0354-5_fad20(605KB)

モノフラット FAD-20
中量扉用
取付説明書
PAT.P
このたびは、モノフラット FAD-20をご採用いただき、まことにありがとうございます。
取り付け前に本書をよくお読みのうえ、正しく取り付けいただきますようお願いいたします。
注意
●本書の説明および注意事項を必ずお守りください。
誤った取り付けは、作業時だけでなく使用時に扉が
脱落するなどして、けがをする恐れがあります。
●本製品の取り付けには、キャビネットの強度を確認し
た上で、仕様に見合うねじを使用し、確実に固定し
てください。
●仕様外の扉寸法、扉重量への使用はおやめください。
●装置の分解・改造は決して行わないでください。
■仕様
キャビネットの幅の内法
500〜550mm
キャビネットの高さの内法
2420mm以下
扉の厚み
35mm以下
扉の質量
20kg以下
■部品の内訳
①アームA … ……………………… 1個 ②アームB … ……………………… 1個
④ドアブラケット上用
… …………………… 1個
⑤ドアブラケット下用
… …………………… 1個
③連結パイプ … ……………………1本
⑥パイプクランプ … … 2個 ⑦キャップ … ………… 2個
⑧十字穴付バインド ⑨十字穴付バインドねじ ⑩六角穴付ボルト
タッピンねじ
M5×8… …… 4本 M4×8… …… 4本
4.5×20… … 22本
⑪十字穴付
皿タッピンねじ
4.5×20… … 2本
⑫指はさみ注意シール…
……………… 1枚
1
■取付仕様図 (単位:mm)
●図は向かって左側に扉が開く場合の例です。右開きの場合、立面図は本図と回転対称に、平面図は左右対称になります。
●上下のドアブラケットの取付ねじ位置は、キャビネット内側面が基準です。扉端面を基準にする場合は、かぶせ代を
考慮して下穴をあけてください。
●本説明書は、左開きを対象にしています。右開きの時は、
「アームA」と「アームB」をそれぞれ逆に読みかえてください。
図の左右は逆になります。
●取付ねじは組立中であっても所定のトルクで締めてください。取付ねじを十分に締めないままドアパネルを開閉する
と、取付ねじが脱落することがあります。
●金物の取付位置を変える時にゆるめたねじは、位置が決まってドアパネルを開閉する時には、再び締めてください。
平面図
123
95
500∼550
かぶせ代
155
492
扉移動距離:590
②アームB
③連結パイプ
④ドアブラケット上用
⑤ドアブラケット下用
300
90
57
①アームA
キャビネット
内寸高さ−109
52
立面図
■取付手順
1
キャビネット底部にアームAを取り付ける。
●扉の開き方向を確認のうえ、取付面の広い方の長円
穴4か所を底板に、狭い方の長円穴1か所を側板に、
それぞれバインドタッピンねじ4.5×20で固定して
ください。
●ベ ースブラケットの手前端は、底板の木口面より
5mmあけて取り付けてください。
なお、後で前後方向に微調整できます。
●アームAを図のように、キャビネット底板の向かって左
側のキャビネット側板に密着させて置いてください。
●垂 直な取付面の長円穴からバインドタッピンねじ
4.5×20でキャビネット側板に止めてください。
●水平な取付面の長円穴からバインドタッピンねじ4.5
×20で3か所、キャビネット底板に止めてください。
図中※印の長円穴は使用しないでください。
キャビネット側板
⑧バインドタッピンねじ
4.5×20
長円穴に固定
①アームA
キャビネット底板
2
※
ベースブラケット
5mm
この長円穴は使用しないでください
(アームとねじ頭がこする可能性があります)
2
キャビネット天部にアームBを取り付ける。
●底部と同様の方法で固定してください。
この長円穴は使用しないでください
キャビネット天板
②アームB
(アームとねじ頭がこする可能性があります)
10mm
⑧バインドタッピンねじ
4.5×20
長円穴に固定
キャビネット側板
3
上下のアームに連結パイプを取り付ける。
●( キャビネットの高さの内法−25)mmの長さに連
結パイプをカットしてください。
●連結パイプの両端にキャップをはめてください。
●連結パイプをアームの受部に差し込み、パイプクラ
ンプで連結パイプが抜けないよう、六角穴付ボルト
M4×8で固定してください(上下とも)。
⑥
パイプ
クランプ
5
アームに扉を取り付ける(上下とも)。
●連 結パイプそばの関節部分にドアブラケットを差
し込み、ねじ穴を合わせてバインドねじM5×8で
固定してください。
なお、後で左右方向に微調整できます。
⑦キャップ
アーム
③連結パイプ
⑩六角穴付ボルト
M4×8
下側も同様に固定してください。
横からの断面図
アーム(上)
ブラケット上用
⑨バインドねじ
M5×8
4
にドアブラケットを取り付ける(上下とも)。
扉
●ド アブラケットの広い面の両端にある長円穴2か所
を扉にバインドタッピンねじ4.5×20で固定してく
ださい。
取付位置は、2ページの取付仕様図を参照ください。
なお、後で上下方向に微調整できます。
⑧バインドタッピンねじ
4.5×20
長円穴に固定
扉(裏面)
④ドアブラケット
上用
⑧バインドタッピンねじ
4.5×20
長円穴に固定
⑤ドアブラケット
下用
横からの断面図
アーム(下)
ブラケット下用
⑨バインドねじ
M5×8
●な お、上部の接続時に上からねじ止めできない場
合は、下から固定することもできます。
その際は、必ずドアブラケットの長円穴ではな
く、その内側のねじ穴に止めてください。
横からの断面図
④ブラケット上用
①アーム(上)
⑨バインドねじ
M5×8
3
6
●下 図左側の十字穴付小ねじを、十字ねじ回しで少し
ゆるめてください。
●下 図右側のすり割付ピンを、マイナスのねじ回しで
回してください。
すり割付ピンが一回転するごとに、キャビネット側板
とドアパネルのすき間が大きくなったり小さくなった
りします(すり割付ピンは無制限に回ります)
。
●左 右のすき間がなく、扉合わせ面の傾き調整が終了
したら、十字穴付小ねじを十字ねじ回しで締めてく
ださい。
取り付け部位の調整を行う。
※扉の上側または下側にキャビネットとのすき間が発
生した場合、扉の前後方向の調整をします。
以下の部位の取付部は、長円穴で位置の微調整がで
きます。
●扉の前後調整
・アーム(上下とも)のキャビネット取付部
→前後方向
この長円穴は使用しないでください
十字ねじ回し
マイナス
少しゆるめる
ねじ回し
ドアブラケット
下用
上用も同様
扉(裏側)
●扉の上下調整
・ドアブラケット(上下とも)の扉取付部
→上下方向
上からの断面図
すり割付ピンを回し
続けると、左右の遠近
が交互に変化します。
広げる
●扉の左右調整
・ドアブラケット(上下とも)のアーム取付部
→左右方向
狭める
交互に繰り返す
8
調整終了後、残りのねじ穴を全て固定する。
●これまでの取付ねじを十分に締めてください。
●そ れぞれの金物の取付板の円穴、及び皿穴に、バイ
ンドタッピンねじ、及び皿タッピンねじ4.5×20で
止めてください。
こ こで止めるねじが金物を固定します。以前に締め
たねじは、その補助のためのものです。
7
扉合わせ面の傾き調整を行う。
アーム(上下とも)の
キャビネット取付部
※扉とキャビネット側板の左右どちらかにすき間が出
た場合、以下の方法で左右のすき間をなくせます。
⑧バインドタッピン
ねじ 4.5×20
上からの断面図
キャビネット天面
扉
ドアブラケット(上下とも)
のドア取付部
⑪皿タッピン
ねじ4.5×20
左右の
すき間が
異なる
9
扉にハンドル(お客様手配)を取り付ける。
※ハンドルは扉の中央部から吊元側に取り付けてくだ
さい。
2013.04 PRINTED IN JAPAN 0354-5