を参照)。
※ CanPass ノートでは自動ログアウトするまでの残り時間は表示されません。
 接続可能な場所
CanPass ノートは、学内のパソコンからのインターネット接続による利用が可能です。
※ 現在、携帯電話には対応していません。
利用方法
ログイン
LiveCampus へログイン
→【教務・自学自習】を選択
→【CanPass ノート】を選択
→ CanPass ノートへ移動
LiveCampus へログインしている状態であれば、再度、CanPass ノートへログインをする必要はあ
りません。
ログアウト
画面右上の【ログアウト】ボタンをクリックすると、CanPass ノートが閉じ、LiveCampus の【教
務・自学自習】画面へ戻ります。
基本操作
画面の切り替え
【ポートフォリオ】【デザイン設定】ボタンを押すと、対応する画面に切り替わります。
 【ポートフォリオ】・・・ 目標や日々の活動内容、振り返り、自己評価などを入力します。
 【デザイン設定】・・・ 色を選択できます。デフォルトでは青色系が設定されています。
4
CanPass ノートの構成
CanPass ノートは、
【①メインカテゴリー】→【②サブカテゴリー】→【③項目】という 3 階層にな
っています。
①メインカテゴリー
②サブカテゴリー
③サブカテゴリー名を押すと、項目が表示されます
① メインカテゴリー
メインカテゴリーボタンを押すと、ボタンの下にサブカテゴリー名が表示されます。
メインカテゴリーボタンを再び押すと、サブカテゴリー名が非表示になります。
※ 1年生の画面には、2~4年次に入力する項目が表示されません。
② サブカテゴリー
サブカテゴリー名を押すと、画面右に項目が表示されます。
③ 項目
これまでに入力した内容を参照することができます。
【更新する】もしくは【追加する】ボタンを押すと、入力画面へ移動します。
サブカテゴリーの並び替え・非表示
サブカテゴリーを表示しすぎて見づらくなった場合、右上にあるボタンで、表示状態を変更すること
ができます。
5
 【▲】【▼】ボタン・・・サブカテゴリーの表示順序を入れ替えます
 【― 】【☐】ボタン・・・サブカテゴリーの表示を折り畳みます/開きます
折り畳むと、サブカテゴリー名とボタンのみが表示されます。
元の状態に戻す場合は【☐】ボタンを選択してください。
 【×】ボタン・・・サブカテゴリーを個別に非表示にする
 【☒ 全てを閉じる】ボタン・・・すべてのサブカテゴリーを一度に非表示にします
 【↑ページトップへ】ボタン・・・ページトップへ移動します
表示状態の保存
通常、ログイン時にはメインカテゴリーボタンのみが毎回表示されます。
例えば、作業を一時中断する場合や頻繁に参照する項目がある場合は、画面左下の【 表示状態を
保存】ボタンを押すと、現在表示されているサブカテゴリーが次回以降も最初から表示されるように
設定することができます。
通常の設定に戻したい場合は、
【☒ 全てを閉じる】ボタンを押して、すべての項目を閉じてから【
表示状態を保存】ボタンを押します。
入力
入力画面は以下のように表示されます。そして、入力欄には次の 3 種類があります。
 自由記述欄(入力できる文字数に制限があります)
 選択肢の中から自分に該当するものを選択する欄
 電子ファイルをアップロードする欄
前の画面に戻ります
入力内容を保存します
※ 保存の際は、画面下部の【更新する】あるいは【追加する】ボタンを必ず押してください。
【更新する】・【追加する】ボタンを押さずに、画面上部の【学生情報へ戻る】ボタンを押すと、
入力内容は保存されずに消えます。
※ タイムアウトに注意し、適宜、入力内容の保存を行ってください。
6
 アップロードとは
イメージとしては、CanPass ノートに電子ファイルを記録する作業です。
アップロード後に表示されるファイル名をクリックすれば、何度でも記録したファイルをダウンロー
ドすることができます。
実習記録などの紙媒体については、スキャナ等を利用して電子化してください。
 【更新する】と【追加する】の違い
 【更新する】
・・・以前入力した内容が上書きされます。
 【追加する】
・・・以前入力した内容は変更されず、新規追加されます。
出力
サブカテゴリー項目が表示状態になっていると、
【CSV 出力】
【EXCEL 出力】というボタンが表示
されます。これらをクリックすると、画面に表示されているデータを csv 形式、あるいは xls 形式で
出力することが可能です。使用しているパソコンに Microsoft Excel がインストールされているなら、
【EXCEL 出力】を選択してかまいません。
 csv 形式・・・カンマ区切り形式を意味し、テキストエディタや表計算ソフト、データベースソフ
トなど、様々なソフトウェアで扱えます。
 xls 形式・・・Microsoft Excel のデータ保存形式です。色、罫線の設定といった書式情報、グラフ
を保存することができます。
画面印刷
印刷をしたい場合、【画面印刷】ボタンを押すと、使用しているブラウザの印刷設定画面が表示さ
れますので、通常どおり印刷を行ってください。
※ 印刷をする前に、「印刷プレビュー」でイメージを確認することをお勧めします。
 罫線や背景色を印刷したい場合は、使用しているブラウザに合わせて、以下の設定を行ってください。
 Internet Explorer の場合:
メニュー「ファイル」→「ページ設定」→「用紙オプション」→「背景の色とイメージを印刷す
る」にチェックを入れる。
 Firefox の場合:
メニュー「ファイル」→「ページ設定」→「書式とオプション」→「オプション」→「背景色と
背景画像も印刷」にチェックを入れる。
 Safari の場合:
メニュー「ファイル」→「プリント」→オプション「safari」→「背景をプリント」にチェックを
入れる。
※ その他のブラウザは推奨しておりません。
7
各カテゴリーについて
[ゴール(目標)]
学年初めに立てた 1 年間の目標と大学卒業時の最終目標を入力します。
内容は上書きせずに、追加していくことも可能なため、目標の経時的変化を確認することができます。
※ 各学年の目標は、進級した後は修正ができません。
[活動記録の登録・履歴]
日々の活動の概要、成果物、活動に対する振り返りや完成度の評価を入力します。
 活動分類:活動を「授業・演習等、実地教育、学校サポート体験・インターンシップ、クラブ活
動、ボランティア、アルバイト、自学自習、留学、その他」で分類します。
 完成度:活動の出来を 5 段階「マイベスト、マイベスト候補、一応 OK、失敗、後で評価」で評価
します。
[実地教育]・[インターンシップ]
実地教育科目やインターンシップ科目で考えたことや発見した課題などを入力します。
次の実地教育等に参加する前に、過去の入力内容を参照し、その時の課題を意識して実習に取り組み
ましょう。
実習ノートは必要だと思うページをスキャナで取り込み、成果物としてアップロードしましょう。
※ インターンシップ科目は、選択科目です。1年次は表示されません。
[年間の振り返り]
学年末に、これまでに作成したポートフォリオ全体を俯瞰しながら、年間の振り返りを行います。
ベストレポートや新たに身に付けたこと、克服したこと、来年次の課題などを入力します。
※ 各学年の振り返りは、進級した後は修正ができません。
[教員養成スタンダード]
教員養成スタンダード(幼稚園・小学校版)の項目が表示されます。
また、スタンダードに基づく自己評価やその評価の根拠となる資料を記録します。
本マニュアルと併せて、
「教員養成スタンダードハンドブック」もご覧ください。
※ 小学校版と幼稚園版の文言が異なる場合、幼稚園版は括弧書きで示しています。
※ 各学年の自己評価は、進級した後は修正ができません。
8
[プロフィール]
めざす教師像、自己PR、取得予定の免許・資格、進路やクラブ活動、趣味・特技、研究活動、振
り返りシート(新入生合宿研修の演習「自己理解(高校までの振り返りと現在の私)」で使用したも
の)を入力します。
振り返りシート以外は、常に最新の情報に更新し続ける必要があります。
[成績]
教務システムと連携しており、自分の成績情報と単位修得状況を参照できます。
※ パソコンをログアウトせずに放置しておくと、誰かが続けて利用する際、成績を閲覧される可能
性があります。離席・終了する際は必ずログアウトしてください。
FAQ
 自分の画面とマニュアルでの表示が違う
(1)学年ごとに、非表示あるいは更新不可に設定されている項目があります。
(2)このマニュアルでは部分的にシステム管理者の画面を提示しているため、実際の画面と異なる
場合があります。
(3)ブラウザの設定やインストールしているアドオンが影響している可能性があります。
動作に不具合が生じた場合は、トラブルの内容や発生時の状況、ブラウザの種類などを教員養成ス
タンダード開発室までお知らせください。
 入力した文字数が制限をオーバーして登録できなかった
現在、文字数をカウントする機能はありません。
「WORD 等の文書作成ソフトの文字数カウント機能を利用し、そこで編集してから、貼り付ける」
という方法で対処してください。
 失敗した活動を記録するのは恥ずかしい
失敗から学べることはたくさんあります。失敗だと思う理由や失敗した原因を考えると、自分に何
が不足していたか、同じような失敗をしないためには何をすべきかが見えてきます。目標が高すぎた
のであれば、もう少し現実的な目標を設定する必要があるでしょう。
データを閲覧できるのは本人とクラス担当教員のみですから、まずは記録を心掛けましょう。
<問い合わせ先>
システムに関するお問い合わせは、下記アドレスまでお願いします。
E-mail: [email protected]
9
索引
C
CanPass ノートへの接続 ............................................................................................................................................... 4
あ
アップロード ..................................................................................................................................................................... 7
印刷 ...................................................................................................................................................................................... 7
か
【更新する】
【追加する】 .............................................................................................................................................. 7
項目 ...................................................................................................................................................................................... 5
さ
サブカテゴリー ................................................................................................................................................................. 5
出力 ...................................................................................................................................................................................... 7
推奨ブラウザ ..................................................................................................................................................................... 3
た
タイムアウト ..................................................................................................................................................................... 3
は
表示状態の保存 ................................................................................................................................................................. 6
ま
メインカテゴリー ............................................................................................................................................................. 5
ら
ログイン・ログアウト..................................................................................................................................................... 4
2011 年4月
教員養成スタンダード開発室