公営電気事業経営者会議

Public Electric Utility Enterpriser's Forum
自然の恵みをエネルギーに
公営電気事業
野川第二発電所移設完了【山形県】
多摩川第三発電所水車分解点検【東京都】
胆沢第三発電所【岩手県】
公営電気事業経営者会議
〒 162-0823
東京都新宿区神楽河岸1番1号
東京都飯田橋庁舎6F(セントラルプラザビル)
電話 03-3260-6215 FAX 03-3260-6381
http://koueidenki.org
公営電気事業経営者会議
Public Electric Utility Enterpriser's Forum
1
公営電気事業とは
公営電気事業は地方公共団体が経営する電気事業で、現在26事業体が当会議の会員となっており、主として
水力発電により発電した電気を小売電気事業者等へ売電することにより事業経営を行っています。
公営電気事業の概要は次のとおりです。
1 法的位置付け
当会議の会員は、電気事業法及び地方公営企業法に基づいて電気事業を行っています。
2 事業者数 ※平成28年4月1日現在
26 事業者(1 都 1 道 1 府 22 県 1 市)
3 設備概要 ※平成28年4月1日現在
新潟東部太陽光発電所
Contents
(1)水 力 発 電 所:発電所数 286 カ所、出力 231 万 kW、年間可能発電電力量 約 86.1 億 kWh
(2)火 力 発 電 所:発電所数
2 カ所、出力 3.7 万 kW、年間可能発電電力量 約 1.1 億 kWh
(スーパーごみ発電、RDF 発電)
(3)太陽光発電所:発電所数 38 カ所、出力 5.4 万 kW、年間可能発電電力量 約 0.7 億 kWh
(電気事業会計で行っているもののみ)
(4)風 力 発 電 所:発電所数 10 カ所、出力 3.4 万 kW、年間可能発電電力量 約 0.7 億 kWh
4 事業規模 ※平成26年度実績
● ● ● ● ● ● ● ● ●
1 公営電気事業とは……………………………………………………………………… 1
2 公営電気事業の法的位置付け… …………………………………………………… 2
3 公営電気事業の現況… ……………………………………………………………… 3
4 公営電気事業の取組… ……………………………………………………………… 6
5 再生可能エネルギーの開発促進……………………………………………………… 7
6 地域貢献 … …………………………………………………………………………… 8
7 公営電気の主な発電所………………………………………………………………… 9
資料-1 公営電気事業経営者会議設立からのあゆみ… ……………………………… 14
資料-2 公営電気の組織・活動… ……………………………………………………… 16
公営電気事業経営者会議役員・会員名簿… ………………………………… 17
総収益 : 約 877 億円、総費用 : 約 742 億円
5 公営電気の特徴
(1)公営電気事業者は、企業としての経済性を発揮するとともに、公共の福祉を増進することが求められています。
(2)公営電気事業者は、特別会計(企業会計)の下で独立採算制により経営を行っています。
(3)公営電気事業者の水力発電所は、その多くが戦後の河川総合開発事業に参画して開発されたものです。
6 公営電気事業者の取り組み
(1)エネルギーセキュリティ確保の観点から、純国産エネルギーである水力発電の開発を行うことで、エネルギーの安定
供給に寄与しています。
(2)クリーンエネルギーである風力発電や太陽光発電等を開発し、地球温暖化防止に貢献しています。
(3)発電所の建設によって地域の社会基盤整備や雇用促進など地元経済の発展に寄与するとともに、電源三法交付金の市
シンボルマークについて
町村への交付等により地元財政の安定に貢献しています。
■ 公営電気事業経営者会議創立45周年を記念して会員からの公募により制定しました。
■ 公営電気の「K・D」を丸で囲みデザインしたもので、丸は相互の団結と和ならびに地球を表しています。
■ また、公営電気が地球の一員として、青い地球(地球環境)を守っていくことを表しています。
■ 青色は地球と水(水力)を表しています。
表紙写真について
(4)電気事業で得られた利益の一部を地域へ還元し、地元の活性化を図っています。
(5)地域に存在する資源の有効活用という観点から、再生可能エネルギーの開発支援を行っています。
公営電気事業の歴史
● 明治24年に京都市で運転開始した「蹴上発電所」が始まりとされています。
かみほうり
ほうりがわ
■ 上祝子発電所は宮崎県の北部を流れる祝子川の上流域に位置する、昭和 48 年に運転を開始した出力 3,300kWの
そぼかたむき
● その後、昭和13年の電力の国家管理により、公営電気事業者は一部を除いて各配電会社等に統合されました。
流れ込み式発電所です。周囲は祖母傾国定公園に指定されており、発電所近辺では清流と巨岩群が見事な景観をなし
● 昭和26年の民営電力会社発足後、当時の電力不足を補うために公営電気事業が再発足し、電力会社への卸供給を開始しました。
ています。さらに上流では、花崗岩と清流、自然林が織りなす神秘的な渓谷が見る者を圧倒します。
● 平成28年4月の電気事業法改正にともない、電気事業法上の発電事業者または特定自家用電気工作物設置者となりました。
【表紙写真 : 宮崎県 上祝子発電所】
自然の恵みをエネルギーに 公営電気事業
1
Public Electric Utility Enterpriser's Forum
2
3
公営電気事業の法的位置付け
1 地方公営企業法
1 発電所地点数の推移
地点数(箇所)
400
当会議の会員が経営する電気事業には地方公営企業法が適用されます。
●地方公営企業法の当然適用・‥電気事業法上の電気事業
350
300
発電事業
電気事業法上の電気事業
(平成 28 年 4 月 1 日現在)
326
320
50
300
305
307
322
328
336
13
H20
H21
10
10
H22
H23
H24
年 度
26
21
9
H25
22
H26
19
H27
H28
(平成28年4月1日現在)
2 出力・電力量の推移
306
310
314
328
348
350
355
供給電力量実績(1,000MWh)
12,000
11,000
電気の発電を行い、送配電事業者や小売電気事業者に電力を供給する事業者
296
300
305
307
322
328
336
10,000
一般送配電事業者
送配電網を保有・管理し、送配電ネットワーク内の電気の安定供給を保つ事業者
9,000
8,000
送電事業者
既 設
一般送配電事業者向けに周波数変換設備や地域間連系線など一部の送電設備を維
建 設 中
持・運用する事業者 総 数
特定送配電事業者
特定の地点の需要家に対して自前の送配電網を保有・管理して供給する事業者
6,000
308
13
非電気事業者
13
H19
事業内容
307
小売電気事業者
15
0
321
名称
発電事業者
100
296
1;水力、風力、廃棄物、太陽光の合計(電気事業会計で行っているもののみ)
地点数(箇所)
150
電気事業者
15
0
当会議の会員は、電気事業法上の発電事業者あるいは特定自家用電気工作物設置者に該当します。
400
200
308
既 設
建 設 中
総 数
50
2 電気事業法
311
307
100
●地方公営企業法の任意適用・・‥地方公営企業法第2条第3項の規定に基づく任意適用
250
311
355
350
348
328
314
310
306
150
小売電気事業
300
321
320
200
送電事業
特定送配電事業
350
326
250
一般送配電事業
公営電気事業の現況
H19
H20
13
H21
特定自家用電気工作物設置者
需要家に電気の小売を行う事業者
10
10
9
21
26
22
送 電
小 売
発電事業者
特定自家用電気工作物設置者
一般送配電事業者
特定送配電事業者
送電事業者
小売電気事業者
2,584
2,580
2,570
2,600
2,461
9,122
8,074
2,543
8,486
7,810
8,175
8,402
2,461
8,537
2,463
2,465
7,954
7,803
2,405
8,094
19
4,000
H17
H18
H19
H20
2,400
2,200
年 間 供 給 電 力 量
最 大 出 力
5,000
2,500
2,300
7,000
発電用の自家用電気工作物であって経済産業省令で定める要件に該当するものを
H22
H23
H24
H25
H26
H27
H28
維持し、及び運用する者(発電事業者、一般送配電事業者、特定送配電事業者、
年 度
(平成28年4月1日現在)
発電事業者を除く)
発 電
2,575
最大出力(MW)
2,700
,
2,100
H21
H22
年 度
H23
H24
H25
H26
2,000
1;水力、風力、廃棄物、太陽光の合計(電気事業で行っているもののみ)
3 年代別規模別建設状況
100
(ヵ所)
90
80
70
36
60
50
40
23
30
20
10
0
13
1
8
0
∼S30年
22
13
6
9
0
S41∼S50年
S31∼S40年
3
3
6
8
13
21
2
2
16
13
9
12
S51∼S60年
S61∼H7年
H8∼H17年
17
1
2
5
21
H18年∼
(平成28年4月1日現在)
1,000kW以下
1,000kW超∼5,000kW以下
5,000kW超∼10,000kW以下
10,000kW超
注;公営電気水力発電設備の地点数
2
自然の恵みをエネルギーに 公営電気事業
3
Public Electric Utility Enterpriser's Forum
4 公営電気の発電設備(平成28年4月1日現在)
■ 水力発電所(既設)
発電所
数
■ 水力発電所(建設中)
最大出力
(kW)
№
事業者名
発電所名
■ 太陽光発電(建設中)
最大出力
(kW)
№
事業者名
№
1
北海道
8
84,710
1
岩手県
簗川
1,900
8
2
岩手県
16
145,581
2
秋田県
成瀬
3,900
9
5
新潟県
12
133,900
5
五十里
1,100
6
栃木県
9
60,830
6
大下沢
7
群馬県
31
221,142
7
8
東京都
3
36,500
8
9
神奈川県
13
354,689
9
山梨県
10
山梨県
23
121,003
10
富山県
11
富山県
19
140,490
11
33,230
12
13
14
三重県
0
0
14
15
京都府
1
11,000
15
16
鳥取県
10
37,810
17
島根県
12
26,950
18
岡山県
18
61,430
19
山口県
12
51,652
20
徳島県
4
87,400
21
愛媛県
9
67,530
22
高知県
3
39,200
23
福岡県
3
14,050
24
熊本県
7
54,200
25
大分県
12
70,280
26
宮崎県
13
158,035
286
2,309,612
合計
20
富山新港太陽光
4,500
17
企業局西部事務所太陽光
200
199
18
FAZ 倉庫太陽光
500
奥裾花第二
980
19
企業局東部事務所太陽光
120
横瀬川
198
20
鳥取放牧場太陽光
100
152
21
竹内西緑地太陽光
1,250
1,100
22
鳥取空港太陽光
1,990
23
天神浄化センター太陽光
1,500
24
境港中野太陽光
1,000
25
江津浄水場太陽光
430
三隅港臨海工業団地太陽光
1,800
江津地域拠点工業団地太陽光
1,200
重川
110
16
上百瀬(仮称)
640
高遠
私都川
16
高知県
水源のさと
石原「北郷」
670
17
宮崎県
日南ダム
520
合計
28,229
■ 太陽光発電(既設)
事業者名
発電所名
最大出力
(kW)
1
岩手県
相去太陽光
1,009
2
山形県
県営太陽光
1,000
28
29
30
31
新潟東部太陽光(1 号系列) 1,008.7
新潟東部太陽光(2 号系列)
新潟県
富山県
鳥取県
島根県
27
№
4
(注)
地図上の数字は当該事業者が有する既設設備 (水
力、太陽光、風力、廃棄物)の最大出力の合計を
表す。
1,000
新潟東部太陽光(3 号系列) 15,000
6
北新潟太陽光
7
発電管理センター
岡山県
岡山空港太陽光(1 号)
徳島県
マリンピア沖洲太陽光
2,000
和田島太陽光
2,000
32
熊本県
職員住宅
33
大分県
松岡太陽光
52,880kW
山口県
広島県
51,652kW
福岡県
大分県
長崎県
熊本県
71,642kW
42,150kW
合計
30
岡山県
京都府 滋賀県
岐阜県
山梨県
122,120.6kW
大阪府
徳島県
91,400kW
和歌山県
長野県
愛知県
奈良県 三重県
青森県
秋田県
110,650kW
岩手県
148,570kW
12,050kW
山形県
発電所名
1 基当たりの出力
及び設置数
1
岩手県
稲庭高原
660kW × 3 基
2
群馬県
吉岡
300kW × 1 基
300
3
京都府
太鼓山
750kW × 3 基
2,250
4
鳥取県
鳥取放牧場
1,000kW × 3 基
3,000
隠岐大峯山
600kW × 3 基
1,800
江津高野山
2,300kW × 9 基
20,700
5
島根県
6
7
熊本県
福島県
群馬県
249,210kW
栃木県
60,830kW
250
大豊
600kW × 2 基
1,200
甫喜ヶ峰
750kW × 2 基
1,500
阿蘇車帰
600kW × 2 基
300kW × 1 基
1,500
埼玉県
神奈川県
■ 風力発電所(建設中)
№
事業者名
発電所名
1 基当たりの出力
及び設置数
1
岩手県
高森高原
2,300kW×11 基
千葉県
158,225kW
25,300
25,300
最大出力
(kW)
№
事業者名
発電所名
1
群馬県
高浜
25,000
複合ゴミ発電
(GT 休止中)
2
三重県
三重ごみ固
形燃料
12,050
RDF発電
合計
沖縄県
最大出力
(kW)
■廃棄物発電所(既設)
東京都
357,689.8kW
34,480
合計
茨城県
1,980
250kW×1 基
高知県
10
最大出力
(kW)
野市
合計
は、公営電気事業を
行っていない府県である。
4
3,490
事業者名
9
宮城県
宮崎県
鹿児島県
3,490
№
8
36,500kW
静岡県
石見空港太陽光
■ 風力発電所(既設)
富山県
99,050kW
最大出力
(kW)
合計
154,918.7kW
福井県
兵庫県
64,930kW
島根県
発電所名
53,561
144,990kW
47,470kW
1
新潟県
石川県
鳥取県
事業者名
北海道
1,362
33,230kW
№
84,710kW
3,980
香川県
高知県
55,704.35kW
37
4.35
13,250kW
67,530kW
宮崎県
89,300kW
14,050kW
愛媛県
36
最大出力
(kW)
発電所名
3,500
岡山空港太陽光(2 号)
金沢市
島根県
佐賀県
26
山梨県
事業者名
95
1,002.6
15
平瀬
5
90
ゆめソーラー館やまなし
14
山口県
3
30
一ッ瀬川県民スポーツ
レクリエーション施設
神奈川県
米倉山実証試験用太陽光
2,000
11,700
田沢
八ッ場
鳥取県
工業用水道配水池
丘の公園
11
99,050
50
13
10
2,600
5
20
綾第二発電所太陽光
40
420
胎内第四
14
工業用水道浄水場太陽光
35
104.8
神室
新潟県
金沢市
34
500
城山ソーラーガーデン他
山形県
4
長野県
2,268
亀里太陽光
12
3
88,300
13
板倉ニュータウン太陽光
1,000
110,650
13
12
群馬県
1,896
16
山形県
長野県
№
愛川太陽光
秋田県
4
群馬県
最大出力
(kW)
谷ヶ原太陽光
3
栃木県
発電所名
事業者名
型 式
37,050
■ 既設発電所合計
地点数
336 地点
最大出力
2,434,703kW
自然の恵みをエネルギーに 公営電気事業
5
Public Electric Utility Enterpriser's Forum
4
公営電気事業の取組
戦後の河川総合開発事業への参画という形で再スタートした公営電気事業も、その後の大規模な火力発電所の出現や石
5
再生可能エネルギーの開発促進
再生可能エネルギーの導入拡大への期待が高まる中、公営電気事業者として地域に存在するエネルギーの有効活用及び
油危機によるエネルギーセキュリティへの対応、さらには地球温暖化問題や再生可能エネルギーの導入促進等、様々な環
地球温暖化防止の観点から、CO2 排出量が少ない再生可能エネルギーの開発に取り組んでいます。また、市町村や民間企業・
境変化の中でその役割は時代とともに変わってきました。
NPO等が取り組む再生可能エネルギーの新規開発に対する支援を進めています。
平成 23 年 3 月の東日本大震災により顕在化した電力システムの問題点を解決するため、国は電力システムの大改革を
推し進めており、平成 28 年 4 月より公営電気事業者はこれまでの電気事業法上の卸供給事業者から発電事業者等へその
事業形態を変えていくことになりました。私たち公営電気事業者は今後も公営電気事業者として自らの存在意義を確立する
とともに、公営企業としての役割を確実に果たしていきます。
◦再生可能エネルギーの開発
公営電気事業者は主として水力発電の開発に取り組んできましたが、近年では、風力発電、バイオマス発電、太陽光
発電の開発にも取り組んでおり、今後も積極的に開発を進めることにより再生可能エネルギーの普及促進に貢献してい
公営電気事業の意義
●
石油代替エネルギーの確保:再生可能な純国産エネルギーの安定供給
●
クリーンエネルギーの開発:CO2 排出量が少ないクリーンなエネルギーの開発による地球温暖化防止
●
への貢献
地域への貢献:
発電所の建設等による社会基盤の整備や雇用の促進、地元市町村への
交付金の交付や利益の一部還元による地域活性化
電気事業を取り巻く環境の変化
きたいと考えます。
◦既存の発電設備の再開発による増出力・増電力量
公営電気事業者の所有する水力発電設備は設置後 40 年以上を経過したものが多数存在し、今後も安定的な発電を続
けていくためには、大規模改修や再開発が必要となっています。最新技術を用いた設備への更新や改造等を行うことで、
新規発電所の建設に比べて少ない環境負荷で出力及び電力量の増加が図れることから、積極的に取り組んでいきたい
と考えます。
◦市町村や民間企業・NPO等が取り組む再生可能エネルギー開発への支援
地域に存在する資源の有効活用という観点から、市町村や民間企業・NPO 等が行う新規開発への支援を進めています。
●
電力システム改革による価格競争の激化
●
エネルギーセキュリティ、地球温暖化問題、再生可能エネルギー
●
水力発電の新規開発地点の奥地化・小規模化
●
規制緩和を受けた自主保安体制の強化
~開発支援事例(山口県企業局)~
など
●山口県企業局では、これまでの水力発電事業で得られた知識
の導入促進
小水力発電開発技術支援の流れ(一例)
や経験を活かし、地域の活性化やエネルギーの地産地消を目
開発希望者
的として小水力発電に取り組もうとされる市町や地域の団体
公営電気事業の今後の取組
市町村
等を対象に、技術的なアドバイスや情報提供を行っています。
公共的団体 等
●対 象 者:自らが事業者として水力発電の開発に取り組もうと
経営の効率化・活性化
●
電力システム改革による競争環境激化への対応
●
既存の事業形態にとらわれない新たな事業展開の検討
再生可能エネルギーの開発促進
●
中小水力や風力・太陽光といった環境価値の高い再生可能エネルギーの開発
●
既存の発電設備の再開発による増出力・増電力量
●
市町村や民間等による再生可能エネルギー開発への支援
地域貢献
6
●
発電所の建設等による社会基盤の整備や雇用の促進
●
利益の一部還元による地域活性化 等
する山口県内の市町及び公共的団体等
●対象施設:出力1,
000kW 以下の水力発電
●支援内容:①導入検討、各種申請に関する助言
②現地調査に関する助言
支援申込
導入検討、
各種申請に
関する助言
現地調査に
関する助言
情報提供
③各種情報提供
●支援実績:9 件
(導入検討、各種申請に関する助言、現地調査に
企業局電気工水課(発電班)
関する助言等、平成 28 年 3 月末実績)
自然の恵みをエネルギーに 公営電気事業
7
Public Electric Utility Enterpriser's Forum
6
7
地域貢献
◦地域行事への参加
1 出力が最大の発電所
日野谷発電所【徳島県】
◦
私たち公営電気事業者は、「企業の経済性の発揮」と「公共の福祉の増進」という地方公営企業法の基本原
則のもと、「県民生活の向上」と「地域社会への貢献」を図るため様々な事業に取り組んでいます。
公営電気の主な発電所
日野谷発電所は、徳島県が事業主体となり建
設した長安口ダム ( 多目的ダム ) の貯水量を利用
地元自治体において開催される地域振興行事等への参
し、昭和 30 年 11 月に運転を開始した有効落
加や、一部の公営電気事業者では協賛金の提供を行っ
差 116.35m、最大使用水量 60m3/s、最大出
ています。
力 62,000kW のダム水路式発電所です。
この出力は公営電気の発電所の中では揚水式
を除いて最も大きく、供給電力量は運転開始当
時の県内需要を大幅に上回り、現在でもピーク発
◦環境整備
電を行うことにより貴重な供給力となっています。
森林が持つ水源涵養機能を高めるため、植樹や育樹の
活動を行っています。
岩手県企業局イメージキャラクター みずりん・みどりん
2 流域変更により出力増加を
図った発電所
杉沢発電所【秋田県】
事例
◦
◦植樹活動支援事業(岩手県)
◦水源かん養林整備事業(山梨県)
◦源流地域保全事業(島根県)
杉沢発電所は、小阿仁川に建設した県営萩形ダムか
◦ダム周辺環境整備事業交付金等(高知県)
ら延長約 4,000 mの隧道により取水し、馬場目川に
◦北川ダム上流の森復活大作戦への助成等(大分県)
放流する流域変更を行っている発電所で、可能な限り
◦緑のダム造成事業(宮崎県)
の出力増加を図ることを目的に流域変更を行い、昭和
41 年 12 月に運転を開始した最大出力 15,500kW
のダム水路式の発電所です。
◦再生可能エネルギーの
普及啓蒙活動
また、小阿仁川には県営萩形ダムから河川維持放
緑のダム造成事業
流がされ、この河川維持放流水を利用した萩形発電
所を平成 26 年4月から運転を開始しています。
施設見学会や出前講座などを通じて、再生可能エネル
ギーの普及啓発に努めています。
3 河川維持放流とダム無効放流を
利用した発電所
新利南発電所【群馬県】
事例
◦施設見学会、地元イベントでの発電所公開(岩手県)
◦
◦あいかわ・つくい次世代エネルギーパーク(神奈川県)
◦クリーンエネルギー普及啓発事業(山梨県)
◦出前講座(島根県)
平出ダム下流から約 2.7km の減水状態を解消し河川環境の改善を図
◦自然エネルギー探検隊事業(徳島県)
◦出前事業、施設見学(高知県)
自然エネルギー探検隊事業
◦企業局施設の見学(大分県)
◦発電所施設見学ツアー、企業局施設見学受入(宮崎県)
◦財政貢献
都道府県財政に貢献するため、一部の公営電気事業者では、利益の一部を一般会計に繰り入れています。
8
るための河川維持放流(※)と、ダム無効放流(ゲートからの放流)の有
効利用を図ることを目的に平成 23 年 7 月から最大使用水量 7.00m3/
s(河川維持分は 1.83m3/s 以上)、有効落差 20.49m、最大出力
1,000kW の発電を行っています。
(※ 景観、塩害の防止、河川閉塞の防止、河川管理施設の保護、地下水位の維持、
動植物の保護、流水の清潔の保持等を総合的に考慮し、渇水時において維持すべ
きであるとして定めた流量の放流)
自然の恵みをエネルギーに 公営電気事業
9
Public Electric Utility Enterpriser's Forum
7 ダム建設に伴い
生まれ変わった発電所
新野川第一発電所【山形県】
◦
4 逆調整池として築造された
ダムの落差と河川維持放流を
利用した発電所
相原発電所【山口県】
◦
昭和 29 年に県営第 1 号の発電所として運転開始した野川
第一発電所は、取水ダムである県営管野ダムが、国土交通省
相原発電所は、上流にある新阿武川発電所の逆調整池
の長井ダム建設に伴い水没することからこれを廃止し、新たに
として築造された相原ダムの落差と維持放流を利用し、最
長井ダムに発電参加する形で新野川第一発電所を建設し、平
大使用水量 3.20m /s、最大出力 82kW の発
3
成 22 年 6 月に運転を開始しました。
電を行っています。
最大出力は 6,100kW から 10,000kW と従来の 1.6 倍
なお、サイフォン式取水を採用することで、
となり、山形県の電気事業に大いに貢献しています。
土木工事や入口弁の設置を省略し建設費のコス
ト縮減を図りました。
5 揚水発電所
城山発電所【神奈川県】
◦
8 農業用水路を利用した
小水力発電所
小摺戸発電所【富山県】
◦
公営電気で唯一の揚水発電所で、わが国初の大規模な
純揚水式発電所です。夜は、余剰電力を利用して津久井
小摺戸発電所は、平成21年12月運転開始の
湖の水を城山湖に汲み上げ貯留し、電力需要の多い昼に、
仁右ヱ門用水発電所、平成24年9月運転開始の
城山湖に貯留した水を使用して、津久井湖に発電放流して
庄発電所に次ぐ、富山県企業局において3ヵ所
います。
目の農業用水路を利用した小水力発電所です。
城山発電所は、昭和 40 年に運転開始して以来、電力
経済産業省の「小水力発電導入促進モデル
消費地に近い電源として重要な役割を担っています。長
事業」の採択を受け、迅速な故障対応が可能な
年の使用により経年劣化が進んだため、第 1 期として平
ガイダンスシステムや発電制御盤の小型化・汎
成 8 年度から 5 か年、第 2 期として平成 19 年度から 3
用化などコスト低減等を図る技術開発について、
か年の継続事業で、大規模な改造を行いました。
他の小水力発電所にも活用可能なモデルとなる
取組みをおこなっています。
シューパロ発電所は夕張市南部地区において、国の夕
張シューパロダムと並行して建設され、平成 22 年に工
事着手し平成 27 年 3 月に完成、4 月に運転を開始しま
した。
発 電 所 は 最 大 使 用 水 量 40.9m3/s、 最 大 出 力
28,470kW のダム式発電所で、機器の構成として水車
発電機は 2 台設置されており、1 号機は主にかんがい用
水、2 号機は正常流量を使用します。
10
◦
◦
6 ダム建設に伴い誕生した発電所
シューパロ発電所【北海道】
9 トンネル湧水を利用した発電所
若彦トンネル湧水発電所【山梨県】
平成 22 年 4 月に営業運転を開始した若
彦トンネル湧水発電所は、若彦トンネルの
湧水の一部を活用し、
使用水量 0.21m3/s、
最大出力 80kW の発電を行い、未利用エ
ネルギーの有効活用を図っています。
可動式水車発電機カバーを採用し、防塵・
防音対策しました。
IP カメラ、WEB サーバによる遠隔監視
を行っています。
自然の恵みをエネルギーに 公営電気事業
11
Public Electric Utility Enterpriser's Forum
公営電気事業者最大の太陽光発電所
新潟東部太陽光発電所【新潟県】
◦
工業用水道施設の未利用落差を
利用した発電所
畑寺発電所【愛媛県】
◦
新潟東部太陽光発電所は、新潟版グリーンニューディール政策の一環として1~3号系列が建設され、最大出力合計
17,008.7kW は、公営電気事業者の中で最大の太陽光発電所です。
畑寺発電所は、松山・松前地区工業用水道施設内の未
自治体が設置する全国初の発電事業用メガソーラーとして平成 23 年 10 月に運転開始した1号系列(最大出力
利用落差を利用した発電所です。
1,008.7kW)は、夏季と冬季でパネルの角度を変更できるようにするなど、日本海側内陸部の積雪地域に適した設計と
有効落差 50.6 m、最大使用水量 1.29m3/s、最大出
しています。
力 530kW の発電所で、平成 26 年 1 月から工事に着工
さらに、平成 24 年7月に2号系列(最
し、平成 27 年 8 月から営業運転を開始しています。
大 出 力 1,000kW)、 平 成 27 年7月
年間約 370 万 kWh の発電が可能で、一般家庭が使用
には3号系列(最大出力 15,000kW)
する電力量の約 1,000 軒分に相当します。
がそれぞれ運転を開始しました。 いず
れも雪国の気候に最適化した、より発
電効率を高めた太陽光発電所となって
います。
既設発電所放水路の未利用
エネルギーを有効利用
道志第 4 発電所【神奈川県】
◦
◦
県民に親しまれる
風力発電所
甫喜ヶ峰風力発電所【高知県】
道志第 4 発電所は、隣接する道志第 2 発電所
甫喜ヶ峰風力発電所は、最大出力 1,500kW
で発電に使用した水を河川に放流する際の落差を
(750kW × 2 基 ) の 風 車を「 県 立 甫 喜ヶ峰 森
有効利用し、平成 22 年 2 月に営業運転を開始、
林公園」内に建設し、平成 16 年 1 月から運転
3
有効落差 4.15m、使用水量 2.00m /s、最大出
を開始しました。力強く回るその風車の姿は、高
力 59kW の発電を行っています。
知平野の各所から望むことができることもあり、
下流責任放流を利用することから、高い設備利
多くの方が見学に訪れ、風力発電さらには再生可
用率を確保することができるマイクロ水力発電所
能エネルギーの啓発にもつながっています。また、
です。
毎年公園内で開催される甫喜ヶ峰フェスティバル
ではペットボトルを使って風車を作る体験ブースを
構えており、参加された方々から大変好評をいた
だいています。
環境と調和した資源循環型社会の構築をめざ
平成 21 年 2 月に運転を開始した公営電気
し、平成 14 年 12 月に運転を開始しました。
では最大の風力発電所で、9 基の風車の合計
各家庭からでる「ごみ」を市町において、ク
最大出力は 20,700kW、年間発電電力量は
レヨン状に固め「ごみ固形燃料 (RDF:Refuse
38,000MWh になります。
Derived Fuel)」にします。 発電所では、この
可変速・可変ピッチの負荷制御方式を採用し
RDF を燃料として「ごみ」が持つ熱エネルギー
ています。
を家庭で使用する電気に変えます。これにより
また、雷対策にも多くの工夫をしています。
◦
公営電気最大の風力発電所
江津高野山風力発電所【島根県】
◦
廃棄物発電所
三重ごみ固形燃料発電所【三重県】
火力発電所で使用する化石燃料の消費を節約し、
二酸化炭素の排出を減らすことで、地球温暖化
の防止に貢献するとともに、ダイオキシン類排出
削減への対応を行っています。
12
自然の恵みをエネルギーに 公営電気事業
13
Public Electric Utility Enterpriser's Forum
公営電気事業経営者会議設立からのあゆみ
年 月
主なできごと
年 月
公営電気事業経営者会議設立(設立時の会員は北海道、山形県、
新潟県、神奈川県、三重県、岡山県、鳥取県、島根県、徳島県、愛
媛県、高知県、大分県、宮崎県の13会員)
朝鮮戦争休戦協定調印
52. 7
年 月
主なできごと
年 月
主なできごと
平成3.12
ソ連の連邦制崩壊
平成13. 6
総合資源エネルギー調査会で長期エネルギー需給見通しを策定
52.12
新信濃周波数変換所運転開始
4. 2
廃棄物発電の推進について自治省から説明
13. 8
第10回海外電気事業視察(米国)
53. 5
成田空港開港
4. 5
水力100年記念大会,電力土木技術協会挙行
13. 9
米国で同時多発テロ発生
電気事業会計規則制定
53. 8
日中平和友好条約締結
4.10
第1回海外電気事業視察(欧州)
14. 5
事務局千代田庁舎から飯田橋庁舎に移転
29. 5*
5月~翌3月経営者会議会員、熊本県、富山県、和歌山県、群馬
県、栃木県、秋田県、福井県、東京都が加入し21会員となる
53.12 イラン革命(第2次オイルショック)
5. 5
経営者会議創立40周年記念式典
54. 3
米スリーマイル島原子力発電所事故
5. 6
皇太子御成婚
30. 4*
4月~翌3月経営者会議会員、山口県、山梨県、長野県、埼玉県が
加入し25会員となる
54. 8
総合エネルギー調査会「長期エネルギー需給暫定見通し」発表
5. 7
水力新世紀計画策定委員会報告
14.10
第11回海外電気事業視察(オセアニア)
54.12
本州・北海道直流連系運転開始
5.10
事務局麹町会館から千代田合同庁舎に移転
15. 2
電気事業分科会で電力自由化報告書が取りまとめられる
30. 7
第4次発電水力調査開始
55. 1
電力会社料金大幅値上げ
5.10
第2回海外電気事業視察(北米)
15. 3
経営者会議会員、広島県脱退により33会員となる
31. 8* 8~翌3月経営者会議会員、岩手県、兵庫県が加入し 27会員となる
55. 2
標準修繕費、退職給与金の料金算定要領を改正
5.11
環境基本法施行
15. 5
経営者会議創立50周年記念式典
31.12 日本、国連加盟
55. 4
経営者会議会員、広島県の加入により33会員となる
6. 6
水力開発補助率10%増加
15. 8
アメリカ・カナダ大停電発生
32. 3
特定多目的ダム法公布
55. 4
中小水力発電開発費補助金制度創設
6. 9
大渇水で政府は「関係省庁渇水連絡会議」を開催
15.10
第12回海外電気事業視察(ドイツ・デンマーク・フランス)
32. 4
公営企業金融公庫法公布
55. 4
第5次発電水力調査開始
55. 5
石油代替エネルギー法公布
6. 9
15.10 エネルギー基本計画閣議決定
32. 5* 5~翌1月経営者会議会員、福岡県、京都府が加入し 29会員となる
長期エネルギー需給見通しと石油代替エネルギー供給目標閣議
決定
16.10
第13回海外電気事業視察(米国・カナダ)
33. 5* 5~翌2月経営者会議会員、青森県、石川県が加入し 31会員となる
55. 9 (財)新エネルギー財団設立
6.12
第3回海外電気事業視察(インドネシア)
16.10
新潟中越地震発生
33.12
電気料金制度調査会発足
55. 9
公営電気の改修積立金制度提案(福田私案)
6.12
新エネルギー大綱閣議決定
17. 3
長期エネルギー需給見通し策定
34. 3
平成天皇御成婚
55.10
新エネルギー総合開発機構設立
7. 1
兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)発生
17. 3
愛・地球博(日本国際博覧会)開催(名古屋)
35. 3
公営電気料金算定要領制定
55.11
石油代替エネルギー供給目標策定
7. 4
高知県野市風力発電所(250kW)運転開始
17. 3
経営者会議会員、福島県、和歌山県脱退により31会員となる
36.10
経営者会議事務局神奈川県庁から商工会館に移転
55.12
中小水力発電開発費補助金交付規則告示
7. 4
改正電気事業法公布(7.12施行)
18. 5 「新・国家エネルギー戦略」取りまとめ
37. 4
電気事業審議会設置
56. 4
公営電気事業の水利使用料1/2納付
7. 4
水力開発補助対象2万kWから3万kWに拡大
56. 4
米スペーススシャトル打上げ成功
7. 8
第4回海外電気事業視察(北欧)
57. 1
公営電気料金算定要領一部改正(減債等積立金として企業債投
資額の100分の3に改正)
7. 9
一般電気事業者と改正電気事業法附則に基づく基本契約締結
18.10
電力会社による河川法関連不適切事案判明
8. 3
廃棄物発電開発費補助金交付要綱告示
19. 4
エネルギー技術戦略策定
57. 4
総合エネルギー調査会「長期エネルギー需給見通し」改正
8. 3
公営電気卸供給料金審査要領の制定(電気事業法改正に伴う)
19. 5
地方公営企業等金融機構法制定
19. 7
新潟県中越沖地震発生
20. 3
電気事業分科会にて「今後の望ましい電気事業制度の在り方」を
取りまとめ
20. 3
経営者会議会員、青森県、埼玉県脱退により29会員となる
20. 4
新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法に水力が追加
20.11
第14回海外電気事業視察(ドイツ・オーストリア・イタリア)
昭和28. 7
28. 7
29. 4
38. 1* 経営者会議会員、金沢市の加入により32会員となる
38. 3
38.10
37年度末の全国発電設備、火主水従に転換
我が国最初の原子力発電所運転開始
38.11 ケネディ大統領暗殺
39. 6
地方公営企業制度調査会設置
57. 9
第5次発電水力調査の中間報告
8. 4
未開発地点最適化調査開始
39. 7
新電気事業法公布
58. 5
経営者会議創立30周年記念式典
8. 4
自治省「ごみ固形燃料発電事業」創設
39. 7
新河川法公布
58.11
石油代替エネルギー供給目標閣議決定
8. 4
一般電気事業者、IPPの入札募集
39.10
東海道新幹線開通
59. 3
水利使用料の最高限度額の改正
8.11
我が国初のスーパーごみ発電運転開始(群馬県高浜発電所)
39.10
東京オリンピック開催
59. 8
電力9杜、最大電力1億kW突破し記録更新
8.11
第5回海外電気事業視察(オセアニア)
40. 6
新電気事業審議会発足
60. 2
中小水力発電建設費利子補給制度創設
9. 4
新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法制定
技術基準省令公布
60. 3
水力発電所保安規程の統一マニュァル作成
9. 4
自己託送制度開始
40.10
地方公営企業制度調査会より地方公営企業に関する答申
60. 3
つくば科学万国博覧会開催(60.3~60.9)
9.10
40.11
神奈川県城山揚水発電所(25万kW)運転開始
61. 4
ソ連チェルノブイリ原子力発電所事故
40.11 ニューヨーク大停電事故発生
61. 6
第5次発電水力調査報告書まとまる
41. 2
40. 6
14
主なできごと
ニューヨーク大停電事故発生
14. 6
18.10
電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法制定
(15.4全面施行)
新エネルギー部会にて「新エネルギー」と「再生可能エネルギー」
の概念整理が行われる
21. 9
民主党が衆議院で過半数を制し政権交代
第6回海外電気事業視察(スペイン・フランス)
21.11
第15回海外電気事業視察(米国)
9.12
気候変動枠組条約第3回締約国会義(COP3)京都で開催(温室
効果ガス削減数値目標を設定)
22. 3
経営者会議会員、石川県、福井県、兵庫県脱退により26会員となる
22. 4
経営者会議全会員が卸供給事業者となる
新アロケーション方式要綱決定(経済企画庁)
61.11
中小水力開発指導事業補助要綱公布
10. 5
経営者会議創立45周年記念パンフレット発行
22. 9
第16回海外電気事業視察(スペイン・イギリス)
41. 2
水力開発に関する勧告(科学技術庁資源調査会)
62. 4
国鉄分割民営化
10.10
金融再生関連法が成立
22.12
東北新幹線全線開通
42. 8
経営者会議事務局商工会館から麹町会館に移転
62.10
石油代替エネルギーの供給目標閣議決定
10.10
第7回海外電気事業視察(米国)
23. 3
東北地方太平洋沖地震発生(東日本大震災)
43. 5
経営者会議規約改正
63. 3
河川整備基金設立
九州新幹線全線開通
新全国総合開発計画策定
63. 3
青函トンネル開通
11. 1
23. 3
44. 5
電事審基本政策部会・料金制度部会で「電力部分自由化の報告
書」を取りまとめ
23. 7
電力使用制限令発動
44. 7
アポロ11号月面着陸
63. 3
経営者会議会員、福島県の加入により34会員となる
11. 2
電気事業法改正法案閣議決定
24. 7
再生可能エネルギーの固定価格買取制度スタート
45. 2
日本万国博覧会開催(大阪)
63. 4
本四連絡橋開通(児島坂出ルート)
11. 3
金融再生委員会、大手銀行15行に公的資金注入を決定
24.12 自民党が衆院選で圧勝し政権交代
45. 4
機械損害共済事業発足
63.12
消費税法制定
11. 5
電気事業法改正(部分自由化と特定規模電気事業者の創設)
25. 6
45. 5
電気工事業法公布
平成元. 1
昭和天皇崩御,平成元年となる
11.10
第8回海外電気事業視察(スイス・デンマーク・イギリス)
25.11 電気事業法改正(電力システム改革第1弾)
47. 5
沖縄施政権返還,沖縄県発足
元.11
ベルリンの壁崩壊
11.12
卸供給料金算定規則制定(卸供給料金審査要領は廃止)
26. 4
エネルギー基本計画閣議決定
47. 9
日中国交樹立
電力各社「接続料金約款」
「振替料金約款」を届出
26. 6
電気事業法改正(電力システム改革第2弾)
資源エネルギー庁発足
元.12
11.12
48. 7
臨時行政改革推進審議会の小委員会より公営企業等の経営の合
理化等答申
北陸新幹線開業
公営電気欧州電力事情視察
2.4
国際花と緑の博覧会開催(大阪)
11.12
27. 3
48. 8
資エ庁、
「電気料金情報公開ガイドライン」「電気の取引に関する
,
紛争処理ガイドライン」策定
48.10
第4次中東戦争(第1次オイルショック)
2.10
石油代替エネルギーの供給目標閣議決定
12. 3
改正電気事業法施行、部分自由化スタート
27. 4
改正電気事業法(電力システム改革第1弾)施行、電力広域的運営
推進機関設立
49. 1
石油電力使用制限
2.10
統一ドイツが発足
12. 6
米国カリフォルニア州で電力需給逼迫、料金高騰、輪番停電が起こる
27. 6
電気事業法改正(電力システム改革第3弾)
49. 6
電源三法公布
2.10
地球温暖化防止行動計画決定
12. 8
通産省本省ビルの電力入札でダイヤモンドパワーが落札
27. 7
長期エネルギー需給見通し策定
49. 6
9電力一斉料金値上げ
2.11
平成天皇陛下即位の礼
12. 9
第9回海外電気事業視察(スウェーデン・
ドイツ・イタリア)
28. 3
北海道新幹線開業
49. 7
サンシャイン計画決定(通商産業省)
2.12
ソ連ソユーズに日本人初の字宙飛行
12.10
電力各社、グリーン料金制度開始
山陽新幹線全線開通
3. 1
湾岸戦争始まる
(~3.2)
中央省庁再編、1府12省庁制へ
28. 4
50. 3
13. 1
改正電気事業法(電力システム改革第2弾)施行により卸規制撤
廃、小売全面自由化
50.12
石油備蓄法公布
3. 9
公営電気事業長期展望検討委員会発足
13. 3
米国、COP3の京都議定書からの離脱を表明
富士山が世界遺産登録
注;* の年月は電気事業許可、入会金請求書発行月等により記載した。
自然の恵みをエネルギーに 公営電気事業
15
Public Electric Utility Enterpriser's Forum
公営電気の組織・活動
公営電気事業経営者会議役員・会員名簿
(平成28 年 5 月現在)
1 組 織
■ 役 員
【平成28年5月現在】
事務局
会 長
副会長
総務専門委員会
理 事
経営専門委員会
監 事
会 長
山梨県知事
理 事
長野県知事
副会長
群馬県知事
〃
岡山県知事
〃
宮崎県知事
〃
徳島県知事
理 事
秋田県知事
〃
大分県知事
〃
神奈川県知事
監 事
北海道知事
〃
富山県知事
〃
熊本県知事
北海道
知 事
三重県
知 事
岩手県
知 事
京都府
知 事
秋田県
知 事
鳥取県
知 事 山形県
知 事
島根県
知 事 新潟県
知 事
岡山県
知 事 栃木県
知 事
山口県
知 事 群馬県
知 事
徳島県
知 事 東京都
知 事
愛媛県
知 事 神奈川県
知 事
高知県
知 事 山梨県
知 事
福岡県
知 事 富山県
知 事
熊本県
知 事 金沢市
市 長
大分県
知 事 長野県
知 事
宮崎県
知 事
■ 会 員
技術専門委員会
ブロック会議
1 北海道・東北 5 中国
2 関東・甲 6 四国
3 中部・近畿 7 九州
4 北陸
2 活 動
❶ 総会 : 前年度の事業報告や決算、新年度の事業計画や予算等を審議する。
❷ 理事会 : 執行機関として事案の処理に当たる。
❸ 経営戦略 WG:電力システム改革への対応や公営電気の経営に関する事項等を協議する。
❹ 専門委員会(総務、経営、技術): 理事会から付託された事項について調査研究する。
■ 事務局
❺ ブロック会議(必要に応じて開催する)
❻ 管理者・局長会議、担当課長会議
❼ 技術研究会、各種講習会
❽ 海外電気事業調査
専務理事 ( 事務局長事務取扱 )
主幹 2 名
事務局長
主事
❾ その他
菊鹿発電所
【熊本県】
春近発電所
【長野県】
寄水発電所
【岡山県】
新阿武川発電所
【山口県】
別府発電所
【大分県】
大野発電所
【京都府】
上寺津発電所
【金沢市】
木屋発電所
【福岡県】
袋川発電所
【鳥取県】
肱川発電所
【愛媛県】
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小網発電所
【栃木県】
写真順不同
自然の恵みをエネルギーに 公営電気事業
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