米海兵隊普天間基地所属AH-1Wヘリコプターの ミサイル発射装置等、装備品落下事故に対する意見書 平成27年1月15日午後、普天間基地所属のAH-1Wヘリコプターが久 米島東の出砂島射爆撃場訓練空域で訓練中、ミサイル発射装置、ミサイル格納 容器及び空燃料タンクを落下させる事故が発生した。 普天間基地所属のAH-1Wヘリコプターについては、昨年3月、揚陸艦に 着艦の際、支脚が破損する事故が発生したほか、同年9月、金属製のリングと ボルトを落下させる事故が相次いでいる。今回の装備品落下の海域は、久米島 航路定期船の航路と隣接する海域にもなっている。また、同海域付近は、久米 島漁業協同組合及び渡名喜村漁業協同組合の所属漁船が漁場から帰航の海域に も隣接している。一歩、間違え100kg超の装備品が船舶及び船舶付近に落 下した場合、大惨事になりうる重大事故である。 沖縄県内市町村からは、米軍関係による事故発生の都度、事故原因の究明、 整備点検、安全管理の徹底、再発防止を強く求められている。しかしながら一 向に改善されない現状に憤りを禁じえない。 よって久米島町議会は、町民の生命、財産、安全を守る立場から、米軍及び 関係当局に対し厳重に抗議するとともに、下記事項を速やかに実現するよう強 く要請する。 記 1.事故原因の徹底究明と、その結果及び再発防止策を速やかに公表し、実行 させること。 2.事故原因の究明・対策がなされるまでの間、AH-1W ヘリコプターの飛 行を全面停止させること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成27年1月26日 沖縄県島尻郡久米島町議会 あて先 内閣総理大臣 外務大臣 防衛大臣 外務省特命全権大使(沖縄担当) 沖縄防衛局長 沖縄県議会議長 沖縄県知事
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