第30期 トランスコスモス通信

株 主・投 資 家 の 皆 様 へ
第 30 期
2014 年 4 月1 日
2015 年 3月31日
トランスコスモス通信
トランスコスモスは19 6 6 年 の 創 業 以 来、優 れ た「人 」と最 新 の「技 術 力 」を融 合し、
より価 値の高いサービスを提 供することで、お客 様 企 業 の競 争力強 化に努めてまいり
ました。現 在では、お客 様 企 業 のコスト削 減と売 上 拡 大を支 援するビジネスプロセス
アウトソーシング サービ スを、アジ アを中 心に世 界18カ国・133 の 拠 点 で、オペレー
ショナル・エクセレンスを追求し、提供しています。さらに、世界規模でのEC市場の拡大
にあわせ、お客様企業の優良な商品・サービスを世界42カ国の消費者にお届けするグローバル
ECワンストップサービスを提供しています。
トランスコス モ スは 高 品 質 な B P O サ ービ スを 世 界 規 模 で 提 供 す る 、お 客 様 企 業 の
「Global BPO Partner」
を目指しています。
証券コード:9715
トップ メッセ ー ジ
トップメッセージ
ト ピック ス
株主・投資家の皆様には、
● 連結売上高
平素より格別のご支援を賜り、
199,178
厚く御礼申し上げます。
国 内・海 外 拠 点
ここに株主・投資家の皆様へのご挨拶と、
2015年3月期
● 連結営業利益
UP
前期比
百万円
6.8 %
(単位:百万円)
9,166
● 連結当期純利益
DOWN
前期比
百万円
3.9 %
(単位:百万円)
186,503
7,349
百万円
9,541
8,719
6,289
9,166
4,969
7,253
(2014年4月1日〜2015年3月31日)の
16.9%
7,349
(単位:百万円)
199,178
161,208 166,335
UP
前期比
4,919
業績に関するご報告をいたします。
事業紹介
第27期
2012年3月期
次の成 長に向 けた
取り組み
当期の決算の概要について
第28期
2013年3月期
第29期
2014年3月期
第30期
2015年3月期
第27期
2012年3月期
第28期
2013年3月期
需要が顕在化してきております。
このような状況の下、当社グループは、コンタクト
第29期
2014年3月期
第30期
2015年3月期
第27期
2012年3月期
第28期
2013年3月期
第29期
2014年3月期
第30期
2015年3月期
当期の取り組みについて
連結財務情報
センター、バックオフィス、設計開発、インターネット
プロモーションなどの業務を中心としたBPOサー
具体的には、まず欧州初として英国・ロンドンに拠
引き続きコスト競争力強化、業務効率化といった
ビスを幅 広い業 界 業 種のお客 様 企 業に提 供し、
点を設立しました。欧州市場向けECワンストップ
企業ニーズを背景に、BPO(ビジネスプロセスアウ
受注の増加につなげました。一方、さらなる成長に
サービスの提供や、欧州企業のアジア市場への進出
トソーシング)サービスの需要が拡大傾向にあり
向けた取り組みとして、グローバルでのBPOサービス
支援、さらに現地のECやBPO関連企業などとの資
ます。また、スマートフォンやタブレット端 末の
需要に対応していくためのグローバル展開の推進
本・業務提携も推進していきます。さらにASEAN市
普及・進化に伴い、企業のEC(電子商取引)ビジネス
とECワンストップサービス体制の強化に注力しま
場での事業展開も加速しております。タイにおいて
展開が加速しており、こうした動きに伴うサービス
した。
は、タイ大手財閥サハグループとの資本・業務提携の
当社グループの関連する情報サービス業界では、
C S R 活 動の
ご報告
会 社・株 式 情 報
用語解説
01
❶SSP→Supply Side Platformの略で、
オンライン広告の広告枠を提供している媒体社側の収益最大化のための広告管理ツールのこと。
これに対して、広告を出稿する広告主側を支援するシステムは、DSP(Demand Side Platform)
と呼ばれ
ている
トップ メッセ ー ジ
トピックス
11
月
を開設するなどタイ国内市場向けBPOサービスの展開
「オムニチャネルサポート
Powered by LINE ビジネス
コネクト」の提供を開始
1
2
月
月
中 国 最 大の ECモール
で あ るT M A L L か ら
TMALL Partnerとして
最高位のゴールド認定
を2期連続で2つ取得
今後の取り組みについて
バックオフィスサービ
ス、SCMサービスなど
を提供する130カ所目
のオペレーション拠点
として 開 設 予 定 の
「BPOセンター長崎」の
立地協定調印式を開催
次の成 長に向 けた
取り組み
実施や、新たに200名規模のバンコク第二センター
2015
月
事業紹介
株式会社ジーニーとASEAN
❶
地域でSSP 事業を提供する
新会社Simba Digitalをシン
ガポールに設立
12
韓 国 最 大オンラインショッピング
モールGmarketの海外向け販売事
業への貢献が認められ、Gmarketを
運営するeBay Koreaから表彰
国 内・海 外 拠 点
2014
ベトナム・ホーチミンでECサイト
制作、
スマホアプリ開発をオフ
ショアで提供する新会社「トラ
ンスコスモス・テクノロジック
アート」
の開所式典を開催
ト ピック ス
ASEAN地 域統括事務所をタイ・
バンコクに設立。ASEAN地域で
のECワンストップサービスや現地
企業との新たな提携を加速展開
株主の皆様へのメッセージ
引き続き、お客様企業の売上拡大・コスト削減と
当期の配当金につきましては、利益配分に関する基本
COMMERCE PTE. LTD.」をシンガポールに設立し
いったニーズに対し、より適合したサービスの創出
方針に基づき、
1株当たり54円とすることを第30回定時
ました。日本の良質な商品を海外に向け提案・供給
に注 力するとともに、中国 、韓 国をはじめとした
株主総会でご承認いただきました。また来期の配当に
する、卸・小売販売事業を展開していきます。また、
アジア市場や欧米市場での事業展開を加速させ、
つきましては、現時点では未定としておりますが、具体的
欧米商品の日本向け越境ECサイト「SPACE 879」を
前期実績を上回る業績を確保することを目指します。
な配当金額が決定した時点で速やかに公表いたします。
オープンさせるなど、引き続きECワンストップサービ
また、今後も高い成長が見込まれるASEAN市場に
引き続き、株主・投資家の皆様には、一層のご支援、
ス体制の強化に取り組んでおります。
おいて、お客様企業のEC事業を支援するグローバル
ご鞭撻を賜りますよう謹んでお願い申し上げます。
2015年6月
代表取締役社長兼COO
02
会 社・株 式 情 報
ECワンストップサービスの展開を強化していきます。
C S R 活 動の
ご報告
「TAKASHIMAYA TRANSCOSMOS INTERNATIONAL
連結財務情報
を推進しております。また、株式会社髙島屋と合弁会社
トップ メッセ ー ジ
国内・海外拠点
ト ピック ス
新規拠点の紹介
ヨーロッパ
ロンドン
ブレッチリー
国 内・海 外 拠 点
パリ
リエージュ
デブレツェン
ミュンヘン
世界18カ国133拠点で展開
海外サービス拠点
中国
ブダペスト
蘇州
成都
呉江
事業紹介
広州
深圳
ハノイ
バンコク
フィリピン
次の成 長に向 けた
取り組み
タイ
バンコク
バンガロール
マニラ
ホーチミン
マレーシア
クアラルンプール
韓国
広州
ソンナム
ソウル プサン
カナダ
シアトル
ミネアポリス
サンフランシスコ
オンタリオ
2014年12月設立
設計・開発支援サービスを提供
ニューヨーク
セントルイス シカゴ
フィラデルフィア
シリコンバレー
メンフィス
ロサンゼルス
サウスヘイブン
サンディエゴ
アレン
グレープバイン ダラス
米国
ロンドン
英国
TRANSCOSMOS (UK) LIMITED
2014年11月設立
日本
シンガポール
中国
BPOセンター広州
(大宇宙商業服務(蘇州)有限公司 広州分公司)
上海
杭州
ベトナム
大慶
本渓
大連
北京
天津
ベオグラード
インド
瀋陽
連結財務情報
シンガポール
札幌
ECワンストップサービスを提供、EC・BPO
関連企業との資本・業務提携を推進
ジャカルタ
沖縄
インドネシア
仙台
C S R 活 動の
ご報告
本社
本部
支社
営業所
国内サービス拠点 45拠点
会 社・株 式 情 報
海外サービス拠点 88拠点(17カ国)
(事業開発および提携先の拠点含む)2015年3月末現在
03
宇都宮
川口
北柏
京都 名古屋
東京
大阪
横浜
福岡
熊本
宮崎
和歌山
バンコク
タイ
バンコク第二センター
200席
総合CRMアウトソーシングサービス、タイ国内向けコールセンターサービス、
オフショアコールセンターサービス、多言語コールセンターサービス、
デジタルマーケティングサービス、ECサービスを提供
トップ メッセ ー ジ
事業紹介
計
営業
物流
広告
宣伝
設計
開発
情報
システム
お客 様 企業
ご担当部門
EC
通販
カスタマー
サポート
営業
EC
通販
● いち早くソーシャルメディアでの顧客サポートを専門的に行う渋谷ソーシャル
メディアセンターを開設
23 言
語
23 言 語
● 国内最大規模のWebサイト構築・
運用体制を確立(国内2,300名以上)
● サンフランシスコに事業開発拠点を構え、
最新のアドテクノロジー ❸ を積極的に導入
ECワンストップ
サービス
企業のEC事業戦略およびブランド戦略に
基づき、ECサイト構築・運用からフルフィルメント、
カスタマーケア、Webプロモーション、
分析まで
EC事業に必要な各種機能をワンストップで提供。
当社の特長
● 日本・欧米・中国・韓国・ASEANなど世界42カ国でサービスを提供
● 35,000人以上の専門スタッフ、自社統合型ECプラットフォーム
「transcosmos eCommerce HUB」、コンタクトセンター・
ビジネスプロセスアウトソーシング・デジタルマーケティングなど
豊富なサービス・実績を融合
C S R 活 動の
ご報告
フ
ス
ル
ビ
フ
ー
ィル
サ
メン
ルド
語
ト
39
ィー
国
フ
コ
韓
グ
ンタ
カ
ン
・
ィ
クトセ
国
語
ンター テレマーケテ
日本
● 金融・テレコム・ハイテク・医薬・化粧品・流通・自動車・航空・公共など
多分野での取引実績
● 欧米・中国・韓国の有力企業とのパートナーシップで対象市場の文化や特性に
合わせたEC事業展開が可能
● アパレルやコスメ、電子書籍などのASEAN市場トッププレイヤーと提携し、
ASEAN市場へのEC進出を支援
❷ヘルプデスク→パソコンやソフトウェアの使用方法やトラブルに関する問い合わせに対応する企業内の業務のことを指す。社外に委託する場合も多い
❸アドテクノロジー→テクノロジーを駆使した広告のことで、主にインターネット技術を活用した広告領域全般のことを指す
※国数・拠点数・席数・人数は全て2015年3月末現在
04
会 社・株 式 情 報
用語解説
● インターネットプロモーションからWebサイト構築・
運用まで全てをワンストップで支援する体制を確立
営業企画
連結財務情報
● 国内21拠点・約14,000席、海外26拠点・約7,000席の国内最大
規模のコンタクトセンターサービスを提供
経理
日本
オフ
シ
ョ
ア
住
・
宅
住
国
設
宅
社会
設
計
備
イ
ン
設
フ
ラ
設
削減 売上拡
スト 人事 マーケ 大
コ
ティング
総務
次の成 長に向 けた
取り組み
機械設
計
組 込開
発
設計バッ
クオ
フィ
ス
計
注
発
M
SC
台湾
マレーシア・
トナム・
ン・ベ
当社の特長
● 日本・中国・韓国を中心としたアジア最大規模の
コンタクトセンターサービスプロバイダー
受
入
導
テム 理
シス 産管
資
スク
IT
用
プデ
ヘル
活
の
ウド
点
クラ
拠
地方
国内
顧客からの問い合わせや苦情対応、
商品・サービスの案内や営業セールス支援
など、顧客サポート業務のアウトソーシング
サービスを提供。
拠
システム開発
コンタクトセンター
サービス
活用
中国オフショアの
● 豊富な実績
❷
(創業49年、ヘルプデスク 業界トップクラス)
方
事業紹介
● システム開発/運用・オーダープロセッシング・建築
設計・機械設計・組込開発・データ入力・人事/
総務/経理/バックオフィスと幅広い領域において
サービスを提供
● 業界に先駆けて1995年に中国でのオフショア
開発体制を確立
地
ピ
ィリ
対応
イ・フ
国(※)
・タ
ール
8カ
ア
ガポ
シン
アジ
ア・
ボジ
国・
メディア
カン
ア・
・韓
シャル
シ
国
ン
ネ
ソー
ド
ォ
中
ン
・
イ
トフ ト
※
本
ー サイ
日
マ
用
ス eb ・運
W 築
構
● 日本国内における最大規模のオフショアサービス体制を
確立
(中国・タイ・ベトナム・インドネシア・フィリピン、
18拠点)
内
人事
経理
ィス
クオフ
バッ
EC
ソ フル
ー アウ
シ
ング ト
42
オム
カ
DM ニチャネル
国
P構
築・運用
当社の特長
インターネットインフラを活用したマーケティング活動を支援。インター
日本語
ネットプロモーション、Webサイト構築・運用、オムニチャネルマーケ
・中
国語
マーケテ
ィング
・韓
ティング、分析・リサーチサービスなどを提供。
リサー
国
チ
語
イン
分析
タ
当社の特長
プロ ーネ
ット
モ
● 日本・中国・韓国を中心としたデジタルマーケティング
ー
シ 広告
ョ
サービスプロバイダー
ン
国 内・海 外 拠 点
経理・財務や人事などのバックオフィス業務、受発注業務、情報システム
運用保守業務、機械・建築設計といった設計業務など企業の
ノンコア業務を支援するアウトソーシングサービスを提供。
活用
の
点
ト ピック ス
デジタルマーケティングサービス
ビジネスプロセスアウトソーシングサービス
トップ メッセ ー ジ
次の成長に向けた取り組み
〜グローバルECワンストップサービス
ト ピック ス
当社は、お客様企業の優良な商品・サービスを世界42カ国の消費者にお届けするグローバルECワンストップサービスを提供しています。
2014年度の世界EC市場は、約150兆円と言われていますが、当社はこの巨大なEC市場において独自のサービスを展開し、
次の成長の柱として新たなビジネスチャンスの獲得を目指しています。
国 内・海 外 拠 点
グローバルECワンストップサービスの流れ
お客様企業の優良な
商品・サービス
世界42カ国のEC市場に対応したECワンストップオペレーション
事業紹介
立上げ
お客様企業
EC事業
戦略・
事業計画立案
インターネットプロモーション
(リテンション)
01
改善・戦略立案
返品処理/
商品購入後の
問い合わせ
09
お客様企業の優良な
商品・サービスをお届け
世界の大手
ECサイト
次の成 長に向 けた
取り組み
08
撮影エリア
ECサイト
構築
02
ECワンストップ
センター北柏
トランスコスモス
グループのECサイト
ECサイト構築・運用エリア
調査・分析エリア
カスタマーケアエリア
消費者 商品受取
連結財務情報
フルフィル
メント構築 ❹
Webプロモーションエリア
03
受発注・在庫管理エリア
商品入荷
商品受領エリア
C S R 活 動の
ご報告
04
カスタマーケア
(問い合わせ窓口)
返品商品
保管エリア
05
配送
会社
商品採寸
エリア
注文
消費者
会 社・株 式 情 報
インターネットプロモーション
(アクイジション)
用語解説
05
出荷エリア
商品出荷
06
注文受付・決済処理/
問い合わせ対応
❹フルフィルメント構築→商品を入荷・保管するための物流センター・受注管理システム・倉庫管理システムを構築
商品発送
※パートナー企業
運用
07
フルフィルメント(入荷・ピッキング・梱包・出荷)
国際配送/倉庫管理
中国大手
ECサイト向け
流通事業者
トップ メッセ ー ジ
ト ピック ス
2014年度は、お客様企業のEC事業での売上拡大を支援するため、アジア市場を中心に、商品・サービスの“売り場”であるECサイトや流通・販売
ノウハウなどを有する各国のトッププレイヤーとの提携、自社ECサイトの開設などを推進しました。
日本の良質な商品を海外に向け提案・供給する、卸・小売販売事業を行う合弁会社
「TAKASHIMAYA TRANSCOSMOS INTERNATIONAL COMMERCE PTE.
LTD.」を株式会社髙島屋と設立しました。
まずは、ASEAN諸国および中国での提供を予定しています。
国 内・海 外 拠 点
髙島屋との合弁会社設立
EC
EC
お客様企業
当社グループが保有するECサイトを通じて、お客様企業の商品・サービスの販売
を支援しています。直近では、連結子会社で通信販売事業を展開する日本直販
株式会社を2015年7月(予定)に吸収合併することを決定しました。この合併を通
じて、同社が有するブランド力、販売チャネル、通販事業のノウハウやオペレー
ション体制などの事業基盤を最大限に活用していきます。また欧米の商品を日本
向けに販売する越境ECサイト「SPACE 879」を2015年3月にオープンしています。
日本直販
http://www.666-666.jp/
連結財務情報
当社は、中国最大手ECモール「TMALL 」と
2009年12月に戦略的パートナーシップ契約
を締結しており、TMALLから2014年下半
期の優れたTMALL Partnerとして最高位の
ゴールド認定を2期連続で2つ取得しています。
さらに楽天市場をはじめとした世界各国の
大手ECサイトへの出品・出店などをサポート
する体制も確立しており、お客様企業の売上
拡大を支援しています。
次の成 長に向 けた
取り組み
トランスコスモスグループのECサイト
事業紹介
世界の大手ECサイト
リアル店舗・ECサイトなど
SPACE 879
https://www.
space879.com/
ECサイト向け流通事業者「UNQ」と提携しました。これにより新たに
JUMEI、一号店、JD.comなど中国の大手ECサイト向けに、卸・販売促
進を行うことが可能となりました。
C S R 活 動の
ご報告
中国大手ECサイト向け流通事業者
06
会 社・株 式 情 報
お客様企業
トップ メッセ ー ジ
連結財務情報
ト ピック ス
連結損益計算書の概要
(単位:百万円)
連結貸借対照表の概要
当連結会計年度(2014年4月1日から2015年3月31日まで)
199,178
(単位:百万円)
前連結会計年度末
当連結会計年度末
(2014年3月31日)
(2015年3月31日)
売上原価
国 内・海 外 拠 点
162,490
(+12,674)
(+11,390)
流動負債
販売費及び
一般管理費
36,687 27,521
(+1,284)(+1,659)
負債
31,363
負債
30,511
34,155
固定負債
851
流動資産
流動資産
有形固定資産
事業紹介
特別損益
9,166 (+203)
(△478)
(△374)
次の成 長に向 けた
取り組み
売上高
売上総利益
営業利益
7,349
(+1,060)
営業外費用
法人税など
(+306)
(+44)
673
3,531
経常利益
株主資本
純資産
無形固定資産
1,277
9,603(+1,583)
1,110
1,800
投資
その他の資産
15,731
当期純利益
60,809
55,753
有形固定資産
7,914
1,600
25,246
3,455
22,468
負債
純資産合計
92,173 92,173
※グラフを見やすくするため、数値と高さは比例していません。
※( )内数字は前期比増減
961
株主資本
純資産
無形固定資産
その他の
1,899
包括利益累計額
投資
少数株主持分 その他の資産
固定資産
資産合計
33,194
固定負債
69,269
66,926
7,714
営業外収益
流動負債
67,396
61,120
その他の
包括利益累計額
固定資産
3,916
32,282
少数株主持分
資産合計
2,358
負債
純資産合計
101,551 101,551
連結財務情報
売上高
総資産
コンタクトセンターサービス、
ビジネスプロセスアウトソーシングサービス、
デジタルマーケ
総資産は、前連結会計年度末に比べて9,378百万円増加しました。
このうち流動資産は、
C S R 活 動の
ご報告
ティングサービス、ECワンストップサービスなど主力事業である単体サービスをはじめ、
財務体質の改善により現金及び預金が増加したことなどにより2,343百万円増加しまし
BtoB国内子会社、BtoB海外子会社の受注が好調に推移し、売上高は前期比6.8%の増収
た。固定資産は、関係会社株式の新規取得による増加や投資有価証券の上場株式の時価
となりました。
評価による増加などにより7,035百万円増加しました。
営業利益
負債
好調な需要拡大に伴い主力の単体サービスの収益性は改善したものの、BtoB海外子会社
負債は、主に未払消費税等の増加などにより、前連結会計年度末に比べて2,791百万円
の円安による影響や、一部BtoC子会社を連結除外した影響などにより、営業利益は前期比
増加しました。
3.9%の減益となりました。
会 社・株 式 情 報
当期純利益
純資産
営業利益・経常利益は減益となりましたが、一部BtoC子会社の売却益や中国関連会社の
純資産は、当期純利益の計上による利益剰余金の増加などにより、前連結会計年度末に
新規上場に伴う持分変動利益などを特別利益として計上したことにより、当期純利益は
比べて6,586百万円増加しました。
これにより自己資本比率は、64.0%となりました。
16.9%の増益となりました。
07
トップ メッセ ー ジ
(単位:百万円)
当連結会計年度(2014年4月1日から2015年3月31日まで)
12,177
6,209百万円
24,340百万円
投資活動による
キャッシュ・フロー
国 内・海 外 拠 点
営業活動による
キャッシュ・フロー
BtoC子会社
BtoB海外子会社
△3,769
30,452
セグメント別売上高
当連結会計年度(2014年4月1日から2015年3月31日まで)
財務活動による
キャッシュ・フロー
現金及び
現金同等物の
期首残高
ト ピック ス
連結キャッシュ・フロー計算書の概要
BtoB国内子会社
△8,062
22,695百万円
事業紹介
単体サービス
※現金及び現金同等物に係る換算差額については記載を省略しております。
それにより生じるグラフの誤差については調整しております。
現金及び
現金同等物の
期末残高
31,694
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益が増加したことなどによ
注)セグメント間取引消去等△11,378百万円は含まず
当社のコンタクトセンターサービスなどを中心とした
ワンストップのアウトソーシングサービス事業
BtoB国内子会社
国内で法人向けビジネスを展開するグループ会社事業
BtoB海外子会社
海外で法人向けビジネスを展開するグループ会社事業
BtoC子会社
消費者向けインターネットメディアビジネスを展開する
グループ会社事業
り、前連結会計年度と比べ3,255百万円収入が増加しました。投資活動によるキャッシュ・
フローは、投資有価証券の取得による支出が増加したことや投資有価証券の売却による
収入が減少したことにより、前連結会計年度と比べ3,779百万円支出が増加しました。財
務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出が減少したことにより、
C S R 活 動の
ご報告
前連結会計年度と比べ4,515百万円支出が減少しました。
08
会 社・株 式 情 報
単体サービス
連結財務情報
キャッシュ・フロー
次の成 長に向 けた
取り組み
157,310 百万円
トップ メッセ ー ジ
CSR活動のご報告
ト ピック ス
厚生労働省の「均等・両立推進企業表彰」均等推進企業部門にて
「東京労働局長奨励賞」を受賞
当社は、厚生労働省の2014年度「均等・両立推進企業表彰」の均等推進企業
国 内・海 外 拠 点
部門において、
「東京労働局長奨励賞」を受賞しました。均等・両立推進企業
表彰は、女性の能力を発揮させるための積極的な取り組み(ポジティブ・アク
ション)や、仕事と育児・介護との両立を支援する取り組みについて、他の模範と
渋谷区立上原中学校で「福祉体験学習」出張授業を実施
当社は、
「地域に根ざしたCSR活動」を掲げ、社会福祉法人 渋谷区社会福祉協
議会と連携し出張授業を実施しました。当社の手話通訳士の社員がダイバー
シティの視点から講義を行い、生徒の皆さんには手話での「自己紹介」を体験
してもらいました。
(2014年11月6日実施、86名の生徒が参加)
なるような活動を推 進している企 業を表彰する
制度です。そして今回受賞した均等推進企業部門
事業紹介
の東京労働局長奨励賞は、地域において、女性の
能力発揮を促 進するための取り組みを推 進して
いると認められる企業に授与されます。
次の成 長に向 けた
取り組み
受賞理由
講義
手話の指導
手話での「自己紹介」体験
1 ポジティブ・アクション 取り組みのきっかけ、体制作り
●
2007年:副社長をトップとした「女性活躍推進プロジェクト」発足
2008年:「女性が積極的に活躍できる魅力ある企業風土の創造を!」をスローガン
に、1)女性社員の能力開発・キャリア開発支援 2)社内の意識改革・広報活動 3)
働きやすさ支援の3本柱を中心に取り組みを推進
連結財務情報
2 ポジティブ・アクション 取り組みの内容:認知期と理解拡張期に分け各取り組みを促進
● キャリア開発支援として、女性のマネジメントスキル向上、キャリアへの意識付け、管理
職人材の育成支援を目的とし、
2007 年から選抜型能力開発研修
(キャリア塾)
を実施
C S R 活 動の
ご報告
●
2008年からは、キャリア塾ベーシック(次世代管理職候補)、キャリアバリュー(次々
世代管理職候補)と対象を広げ、各育成研修、ネットワーク作りを実施
●
意識改革・広報活動として、専用サイト「cosmos★net」による情報発信、社内報で
の活動報告による啓蒙
●
働きやすさを支援する取り組みとして、育児支援イベントなどを開催しコミュニティ
形成を支援、また支援ニュースを提供しワーキングマザーを支援
3 ポジティブ・アクション 取り組みの成果:女性管理職(特に部長職)が年々増加
会 社・株 式 情 報
当社は、今後も従業員のワークキャリアとライフキャリアが両立できる職場環境
の整備に積極的に取り組んでまいります。
09
第13回東京アビリンピック/DTP競技:金賞・銀賞・銅賞受賞、
ワード・プロセッサ競技:金賞受賞
第13回東京アビリンピック(第13回東京障害者技能競技大会)で、当社社員
3名がDTP競技に、特例子会社トランスコスモス・アシスト※ 社員1名がワード・プロ
セッサ競技に出場し、4名全員が入賞しました。
DTP競技の受賞者
受賞メダル
ワード・プロセッサ競技の受賞者
※トランスコスモス・アシストは、2005年4月にトランスコスモスの特例子会社として、障がい者の雇用促進を目的として設立さ
れました。自閉症・発達障がい者を含めた知的障がい者を積極的に雇用し、障がい者がその持てる力を十分に発揮できる適切な
就労の場を創造、積極的な社会参加を支援するとともに、社員の可能性を大切に育てる環境づくり(共働)に取り組んでいます。
トップ メッセ ー ジ
会社・株式情報
会
(
社
商
名
号
)
資
業
員
金
290億6,596万円
数
単体:8,432名
グループ:15,995名
主 要 取 引 銀 行
阪
本
部
東京都渋谷区渋谷3-25-18
〒150-8530
TEL .03-4363-1111(大代表)
FA X.03-4363-0111
大阪府大阪市西区土佐堀2-2-4
土佐堀ダイビル
〒550-0001
TEL .06-4803-9500(代表)
FA X.06-4803-9590
150,000,000株
発行済株式の総数
48,794,046株
5,910
12.11
公益財団法人奥田育英会
1,753
3.59
平 井 美穂子
1,463
3.00
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 1,380
2.83
単 元 株 式 数
100株
1,116
2.29
GOLDMAN, SACHS & CO. REG
914
1.87
株主名簿管理人および
特別口座の口座管理機関
東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
三井住友信託銀行株式会社
有限会社HM興産
722
1.48
株主名簿管理人
事 務 取 扱 場 所
東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
三井住友信託銀行株式会社 証券代行部
トランス・コスモス社員持株会
613
1.26
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY
559
1.15
( 郵 便 物 送 付 先)
東京都杉並区和泉二丁目8番4号 〒168-0063
三井住友信託銀行株式会社 証券代行部
注)1. 上記のほか、当社が自己株式7,654千株を保有しています。
2. 持株数は、千株未満を切り捨てて表示しています。
3. 持株比率は、小数点第三位を四捨五入により表示しています。
奥田 耕己
代表取締役会長兼CEO
船津 康次
代表取締役社長兼COO
奥田 昌孝
主
数
16,167名
石見 浩一
向井 宏之
専 務 取 締 役
森山 雅勝
永倉 辰一
牟田 正明
上席常務取締役
髙野 雅年
本田 仁志
白石
取
Ralph Wunsch
役
夏野
剛※ 吉 田
Owen Mahoney ※
望
石岡 英明
中 村 敏 明※ 山 根 節 夫※
査
役
宇 陀 栄 次※
常 務 執 行 役 員
貝塚
洋
河野 洋一
松原 健志
山喜 和彦
緒方賢太郎
中山 国慶
小野 敦史
執
内村 弘幸
宮澤 範充
森田 祐行
長谷川 勉
山下栄二郎
井上 博文
谷川 弘樹
行
役
員
定時株主総会 毎年3月31日
期 末 配 当 毎年3月31日
準
日
その他必要があるときは、あらかじめ公告して定めた日
インターネット
ホームページURL
)
0120-782-031
http://www.smtb.jp/personal/agency/
index.html
上場証券取引所
東京証券取引所
公 告 の 方 法
当社のホームページに掲載する。
http://www.trans-cosmos.co.jp
※ただし、電子公告による公告をすることができない事故、
その他やむを得ない事由が生じた場合には、日本経済新聞
に掲載いたします。
清
下總 邦雄
常 勤 監 査 役
監
基
(
代表取締役グループCEOファウンダー
締
毎年6月開催
(電話照会先)
役 員 構 成 (2015年6月24日現在)
取 締 役 副 社 長
定 時 株 主 総 会
●ご注意
1.株券電子 化に伴い、株主様の 住 所変 更、単元 未満株式の買取請求その 他
各種お手続きにつきましては 、原則、口座を開設されている口座管理機関
(証券会社等)で承ることになっています。口座を開設されている証券会社
などにお問い合わせください。株主名簿管理人(三井住友信託銀行)では
お取り扱いできませんのでご注意ください。
2.特別口座に記載された株式に関する各種お手続きにつきましては、三井住友
信託銀行が口座管理機関となっておりますので、上記電話照会先にお問い
合わせください。なお、三井住友信託銀行全国各支店にてもお取次ぎいたします。
3.支払開始日から満3年未満の未受領の配当金につきましては、三井住友信託
銀行全国本支店でお支払いいたします。
※独立役員として東京証券取引所に届出しております。
10
会 社・株 式 情 報
株
毎年4月1日から翌年3月31日まで
C S R 活 動の
ご報告
発行可能株式総数
度
奥田 昌孝
社 外 取 締 役
株 式 の 状 況(2015年3月31日現在)
年
15.37
連結財務情報
大
社
業
7,498
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)
三井住友銀行
三菱東京UFJ銀行
みずほ銀行
事
奥田 耕己
次の成 長に向 けた
取り組み
本
1985年6月18日
(登記上 1978年11月30日)
持株数(千株) 持株比率(%)
事業紹介
従
本
(トランス・コスモス株式会社)
(transcosmos inc.)
株主名
株 主 メモ
国 内・海 外 拠 点
設 立 年 月 日
トランスコスモス株式会社
大 株 主 の 状 況 (2015年3月31日現在)
ト ピック ス
会 社 概 要 (2015年3月31日現在)
東京都渋谷区渋谷三丁目25番18号 〒150-8530 TEL.03-4363-1111(大代表) FAX.03-4363-0111
http://www.trans-cosmos.co.jp
トランスコスモス通信は、
ノーマライゼーション推進部(当社の障がい者雇用部門)
がデザイン・制作をしています。