施行に伴う取扱変更特則の主なポイント

お客様 各位
アフラック
(アメリカンファミリー生命保険会社)
社長
「保険法施行に伴う取扱変更特則」適用に関するお知らせ
拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申しあげます。
平素は当社保険に格別のお引き立てを賜り、厚くお礼申しあげます。
ご高承のとおり、平成20年6月6日に公布されました保険法は、平成22年4月
1日より施行されております。これにより保険契約に関する規律は、新たに施行された
保険法が基本となりますため、当社におきましても、保険法に準拠した約款等に基づく
ご 契 約のお 取 扱 いを開 始させていただ いております。
また、保険法には、施行前に締結されたご契約にも適用される条文がございます。
そのため、当社におきましては、
「保険法施行に伴う取扱変更特則」(以下、
「本
特則」といいます。)を新たに作成し、契約日が平成22年3月1日以前の保険
契 約に対し、平 成 2 2 年 3月2日(※)より本 特 則を適 用させていただ いており
ますことをご 案 内申しあげます。(※一 部 の 条 文 につ いては、適 用 開 始日が 異 な
ります。詳細は、次ページ以降をご確認ください。)
なお、本特則を適用させていただくことにより、給付金・保険金額等の保障、および
保険料の変更は一切ございませんので、ご安心ください。また、本特則を適用させて
いただくにあたって、お客様からのお手続きは必要ありません。
今後とも、末永いご愛顧を賜りますようお願い申しあげます。
敬具
平 成 2 2 年 4 月 1 日より、保 険 法 が 施 行 さ れ ました 。
1
保 険 法 の 概 要 につ いて
生命保険
生命保険契約に関する基本的なルールは、
明治32年に制定された商法の『第2編第10章(保険)』に規
定されていました。
しかし、
この条項は約100年間実質的な改定が行われておりませんでした。
そこで、社会経済情勢の変化に対応して、商法の規定を全面的に見直し、これを商法から切り離し、単独
法として『保険法』が制定され、平成22年4月1日より施行されております。商法からの主な改定点はつぎ
のとおりです。
●傷害疾病定額保険契約(がん保険や医療保険などが該当)に関する規定の新設
●保険契約者・被保険者・保険金等受取人を保護する観点からの規定の整備
・保険金や給付金の支払時期についての規定を新設
・契約締結時の告知についてルールを整備
●保険金受取人の変更についての規定の整備
・保険金受取人の変更の意思表示の相手方は保険会社であること、遺言による受取人変更も可能であること等を
明文で規定
●モラルリスクの防止のための規定の新設
・重大な事由(詐欺等)があった場合に保険会社が契約を解除できる旨の規定を新設
2
「 保 険 法 施 行 に 伴う取 扱 変 更 特 則 」の 主 な ポイント
お客様のご契約に適用させていただく
「保険法施行に伴う取扱変更特則」
(以下、
「本特則」
といいます。)の
お客様の
主なポイントはつぎのとおりです。なお、保険法は平成22年4月1日より施行されておりますが、当社では
契約日が平成22年3月1日以前の保険契約に対して、平成22年3月2日より保険法を適用したお取扱いを
(詳しくは3∼4ページの本特則をご確認ください。)
させていただいております。
【1】適
適用される規
用される規 定(第1
(第 1 条)
●つぎの①から⑤については本特則の規定によるお取扱いをさせていただいております。なお、主なポイント
を、後述の【2】から【5】に記載しておりますのでご確認ください。
①
②
③
④
⑤
保険金等の支払時期および支払場所・・・
【2】に記載
重大事由による解除・・・
【3】に記載
保険金受取人の変更・・・
【4】に記載
保険金受取人の死亡・・・
【4】に記載
受取人による保険契約の存続・・・
【5】に記載
【2】保 険 金・給 付 金
金等の支
等の支 払 時
時期
期(第 2
2条)
条)
適 用開 始日
平成22年3月2日以後に保険金・給付金等のご請 求を受けた場 合 から適 用しています。
●保険金・給付金等のお支払いにおいて、お客様からご請求いただいた後、支払事由に該当しているか
どうかの確認を行うことがあります。
●本特則適用前の約款では、この確認に要する場合の具体的なお支払期限は明記されておりませんで
した。保険法にて保険金・給付金等のお支払時期に関する規定が新設されたことを受け、お支払いに
際して確認を要する場合とそのお支払期限について、つぎのとおり規定しました。
*規定した期間を経過して保険金・給付金等をお支払いする場合には、遅延利息を付けてお支払いします。
①支払事由発生の有無 ②免責事由の有無 ③告知義務違反の有無 ④責任開始前がん診断確定の有無
⑤重大事由・詐欺・不法取得目的の有無
イ
上記アの①から⑤の
確認を行う為に特別
な照会や調査が必要
な場合
医療機関または医師に対して指定された方法にて照会す
る、弁 護 士 法 に基 づき照 会 する等 の 特 別 な 照 会 や 調 査 な
ど。
(※)
お支払期限
保険金・給付金
保険
金・給付金 等を
お支払いするために
確認が必要な場合
お支払期限
ア
保険金・給付金等の請求書類が
当社に到達した日の翌日から45日
を経過する日
保険金・給付金等の請求書類が
当社に到達した日の翌日から60
日・90日・180日を経過する日の
いずれか(※)
※ 詳しくは 3 ページの 本 特 則 第 2 条 第 3 項をご 確 認ください。
1
平成22年4月1日より、保険法が施行されました。
【3】重 大 事由による解除
事由による解 除(第 3 条)
適 用開 始日
平 成22年3月2日から適用しています。
●保険契約者等が死亡保険金を目的に被保険者を殺害しようとした等の重大事由を引き起こした場
合、保険会社は保険契約を解除することができます。
●商法では、
これに関する規定はありませんでしたが、約款ではその旨を規定していました。
保険法にて、重大事由による解除に関する規定が新設されたことを受け、解除の要件や効果を保険
法の規定に沿って修正しました。
【4】保
保険
険 金 受 取人の変
取 人の変 更および死 亡(第4条・第5条・第6条)
適 用開 始日
平 成22年3月2日から適用しています。
●本特則適用前の約款では、
必要書類が当社に到達し、
保険契約者は保険証券に裏書を受けてからでなけれ
ば、保険金等の受取人が変更されたことを当社に対して主張できませんでした。本特則が適用されることに
より、受取人変更を主張するにあたっては裏書の必要はなく、保険法の規定に沿い、必要書類が当社に到達
した場合、
その書類のご提出された日
(発信日)
にさかのぼって保険金等の受取人が変更されることとなりま
した。
(なお、
その書類が当社に到達する前に、
保険金等をお支払いした場合は除きます。
)
●保険法にて保険契約者の遺言による保険金の受取人変更に関する規定が新設されたことを受け、
約款にも新たに規定しました。
●死亡保険金等のお支払事由が発生する前に、その受取人がお亡くなりになった場合、お亡くなりに
なった受取人の法定相続人が受取人となる約款規定を、保険法の趣旨に沿い整備しました。
*ご契約いただいております保険契約によっては、
保険金等の受取人が被保険者等に指定されており、
受取人を
変更できない場合もあります。
*これらの件につきまして、
本特則の規定によるお取扱いをご希望されない場合は、
当社コールセンターまで
お申し出ください。
【5】受 取 人による保 険
険契
契 約の存続
約の存 続(第7
(第7条)
条)
適 用開始日
平成2 2 年4月1日以後に差押債権者等 から解 約の通 知 が 当 社に到 達した保 険 契 約に適 用しています。
●保険契約者が財産の差押を受けた場合の差押債権者、保険契約者が破産手続きを開始した場合の
破産管財人などが、解約払戻金を取得するために保険契約を解除(解約)する手続きを行った場合、
保険契約は消滅します。
●保険法の制定により、差押債権者等、保険契約の当事者以外の者で当該保険契約を解除できる者
が、当該契約を解除(解約)
しようとした場合には、一定の条件を満たす保険金・給付金の受取人は、
保険契約者の同意を得て、差押債権者等からの解除通知が当社に到達した時から1か月の間に、そ
の差押債権者等に解約払戻金等相当額を支払い、当社に通知をすることで、保険契約を存続させる
ことが可能となりました。
【6】補
補則
則(第 8 条)
適 用開 始日
平 成2 2 年3月2日から適用しています。
●保険証券の発行について規定を明確にしました。
ご契約の復活に際しては、保険証券の発行に代えて、所定の通知をご契約者様に発行しています。
本特則適用前の約款には、
そのお取扱いに関する規定はありませんでしたので、
新たに本特則に規定しました。
*この規定によるお取扱いをご希望されない場合は、
当社コールセンターまでお申し出ください。
●本特則適用前の約款では、保険契約者等の詐欺により契約が締結された場合、当社はその契約を
「無効」
とするという規定があります。この「無効」
という法律上の効果を、民法の定めに合わせて「取
消し」に変更しました。
「保 険 法 施 行に伴う取 扱 変 更 特 則」は、お 手 元 の 約 款や保 険 証 券とともに、
大 切に保 管してください。
2
ಕ㝜Ἢ᪃⾔䛱ఔ䛌ཱི᡽ን᭞≁์
䚴䛙䛴≁์䛴㉻᪠䚵
この特則は、保険法(平成20年法律第56号)施行に伴い、既存の
保険契約を保険法に対応した内容に変更するためのものです。
6 第1項から前項までの規定は、保険料の払込免除および払戻
金についても準用します。
䚴㔔ኬ஥⏜䛱䜎䜑ゆ㝎䚵
第3条 会社は、
つぎの各号のいずれかに定める事由が生じた場合に
は、
本特則が付加される主契約または特約(以下、
「対象保険契
約」といいます。)を将来に向かって解除することができます。
(1) 保険契約者または死亡保険金受取人が、死亡保険金(他
の保険契約の死亡保険金を含み、保険種類および給付の
名称の如何を問いません。)を詐取する目的または他人に
詐取させる目的で事故招致(未遂を含みます。)をした場合
(2) 保険契約者、被保険者または保険金受取人が当該対象
保険契約の保険金(給付金、年金および保険料の払込免
除を含み、給付の名称の如何を問いません。以下、本条に
おいて 同じ。また、本 号 においては 死 亡 保 険 金を除きま
す。)を詐取する目的または他人に保険金を詐取させる目
的で事故招致(未遂を含みます。)をした場合
(3) 対象保険契約の保険金の請求に関し、保険金受取人に
詐欺行為(未遂を含みます。)があった場合
(4) 他の保険契約との重複によって、被保険者にかかる保険
金額等の合計額が著しく過大であって、保険制度の目的に
反する状態がもたらされるおそれがある場合
(5) 対象保険契約に付加されている特約もしくは他の保険
契約が重大事由によって解除され、
または保険契約者、被
保険者もしくは保険金受取人が他の保険者との間で締結
した保険契約もしくは共済契約が重大事由により解除され
るなどにより、会社の保険契約者、被保険者または保険金
受取人に対する信頼を損ない、対象保険契約を継続するこ
とを期待しえない第1号から第4号までに掲げる事由と同
等の事由がある場合
2 保険金の支払事由または保険料の払込の免除事由が生じ
た後でも、会社は、前項の規定によって対象保険契約を解除す
ることができます。この場合には、会社は、前項各号に定める事
由の発生時以後に生じた支払事由による保険金を支払わず、
また、前項各号に定める事由の発生時以後に生じた免除事由
による保険料の払込免除を行いません。もし、
すでに保険金を
支払っていたときは、
その返還を請求し、
また、保険料の払込免
除をしていたときは、払込を免除した保険料の払込がなかった
ものとして取り扱います。
3 本条の規定による対象保険契約の解除は、保険契約者に対
する通知によって行います。ただし、保険契約者またはその住
所もしくは居所が不明であるか、
その他正当な理由によって保
険契約者に通知できない場合には、会社は、被保険者または保
険金受取人に解除の通知をします。
4 本条の規定により対象保険契約が解除された場合には、
会社
は、
解約払戻金があるときは、
これを保険契約者に支払います。
䚴䛙䛴≁์䛴㐲⏕䚵
第1条 本特則に定める次の各号に掲げる事項については、既存の
普通保険約款および特約条項(以下、「約款」といいます。)の
定めに関わらず、
この特則の定めるところにより取り扱います。
(1) 保険金等の支払時期および支払場所
(2) 重大事由による解除
(3) 保険金受取人の変更
(4) 保険金受取人の死亡
(5) 受取人による保険契約の存続
䚴ಕ㝜㔘➴䛴ᨥᡮ᫤᭿䛐䜎䛹ᨥᡮሔᡜ䚵
第2条 保険金(給付金、年金を含み、給付の名称の如何を問いませ
ん。以下、本条、第4条および第6条において同じ。)は、その請
求に必要な書類が会社に到達した日の翌日から起算して5営
業日以内に会社の日本における主たる事務所で支払います。
2 保険金を支払うために確認が必要な次の各号に掲げる場合
において、保険契約の締結時から保険金請求時までに会社に
提出された書類だけでは確認できないときには、
それぞれ当該
各号に定める事項の確認(会社の指定した医師による診断を
含みます。)を行います。この場合には、前項の規定にかかわら
ず、保険金を支払うべき期限は、
その請求に必要な書類が会社
に到達した日の翌日から起算して45日を経過する日とします。
(1) 保険金の支払事由発生の有無の確認が必要な場合
被保険者の死亡その他の保険金の支払事由に該当する事
実の有無
(2) 保険金支払いの免責事由に該当する可能性がある場合
保険金の支払事由が発生した原因
(3) 告知義務違反に該当する可能性がある場合
告知義務違反に該当する事実の有無および告知義務違反
に至った原因
(4) 責任開始日の前日以前に、
がんの診断確定の可能性がある場合
被保険者が、責任開始日の前日以前にがんと診断確定され
たことの有無
(5) 約款に定める重大事由、詐欺または不法取得目的に該当する可能性がある場合
前4号に定める事項または保険契約者、被保険者もしくは保
険金受取人の保険契約締結の目的もしくは保険金の請求の
意図に関する保険契約の締結時から保険金の請求時までに
おける事実
3 前項の確認をするため、次の各号に掲げる事項についての
特別な照会や調査が不可欠な場合には、前2項にかかわらず、
保険金を支払うべき期限は、その請求に必要な書類が会社に
到達した日の翌日から起算して、当該各号に定める日数(各号
のうち複数に該当する場合には、
それぞれに定める日数のうち
最も多い日数)を経過する日とします。
(1) 前項第1号から第5号までに定める事項についての医療機
関または医師に対する照会のうち、照会先の指定する書面
等の方法に限定される照会 90日
(2) 前項第2号から第5号までに定める事項についての弁護士
法(昭和24年法律第205号)にもとづく照会その他の法令
にもとづく照会 180日
(3) 前項第1号、第2号、第4号および第5号に定める事項につ
いての研究機関等の専門機関による医学または工学等の科
学技術的な特別の調査、分析または鑑定 180日
(4) 前項第1号、第2号および第5号に定める事項に関し、保険
契約者、被保険者または保険金受取人を被疑者として、捜
査、起訴その他の刑事手続が開始されたことが報道等から
明らかである場合における、前項第1号、第2号および第5号
に定める事項に関する、送致、起訴、判決等の刑事手続の結
果についての警察、検察等の捜査機関または裁判所に対す
る照会 180日
(5) 前項第1号から第5号までに定める事項についての日本国
外における調査 180日
(6) 前項第1号から第5号までに定める事項についての災害救助法
(昭和22年法律第118号)
が適用された地域における調査 60日
4 前2項の確認をする場合、会社は保険金を請求した者(保険
金受取人の代表者)に通知します。
5 第2項および第3項に掲げる必要な事項の確認に際し、保険
契約者、被保険者または保険金受取人が正当な理由なく当該
確認を妨げ、
またはこれに応じなかったとき(会社の指定した医
師による必要な診断に応じなかったときを含みます。)は、会社
は、
これにより当該事項の確認が遅延した期間の遅滞の責任
を負わず、
その間は保険金を支払いません。
䚴ఌ♣䛾䛴㏳▩䛱䜎䜑ಕ㝜㔘ཱིུெ䛴ን᭞䚵
第4条 保険契約者は、
保険金の支払事由が発生するまでは、
被保険
者の同意を得た上で、
会社に対する通知により保険金受取人を
変更することができます。
2 前項の通知をするときは、必要書類(別表1)を会社に提出
してください。この場合、会社は保険証券またはそれに代わる
書面に表示します。
3 第1項の通知が会社に到達する前に変更前の保険金受取
人に保険金を支払ったときは、その支払後に変更後の保険金
受取人から保険金の請求を受けても、会社はこれを支払いま
せん。
4 第1項の規定にかかわらず、保険金受取人が約款により指
定されている場合は、保険金受取人の変更はできません。
䚴㐿ゕ䛱䜎䜑Ṓஷಕ㝜㔘ཱིུெ䛴ን᭞䚵
第5条 前条に定めるほか、
保険契約者は、
死亡保険金の支払事由が
発生するまでは、法律上有効な遺言により、死亡保険金受取人
を変更することができます。
2 前項の死亡保険金受取人の変更は、被保険者の同意がなけ
れば、
その効力を生じません。
3 前2項による死亡保険金受取人の変更は、保険契約者が死
亡した後、保険契約者の相続人が会社に通知しなければ、
これ
を会社に対抗することができません。
4 前項の通知をするときは、必要書類(別表1)を会社に提出
してください。この場合、会社は保険証券またはそれに代わる
書面に表示します。
5 死亡保険金受取人以外の受取人については、遺言によって
変更することはできません。
3
䚴ಕ㝜㔘ཱིུெ䛴Ṓஷ䚵
第6条 保険金受取人が支払事由の発生以前に死亡したときは、
そ
の法定相続人を保険金受取人とします。
2 前項の規定により保険金受取人となった者が死亡した場
合に、
この者に法定相続人がいないときは、前項の規定により
保険金受取人となった者のうち生存している他の保険金受
取人を保険金受取人とします。
3 前2項の規定により保険金受取人となった者が2人以上い
る場合、
その受取割合は均等とします。
(3) 家族生活保障保険契約または家族生活保障特約の場
合で、第1回の月払年金または特約年金(以下、
「月払年
金」と「特約年金」をあわせて「月払年金等」といいます。)
の支払事由が生じ、会社が第1回の月払年金等を支払う
べき場合であって、当該対象保険契約を解約することがで
きなくなるときは、つぎのとおり取り扱います。
① 第1回の月払年金等の金額が第2項本文の金額以上のとき
会社は、第2項本文の金額の限度で、第1回の月払年金
等を債権者等に支払います。この場合、第1項の解約は
その効力を生じません。なお、債権者等への支払後に残
額がある場合は、会社はその残額を月払年金等の受取
人に支払います。
② 第1回の月払年金等の金額が第2項本文の金額に足りないとき
会社は、第2項本文の金額の限度で、第1回の月払年金
等の支払いにあわせて未払の月払年金等の現価を債
権者等に一時支払し、対象保険契約は消滅します。な
お、債権者等への支払後に残額がある場合は、会社は
その残額を月払年金等の受取人に支払います。
(4) 年金の支払開始日が到来することで、対象保険契約を
解約することができなくなる場合、
または公的介護保険制
度連動年金支払移行特約の締結日が到来することで、当
該移行部分を解約することができなくなる場合は、第1項
および第2項の規定にかかわらず、第1項の解約の通知が
会社に到達した日に解約の効力が生じるものとします。
䚴ཱིུெ䛱䜎䜑ಕ㝜ዉ⣑䛴Ꮛ⤾䚵
第7条 保険契約者以外の者で対象保険契約の解約をすることがで
きる者(以下、
「債権者等」といいます。)による対象保険契約
の解約は、
解約の通知が会社に到達した時から1か月を経過し
た日に効力を生じます。
2 前項の解約が通知された場合でも、通知の時においてつぎ
の各号のすべてを満たす保険金等(特約の給付金等を含み
ます。以下、本条において同じ。)の受取人は、保険契約者の
同意を得て、前項の期間が経過するまでの間に、当該解約の
通知が会社に到達した日に解約の効力が生じたとすれば会
社が債権者等に支払うべき金額(生存給付金が債権者等に
支払われたときは、その金額を差し引きます。)を債権者等に
支払い、かつ会社にその旨を通知したときは、前項の解約は
その効力を生じません。
(1) 保険契約者でないこと
䚴⿭์䚵
(2) 保険契約者の親族、被保険者の親族または被保険者本
第8条 保険証券に関して以下の各号のとおり取り扱います。
人であること
3 前項の通知をするときは、必要書類(別表1)を会社に提出
(1) 対象保険契約の復活に際しては、保険証券の発行に代
してください。
えて所定の通知をおこないます。
4 第1項の解約の通知が会社に到達した日以後、当該解約
(2) 本特則の付加に際しては、保険証券に記載しません。
の効力が生じまたは第2項の規定により効力が生じなくなる
2 約款中の詐欺による「無効」については、
「無効」を「取消し」と
までに、保険金等の支払事由が生じ、対象保険契約が消滅
します。
する場合で、会社が保険金等を支払うべきときは、当該支払
うべき金額の限度で、第2項本文の金額を債権者等に支払
䚴ᮇ≁์䛴‵⏕䚵
います。この場 合、当該 支 払うべき金 額から債 権 者 等に支
第9条 この特則の条項は、保険種類毎の特性に応じ、文言を読み
払った金額を差し引いた残額を、保険金等の受取人に支払い
替えて適用されることがあります。
ます。
5 前項の規定にかかわらず、第1項の解約の通知が会社に到
䚴䛒䜙ಕ㝜䛀᫓࿰㻗㻜ᖳ㻔㻓᭮โᏽ䛁䛱௛ຊ䛟䜑ሔྙ䛴⿭์䚵
達した日以後、当該解約の効力が生じまたは第2項の規定に
第10条 本特則をがん保険〔昭和49年10月制定〕に付加する場合、
より効力が生じなくなるまでに、以下の各号に定める事由が
第2条〈保険金等の支払時期および支払場所〉第1項中、
「5
生じるときは、
当該事由毎につぎのとおり取り扱います。
営業日以内」とあるのを「5日以内」と読み替えます。
(1) 生存給付金の支払事由が生じ、会社が生存給付金を支
払うべき場合であって、当該対象保険契約の解約払戻金
䚴㐲⏕᪝䚵
の金額が減少するときは、つぎのとおり取り扱います。
第11条 本特則は平成22年3月2日以降、契約日が平成22年3月1
① 生 存 給 付 金の金 額が第 2 項 本 文の金 額 以 上のとき
日以前の保険契約に適用します。ただし、
第7条〈受取人によ
会社は、第2項本文の金額の限度で、生存給付金を債権
る保険契約の存続〉の規定については、平成22年4月1日以
者等に支払います。この場合、第1項の解約はその効力
後解約の通知が会社に到達した場合に適用します。
を生じません。なお、債権者等への支払後に残額がある
場合は、会社はその残額を生存給付金の受取人に支払
別表1
います。
② 生存給付金の金額が第2項本文の金額に足りないとき
必要書類
項目
会社は、生存給付金を債権者等に支払います。この場
合、第1項の解約の通知が会社に到達した時から1か月
・会社所定の請求書
を経過した日に解約の効力を生じるものとし、会社は、
・保険契約者の印鑑証明書
受取人の変更
第2項本文の金額を限度に解約払戻金(同時に支払わ
・保険証券
れる払戻金を含みます。)を債権者等に支払います。な
お、債権者等への支払後に残額がある場合は、会社は
遺言による死亡 ・会社所定の請求書
その残額を保険契約者に支払います。
保険金受取人の ・保険契約者の相続人の戸籍抄本と印鑑証明書
(2) 介護年金等(一定の障害状態に該当することを支払事
変更
・遺言書の写し
由とするもので、高度障害年金等を含みます。以下、本号
において同じ。)の支払事由が生じ、会社が介護年金等を
支払うべき場合であって、当該対象保険契約の解約払戻
・会社所定の請求書
金の金額が減少するときは、つぎのとおり取り扱います。
受取人による保 ・受取人の印鑑証明書
① 介護年金等の金額が第2項本文の金額以上のとき
・受取人の戸籍抄本
険契約の存続
会社は、第2項本文の金額の限度で、介護年金等を債権
・債権者等への支払を証する書類
者等に支払います。この場合、第1項の解約はその効力
を生じません。なお、債権者等への支払後に残額がある
(注)会社は、上記以外の書類の提出を求め、
または上記の書類の一部の省略
場合は、会社はその残額を介護年金等の受取人に支払
を認めることがあります。
います。
② 介護年金等の金額が第2項本文の金額に足りないとき
第1項および第2項の規定にかかわらず、介護年金等の
支払事由が発生する日の前日に解約の効力を生じるも
のとし、会社は、第2項本文の金額を限度に解約払戻金
(同時に支払われる払戻金を含みます。)を債権者等に
本特則は、お手元の約款や保険証券とともに、
支払います。なお、債権者等への支払後に残額がある場
大切に保管してください。
合は、会社はその残額を保険契約者に支払います。
4
TF(04)2010年 3月作成