Agilent Lab Advisor

Agilent Lab Advisor
ユーザーマニュアル
Agilent Technologies
注意
© Agilent Technologies, Inc. 2016
保証
このマニュアルの内容は米国著作
権法および国際著作権法によって
保 護 さ れ て お り、A g i l e n t
Technologies, Inc. の 書 面 に よ
る事前の許可なく、このマニュア
ルの一部または全部をいかなる形
態(電子データやデータの抽出ま
たは他国語への翻訳など)あるい
はいかなる方法によっても複製す
ることが禁止されています。
このマニュアルの内容は「現状の
まま」提供されることを前提とし
ており、将来の改訂版で予告なく
変更されることがあります。ま
た、Agilent は適用される法律に
よって最大限許される範囲におい
て、このマニュアルおよびそれに
含まれる情報に関し、商品の適格
性や特定用途に対する適合性への
暗黙の保障を含み、また、それに
限定されないすべての保証を明示
的か暗黙的かを問わず、一切いた
しません。Agilent は、このマ
ニュアルまたはこのマニュアルに
記載されている情報の提供、使用
または実行に関連して生じた過
誤、付随的損害あるいは間接的損
害に対する責任を一切負いませ
ん。Agilent とお客様の間に書面
による別の契約があり、このマ
ニュアルの内容に対する保証条項
がここに記載されている条件と矛
盾する場合は、別に合意された契
約の保証条項が適用されます。
マニュアル番号
M8550-96007
エディション
11/2016
Printed in Germany
Agilent Technologies
Hewlett-Packard-Strasse 8
76337 Waldbronn
技術ライセンス
本書で扱っているハードウェアお
よびソフトウェアは、ライセンス
に基づき提供されており、それら
のライセンス条項に従う場合のみ
使用または複製することができま
す。
安全にご使用いただく
ために
注意
注意は、取り扱い上、危険が
あることを示します。正しく
実行しなかったり、指示を遵
守しないと、製品の破損や重
要なデータの損失にいたるお
それのある操作手順や行為に
対する注意を促すマークです。
指示された条件を十分に理解
し、条件が満たされるまで、
注意を無視して先に進んでは
なりません。
警告
警告は、取り扱い上、危険が
あることを示します。正しく
実行しなかったり、指示を遵
守しないと、人身への傷害ま
たは死亡にいたるおそれのあ
る操作手順や行為に対する注
意を促すマークです。指示さ
れた条件を十分に理解し、条
件が満たされるまで、警告を
無視して先に進んではなりま
せん。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
本書の内容
本書の内容
本書では、Lab Advisor B.02.09 の 2 つのバージョン、Lab Advisor ベー
シックと Lab Advisor アドバンスについて説明します。
1 Lab Advisor B.02.09 の概要
この章では、Lab Advisor B.02.09 の 2 つのバージョン、Lab Advisor
ベーシックと Lab Advisor アドバンスについて説明します。
2 インストール
この章では、Lab Advisor B.02.09 のインストール手順を示します。
3 Lab Advisor の使用
この章では、Lab Advisor ユーザーインターフェイスについて説明し、利
用可能な機能の詳細を示します。
4 Lab Advisor データ共有
この章では、Lab Advisor データ共有アプリケーションの設定と使用方法
について説明します。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
3
目次
目次
1 Lab Advisor B.02.09 の概要
Lab Advisor ベーシック
Lab Advisor アドバンス
2 インストール
5
6
7
9
前提条件
10
配置モード
12
ハードディスクへのインストール
CD-ROM からの Lab Advisor の実行
アドオンのインストール
20
3 Lab Advisor の使用
23
ナビゲーション
25
システム概要
28
コンフィグレーション
38
Apps
45
ファームウェアの更新
48
ログと結果
50
サービスと診断
53
システムレポート
55
機器コントロール(LC と CE)
EMF(LC と CE)
63
4 Lab Advisor データ共有
13
19
58
65
データ共有の一般的な使用例
67
データ共有の設定
69
データ共有フォルダーからのデータのインポート
データ共有レビュークライアント
72
4
71
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor ユーザーマニュアル
1
Lab Advisor B.02.09 の概要
Lab Advisor ベーシック
6
Lab Advisor アドバンス
7
この章では、Lab Advisor B.02.09 の 2 つのバージョン、Lab
Advisor ベーシックと Lab Advisor アドバンスについて説明しま
す。
Agilent Lab Advisor は、高度な診断およびメンテナンス機能を備え、
Agilent の分析機器を最適な状態に維持し、高品質のクロマトグラフ結果
を得るために役立ちます。Agilent Lab Advisor は、アプリケーションに
依存しないツールのため、機器コントロールに Agilent のソフトウェアま
たは Agilent 以外のソフトウェアのどちらを使用していても、Agilent の
分析機器をサポートできます。アドオンを使って、たとえば Agilent 質量
分析計の診断などの追加機能を加えることができます。Agilent Lab
Advisor には、Lab Advisor ベーシックと Lab Advisor アドバンスがあり
ます。
Agilent Technologies
5
1
Lab Advisor B.02.09 の概要
Lab Advisor ベーシック
Lab Advisor ベーシック
Lab Advisor ベーシックは、日常の操作、メンテナンス、および基本的な
トラブルシューティング作業をサポートする最先端のテスト、ツール、
キャリブレーションを提供します。ベーシックバージョンには、フルセッ
トの診断機能と Early Maintenance Feedback カウンターへの常時アクセ
スが備わっているので、トラブルシューティングとキャリブレーションを
手間なく効率的に実行できます。
オプションのメンテナンスウィザード アドオンにより、現在の分析スケー
ルの Agilent LC 機器のすべてについて、アニメーション付きで詳細に説
明されたメンテナンス手順を追加できます。
6
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor B.02.09 の概要
Lab Advisor アドバンス
1
Lab Advisor アドバンス
Lab Advisor アドバンスは、Agilent LC および CE 機器から高品質のデー
タを入手し、最高の信頼性を実現することを目的として設計されています。
このバージョンでの追加機能には、高度な診断、使用状況に基づくメンテ
ナンス、追跡結果の生成などを可能にするツールや機能が含まれ、たとえ
ばパスワード付きのユーザログオン、追跡結果ファイル、高度な EMF 機
能、データ共有機能などがあります。オプションのメンテナンスウィザー
ド アドオンは Lab Advisor アドバンスにも対応しています。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
7
1
8
Lab Advisor B.02.09 の概要
Lab Advisor アドバンス
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor ユーザーマニュアル
2
インストール
前提条件
配置モード
10
12
ハードディスクへのインストール
CD-ROM からの Lab Advisor の実行
アドオンのインストール
13
19
20
この章では、Lab Advisor B.02.09 のインストール手順を示します。
Agilent Technologies
9
2
インストール
前提条件
前提条件
Agilent Lab Advisor は適切な Microsoft .NET Framework をインストー
ルした Microsoft Windows 7、Windows 8 または Windows 10 PC 上で動作
します(10 ページ表 1 参照)ソフトウェアは以下のソフトウェアパッケー
ジで広くテストされています。
表 1
サポートされているソフトウェアのリスト
要素
リビジョン
Windows
7 SP1
8.1
10
Windows Server
2008 R2
2012 R2
Internet Explorer
9
10
11
.NET Framework
3.x(Windows 7)
4.x(Windows 8、Windows 10)
Symantec Antivirus
12.0
Adobe Acrobat
11.0
Agilent Lab Advisor ソフトウェアの性能を最適にするには、少なくとも
以下の要件を満たす必要があります。最低限必要なコンフィグレーション
は Netbook へのインストールに基づいていますが、大容量のインストール
や高性能に対応するには、推奨コンフィグレーションを使用する必要があ
ります。
10
Lab Advisor ユーザーマニュアル
インストール
前提条件
表 2
2
PC ハードウェア コンフィグレーション
最低限の(Netbook)コ
ンフィグレーション
推奨コンフィグレー
ション
プロセッサー
Intel Atom processor
Pentium D 以上、Intel
Dual-Core 3.4 GHz 以
上
RAM
2.0 GB 以上
≧ 2 GB(Windows 7、
Windows 8 または
Windows 10)
ハードディスクの空き
容量
1 GB
2 GB 以上
ビデオ
解像度 1024 X 600
解像度 1280 X 1024
リムーバブルメディア
(外部)CD-ROM ドライ
ブ
DVD ドライブ
マウス
Microsoft Windows 適
合のポインティングデ
バイス
Microsoft Windows 適
合のポインティングデ
バイス
LAN
10/100baseT
10/100baseT
オペレーティングシス
テム
Windows 7 Starter
Windows 10
サーバーインストール
用の Windows Server
2008 R2
プリンター
使用中のオペレーティ
ングシステムでサポー
トされているすべての
プリンター
使用中のオペレーティ
ングシステムでサポー
トされているすべての
プリンター
Lab Advisor ユーザーマニュアル
11
インストール
配置モード
2
配置モード
Lab Advisor は以下のモードで配置することができます。
表 3
Lab Advisor 配置モード
モード
インストール
開始
データ保存場所
標準
setup.exe で
ローカルハード
ディスクにイン
ストール。「ハー
ドディスクへの
インストール」
13 ページ参照。
デスクトップア
イコンまたは
Windows の Start
メニューから実
行します。
C:\ProgramData\Agilent Lab Advisor\
AgilentLabAdvisorData\...1
クライアントデ
スクトップの
RDP リンクを
使って実行しま
す。
C:\ProgramData\Agilent Lab Advisor\
AgilentLabAdvisorData-[TerminalHostN
ame]\...1
サーバー
インスタント
1
12
setup.exe で
Windows Server
2008 上にインス
トールし、共有
可能なアプリ
ケーションとし
て公開。
『Agilent
Advisor IT 管理
者ガイド』参照。
インストール不
要
インストール CD 標準:C:\ProgramDataAgilent Lab
から
Advisor\AgilentLabAdvisorData\...1
AgiInstrDiag.ex
e を実行します。
参照 「CD-ROM
からの Lab
Advisor の実行」
19 ページ
デフォルトでは ProgramData フォルダーは非表示です。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
インストール
ハードディスクへのインストール
2
ハードディスクへのインストール
ハードディスクへのインストール
1 Setup アイコンをダブルクリックし、インストールを開始します。
Lab Advisor セットアップウィザードが開きます。
注記
Lab Advisor セットアップウィザードは、オペレーティングシステムの言語設
定に基づき Lab Advisor の言語を自動的に選択します。使用可能な言語は、
英語、中国語、日本語です。一致する言語を利用できない場合、英語が使用さ
れます。
2 Next をクリックしてインストールを開始します。
使用許諾契約書が表示されます。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
13
2
インストール
ハードディスクへのインストール
3 使用許諾契約書に同意し、Next をクリックします。
インストール先フォルダー画面が開きます。
4 デフォルトのインストール場所を変更する場合、Change をクリックし、
新しい保存場所を選択します。変更しないときは、Next. をクリックし
ます。
インストールウィザードの最終ページが表示されます。
14
Lab Advisor ユーザーマニュアル
インストール
ハードディスクへのインストール
2
5 Install をクリックし、インストールを開始します。
Windows のユーザーアカウント制御画面が開き、ソフトウェアインス
トールの許可を求められます。
注記
Lab Advisor B.02.0x 以降の既存データは Lab Advisor B.02.09 へ移行されま
す。
6 Yes をクリックし、インストールを続けます。
インストールステータスバーにインストールの経過が表示されます。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
15
2
インストール
ハードディスクへのインストール
インストールが問題なく完了すると、以下の画面が表示されます。
7 Finish をクリックしてセットアップウィザードを終了します。
インストール適格性評価
1 Agilent インストール適格性評価を起動します。Windows Start Menu >
> All Programs > > Agilent Lab Advisor > > Installation
Qualification にアクセスします。
16
Lab Advisor ユーザーマニュアル
インストール
ハードディスクへのインストール
2
2 インストール適格性評価(IQ)を開始するには、Qualify をクリックし
ます。
インストール適格性評価レポートはブラウザウィンドウに表示され、印
刷できます。後からレポートを見るには、\Program Files\Agilent
Technologies\Lab Advisor\IQTool\IQProducts\Agilent Lab Advisor\
Reports にアクセスします。
図 1
インストール適格性評価レポート
Lab Advisor ユーザーマニュアル
17
2
インストール
ハードディスクへのインストール
ライセンスキーの追加
追加した機能に対応するライセンスキーを入力してロックを解除してくだ
さい。
1 Lab Advisor ソフトウェアを起動し、Configuration > > Licenses へ移
動します。
図 2
コンフィグレーションのライセンス
2 License Key フィールドにライセンスキーを入力し、Add をクリックして
有効にします。
複数のライセンスキーがある場合は手順を繰り返してください。
18
Lab Advisor ユーザーマニュアル
インストール
CD-ROM からの Lab Advisor の実行
2
CD-ROM からの Lab Advisor の実行
CD-ROM から Lab Advisor を実行する場合、プログラムファイルはローカ
ルハードディスクにコピーされません。ただし、作成したデータはすべて
ローカルハードディスク上のフォルダー C:\ProgramData\Agilent Lab Advisor\ AgilentLabAdvisorData\ 内に保存されます。
1 Lab Advisor インストール CD-ROM をドライブに挿入します。
2 CD-ROM のルートディレクトリにある Instant Diagnostic をダブルク
リックします。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
19
2
インストール
アドオンのインストール
アドオンのインストール
.LAX 拡張子の Lab Advisor 拡張機能ファイルを使用し、Configuration 画
面からアドオンをインストールします。
注記
アドオンをインストールするには、管理者権限が必要です。
1 ナビゲーションパネルのグローバルタスクセクションで、
Configuration をクリックします。
Configuration 画面が表示されます。
20
Lab Advisor ユーザーマニュアル
インストール
アドオンのインストール
2
2 Add-ons画面に移動するにはConfiguration - Add-onsをクリックします。
図 3
コンフィグレーション画面内のアドオン
Configuration - Add-ons 画面に、インストール済みのすべてのアドオ
ンがテーブルで表示されます。
3 Install from .lax file をクリックします。
インストールするアドオンを選択するためのファイル選択ダイアログ
ボックスが表示されます。
4 目的のアドオンファイルが含まれているフォルダーに移動して .lax
ファイルを選択し、Open をクリックしてアドオンをインストールしま
す。
5 Lab Advisor をシャットダウンするよう表示されたら、Yes をクリックし
ます。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
21
2
インストール
アドオンのインストール
Lab Advisor がシャットダウンされ、アドオンのインストールが開始さ
れます。
インストールが終わると、新しくインストールされたアドオンが
Configuration - Add-ons 画面のテーブルに表示されます。
22
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor ユーザーマニュアル
3
Lab Advisor の使用
ナビゲーション
25
システム概要
28
システム階層
28
新しいシステムの追加
29
システムプロパティの変更
33
システムの削除
34
新しいシステムグループの追加
35
システムグループの削除
35
グループ間のシステムの移動
36
デバイスの詳細をクリップボードへコピー
クイック接続
37
コンフィグレーション
38
[一般]パラメータのコンフィグレーション
ライセンス
39
アドオン
41
マーケット
42
トレーサビリティ
42
Apps
45
診断カタログ
45
データ共有
46
TCP Relay Service
46
ファームウェアの更新
48
ログと結果
38
50
サービスと診断
53
システムレポート
55
機器コントロール(LC と CE)
EMF(LC と CE)
36
58
63
Agilent Technologies
23
3
Lab Advisor の使用
アドオンのインストール
この章では、Lab Advisor ユーザーインターフェイスについて説明
し、利用可能な機能の詳細を示します。
24
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
ナビゲーション
3
ナビゲーション
Lab Advisor ユーザーインターフェイスは 6 つのメインエリアに分かれて
います。このエリアの内容は Agilent Lab Advisor ソフトウェア内での画
面選択によって変化します。
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図 4
Lab Advisor ユーザーインターフェイス
タイトルバー
タイトルバーには、システム概要画面で設定したシステムのうち、現在選
択中のシステムが表示されます。最大化、最小化および Agilent Lab
Advisor アプリケーションを閉じるボタンも含まれます。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
25
3
Lab Advisor の使用
ナビゲーション
ナビゲーションパネル
ナビゲーションパネルでは、Lab Advisor ソフトウェアの複数の画面間の
主要なナビゲーションを行います。ナビゲーションパネルには4つのエリ
アがあります。
• グローバルタスクは、システムに依存しない画面を表示します。設定し
たシステムや現在の状況に関係なく、情報や設定にアクセスします。
• システムタスクは、システムごとに異なり、選択したシステムによって
変わります。選択したシステムの名前は、システムタスクのヘッダーと
タイトルバーに表示されています。
• 機器タスクは、機器ごとに異なり、選択した機器によって変わります。
機器の名前は、機器タスクのヘッダーに表示されています。
• ナビゲーションパネルの最下部には、ソフトウェアと各画面の情報を記
載したヘルプトピックスがあります。F1 をクリックするとコンテキス
トヘルプにアクセスできます。
26
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
ナビゲーション
3
ナビゲーションパネルは、上部タスクバーにある最小化アイコンをクリッ
クすると最小化できます。
インフォメーションパネル
インフォメーションパネルには、選択中の画面と Agilent Lab Advisor ソ
フトウェアのバージョンについての情報があります。トレーサビリティ機
能を使用中の場合は、現在ログイン中のユーザーに関する情報もインフォ
メーションパネルに表示されます。
アプリケーションパネル
アプリケーションパネルには、ナビゲーションパネルで選択した内容に応
じた画面が表示されます。より詳細な情報については、各アプリケーショ
ンを参照してください。
グループコントロール
ソフトウェアコンフィグレーションでシステムのグループ化が有効になっ
ているときは、このコントロール画面で、システムグループの切り替え、
新しいシステムグループの追加、既存グループの削除ができます。
アクションパネル
アクションパネルには、選択した画面に適用される追加のボタンやアク
ションを表示できます。これらは選択した画面全体に適用されます。画面
内の個々の項目に適用されるボタンやアクションは、画面そのものに表示
されます。
ステータスバー
ステータスバーの左側には、接続に関する情報が表示されます。右側には、
Agilent Lab Advisor リビジョン、ライセンスレベル、ライセンス使用状
況が詳しく表示されます。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
27
3
Lab Advisor の使用
システム概要
システム概要
システム概要画面では、設定および接続されている全システムの状態をす
ばやく確認できます。システム概要画面は、システムタスクのメイン選択
画面でもあります。
図 5
システム概要
システム階層
Lab Advisor は 3 つの階層レベルを認識します。
28
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
システム概要
3
システム
システムは最も高い階層レベルです。システムは
1 つまたは複数の機器を含み、それぞれの機器が
固有の通信アドレスを持っています。たとえば、
ELSD 検出器の付いた LC システムや LC/MS システ
ムなどです。システムアイコンは常に同じです。
機器
機器は、Lab Advisor への固有の接続アドレスを
持つことが特徴です。機器は、モジュール型 LC
システムのように、複数のデバイスから構成され
ることがありますが、デバイスはすべて単一の接
続アドレスを通じて Lab Advisor と通信します。
それぞれの機器に、固有のアイコンがあります。
デバイス
デバイス(モジュールと呼ぶこともあります)と
は機器の構成要素で、たとえばモジュール型 LC
システムにおけるポンプ、サンプラ、検出器です。
それぞれのデバイスタイプに、固有のアイコンが
あります。
新しいシステムの追加
1 System Overview 画面のアクションパネルで、
Add System をクリックしま
す。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
29
3
Lab Advisor の使用
システム概要
Add System ダイアログボックスが表示されます。
2 Instrument Name フィールドに名前を入力します。
注記
30
システムが 1 つの機器から構成されているときは、Instrument Name が
System Name フィールドにコピーされます。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
システム概要
3
3 Instrument Address フィールドに接続詳細を入力します。
注記
Instrument Address は、IP アドレスやホスト名です。シリアルケーブルを
使って接続しているときは COM ポートです。
4 Instrument Type の下向き矢印をクリックし、追加する機器タイプをリ
ストから選択します。デフォルト設定は Agilent LC/CE です。追加の機
器タイプはそれぞれのアドオンがインストールされると利用可能になり
ます。
注記
デフォルトでは、Instrument Type ドロップダウンリストには Agilent LC/CE
しか含まれません。追加の機器タイプは、それぞれのアドオンのインストール
により、追加できます(「アドオンのインストール」20 ページ参照)。
5 システムが複数の機器から構成されているときは、Add Instrument をク
リックし、前述のように詳細を入力します。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
31
3
Lab Advisor の使用
システム概要
注記
次の機器を追加するとすぐに、System Name フィールドが有効になり、システ
ム名を編集できます。
6 OK をクリックしてシステムの追加を終了し、Add System ダイアログボッ
クスを閉じます。
システムが System Overview に表示され、Lab Advisor がシステムへの
接続を試みます。
32
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
システム概要
3
システムプロパティの変更
既存システムの名前または接続アドレスの変更、その他の情報の追加、シ
ステムの自動 Reconnect 機能のアクティブ化が可能です。
1 System Overview 画面でシステムをクリックして選択します。
2 アクションパネルで System Properties をクリックします。
または
システム上で右クリックし、コンテキストメニューから Properties を
選択します。
System Properties ダイアログボックスが表示されます。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
33
3
Lab Advisor の使用
システム概要
System Group フィールドが表示されるのは、Activate Grouping 画面の
Configuration - Software チェックボックスがオンになっている場合の
みです。
3 System Properties ダイアログボックスでパラメータを追加または変更
します。
注記
[再接続]チェックボックスをオンにすると、Agilent Lab Advisor を起動す
るたびにシステムが自動的に接続されます。System Overview でコンフィグ
レーションされているすべてのシステムで、この機能を同時に有効にすること
もできます。
4 Apply をクリックして変更を登録し、System Properties ダイアログ
ボックスを閉じます。
システムの削除
1 System Overview 画面でシステムをクリックして選択します。
2 [ アクションパネル ] で Remove System をクリックします。
システムが System Overview から削除されます。
34
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
システム概要
注記
3
システムに対して収集されたデータは Logs and Results アプリケーションで
これまで通り使用できますが、割り当てられていないシステムとしてリストさ
れます。
System Overview から削除されたシステムでも、インストールされているライ
センスのモジュールリミットのカウントに含まれます。モジュールを完全に削
除するには、「ハードウェアモジュールを完全に削除」40 ページを参照してく
ださい。
新しいシステムグループの追加
注記
システムグループコントロールが使用できるのは、Configuration - Software
画面の Activate Grouping チェックボックスがオンになっている場合だけで
す。
1 グループコントロールの右側にある
をクリックします。
新規システムグループタブがデフォルト名で追加されます。
2 新しいタブを右クリックし、コンテキストメニューから [ 名前の変更 ]
を選択して、デフォルトの名前を新しい名前で上書きします。
または
新しいタブをダブルクリックして、デフォルトの名前を新しい名前で上
書きします。
3 Add System をクリックして、Add System ダイアログボックスを表示し
ます。ここから新しいシステムグループにシステムを追加できます。
システムグループの削除
注記
システムが含まれるシステムグループを削除することはできません。グループ
を削除する前に、システムを別のグループに移動してください(「グループ間
のシステムの移動」36 ページ を参照)。
1 削除するシステムグループのタブを右クリックします。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
35
3
Lab Advisor の使用
システム概要
2 コンテキストメニューから [ 削除 ] を選択します。
システムグループが空の場合は、削除されます。グループにシステムが
含まれる場合は、メッセージが表示されます。
グループ間のシステムの移動
1 システム概要で、移動するシステムを選択し、System Properties をク
リックします。
または
システム概要で、移動するシステムを右クリックし、コンテキストメ
ニューから [ プロパティ ] を選択します。
System Properties ダイアログボックスが表示されます。
2 System Group 下向き矢印をクリックして、システムを移動するターゲッ
トグループを選択します。
3 Apply をクリックします。
システムが既存のグループから新しいグループに移動され、System
Properties ダイアログボックスが閉じます。
デバイスの詳細をクリップボードへコピー
デバイスの System Information セクションにある詳細をコピーして、他
のアプリケーションに貼り付けることができます。
1 System Overview 画面でシステムをクリックして選択します。
2 システムモジュールがリストに表示されていない場合、 をクリックし
て表示します。
3 詳細をコピーするモジュールで右クリックし、コンテキストメニューか
ら [ 詳細をクリップボードにコピー ] を選択します。
デバイス情報がクリップボードにコピーされ、メモ帳、ワードパッド、
Microsoft Office アプリケーションなどの別のアプリケーションに貼り
付けできます。
36
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
システム概要
3
クイック接続
システム運用にノート PC を使用している場合は、シリアルケーブル
(RS232)または USB ケーブルを使用してクイック接続を確立することがで
きます。
USB mini-B ポートが装着されているモジュールはすべて、USB ケーブル
(部品番号 5188-8050)経由で接続できます。
コンピューターに RS232 ポートがない場合は、RS232-to-USB アダプタ
ケーブル(部品番号 8121-1013)を利用できます。
1 システムと PC をシリアルケーブルで接続します(必要に応じて
RS232-to-USB アダプタ p/n 8121-1013 を使用)
。シリアルケーブルは、
最も多くのデータを処理するモジュール(通常は検出器)に接続しま
す。
2 アクションパネルの Fast Connect をクリックします。
Lab Advisor はインストールされたシステムで利用できる COM ポートと
USB ポートをすべて検索し、自動で System Overview 画面に追加します。
注記
クイック接続機能は、LAN アクセスのないシステムを接続する場合に便利で
す。ノート PC の内部 IP アドレスの再構成や BootP サーバーの設定を行わな
くても、LAN カード構成、MAC アドレス、IP アドレスなどのデータに簡単に
アクセスできます。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
37
3
Lab Advisor の使用
コンフィグレーション
コンフィグレーション
アプリケーション全体に渡る設定、情報、ツールには、Configuration 画
面からアクセスできます。
[一般]パラメータのコンフィグレーション
General コンフィグレーションには、Lab Advisor ソフトウェアで作成さ
れたデータへの Path が表示されます。このパスは、使用しているオペレー
ティングシステムとインストールの種類(USB スティックまたはハードド
ライブ)によって決まるため、設定することはできません。
バックアップ
エクスポートおよびインポート機能により、Lab Advisor データのバック
アップが可能です。この機能によってエクスポートされた .ZIP ファイル
は、安全な場所に保存されます。Lab Advisor からデータをエクスポート
して別の Lab Advisor にインポートすることで、コンフィグレーション済
みシステムとそれに対応するデータを配布することができます。
トレース
Lab Advisor ソフトウェアから予期しない動作が観察された場合は、
Agilent Technologies の技術者が問題を特定しやすいようにトレースファ
イルを生成できます。
すべての機器通信データの連続収集をオンにすることもできます。この記
録フォームは、現在の Lab Advisor セッションが終了するとオフになりま
す。
言語
Lab Advisor ソフトウェアは、英語、中国語、日本語をサポートします。
言語は通常、ソフトウェアのインストール中に選択します。ただし、
Software コンフィグレーション画面で適切な言語を選択することにより、
38
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
コンフィグレーション
3
言語を後から変更できます。言語を変更したら、新しい設定を有効にする
ためにソフトウェアを再起動する必要があります。
システムグループ
Lab Advisor ではシステムのグループ化(研究室ごとなど)をサポートし
ています。最大 25 のシステムを1つのグループにまとめることができま
す。各システムには、最大 50 のデバイスを含めることができます。定義で
きるグループの数に制限はありません。
システムのグループ化をオンにするには、Activate Grouping チェック
ボックスをオンにします。このチェックボックスをオンにすると、システ
ム概要とレビュークライアントのアプリケーションパネルに、グループコ
ントロール(
「グループコントロール」27 ページ を参照)が追加されま
す。
ライセンス
Lab Advisor B.02.xx のライセンス方式が、前のバージョンから変更され
ています。ソフトウェアのライセンスモジュールは、コンフィグレーショ
ンした各デバイスの[タイプ]と [シリアル番号]のユニークな組み合わ
せをカウントし、追跡します。デバイスをコンフィグレーションすると、
ライセンスで許可されたデバイスの総数からデバイス数が差し引かれます。
ライセンスのステータスは、ステータスバーで追跡できます。
前のバージョンの Lab Advisor および Lab Monitor & Diagnostic ソフト
ウェアに対して取得された Lab Advisor ライセンスは、Lab Advisor
B.02.xx にも有効で、40 ページ表 4 に従って変換されます。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
39
3
Lab Advisor の使用
コンフィグレーション
表 4
Lab Advisor のライセンス
製品番号
説明
HW モジュー
ル
差し替え
M8550A
Agilent Lab
Advisor アドバ
ンス
10
G4800AA, G4809AA
M8551A
5 アドオン HW モ
ジュール *
5
G4801AA
M8552A
25 アドオン HW
モジュール *
25
G4802AA
M8553A
50 アドオン HW
モジュール *
50
G4803AA
M8554A
100 アドオン HW
モジュール *
100
新規
M8555A
Agilent Lab
Advisor ベー
シック
10
Agilent Instrument
Utilities LC/CE
M8556A
Agilent Lab
Advisor アドバ
ンス 1 年ライセ
ンス
無制限
新規
*
M8550A のインストールが必要
リスト中のライセンス製品は、組み合わせて使用することができます。同
じ製品番号のライセンス製品を複数回インストールすることも可能です。
ライセンス番号ごとに、サポートできるデバイス数(モジュール数)が追
加されます。
ハードウェアモジュールを完全に削除
ハードウェアモジュールの使用を中止するか、システムから取り外すとき
は、Configuration 画面の Licenses タブにある Permanently delete HW
40
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
コンフィグレーション
3
module をクリックすると、Agilent Lab Advisor のライセンスカウントか
らハードウェアモジュールを完全に削除できます。Permanently delete HW
module は、System Overview 画面で全システムが切断されている場合のみ
有効になります。Remove HW Module ウィンドウには、ライセンスリミット
に関係するすべてのモジュールがリストとして表示されます。適切なモ
ジュールを選択し、OK を押すと、選択したデバイスが完全に削除されま
す。
注記
デバイスを完全に削除すると、デバイスに属するデータもすべて完全に削除さ
れます。
アドオン
Configuration - Add-ons 画面では、Lab Advisor ソフトウェアおよび関連
する追加製品を管理できます。アドオンのインストールについては「「アド
オンのインストール」20 ページ」を参照してください。
現在インストールされているアドオンは、テーブルに表示されます。この
テーブルには、アドオンのバージョン、タイプ、現在のステータスが表示
されています。テーブル内のアドオンを選択すると、アドオンの詳細を表
Lab Advisor ユーザーマニュアル
41
3
Lab Advisor の使用
コンフィグレーション
示できます。選択したアドオンの追加説明がテーブル下のパネルに表示さ
れます。
テーブル上部のコントロールから、インストール済みアドオンの更新方法
と更新確認の間隔を選択できます。定期的に更新を自動でチェックするか、
Check online for updates をクリックして自分で更新をチェックします。
テーブル下のコントロールから、アドオンを個別に管理できます。選択し
たアドオンをアンインストール、更新、または無効 / 有効にすることがで
きます。アドオンの無効 / 有効を変更するには、Lab Advisor を再起動し
て変更を反映する必要があります。アドオンのステータスはテーブルに表
示されます。Lab Advisor の運用に不可欠な一部のアドオンでは、
Uninstall と Disable のボタンが使用できません。Update ボタンは、選択
したアドオンの更新を利用できる場合のみ有効になります。
マーケット
Market は Agilent Technologies の Web サイトへのアクセスを提供するメ
カニズムです。ここから Lab Advisor 関連の追加製品をダウンロードでき
ます。
ダウンロードで利用できる製品はチャンネルごとに区分されており、
Market 画面右上のドロップダウンリストから選択できます。たとえば
Software チャンネルからは、Lab Advisor の利便性を強化する追加アプリ
ケーションやアドオンにアクセスできます。また Documents チャンネルか
らは最新版の Lab Advisor ドキュメントをダウンロードできます。
トレーサビリティ
ソフトウェアの Traceability 機能によって、Lab Advisor の使用が記録
され、どのユーザーがいつどんな手順を実行したかが継続して追跡されま
す。情報は Logs & Results に書き込まれ、印刷結果に含まれます。Data
Sharing 機能を使用する場合は、トレーサビリティデータもアップロード
されます。
42
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
コンフィグレーション
3
トレーサビリティレベル
Lab Advisor には 3 段階のトレーサビリティレベルがあります。トレーサ
ビリティレベルの変更には管理者権限が必要です。初期設定の場合、ユー
ザー Admin がパスワード Admin を使用してセットアップされます。最初の
ログイン後、許可されていないアクセスを防止するため、このパスワード
を変更します。
デフォルトレベルは No Traceability です。この場合、ユーザーは、ライ
センスに応じて Lab Advisor ソフトウェアのあらゆる部分にアクセスでき
ます。このレベルでは、Logs & Results または印刷にユーザー名が追加さ
れません。
Medium Traceability では、ユーザーをドロップダウンリストから選択す
る必要があります。パスワードは不要で、登録や有効化をユーザー自身で
行えます。選択したユーザー名が印刷と Logs & Results に追加されます。
Full Traceability では、ユーザーが一意のパスワードを使ってログイン
する必要があります。ユーザーが Lab Advisor ソフトウェアにアクセスす
るには、最初に管理者からアクセス許可を得る必要があります。
新規ユーザーの設定
Lab Advisor のレポートと Log & Results にユーザー名を表示するには、
ユーザーの設定が必要です。この設定は Configuration 画面の
Traceability タブで行います。
1 Traceability 画面の右下にある Add をクリックします。
Add Contact ダイアログボックスが表示されます。
2 レポートに印刷するユーザー名と、任意でユーザーの電子メールアドレ
スおよび電話番号を入力します。
この情報は、Status Report の User セクションに含まれます。
あるいは、Login ボックスの Register as new User をクリックして、新
規ユーザーを追加することもできます。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
43
3
Lab Advisor の使用
コンフィグレーション
Full Traceability が有効のときは、ユーザーが Lab Advisor を使う前
に、管理者がユーザーを承認する必要があります。
44
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
Apps
3
Apps
Apps は、システムに関連しない特定のタスクを実行するための小さいアプ
リケーションです。
診断カタログ
診断カタログ
図 6
診断カタログアプリケーション
診断カタログは、各 Lab Advisor プロダクトレベルにおける各モジュール
の、すべてのテスト、キャリブレーション、ツール、機器コントロール、
Lab Advisor ユーザーマニュアル
45
3
Lab Advisor の使用
Apps
EMF カウンターのカタログです。リストは、Device Class(機器かモ
ジュールタイプ)
、Device Type、Product Level でフィルタリングされま
す。選択したプロダクトレベルにおける選択したモジュールの診断カタロ
グは、Results テーブルに 3 列で表示されます。
• 選択したプロダクトレベルの Lab Advisor で使用できる Tests、
Calibrations、Tools
• 選択したプロダクトレベルの Lab Advisor のInstrument Control画面に
表示される Controls
• 選択したプロダクトレベルの Lab Advisor のEMFs画面に表示されるEMF
Counters
テスト、キャリブレーション、ツールについては、Results テーブルの下
部にある Details パネルに、簡単な説明があります。テスト、キャリブ
レーション、ツールについてのより詳細な情報を入手するには、名前をダ
ブルクリックし、オンラインヘルプを表示してください。
選択した診断カタログを印刷するには、Print をクリックします。
データ共有
Lab Advisor のアドバンスバージョンにある Data Sharing 機能を使用する
と、複数の Lab Advisor インストールで、収集した機器情報とデータを 1
つのアップロードフォルダーにアップロードし、情報やデータを同期する
ことができます。
Data Sharing アプリケーションの詳細は、
「Lab Advisor データ共有」65
ページを参照してください。
TCP Relay Service
TCP Relay Service は、Lab Advisor B.02.09 以降で、Lab Advisor Relay
Service の後継となります。TCP Relay Service は、新しいシンプルな
ダッシュボードを備えており、Lab Advisor と Agilent Remote Advisor
の両方で使用できます。TCP Relay Service の詳細については、
『Agilent
TCP Relay Service Administrator's Guide』を参照してください。
46
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
Apps
3
Lab Advisor Relay Service は Lab Advisor B.02.09 でも完全に動作する
ので、必要な場合は引き続き使用することもできます。インストールを追
加する必要がある場合は、Lab Advisor の以前のリビジョンのインストー
ルメディアから Lab Advisor Relay Service をインストールすることがで
きます。
また、Lab Advisor Dashboard ユーザーインターフェイスを TCP Relay
Service と組み合わせて引き続き使用することもできます。Lab Advisor
Dashboard ユーザーインターフェイスは Lab Advisor B.02.09 の一部であ
り、
『Agilent Lab Advisor IT Administrator's Guide』に説明されている
方法で設定することができます。
また、新しい TCP Relay Service を使用する際に、Lab Advisor Relay
Service と TCP Relay Service のダッシュボードを混在させることもでき
ます。ただし、この場合には、TCP Relay Service のパスワードセキュリ
ティ機能をオンにしないように注意する必要があります。詳細については、
『Agilent TCP Relay Service Administrator's Guide』を参照してくださ
い。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
47
3
Lab Advisor の使用
ファームウェアの更新
ファームウェアの更新
Lab Advisor で、デバイス内部のソフトウェア(ファームウェア、FW)を
更新することができます。
Firmware Update 画面には、System Overview 画面で設定したすべてのシス
テムがリストされます。システムのデバイスを別々に、あるいはシステム
全体を一度に更新できます。複数のシステムを一度に更新することもでき
ます。FW 更新を開始するには、ナビゲーションパネルのグローバルタスク
セクションから Firmware Update タブを選択します。
ファームウェアファイルは、Lab Advisor からは提供されません。ファー
ムウェアセットは http://www.chem.agilent.com/_layouts/agilent/downloadFirmware.aspx?whid=69761 からダウンロードできます。ダ
ウンロードしたファームウェアアーカイブを C:\Temp\Firmware\ または任
意の場所に解凍します。Set Default Firmware Folder を使用して、ファー
ムウェアを保存した場所を指定します。
48
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
ファームウェアの更新
図 7
3
Lab Advisor のファームウェアの更新
Lab Advisor ユーザーマニュアル
49
3
Lab Advisor の使用
ログと結果
ログと結果
Logs & Results 画面に、設定したデバイスから収集されたデータが表示さ
れるので、システムやデバイスのステータスを簡単に確認できます。
Logs & Results データには次が含まれます。
• テスト結果
• エラー情報
• ファームウェアリビジョンと更新
• EMF 変更
• メンテナンスログエントリ
ログの各行には、モジュール識別子(タイプとシリアル番号)、情報タイ
プ、説明、タイムスタンプが表示されます。Traceability 機能を使用して
いるときは、ユーザーが作成したデータがユーザー名とともに Message
フィールドに記録されます。
50
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
ログと結果
図 8
3
Lab Advisor ログと結果
全体をすばやく確認するため、データを Instruments、Devices、Source、
Time でフィルタリングできます。Devices と Source は複数選択に対応して
おり、Ctrl を押しながらフィルター内の必要なデータをクリックすると選
択できます。
図 9
ログと結果フィルター
Logs & Results 画面には 2 つの操作モードがあります。デフォルトモード
は Module View で、システムごとにデバイスがリストされ、デバイスごと
Lab Advisor ユーザーマニュアル
51
3
Lab Advisor の使用
ログと結果
に情報が表示されます。もう 1 つのモードは Time View で、タイムスタン
プごとにデータが表示およびソートされます。このため、システム全体の
データ配列の概要を確認できます。
Add Log Entry をクリックすると、デバイスにログエントリを追加できま
す。ログエントリは、デバイスのメインボードに保存されます。Log
Template(編集可能)を選択するか、Log フィールドに独自のテキストを
入力できます。デバイスに書き込める情報の上限は 50 文字です。ここに
は通常、メンテナンスログデータを入力します。
内蔵フィルターでフィルタリングしたデータは、ZIP 形式でエクスポート
して配信できます。これは通常、遠隔地のエンジニアがシステムからの
データを評価する必要がある場合に役立ちます。Load external data をク
リックすると、ZIP ファイルの保存場所に移動し、エクスポートしたデー
タを読み込めます。
注記
52
Load external data を使って、LRS ファイルを読み込むこともできます。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
サービスと診断
3
サービスと診断
Service & Diagnostics 画面では、Lab Advisor ソフトウェアの手順(テス
ト、キャリブレーション、ツール)を管理します。手順を選択するには、
デバイスを選択した後、リストから手順を選択します。
図 10
Lab Advisor サービス & 診断
使用する手順のタイプを絞り込むと、より的確に概要を把握できます。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
53
3
Lab Advisor の使用
サービスと診断
図 11
サービス & 診断フィルター
テスト
テストでは、あらかじめ定義したリミットとテスト結果とを比較し、合否
判定を行います。テストの例としてポンプ圧力テストがあります。
キャリブレーション
デバイスの内部キャリブレーションを補正する必要がある場合は通常、
キャリブレーション手順を使用します。キャリブレーションの例として検
出器波長キャリブレーションがあります。管理された環境で作業を行って
いる場合、この種類の手順には検証が必要です。検証には通常、システム
適合性テストが使用されます。
ツール
ツールは、完了時に合否判定を行わない、サポート機能です。
54
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
システムレポート
3
システムレポート
Lab Advisor の System Report 画面には、システム内のデバイスの、シス
テム全体にわたる概要が表示されます。
System Report には、次の情報が含まれます。
• Lab Advisor ソフトウェア情報
• 連絡先情報
• PC 情報(オプション)
• システムコンフィグレーション
• ログブック
• EMF カウンター
• テスト結果
• 機器の実測値(オプション)
System Report に含まれる情報は、システムの文書化や、システムのトラ
ブルシューティングをする際、遠隔地のエンジニアとの診断情報の共有に
使用することができます。
System Report 画面では、連絡先情報、会社、ログと結果、PC 情報を含む
General タブと、システム内の各機器のタブの、少なくとも 2 つのタブに
情報が表示されます。機器タブでは、レポートに含める機器の固有情報を
選択できます。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
55
3
Lab Advisor の使用
システムレポート
図 12
Lab Advisor システムレポート設定
連絡先と会社情報は、トラブルシューティング中に遠隔地のエンジニアに
レポートを送信する際、簡単かつ正確な身分証明として役立ちます。
各デバイスに保存されたログと結果の情報は広範にわたる可能性があり、
データ量を減らすため、データを時間でフィルタリングできます。
Include PC information チェックボックスをオンにすると、PC にインス
トールされた Agilent プログラムのリストがレポートのために生成されま
す。このリストには、Agilent で始まるすべてのプログラムが含まれます。
機器実測値は、レポートの作成時点でシステムに読み込まれている設定値
です。CDS にメソッドが読み込まれている(かつ変更されていない)場合、
Lab Advisor はその設定をレポートできます。ただし、Status Report の受
信者が、メソッド情報を閲覧できることにご留意ください。
56
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
システムレポート
図 13
3
システムレポート例
Lab Advisor ユーザーマニュアル
57
3
Lab Advisor の使用
機器コントロール(LC と CE)
機器コントロール(LC と CE)
Instrument Control 画面では、CDS を動作させなくても、接続したシステ
ムをコントロールできます。これは、内蔵の診断テストで最終的な回答が
得られない、複雑な診断をする状況で役立つことがあります。
ベーシックバージョンの Instrument Control では機能制限がありますが、
アドバンスバージョンでは、コントロールのフルセットと、自由に設定可
能なシグナルプロットが提供されます。
Instrument Control 画面の返信パネルには、デバイスから生成された返信
が表示され、使用したコントロールが受け入れられたことを確認できます。
ここには、最新の返信 3 件のみが表示されます。返信履歴をすべて得るに
は、アクションパネルの Save Session Results をクリックします。返信履
歴が保存され、Logs & Results 画面で見ることができます。
58
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
機器コントロール(LC と CE)
3
実測ステータス情報
各デバイスは、コントロールパネルに別々に表示され、実測値情報を提供
します。表示する実測値がデバイスに複数ある場合、more リンクからアク
セスできます。
コントロール
Controls セクションを展開すると、デバイスを幅広くコントロールできる
ボタン一式が利用可能できます。ここには、設定値、コントロール、スペ
シャルコマンド、モジュール情報が含まれます。ボタンをクリックすると、
アクションに対する返信(返信受け入れまたは返信エラー)が返信パネル
に表示されます。設定値には、デバイスにすでに読み込まれている値が初
期値として表示されます。設定値を変更すると、表示される値が変わりま
す。設定値が変更されたときは、Send をクリックし変更を確定する必要が
あります。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
59
3
Lab Advisor の使用
機器コントロール(LC と CE)
図 14
機器コントロールのコントロールセクションの例
シグナルプロット
シグナルプロットは、システムの特定の機能をリアルタイムでモニタする
際に使用します。コントロールと組み合わせると、経験豊富なユーザーに
非常に有益なトラブルシューティング情報が提供されます。また、タスク
の進行状況のモニタや完了の確認、時間の節約にも利用できます。
アクションパネルの Signal Configuration をクリックして、モニタする
シグナルを設定します。システムに利用できるすべてのシグナルが示され
た Signal Config ダイアログボックスが表示されます。シグナルを選択す
るには、チェックボックスをオンにして、OK をクリックします。
60
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
機器コントロール(LC と CE)
3
選択したシグナルが、
“レーン”モードでシグナルプロットに表示されま
す。
“レーン”モードでは、ウィンドウの利用可能領域が、設定したシグナ
ルの数で分割されます。このため、各シグナルのウィンドウサイズは制限
されますが、すべてを簡単に区別できます。また、各スケールがプロット
の左側に表示されます。
その他のスケール調整パラメータを選ぶには、シグナルウィンドウを右ク
リックすると表示されるコンテキストメニューから、Auto Scaling を選択
します。使用可能なスケール調整オプションがサブメニューに表示されま
す。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
61
3
Lab Advisor の使用
機器コントロール(LC と CE)
マウスポインターを使うと、スケールを直接スクロールできます。変更す
るスケールをクリックし、スクロールホイールを使ってスケールを変更し
ます。スケールの位置は、スクロールホイールを押しながらマウスを前後
に動かすことによっても変更できます。
さらに、スケール固定ウィンドウの指定も可能です。スケールをダブルク
リックして Scale ダイアログボックスを開き、スケール範囲やスケールの
開始値を入力します。
62
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
EMF(LC と CE)
3
EMF(LC と CE)
Agilent Technologies LC 機器は、1995 年に 1100 システムを導入して以
来、Early Maintenance Feedback(EMF)機能に対応しており、現在もこの
機能に対応しています。EMF は、デバイスの使用状況を監視し、利用ごと
のメンテナンスを容易にすることで、メンテナンスコストを最小限に抑え
ます。
EMF カウンターの読み取りとリセットは、ベーシックとアドバンスどちら
のソフトウェアバージョンでも行えますが、アドバンスバージョンではさ
らに、リミット値の有効化と設定が可能です。Lab Advisor は Agilent 推
奨の EMF リミット値を提供します。このリミット値は、標準的な研究所の
条件下での測定をもとに決定されていますが、アプリケーション、ユー
ザー、サイト固有の条件は考慮していません。システムコンポーネントの
寿命を最大化するには、経験に基づく調整が必要な可能性があります。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
63
3
Lab Advisor の使用
EMF(LC と CE)
図 15
Lab Advisor 内の EMF
EMF 画面ではすべてのカウンターを閲覧することができます。有効なリ
ミット値を持つカウンターだけをフィルタリングすることもできます。
64
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor ユーザーマニュアル
4
Lab Advisor データ共有
データ共有の一般的な使用例
データ共有の設定
67
69
データ共有フォルダーからのデータのインポート
データ共有レビュークライアント
71
72
この章では、Lab Advisor データ共有アプリケーションの設定と使
用方法について説明します。
Agilent Lab Advisor アドバンスソフトウェアにはデータ共有機能があり
ます。共有機能を使用すると、Lab Advisor は、収集した機器情報やデー
タを Windows ネットワーク共有の任意の場所にある 1 つのアップロード
フォルダーにアップロードし、同期することができます。
Agilent Technologies
65
4
Lab Advisor データ共有
EMF(LC と CE)
図 16
66
データ共有アプリケーション
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor データ共有
データ共有の一般的な使用例
4
データ共有の一般的な使用例
Lab Advisor アドバンスのレビュークライアントを使って、機器
性能のモニタリングを集約する
この例では、すべての機器コントローラに Lab Advisor アドバンスソフト
ウェアが搭載されています。機器コントローラはログと結果を自動的に
データ共有フォルダーにアップロードします。ラボの管理者は、Lab
Advisor アドバンスのレビュークライアントを使って、ラボ内の任意の機
器の診断データをすべて確認することができます。これにより、ラボの管
理者はシステムの性能のモニタリング、計画的な予防保全を行い、システ
ムを良好な動作環境に保つことができます。
/DE$GYLVRU࢔ࢻࣂࣥࢫࡢ ᐃ3&
:LQGRZVࢿࢵࢺ࣮࣡ࢡඹ᭷ୖࡢࢹ࣮ࢱඹ᭷ࣇ࢛ࣝࢲ࣮
/DE$GYLVRU
ࣞࣅ࣮ࣗࢡࣛ࢖࢔ࣥࢺ
図 17
/&ᶵჾ
࢟ࣕࣆ࣮ࣛࣜ㟁ẼὋື
複数の Lab Advisor アドバンスから中央のデータ共有フォルダー
へのデータアップロード
Lab Advisor アドバンスノートパソコンを使用する社内サポート
グループ
この例では、各機器コントローラ PC 上に必要なのは Lab Advisor ベー
シックのみです。ただし、社内サポートグループのメンバーは、Lab
Lab Advisor ユーザーマニュアル
67
4
Lab Advisor データ共有
データ共有の一般的な使用例
Advisor アドバンスが使用可能なノートパソコンを、サービスを提供する
ラボの機器に接続し、テストやキャリブレーションを実行し、生成された
データをネットワーク上のデータ共有フォルダーと同期します。別のサ
ポートグループメンバーが Lab Advisor アドバンスを使ってこのラボの機
器に接続すると、この機器の前回の測定データとテスト結果がすべて、集
中管理されたデータ共有フォルダーから自動的にダウンロードされ、新し
いデータと結果がアップロードされます。
56ࡲࡓࡣ86%ࢣ࣮ࣈࣝ
/$1ࢣ࣮ࣈࣝ
ࢧ࣏࣮ࢺࣀ࣮ࢺࣃࢯࢥࣥ
ࢹ࣮ࢱඹ᭷ࣇ࢛ࣝࢲ࣮
㸦:LQGRZVࢿࢵࢺ࣮࣡ࢡඹ᭷㸧
&'6ࢥࣥࣆ࣮ࣗࢱ
図 18
68
サポートノートパソコンのログと結果の同期
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor データ共有
データ共有の設定
4
データ共有の設定
データ共有フォルダー
データ共有フォルダーは Windows ネットワーク共有上に保存することがで
きます。ドライブ名の指定またはネットワークの位置の指定もできます。
図 19
注記
[データ共有フォルダー]ダイアログボックス
Lab Advisor アドバンスのユーザーは、データ共有フォルダーに書き込みのア
クセス権限が必要です。
データ同期
ドロップダウンリストから、最適な同期動作を選択します。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
69
4
Lab Advisor データ共有
データ共有の設定
表 5
70
データ同期
設定
動作
使用例
Never
データや情報はデータ
共有フォルダーと交換
されません
デフォルト設定
At startup
セントラル レビューク
スタートアップ時、Lab
Advisor アドバンスは、 ライアント
設定したすべてのデバ
イスのログと結果の更
新を、データ共有フォ
ルダーからダウンロー
ドします
At shutdown
Lab Advisor アドバン
シャットダウン時、Lab
Advisor アドバンスは、 スを搭載したラボの PC
は、定期的にテスト
設定したすべてのデバ
イスのログと結果の更 (たとえば、ランプ強度
テスト)を実行します
新を、データ共有フォ
ルダーにアップロード
します
At startup and
shutdown
Lab Advisor アドバン
スはログと結果をデー
タ共有フォルダーと双
方向に同期します
カスタマーサポートグ
ループのコンピュータ
は、誰がどの分析デバ
イスでテストを行なっ
たとしても最新の状態
に保たれます
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor データ共有
データ共有フォルダーからのデータのインポート
4
データ共有フォルダーからのデータのインポート
図 20
データインポート ダイアログボックス
Lab Advisor のこのインスタンスで設定されていないデバイスの Logs &
Results は、データ共有フォルダーからインポートできます。システム
(たとえば LC)やシステムグループのインポートが可能です。
グルーピング機能が有効な場合、システムを既存のグループにインポート
できます。(「新しいシステムグループの追加」35 ページ )
注記
データ共有フォルダーからインポートする際、Lab Advisor はすべての設定デ
バイスとインポートデバイスに対して十分なライセンスを保有している必要が
あります。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
71
4
Lab Advisor データ共有
データ共有レビュークライアント
データ共有レビュークライアント
データ共有フォルダーにアップロードしたデータ一式にアクセスするには、
内蔵されたレビュークライアントを使います。レビュークライアントは、
Data Sharing アプリケーションから開始します。また、レビュークライア
ントは、システムの任意のアップロード済みデバイスの組み合わせに対応
しており、システムを横断してデータを比較できます。これは、問題があ
るシステムやデバイス、あるいは効率良く使用されていないシステムを見
つける際に役立ちます。
レビュークライアントには、アップロード共有でホストされたモジュール
の数に対応するライセンス数が必要です。System Overview からシステム
を削除しても、使用可能なライセンスにはなりません。ライセンス数は、
通常の Lab Advisor のインストールで入力されたものが、レビュークライ
アントで再利用されます。そのため、たとえば 10 個のモジュールライセ
ンスをインストールしたときは、アップロード共有にアップロードされた
モジュールが 10 個未満の場合のみ、レビュークライアントを開始できま
す。
72
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor データ共有
データ共有レビュークライアント
4
レビュークライアントにはいくつか使用方法があります。
• すべてのポータブル Lab Advisor が、データを同じフォルダーにアップ
ロードする。各ポータブル Lab Advisor が更新されたとき、レビューク
ライアントでデータプール全体を監視できる。
• 各ポータブル Lab Advisor が、固有のバックアップ用フォルダーを持
つ。レビュークライアントで共有フォルダーを変更すると、個別のユー
ザーのデータを見ることができる。
• 単一機器と接続されたローカル PC の Lab Advisor の場合、同期機能を
使用してデータをシステム固有フォルダーにアップロードする。これを
バックアップソリューションとして使用すると、共有フォルダーを変更
することで、レビュークライアントで各システムを別々に確認できる。
どの場合でも、レビュークライアントを開始するには、すべてのアップ
ロード済みモジュールに対して十分なライセンスが必要です。
ソフトウェアコンフィグレーションでシステムのグループ化が有効になっ
ているときは、システムグループを設定できます。グループコントロール
Lab Advisor ユーザーマニュアル
73
4
Lab Advisor データ共有
データ共有レビュークライアント
でグループを切り替えることができます。レビュークライアントで設定し
たグループは、システム概要で設定したグループの影響を受けません。
74
Lab Advisor ユーザーマニュアル
UI 用語集
UI 用語集
A
C
E
Activate Grouping
[コンフィグレーション][ソフトウェア]
Add
[追加]
Add Contact
[ 連絡先の追加 ]
Add Instrument
[機器の追加]
Add Log Entry
[ログエントリーの追加]
Add System
[システムの追加]
Add-ons
[アドオン]
Agilent Lab Advisor
[Agilent Lab Advisor]
Agilent LC/CE
[Agilent LC/CE]
All Programs
[すべてのプログラム]
Apply
[ 適用 ]
At shutdown
シャットダウン時
At startup
スタートアップ時
At startup and shutdown
スタートアップ時とシャット
ダウン時
Auto Scaling
[ 自動スケール調整 ]
Calibrations
[キャリブレーション]
Change
[変更]
Check online for updates
[更新をオンラインで確認]
Configuration
[コンフィグレーション]
Configuration - Add-ons
[コンフィグレーション]―
[アドオン]
Configuration - Software
[グループを有効]
Controls
[コントロール]
EMF Counters
[EMF カウンター]
EMFs
[EMF]
Lab Advisor ユーザーマニュアル
D
Data Sharing
[ データ共有 ]
Details
[詳細]
Device Class
[デバイスクラス]
Device Type
[デバイスタイプ]
Devices
[デバイス]
Disable
[無効]
Documents
[ドキュメント]
F
Fast Connect
[クイック接続]
Finish
[完了]
Firmware Update
[ファームウェアの更新]
Full Traceability
[ フルトレーサビリティ ]
G
General
[一般]
I
Include PC information
[PC 情報を含む]
Install
[インストール]
Install from .lax file
[.lax ファイルからインス
トール]
Installation Qualification
[Installation
Qualification]
Instrument Address
[機器アドレス]
75
UI 用語集
Instrument Control
[機器コントロール]
Instrument Name
[機器名]
Instrument Type
[機器タイプ]
Instruments
[機器]
L
License Key
[ライセンスキー]
Licenses
[ライセンス]
Load external data
[外部データの読み込み]
Log
[ログ]
Log & Results
[ ログと結果 ]
Log Template
[ログテンプレート]
Login
[ ログイン ]
Logs & Results
[ ログと結果 ]
Logs and Results
[ ログと結果 ]
M
Market
[マーケット]
Medium Traceability
[ ミディアムトレーサビリ
ティ ]
Message
[メッセージ]
Module View
[デバイス表示]
76
more
[ 詳細 ]
Register as new User
[ 新規ユーザーの登録 ]
Remove HW Module
[HW モジュールの削除]
Remove System
[ システムの削除 ]
Results
[結果]
N
Never
なし
Next
[次へ]
Next.
[次へ]
No Traceability
[ トレーサビリティなし ]
S
O
OK
[OK]
Open
[開く]
P
Path
[パス]
Permanently delete HW module
[HW モジュールを完全に削除]
Print
[印刷]
Product Level
[プロダクトレベル]
Properties
[プロパティ]
Q
Qualify
[Qualify]
R
Reconnect
[ 再接続 ]
Save Session Results
[セッション結果の保存]
Scale
[ スケール ]
Send
[送信]
Service & Diagnostics
[サービス & 診断]
Set Default Firmware Folder
[デフォルトファームウェア
フォルダーの設定]
Setup
[セットアップ]
Signal Config
[ シグナルコンフィグレー
ション ]
Signal Configuration
[ シグナルコンフィグレー
ション ]
Software
[ ソフトウェア ]
Source
[ソース]
Start
[スタート]
Status Report
[ ステータスレポート ]
System Group
[システムグループ]
Lab Advisor ユーザーマニュアル
UI 用語集
System Information
[ システム情報 ]
System Name
[システム名]
System Overview
[システム概要]
System Properties
[システムプロパティ]
System Report
[システムレポート]
T
Tests
[テスト]
Time
[期間]
Time View
[時間表示]
Tools
[ツール]
Traceability
[ トレーサビリティ ]
U
Uninstall
[アンインストール]
Update
[更新]
User
[ ユーザー ]
W
Windows Start Menu
[Windows スタートメニュー]
Y
Yes
[はい]
Lab Advisor ユーザーマニュアル
77
索引
索引
A
Apps
あ
45
C
COM ポート
31,
37
E
early maintenance
feedback
63
EMF カウンター
EMF 変更
50
EMF
63
31,
L
LAN 構成
37
LRS ファイル
52
M
MAC アドレス
37
P
PC 情報
55
R
RS232
37
U
USB
78
37
7
37
クイック接続
37
グループ
39, 73
グループコントロール
グローバルタスク
26
[一般]コンフィグレーショ
ン
38
インストール
13
インストール適格性評
価
16
インフォメーションパネ
ル
27
結果
言語
更新
42
コマンド
59
コントロール
59
コンフィグレーション
お
外部データの読み込み
カタログ
45
38
さ
26
か
52
サービス
最小化
再接続
53
27
33
し
き
機器アドレス
31
機器コントロール
50
38
こ
50
オンラインヘルプ
27
け
え
エラー情報
54
く
い
55
I
IP アドレス
アクションパネル
27
アドオン
41
アドバンスバージョン
アプリケーション
45
アプリケーションパネ
ル
27
アンインストール
42
機器情報
55
機器タイプ
31
機器名
30
機器
29
キャリブレーション
58
時間表示
51
シグナルコンフィグレーショ
ン
60
Lab Advisor ユーザーマニュアル
索引
シグナル
60
シグナルスケール調整
61
シグナルプロット
60
システム概要
28
システムグループ
39
システムコンフィグレーショ
ン
55
システム
29
システムタスク
26, 26
システムの削除
34
システムの追加
29
システムプロパティ
33,
33
システム名
30
システムレポート
55
自動再接続
33
使用許諾契約書
13
シリアルケーブル
37
シリアルケーブル接続
37
新規システム
29
新規ユーザー
43
診断カタログ
45
診断
53
す
スケール調整
61
ステータス情報
59
ステータス
42
ステータスバー
27
せ
接続詳細
設定値
31
59
そ
ナビゲーションパネル
ソフトウェアマーケッ
ト
42
ソフトウェア要件
10
ソフトウェアリビジョ
ン
27
は
バージョン
5, 27, 58
ハードウェアモジュールの完
全削除
40
ハードウェアモジュールの削
除
40
ハードウェア要件
10
ハードディスクへのインス
トール
13
パス
38
バックアップ
38
た
タイトルバー
タイプ
31
タスク
26,
25
28
つ
ツール
26
54
ふ
て
データのインポート / エクス
ポート
38
データのエクスポート
52
テスト結果
50, 55
テスト
54
デバイス
29
デバイスの詳細
36
デバイスの詳細のコ
ピー
36
と
ドキュメントマーケッ
ト
42
トレーサビリティ
42
トレーサビリティなし
トレース
38
トレースファイル
38
ファームウェアの更新
ファームウェアリビジョ
ン
50
フィルター
51, 53,
フルトレーサビリティ
フルトレース
38
48
64
43
へ
ベーシックバージョン
ヘルプ
26
返信パネル
58
6
ほ
ホスト名
保存場所
43
31
14
ま
マーケット
42
な
ナビゲーション
Lab Advisor ユーザーマニュアル
25
79
索引
み
ろ
ミディアムトレーサビリ
ティ
43
ログエントリーの追加
ログエントリー
52
ログエントリ
50
ログブック
55
ログ
50
む
無効
42
52
め
メンテナンスウィザー
ド
6
メンテナンス ログエント
リ
50
も
モジュール情報
モジュール表示
モジュール
29
59
51
ゆ
ユーザーインターフェイ
ス
25
ユーザーの承認
44
よ
要件
10
ら
ライセンスキー
ライセンス
39
18
れ
レビュークライアント
レポート
55
連絡先情報
55
連絡先の追加
43
80
72
Lab Advisor ユーザーマニュアル
索引
Lab Advisor ユーザーマニュアル
81
www.agilent.com
本書の内容
本書では、Lab Advisor B.02.09 の 2 つの
バージョン、Lab Advisor ベーシックと Lab
Advisor アドバンスについて説明します。
本書には、次の情報が記載されています。
• Lab Advisor B.02.09 の概要
• インストール
• Lab Advisor の使用
• Lab Advisor データ共有
© Agilent Technologies 2016
Printed in Germany
11/2016
*M8550-96007*
*M8550-96007*
M8550-96007
Agilent Technologies