第1章 本ガイダンスの目的と輸出令別表第2の概要

第1章
本ガイダンスの目的と輸出令別表第2の概要
1.1
輸出管理の目的と規制対象
1)輸出管理の目的
輸出管理の目的は、安全保障、及び、安全保障以外の国際協調等である。
安全保障は外為法第1条(目的)で、安全保障以外は外為法第 48 条(輸出の許可等)
第3 項 で 定 め ら れ て い る 。
2)安全保障輸出管理の規制対象
安全保障輸出管理の規制対象は、兵器(大量破壊兵器・通常兵器)に転用可能な貨
物及び役務(技術情報・ソフトウェア)で、次のように規制されている。
貨物
⇒
輸出令別表第1の 1~15 項
役務
⇒
外為令別表の 1~15 項
輸出規制該当品目(貨物及び/又は役務)は、原則として輸出許可が必要である。(外
為法第 48 条第1項)
3)安全保障以外の輸出管理の規制対象
安全保障以外の輸出管理の規制対象は、貨物のみで輸出令別表第2で定められてい
る。
輸出令別表第2で規制される貨物は、原則として、輸出許可ではなく輸出承認が必
要である。(外為法第 48 条第3項)
(注)「許可」と「承認」の法律上の違い
「許可」とは、法令などによって一般的に禁止されている行為を特定の場
合に解除する行為のことである。
要 約 す れ ば 、「 禁 止 の 解 除 」 で あ る 。
外為法第 48 条(輸出の許可等)第1 項 に 関 連 す る 安 全 保 障 輸 出 管 理 の 場 合 、
「…
輸出をしようとする者は、…経済産業大臣の許可を受けなければならな
い 。」 と 、 許 可 は 法 律 で 強 制 さ れ て い る 。
「承認」とは、承認権限のある機関が、他の機関又は人の行為に与える同
意のことである。不確定状態を確定させるための意思表示とも言え、時効
の承認、相続の承認などと使用され、主観的ニュアンスがある。
要 約 す れ ば 、「 承 認 権 限 機 関 の 同 意 」 で あ る 。
外為法第 48 条(輸出の許可等)第3 項 に 関 連 す る 安 全 保 障 以 外 の 輸 出 管 理 の 場
合 、「 経 済 産 業 大 臣 は 、 … 承 認 を 受 け る 義 務 を 課 す る こ と が で き る 。」 と 、
法律段階では、承認は裁量である。
ま た 、輸 出 令 第 2 条 第 1 項 で は 、
「 … 輸 出 を し よ う と す る 者 は 、… 経 済 産 業
大 臣 の 承 認 を 受 け な け れ ば な ら な い 。」と 、政 令 段 階 で 承 認 を 強 制 に し て い
る。
1
1.2
本ガイダンスの目的
1)本ガイダンスの目的
本ガイダンスの目的は、輸出令別表第2の内、以下の貨物(化学物質)について解説す
ることである。即ち、パラメータシートのある 21 の3・35・35 の3各項の物質、及び、
36 項の内キャンデリラワックスである。
また、付随する目的は、輸出令別表第2全体の概要を解説することである。
なお、安全保障輸出管理の解説は、輸出令別表第1の1~15 項、並びに、外為令別表の
1~15 項に関する各ガイダンスを参照されたい。
表1:本ガイダンスの対象
貨物名
麻薬及び
輸出令別表
パラメータシー
第2の項番
トの様式番号
21 の3項
向精神薬原料関連
対象物質の数
別 2-21-3 物質リ 18
スト
オゾン層を破壊する物質関連
35 項
別 2-35 物質リス 96
ト
ロッテルダム条約で定める有害
35 の3項
別 2-35-3 物質リ 96(内訳は下記)
スト
な化学物質及び駆除剤、
ロッテルダム 36
販売禁止農薬、
農薬6
特定毒物、
毒劇物 19
労安法製造等禁止有害物、
労安法7
化審法第一種特定化学物質関連
化 審 法 28
キャンデリラワックス
36 項
なし
1
2)第1・2章の構成と注意点
第1章の構成は、輸出管理の目的・規制対象・根拠法令等である。
また、第2章の構成は、輸出令別表第2の内、21 の3・35・35 の3項の解説等である。
この内、根拠法令は、巻末に関係法令としてまとめた。
また、読み易さを考慮し、以下のように記した。
◆ 条文の1項について、2項以降がある場合は1項と明示。
◆ 条文内の(
)書きは、斜体で表示。
◆ 解説と関係が深い条文箇所に下線。
◆ 輸出貿易管理令は輸出令といったように、原則として略語で表示。
1.3
輸出令別表第2の概要
1.3.1
安全保障以外の輸出管理の目的
安全保障以外の輸出管理の目的は、国際協調等のためである。
より詳細には、次ページの通りである。(外為法第条 48 条第3項)
2
① 国際収支の均衡維持、
② 外国貿易及び国民経済の健全な発展、
③ 我が国が締結した条約その他の国際約束の誠実な履行、
④ 国際平和のための国際的な努力への我が国としての寄与、
⑤ 我 が 国 の 平 和 及 び 安 全 の 維 持 の た め の 閣 議 決 定 の 実 施( 原 文 は 第 10 条 第 1
項 の 閣 議 決 定 の 実 施 )。
1.3.2
輸出令別表第2の規制内容
上記目的達成のため、輸出令別表第2は次の事項を規制している。
① 国内需給調整、
② 輸出秩序維持、
③ 国際協定等の遵守、
④ 輸出禁制物資の管理
1.3.3
輸 出 令 第 2 条 、 第 4 条 、 第 11 条 の 内 容
以 下 の よ う に 、輸 出 令 別 表 第 2 の 表 タ イ ト ル に は 、輸 出 令 第 2 条 、第 4 条 、第
11 条 関 係 と 記 さ れ て い る 。
そこで、まずこれらの内容を概観する。
輸 出 令 第 2 条( 輸 出 の 承 認 )は 、特 定 の 場 合 、貨 物 の 輸 出 者 は 経 済 産 業 大 臣 の
承認を受けることが強制である旨を定めている。
輸出令第4条(特例)は、その特例としての適用除外を定めている。
輸 出 令 第 11 条 ( 権 限 の 委 任 ) は 、 特 定 の 場 合 、 承 認 権 限 が 経 済 産 業 大 臣 か ら
税関長に委任される旨を定めている。
これらの原文は巻末参照。
な お 、輸 出 令 第 4 条( 特 例 )は 、条 文 構 造 が か な り 複 雑 な た め 、本 ガ イ ダ ン ス
で 解 説 を す る 21 の 3、35、35 の 3 の各項に関 係 が 深 い 箇 所 の み 記 す 。
1.3.4
本ガイダンスで解説する輸出令別表第2の規制物質
輸 出 令 別 表 第 2 の 規 制 物 質 の 内 、本ガイダンスで解説している化学物質は 21 の3・
35・35 の3各項の物質、及び、36 項の内キャンデリラワックスで、詳細は次の通りであ
る。
輸 出 令 別 表 第 2 (第 2 条 、 第 4 条 、 第 11 条 関 係 )
貨
物
地域
麻薬及び向精神薬取締法第2条第七号に規定する麻薬向精
21 の 3 神 薬 原 料 そ の 他 の 麻 薬 又 は 向 精 神 薬 の 原 材 料 と な る 化 学 物 全 地 域
質として経済産業省令で定めるもの
[ 通 商 産 業 省 令 第 38 号 平 成 4 年 6 月 19 日 ]
輸 出 貿 易 管 理 令 別 表 第 2 の 21 の 3 の 項 の 経 済 産 業 省 令 で 定 め る 貨 物
は、次に掲げるものとする。
3
1)N-アセチルアントラニル酸及びその塩類
2)アセトン
3)アントラニル酸及びその塩類
4)イソサフロール
5)エチルエーテル
6 ) エ チ ル メ チ ル ケ ト ン (別 名 メ チ ル エ チ ル ケ ト ン )
7)エルゴタミン及びその塩類
8)エルゴメトリン及びその塩類
9 ) 塩 化 水 素 の 水 溶 液 (別 名 塩 酸 )
10) 過 マ ン ガ ン 酸 カ リ ウ ム
11) サ フ ロ ー ル
12) ト ル エ ン
13) ピ ペ リ ジ ン 及 び そ の 塩 類
14) ピ ペ ロ ナ ー ル
15) 無 水 酢 酸
16) 3 ・ 4 - メ チ レ ン ジ オ キ シ フ ェ ニ ル - 2 - プ ロ パ ノ ン
17) リ ゼ ル ギ ン 酸 及 び そ の 塩 類
18) 硫 酸
35
オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書附
属書A、附属書B、附属書C及び附属書Eに掲げる物質
全地域
(1) 国 際 貿 易 の 対 象 と な る 特 定 の 有 害 な 化 学 物 質 及 び 駆 除
剤についての事前のかつ情報に基づく同意の手続に関
するロッテルダム条約附属書Ⅲ上欄に掲げる化学物質
(2) 農 薬 取 締 法 ( 昭 和 23 年 法 律 第 82 号 ) 第 1 条 の 2 第 1
項に規定する農薬(次のいずれかに該当するものに限
る 。)の 成 分 で あ る 化 学 物 質 で あ つ て 、経 済 産 業 大 臣 が
告示で定めるもの
1.農 薬 取 締 法 第 3 条 第 1 項 第 三 号 か ら 第 七 号 ま で の
いずれかに該当するものとして同条第3項の規定
に基づきその登録の申請を却下された農薬
2.農 薬 取 締 法 第 3 条 第 1 項 第 三 号 か ら 第 七 号 ま で の
35 の 3
いずれかに規定する事態が生ずると認められるに 全地域
至つた場合において同法第6条の3第1項の規定
に基づきその登録が取り消された農薬
3.農 薬 取 締 法 第 3 条 第 1 項 第 三 号 か ら 第 七 号 ま で の
いずれかに規定する事態が発生することを防止す
るため必要がある場合において同法第9条第2項
の規定に基づきその販売を禁止された農薬
(3) 毒 物 及 び 劇 物 取 締 法( 昭 和 25 年 法 律 第 303 号 )第 2 条
第 3 項 に 規 定 す る 特 定 毒 物 ((1)に 掲 げ る も の を 除 く 。)
(4) 薬 事 法( 昭 和 35 年 法 律 第 145 号 )第 2 条 第 1 項 に 規 定
する医薬品又は同条第2項に規定する医薬部外品に該
当 す る 殺 虫 剤 ( 次 の い ず れ か に 該 当 す る も の に 限 る 。)
4
の成分である化学物質であつて、経済産業大臣が告示
で定めるもの
1.薬 事 法 第 14 条 第 2 項 第 三 号 ロ に 該 当 す る も の と
して同項の規定に基づきその承認が与えられなか
つた医薬品又は医薬部外品に該当する殺虫剤
2.薬 事 法 第 14 条 第 2 項 第 三 号 ロ に 該 当 す る も の と
し て 同 法 第 74 条 の 2 第 1 項 の 規 定 に 基 づ き そ の 承
認が取り消された医薬品又は医薬部外品に該当す
る殺虫剤
(5) 労 働 安 全 衛 生 法 施 行 令( 昭 和 47 年 政 令 第 318 号 )第 16
条第 1 項第二号から第七号まで及び第九号に掲げる物
( (1)に 掲 げ る も の を 除 く 。)
(6) 化 学 物 質 の 審 査 及 び 製 造 等 の 規 制 に 関 す る 法 律 ( 昭 和
48 年 法 律 第 117 号 ) 第 2 条 第 2 項 に 規 定 す る 第 1 種 特
定 化 学 物 質 ( (1)に 掲 げ る も の を 除 く 。)
絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条
約(注
1)
附属書Ⅰ又は附属書Ⅱに掲げる種に属する動物又は植物、
これらの個体の一部及びこれらの卵、種子、はく製、加工
品その他のこれらの動物又は植物から派生した物(次の項
36
及 び 43 の 項 の 中 欄 に 掲 げ る も の を 除 き 、経 済 産 業 大 臣 が 告 全 地 域
示 で 定 め る も の に 限 る 。)
(注1)条約が採択された都市名からワシントン条約とい
う。
(注2)本ガイダンスではキャンデリラワックスについて
記載。
1.3.5
輸出令別表第2の規制物質と根拠
輸出令別表第2の規制物質とその根拠を概観するため、以下に一覧にする。
規制の正確な文言は、輸出令別表第2の本文を参照されたい。
本ガイダンスで解説する 28~32 の各項には下線を記した。
なお、2~18 項、22~24 項、26・27、31 項は、削除されているため表からも削除した。
輸出令別表第2の規制貨物とその根拠一覧
貨
物
規制の根拠
国際協定等による規
1
ダイヤモンド
19
血液製剤
20
核 原 料 ・ 核 燃 料 物 質 ( 使 用 済 燃 料 含 む 。)
制物資
国内需要確保のため
の輸出規制物資
5
国内需要確保のため
の輸出規制物資、
国際協定等による規
制物資(使用済燃料、
核 燃 料・核 原 料 物 質 の
廃 棄 物 に 限 る 。)
21
(1)核 原 料 ・ 核 燃 料 物 質 に よ る 汚 染 物
国際協定等による規
(2)使 用 済 燃 料 の 分 離 物 ・ こ れ に よ る 汚 染 物
制物資
21
の
国際協定等による規
放射性同位元素
制物資
2
21
の
3
25
麻薬向精神薬原料・その他の麻薬、向精神薬の原材国 際 協 定 等 に よ る 規
料となる化学物質
制物資
イ
漁ろう設備を有する船舶
輸 出 急 増・過 当 競 争 防
ロ
漁獲物を原材料とする製品の製造設備を有する止 又 は 仕 向 地 に お け
ハ
28
船舶
る輸入制限の防止の
漁獲物の保蔵の設備を有する船舶
ための輸出規制物資
国内需要確保のため
ふすま、米ぬか、及び麦ぬか
の輸出規制物資
飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律施
29
行令第一条第一号及び第二号に掲げる動物の配合飼
料
しいたけ種菌
32
せん、及びならの丸太
33
うなぎの稚魚
34
冷凍のあさり、はまぐり、いがい
の輸出規制物資
国内需要確保のため
の輸出規制物資
国内需要確保のため
の輸出規制物資
オゾン層破壊物質に関するモントリオール議定書附
属書A、附属書B、附属書C、附属書Eに掲げる物
質
35
の
2
の輸出規制物資
国内需要確保のため
30
35
国内需要確保のため
国際協定等による規
制物資
国内需要確保のため
の輸出規制物資、
国際協定等による規
制物資
(1)特 定 有 害 廃 棄 物 等
国際協定等による規
(2)廃 棄 物
制物資
(1) ロ ッ テ ル ダ ム 条 約 附 属 書 Ⅲ 上 欄 に 掲 げ る 化 学 物
35
質
の
(2) 農 薬 の 成 分 で あ る 次 の 化 学 物 質
3
1.登 録 申 請 を 却 下 さ れ た 農 薬
2.登 録 が 取 り 消 さ れ た 農 薬
6
国際協定等による規
制物資
3.販 売 を 禁 止 さ れ た 農 薬
(3) 特 定 毒 物 ( 毒 物 及 び 劇 物 取 締 法 )
(4) 医 薬 品 ・ 医 薬 部 外 品 に 該 当 す る 殺 虫 剤 の 成 分 で
ある次の化学物質
1.承 認 が え ら れ な か つ た 医 薬 品・医 薬 部 外 品 に
該当する殺虫剤
2.承 認 が 取 り 消 さ れ た 医 薬 品・医 薬 部 外 品 に 該
当する殺虫剤
(5) 労 働 安 全 衛 生 法 施 行 令 第 16 条 第 1 項 第 二 号 か ら
第七号まで及び第九号に掲げる物
(6) 第 1 種 特 定 化 学 物 質 ( 化 学 物 質 の 審 査 及 び 製 造
等の規制に関する法律)
ワ シ ン ト ン 条 約 の 種 に 属 す る 動・植 物 、個 体 の 一 部 ・
卵、種子、はく製、加工品その他の動・植物の派生
36
物
(注)本ガイダンスはキャンデリラワックスのみ記
国際協定等による規
制物資
載。
37
希少野生動植物種の個体、その器官、これらの加工
品
輸出禁制物資等
38
かすみ網
輸出禁制物資等
39
偽造・変造・模造の通貨、郵便切手、収入印紙
輸出禁制物資等
40
41
反乱を主張し、せん動する内容を有する書籍、図画
その他の貨物
風俗を害するおそれがある書籍、図画、彫刻物その
他の貨物
輸出禁制物資等
輸出禁制物資等
麻薬・向精神薬・これらの用具、大麻・その用具、
42
あ へ ん・そ の 用 具 、け し が ら 、覚 せ い 剤・そ の 用 具 、輸 出 禁 制 物 資 等
覚せい剤原料
43
44
45
国宝、重要文化財、重要有形民俗文化財、特別天然
記念物、天然記念物、重要美術品
工業所有権・著作権を侵害すべき貨物、原産地誤認
貨物
関 税 法 第 69 条 の 12 第 1 項 に 規 定 す る 認 定 手 続 が 執
られた貨物
7
輸出禁制物資等
輸出禁制物資等
輸出禁制物資等
第2章
各項の解説
2.0
はじめに
輸 出 令 別表第2のパラメータシートは、21 の3、35、35 の3各項のみが存在する。
第2章では、これら各項を解説する。
ま た 、 こ れ ら 各 項 の 該非判定は、パラメータシートを使用すると便利である。
該非判定(パラメータシートを用いる用いないに関わらず)を確実に行い、また、承認
等の手続及び運用を確実に行うため、各項の規制内容の正確な理解が必要である。この
ため、以下に規制貨物の概要、関係する条約・法規制の目的等を含めて解説する。
2.1
輸出令別表第2の 21 の 3、35、35 の3各項の解説
2.1.1
輸出令別表第2の 21 の3項
1)輸出令別表第2の 21 の3項の規制物質
輸出令別表第2の 21 の3項の規制物質は、次の 18 種である。
既に輸出令別表第2の表にも記したが、規制値を含めて以下に一覧にする。
これらに該当するか否かを検討すれば、この項の該非判定は完了する。
輸出令別表第2の 21 の3項の規制物質
物質名
規制値
特定
1)N-アセチルアントラニル酸及びその塩類
濃度 50%超
①
2)アセトン
濃度 50%超
―
3)アントラニル酸及びその塩類
濃度 50%超
―
4)イソサフロール
濃度 50%超
②
5)エチルエーテル
濃度 50%超
―
6 ) エ チ ル メ チ ル ケ ト ン (別 名 メ チ ル エ チ ル ケ ト ン )
濃度 50%超
―
7)エルゴタミン及びその塩類
濃度 50%超
③
8)エルゴメトリン及びその塩類
濃度 50%超
④
9 ) 塩 化 水 素 の 水 溶 液 (別 名 塩 酸 )
濃度 10%超
―
10) 過 マ ン ガ ン 酸 カ リ ウ ム
濃度 10%超
⑤
11) サ フ ロ ー ル
濃度 50%超
⑥
12) ト ル エ ン
濃度 50%超
―
13) ピ ペ リ ジ ン 及 び そ の 塩 類
濃度 50%超
―
14) ピ ペ ロ ナ ー ル
濃度 50%超
⑦
15) 無 水 酢 酸
濃度 50%超
⑧
16) 3 ・ 4 - メ チ レ ン ジ オ キ シ フ ェ ニ ル - 2 - プ ロ パ ノ ン
濃度 50%超
⑨
17) リ ゼ ル ギ ン 酸 及 び そ の 塩 類
濃度 50%超
⑩
18) 硫 酸
濃度 10%超
―
規制値は、経済産業省ホームページの『麻薬又は向精神薬の原材料の輸出承認について』
の「2適用品目」による。これによると、塩 化 水 素 の 水 溶 液 ( 塩 酸 )、 過 マ ン ガ ン
8
酸 カ リ ウ ム 、 硫 酸 が 10% 超 、 そ れ 以 外 は 50% 超 が 規 制 さ れ て い る 。
ま た 、適 用 除 外 品 目 、輸 出 承 認 の 申 請 も 、『麻薬又は向精神薬の原材料の輸出承認
について』に記されている。
詳細は、『2.3.3
麻薬又は向精神薬の原材料の輸出承認(輸出令別表第2の 21
の3項)』を参照されたい。
また、上表右端の特定欄の①~⑩の 10 品目は、“特定”麻薬向精神薬原料である。
これら 10 品目は、たとえ麻薬等原料輸出業者の届出がなされていても、輸出の都度、地
方厚生(支)局長(窓口:麻薬取締部)へ届出が必要である。
詳細は、『2.4
麻薬向精神薬の原料の取扱いについて(輸出令別表第2の
21 の 3 項 ) 』 を 参 照 さ れ た い 。
2 ) 麻 薬 及 び 向 精 神 薬 取 締 法 の 目 的 と 第1条( 目 的 ) の 原 文
麻 薬 及 び 向 精 神 薬 取 締 法 の 目 的 は 、麻 薬 及 び 向 精 神 薬 の 濫 用 に よ る 保 健 衛 生 上
の危害防止である。
麻 薬 及 び 向 精 神 薬 取 締 法 の 第1条( 目 的 ) の 原 文
こ の 法 律 は 、麻 薬 及 び 向 精 神 薬 の 輸 入 、輸 出 、製 造 、製 剤 、譲 渡 し 等 に つ い て
必 要 な 取 締 り を 行 う と と も に 、麻 薬 中 毒 者 に つ い て 必 要 な 医 療 を 行 う 等 の 措 置
を 講 ず る こ と 等 に よ り 、麻 薬 及 び 向 精 神 薬 の 濫 用 に よ る 保 健 衛 生 上 の 危 害 を 防
止し、もつて公共の福祉の増進を図ることを目的とする。
2.1.2
輸出令別表第2の 35 項
1)輸出令別表第2の 35 項の規制物質
輸出令別表第2の 35 項の規制物質は、96 種である。
『オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書附属書A、附属書B、附属書
C及び附属書Eに掲げる物質の輸出承認について』(巻末参照)に、適用品目(96 種の
物質の内訳)・輸出承認の申請等が記されている。
また、内訳は、{運 用 通 達 よ り『 2 輸 出 の 承 認 』}の 原 文『 解 釈 を 要 す 語 』の 35
に も 記 さ れ て い る 。ここでの該非判定はこれらに該当するか否かによる。
モントリオール議定書附属書A、B、C、Eに掲げる物質の内訳
附属書A
附属書B
附属書C
附属書E
合
計
グループ
規制物質の数 規制物質の数
Ⅰ
5
Ⅱ
3
Ⅰ
10
Ⅱ
1
Ⅲ
1
Ⅰ
40
Ⅱ
34
Ⅲ
1
―
1
1
96
96
8
12
75
9
2)モ ン ト リ オ ー ル 議 定 書 前 文
この協定の最終目標は、オゾン層破壊物質の放出を無くすことである。
モントリオール議定書前文の原文は巻末参照。
3)オゾン層保護法
輸 出 令 別 表 第 2 の 35 項 の 規 制 物 質 は 、 オ ゾ ン 層 保 護 法 の 規 制 対 象 で も あ り 、
輸 出 に 関 し て は 、輸 出 量 を 記 録・保 管 す る( 24 条 )と 共 に 、輸 出 実 績 を 経 済 産
業 省 に 届 け 出 る 必 要 が あ る ( 17 条 )。
2.1.3
輸出令別表第2の 35 の3項
1)輸出令別表第2の 35 の3項の規制物質
輸出令別表第2の 35 の3項の規制物質は、96 種である。内訳は次の通り。
具体的には『 化 学 物 質 の 輸 出 承 認 に つ い て 』 又 は {運 用 通 達 よ り 『 2 . 輸 出 の
承 認 』} の 原 文 『 解 釈 を 要 す 語 』 等に記されている。
『 化 学 物 質 の 輸 出 承 認 に つ い て 』は 、経 済 産 業 省 の ホ ー ム ペ ー ジ に あ り 、こ の
中 で 、適 用 品 目 、輸 出 承 認 の 申 請 等 が 記 さ れ て い る 。詳 細 は 、
『 2 .3 .5
化
学 物 質 の 輸 出 承 認 に つ い て ( 輸 出 令 別 表 第 2 の 35 の 3 項 )』 を 参 照 さ れ た い 。
輸出令別表第2の 35 の3項の規制物質内訳
内容
規制物質の数
ロッテルダム条約で定める有害な化学物質
36
及び駆除剤
販売禁止農薬(農薬取締法)
6
特定毒物(毒物及び劇物取締法)
19
労安法製造等禁止有害物
7
化審法第一種特定化学物質関連
28
合計
96
(重複あり)
2)ロッテルダム条約(PIC条約)
正 式 名 称 は 、『 国 際 貿 易 の 対 象 と な る 特 定 の 有 害 な 化 学 物 質 及 び 駆 除 剤 に つ い
ての事前のかつ情報に基づく同意の手続に関するロッテルダム条約』と言う。
環 境 省 の ウ ェ ブ サ イ ト に よ れ ば 、P I C 条 約 は 、先 進 国 で 使 用 が 禁 止 ま た は 厳
し く 制 限 さ れ て い る 有 害 な 化 学 物 質 や 駆 除 剤 が 、開 発 途 上 国 に む や み に 輸 出 さ
れ る こ と を 防 ぐ た め 、締 約 国 間 の 輸 出 に 当 た っ て の 事 前 通 報・同 意 手 続( Prior
Informed Consent、 PIC) 等 を 規 定 し た も の で 、 2004 年 2 月 に 発 効 。
3)農薬取締法
農薬取締法の目的は、次の同法第1条の通りである。
第 1 条( 目 的 )
こ の 法 律 は 、農 薬 に つ い て 登 録 の 制 度 を 設 け 、販 売 及 び 使 用
の 規 制 等 を 行 な う こ と に よ り 、農 薬 の 品 質 の 適 正 化 と そ の 安 全 か つ 適 正 な 使 用
の確保を図り、もつて農業生産の安定と国民の健康の保護に資するとともに、
国民の生活環境の保全に寄与することを目的とする。
10
また、農薬の定義は以下の通りである。
第 1 条 の 2( 定 義 )
こ の 法 律 に お い て「 農 薬 」と は 、農 作 物 ( 樹 木 及 び 農 林
産 物 を 含 む 。 以 下 「 農 作 物 等 」 と い う 。) を 害 す る 薗 、 線 虫 、 だ に 、 昆 虫 、 ね
ず み そ の 他 の 動 植 物 又 は ウ イ ル ス ( 以 下 「 病 害 虫 」 と 総 称 す る 。) の 防 除 に 用
い ら れ る 殺 菌 剤 、殺 虫 剤 そ の 他 の 薬 剤( そ の 薬 剤 を 原 料 又 は 材 料 と し て 使 用 し
た 資 材 で 当 該 防 除 に 用 い ら れ る も の の う ち 政 令 で 定 め る も の を 含 む 。) 及 び 農
作 物 等 の 生 理 機 能 の 増 進 又 は 抑 制 に 用 い ら れ る 成 長 促 進 剤 、発 芽 抑 制 剤 そ の 他
の薬剤をいう。
4)毒物及び劇物取締法
毒 物 及 び 劇 物 取 締 法 の目的は、次の同法第1条の通りである。
第 1 条( 目 的 )こ の 法 律 は 、毒 物 及 び 劇 物 に つ い て 、保 健 衛 生 上 の 見 地 か ら 必
要な取締を行うことを目的とする。
また、特定毒物の定義は以下の通りである。
第 2 条( 定 義 )3 項 : こ の 法 律 で「 特 定 毒 物 」と は 、毒 物 で あ つ て 、別 表 第 3
に掲げるものをいう。
別表第3
( 注 ) 35 の 3 項 (3)に 掲 げ る 物 質 と 同 一
1.オクタメチルピロホスホルアミド
2.四アルキル鉛
3.ジエチルパラニトロフエニルチオホスフエイト
4.ジメチルエチルメルカプトエチルチオホスフエイト
5.ジメチル-(ジエチルアミド-1-クロルクロトニル)-ホスフエイト
6.ジメチルパラニトロフエニルチオホスフエイト
7.テトラエチルピロホスフエイト
8.モノフルオール酢酸
9.モノフルオール酢酸アミド
10.前 各 号 に 掲 げ る 毒 物 の ほ か 、前 各 号 に 掲 げ る 物 を 含 有 す る 製 剤 そ の 他 の 著
しい毒性を有する毒物であつて政令で定めるもの
5)労働安全衛生法
労 働 安 全 衛 生 法 ( 労 安 法 ) の目的は次の同法第1条の通りである。
第一条 (目的)
この法律は、労働基準法と相まつて、労働災害の防止のた
め の 危 害 防 止 基 準 の 確 立 、責 任 体 制 の 明 確 化 及 び 自 主 的 活 動 の 促 進 の 措 置 を 講
ずる等その防止に関する総合的計画的な対策を推進することにより職場にお
け る 労 働 者 の 安 全 と 健 康 を 確 保 す る と と も に 、快 適 な 職 場 環 境 の 形 成 を 促 進 す
ることを目的とする。
6)化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律
化 学 物 質 の 審 査 及 び 製 造 等 の 規 制 に 関 す る 法 律 (化 審 法 ) の目的は次の同法第1
条の通りである。
11
第一条(目的) この法律は、人の健康を損なうおそれ又は動植物の生息若し
くは生育に支障を及ぼすおそれがある化学物質による環境の汚染を防止する
た め 、新 規 の 化 学 物 質 の 製 造 又 は 輸 入 に 際 し 事 前 に そ の 化 学 物 質 の 性 状 に 関 し
て 審 査 す る 制 度 を 設 け る と と も に 、そ の 有 す る 性 状 等 に 応 じ 、化 学 物 質 の 製 造 、
輸入、使用等について必要な規制を行うことを目的とする。
2.2
承認違反に対する罰則
承認違反に対する罰則は、外為法第9章第 69 条の7第四号等で定められている。
5 年 以 下 の 懲 役 又 は 500 万 円 以 下 の 罰 金 で 、 併 科 さ れ る 。
た だ し 、違 反 行 為 の 目 的 物 価 格 の 5 倍 が 500 万 円 超 の と き 、罰 金 は 価 格 の 5 倍
以下である。
ま た 、 偽 り そ の 他 不 正 の 手 段 に よ り 第 48 条 第 3 項 の 規 定 に 基 づ く 命 令 の 規 定
に よ る 承 認 を 受 け た 者 は 第 70 条 第 33 号 に よ り 、 3 年 以 下 の 懲 役 若 し く は 100
万円以下の罰金で、併科される。
た だ し 、当 該 違 反 行 為 の 目 的 物 価 格 の 3 倍 が 100 万 円 超 の と き 、罰 金 は 価 格 の
3倍以下である。
罰則関係の条文は巻末参照。
2.3
経済産業省の該当ホームページ
掲載内容
業 務 を 容 易 に 進 め ら れ る よ う に す る た め 、以 下 に 経 済 産 業 省 の ホ ー ム ペ ー ジ か
ら関係箇所を転載する。
特 に 、 本 ガ イ ダ ン ス で 扱 っ て い る 輸 出 令 別 表 第 2 の 21 の 3 ・ 35・ 35 の 3 項 に
関係する主な箇所は転載した。
な お 、 36 項 は キ ャ ン デ リ ラ ワ ッ ク ス の み の た め 、 一 部 の み 転 載 と し た 。
また、ハイパーリンクがある場合、下線を付けた。
アクセス方法
各 ホ ー ム ペ ー ジ へ の ア ク セ ス を 容 易 に す る た め 、各 ペ ー ジ に ア ク セ ス 方 法 を 明
示した。
例 え ば 、『 2 . 3 . 1
輸出承認申請』では、
経 済 産 業 省 ホ ー ム ペ ー ジ の 『 ト ッ プ ペ ー ジ 』 か ら 、『 政 策 別 に 探 す 』 を ク リ ッ
ク し 、次 に『 対 外 経 済 』を ク リ ッ ク し 、次 に『 貿 易 管 理 』を ク リ ッ ク し 、最 後
に『輸出承認申請』をクリックすると行き当たる。
『 輸 出 承 認 申 請 』の 箇 所 の み 、表 示 は『 輸 出 申 請 を 行 う 方 へ の 手 続 案 内 』と な
っている。
12
2.3.1
輸出承認申請
輸出承認申請を行う方への手続案内
アクセス
ト ッ プ ペ ー ジ >政 策 別 に 探 す >対 外 経 済 >貿 易 管 理 >輸 出 申 請 を 行 う 方 へ の 手 続
案内
(注)以下の手続きの他に別途、通関手続きが必要となります。
ま た 、他 法 令 に よ る 手 続 き も 必 要 と な る こ と が あ り ま す の で 、他 法 令 に
ついてもご確認下さい。
以下の貨物の輸出に関するお問い合わせ先
【経済産業省貿易経済協力局貿易管理部貿易審査課】
T el: 0 3 - 3 5 0 1 - 1 6 5 9 ( 直 )
( 注 ) こ こ に 輸 出 令 別 表 第 2 の 21 の 3 ・ 35・ 35 の 3 項 及 び 36 項 が 該 当 す る 。
これら以外は、本ガイダンスでは転載を省略する。
21 の 3 麻 薬 、 向 精 神 薬 の 原 材 料 等 、 35 オ ゾ ン 層 を 破 壊 す る 物 質 、
35 の 3 化 学 物 質 に つ い て 、 以 下 2 . 3 . 3 か ら 2 . 3 . 5 に 記 す 。
そ れ ぞ れ の 題 名 は 、『 2 . 3 . 3
麻薬又は向精神薬の原材料の輸出承認
に つ い て( 輸 出 令 別 表 第 2 の 21 の 3 項 )』、『 2 . 3 . 4
出 令 別 表 第 2 の 35 項 )』、『 2 .3 .5
フロン関係(輸
化 学 物 質 の 輸 出 承 認 に つ い て( 輸
出 令 別 表 第 2 の 35 の 3 項 )』 で あ る 。
電子申請について
書面による申請手続きのほか、
「 NACCS 貿 易 管 理 サ ブ シ ス テ ム 」に よ る 電 子 申 請
手続きも行えます。
申請書等の様式について
外国為替及び外国貿易法に基づく申請様式のダウンロードページ
(注)申請様式に裏面がある場合は、必ず両面印刷にして下さい。
外国為替及び外国貿易法で指定された貨物の輸出申請窓口
外国為替及び外国貿易法で指定された貨物の輸出申請窓口一覧
( 注 )次 の 2 .3 .2 に『 外 国 為 替 及 び 外 国 貿 易 法 で 指 定 さ れ た 貨 物 の 輸 出 申 請 窓
口 一 覧 』 の 内 、 輸 出 令 別 表 第 2 の 21 の 3 ・ 35・ 35 の 3 項 に 関 係 す る 箇 所 を
転載する。
2.3.2
輸出令別表第2対象貨物に係る申請窓口等一覧
アクセス
ト ッ プ ペ ー ジ >政 策 別 に 探 す >対 外 経 済 >貿 易 管 理 >貿 易 / 貿 易 管 理 >輸 出 貿 易 管
理令別表第2対象貨物に係る申請窓口等一覧
13
輸出令別表第2対象貨物に係る申請窓口等一覧
窓口一覧
輸出承認品目名
輸出令
担当課・班
別表第2
貨物番号
21 の 3
麻薬、向精神薬原材料等
貿易審査課
化学品貿易審査班
35
オゾン層を破壊する物質
貿易審査課
原子力・有害廃棄
物等貿易審査班
35 の 3
有 害 化 学 物 質( P I C 関 連 及 び 化 審 法・労 安 法 関 連 ) 貿 易 審 査 課
化学品貿易審査班
36
ワシントン条約(加工品等)
貿易審査課
野生動植物貿易審
査班
36
36
ワ シ ン ト ン 条 約( 生 き て い る も の 等 。た だ し 、各 経
農水産室
済産業局にて承認する植物を除く)
野生動植物貿易班
ワ シ ン ト ン 条 約( サ ボ テ ン 科 全 種 、人 工 繁 殖 も の の
各経済産業局
そ て つ 全 種 、ア ロ エ 属 全 種 、人 工 繁 殖 も の の ら ん 科
全種、シクラメン属全種)
その他
各経済産業局/
委託加工貿易
貿易審査課
問い合わせ先(所在地及び電話番号)
経済産業省貿易経済協力局貿易管理部貿易審査課
東京都千代田区霞が関1-3-1
03-3501-1511(代)
3251~3255(内)
03-3501-1659(直)
経済産業省貿易経済協力局貿易管理部農水産室
東京都千代田区霞が関1-3-1
03-3501-1511(代)
3261~3264(内)
03-3501-0532(直)
経済産業省製造産業局化学物質安全室
東京都千代田区霞が関1-3-1
03-3501-1511(代)
3701~3703(内)
03-3501-0605(直)
北海道経済産業局産業部国際課
北海道札幌市北区北八条西2-1-1(札幌第一合同庁舎)
TEL:011-709-1752
東北経済産業局産業部産業振興課国際室
宮城県仙台市青葉区本町3-3-1(仙台合同庁舎)
14
TEL:022-263-1111(代)
関東経済産業局産業部国際課
埼玉県さいたま市中央区新都心1番地1(さいたま新都心合同庁舎1号館)
TEL:048-601-1200(代)
中部経済産業局地域経済部国際課
愛知県名古屋市中区三の丸2-5-2
TEL:052-951-4091
近畿経済産業局通商部通商課
大阪府大阪市中央区大手町1-5-44(大阪合同庁舎1号館)
TEL:06-6966-6034
中国経済産業局産業部産業振興課
広島県広島市中区上八丁堀6-30(広島合同庁舎2号館)
TEL:082-224-5638
四国経済産業局産業部産業振興課国際室
香川県高松市サンポート3-33
TEL:087-811ー8525
九州経済産業局国際部国際課
福岡県福岡市博多区博多駅東2-11-1(福岡合同庁舎)
TEL:092-482-5425
東京通商事務所総務課
東京都文京区湯島4-6-15(湯島地方合同庁舎)
TEL:03-5842-7071(代)
横浜通商事務所総務課
神奈川県横浜市中区海岸通1-1(横浜第2港湾合同庁舎)
TEL:045-201-9606
神戸通商事務所総務課
兵庫県神戸市中央区浜辺通29番地(神戸地方合同庁舎
5階)
TEL:078-393-2682
沖縄経済産業部商務通商課
沖縄県那覇市おもろまち2丁目1番1号(那覇第2地方合同庁舎2号館)
TEL:098-866-1731(代)
2.3.3
麻薬又は向精神薬の原材料の輸出承認について(輸出令別表第2の 21
の3項)
アクセス
トップページ > 政策別に探す > 対外経済 > 貿易管理 > 貿易/貿易管理 >
輸出承認申請> 麻薬、向精神薬の原材料等
1
適用地域
適用地域は、全地域とする。
2
適用品目
(1) 適 用 品 目 は 、輸 出 令 別 表 第 2 の 21 の 3 項 中 欄 に 掲 げ る 貨 物( PDF 形 式:60KB)
とする。
なお、個別物質名については、輸出令別表第2及び別表第7の規定に基づき
15
貨 物 を 定 め る 省 令 (平 成 4 年 通 商 産 業 省 令 第 38 号 ) の 第 1 条 の 貨 物 で あ る 。
( 注 )輸 出 令 別 表 第 2 及 び 別 表 第 7 の 規 定 に 基 づ き 貨 物 を 定 め る 省 令 第 1 条 の 貨
物 と し て 、輸 出 令 別 表 第 2 の 21 の 3 項 で 規 制 さ れ る 18 種 の 貨 物 名 が 列 挙
さ れ て い る 。 付 表 第 1 も 全 く 同 様 に 18 種 の 貨 物 名 が 列 挙 さ れ て い る 。
(2) 適 用 除 外 品 目 は 、 付 表 第 2 [( 注 ) 正 確 に は 別 紙 第 2 下 記 参 照 ]と す る 。
適 用 除 外 品 の 詳 細 ( PDF 形 式 : 58KB)
(下記参照)
( 注 ) 重 複 す る が 輸 出 令 別 表 第 2 の 21 の 3 項 中 欄 に 掲 げ る 貨 物 は 下 記 の 通 り 。
輸 出 令 別 表 第 2 の 21 の 3 項 規 制 対 象 物 質
1 N - ア セ チ ル ア ン ト ラ ニ ル 酸 及 び そ の 塩 類 を 50% を 超 え て 含 有 す る 物
2 ア セ ト ン を 50% を 超 え て 含 有 す る 物
3 ア ン ト ラ ニ ル 酸 及 び そ の 塩 類 を 50% を 超 え て 含 有 す る 物
4 イ ソ サ フ ロ ー ル を 50% を 超 え て 含 有 す る 物
5 エ チ ル エ ー テ ル を 50% を 超 え て 含 有 す る 物
6 エ チ ル メ チ ル ケ ト ン ( 別 名 メ チ ル エ チ ル ケ ト ン ) を 50% を 超 え て 含 有 す る 物
7 エ ル ゴ タ ミ ン 及 び そ の 塩 類 を 50% を 超 え て 含 有 す る 物
8 エ ル ゴ メ ト リ ン 及 び そ の 塩 類 を 50% を 超 え て 含 有 す る 物
9 塩 化 水 素 ( 塩 酸 ) を 10% を 超 え て 含 有 す る 物
10 過 マ ン ガ ン 酸 カ リ ウ ム を 10% を 超 え て 含 有 す る 物
11 サ フ ロ ー ル を 50% を 超 え て 含 有 す る 物
12 ト ル エ ン を 50% を 超 え て 含 有 す る 物
13 ピ ペ リ ジ ン 及 び そ の 塩 類 を 50% を 超 え て 含 有 す る 物
14 ピ ペ ロ ナ ー ル を 50% を 超 え て 含 有 す る 物
15 無 水 酢 酸 を 50% を 超 え て 含 有 す る 物
16 3・4 - メ チ レ ン ジ オ キ シ フ ェ ニ ル - 2 - プ ロ パ ノ ン を 50% を 超 え て 含 有 す る
物
17 リ ゼ ル ギ ン 酸 及 び そ の 塩 類 を 50% を 超 え て 含 有 す る 物
18 硫 酸 を 10% を 超 え て 含 有 す る 物
( 注 )「 適 用 除 外 品 の 詳 細 」 は 下 記 の 通 り 。 別 紙 第 2 は 下 記 の (1)に 該 当 。
以 下 の 21 の 3 項 の 輸 出 貨 物 の い ず れ か に 該 当 す る 場 合 、 輸 出 承 認 申 請 を 要 し な い 。
(1) 適 用 除 外 品 目
①アセチレンを充填した容器に内蔵された多孔物質に浸潤させたアセトン
②放射性物質を含有する物
③バッテリー液としてバッテリー容器の中に入っている硫酸
(2) 別 表 第 7 の 1 ( 少 額 特 例 )
契 約 額 が 30 万 円 以 下 の ア セ ト ン 、エ チ ル エ ー テ ル 、エ チ ル メ チ ル ケ ト ン( 別 名 :
メ チ ル エ チ ル ケ ト ン )、 塩 化 水 素 の 水 溶 液 ( 別 名 : 塩 酸 )、 ト ル エ ン 、 硫 酸
参考)麻薬又は向精神薬の原材料の輸出承認についての付表第2(廃止)
適用除外品目は、以下のとおりとする。
1 付 表 第 1 の 品 目 の 含 有 率 が 50%以 下 の も の
但 し 、 9 、 10、 18 に つ い て は 、 こ の 限 り で は な い 。
2 アセチレンを充填した容器に内蔵された多孔物質に浸潤させたアセトン
3 放射性物質を含有する物
16
3
輪出承認の申請
必 要 書 類 お よ び 注 意 事 項 → こ ち ら を ま ず ご 覧 く だ さ い ( WORD 形 式 : 50KB)
(1) 輸 出 承 認 申 請 書 の 提 出 先
輸 出 承 認 の 申 請 を し よ う と す る 者 は 、経 済 産 業 省 貿 易 経 済 協 力 局 貿 易 管 理 部 貿
易審査課に輸出承認申請書2通を提出するものとする。
※ 輸 出 承 認 申 請 書 は 、政 府 刊 行 物 セ ン タ ー 若 し く は 大 型 書 店 に て ご 購 入 下 さ い 。
( 記 載 例 ( WORD 形 式 : 55KB)
)
また、こちらからもダウンロードできます。
(2) 輸 出 承 認 申 請 の 際 の 添 付 書 類
「 麻 薬 又 は 向 精 神 薬 の 原 材 料 の 輸 出 承 認 に つ い て 」 を 制 定 し 、 平 成 22 年 4 月
1 日 よ り 施 行 す る 。 (PDF 形 式 : 211KB)
1)申 請 理 由 書 1 通
申 請 理 由 書 (PDF 形 式 : 7KB)
申 請 理 由 書 (WORD 形 式 : 20KB)
申 請 理 由 書 (一 太 郎 形 式 : 20KB)
2)取 引 内 容 等 明 細 書
1通
取 引 内 容 等 明 細 書 (PDF 形 式 : 182KB)
取 引 内 容 等 明 細 書 (WORD 形 式 : 62KB)
取 引 内 容 等 明 細 書 (一 太 郎 形 式 : 80KB)
3)輸 出 承 認 実 績 一 覧 表( 規 制 物 質 、買 主 及 び 最 終 需 要 者 が 前 回 と 同 一 の 場 合 )1
通
輸 出 承 認 実 績 一 覧 表 (PDF 形 式 : 88KB)
輸 出 承 認 実 績 一 覧 表 (WORD 形 式 : 44KB)
輸 出 承 認 実 績 一 覧 表 (一 太 郎 形 式 : 32KB)
4) 輸 出 契 約 書 又 は 輸 出 契 約 を 証 す る に 足 る 書 類 の い ず れ か の 写 し 1 通
5) 混 合 物 の 場 合 、 成 分 表 等 の 写 し 1 通
6) 新 規 案 件 の 概 要 ( 新 規 案 件 に 限 る )
1通
新 規 案 件 の 概 要 (PDF 形 式 : 115KB)
新 規 案 件 の 概 要 (WORD 形 式 : 37KB)
新 規 案 件 の 概 要 (一 太 郎 形 式 : 39KB)
7)そ の 他 、 特 に 必 要 が あ る と 認 め る 場 合 は 、 当 該 書 類
顧 客 リ ス ト (PDF 形 式 : 106KB)
顧 客 リ ス ト (WORD 形 式 : 47KB)
顧 客 リ ス ト (一 太 郎 形 式 : 44KB)
4
輸出の承認
輸 出 の 承 認 は 、当 該 申 請 が 上 記 3 に 従 っ て 行 わ れ た も の で あ る こ と を 確 認 の う
え、行うこととする。
5
Q&A
よ く あ る ご 質 問 及 び そ の 回 答 を 掲 載 致 し ま し た 。( PDF 形 式 : 166KB)
( 注 )『 輸 出 令 別 表 第 2 の 21 の 3 項 の よ く あ る Q & A 』 と し て 下 記 に 掲 載 。
17
問い合わせ先
こ ち ら を ご 覧 下 さ い 。 → 連 絡 先 等 詳 細 ( PDF 形 式 : 108KB)
輸出令別表第2の 21 の 3 項のよくあるQ&A
(原 文 は 2 1 - 3 よ く あ る Q & A )
アクセス
よ く あ る ご 質 問 及 び そ の 回 答 を 掲 載 致 し ま し た 。( PDF 形 式 : 166KB)
【輸出承認申請関係】
Q 1 ト ル エ ン 30% と M E K 30% の 混 合 物 は 、 承 認 申 請 が 必 要 で す か ?
A1 不要です。
個 々 の 含 有 量 が 50% 規 制 値 を 超 え た 場 合 に 規 制 の 対 象 と な り ま す 。
Q 2 1 つ の 輸 出 契 約 の 中 に ト ル エ ン 60% の 混 合 物・ア セ ト ン 70% の 混 合 物・M
E K 30% の 混 合 物 が あ り ま す 。そ れ ぞ れ 25 万 円・20 円・15 万 円 で す 。個 々
の 金 額 は 30 万 円 以 下 な の で 、 少 額 特 例 が 適 用 さ れ ま す か ?
A2 適用されません。
1 つ の 輸 出 契 約 の 中 の 21- 3 対 象 貨 物 の 合 計 額 で み ま す 。
こ の 場 合 、ト ル エ ン 25 万 円 + ア セ ト ン 20 万 円 = 計 45 万 円 の 申 請 が 必 要 と
な り ま す 。 M E K は 含 有 率 が 50% 以 下 な の で 、 そ も そ も 対 象 外 で す 。
Q 3 ト ル エ ン 20 万 円 の 輸 出 契 約 が 4 つ あ り ま す 。 一 緒 に 船 積 み す る の で
INVOICE 価 格 は 30 万 円 を 超 え る が 、 承 認 申 請 は 必 要 で す か ?
A3 不要です。
あ く ま で 輸 出 契 約 額 が 30 万 円 を 超 え た 場 合 に 承 認 申 請 が 必 要 と な り ま す 。
Q 4 輸 出 契 約 額 は 120 万 円 だ が 、少 量 ず つ 出 荷 す る の で 1 回 の 輸 出 額 は 30 万 円
以下になります。承認申請は不要と考えて良いでしょうか?
A4 承認申請が必要です。
A3と同様、輸出契約額で考えます。
Q5 承認された数量は1度に船積みしなければいけませんか?
A5 有効期限内であれば、何回でも分けることができます。ただし、数量が増
えたり、単価が変更になった場合は内容変更手続きが必要となります。
Q 6 40 万 円 の 承 認 が 必 要 な 貨 物 の 輸 出 契 約 が 3 つ あ り ま す 。全 て 輸 入 者 も 最 終
需要者も同じなので、まとめて1件として承認できますか?
A6 可能です。ただし、大幅に輸出契約条件が異なる場合には、それぞれの輸
出契約毎に承認申請をしてください。
Q 7 1 つ の 輸 出 契 約 の 中 に ト ル エ ン の 無 償 の 商 品 見 本 の 評 価 額 31 万 円( 輸 出 貿
易管理令別表第5第二号適用除外)があります。無償の商品見本を無償で
18
輸出するため、少額特例が適用されて輸出承認申請不要と考えて良いでし
ょうか。
A7 申請が必要です。通常通りの申請をし、輸出承認申請書には単価(輸出契
約書に商品見本の値段が明記してあること)を記載し、商品見本分につい
て は 、 価 額 の 欄 に ( No Commercial Value)、( Free Sample) 等 カ ッ コ 書 き
で 併 記 し て 下 さ い 。 総 合 計 額 は 31 万 円 と 記 載 し ま す 。
【内容変更申請関係】
Q1: 申請者の社名・住所変更
A1: 内容変更。
社名・住所変更を確認できる書類を添付(変更年月日、変更前社名・住
所 、 変 更 後 社 名 ・ 住 所 が 明 記 し て あ る こ と )。
※審査に時間を要するので、承認までに若干時間がかかる。
なお、社名変更後の次の本申請は新規案件。
※税関では、
「 ラ イ セ ン ス の 社 名・住 所 と 麻 薬 等 原 料 輸 出 業 者 業 務 届 受
理証明書の社名・住所は同一であること」としているため、厚生労
働省への輸出業者業務届の変更手続きも必要。
Q2: 輸入者の変更、最終需要者の変更又は追加
A2: 内容変更申請では対応不可。新規の案件として再度申請が必要。
Q3: 輸入者の社名変更
A 3: 内 容 変 更 。社 名 変 更 を 確 認 で き る 資 料 を 添 付( 変 更 年 月 日 、変 更 前 社 名 、
変 更 後 社 名 が 明 記 さ れ て い る こ と )。 な お 、 次 の 本 申 請 は 新 規 案 件 。
Q4: 申請者、輸入者及び荷受人の代表者名変更及び電話番号
A4: 手続き不要。
Q5: 輸入者の住所変更
A5: 内容変更。住所変更を確認できる書類を添付(変更年月日、変更後住所
が 明 記 し て い る こ と )。
次の本申請は継続案件(規制物質・輸入者・最終需要者が前回と同一で
あ る こ と )。な お 、最 終 需 要 者 を 顧 客 リ ス ト で 登 録 し て い る 場 合 に は 、新
たに顧客リストを2部提出し、輸出承認申請理由書の3.その他に「輸
入者の住所が変更したため、顧客リストを再度登録する。最終需要者の
情報に変更は無い」旨を記載。
Q6: 荷受人の社名変更
A 6: 内 容 変 更 。社 名 変 更 を 確 認 で き る 資 料 を 添 付( 変 更 年 月 日 、変 更 前 社 名 、
変 更 後 社 名 が 明 記 さ れ て い る こ と )。 な お 、 次 の 本 申 請 は 継 続 案 件 。
Q7: 荷受人の変更もしくは追加
A7: 内容変更。荷受人の概要(社名・所在地・電話番号・事業内容等)を記
19
載した取引内容等明細書を添付。輸出契約書に荷受人が明記されている
場合には、変更前と変更後の輸出契約書も添付。なお、次の本申請は継
続案件。
Q8: 経由地の変更
A8: 内容変更。理由欄に明確に記載。
Q9: 貨物の追加
A9: 内容変更。
輸出承認申請理由書、取引内容等明細書、輸出承認取得実績一覧表、追
加貨物が混合物である場合は成分表をそれぞれ添付。
なお、追加された規制物質が新規の場合は、輸出承認取得実績一覧表の
代わりに新規案件の概要を添付。また、内容変更は「輸出承認実績」に
カウントされないため、次の本申請は新規案件となる。
※貨物の追加の内容変更については、審査に時間を要するため、承認
までに若干時間がかかる。
Q 10: 数 量 の 増 加 ・ 単 価 の 増 加 及 び 減 少
A 10: 内 容 変 更 。
総額も変更になるので、数量、単価及び総額すべてを記載。なお、すで
に 既 積 分 が 有 る 場 合 に は 、既 積 分( 数 量・単 価・総 額 )、未 積 分( 数 量 ・
単価・総額)に分けて、総額計を記載する。
Q 11: 数 量 の 減 少 の み
A 11: 手 続 き 不 要 。
Q 12: 建 値 変 更 ( 通 関 地 の 変 更 含 む )
A 12: 内 容 変 更 。
変更後の輸出契約書には、変更後の建値が明記されていること。
Q 13: 有 効 期 限 の 延 長
A 13: 内 容 変 更 。
変更後の輸出契約書には、変更後の有効期限が明記されていること。
なお、当然のことながら、有効期限が切れたライセンスについては、す
でに無効となっているため、延長申請は不可。
★御不明な点が御座いましたら、担当者まで御照会ください。
経済産業省 貿易経済協力局 貿易審査課(直通)
化学品貿易審査班
TEL 03-3501-1659
20
硫酸(希硫酸)入りバッテリーについて
以下のいずれかに該当する場合は、輸出承認申請は不要です。
① 車に搭載されているバッテリー
② バッテリー容器の中にバッテリー液が入った状態
以下のいずれかに該当する場合は、輸出承認申請手続きが必要となります。
① バッテリー液のみでの輸出
② バッテリーそのものと、補充用のバッテリー液を一緒に輸出
中 古 の バ ッ テ リ ー は 価 格 や 用 途 に よ っ て 取 扱 い が 異 な り ま す の で 、事 前 に ご 相
談ください。
2.3.4
フロン関係(輸出令別表第2の 35 項)
フロン関係輸出
アクセス
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> 輸出承認申請 > オゾン層を破壊する物質
オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書附属書A及び附属書Bに
掲げる物質、同議定書附属書Cに掲げる物質並びに同議定書附属書Eに掲げる物
質の輸出承認について
1
適用地域
適用地域は、全地域とする。
2
適用品目
適 用 品 目 は 、 輸 出 貿 易 管 理 令 別 表 第 2 の 35 の 項 に 掲 げ る 貨 物 と す る 。
( 貨 物 の 詳 細 は こ ち ら ( PDF 形 式 : 15KB)
)
( 注 ) 重 複 す る が 以 下 に 35 項 に 掲 げ る 物 質 を 記 す 。
輸 出 貿 易 管 理 令 別 表 第 2 の 35 項 規 制 対 象 品 目
1 議定書附属書Aに掲げる物質([ ]内は、ODPを示す。)
グループⅠ
(1) ト リ ク ロ ロ フ ル オ ロ メ タ ン ( C F C - 1 1 ) [ 1 . 0 ]
(2) ジ ク ロ ロ ジ フ ル オ ロ メ タ ン ( C F C - 1 2 ) [ 1 . 0 ]
(3) ト リ ク ロ ロ ト リ フ ル オ ロ エ タ ン ( C F C - 1 1 3 ) [ 0 . 8 ]
(4) ジ ク ロ ロ テ ト ラ フ ル オ ロ エ タ ン ( C F C - 1 1 4 ) [ 1 . 0 ]
(5) ク ロ ロ ペ ン タ フ ル オ ロ エ タ ン ( C F C - 1 1 5 ) [ 0 . 6 ]
グループⅡ
(1) ブ ロ モ ク ロ ロ ジ フ ル オ ロ メ タ ン ( ハ ロ ン - 1 2 1 1 ) [ 3 . 0 ]
(2) ブ ロ モ ト リ フ ル オ ロ メ タ ン ( ハ ロ ン - 1 3 0 1 ) [ 1 0 . 0 ]
(3) ジ ブ ロ モ テ ト ラ フ ル オ ロ エ タ ン ( ハ ロ ン - 2 4 0 2 ) [ 6 . 0 ]
21
2 議定書附属書Bに掲げる物質([ ]内は、ODPを示す。)
グループⅠ
(1) ク ロ ロ ト リ フ ル オ ロ メ タ ン ( C F C - 1 3 ) [ 1 . 0 ]
(2) ペ ン タ ク ロ ロ フ ル オ ロ エ タ ン ( C F C - 1 1 1 ) [ 1 . 0 ]
(3) テ ト ラ ク ロ ロ ジ フ ル オ ロ エ タ ン ( C F C - 1 1 2 ) [ 1 . 0 ]
(4) ヘ プ タ ク ロ ロ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( C F C - 2 1 1 ) [ 1 . 0 ]
(5) ヘ キ サ ク ロ ロ ジ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( C F C - 2 1 2 ) [ 1 . 0 ]
(6) ペ ン タ ク ロ ロ ト リ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( C F C - 2 1 3 ) [ 1 . 0 ]
(7) テ ト ラ ク ロ ロ テ ト ラ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( C F C - 2 1 4 ) [ 1 . 0 ]
(8) ト リ ク ロ ロ ペ ン タ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( C F C - 2 1 5 ) [ 1 . 0 ]
(9) ジ ク ロ ロ ヘ キ サ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( C F C - 2 1 6 ) [ 1 . 0 ]
(10) ク ロ ロ ヘ プ タ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( C F C - 2 1 7 ) [ 1 . 0 ]
グループⅡ
四塩化炭素[1.1]
グループⅢ
1,1,1 - ト リ ク ロ ロ エ タ ン ( メ チ ル ク ロ ロ ホ ル ム ) [ 0 . 1 ]
3 議定書附属書Cに掲げる物質([ ]内は、ODPを示す。)
グループⅠ
(1) ジ ク ロ ロ フ ル オ ロ メ タ ン ( H C F C - 2 1 ) [ 0 . 0 4 ]
(2) ク ロ ロ ジ フ ル オ ロ メ タ ン ( H C F C - 2 2 ) [ 0 . 0 5 5 ]
(3) ク ロ ロ フ ル オ ロ メ タ ン ( H C F C - 3 1 ) [ 0 . 0 2 ]
(4) テ ト ラ ク ロ ロ フ ル オ ロ エ タ ン ( H C F C - 1 2 1 ) [ 0 . 0 4 ]
(5) ト リ ク ロ ロ ジ フ ル オ ロ エ タ ン ( H C F C - 1 2 2 ) [ 0 . 0 8 ]
(6) ジ ク ロ ロ ト リ フ ル オ ロ エ タ ン ( H C F C - 1 2 3 ) [ 0 . 0 6 ]
(7) 2,2-ジ ク ロ ロ -1,1,1-ト リ フ ル オ ロ エ タ ン ( H C F C - 1 2 3 ) [ 0 . 0
2]
(8) ク ロ ロ テ ト ラ フ ル オ ロ エ タ ン ( H C F C - 1 2 4 ) [ 0 . 0 4 ]
(9) 2-ク ロ ロ -1,1,1,2-テ ト ラ フ ル オ ロ エ タ ン ( H C F C - 1 2 4 ) [ 0 . 0
22]
(10) ト リ ク ロ ロ フ ル オ ロ エ タ ン ( H C F C - 1 3 1 ) [ 0 . 0 5 ]
(11) ジ ク ロ ロ ジ フ ル オ ロ エ タ ン ( H C F C - 1 3 2 ) [ 0 . 0 5 ]
(12) ク ロ ロ ト リ フ ル オ ロ エ タ ン ( H C F C - 1 3 3 ) [ 0 . 0 6 ]
(13) ジ ク ロ ロ フ ル オ ロ エ タ ン ( H C F C - 1 4 1 ) [ 0 . 0 7 ]
(14) 1,1-ジ ク ロ ロ -1-フ ル オ ロ エ タ ン ( H C F C - 1 4 1 b ) [ 0 . 1 1 ]
(15) ク ロ ロ ジ フ ル オ ロ エ タ ン ( H C F C - 1 4 2 ) [ 0 . 0 7 ]
(16) 1-ク ロ ロ -1,1-ジ フ ル オ ロ エ タ ン ( H C F C - 1 4 2 b ) [ 0 . 0 6 5 ]
(17) ク ロ ロ フ ル オ ロ エ タ ン ( H C F C - 1 5 1 ) [ 0 . 0 0 5 ]
(18) ヘ キ サ ク ロ ロ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( H C F C - 2 2 1 ) [ 0 . 0 7 ]
(19) ペ ン タ ク ロ ロ ジ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( H C F C - 2 2 2 ) [ 0 . 0 9 ]
(20) テ ト ラ ク ロ ロ ト リ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( H C F C - 2 2 3 ) [ 0 . 0 8 ]
(21) ト リ ク ロ ロ テ ト ラ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( H C F C - 2 2 4 ) [ 0 . 0 9 ]
(22) ジ ク ロ ロ ペ ン タ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( H C F C - 2 2 5 ) [ 0 . 0 7 ]
22
(23) 3,3-ジ ク ロ ロ -1,1,1,2,2-ペ ン タ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( HCFC-225ca) [ 0 .
025]
(24) 1,3-ジ ク ロ ロ -1,1,2,2,3-ペ ン タ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( HCFC-225cb) [ 0 .
033]
(25) ク ロ ロ ヘ キ サ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( H C F C - 2 2 6 ) [ 0 . 1 ]
(26) ペ ン タ ク ロ ロ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( H C F C - 2 3 1 ) [ 0 . 0 9 ]
(27) テ ト ラ ク ロ ロ ジ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( H C F C - 2 3 2 ) [ 0 . 1 ]
(28) ト リ ク ロ ロ ト リ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( H C F C - 2 3 3 ) [ 0 . 2 3 ]
(29) ジ ク ロ ロ テ ト ラ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( H C F C - 2 3 4 ) [ 0 . 2 8 ]
(30) ク ロ ロ ペ ン タ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( H C F C - 2 3 5 ) [ 0 . 5 2 ]
(31) テ ト ラ ク ロ ロ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( H C F C - 2 4 1 ) [ 0 . 0 9 ]
(32) ト リ ク ロ ロ ジ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( H C F C - 2 4 2 ) [ 0 . 1 3 ]
(33) ジ ク ロ ロ ト リ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( H C F C - 2 4 3 ) [ 0 . 1 2 ]
(34) ク ロ ロ テ ト ラ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( H C F C - 2 4 4 ) [ 0 . 1 4 ]
(35) ト リ ク ロ ロ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( H C F C - 2 5 1 ) [ 0 . 0 1 ]
(36) ジ ク ロ ロ ジ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( H C F C - 2 5 2 ) [ 0 . 0 4 ]
(37) ク ロ ロ ト リ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( H C F C - 2 5 3 ) [ 0 . 0 3 ]
(38) ジ ク ロ ロ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( H C F C - 2 6 1 ) [ 0 . 0 2 ]
(39) ク ロ ロ ジ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( H C F C - 2 6 2 ) [ 0 . 0 2 ]
(40) ク ロ ロ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( H C F C - 2 7 1 ) [ 0 . 0 3 ]
グループⅡ
(1) ジ ブ ロ モ フ ル オ ロ メ タ ン ( C H F B r 2 ) [ 1 . 0 ]
(2) ブ ロ モ ジ フ ル オ ロ メ タ ン ( C H F 2 B r 。 H B F C - 2 2 B 1 ) [ 0 .
74]
(3) ブ ロ モ フ ル オ ロ メ タ ン ( C H 2 F B r ) [ 0 . 7 3 ]
(4) テ ト ラ ブ ロ モ フ ル オ ロ エ タ ン ( C 2 H F B r 4 ) [ 0 . 8 ]
(5) ト リ ブ ロ モ ジ フ ル オ ロ エ タ ン ( C 2 H F 2 B r 3 ) [ 1 . 8 ]
(6) ジ ブ ロ モ ト リ フ ル オ ロ エ タ ン ( C 2 H F 3 B r 2 ) [ 1 . 6 ]
(7) ブ ロ モ テ ト ラ フ ル オ ロ エ タ ン ( C 2 H F 4 B r ) [ 1 . 2 ]
(8) ト リ ブ ロ モ フ ル オ ロ エ タ ン ( C 2 H 2 F B r 3 ) [ 1 . 1 ]
(9) ジ ブ ロ モ ジ フ ル オ ロ エ タ ン ( C 2 H 2 F 2 B r 2 ) [ 1 . 5 ]
(10) ブ ロ モ ト リ フ ル オ ロ エ タ ン ( C 2 H 2 F 3 B r ) [ 1 . 6 ]
(11) ジ ブ ロ モ フ ル オ ロ エ タ ン ( C 2 H 3 F B r 2 ) [ 1 . 7 ]
(12) ブ ロ モ ジ フ ル オ ロ エ タ ン ( C 2 H 3 F 2 B r ) [ 1 . 1 ]
(13) ブ ロ モ フ ル オ ロ エ タ ン ( C 2 H 4 F B r ) [ 0 . 1 ]
(14) ヘ キ サ ブ ロ モ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( C 3 H F B r 6 ) [ 1 . 5 ]
(15) ペ ン タ ブ ロ モ ジ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( C 3 H F 2 B r 5 ) [ 1 . 9 ]
(16) テ ト ラ ブ ロ モ ト リ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( C 3 H F 3 B r 4 ) [ 1 . 8 ]
(17) ト リ ブ ロ モ テ ト ラ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( C 3 H F 4 B r 3 ) [ 2 . 2 ]
(18) ジ ブ ロ モ ペ ン タ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( C 3 H F 5 B r 2 ) [ 2 . 0 ]
(19) ブ ロ モ ヘ キ サ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( C 3 H F 6 B r ) [ 3 . 3 ]
(20) ペ ン タ ブ ロ モ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( C 3 H 2 F B r 5 ) [ 1 . 9 ]
(21) テ ト ラ ブ ロ モ ジ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( C 3 H 2 F 2 B r 4 ) [ 2 . 1 ]
23
(22) ト リ ブ ロ モ ト リ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( C 3 H 2 F 3 B r 3 ) [ 5 . 6 ]
(23) ジ ブ ロ モ テ ト ラ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( C 3 H 2 F 4 B r 2 ) [ 7 . 5 ]
(24) ブ ロ モ ペ ン タ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( C 3 H 2 F 5 B r ) [ 1 4 ]
(25) テ ト ラ ブ ロ モ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( C 3 H 3 F B r 4 ) [ 1 . 9 ]
(26) ト リ ブ ロ モ ジ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( C 3 H 3 F 2 B r 3 ) [ 3 . 1 ]
(27) ジ ブ ロ モ ト リ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( C 3 H 3 F 3 B r 2 ) [ 2 . 5 ]
(28) ブ ロ モ テ ト ラ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( C 3 H 3 F 4 B r ) [ 4 . 4 ]
(29) ト リ ブ ロ モ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( C 3 H 4 F B r 3 ) [ 0 . 3 ]
(30) ジ ブ ロ モ ジ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( C 3 H 4 F 2 B r 2 ) [ 1 . 0 ]
(31) ブ ロ モ ト リ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( C 3 H 4 F 3 B r ) [ 0 . 8 ]
(32) ジ ブ ロ モ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( C 3 H 5 F B r 2 ) [ 0 . 4 ]
(33) ブ ロ モ ジ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( C 3 H 5 F 2 B r ) [ 0 . 8 ]
(34) ブ ロ モ フ ル オ ロ プ ロ パ ン ( C 3 H 6 F B r ) [ 0 . 7 ]
グループⅢ
ブロモクロロメタン(CH2BrCl)[0.12]
4.議定書附属書Eに掲げる物質([ ]内は、ODPを示す。)
臭 化 メ チ ル ( C H 3 B r ) [ 0 . 6 ] __
3
輸出承認の申請
(1)
輸出承認申請書の提出先
輸 出 の 承 認 の 申 請 を し よ う と す る 者 は 、経 済 産 業 省 貿 易 経 済 協 力 局 貿 易 審 査 課
に輸出承認申請書2通を提出するものとする。
(提 出 先 及 び 連 絡 先 の 詳 細 は こ ち ら ( PDF 形 式 : 88KB)
)
※ 輸 出 承 認 申 請 書 は 、政 府 刊 行 物 セ ン タ ー 若 し く は 大 型 書 店 に て ご 購 入 下 さ い 。
( 見 本 ( PDF 形 式 : 20KB)
)
※経済産業省HPからもダウンロードが可能です。
http://www.meti.go.jp/policy/external_economy/trade_control/yoshiki/i
ndex.html
(2)
輸出承認申請の際の添付書類
1) 申 請 理 由 書
1通
申 請 理 由 書 ( PDF 形 式 : 8KB)
申 請 理 由 書 (WORD 形 式 : 30KB)
申 請 理 由 書 ( 一 太 郎 形 式 : 25KB)
2) 輸 出 契 約 書 又 は 輸 出 契 約 を 証 す る に 足 る 書 類 の い ず れ か の 写 し 1 通
3) 輸 出 貨 物 の 成 分 を 証 す る 書 類 1 通
4) 議 定 書 附 属 書 A の グ ル - プ II に 属 す る 物 質 に つ い て は 、 輸 出 貨 物 が 回 収 さ
れ た も の( 回 収 し 再 生 さ れ た も の を 含 む 。以 下 同 じ 。)で あ る 場 合 に は 、そ れ
を証する書類1通
(3)
輸 出 承 認 申 請 書 の 記 載 要 領 ( 記 載 例 )( PDF 形 式 : 95KB)
1) 貨 物 名 の 欄 に 、輸 出 契 約 書 と 成 分 表 に 明 記 さ れ た 商 品 名 を 記 載 す る と と も に 、
含有している規制物質名をかっこ書きで併記すること。
2) 数 量 の 欄 に 取 引 単 位 に よ る 数 量 を 記 載 す る と と も に 、キ ロ グ ラ ム( Kg)単 位 に
24
よる数量をかっこ書きで併記すること。
3) 価 額 の 欄 に 、 輸 出 契 約 書 に 明 記 さ れ た 建 値 ( イ ン コ タ ー ム ズ ) を 併 記 す る こ
と。
(4)
輸出承認申請理由書の記載要領
1) 仕 向 地( 国 又 は 地 域 名 及 び 議 定 書 締 約 国 で あ る か 否 か の 別 )、買 主 名 及 び そ の
住所、最終需要者名及びその住所を記載すること。
締 約 国 等 一 覧 ( PDF 形 式 : 78KB)
←
モントリオール議定書の締約国及
び議定書第5条1に該当する国又は地域についての詳細はこちら
2) 輸 出 貨 物 の 概 要 と し て 、輸 出 貨 物 の 品 目 名 、数 量( kg)、最 終 用 途 及 び 製 造 業
者 名 並 び に 輸 出 貨 物 に 含 ま れ る 規 制 物 質 の 名 称 、含 有 率( % )、含 有 数 量( kg)、
オゾン破壊係数(ODP)及び含有数量にODPを乗じた数量(換算数量
( kg)) を 記 入 す る こ と 。
O D P 一 覧 ( PDF 形 式 : 15KB)
←
具体的なODPの数値をご覧になり
たい方はこちら
4
輸出の承認
輸 出 の 承 認 は 、輸 出 者 か ら の 輸 出 承 認 の 申 請 に 対 し 、当 該 申 請 が 上 記 3 に 従 っ
て 行 わ れ た も の で あ る こ と を 確 認 の う え 、以 下 の い ず れ か に 該 当 す る も の に つ
いて、国内需給の状況等を勘案して行うこととする。
(1)
議定書附属書Aのグル-プ I に属する物質
議定書(1987年に採択された議定書)締約国を仕向地とする輸出
( 2 ) 議 定 書 附 属 書 A の グ ル - プ II に 属 す る 物 質
議 定 書( 1 9 8 7 年 に 採 択 さ れ た 議 定 書 )締 約 国 を 仕 向 地 と す る 輸 出 で あ っ て 、
次のいずれかに該当するもの。
1) 議 定 書 第 5 条 1 に 該 当 す る 国 又 は 地 域 を 仕 向 地 と す る 輸 出
2) 回 収 さ れ た も の の 輸 出
(3)
議定書附属書Bに掲げる物質
議定書(1990年に採択された議定書の改正)締約国を仕向地とする輸出
(4) 議定書附属書Cのグループ I に属する物質
議 定 書( 1 9 9 9 年 に 採 択 さ れ た 議 定 書 の 改 正 )締 約 国 及 び 議 定 書 第 5 条 1 に
該当する国又は地域を仕向地とする輸出
( 5 ) 議 定 書 附 属 書 C の グ ル ー プ II に 属 す る 物 質 及 び 同 議 定 書 附 属 書 E に 掲 げ
る物質
議定書(1992年に採択された議定書の改正)締約国を仕向地とする輸出
(6)
議 定 書 附 属 書 C の グ ル - プ III に 属 す る 物 質
議定書(1999年に採択された議定書の改正)締約国を仕向地とする輸出
5
輸出の承認
(注)原文通り。輸出の承認が重複している。
輸 出 承 認 を 受 け 、特 定 物 質 の 輸 出 を 行 っ た 者 は 、毎 年 1 月 ~ 3 月 の 間 に 前 年 の
輸出数量等を経済産業大臣に届け出なければならない。
も し く は 、化 学 物 質 管 理 課 オ ゾ ン 層 保 護 等 推 進 室 の ホ ー ム ペ ー ジ「 特 定 物 質 の
輸 出 に 関 す る 届 出 ( オ ゾ ン 層 保 護 法 第 1 7 条 関 係 )」 を ご 覧 く だ さ い 。
25
2.3.5
化学物質の輸出承認について(輸出令別表第2の 35 の 3 の項)
アクセス
トップページ > 政策別に探す > 対外経済 > 貿易管理 > 貿易/貿易管理
> 輸出承認申請 > 化学物質
1
適用地域
適用地域は、全地域とする。
2
適用品目
・「 化 学 物 質 の 輸 出 承 認 に つ い て 」 の 一 部 改 正 に つ い て ( PDF 形 式 : 239KB)
( 1 )適 用 品 目 は 、輸 出 貿 易 管 理 令 別 表 第 2 の 35 の 3 の 項 の 中 欄 に 掲 げ る 貨 物( 別
紙 第 1 ( PDF 形 式 : 135KB)
)とする。
(注)別紙第1は2.3.6の末尾に添付。
※ 別 紙 第 1 の う ち 35 の 3 の 項 ( 1 ) 及 び ( 6 ) の 解 釈 は こ ち ら
( 2 ) 適 用 除 外 品 目 は 別 紙 第 2 ( PDF 形 式 : 62KB)
とする。
(注)別紙第2は別紙第1の後に添付。
※「 化 学 物 質 の 輸 出 承 認 に つ い て 」の 一 部 改 正 に つ い て( ト リ ブ チ ル ス ズ 化 合 物
関連)
※副生第一種特定化学物質を含有する化学物質の取扱いについて(お知らせ)
(注)別紙第2の後に添付。
3
輸出承認の申請
(1)輸出承認申請書の提出先
提 出 先 等 の 詳 細 は こ ち ら ( 別 添 1 )( PDF 形 式 : 80KB)
輸 出 の 承 認 の 申 請 を し よ う と す る 者 は 、経 済 産 業 省 貿 易 経 済 協 力 局 貿 易 管 理 部
貿易審査課に輸出承認申請書2通を提出するものとする。
申 請 書 の 見 本 ( WORD 形 式 : 50KB)
申 請 書 の 記 載 要 領 ( 記 載 例 )( PDF 形 式 : 120KB)
※ 輸出承認申請書は、政府刊行物センター若しくは大型書店にて販売をして
おります。
※ こちらからもダウンロードが可能です。
※ 同一相手先への輸出に関しては、複数の輸出契約を一つにまとめて申請す
ることができます。
詳細につきましては担当者までお問い合わせ下さい。
(2)輸出承認申請の際の添付書類
1) 申 請 理 由 書
申 請 理 由 書 ( WORD 形 式 : 44KB)
申 請 理 由 書 ( PDF 形 式 : 7KB)
記 載 要 領 は こ ち ら ( PDF 形 式 : 8KB)
2) 輸 出 契 約 書 又 は 輸 出 契 約 を 証 す る に 足 る 書 類 の い ず れ か の 写 し
3) 輸 出 貨 物 に 関 す る 成 分 表
1通
1通
4) I S O 1 1 0 1 4 - 1 に 定 め ら れ た 書 式 に 基 づ い て 作 成 し た 化 学 物 質 安 全 性 デ
26
ータシート(MSDS)の写し
1通
5) そ の 他 経 済 産 業 大 臣 が 特 に 必 要 が あ る と 認 め る 場 合 は 、 当 該 書 類
4
輸出の承認
輸 出 の 承 認 は 、当 該 申 請 が 上 記 3 に 従 っ て 行 わ れ た も の で あ る こ と を 確 認 の 上 、
国際貿易の対象となる特定の有害な化学物質及び駆除剤についての事前のか
つ 情 報 に 基 づ く 同 意 の 手 続 き に 関 す る ロ ッ テ ル ダ ム 条 約( 以 下「 ロ ッ テ ル ダ ム
条 約 」 と い う 。) 及 び 残 留 有 機 性 汚 染 物 質 に 関 す る ス ト ッ ク ホ ル ム 条 約 ( 以 下
「 ス ト ッ ク ホ ル ム 条 約 」と い う 。)の 規 定 に 基 づ き 、次 の( 1 )、
( 2 )又 は( 3 )
の 貨 物 の 区 分 に 応 じ 、そ れ ぞ れ に 定 め る 要 件 に 該 当 す る 場 合 に 限 り 、行 う も の
とする。
た だ し 、液 体 を 熱 媒 体 と す る 加 熱 用 又 は 冷 却 用 の 機 器 、油 入 変 圧 器 、紙 コ ン デ
ンサー、油入コンデンサー、有機被膜コンデンサー、エアコンディショナー、
テ レ ビ ジ ョ ン 受 信 機 及 び 電 子 レ ン ジ の う ち 、0 .0 0 5 % を 超 え る ポ リ 塩 化 ビ
フ ェ ニ ル を 含 有 し 、か つ 容 量 が 0 .0 5 リ ッ ト ル を 超 え る 貨 物 に つ い て は 、承
認は行わない。
( 1 )ロ ッ テ ル ダ ム 条 約 附 属 書 III に 掲 げ る 化 学 物 質 の 輸 出 で あ っ て 、次 の い ず れ
かに該当する場合
①当該化学物質の用途がロッテルダム条約附属書Ⅲ下欄に掲げる分類に該当し
ない場合
②当該化学物質の用途がロッテルダム条約附属書Ⅲ下欄に掲げる分類に該当す
る 場 合 で あ っ て 、仕 向 地 が 同 条 約 締 約 国 で あ り 、同 条 約 第 1 0 条 に 基 づ き 、当
該化学物質の輸入に同意している場合
③当該化学物質の用途がロッテルダム条約附属書Ⅲ下欄に掲げる分類に該当す
る 場 合 で あ っ て 、仕 向 地 が 同 条 約 締 約 国 で あ り 、同 条 約 第 1 0 条 に 基 づ き 、当
該 化 学 物 質 の 輸 入 に 条 件 付 き で 同 意 を し 、か つ 、当 該 輸 出 が 当 該 条 件 に 該 当 す
る場合
④当該貨物が試験研究用として用いられるものであると認められる場合
⑤仕向地がロッテルダム条約締約国でない国又は地域の場合
な お 、 ロ ッ テ ル ダ ム 条 約 附 属 書 III に 掲 げ る 化 学 物 質 に 関 す る 各 締 約 国 の 輸
入意思については以下から参照可能です。
ロッテルダム条約事務局ウェブサイト
http://www.pic.int/reports/countryprofiles.asp
( 2 )輸 出 貿 易 管 理 令 別 表 第 2 の 35 の 3 の 項 の( 2 )か ら( 6 )ま で に 掲 げ る 化 学
物質(ロッテルダム条約附属書Ⅲに掲げる化学物質であって、同附属書下欄
に 掲 げ る 分 類 に 該 当 す る も の を 除 く 。)の 輸 出 で あ っ て 、次 の い ず れ か に 該 当
する場合
① 仕 向 地 が ロ ッ テ ル ダ ム 条 約 締 約 国 で あ り 、我 が 国 が 暦 年 に お い て 、当 該 締 約 国
の国内当局に対して当該化学物質の輸出に係る通報を行っている場合
②当該貨物が試験研究用として用いられるものであると認められる場合
③ 農 薬 取 締 法( 昭 和 23 年 法 律 第 82 号 )第 2 条 第 1 項 の 規 定 に よ る 登 録 を 受 け て
27
いる農薬及び同項ただし書に該当する農薬
④仕向地がロッテルダム条約締約国でない国又は地域の場合
⑤ 当 該 貨 物 が 成 形 製 品 ( 混 合 物 又 は 製 剤 で な い も の を い う 。 以 下 同 じ 。) で あ る
場合
(3)ストックホルム条約附属書Aに掲げる物質であってその製造若しくは使用に
ついて個別の適用除外が効力を有しているもの又は同条約附属書Bに掲げ
る 化 学 物 質 で あ っ て 、そ の 製 造 若 し く は 使 用 に つ い て 個 別 の 適 用 除 外 若 し く
は 認 め る こ と の で き る 目 的 が 効 力 を 有 し て い る も の の 輸 出 で あ っ て 、次 の い
ずれかに該当する場合又は当該貨物がストックホルム条約附属書A又は附
属書Bに掲げる化学物質であって実験室規模の研究のため又は試薬として
使用される量である場合
① ス ト ッ ク ホ ル ム 条 約 第 6 条 1 ( d) に 定 め る 環 境 上 適 正 な 処 分 の 場 合
②ストックホルム条約附属書 A 又は附属書 B の規定に基づき、仕向地が当該化
学物質の使用が許容される同条約締約国の場合
③仕向地がストックホルム条約締約国でない国又は地域の場合であって、化学
物質の意図される使用を特定し、及び当該化学物質に関して次のすべてのこ
とを約束することを記載した年間の証明書が当該国から我が国に提出されて
いる場合又は当該地域において次のすべてのことを約束することが書面にて
確認されている場合
イ
放 出 を 最 小 限 に し 又 は 防 止 す る た め に 必 要 な 措 置 を と る こ と に よ り 、人 の
健康及び環境を保護すること
ロ
ストックホルム条約第6条1の規定に従うこと
ハ
適 当 な 場 合 に は 、ス ト ッ ク ホ ル ム 条 約 附 属 書 B 第 2 部 2 の 規 定 に 従 う こ と
(4)上記(1)又は(2)の規定にかかわらず、第4回ストックホルム条約締約
国会合における決定に基づき、ストックホルム条約附属書A又は附属書Bに
掲げられることが決定した化学物質については、当該締約国会合における決
定によりストックホルム条約附属書A又は附属書Bに掲げられる個別の適用
除外若しくは認めることができる目的に該当する場合又は実験室規模の研究
のため若しくは試薬として使用される量である場合を除き、輸出の承認は行
わない。
5
承認の条件
輸 出 貿 易 管 理 令 別 表 第 2 の 35 の 3 の 項 の ( 1 ) に 掲 げ る 貨 物 ( ロ ッ テ ル ダ ム
条 約 附 属 書 III 上 欄 に 掲 げ る 化 学 物 質 で あ っ て 同 附 属 書 下 欄 に 掲 げ る 分 類 に
該 当 す る も の に 限 る 。) 及 び 同 項 ( 2 ) か ら ( 6 ) ま で に 掲 げ る 貨 物 ( 試 験 研
究 用 又 は 当 該 貨 物 が 成 形 製 品 で あ る 場 合 を 除 く 。) に つ い て 輸 出 を 承 認 す る 場
合には、次の条件を付すものとする。
1) 輸 出 者 が 国 際 連 合 に よ る 「 化 学 品 の 分 類 お よ び 表 示 に 関 す る 世 界 調 和 シ ス テ ム
(G H S : Globally Harmonized System of Classification and Labelling of
Chemicals)」を 参 考 に 輸 出 貨 物 の 容 器 、包 装 等 に 添 付 す べ き 表 示 を 作 成 し 、こ
れを貨物に添付すること。
28
2) 輸 出 者 が 輸 入 者 に 対 し て I S O 1 1 0 1 4 - 1 に 定 め ら れ た 書 式 に 従 っ て 作 成
さ れ た 化 学 物 質 安 全 性 デ ー タ シ ー ト ( M S D S ) を 交 付 す る こ と 。」
GHS の 公 式 英 文 テ キ ス ト 及 び 和 文 ( 仮 訳 ) は 以 下 か ら 参 照 可 能 。
公式英文テキスト(第3版)
http://www.unece.org/trans/danger/publi/ghs/ghs_rev03/03files_e.html
和文(仮訳)
http://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/int/ghs_text.html
別紙第1
( 注 ) 適 用 品 目 ( 輸 出 令 別 表 第 2 の 35 の 3 項 の 該 当 品 目 )
1 輸 出 貿 易 管 理 令 別 表 第 2 の 35 の 3 の 項 ( 1 ) に 掲 げ る 貨 物
(ロッテルダム条約附属書Ⅲに掲げる化学物質(「輸出貿易管理令の運用について」
2 - 1 - 1 の ( 5 ) の 表 の 35 の 3 の 項 の 「 附 属 書 Ⅲ 上 欄 に 掲 げ る 化 学 物 質 」 の 解
釈の欄に規定する当該化学物質を含有する混合物又は製剤を含む。))
化学物質の名称
(1) 2,4,5- T 、 2,4,5- T 塩 及 び
2,4,5-T の エ ス テ ル 化 合 物
CAS番号(例示)
93-76-5
分類
POPs
条約対象
駆除剤
( 2,4,5-T )
○
(2) ア ル ド リ ン
309-00-2
駆除剤
(3) ビ ナ パ ク リ ル
485-31-4
駆除剤
(4) カ プ タ ホ ー ル
2425-06-1
駆除剤
(5) ク ロ ル デ ン
57-74-9
駆除剤
(6) ク ロ ル ジ メ ホ ル ム
6164-98-3
駆除剤
(7) ク ロ ロ ベ ン ジ レ ー ト
510-15-6
駆除剤
(8) D D T
50-29-3
駆除剤
○
(9) デ ィ ル ド リ ン
60-57-1
駆除剤
○
(10) ジ ニ ト ロ -オ ル ト -ク レ ゾ ー ル
534-52-1( ジ ニ ト ロ - 駆 除 剤
( D N O C ) 及 び ジ ニ ト ロ -オ
オルト-クレゾール
ル ト -ク レ ゾ ー ル ( D N O C )
(DNOC)
塩( ア ン モ ニ ウ ム 塩 、カ リ ウ ム
2980-64-5( ジ ニ ト ロ -
塩、ナトリウム塩等)
オルト-クレゾール
( D N O C )の ア ン モ
ニウム塩)
5787-96-2( ジ ニ ト ロ オルト-クレゾール
( D N O C )の カ リ ウ
ム塩等)
2312-76-7( ジ ニ ト ロ オルト-クレゾール
( D N O C )の ナ ト リ
ウム塩)
(11) ジ ノ セ ブ 、 ジ ノ セ ブ 塩 及 び ジ
88-85-7( ジ ノ セ ブ )
ノセブのエステル化合物
29
駆除剤
○
(12) 1,2-ジ ブ ロ モ エ タ ン ( E D B ) 106-93-4
駆除剤
(13) 1,2-ジ ク ロ ロ エ タ ン
107-06-2
駆除剤
(14) エ チ レ ン オ キ シ ド
75-21-8
駆除剤
(15) フ ル オ ロ ア セ ト ア ミ ド
640-19-7
駆除剤
(16) H C H ( 異 性 体 混 合 物 )
608-73-1
駆除剤
(17) ヘ プ タ ク ロ ル
76-44-8
駆除剤
○
(18) ヘ キ サ ク ロ ロ ベ ン ゼ ン
118-74-1
駆除剤
○
(19) リ ン デ ン
58-89-9
駆除剤
○
駆除剤
(20) 水 銀 及 び 水 銀 化 合 物 ( 無 機 水
銀化合物、アルキル水銀化合
物 、ア ル キ ル オ キ シ ア ル キ ル 及
びアリル水銀化合物を含む。)
(21) モ ノ ク ロ ト ホ ス
6923-22-4
駆除剤
(22) パ ラ チ オ ン
56-38-2
駆除剤
(23) ペ ン タ ク ロ ロ フ ェ ノ ー ル 、 ペ
87-86-5( ペ ン タ ク ロ
駆除剤
ンタクロロフェノール塩及び
ロフェノール)
ペンタクロロフェノールのエ
ステル化合物
(24) ト キ サ フ ェ ン
8001-35-2
駆除剤
(25) ト リ ブ チ ル ス ズ 化 合 物 ( ビ ス
56-35-9( ビ ス ( ト リ
駆除剤
(トリブチルスズ)=オキシ
ブ チ ル ス ズ )= オ キ シ
ド 、ト リ ブ チ ル ス ズ = フ ル オ リ
ド)
ド 、ト リ ブ チ ル ス ズ = メ タ ク リ
1983-10-4( ト リ ブ チ
ラ ー ト 、ト リ ブ チ ル ス ズ = ベ ン
ルスズ=フルオリド)
ゾ エ ー ト 、ト リ ブ チ ル ス ズ = ク
2155-70-6( ト リ ブ チ
ロ リ ド 、ト リ ブ チ ル ス ズ = リ ノ
ルスズ=メタクリラ
リ エ ー ト 、ト リ ブ チ ル ス ズ = ナ
ート)
フテナートを含む全て)
4342-36-3( ト リ ブ チ
ルスズ=ベンゾエー
ト)
1461-22-9( ト リ ブ チ
ルスズ=クロリド)
24124-25-2( ト リ ブ チ
ルスズ=リノリエー
ト)
85409-17-2( ト リ ブ チ
ルスズ=ナフテナー
ト)
17804-35-2 ( ベ ノ ミ
著しく有害
チウラムの全てを含有する粉
ル)
な駆除用製
剤
1563-66-2( カ ル ボ フ
剤
(26) ベ ノ ミ ル 、 カ ル ボ フ ラ ン 及 び
ラン)
137-26-8( チ ウ ラ ム )
30
○
(27) メ タ ミ ド ホ ス
10265-92-6
著しく有害
な駆除用製
剤
(28) ホ ス フ ァ ミ ド ン
13171-21-6( ( E )
著しく有害
異性体及び(Z)
な駆除用製
異性体の混合物)
剤
23783-98-4( ( Z )
異性体)
297-99-4( ( E )
異性体)
(29) メ チ ル パ ラ チ オ ン
298-00-0
著しく有害
な駆除用製
剤
(30) 石 綿 ( ア ク チ ノ ラ イ ト 、 ア ン
ソ フ ィ ラ イ ト 、ア モ サ イ ト 、ク
77536-66-4( ア ク チ ノ
工業用化学
ライト)
物質
ロ シ ド ラ イ ト 、 ト レ モ ラ イ ト ) 77536-67-5( ア ン ソ フ
ィライト)
12172-73-5( ア モ サ イ
ト)
12001-28-4( ク ロ シ ド
ライト)
77536-68-6( ト レ モ ラ
イト)
(31) ポ リ 臭 化 ビ フ ェ ニ ル( P B B ) 36355-01-8( 六 臭 化 ビ
フェニル)
工業用化学
○
物質
27858-07-7( 八 臭 化 ビ
フェニル)
13654-09-6( 十 臭 化 ビ
フェニル)
(32) ポ リ 塩 化 ビ フ ェ ニ ル( P C B ) 1336-36-3
工業用化学
物質
(33) ポ リ 塩 化 テ ル フ ェ ニ ル ( P C
61788-33-8
物質
T)
(34) 4 エ チ ル 鉛
工業用化学
78-00-2
工業用化学
物質
(35) 4 メ チ ル 鉛
75-74-1
工業用化学
物質
(36) ト リ ス ( 2,3-ジ ブ ロ モ プ ロ ピ
126-72-7
工業用化学
物質
ル ) =ホ ス フ ァ ー ト
31
○
2 輸 出 貿 易 管 理 令 別 表 第 2 の 35 の 3 の 項 ( 2 ) に 掲 げ る 貨 物
( 農 薬 取 締 法 第 1 条 の 2 第 1 項 に 規 定 す る 農 薬 の 成 分 で あ る 化 学 物 質 で あ っ て 、経 済
産業大臣が告示で定めるもの)
化学物質の名称
(1) 1,2,3,4,5,6-ヘ キ サ ク ロ ロ シ ク ロ ヘ キ サ ン
CAS番号
POPs
(例示)
条約対象
58-89-9
○
(別名ガンマBHC)
(2) テ ト ラ エ チ ル ピ ロ ホ ス フ ェ ー ト
(別名TEPP)
(3) 砒 酸 鉛
(4) 水 酸 化 ト リ シ ク ロ ヘ キ シ ル ス ズ
(別名シヘキサチン)
(5) 2,4,6- ト リ ク ロ ロ フ ェ ニ ル -4′ -ニ ト ロ フ ェ ニ ル エ
ーテル(別名CNP又はクロロニトロフェン)
(6) ペ ン タ ク ロ ロ ニ ト ロ ベ ン ゼ ン
(別名PCNB又はキントゼン)
3 輸 出 貿 易 管 理 令 別 表 第 2 の 35 の 3 の 項 ( 3 ) に 掲 げ る 貨 物
(毒物及び劇物取締法第2条第3項に規定する特定毒物)
化学物質の名称
(1) 毒 物 及 び 劇 物 取 締 法 第 2 条 第 3 項 に 規 定 す る 特 定 毒
物
① オクタメチルピロホスホルアミド
② 4アルキル鉛
③ ジエチルパラニトロフェニルチオホスフェイト
④ ジメチルエチルメルカプトエチルチオホスフェイ
ト
⑤ ジ メ チ ル -( ジ エ チ ル ア ミ ド -1 -ク ロ ル ク ロ ト ニ ル )
-ホ ス フ ェ イ ト
⑥ ジメチルパラニトロフェニルチオホスフェイト
⑦ テトラエチルピロホスフェイト
⑧ モノフルオール酢酸
⑨ モノフルオール酢酸アミド
⑩ 以上に掲げる物を含有する製剤その他の著しい毒
性を有する毒物であって毒物及び劇物指定令第3
条で定める物
(2) 毒 物 及 び 劇 物 指 定 令 第 3 条 に 規 定 す る 特 定 毒 物
① オクタメチルピロホスホルアミドを含有する製剤
② 4アルキル鉛を含有する製剤
③ ジエチルパラニトロフェニルチオホスフェイトを
含有する製剤
32
CAS番号
POPs
(例示)
条約対象
④ ジメチルエチルメルカプトエチルチオホスフェイ
トを含有する製剤
⑤ ジ メ チ ル -( ジ エ チ ル ア ミ ド -1-ク ロ ル ク ロ ト ニ ル )
-ホ ス フ ェ イ ト を 含 有 す る 製 剤
⑥ ジメチルパラニトロフェニルチオホスフェイトを
含有する製剤
⑦ テトラエチルピロホスフェイトを含有する製剤
⑧ モノフルオール酢酸塩類及びこれを含有する製剤
⑨ モノフルオール酢酸アミドを含有する製剤
⑩ 燐化アルミニウムとその分解促進剤とを含有する
製剤
4 輸 出 貿 易 管 理 令 別 表 第 2 の 35 の 3 の 項 ( 5 ) に 掲 げ る 貨 物
( 労 安 法 施 行 令 第 16 条 第 1 項 第 2 号 か ら 第 7 号 ま で 及 び 第 9 号 に 掲 げ る 貨 物 )
化学物質の名称
CAS番号
POPs
(例示)
条約対象
(1) ベ ン ジ ジ ン 及 び そ の 塩
(2) 4-ア ミ ノ ジ フ ェ ニ ル 及 び そ の 塩
(3) 石 綿 ( ア ク チ ノ ラ イ ト 、 ア ン ソ フ ィ ラ イ ト 、 ア モ サ
イト、クロシドライト、トレモライト、クリソタイ
ル)
(4) 4-ニ ト ロ ジ フ エ ニ ル 及 び そ の 塩
(5) ビ ス ( ク ロ ロ メ チ ル ) エ ー テ ル
(6) ベ ー タ -ナ フ チ ル ア ミ ン 及 び そ の 塩
(7) 労 安 法 施 行 令 第 16 条 第 1 項 第 2 号 、第 3 号 若 し く は
第5号から第7号までに掲げる物をその重量の1パ
ーセントを超えて含有し、又は第4号に掲げる物を
その重量の0.1パーセントを超えて含有する製剤
その他の物
5 輸 出 貿 易 管 理 令 別 表 第 2 の 35 の 3 の 項 ( 6 ) に 掲 げ る 貨 物
( 化 審 法 第 2 条 第 2 項 に 規 定 す る 第 一 種 特 定 化 学 物 質(「 輸 出 貿 易 管 理 令 の 運 用 に
つ い て 」 2 - 1 - 1 の ( 5 ) の 表 の 35 の 3 の 項 の 「 化 学 物 質 の 審 査 及 び 製 造 等
の 規 制 に 関 す る 法 律 第 2 条 第 2 項 に 規 定 す る 第 一 種 特 定 化 学 物 質 」の 解 釈 の 欄 に
規定する混合物又は製剤及び製品を含む。))
化学物質の名称
CAS番号
POPs
(例示)
条約対象
1336-36-3
○
(3) へ キ サ ク ロ ロ ベ ン ゼ ン
118-74-1
○
(4) 1,2,3,4,10,10- へ キ サ ク ロ ロ -1,4,4a,5,8,8a-ヘ キ
309-00-2
○
(1) ポ リ 塩 化 ビ フ ェ ニ ル
(2) ポ リ 塩 化 ナ フ タ レ ン ( 塩 素 数 が 3 以 上 の も の に 限
る。)
33
サ ヒ ド ロ - エ キ ソ -1,4- エ ン ド -5,8- ジ メ タ ノ ナ フ タ
レン(別名アルドリン)
(5) 1,2,3,4,10,10- へ キ サ ク ロ ロ -6,7- エ ポ キ シ
60-57-1
○
-1,4,4a,5,6,7,8,8a- オ ク タ ヒ ド ロ - エ キ ソ -1,4エ ン ド -5,8- ジ メ タ ノ ナ フ タ レ ン ( 別 名 デ ィ ル ド リ
ン)
○
(6) 1,2,3,4,10,10- へ キ サ ク ロ ロ -6,7- エ ポ キ シ
-1,4,4a,5,6,7,8,8a-オ ク タ ヒ ド ロ - エ ン ド -1,4-エ
ン ド -5,8-ジ メ タ ノ ナ フ タ レ ン ( 別 名 エ ン ド リ ン )
50-29-3
○
(8) 1,2,4,5,6,7,8,8- オ ク タ ク ロ ロ -2,3,3a,4,7,7a- へ
57-74-9
○
キ サ ヒ ド ロ -4,7- メ タ ノ -1 H - イ ン デ ン 、
76-44-8
(7) 1,1,1-ト リ ク ロ ロ -2,2-ビ ス( 4-ク ロ ロ フ ェ ニ ル )エ
タン(別名DDT)
1,4,5,6,7,8,8- へ プ タ ク ロ ロ -3a,4,7,7a- テ ト ラ ヒ
ド ロ -4,7-メ タ ノ -1H -イ ン デ ン 及 び こ れ ら の 類 縁 化
合物の混合物(別名クロルデン又はへプタクロル)
(9) ビ ス ( ト リ ブ チ ル ス ズ ) = オ キ シ ド
(10) N ,N ′ ジ ト リ ル -パ ラ -フ ェ ニ レ ン ジ ア ミ ン 、 N ト リ ル -N ′ -キ シ リ ル -パ ラ -フ ェ ニ レ ン ジ ア ミ ン 又
は N ,N ′ -ジ キ シ リ ル -パ ラ -フ ェ ニ レ ン ジ ア ミ ン
(11) 2,4,6-ト リ -タ ー シ ャ リ -ブ チ ル フ ェ ノ ー ル
(12) ポ リ ク ロ ロ -2,2- ジ メ チ ル -3- メ チ リ デ ン ビ シ ク ロ
8001-35-2
○
[ 2.2.1] ヘ プ タ ン ( 別 名 ト キ サ フ ェ ン )
○
(13) ド デ カ ク ロ ロ ペ ン タ シ ク ロ [ 5.3.2.6 3.9
4.80.0.0.0] デ カ ン ( 別 名 マ イ レ ッ ク ス )
(14) 2,2,2-ト リ ク ロ ロ -1,1-ビ ス ( 4-ク ロ ロ フ ェ ニ ル )
115-32-2
エタノール(別名ケルセン又はジコホル)
(15) ヘ キ サ ク ロ ロ ブ タ -1,3-ジ エ ン
87-68-3
(16) 2-(2 H -1,2,3- ベ ン ゾ ト リ ア ゾ ー ル -2- イ ル )-4,6-
3846-71-7
ジ -タ ー シ ャ リ -ブ チ ル フ ェ ノ ー ル
(17) ペ ル フ ル オ ロ( オ ク タ ン -1-ス ル ホ ン 酸 )(別 名 P F
1763-23-1( P
FOS)
O S )又 は そ の 塩
2795-39-3( P
FOSのカリ
ウム塩)
29457-72-5
(PFOSの
リチウム塩)
29081-56-9
(PFOSの
アンモニウム
塩)
70225-14-8
34
○
(PFOSの
ジエタノール
アミン塩)
56773-42-3
(PFOSの
テトラエチル
アンモニウム
塩)
251099-16-8
(PFOSの
ジデシルジメ
チルアンモニ
ウム塩)
307-35-7
○
(19) ペ ン タ ク ロ ロ ベ ン ゼ ン
608-93-5
○
(20) r-1,c-2,t-3,c-4,t-5,t-6- ヘ キ サ ク ロ ロ シ ク ロ ヘ
319-84-6
○
319-85-7
○
58-89-9
○
(18) ペ ル フ ル オ ロ( オ ク タ ン -1-ス ル ホ ニ ル )=フ ル オ リ
ド(別名PFOSF)
キ サ ン ( 別 名 ア ル フ ァ -ヘ キ サ ク ロ ロ シ ク ロ ヘ キ サ
ン)
(21) r-1,t-2,c-3,t-4,c-5,t-6- ヘ キ サ ク ロ ロ シ ク ロ ヘ
キ サ ン( 別 名 ベ ー タ -ヘ キ サ ク ロ ロ シ ク ロ ヘ キ サ ン )
(22) r-1,c-2,t-3,c-4,c-5,t-6- ヘ キ サ ク ロ ロ シ ク ロ ヘ
キ サ ン( 別 名 ガ ン マ -ヘ キ サ ク ロ ロ シ ク ロ ヘ キ サ ン )
(23) デ カ ク ロ ロ ペ ン タ シ ク ロ[ 5.3.2,6 3,9 4,80.0.0.0] 143-50-5
○
デ カ ン -5-オ ン ( 別 名 ク ロ ル デ コ ン )
(24) ヘ キ サ ブ ロ モ ビ フ ェ ニ ル
36355-01-8
○
(25) テ ト ラ ブ ロ モ( フ ェ ノ キ シ ベ ン ゼ ン )( 別 名 テ ト ラ
40088-47-9
○
( 2,2 ′ ,4,4
ブロモジフェニルエーテル)
′-テトラブ
ロモジフェニ
ルエーテル)
(26) ペ ン タ ブ ロ モ( フ ェ ノ キ シ ベ ン ゼ ン )( 別 名 ペ ン タ
32534-81-9
○
( 2,2 ′ ,4,4
ブロモジフェニルエーテル)
′ ,5- ペ ン タ
ブロモジフェ
ニ ル エ ー テ
ル)
(27) ヘ キ サ ブ ロ モ( フ ェ ノ キ シ ベ ン ゼ ン )( 別 名 ヘ キ サ
68631-49-2
( 2,2 ′ ,4,4
ブロモジフェニルエーテル)
′ ,5,5 ′ - ヘ
キサブロモジ
フェニルエー
テル)
35
○
207122-15-4
( 2,2 ′ ,4,4
′ ,5,6′ ヘキサブロモ
ジフェニルエ
ーテル)
(28) ヘ プ タ ブ ロ モ( フ ェ ノ キ シ ベ ン ゼ ン )( 別 名 ヘ プ タ
446255-22-7
○
( 2,2 ′ ,3,3
ブロモジフェニルエーテル)
′ ,4,5 ′ ,6ヘプタブロモ
ジフェニルエ
ーテル)
207122-16-5
( 2,2 ′ ,3,4,
4 ′ ,5 ′ ,6- ヘ
プタブロモジ
フェニルエー
テル)
別紙第2
(注)適用除外(化学物質の輸出承認が不要の場合)
( 注 ) 概 要 は 、 35 の 3 項 の 化 学 物 質 が 非 意 図 的 に 含 有 さ れ た 場 合 、 以 下 に 示 す 1 %
又 は 0.1% 以 下 は 承 認 不 要 と な る 。
輸出しようとする貨物の中に別紙第1に掲げる化学物質が非意図的に含有さ
れ て い る 場 合 で 、指 定 化 学 物 質 等 の 性 状 及 び 取 扱 い に 関 す る 情 報 の 提 供 の 方 法
等 を 定 め る 省 令 ( 平 成 12 年 通 商 産 業 省 令 第 401 号 ) 第 3 条 第 1 号 イ ( 2 ) の
規 定 を 踏 ま え 、貨 物 の 質 量 に 対 す る 対 象 化 学 物 質 の 質 量 の 割 合 が 1 パ ー セ ン ト
(対象化学物質が特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の
促 進 に 関 す る 法 律 施 行 令 ( 平 成 12 年 政 令 第 138 号 ) 第 4 条 第 1 号 イ に 規 定 す
る 特 定 第 一 種 指 定 化 学 物 質 で あ る 場 合 に は 0 .1 パ ー セ ン ト )未 満 で あ る 場 合 。
ただし、上記に該当する場合であっても、以下の場合は輸出承認を要する。
(1) 輸出しようとする貨物に別紙第1の5に掲げる化学物質(化学物質の審査
及び製造等の規制に関する法律第2条第2項に規定する第一種特定化学物
質)の含有が測定された場合または確認された場合。(ただし、化学物質
の審査及び製造等の規制に関する法律の運用について(平成23年3月3
1 日 薬 食 発 0 3 3 1 第 5 号 、平 成 2 3・0 3・2 9 製 局 第 3 号 、環 保 企 発
第110331007号)3-3に該当する場合は除く。)
( 2 )輸 出 し よ う と す る 貨 物 に ト リ ブ チ ル ス ズ 化 合 物 が 0 .0 5 パ ー セ ン ト を 超 え
て含有されていることが測定された場合又は確認された場合。
36
( 3 )輸 出 し よ う と す る 貨 物 に 別 紙 第 1 に 掲 げ る 化 学 物 質 が 0 .1 パ ー セ ン ト 以 上
含有されていることが測定された場合又は確認された場合。((1)及び
(2)に掲げる場合を除く。)
(4)
液 体 を 熱 媒 体 と す る 加 熱 用 又 は 冷 却 用 の 機 器 、油 入 変 圧 器 、紙 コ ン デ ン サ
ー、油入コンデンサー、有機被膜コンデンサー、エアコンディショナー、
テレビジョン受信機及び電子レンジのうち、0.005パーセントを超え
るポリ塩化ビフェニルを含有し、かつ、容量が0.05リットルを超える
貨物を輸出する場合
副生第一種特定化学物質を含有する化学物質の取り扱いについて
アクセス
ト ッ プ >> 化 学 物 質 審 査 規 制 法 >>第 一 種 特 定 化 学 物 質 関 係 >> 副 生 第 一 種 特 定 化 学
物質を含有する化学物質の取り扱いについて
平 成 20 年 12 月 26 日
関係事業者各位
厚生労働省医薬食品局審査管理課化学物質安全対策室
経済産業省製造産業局化学物質管理課化学物質安全室
環境省総合環境政策局環境保健部企画課化学物質審査室
副生第一種特定化学物質を含有する化学物質の取扱いについて(お知らせ)
化 学 物 質 の 審 査 及 び 製 造 等 の 規 制 に 関 す る 法 律 ( 昭 和 48 年 法 律 第 117 号 。 以
下「 化 審 法 」と い う 。) で は 、他 の 化 学 物 質 を 製 造 す る 際 に 副 生 す る 第 一 種 特
定 化 学 物 質 1 ) に つ い て 、 「 利 用 可 能 な 最 良 の 技 術 ( B A T : Best Available
Technology/ Techniques) 」 の 原 則 を 適 用 し 、 第 一 種 特 定 化 学 物 質 を 「 工 業 技
術 的・経 済 的 に 可 能 な レ ベ ル 」ま で 低 減 す べ き と の 考 え 方 に 立 っ て き て い る と
ころです。
こ の 考 え を 明 確 に す る た め 、 平 成 19 年 10 月 15 日 に 「 化 学 物 質 の 審 査 及 び 製
造等の規制に関する法律の運用について(
」 平 成 16 年 3 月 25 日 、薬 食 発 0325001
号 、平 成 16・03・19 製 局 第 3 号 、環 保 企 発 第 040325001 号 。以 下「 運 用 通 知 」
と い う 。) を 改 正 し 、副 生 す る 第 一 種 特 定 化 学 物 質 に よ る 環 境 汚 染 を 通 じ た 人
の 健 康 を 損 な う お そ れ 等 が な く 、そ の 含 有 割 合 が 工 業 技 術 的・経 済 的 に 可 能 な
レ ベ ル ま で 低 減 し て い る と 認 め ら れ る と き は 、当 該 副 生 成 物 を 第 一 種 特 定 化 学
物質として取り扱わないこととしました(運用通知3-2参照)。
特 に 、第 一 種 特 定 化 学 物 質 で あ る ヘ キ サ ク ロ ロ ベ ン ゼ ン ( 以 下「 H C B 」と い
う 。) の 副 生 の 実 態 等 に つ い て は 、専 門 家 か ら な る「 副 生 す る 特 定 化 学 物 質 の
B A T 削 減 レ ベ ル に 関 す る 評 価 委 員 会 」 ( 以 下「 評 価 委 員 会 」と い う 。) を 設
置 し て 検 討 す る と と も に 、平 成 19 年 10 月 15 日 付 け の「 お 知 ら せ 」2 ) に お い て 、
HCBを含有するテトラクロロ無水フタル酸(以下「TCPA」という。)、
T C P A を 原 料 と し た 顔 料 又 は 染 料 ( 以 下「 T C P A 由 来 顔 料 」と い う 。) 及
び ピ グ メ ン ト ブ ル ー - 1 5 を 塩 素 化 し て 製 造 さ れ る 顔 料 又 は 染 料( 以 下「 フ タ
37
ロ シ ア ニ ン 系 顔 料 」と い う 。) に 係 る H C B 含 有 割 合 を 基 準 値 と し て 具 体 的 に
提示し、HCBの一層の削減を求めたところです。
そ の 後 、改 正 運 用 通 知 の 施 行 か ら 1 年 が 経 過 し た こ と に 伴 い 、T C P A の 供 給
状況及び副生するHCBの低減に関する事業者の取組状況を確認したところ、
当 該 基 準 値 以 下 の T C P A が 供 給 さ れ て い る 状 況 に あ り 、ま た 、事 業 者 に よ る
BATの原則に基づく取組が進んでいることが認められました。
こ の よ う な 状 況 を 踏 ま え 、今 後 、H C B を 含 め た 、副 生 す る 第 一 種 特 定 化 学 物
質 及 び そ れ ら を 微 量 含 有 す る 化 学 物 質 の 取 扱 い に つ い て は 、下 記 の と お り と し
ます。
1 第一種特定化学物質:製造、輸入及び使用が原則禁止されている化学物質
2「 化 学 物 質 の 審 査 及 び 製 造 等 の 規 制 に 関 す る 法 律 の 運 用 に つ い て 」 の 改 正
に伴う副生ヘキサクロロベンゼンを含有する顔料等の取扱いについて
(お知らせ)
記
副 生 す る 第 一 種 特 定 化 学 物 質 に つ い て は 、改 正 運 用 通 知 3 - 2 に 基 づ く 運 用 が
なされているところであり、今後、以下のとおり取扱うこととします。
1 .副 生 す る 第 一 種 特 定 化 学 物 質 が 微 量 含 ま れ る こ と が 認 め ら れ た 場 合 は 、速 や か
に 下 記 の 措 置 を 講 じ て く だ さ い 。そ れ ら の 措 置 が 妥 当 な 場 合 に は 、運 用 通 知 3
-2に該当するものとみなします。
( 1 )副 生 す る 第 一 種 特 定 化 学 物 質 が 微 量 含 ま れ る 化 学 物 質 を 、当 該 事 実 を 認 識 し
た 以 降 に お い て 製 造 又 は 輸 入 す る 場 合 は 、事 業 者 自 ら が 、B A T の 原 則 に 基
づ く 当 該 第 一 種 特 定 化 学 物 質 の 化 学 物 質 中 の 含 有 量 に 係 る 上 限 値( 以 下 、
「自
主 管 理 上 限 値 」と い う 。) を 設 定 し 、当 該 第 一 種 特 定 化 学 物 質 の 含 有 量 の 低
減 方 策 等 と あ わ せ て 、あ ら か じ め 厚 生 労 働 省 、経 済 産 業 省 及 び 環 境 省 ( 以 下
「 3 省 」と い う 。)に 文 書 を 提 出 し 、そ の 妥 当 性 に つ い て 説 明 し て く だ さ い 。
( 2 )自 主 管 理 上 限 値 等 を 設 定 し 、3 省 に 提 出 し た 事 業 者( 上 記( 1 )に 従 い 自 主
管理上限値等を設定し、3省に提出した事業者を含む。)については、自ら
が製造又は輸入する化学物質中の第一種特定化学物質含有量が自主管理上
限 値 を 超 え て い な い こ と を 常 に 確 認 す る と と も に 、引 き 続 き 含 有 量 の 低 減 に
努めてください。このため、3省に提出した自主管理上限値等については、
3 省 か ら の 要 請 に 応 じ て そ の 管 理 状 況 に つ い て 報 告 す る と と も に 、状 況 の 変
化を踏まえて適宜見直されるべきものとします。
2 .T C P A 、T C P A 由 来 顔 料 及 び フ タ ロ シ ア ニ ン 系 顔 料 に つ い て は 、副 生 す る
H C B が 微 量 含 ま れ る こ と が 一 般 的 に 認 識 さ れ て い る こ と か ら 、平 成 19 年 10
月 15 日 付 け 「 お 知 ら せ 」 に 基 づ く こ れ ま で の 取 組 を 踏 ま え た 下 記 の 措 置 を 引
き続き講じてください。
( 1 )T C P A 、T C P A 由 来 顔 料 及 び フ タ ロ シ ア ニ ン 系 顔 料 を 新 た に 製 造 又 は 輸
入 す る 場 合 は 、副 生 す る H C B の 含 有 量 を 確 認 し て 、あ ら か じ め 3 省 に 、設
定 す る 予 定 の 自 主 管 理 上 限 値 等 を 提 出 し 、そ の 妥 当 性 に つ い て 説 明 し て く だ
さい。
38
た だ し 、 T C P A 、 T C P A 由 来 顔 料 ( ピ グ メ ン ト エ ロ ー 138 を 除 く 。 ) 及
び ピ グ メ ン ト グ リ ー ン 36 ( フ タ ロ シ ア ニ ン 系 顔 料 の 一 種 ) に 係 る 自 主 管 理
上 限 値 に つ い て は 、 平 成 19 年 10 月 15 日 付 け の 「 お 知 ら せ 」 で 提 示 し た H
C B 含 有 量 の 基 準 値( 下 記 )を 超 え る 場 合 は 、原 則 と し て 、副 生 す る H C B
は運用通知3-2に該当しないとみなします。
な お 、T C P A の 供 給 に 支 障 が 生 じ る よ う な 状 況 の 変 化 が あ っ た 場 合 や 、そ
の他のTCPA由来顔料及びフタロシアニン系顔料を新規化学物質として
製 造 又 は 輸 入 す る 場 合 等 に つ い て は 、個 々 の 状 況 を 考 慮 し た 上 で 、B A T の
原 則 に 基 づ い て 、下 記 の 基 準 値 以 外 の 自 主 管 理 上 限 値 を 適 用 す る こ と も あ り
得るものとします。
【副生するHCB含有量の基準値】
① T C P A : 200ppm
② T C P A 由 来 顔 料 ( ピ グ メ ン ト エ ロ ー 1 3 8 を 除 く ) : 10ppm
③ ピ グ メ ン ト グ リ ー ン 3 6 : 10ppm
( 2 )自 主 管 理 上 限 値 等 を 設 定 し 、3 省 に 提 出 し た 事 業 者 ( 上 記( 1 )に 従 い 自 主
管 理 上 限 値 等 を 設 定 し 、3 省 に 提 出 し た 事 業 者 を 含 む )は 、自 ら が 製 造 又 は
輸入する化学物質中のHCB含有量が自主管理上限値を超えていないこと
を 常 に 確 認 し 、ロ ッ ト ご と の 各 種 デ ー タ( 分 析 結 果 、製 造・輸 入 年 月 日 、製
造 又 は 輸 入 量 及 び 用 途 ) を 四 半 期 毎 ( 1 月 、 4 月 、 7 月 及 び 10 月 ) に 3 省
に報告してください。
た だ し 、T C P A 、T C P A 由 来 顔 料 ( ピ グ メ ン ト エ ロ ー 138 を 除 く ) 、ピ
グ メ ン ト グ リ ー ン 36 に つ い て は 、上 記( 1 )の と お り 、特 別 な 事 例 を 除 き 、
副 生 す る H C B の 含 有 量 が 当 該 基 準 値 を 超 え る こ と は な い こ と か ら 、定 期 的
な3省への報告は不要とします。
<問い合わせ先>
厚生労働省医薬食品局審査管理課化学物質安全対策室
担当:田中、下位
〒100-8916 千代田区霞が関1-2-2
TEL 03-5253-1111(内線:2424)
FAX 03-3593-8913
経済産業省製造産業局化学物質管理課化学物質安全室
担当:羽田、宮地
〒100-8901 千代田区霞が関1-3-1
TEL 03-3501-0605(直通)
FAX 03-3501-2084
環境省総合環境政策局環境保健部企画課化学物質審査室
担当:木野、末次、高木
〒100-8975 千代田区霞が関1-2-2
TEL 03-5521-8253(直通)
FAX 03-3581-337
39
2.4
麻薬向精神薬の原料の取扱いについて
アクセス
厚生労働省
地方厚生局
各届出ダウンロード集
⇒
麻薬取締部
⇒
許可申請手続
⇒
許可申請手続
麻薬向精神薬原料規制の主旨について
①.麻薬向精神薬原料規制の趣旨について
1 .麻 薬 向 精 神 薬 原 料 は 、国 際 的 に「 麻 薬 及 び 向 精 神 薬 の 不 正 取 引 の 防 止 に 関 す る 国
際連合条約」において規制され、我が国においても「麻薬及び向精神薬取締法」
(以下「法」という。)で規制されています。
法 に 基 づ き 、 現 在 18 物 質 が 「 麻 薬 向 精 神 薬 原 料 」 に 定 め ら れ て お り 、 そ の 中 の
10 物 質 が 「 特 定 麻 薬 向 精 神 薬 原 料 ( 2 に お け る 下 線 物 質 ) 」 に 指 定 さ れ て い ま
す 。特 定 麻 薬 向 精 神 薬 原 料 は 、そ の 輸 出 輸 入 に つ い て 、他 の 麻 薬 向 精 神 薬 原 料 よ
り厳しい取扱いになっております。
麻 薬 向 精 神 薬 原 料 を 輸 入( 輸 出 )す る 際 の 手 続 き は 、輸 入( 輸 出 )を 業 と す る 場
合と業としない場合で異なります。
業とする場合とは、反復継続して輸入(輸出)をする場合です。
業 と す る 場 合 は 、麻 薬 等 原 料 輸 入( 輸 出 )業 者 業 務 届 が 義 務 づ け ら れ て お り ま す 。
さ ら に 特 定 麻 薬 向 精 神 薬 原 料 を 輸 入( 輸 出 )す る 場 合 は 、麻 薬 等 原 料 輸 入( 輸 出 )
業 者 業 務 届 の 届 出 を し た 上 、さ ら に 輸 出 、輸 入 の 都 度 、届 出 が 必 要 で す 。業 と し
な い 場 合 は 、麻 薬 向 精 神 薬 原 料 ご と に 定 め た 量 以 下 で あ れ ば 、輸 入( 輸 出 )の 届
出 や 業 務 届 は 必 要 あ り ま せ ん が 、一 定 の 量 を 超 え る 麻 薬 向 精 神 薬 原 料 を 輸 入( 輸
出)する場合には届出が必要になります。
2.麻薬向精神薬原料とは
1)アセトン
( 50% を 超 え る も の )
2)トルエン
( 50% を 超 え る も の )
3)メチルエチルケトン
( 50% を 超 え る も の )
4)エチルエーテル
( 50% を 超 え る も の )
5)アントラニル酸
( 50% を 超 え る も の )
6)ピペリジン
( 50% を 超 え る も の )
7)硫酸
( 10% を 超 え る も の )
8)塩酸
( 10% を 超 え る も の )
9 ) N-ア セ チ ル ア ン ト ラ ニ ル 酸
( 50% を 超 え る も の )
10) イ ソ サ フ ロ ー ル
( 50% を 超 え る も の )
11) エ ル ゴ タ ミ ン
( 50% を 超 え る も の )
12) エ ル ゴ メ ト リ ン
( 50% を 超 え る も の )
13) 過 マ ン ガ ン 酸 カ リ ウ ム
( 10% を 超 え る も の )
14) サ フ ロ ー ル
( 50% を 超 え る も の )
15) ピ ペ ロ ナ ー ル
( 50% を 超 え る も の )
16) 無 水 酢 酸
( 50% を 超 え る も の )
40
17) 3 ・ 4 - メ チ レ ン ジ オ キ シ フ ェ ニ ル 2 - プ ロ パ ノ ン ( 50% を 超 え る も の )
18) リ ゼ ル ギ ン 酸
( 50% を 超 え る も の )
*下線の物質は、特定麻薬向精神薬原料である。
*アセチレンを充填した容器に内蔵された多孔物質に浸潤されたアセトン、放射
性物質は除く。
*車両、船舶等への搭載の有無にかかわらずバッテリーに使用されている硫酸に
つ い て は 、 平 成 18 年 6 月 27 日 付 、 薬 食 監 麻 発 第 0627001 号 の 通 知 に よ り 、 届
出の除外対象になりました。なお、バッテリーに使用される予定の硫酸であっ
ても、現にバッテリーに使用されていない硫酸を輸出、輸入する場合は届出が
必要です。
( 注 ) 片 カ ッ コ の 1 ) ~ 18) の 数 字 は 、 原 文 に な い が 追 記 し た 。
3.麻薬向精神薬原料一覧表
特定麻薬向
業とする場合
業としない場合
精神薬原料
① 地方厚生(支)局長に業の届出
① 下記量を超える場合、地方厚生
【 10 物 質 】
( 第 50 条 の 27、 50 条 の 28)
② 地 方 厚 生( 支 )局 長 に そ の 都 度 の
(支)局長にその都度の届出
( 50 条 の 31、50 条 の 32、規 則 45 条
の 5)
届出
( 50 条 の 29、 50 条 の 30、 施 行 令 1
ただし、左記濃度以下はその都度の
届出不要
条)
ただし、下記濃度以下は業の届出及
( 50 条 の 36、施 行 令 8 条 の 4 、規 則
45 条 の 8、 規 則 別 表 第 3)
びその都度の届出不要
( 50 条 の 36、 施 行 令 8 条 の 4、 規 則
45 条 の 8、 規 則 別 表 第 3)
N-アセチルアントラニル酸
50%
N-アセチルアントラニル酸
40kg
イソサフロール
50%
イソサフロール
4kg
エルゴタミン
50%
エルゴタミン
20g
エルゴメトリン
50%
エルゴメトリン
10g
サフロール
50%
サフロール
4kg
ピペロナール
50%
ピペロナール
4kg
無水酢酸
50%
無水酢酸
3、 4-メチレンジオキシフェニル-2-プロパノン
3、 4-メチレンジオキシフェニル-2-プロパノン
4kg
50%
リゼルギン酸
50%
210kg
リゼルギン酸
10g
過 マ ン ガ ン 酸 カ リ ウ ム 55kg
過 マ ン ガ ン 酸 カ リ ウ ム 10%
上記以外の
業とする場合
業としない場合
麻薬向精神
① 地方厚生(支)局長に業の届出
① 下記量を超える場合、地方厚生
薬原料
【8物質】
( 50 条 の 27、 50 条 の 28)
ただし、下記濃度以下は業の届出不
(支)局長にその都度の届出
( 50 条 の 31、50 条 の 32、規 則 45 条
の 5)
要
( 50 条 の 36、施 行 令 8 条 の 4、規 則
45 条 の 8、 規 則 別 表 第 3)
ただし、左記濃度以下はその都度の
届 出 不 要( 50 条 の 36、施 行 令 8 条 の
4 、 規 則 45 条 の 8、 規 則 別 表 第 3)
41
アセトン
50%
アセトン
150kg
アントラニル酸
50%
アントラニル酸
エチルエーテル
50%
エチルエーテル
塩化水素(塩酸)
10%
塩化水素(塩酸)
トルエン
50%
トルエン
ピペリジン
50%
ピペリジン
500g
メチルエチルケトン
50%
メチルエチルケトン
160kg
硫酸
10%
硫酸
30kg
140kg
20kg
170kg
20kg
4.届出の提出先
業 務 届 、業 務 の 変 更 届 、業 務 の 廃 止 届 は 、そ れ ぞ れ の 業 務 所 を 管 轄 す る 地 方 厚 生
( 支 )局 長 宛 に 、5 年 毎 の 業 務 届 受 理 証 明 書 の 更 新 及 び 紛 失 し た 際 の 再 発 行 の 証
明願はそれぞれの業務所を管轄する地方厚生局麻薬取締部長宛に行って下さい。
それぞれの記載方法については、別添記載の手引きを参照して下さい。
届 出 や 証 明 願 は そ れ ぞ れ の 業 務 所 を 管 轄 す る 地 方 厚 生 局 麻 薬 取 締 部( 以 下「 麻 薬
取 締 部 」 と い う 。) の 窓 口 に 直 接 持 参 或 い は 郵 送 し て 下 さ い 。 な お 、 郵 送 さ れ る
場 合 は 届 出 書 類 と 共 に 、 簡 易 書 留 以 上 の 返 信 手 段 ( 宛 先 を 明 記 の 上 、 A4 サ イ ズ
以上の封筒、送料は自己負担です)を講じて下さい。
前 記 返 信 手 段 に よ ら ず 万 一 紛 失 等 の 事 故 が 発 生 し た 場 合 、当 部 で は 責 任 を 負 い か
ね ま す の で ご 注 意 下 さ い 。ま た 、事 故 経 緯 等 調 査 の た め 再 発 行 ま で 相 当 時 間 を 要
することがあります。
届 出 の 際 、届 出 内 容 に つ い て い く つ か 質 問 さ せ て い た だ く こ と が あ り ま す 。な お 、
受 理 証 明 書 は 届 出 受 理 後 、 概 ね 1 週 間 か ら 10 日 間 で 交 付 し ま す が 、 申 請 が 混 雑
す る な ど の 理 由 で( 特 に 4 月 ~ 6 月 )時 間 が 多 少 か か る 場 合 も あ り ま す の で 、余
裕を持って提出して下さい。
*営業所所在地が北海道の方
厚生労働省北海道厚生局麻薬取締部
調査総務課 許認可担当
〒060-0808
札幌市北区北 8 条西 2 丁目1-1 札幌第一合同庁舎
電 話 番 号 0 1 1 - 7 2 6 - 3 1 3 1 FAX 番 号 0 1 1 - 7 0 9 - 8 0 6 3
*営業所所在地が青森県、秋田県、山形県、岩手県、宮城県、福島県の方
厚生労働省東北厚生局麻薬取締部
調査総務課 許認可担当
〒980-0014
仙台市青葉区本町3-2-23 仙台第二合同庁舎
電 話 番 号 0 2 2 - 2 2 1 - 3 7 0 1 FAX 番 号 0 2 2 - 2 2 1 - 3 7 1 3
* 営 業 所 所 在 地 が 茨 城 県 、栃 木 県 、群 馬 県 、千 葉 県 、東 京 都 、埼 玉 県 、神 奈 川 県 、
新潟県、長野県、山梨県の方
厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部
調査総務課 許認可担当
〒102-8309
東京都千代田区九段南1丁目2番1号九段第三合同庁舎17階
電 話 番 号 0 3 - 3 5 1 2 - 8 6 9 1 FAX 番 号 0 3 - 3 5 1 2 - 8 6 8 9
42
*営業所所在地が静岡県、愛知県、三重県、富山県、石川県、岐阜県、の方
厚生労働省東海北陸厚生局麻薬取締部
調査総務課 許認可担当
〒460-0001
名古屋市中区三の丸2-5-1 名古屋合同庁舎第2号館
電 話 番 号 0 5 2 - 9 5 1 - 0 6 8 8 FAX 番 号 0 5 2 - 9 5 1 - 6 8 7 6
* 営 業 所 所 在 地 が 福 井 県 、滋 賀 県 、京 都 府 、大 阪 府 、兵 庫 県 、奈 良 県 、和 歌 山 県
の方
厚生労働省近畿厚生局麻薬取締部
調査総務課 許認可担当
〒540-0008
大阪市中央区大手前4-1-76 大阪合同庁舎第4号館
電 話 番 号 0 6 - 6 9 4 9 - 6 3 3 6 FAX 番 号 0 6 - 6 9 4 9 - 6 3 3 9
*営業所所在地が岡山県、広島県、山口県、島根県、鳥取県の方
厚生労働省中国四国厚生局麻薬取締部
調査総務課 許認可担当
〒730-0012
広島市中区上八丁掘6-30 広島合同庁舎第4号館
電 話 番 号 0 8 2 - 2 2 7 - 9 0 1 1 FAX 番 号 0 8 2 - 2 2 7 - 9 1 7 4
*営業所所在地が香川県、愛媛県、徳島県、高知県の方
厚生労働省四国厚生支局麻薬取締部
調査総務課 許認可担当
〒760-0019
高松市サンポート3番33号高松サンポート合同庁舎4階
電 話 番 号 0 8 7 - 8 1 1 - 8 9 1 0 FAX 番 号 0 8 7 - 8 2 3 - 8 8 1 0
5.義務事項(必ず読んで下さい)
麻 薬 等 原 料 輸 入( 輸 出 )業 者 等 に 対 し て 義 務 づ け ら れ て い る 事 項 は 、次 の と お り
で す 。な お 、虚 偽 の 届 出 を し た 場 合 は 、罰 則 が あ り ま す 。( 法 第 72 条 、法 第 73
条の2)
① 業 務 の 届 出 ( 法 第 50 条 の 27)
業として輸入(輸出)する場合、業務の届出が必要です。
業務届の受理後、特定麻薬向精神薬原料以外の麻薬向精神薬原料を輸入(輸出)
する業者には麻薬取締部長名の「麻薬等原料輸入(出)業者業務届受理証明書」
( 業 務 の 届 出 の あ っ た 日 か ら 5 年 間 を 経 過 し た 日 の 属 す る 年 の 6 月 30 日 を 有 効
期限とする。)を発行します。この証明書が、通関の際の証明書となります。
② 業 務 の 変 更 の 届 出 ( 法 第 50 条 の 27)
業務届の内容に変更が生じた場合は、業務変更の届出が必要です。
麻 薬 等 原 料 輸 入( 輸 出 )業 者 と し て 届 け 出 た 事 項 を 変 更 し よ う と す る と き は 、麻
薬取締部に地方厚生(支)局長宛の業務変更届を提出して下さい。
③ 業 務 廃 止 の 届 出 ( 法 第 50 条 の 28)
業 務 を 廃 止 し た 場 合 は 、 業 務 廃 止 の 日 か ら 30 日 以 内 に 届 出 が 必 要 で す 。 ま た 、
受理証明書原本も同時に返納しなければなりません。
麻 薬 向 精 神 薬 原 料 に 関 す る 業 務 を 廃 止 し た と き は 、麻 薬 取 締 部 に 厚 生( 支 )局 長
宛 の 業 務 廃 止 届 を 30 日 以 内 に 届 け 出 て 下 さ い 。 麻 薬 等 原 料 輸 入 ( 輸 出 ) 業 者 が
死 亡 又 は 解 散 し た と き は 、 そ の 相 続 人 又 は 解 散 後 の 法 人 の 代 表 者 が 同 様 に 30 日
43
以 内 に 届 け 出 て 下 さ い 。麻 薬 等 原 料 営 業 所 が 移 転 し た 場 合 は 、移 転 前 の 営 業 所 に
つ い て は 業 務 廃 止 の 届 出 を 、移 転 後 の 営 業 所 で 引 き 続 き 麻 薬 向 精 神 薬 原 料 を 取 り
扱う場合は新たに業務の届出(①参照)をして下さい。
④ 麻 薬 等 原 料 輸 入 業 者 の 特 定 麻 薬 向 精 神 薬 原 料 輸 入 の 届 出 ( 法 第 50 条 の 29)
特 定 麻 薬 向 精 神 薬 原 料( 前 記 下 線 付 き の 麻 薬 等 原 料 )の 輸 入 に つ い て は 、そ の 都
度 の 届 出 が 必 要 で す 。 届 出 は 別 記 第 39 号 様 式 で 行 っ て 下 さ い 。 麻 薬 取 締 部 の 受
理印を押した届出書の副本を返戻しますので、通関の際の証明書として下さい。
⑤ 麻 薬 等 原 料 輸 出 業 者 の 特 定 麻 薬 向 精 神 薬 原 料 輸 出 の 届 出 ( 法 第 50 条 の 30)
特 定 麻 薬 向 精 神 薬 原 料 の 輸 出 に つ い て は 、そ の 都 度 の 届 出 が 必 要 で す 。届 出 は 別
記 第 39 号 様 式 で 行 っ て 下 さ い 。 麻 薬 取 締 部 の 受 理 印 を 押 し た 届 出 書 の 副 本 を 返
戻しますので、通関の際の証明書として下さい。
⑥ 麻 薬 等 原 料 輸 入 業 者 以 外 の 者 の 輸 入 の 届 出 ( 法 第 50 条 の 31)
麻 薬 向 精 神 薬 原 料( 前 記 一 覧 表 掲 載 )の 輸 入 に つ い て は 、そ の 都 度 の 届 出 が 必 要
で す 。 届 出 は 別 記 第 39 号 様 式 で 行 っ て 下 さ い 。 麻 薬 取 締 部 の 受 理 印 を 押 し た 届
出書の副本を返戻しますので、通関の際の証明書として下さい。
⑦ 麻 薬 等 原 料 輸 出 業 者 以 外 の 者 の 輸 出 の 届 出 ( 法 第 50 条 の 32)
麻 薬 向 精 神 薬 原 料( 前 記 一 覧 表 掲 載 )の 輸 出 に つ い て は 、そ の 都 度 の 届 出 が 必 要
で す 。 届 出 は 別 記 第 39 号 様 式 で 行 っ て 下 さ い 。 麻 薬 取 締 部 の 受 理 印 を 押 し た 届
出書の副本を返戻しますので、通関の際の証明書として下さい。
⑧ 記 録 [ 業 務 届 出 者 に 限 る ] ( 法 第 50 条 の 34)
輸 入 し 、輸 出 し 、譲 り 渡 し 、又 は 譲 り 受 け た 麻 薬 向 精 神 薬 原 料 の 品 名 、数 量 及 び
そ の 年 月 日 並 び に 相 手 方 の 氏 名 、名 称 及 び 住 所 を 記 録 し な け れ ば な り ま せ ん 。こ
れ ら の 記 録 は 記 録 の 日 か ら 2 年 間 、麻 薬 向 精 神 薬 原 料 輸 入( 輸 出 )の 業 務 を 行 う
営 業 所 ( 以 下「 麻 薬 等 原 料 営 業 所 」と い う 。) に お い て 保 存 し て 下 さ い 。記 録 の
様 式 は 、上 記 事 項 が 記 載 さ れ た も の で あ れ ば 、帳 簿 、カ ー ド 、伝 票 等 の い ず れ で
も 、こ れ ら の コ ピ ー で も 差 し 支 え あ り ま せ ん 。な お 、納 入 伝 票 を も っ て 記 録 と す
る 場 合 は 、麻 薬 向 精 神 薬 原 料 を 記 載 し た 伝 票 の み を 綴 る こ と と し 、他 の 伝 票 と と
もに綴らないで下さい。
⑨ 輸 出 の 際 の 表 示 ( 法 第 50 条 の 35)
麻 薬 等 原 料 輸 出 業 者 は 、麻 薬 向 精 神 薬 原 料 を 輸 出 す る と き は 、そ の 品 名 及 び 数 量
について虚偽の表示をしてはなりません。
⑩ 業 務 の 継 続 及 び 再 交 付 ( 平 成 9 年 5 月 29 日 薬 麻 第 949 号 )
麻 薬 等 原 料 輸 入( 輸 出 )業 者 業 務 届 受 理 証 明 書 の 有 効 期 間 は 、業 務 の 届 出 の あ っ
た 日 か ら 5 年 を 経 過 し た 日 の 属 す る 年 の 6 月 30 日 ま で で す 。 継 続 し て 業 務 を 行
う 場 合 は 、 有 効 期 間 の 満 了 す る 年 の 5 月 1 日 か ら 6 月 30 日 ま で の 間 に 更 新 の 手
続きをする必要があります。
6 . 立 入 検 査 ( 法 第 50 条 の 38)
法 に 基 づ き 、麻 薬 等 原 料 営 業 所 の 立 入 検 査 を 行 う こ と が あ り ま す 。取 り 扱 っ て い
る 麻 薬 向 精 神 薬 原 料 の 保 管 場 所 、記 録 等 、そ の 管 理 に 関 す る 基 本 的 な 情 報 に つ い
ては、麻薬等原料営業所において常時把握しておいて下さい。
7.その他
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①関係書類の保管
麻 薬 等 原 料 輸 入( 輸 出 )業 者 業 務 届 及 び 業 務 変 更 届 の 際 に 、こ れ ら 届 出 書 の 副 本
に 麻 薬 取 締 部 の 受 理 印 を 押 し て 返 戻 し ま す の で 、棄 損・亡 失 し な い よ う に し て 下
さ い 。業 務 届 及 び 業 務 変 更 届 の 副 本 は 立 入 検 査 の 際 に 提 示 を 求 め ら れ ま す の で 大
切に保管しておいて下さい。
ま た 、業 務 届 受 理 証 明 書 は 通 関 の 際 の 証 明 書 に な り ま す の で 、大 切 に 保 管 し て お
いて下さい。なお、業務廃止時には業務廃止届を提出すると同時に業務届副本、
業務届受理証明書を返納して下さい。
②届出書類作成上の注意
社長印は、登記所に届け出ている実印を使用して下さい。
届 出 書 類 の 右 上 の 捨 印 は 、必 ず 押 印 す る 必 要 は あ り ま せ ん が 、押 印 が 無 く て 訂 正
があった場合は、再度作成し直していただきます。
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