P R E S S R E L E A S E カントリーリスク評価、四半期最新データ 中国

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2015 年 6 月 19 日、パリ
カントリーリスク評価、四半期最新データ
中国は格下げ。石油価格の下落による影響を受けた複数の国は、「見通しネ
ガティブ」に
多くの国が石油価格の下落による影響をまとも受けている。特に深刻なのが新興国で、コフ
ァスは 2015 年の成長予測を 4%(2015 年 3 月時点では 4.2%)に下方修正した。一方、先
進国(2015 年及び 2016 年の成長予測は 2%)はユーロ圏(2015 年の成長予測は 1.5%)
で見られる回復傾向の恩恵を受けている。
ユーラジアでは経済回復が続く
2015 年 1 月、チェコ共和国、ポルトガルそしてベトナムは見通しポジティブに置かれた。好調な個人
消費によって、経済は正しい軌道に乗っている。
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チェコ共和国は西ヨーロッパの経済回復(より具体的には、ヨーロッパの自動車市場)の恩恵
を受けており、A3 評価に格上げされた。
良好な支払動向に基づき、ポルトガルをA4 評価に格上げ。特に輸出企業においてプラスの
基調が続くと見られる。
B評価に格上げされたベトナムでは、低インフレと消費マインドの回復による個人消費の加
速が見られる。対外リスクは減少し、経常収支は黒字化しており、外貨準備高も改善してい
る。
カナダ、アルジェリア、ガボン:石油価格の下落の影響に苦しむ
化石燃料資源輸出国は石油部門に依存しているため、苦しい状態が続いている。
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カナダのA1 評価が「見通しネガティブ」となった。これは、石油価格の下落が投資に及ぼす
影響、不動産部門に重くのしかかるリスク、そして 2015 年の第一四半期におけるマイナス
成長を理由とする。
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アルジェリアのA4 評価も「見通しネガティブ」となった。石油価格の下落は、国の財政と経常
収支にマイナスの影響を与えている。価格の上昇が見られない場合、経済活動は停滞する
ものと思われる。
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ガボンのB評価も「見通しネガティブ」である。石油への高い依存により、2015 年の経済活動
は 4%に失速するものと思われる(ここ数年は平均 5.4%)。
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タンザニアは、米ドルに対する為替レートの急降下に苦しんでいる。シリングの下落は懸念
を呼んでおり、企業が大打撃を受ける可能性がある。経済成長が停滞する一方で、公共財
政赤字は膨らんでいる。コファスは、同国のB評価を「見通しネガティブ」とした。
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最後に、マダガスカル経済は、継続する政情不安に苦しんでいる。同国のC評価もやはり
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「見通しネガティブ」とされた。
中国企業における企業債務のレベルも懸念材料
2015 年 1 月に「見通しネガティブ」となった中国は、A4 評価に格下げされた。同国の民間債務のレ
ベルは、主に企業により上昇している。2008 年の 130%と比べ、2014 年にはGDPの 207%となって
いる(出典:IMP)。このレベルは他の新興国のレベルをはるかに上回っており、懸念を呼んでいる。こ
のため、脆弱な部門に属する企業の支払能力が影響を受ける可能性がある。インフラ支出と関連す
るセメント、化学及び鉄鋼部門は、生産能力過剰により弱体化している。
連絡先:
ジョナタン・ペレズ - Tel. 03 5402 6108 – [email protected]
コファスとは
取引信用保険で世界有数の企業であるコファス・グループは、国内及び輸出取引において、取引先の債務不履
行のリスクからお客様を守る為のソリューションを、全世界の企業に提供しています。2014 年には、4,406 名のス
タッフのサポートによって、コファス・グループは 14 億 4100 万ユーロの連結売上高を計上しました。98 か国にお
ける直接的及び間接的なプレゼンスによって、コファスは 40,000 を超える企業の 200 ヵ国以上にまたがる取引を
カバーしています。コファスでは、企業の決済動向に関する独自の知見と、350 名のアンダーライターの専門知
識に基づいた、160 ヵ国に及ぶカントリー・リスク評価を四半期毎に発表しています。
フランスでは、コファスはフランス政府の輸出保証の管理をしています。
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コファスSAはユーロネクスト証券市場のA部にて上場しています。
ISINコード:FR0010667147 /ティッカーシンボル: COFA
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別紙
格上げ、「見通しネガティブ」の解除又は「見通しポジティブ」とされた評価
国
前回のカントリーリスク
新たなカントリーリスク
チェコ共和国
ポルトガル
ベトナム
格下げ、「見通しポジティブ」の解除又は「見通しネガティブ」とされた評価
国
アルジェリア
バーレーン
カナダ
中国
ガボン
マダガスカル
南アフリカ
タンザニア
前回のカントリーリスク
新たなカントリーリスク
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