最近の CIIA 近況報告 (2008 年 7 月)

最近の CIIA® 近況報告
(2008 年 7 月)
2008 年 6 月 26 日 ACIIA(The Association of Certified International
Investment Analysts)の年次総会がフランス・パリで開催された折、当協会
専務理事 萩原清人氏(ACIIA 会長、同会議において、会長任期最長4年満了
に伴い副会長に就任−任期 2 年)が総会の冒頭、ACIIA・CIIA の近況報告をし
ました。下記はその報告の抜粋です。
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ACIIA 年次総会 (於:パリ)での ACIIA/CIIA レポート
(2008 年 6 月 26 日)
1.(ACIIA メンバー協会数等)
まず、昨年 6 月のベルリンでの AGM 以降のメンバー協会の動きについてですが、昨
年の総会でカザフスタンが、そして今年の 5 月にフィンランドがそれぞれ Associate
メンバーとして新たに加盟しました。
一方、財政上の理由でタイが残念ながら今年 4 月に退会しましたので、現在の ACIIA
の加盟メンバーは2連合会をふくめ 30 となっています。ともあれ ACIIA は、そのメ
ンバーがアジア、ヨーロッパ、中南米から中近東、アフリカにも及ぶ世界でもまれな
Association と言えます。
2.(新規加入の動きについて)
さらに、昨年 6 月にもご紹介しましたが、アルジェリア、カメルーン、チュニジア、
ルーマニア、リトアニア、ブルガリア、ポルトガル、アンドラ、ペルー、マレーシア、
ベトナム、CSI(Canadian Securities Institute)などの協会が ACIIA について関心
を示し、あるいは加盟を検討していると聞いております。
これらのうち、チュニジアは今年 3 月に national specific educational program
につき IEC の accreditation を受けておりますので、近い将来、ACIIA に加盟される
ものと期待しております。
3.(CIIA 受験者数等)
続いて、CIIA 試験の動向についてです。先ず、各協会による CIIA 試験の実施状況で
すが、昨年 9 月に CIIA 最終試験を実施したイラン、ハンガリーを含めこれまでに 23
協会、つまり 28 の個別協会の 8 割以上が CIIA 最終試験を実施しております。また、
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CIIA 取得者数は 2008 月 3 月試験で 359 名増加し、累計 4,222 名となっております。
使用可能な言語は 11 ヶ国語、実際に使用された言語が 9 ヶ国語というのは、昨年と
変わりありません。
なお、各国の教育プログラムの認証(accreditation)の状況についてですが、昨年8
月にハンガリー、ブラジルが、昨年 11 月にはメキシコとスウェーデンの改訂プログ
ラムが、そして、今年 3 月には、まだメンバーではありませんが、チュニジアが、そ
れぞれ IEC の認証を受けております。その結果、昨年 9 月にはハンガリーが試験を
実施しており、今年はブラジル等からも受験者が出てくることを期待しております。
4.(CIIA ブランド向上について)
CIIA のブランドを高める上で重要な要素として、市場において認知されることに加え、
各国の監督当局や自主規制機関(Self Regulatory Organization)による CIIA の認知
(recognition)の問題があります。また ACIIA メンバー間の CIIA portability を一層
推進することも大切です。
(1)イギリスでの CIIA 認知について)
こうした一環として、英国や米国での監督当局、自主規制機関に働きかけてきたこ
とは、以前にも報告したとおりですが、英国については大きな成果がありました。試
験委員会会長である Theobald 教授の尽力により、昨年 3 月に FSSC( the Financial
Services Skills Council)から ACIIA が CIIA 試験の実施運営機関として「awarding
body status」を受けたことに続き、昨年 7 月には、CIIA 試験につき、英国での証券
業務従事者に義務付けられている 7 項目の証券業務につき FSSC の recognition を取
得しました。これにより、7 項目の試験に関しては、CIIA 保有者は、英国の regulation
関係の試験のみを受ければよいということになります。本件は既に FSSC のホーム
ページにも掲載されており、CIIA brand の向上に大きく寄与していると思います。
(2) (CIIA 資格のポータビリティの強化)
もう一つ、CIIA の魅力をより高める方策として、ACIIA メンバー協会間で CIIA 保有者
を各協会が会員として受け入れる「CIIA 資格のポータビリティ」を推進しております。
すでに、かなりのメンバー協会が、このポータビリティを実施しておりますが、今後一
層この仕組みを充実させていくことが大切だと考えます。
また同様の観点から、CIIA 保有者に対しては、各国協会が実施している資格試験につ
いても一部免除を認めていくことが必要と考えます。たとえば、日本では、
CMA(Chartered Member of SAAJ)資格が金融界のみならず、広く産業界でも高く評価さ
れており、現時点では、日本で仕事をする外国人にとっては、CIIA のみならず、CMA を
取得する価値が高いのが実情です。そこで SAAJ では海外協会所属の CIIA 保有者につい
て、昨年から CMA 試験の一部免除を認めることとしております。皆さんの協会におかれ
ても是非こうした面での工夫をしていただきたいと思います。
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(3) (Journalof Asset Management <JAM>への論文寄稿)
次に専門誌 Journal of Asset Management(JAM)の ACIIA special edition の発行につ
いてです。これはドイツ協会の Koenig(ケーニッヒ)さんのお力添えによるものです。
ACIIA member 協会にお願いした寄稿論文7編が ACIIA special edition として来月 JAM
に掲載される予定です。Theobald 教授には、取りまとめ、各論文についての助言に加
え、7論文の解題(An outline of the papers)まで書いていただきました。 Theobald
教授、Koenig さん、有難うございました。各協会におかれては CIIA のプロモーション
などに是非ご活用下さい。
(4) (PMC、ウェブサイトなどについて)
次に PMC
(Promotion and Marketing Committee) についてです。
ご承知の通り、
PMC は、フランス協会の Bazi さんのリーダーシップの下で、新メンバー開拓や、
プレスブック、ニューズレター、Directory の発行などを通じて、広く世界に ACIIA・
CIIA の認知度を高めるべく活動しております。
昨年 10 月には、Brochure の改訂版が発行され、また、ウェブサイトも、昨年 11
月に見直され、かなりユーザーフレンドリーになっています。さらに、本年4月の
書面理事会では、CIIA 資格保有者の情報交換、交流を目的として試験的にチャット
ルーム「CIIA forum」をスタートさせることとなりました。
(注)CIIA Forum(CIIA 保有者間での情報交換が可能となるような仕組み)につ
いては、本年8月半ば頃にスタートする方向で最終調整をしています。完成
次第、当協会ホームページでご連絡の予定。
(ACIIA 今後の予定)
最後に今後の予定ですが、本年 11 月にはアルゼンチンのブエノスアイレスで中間理
事会、2009 年 6 月にはリトアニアで年次総会が開催される予定です。
以上
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