UAE主要内外政動向 (除、ドバイ・北部首長国) (2011年6月3日~6月

UAE主要内外政動向
UAE主要内外政動向
(除、ドバイ
ドバイ・
北部首長国)
・北部首長国
)
(2011
11年
日分当地
当地報道取
報道取り
2011
年6月3日~6月9日分
当地
報道取
り纏め)
平成23年6月9日正午現在
在アラブ首長国連邦日本国大使館
1.要人往来
要人往来
(1)当国要人の外国訪問
4日
ムハンマド副大統領兼首相(ドバイ首長)が,競馬の英ダービーを観戦し,エ
リザベス女王とも会見。
5日~
カーシミー対外貿易相が,バングラデシュを訪問し,ハシナ首相やモニ外相と
7日
会談。また,同国の商業,農業及び社会福祉の各担当大臣とも会談し,両国間
の貿易,経済及び投資関係の強化について協議。
6日
ナセル・スウェイディー・アブダビ経済開発庁長官が,中国でアブダビ投資フ
ォーラムを開会。この中で,今年のアブダビ首長国のGDP成長率が4.5%
と予想されると述べる。
7日
マンスーリー経済相が,カザフスタンで開かれた第7回世界イスラム経済フォ
ーラムに出席。また,カザフスタン政府要人とも会談し,民間航空や農業分野
での協力拡大に合意。
7日
アブダッラー外相(故ザーイド大統領18男)が,ローマでイタリアのフラッ
ティーニ外相と会談し,9日に当地で開催されるリビア・コンタクト・グルー
プ会合のアジェンダなどにつき協議。
8日
グバーシュ労働相が,第100回国際労働会議出席のため,ジュネーブを訪問。
レイシー国際移住機関(IOM)事務局長や国際労働機関(ILO)の幹部ら
と会談。
8日
ダーヒリー司法相が,ロンドンを訪問し,英司法担当国務相と会談し,両国間
の司法分野での協力について協議。
(2)外国要人の当国訪問
4日
マンスーリー経済相が,ドバイでハウエル英外務省閣外相と会談し,両国の経
済・貿易関係などについて協議。
5日
ムハンマド・アブダビ皇太子(故ザーイド大統領3男)が,当地を短時間訪問
したシリアのムアッリム外相と会談し,シリアの現在の情勢について説明を受
ける。同皇太子は,改革の要求と安定の必要性は密接に関連しており,調和さ
れるべきである旨強調。
5日
ルメイシーUAE連邦軍参謀総長が,当地を訪問したGCC半島の盾軍司令官
1
と会談。また,当地で行われた合同軍事演習に参加した米海軍高官とも会談。
5日
ナヒヤーン高等教育・科学研究相が,当地を訪問したヨルダンのファーイズ下
院議長と会談。同議長は,UAEのこれまでのヨルダンに対する政治的・経済
的な支援に謝意を表明しつつ,ヨルダンのGCC加盟が加盟国の更なる繁栄に
つながることを期待する旨述べる。
8日
ムハンマド副大統領兼首相が,ドバイを訪問したザヤーニGCC事務局長と会
談し,イエメン情勢に関するGCCのイニシアティブなどについて協議。また,
ザヤーニ事務局長は,ルメイシーUAE連邦軍参謀総長とも会談。
8日
ガルガーシュ外務担当国務相が,当地を訪問したカンボジアの外務担当国務相
と会談し,フン・セン首相発ムハンマド副大統領兼首相宛の二国間関係に関す
る書簡を受け取る。
8日
サーレハ対外貿易相次官が,当地を訪問した米商務省長官補と会談し,両国間
の貿易拡大に向けた方途について協議。
2.アブダビ王
アブダビ王族の動向(
動向(除、要人往来
要人往来、
往来、外政)
外政)
2日
ムハンマド皇太子が,ハムダーン・ドバイ皇太子の詩の朗読会に出席。ハッザ
ーア国家公安顧問(同5男),サイフ副首相兼内相(同9男),ハーミド皇太子
府長官(同15男)らが同席。
4日
マンスール副首相兼大統領官房相(故ザーイド大統領13男)が,大統領官房
省の職員や元職員の功績を讃えるセレモニーに出席。
5日
ナヒヤーン高等教育・科学研究相兼UAE大学総長が,カッターミー教育相と
同大学と教育省の協力に関する覚書に調印。
5日
ハムダーン西部州知事兼UAE赤新月社会長(故ザーイド大統領4男)が,新
たに任命された同社理事会メンバーとの会合を開催。
5日
ハッザーア国家公安顧問が,当地エミレーツ・パレス・ホテルで開かれたマス
ダル科学技術大学院の第1期生の卒業式に出席。
6日
スルターン大統領代表兼アブダビ文化・メディアセンター会長(故ザーイド大
統領次男)が,オックスフォード・ビジネス・グループとのインタビューに答
え,UAEの歴史的な史跡の修復・管理に民間部門も役割を果たすよう呼びか
けたと,当地英字紙ハリージュ・タイムズが報道。
6日
ハリーファ大統領,ムハンマド皇太子及びムハンマド副大統領兼首相が,クウ
ェートのラーシド・サバーハ殿下の逝去に際し,サバーハ首長宛の弔電を発出。
6日
ムハンマド皇太子息女ヘッサ妃殿下が,エミレーツ自閉症センター(EAC)
に20万ディルハム(約460万円)を寄付。
6日
サイフ副首相兼内相が,アル・ファラージ救援基金とエミレーツ篤志家協会の
「Takatof」との間での金銭的な問題による受刑者の釈放支援に関する覚書の
調印式に出席。
2
7日
ハムダーン公共事業相が,ドバイで第1回メディア調整協議会を主宰。
7日
ムハンマド皇太子とムハンマド副大統領兼首相が,指揮幕僚大学の卒業式に出
席。スルール・ビン・ムハンマド殿下,ハッザーア国家公安顧問及びサイフ副
首相兼内相らが同席。
7日
サイフ副首相兼内相が,アブダビ警察のサイバー犯罪実験室を視察。
3.外政(
外政(除、要人往来)
要人往来)
4日
当地フランス大使館の地域警備対策官が,ラアス・ル・ハイマ警察のターリブ・
カーシミー司令長官にサルコジ大統領からの勲章を授与。
5日
アミーリー在ヨルダンUAE大使(パレスチナ兼轄)が,アンマンでアッバー
ス大統領と会談し,パレスチナの和解努力や中東和平プロセスの最新の進展に
ついて説明を受ける。
5日
カッターミー教育相が,当地スイス大使と会談し,教育分野でのUAE・スイ
ス間の協力の深さを称賛。
8日
UAE政府が,今年5月16日付で国連安保理に対して,UAEが引き続きカ
ダフィ指導者やその関係者の資産凍結や移動禁止及び武器禁輸を行う旨の書
簡を出していたと,当地英字紙ナショナルが報道。
8日
UAE外務省のサブーシー米州・太平洋局長が,ニュージーランドの初代在U
AE大使に就任したミラー大使と会談。
8日
マンスール副首相兼大統領官房相が,第一回外交政策委員会を主宰し,最新の
地域・国際情勢におけるUAEの外交姿勢について協議。アブダッラー外相,
カーシミー対外貿易相,ガルガーシュ外務担当国務相及びターイル財務担当国
務相が出席。
9日
当地英字紙ナショナルが,AFP通信をキャリーして,UAE中央銀行が当地
の銀行にベン・アリ前チュニジア大統領や関係者120名の資産を凍結するよ
う命じる回章を発出したと報道。
9日
アブダッラー外相が,当地でイタリアのフラッティーニ外相とともに第3回リ
ビア・コンタクト・グループ会合を主宰。クリントン米国務長官ら20を超え
る国や地域・国際機関の代表が参加し,国民暫定評議会(TNC)への支援な
どについて協議。
4.政令・
政令・人事・
人事・機構改編
8日
アブダビ・メディア社が,今年9月1日付けでマルコム・ウォール氏がCEO
に就任すると発表。
5.連邦国民評議会(
連邦国民評議会(FNC)
FNC)の動向
8日
FNC担当国務省のルーター次官が,各首長国の選挙委員会のメンバーと会合
3
を開き,選挙実施に関する説明を行っていると述べたと,当地英字紙ガルフ・
ニュースが報道。
6.その他国内政府機関等
その他国内政府機関等の
他国内政府機関等の動き
2日
連邦原子力規制庁(FANR)が,自然放射線物質の取り扱いに関する国際原
子力機関(IAEA)のトレーニング・コースを開催。
2日~
対外貿易省が,UAEに輸入されているキュウリの98%がEU圏外からのも
3日
のであると発表。また,アブダビ食料管理庁の検査では,大腸菌(E.Coli)は
これまでのところ検出されていないと,当地英字紙ナショナルが報道。
5日
内務省のザアビー交通局長が,今年1月から5月までの5ヶ月間で,当地で2,
618件の交通事故が発生し,338人が死亡したと発表。
6日
アブダビ教育評議会が,アブダビの学校に子どもを通わせる保護者の満足度調
査をウェブ上で開始。
6日
ハーミリー・エネルギー相兼連邦水・電力庁長官が,フメイド・アジュマーン
首長と会談し,同首長国での発電所の拡張や新しい淡水化施設の建設計画など
について説明。
6日
ムハンマド副大統領兼首相が,人道的なケースや家族事情なども考慮すること
を含むザーイド住宅プログラムの新たな内規を承認。
6日
マンスーリー経済相が,来月から店側がクレジット・カード使用者から手数料
を取ることを止めるよう指導するとの決定を発表。
7日
連邦気象・地震センターが,当地居住者に対して正確な気象情報は専門的な機
関から得るよう呼びかけ。
8日
UAE中央銀行理事会が,会合を開催し,紙幣印刷局設立調査委員会での議論
の結果などについて協議。
8日
ボワルディー・アブダビ執行評議会事務局長が,アブダビ執行委員会を主宰し,
太陽光発電を使っての塩分濃度の高い地下水の淡水化プロジェクトなどにつ
いて協議。
9日
アブダビ食料管理庁によると,アル・アインで廃棄処分を命じられていた食品
が廃棄されずに,市内のスーパーマーケットで販売されていた疑いがあるとし
て,警察・検察当局が捜査中あると,当地英字紙ガルフ・ニュースが報道。
7.国内外における
国内外における国内人道支援機関
における国内人道支援機関の
国内人道支援機関の活動
4日
セイシェルが,アブダビ開発基金(ADFD)より1979年以降総額2億1,
600万ディルハム(約50億円)の借款や供与を受けていると発表。
8日
UAE合同救援チームが,チュニジア南部からリビア避難民に対してこれまで
100トンを超える食糧や医療物資を提供してきたと発表。
4
8.労働政策
6日
サアディヤット島の開発に従事している労働者の人権上の問題を理由に同島
に建設予定のグッゲンハイム美術館への協力をボイコットすることを表明し
ている芸術家らのグループが,先週開発を担当するTDIC社が独立した監視
団体を任命にしたにもかかわらず,更なる取り組みが必要と引き続き協力を拒
否していると,当地英字紙ナショナルが報道。
9.治安情勢
特になし
10.
10.その他
その他
5日
アブダビ石油(ADOC)などの協力で日本語クラスを開設することになった
当地の応用技術学院(IAT)によると,同学院の約25%の生徒が日本語の
授業の履修に関心を示していると,当地英字紙ガルフ・ニュースが報道。
7日
ドバイ行政大学院が,アラブの春と呼ばれる一連の中東情勢とフェイスブック
やツイッターなどのソーシャル・メディアの関係に関する意識調査を行った報
告書を発表したと,当地英字紙ナショナルが報道。今年3月に調査を行った2
00人あまりのエジプト人とチュニジア人のうち9割近くが,抗議活動を組織
したり,広めたりするのにフェイスブックを用いたと回答。
7日
ロイヤル・キャビア社が,当地で中東で初めて,最大となるキャビアの生産施
設を設立することを発表し,2011年から生産を開始し,2012年後半か
ら国内の市場に流通する予定。
(了)
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