行政法ゴロ合わせ

平成 19 年行政書士試験攻略 行政法ゴロあわせ
行政法
行政法総論
問題
ゴロ
1.行政とは何か
小説
2.行政の分類
敷地
3.公法私法二元論
私(の)子ケンカ
4.法律による行政の派生原則
法有利
5.法律の留保の内容
自然権
備考
チェック
備考
チェック
備考
チェック
備考
チェック
行政組織法
問題
ゴロ
6.行政主体
毒チエ子
7.行政機関
坂岸しほ
8.権限の代行
偉大大仙(いだいだいせん)
9.上級行政庁の指揮監督権の内容
さてと聞くか
10.国務大臣の人数
国務大臣になる意思があればいいな
11.内閣の下の機関
負傷蝶委員会
12.公物の分類
孝行私人
13.公共用物の使用関係
特許一
行政作用法
問題
ゴロ
14.行政立法の分類
木々(を)石(で)こつくよ
15.行政計画や行政指導で抗告訴訟の対象となるの
死病掲載
は
に
16.行政行為の効力
ここ(の)負荷②自力
17.行政行為の内容
けじめ(に)帰化決め谷と孤児勝つ
18.確認と公証の具体例
発明の特許(は)賭けさ時越し(の)
19.行政指導の種類
助成基地
20.行政裁量
木佐法事
21.覊束裁量と自由裁量の区別基準
器用皇
22.裁量権の逸脱・濫用の判断基準
肘もビシ!
23.附款の種類
藤木と胃
24.行政行為の瑕疵の種類
けなして
25.瑕疵の変化
昇天(から)治癒
26.行政上の強制手段
キバ(が)基礎(の)ダシ吉(は)ケチ
行政手続法
問題
ゴロ
27.手続法の適用対象
初期止め
28.手続法の目的
高等権利利益
29.地方公共団体の手続法適用
法ショット
30.聴聞をするのはどんな時
椰子外
31.聴聞の通知事項
保父投げキバ阻止
32.文書等の閲覧請求の要件
概算通現象
33.聴聞の冒頭手続き
上限ない
34.聴聞の防御権
池消失
35.主宰者が聴聞終了後作成すべき物
包丁
1
36.聴聞と弁明の機会の付与の類似点
ダシ室
37.弁明の機会の付与の通知事項
保父投げキバ
38.行政指導の不利益取扱いに該当しないもの
法の控除取り消し。徐は除く
39.行政指導で明らかにすべきこと
死なせ
40.意見公募の結果の公示事項
恋ダコ
41.意見公募手続きをしないで命令等を定めた場合
尻出し
に公布と同時期に公示すべきこと
42.手続法の章立て
送信不行届(け)意(思)
43.手続法 6 章の適用除外
御女子
行政事件訴訟法
問題
ゴロ
44.行政事件訴訟法の種類
主(な)客高等民間
45.抗告訴訟の種類
法務(の)寒さ不思議
46.当事者訴訟の種類
実兄
47.行訴法の訴訟要件
主将髭
48.処分性の認定基準
公法紛争
49 判決の効力
期待傾向
50.違法判断の基準時
義父は年
51.義務付け訴訟の種類
直進
52.取り消し訴訟の出訴期間
白いぜ
53.執行停止
銃器も執行停止
備考
チェック
備考
チェック
備考
チェック
備考
チェック
行政不服審査法
問題
ゴロ
54.不服申立て期間
死鎧屋清算
55.裁決の効力
ここの負荷に自力+形成力
56.審査請求中心主義の例外
ななほ
57.審査請求前置主義の例外
参勤制
58.再審査請求できるのは
法源
59.異議申し立て前置主義の例外
生協さん
60.行政不服審査法の教示の内容
好きで
自由選択主義・
自由選択主義・審査請求前置主義・
審査請求前置主義・審査請求中心主義・
審査請求中心主義・異議申立前置主義
問題
ゴロ
61.行政行為の取消の流れ
自由審前審中異前自由
国家賠償法
問題
ゴロ
62.国家賠償の要件
公職加害違法
行政手続法・
行政手続法・行政不服審査法の
行政不服審査法の適用除外の
適用除外の歌
2
行政法総論
1.行政とは何か
小説
消極説・控除説(通説)
しょうきょくせつ
しょう
積極説(少数説)
せっきょくせつ
せっ
行政法の学習において、最初に必ず学ぶ論点です。
消極説では、行政を定義することに消極的です。国家の作用から、立法と私法の作用を除いたものと定義します。
積極説では、行政を積極的に定義しようとします。定義の仕方は論者により異なります。定義しようと試みている人がいると分かっておけば
十分でしょう。
2.行政の分類
敷地
①
侵害行政
しんがいぎょうせい
②
給付行政
きゅうふぎょうせい
③
調達行政
ちょうたつぎょうせい
「敷地」の他、「調整行政」「私経済行政」がありますが、そこまで考える必要はないでしょう。
侵害行政とは、私人の権利・利益を制限する行政活動です。交通規制、建築規制、租税の賦課・徴収などがあります。
給付行政とは、国民に権利・利益を与える行政活動です。生活保護、社会福祉施設の提供などがあります。
調達行政とは、税務行政や公用収容があります。侵害行政や給付行政と比べると、重要ではありません。
3.公法私法二元論
私(の)子ケンカ
(従来の通説)
① 私法関係
しほうかんけい
②
こうほうかんけい
公法関係
③ 権力関係
けんりょくかんけい
④ 管理関係
かんりかんけい
公法私法二元論では法律関係を公法と私法に分け、さらに公法関係を権力関
係と管理関係に区別します。
行政上の法律関係
公法関係
権力関係
権力関係においては、私法の適用は排除されます。
管理関係
管理関係においては、原則として私法が適用されます。
私法関係においては、私法が適用されます。
私法関係
判例や多数説は公法私法二元論をとっておらず、事例ごとに判断するという
立場をとっている。
4.法律による行政
法有利
の派生原則
①
法律の(専断的)法
法規創造力
ほうりつの(せんだんてき)ほうきそうぞうりょく
②
法律の優
優位
ほうりつのゆうい
③
法律の留保
ほうりつのり
りゅうほ
法律による(専断的)法規創造力とは、国会の作る法律だけが法規を作れるという原則です。法規とは「人権制限をするような規定」です。
ただし、行政権も法律の授権の下に一定の法規創造は認められています。
法律の優位とは、行政作用は法律に反してはならないという原則です。
法律の留保とは、法律の根拠がなければ行政活動はできないという意味です。いかなる行政活動に法律の根拠が必要かという問題がありそれ
が、侵害留保説、全部留保説、権力留保説の問題となります。
5.法律の留保の内
容
自然権
①
侵害留保説(行政実務)
しんがいりゅうほせつ
② 全部留保説
ぜんぶりゅうほせつ
③ 権力留保説
けんりょくりゅうほせつ
侵害留保説…国民の権利義務を侵害するような行政作用に法律の根拠が必要とする説。
全部留保説…行政活動には、すべて法律の根拠が必要とする説。
権力留保説…権力的な行政活動には法律の根拠が必要とする説。
3
行政組織法
6.行政主体
毒チエ子
①
独立行政法人
どくりつぎょうせいほうじん
②
国
くに
③
地方公共団体
ちほうこうきょうだんたい
④
営造物法人
えいぞうぶつほうじん
⑤
公共組合
こうきょうくみあい
国・地方公共団体については説明不要でしょうから省きます。
国・地方公共団体以外にも行政主体はあります。それらを特殊法人といいます。
特殊法人には、独立行政法人、営造物法人、公共組合があります。
独立行政法人…試験研究や国立大学などを、国や地方公共団体から切り離し、独立して行わせるために設立される法人。
営造物法人……公団、公庫、公社、事業団など、政府から切り放し、企業的な経営を行わせるために設立される法人。日本道路公団や郵政公
社がその例。
公共組合………公の事業を行うために設立される行政上の社団法人である。土地区画整理組合、商工会、健康保険組合、農業共済組合がその
例。
7.行政機関
坂岸しほ
①
参与機関
さんよきかん
②
監査機関
かんさきかん
③
行政庁
ぎょうせいちょう
④
諮問機関
しもんきかん
⑤
執行機関
しっこうきかん
⑥
補助機関
ほじょきかん
参与機関…行政庁に意見を言う機関。行政庁を拘束する。
監査機関…事務・会計の監査を行う機関。会計検査院など。
行政庁……行政主体の意思を決定し、外部に表示する機関。内閣、大臣、知事、公正取引委員会など。独任制の場合も合議制の場合もある。
諮問機関…行政庁に意見を言う機関。行政庁を拘束しない。
執行機関…実力行使をする機関。警察、消防がその例。
補助機関…一般職員のこと。他の行政機関の職務を補助する。
8.権限の代行
偉大大仙(いだいだい
①
権限の委
委任
けんげんのいにん
せん)
②
権限の代
代理
けんげんのだいり
だいけつ・せんけつ
専決
③ 代決・専
法の根拠
権限の移動・
権限の全部代行
責任の所在
指揮監督
本来庁の権限行使
委任
要
あり・不可
不可
受任庁
上級行政庁のみ可
授権代理
不要
なし・可能
不可
被代理庁・代理庁
可
法定代理
要
なし・可能
可
代理庁
不可
代決・専決
不要
なし・可能
不可
行政庁
可
権限の移動・本来庁の権限行使…権限が移動すれば、本来庁の権限行使も不可能になります。代理については、民法の代理同様で権限が代理
人に移動するのではありません。代理とは、代わりに行うことです。
権限の全部代行……………………権限の全部代行は原則として認められません。なぜなら、全部代行を認めると法律が個別に権限を付与した
意味がなくなるからです。ただし、法定代理の場合は認められます。法定代理は被代理庁に緊急事態が起きた場合などに当然に認められる権
限の移動だからです。被代理庁に緊急事態が起きた以上全部代行を認めざるを得ないのです。
4
9.上級行政庁の指
さてと聞くか
揮監督権の内容
①
裁定権
さいていけん
②
停止権・取消権
ていしけん・と
とりけしけん
③
許認可権
きょにんかけん
④
訓令権
くんれいけん
⑤
監督権
かんとくけん
裁定権……………下級行政機関の争いを裁定する権限。
停止権・取消権…下級行政機関の行為を停止・取消しする権限。
許認可権…………下級行政機関に、行政行為前の許認可を義務付ける権限。
訓令権……………訓令・通達をする権限。
監督権……………事務の調査や報告をさせる権限。
10.国務大臣の人数
国務大臣になる意思
1
4
意思 があれば
国務大臣になる意思
1
7
内閣の組織は、内閣総理大臣と14人以内の国務大臣で構
があればいいな
いい
いな
成。特に必要があれば17人まで増やせる。
負傷蝶委員会
① 府
ふ
② 省
しょう
③ 庁
ちょう
④ 委員会
いいんかい
内閣法 2 条 2 項
11.内閣の下の機関
内閣の下の機関には、府と省と庁と委員会がある。これらは「負傷蝶委員会」とひとつ覚えるだけでOKです。覚えてる文字数は同じですが、
ひとつの単語として覚えるのは比較的楽です。
庁、委員会は外局(特殊な事務をするために府・省に置かれる機関)です。
12.公物の分類
孝行私人
① 公用物と公
公共用物
こうようぶつとこうきょうようぶつ
人工公物
② 自然公物と人
しぜんこうぶつとじんこうこうぶつ
公用物……国や地方公共団体が自ら使う公物(知事の部屋など)
公共用物…国民が使うことのできる公物(公園、道路など)
自然公物…自然のままの公物(海など)
人口公物…人工的に作られた公物(道路、知事の部屋など)
13.公共用物の使用
特許一
① 特許使用
とっきょしよう
② 許可使用
きょかしよう
③ 一般使用
いっぱんしよう
一般使用…本来の目的での使用(道路を歩く場合)
許可使用…本来の目的の一定の使用方法が禁止されている場合に、その禁止を解除してもらって行う使用(デモ禁止の道路で許可をもらいデ
モ行進をする場合)
特許使用…一般人には許されない使用方法での使用(道を通行止めにして祭りをする場合)
。元々私人の有しない権利を設定してもらうから「特
許」です。
5
行政作用法
14.行政立法の分類
木々(を)石(で)こ
①
法規命令
ほうき
きめいれい
つくよ
②
行政規則
ぎょうせいきそく
③
委任命令
いにんめいれい
④
執行命令
しっこうめいれい
⑤
告示
こくじ
④
通達・訓令
つうたつ・く
くんれい
⑤
要綱
ようこう
行政立法には法規命令と行政規則がある。
行政立法
法規命令
委任命令
法規命令には委任命令と執行命令があり、行政規則には訓令・通達、告示、要綱があ
執行命令
行政規則
る。
告示
委任命令…法律の委任を受けて制定する命令
通達・訓令
執行命令…法律を執行するために制定する命令
要綱
15.行政計画や行政
死病掲載
指導で抗告訴訟の対
①
行政指
指導で抗告訴訟の対象となるのは「病
病床数削減の勧告」(最判平 17.10.25)
②
行政計
計画で抗告訴訟の対象となるのは「再
再開発計画」(最判平 4.11.26)
象となるのは
16.行政行為の効力
に
ここ(の)負荷②自力。 ①
拘束力
こうそくりょく
※「負荷に」は「不可
②
公定力
こうていりょく
が2個」の意
③ 不可争力
不可
ふかそうりょく
不可
④ 不可変更力
ふかへんこうりょく
⑤ 自力執行力
自力
じりきしっこうりょく
拘束力………行政行為が行政行為の相手方と行政庁を拘束する効力
公定力………違法な行政行為も、権限を有する機関により取消されるまで有効とされる効力。その根拠は「取消訴訟の排他的管轄」と解され
ている。
不可争力……期間の経過により国民の側から争えなくなる効力
不可変更力…行政庁が裁断行為を取消すことができなくなる効力
自力執行力…裁判所の助力なしに行政行為の内容を自ら実現させることのできる効力
6
17.行政行為の内容
けじめ(に)帰化決め
①
形成的行為
けいせいてきこうい
谷と孤児勝つ
②
準法律行為的行政行為
じゅんほうりつこういてきぎょうせいこうい
③
命令的行為
めいれいてきこうい
④
禁止
きんし
⑤
下命
かめい
⑥
許可
きょか
⑦
免除
めんじょ
⑧
代理
だいり
⑨
認可
にんか
⑩
特許
とっきょ
⑪
公証
こうしょう
⑫
受理
じゅり
⑬
確認
かくにん
⑭
通知
つうち
行政行為には法律行為的行政行為と準法律行為的行政行為
行政行為
法律行為的行政行為
命令的行為
下命・禁止
許可
免除
形成的行為
があり、法律行為的行政行為はさらに命令的行為と形成的行
為に分類される。
命令的行為には「帰化決め」があり、形成的行為には「谷と」
特許
があり、準法律行為的行政行為には「孤児勝つ」がある。
認可
それぞれの意味については基本書を参照してください。
代理
準法律行為的行政行為
確認
公証
通知
受理
18.確認と公証の具
発明の特許(は)賭け
① 発明の
発明の特許
はつめいのとっきょ
体例
さ時越し(の)
②
確認
かくにん
③
決定
けってい
④
裁定
さいてい
⑤
登録
とうろく
⑥
記載
きさい
⑦
交付
こうふ
⑧
証明
しょうめい
確認の具体例には「発明の特許は賭けさ」があり、公証の具体例には「年越し」がある。確認は疑いや争いについての判断なので決定や裁定
という判断の要素を含んだ表現となっている。公証は疑いや争いがないので登録や記載といったやわらかな表現となっている。
具体的には次の通り。
発明の
特許、所得税の更新決定
決定、当選人の決定
決定、建築確認
確認、恩給権の裁定
裁定、市町村境界の決定
確認……発明
発明
の特許
決定
決定
確認
裁定
決定
登録、各種士業の登録
登録、登記の証明
証明、印鑑証明
証明、各種免許の交付
交付、戸籍の記載
公証……選挙人名簿への登録
登録
登録
証明
証明
交付
記載
近年は出題されていない論点です。
19.行政指導の種類
助成基地
じょせいてきぎょうせいしどう
① 助成的行政指導
助成
② 規制的行政指導
きせいてきぎょうせいしどう
③
ちょうせいてきぎょうせいしどう
調整的行政指導
7
木佐法事
20.行政裁量
①
覊束行為
きそくこうい
②
裁量行為
さいりょうこうい
③ 法規裁量
ほうきさいりょう
④ 自由裁量
じゆうさいりょう
行政行為には覊束行為と裁量行為がある。
覊束行為
行政行為
裁量行為
裁量行為には法規裁量と自由裁量がある。
法規裁量
覊束行為…裁量の余地なし
自由裁量
法規裁量…通常人の常識で判断できる裁量
自由裁量…専門的な判断を要する裁量
21.法規裁量と自由
器用皇
裁量の区別基準
① 機能的アプローチ説
ようけんさいりょうせつ
② 要件裁量説・文言説
こうかてきさいりょうせつ・もんごんせつ
③ 効果裁量説・性質説
きのうてきあぷろーちせつ・せいしつせつ
機能的アプローチ説(通説)…通常人の常識で判断できるか、専門的な判断を要するかで区別する。
要件裁量説・文言説……………規定の仕方で判断する。
効果裁量説・性質説……………性質により判断する。権利自由を制限するなら法規裁量。それ以外なら自由裁量。
22.裁量権の逸脱・
肘もビシ!
濫用の判断基準
23.附款の種類
藤木と胃
①
比例原則・平等原則違反
ひれいげんそくいはん
②
事実誤認
じじつごにん
③
目的・動機違反
もくてき・どうきいはん
④
平等原則違反
びょうどうげんそくいはん
⑤
信義則違反
しんぎそくいはん
①
負担
ふたん
②
条件
じょうけん
③
期限
きげん
④
取消権の留保
とりけしけんのりゅうほ
⑤
法律効果の一部除外
ほうりつこうかのい
いちぶじょがい
負担……………………行政行為に特別の義務を負荷すること。免許のメガネ、道路の占有許可の占有料などがその例。
条件……………………効力の発生を発生不確実な将来の事実にかからせること。
期限……………………効力の発生を発生確実な事実にかからせること。
取消権の留保…………特定の場合に取消しをする権利を留保すること。
法律効果の一部除外…効果の一部の発生を除外すること。
24.行政行為の瑕疵
の種類
けなして
①
形式に関する瑕疵
けいしきにかんするかし
②
内容に関する瑕疵
ないようにかんするかし
③
主体に関する瑕疵
しゅたいにかんするかし
④
手続に関する瑕疵
てつづきにかんするかし
8
25.瑕疵の変化
昇天(から)治癒
①
違法性の承
承継
いほうせいのしょうけい
②
違法性の転
転換
いほうせいのてんかん
③
治癒
瑕疵の治癒
かしのちゆ
違法性の承継……違法な先行行為と後行行為がある場合に、先行行為と後行行為の間に連続性があれば、後行行為を違法とすること。農地買
収計画とそれに続く買収処分がその例。
違法行為の転換…本来は違法・無効な行政行為を別個の行政行為とみて有効にすること。死者を名宛人とする処分を相続人への処分として効
力を維持する場合。
瑕疵の治癒………処分時にはあった行政行為の瑕疵が、事後的に修復されること。20 歳以上の者へしか許可をしてはいけないのに、19 歳の者
へ許可した場合で 1 年経過した場合など。
26.行政上の強制手
キバ(が)基礎(の)
①
行政強制
ぎょうせいきょうせい
段
ダシ吉(は)ケチ
②
行政罰
ぎょうせいば
ばつ
③
強制執行
きょうせいしっこう
④
即時強制
そくじきょうせい
⑤
代執行
だいしっこう
⑥
執行罰
しっこうばつ
⑦
強制徴収
きょうせいちょうしゅう
⑧
直接強制
ちょくせつきょうせい
⑨
行政刑罰
ぎょうせいけ
けいばつ
⑩
秩序罰
ちつじょばつ
代執行
行政強制
行政上の強制執行
執行罰
直接強制
行政上の強制手段
強制徴収
即時強制
行政罰
行政上の強制手段には実力行使として行政強制があり、罰
則として行政罰がある。
行政執行は強制執行と即時強制に分類され、強制執行は
「ダシ吉」に分類される。行政罰は「ケチ」に分類される。
それぞれの意味については基本書で確認してください。そ
れぞれの意味が分からない段階の受験生も、左の図は今す
行政刑罰
ぐ書けるようにしておきましょう。
秩序罰
行政手続法
27.手続法の適用対
初期止め
象
① 処分
しょぶん
②
行政指導
ぎょうせいしどう
③
届出
とどけで
④
命令等
めいれいとう
手続法 1 条 1 項
28.手続法の目的
高等権利利益
① 公正の確保
こうせいのかくほ
② 透明性の向上
とうめいせいのこうじょう
③
こくみんのけんりりえきのほご
国民の権利利益
権利利益の保護
権利利益
行政手続法の目的です(手続法 1 条)。記述対策用。
29.地方公共団体の
手続法適用
法ショット
①
法律に基づく処分
ほうりつにもとづくしょ
しょぶん
ほう
しょ
②
法律に基づく届出
ほうりつにもとづくと
とどけで
手続法 3 条 3 項
9
30.聴聞をするのは
椰子外
どんな時
①
役員
やくいん
②
資格
しかく
③
相当
そうとう
④
取消・撤回
とりけし・てっかい
行政手続法 13 条1項1号
取消し
撤回」を含む)
イ.許認可等の取消
取消
し(「撤回
撤回
ロ.許認可等によらずに取得した資格
資格又は地位のはく奪
資格
役員の解任、従業員の解任、会員の除名の命令
ハ.法人役員
役員
相当と認めるとき
ニ.上記以外で行政庁が相当
相当
31 聴聞の通知事項
保父投げキバ阻止
①
不利益処分の根拠法令
ふりえきしょぶんのこんきょほ
ほうれい
②
不利益処分の内容
ふりえきしょぶんのな
ないよう
③
原因
げんいん
④
期日
きじつ
⑤
場所
ばしょ
⑥
組織の名称
そしきのめいしょう
⑦
所在地
しょざいち
①
当事者又は自己の利益を
とうじしゃまたはじこのりえきをがいされるさんかにん
手続法 15 条です。
32.文書等の閲覧請
概算通現象
求の要件
ちょうもんのつうちじからしゅうけつじまで
害される参
参加人
②
通 知時から終結時
聴聞の通
げんいんとなるじじつをしょうするしりょう
まで
③
原 因となる事実を証
証 する
資料
手続法 18 条 1 項
33.聴聞の冒頭手続
上限ない
き
① 条項
じょうこう
② 原因
げんいん
③ 内容
ないよう
①
いけんちんじゅつけん
いけ
20 条 1 項
34.聴聞の防御権
池消失
意見陳述権
② 証拠提出権
しょうこていしゅつけん
③ 質問権
しつもんけん
① 報告書
ほうこくしょ
② 聴聞調書
ちょうもんちょうしょ
手続法 20 条 2 項
35.主宰者が聴聞終
了後作成すべき物
包丁
手続法 24 条
10
36.聴聞と弁明の機
ダシ室
会の付与の類似点
①
代理人に関する取扱い
だいりにんにかんするとりあつかい
②
証拠提出権
しょうこていしゅつけん
③
所在不明時は掲示
しょざいふめいじはけいじ
④
通知
つうち
①
代理人に関する取扱い……聴聞(行政手続法 16 条)・弁明の機会の付与(行政手続法 31 条)
②
証拠提出権……聴聞(行政手続法 20 条 2 項)・弁明の機会の付与(行政手続法 29 条 2 項)
③
所在不明時は掲示……聴聞(行政手続法 15 条 3 項)・弁明の機会の付与(行政手続法 31 条)
④
通知……聴聞(行政手続法 15 条)・弁明の機会の付与(行政手続法 30 条)
37.弁明の機会の付
保父投げキバ
与の通知事項
①
不利益処分の根拠法令
ふりえきしょぶんのこんきょほ
ほうれい
②
不利益処分の内容
ふりえきしょぶんのな
ないよう
③
原因
げんいん
④
期日
きじつ
⑤
場所
ばしょ
行政手続法 30 条
38.行政指導の不利
法の控除取り消し。徐
益取扱いに該当しな
は除く
いもの
法律上の
ほうりつじょうの
① 公表
こうひょう
② 助成
じょせい
③ 取消
とりけし
助 成は法律上でなくても行政
じょせいはほうりつじょうでなくてもぎょうせいしどうの
指導の不利益取扱いに該当し
ふりえきとりあつかいにがいとうしない。
ない。
次の3つは、行政指導に従わないことを理由として行っても、行政手続法32条2項の「不利益取扱い」に該当しない。
取消を行うという場合
①法
法律上、行政指導に従わなかったときに、許認可の取消
取消
②法
法律上、行政指導に従わなかったときに、その旨を公
公表すること
③行政指導に従わないものは、助
助成金が受けられないという措置
39.行政指導で明ら
死なせ
かにすべきこと
①
趣旨
しゅし
②
内容
ないよう
③
責任者
せきにんしゃ
①
公示の日
こうじのひ
②
意見
いけん
③
題名
だいめい
④
考慮結果
こうりょけっか
しなかった旨
しなかったむね
手続法 35 条 1 項
40.意見公募の結果
恋ダコ
の公示事項
手続法 43 条 1 項
41.意見公募手続き
尻出し
をしないで命令等を
理由
りゆう
定めた場合に公布と
題名
だいめい
同時期に公示すべき
趣旨
しゅし
こと
手続法 43 条 5 項
11
42.手続法の章立て
43.手続法 6 章の適
送信不行届(け)意
第 1 章 総則
そうそく
(思)
第 2 章 申請に対する処分
しんせいにたいするしょぶん
第 3 章 不利益処分
ふりえきしょぶん
第 4 章 行政指導
ぎょうせいしどう
第 5 章 届出
とどけで
第 6 章 意見公募手続等
いけんこうぼてつづきとう
紳士高温処置
用除外
①
審査基準
しんさきじゅん
②
施行期日
しこうきじつ
③
公務員の勤務条件
こうむいんのきんむじょうけん
④
恩赦
おんしゃ
⑤
処分に該当
しょぶんにがいとう
⑥
地域・施設等の指定
ちいき・しせつとうのしてい
手続法 3 条 2 項 1 号~6 号
行政事件訴訟法
44 行政事件訴訟法の
主(な)客高等民間
種類
45.抗告訴訟の種類
46.当事者訴訟の種
法務(の)寒さ不思議
実兄
類
① 主観訴訟
しゅかんそしょう
② 客観訴訟
きゃっかんそしょう
③ 抗告訴訟
こうこくそしょう
④ 当事者訴訟
とうじしゃそしょう
⑤ 民衆訴訟
みんしゅうそしょう
⑥
きかんそしょう
機関
関訴訟
① 法定抗告訴訟
ほうていこうこくそしょう
② 無名抗告訴訟
むめいこうこくそしょう
③
裁決の取消訴訟
さいけつのとりけしそしょう
④ 無効等確認訴訟
むこうとうかくにんそしょう
⑤
差止訴訟
さしとめそしょう
⑥
不作為の違法確認訴訟
ふさくいのいほうかくにんそしょう
⑦
処分の取消訴訟
しょぶんのとりけしそしょう
⑧
義務付け訴訟
ぎむづけそしょう
① 実質的当事者訴訟
じっしつてきとうじしゃそしょう
② 形式的当事者訴訟
けいしきてきとうじしゃそしょう
処分の取消訴訟
裁決の取消訴訟
法定抗告訴訟
抗告訴訟
無効等確認訴訟
不作為の違法確認訴訟
主観訴訟
義務付け訴訟
行政事件訴訟
差止訴訟
問題 44 から 46 につ
無名抗告訴訟
いての参考資料
実質的当事者訴訟
当事者訴訟
客観訴訟
形式的当事者訴訟
民衆訴訟
機関訴訟
それぞれの意味については基本書を参照してください。それぞれの意味が分からなくてもいいので、上の図は今すぐ書
けるようにしておきましょう。
12
47.行訴法の訴訟要
主将髭
件
①
出訴期間
しゅっそきかん
しゅ
②
処分性
しょぶんせい
しょ
③
(狭義の)訴えの利益
(きょうぎの)う
うったえのりえき
④
被告適格
ひこくてきかく
⑤
原告適格
げんこくてきかく
出訴期間…………………「白いぜ(ゴロ 51)」の要件を満たすか否か。
処分性……………………処分その他公権力の行使に該当するか否か(行政事件訴訟法 3 条 2 項)。
(狭義の)訴えの利益…広義訴えの利益には原告適格の有無が含まれるので狭義のと括弧付けしてある。狭義の訴えの利益とは原告の救済が
可能であるか否かが訴訟要件であるということ。
被告適格…………………行政事件訴訟法 11 条 1 項参照
原告適格…………………取消しを求めるにつき、法律上の利益を有するか否か。
48.処分性の認定基
公法紛争
準
こうけんりょくのこうし
① 公権力の行使
②
国民に対する法
法的効果
③ 紛争の成熟性
紛争
こくみんにたいするほうてきこうか
ふんそうのせいじゅくせい
最高裁判例は、処分性の認定基準を「国民に対する法的効果を生ずる公権力の行使に当たる行為で、紛争の成熟しているもの」としている。
公権力の行使でないものの例……契約
国民に法的効果のないものの例…通達
紛争の成熟していないものの例…行政計画
49 判決の効力
期待傾向
① 既判力
きはんりょく
② 対世効
けいせいりょく
③ 形成力
たいせいこう
⑤ 拘束力
こうそくりょく
既判力…確定判決に矛盾する主張が認められなくなる。
対世効…判決の効力が第三者にも及ぶ効力。第三者効ともいう。例えば、農地買収処分の取消判決を得たものは、被告行政庁から当該農地を
取得した第三者にも対抗できる。
形成力…取消判決により処分の効力が遡及的に消滅する効力。
拘束力…判決と矛盾する態度を処分庁に認めない効力。実体上の義務を課す力。
50.違法判断の基準
義父は年
①義務付け訴訟と不作為の違
ぎ むづけそしょうとふ
ふ さくいのいほうかくにんそしょうで
時
(義父は年寄り)
法確認訴訟では判決時
はは
はんけつじ
②取消訴訟では処分時
とりけしそしょうではし
しょぶんじ
直 接型義務付け訴訟(1 号義
ちょくせつがたぎむづけそしょう(1ごうぎむづけそしょ
務付け訴訟)
う)
申 請満足型義務付け訴訟(2
しんせいまんぞくがたぎむづけそしょう(2ごうぎむづけそ
号義務付け訴訟)
しょう)
51.義務付け訴訟の
種類
直進
直接型義務付け訴訟(行政事件訴訟法 3 条 6 項 1 号)
申請満足型義務付け訴訟(行政事件訴訟法 3 条 6 項 2 号)
13
52.取り消し訴訟の
白いぜ
出訴期間
①
知ったときから 6 ヶ月
しったときからろ
ろっかげつ
②
処分裁決から 1 年
しょぶんさいけつからい
いちねん
③
正当な理由があればこの
せいとうなりゆうがあればこのかぎりではない。
限りではない。
行政事件訴訟法14条
53.執行停止
銃器も執行停止
①
重大な損害を避けるため
じゅうだいなそんがいをさけるためき
き んきゅうのひつよう
じゅう
じゅうきもしっこう
て(いし)
②
緊急の必要があり、
があり、
③
申立て
もうしたて
執行・効力・手続きの続行
しっこう・こう
こうりょく・て
てつづきのぞっこう
しっ
こう
の停止ができる。
のていしができる。
行政事件訴訟法25条2項
行政不服審査法
54.不服申立て期間
死鎧屋清算
知った日の翌日から60日
しったひのよ
よくじつから6
60にち
あった日の翌日から1年
あったひのよくじつから1
1ねん
やむをえない事由があれば6
やむをえないじゆうがあれば60にち(30にち)のきかん
0日(30日)の期間を経過
をけいかしてもよい。
してもよい。
せいとうなりゆうがあれば、
1ねんのきかんをけいかしても
せい
正当な理由があれば、1年の
よい
期間を経過してもよい
2しんとなるばあいは、ひから3
30にち
2審となる場合は、知った日
から30日
行政不服審査法 14、45、48、53 条
2審とは、異議申立ての後の審査請求、審査請求の後の再審査請求のことです。
55.裁決の効力
56.審査請求中心主
義の例外
ここの負荷に自力+
①
形成力
ゴロ 13 参照
ななほ
「ここの負荷に自力」は
②
形成力
①
処分庁に上級行政庁がな
な
しょぶんちょうにじょうきゅうぎょうせいちょうがない
しょぶんちょうがしゅにんのだいじんまたはがいきょくも
い
②
けいせいりょく
処分庁が主任の大臣また
しくはこれにおかれるちょうのおさであるとき(じょうきゅ
は外局もしくはこれにおかれ
うぎょうせいちょうがな
ないかくになるとき)
る庁の長であるとき(上級行
ほ うりつによっていぎもうしたてができるとされているば
政庁が内閣になるとき)
あい
③
法律によって異議申立て
ができるとされている場合
行政不服審査法 5・6 条
14
57.審査請求前置主
参勤制
義の例外
審査請求の裁決を経ていなく
①しんさせいきゅうご3かげつをけいかしてもさいけつが
ても取消訴訟を提起できるの
ない
は
②きんきゅうのひつよう
3 ヶ月を経過し
①審査請求後3
③せいとうなりゆう
ても裁決がない
②緊
緊急の必要
③正
正当な理由
行政不服審査法 8 条 2 項
58.再審査請求でき
法源
るのは
①
法 律に再審査請求できる
ほうりつにさいしんさせいきゅうできるむねのきていがあ
旨の規定がある
る
② 原権限庁が審査庁
げんけんげんちょうがしんさちょう
① 正当な理由
せいとうなりゆう
② 教示しなかった
きょうじしなかった
行政不服審査法 8 条
59.異議申し立て前
生協さん
置主義の例外
③
3 ヶ月
異議申し立てから3
いぎもうしたてから3かげつけいか
不服申立てをす
す べき行政
ふふくもうしたてをすべきぎょうせいちょう
経過
行政不服審査法 20 条
60.行政不服審査法
好きで
の教示の内容
①
庁
ふふくもうしたてきかん
②
不服申立て期
期間
ふふくもうしたてできるかいなか
③
不服申立てで
できるか否か
行政不服審査法 57 条
自由選択主義・
自由選択主義・審査請求前置主義・
審査請求前置主義・審査請求中心主義・
審査請求中心主義・異議申立前置主義
異議申立前置主義
61.行政行為の取消
自由審前審中異前自
訴訟:
訴訟:
じゆうせんたくしゅぎ
の流れ
由
原則 自由選択主義
自由
しんさせいきゅうぜんちしゅぎ
例外 審査請求前
前置主義
しんさせいきゅうちゅうしんしゅぎ
処分に
処分に対する不服申立
する不服申立て
不服申立て:
いぎもうしたてぜんちしゅぎ
中心主義
原則 審査請求中
じゆうせんたくしゅぎ
例外 異議申立前
前置主義
不作為に
不作為に対する不服申立
する不服申立て
不服申立て:
自由選択主義
自由
15
国家賠償法
62.国家賠償の要件
公職加害違法
①
公 権力の行使にあたる公
こうけんりょくの行使にあたるこうむいんのこういである
務員の行為であること。
こと
②
しょくむをおこなうについてであること
職 務を行うについてであ
ること
こいまたはかしつがあること
③
かがいこういによりそんがいがはっせいすること
故意または過
過 失があるこ
いほうなかがいこういがそんざいすること
と
④
害 が発
加害行為により損害
生すること
⑤
違法な加害行為が存在す
違法
ること
行政手続法・
行政手続法・行政不服審査法の
行政不服審査法の適用除外の
適用除外の歌(おたまじゃくしはかえるの子
おたまじゃくしはかえるの子)
行政手続法3条1項と行政不服審査法4条1項を暗記するための歌です。1 番が手続法の適用除外、2 番が不服審査法の適用除外です
すべてを網羅できてはいませんが、大抵の問題には対応できると思います。答練などで歌以外から出題された場合は、適宜補って下さい。
国会、裁判所、国会同意(おたまじゃくしはカエルの子)
会計、刑事、税金、学校(なまずの孫ではないわいな)
刑務所、公務員
公務員、外国人、
(それが何より証拠には)
公務員
手続法(やがて手が出る足が出る)
学識、不服、が手続法
手続法
元の歌と替え歌で対応する
対応する文字
する文字です
文字です。
です。
こっかい、さい ばんしょ、こっかいどうい
(お
たま
会計、刑事、税金、学校
刑務所、形式
形式、外国人、
形式
不服です
学識、不服、が不服
不服
です
カ エ
ルの子)
かいけい、けいじ、ぜいきん、がっこう
(なまずの
国会、裁判所、国会同意
じゃくし は
まごで はない
わ
いな)
けいむしょ、こうむいん、がいこくじん
(そ
れが
な
により しょうこには)
がくしき、ふふく、がてつづきほう
(やがて
16
手が出 るあしが でる)