モノフラット FAD-20 中量扉用 取付説明書 PAT.P このたびは、モノフラット FAD-20をご採用いただき、まことにありがとうございます。 取り付け前に本書をよくお読みのうえ、正しく取り付けいただきますようお願いいたします。 注意 ●本書の説明および注意事項を必ずお守りください。 誤った取り付けは、作業時だけでなく使用時に扉が 脱落するなどして、けがをする恐れがあります。 ●本製品の取り付けには、キャビネットの強度を確認し た上で、仕様に見合うねじを使用し、確実に固定し てください。 ●仕様外の扉寸法、扉重量への使用はおやめください。 ●装置の分解・改造は決して行わないでください。 ■仕様 キャビネットの幅の内法 500〜550mm キャビネットの高さの内法 2420mm以下 扉の厚み 35mm以下 扉の質量 20kg以下 ■部品の内訳 ①アームA … ……………………… 1個 ②アームB … ……………………… 1個 ④ドアブラケット上用 … …………………… 1個 ⑤ドアブラケット下用 … …………………… 1個 ③連結パイプ … ……………………1本 ⑥パイプクランプ … … 2個 ⑦キャップ … ………… 2個 ⑧十字穴付バインド ⑨十字穴付バインドねじ ⑩六角穴付ボルト タッピンねじ M5×8… …… 4本 M4×8… …… 4本 4.5×20… … 22本 ⑪十字穴付 皿タッピンねじ 4.5×20… … 2本 ⑫指はさみ注意シール… ……………… 1枚 1 ■取付仕様図 (単位:mm) ●図は向かって左側に扉が開く場合の例です。右開きの場合、立面図は本図と回転対称に、平面図は左右対称になります。 ●上下のドアブラケットの取付ねじ位置は、キャビネット内側面が基準です。扉端面を基準にする場合は、かぶせ代を 考慮して下穴をあけてください。 ●本説明書は、左開きを対象にしています。右開きの時は、 「アームA」と「アームB」をそれぞれ逆に読みかえてください。 図の左右は逆になります。 ●取付ねじは組立中であっても所定のトルクで締めてください。取付ねじを十分に締めないままドアパネルを開閉する と、取付ねじが脱落することがあります。 ●金物の取付位置を変える時にゆるめたねじは、位置が決まってドアパネルを開閉する時には、再び締めてください。 平面図 123 95 500∼550 かぶせ代 155 492 扉移動距離:590 ②アームB ③連結パイプ ④ドアブラケット上用 ⑤ドアブラケット下用 300 90 57 ①アームA キャビネット 内寸高さ−109 52 立面図 ■取付手順 1 キャビネット底部にアームAを取り付ける。 ●扉の開き方向を確認のうえ、取付面の広い方の長円 穴4か所を底板に、狭い方の長円穴1か所を側板に、 それぞれバインドタッピンねじ4.5×20で固定して ください。 ●ベ ースブラケットの手前端は、底板の木口面より 5mmあけて取り付けてください。 なお、後で前後方向に微調整できます。 ●アームAを図のように、キャビネット底板の向かって左 側のキャビネット側板に密着させて置いてください。 ●垂 直な取付面の長円穴からバインドタッピンねじ 4.5×20でキャビネット側板に止めてください。 ●水平な取付面の長円穴からバインドタッピンねじ4.5 ×20で3か所、キャビネット底板に止めてください。 図中※印の長円穴は使用しないでください。 キャビネット側板 ⑧バインドタッピンねじ 4.5×20 長円穴に固定 ①アームA キャビネット底板 2 ※ ベースブラケット 5mm この長円穴は使用しないでください (アームとねじ頭がこする可能性があります) 2 キャビネット天部にアームBを取り付ける。 ●底部と同様の方法で固定してください。 この長円穴は使用しないでください キャビネット天板 ②アームB (アームとねじ頭がこする可能性があります) 10mm ⑧バインドタッピンねじ 4.5×20 長円穴に固定 キャビネット側板 3 上下のアームに連結パイプを取り付ける。 ●( キャビネットの高さの内法−25)mmの長さに連 結パイプをカットしてください。 ●連結パイプの両端にキャップをはめてください。 ●連結パイプをアームの受部に差し込み、パイプクラ ンプで連結パイプが抜けないよう、六角穴付ボルト M4×8で固定してください(上下とも)。 ⑥ パイプ クランプ 5 アームに扉を取り付ける(上下とも)。 ●連 結パイプそばの関節部分にドアブラケットを差 し込み、ねじ穴を合わせてバインドねじM5×8で 固定してください。 なお、後で左右方向に微調整できます。 ⑦キャップ アーム ③連結パイプ ⑩六角穴付ボルト M4×8 下側も同様に固定してください。 横からの断面図 アーム(上) ブラケット上用 ⑨バインドねじ M5×8 4 にドアブラケットを取り付ける(上下とも)。 扉 ●ド アブラケットの広い面の両端にある長円穴2か所 を扉にバインドタッピンねじ4.5×20で固定してく ださい。 取付位置は、2ページの取付仕様図を参照ください。 なお、後で上下方向に微調整できます。 ⑧バインドタッピンねじ 4.5×20 長円穴に固定 扉(裏面) ④ドアブラケット 上用 ⑧バインドタッピンねじ 4.5×20 長円穴に固定 ⑤ドアブラケット 下用 横からの断面図 アーム(下) ブラケット下用 ⑨バインドねじ M5×8 ●な お、上部の接続時に上からねじ止めできない場 合は、下から固定することもできます。 その際は、必ずドアブラケットの長円穴ではな く、その内側のねじ穴に止めてください。 横からの断面図 ④ブラケット上用 ①アーム(上) ⑨バインドねじ M5×8 3 6 ●下 図左側の十字穴付小ねじを、十字ねじ回しで少し ゆるめてください。 ●下 図右側のすり割付ピンを、マイナスのねじ回しで 回してください。 すり割付ピンが一回転するごとに、キャビネット側板 とドアパネルのすき間が大きくなったり小さくなった りします(すり割付ピンは無制限に回ります) 。 ●左 右のすき間がなく、扉合わせ面の傾き調整が終了 したら、十字穴付小ねじを十字ねじ回しで締めてく ださい。 取り付け部位の調整を行う。 ※扉の上側または下側にキャビネットとのすき間が発 生した場合、扉の前後方向の調整をします。 以下の部位の取付部は、長円穴で位置の微調整がで きます。 ●扉の前後調整 ・アーム(上下とも)のキャビネット取付部 →前後方向 この長円穴は使用しないでください 十字ねじ回し マイナス 少しゆるめる ねじ回し ドアブラケット 下用 上用も同様 扉(裏側) ●扉の上下調整 ・ドアブラケット(上下とも)の扉取付部 →上下方向 上からの断面図 すり割付ピンを回し 続けると、左右の遠近 が交互に変化します。 広げる ●扉の左右調整 ・ドアブラケット(上下とも)のアーム取付部 →左右方向 狭める 交互に繰り返す 8 調整終了後、残りのねじ穴を全て固定する。 ●これまでの取付ねじを十分に締めてください。 ●そ れぞれの金物の取付板の円穴、及び皿穴に、バイ ンドタッピンねじ、及び皿タッピンねじ4.5×20で 止めてください。 こ こで止めるねじが金物を固定します。以前に締め たねじは、その補助のためのものです。 7 扉合わせ面の傾き調整を行う。 アーム(上下とも)の キャビネット取付部 ※扉とキャビネット側板の左右どちらかにすき間が出 た場合、以下の方法で左右のすき間をなくせます。 ⑧バインドタッピン ねじ 4.5×20 上からの断面図 キャビネット天面 扉 ドアブラケット(上下とも) のドア取付部 ⑪皿タッピン ねじ4.5×20 左右の すき間が 異なる 9 扉にハンドル(お客様手配)を取り付ける。 ※ハンドルは扉の中央部から吊元側に取り付けてくだ さい。 2013.04 PRINTED IN JAPAN 0354-5
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