Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 Umversrty University 駒 澤 短 期 大 學佛 教論 集 第 1 號 1995年 10月 七 仏 通 戒 偈 ノ 袴 七 仏通戒偈 は 伝 承 さ れ て きた もの で あ る が 仏教 中に 浸 透 し そ れ を蝕み か な らな い 以 下 昭 仏 教 と りわ け 禅 宗 に お い て 仏教 , しか し , の 次 第 に 肥 大 して い っ と い う こ と を指 摘 せ ん とす る の が 本稿 , うに に見 る よ れ を根 拠 に 霊 魂 , も し批 判的 に , 非 仏教 的 な 動 向 の 結 晶 に の 目的 で あ る , ほ 。 atman )を 肯 定 し そ 霊魂 ( , 目下 社 会 問 題 化 して , な らば み る た 七 仏 通 戒 偈 に 示 され る考 え 方 は 輪 廻 と解 脱 と を強 調 す る の 伝統 の 根 幹 を なす 訓 誡 と して か か る 伝承 は , つ つ ト ー 憲 谷 (5 ) るあ る カ い ト ル cult ) 教 団 の 苦 行 主 義 や 精 神 主 義 に む し ろ 酷似 し た もの で あ る こ と が わ か る で あ ( う ろ しか る に 。 して た はずで い 仏教は , , か か る 苦行 主 義 や 精神 主義 を 論 理 的 に , 真 向 か ら否定 は 1 あ る )に もか か わ ら ず 七 仏 通 戒 偈 をそ の 根 幹 に 据 え る か , とき の ご 伝 承 を 自 らの う ち に 大 き く抱 え込 ん で も い た の で あ る そ の こ と を知 る な らば 。 の 考 察 は あ る カ ル ト教 団 を他 人事 の よ うに 非 難 す る 楽 天 主 義 に 歯 止 め を か け よす つ , 文 献学的 な装 い に は気軽 に七 , で あ ろ う 本稿 。 は も と に 七 仏 通戒 偈 に つ の け に せ ん と す る だ け の もの に す ぎ な とこ ろ で 上 , こ 仏 が 教 が 自 ら を深刻 に 自 己批 判す る 縁 と もな る 身に も課 しつ , て い , い そ ん な思 い を 自分 自 , 知 りえ た こ と を公 。 仏 通 戒 偈 と い う よ うな 使 「 通 戒 」 と い う意 味 は 必 ず し も確 定 して い 方 を して し まっ たが るわ けで は ない い の で , まず そ , の 「 通戒 」 の 意 , 味 の 検 討 と そ の 意 味 の 背 景 を な す過 去 七 仏 の 伝 承 に も言 及 し て お くべ き か も し れ な い の で あるが , 実例 を示 す の が 先 だ と の 考 えか ら 七 仏 通 戒 偈 関 連 諸 文 献 の 比較 を まず な した 後 で , う 。 こ た だ, れ は は な , く , こ こ で , 通 戒 の 意 味や 過 去 七 仏 の 伝 承 の 問 題 の 検 討 に 移 る こ と に し よ , 必要上 結 論 を先 取 り し て , 通常 人 口 に 膾炙 して 過 去七 仏 に よ っ て 自浄其 意 , , 本稿 で は 一 偈の 一 224 一 是諸仏教 」 と い う み 意味 に つ い て い えば , 共 通 し た 訓誡 」 とい う意 味 で 要 約 的 に 列 挙 され た 訓 誡 従っ て の 「 「 。 , 通戒 」 る よ うな過 去 七 仏 に い と い う意 味 だ と い う こ と で あ る 善奉 行 厂 , , uddi ( tah pratirnokSah >」 § 七仏 通 戒偈 が 「諸 悪莫 作 , を指す と の 解釈 は 全 く避 け ら れ て 一 衆 い NNII-Electronic 工 工 Eleotronlo Library Service Llbrary Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 Umversrty University (6 ) 注 意せ ら れ た い こ とに る ノー 七 仏通 戒偈 ト ( 袴 谷) 。 A 七 仏 通 戒 偈 関連 諸文 献 の 仏 教 教 団 の 各 部 派 に よ っ て 伝承 され た 戒経 7 群 に 分 け られ て 過 去 七 仏 の 部分 が し うる こ の なす 前 に , 種 の 文献 は 大略 , − §a satra ( pratmok pratimokSah )偈 が 一 括 して 掲 げ られ uddiStab 通戒 ( 比較 そ れ ぞれ に 配 当 さ れ て 一切 a ) の根 本説 そ の 内容 を 文 献 ( , 有部 の サ る い 。 ま りに も無 味 乾燥 とな る の を予 め 防 が ん が た め で あ る が 1)一 は 通 しで ア ラ ビ ア 数字 ( し , 1 (1)忍 耐 (kSanti 4) , 離脱 5) nirvana ( 忍 , こ の マ 数字 − 1 6) II( 2> 眼 もて い て る人 は もろ もろ の 悪 波羅提 木叉)に基づ , また 。 , と仏 た ち は 説 く うの も とい 。 7) , 沙 門)で は な い か ら , 知者 ( pandita ) は 生 け る もの い て 防御 す る こ と な きこ と の 人 ) 以 上 が 仏の , もな く , , 増上 心 る こ と, 1 °} を見 る べ き で あ る ’4 ) , い adhicitta ( て 戒経 $a , , 量 を知 る こ )に つ い て 実 buddhanu §asana ) で あ る。 教誡 〔 11 〕 我 , っ て 飛 び 去 る よ うに , 行 。 他 の 人々 , atman た だ 霊魂 ( ( pratimok > ま た 食事 に お samvara と ( 不 適 切 な こ とで は な く 々 の −loka ) に 世界 ( jiva の ま た 訓誡 , 者 (muni ) は 村 に お い て 同様 に 行 うべ き で あ る 13 5) ( 弛 )を 〔 避 ( papa ) を避 け る べ き で あ る。 i2 ) 4) IV( あ た か も蜂 が 色や 香 を損 な わ ず に 花 か ら 味 を取 V 他 人 を 苦 しめ 他 の , vi §ama )が あ る の で 危 険 な と こ ろ ( 勇気 ( parakrama 9 最 果 の 地 )で 寝 た り臥 し た りす samayoga 修するこ と ( こ とで 。 付 ら れ た 偈 番 号 を表 わ す 3 ) 8) 3) ( 誹 謗 す る こ と な く傷 害 す る こ III と あ るで あ ろ う 。 け る こ と が で き る 〕 よ うに お こ ろが , VIIは そ れ ぞ れ 過 去 七 仏 を 表 わ §ramana 人 々 を傷 つ け る 出家者 ( pravrajita)は 苦行 実践者 ( である 和 訳 を利 用 す れ ば titik§a )が 最 高 の 苦 行 ( tapas )で あ り最 高 の 辱) と 辛 苦 ( 涅 槃 )で あ る , ー ロ 較を 諸文 献間 の 比較 の あ 敢 え て 和 訳 を 与 え る こ と を しな い 他 文 献 の 読 解 に も資 す る と 和 訳 の 各段 の 直前 に 示 さ れ た 参照 っ ク リ ッ ト本 戒 経 に 基 づ く ン ス 。 , 現 存 しか そ れ ら諸 文 献 の 比 , 暫 定 的 な 和 訳 に よ っ て 示 して お い た 方 が よ い だ う と う思 う なお , そ れ ら もし くは そ れ ら の 大 , 2 以 下 に 示 す 9 種 で あ る )が , ) の 最末 尾 に は 自 己) の 正 の 作 した sama ( こ とや 作 さ なか vi $ama ) と不正 ( っ た )と 。 muni 行者 ( −pada )に お mauni )15 }の 行 道 ( 一 い て 実 習す る もの は 増上心 に 関 223 一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronlo Library Service Llbrary Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 Unlverslty University し て 放 逸 に なすべ きで は な い tayin) に 憂 い は な い 世者 ( 7) 布 施 す ( 16 ) には るに 寂 静 と な っ て 常 に 念 力 を伴 。 ある の で する samyamat 自制 す る もの ( 。 ku §alin ) は 悪 ( ( papaka ) を捨 て る 悪 ( papa ) を な さ な い の upasampada ( ) 自分 , の akara と ( こ citta ) を抑 心 ( buddhanu §asana ) で あ る ( 全 て にお 。 manas 意 ( 。 しか 。 。 ) 善 (kugaIa) を 完備 す る , , 。 2 °) ) は 素 晴 しい ) に よ る 防御 も素 晴 し い て 防御 され た い ロa ) 制す る こ と ( paridamana ) 以上 が 仏 の 教 19 ) 9) kaya ) に よ る防 御 ( samvara ( 身 ( VII 防御 も素 晴 し い )救 smrtimat る ( い kle§a ) を滅尽 す る こ とに よ っ て 17 〕離 脱 ( nirvrti ) が あ る 煩悩 ( , 1s しい て っ 。 善 を も て る もの 。 (7 ) ト ( 袴谷 ) dadat)に は ( る もの ( pUnya )が 増 大 敵意 が 育 た な い 8) }全 て VI( 誠 ノー 仏通 戒偈 七 vac ) に よ る また 語 ( 。 全てにお 。 bhik$u )修 行 者 ( samvrta ( て 防御 は 素 晴 い 比 丘 )は全 て , の 苦 duhkha ) よ り解脱 す る ( ( pramucyate ) 。 1 語 ( は 21 ) に 従 っ て 護 り (anurak in)心 に よ っ akugala ま た 身に よ っ て 不 善 ( , patha )を清 め た )をな さ な い だ ろ う し 23 》 , に よ て 知 ら しめ ら れ た っ susamvrta ( marga 道 ( )を得 る 24 ) であろ う 。 11> Vipagyin) と シ キ ン (§ikhin) と ヴ ィ シ ヴ ァ 仏で あ る ヴ ィパ シ ン ( ( Vi §vabhU ) と ク ラ ク ツ ァ ン ダ ( Krakutsanda ) とカ ナ カ ム ( Kanakamuni ( ュ , ニ カー シ とは っ て の ャ パ Sakyamuni )ガ ウ タ Ka §yapa ) と シ ャ ー カ 出 身の 行者 ( ( devatideva)に し て 神 々 中の 神 ( , 最上 の 25 sarathi ) で あ る 導師 ( 10ka−natha 世 間 を救護 す る ( にお こ こ 。 い て お よ そ だ れ で あれ , 14) 着 手 す る が よ い ( 。 死 )が , 以 上 に 詳 し く( vistar − 。 27 ) 29 ) $a uddista ) ( 尊 敬 され る よ うに な っ て よい Gautama ) ( tayin)に して 勇敢 な る ( vira )26 ) )最 高 の 救世 者 ( 聞 ) た ち に して 尊 敬 に 値 す る も の が ) と , ) 列挙 さ れ た マ ブー nara −damya )に と 抑 制 さ れ るべ き人 間 ( , 仏 た ち で あ る高名 な (ya §asvin )七 人 の 訓 誡 ( pratimok ena ) tri−karma ・ 業道 ( こ の 三 , 聖仙 ( r$i) 22 ) ち の て よ く防御 され た もの $ mrtyu 神 ( 払 拭せ よ ( dhunita ) 。 , 無為 の §ravaka 仏 た ちお よび 仏 た ちの 弟子 ( , sagaurava ( )で あれ ば adhvam 領域 ( 出立 す るが よい )の 軍 隊 を 。 仏 こ に お 声 い て buddha −§asana ) 28 }に 努 め 教誡 ( る の 彼 ら は 〕こ 〔 , , asamskrtam ) に 到達 す る 。 あ たか も象 が 葦 の 小 屋 に 対 す る が ご と くに , , 3 °) とい うの も , 。 お よそだ れ で あれ , 一 こ の dharma ・ vinaya 法律 ( 31 ) )に お い て 放 222 一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronlo Library Service Llbrary Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 Unlverslty University (8 ) 七 仏通戒 偈 逸 に な ち ず して 行 う も の な ら ば ノ ー ト ( 袴 谷) samsara 生 存の 繰返 し ( , dubkha ) を終 焉 に も た らす 32 )で あ ろ うか ら で あ る ( 1 互 ( ため に て い , 1りそ の ( 戒) を , くに 護 るが よ い , 。 )が 列挙 さ れ , そ の ため に 節制 の 儀 式 が 催 され た そ , の 36 ) )を 〔 愛つ る〕が ご と valagra )が 尾の 毛 先 ( 。 鰌 お よ そ なん で あ れ た , camara ヤ ク ( , )に よ っ 35 布 薩 ) が 催 され た ) ) た め に条 項 ( sittra §ila 習慣 ( ま た教 誡 ( sasana) を増 大 せ ん が , , 節制の 儀 式 ( po $adha34 苦 , 。 33 imok §a )は 列挙 さ れ ( uddi $ta) ) 僧 団 ( samgha 訓誡 ( p耐 この , §ila 戒 ) を守 ら ん が た め に ( に 習慣 輪 廻 ) を捨 て て , − $a samudde 訓 誡 の 列挙 ( pratimok , 福 ( p 叫 ya > が あ れ ば , それに よ 一 maunindra 行 者 の 第 人者 ( ) $ah 〔37 最善 な る 自在 者 の 威 光 を も ) て こ の agesa ) 世 の 人 々 が 残 され る こ と な く ( ( pada ) に 至 れ ま す よ うに 位 の 訓誡 完 了 ( pratimok っ た 。 > samaptah っ よっ て もた らさ れ §a )に 。 栄 光 の 神王 dpal lha btsan po )の 教 勅 (bka ( 38 ) ’ lung) に よ り 聖 根 本 説 一 切 有 部 (Phags pa gZhi Thams cad yod par smra ba Arya・Mula ・Sarvastivada) の 持 律 者 な る 論 師 ジ ナ ミ トラ (Jinamitra ) と 大 校 閲翻 ー ツ ン ( Cog ro Klu i rgyal mtshan ) が 確 認 し校 閲 し翻 訳 訳 僧 チ ョ ク ロ ・ル イ ゲ ’ , , ’ ェ し た もの 〕 。 * * * 比 較 を示 さ て 以 下 に 七 仏 通戒偈 関 連 諸 文 献 の , , 意 点 を(a )一 (i)の 各段 に つ そ れ に 関連 す る留 い て すに 当 っ て 記 して お きた Mala −Sarvastivada) 所 属 戒 経 サ ン (a ) 根 本説一切 有部 ( 各種 文 献 の 所在 や , い 。 ク ス リ ッ ト本 当該 箇 所 : The Pratimok$a ・SUtra ed .by Anukul Chandra Banerjee,The Indian H 臨 o ル vo1 . 29 No .4 ( 1953) pp .376 − 377 に よ る 。 な お , 七 仏 と 各 偈 の 配 当 cal Quarterly “ ” , は , い ち い ち明 , , 記さ れ て い ない が , 同 じ部 派 の 所 属文 献 と して , 『 根 c) ( 中の 義 浄 訳 本 説 一 切 有 部 芯 芻 尼 戒 経 』 の 配 当 に 従 っ て 記 載す る こ と に す る こ の 配 当 に 関 し 同 じ 訳 者 で あ る 義 浄 の 手 に な る も の で あ る に もか か わ ら ず 比 丘 戒 経 と 比 丘 尼 戒 。 , , 経 と の 間 に 大 き な相 違 の あ る こ と に に 1032 Te , 『 なお 律分 別 252a8− 254a3 も戒 経 , よる 示 に お い て 。 , , 両 者 に 相違 い て は , c) ( 中の 関連 記 載 を参照 さ れ た い 。 ト訳 当 該 箇 所 :P .ed . No .1031 Che 17b6− ed . No . (Vinaya−vibhahga )』 の チ ベ ッ ト 訳 末 尾 P . b) 根 本 説 一 切 有 部 所 属戒 経 チ ベ ( 18b1 つ , の ッ , , , , の も の と 実 質 的 に 全 く同 じ 。 あ る 場 合 に は 、採 用 さ れ な か っ 以下 の た方の 異 , ト訳 文 提 チ ベ っ た語は カ ッ ッ コ 内に 示 した 。 一 221 一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronlo Library Service Llbrary Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 Umversrty University 七 仏 通 戒偈 ー ト ( 袴 谷) ノ 根 本 説 一 切 有 部 所属 戒 経 義 浄 訳 当該 箇 所 (c ) 蔵 , が , 24巻 517頁 上 一 下 に よ る , 比較 的他部 派 所属 本 説 一 切 有 部 芯 芻尼 戒 経 』 大 正 : 『根 , こ の 比 丘 尼 戒経 に よ っ た の は 一 と 致 す るの と こ の 方が 配 当の もの の (9 ) 。 バ 』, , 同上 23巻 頁 下 一 1020 頁上 に よれ ば , , が取れて ン ス , , れ以 外 の 義浄 訳 『 根 本説一 切 有部毘 奈 , , 同上 , 七 仏 と各 偈 の 配 当 は , い こ , 大正蔵 24巻 507頁 中 一 508頁 上 904頁 中 一 905頁上 『根 本 説 一 切 有 部 芯 芻 尼 毘 奈 耶 』 『 耶』 ラ , る と感 じ ら れ る の と の 二 点 に よ る か な り便 宜 的 な もの で あ る が 根 本 説 一 切 有部 戒経 七 仏 と 各偈 の 配 当 , , 1019 3} IV( 4 ) V ( 1 (1) II(2 ) III ( 5) , , , , , , 9) 10)と な る VI( 6×7) VII 8) ( ( ( 一 d)説 切 有 部 ( Sarvastivtida ト 本 当 該 箇 所 : Le ( ) 所 属 戒 経 サ ン ス ク 1丿 Pratimok §asOtra des Sarvastivadins Text Sanskritpar M . Louis Finot, ノbur ・ nal Asiatique .Ser.XI ,Tome II ( 1913),pp ,539− 543 に よ る。 た だ し, 以 下 の 原 文 , 。 “ ッ ” , 記載 に 当 稿 っ ては サ ン ス , ク リ ッ トの ー ロ 字表 記 を統 一 す る た め マ 若 干 の 箇 所 を本 , 採 用 し て い る 表 記 に 改 め た 場 合 の あ る こ と をお 断 り し て お き た い e) 説 一 切 有 部所属 戒 経 羅 什 訳 当該 箇 所 : 『十 誦 比 丘 波 羅 提 木 叉 戒 本 』 大 正 蔵 23 ( 巻 478頁 中 一 479頁 上 に よ る ま た 『十 誦 比 丘 尼 波 羅 提 木 叉 戒 本 』 同 488 頁 上 一 で 。 , , 。 中 もほ ぼ 同 じ , 『 , , なお , 十 誦 律 』 末 尾 , 同 上 と相 応 す る もの は 示 さ れ て い な い Mahasamghika ) 所 属 戒 経 仏 陀 跂 陀 羅 ・法 顕 訳 当該 箇 所 : 『摩 訶 僧 祗 大衆部 ( (f) 『 律 大 比 丘 戒本 』 大 正 蔵 22巻 555頁 中 一 556頁 上 に よ る な お 摩 訶僧 祗 律 』 末 尾 に も 同 上 と相 応 す る もの は 示 さ れ て い な い が 同広律 の 中 (同 446頁 下 一 447 。 , , に , 。 , 。 , , 頁上) に は示 され は , 後半に お 仏 通戒 偈 そ , の い て て 布 薩 と深 て い い 関係 に あ る こ とが 知 られ る 触 れ る こ とに す る が もの は もに と , , , 『 , 大 比丘 尼戒本」 と 漢訳文 と して は , ン ス つ い て 『 摩 訶僧 祗律』 中 との 七 e) の もの と ほ ぼ 同 文 ( Lokottaravadin) 所 属 戒 経 サ ( 9) 大 衆 部 系 説 出世 部 ( 点に こ の 。 ク リ で ある 。 ト本 当 該 箇 所 ッ : P 履 珈 o 々顕 s π伽 卿 Of the Lo んo 吻 瓶 瀟 漉 嬲 廡 匁9 痂 々 School ed .by N ,Tatia Patna 1976 ( Tibetan Sanskrit Works Series No .16) pp .36 − 38 に よ る 。 こ れ は , , f)と 一 応 は 同 系 統 ( 違に も , の 仏 の ず , れは して 部 派所 属 の 戒 経 は か な り大 き い 他 とほ とん ど異 させ て 示 す 体 の こ とは もの っ て あ る が い α 不 可能 で あ る 。 あ る に もか こ の , 9) ( 所属 そ の ため , , か 特 に 七 仏 と各偈 。 るため で の 以下 , , わ らず , 当該 箇所 に つ い て の 相 い ず れ を主 と し て 配 当 とが 一(f)に わ か り や す く対 応 a> もの を( の の , 対照 に お い て は 偈 を中心 に 大 , 対 応 関 係 を示 す た め に , 七 仏 の 順 序 に は か な りの 不 揃 い が 生 じ て い る の で 七 一 不 致 に は そ の 点 を留意 さ れ た い な お 偈 を 中心 に 対 比 させ た に も か か わ ら , 。 IIに 配 し た 偈 は , IIに 示 し た 他 の 文献 の 偈 対 応 す る偈 を 然 る べ き箇 所 に 配 して , , 応 しな こ こ に どこ に い こ の IIの 下 , い っ も対 応 し な い 偈 を提 示 し た の 偈は 却っ て , , と ほ と ん ど 対 応す る た結果 た め で 1)hammaPada 一 や もの が な い 。 こ IIの 下 に 生 じ た 余 白 を 利 用 , ある 。 しか る に , Uddinavarga中 に ど こ に も対 その 対 応偈 220 一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronlo Library Service Llbrary Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 University University 七 仏通 戒偈 ノー れに つ い て は 10) ( を求 め る こ とが で き る が 変 え られ た偈 の 順 序 を , こ ト ( 袴谷 ) その 箇 所 で 註す , も と の テ キ ス ト通 り に 正 し て 示 せ ば , 因み 。 1 , に 上 , 1 2 = 要領 の III 3 = , で = , V 4 VI 5 IV 6 II 7 VIIと な る 。 Dharmaguptaka ) 所 属 戒 経 仏 陀 耶 舎 訳 当 該 箇 所 : 『四 分 律 比 丘 戒 (h)法 蔵 部 ( 22巻 1022頁 中 一 1023頁 上 お よ び 『四 分律 戒本 』 同 1030頁上 一 本』 大正 蔵 = = , , , 下 に よる = , 『 , , , , なお 。 = , , 四分 律 s 末 尾 に 同上 と 相 応 す る も の は 示 さ れ て , Mahi §asaka )所 属戒 経 仏 陀 什等 訳 当該 箇所 (i) 化 地部 ( 正蔵 22巻 , , 199頁 下 一 200頁 中 に よ る い な を避 け の 対 照 表 中 で は 略 す。 て , a> ( 以下 また ,偈 は 。 もの は 示 さ れ て い 。 , なお 全体 , : 。 弥 沙 塞 五 分 戒本 五 分 律』末 尾 に は に わた い 『 『 , な い 』, 大 同 上 と相 応 す る , り基 本 的 に (f)と 同 じゆ え に 煩雑 , 1 (1) k $antih paramam tapas titikSa nirvaparp parama 甲 vadanti buddhab / na hi pravrajitah par6patapi 5rarnano bhavati paran vihethayanah b> ( bzod pa dka thub dam pa bzod pa yi// mya ngan das pa mchog ces sangs rgyas gsung // rab tu byung ba gzhan la gnod pa dang// gzhan la tshe ba dge sbyong ma yin no // 〃 1// ’ ’ ’ C > ( 忍是 勤 中上 能得 涅 槃 処 出 家悩 他 人 不 名 為 沙 門 説是戒 経 此 是 毘鉢 尸如 来 応 正 等 覚 d) 1 .VipaSyi nama ( 。 bhagavfi卑 sarva −grantha ・ pramo 〔k §akahP 〕・・・・・・・・… k $antih paramam tapas titik buddhab 〔 /〕 2 . $a nirva ロarp parama 単 vadanti pa 〕 rarp vihethayan / / 〔na 〕hi pravra 〔j itah par6paghati 9ra〕mapo 〔bhavati e) ( 毘 婆尸 仏 如 来 無 所 著 等 正 覚 , 為 六 百 二 十 万 比 丘 前 後 囲遶 , 説是 戎経 。 忍 辱 第 一 道 涅 槃 仏称 最 出家悩 他 人 不 名 為 沙 門 (f) 仏言 毘 婆 尸仏 如 来 応 供 正 遍知 。 , 為 寂静僧 略 説 波羅 提 木 叉 , 。 e ) と同 じ 偈 は ( 。 k 頭 ntih paramarp tapo titik$a nirvapam paramalp vadanti buddhah / // na hi pravraj itah par6patapi §ravano39 )bhoti paran vihethayanah − ida卑 tasya bhagavato Vipa§yisya tathagatasyfirhatab samyaksambudd 9) ( hasya acirAbhisarpbuddhasya pratimok $am subha $itam / (こ nirarbude れ は , 一 か の bhik$u 世尊なるヴ −sa1pghe ィ パ シ ン samksiptena 如 来 応 供 正 等覚 者 219 一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronio Library Service Library Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 University University 七 仏通戒偈 ノー ト が る , 速 や か に 現 等覚 し て 4 °) 。 瑕 疵 な き僧 , 団に お て い 11 ) ( ( 袴谷) 要約 して 見事 に 説 か れ た 訓 誡 , で あ ) h ) ( e) と同 じ 偈 は( 。 此 是 毘 婆 尸如 来無 所 著 等 正 覚 説是 戒 経 , 。 2) II( a) cak §man ( viSamaniva vidyamane / parakrame −lokesmin papani parivarjayet//2// jiva parPdito b ) mig ( mkhas c) ( ldaガ gro ba yod pa yis//nyam nga ba dag ji bzhin du/ / pas ( rten dir//sdig pa dag ni yongs su spong // pa )tsho ba i jig ’ ’ 明 眼避 険途 能 至 安 隠 処 此 是 尸 棄如来 応 正 等覚 d)3 .… ( ・〔螽ikhl ma ’ ’ 智 者 於 生 界 能 遠 離諸 悪 説是戒経 , 、 cakram 〕hamun 晦/dharma ・ pravarttayitva pratimok $am ade §ayat // 4 .cakSuSmfin parakrame 〕/ va vidyamane 〔 vi $amanf ’ j ivalokesrnin parPdito papani 〔 parivarjayet〕// e) ( 尸 棄 仏 如 来 無所 著 等 正 覚 為 入 十 万 比 丘 前後 囲 遶 , 説是 戒 経 , 。 譬如 明 眼 人 能 避 険 悪 道 世 有 聰 明 人 能 遠離 諸 悪 f) ( 尸棄 仏 如 来 応供 正 遍知 , 1 為寂静 曽 略 説 波羅 提 木 叉 , 。 e> と 同 じ。 偈 は ( 9) ( 上 記 凡 例 で 注 意 し た ご と く 以 下 に 示 す 偈 は 七 仏 通 戒 偈 を掲 げ る他 文 献 中 に は , 対 応 す る もの が な い が Maha ’vastu 中 に nasti , , DhammaPada , DhamaaP , ’ du や UdO navarga α , 更には 対 応 箇所 も し くは 一 部 対 応 す る 箇 所 を見 出す こ とが で き る dhyanam aprajfiasya prajfia nasti 。 / adhyayato yasya dhyanam ca prajfia ca sa vai nirva ロasya antike // tatrayam adi bhavati iha prajftasya bhik$urpo / guptih indriyai mitralp tih pratimok samtu $ bhajetakalya ロarp §uddhajlvam pratisa叩 staravati $e ca sa 卑 varo4i / atandritam acara −ku §alo siya // ロasyaiva て い れば , そ の 人 は ま こ と 離脱 一 ソ/ antike42 知 性 な き も の に 禅 定 は な い 。禅 定 な き もの に 知 性 は な ( っ // ca bahulo bhik$u nirva tato pramodya ・ と が と も に そ な わ ) の い 。 その 人 近 くに る い の に 禅定 と知 性 だ 。 そ こ で , 218 一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronio Library Service Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 University University 12> ( こ れ が し ま た 訓誡 に 基づ , 享 受 す この 世 に お け る , る だ ろ い う し,個 仏通 戒 偈 ノ ー ト ( 袴谷) 七 知 性 あ る比 丘 て 防 御 す る もの は 分 ち与 え 々 に る 初物 の で 善友 , あ る。 感 官 に よ と疲 っ て守 り 満 足 , れ を知 ら ぬ 清 ら か な 生 活 と を 43 ) 友 情 を も っ た もの とな り また行 に 通 暁し た も の と な る だ ろ う そ れ に よ り 喜 び を 充 た さ れ た 比 丘 は ま こ と 離 脱 の 近 くに 。 る の だ 。) tasya bhagavatah Ka §yapasya idarp buddhasya acirabhisambuddhasya pratimok $a 卑 h ) ( い −sa 叩 一 tathagatasyarhatah samyak bhik$u −sarpghe samk nirarbude iptena $ itarp / subha § e ) と 同 じ。 偈 は( 此 是 尸 棄 如 来 無 所著 等正 覚 説是 戒経 , 。 3) III ( ’ a ) anupavado ( matra pratimok nupaghatah ca bhaktesmin jfiata − $e ca prantam / samvarah Sayanasanam ca adhicitte samayoga etad buddhanu§asanam //3// b ) skur pa ( bar)mi gdab gnod mi bya //so sor thar pa ang bsdam par bya // ( zas kyi tshod kyang rig par bya //bas mtha i gnas su gnas par bya // lhag pa i sems la yang dag sbyor //di ni sangs rgyas bstan pa yin // ’ ’ ’ ’ 不 毀 亦 不 害 善 護 於 戒 経 飲 食知 止 足 受 用 下 臥 具 c ) ( 勤修 増 上 定 此 是 諸仏教 此是 毘 舎 浮 如 来 応 正 等覚 d) 5 .〔Vi§vabhOr ( samo 説是 戒経。 〕( bhagavam )buddho vigva −bhata−hito n 峩thah Pratimok §am 6 .〔anupavadonupaghatab ade §a 〔 yat 〕// pratimok $e ca samvarah / − / − ca bhakte$u prantam ca §ayanasanam jfiata adhicitte ca ayoga etad buddhasya蕊 sanam 〕// matra jinah /asamosama e) ( 毘鉢 施 仏 如 来 無 所 著 等 正 覚 為十 万 比 丘 前 後 囲遶 , 説是 戒 経 。 ’ 不 悩 不 説過 如 戒 所 説行 飯 食知 節 量 常 楽 在 閑処 心 淨楽 精 進 是 名 諸 仏 教 f) ( 毘 葉 婆仏 如 来 応 供 正 遍 知 , 為 寂 静僧 略 説波 羅提 木叉。 , e) と同 じ 偈 は ( 。 9 ) anopavadi ( aparopaghati pratimok 一 §e ca sarnvaro / 217 一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronio Library Service Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 University University 七 仏 通 戒 偈 m ー ト ( 袴谷) ノ ca bhaktasmim prantam jfiata − 酖 ra gayanasana ca 叩 / buddhanu§tisana卑 // tasya bhagavato Sikhisya44tathagatasyarhatah samyaksa idarp hasya acirabhisambuddhasya nirarbude bhik $u −samghe samk adhicitte cayogo eta 叩 ノ ) pratimok h) ( 串arp 13) ( budd − $iptena 靼 subhA §itam // 不 謗 亦 不嫉 当奉行 於 戒 飲食知 止 足 常 楽 在 空 閑 心 定楽 精 進 是 名 諸 仏 教 此 是 毘葉 羅如 来 無 所 著 等正 覚 説是 戒 経 。 4×5 ) IV( yathahi bhramarah pu 爭pad var a) ( drayate rasam ad 巨ya eva 叩 ロa grame − gandhav muniS / alothayan //4// caret na pare $am vilomani na pare §a 卑 k ;tak τtarn/ atmanas tu samik §eta sam 亘ni vi $amapi ca //5// jiItarbung ba me tog las//kha dog dri la mi gnod par // khu ba bzhibs nas phur bar ltar//de bzhin thub pa grong du rgyu // bdag gis rigs dang mi rigs la//brtag par bya ste gzhan rnams kyi// gi)//byas dang ma byas rnams la min // mi mthun pa dang gzhan dag gis( b) ( ’ c) ( 譬 如 蜂 採 花 不 壊 色 与 香 但 取 其 味 去 芯 芻 入 聚 然 ( 落か ) 不違逆他 人 不観作不作 但 自観 身行 若 正 若 不 正 此 是 倶 留 孫 如 来 応 正 等覚 d) ( 7 .・ … 説是 戒経 , 。 … Krakucchando )jfianava ( 8 .〔yathapi bhramarab〕pu $p 五d varpa ・gandhav ahethayan grfimam muni § caret / / paraiti rasam fidaya tathfi 9 .na pare 〔頭 皿 atmanas na pare $am 〕 krta 〔 krtam / vilomani tu samik / §eta samani e) ( 拘 留 孫 仏如 来 無 所 著 等 正 覚 vi $ama i ca 〕// ロ 為 四万 比 丘 前後 囲 遶 , , 説是 戒 経 。 譬 如 峰 採 花 不壊 色 与 香 但 取 其 味去 比 丘 入 聚 落 不 破 壊 他 事 不観 作 不 作 f) ( 拘 留 孫 仏 如 来 応供 正 遍 知 , 但 自観 自行 為寂 静 1 曽 , 諦視 善 不 善 略 説 波 羅提 木 叉 。 e) と ほ ぼ 同 じ 「採 花 」 が 「採 華 」 と あ る 違 い の み 偶 は ( −ganciham ahethayalp 9 ) yatha hi bhramaro punyam45 ) vama ( 。 。 − / 216 一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronio Library Service Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 University University 14 ) ( 七 仏通 ノー 戒偈 ト ( 袴谷 ) paraiti rasam adaya eva 卑 grame muni § caret // na pare$arp vilomani na pare $am krtakrta即 / atmano tu samik $eta krtany akrtani ca // ロ・ ida靼 tasya bhagavato Konakamunisya tathagatasyarhatah samyaksar buddhasya acirabhisambuddhasya nirarbude bhik $u −sa 坦 ghe sarpk $iptena pratimok ita卑 / $a 甲 subha 爭 譬如 蜂 採 華 不 壊 色 与 香 但 取 其 味 去 比 丘 入 聚 落 h) ( 不 違 戻 他事 不観作不作 但 自観 身行 若 正 若不 正 此是 拘楼 孫 如 来 無 所 著 等 正 覚 説是 , 戒経 。 6×7 ) V ( ma a ) adhicetasi ( §oka pramodyato munino bhavanti tayinah na 蕊 ntasya upa dadatab pupyalp pravardhate vairalp itah/ §ik$ ・ pade $u mauni sad //6// 盃 smrtimatah sarpyamato na ciyate / ku §ali prajahati papakam kleganam k $ayitas tu nirvrtih //7// b) lhag pa i sems Ia bag bya ( byas)ste (te)//thub pa i thub gzhi rnams ( la ’ ’ bslab〃 nyer zhi rtag tu dran ldan pa i//skyob ’ sbyin pas bsod nams pa mya med nyan pa yin// tu phel //1egs bsdams dgra sogs ’ rab ngo ) // (byung )ro ( dge dang ldan pas sdig pa spong //nyon mi ’ gyur ’ c) ( mongs pas mya zad ngan da // ’ ’ 勿 著 於 定 心 勤修寂静 処 能救 者 無 憂 常令 念不 失 若 人 能 恵施 福増怨 自息 修善 除衆 悪 惑 尽至涅 槃 此是 羯 諾迦 牟尼 如 来 応 正 等 覚 d )10.avabhasadi ( §ab , 説是戒経 −nai $kramya −puru sarva 6ttamah /6ri−Kanakamunir § buddhab §a 卑 ” 一 ・・// 〔a 〕dhice〔tasi ma pramadyatab pratatarp mauna ・pade §u Sik$itah/ // 蠢oka na bhavanti tayino hy apa §antasya sada smrtatmanab e) ( 拘 那 含 仏 如 来無 所 著 等 正 覚 , 為 三 万 比 丘 前後 囲 遶 欲 得好 心 莫 放 逸 聖 人 善 法 当懃 学 若 有知 寂 (f) 拘那 含 牟尼仏 如 来応 供正 遍 知 9 ) adhicetasi ( ma , pramadyato 説是 戒 経 一 一心 人 乃 略 説 波 羅提 木 叉 為 寂 静僧 , munino mauna 一 , −pade 。 能無 復 憂 愁 患 。 9ik$atab / §u 215 一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronio Library Service Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 University University ノー ト 七 仏 通 戒 偈 15) ( ( 袴谷 ) tayino upa § antasya sada srnrtimatah // §oka na bhavanti tasya bhagavato Vi§vabhuvasya tathfigatasyarhatah samyak idarp buddhasya acirabhisa pratimok h) ( 号am 心莫 buddhasya nirarbude 珥 bhik$u −sarpghe sa 珥 −saM − kSiptena / 寧italp subha 作放 逸 聖 法 当勤学 如 是 無憂 愁 心 定 入 涅槃 此 是 拘 那 含牟尼如来無 所 著等 正 覚 説是 戒 経 , 。 8) VI( a) ( sarva ・papasyakarapar buddhfinu§巨sanam //8// cad mi bya ste / /dge ba phun sum tshogs par bya ( spyad ) // ni yongs su dul( gdul ) //di ni sangs rgyas bstan pa yin// citta −paridamanam sva ・ b) sdig ( rang c) ( pa thams gi sems ku6alasy6pasampada / ロ etad ’ ’ 一 切 悪莫 作 一 切善 応 修 遍 調於 自心 是 則 諸仏 教 此 是 迦 摂 波 如 来 応 正 等覚 説 是 戒 経 d) 12 .sarva −sa 卑 patti−sampannah sarva ( 。 sarva −papasyfikaraロa 卑 〕ku §alasy6pasa 13 .〔 sucitta −paryavadanam e> ( 迦葉仏如 来無所著 等正 覚 即 // 為 二 万 比 丘 前後 囲遶 , pada ね/ buddasya §asanam etad /Ka §yapo … … samudgatah 説是 戒 経 , 。 一 切 悪 莫 作 当具 足善 法 自浄 其 志 意 是 名 諸 仏 教 f> ( 迦葉 仏如 来 応供 正 遍知 e )とほ ぼ 同 偈 は ( 9 ) sarva ( , 略 説波羅 提 木叉 「 「 , 是 名」 が じ 。 ・ papasyakara 為寂 静 1 曽 。 是 則 」 と あ る違 い の み 。 kugalasy6pasampada/ ロarn buddanu §asanam // tasya bhagavato Krakucchandasya tath盃gatasyarhatah samyak idarp sva −citta ・paryodapanarp sa 耳1buddhasya acirabhisarnbuddhasya pratimok $arp h) ( etaM subha bhik$u −samghe nirarbude samk − iptena $ / $itarp/ 一 切 悪莫 作 当 奉行諸善 自浄 其 志 此 是 迦 葉 如 来無 所 著 等 正 覚 , 説是 戒 経 意 是 則 諸 仏教 。 9 ×10) VII ( a > kayena sa ( manasa sarvatra 単 varah samvarab sa 卑 vrto sfidhuh sadhub sadhuh bhik$ub sarva v sadhub 一 設c 亘 ca samvarab sarvatra sa 単 varah duhkhatpramucyate − / / //9// 214 一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronio Library Service Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 University University 16) ( 七 仏 通戒 偈 ノ ー ト ( 袴谷 ) susa 卑 vrtah k 盃yena vacanurak §i manasa etat −tri・karma ・pathan vi §odhya narAgayen kuryat/ §alarp na caivaku − τSi praveditam margam // 10〃 1us kyi sdom pa Iegs pa ste //ngag gi sdom pa ang Iegs pa yin // yid kyi sdom pa ang (pa )1egs pa ste //thams cad du ni sdom pa legs// kun las rab tu //sdug bsngal kun du(tu)bsdams pa i dge slong ni (na ) b) ( ’ ’ ’ grolぐgro1)// ngag rnams bsrung zhing yid kyis rab bsdams te// lus kyis mi dge ba dag mi byed cing // las lam gsum po di dag rab sbyang na // drang srong gsungs pa i lam ni thob par gyur // ’ ’ ’ 護 身爲 善哉 能護 語 亦 善 護 意為 善 哉 尽 護 最 為 善 c) ( 芯 芻護 一 切 能解 脱 衆 苦 善 護 於 口 言 亦善護 於 意 身不作諸 悪 常 浄 三 種 業 是 則 能 鬮 幀 大 仙 所 行 道 此是 釈 迦 如 来 応 正 等 覚 , 説 是 戒経 。 d )14 .Sakyasi耳1ho … ( ノ sadhur vaca ca sarpvarah / 15,ka 〔 yena samvarah sadhuh . manasa sa 叩 varab s 巨dhuh sadhuh sarvatra sarpvarah / bhik$ub sarvaduhkhat pramucyate 〕 // sarvatra samvrto kayena cfiivakuSalam na kury盃t/ 16 .〔vacanurak §i manas 亘 susamvrtah aradhayen margam r §i・ eta 卑 §ubha 卑 karma ・patha p vi §odhayann 【 praveditam 〕// 17 ,〔46 )akru §tena na pratyakro na ro $itena tavya珥 $ pratiro爭itaVyam / na bha ロditena pratibhapditavyalp taditena na pratitfiditavyam〕// 怒 ら れ て も 怒 りか え す べ きで は な い (17 .罵 ら れ て も罵 りか え す べ き で は な い 。 嘲 け られ て も嘲 け りか え すべ き で は な い 。打 e) ( 我釈 迦 牟尼 仏 如 来 無所 著 等 正 覚 , た れ て も打 ち か え す べ き で は な 為 千 二 百 五 十 未 曾有僧 前後囲 遶 護 身為 善哉 能護 口 亦善 護 意為善 哉 護 , い 説是 戒 経 。 。 ) 。 一切 亦善 比 丘 護 一 切 便得離衆悪 比 丘 守 口 意 身不 犯 衆 悪 是 三 業 道 浄 得聖 所 得 道 若 人 褪 罵不 還 報 於 嫌 恨 人 心 不 恨 於 瞋 人 中心 常浄 見 人 為 悪 自不作 一 213 一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronio Library Service Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 University University 七 仏 通 戒 偈 f) ( 釈 迦 牟 尼仏 如 来 応 供 正 遍 知 ノー 為寂静僧 , ト ( 袴 谷) (17 ) 略 説波 羅提木 叉 , 。 e ) と同 じ 偈 は ( 。 $u §a sarpvarab 9 ) cak ( ghraOena sadhuh samvarab sadhuh sarvatra bhik$uh 。 且ya jihv manasA (眼 に よ る 防御 は 素 晴 し い 耳 に 叩 $ h) ( 善護 於 §alp / い 鼻 に よ る 防 御 も素 晴 し 。 . 身 に よ る 防御 も素 晴 し い 。 意 に よ る 防 御 も素 晴 し 苦 よ り解 脱 す る 。) て の tathagatasyarhatab Sakyadhirajasya bhik畢u ・ sa 卑 ghe ロbuddhasya nirarbude buddhasya acirabhisa1 iptena pratimok sarnk 叩 varah よ る 防 御 も素 晴 し idam tasya bhagavatab Sakyamuneb −sa sa pramucyate4 η // 。 samyak // −dubkhat 全 て に お い て 防 御 さ れ た 修行 者 は 全 ノ い / samvarah sadhu sarva よ る 防 御 も素 晴 し V い 。 舌 に §rotre ロa sa 卑 varah stidhuh sadhub kayena samvarab samvrto sadhuh subha $itam / 言 自 浄 其 志 意 身莫 作 諸 悪 此 三 業 道 浄 口 能得 如 是 行 是 大 仙 人 道 此 是 釈 迦 牟 尼如 来無 所 著 等正 覚 11) ( , 於 十二 年 中 , 為 無 事僧 , 説是戒 経 。 ノ buddho Vipa§yi ca Sikhi ca Vi § vabhU Krakutsandah Kanakamuni § ca Ka §yapab / Sfikyamuni§ ca Gautamo devatidevo nara −damya −sarathih // anantarah a) ( ノ 11〃 b) sangs ( rgyas rNam gzigs gTsug tor Thams cad skyob // dang gSer thub Od srung dang // Khor ba jig Sh 盃kya thub pa Gau ta ma48 〕 lha yi lha// ’ ’ ’ dulkha lo sgyur ba bla na ’ mi c ) ( 毘 鉢 尸式棄 毘 舎倶 留 孫 med // 羯 諾 迦 牟尼 迦摂釈迦尊 如 是 天 中天 無 上 調 御 者 七 仏 皆 雄 猛 能救 護 世 間 d) なし ( 。 e ) ( 七 仏 為 世 尊 能救 護 世 間 e) (f) 偈 は ( と同 じ 。 9 ) etani ( pratimok 串盃りi sambuddhanam kirtitanyaprameyapi ・… Sirimatfim/ tima… § 一 ℃ a§ ca // 212 一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronio Library Service Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 University University 七 仏 通 戒 偈 ノー ト ( 袴谷 ) 18) ( ca § bhagavan Vipa§yl anopavadyam ikhi praka §ayati akara ロa 町l ca pap 珈 a 卑 Krakucchandab / adhicittarp ca Vi §vabhUh dhyanani ca Ka §yapo praka §ayati / caryarp ca Konakamunib ノ sa 叩 vararp Sakyamunih // kS 盃nti −vadi て ィ パ シ は忍 耐 ン を 〔の 偈 〕 の 説 示 者 で あ り , また シ キ ン は誹 。 そ し 謗せ ざ る こ ブ ー は 増上 心 〔 の 偈 〕 を, ま た ク ラ クチ の 偈〕 を ダ は 諸悪 を な さ な い こ と 〔 ま た コ ー ナ ー カ ム = は 花 49 ) 〔 の 偈〕 ー ー シ ャ パ は禅 定 〔 の 偈 〕を また カ また シ ャ キ ャ ム ニ は 防御 〔の 偈 〕 を 明 と 〔の 偈 ) を明 示 し, ま た ヴ ィ ャ 覚 者 た ち の 訓 誡 は 無 量 の 所 説 に し て (中途 不 明 )で あ る し き正 世尊ヴ , 似 上 の 麗 / ca ン シ ュ ヴ ァ , , , 示 し た ) 。 h) ( 対 応 箇所 特 に な し 。 12Xl3 ( ) buddha −dhiran五卑 loka−nathfigra −tayinarp/ a ) saptanarp ( uddiStab pratimok ’ yaM $o vistarena //12// ya §asvinam buddha buddhanarp §ravaka § ca ye / asa 卑 skrtam //13// asmin sagaurava bhUtva praptam adhvam b) jigrten mgon ( po skyob pa mhog 〃 sangs rgyas dpa bo bdun po dag〃 grags ldan rnams kyis(kyi)so sor thar//di ni rab tu rgyas par bstan asmin ’ sagaurava ’ ’ // (gton) di la sangs ’ rgyas dang gang rnams sangs // gUS 〃 di Ia gus dang bcas gyur pas //dus ma ’ ’ rgyas thos rnams nyan kyang byas pa thob par gyis// c ) 具 足 大名称 咸 説 此 戒経 諸仏及 弟 子 咸 共 尊 敬 戒 ( 恭 敬 戒 経 故 獲 得 無上 果 d) な し ( 。 e) ( 所 可 説 戒 経 我 已 広 説 竟 諸 仏及 弟 子 恭 敬 是 戒 経 恭敬 戒 経 巳 各 各相 恭 敬 慚 愧 得 具 足 能 得 無為 道 e ) f) ( と同 じ ( 9 ) ete ( 。 sapta daga−bala buddh 護na 靼 uktani / ( 以上 の sa 単 −prajfia amitapbuddhi maha abhinnan ・ … − samyak lokakhy盒dhipatinam dharmfikhyanani 七 人 は 十 力 を 有 し偉 大 な 知 性 を 有 し無 量 一 saptanarp の 智 慧 を有 して い る 。 211 一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronio Library Service Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 Umversrty University 法 と 名 づ ’ け ら れ し もの が 七 ノー 仏通 戒 偈 r 母と名 づ g …〜う… け ちれ . 6 も 七 人 の 正 等 覚 者 た ち に よ ? て 無区 別 の ゆ え に )グ 5 °) , h> ( 従 是 已後 広 分 別 説 諸比丘 。 19) ( ト ( 袴 谷) ち の 主 要 な もの た ち で あ る 説か れ た 。 ) 白為楽 法 楽 沙門 考1有 慚有 隗楽 学 戒者 。 , 当於 中学 。 明 人能 護 戒 能得 三 種 楽 名 誉 及 利 益 死 得 生 天 上 一 当観 如 是 処 有 智勤 護 戒 戒 浄 有 智 慧 便 得第 道 如過 去 諸 仏 及 以 未 来者 現 在諸世尊 能勝 一 切憂 皆 共 尊 敬戒 此 是 諸 仏法 若 有 自為 身 欲 求 於仏道 当尊 重 正 法 此 是 諸 仏 教 七 仏 為 世 尊 滅 除諸 結 使 説是 七 戒 経 諸 縛 得解 脱 旱入 於 涅 槃 諸 戯永 滅尽 尊行 大 仙 説 聖 賢称誉戒 弟 子 之 所行 入 寂 滅 涅 槃 14) ( a) ( buddha −§Asane / iva kufijarab/ /14// p ni $kramata yukt 暴yadhvarp 議rabhadhva ! dhunita mrtyunab sainya 卑 nadagaram yo hy asmin dharma ・vinaye apramatta § cariSyati / −sarpsarar /15// ロ duhkhasya ロtam karisyati/ prahaya jati bstan ( pa )la ・) b… am b… )・hi・ g ” ・angs 「gyas b・ ( ( … ng b ・・ b ・. a 坤 jug par bya // ・ ’ dam bu i khyim la glang chen bzhin//chi bdag sde ni gzhom par bya// gang zhig rab tu bag yod Par //chos dul di la spyod gyur ぐgyur )pa (ba )// ky , b。 i kh 。・ b・ ・ab ・p ・ ・g ・ n ・・〃 Sd・g b ng ・l th・ m ・ by d p ・・ gy ・ // ’ ’ ’ ’ ’ ’ ・ ・ ・ , c) ( ・ ・ ・ 汝 当求 出離 於 仏 教 勤修 降伏 生 死 軍 如 象 摧 草 舎 於 此 法律 中 常 為 不 放 逸 能竭 煩 悩 海 当 尽 苦 辺 際 c) な し ( 。 e) な し ( 。 f) な し ( 。 9> な し ( 。 h) 世 尊 涅槃 時 興 起 於 大 悲 集諸 比丘 衆 与如 是教 誡 ( 莫 謂 我 涅 槃 浄行 者 無 護 我今 説戒 経 亦 善 説毘尼 我 雖 般 涅 槃 当視 如 世 尊 此 経 久住 世 仏 法得 熾 盛 以 是 熾 盛 故 得 入 於 涅 槃 若不持 此 戒 如 所 応 布 薩 16) 10 ( ( − 210 一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronlo Library Service Llbrary Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 University University 七 仏通 戒偈 ノー ト 20) ( §ila・ gupty −artharp a) ( anyonyarp uddi §tah pratimok yasyarthe sOtram ( 袴 谷) §甑sanasya po $adhab //16 // yarp k ;ta salpghena ’ §o uddi / ca vrddhaye krtab/ yasyarthe po §adhah talp § b 訌lagra yatha / /17/ / 卑 camaro tac chilam anurak §adhvam b ) phan tshun tshul khrims bsrung ba dang//bstan pa 〈 phel bar bya ba i ’ ’ phyir 〃 so sor thar pa di bton pas //dge dun gyis ni gso sbyong ’ byas // ’ gton dang//gang phyir gso sbyong byas gyur pa // bzhin no / / tshul khrims de ni bsrung bya ste //gyag rnga i rtse mo ji gang gi phyir ni mdo ’ 所 為 説戒 経 和 合 作 長 浄 当 共 尊 敬 戒 如 釐牛 愛 尾 c) ( d) な し ( 。 e > ( 諸大 徳 , 已説 波羅 提 木 叉 竟 f) ( 已説 波 羅 提 木 叉 経 竟 9 ) uddi6tam ( 6ik§am され , 僧一 O得 布薩 51 ’ 僧 一 亡碍 布 薩 ’ , − $a sUtrarp pratimok cirarp , /kUta 叩 samghena palayantu /§asanarp … ・samtu て 。 。 僧団 に よっ ) /firyAb ) po $adham52 訓 誡 の 条項 が 列挙 /( samsthatu 節制 の 儀 式 が 催 さ れ た 。 聖 人 た ち は 学 則 を 永 く守 る べ し。 教 誡 は …充 た さ れ て 存 続すべ し ) 。 喩如 h) ( 日 没 時 世 界 皆 闇 冥 当護持 是戒 如 葎牛 愛尾 和 合 一 処 坐 如仏 之 所 説 我 已 説 戒 経 衆僧 布 薩竟 18) ( §ad yat puOyarp samuparjita pr5timok 爭a −samudde padam Apnuy a §e $as tena loko ya1p maunindrarp a ) ( 卑 / 18// 巨t/ / ’ // //pratimok 爭ab samfiptab b ) so sor thar pa bton pa yi//bsod nams grub pa gang yod pa // ( rten ma lus pa / des ni jig /thub dbang go phang thob par shog // ’ ’ so sor thar pa i mdo ’ rdzogs sto // dpal lh phyug dam pa i mnga bdag abtsan po i bka lung gis Phags dbang ’ Tharns cad smra b a i dul ba dzin pa / slob dpon Dzi na mi yod par pa gZhi gyis zhu c hen gyi lo tsa ba ban de Cog ro klu i rgyal mtshan tra dang / bsgyur cing zhu te gtan la phab pa // ’ ’ ’ ’ ’ ’ ’ ’ ’ c) ( 我 已説戒 経 衆 僧 長 浄 竟 福利諸有 情 皆 共 成 仏 道 一 209一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronio Library Service Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 Umversrty University 七 仏 通戒 偈 ノー 21) ( ト ( 袴 谷) 根 本 説 一 切 有 部 芯 芻 尼戒 経 d) な し ( 。 e) 十誦 比 丘 波 羅提 木叉 ( 戒本 f) 摩 訶 僧祗戒 ( 持戒 浄 身 口 摂 心 正 憶 念 多 聞 生 実 智 斯 由 戒 為 本 戒為妙宝蔵 亦為七 財宝 戒 為 大 船 師 能 渡 生 死 海 戒 為 清 涼 池 澡 浴 諸 煩 悩 戒 為 無 畏 術 消 伏 邪 毒害 戒為究竟伴 能 過 嶮悪 道 戒為 甘 露 門 衆 聖 之 所 由 持戒 心 不 動 専 精不放逸 不 毀正 戒 相 亦 無 邪 命 心 是 名 清 浄 戒 諸 仏 之所 讃 是 故 歓 喜 持 清 浄 之 戒 身 53 ) 摩 訶 僧 祗 律 大 比 丘 戒 本 9 ) samaptalp ( vadina 方 pratimokSa ・sUtra 卑 Arya −Mahasa 卑 ghikan 訌卑 Lokottara・ −de§ikanam54 ) 訓 誡 の 条項 完 了 // ( 〔イ ン ド〕 中部 地 patha iti 珥 madhya 。 聖 大 衆 部 系 説 出世 部 の 読 誦 ) の 。 我 今 説 戒 経 所 説 諸 功 徳 施 一 切 衆 生 皆 共 成 仏 道 h ) ( 四分 比 丘 戒本 B 通戒 の 意 味 と過 去 七 仏 伝承 の 七 仏 通 戒 偈 関 連 の 諸 文 献 を 比 較 対 照 しな が ら提 示 し た が そ の 中 の 文 献 一 a) の 根本 説 ( 切 有 部 の サ ン ス ク リ ッ ト戒本 の 通 戒 偈 に は 和 訳 を与 え 比 較 的 詳 し い 以 上 で , , 註 記 も施 した で の もほ ぼ 示 しえ た それ らが 一 体 ど の よ うな こ と を 意 図 し た 内 容 の もの で あ る か , は な い か と思 の で そ の もの の ず 意味 の 検 討 に 入 ろ う , その 意味に つ この , に 。 した い が ては 。 た だ 「 そ の 際 の 中心概 念 と もな る べ き 通 戒 」 , 明確 に規定 しな , い ま ま用 い て きた の で ’ こ こで は , ま , 。 私 の 知 る限 り 氏 で ある い う そこ で , そ 「 通 戒 」 の 意 味 を論 文 の 形 で 始 め て 問題 に し た の は 岩松 浅 夫 私 も , , こ の 岩 松 氏 の 論 文 を 中心 に 「 七 仏 通 戒偈 」 と い え ば , 通常思 い 出 さ れ るの は 悪 莫 作 」 云 々 と い う四 句 の 偈 頌 で あ ろ う。 る もの で あ っ 辞 典 )を 見 る 義が あ と , そ こ に 何 ら疑 る と 実際 「 , 私 な りの 見 解 を 加 え る こ と 論 文 冒頭 で 岩 松 氏 は 以 下 の よ うに 述 べ て の て , 七 仏 通 戒 偈 」 と い う言 葉 一 い の , , この うわ け い る 55 ) 。 「 寺 院 な ど で よ く見 か け る 偈 は 通例 そ で は な い の 名で 呼 ば れ て 。 しか し 意味 す る とこ ろ は , , 単 諸 い 辞典 ( 仏教 に この 偈 だ けを 208 一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronlo Library Service Llbrary Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 Umversrty University 袴谷) 22) 七 仏 通 戒偈 ノ ー ト ( ( 指 す に 留 ま らな い よ う で 典 』 の 記 述 を も と に 一 ての 研 究 の あ る こ ある そ 。 うの は とい 筆者は寡聞 , を知 ら な い か ら な お 詫 び し な けれ ば な る まい 一 こ の 語 れ み 次 , い 『 お 仏 教 辞 典』 て い 的に 採 用 さ れ て 「 七 仏 通 戒偈 る い う意 味 に 簡 単 に 触 れ た 後 」 の ず 最 初 の 大 き な 注意 を払 っ て る。 い 解釈 は 取 ら な い と 下 に 同氏 の 説 明 59 ) す る こ と に す る 〔こ 七 仏 に 共 )通 の 戒 の 偈 頌 」 と い ( 57 ) 『 く異 な っ た 解 釈 を取 る 織 田 』 の 説 明 に ま 『 織 田』 の 解釈 の 特徴 は の 一 状 況 と共 に 語 る 経 増 阿含 経 』 5s } を 中心 的 な 典 拠 と 略戒 」 で あ る と の 解 釈 だ け を採 用 し 「 , 波 羅提 木 叉 , 一 『 , の 他の るの で い 。 通戒 」 を に一 般 「 即ち この 通戒」 とは 「 織 田』 は 触 56 ) をそ の ま ま拝 借 させ て もら うこ と に す る 『 っ い て 考 察 を して の う点 に あ る そ の 特 徴 を岩 松 氏 は 適 確 に 指 摘 し て い , 望 月 』 を始 め とす る 多 く の 辞 典 意嘘 「 , 望 月』 と略 称 若干 , 『 中の 七 仏 の そ れ ぞれ の 禁 戒 を そ の 説示 して 比 較 的 詳 細 に 触 れ い て つ い を恥 じ 明 相 違 ・問 題 点 に 『 織 田』 , こ れ とは全 , に 不 , つ 。 袴 谷 註 〕) 岩松氏 は , 『 以後 , 有無 の 仏 教 大辞 七 仏 通 戒 偈」 に た とす れ ば っ 『 厂 に して こ の 意味 す る と こ ろ の の も踏 襲 す る 一 よ うな 問題 意 識 か ら の は 織 田 ・望 月両 氏 の , も しあ , そ れ らの 懸 隔 の 橋 渡 し を す べ き もの で の 略 称 は 本 稿 に こ だが の と 両 う と考 え る ( よ 小論では こ で この , 以 。 内容 を要 約 し た も の すな わ ち , 「 略戒 ( 略 説 戒 )」 と解 し た の で あ る 要 約 の 仕 方 は 仏 に よ て 異 な る か ら 仏 ご と に そ れ ぞ れ の 「通 戒 ( 略 戒 )」 が 存 す る こ と に な る し た が っ て こ の 解 釈 で は 七 仏 の 唱 え た と さ れ る 偈 の 中 か ら あ る 特 定 の 一 つ を選 ん で , そ れ を 厂七 仏 通 戒 偈 」 と 称 す る こ っ 。 = とは な い 私 は で 。 「 通戒 」 この ほかに , なる こ とに , の 意味につ い 「 「 通戒 」 を ては こ の , す る如 上 の 指 摘 は 極 め 織 田』 さて が , 一 , こ の あ る 。 の 解釈 般に は 「 織 田』 「 通戒 」 略戒 」 か ら , 『 の , 解 釈 だ け が 正 し い と 思 うの 『 望 月』 に 代 表 さ れ る よ う て適切 な い うふ うに 両 者 の 懸 隔 の 橋 渡 とい へ るわけ で は な もの な の で あ る 。 そこ で , い 『 が 織 田』 , 私 とす れ ば の 解釈 に 対 私 が なぜ こ , け が 正 し い と 判 断 す る の か を述 べ れ ば よ い と思 う だ 。 「 七 仏通 戒偈」 と い う呼称 の 方 が 流布 して し ま っ 呼 称 の 根 拠 と し て 辞 典等 が 示 す確 実 な文 献 は それ が , 七 仏 に 共 )通 の 戒 」 と解 す ( を模 索 す る岩松 氏 に は 必 ず し も同調 して 『 , 。 な解 釈 を も許容 し た 上 で の , 智 顎 説 ・潅 頂 述 下 に そ の 箇 所 を示 す に 当 っ て , 妙 法蓮華 経 玄 義』 『 た よ うで あ る 一 私 の 知 る限 りた だ の 種 で , 引用 に 因む もの な の だ が の 考察 の 必 要 上 そ れ に 先 立 つ , 二 , 以 典籍 に 言 及 し た 箇所 ま で含 め て 紹 介 し て お こ う 。 中論 偈 云 。 因 縁 所 生 法 , 我説 即 是 空 一 亦 名為 仮 名 , , 亦 名 中道 義 。 (中 略 )又 涅 槃 偏 207 一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronlo Library Service Llbrary Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 Umversrty University 七 仏通 戒偈 ノー 云 寂 滅 為 楽 。 (中 略 ) 又 七 仏 通 戒偈 云 作 諸行 無常 。 衆善 奉行 , て て い , 是諸 仏教 , そ れ ぞれ の 聖 行 品 」 末 尾 の 偈 62 )を 指 して 「 の の 偈 を1幀次 に 「 で あ るが 「 七 仏 通 戒偈 」 と 名づ け て 「 諸悪莫 作」 , るわ けで は な く 波羅提木叉 い 「 七 仏 通 戒 偈 」 と 呼 ば れ る よ うに な っ た もの 「 の み 『 略戒 ( 略 説 戒 )」 と す る 織 田』 偈も の こ の , 厂 pratimok$a ) , 従 。 箇所 が っ は論 「 て 通 , 諸 悪莫 作」 , 「 七 仏 に 共 )通 の 戒 」 と い う意 味 で ( を 偈 だけ を 「 解釈 だ け が 正 し く の る い 大般 涅槃 経 』 中 の 一 究 の 必要 上 取 り上 げ た だ け の こ と で は な い か と考 え られ る の で あ る 戒 」 とは っ 『 1 偈 を 『妙 法 蓮 華経 玄 義 』 中の の 涅 槃 偈 」 と言 っ た 七 仏の 要 約偈 の っ 中 「 , ( patimokkha , 通 常 の 条 項 列挙 の 後 最 末 尾 に 付 加 さ れ る よ うに な の , 涅 槃 偈 」 と名 づ け て 中論 』 中の 一 偈 で あ り そ れ と全 く同 様 に , 「 えぱ る こ とは 明 白 で あ い 『 , い 厂 中論 偈 」 も し くは あ くま で も 。 て い 「 中論 』 , 一 63 ) わ け で は 全 くな い 偈 で しか な い 。 観 四諦 品 」 第 18偈 61 }を指 し 『 るの は い 諸 悪莫 。 60 ) 七 仏 通 戒偈 」 に 先 立 つ 二 典 籍 の 言及 の 仕方 に つ 大般 涅 槃 経 』 , , 「 , 『 るの は 所 引 て っ 生滅 滅 已 , 自浄 其 意 , こ の 箇所 での 論偈 」 と言 是 生 滅法 , 袴谷) ( (23 ) ト の 偈 『 七 仏 通 戒 偈 」 と呼 ぶ の は 妙 法 蓮華 経 玄 義 』 の こ の 箇所 に 対 す る 完全 な 誤 読 に 由来す る 解 釈 で は な い か と私 は 判 断 せ ざ る をえな い それに 。 七 仏 に 共 )通 の 戒 」 と い う意 味 で 命 名 し た か ( 「 で あれ ば , 通 七 仏戒 偈 」 な ど と 名づ け た 方 が 正 確 だ 「 し , 「 七 仏 通 戒偈 」 と あ る 以 上 は と読 む ほ か は な と して い あろ う で 「 戒 」 を修 飾 し て ある で あっ て 『 織 田』 の , こ の , , も し 「通 」 が な手 続 を経 て れ る場 合 に は こ の 「 通戒 」 。 たの しか 通戒 偈 」 「 通 」 と は 形 容詞 の 略 説)」 う 「略 ( い nirdista よ うな 意 味 で あ る な らば 「 , 通 」 相 当 の イ ン ド側 の 言葉 が udde , common も適 う意 味 な の に 以下 に 論 及 せ ん とす る よ う §a や uddista 「 , 通 」 は そ の よ うな イ ン ド的 概 念 に も よ く適 言 え る で あ ろ うと思 わ れ る uddeSa 。 と明 瞭 に 対 峙 さ れ て用 い taは 古 典 期 の /uddi $ ちれ る 術 語 で る 場合 の る の に 対 して , , udde nirde §a は §a が , 「 釈 」 「 広」 そ れ ぞ れ順 次に あ る と想定 さ る こ い とに な る と 仏 典 な ど で は nirdega / 「 通 別」 な ど と い われ , 漢字 の 「通 」 は 前者 に よ く合 致 して い るか ら で あ る を こ こ に 示 して お け ば て っ で 前 者 が 要 約 的 な 一 般 的指 示 を意 , 味 す る の に 対 して 後 者 は 網 羅 的 な 個 別 的 説 明 を 意 味 す るが い 七 仏の , っ 。 しか も て 「 読め ず とは 」 あ る まい か たの では 一般 通 」 は general ( 的 な )や , ‘) っ 「 る の で あ るか ら い 6 七 仏 通 の 戒偈 , そ うで あ る な ら ば 。 通 常 の ) と い う意 味 ( で 「 れが こ , 「 釈説」 「 , 標」 なお 。 「 別釈」 「 略」 , 実 際の 漢訳例 「 釈 義 」 と漢 訳 さ れ 「 直説」 「総挙 」 「挙名 」 一 2 6 一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronlo Library Service Llbrary Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 Umversrty University 24) ( 七仏 と漢 訳 さ れ て る 例 65 )が い 通戒 偈 知 られ る また 。 ー ト ( 袴 谷) ノ サ , ク リッ ン ス と の そ れ ぞ れ に 対 応 す る パ ー リ語 は 順 次 に niddesa 両語 に もサ , 特に uddesa patimokkham を 意味 す る とで あ る が この , 大 ま か に は そ の よ うな 区別 は や は りあ っ た で あ ろ う , と結合 patimokkha は ’〕 と なれ ば uddisati6 とに な るの で あ る こ ) と uddesa66 §a と udde nirdega ク リッ トの 仏 典 に お け る と 同 じよ う な明 確 な対 峙 が 常 に あ っ た か ン ス ど うか 私 に は分 か らな い が し ト語 の こ 。 , して patimokkhuddesa , 訓誡 ( patimokkha , とな が , , , 「 波 羅 提 木叉 )の れ も patimokkhuddesa り た っ 読誦 」 あ る 思 想 的 な個 別 的 な 問題 を 突込 ん で 議 論 して そ れ を説 明 す る よ うな事 態 を さ す の で は な く , uposatha 団 の 行事 と し て の 節制 の 儀式 ( po $adha ,布 薩)に お け る 規則条項 ( patimo − , kkha sutta ) の 列 挙 ( uddesa ) を さ して , の 形 態 を取 っ て い た で あろ う こ しか も uposatha 。 く それ 以前 の , に , ここ で は 方で と も言 6s ) ために uposatha 。 が た 七 , 読誦 」 と考 え る こ とが で きる と は 仏 教 教 団 の か な り早 来 が 仏 教 教 団独 自 の も の , こ こ 仏 教外 由 来 の もの で あ る こ とに つ を始 め とす る 諸 種 uposathakkhandaka 厂 列 挙 」 の 実 情が うよ う に な っ とは元 uposatha , 厂 , イ ン ド的 宗 教 教 団 の 習 慣 の 反 映 で あ る こ とは お く必 要 が あ る Mahavagga の 一 た い patimokkhuddesa と , 期 か ら深 い 関 係 に あ る が と を uddesa 教 の い 時 で はな で特 に 注 意 して ては い パ , 文 献 に 記 され て 仏通 戒 偈 と の 関連 も示 唆す る 『摩 訶僧 祗 律 亅 の 記述 い ー り る 69 ) 7 °) をみ る こ と しよう 。 爾 時 九 十 六 種 出家 人 皆 作 布 薩 。 時 比 丘 不 作 布 薩 人 皆作 布 薩 , 応為 世 人 所 嫌 門釈 子 不作 布 薩 。 従今 日 後 応 作布 薩 。 而 沙 , 諸比 丘 ドの 当 時 の 世 人 に よ っ て ン ため に , これに よ て , uposatha そ れ を実行 して が 訓 誡 の 読 誦 〉で は な か ( 確に述べ て い るの は Mahavagga 今 は そ れ に よ っ て 必要 箇所 そ こ で , 。 仏告 諸 比 丘 7 っ 推 測 もつ く た か との 。 で を示 して お くこ とに した 次 の よ うに 正 い っ た で ある 。 大事 な 通 そ の 採 用 の 内実 を な し た もの が , ’) で 。 ない 釈 尊 の 弟 子 が 非 難 さ れ た い の uposathakkhandaka 世 尊 は 独 りで 黙 坐 して 心 sikkapada て きた学 則 ( 往 白世 尊 仏 教 教 団 ) で さ え無 視 し きれ な か 釈尊 ( イ ン ド的宗 教 行 事 で あ っ た こ とが わ か る と 共 に patimokkhuddesa , を採用 せ ざ る をえ な くな っ た こ と を伝 え た もの 釈 尊 も uposatha っ , 以是 因縁 を極 め て 重 要 な宗 教 行 事 と 見 倣 し て こ れ は 、 通 イ ン ド的 観 的 か ら uposatha たイ , 為 世 人 所 嫌 。 云 何 九 十 六 種 出家 , い 私 は あ る と思 わ れ る の で , 。 「 , そ の 点 を最 も明 , 私 が 比丘 の た め に ) を全 て 彼 ら の 規 律 条文 の 読 誦 ( patimokkhuddesa 制定 し )とし 一 205 一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronlo Library Service Llbrary Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 Umversrty University 七 て 承 認 して は うだ ろ うか ど ノー 仏 通戒偈 そ れ が 彼 らの 節 制 。 ( 25) ト ( 袴 谷) の −kamman )と な る uposatha 儀式 ( で あ ろ う。」 と 考 察 し た の で あ っ た 。 こ うに よ の して も は む し ろ 当然 まで に 見 て きた 「 七 仏通戒偈 」の 説示の t uposatha の ( patimokkhuddesa さ と相 俟 っ て け られ て い っ , ャ たの で は 式 な規 律条 文 正 , の そ の 追加 整 備 が , と こ れ うな よ ’ Maha vagga ー リの パ こ の , , の 読誦 の 代 りに の 読誦 の もつ 通 イ ン ド的通 俗 の 伝 承 に よ っ て 権 威づ uposatha , 略 式の 訓 誡 , の 形 態 を今 日 先 に 見 た 各 部 派 に よ っ て 伝承 さ れ た 戒 経 ( patimokkha ・ , ) の 最 末 尾 に 加 え ち れ た 七 仏通 戒 偈 の 部 分 に ほ か な ち な そ の 非 仏教 的 な 苦行 主 義 的性 格 ゆ え に こ しか し 。 な い か と 考 え ら れ る の で あ る 。 そ の 追加 整 備 pratimok $a −satra sutta , 思えない , イ ナ 教 的 な 苦行 主 義 を留 め る過 去 七 仏 ま で 記録 し止 め た もの が れ た とは 恐 ら くは , れが こ , , )も行 わ れ ジ で はな く か か る読 誦 , 72 ) 通 イ ン ド的 な側 面 が 次 第 に 仏教 内 部 に も浸 透 し始 め る と 儀 礼 化 も進 み の 摩 訶僧 祗 律 』 は と を指 す の で あ る こ た に うな 僧 団 の 規 律条 文 の 読 誦 の 行 事 が 定 着 した 後 が 云え る よ uposatha , 『 , っ )で 固め よ う と した 偈 布 薩 」 な る もの を独 立 さ せ て お り 実 際 の 経過 を反 映 し た もの , に なっ て 。 を採 用 せ ざ る を え な か 「 前に の uposathakkhandaka い も考 え ら れ る の で あ る が 処 置 と の と し て の uposatha 順序 は 仏 教 も uposatha , そ の 内実 を僧 団 の 規 律 条 文 の 読 誦 ( patimQkkhuddesa , の 外 的要 因 の た め に , , そ れが 容易 に正 式 , の 文 献 と し て 付加 さ あ た か もパ ー リの 戒 経 の ご と くで あ っ た と考 え られ る が , 時代 が 進 め ば 仏 教 の 正 統 的部 派 を代 表 す る根 本 説 一 切 有部 (MUIa −Sarvasti−vada ) , で さ aXbXc え如上 の 文 献( 切 有部 は る 。 , 「 所謂 通 戒 偈」 比 較 の 必要 上 , 薄伽 梵 , 由来 に つ の 義 浄 訳 73)と チ ベ , 与 え る こ とに した い 爾時 で 示 し た とお りの もの と な っ た ) ッ い て , 律の 「 序」 の で ある そ の 根 本 説一 。 で 以下 の よ ト訳 74 }を対 比 さ せ た 後 , うに 述 べ て い 後者に よっ て 和訳 を 。 従 初証 覚 於十 諸 弟子, 説略別解 脱 戒経 。 日 二 年 中 , 諸 声 聞弟 子 , 無 有過 失 , 未生 瘡 疱 , 世 尊為 … , (中略 ) 至 十三 年 …… ’ bcom ldan das kyi nyan bur med thos kyi dge dun lo bcu gnyis su skyon med cing chu la/ bcom ldan das kyis nyan thos rnams kyi so sor thar pa i mdo gdon pa yang mdor ’ ’ ’ bsdus te/ (中略 ) zhes bton par gyur to //lo bcu gsum la bab pa nas …… 一 204 一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronlo Library Service Llbrary Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 Umversrty University 26) ( 七仏通 戒偈 ・ salpgha 弟子僧 団 ( §ravaka 世 尊 の nirarbuda ( )過 ぎ た の sittr6padega 年 目に 当 で , 世 尊は ー ト ( 袴 谷) ノ )は 十 二 年 の 間 亀裂 な く( acchidra )瑕 疵 な く , 窺律 条 支 の 条 項 の 列 挙 ( pratimokSa − bha6ita) 十 三 $iptena) ( 中略 )と 読 誦 し た ( 弟子 た ち , samk )を ま た 要 約 し て ( の 。 て以 降 …… っ こ れ に よ れ ば 仏 教 教 団 は 釈 尊 の 成道 以 後 12年間 は 清 浄 だ っ た の よ る 規 律条 文 の 条 項 ( pratimok に tah $a uddi $ ( pratimok で す ませ て なる に じれ ば たが い の に , れ る よ うに な っ て か ら , め っ うが の で , , この よ ovada 訓告 の 訓 誡 ( 前者が 比 丘 $a Buddhaghosa の い , てそ 中の 後代 の 七 仏 , い た 規律 条 あ た か も こ れ に 先行 す る か の ご と く , 即 ち 。 , 実 際の 事 の 展 開 ど /po $adha で 七 仏 に よ る訓 誡 , い っ の を権 威 づ け る た 総挙 ( pratimoks6d − うこ と に な る た とい うな 推 測 に 立 つ と き 権威 づ け が 集 中 し た の は 後 者 で あ る , Buddhaghosa に よ っ て 後 者が 諸 仏 だ け が 説 く ・ pratimok$a 教授 波 羅提木 叉 )」 , ana −patimokkha 命 令 の 規律 条 文 ( 厂 76 ) も の け だ し当 然 で あ ろ う , 。 う 「訓 告 の 訓 誡 」 に 相 当 す る よ うな 妙法蓮華経玄義』 で は , ) avavada75 = 守 るべ き 『 総体が の の では こ こ , 既 に 制 定 され て , そ の 読 誦 が 行 わ れ る uposatha 威 徳 波 羅 提 木 叉 )」 と さ れ た , 記 述 を重 ん 個 々 の 規 律 条文 ( pratimoksa −satra )が 制 定 さ れ 読 誦 さ −patimokkha 「 pratimok けが る と い わ な け れ ば な ら ない い , , 明 らか に 。 6dde§a ) の 権 威 づ 訓誡 の 総 挙 の 方 で あ る か ら 後 に とされ , イ ン ド的 習 慣 を重 視 す る 偈 とし て 唱 え継 が れ て あ る。勿 論 この 規 律 条文 ( pratimoksa )の しか し , $ 通 イ ン ド的 な苦 行 主 義 の 系 譜 を持 込 ん , de§a ) が の て しま −sUtra )に 優 先 さ れ て りに こ れ を ま とめ れ ば お , た こ と 七仏 通 戒 偈 」 の 伝 統 が まず 確 立 さ れ た 後 に な っ て か ら規 律 とが 示 され て こ $ う状況 が あ っ とい , 七 仏 通 戒偈 」 に 当 る の で そ の 要約 が で きる は ず は な い 文 の 条項 ( pratimokSa 付 加 され た な くな っ た か itah) subha 「 よ る 訓誡 の 総 挙 ( pratimok に い saMkSiptena 厂 訓 誡 の 総 挙」 が 条 文 の 制定 が な さ れ た こ とに な 制 定 もな い うは 厂 仏 教教 団 で は , そ 訓誠 の 総挙 , , 13年 目以 降 は 随 犯 随 制」 , ・ satra )を制定 す る必 要 性 は な く pratimok $6dde §a pratimokSab , 場合 の この 。 , $a 「 で , 七 仏 通 戒 偈 」 と 呼ば れ て 諸 悪莫 作 」 の 一 偈 だ け が そ う呼 ば れ て い そ して こ , 七 仏に 配当 され た偈 , 「 「 ajfia− = い たの で た わけ で は あっ て ない の の 決 し , で ある 。 と こ ろ で か か る儀 式 の 中で の 訓 誡 の 権 威 づ け の 過 程 で 権 威 者 た る諸 仏 だ け が , 説 き うる ovada avavada = 「 訓誡 avavada , ( patimokkha の pratimoksa , 名 を冠 して 呼 ば れ と同 義 も し くは 並 列 的に 用 い 一 , た こ 通 戒 偈 )」 が Buddhaghosa よっ て に とは 大 変 興 味 深 い こ と で あ る が られ る , こ の anu §asana77)/9asana と い う語 が , 203一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronlo Library Service Llbrary Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 Umversrty University 七 仏 通戒 偈 ノ ー ト ( 谷 袴 ) 27) ( 3> 諸 悪 莫 作 」の 偈 で あ る根 本 説 一 切 有 部 の 通 戒偈 偏 あ る い は 同( 偈の 第 4 句 お 「 , 2 偈相 当 の もの よ び他部 派の それ ら る 命令 す る , うに それ は 。 , 権威 者の 側 か らの , 4 句に anu §asana / §asana は こ の 。 支 配す る , る 78 〕 ある とお りで 第 の も用 られ て い SAS 動 詞 の 語根 , る こ とは既 に 見 た い −( 折檻 す る か ち 派 生 し た 名 詞 で あ る 79 )こ とか ら もわ か る よ 宣告 す る) 一 方 的 教 誡 と い っ た 語 感 を強 く残 して い る よ うに 思 わ れ di賃hi dr$ti 見)上 の 説 教 を論争 に よ っ て 決着す る ( 思想 ( dharma・ , , , pravicaya )と い う よ うな仏 教 的知 性 ( prajfia>の 特質 を 全 く示 して れ を権 威 づ け る の は 通 イ ン ド的 な 宗 教 上 の 習慣 い その 点 は 。 は なん で 今 問題 と して , upaghata あ り傷 害 ( slla 〔 ) とは な ん で あ るか , く た だ そ れ ら を な す な とか な せ とか しか 言 わ れ て , 習 慣 と し て 是 認 さ れ た 苦 行 的 実 修 しか 示 さ れ て 類 , か か る 偈 は イ ン ド的 習慣 の 似 した 偈 は 仏 教 外の ジ , §ila 癖 , , こ upavada 誹謗 ( , )と 悪 ( papa ) と は な ん で あ り善 い な い 以上 , そ こ に は イ ン ドの な い こ とが 分 か る は ず で あ る い うち に 埋 没 した も の で あ るが ゆ え に , これ 。 らと イ ナ 教 の 文 献 中 に も見 出 し うる と い う結 果 と も な る ャ 6肱 吻 4 吻 の で 戒)で あ るほ か は な , 以 下 に 示 す 類似 は 既 に 中村 元博 士 に よ っ て 指 摘 さ れ て い る も の 指摘 に従 っ て ない い そ れ らの 性 質 ( dharrna) を決 着 す る こ と な , て , 3> 8) る( 偈や( 偈 を虚 心 に 読 め ば い ku §ala ) とは な ん で あ る か と い う ( 従っ 罰す , の 一 問題 の 偈 を全 て 示 す と 共 に 一 , 8 °) で あ るが 。 その , 応 目安 的 な和 訳 も 与 え て お くこ と に し よ う 。 evarp arPega −va !噸 garp tarp pariccajja paりdite / , / ノ ロa μロattha lubbhai pa 聊 e eyarp buddhaロa sasapam か くし て 多彩 〔な 極 論 〕 と な る 識 者 は そ れ を捨 て る べ ( , 。 っ ては 貪 らない こ の 偈は , hana 々 の 以上 が 仏 た ち の 教 誡 見 解 を捨 離 す る こ と “ しか も , )” この こ の eyap 仏た ち の 教誡 で あ る ( , , この うちの 第 4 句 は buddhana s2sanam ” , budd − η 特 に上 Dharmapada , 。 よ うな イ ン ド的 習 慣 の うち に 埋 没 し た 苦行 者 の イ メ ー ジ に 見合 う , こ の 語 は上記 の 偈 82 ) に も使 用 さ れ て 聖仙 ( r$i)に よ っ て 知 ら しめ ら れ た 道 」 と い う表 現 が 用 「 そこ で は , etalp 知者 は 異 な 。 それ が , 。 ある ) とは 全 く同 じ語 法 の もの で あ る もの に r $i ( 聖 仙 ) と い う語 が あ る が が “ の buddhana Sasanamsi etarp で ) と い う こ と を述 べ た も の で あ るが sasanarp 8> 偈 第 4 句相 当 の Dhammapada 詠 の 種 。 きで あ る 表 現 か ら も分 か る よ うに しめ られ る もの で は 決 して な く , , か か る 道 とは , い られ て い る い る 。 思 想 的 な 論 争決着 に よ っ て 知 ら 聖仙 ( rsi)た ち の 苦行 に よ っ て 営 々 と築 か れ て き 一 202 一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronlo Library Service Llbrary Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 Umversrty University 28) ( もの た うこ と を権威 とす る 道 だ だ とい , こ こ で は, ’ ’ , か か る一 , ある 。 か か る 苦行 主 義賛美 は 『 時代 , っ た 。 磁 ヵo − ) の β勿 い て 述べ る 』 過 去 七 仏 に 触 れ な が ら聖 仙 の 苦行 に つ (薬事 』)の 中 か ら を た の で っ Mu 1α3arvastiva davinayavastu( 根 本 説 一 切 有 部 律事 ) 『 vastuS3 ト ( 袴谷 ) 根 本 説 一 切 有部 の 律蔵 中 で もあ か ら さ ま に 説 か れ る よ うに な と共 に 滲 透 し の み ノー 七仏通 戒 偈 一 偈 例 と して 引 くに 止 め よ う 。 往 昔 曽 作 仙 人 時 常 行 忍 辱 波 羅 蜜 身体 手 足 被 支 解 由 行 忍 辱 心 無 過 drang srong gyur pa na //bzod pa i pha rol rdzogs bya i phyir // lag rnams ni btubs pa yis/ nga yis bzod pa yongs su rdzogs // / nga sngon yan ’ (私 が 昔 聖 仙 (rsi>で あ き に , 忍 辱 を完 成 せ ん た と っ て イ , る の で あ るが い ドに お ン 的 な 産 物 で あ るか その 七 仏に つ ) 仏教 に お け る 聖 仙 の , て 一 長阿含経 』 第 を パ , 大本 経 」 , 過去七 仏 に つ づ く仏教 の upasthaka , 比較 的古 果 され て い い たの で 。 ター これ に ン た っ Pada 較的古 い と 思 わ れ る 漢 訳 お よび比 , 別 表 に 示 して み よ う , , この もの で あ る 表 中で カ ッ 。 化 さ れ た 伝 承 を項 目 ご と に 表 に ま と め て み た よっ て も こ の 伝 承 が か に イ い , ン ド的 な習慣 に 基 gotra ) upatthaka 階級 ( )や 種 性 ( や侍者 ( jati gotta , , しか も か か る項 目ご と の , 。 い や ター 『 漢 訳 と 考 え られ る ある パ 七仏 父母 姓 字経 』 化は ン の 広 が 認 め られ る ては , − , 。 七 仏 父 母 姓 字 経 』 自体 が “ Maha Padana この 両 −sutta 者 の うち , と 表 か ら も分 か る , 既に一種の パ ター ン , 「 大 本 経 」 と に は か な り大 きな文 献 上 の 増 ど ち ら が よ り新 し い 個 々 に お い て 判 断 の 微 妙 な 場 合 もあ るが か に新 , 頃 に は も う既 に 固 定 化 『 , , 化 され た 七 仏 の 各 項 目の 表 み た い な も の だ と言 っ た 方 が 正 確 な くら い な の だ が そ れ か ら見 る と コ raja −dhanl) ま で もが 列挙 され て い る こ と に ) や 王都 ( upasthayaka , 。 , パ 権 威化 で あ る か は よっ て 分 か る で あろ う り ) 七 仏 父 母 姓 字経』 に よ て い 85 も権 威 主義 以下 に は ま “ ’ − na Maha , Digha・Nikaya 中 の ー リ 「 経 か に い , 化 し た もの で あ る が ン 『 る もの が い もの が 次 の 別 表 で あ る が が ン 七 仏 父 母 姓 字 経 』 86 )とに よ っ て 内 に 記 され て とお ター パ の 極 め て パ ター , 尊 師 )信 仰 を生 み 出す 原 系 譜 の 確 立 の 典 型 的 な一 つ こ , そ の 成 立 した 伝 承 は 。 『 異本 さて い よ うに 『 と漢 訳 sutta84 の グル ( guru て は い そ過 去 七 仏の 伝 承の 成立 に ほ か な らない の 四 肢 を切 り刻 む , 。 動力に な っ , が ため に と に よ っ て , 私 は 忍 辱 を完 成 させ た の で あ る ) こ か か る苦 行 主 義 賛 美 が ず ’ 一 , 展 開 を示 して 般的 に い えば , い るか に つ い 後者の 方 が は る しい 要 素 を 多 く含 ん で い る と い え よ う 。 一 201 一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronlo Library Service Llbrary Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 Umversrty University ノー 七 仏通 戒偈 とこ ろで ’ ’ ター パ , Maha Padana −sutta と 初の ヴ ン の シ パ ィ もの で あ る と 考 え る 話 が あ るが ずあ り うに な っ るよ 89 ) い に 図式 化 した る 9 °) い の るの で あ るが きる 記 の 典 型 的 な もの か か る伝 。 これ は , 老 と病 と の 二 , MahaPada の ロa na ・ sutld と 「大 本経 」 と で は ヴ , ィパ シ シ ン に 託けて , 「 四 門 出遊 」 )の こ の で あ る 」 と され と に 言及 す 最 終 的 な 完全 こ の , 仏の 上 に投 影 されて ン るの で あ い 仏 に な る 前 の 菩薩 と して の 誕 生 し , パ , へ N s N 所 謂 「天 上 天 下 唯 我 独 尊 」 の 話 も K て す る もの が ま に言及 つ ’ 伝 説が 所謂 に 後世 に 図 式化 して 四 門 出遊 の 伝 説 が 成 立 した 四 門出遊 」 た ば か りの ヴ っ 記 述 は 釈 尊の 伝 記 の , 「 , そ , 最 終 的 に 出 家修 行 者 ( pabbajita sama , , とは 異 な りわ け そ の 代 表 と も い うべ き最 と , 「 , しか る に 。 また 。 て て る こ とが で 中村 元 博 士 に よ れ ば , 七仏 , 七 仏 父母 姓 字 繦 イ ン ド的通 念 に 合 わ せ て 変 形 し過 去 に 遡 ら せ て 投 影 さ れ た , 更 に 死 を加 え , 大本 経 」 と は に , の 「 記 述 を大 幅 に 増 広 して を 権 威づ け の た め 『 化 され た 項 目表 の ご と き ン 29) ( ト ( 袴谷) 両 経典 中 で 次 の よ う に 述 べ られ て い る 。 Bodhisatto samehi padehi patitthahitva uttar2bhimukho satta − Sampati −jato sabba ca disa viloketi pada −vitih 巨rena gacchati setamhi chatte amuhlramane “ jettho ham asmi lokassa asabhin ca vacarp bhasati: Aggo ham asmi lokassa, antima 巨ti n atthi ayam dani punabbhavo ti. Ayam j settho ham asmi lokassa , , ’ ’ , ’ ’ ’ ” , ettha dhammata . 91 ) ち て る が 北 に 向か , 私 は世 界 , これ は 。 の 。 最後の 生 で あ る の 。 し , とれ た 足 で し もは や 再 生 は な い 。 」 が , と 牡牛 この の , , と牡 牛 の よ 堕地行 七 歩 要 度 衆 生 生 老病 死 , arsabha ) 呼 ぶ , )」 とは るか ち , , , うな語 を 発 す る 無 人 扶侍 い こ と samsara 輪廻 ( この , ならな い の で 「 。 一 挙 手而 , もは や 再 生 は な , こ の あ る 93 ) 菩薩 の 発 言 そ の もの bodhi− 菩薩 ( 「 また 。 , bodhi)を得 る こ とを約 束 され た もの 世 で最 終 解脱 ( 経 蔵 末 尾 の 増 補 的 雑 録 94 )で あ る , 霊魂 (atman ) が 存 在 す る こ )の 切 断 を意 味 す る の で ほ か 遍観 四 方 , 自体 が 極 め て イ ン ド的 で あ る , , これ 。 る法 則 ( dhammata 常 法 ) とは そ の 用 語 そ の もの が 非 仏教 的 な もの で し か あ り え ず 出す る の は 全 て の 方 向 を眺 め 。 再生 ( punab −bhava punar −bhava ) が な い と は 非 仏 教 的 な解 脱 思 想 の 表 明 に satta りと立 此 是 常 法 92 ) 」。 よ うな形 で 仏 た ち に 約 束 さ れ て asabhin よ うに ( と を 前提 に し た が か 私 は 世 界 の 最勝 者 で あ 。 イ ン ド的 通 念 に よ る 仏 の 権 威 づ け 以外 の な に も の で もあ る ま い い 」 っ 。 天 上 天 下唯 我為尊 しか の 最上 者 で あ る 私 は 世 界 の 最 年長 者 で あ る 「 , 釣合 い , , 言 , 白 い 傘 が さ し掛 け られ る と , 法 則 で あ る )」 毘 婆 尸 菩 薩 当 其 生 時 , … 従 右 脇 出 こ の 場合 て 七 歩 進 ん で行 き っ 「 誕 生 した ば か りの 菩 薩 は ( パ の こ とで あ ー リ 仏典で も Khuddaka−Nikaya , の就 頗 中釈 尊の 前 200 一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronlo Library Service Llbrary Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 University University 30) ( 袴谷) 仏通 戒偈 ノ ー ト ( 七 霍 ■ 嗣 [ 遡 田 掣 l bo oo 皿 l ■ 鬮 Σ 8 1 ( 曖 酊 鬘 長 叔 80 昂 輯 誕 ψ 屓 誕 ) 邸 & ( 輻 璽瑁 曜 出 署 邸 壼 臨 碧 鰹 ) 一 ( 弖 出 輝 「 憚 ヨ啻 焔 眺 o 帚 罵 ) ■ 日, 国 ( 邸 日 ぢ O 細 ( 5 日 嘲 麟 邸 ロ の ,嚶 軽 随 随 〉 芻 細 燗 ) 而 弖 ( 5 σ ヨ 駆 憩 紬 為 輪 芻抵 燈 区 く ) ( 邸 お 無 a帚 ℃ 呱 の 礫 無 「 弔 釦 印 ) 〉 l I I I l ⇔ I ( 製 駻 皿 濡 験 ) 11 邸 甸 区 蘇 羈 蒭 ω 硬 農 ) ( 犀 邸 出 a ( 幽− 轄 轄 礫 薯 臥 習 拏 窟 ∀ 蠹 ( 曖 得 邸 8 〉 釦 紐 矗黙 麺 療 黙 轄 ) 讐 o 劉 【 ( 喟 邸 ( & 2− 羇 曝 轄 何 臨 碧 毛 拏 ≦ 〉 弖騨 鯉 出 『 L 言哩 ヨ 潟 お L 曝 鄭 鄭 ) ( 軽 軽 k11k11 , 回, 田 駕 ‘ ・ 〉 > 邸 芻 雨 毛 駆 蓮 o 紲 黶 翫潭 潭 茗圏 圏 ) ( 鐸 邸 旧 釦 旨 ← 螺 の ω 駆 ( 『 」 瞭 鰹 ) 褓 蘇 邸 ω 器周 出 塁 ( りり 邸 ・, 臼 娼 紹軽 軽 工 陰 羽 ,m 邸 の 阪 固 ) 。。 臻 ( お曝 迢 に ρ 日 鄭 靭 コ 牌 ) 螻 燭 O 虚、 邸 の 。 黙 ( 鐸 監緜 纒 三 嶷 ) ρ自 目ゴ 甸 ( 唱 懸 懶 q ≧ 邸 巡 雪攣 黒 黒 メ ) 邸 冨 ( & 輪 璽− 最 瞠 邸 訟 碧 毛 鰹 聾 ) 』 ( 謡 ,輝 騨 甸 , 8 『 L 已 讖 鑼 鄭 鄭 ‘ ) 層 目 ( 9邸 鄭 蘇 釦 醴 ω の 韻 ) 〉 冨 ( 妹 貝 ) ( τ ( 邸 の 旨 嘱 ギ − 1 十 十 璽 国 川 ) ω ぢ 〔 ギ 騨 輝 靄孱 「 潔 ヨ 無 鳴 醸 ) 弖 器輝 糧 』 麌 k 驚 霧 ,図 り 雨 鷂 k 日 ) 紹 ( 赴 靼 仁 龍 あ 帚 鞍 L ) 口 の ( お 攣 肆 』 灘 噌 躍 ) 〉 ( 椣 甼「 趣 眉 而 「幡 o 潭 整 唱 虞 冨 三 # ( 3 σ ( 轍 L ) 着 露 自 蘇 X の 旨 i i 哨 ヤ 十 十 璽 国 川 ∀ ω ( 輝 輝 戛 7嗜「 「 曇 ヨ 醸 ) 贈 邸 葦 弖 ・ 田 僑,艦 k ) uっ ω ( 邸 冠 の 迢 迢 曝 曝 漣 ) 鯉 ( 輯 §期 出 ≦ の ) 田 邸,ギ ヤ ) 黒 ) ( 像 陰 沼 ( 毘 阿「 確 迢 罵 醒 剥 嵐漢 言 ) 記中余 口 ( 謂 ρ 魅 梅 ヨ 咄 貿 ρ 匡 喧 ) < 5 【 ( 弖 ・輝 輝 「 窪罵 「 巽 ヨ 敢 ) 聴 ε 一 」 の の ( 鄭 遽 一 舐 潔 ) 9 〉 5 1 > 邸 ,十 ¢ 鳴 詫 ー 十 ぜ 《 ) 瑩 ≦ 早 溝 卿 り 、 鰍 罫皿 冖八 囁 弖 巴 轄 舟 』 晒 軽 一 鍵 凪 鐔 椣 「 ( 需弔 鑿 言 轄 o 犀 ) 音‘ ( 軽 軽 一 田険 陰 ,く く 邸 一 の 呂 邸 V ω ( 順 一 遐 聹 ε,蹼 曝 嘔 山 謎 謹 翼 巡 藻 邸 α ロ 」 」 邸 一 一 ( 輪 邂 ) I > 1 」 − ( 総 川 ) I 口 2 図 ( 嵌 脚 黜 緯 ) ω 凵。 唱 ( 釦 齦 ) 1 , 1 譽 日 輩 糠 罠 鵡 「 1 1 掣 蹕 も b 暮 ) ω 邸 〉 題 i 嚠 甥 の 邸 1 ゆ 聖 ) 脚 石 邸 ( ■ ( I σ > 唱 I I 黒 富 鬮 h 嘱 窃 器 鵠』 韆 軽 邸 の 1 卩 ( 楔 【 謹 # 鎚 ) I 1 口 解 幅 」 〉 88 一 I ( i 傷 ( 器韲 韆 』 邸 険 険 邸 渥 1 ll 。り 邸 I l 嘱 ∫ 翼 ) 鬮 石 眉 遡 ■ σ5 > 而 l I の 』 邸 σ 』 E 巴 霧褓 鵠貝 」 鬮 羣 lI 焉 ヨ 鬮 I 刷 邸 ぷ ■ I 邸 〉 ρ I I 嗣 巴 ( ■ I 皿 而 − 〉 鰹 l 冨 蠑 l 鄭 囲 I ロ⊇ 鬮 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L 貫 〕 I ト ( 嶺 巴鬱 酬 廉 蟶 口 の 」 田 而 毛 塗 l 』 〔 羽 衷 2 ( 桜 蟹 鉄 ) 〔 鳴 9 毛 ヨ 攣 医 ) 回 豐 罵 鏗 日 聖 輪 票 」 < ( 染 田 睾 昆 の 駆 〕 着 ) 鳴 冨 螺 〉 顧 .霙 篤 頭 コ 調 コ 」 吋 蝦 飾 騒 鰍 ( 繋 桜 禊 ) l 口 鷽 神 己 造 冨 曾 . 」 申 8 叙 五 頴 日 而 ∈ 冖 ゜ °需 °° お 串 邑 〕 冒 鴇 聟 マ 田 凪 讐 一 198 一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronio Library Service Library Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 Umversrty University 七 仏 通戒 偈 ノ ー ト ( 袴谷) 32 ) ( 世 を扱 加 雄 た っ に お α あ る こ と は 看過 され る べ き で は な い て で い そ , の ほ , れ ない が ま させ て も ら い た Nikaya 1群 い て い 23経 の 第 2 群 と 第 14 − 構 成に 関 し 多少 本稿 の 目的 か ら は 外 れ る か もし , そ れ と 比 較 しつ 極 め て 大 雑把 な 言 。 第 23経 ま で に つ の の の 『長 阿 含経 』 の れ を漢 訳 こ , 。 Digha −Nikaya この , 経蔵 の , , ら ない こ とな の で あ る さ て 逆に Digha−Nikaya に お い て は bodhisattaの 用 例 は著 し く少 な ’ 95 と ん どが こ の Maha Padena−sutta に 集 中 し て い る に とも忘 れ て は な 最初 の 部分 を な す く 。 えば い との 二 つ 周知 , 大別 さ れ る に 簡 単 な私 見 を こ こ , 方 に な る の で 申訳 な い が れ らは こ , い つ 96 ) , 第 見 に よれ ば 私 。 とく の ご , に 挾 Digha − , 1 − 13経 の 第 うち の 第 こ の 1 群 は 後 半 に な れ ば な る ほ ど非 仏 教 的 要 素 は 強 ま る もの の ,基 本 的 に は 仏教 の 思 di賃hi drsti 見 )を 扱 た も の 第 2 群 は そ の 仏教 を権 威 づ け る た め に 過 去 想 ( , 七 仏 を扱 っ , , MahaPadu た っ “ MahaParinibbana 締括 っ た na −sutta −suttanta 1群 か 2 群へ ら第 sila ( は 以 下 に 引 く佐藤密雄 博士 の 言 明 梵網 経 とで で は仏 陀 が こ れ にな る と 足 す るこ とが silasmim 丘 の 出家 , 97 ) を拝 借 す る の 等 四 十 三 戒 を具 して て 紐 帯化 と され て い まや こ るの で あ る い Digha−Nikaya の で さえ , 漢訳 の を第 一 分 と して , 第 し ゃ る ご と く決 して ー リ経 蔵 パ , 基 本 的 に い えば , 1 群 を 第三 分 「 大体 同 『 長阿含経』 が , 仏 教 比 丘 が こ れ 等 の 戒 を具 idam pi assa hoti 戒の 一 部 ( 大本 経 」 , 特徴化 とさ れ の , 仏教 比 , 最 も中心 的部 分 と い え る の サ マ ナ パ い る とい ー リ Digha−Nikaya , 第二 に 『 , 「 の で 遊行 経 」 と な っ , は 』 ある 従っ て 。 , 。 一 般 しか 第 2群 の お , イ ン そ の 巻頭 の 宇井博士 長 阿含経 もの で は な く の ) うこ と に な る と し た もの で あ る か ら 両 者 は 一趣 98 意 }」 厂 門果経 以下 これ が 沙 , samana イ ン ドの 出家 者 ( 的 習 慣 を 前 面 に 打 出 した もの と い わ な け れ ば な ら な い 一 を固 め る の が 第 に たが っ そ れ が 色 濃 く 反映 され て 長 阿含経 』 は , , 『 , で あ 。 後 半 に なれ ば な る ほ ど sila ) が 取 込 ま れ 習慣 ( るに もの とが 仏 教 比 丘 こ 私に , て も,そ れ は 出家 者 と し て 当 然 な こ い れ ら 出家戒 は 比 丘 こ れ を私 な り の 言 い 方 に 焼 き 直せ ば た い や が て は こ れ を守 る , , 。 , , っ しか も 。 最 も適 切 な よ うに 思 わ れ る が 戒 具 足 す る もの が 少 な くな り に 賞 讃 され ま た )と な した もの で あ る , 取る に 足 ら ない 卑近 な こ と と され て 者一般 更 に 釈 尊 の 前世 に 絡 む 数 篇 の 物 語 で , Sila 戒 ) を 重視 , と した マ 移 行 の 仕 方 を も っ と大 ま か に 指摘 す る と す れ ば 第 , 尊 の 完全 な 離 脱 で あ る 死 を テ ー と で 冒頭 を 固 め この の , と釈 わ ば イ ン ド的習 慣 い , , − っ ド て い るわ け で あ るか ら , 有部 の 分 派 とは い え そ の 教義 の ほ とん どが 通 俗 的 な大 衆 部 と 同 一 197一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronlo Library Service Llbrary Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 Umversrty University 七 99 ノー ト 仏通 戒 偈 ) じ と い う法 蔵 部 所 属 の もの だ と 推 測 さ れ て 論 の よ うに 感 じ ら れ る こ で再 び こ 両経 の , 主 テー マ Padona−sutta は 勿 論過 去 七 仏 就 る 意 図 は 以 下 の よ うな 点 に あ る Tathagato atite る い 1 ° °) も の 私 に は 極 め て 当然 な 結 , 。 ’ Maha 33) ( ( 袴谷) 「 大本 経 」 自体 の 記述 に 戻 る と 中ヴ ィパ シ ン 仏 に あ るが これ , を主 テ ー マ とす 。 − , ati gottato pi anussarati −sannipatato savaka sarati , ayupPama ロato pi anussarati , , ) pi anussaratiloi ( 如来は も寿 命 に も名 称 て つ い pi anus − 完 全 に 離 脱 し戯 論 が 切 断 さ , も両 弟 子 に つ に つ い て −yugato savaka , れ 路 が 切 断 さ れ 輪 転 が 終 息 し全 て の 苦 が 超 越 さ れ た 仏 に 関 し て い て , Buddhe parinibbute chinna ・papafice chinna −vatume −dukkha −vltivatte jatito sabba pi aussarati namato pi anussar vatte pariyadinna ・ 性 に つ すれ ば こ とに つ い も弟 子 集 団 に て い 階 級に , て つ も種 て い も想 起 す る ) 。 知 号 , 過 去 無 数 諸仏 姓字 , 所生 種族 , こ の 意図 の も と に て い くの で あ る が れ ば な らな い の 入 於涅槃 , 其所飲食 , , 断 諸結使 寿命 脩短 先 に 見 た 表の , で は , , , こ の , , もの た ち は “ , を強 調 い 1 °4 ) る だ け に す ぎな い す るの は で い た か asavehi cittani vimuccimsu °3 満 足 して な に も今 問 題 , の 」 彼仏 , 刧数 , とこ ろ で い 本経 」に お い との た こ と なの で 仏は い て 想 起 が な さ れ なけ 前世 を 見透 す 超 能 力 の , らで あ る 。 それ ゆ え ヴ ィ パ シ ン , 。 の ) よ の その , 教 え を聞 い ” ( 諸 漏 か ら心 が 解 脱 し た ) とか うに , た だ霊魂 citta ( 霊 魂 の 存在 を前提 に ・= 関係 に つ て よ り顕 い え る か も しれ な 七仏 の て い い 。 第一 ヴ ィ パ シ , , 習慣の 通俗 て も広 。 い ては , ’ Maha ’ Padana −szatta よ り も「大 , 過 去 七 仏 と通 戒 偈 む しろ 前者 の 方 が よ り展 開 し た 形 態 を示 し て , につ い ある 両経 とも ン 得 輪廻 と そ れ か らの 解 脱 , 著 な 傾 向が 認 め られ る よ うに 思 わ れ る が えば 「 atman ) の 解放 カ ル ト教 団 に 特 有 な 現 象 で は な くて よ うな 解 脱 主 義 的側 面 に つ こ の , 名 , 化 さ れ た 項 目 が 明 ら か に され 的 な 拘 束 か ら 飛 翔 しよ う と しな い 非知 性 的 な局 面 で は 大 昔 か ら ど こ に お く行 わ れ て 多少 。 縁 起 を説 い た こ と に させ られ て は い る も の , 無 漏 心 解 脱 生 死 無 疑 智 」 とい わ れ る 1 に 又知 lo2 } atman )を解 放 す る こ とは で きな い と い う通 イ ン 衆 生 の 霊魂 ( , ド的 な考 え が 仏 典 に も既 に 深 く滲 み 込 ん も 釈 尊 と 同様 に ン 。 よ うな項 目 に つ で あ ろ うか 。 「要 度 衆 生 生 死 病 死 所有者 で な け れ ば た 所 更苦楽 , きパ タ ー ご と なに ゆ えに 消滅戯論 , い て 七仏 の の 全 て に 通 戒 偈 を配 当 し て み 通 戒偈 を配 当 し て 一 い るわ い い る とい け では な く , る点 で は 同 じ な の で あ る 196 一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronlo Library Service Llbrary Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 Umversrty University 34) ( が る ば 七仏 1 偈 を数 え る だ け な の に対 し 後 者の 3偈は 「 大 本経 」 は , 1 °5 ) に至 て っ るか ら で あ る い 1) VI( 8 》 III 3) 1( に ( , , 通戒 偈 ノ ー ト ( 袴 谷) 。 MahaPadana −sutta , れ まで に 用 こ , そ れ ぞ れ 対 応 す る も の で あ るが , 多少 訳語 が 異 っ て い る の 的 に 同 じで あ りな が ら , で , と くに , Mahmpade−na 十 の 基本的 に 配 当 関係 は 。 一 致 し にお い 1 (1)に 至 , 「 前 に 示 した , そ の 由 来 ま で が 示 さ れ るに 至 , 大本経」 て 重要 な , れ ち七 仏 こ , ド的宗教 行 事 で あ っ た こ と に な が ら イ ン ド的 観 念 に お し , 「 十不 善 品 」 こ の abrahmacarin る もの ( 戒 ( pratimok $6dde §a れ と全 く “ ラ パ Uposatha ” 1 °8 ) と σあ 翩 は既 に い て uposatha 説戒 ( るた め に い V の “ ッ バ を察知 した マ ハ ス Punabbasu ( ー モ ッ 仏 の 説明 が 始 ま り 七 仏 の 各時代 に こ ん な場 面 が あ , そ , の 「 禁戒 ( pratimok 一 れ は 先 に 見 た 根 本 説 切 有部 の 律の の 区別 に つ , そ の 箇所 純潔 な ら , 111 } で その 状況 , , は一 釈 尊 の 時代 に は 序 」 と も一 致 す るが 「 , っ た 偈 も し くは 数 偈 で 禁戒( pratimoksa−satra 。 の Assaji 馬 サ ジ ( , 始め 禁戒 」 が 説示 され た とい わ れ て それ以降に 後者の も この 「 こ て 集 第 20経 「 , こ 。 大 目乾 連 )に よ っ て そ の 二 比 6ddega, 訓 誡 の 総 挙 )」 前者の い ッ 禁 座 が 清 浄 とな っ た と こ ろ で 過 § に , ア , 「 て っ あ る期 間 中だ け は 弟 子 に 瑕 穢 が なか , 文 )」 を制 定 す る 必 要 に 迫 られ た と い うの で あ る 禁戒」 , て一 っ 期 間 が 終 る と瑕 穢 が 生 じ た の で 「 8 第 とで は , しか 。 うの で あ る Io9 ) 十 不善 品 」 で は い こ と 純潔な らざ , との 二 比 丘 に 特 定 さ れ た 上 で 満宿 ) 去七 すんだが 当然 の , 11 °) , 強 引 に 擯 出 さ せ られ る )の で ” と関 教外の 通 イ 行 事 を行 の , 「 , Mahamoggallana ガ ラー ナ ( 。 /poSadha とが で きない とい こ 丘 が nirarbuda ( 釈 尊は こ Sorpatherassa Vaggo ざ る もの が だ れ か は特 定 さ れ て い ない が 師) と ブ ナ 十 不 善 品」 )」 の 場 面 で は , 直 , 「 の その 場は , そ の の もの と ) が 元 来仏 話 を 展 開 す る Afiguttara−NikEya , こ , 触れ たが /pOSadha 総挙 ) 」 を示 す の しか し /poSadha uposatha 。 非 梵 行 者 〉が な レ ル つ 。 通 戒 偈 の 説示 が uposatha の 「 訓誡 , 七 仏 と通 戒 偈 。 神 聖 に して 清 浄 な も の で な け れ ば な ら な て い の , た 文 献 が 『増 一 阿 っ そ の 明確 な 理 由 は今 詳 らか に は で き な い が そ れ と訳 文 ま で も合 致 す る の とは こ て は っ 連づ け て 述 べ られ て い る こ とで あ る ン 1 °6 ) eXfXhXi 語 は 異 っ て い て も前 節 で 取 扱 っ た 文 献 ( 訳 , 1 (1)と実 質 以 下 に そ れ を示 し て お く 1 不善 品 」 お よ び そ れ 相 応 の 諸 異 訳 本 で あ る °η 「 え い よ うな形 態か ら更 に 展 開 し 戒 経 末 尾 の 通 戒 偈 の ご の 各偈 が 七 仏 に 配 当 さ れ て 含経』 中の れ ぞれ −suha た偈番 号 で い 前者の それ は , 忍 辱 為 第 一 仏 説 涅 槃 最 不 以 除 鬚髪 害 他 為 沙 門 さて 3 偈 を数 え は この 二 つ , 規律条 の 12年 間 い の るの で , 厂 禁戒 」 考 察 し た 私 見 が 適 用 され る べ き で あ ろ う 。 一 195一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronlo Library Service Llbrary Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 Umversrty University とこ とい ろ で ー ト 袴谷 ( ) ノ で最 も 問 題 に され ね ば な ら な い こ こ , 七 仏 通戒 偈 う通 イ ン ド的宗教行事 を取 込 ん だ 結 果 とは それ の 滲透 , こ , 仏 教 が uposatha と共 に 35) ( /p (埠adha 次 第 に ヒ ン ドゥ ー , 教 的 な 差 別 主 義 や そ れ に 基 づ く役 割 分 担 ま で を も取 込 ん で しま っ た の で は な い か と い う こ と な の で あ る。 も し 純 潔 な ら ざ る もの ( abrahmacarin , 制的 に 摘 み 出 す こ と に よ っ て そ れ が 果 して 平 等 と い か 等主義 で あ る か の )」 な ど と称 讃 さ れ て ” で 第三 と 第 四 と を例 に とれ ば に僧 samgha 団 ( しか し 。 通俗 的 に は , よ うに 錯 覚 さ れ て Sorpatherassa Vaggo “ , うに 値 す る も の と い え る で あ ろ うか 格 な差 別 と い うべ き もの で あ る dhamma 全 員 が 清 浄 だ とい わ れ た と して も そ た , か く して り の 仏 教 僧 団 の uposatha は , に そ , っ い , るに “ Uposathaや ” 比 喩 の うち の の つ abbhuta , 非 梵 行 者 ) を受 け っ け ず , 名称 や 種 性 を失 うよ うに 僧 団 に 帰 入 し た 四 の Sakyaputtiya ) と なる ロa 純 潔 な もの ( brahmacarin , 「 で行 わ れ た , の で ある と 6dde §a )」 $ 七 仏 通戒 。 , 梵 行 者 )ば か , 訓誡 の 総 挙 ( pratimok 伝 承 で しか な い の くら通 戒偈 を押 し頂 い た と こ ろ で この , 考 え方 の 延 長 で 集 ま りで あ る在 家 者 と の 間 に , の 偈 とは , しか し そ れ ゆ え 。 , 通 イ ン ド的 な 習 慣 以外 の 仏 教 の 思想 純 潔 な も の ば か り の 出家 者 と 純 潔 な ら ざ る もの 差 別 主 義 に 基 づ く役 割 分 担 が 社 会 的 に も確 立 し , , 係に触 れた , , 霊 的 な もの に 専 ら 携 わ っ て る の も同然 な の で あ る 113 》 uposatha い 。 厂 十 不 善 品 」 を含 む 『 増 一 阿含 経 』 は , /po $adha と七 ると 仏通 戒偈 との 関 法蔵部所伝 と もされ るが 大 乗 的 要素 も多 い と評 価 され た と こ ろ で 格別 不 思 議 な こ と で は な い るの で あ る い 後 世 の 大 多数 の 仏教 を制 し た 通俗 的 な 大 乗 仏 教 は ほ と ん を代 表 の す る論 書 と従 来 か ら い われ て い て 霊 力 と 肉 的 な もの に 専 ら とな る し か な い 不 浄 な 後 者 の 財 力 と 交 換 が保 証 さ れ れ ば , , 宗 教 的権 威 に 基 づ く儀 式 の 定着 に よ っ ど成 立 し て て 上 記の , 真の 平 , abrahmacarin ( そ の 前提 上 投 影 され た 純 潔 の 証 明 て さ れ る 清 浄 な前 者 で attha 曾 有法 ( その 入 。 平等 が の kunapa エp ) を受 け っ け な い よ う matam 大 海が 死 屍 ( /po $adha 内部 。 更に の そ れ は平 等 ど こ ろ , 巡 り合 う こ と は 決 し て な い で あ ろ う しか の や そ の 純 潔 の 証 明 で あ るか の よ うに 見 做 さ れ た と 考 え られ る 過去 に遡 に こ , 拠は 説か れ る大海の 比 喩 に あ る ) は 純 潔 な ら ざ る もの 。 八未 か か る根 姓 の もの も原 の 出 自 を失 っ て 釈 子 所 属 サ マ ナ ( sama うの で あ る こ の , 「 仏教 僧 団 の , る 112 )が い ま た 大 海 に 帰 入 し た 四 大 河 な どが 原 い い 。 内部 に 入 れ ば 平 等 と さ れ る 集 団 と そ こ か ら 除外 さ れ た もの た ち と の 厳 む しろ , 残っ こに , , 非 梵 行 者 )を強 い る 『 大智度論 』 で も以 下 よ の 114 , ) 。 他方 大乗 うに 述 べ られ 。 一 194 一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronlo Library Service Llbrary Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 Umversrty University 36) ( 仏通 戒偈 ノ ー ト ( 袴谷 ) 七 衆 僧 大 海 水 結 戒 為 畔 際 若 有 破 戒 者 115 終 不 在 僧数 譬如大 海水 不共 死 屍宿 ) 註 1 )霊魂 ( atman )の 実 在 を前提 とす る こ と な しに は 解 脱や 涅 槃 は な りた , ない た が , その て 批 判 的 で 画期 的 な 問 題 解 明 を 一 一 果 し た 論 文 に 松本 史朗 解 脱 と涅 槃 こ の 非仏 教 的 な る もの 一 」 『縁起 と 空 如 来蔵 思 − atman ) 想批判 一 』 ( 大蔵 出版 1989年 ) 191 224頁 が あ る 論 理 的 に い えば 仏教 が 霊魂 ( 点 を 明 確 に 意 識 し て ,解 脱 と 涅槃 , と り わ け 後 者 に つ い , 「 , , を否 定 した こ とは 。 , 明 らか で あ る が た 上 で な けれ ば 実 は お 霊魂 の 実 在 を認 め 問題の , , , こ の 松 本論 文 の ご 一 ト教 団 つ さ え批 判 で きな カル な い 仏教 が , その 点 を , 論 理 的 当然 の 帰 結 と して , と く 厳 密 に 取捨 決 判 し , い こ と に な る の で あ る 。な 苦行 主 義や 精 神 主義 を も否 , 「 は 拙 稿 苦行 批判 と して の 仏 教 」 『駒 沢大 学 仏教 学 部論 1993年 10月) 319− 354頁 を参 照 さ れ た い 集』 第24号 ( ’ 2 )周知 の ご と く パ ー リ三 蔵 の 律 蔵 中に は Pa timokkha は ま とま っ た 型 に お い て は収 録 さ れ て い な い しか し 抜粋 さ れ た 翫 ’珈 o 鯱 勿 相 当 箇 所 の n 一 マ 字刊本 や 南 伝 仏教 圏 に 定 し た も の で あ る こ とに つ い て , , 。 , , 。 , お け る実 際 の 儀礼 用 刊 本 な ど の 年) 66− 67頁 を参照 , さ れ た い 、 なお 丙 午出版 羅提 木 叉 )』 ( sikkhapada , 1929年 ) は い て つ , , , , 1物 励 ン 文 字 刊 本 と を律蔵所 収 態 を示 し て 30 々々加 の 形 ’ ー リの パ , イロ セ , とく , は タイ文 字刊 本 一 応 パ ー リの , と 対照 校 訂 した 出版 本 で しか し 長 井校 訂 本 で も明 らか な ご Pa timokkha の の る。 い 末 尾 に は 七 仏通 戒偈 , 88− 91頁 )に 示 さ れ て い る もの は 長井 博 士 が , 本 ー リ Dham − 以下 に 示 す 七 仏通戒偈関連文献 中の (i) (f)と 共 に それ相 応 の 偈文 をパ 相 当箇所 は な い 稿 の 1970 平 川 彰 『律 蔵 の 研 究 』 ( 春 秋社 比 丘波 長井 真 琴 『巴 ・漢 ・和 ・対 訳 戒 律 の 根 本 ( とに こ 長井校 訂 本 の 末 尾 ( 。 , = , maPada よ り抽 出 して 示 し た もの で あ る もっ と も 。 ま りの 形 態 を全 く示 さ な い こ , と 自体 は , 七 仏通 戒偈 わ れ の 一 つ と見 做 す私 か らみ れ ば パ の ー リ律蔵 が 七 仏通戒偈相 当の ひ と 戒 経 末尾 付 加 を非 仏 教 的動 向 の 顕 む し ろ 評 価すべ き こ と と 言 わ な け れ ば な ら な い で あ ろ う。 3 ) 18偈 中過 去 七 仏 に 配 当 さ れ る の サ ン は 前半 の 第 10偈 ま で で あ る 。 そ の 配 当関係 は , ク リ ッ ト本 中 に は 明 示 さ れ て ス い ない の で , こ こで しか し , は,七 仏 通 戒 偈 関 連 文 献 中の (c )と して 示 した 『根 本 説 一 切 有 部 芯 芻尼戒 経 s の 配 当 に 従 っ た も の で あ る こ と をお 断 り して お きた い 。 herausgegeben von Franz Bernhard G6ttingen,1965) go ( Dha ,maPada Shukla edited by N .S. ( 第26章 第 2 偈 The Buddhist Hybrid Einnskrit Patna 1979 以 下 本 稿 に て 1)harTnaPadaと あ れ ば こ れ を指 す)第 239偈 DhammaPada 4>こ の 偈は σ伽 , α び 醐 , , , , , , S . ed . by O , von P ,T . ( , , R . Norman Oxford .1994 以 下 HinUberand K . , DhammaPada と あ れ ば こ れ を指 す ) 第 184偈 と 対 応す る 。 5 > nirvapa を 「離脱 」 と訳す の は 松 本 前掲 論 文 ( 前註 1 )に よ る , , 本稿 に て , e , 一 中村 元 博 士 も , 193一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronlo Library Service Llbrary Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 Unlverslty University 七 仏通 戒偈 ノ ー ト ( 袴 谷) 37) ( こ の 直 前 の 偈 中の 岩波 文 庫 ) に お い て ひ4励 α呶 即 の 翻 訳 で あ る 「感 興 の こ と ば 』 ( 「 240頁 ) 更 に そ の 語 義 を 「覆 い ( parinirvrta を 完 くと きほ こ して 」 と 訳 し ( 障 り)が 「 ー ニ ル ヴ 347 頁 )が こ こ の nirvapa は 安 らぎ ( 完全 に 離 脱 した 」 と説 明 して い る ( ァ , , , 一 ナ )」 「 覆い , σ面 , η仞 の この 硼 即 第 26章 の 主 題 で もあ る 「 離脱 」 と理 解 され ね ば な る ま い 。 なぜ な ら るの は, L され て い り 一 貫 して は nirvana 貫 して い な い 。 し か し と訳 し て 首尾 sarvasmad ( 切 悪 か らの 離 脱 papad ) 」 ( 第 1& 19偈)で あ viratih 完全 に 離脱 す る こ と ( parinirvrta)」 で あ る か ら で あ る が 章 で 一 貫 して 追 求 この , しか る に 。 , かか る 「 離 脱 」 が 非仏 教 的 な 「解脱 ( mok $a vimoksa ) 」 と論 理 的 に は 全 く同 じ もの で あ る こ 一 と を 貫 して 主 張 した の が 松 本 史朗 博 士 で あ て そ の 意 味 で 松 本 前 掲 論 文 は 必 ず参 照 , っ さ れ な け れ ば な らな い , 。 S . ed . by Paul Steintha1 6 ) こ の 偈 は 乙磁 η σ 襯 禦 P .T . 第28章 第 13偈 1妨 π α ( London 1985)第 5 章 第 3 偈 ( p .50) と対 応 す る ” parakrame 7 ) 原 文 は cak $man vi $amantva vidyamane で あり こ れに 対応す る vidyamane parakramet Uddinaは cak − ひ面 η α槻 即 は cakSu $mam vi $amaniva ” parakkame で ある こ れ が 南伝大蔵経 第 23巻 khuma visamani va vijjhamane 「 「 166頁 で は 眼 あ る もの は 不 平 等 を知 りて 打 克 つ 如 く」 と訳 さ托 中村 訳 で は 眼 の あ る , , , , , 。 , “ , “ ” “ , ’ 。 人 は , 不平 等 の よ うな こ と が ら に 勇敢 に 打 ち 克 つ 岩 波文 庫 も。」 ( こ ろ を知 りつ “ ない が た チベ 。 然残 っ 」と も読 め る が こ こ , い て 「 眼 もて る 人 は 危 険 な と , では , 不 自然 で 強 引 か も しれ を絶 対於 格 と み て 「勇 気 が あ る の で 」 と 訳 して お い parakrame 「 行 く こ と (gro ba parayaロa か )が あ る の で 」 と 読 む 颯 問題 は 依 ’ , る か も しれ な い い Udainavarga に よれ ば る。 うよ うに 一 た と い 何 か が 存 在す る と し て , ” ト訳 は ッ に 立 ち向 勇敢 つ vidyamane , て 253 頁)と さ れ て い , 。 , 。 8 ) こ の 偈 は σ面 呶 槻 禦 第 31竜 第 50偈 DhammoPadq 第 185偈 と対 応 す る ま − 第 32鼠 第 27偈 と も ほ ぼ 同 じ。 た Uda navarga 9 ) pranta ( 最果 の 地 ) と 9ayanasana ( 寝 た り臥 した りす る こ と ) と の 関係 に つ い て は BUSD p .392 col .2 pranta の 項 を参照 さ れ た い 「 10) 増 上心 ( adhicitta ) 三 学 で い えば samadhi 」 とは ( 定 )の こ と で 考 え る 心 と は 全 , , , , 。 , “ ” , , , “ ” , 。 , く無縁 の もの 11) こ こ で ある で 。 buddhanugasana )」 と言 わ れ て 仏の 教 誡 ( 「 い −vijfiana )の 判 断 対象 と し て 示 さ れ た 法 ( dharma mano ( は 全 くあ りえ な い れて , い こ と に 注意 せ られ た , っ Wogihara ( い 。 個 々 の , ed . ) p .111 , , 説明 は略すが 1.26 − p .112 五 種 とは 、 , 1.9 の 五種 の amu こ の い 偈 に もよ く示 さ 訓告 を指 す に ての た βo 励 磁 伽 磁 觴 痂 §asana が 参考 に な る か も しれ な 禁 止 )と prati§edha ( 一 , た りす べ き こ とに つ す ぎな い か ら で あ る そ の 意 味 で は 後世 ま とめ られ る こ とに な っ 。 釈 尊 に よ っ て 意識 , 性質)た る教説 を指す も の で 。 anu §asana ( 教誡)と は い §Ila)上 で 避 け た り守 習慣 ( る とお り る もの は abhyanujfia ( 許 可 )と codana 192 一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronlo Library Service Llbrary Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 Unlverslty University 七 仏 通戒 偈 ノー ト 38) ( ( 叱 責) と 称 が えない で で あ る とす れ ば が 「仏教 」の 思想 を指 す こ とは あ り 。 Uda , 第 49偈 と対 応 す の buddhanu §asana , あろ う 12) こ の 偈 は 13) こ 譴 責 ) と sa 【phar $a ロa ( 褒奨) と で あ る 。 こ れ ら を含 み うる 総 ( avasadana anugasana ( 袴谷) 偈は , η る avarga , 第 181: 第 8偈 第 1瞳 9偈 Dh α rmaPada , 第 127偈、 , DhammaPadq 。 肱 η α澀 砧 第 、 OhammaPada , 第50偈 と 対 応 す る 。 ま , DharmaPada 第 309 第 310 偈 と もほ ぼ 同 じ 14) こ の 偈 は Udanavarga 第 4 章 第 7 偈 と対応す る 。 ’ の 対 応 箇所 で は pratatarp ( 15) munino と あ る 語 が Uda navarga 絶 え ず) と さ れ て い た , , 。 , , , , る 。 16) こ の 偈 は Udanavarga 第 28章 第 2 偈 醺 ηα 第 8 章 第 5 偈 と対応 す る −doSa−moha − 仞 17) kleSanam k§ayitas と あ る 語 が 肱 α の 対 応 箇所 で は raga k$ayfit (貪 瞋痴 の 滅 尽 に よ り) とされ て い る 18)こ の 偈 は ひあ η α 麗 即 第 28章 第 1 偈 DharmaPada 第 357偈 DhammaPada ’ こ の 偈に 関 Senart ed . .12− 13 と対 応 す る 。 な お ) III p .420 11 第 183偈 Maha vastu ( , , η , 。 , , α 。 , , す る 各伝承 聞 で の , , , , 相違 と そ の 分 析 に , つ , , , , ては い 岩松浅 夫 , 高 崎 直 道博 士 「 『 諸 悪莫 作偈考 J 307− 326頁 に お 還 暦記 念論 集 ・イ ン ド学 仏教 学論集 』 ( 春秋 社 1987年 ) が な され て い 中心 を結 論的 に 要 約 す れ ば , , 句 の は , る の で参 照 さ れ た い 。そ の 考察 の i) 祖 型 は sacitta −par ( y 訌damanam 自分 の 心 を と あ っ た と推定 さ 礼 本 テ キ ス トは 。 , 複 合 語 後分 偈の 第 が 3 大 きく 調御す るこ と ( paridamana )」 と に 清め る こ と ( paridapana )」 と で ある この , 「 「 二 分 した と い うもの こ の 詳細 な 論 及 て い 後 者 の 読 み を示 す が し ただ ずれ の 読 み い , atman )を容 認 した 上 に 成 り立 sacitta svacitta ) の 場合 で も 「 自分 の 心 ( 」 とは 霊魂 ( budd − っ て い る 考 え方 で あ る と思 わ れ る な お こ の 偈 の 第 4 句に つ い て も 「仏 の 教 誡 ( buddhanam §asanam )」 と す る 系 統 とに hanu §asana )」 と す る 系統 と 「仏 た ち の 教 誡 ( 「 大 き く分 か れ る が , anu §asana で あ っ て も §asana で あ っ て も 仏教 」 の 思 想 の 教 示 を , , 。 , , , 意 味す る こ とに な らな 19) こ の 偈 は σ4伽 第 361偈 と対 応 す る 20)対 応 す る 諸 漢 訳 は 仞 , い 点は α α, 前 註 11で 指 摘 した , 第 7章 第 11偈 こ と と変 りな い DharmaPada , , で あろ う 。 第 51偈, DhammaPadc4 。 意 を 「護 る 」 意 味 具 格 で示 に , 解 して い 「 護 ( 語 )」 を 「護 ( 身)」 samvara るが , 私 は 身語 意 に よ る さ れ た 身語 意 の 働 きを素 直 に 生 か す こ 「 護 ( 意)」 の うに よ 身語 , 「 防御 」 と 解 釈 す る 。 そ の 方 が と に な る と考 え る か ら で あ る 。 なお , こ の の 語 義の 確認 に つ い て は 松 本 史朗 禅 思 想 の 批 判 的 研 究 』 ( 大 蔵 出 版 1994 samvara − 年 ) 327 335頁 に お い て 秀 れ た 重要 な見 解 が 示 さ れ て い る の で 参 照 され た い そ の 松本 と は む しろ ジ ャ イナ 教 的 な用 語 で あ り, そ の 原 義 史朗博 士 の 見解 に よれ ば samvara atman > に 付着せ ん と す る 不 浄 な流 入 は 「閉 じる こ と」 で あ る そ れ は 清浄 な霊 魂 ( 『 , , 。 , , , 。 , 一 191一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronlo Library Service Llbrary Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 Unlverslty University 七 仏 通戒偈 ノ ー ト asrava ) を感覚 の ( また 門 を閉 じ る 「 身語 意 に よ る 不浄 な 流 入 の , こ よ っ て 防 ぐこ と を意 味す る の で あ る 魁 こ とに 39) ( ( 袴谷 ) 防御 」 を意 図 し そ の あ り方 を讃嘆 して , の 偈 も るの で あ ろ い うか ら 清 浄 に 保 た れ る べ き霊魂 の 存在 を 暗 々 裏 に 前提 と して い る と言 え る で あ ろ う 果 せ す か な sa 聊 vara の 使 用 に よ て ジ ャ イナ 教 的苦 行 主 義 に 同調 し て い るか に 見え る こ , 。 っ , の 偈は 苦 行 主 義 に 基 づ く解脱主 義 を表 明す る , と に よっ て 終 こ っ ある て い るの で 。 21) こ の 偈 は θあ η 砌 第 7 章 第 12偈 DhannaPada 第 278偈 1)htzmmaPada 第281偈 と対 応 す る 22)etat ・ tri−karma ・path 五n vi §odhya と あ る 語 眠 砌 伽 砌 α α の 対 応 箇所 で は etam こ の 善 な る 業道 を清 め つ つ ) とされ て い る ( §ubharp karma −patham vi §odhyann 「 23)こ こ に 聖 仙 」 と訳 し た サ ン ス ク リ ト語 の ;$iに 相 当す る パ ー リ語 や ア ル ダ マ ー ガ デ ー A Vol . rdha −Mcrgadhi Dictionary ィ 語 が isiで あ る isiに つ い て A n lllzcstrated 152 で は sadhu 聖 仙 ;智 をも た 聖 人 ;行 者 ).Asage ; r$i;jnanavan ;muni ( II p . p . 0 ∫6 ’歪o 呶 り1, 226 asaint ;an ascetic と さ礼 Monier −Williams /1 S伽 ∫々癆 E ηg1航 . 「 r$i)た ち は 後 の 世 代 に よ て 族 長 的 な (patriarchal )聖 人 も し く col .1 で は 聖仙 ( α , α , , , , , 。 , 。 ッ 。 , , “ , , っ ” , , っ , は 聖 者 で あ る と 見做 さ 礼 イ ン ドの め た イン 。 」 と説 明 され て 。 歴 史に お 要 す るに ド的 な 苦行 者 を指 す語 で あ っ て の で あ る こ る い 意味 で その 。 最 古の , , ジ ャ ては い g$i とは , , 他 国 の 英 雄 や 族 長 と 同 じ位 置 を占 の 仏 教 特 有 の 語 で は 全 くな くて , む しろ通 , そ の 族長 的 な系 譜 を示 唆す る 時 に 用 い られ る語 な ’ 『 イナ 教文献 の 一 つ とい われ る lsibhttsiya im (聖 仙 の , とば 』)が 紀 元 前 10世紀 か ら 5 世 紀 に か け て の 多 くの イ ン ドの 聖 仙 (rsi)の 系譜 に つ い MVinaysagar K Shastri C . Sharma and tr. ( ed . ( ) て 物 語 られ た も の で あ る Sutlaim Prakrit Bharati Pushpa, 46, Jaipur1988 A Study p .13 参 照 ) Isibhtzsiyaim , , , , , , , こ と は 興 味深 い しか も こ の よ うな通 イ ン ド的傾 向 の 中 で guru 崇 拝 も形 成 さ れ た の で あ り い わ ば 仏 教 の 中 に お け る guru 崇 拝 の 形 成 と もい わ れ る べ き,過 去七 仏 の 系 譜 を示 す 七 仏通 戒 偈 中 に T §iの 語 が 用 い ら れ た の は 決 して 単 な る 偶 然 で は な い の で あ る 。 24) こ の テ キ ス トで は n 盒ragayen と読 ま れ て い る が ω 跏 砌 α 禦 の 対 応 箇所 の ご と く 。 , , aragayen と読 む べ き と み て 否定 辞 を除去 し て 訳 , , 25) テ キ ス h トに は anantarab すべ きか も しれ な い め 読ん だ て 26) テ キ ス ん だ が , 「 とあ る の で チベ ト訳 ッ に した 1 直後 の シ ャ bla na med 。 ー カ 出 身の 行 者 ガ ウ タマ と は 」 と訳 と あ る の を重 ん じて anuttarah と改 。 dhira とあ る が トに は , チベ ッ ト訳 に は dpa bo ’ とあ る の で、 vira と 改め て 読 。 27) こ の 第 14 偈 と次 ・ Salpyutta Nikaya の 第 15偶 と は , nikkhamatha それ ぞれ , 肱 η4 襯 即 , 第 4章 Vol. 1 pp .156− 157 で 述 べ ちれ る 二 偈 と対 応 して て お け ば 次 の と お りで あ る arabbhatha , , い 第 る 。 37 , 38偈 , 後者 を示 し 。 //yufijatha buddha −sasane 一 // 190一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronlo Library Service Llbrary Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 Unlverslty University 40) ( 七 仏 通 戒偈 ノ ー ト ( 袴谷) senaTp //nalagara 卑 va kufijaro 〃 // dhunatha maccuno // yo imasmi 即 dhamma −vinaye //appamatto vihassati ・ sarpsararp jati pahaya //dukkhassanta叩 karissati //// 対 す る和 訳 お よび 註 記 に つ い て は 中村 元 訳 『 ブ ッ ダ悪 魔 と の 対話 一サ ン ユ ッ タ ; カ ー ヤ II− 』 ( 岩波 文 庫) 119− 120頁 お よ び 348 − 349頁 を参 照 さ れ た い な −Nikaya 中 の 偈 は 七 仏 の 第 二 Sikkhin の 両弟 子 ( savaka ・ お Sarpyutta yuga )Abhib − 上 記パ ー リ語 に , ・ , , , 。 , hitと Sambhava と の うち前 者 が 述 べ る形 を取 28) 中村 博 士 は 上 記 の 和 訳 に お い て た ご とく こ れ は決 , して 厂 仏教 」 っ て る こ とが 注 目され る い 。 「 仏 の 御 教 え」 と 訳 して の るが い 思想 的 教 示 を 表 わ す もの , では 11 18で も指 摘 し 前註 , な い と私 は考 え て る。 − Sarnytta い 29) yuktayadhvam と あ る 語 が Uddinavargaの 対 応 箇所 で は yuj yadhvam の 語形は厳密に は私に分 Nikaya の それ で は yufijatha と さ れ て い る yuktayadhvam らな い カ こ こ で は 対 応箇 所 の 2 例 を参 照 して 訳 出 した 30) こ の 語 の 名詞 形 が dhuta で 「頭 陀 と音写 され る もの で あ る 霊魂 の 浄化 を図 るべ く 頭 陀 )で あ り こ れ は 明 ら か に 霊魂 の 存在 を前提 と 不浄 な もの を払 拭す る こ とが dhuta ( , , 。 。 」 。 , した 苦 行 主 義 の 表 明 で あ る こ と に 注 意 さ れ た い 。 31)中村博 士 は 上 記 の 和 訳 に お い て 厂 教 説 と戒律 」 と訳 して い るが れ る 複合 語 が な に ゆ え に 常 に 単 数 で 記 され るの は 合理 的 な説 明 が な され た と い うこ , 習慣 ( 9ila 戒)」 重 視 の 厂 ば 感 を もっ この の つ い て こ , と を 聞か な い し知 らな い よ うな 偈 た もの と して 映 じて くる の で あ る 的 な権威 づ け の た め かに 。 の 中で は , 。 dharma , れ まで に 私 か らこ , , この 少 な くと も私 , の 複合 語 を見れ う前分 が 非常 に 違和 とい そ の 違 和 感 を大 切 に し 後世 の 付加 だ と考 え れ ば dvarpdvaに 解 さ か く dharma 複合語 の 本来 の 力 点 は が , 「 仏教 」 後分 の vinaya に あ り こ の 複 合語 全 体 と して の 意 味 は karmadharaya 的 な同格 で あ り dhar・ vinaya が 主 ma の 権 威 に 準ず る vinaya 」の よ う に 読 む こ とは で きな い もの で あ ろ うか 。 §ila) 要 な ら通 イ ン ド的 な 「習 慣 ( 」 と 抵 触す る もの で は な い こ と に な る 和 訳 と して 私 が 「 , 。 「 法律 」 と した えに る , 一 は 種 の 私 は vinaya 誤 魔化 し で あ る が こ こ で も こ の 複合 語 は 単数 扱 い で あ る が ゆ 収 斂 す る 意味 で の 一 語の よ うな 「法律 」 と私 は 考 え て み た い の で あ に の 。 32) こ こ で は 明 らか に 輪廻 か ら の 解 脱 と い う非仏 教 的解 脱 思想 が 述 べ られ て い る と見 る べ きであ ろ う 。 33) uddi §ta/udde §a と nirdiSta /nirde §a とを 比 較 し て 双 方 の 意 味 を対 比 的 に 述 べ れ ば , 前者 は 要約 して 一般 的 に 指 示 す る 場 合 後 者 は 詳 し く個 別 的 に 説 明 す る 場合 , に 用 い られ る よ うで あ る そ れ を意識 しな が ち こ こ で は uddi §taを 列挙 さ れ 」 と 訳 し て お い た も っ と も 「列挙」 と は 具体的 に い え ば 「読 誦 」 す る こ と で あ ろ うが そ こ まで の 意 味 は 「 。 , 。 , こ こ に 示 す 必要 は 34) po $adha を な い と考 え た 。 「 節 制 の 儀 式 」 と訳す の は却 え っ 一 て正 確 で な い か も しれ な い が い ずれに 189 一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronlo Library Service Llbrary Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 Unlverslty University 七 仏 通戒 偈 ノ ー ト せ よ この , 41 ) ( ( 袴谷 ) 儀式 は 本 来仏教 教 団外 で 行 わ れ て い た もの が 後 に 仏 教 教 団 に 採 用 さ れ た もの と さ れ て い る 更 に po $adha 。 と思 わ れ る が 点につ こ の , い の 採 用 と七 仏 通戒偈 の 伝 統 の 形 成 に は 深 て は本 文 B 節 で触 れ る で あ ろ の な が りが あ る い つ う。 35) krta と あ る 語 を k ;tab と 改 め て 読 ん だ 。 36) balAgra と あ る も valagra の 誤 り と み て 正 す 37) こ の 〔 〕 内 に 示 され た 和 訳 相 当の もの は チ ベ ッ ト訳 の み に あ る もの で あ る 38) テ ィ ツ ク ニデ ツ ン ( Khri gtsug lde brtsan 806−841) を指 す こ の 王 お よ び , 当 。 。 ェ 時の チベ ト仏教 年 代 に 関 して は ッ 。 , 山 , 所 紀要 』 第 3 号 (1978年) 1− 52頁 , 口 瑞鳳 「 蕃王 国仏教 史年 代 考 」 吐 特 に , 18 − 20頁 を参照 さ れ た い , 39) テ キ ス トに は §ravapo と あ る も 恐 ら く誤 植 で 40) こ の よ うな 記 述 は こ の 文献 に の み 見 ちれ る の で , 。 ロo ここに 一 応 の 和 訳 を与 え て と正 され るべ きで あ ろ う 。 で お た い 。 こ 以下 で は 和 訳 を省 略 す . 。 41) こ れ ま で の 全 偈 は て 成 田山 仏教 研 究 §rama れ 以下 も, 七 仏 の 名 前 が 変 わ る だ け で 基 本 的 に は 同 じ文 な の る , 『 る い 肱 , 第 32章 η仞 α響 鷆 第25偈 第 26偈 , 第 27偈 cd と対 応 し ab 。 42) こ れ ま で の 全 偶 は 64偈 と対 応 して い る Dhammapada , なお 。 , 最後 の 第 37Z 375376 偈 , Dharnapada 第62 6a Maha “vastu III p .422 1.7 と同 , 一行 みは の また , , , , , , じ。 43) こ の 原 語 は pratisamstaravati で あ る が そ の 正 確 な 意 味 や 語 形 が 私 に は よ くわ か ら な い BHSD p .371 col .2 の pratisamstara や 対 応す る パ ー りの patisantharavutti 。 , , な ど を参照 し て 暫定 的 な訳語 を 与 え て お く に す ぎ な い 44) テ キ ス トに は §ik$isya と あ る が 誤植 とみ て §ikhisyaと 改 め , 。 45)一 応 テ キ ス トの ま ま と して お 46) こ の 偈 は 既に , い た が punyam Finotが 註 す る ご と く, は puspam Mvyzat nos . る。 と改 め ら れ る べ き で あ る 。 .8709−8712 と対 応 す る もの で あ −karaka ・ らが catvarab §ramana る そ こ で は こ の 偈 の 4 句 そ れ ぞ れ の 表 わ す こ とが 四 つ の 苦 行 実 践 者 と なす法 ) と さ れ て い る こ と に 注 意すべ き で あ ろ う dharmah ( 47)以 上 の 2 偈 は Dhammapada 第360 361偈 Mahavastu III p .423 11.3− 6 と対 応 。 , 。 , す る 。 た だ し , , , , , , , 前者 の 第 361偈 a − f 中 cd 相 当 の 句 は こ の テ キ ス トに は な い ・ bhik§uh sarva duhkhat pramucyate の 句 の み は ま た , 。 な お sar − , 乙励 貌 α 槻 7 − vatra samvrto ga 第 7 章 第 11偈 ef 1)harmaPada 第 51偈 ef と も対応す る 48)七 仏 の チ ベ ッ ト訳 に つ い て は Mvyut . nos . 87− 94 に 韻律 に 制約 さ れ な い 通常 の 形 で の , , , , , 。 , 訳 名 が 列 挙 さ れ て い る の で 参 照 さ れ た い た だ し Krakutsanda は Krakucchanda Kakutsunda な ど と表 記 さ れ る こ と もあ る の を チ ベ ッ ト訳 で は それ ぞれ 別 な仏 名 とみ nos . 90 91 に よ る限 り 前 者 を Log pa dang sel ( 邪 を除 くもの ) 後 者 を て Mvyut . Khor ba jig(輪 廻 を破 壊 す る もの )と 訳 して い る 。 も と も こ こ で 提 示 し て い る資料 。 , , , , ’ , , , ’ っ 一 , 188 一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronlo Library Service Llbrary Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 Umversrty University 七 仏 通戒偈 ノ ー ト ( 袴谷) 42) ( に よれ ば Krakutsanda , 訳 者 の 見た サ お 諸 資料 , chanda にお い , ては , け るこ の 語 の 表 記 や 意味 に い つ い る こ と に な る カ い こ の この こ の チベ ッ 対 応 だ け か らは 分 ら な い BHSI ) p .196 , 2 col . , ト Kraku な ・ c) ( あ るが 校 。 , 。 と訳 した 箇所 に 対 応 す る テ キ ス トの 用 語 は caryalp 訂者 は 註 で して jigが 対応 して ’ ク リ ッ ト原語 が な ん で あ っ た か は 項 を参 照 さ れ た の 49) 花 」 厂 ン ス Khor ba ’ に 箇 所 を読 み に くい と し て い る そこ で 。 , 厂 花 」 と訳 した , この そ の 偈 を 特徴つ け る な け れ ば な らぬ との 判 断 か ら 所 に あ っ た の で は ない か とみ て とな っ の である て で 9) 4 ×5) の( の 偈 を指示 語 は IV〈 , pu $pam が こ の 読 み に くい 箇 しか し 。 るの い も , と適切 な語 の 選 っ 択 の 余 地 は あ り うる で あ ろ う 。 50) テ キ ス 正 し く押 え る 自信 は 私 に は な い 覚者 た ち は 無区別 で あ ない 「 o の で そ の 直 後 は 不 明 と され て , あ る い は ,過 去 。 意味 を の う 自信 も か く決 め て し ま , 。 『 十 誦 比 丘 尼 波 羅提 木叉 戒本』 に よ 大 正 蔵 で は 「竟 」 が 「意」 は 「已 説戒 経竟 僧 一 心 布薩 」 とあ り 偈 て 記す っ る が 誤 りで あ ろ う 比 丘 戒 本 の 方 で 一 部 の よ うに 示 さ れ て い る が 「 竟」 は 正 し く て , な もの と して 「七 人 の 正 等 の 七 仏 が 等質 る か ら」 と読 む べ き な の か も しれ な い が るか ら こ い ある 1) こ れ は とな っ とあ り トの こ こ に は abhinnan い 。 の 52) テ キ ス トに は 53) 「摩 訶 僧祗戒 」 以下 こ こ は 註 記 され て い る とあ る が po $agharp まで の 文 は , なお , , 「 竟」 と記 され て い る , , 。 に正 す 誤植 と み て pe $adham 正 倉 院聖 語 蔵 本 。 。 天平 写 経 ) に は 欠 と ( , 大 正蔵 で 。 §ikanam とあ る カ Mahavastu 1 p , 2 11.13−14に Arya − 54) テ キ ス トに は madhyodde pAthena vinaya ・ Mahasa pghik5nfim Lokottaravadin互rp − こ の 下 線部 分 と 同 じに 改 め ) adi 〃 と あ る の を参 照 して pitakasya MahaVtzstayersic “ , , , , ” , た 。 55)岩松 浅 夫 「「 七 仏 通戒 偈 」 に つ い て 」 『 東 方』 第 通 戒 偈」 だ け を問題 と し た論 文 で は な い が , 従来 2 号 (1986年 11月 ) 31頁 , 「 七仏 , 『 関連 研 究 と して は の なお 。 , 平 川彰 律蔵 の研 山喜房 仏 書林 1960年 ) 368 − 374頁 佐 藤 密雄 『原始 仏教教 団 の 研 究 』 ( 山喜 房 仏 書 究』 ( 林 1963年 〉 481 − 576頁 もあ る の で 参 照 さ れ た い , , 。 , 伯寿 監 修 『コ ン サ イス 2 巻 1916− 1917頁 , 1955年) , 1938 年) 455頁 56) 望 月仏教 大 辞典』 増 訂 版 ( 世 界 聖 典 刊 行協 会 『 仏教 辞 典 s ( 大東 出版 社 , , 第 , , 『 , 仏 教 学 辞典 』 宇井 法蔵 ( 1981年 ), 586− 東 京書 籍 館 1955年 ) 53頁 上 (戒 の 項), 中 村 元 『仏 教 語 大 辞 典 』 ( 大修 館書店 1985年) 448頁 な ど参 照。 587 『新 版 禅学 大 辞 典』 ( 57) 『織 田 仏 教大 辞典 』 ( 大蔵 出 版 1917年 ) 740頁 参 照 58) 『増 一 阿含 経 』 「十不 善 品」 の 第 2 経 大正 蔵 2 巻 786頁上 一787頁下 参照 な お 後 , , , , , , v , , , 107を付 し た 箇 所 の 本 文 を も参照 され た い 59)岩 松前掲 論 文 ( 前註 55) 33頁 註 , , 。 , 。 。 一 187一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronlo Library Service Llbrary Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 Unlverslty University ノー ト ( 袴谷 ) 七 仏 通 戒 偈 60) 『妙 法 蓮華 経 玄 義』, 大 正 蔵 33巻 695頁下 61) 羅 什 訳 『中論 』 大 正 蔵 30巻 33頁 中 に 「衆 因縁 生 法 , , 是 中道 義 」 こ の 私 に 偈 とこ , 恐らく その 相 違 の 理 由が 示 され て , 我 説 即是 無 , 亦 為是 仮 名 羅 什 訳 を見 た で あ ろ う と思 わ れ る の , 引 用 偈 と に か な りの 相 違 が 見 られ る が なお 。 智顎 は 。 こ での は未詳 。 , とあ る 43 ) ( 中論 』 , 亦 の そ れ が なに に 起 因 す る の か は , るわ け で は な い が い に , 『 引用 に この つ い て Asian Humanities Press は Paul Swanson 、Foundations of T ien−t ai Philosophy Berkely 1989 ,pp .3−6 p .260 n .12 も参照 さ れ た い 62) 大般 涅 槃経 』 北 本 大 正 蔵 12巻 450頁 上 一451頁 上 南本 692頁上 一693頁 上 参 照 ’ , ’ , , , , , , 。 『 , , , 。 な お 小 乗 の 大般 涅 槃 繦 に つ い て は 大 正 蔵 1 巻 204頁 下 を参 照 さ れ た い ま た こ の 偈 の 意 味 す る こ と に つ い て は 拙稿 自然批 判 と して の 仏 教 」 『駒 沢大 学 仏 教学 部 論 集 第 21号 (1990年 10月 ) 394− 395頁 で 論 じた こ と が あ る 63) 問題 と して い るそ れ ぞれ の 一 偈 だ け を指す呼 称 と して は , 順 次 に 前者 を 「三 諦偈 」 『 , , , , 。 「 , , 』 , 。 , 後 者 を 「 無 常偈」 と い う習慣 が あ る。後 者 に つ い て は 1972年 ) 141− 142頁 を参 照 さ れ た い 春 秋社 ( , 64) 王 同仁編 , 館 三 坏 出版 社 語 言大辞 典』 ( , 「 通 」 もこ 1990年 ) .〃 σ 4勿 伽 ca /__ udde §atah uttar6ttara , eva catur , μ阜a 甲 , 3449頁 『 下冊 「 なお 智 顕 が 同 じ著 作 中 で 通別 , うな 意 味 で あ る よ の 。 65) Nagaoed teSam 水野 弘元 , 仏 教 要語 の 基 礎知識 』 。 『 1979年) 686頁 に よ る 場合 の , 『 中英 辞典 』 ( 商務 印 書 , 691 頁上 な ど )と 用 ( 」 − p . bhasya , 58 1.17っ ,59 1.1: “ , , §ato nirde §ata § udde −phaladmi catvari /nirde §atab anukUlya §at/ /に ” nirdde る 。 z− 彪 加 ろ い 対し 厂 五 略果 真諦 訳 は , −phaladmi 六 広果 。 sat/ … …若略 説 上 上果 有 四種 若広 説 随順 果有六 是 四 種 果分 別 広 説故 」 玄 奘 訳 は 「標 故 釈 故 …… ( 山 口 益 漢 蔵対 照 弁 中弁論』 92 標 者謂 後後等 四飛 釈 者 隨 順 等 六 果 分 別前 四 果故 , 。 頁 ) で あ る 訳 大蔵 経 れた い , い , 袴 谷 憲 昭 ・荒 井裕 明 校 註 , 。 1993年 ) 131頁, 180頁 , 『 大 乗 荘厳 経 論 』 ( 新国 , 206頁 の 頭 註 を参 照 さ 。 66)順 次 に に つ い れ て い , なお て は 例に ・ 瑜 伽 唯 識 部 IZ 大蔵 出版 。 つ , 『 」 。 他の , , Childers A DictionaiZy of the Pali Langzarge London ,1875 p .217 p .518 , , て そ の 語 義 と用例 と を見 られ た い な い と思 うが に は 示 され て い ない ’ , 逆 に niddesa 。 私 の こ こ での と uddesa , , 主 張 に 不利 に な る 説 明 は 与 え ら と を対峙 させ て 用 い る よ うな例 も積 極 的 。 ’ DN . 67)例 え ば Maha padana ・ sutta , II p . 46 1.7, p . 49,11. 20− 21 を参 照 され た い 。 な お 一 『 1994年 12月 以下 片 山訳 と 和 訳 に つ い て は 片 山 良 訳 大 譬 喩 経 」 原始 仏教 』 7 〔 略 す) 68頁 72頁 を順 次 に 参 照 の こ と 。 ま た 前者 に 対 す る註 釈 的語義解釈 に っ い て は 同 68頁 註 7 で 述べ られ て い る な お 後註 105で 指摘す る 3 偈 は 後者 の 直後 に , , , , 「 , , , , , , , , 示 され る の で あ る 68) uposatha , 。 , , 。 におけ る pAtimokkha の 読誦 に つ 一 い て は , Vinaya Pitaka 1 p.102 1.32 , , , 186 一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronlo Library Service Llbrary Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 Unlverslty University 七 仏 通戒 偈 ノ ー ト 44) ( − p .103 1.11 を参 照 の 上 それ , 含 む 問題 の につ ( 袴 谷) て い 大 蔵 出版 拙書 『道 元 と 仏教 』 ( , 1992 , 250− 252 頁 を参 照 さ れ た い − 69) Vinaya Pitaka,1 pp .101− 102:南伝 大蔵 経 第 3 巻 180 182頁参 照 な お こ の 件 前註 55) 512頁 も合 わ せ て 参 照 さ れ た い に 関 し て は 佐 藤密 雄 前掲 書 ( − 70) 大 正 蔵 22巻 446頁下 な お 国 訳 一 切経 律部 十 132 134頁 も参 照 さ れ た い 。 Oldenberg, Vinaya Texts. 71) Vinaya Pitaka 1 p .102 lL 21 − 24:Rhys Davids and H . − repr , Delhi,1990 ) pp .241 242 . Oxford 1885 , Sacred Books of the East Vol .13 ( こ 前 註 55) 377 頁 で は 72)大正 蔵 22巻 446頁 下 一447頁上 参 照 な お 平 川 彰 前掲 書 ( の 偈 戒 経 を広 律 の 中に 含 め て い る の は, 僧祗律 の み で あ る 他 律 は 広 律 に は こ れ を含 ま 年) 。 , , , 、 , 。 , , , 。 , , , , , , , , , , 「 。 , , , , 。 ず 『 偈 私 に 戒経』 に , 」 を含 ん で これ い るに 過 ぎな い 。」 と指 摘 さ れ て る い 。 七 仏通 戒 「 とこ ろで 比 較 的 後代 の 文 献 で あ る こ と と 関す る 重要 な文 献 で は な い か と気 に な り な が ら , , 自身 に 時 間 的 余 裕 が な か っ た こ と と の た め に 本稿 で は 考 察 外 に 置 か ざる え な か っ た 「 もの に 義 浄 訳 ・勝 友 集 『根 本 薩 婆 多部 律摂 』 が あ る こ の 文 献 末 尾の 明 略 教 」 と題 さ 一 「 一 七 仏通戒 偈 」 れ る 主題 の 中 ( 大 正 蔵 24巻 608頁下 610頁中 615頁 中 617 頁 上)で は , 。 , に 相 当す る もの が , , , 「 七仏 略教 法 」 と呼 ば れ て お り , 一 く比 丘 戒経 と 致 して い る , 七 仏 と偈 の 配 当 は , 比丘 尼戒 経 で は な 。 8 )とVI1 73)『根 本説 切 有部毘奈耶 』 大 正 蔵 23巻 628頁 上。 中略 とし た 箇所 の 偈 は VI( 一 c ) と 致 する 9 ×10)と を合 した 比 丘 戒 経 と 同 じ系純 の ( 〔 pa P , ed . No .1032 Che 19b6−20al. 74) Dul ba rnam par byed の 語 義に つ い て は BHSD p .75 の 同項 目を参照 され た い 。 75) avavada お よ び ovada 一 , , , , 。 ’ ’ , , , , なお , avavada が anu §asani と 同 義 で 用 そ の 項 で 触 れ られ て い , , られ る お よび そ の 用 こ と, 例 等に つ も て い , る。 い また P. V . 前 註 55) 496頁 参 照 前 註 55) 370 頁 佐 藤密雄 前掲 書 ( 76)平 川彰 前 掲 書 ( − −P i. Shan −Chien P o. Sha, H irakawa , A Chinese Version by Sadeghab Bapat and A . − hadra of Sσ 初 跏 ψゐ 記 魏4 Poona ,1970 ,pp .134 135 も参照 され た い な お こ の 一 hammapada #afeatha III と 関 連 す る 記 載 に Buddhaghosa の 1) Samanthapt7Sdidika − pp .236・238 が あ る が こ れ に つ い て は 岩 松 前掲 論 文 (前註 55> 37 38頁 を参 照 さ れ た , , , ’ 。 , ’ 。 , , , , い , 。 77) avavada と anu §asana と の 同 義 た る こ と に つ い て は 前 註 75で 指摘 した BHSI ) ま ” − 110 1.14 p .111 1. mi ( Wogihara ed . に つ い て は Bodhisattvabhu ) p . た avavada 玄奘 訳 『瑜 . p .111 1.26− p .112 1.9 を参 照 さ れ た い に つ い て は ibid 25 anugasana 「 anu §asana は 教 は 教 授 」, 伽 師地 論 』 は 大 正 蔵 30 504 頁 中 一下 に 当 り avavada )と は 全 誡 」 と訳 さ れ る が い ず れ に せ よ こ れ は 現 代 日本語 の 教 i義や 教 説 (doctrine − に つ い て は 前註 11 く関係 の な い もの で あ る な お Bodhisattvabhu mi の anusasana , , , , , , , , , , , , 。 「 , , , , , , 。 で 簡単に 触れ てお い た , , , 。 一 185一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronlo Library Service Llbrary Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 Unlverslty University 七 仏 通戒 偈 ノ ー ト 78) 前註 11 18を参 照 さ れ た い −Engldsh D 79) Monier −Williams A Sanskrti , 。 , §asana 項参照 の 80) 中村 元 訳 ば , We pp .1068−1069の ゴ o ”o η α 窃 §as お よ び 。 『 真理 105頁 ( 岩波文庫〉 の こ とば 』 一 次 に 示 した 偈は “ 45) ( 袴 谷) ( , 18a 353− 354頁 註 , 1 参 照 。 なお 註 , , 駕 ∂勿 3加 吻 ,op .o ゴ 奴 前 註 23 ) pp .168−169 に よ る 。 英 訳 を示 せ , , opposite narrations The wise diametrically . should qualitative extremes . The discreet should never be tempted by these. come across such avoid such This is the prime teaching of Buddha.で あ る 。 81) DhammaPada Dha ,moPado の こ の 偈 に つ い て は ” , 前 註 18を参 照 され た , い 。 82)前 註 23 を付 した箇所 の 本 文 お よ 帆 前註 23で の rsi に つ い て の 説 明 を参 照 され た い 。 83)大 正 蔵 24巻 75頁 下 : P .ed .No .1030 Ge 258a6.サ ン ス ク リ トは 〃 認 α ∫α7 〃 ・ ’ Vol. 1 Buddhist Sanskrit Texts No . 16 Darbhanga 1967 p .97 tivadavinayavasta , , , , に 相 当す る が ち , , , , , , 頁 中一10頁 下 参 照 1 , , なお 。 の , 。 『 国 訳 の 成 果 と して は 1993年 ) 68− 116頁 が あ る 大 蔵 出版 159頁上 一160頁上 参 照 , 最近 , 4− 122頁 参照 1 長 阿 含経 』 , 。 開 元 釈 教録 』 大 正 蔵 55巻 614頁上 一 曹魏 失 訳 。 右 出増 阿 含 経 第 四 十 五 巻不 善 品異 訳 」 とあ り 「不 善 品 」 の 異 訳 と い う , なお 。 『 , , 。 は 正 確 で は ない が 87) こ れ は 680万 て , 。 , い ない とい , 本 稿 の 後 半 に 触 れ る よ うに 両 者 が 内容的 に 深 い つ な が りを も い ず れ に も記 さ れ , い る こ とは 明 ら か で ある , , 「 に の ッ , うど欠 損部 分 で あ る た め 回 収 で き な い II pp .1−54 お よ び 片 山 前 掲 訳 ( 前註 67 ) , 新 国訳 大蔵 繿 ( 86)大 正 蔵 1 巻 , ょ 84) Digha −Nikaya 85) 大 正 蔵 1 巻 , っ て 。 う数字 を示 す が この , パ ー リと 一 致 る は 訳 の す 数 漢 。 88) こ の 項 目に つ い て は パ ー リに 記述 が な い た だ し 両 漢 訳 は 勿論 サ ン ス ク リ ッ ト D 偽 福謐 認 伽 翻 磁 1 II Berlin 1953 1956 に も記 載 が あ ) , 本 Waldschmit (ed . る よ うで あ るが こ の Waldschmit の 校 訂 本 は 入 手 で き な か た の で 私 自身 は 参 照 し 前 註 85) 77頁 の 頭註 に は , Waldschmit 校 訂 本 に よ る サ て い ない 。 た だ し 前掲 国訳 ( , 。 , , , , , , , っ , , ン ス きた , , ク リ ッ ト語 が 示 さ れ て い , い るの で , この 表 では それ に よ っ て る い こ と をお 断 り して お 。 89) 中村 元 『ゴ ー タマ ・ブ ッ ダ』 1 (中村 元選 集 〔決定版 〕 第 11巻 春 秋 社 1992年 ) 160 − 161頁参 照 引 用 は 161頁 90) 「大 本 経 」 大 正 蔵 1 巻 6 頁 上 一7 頁上 Digha−Nikaya II pp ,19− 30 片 山 前掲 訳 ( 前註 67), 30− 46頁参 照 。 91) Digha ・Nikaya II p .15 11.7− 13.和 訳 に 当 て は 片山前掲 訳 ( 前註 67) 22頁 を参考 , 。 , , 。 , , , に した , , , っ , , , , , 。 92) 「大本経 」 大 正 蔵 1巻 , , 4 頁中 一下 。 一 184 一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronlo Library Service Llbrary Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 Umversrty University ( 46) 93) しか ト ( 袴谷 ) し,こ の よ うな解 釈 は 従 来 明 確 に 示 さ れ た なか − 11 13頁 に も 1993年 12月) 唯 我独 尊 」の 意 味 」 春秋 』 ( 「「 ノー 七 仏通 戒 偈 『 , もの 提示 さ れて が 「 尊」 を い , 菩薩 の 決 意 で あ る , , るに 定方 氏 の 解 釈 に は 「 , 私 は , 唯我 独 尊 」 根本説一 ト訳 ッ ed . No . P. 1035 , , , ト訳 中に 漢訳 の そ の 文 に 対 応 す る 記載 は な い ッ 耳 を 傾 け る べ き参 考 に な る 点 も 多少 あ る が 人 間 の 尊 厳性 」 と解 釈 す る奈 良康 明博 士 い 通俗 説 の 焼 直 しで しか な い よ うに 思 わ れ る 同氏 の 『 の典拠 とされ た チベ , 同氏 , )を 解放 し て あ げ る と い うよ 「 同氏 が , ン 「 唯我 独 尊」 を る , と解 釈 して お ら れ る が 」 298頁上 )の 箇 所 は , , , 他 人 に ま か せ て は い られ な 。 ア ー トマ も霊魂 ( 」 あ る。 なお 24巻 大正蔵 切 有 部 毘 奈耶 雑事 』 ( De 250b − 251a に 相 当す る が チベ , ある 。 要 度 衆 生 生 老病 死 の で 。 で と解 釈 され た こ との 方 が む しろ 正 し い と 思 う ン だ 「 うな 考 え に む し ろ 親 し い 定方氏 は 「唯我 独 。 自覚 で あ り る漢訳の 氏 独 自の 解 釈 と称 せ ら れ る 私 の 今 の 解 釈 と は 全 く対 立 す る もの で あ る の 御 尊 父 が 「唯 我 」 は ア ー トマ 強 調 され た の か も しれ な い 。定 方 晟 っ , 自分 こ そ最 も優 れ た 救済の 道 を知 っ た もの こ れは仏陀 の 。 るが い こ とが しか そ こに 紹介 され 見解 は の 。 な ん の 根 拠 もな , 。 94) Khuddhaka ・Nikaya が 増補的雑 録 で あ る こ と に つ い て は 前 掲 拙書 『道 元 と 仏教 』 − ( 前 註 68) 66 67頁 を参 照 さ れ た い 。 ピ タカ 1977年 ) 813 頁 「菩 薩」 95)水 野 弘 元 『南伝 大 蔵経総 索 引 』 第 1 部 ( 増 補 改訂 版 の 項 を参 照 され た い 頗 出す る の は Khuddhaka −Nikaya 以下 に 相 当す る 南伝 大 蔵 経 23巻 以 降 で あ り 初 出 も索 引 に よ る 限 り こ の 「天 上 天 下 唯我 独 尊 の 箇所 で あ る 96)片 山前掲 訳 ( 前註 67) 3 頁 で も示 さ れ て い る ご と く 現行 の パ ー リ聖 典 で は 第 1 群 vagga と呼 ば れ て い る の で 第 2 群 が Maha ・ そ の 名 称 を用 い が Silakkhanda−vagga , , , 。 , , , , , , 」 , , の か 。 , , , た方 が よい , も しれ な い , が , 私 に は ,こ の名称が ど うして も逆 に な っ て しま てい るよ っ sila ) うに 思 わ れ て 仕方 が な い 。即 ち 第 1 群 こ そ Maha −vagga で あ り 通 イ ン ド的 習 慣 ( が 益 々 色濃 くな て い る 第 2 群 が む しろ Silakkhanda・vagga に 相 応 しい と思 われ るわ , , っ け で ある 。 こ こに の か もしれ ない が い 漢 訳 『長 阿 含 経 , , 今 は 論証 もか な わ な い “ 』で の で , っ た と同 じよ うな事情 が あ っ た 現 行 の 名称 を避 け る だ け に し て お き た 。 97) 佐 藤密 雄前掲 書 ( 前 註 55 ) 501 頁 98)宇井伯寿 『印 哲 研 』 第9 145頁 , 。 なお 。 , 前掲 国訳 1 ( 前註 85) 45− 49頁 『 長 阿 含繦 , 「 解 題 」 を参照 さ れ た い 。 の 99) 寺本 婉 雅 ・平松 友嗣 訳 註 照 が 大 き く変 eSd5iij は 『 蔵 漢 和 三 訳対 校 異部 宗輪 論 』 ( 国土社 , 1935年 ) 79− 80 頁参 , 。 100)宇 井伯 寿 印 哲研 第 Z135 』 頁 , 水野弘元 「 国訳 長 阿 含 経 解 題 ( 補 遺) 」 1969年 ) 499− 515頁参 照 101) Digha ・Nikaya II p .10 ll.26−31.なお, 和 訳 に 当 て は ( 国訳 一 切経 『 , 阿含部 七 , 16頁 を参 考 に し た , , 校訂版 , 長 阿含経 o 。 , っ , 『 , 片 山前掲 訳 ( 前註 67) , 。 一 183 一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronlo Library Service Llbrary Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 Umversrty University 七 仏通 戒偈 ー ト ( 袴谷) ノ 47) ( 102) 大本経 」 大正 蔵 1 巻 1 頁 中 103)Digha −Nikaya II p .42 ll.14−15 大 正 蔵 1 巻 9 頁下 「 , , , 。 , , 「 , 「 所 の 直 前 に 神 足 」 と 観 他 心」 せ るに 必要 な超 能 力 な の で あ る 「 教誠 」 が 示 され るが と ・ なお 。 漢訳 で は , れ ら もま た こ この , 箇 霊 魂 を解 脱 さ , 。 104) 「心 は ます ます澄 む ( cittam pasidati )」 て は 「 拙 稿 苦行 批 判 と し て , の とv ・ う 『 ス タニ ッ ータ 』 パ 解脱 思想 に つ の い 1993年 10月), 342 仏教 」 駒 沢 大学仏教学部論集 』第 24号 ( 『 − 343頁 を参照 され た い なお 松本史朗 「仏教 の 批 判 的考 察」 『世 界 像 の 形 成 』 (ア ジ ア か ら考 え る 〔7 〕 東京大 学 出版 会 1994年 〉 131− 182頁 で は 『ス ッ タ ニ パ ー タ 』 の 同 じ箇 。 , , , 所 が 聞題 に さ れ て い 村 元 博 士 の , 145頁) ほ か ( る 『 ス ッ , 132 − 141頁 )な ど眠 方法 的 誤 り ( タニ パ ー タ』 の 150− 155頁)や 中 ( 非 仏教性 従来の 松本博士 論 証 を踏 ま え て 簡潔 明 瞭 の に 論 じ ら れ て い る の で , ぜ ひ と も参 照 す べ き で あ る − 105) Digha −Nikaya II pp .49− 50 片 山前掲 訳 ( 前註 67) 72 73 頁参 照 106) 「大 本 経 」 大 正 蔵 1 巻 10頁五 な お 前 掲 国 訳 『長 阿 含 経 』 1 ( 前 註 85) 112頁 。 , , , で は る , , , 。 , 偈 で あ る こ とが 意 識 され て , , な い か い の , ご と き書 き下 しに な っ て る カ い 誤 りであ 。 107> 「十不 善 品 」 に つ い ては 785頁下 一 793頁下参 照 。 諸 異 訳本 に っ い て ( 破 塵 閣 1929年 再 刊 法蔵 館 1985年) 152 大 正 蔵 2 巻 , 『 , は 赤 沼 智善 漢 巴 四 部 四 阿含互照 録 「 前註 頁 に 記載 さ れ て い る。 ま た こ の 十 不 善 品 」 中 の 七 仏 の 通 戒偈 は 岩松前掲 論 文 ( − 55) , 32 33 頁 に 抜粋 し て 掲 げ られ て い る 。 108) Anguttara−Nikaya IV pp .204−208 南伝 大 蔵 経 21巻 70 − 80頁参 照 109) 帽 4 翩 pp .47− 61 ,南伝大蔵 経 23巻 160 − 184頁参 照 。 110) 赤 沼 智 善 『印度 仏教 固 有 名 詞 辞 典 』 ( 法蔵 館復刊 1967年 ) に よ り 前 者 に つ い て は 61頁 Assaji2 後 者 に つ い て は 515− 517頁 Punabbasu2 をそ れ ぞ れ 参 照 され た い 。 111) 前註 7a 74を付 し た 箇所 と そ れ に 対 す る私 見 を参照 され た い 。 112)例 えば 平 川 彰 『イ ン ド仏 教 史 』 ( 春 秋社 1974年) 83− 84頁 で は 平和 を実現す る た 』 , , , , , , , , , , , , , , 。 , , , , , 共 同体 の , , , 「 八 未曾有 法 」 が 記 述 さ れ て い るが 特質 と し て め 排 除 した 上 で の 比喩 的言辞 で あ る こ とを忘 れ る べ きで は な い この , , , の , それ は 暇 穢 あ る もの を 。 113)こ の 件 に 関 して は 一 , 連 の 拙稿 悪業 払拭 の 儀 式 関 連経 典雑 考 」 (1 ) ( II) ( III IV) >( 「 『 (V ) 駒 沢大 学 仏教 学部 研 究 紀要 』第 50号 (1992年 3 月 ) 274 − 247頁 同 第 51号 (1993 − 『 1992年 10月) 442 − 423頁 同 年 3 月) 337 298頁, 駒 沢 大 学 仏教 学部 論 集 』 第 23号 ( − 『 1995年 3 月) 95 第 24号 (1993年 10 月) 434 414頁 駒 沢 短 期 大 学研 究 紀要 第 23号 ( − 127頁 を参 照 さ れ た い 。 , , , , , , 114) 『増 一 阿 含 樹 , 』 , 所 属部 派 に つ , ては , , ろ い ろな 見解 が 提 起 さ れ て るよ うで あ る 一 応 の ま と ま っ た 見 解 を提 が 平 川 彰 博 士 の 御 見解 を含 め て 従来 の 諸 説 に 触 れ な が ら 1973年 示 し た もの と し て 静谷 正 雄 「漢 訳 『増 一 阿 含 経 』 の 所 属 部 派 」 『印仏 研 』 22− 1 ( の い , い , い , , 一 182 一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronlo Library Service Llbrary Komazawa Kom 三 1z 三1w 三1 University University 48) ( 七 仏通 戒偈 54− 59頁 が あ る 12 月 ) , 115) 大 智度 論 』 , 「 に おけ る 論S を頂 戴 し た 「 川」 や とこ ろ ー ト ( 袴 谷) 。 大 正蔵 125 巻 『 ノ 河」 の 225 頁 h , な お ,石 井 公 成博 士 用 例 を検索 した の を知 り , 「 そ れ らの 万 川帰 海 」 に 類 す る よ うな表 現 は 極 め , らす れ ば 予 測 ど お りの 結 果 で あ る が , 石 井 博士 の パ が て 多い ソ コ ン 『 に よ り 大 智度 箇所 を コ ピー し た もの こ とが わ か っ た 。 御教 示 に は 心 か ら 謝 意 を表 した い 私か 一 。 Pau1 Griffiths 教 授 は Delmas Lewis との 共 同執筆 の On Seeking Truth and Bejng Nice to Peoole − AReply to , Grading Religions Hick Religiozts Studies Vol . 19 ( 1983) p .76 で For all religions on this , , Professor view the soteriolgical goal has to be identical and it is usually at this point that threadbare images of the blindmen and the elephant the different the somewhat and the many streams emptying themselves into a sing 】 e roads up a mountain 方 この , “ よ うな比 喩 に 対 し , , , “ ” , , , , , , ocean ない their make の で entrance . と述 べ て ” い る 。 ま こ と に もっ て , 全面 的 な 賛 意 を禁 じえ ある 。 1995年 ( 一 6月7 日) 181一 一 NNII-Electronic 工 工 Eleotronio Library Service
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