キャリアポートフォリオの検討・準備・・・・・・17

2010 事業計画 No.6
キャリアポートフォリオの検討・準備
今年度は、平成 23 年4月入学者より導入する「キャリアポートフォリオ」について、
学生の書き込みシート等を作成した。そのうえで、キャリアポートフォリオ活用目的・活
用方法についての説明会を入学時オリエンテーション期間内に設定し、学内教職員側の理
解促進を図る準備段階とし計画を進めた。
本学では、他大学等においても既に活用されているキャリアポートフォリオを WEB 入
力ではなく書き込み式ポートフォリオとすることを選択した。学内外のPC環境の制限を
受けず学生が学習内容(正課・正課外学習、正課外活動)を記録・保管していく習慣を生
活のなかに取り入れやすくするため、ルーズリーフやシートのファイリングから始められ
るようファイル形式をとった。入学時オリエンテーション期間のキャリアポートフォリオ
説明会において、入学前教育説明会時に既に調査した学習習慣実態調査および社会人キャ
リア力育成アセスメントの個々の結果を実際にファイリングすることから始める。ポート
フォリオについての理解促進とともに、学生にとって2年間の学生生活・学習記録の整理
と保管が、自身の自己確認と能動的学習と並行するキャリア形成(自己発見と主体的な活
動)への着実な積み重ねの可視化につながり、客観的な自己認識と判断力を育成すること
を学生に十分に説明、指導する。
2年間かけて作成していく 「私自身のキャリアポートフォリオ」
キャリアポートフォリオの活用のしかた
時系列や項目別に整理し、自分自身を省察(反省、考察)しましょう。
●ねらい →正課科目、正課外学習、就職活動等、さまざまな場面で学び培った内容を自分で客観視し、体得していく
ことがねらいです。
●身につくこと →次の段階へのヴィジョンをもって、行動する姿勢が身につきます。
キャリアポートフォリオに保管し活用していくもの
*用紙の追加は教育研究支援課に取りに来るか、
本学HPよりファイルダウンロードすること
シートに
書き込んで、
自分自身の
振り返りや
確認に役立てる
自分で
ファイ
ファイル 学生 教員アドバ
保管 イザー・職員 リング
していく のみ
閲覧
済
もの
○ カレンダー2年分(1年ごとに配付します)
○
*
○ 年間計画、月別計画表
○
*
○ 学習計画設定シート、2年間の科目履修状況の自己点検および
成績評価記録表
○
○ 半期振り返りシート(食物栄養学科)
○
○ 記憶しておきたい社会の出来事
○
*
○ 読書記録
○
*
○ 心に残ったコメント・フレーズ
○
○ 自己紹介書き込みシート(セルフイメージ)
○
*
○ 喜怒哀楽の年表づくり
○
*
○ 出会い、そして受け取ったもの
○
*
○ 学校と会社~相違点
○
*
○ 私の身近な”職業人”
○
*
○ 30歳の私-ある1日-
○
*
○ 卒業までの残された時間「社会にでるまでにぜひやっておくこと
~100%の軌跡~」
社会ですぐに
活かせる
常識
&
マナー習得
シート
*
○
*
○ 基本的なあいさつ20
○
*
○ 場面ごとのあいさつ
○
*
○ 敬語の種類&練習
○
*
○ 場面別のことばづかい&練習
○
*
○ 電話の基本フレーズ
○
*
○ 電話応対の基本(受け方)
○
*
○ 電話応対の基本(かけ方)
○
*
○ 電話応対の練習(状況応対)
○
*
○ 電話応対 理解促進チェック
○
*
○ 接客応対 理解促進チェック
○
*
○ 指示・報告 理解促進チェック
○
*
○ 時間・コスト 理解促進チェック
○
*
○ 仕事の進め方 理解促進チェック
○
*
○ 電子メール 理解促進チェック
○
*
○ ほう・れん・そう
○
*
○ 伝言メモを書く
○
*
入学前の時点での私「学習習慣調査アンケート、社会人キャリア力育成アセスメント結果」
○
社会人基礎力を伸ばしていくための学習の記録や結果
○
自分で集めた参考資料
○
○
就職活動に役立つ書類、資料
○
○
就職活動に役立つシート ○ 企業訪問チェックシート
○
○
就職課
*
キャリアポートフォリオに保管し活用していくもの
*用紙の追加は教育研究支援課に取りに来るか、
本学HPよりファイルダウンロードすること
自分で
ファイ
ファイル 学生 教員アドバ
保管 イザー・職員 リング
していく のみ
閲覧
済
もの
地下鉄路線図など
○
○
その他(新聞記事、WEBニュース・トピック、名刺など)
○
○
具体例 学習関連
正課科目(カリキュラム)
・個人時間割表
○
○
配付します
・成績通知表
○
○
配付します
・初年次演習、基礎演習、キャリア形成論その他の授業で作成した「自分自身の学習や将来を考
えるために役立った課題」
○
○
・各専攻の学外実習関連の資料など
○
○
・講座開講スケジュール一覧
○
○
・漢検合否結果(コピー)、各種修了証(コピー)など
○
○
○
○
配付します
正課外学習(科目外の講座、講習会)
配付します
キャリアデザイン関連
・就職ガイダンスで配布さ 業種・職種の紹介
れたレジュメやノート
企業へのアプローチ方法(資料請求、企業セミナー参加)
○
○
配付します
面接について
○
○
配付します
スケジュール管理について
○
○
配付します
自己分析について
○
○
配付します
就職活動の流れ(就職サポート、就職活動年間スケジュール)
○
○
配付します
最近の就職環境(採用環境、就職活動のポイント、企業が学生に求め
るもの、働き方の多様化と雇用形態について)
○
○
配付します
・適性検査等の結果
・就職活動用の履歴書、エントリーシート、専門職種に関するデータ、企業データ
○
○
○
○
自己紹介
シートの中の12の項目から、自分でいくつか選択し、自己紹介を書いてみましょう 。
自己紹介(セルフイメージ)
自分について、さまざまな角度から考えてみます。軽い頭の体操にもなります。
喜怒哀楽の年表づくり
自分がこれまでたどってきた道のりを振り返り、印象に残っていることなどを書き
込んで年表をつくります。自分を客観的に見つめるための手段として活用してくだ
さい。
出会い、そして受け取ったもの
学生時代に出会い、影響を受けた人たちと、その人たちから得たことを記録してお
くためのシート。
学生時代の集大成のメモとして活用してください。
学校と会社
学校生活と会社(職業)生活とでは具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
整理しながら考えてみましょう。
私の身近な“職業人”
自分の身近にいる“職業人”についてインタビューするシートです。人生の先輩から
あらためてアドバイスを受けるとともに、自分自身の職業観を洞察します。
30歳の私ーある 1 日ー
自分の将来像をイメージするためのシートです。30歳になったときにどんなふうに
働いていたいかを具体的に想像してみることで、自分自身の職業観を洞察します。
100%の軌跡
内定期間中に、何か1つやり遂げるよう促すシートです。この機会に、残された時間を
どう使うかを、じっくり考えてもらう意味もあります。
あいさつ
基本的なあいさつ20、
場面ごとのあいさつ
あいさつは仕事をしていく上で大切なコミュニケーションのひとつです。明るく、
元気よくを念頭に、自然にできるようになるまで、繰り返し練習しましょう。
敬語の使い方
敬語の種類、
敬語の練習
社会人の会話は、常に敬語を使っていると思ってもよいほどです。使い方を誤ると
相手に対し失礼になったり、不快感を与えたりすることがあります。しっかりマスター
しましょう。
場面別のことばづかい
来客応対や電話応対などの場面では、その場面にふさわしいことばづかいがあり
ます。自分の周りの会話をよく聞いて、自然と口から出てくるように練習しましょう。
電話の基本フレーズ
電話での応対が、その会社のイメージを決定づけるといっても過言ではありません。
たとえ新入社員でも、電話に出るかぎり会社の代表であることを忘れないでくださ
い。
電話応対の基本
《受け方》
職場にはいろいろな電話がかかってきます。声に出して、取り次ぐ練習をしてみまし
ょう。
電話応対の練習
《かけ方》
電話は最も身近で、速くつながる伝達手段のひとつです。しかし、料金がかかったり、
相手の時間を束縛してしまうものでもあります。“丁寧に、かつ簡潔に”を心がけまし
ょう。
電話応対の練習
《状況応対》
電話は何度も受けたり、かけたりすることで、その場に合った応対が身についてくる
ものです。不意の出来事や、質問にもスムーズに応対できるよう練習しましょう。
理解促進テスト
ー1
《電話応対編》
この理解促進テストは、電話応対の基本を一通り学習したあとで、どの程度理解でき
ているかをチェックするための小テストです。
理解促進テスト
ー2
《接客応対編》
この理解促進テストは、接客応対の基本を一通り学習したあとで、どの程度理解でき
ているかをチェックするための小テストです。
理解促進テスト
ー3
《指示と報告編》
この理解促進テストは、指示の受け方・報告のしかたについて、どの程度理解できて
いるか、どの程度の意識を持っているかをチェックするための小テストです。
理解促進テスト
ー4
《時間・コスト編》
この理解促進テストは、時間とコストについて、どの程度理解できているか、どの程度
の意識を持っているかをチェックするための小テストです。
理解促進テスト
ー5
《仕事の進め方編》
この理解促進テストは、仕事の進め方の基本を一通り学習したあとで、どの程度理解
できているかをチェックするための小テストです。
理解促進テスト
ー6
《電子メール編》
この理解促進テストは、電子メールのマナーを一通り学習したあとで、どの程度理解
できているかをチェックするための小テストです。
ほう ・ れん ・ そう
ほう ・ れん ・ そう とは、ほう〈報告〉・れん〈連絡〉・そう〈相談〉のことをいいます。
連携を取ってスムーズに仕事を進められるよう常に頭に入れておきましょう。
伝言メモを書く
課長が外出中に取引先から課長あてに電話がありました。伝言を簡潔に伝えたいの
ですが・・・。あなたならどんな伝言メモを残しますか?