会社概要編 (PDFファイル / 5.67MB)

Content s 目次
02
Vision Statement
企業理念
03
Top Message
代表者ごあいさつ
04
Zurich HelpPoint
チューリッヒの HelpPoint
06
Financial Highlights
主要な業績・財務状況
07
Zurich Insurance Company Ltd,
Japan Branch Profile
チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー・
リミテッド 日本支店概要
10
Diversified Businesses
多彩なビジネスと商品
12
Zurich Financial Services Group Overview
チューリッヒ・ファイナンシャル・サービシズ・
グループ 概要
14
2010 Topics
2010年トピックス
18
Voice of Customer Initiatives
お客様の声を活かす取組み
23
Corporate Governance
ガバナンス態勢
企業理念
チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド 日本
支店は、プロフェッショナルなスキル、そして責任感と統制力を
備えた、
思いやりのある献身的なスタッフにより構 成され、
「 ケア 」と「イノベーション」の精神に根差した会社を目指し
ます。卓越した業務運営と倫理基盤に立脚し、先進的な商品・
サービスを提供し、継続的かつ収益性の高い成長を遂げること
により、当社の目指す市場をリードする保険会社となるべく、
邁進してまいります。
基本理念
常にお客様の立場に立ったサービスを提供するため、全世
界のチューリッヒ社員はここに挙げる基本理念に基づいて
行動します。
「誠実であること」、
「お客様第一主義」、
「持続可能な価値
の創造」、
「卓越すること」、
そして「チームワーク」。
この 5 つの要素からなるチューリッヒの基本理念は、私たち
チューリッヒ社員の根幹であり、世界中の社員がこの理念に
よって結ばれています。
Integrity
■ 誠実であること
私たちは、
すべての人に平等かつ真摯に接し、
すべての関連する法令、規則、社内規定を遵守します。
Customer centricity
■ お客様第一主義
私たちは、
お客様を私たちが行うすべてのことの中心に置きます。
Sustainable value creation
■ 持続可能な価値の創造
私たちは、お客様や株主、人々や社会のために価値を持続し
30
Insurance Basics
損害保険のしくみ
32
Zurich Insurance Company Ltd (Switzerland),
Financial Statements
チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー・
リミテッド(スイス本店)決算ハイライト
創造します。
Excellence
■ 卓越すること
私たちは、最高のクオリティを追求し、すべてに対して常に改善へ
の努力をします。私たちは常に新しい問題解決方法を見つけます。
Teamwork
■ チームワーク
35
02
Zurich Insurance Company Ltd,
Japan Branch Financial Data
チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー・
リミテッド 日本支店資料編
Vision Statement
Zurich
Insurance Company Ltd, Business Report 2011
私たちはひとつのチーム、チューリッヒの一員として力を合わせ
て働きます。私たちはオープンで公平な情報共有とコミュニケー
ションを図ります。
Top Message
代表者ごあいさつ
チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド 日本支店
日本における代表者および最高経営責任者
トーマス・ジェイムス・ホワイト
チューリッヒ日本支店は、チューリッヒグループのアジアに
クレジットカード会社など提携企業の会員様に通販の手法で
おける重要拠点として1986年に開設され、2011年は25周年
傷害保険を提供しているホールセール事業は、本年度も20%
の節目の年に当たります。この 25 年間、当社がグローバルな
以上の高い成長を維持し、自動車保険とともに当社の業績を
損害保険会社として日本市場に根付き成長してこられたのも、
牽引しています。企業保険分野では引き続き、当グループのグ
ひとえに皆様の温かいご支援によるものと心より感謝申し上げ
ローバルなリスクエンジニアリング技術および海外ネットワーク
ます。また、
このような節目の2011年3月に日本における代表
を活かし、
お客様に先進のソリューションを提供しています。
者および最高経営責任者に就任しましたことを、大変喜ばし
く思います。
東日本大震災後の日本は復興途上にあり、
社会全体がいまだ
不安定な状況にありますが、そういう時だからこそ、私たちの果
国内の経済環境は依然厳しい状況が続く中、当社の業績
たす役割は大きいと考えています。これからもお客様を第一
は堅調に推移し、2010 年度の収入保険料は前年比 5 .1%
に考え、
「お客様の必要な時に、
お客様の期待にお応えする」
増の 535 億円となりました。純利益は22 億円を計上し、ソル
ことを目指し、日本のお客様のニーズにあった商品と革新的
ベンシーマージン比率も597.6%から647.5%へと大きく改善
なサービスを提供し続けていく所存です。
しました。
この 25 周年の節目の年にあたり、多様に変化するお客様
ダイレクト事業においては、2010 年度に業界で初めて
のニーズにお応えすることを重要課題として取り組んでまいり
iPhone / iPadユーザー向けに自動車保険の見積りと契約手
ます。また同時に、経営基盤の健全性を確保するため、事業
続きができるアプリケーションの提供を開始し、これにより、電
の一層の効率化、業務プロセスおよび品質の向上に努め、
話やインターネット、携帯電話に加え、スマートフォンからも自
経営管理および法令遵守態勢の整備をさらに強化すべく、
動車保険の見積りが可能になりました。また、お客様との接
努力を重ねてまいります。
点の拡大を目指し、ツイッターやフェイスブックなどのソーシャル
メディアを積極的に活用し、お客様との双方向のコミュニケー
今後とも皆様のなお一層のご支援とご愛顧を賜りますよう
ションにも注力しています。
お願い申し上げます。
Top Message
03
チューリッヒの HelpPoint
お客様をすべての中心に
お客様とお客様の求めるものを理解すること。
私たちがどのようにお役に立てるかを理解すること。
チューリッヒの HelpPointは、お客様を中心に置き、
いざという時に期待に応えるという
私たちの姿勢を表しています。
04
Zurich HelpPoint
チューリッヒのHelpPoint は、私たちが提供す
るさまざまなアドバイスやサービス、ソリューション
の総称です。そしてそれらサービスの一つひとつ
は、すべての行動においてお客様を第一に考え
る、私たちの想いが形となったものです。
お客 様が 何を望んでいるのかを理 解する
ため、私たちは世界中で 39 ,000 人のお客様に
話を聞きました。
その答えは?ー それは
「Help」。
いざというときの「Help」。それは、あなたの
ビジネスを理解してくれるもの。問題から解決ま
での距離を縮めてくれるもの。ライフステージの
変化に適応し、
変化してくれるもの。あなたのため
に全力を尽くしてくれるもの。あなたと、あなた
を取り巻く環境を理解してくれるもの。そして期待
に応えてくれるもの。
それらお客 様 の 望む「 H e l p 」を実 現する
場所(ポイント)が、チューリッヒの HelpPoint 。
60 ,000 人のチューリッヒ社員が、世界中の 170
を超える国や地 域でお客 様のニーズにお応
えしています。
「H e l p」は、今あなたのもとに
向かっているのです。
Zurich HelpPoint
05
Financial Highlights
その他
7
10%
火災保険 7%
10%
主要な業績・財務状況
%
火災保険
その他
傷害保険
31%
31%
傷害保険
収入保険料
2006
年度
2007
2008
2009
2010
当期の収入保険料は、
好調な傷害保険の売上げ増加など
600
により、535億円を計上しました。
2006
2007
52%
52%
自動車保険
保険契約準備金
お客様への保険金支払準備を充分に確保するため、支払
備金を179億円計上しました。
500
年度
自動車保険
2008
2009
2010
年度
600
400
年度
500
300
300
300
2006
2007
2008
2009
2010
2006
2007
2008
2009
2010
239
260
254
239
239
151
239
182
260
197
254
188
239
179
239
200
400
200
単位:億円
200
300
100
100
200
0
100
自動車保
険
100
傷害保険
単位:億円
火災保険
0
自動車保険
その 他
傷害保険
合計
火災保険
その 他
合計
279
294
288
280
280
74
80
100
129
165
50
279
62
74
465
50
58
294
36
80
468
58
66
288
38
100
491
66
61
280
38
129
509
61
56
280
35
165
535
56
62
36
38
38
35
465
468
491
509
535
単位未満:四捨五入
種目別構成
(2010年)
10%
10
31%
支払備金
151
182
197
単位未満:四捨五入
188
179
ソルベンシー・マージン比率
引き続きリスク管理の強化に努めた結果、ソルベンシー・
年度
7%
年度
700
2009
2010
2006
2007
2008
2009
2010
399.4
340.0
356.1
597.6
647.5
399.4
340.0
356.1
597.6
647.5
600
700
その他
火災保険
傷害保険
%
責任準備金0
単位:億円
支払備金
責任準備金
2006
2007
2008
マージン比率は647.5%に上昇
しました。
その他
火災保険
0
単位:億円
7%
傷害保険
31%
自動車保険
500
600
52%
400
500
自動車保険
300
400
52%
200
300
100
200
0
100
単位:%
Solvency0
margin
単位
:%
支払余力
(%)
年度
300
2006
2007
2008
2009
2010
支払余力
(%)
2007
2008
2009
2010
Financial
Highlights 239
責任 準 備 金
260
254
239
239
151
182
197
188
179
年度
200
300
2006
100
200
06
単位:億円
0
100
支払 備 金
単位:億円
0
Solvency
margin
Zurich Insurance Company Ltd, Japan Branch Profile
チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド
日本支店概要
会社概要
調布カスタマーケアセンター
支店(チューリッヒ保険会社)は、チューリッヒ・ファイナン
大阪カスタマーケアセンター
チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド 日本
シャル・サービシズ・グループのアジアにおける重要拠点です。
お客様の期待に応えるサービスの提供をモットーに、ダイレクト
ビジネス、提携ビジネス、代理店ビジネスなど、複数のチャネルを
通じて個人のお客様に幅広い保険サービスを提供しています。
また、企業のお客様に対しては、チューリッヒの持つグローバ
ルな専門知識を最大限に活用し、企業のリスクやニーズに対
応するソリューションのご提案、ご提供を行っています。チュー
リッヒ・ファイナンシャル・サービシズ・グループは、1872年に設
立された、
ヨーロッパ、北米、中南米、
アジア、中東などに拠点を
持つ国際ネットワークを誇る世界有数の保険グループです。
企業データ
名称
チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー・
リミテッド日本支店(チューリッヒ保険会社)
英文名
Zurich Insurance Company Ltd, Japan Branch
代表者
日本における代表者および最高経営責任者
トーマス・ジェイムス・ホワイト
設立年月
1986年(昭和61年)7月 〔事業免許取得〕
〒160-8585
日本本社所在地
東京都新宿区信濃町35 信濃町煉瓦館
電話番号
03-5361-2580(大代表)
従業員数
約900人
(パートスタッフ含む 2011年3月末現在)
事業内容
損害保険業
東京都調布市小島町1-32-2 京王調布小島町ビル
042-440-8950
大阪府豊中市新千里東町1-5-3 千里朝日阪急ビル19F
06-4863-3510
自動車損害サービスフィールド統括部
■ カスタマーサービス1部 ファーストコンタクトセンター
東京都調布市小島町1-32-2 京王調布小島町ビル
042-440-8192
■ カスタマーサービス2部 東日本集中損害サービスセンター
東京都調布市小島町1-32-2 京王調布小島町ビル
042-440-8819
■ カスタマーサービス2部 被害事故相談センター
東京都調布市小島町1-32-2 京王調布小島町ビル
042-440-8755
■ 首都圏自動車損害サービス部
東京都調布市小島町1-32-2 京王調布小島町ビル
042-440-8190
■ 東日本自動車損害サービス部
東京都調布市小島町1-32-2 京王調布小島町ビル
042-440-8194
■ 西日本サービスセンター
大阪府豊中市新千里東町1-5-3 千里朝日阪急ビル19F
06-4863-3450
■ 中部サービスセンター
愛知県名古屋市中区栄2-3-6 NBF名古屋広小路ビル5F
052-218-7110
■ 九州サービスセンター
福岡県福岡市博多区博多駅南1-3-6 第3博多偕成ビル8F
092-432-8680
傷害火災新種損害サービス部
■ 火災新種損害サービスセンター
東京都新宿区信濃町35 信濃町煉瓦館
03-5361-6130
■ 東京第1傷害サービスセンター
東京都新宿区信濃町35 信濃町煉瓦館
03-5361-6130
営業拠点一覧
日本本社
東京都新宿区信濃町35 信濃町煉瓦館
03-5361-2580
札幌オフィス
北海道札幌市中央区北3条西3-1-5 シグマ北3条ビル7F
011-233-0626
大阪江坂オフィス
大阪府吹田市江坂町2-1-43 KYUHO江坂ビル5F 06-6821-8111
■ 東京第2傷害サービスセンター
東京都新宿区信濃町35 信濃町煉瓦館
03-5361-6130
■ 西日本傷害サービスセンター
大阪府豊中市新千里東町1-5-3 千里朝日阪急ビル19F
06-4863-3411
企業保険損害サービス部
東京都新宿区信濃町35 信濃町煉瓦館
03-5361-3940
Zurich Insurance Company Ltd, Japan Branch Profile
07
Zurich Insurance Company Ltd, Japan Branch Profile
チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド
日本支店概要
チューリッヒ・インシュアランス・
カンパニー・リミテッド
日本支店組織図
● 個人保険部門
営業統括部
マーケティング部
ホールセール事業本部
業務改革推進部
事務統括部
個人保険部門
統括本部長
2011年8月1日現在
個人保険部門企画室
傷害商品開発部
エージェンシー事業本部
ストラテジック・インターミディアリー・ビジネス部
マーケティング部
カスタマーケアセンター
(ダイレクト営業部)
ダイレクト事業本部
内部監査部
代理店開発部
オートグロース企画部
● 企業保険部門
ビジネスプランニング&オペレーション部
営業部
企業保険事業本部
保険計理人
国際保険業務部
再保険部
業務部
● 損害サービス部門
損害サービス業務・企画統括部
チーフ・クレームズ・オフィサー
CEO
企業保険損害サービス部
損害サービス適正支払推進部
日本における
代表者
個人保険損害サービス本部
CEO
オフィス
マネージメント・
コミッティー
● 商品管理部門
チーフ・アンダー
ライティング・
オフィサー
コンプライアンス委員会
オペレーショナルリスク管理委員会
財務リスク管理委員会
傷害火災新種損害サービス部
自動車商品管理部
個人商品管理本部
火災新種商品管理部
傷害業務部
自動車商品数理部
個人商品数理本部
最高財務
責任者
引受リスク管理委員会
自動車損害サービスフィールド統括部
傷害火災新種商品数理部
● 管理部門
内部統制・
渉外担当V P
財務部
チーフ・オペレーションズ・オフィサー
人事委員会
懲罰委員会
チーフ・リスク・オフィサー
事務管理部
リスク管理部
商品委員会
チーフ・コンプライアンス・オフィサー
I Tマネージメント・コミッティー
ITプランニング部
投資委員会
コンプライアンス部
代理店管理部
広報部
お客様の声委員会
チーフ・HR・オフィサー
人事・総務部
日本におけるグループ会社
チューリッヒ・ライフ・インシュアランス・カンパニー・
リミテッド(チューリッヒ生命)
チューリッヒ・スマートテクノロジー・サービス
チューリッヒ生命日本支店は、
1996年にチューリッヒ・ファイナンシャル・
Zurich Smart Technology Services
Zurich Life Insurance Company Ltd
サービシズ・グループの日本における生命保険部門として設立され、
ガン保険を中心に、競争力ある価格設定と直接販売による保険募集
によって、個人保険の分野で急成長を遂げています。
所在地
〒160-0016
東京都新宿区信濃町35 信濃町煉瓦館
事業の内容
生命保険業
日本における設立年月
1996年8月 〔事業免許取得〕
出資割合
100% ※
資本金(スイス本社)
6,000万スイスフラン
※チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー・リミテッドが100%出資しています。
08
Zurich Insurance Company Ltd, Japan Branch Profile
所在地
〒160-0016
東京都新宿区信濃町35 信濃町煉瓦館
事業の内容
コンピューターシステムの
開発・保守・管理ならびに関連業務
設立年月
2001年8月
出資割合
100% ※
資本金
300万円
※チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー・リミテッドが100%出資しています。
沿革
第三者機関による評価
1986年 日本支店開設(損害保険事業免許取得)
2004年 自動車保険顧客満足度 No.1
〔J.D. パワー アジア・パシフィック〕※1
1990年 大阪オフィス開設
自動車保険金請求対応満足度 No.1
1997年 調布カスタマーケアセンター開設
〔J.D. パワー アジア・パシフィック〕※2
(ダイレクト事業本部営業開始)
2005年 自動車保険顧客満足度 No.1
〔J.D. パワー アジア・パシフィック〕※1
1998年 「スーパー自動車保険」販売開始
自動車保険金請求対応満足度 No.1
〔J.D. パワー アジア・パシフィック〕※2
1999年 インターネットによる見積り・契約締結サービス開始
2000年 オールステート社の保険契約包括移転完了
自動車保険サイトランキング No.1〔ゴメス株式会社〕
2006年 自動車保険顧客満足度 No.1
大阪カスタマーケアセンター設立
〔J.D. パワー アジア・パシフィック〕※1
2001年 ウィンタートウル・スイス保険会社の保険契約
2007年 自動車保険顧客満足度 No.1
包括移転完了
2002年 携帯電話での契約更新サービス開始
〔J.D. パワー アジア・パシフィック〕※1
業界初
2003年 福岡損害調査オフィス開設
2008年 オリコン DD株式会社
2009年 IT Japan Award 2009 準グランプリ受賞
2005年 「スーパーバイク保険」販売開始
〔日経BP社『日経コンピュータ』〕
2006年 モバイルテクノロジー「Z-ステッカー」提供開始 業界初
2007年 「安全と安心の情報サイト」サービス開始
GPS(位置情報機能)緊急通報サービス開始
2008年 モバイルサイトによる自動車保険契約
サービスを開始
業界初
2011年 価格.com 自動車保険 満足度ランキング 総合第1位
※1:自動車保険顧客満足度
出典:J.D. パワー アジア・パシフィック2004〜2007年日本自動車保険顧客満足度調査 SM。
契約時の経験や商品・サービスの内容に関して自動車保険契約者から回答を得た結果。2004
年:12,316名、2005年:12,340名、2006年:13,831名、2007年:12,044名からの回答に
業界初
2009年 専属バイクによる新ロードサービス「Z-エクスプレス」開始
自動車保険事故対応満足度 No.1
〔J.D. パワー アジア・パシフィック〕※2
自動車保険顧客満足度(CS)調査 総合第1位
2004年 名古屋損害調査オフィス開設
保険金支払い管理システム「Z-トラスト」を導入
よる。
(2004年は同率1位。)
www.jdpower.co.jp
※2:自動車保険金請求対応満足度/自動車保険事故対応満足度
出典:J.D. パワー アジア・パシフィック2004、2005、2007年日本自動車保険顧客満足度
調査 SM。自動車保険契約者で保険会社の事故対応経験者から回答を得た結果。
2004年:3,937名、2005年:4,050名、2007年:5,199名からの回答による。
2010年 Twitter(ツイッター)に公式アカウントを開設
iPhone/iPadで自動車保険の見積りができる
専用アプリを提供開始
Facebook(フェイスブック)に公式ページを開設
業界初
Zurich Insurance Company Ltd, Japan Branch Profile
09
Diversified Businesses
多彩なビジネスと商品
チューリッヒ保険会社(チューリッヒ)
では、主に自動車保険、
傷害保険、火災保険、そして各種企業保険を取り扱ってい
ます。これらの商品をさまざまな販売チャネルを通じて、個人
のお客様、
そして法人のお客様向けに提供しています。
個人向けビジネス
個人のお客様向けチャネル
ダイレクト事業本部
個人のお客様向けに自動車保険、バイク保険、傷害保険
などを、電話やインターネット、
モバイルを通じて、
チューリッヒが
お客様に直接提供するダイレクトビジネスを行っています。ダ
イレクト手法により中間コストが軽減され、
さらにテクノロジー
の導入による業務の効率化を行うことで、
リーズナブルな保
険料の提供が可能になります。当ビジネスでは、市場や消費
者ニーズの変化に対応した、質の高いサービスの提供を追求
当社はグループ会社であるチューリッヒ生命の募集代理店として次の
保険商品の契約締結の媒介業務を行っています(保険契約締結の
代理権はございません)
。
● チューリッヒ生命のガン保険 ● My終身ガン保険 ● ガン診断保険 ● 医療保険・終身医療保険ケアプラス
提携先企業のお客様向けチャネル
ホールセール事業本部
ホールセール事業本部では、
提携企業の活動と連携し、
それ
らの提携企業のお客様や会員の皆様へ、個人向け保険商品
をご案内するユニークなビジネスモデルを展開しています。提携
企業は、
主にクレジットカード会社、
百貨店、
銀行、
インターネット
プロバイダー、通信販売会社などがあり、ダイレクトメール、テレ
マーケティングやウェブサイトなどを活用して保険のご案内をし
ています。
【取扱い保険商品】
■
傷害保険
しています。
さまざまな事故によるケガを補償する普通傷害保険と家族傷害保険、主
またお客様との直接の窓口となる「カスタマーケアセンター」
に交通事故によるケガを補償する交通事故傷害保険とファミリー交通
は、東京・大阪を拠点として、常にお客様視点のサービスを提
供しています。
【取扱い保険商品】
傷害保険を中心に販売。また普通傷害保険の特約として、病気による
入院や手術を補償する特約、地震や津波など天災を原因とするケガも
補償する特約、
避難生活時に一時金をお支払いする特約などもご用意。
他にもシニア世代向け専用商品としてシニア傷害保険も開発し、
お客様
■
スーパー自動車保険
のニーズやライフスタイルに合わせた各種プランをご案内しています。
う自動車保険を選ぶときに大切なポイントをバランスよく実現した自動
最高1億円の大型補償をお手頃な保険料でご案内しています。
リーズナブルな保険料、安心の事故対応、充実のロードサービス ※とい
車保険です。
ドライバーの年齢やお住まい、そしてドライビングスタイル
に応じてリスクを細分化し、
また多彩な割引制度とあわせて、お客様の
条件に合った合理的な保険料をご提案しています。
さらに事故や故障
などトラブルにおいて確実にお客様をサポートする業界最高レベルの
ロードサービス、
24時間365日の事故・故障受付や GPS緊急通報サー
ビスなど、常にお客様の立場に根差したサポート体制を整えています。
※本サービスは当社が提携するロードアシスタンス会社が提供します。
■ ネット専用自動車保険 付帯サービスを絞り込み、
補償内容もシンプルな商品構成として、
契約
締結手続きもすべてインターネットのみで取り扱っているネット専用
商品です。
■ スーパーバイク保険 お一人おひとりのバイクライフに合った合理的な保険料と、
もしもの時
■ 個人賠償責任保険 ■
ゴルファー保険 ゴルフプレー中や練習中の他人への損害賠償、本人のケガや用品の
損害・盗難、ホールインワン・アルバトロスの費用など、
ゴルファーを総
合的にサポートするプランをご案内しています。
賃貸住宅ご入居者向けチャネル
エージェンシー事業本部
賃貸住宅の管理会社を通じて、賃貸住宅入居者向けの
借家人賠償責任保険付き新価実損払い家財総合保険や、
地震保険などを中心に販売しています。管理会社の営業時間
外に入居者から寄せられるトラブル(カギや水回り、ガラスなど)
に役立つ充実のサービスをバランス良く実現させた125cc超を対象とし
に対応する入居者サービス※ は、管理会社と入居者の双方の
た自動二輪自動車の保険です。事故・故障時には GPS 緊急通報サー
視点に立った画期的なサービスです。
また、
クレジットカード会社
ビスにより、瞬時にお客様の場所を割り出し、全国のロードサービス拠点
から現場に急行。
トラブルに直面したお客様を迅速にサポートします。
■ スーパー傷害保険 ケガの「頻度」と「費用」に着目したチューリッヒの傷害保険。
リーズナ
ブルな保険料で日常生活全般を国内外問わずカバーする普通傷害保険
と主に交通事故によるケガを補償する交通傷害保険です。入院・手術
費用はもちろん、通院費用も補償するプランや、家族構成に合った保険
料などお一人おひとりのニーズに合わせたタイプをお選びいただけます。
10
■ 生命保険販売業務 Diversified Businesses
と共同で開発したスマートレントシステムは、
業界でもユニークな
しくみのひとつとして、
賃貸管理会社の事業の円滑化をサポート
しています。
※本サービスは当社が提携するサービス会社が提供します。
【取扱い保険商品】
■
家財総合保険
住宅や家財に関わるさまざまなリスクを補償する家財総合保険、および
同保険に付帯する地震保険を提供しています。
企業・法人向けビジネス
企業・法人向けビジネス
企業保険事業本部
グローバルな事業展開をしている企業を取り巻くリスクは複
雑化しています。チューリッヒはグローバルな経験やネットワーク
を最大に活用し、
さまざまなリスクへの対応を必要とされる企業
に対して最適なソリューションを提案いたします。お客様が商品
■ 技術保険
海外工事などを中心として個別案件ごとにリスク評価を行い、建設工
事保険、組立保険、機械保険といった幅広い商品構成で、
お客様に最
適な保険設計を提案いたします。
■ ポリティカルリスク保険
国内の銀行、
商社、
輸出者向けに、
新興国の債務者や取引先が、
政府
による担保資産の収容、国有化、また国外への送金停止、通貨兌換
停止、あるいは担保資産への政治的暴力により不払いを起こしたこと
に起因する損害をカバーする商品です。お客様の銀行の貸付契約や
輸出者となるお客様の決済契約に個別に対応できるよう、中長期にわ
に合わせるのでなく、お客様のニーズを満たすようにカスタマイ
たって保険料や保険金額を設定することが可能です。
ズされた保険商品やサービスを提供することで、お客様ごとの
■ グローバル・プログラム
最適なリスク・マネージメントをサポートします。
【主な取扱い保険商品】
■ 企業財物総合保険
企業財物総合保険はオールリスク対応型の火災保険であり、スタン
ダードな火災保険の補償内容である火災、落雷、破裂、爆発などの
補償に加えて、機械設備の電気的・機械的事故、破壊行為による
損害など、従来の火災保険とは比較にならない補償の範囲で、企業
経営を広範囲にプロテクトします。
■ 総合賠償責任保険(CGL保険)
企 業 活 動に起 因する賠 償 責 任を幅 広く補 償する複 合 型の賠 償
責任保険です。総合賠償責任保険(CGL)は、アメリカにおいて一
般 的 に使 用され、また国 際 的 にも広く通 用している米 国 I.S.O
(Insurance Service Office)の標準約款を、日本に導入したものであ
り、英文賠償責任保険とも呼ばれます。一般的には、和文の賠償責任
保険約款よりも広い補償範囲となっているのが特徴です。
海外にも事業拠点をお持ちのお客様向けに、
「海外拠点のリスク管
理」、
「世界中の拠点を網羅する統一化された補償内容」、
「各海外
拠点の契約内容・保険事故対応状況などの情報の一元管理」
を可能
にするグローバル・プログラムという保険プログラムを提案しています。
グローバル・プログラムは火災保険などの財物保険、賠償責任保険、
海上保険など幅広い保険種目への適用が可能であり、整合性のあるリ
スク・マネージメントの実現にお役立ていただけます。グローバル・プロ
グラムの運営にあたっては、世界中に張り巡らされたチューリッヒの国
際的なネットワークに加えて、
MIP※1といったチューリッヒ独自のサポート
システムがお客様をバックアップいたします。
※1 MIPとは:複数の国を包括するような保険契約には、補償の対象となるそれ
ぞれの国における保険関係の法令や税制など、注意しなければならないコンプライ
アンス上の問題が存在しています。MIPとは、
チューリッヒのグローバルなネットワー
クと弁護士・会計士などの専門家をフルに活用し、これらのコンプライアンス上の
問題を解消するチューリッヒ独自のシステムです。
■
リスクエンジニアリング・サービス
チューリッヒのご契約者、あるいはチューリッヒの保険をご希望されてい
■
会社役員賠償責任保険(D&O保険)
るお客様に対し、チューリッヒグループ共通の理念とグローバル・スタン
遂行するための行為に起因して、損害賠償請求を提起された場合の
その品質マネージメント・システムに関しては、
リスクエンジニアリング
取締役、監査役および執行役といった会社の役員などが、その職務を
ダードに基づいたリスクエンジニアリング・サービスを提供しています。
損害に備えるものです。和解金を含む法律上の賠償金や、損害賠償
部門アジア地区として ISO 9001 ※2の認証を取得しています。
請求にかかる争訟費用などについて保険金をお支払いします。チュー
※2 国際標準化機構
リッヒの D&O保険は、
グローバルな組織、
およびそれらの組織の役員な
どが抱える潜在的なリスクに対応可能です。
■ 雇用慣行賠償責任保険(EPL保険)
会社が従業員を雇用するにあたり、不当解雇、不当な内定取り消し、
社内におけるハラスメントなどに起因して会社が従業員から損害賠償
請求を受けた場合に、保険金を支払うものです。損害賠償金の他に
争訟費用も保険の対象に含まれます。
■ 専門職業人賠償責任保険(PI保険)
弁護士事務所、会計事務所、建築設計事務所、コンサルタント、IT
事業者などの専門的な職務に携わっているお客様向けに、事業特有
のリスクに対応する専門職業人賠償責任保険を提案いたします。
■ 貨物海上保険
国際貿易取引においては、輸出者(売主)と輸入者(買主)の義務、
危険負担、および保険付保の必要性に関して、一般的には国際商業
会議所の制定している「インコタームス
(Incoterms)
」が用いられます。
チューリッヒは、国際貿易取引において保険付保が必要なお客様に対
して、
グローバルなネットワークでサポートいたします。
Diversified Businesses
11
Zurich Financial Services Group Overview
チューリッヒ・ファイナンシャル・サービシズ・グループ概要
最高のグローバルな
保険会社になることを目指して
チューリッヒ・ファイナンシャル・サービシズ・グループ(以下、
チューリッヒグループ)は、世界で最大級の保険グループで
あり、真にグローバルな基盤を持つ数少ない国際企業です。
チューリッヒグループの使命は、お客様がリスクを理解し、
リスク
からご自身を守るためのお手伝いをすることです。チューリッヒ
グループは世界中に60,000人を超える社員を有し、170カ国
以上でサービスを提供しており、
お客様、
株主、
そして社員にとって
最高のグローバルな保険会社になることを目指しています。
チューリッヒグループは北米および欧州における個人保険・
チューリッヒグループ概要
グループ本社所在地
スイス連邦チューリッヒ市
設立
1872年
最高経営責任者
マーティン・セン(Martin Senn)
サービス提供網
世界170カ国以上
従業員数
約60,000人
収入保険料
※
約500億 USドル(約4兆745億円)
総資産
※
約3,757億 USドル(約30兆6,158億円)
主な事業内容
保険業・金融業
※ 数値は2010年実績。換算レート:1USドル=81.49円(2010年12月31日)
中小企業向け保険・企業保険の分野で確固たる地位を築い
ており、アジアパシフィック地域、中東地域、ラテンアメリカに
おいてもその地位を強めつつあります。2010年の収入保険料
は約 500 億USドル(約 4 兆 745 億円)、事業利益は約 49
※
※
億USドル
(約3,993億円)
に達し、強固な財務基盤とグロー
代表的な経営指標
単位:100万USドル
7,000
事業利益の推移
バルな強みをフルに活かして、世界中のさまざまな国・地域で、
6,000
単位
:100万USドル
各市場の文化や地域特性に基づいた損害保険および生命
7,000
5,000
保険の商品・サービスを提供しています。
6,000
4,000
5,000
3,000
4,000
2,000
、
5
1
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0
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3,000
1,000
株主資本
単位:100万USドル
35,000
単位:100万USドル
35,000
30,000
30,000
25,000
、
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、
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、
Zurich Financial Services Group Overview
、
12
、
20,000
15,000
、
25,000
20,000
15,000
チューリッヒグループの戦略
チューリッヒグループは、目指す損害保険/生命保険の市
場をリードするグローバルな保険グループとなり、株主のために
常に最高レベルの業績を挙げることを目標としています。
これを実現することにより、努力が報われる機会を社員に提
供するとともに、お客様や代理店、
ブローカーの方々との有益
な関係を構築することを目指しています。
目標を達成するための6つの戦略的基軸
収益性の高い成長 Profitable Growth
どのような市場環境においても、
ターゲット市
場において成長の機会を捉え、既存ビジネス
の中から、
または新規ビジネスの獲得により、収
益性の高い成長を目指します。
お客様第一主義 Customer Centricity
お客様をすべての行動の中心に置いて業
チューリッヒ・インシュアランス・
カンパニー・リミテッド
(スイス本店)
について
● 発行済株式総数 8,250万株(2010年12月31日現在)
● 株主 チューリッヒ・ファイナンシャル・サービシズ
(Zurich Financial Services)
8,250万株(100%)
● 資本金 8億2,500万スイスフラン
保険財務力格付
保険財務力格付は、保険契約者の保険金請求に応える
能力に基づいた、第三者機関による保険会社の財務的健全
性の評価です。2011 年 3月21日現在におけるチューリッヒ・
インシュアランス・カンパニー・リミテッドの格付は以下の
とおりです。
務を推進します。お客様を深く理解することで、
格付機関
保険財務力格付
格付見通し
(outlook)
お客様の求める商品やサービスをそれぞれの
A.M. Best
A+
安定的
お客様に適した方法で提供します。
Moody's
Aa3
安定的
業務変革 Operational Transformation
Standard & Poor's AA- 安定的
チューリッヒのあらゆる領域において、効率
※格付は2011年3月21日現在の情報に基づいており、将来的に変更される可能性があります。
性を追求し、
お客様にとって有益な業務運営を
格付は格付会社の意見であり、保険金支払いなどの保証を行うものではありません。
目指します。環境の変化やお客様のニーズに
対応できる、柔軟で革新的な体系づくりに取り
組みます。
人材育成 People Management
チューリッヒの戦略を実践できる優秀な人材
を的確に配置し、個々の持つ能力を最大限に
引き出すことにより、より高いレベルの結果を
達成できるよう導きます。
組織の柔軟性 Organizational Agility
市場環境やそれをとりまく環境は常に変化し
ています。チューリッヒはこれらの変化にスピー
ディーかつ柔軟に対応し、
競争力のある組織づ
くりと、
グローバルな組織の強みを最大限に活
用したより良いサービスの提供に努めます。
財務統制 Financial Discipline
持続可能な高い収益性を達成する能力を
維持するため、部門ごとに計画に基づいた経
費管理を行い、
グループ全体で厳正な財務統
制を実践しています。
Zurich Financial Services Group Overview
13
2010 Topics
2010年トピックス
業界初、iPhone/iPadで
見積りができるアプリ
「Z-Gate」を提供
イムリーに発信される現在地周辺情報を交通事故の防止に
役立てていただけます。
※ 交通事故多発エリアはチューリッヒの自動車保険データより、過去の交通事故
情報に基づいて抽出されたものです。
2010年5月、保険業界で初めて、iPhone/iPadユーザー向
けに自動車保険の見積りと契約手続きができるアプリケーショ
ンの提供を開始しました。この無料アプリケーション「Z-Gate」
では、iPhone/iPad の特性を活かしたタッチパネル操作や、車
検証などの画像を付属のカメラで撮影して送信することによ
り、情報入力の手続きを大幅に簡略化。このサービスにより、
こ
れまでの電話やインターネット、携帯電話に加え、スマートフォン
からも自動車保険の見積りが可能になりました。
「 i コンシェル」および「ひつじのしつじくん」は、
株式会社 NTTドコモの登録商標です。
企業保険の分野で
日本興亜損保と提携
2010 年 11月1日、日本興亜損害保険株式会社(東京都
千代田区、取締役社長:二宮 雅也、以下「日本興亜損保」)
の関連会社エヌ・ケイ・リスクコンサルティング株式会社に資
本参加しました(同社は同日付で「NKチューリッヒ・リスクサー
ビス株式会社」に社名変更)
。この提携により、当社グループ
のグローバルな「リスクエンジニアリング TM」技術および海外
ネットワークと、日本興亜損保の日本市場における強固な顧客
基盤を活かし、企業保険分野でのさらなるビジネスの拡大を
目指します。
NTTドコモ「i(アイ)
コンシェル」と
オートGPS機能を活用した
情報配信を開始
2010年8月、NTTドコモが提供する情報配信サービス「iコ
ンシェル」とオート GPS 機能を活用した、交通安全情報のリア
ルタイム配信サービスを開始。業界初のこのサービスは、iコン
● 公式 Facebook(フェイスブック)
ページを開設
シェル内の「チューリッヒ保険」にご登録いただいたお客様が
2010 年 1月に Twitter(ツイッター)に当社公式アカウント
交通事故多発エリア ※ に近づくと、オート GPS 機能により携
を開設したのに続き、12月には全世界に5 億人以上 ※ のユー
帯電話に交通安全のためのアドバイスを配信するというもので
す。通学やレジャー、土地勘のない場所への外出時などに、タ
14
ソーシャルメディアを通じた
お客様との双方向コミュニケーション
2010 Topics
ザーを持つソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)
「Facebook(フェイスブック)
」上に当社公式の「Facebook
ページ」を開設しました。これは、お客様との接点を増やし、広く
契約者以外の方にも有用な情報を発信していくための取組み
の一環です。キャンペーンやサービスに関する最新情報を発信
するだけでなく、Facebook ページを通じて寄せられた声を、今
後のサービス向上に役立ててまいります。
※Facebook発表
通販による傷害保険の
加入者数が100万人を突破
当社のホールセール事業本部では、
ダイレクトメールを中心と
したダイレクトマーケティング(通販)の手法を通じて、
クレジット
カード会社や銀行、
インターネットサービスプロバイダーなどのお
客様に傷害保険をご案内しています。この分野において当社
は順調にビジネスを拡大し、ここ数年は年 20%以上の成長を
維持。
「フリー・インシュアランス・プログラム※」
というユニーク
なビジネスモデルを積極的に展開して、成長を続けてきました。
その結果、
2010年末までに個人向け傷害保険の加入者数が
100 万人を超え、このフリー・インシュアランス・プログラムの
無料プラン加入者数も400万人を超えました。
※「フリー・インシュアランス・プログラム」
:チューリッヒと提携企業(クレジットカード
会社などの会員顧客を有する企業)が傷害保険の団体契約を結び、提携企業が
保険料を負担して自社の会員向けに少額の傷害保険を無料提供するサービスを
ダイレクトメールなどでご案内し、同時に、希望者が有料で加入できる大型の傷害
保険プランもご案内するプログラム。
●『みんなでお見積り!
いろいろ選べるプレゼントキャンペーン』
2011 年 1月~ 3月、新規に当社の「スーパー自動車保険」
の見積りをされた方を対象に、
「共同参加型」の見積りキャン
ペーンを実施しました。現在加入している自動車保険と当社で
「価格.com」
の
『自動車保険満足度ランキング』
で
総合第1位
の見積り金額の差額の、参加者全員の総計が一定金額に達
2011 年 2月、株式会社カカクコム(東京都渋谷区、代 表
するとキャンペーンが成立し、当選者には賞品リストからお好き
取 締 役 社 長:田 中 実 )が 運 営するインターネットサイト
なものをお選びいただくというものです。
さらに、
ソーシャルメディ
「 価格.com」が発表した『自動車保険満足度ランキング』に
アを活用し、Twitterでのつぶやきや当社 Facebook ページで
おいて、
「総合満足度」で第 1 位を獲得しました。今回当社が
のファン登録によって応募口数が加算され、当選確率が上が
下記の各項目において第 1 位に選ばれたのは、
「お客様第一
るしくみを取り入れました。その結果大好評をいただき、早い段
主義」に基づいた当社の適切でスピーディーなサービスやサ
階でキャンペーンは成立。約 1 万 4 ,000 人もの方にご参加い
ポート体制が、お客様に高く評価していただいた結果です。
ただきました。
今後もさらにサービスの品質を高め、お客様に満足いただけ
るよう努めてまいります。
保険会社に対する満足度について
● 総合満足度
● サービス内容に関する満足度
第1位
第1位
トラブルや事故遭遇時の対応について
● 初期対応
● 対応の的確さ
● 保険金の認定満足度
● 対応の迅速さ
● コミュニケーションの満足度
第1位
第1位
第1位
第1位
第1位
2010 Topics
15
2010 Topics
2010年トピックス
スポンサーシップ活動
CSR活動
● アジア アマチュア選手権に協賛
●「 W-ECO プロジェクト」をスタート
2010 年 10月に日本で開催された、アジア太平洋地域
2010 年 5月、国内最大級のインターネット総合保険サイト
で最大規模のアマチュアゴルフ選手権である「第二回アジア
「楽天の保険」を運営する楽天インシュアランスプランニング
アマチュア選手権」
(主催:アジア太平洋ゴルフ連盟 ※1、
協力:
株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:五味 夏樹、以
マスターズトーナメント、
R&A)に、
チューリッヒグループが協賛しま
下楽天)と共同で、
「W-ECO(ダブルエコ)プロジェクト」を立
した。ゴルフ競技へのサポートを通じて地域社会の子どもたちの
ち上げました。このプロジェクトは、
「楽天の保険」モバイルサイ
健やかな発育に寄与することを目的に、大会期間中の観戦券
トを通じてエコカー割引が適用されるチューリッヒの自動車保
200枚を、
子どもたちへのゴルフの普及事業、
およびゴルフをツー
険にご契約いただいた場合に、
ご契約1件につきチューリッヒと
ルとした子どもたちの健全な育成のためのさまざまな活動を行っ
楽天が各 1 ,000 円(合計 2 ,000 円)
を、国際環境 NGOであ
ているNPO法人日本ジュニアゴルファー育成協議会 ※2
(JGC、
る FoE Japan※1 が推進する「森のプレゼント」※2 の取組みに
東京都港区)に寄贈しました。
寄付するというものです。この活動を通じて地球温暖化の抑制
※1【アジア太平洋ゴルフ連盟について】
アジア太平洋ゴルフ連盟(以下 APGC)は、
アジア太平洋地域の 34 の国のゴル
フ団体を代表する組織で、オーストラリアのメルボルンを拠点としています。近年ア
ジア太平洋地域におけるゴルフ競技は大きく成長しており、約 1 ,800 万人のゴル
ファーと4,000のゴルフコースを有しています。APGCは同地域内の各国における
ゴルフ振興のために加盟団体をサポートし、R&A の定めるゴルフルールの遵守に
尽力するとともに、
国際ゴルフ連盟と協力してゴルフ競技の発展を目指しています。
に取り組み、
お客様とともに森の緑を豊かにしていきたいと考え
※2【NPO法人 日本ジュニアゴルファー育成協議会(JGC)について】
ゴルフを通じて健康的で豊かな生活が送れるように、子どもたちへのゴルフの普及
事業、指導者養成事業、啓発活動を行い、社会教育の推進およびスポーツの振
興に寄与することを目的として、
ゴルフ関連10団体によって設立された、特定非営
利活動法人です。
ています。
※1 FoE Japan(エフ・オー・イー ジャパン)は、地球規模での環境問題に取り組
む国際環境 NGOです。世界約 77カ国に200 万人のサポーターを持つ FoE
(Friends of the Earth)のメンバーとして、
日本では1980年から活動を続けてきま
した。気候変動や森林破壊、途上国の開発援助などの国際的な環境問題への
取組みから、国内における脱使い捨て社会の実現に向けた活動など、幅広く活動
を行っています。
※2「森のプレゼント」は、
手入れが行き届かなくなった人工林で間伐を実施するこ
とにより、健全な森林の育成と活性化を図る取組みです。森林から切り出された間
伐材を有効活用し、間伐材ベンチとして加工し、公園や幼稚園などの公共施設に
森からのプレゼントとして寄贈します。
「森のプレゼント」への支援はチューリッヒと
楽天が行うものであり、
お客様の負担は生じません。
Ⓒ FoE Japan
16
2010 Topics
● インドネシア災害被災者支援のための
募金キャンペーンをアジアで実施
2010 年 10月、インドネシアではメラピ火山の噴火やメンタ
● 日本を含む3カ国の
災害被災地支援のため、
50万USドルを超える寄付
ワイ
(スマトラ)の津波、ワシオール(パプア)の洪水など、大規
チューリッヒグループでは、2011 年 3月11日に発生した東
模な自然災害が連続して発生しました。これらの災害で被災し
日本 大 震 災により未 曽 有の被 害を受けた日本に加えて、
た住民の緊急救援および被災地の復興支援のため、チュー
2011 年前半に相次いで起きた自然災害の被害を受けた
リッヒグループのアジアパシフィック地域では2010 年 11月、
ニュージーランド、オーストラリアの被災者支援のため、全世界
社員に向けて募金キャンペーンを開始しました。日本支店も参
の社員に呼びかけて募金プログラムを実施しました。被災国で
画し、
キャンペーン期間中に社員から寄せられた寄付金は、
イン
ある日本支店でも多くの社員が寄付を行い、その総額は580
ドネシア災害被害のための救援金として日本赤十字社に送金
万円を超えました。日本を含む世界中のチューリッヒ社員によ
されました。
る寄付とチューリッヒグループの「Zチューリッヒ基金※」
からの
同額の拠出金を合わせて、
総計50万 USドル
(約4,100万円)
を超える義援金が、これら3カ国の被災者支援のために寄付
されました。
※Zチューリッヒ基金(Z Zurich Foundation)は、社会および環境における危機
的状況への革新的かつ持続可能なソリューションを提供する非営利組織と提携
し、長期的に活動支援を行うための組織です。
換算レート:1USドル =82.00円(2011年5月26日)
Ⓒ IFRC
Ⓒ 日本赤十字社
Ⓒ IFRC
Ⓒ 日本赤十字社
2010 Topics
17
Voice of Customer Initiatives
お客様の声を活かす取組み
チューリッヒではお客様によりご満足いただける各種保険
商品・サービスを提供するため、お客様の声は重要な経営資
源のひとつであると位置づけています。お客様よりお寄せいた
だいた声を経営に反映させるため、日本における代表者および
最高経営責任者(CEO)をはじめ、マネージメントにより構成
されるお客様の声委員会(Voice of Customer Committee)
において、業務改善の検討を行っています。
基本方針
① お客様の苦情に対しては、
お客様の視点に立ち、
お客様の
立場を尊重した対応を行います。
② お客様からの苦情は、当社全体に向けられたものと理解し、
迅速かつ最後まで責任のある対応を行います。また、お客
様にご理解をいただけるように丁寧な説明を行います。
③ すべてのお申し出に誠意をもって、公平・公正な対応をしま
す。また、
お申し出いただきやすい環境を整えます。
④ お客様の苦情にあたっては、関連する法令や社内規則を
遵守します。
⑤ お客様の声を経営に反映させ、より良い保険商品・サービ
スを提供するために活用します。
⑥ 当社に関する苦情に対しては、
積極的に情報を公開します。
⑦ ご提供いただいたお客様の個人情報は厳重に保護します。
⑧ 当社従業員は、必ず本方針を遵守します。
受付状況
2009 年度のアンケートの対象範囲の拡大に引き続き、
2010 年度もより多くのお客様の声を集積、検討できるよう、
苦情に関する定義の変更を行いました。従来の苦情から苦情
等 ※としてご意見・ご要望についても対象といたしました。
このことにより、
2009年度を上回るお客様の声を頂戴すること
ができました。厳しいご指摘も含め、当社改善の機会をいただ
けたものとして、分析・検討を重ね、より良い商品・サービスの
提供につなげられるよう取り組んでまいります。
※ 苦情等の定義 :「 苦情等」とは、当社保険業務に係る関係者からの、電話・
文書・FAX・Eメール・アンケート・来社等、媒体、方法の如何を問わず、苦情、
およ
び直接的な苦情ではないものの、商品、サービス、および業務等の改善を要する、
あるいはそれらに資すると判断される相談、意見、要望、提言の申し出を指します。
お客様からの苦情への対応は、当社のすべての部門におい
て、最優先の課題であると認識し、
ご満足いただける体制を整
えます。またお客様の声を最大限に反映させ、保険商品、サー
ビスの品質向上に努めます。
18
Voice of Customer Initiatives
合計
基本理念
傷害
その他
チューリッヒ苦情対応方針
保険金
火災
契 約の管 理・
保 全・集 金
契 約・
募集行為
自賠責・
自動車
945
386
1,323
306
2,960
(671) (372)(1,061) (12) (2,116)
10
(9)
11
(6)
6
(5)
1
(1)
28
(21)
472
114
138
9
733
(403) (52) (121) (3) (579)
新種
1
(1)
3
(3)
1
(10)
0
(0)
5
(14)
その他
8
(8)
3
(2)
1
(5)
1
(1)
13
(16)
合計
1,436
517
1,469
317
3,739
(1,092)(435)(1,202) (17) (2,746)
※( )内は前年同期の件数です。
お客様の声による改善事例
お客様よりお寄せいただいたご意見・ご要望により、
チュー
C
● 携 帯 電 話やインターネットでの継 続 手 続きを
もっと便利にしてほしい。
リッヒの業務運営の改善につながった事例をご紹介いたし
ます。
C
Z
= お客様からのご意見ご要望
= 当社が行った改善活動
どこを記入すればよい
● 書類がたくさんありましたが、
Z
自動車保険ご継続時にコンタクトセンターへご連絡を
いただきプラン変更などをされた場合、その内容を E
のか、丁寧にえんぴつ書きしていただいていたの
C
インターネットによる
自動車保険継続手続きの
利便性向上
メールで送信し、インターネットでもご確認いただいた
で本当に助かりました。親切な対応をしていただい
上、そのままスムーズにご継続のお手続きができるよう
て感謝しています。
にいたしました。
● 書類記入の際いろいろと不明な点があり 問合わ
せをしましたが、とても親切に対応していただき、
安心できました。今後ともよろしくお願いします。
● 申込書の送付は行ったが、他の必要書類につい
C
取ったが何を送ればよいのかわかりづらい。
自動車保険保険金請求書に
別紙記入例を追加
これまでも保険金請求書内にご記載をいただく内容に
Z
ついて項目ごとに説明を加えておりましたが、お客様に
とってなじみのない書面であることや、
ご請求内容に応
じてご記入いただく内容が異なることなどから、
別紙とし
て記載例を作成しより細かな注釈や記入漏れがよく
ある点についてご案内をすることといたしました。
てはわかりづらく送付できなかった。
● 申込み後に必要書類が足りないとする手紙を受け
Z
自動車保険申込書や
保険証券を
よりわかりやすく見直し
お申込書や返送書類をお願いする書面の改定を行い
従来の記述をよりわかりやすくいたしました。
また保険証券の「等級」の記載場所に関するお問
合わせが多くございましたため、証券の両面に記載し
● 診断書が必要とのことでしたが費用もかさみま
確認していただきやすくいたしました。
すので他の方法を考えていただければありがた
C
いです。
● 金額が少ないのに病院の診断書などは費用が
かさみます。
Z
傷害保険保険金請求時の
必要書類を簡略化
診断書の省略は以前より行っておりましたが、この運
C
Z
● インターネットでの自動車保険見積りの方法が
わかりにくい。
自動車保険見積り画面の
構成などを扱いやすく改善
画面上での質問方法の変更や、ステップの簡略化
用範囲を拡大しより多くのご請求に関して診断書を省
など多くの仕様を変更し、よりスピーディーに保険料の
略する対応を可能といたしました。
ご案内ができるようにいたしました。
Voice of Customer Initiatives
19
Voice of Customer Initiatives
お客様の声を活かす取組み
お客様の評価
当社ではチューリッヒを選んでいただいたお客様の期待に応
えるサービスの提供を目指して、
保険金のお支払い後にアンケー
事故対応満足度評価
総合評価
今回の事故の対応について、
総合的な評価をお聞かせください 。
トを実施し、その結果を社内で共有し、継続的な改善に取り組
んでいます。2010 年度は保険法施行による保険給付履行期
を徹底することにより、
よりスピーディーなお支払いを実現するた
め、
社内の体制づくりや社員教育に取り組んでまいりました。
一連の取組みの結果、傷害保険では、2 年連続保険金
支払いサービスのアンケートすべての項目においてお客様に
自動車保険
4.1%
4.5%
普通
普通
84.1%
一方、自動車保険ではお客様の評価が「普通」となる項目
満足・やや満足
2009年
2010年
おります。今後は、
『経過説明』や『相手との交渉』結果をお
客様と共有することに力を入れ、
「普通」の評価を「やや満足」
また、
『支払いの迅速さ』については一定の評価をいただけ
傷害保険
%
3.5% 3.1
不満
2.1%1.5%
やや不満 不満
やや不満
7.1%
8.9%
普通
普通
しゃるお客様に評価をしていただけるように、事故報告後の対
84.5%
応をよりスピードアップできるよう、初期対応サービスの充実に
一層取り組んでまいります。 89.3%
満足・やや満足
満足・やや満足
2009年
2010年
今後もお客様にご満足いただける保険金支払いサービスを
目指して、継続して改善に取り組んでまいります。
※「満足・やや満足」、
「普通」の合計
82.5%
満足・やや満足
が増えており、お客様からの当社へのさらなる期待を実感して
ているものの、
『迅速・正確』の指標で、
ご不満を感じていらっ
やや不満
8.8%
7.3%
よる評価を高めることができました※。
「満足」へ導いていくためにさらに努力してまいります。
%
4.1% 4.6
不満
不満
やや不満
事故報告応対
初めて事故のご報告をされた時、当社の受付担当者の応対・
説明は、安心感を得られるものでしたか?
自動車保険
4.1%
3.5%
やや不満
%
3.5% 3.3
不満
不満
やや不満
11.9%
11.5%
普通
普通
81.3%
80.9%
満足・やや満足
満足・やや満足
2009年
2010年
%
1.9% 1.3
不満
傷害保険
やや不満
11.8%
85.0%
Voice of Customer Initiatives
9.3%
普通
普通
20
1.7%0.8%
やや不満 不満
88.2%
満足・やや満足
満足・やや満足
2009年
2010年
保険金支払いの迅速性
迅速・正確
事故処理担当者の対応は迅速・正確でしたか?
3.4%
4.2%
自動車保険
不満
やや不満
4.0% 4.2%
やや不満
不満
9.8%
8.8%
1.9%
2.7%
自動車保険
不満
やや不満
11.8%
普通
普通
83.6%
82.0%
%
2.4% 2.8
不満
やや不満
12.0%
普通
普通
保険金のお支払いは迅速でしたか?
83.4%
83.0%
満足・やや満足
満足・やや満足
満足・やや満足
満足・やや満足
2009年
2010年
2009年
2010年
傷害保険
%
1.9% 1.7
不満
%
1.3% 1.1
不満
やや不満
やや不満
8.7%
10.5%
85.9%
8.3%
普通
普通
88.9%
2.6% 2.1%
やや不満 不満
やや不満
10.4%
普通
普通
傷害保険
%
3.6% 3.1
不満
82.9%
87.0%
満足・やや満足
満足・やや満足
満足・やや満足
満足・やや満足
2009年
2010年
2009年
2010年
経過説明
態度・話し方
事故処理担当者の態度・話し方は満足いただけるものでしたか?
事故対応担当者の経過説明は十分でしたか?
自動車保険
自動車保険
2.8%
2.8% 3.5%
3.3%
やや不満
不満
やや不満
不満
9.3%
8.8%
85.1%
やや不満
%
5.0% 6.1
不満
不満
やや不満
13.3%
11.5%
普通
普通
4.6%
5.0%
普通
普通
78.9%
84.4%
75.6%
満足・やや満足
満足・やや満足
満足・やや満足
満足・やや満足
2009年
2010年
2009年
2010年
%
0.9%1.1
不満
傷害保険
やや不満
10.9%
%
1.3%0.8
不満
やや不満
8.5%
普通
普通
87.1%
%
2.7%2.5
不満
傷害保険
やや不満
13.7%
12.1%
普通
普通
89.4%
2.1%1.7%
やや不満 不満
81.1%
84.1%
満足・やや満足
満足・やや満足
満足・やや満足
満足・やや満足
2009年
2010年
2009年
2010年
Voice of Customer Initiatives
21
Voice of Customer Initiatives
お客様の声を活かす取組み
チューリッヒへのご意見・ご要望・苦情は
カスタマーリレーションズ
苦情解決手続および紛争解決手続の主な流れ
● 電話でのお問合わせ
午前9時〜午後5時(土日祝日、年末年始を除く)
【お客様】
● インターネットでのお問合わせ
苦情のお申出
0120-860-697
www.zurich.co.jp/aboutus/contactus/
index.html
※標準的な手続の進行例です。
保険オンブズマン
苦情解決手続の開始
解決を依頼
法人保険オンブズマンと手続実施基本契約を締結しています。当
社との間で問題を解決できない場合には、解決の申立てを行うこ
とができます。詳細は下記ホームページをご覧ください。
● 保険オンブズマン 電話:03-5425-7963
受付時間 午前9時~12時、
午後1時~ 5時(土日祝日、
年末年始を除く)
ホームページ:http://www.hoken-ombs.or.jp/
「保険オンブズマン」について
一般社団法人保険オンブズマンは、保険の事業者に関する苦情や、
お客様
と保険の事業者の間のトラブルを、公正・中立、簡易・迅速に解決すること
を目的に設立された専門機関です。法律の規定に基づき、受け付けた苦情
について事業者に解決を依頼するなど、適正な解決に努めるとともに、当事
者間でトラブルを解決できない場合には、消費者相談や法律の専門家など
が紛争解決手続を実施します。保険オンブズマンが取り扱う苦情やトラブル
の範囲は、保険オンブズマンと契約を締結した事業者の業務に関するもの
に限られます。現在、保険オンブズマンと契約を締結している主な事業者は、
外資系損害保険会社と保険仲立人です。
(財)
自賠責保険・共済紛争処理機構
自賠責保険(自賠責共済)の保険金(共済金)の支払いをめぐ
手続応諾義務
電話等により
申し出ます。
お客様と保険会社とで話し合い
保険オンブズマン
当社は、法律に定められた指定紛争解決機関である一般社団
【チューリッヒ】
●お客様と保険会社との
話し合いで解決しない場
合は紛争解決手続をご案
内
(書面を郵送)
します。
●自賠責保険の保険金
等のお支払いに関する紛
争など紛争解決手続をご
利用になれない場合があ
ります。詳しくは、保険オン
ブズマンまでお問合わせく
ださい。
対応報告
内容を確認
解決
(手続終了)
紛争解決
手続のご案内
紛争解決手続
申立書の提出
●申立書の記載内容に不明な
点がある場合には補正等をお
願いすることがあります。
●申立書を受け付けたときは苦
情解決手続は終了します。
申立書の受付
必要な関係書類も
併せて提出します。
紛争解決手続の開始
る紛争の、公正かつ適確な解決を通して、被害者の保護を図るた
紛争解決委員の選任
めに設立され、国から指定を受けた紛争処理機関として、
(財)自
賠責保険・共済紛争処理機構があります。同機構では、自動車事
故に係る専門的な知識を有する弁護士、医師、学識経験者などで
中立・公正な第三者である
弁護士、
消費生活相談員、学識経験者
等が手続を実施します。
手続応諾義務
反論書の提出
資料の提出依頼
(必要に応じて)
答弁書等の提出
意見聴取に出席
意見聴取の実施
意見聴取に出席
構成する紛争処理委員が、自賠責保険(自賠責共済)の支払い内
容について審査し、公正な調停を行います。同機構が取り扱うの
は、あくまで自賠責保険(自賠責共済)の保険金(共済金)の支払
いをめぐる紛争に限られますので、
ご注意ください。
● 詳しくは、同機構のホームページをご参照ください。
http://www.jibai-adr.or.jp
(財)
交通事故紛争処理センター
自動車保険の対人・対物賠償保険に係る損害賠償に関する
紛争を解決するために、相談、和解のあっせんおよび審査を行う
機関として、
( 財)
交通事故紛争処理センターがあります。専門の
弁護士が公正・中立な立場で相談・和解のあっせんを行う他、
あっ
せん案に同意できない場合は、法律学者、裁判官経験者および
弁護士で構成される審査会に審査を申し立てることもできます。
● 詳しくは、同センターのホームページをご参照ください。
http://www.jcstad.or.jp
22
Voice of Customer Initiatives
和解案受諾書
の提出
提示された和解
案を受諾する場
合に提出します。
和解案
(特別調停案)
の作成・提示
和解成立
(解決)
和解案の尊重
不調他
(終了)
Corporate Governance
ガバナンス態勢
経営全般
内部監査
当社のマネージメント・コミッティーは、チューリッヒ・インシュ
当社の内部監査部はグループ・オーディット(本社監査部)
アランス・カンパニー・リミテッド本店に指名された CEO(最高
に直接報告し、日本支店の CEO、管理部門、
ビジネス部門か
経営責任者)を補佐し、日本支店の経営に関わる基本方針を
ら独立した立場で監査を行っています。
定め、
その業務の執行を監督するとともに、
内部管理体制の整
当社内部監査部は、
日本支店の監査を管轄します。監査は、
備を図ることを目的とし、本邦におけるコーポレート・ガバナンス
グループ・オーディットに従って、日本支店の直面するリスクを
および事業戦略全般に関わる責任を負います。
評価し策定される監査計画をもとに実施されています。
マネージメント・コミッティーは、CEOが議長を務め、議決権を
持つ委員会メンバーである、CFO(最高財務責任者)
、CUO
(チーフ・アンダーライティング・オフィサー)
、個人保険部門統
括本部長、
その他、
マネージメント・コミッティーの任命する者に
より構成されます。
外部監査
財務報告の適正性を評価する年次財務諸表監査に際し、
財務情報に関係する内部統制やシステムも評価し、
リスクレベ
ルに応じた外部監査が実施されています。
リスク管理
●日本におけるコーポレートガバナンス
① 当社のリスク管理態勢は、引受リスク管理委員会、財務リス
ク管理委員会、オペレーショナルリスク管理委員会の 3つの委
内部監査部
員会が、業務執行に関わる主なリスクとして、以下のリスクを認
識するとともに、各リスクについて管理方針を規定します。
またこ
れらのリスク管理を、
チーフ・リスク・オフィサーが統括しています。
1)保険引受リスク
3)流動性リスク
2)市場・信用リスク
4)オペレーショナルリスク
② 事務管理部およびコンプライアンス部が主体となり、全社
を対象とした、
部門責任者主導によるコントロールセルフアセス
メント(CSA)を実施しています。この定期的なアセスメントプロ
セスにより、組織横断的、総合的なリスク管理を行っています。
法令等遵守
当社のコンプライアンス委員会は、
チーフ・コンプライアンス・
オフィサーが議長を務め、マネージメント・コミッティーを補佐し、
社会的責任と公共的使命等を柱とした企業倫理の構築と、
それを具体的に担保するためのコンプライアンスおよびコーポ
レート・ガバナンス体制の構築、
およびコンプライアンスの重要
性を強調・明示する風土の醸成を図ります。
コミッティーメンバー
・CEO
(最高経営責任者)
マネージメント・
・CFO
(最高財務責任者)
コミッティー
(チーフ・アンダーライティング・オフィサー)
(経営委員会) ・CUO
・個人保険部門統括本部長
・その他、
マネージメント・コミッティーの任命する者
各リスク管理委員会
● 引受リスク
管理委員会
各業務
執行部門
コンプライアンス
委員会
● 財務リスク
管理委員会
● オペレーショナル
リスク管理委員会
Corporate Governance
23
Corporate Governance
ガバナンス態勢
リスク管理の態勢
ストレステスト
化などのさまざまなリスクを的確に把握・管理することが重要で
スプレッドなど当社が保有するリスクに応じたストレスシナリオを
保険会社として適切に事業を運営するため、経営環境の変
当社では内外の経済動向に関し、株式の価格、金利、信用
あるとの認識のもと、当社ではリスクを定量的 ・ 定性的観点か
作成し、四半期ごとに感応度テストを行っています。その結果
ら分析し自らの内部管理態勢の強化に役立てることができるよ
は財務リスク管理委員会にも報告され、必要に応じて本社と
うに、
よりよい統合的なリスク管理態勢の構築に努めています。
の協議に活用されます。これにより将来の不利益が当社の財
務の健全性に与えるリスクを管理し、安定的に経営ができるよ
リスク管理の方針
うに努めています。
チューリッヒグループでは、
グループにおけるリスク管理の基
本方針としてチューリッヒ・リスク・ポリシーを定め、日本支店を
各リスク管理委員会
リスク区分
含むすべての組織はそれを踏まえたリスク管理を行っています。
引受リスク
管理委員会
保険引受リスク
チューリッヒグループにおいてグループのチーフ・リスク・オフィ
サーを任命し、その指揮の下にリスク管理の周知・徹底を図っ
ています。年1回、会社戦略目標にかかるあらゆるリスクを総合
財務リスク
的に分析し・対応するチューリッヒグループの所有するトータル・
リスク・プロファイリング®と呼ばれるプログラムを実施していま
CEO
す。また、少なくとも四半期に一回作成されるリスク管理レポー
トなどにより、
リスク管理状況を把握する態勢を整え、チューリッ
ヒグループ全体で新たなリスクの把握に努めるとともに、
リスク
低減策を適切に実施する態勢を確立しています。
日本支店においては、引受リスク管理委員会、財務リスク管
財務リスク
管理委員会
市場リスク
信用リスク
流動性リスク
マネージメント・
コミッティー
オペレーショナルリスク
オペレーショナルリスク
管理委員会
理委員会、オペレーショナルリスク管理委員会を設置して、重
事務リスク
システムリスク
風評リスク
危機管理
要なリスクの把握、分析、評価、対応に努めています。
さらに日
本支店全体の重要なリスクを統括すべく、
チーフ・リスク・オフィ
サーの役職を設置しています。日本において保険事業を営む
CRO
者として、チューリッヒグループより求められるリスク管理に加え
て、日本の各種法令等に則って事業の健全かつ適正な運営
を確保し保険契約者の保護を図るべく、各種のリスクにふさわ
しい管理態勢の確立に努めています。
24
Corporate Governance
CRO
(チーフ・リスク・オフィサー)
によるリスク管理の統括
各種リスクへの対応
流動性リスク
保険引受リスク
被害による大量ないし大口解約に伴う解約返戻金支出の増
保険引受リスクとは、保険料設定時の想定を上回る保険金
発生により損失を被るリスクをいいます。保険事故発生頻度、
損傷度の分析などを行い、
適切な保険料水準の確保に努めて
います。また、損害保険会社の財務状態に重大な影響を与え
る可能性のある自然災害については、工学的なモデルによる
分析を定期的に行っています。この分析結果をもとに、適切な
保有水準となるよう再保険スキームを設定しています。
(注)
日本支店では、医療保険、
ガン保険、介護保険などの長期の第三分野保険
を取り扱っていないため、責任準備金の十分性に関する「ストレステスト」および
「負債十分性テスト」の該当はありません。
財務リスク
財務リスクとは、保有する資産を運用する際に生じる資産
価値の変動のリスクなどをいい、
「信用リスク」
「流動性リスク」
「市場リスク」などがあります。また、資産と負債のミスマッチに
より損失を被るリスクも財務リスクに含まれています。
市場リスク
市場リスクとは、市場のリスクファクターの変動により、当社
が保有する資産の価値が変動するリスクのことをいいます。市
場の代表的なリスクファクターとして、金利の変動、有価証券
等の価格の変動、為替の変動などが挙げられます。
当社におきましては、基本方針として安全性と流動性に重
点を置いた資産運用を行うとともに、資産と負債の状況をモニ
ターする ALM 管理を行っております。財務リスクの管理状況
を定期的に把握し、必要に応じて適切な対応を実施して、保
険会社としての健全な財務基盤の構築に努めています。
信用リスク
信用リスクとは、急激な経済環境の変化などにより信用供
与先の財務状況が悪化し、それに伴い当社の資産の価値が
減少ないし消失し財務的な損失が生じるリスクのことをいいま
す。投資先については、
リスクの度合いに応じて信用リスクリミッ
トの設定や格付けなどのモニタリングにより適切にこれを管理
しています。また、再保険先については、チューリッヒグループ
の全社的信用リスク管理の枠組みによる信用リスク審査・牽
制手続きに従い、
これを管理しています。
流動性リスクとは、巨大災害での資金流出の増加や、風評
加により資金繰りが悪化し、資金の確保のために著しく不利な
価格での取引を余儀なくされるリスクのことをいいます。保険収
支予測や資産運用予測などをモニタリングし、流動性危機時
の対応手続きを定め、流動性リスクを管理しています。
オペレーショナルリスク
オペレーショナルリスクには、主に事務リスク、
システムリス
ク、風評リスクなどがあり、下記のとおり対応に努めております。
また、自然災害や人的災害に備えて、危機管理態勢の整備・
強化に取り組んでいます。
事務リスク
事務リスクとは、当社ないし業務委託先などの役職員が正
確な事務を怠る、あるいは事故 ・ 不正等を起こすことにより損
失が発生するリスクのことをいい、狭義のオペレーショナルリス
クにあたります。当社ではこれらの事故を未然に防ぐために、作
業マニュアルの策定、定期的な自主検査を行っています。
システムリスク
システムリスクとは、
コンピュータシステムのダウンまたは誤作
動等、
システムの不備などに伴い損失が生じるリスク、
さらにコン
ピュータが不正に使用されることにより損失を被るリスクのことを
いいます。主要システムの二重化や各種の管理規程・マニュア
ルなどを通じシステムと情報の安全確保に努めています。
風評リスク
風評リスクとは、当社ないし当社と関わりを持つ会社/関係
者に関する否定的な評価や評判が流布されることで、当社の
ブランド価値などが悪化し損害を被るリスクのことをいいます。
インターネットなどの各種メディアにおける当社にかかる情報を
モニターするなど、風評リスク対応に取り組んでいます。
危機管理態勢
当社では地震に代表される自然災害や新型インフルエンザ
などの事業継続に多大な影響を与える事態が発生した場合
に備え、BCP(事業継続計画)
を策定し、必要な見直しと実効
性の強化に努めています。
Corporate Governance
25
Corporate Governance
ガバナンス態勢
個人情報保護の管理態勢について
1.お客様情報保護の基本方針
て、顧客情報統括管理責任者を任命するとともに、各部門に
当社の「個人情報保護方針」を公表するとともに、基本方
個人情報監督者を任命し、当社の個人情報保護の管理態勢
針に定めた内容を実践し、お預かりしたお客様情報の保護を
の整備、強化に取り組んでいます。
図るために、
「個人データの安全管理に関する取扱規程」を
定め、
お客様情報の適切な取扱いに努めています。
3.委託先における個人情報保護体制
2.個人情報保護の体制
は、業者選定にあたり、当社独自の個人情報管理基準に基づ
当社では、
お客様情報を含む業務を当社外に委託する場合
当社では個人情報保護法をはじめ、関連法令などを遵守し、
き審査を行っています。また契約締結後も、委託先に対して、
社内および外部委託先での個人情報の保護および安全管
個人情報管理の実施状況について実地監査を含むさまざまな
理措置の推進を図るため、当社の個人情報管理責任者とし
方法で定期的に確認しています。
個人情報保護方針
当社は、お客様からの信頼を第一と考え、
「個人情報の保
護に関する法律(個人情報保護法)
」
その他の関連法令、
「金
融分野における個人情報保護に関するガイドライン」、および
チューリッヒ・ファイナンシャル・サービシズ グループの指針を
遵守し、
お客様の個人情報の適正な管理、利用およびその保
護に努めております。
また、当社は、個人情報保護の強化のため、従業者への教
育・指導を徹底し、個人情報の取扱いおよび安全管理に係る
適切な措置について継続的な内容の見直しと改善に努めて
おります。
【 1. 個人情報の取得】
当社は、業務上必要な範囲内で、
かつ、適法で公正な手段により個人
情報を取得します。具体的には、
インターネットやコールセンターによる
お見積り、お申込み、アンケートや、お客様にご記入・ご提出いただく
保険契約申込書、保険金請求書等により取得します。
お客様からのお問合わせ、ご契約内容等の事実確認、電話対応の品
質向上等のために、
お電話で聴取した通話を録音することがあります。
【 2. 個人情報の利用目的】
当社は、お客様により良い商品やサービスをご提供するために、適法
かつ公正な手段により業務上必要な範囲内でお客様に関する情報
を収集させていただいております。
これらの情報は、次の目的で利用いたします。
① 当社の保険の募集、お見積り、お引受け、ご継続および保険金・
給付金のお支払い
② 当社の保険契約の保全管理およびこれに関連・付随する業務
③ 当社およびグループ会社 ※1 の商品やサービスのご紹介、
ご提供
※1:
「5.当社グループ会社間での共同利用」
をご覧ください
④ アンケートの実施や市場調査および保険商品・サービスの開発・
研究
26
Corporate Governance
⑤ 再保険契約の締結、再保険契約に基づく通知および再保険金の
請求
⑥ 他の事業者から個人情報(データ)
の処理の全部または一部につい
て委託された場合等において、委託された当該業務の適切な遂行
⑦ キャンペーン等に付随する景品発送
【 3. 個人データの第三者への提供】
当社では、次の場合を除き、ご本人の同意なくお客様の情報を第三
者に提供することはありません。
① 法令に基づく場合
② 当社の業務遂行上必要な範囲内で、保険代理店を含む委託先に
提供する場合
③ 再保険契約に伴い当該保険契約の情報を提供する場合
④ 当社グループ会社 ※2との間で共同利用する場合
※2:
「5. 当社グループ会社間での共同利用」
をご覧ください
⑤ 損害保険会社間等 ※3で共同利用する場合
※3:
「6.契約内容登録制度・契約内容照会制度および契約等情報交換
制度」
をご覧ください
【 4. 個人データの取扱いの委託】
当社は、利用目的の達成に必要な範囲内において、個人データの取
扱いを外部に委託することがあります。当社が、外部に個人データの
取扱いを委託する場合には、委託先の選定基準を定め、あらかじめ委
託先の情報管理体制を確認するなど委託先に対する必要かつ適切
な監督を行います。
当社では、例えば次のような場合に、個人データの取扱いを委託して
います。
① 保険契約の募集に関わる業務
② 商品付帯サービスに関わる業務
③ 損害調査に関わる業務
④ 保険業務の事務処理、印刷・発送処理に関わる業務
⑤ 情報システムの運用・保守に関わる業務
【 5. 当社グループ会社間での共同利用】
当社およびグループ会社は、その取り扱う商品・サービスを案内また
【 9. 情報の安全確保】
お客様の個人情報を漏洩、毀損等しないよう、安全管理にかかる基本
は提供するために、
グループ会社間で、以下のとおり、個人データを共
方針・取扱い規定・実施体制を作成・整備し、個人情報(データ)の
同利用することがあります。
取得・利用・保管等の各段階に応じた組織的・人的・技術的安全管
① 共同利用する個人データの項目
氏名、住所、電話番号、電子メールアドレス、生年月日、性別、保険
の種類、契約締結日、契約の状態
② 共同利用するグループ会社の範囲
チューリッヒ・ファイナンシャル・サービシズ・グループの国内保険会社
理措置を含む必要かつ適切な措置を講じます。
【 10. お客様からの通知、開示、訂正、
利用停止等のご請求】
①「ご契約内容・事故に関するご照会」
ご契約内容・事故に関するご照会については、保険証券または
であるチューリッヒ・ライフ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド
保険引受けのご案内に記載された連絡先にお問合わせください。
③ 共同利用における管理責任者
当社は、ご照会者がご本人であることをご確認させていただいた
当該個人データの取得元である各グループ会社
【 6. 契約内容登録制度・契約内容照会制度および
契約等情報交換制度】
当社は、保険契約に関する個人情報について、保険契約の締結なら
うえで、対応いたします。
②「個人情報保護法に基づく保有個人データに関する事項の
通知、開示、訂正、利用停止等」
お客様から、お客様ご本人の個人情報の通知、開示、訂正もしくは
利用停止等をお申し出いただいた場合には、請求者がご本人である
びに保険金支払いの健全な運営のために、
(社)
日本損害保険協会
ことを確認させていただいたうえで、所定の手続きに基づき、後日、
への登録、損害保険会社等の間で交換を実施することがあります。
原則として書面にて回答させていただきます。お客様からの開示等の
このような制度の詳細につきましては、
(社)
日本損害保険協会のホー
ご請求に関しましては、
当社所定の手数料をいただく場合があります。
ムページ
(http://www.sonpo.or.jp)をご覧ください。
当社が、必要な調査を行った結果、ご本人に関する情報が不正確
【 7. 代理店等情報の確認業務】
当社は、損害保険代理店の適切な監督や当社の職員採用等のため
に、損害保険会社との間で、損害保険代理店等の従業者に係る個人
データを共同利用しています。また、損害保険代理店への委託等のた
めに、
(社)日本損害保険協会が実施する損害保険代理店試験の合
格者等の情報に係る個人データを共同利用しています。
このような制度の詳細につきましては、
(社)
日本損害保険協会のホー
ムページ
(http://www.sonpo.or.jp)をご覧ください。
【 8. 機微(センシティブ)情報のお取扱い】
である場合には、その結果に基づいて正確なものに変更させてい
ただきます。
● 情報セキュリティ相談室
電話番号:0120-860-695
受付時間:午前9時〜午後5時(土日祝日、年末年始を除く)
【 11. お客様からのご意見・ご要望・苦情 ・ご相談】
当社では、個人情報の取扱いに関する苦情やご相談に対し適切かつ
迅速に対応します。
お客様から、
お客様ご本人の個人情報の取扱いに関し、
ご意見・ご要望
当社は、保険業法施行規則第 53 条の 10 および金融分野における個
をお寄せいただく場合には、
お手数ですが、
次の部門へご連絡ください。
人情報保護に関するガイドライン第6条に基づき、同法令等に規定さ
● カスタマーリレーションズ
れている機微(センシティブ)情報を、次に掲げる場合を除き、取得、
利用、
または第三者提供いたしません。
① 保険会社として適切な業務運営を確保する必要性から、ご本人の
同意に基づき業務遂行上必要な範囲で機微(センシティブ)情報
を取得、利用または第三者提供する場合
電話番号:0120-860-697
受付時間:午前9時〜午後5時(土日祝日、年末年始を除く)
インターネット窓口:ホームページ
「チューリッヒの HelpPoint:インターネットでのお問合せ」
(www.zurich.co.jp/aboutus/contactus/index.html)
② 相続手続きを伴う保険金支払事務などの遂行に必要な限りに
当社は、認定個人情報保護団体である一般社団法人外国損害保険
おいて、機微(センシティブ)情報を取得、利用または第三者提供
協会の対象事業者です。同協会では、対象事業者の個人情報の取
する場合
扱いに関する苦情・ご相談を受け付けております。
③ 保険料収納事務などの遂行上必要な範囲において、
政治・宗教など
の団体もしくは労働組合への所属もしくは加盟に関する従業員など
の機微(センシティブ)情報を取得、
利用または第三者提供する場合
④ 法令などに基づく場合
⑤ 人の生命、身体または財産の保護のために必要がある場合
⑥ 公衆衛生の向上または児童の健全な育成の推進のために特に必
要がある場合
⑦ 国の機関もしくは地方公共団体またはその委託を受けた者が法令
の定める事務を遂行することに対して協力する必要がある場合
● 一般社団法人 外国損害保険協会 事務局
所在地:
〒105-0001
東京都港区虎ノ門3 -20 - 4 虎ノ門鈴木ビル7F
電話番号:03-5425-7854
受付時間:午前9時〜12時、午後1時〜5時
(土日祝日、年末年始を除く)
ホームページアドレス:http://www.fnlia.gr.jp
上記ポリシーは、
「個人情報の保護に関する法律(平成15年5月30日法律第
57号)に基づく
「個人情報保護指針(プライバシーポリシー)
」です。
Corporate Governance
27
Corporate Governance
ガバナンス態勢
コンプライアンスの態勢
チューリッヒグループでは、
契約者、
取引企業、
ならびに株主と
の信頼関係をより強固なものにするためには、法令、社会規範
および社内規程を遵守するとともに、より高い企業理念を確立
することが重要であると考え、チューリッヒベーシックス(行動規
範)をはじめさまざまな基準を定め、社員への周知徹底を行って
います。日本支店におきましてもグループの一員としてこうしたス
タンダード等の実践を図るとともに、日本の法規制や監督当局
の趣旨を踏まえた独自のコンプライアンス・マニュアルを作成し、
日本における代表者を頂点としたコンプライアンス体制を整備
し、
社員のコンプライアンス等の教育、
管理を推し進めています。
保険事業は消費者の生活や社会経済と非常に密接な関係
をもつ、公共性の高い事業です。事業の運営にあたっては会
当社は、当社または当社グループ会社(以下当社グルー
プといいます。)とお客様との間の利益相反のおそれのある
取引もしくは当社グループのお客様相互間の利益相反の
おそれのある取引に伴って、お客様の利益を不当に害する
ことのないよう、適切に業務を管理・遂行します。
1. 利益相反の定義
「利益相反」とは、当社グループとお客様との間で利益が相反す
る状況および当社グループのお客様相互間で利益が相反する状
況をいいます。
2. 利益相反のおそれのある取引の特定
および類型
当社では、下表の類型に該当する取引のうち、不当な利益相反の
社の社会的責任の大きさを十分認識し、健全で公正な事業運
おそれのある取引(以下、
「対象取引」という。)を特定したうえで、
営を通してお客様の信頼を得るよう、社員一人ひとりが自覚を
お客様の利益を不当に害することのないよう、適切に業務を管理・
持ち、
法令遵守を遂行できる環境作りを常に目指しています。
勧誘方針
チューリッヒの勧誘方針
当社では以下の勧誘方針を定め適正な販売・勧誘に努め
ています。
① 当社は、金融商品の販売等に関する法律、消費者契約法、保
険業法その他関係法令等を遵守いたします。
② 当社は、お客様の知識、経験、財産の状況、
目的その他お客様
からお伺いいたしました事項を総合的に考慮し、お客様のニー
ズに沿った商品をご説明およびご提供させていただくことに努
めます。
③ 当社は、お客様自身が商品についての重要事項を正しくご理
解いただいた上でご自身の判断と責任において当社の保険に
ご契約いただけるよう、商品内容やリスク内容等の重要事項
について、商品および販売の形態に応じ、適切な説明に努め
ます。特に、変額年金等市場リスクが存在する商品について
は、お客様の年齢、知識、投資経験、財産の状況、収入等に照
らして、
最適と考えられる商品をお勧めするとともに商品内容や
リスク内容等について適切な説明に努めます。
④ 当社は、事実と異なる情報の提供など、お客様の誤解を招くよ
うな勧誘は行いません。
⑤ 当社は、深夜や早朝などお客様のご迷惑となるような時間帯、
場所、方法による勧誘は行いません。
⑥ 当社は、お客様の信頼と期待を裏切らないよう、また適切な情
報提供を行うため、教育、研修体制等を充実し、適切な業務を
行うために必要な知識技能の習得、研鑚に努めます。
⑦ 当社は、お客様のご意見・ご要望を真摯に受け止め、販売活
動に活かします。
以上の方針は、
「金融商品の販売等に関する法律」
(平成12年法律第101
号)に基づく
「勧誘方針」です。
28
利益相反管理態勢
Corporate Governance
遂行します。
お客様と
当社グループの間
お客様と当社グループの
お客様との間
利害
対立型
お客様と当社グループの
利害が対立する取引
お客様と当社グループの
お客様の利害が対立する取引
競合
取引型
お客様と当社グループが
同一の対象に対して
競合する取引
お客様と当社グループの
お客様とが
競合する取引
情報
利用型
当社グループがお客様との
関係を通じて入手した情報を
利用して当社グループが
利益を得る取引
当社グループがお客様との
関係を通じて入手した情報を
利用して当社グループの
お客様が利益を得る取引
3. 利益相反の管理方法
当社は、下記に掲げる方法を適宜選択または組み合わせて講ずる
ことにより、利益相反管理を行います。
① 部門の分離による情報の遮断
② 取引の一方または双方の条件または方法の変更
③ 取引の一方または双方の中止
④ お客様への利益相反の開示
4. 利益相反管理態勢
① 当社は、適切に利益相反の管理を行うため、営業部門から独
立した利益相反管理統括部門および利益相反管理統括者を
設置し、既存の法令など遵守態勢の中で特定および管理を
一元的に行います。
② 当社従業員に対する研修・教育を実施することにより周知徹
底を図ります。
③ 対象取引の特定および管理に関する記録は、5 年間適切に保
存します。
④ 当社は、利益相反管理態勢の適切性と有効性を定期的に検
証し、継続的に改善を図ります。
5. 利益相反管理の対象となる会社の範囲
当社およびチューリッヒ・ライフ・インシュアランス・カンパニー・
リミテッドが利益相反管理の対象となります。
反社会的勢力に対する取組み
当社は、保険会社が持つ社会的・公共的責任および義
務を十分に認識し、市民社会の秩序や安全に脅威を与え
る反社会的勢力に屈することなく、毅然とした姿勢で対応
することを経営理念の実践における基本的事項と考え、
反社会的勢力に対する対応規定を定めるとともに、犯罪
収益によるものと疑われる取引への適切な対応を行うこと
によりマネーローンダリングの防止を図っています。
また、反社会的勢力への対応にあたっては、弁護士や警
察等関係当局とも連携し、組織的に対応することとし、反
社会的勢力との関係遮断および不当要求に対してはこれ
に屈することなく断固たる決意をもって取り組んでいます。
損害サービス体制
チューリッヒグループではチューリッヒ・グローバル・クレーム・
ポリシーに基づき、世界規模でハイレベルかつ均質なサービス
を展開しています。企業理念である「ケア」を実現し、いざとい
う時にお客様にご安心いただけるよう質の高いサービスの提
供を目指しています。また、
ノウハウの蓄積や共有化・システム
化を通じ、より迅速で適時適切な保険金のお支払いのために
体制の拡充を図っています。
保険の引受け
当社では、損害保険の元受けならびに再保険の引受けを
行っています。損害保険は種類も多く内容も複雑ですが、お客
様一人ひとりのニーズにより細かく対応するためにも、企業保
険事業部門、個人保険事業部門のそれぞれの専門性を活か
し、
さまざまなリスクに対し、より速やかかつ十分な提案を行い、
万一事故に遭遇された場合には迅速で確実な損害調査処理
を提供できるよう取り組んでいます。
●主な取扱い商品名
火災保険/傷害保険/自動車保険/賠償責任保険/
動産総合保険/労働者災害補償責任保険/海上保険/
運送保険/ポリティカルリスク保険/信用保険/保証/
機械保険/建設工事保険/費用・利益保険/原子力保険
資産の運用
保険料として収受した金銭などを、主として預金、国債、およ
び事業債などで運用しています。また、2009 年 7月より債券
運用の外部委託を開始したことにより、
さらなる運用リスク管
理の強化とあわせ運用効率の向上・収益力の引き上げに努
めています。
業務の代理・事務の代行
当社は、
チューリッヒ・ライフ・インシュアランス・カンパニー・
リミテッド(チューリッヒ生命)の募集代理店として生命保険契
約締結の媒介、
およびそれに付随する業務を行っています。
国債などの窓口販売業務など
該当業務はありません。
配当性向
該当はありません。
Corporate Governance
29
Insurance Basics
損害保険のしくみ
損害保険のしくみ
⑤ 現在の契約内容に変更があった場合に
1. 損害保険のしくみ
⑥ 契約が無効または失効となる場合
損害保険とは、偶然な事故による損害を補償するために、
多数の人々が統計学に基づきリスクに応じた保険料を支払う
ことによって、事故が発生し、損害を被った場合に保険金を
受け取ることができるしくみです。
このように損害保険とは「大数の法則」を利用し、相互に
リスクを分散して、経済的補償を得、個人の生活や企業経営
の安定に資するものといえます。
この制度を利用すれば、災害に備えて莫大な貯蓄をしなく
てもごくわずかの負担で万一のとき大きな安心が得られます。
「一人は万人のために、万人は一人のために」という言葉はこ
の損害保険の制度のしくみをよく表しています。
2. 損害保険契約とは
損害保険契約とは、偶然な一定の事故によって生じる損害
を保険会社が補償することを約束して、保険契約者がその報
酬として保険料を支払うことを約束する契約をいいます。従っ
て、有償・双務契約であり、また当事者の合意のみで成立す
る諾成契約ですが、原則として、当社では契約の正確を期す
ため、保険契約申込書への記入および捺印をお願いしていま
す。保険会社はその契約の証として保険証券を発行します。
3. 再保険について
再保険とは、引き受けた危険の一部または全部を他の保険
会社に移転すること(出再)および他の保険会社の危険を引
き受けること(受再)をいいます。チューリッヒグループでは財
務の安定と資本効率の観点から、再保険を適切かつ効果的
に活用しています。日本支店では、グループの方針に則して、
契約条件・信用度などを慎重に検討したうえで、再保険取引を
行っています。
⑦ 契約が解除となる場合。また解除となる場合の保険契約者
および保険会社の権利や義務
2. ご契約時の留意点
ご契約にあたっては、約款の内容および保険契約の申込書
などの記載内容を十分にご確認のうえご契約いただくことが必
要です。特に保険契約の申込書などは、
保険会社と契約者・被
保険者(補償を受けられる方)双方を拘束する重要なものであ
り、記載内容が事実と相違していた場合は、保険金がお支払い
できないことがありますので、
ご契約時に十分ご確認ください。
3. 約款に関する情報提供方法
約款の記載事項の中でも特に内容をよく理解いただく必要
のあるものについては、
「パンフレット」、
「重要事項説明書(契
約概要・注意喚起情報)
」などを作成しております。
「パンフレット」、
「重要事項説明書(契約概要・注意喚起
情報)
」などに十分目を通し、記載内容をご理解いただきますよ
うお願いいたします。
保険料
保険料は、事故が発生したときに保険会社が支払う保険金
に充てられる「純保険料」と、保険会社の運営や募集の経費
などに充てられる「付加保険料」から成り立っています。そして、
純保険料は、過去の保険データなどをもとに、数理的手法を用
いて将来の事故の支払額を予測することによって算出され、
金融庁からの認可取得または同庁への届け出を経たうえで使
用されています。
保険料のお支払い
保険料は、当社の案内に従って所定の払込方法(銀行振
約款
込やクレジットカード支払いなど)
でお支払いいただきます。
1. 約款とは
く前に生じた事故については、保険金はお支払いできません。
約款とは、保険会社と契約者・被保険者(補償を受けられる
方)双方の権利や義務など保険契約の内容を具体的に定め
たもので、基本的な内容を定めた普通保険約款と、個々の契
約において普通保険約款の規定や内容を補足、変更する特
別約款(特約)により構成されるのが一般的です。
●約款では主に以下の内容が規定されています。
① どのような事故が補償の対象となるのか
② どのような事故が補償の対象とならないのか
③ 支払われる保険金の内容と保険金の額
④ 契約時に保険会社に正しく申し出る必要のある重要な事項
(告知事項)
30
保険会社に正しく申し出る必要のある重要な事項(通知事項)
Insurance Basics
なお、保険期間が始まった後でも、保険料をお支払いいただ
また、保険料を分割してお支払いいただく契約につきましては、
2 回目以降の保険料が定められた期日までに払い込まれない
場合は、保険金をお支払いできません。
保険料の請求・返還
保険期間中に保険契約の内容に変更が生じた場合は、当
社は、追加保険料の請求や保険料の返還を行います。また、
保険契約が失効した場合や解除された場合には、保険料を約
款の規定に従いお返しいたします。ただし、
お返しできない場合
もありますので、詳しくは約款などをご確認ください。
契約締結のしくみ
インターネットまたは電話などを通じて契約を締結するダイレク
ト販売が主となります。
0120-505-505
0120-819-212
0120-083-840
インターネットからのお申込み
ホームページ
http://www.zurich.co.jp
モバイルサイトからのお申込み
モバイルサイト
保険契約を正しく締結するためには、保険料算出に必要な
情報を、保険会社、ご契約者が互いに正確に確認しなければ
電話でのお申込み
自動車保険
バイク保険
傷害保険
契約内容確認の取組み
http://www.zurich.co.jp/
mobile/auto/startQuotation
スマートフォンサイト http://www.zurich.co.jp/sp/
なりません。当社はこれまでこの確認が必ずしも十分でなかっ
たことを考慮し、火災保険の場合「ご契約者チェックシート」を
使用し、お客様のご意向、保険金額、割引内容、
(建物の)構
造級別が正しいかを確認し、正しい保険契約の締結に努めて
います。
また、
2007年より過去の契約も含め検証し、
誤りのあっ
た火災保険契約は正しい契約に改めてきました。自動車保険
や傷害保険でも、
契約更新時に前契約の内容に不備がなかっ
たかお客様に確認するようにしています。また自動車保険では
リスク細分項目(例えば、居住地域、使用目的、免許証の色な
ど)の確認に加え、特に重要な項目である記名被保険者、年
齢条件、
家族限定、
車両保険の種類を確認いただいています。
傷害保険でもお客様のご意向に沿う契約内容になっているか
確認していただくよう努めています。
事故対応から保険金のお支払いまでの流れ
(自動車保険の場合)
1. 専任担当者からご連絡
チューリッヒでは対人事故・対物事故のそれぞれ別の専任担当者が
事故解決まであなたをサポートします。高い知識と豊富な経験を持つ
スぺシャリストたちが迅速・丁寧な対応はもちろん、事故経過などきち
んとわかりやすくご説明いたします。不安に思われることがありました
ら、お気軽にご相談ください。
●クーリングオフ制度
お客様に安心してお申込みいただけますようインターネットでのお
申込みには「クーリングオフ制度」を設けております。
保険証券を受け取られた日より8日以内にお申し出を行うことによ
り、お申込み(ご契約)の撤回・解除を行うことができます。
●指定紛争解決機関
2009 年 6月24日に公布された「金融商品取引法等の一部を改正
する法律」により改正された金融関連の各業法(銀行法・保険業法な
ど)に基づき、損害保険会社には、主務大臣から指定を受けた指定紛
争解決機関との間で手続実施基本契約を締結することが求められて
います。指定紛争機関と締結する手続実施基本契約には、苦情解決
手続や紛争解決手続の実効性を確保するため、以下の内容が含まれ
ています。
① 苦情および紛争解決手続の応諾義務
② 事情説明・資料提出義務
③ 提示された特別調停案の受諾義務
また、指定紛争解決機関による紛争解決手続には、時効の中断な
どの法的効果が付与されます。
※当社が手続実施基本契約を締結している指定紛争解決機関「一般社団法人
保険オンブズマン」についての詳細は、22ページをご覧ください。
2. 示談交渉を始めます
過失割合や被害状況などについての相手方との交渉は、不慣れなこ
とも多く大変煩わしいもの。でも、チューリッヒならそんな示談交渉を
お客様に代わって担当者がいたします。経験豊富な頼れる担当者に
お任せください。
3. 保険金をお支払いします
スピーディーに保険金をお支払いするために、2 つのサービスを行って
います。
①事故証明書取得代行サービス
運転免許センターなどへの取得申請が必要となる「事故証明書」。煩
わしいこの手続きも、チューリッヒが無料で代行いたします。
②保険金請求書省略サービス
車両保険と対物賠償保険に関しては、原則として「保険金請求書」を
省略して保険金をお支払いします。
※ 当社が必要と判断した際には、
保険金請求書をご提出いただく場合がございます。
事故解決後のアンケート
事故対応終了後のご契約者様には、
アンケートをお願いしております。事故対
応を受けたばかりのお客様から生の声を伺うことにより、
今後のサービスのさらな
る向上につなげてまいります。
Insurance Basics
31
Zurich Insurance Company Ltd (Switzerland), Financial Statements
チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド(スイス本店)
決算ハイライト
本年度の業績概要
Overview
チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド
(ZIC)
は、
1872年11月1日に法人化された、
チューリッヒ・ファイナンシャ
ル・サービシズ・リミテッド(ZFS)グループの主たる保険会社
です。保険会社であるだけでなく、ZFSの銀行業務を除く、ZFS
グループのすべての子会社とその他関連会社の親会社として
スイスの企業税制改革Ⅱに基づいた新しい税法が 2011 年
1月1日から施行されました。その結果、資本準備金(新設)か
らの株主への支払いに対して、
スイスの源泉税が非課税となり
ました。そのため、55億6,900万スイスフランの任意積立金が
資本準備金として再分類されました。
の機能も果たしております。
ZICの業績にはスイス本店および支店(主にカナダ、
日本、
中国)における元受損害保険と子会社からの受再保険が含ま
れています。
2010 年 1月1日をもって、ZICは、ZIC のイタリア支店を通
じて行っていたすべてのビジネスをチューリッヒ・インシュアラ
ンス・ピーエルシー(ZIP)
のイタリア支店に売却しました。ZIP
は 2009 年 10 月19日に、アイルランド共和国に設立された
ZIC の子会社です。また売却は包括移転方式によるもので
イタリア国保険監督当局(ISVAP)の承認を得ております。
従って、前年度の業績は ZIC のイタリア支店の元受成績を
含んでおります。
損益計算書
32
自 2010年1月1日/至 2010年12月31日
1CHF(スイスフラン)= 86.36円
Income Statement
Revenues 収益
Gross written premiums and policy fees
収入保険料
23,462
2,026,178
Less premiums ceded to reinsurers
出再保険料
△ 2,336
△ 201,737
Net written premiums and policy fees
正味収入保険料
21,126
1,824,441
Net change in reserves for unearned premiums
未経過保険料の繰入
△ 725
△ 62,611
Net earned premiums and policy fees
正味既経過保険料
20,401
1,761,830
CHF'000'000
(単位百万円)
Net Investment income
資産運用収益
4,287
370,225
Net realized capital gains (losses) on investments and write-downs
有価証券等評価損益
804
69,433
Other income
その他経常収益
926
79,969
Total revenues
収益合計
26,418
2,281,458
Benefits, losses and expenses
費用
Insurance benefits and losses, net of reinsurance
正味発生保険金及び損害調査費
Policyholder dividends and participation in profits, net of reinsurance
保険契約者配当金及びその他利益戻し
Underwriting and policy acquisition costs, net of reinsurance
営業費
Administrative and other operating expense
一般管理費
Other expense
その他経常費用
Interest expense on debt
支払利息
Interest credited to policyholders and other interest
保険契約者予定利息及びその他の利息
Total benefits, losses and expenses
費用合計
Net Income before taxes
税引前当期利益
4,237
365,907
Taxes
税金
△ 96
△ 8,291
Net Income after taxes
当期利益
4,141
357,617
Zurich Insurance Company Ltd (Switzerland), Financial Statements
CHF'000'000
△ 14,231
(単位百万円)
△ 1,228,989
△ 19
△ 1,641
△ 5,343
△ 461,421
△ 777
△ 67,102
△ 1,271
△ 109,764
△ 467
△ 40,330
△ 73
△ 6,304
△ 22,181
△ 1,915,551
賃借対照表 Balance Sheet
Assets Investments
投資
2010年12月31日現在
1CHF(スイスフラン)=86.36円
資産の部合計
CHF'000'000
(単位百万円)
Cash and cash equivalents
現預金
5,184
Equity securities
株式
1,699
146,726
Debt securities
債券
27,773
2,398,476
Real estate
不動産
1,367
118,054
Mortgage loans
不動産担保貸付金
1,319
113,909
Policyholders' collateral and other loans
保険契約者貸付金
1,939
167,452
Investments in subsidiaries and associates
関連会社投資
28,880
2,494,077
Derivative assets
金融派生商品
Total investments
投資合計
447,690
787
67,965
68,948
5,954,349
Other assets
その他資産
Deposits made under assumed reinsurance contracts
再保険預託金
3,961
342,072
Accrued assets
繰延資産
549
47,412
Receivables from agents and outstanding premiums
代理店貸等
330
28,499
Receivables from insurance and reinsurance companies
再保険貸等
1,664
143,703
Other receivables
その他未収金
1,960
169,266
Furniture and equipment
有形固定資産
105
9,068
Intangible assets
無形固形資産
688
59,416
Other assets
その他の資産
17
1,468
Total other assets
その他資産合計
9,274
800,903
Total assets
資産の部合計
78,222
6,755,252
Liabilities and shareholders' equity 負債および資本の部
CHF'000'000
(単位百万円)
Short-term liabilities 流動負債
Deposits received under ceded reinsurance contracts
再保険預り金
Amounts due to reinsurance and other insurance companies
再保険借
1,105
95,428
Prepaid premiums and other creditors
前受保険料
1,272
109,850
Bank overdrafts
当座借越
Accrued liabilities
未払金
Other liabilities
Total short-term liabilities
580
50,089
62
5,354
501
43,266
その他短期負債
1,187
102,509
流動負債合計
4,707 406,497
Long-term liabilities 固定負債
Provisions
その他負債
Senior debt
優先債務
Subordinated debt
劣後債務
Total long-term liabilities
固定負債合計
734
63,388
10,669
921,375
9,241
798,053
20,644 1,782,816
23,879
2,062,190
Insurance reserves, net 保険契約準備金
Reserves for losses and loss adjustment expenses, net
支払備金
Reserves for unearned premiums, net
未経過保険料準備金
3,802
328,341
Actuarial and other insurance reserves, net
責任準備金その他
6,205
535,864
Total insurance reserves, net
保険契約準備金合計
Total liabilities
負債の部合計
Shareholders' equity (before appropriation of available earnings)
資本の部(利益処分前)
Share capital (fully paid)
資本金
Legal reserves
法定準備金
33,886
2,926,395
59,236
5,115,621
825
71,247
General legal reserve
法定準備金
485
41,885
Capital contribution reserve
資本準備金
5,569
480,939
4,272
368,930
General free reserve
任意積立金
Retained earnings:
繰越利益
Beginning of year
前期繰越利益
3,693
318,927
Net income
当期利益
4,141
357,617
Retained earnings, end of year
当期未処分利益
Total shareholders' equity
(before appropriation of available earnings)
Total liabilities and shareholders' equity 7,835
676,631
資本の部合計(利益処分前)
18,986
1,639,631
負債および資本の部合計
78,222 6,755,252
Zurich Insurance Company Ltd (Switzerland), Financial Statements
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Zurich Insurance Company Ltd (Switzerland), Financial Statements
チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド(スイス本店)
決算ハイライト
2010年12月31日現在の取締役および監査人
Board of Directors and Auditors as of December 31, 2010
取締役員 Zurich Insurance Company Ltd Board of Directors
居住地
任期
会長:マンフレド ゲンツ
Manfred Gentz, Chairman
ドイツ/ベルリン
2011 年
副会長:ヨーゼフ アッカーマン
Josef Ackermann, Vice Chairman
ドイツ╱フランクフルト 2012 年
スーザン ビー
Susan Bies
アメリカ/サウスカロライナ/ランドラム
2013 年
ビクター シュー
Victor Chu
中国/香港
2013 年
トーマス エスチャー
Thomas Escher
スイス/チューリッヒ地方/ウィティコン
2012 年
マンフレド キンデル
Manfred Kindle
イギリス/ロンドン
2011 年
アルミン マイヤー
Armin Meyer
スイス/チューリッヒ地方/エレンバッハ
2013 年
ドナルド ニコライセン
Donald Nicolaisen
アメリカ/ニュージャージー/カリフォン
2012 年
ヴァーノン サンキー
Vernon Sankey
イギリス/ファーンハムコモン
2012 年
トミー デ スワーン
Tommy de Swaan
オランダ/アムステルダム
2011 年
ロルフ ヴァッター
Rolf Watter
スイス/チューリッヒ地方/タールヴィル
2013 年
役員会事務 Secretary to the Board of Directors
ハンス ウルリッヒ ショーホ
Hans-Ulrich Schoch
監査人 Auditor
プライスウォーターハウス
クーパース AG
PricewaterhouseCoopers AG
チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー・リミテッドの名誉
会長であるフリッツ ゲルバーは、1977 年から1995 年まで
チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー・リミテッドの会長を、
1977年から1991年まで最高経営責任者を務め、
その確かな
リーダーシップと会社への功績が評価され名誉会長に抜擢さ
れました。この役職は特に業務や権利を負うものではなく、役職
手当を受けることもありません。
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Zurich Insurance Company Ltd (Switzerland), Financial Statements