シヅキ交流フィルタ設備

CLEAN ELECTRIC SYSTEM
シヅキ交流フィルタ設備
限流リアクトル装備で大きな抑制効果を発揮。豊富な設置実績を誇る高調波対応システム。
●機能
●特長
1.
高調波抑制
1.
高調波抑制効果
電圧歪率と高調波電流を抑制します。また、御指定により高
限流リアクトルを標準装備しているので、電源条件の影響を
調波対策ガイドラインに対応させることもできます。
受けにくく、しかも大きな抑制効果が得られます。
2.
力率改善
2.
省スペース
商用周波数では進相用コンデンサと同じ働きをするので、力率
開閉器、コンデンサ、リアクトル、保護装置等、構成部品一
を改善します。
式を盤内に収納。省スペース化が計れます。
したがって、電気料金と線路損失が低減できます。
トランスの二次側に配置するとトランス容量の低減ができます。
3.
電圧降下の改善
電源の定常的な電圧降下を改善します。
3.
豊富な機種
数多くの設置実績によって培われた、低圧から高圧までの幅
広い製品のバリエーションがあります。
4.
システマチックな提案
お客様の電源条件に合わせたソフト、ハードを設計検討し、
システムとして対策をご提案します。
5
■6パルス変換器用
6パルス変換器用
高圧(6600V又は3300V)
変換器容量
3φ50/60Hz
6600V又は3300V
電源側
交流フィルタ設備
変圧器
限流リアクトル
BR
6パルス
変換器
VCS
DC
L5
L7
(kvar)
5次
7次
11次
合計
45
68
4
20
15
15
50
75
90
113
4
6
20
30
15
15
15
15
50
60
135
6
30
20
20
70
C11
第7次
第11次
110
132
単線結線図
注8) 限流リアクトルの保護は、出力信号を使用して上位スイッチ等
にて保護回路を作成して下さい。
注9) フィルタ回路の開閉は、1日10回以下で運用して下さい。
注10)低圧フィルタで母線よりの分岐引込みケーブルの長さが10m以
上になる場合は、フィルタの性能が出なくなる恐れがあるため、
あらかじめ、引込みケーブルの長さを連絡願います。
注11)制御回路の電源は、標準では、供給となっています。
注12)外線ケーブルの引込み位置に指定がある場合は、外形寸法が変
わる可能性があります。
150
185
200
250
3φ50/60Hz
440V又は220V 変圧器
83
L11
C7
6パルス変換器用
フィルタ容量(kvar) (注5)
(kVA)
55
第5次
BR(4%)
(kW)
交換器側
FDS
C5
上段 高圧用
下段 低圧用
高圧・低圧交流フィルタ設備標準容量
165
198
225
278
300
375
9
9
12
12
15
18
50
50
50
75
75
75
30
30
30
50
50
50
30
30
30
50
50
50
110
110
110
175
175
175
6パルス
変換器
図2−2
質量
(kg)
1250
図1−1
450
図2−2
1250
図1−1
450
図2−2
1300
図1−1
550
図2−2
1300
図1−1
600
図2−3
1400
図1−2
700
図2−3
1400
図1−2
700
図2−4
1400
図1−2
700
図2−4
1450
図1−3
800
図2−4
1500
図1−3
800
図2−4
1500
図1−3
800
図2−4
1600
図1−4
900
図2−4
1800
図1−4
950
300
450
18
100
50
50
200
400
600
24
100
75
75
250
500
750
30
150
75
75
300
図2−5
2000
600
900
36
150
100
100
350
図2−5
2300
700
1050
42
200
100
100
400
図2−6
2500
800
1200
48
200
150
150
500
図2−6
2600
1000
1500
60
250
150
150
550
図2−6
3300
1200
1800
72
300
200
200
700
図2−7
3600
1500
2250
90
400
250
250
900
図3−3
4000
1800
2700
108
400
300
300
1000
図3−4
4200
2000
3000
120
500
300
300
1100
図3−4
4400
2400
3600
144
600
400
400
1400
図3−5
4800
低圧(440V又は220V)
3φ50/60Hz
440V又は220V
寸法図
BR
(注2)
MCCB
MC
DC
L5
L7
L11
C5
C7
C11
第5次
第7次
第11次
単線結線図
注 ) 2系統以上の場合は、自系統以外への高調波電流回り込みを防
止するために限流リアクトル(BR)を設置されることを推奨
致します。
注1) 高圧用は、6.6kV又は3.3kVが標準。
注2) 低圧用は、440V又は220Vが標準。1系統の場合BRは省略できます。
注3) 特別高圧用など標準以外の仕様品についても製作致します。
注4) インバータ用は本表とは別の容量シリーズとなります。別途御照会下さい。
注5) フィルタ容量は一般的に基本波進相容量で表記されます。
注6) 寸法は440V BRなしの場合です。BRありの場合や定格電圧440V以外の場合は別途御照会下さい。
注7) 実際の容量選定は、高調波抑制対策技術指針に基づく計算により実施する事を推奨致します。
6
■12パルス変換器用
(注2)
12パルス変換器用 高圧(6600V又は3300V)
高圧交流フィルタ設備標準容量
変換器容量
3φ50/60Hz
6600V又は3300V
電源側
交流フィルタ設備
変圧器
限流リアクトル
BR
12パルス
変換器
交換器側
FDS
VCS
DC
L5
L7
C5
L11
C7
第5次
C11
第7次
第11次
単線結線図
BR(4%)
フィルタ容量(kvar)
(注1)
寸法図
質量
(kg)
(kW)
(kVA)
(kvar)
5次
7次
11次
合計
200
300
15
50
50
75
175
図2−3
1400
250
375
18
50
50
75
175
図2−3
1500
300
450
18
50
50
100
200
図2−3
1600
400
600
24
75
75
100
250
図2−4
1700
500
750
30
75
75
150
300
図2−4
1800
600
900
36
75
75
200
350
図2−4
1900
700
1050
42
100
100
200
400
図2−5
2100
800
1200
48
100
100
250
450
図2−6
2200
1000
1500
60
150
150
300
600
図2−6
2500
1200
1800
72
200
200
350
750
図2−7
2700
1500
2250
90
200
200
500
900
図3−1
2900
1800
2700
108
300
300
500
1100
図3−1
3200
2000
3000
120
300
300
600
1200
図3−2
3500
2400
3600
144
400
400
600
1400
図3−3
3800
注1) フィルタ容量は一般的に基本波進相容量で表記されます。
注2) 特別高圧用など標準以外の仕様品についても製作致します。
(注2)
12パルス変換器用 低圧(440V又は220V)
低圧交流フィルタ設備標準容量
変換器容量
交流フィルタ設備
MCCB
MC
DC
L5
L7
L11
C5
C7
C11
第5次
3φ50/60Hz
6600V又は3300V
第7次
第11次
3φ50/60Hz
440V又は220V
変圧器
交流フィルタ設備
MCCB
MC
DC
L5
L7
L11
C5
C7
C11
第5次
第7次
第11次
単線結線図
7
12パルス
変換器
フィルタ容量(kvar)
(注1)
寸法図
質量
(kg)
(kW)
(kVA)
5次
7次
11次
組数
合計
200
300
20
20
30
2
140
図2−1
1100
250
375
30
20
30
2
160
図2−1
1150
300
450
30
20
50
2
200
図2−1
1200
400
600
50
30
50
2
260
図2−1
1300
500
750
50
30
75
2
310
図2−1
1400
600
900
50
50
75
2
350
図2−1
1450
700
1050
75
50
75
2
400
図2−1
1500
800
1200
75
50
100
2
450
図2−1
1600
注1) フィルタ容量は一般的に基本波進相容量で表記されます。
注2) 標準以外の仕様品についても製作致します。
(W+10)
(D+40)
(W+10)
(D+40)
40
50
50
W
2350
40
W−200
W
100
70
D−140
D
70
基礎用穴
4-φ15
200
W−400
W
200
70
D−140
D
70
基礎用穴
4-φ15
単位mm
図 番
W
D
図2−1
1600
1000
単位mm
図2−2
1600
1200
図 番
W
D
H
図2−3
1600
1400
図1−1
700
800
1950
図2−4
1800
1400
図1−2
800
1000
2350
図2−5
1800
1600
図1−3
800
1200
2350
図2−6
1800
1800
図1−4
800
1400
2350
図2−7
2000
1800
(W)
(D+40)
40
分割搬入
2350
BR
50
100
200
200
1600
70
D−140
D
70
基礎用穴
4-φ15
単位mm
図 番
W
D
図3−1
2900
1400
図3−2
2900
1600
図3−3
3000
1800
図3−4
3300
1800
図3−5
3500
2000
8
●実施例
大容量高調波発生源の一つとして港湾施設における荷役用コンテナクレーンがあげられます。
最近の装置は、サイリスタ式直流モータを使用しているため、クレーン巻上げ、巻下げ時には高調波電流が発生し、
電源系統に悪影響を及ぼすことがあります。この防止策として交流フィルタ設備を設置した実施例を図に示します。
図から6.6kV母線の総合電圧歪率が規制値5%以下に抑制できていることが分かります。
コンテナクレーン高調波対策実施例<12パルス変換器高圧側>
交流フィルタ無し
交流フィルタ有り
総合電圧歪率 7.2%
総合電圧歪率 1.5%
規制値
総合電圧歪率
電圧波形
5%以下
高調波電流含有率 11%
高調波電流含有率 4%
電流波形
電力会社 3φ 60Hz 6600V
構 内
V
電圧
A
電流
6.6kV母線
交換フィルタ設備
72kvar
BR
一般負荷
FDS
VCS
HR
6相
整流
12相
整流
DCM
DCM
140kW
2×300kW
第5次
100kvar
第7次
100kvar
コンテナクレーン設備
測定回路単線図
9
第11次
250kvar