new - 塩化ビニル環境対策協議会

PVC NEWS
news
[polyvinyl chloride]
No.62 September 2007
塩化ビニル環境対策協議会
〒104-0033 東京都中央区新川1-4-1六甲ビル8F TEL.03-3297-5601
http://www.pvc.or.jp
Japan PVC Environmental Affairs Council
トップニュース 1
塩ビ業界、
「リサイクルビジョン」
を発表
2
VEC・JPECが共同策定。
ユーザー業界に向け
「塩ビのサステイナブル性」
を強力アピール
トップニュース 2
進む、
タイルカーペットのエコ対策
5
使用済み製品のリサイクル、
グリーン購入適合品の
開発など業界挙げての取り組み
視点・有識者に聞く
科学ジャーナリズムのニューウェーブ
8
ブログを使って双方向コミュニケーション。
「科学の周辺」
に注ぐ女性ならではの視点も
毎日新聞科学環境部 記者 元村 有希子 氏
リサイクルの現場から
11
使用済み塩ビ管・継手のリサイクル事業、着実に進化
リサイクル協力会社1社、
中間処理拠点として2社が新規加入。
リサイクル拠点は全国63拠点
インフォメーション
13
塩ビ最前線
14
「建築系混合廃棄物の組成及び
原単位調査結果」
から
塩ビ製アナログレコード
人々の生活を潤して60年。音楽文化の一端を担う、知られざる塩ビの役割
広報だより
9
15
塩ビ建材、
廃棄物発電などテーマに、
PR冊子3点をあいつ
ぎ発刊
(VEC&JPEC)
トップニュース 1
塩ビ業界、
「リサイクルビジョン」を発表
VEC・JPECが共同策定。
ユーザー業界に向け「塩ビのサステイナブル性」を強力アピール
塩ビ工業・環境協会(VEC)と塩化ビニル環境対策協議会(JPEC)
は、リサイクルに対する業界の考え方と今後の行動の方向などを示し
た「リサイクルビジョン―私たちはこう考えます―」をとりまとめ、5
月25日付けで発表しました。省エネルギーや地球温暖化への関心が強
まる中、ユーザー業界に向けて、塩ビのリサイクル適性やサステイナブ
ル性を強力にアピールすることで、塩ビ需要の回復につなげるのが狙
い。今後の行動としては、リサイクルシステムの拡充と技術開発のため
5年間で20億円以上の資金を投入するほか、塩ビ製品ユーザーとの対
話を進めるための相談窓口の開設、塩ビリサイクル品市場の拡大、リ
サイクル活動の進捗状況の公表などが挙げられており、高まる塩ビ再
評価の機運に乗って一気に反転攻勢に出ようとする積極姿勢を明確に
打ち出した内容となっています。
●安心して塩ビを使ってもらうために
向けて引き続き業界全体で努力していくこと」など、塩
塩ビは、4割の石油と6割の塩を原料とした極めて省
ビのリサイクルに関する業界の姿勢を明示することによ
資源性の高いプラスチックです。また、長期間の使用に
り、ユーザーに安心して塩ビを使ってもらえる環境づく
も耐える塩ビパイプのように、その卓越した長寿命性は
りを進めようというものです。
社会のインフラを支える用途で最も大きな力を発揮しま
す。さらに、塩ビの窓枠と複層ガラスを組み合わせた塩
ビサッシのように、優れた断熱効果でエネルギー消費を
●リサイクル技術開発に5年間で20億円投入
「リサイクルビジョン」は、塩ビのリサイクルに対する
大幅に低減できる製品の市場の形成も進んでいます。
業界の考え方をまとめた総論と、項目別に詳細な解説を
途上国のエネルギー需要拡大による石油資源の枯渇や
施した各論6部で1セット。各論の内容は、
「①塩ビ樹
地球温暖化の加速が懸念される今、こうした「サステイ
脂・塩ビ製品の環境への貢献」
「②塩ビ製品の特徴-製
ナブルな素材」としての塩ビに対する再評価の機運が急
品組成、市場、排出実態、リサイクル適性-」
「③マテ
速に高まってきています。
リアルリサイクル(MR)
」
「④フィードストック(ケミカ
その一方で、自動車や家電など塩ビのエンドユーザー
ル)リサイクル(FR)
」
「⑤サーマルリサイクル(TR)
」
の中には、塩ビの良さを十分理解しながらも、
「塩ビは
「⑥塩ビのリサイクルの促進-グリーン製品の拡大-」
リサイクルしにくい」という思い込みから、消極的な対
となっています。
応に留まっている企業も少なくありません。
このうち、総論では業界の考えを大きく3つの章に分
今回の「リサイクルビジョン」は、こうした状況に対
けて整理。まず、塩ビがリサイクルしやすいサステイナ
して、
「塩ビはもともとリサイクルしやすい素材であり、
ブルなプラスチック素材であり、枯渇性資源の有効利用
排出形態に応じた多様なリサイクル設備も整備されてき
や循環型社会の形成に貢献する製品を提供できることを
たこと」
、さらには「リサイクルシステムの更なる充実に
説明(第1章)した後、塩ビの用途、排出形態に応じた
2007.9 PVC NEWS No.62
多様なリサイクルの仕組みや施設が整ってきたこと
を紹介(第2章)した上で、最後に、合理的なリサ
イクルを更に進展させるために塩ビ業界が今後どの
ような活動(インフラ整備)を進めようとしている
のかについて、4つの項目にわたって具体的な方向
を記載しています(第3章)
。その概要は次のとおり。
図1 塩ビを含んだ廃棄物の受入可能な
TR・焼却施設の全国マップ
塩ビ製品を単独で受け入れても、
他の産廃と混合してTR・焼却処理できる施設
塩ビ製品が多少混在している程度であれば、
受け入れられる施設
1.塩ビのリサイクルシステムの拡充・技術開発の
ため今後5年聞で20億円以上の資金投入
リサイクルに先進的な取り組みをしている各業界
の企業と協力し、リサイクルにかかわる種々の課題
解決や仕組み作りを推進する。今後、そのための資
金投入を行う。
・単体製品の塩ビ管・継手、農業用ビニルフィルム
などのMRの一層の充実
・建材などの塩ビ複合製品のリサイクル推進
・少量づつ排出される様々な塩ビ製品の分別・収集・
リサイクルについての調査と具体的な仕組み作り
・塩素耐性に優れたTRまたは適正な焼却処理技術
の調査・研究
・リサイクルによる環境負荷低減効果をより定量的に評
価するためのLCA手法に基づく評価
2.様々な塩ビ系廃プラのリサイクル施設の情報提供
と、ユーザーのリサイクル活動の相談窓口の設置
●サーマルリサイクルにも焦点
各論となる小冊子は、主に塩ビのサステイナブル性や
リサイクル技術の整備状況(総論の第1、第2章)につ
いて詳しく説明したものですが、中でも、
「サーマルリサ
・先進的なリサイクルシステム、MR・FR・TRなどのリ
イクル編」では、全国の産廃プラスチックのサーマルリ
サイクル技術や施設の調査を継続的に行い、その情報
サイクル・焼却施設を対象に実施した塩ビ受入れについ
を提供する。
てのアンケート調査結果や、実際に塩ビの処理を受け入
・排出形態に応じたリサイクル方法や施設の選定につい
て、ユーザーの相談窓口を設置する。
れている施設のうち、公表を認めていただいた69の施設
名などを記載。
3.国内のリサイクル品市場拡大のための努力の継続
これまで業界としてあまり焦点を当てないできたサー
政府、地方自治体や各企業で、塩ビ製品を再評価して
マルリサイクルについて、改めて施設の現状を調べた上
購買基準を見直す動きが顕著になりつつある中、リサイ
で、
「一定の制約条件はあるとしても全国の多くの施設
クル塩ビ製品の市場であるグリーン製品の拡大に向け
で、塩ビを処理できる技術整備、体制整備が進んでいる
て、引き続き塩ビ製品の認定や再評価を働きかける。
こと」
(VEC)を明らかにしています。
(図1)
。
・グリーン購入法の特定調達品目にリサイクル塩ビ製品
の登録を増やすよう関連企業とともに活動する。
・エコマークなど認定ラベル製品の認定基準の改定を働
きかけ、リサイクル塩ビ製品の認定を促進する。
また、廃塩ビ製品の排出形態に応じた多様なリサイク
ル手法などについて詳述した「塩ビ製品の特徴編」で
は、具体的なマトリックス(図2)を示した上で、リサ
イクル対象物の内容(①単体製品か、複合製品か、②分
4.塩ビ廃棄物の循環的な利用を広く社会に呼びかける
別排出されているか、他の廃棄物とともに混合排出され
とともにリサイクル活動の進捗状況を毎年公表する
ているか、③土石類やその他の汚れがあるか、それは除
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トップニュース 1
去可能か)に応じて、適切で合理的なリサイクル手法を
石油価格の高騰でコスト的にも塩ビを見直してもらえる
選択することの重要性を強調しています
地合いができてきた。これまで塩ビ業界は、誤った塩ビ
単体製品
(パイプ、板、農ビ…)
分別排出
︶
︵施工端材
etc
混合排出
︶
︵解体廃材
etc
パイプ、板
農ビ
硬質、軟質
工場端材
MR
複合製品
(壁紙、床材、電線…)
新築、リフォーム施工端材
(床材、壁紙etc)
分離技術進展によるMR化
FR・TR
電線
ナゲット屑
シュレッダーダスト
パイプ、板
分別徹底によるMR化
FR・TR
農ビ
TR/焼却
リフォーム解体廃材
(床材、壁紙etc)
図2 塩ビ製品の組成と排出形態マトリックス
バッシングに対して受身の対応に終始してきたが、既に
その時期は過ぎた。塩ビはこんないい素材でこんなにリ
サイクルしやすいんだということを前面に打ち出して
ユーザーに理解してもらうには、今がまたとない大きな
チャンスであり、サプライチェーン全体に『ビジョン』
の考え方を浸透させていきたい。むろん、今回の内容で
十分だとは思っていないし、
『ビジョン』を取りまとめて
終わりということでも決してない。塩ビメーカー、塩ビ
加工メーカーの各レベルで協働、連携して塩ビ製品の
ユーザーに働きかけてゆくための、今後の広範な活動の
出発点と考えている。リサイクル技術の開発について
は、
『塩ビはリサイクルしにくいから使わない』といって
●受け身の時期は過ぎた
きた業界と一緒に、何がリサイクルしにくくてどう改善
今回の「リサイクルビジョン」の策定についてVECの
すればいいのか具体的な意見を聞いた上で、一緒にトラ
阪内孚史リサイクルワーキンググループリーダーは次の
イしてみましょうというのが我々の姿勢だ。どんどん話
ように話しています。
し合いを進めて、いろいろな情報を集めてから、開発の
「塩ビは環境に優しいリサイクル特性の高い樹脂だが、
候補テーマを絞っていく」
理性ある判断で持続可能な社会の構築を
岡山大学大学院環境学研究科教授
株式会社廃棄物工学研究所 代表取締役所長
中央環境審議会 廃棄物・リサイクル部会長 田中 勝
塩ビは私たちの身の回りに、水道管などのパイプ、電線被覆、床材や壁紙な
ど長寿命製品として社会インフラに多用されています。ところが塩ビは塩素が
含まれているために、燃やすとダイオキシンが発生するとして、環境に悪い商
品の様に考えられていました。そこで燃やさないで、埋め立てられる塩ビは環境にやさしくない典型的な製
品として見られていました。環境にやさしくないという理由で、これらに使われなくなったら、これに替わ
る代替品があるのか、あったとしても経済的に出来るのか、心配もしていました。
そのような時に、「リサイクルビジョン−私たちはこう考えます−」が発表されました。これを読んでみる
と、意外や意外、塩ビは環境に優しい商品だったのです。省資源、温暖化防止、廃棄物の減量化に貢献し、
またリサイクルに適した製品だったのです。塩ビが一般ごみに少々混ざっていても、今の焼却炉ではダイオ
キシン対策が出来ているため環境を汚染することもありません。塩ビのリサイクルとしてマテリアルリサイ
クル(再生品として回収)、ケミカルリサイクル(高炉原料化など)、サーマルリサイクル(焼却処理)など
が拡大しています。これからももっともっとPRしていただき、正しい知識を身につけて、理性ある判断をし
て対応することが持続可能な社会の構築には必要だと感じました。
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進む、タイルカーペットのエコ対策
使用済み製品のリサイクル、グリーン購入適合品の
開発など業界挙げての取り組み
オフィスやデパート、ショッピングモールなどのフロアを美しく彩る内装材として現代の生活に欠
くことのできないタイルカーペット。近年はビルの建替えやIT化に伴って需要が増加する一方、リ
サイクルしにくいとされきた難点を克服。カーペットtoカーペットのリサイクル、グリーン購入適合
品の開発など業界挙げての環境対応が進められています。
●エコマーク認定商品も登場
■タイルカーペットとは
タイルカーペットの国内出荷数量は約2800万㎡(2006
通常50cm角の正方形に加工したタイル状のカーぺットの
年)
。一方、工場廃材や施工端材、使用済み廃材など、
こと。
産業廃棄物として埋立処分される量は年間5万トン程
度と推定されますが、表面の繊維層に塩ビのバッキン
一般的には基布の上にナイロンなどのパイル(表面を形成
する糸の束)を刺繍し(タフティング)
、塩ビのバッキング
層で裏打した構造で、接着剤などを使わず敷き詰めて使用で
グ層を貼り合わせた構造となっているため、リサイク
きるため、汚れた部分だけを取り替えたり、配線工事のため
ルしにくいのが難点とされてきました。中間処理の分
に一時的に取り外すのも簡単など、施工性、メンテナンスに
野では、リファインバース㈱(東京都中央区。本誌№
57参照)のように、回収した市中廃材を層間分離して、
優れる。デザインも多彩。
■グリーン購入法適合品の登録状況
塩ビバッキング層をリサイクルする取り組みも見られ
アスワン㈱(5品目)
、㈱川島織物セルコン
ますが、使用済み製品の多くはまだ埋立処分されてい
(1品目)
、クリーンテックス・ジャパン㈱
るのが現状。
(4品目)
、㈱サンゲツ(19品目)
、住商イン
こうした中、2004年4月にはグリーン購入法の特定
調達品目(インテリア・家具類のカテゴリー)に指定
テリアインターナショナル㈱(17品目)
、
住江織物㈱(17品目)
、㈱セルコンテクノ
ス(4品目)
、㈱タジマ(1品目)
、㈱テラモト(4品目)
、
されたこと、さらに2005年9月にタイルカーペットが
東リ㈱(5品目)
、東亜紡織㈱(1品目)
、㈱トーカイ(2品
㈶ 日 本 環 境 協 会 の エ コ マ ー ク 対 象 商 品( 商 品 類 型
目)
、長谷虎紡績㈱(3品目)
、リ・プロダクツ㈱(2品目)
No.118=プラスチック製品)に認定されたことを機に、
業界の環境対応が加速。再生塩ビ原料を利用した製品
の開発が相次いでいます。
■エコマークの認定状況
住江織物㈱(3品目)
、㈱川島織物セルコン
(2品目)
、三協フロンテア㈱(2品目)
業界のとりまとめ役を
窪田衞技術委員長
担う日本カーペット工業
シートをバッキング部に積層したり、粉砕した再生原料
組合(大阪市中央区)タイ
を樹脂の中に練り込んで加工したリサイクルタイルカー
ルカーペット部会の窪田
ペットが開発され、グリーン購入適合品への登録も増え
衞技術委員長(東リ㈱第
ている」とのことで、より基準の厳しいエコマーク(グ
2開発部長・理事)によ
リーン購入法適合品の基準値は製品総重量の10%以上、
ると、
「使用済みカーペッ
エコマークは市場回収の場合25%以上〔工場内廃材は
トを加工したリサイクル
50%〕の再生材を使用していること)に対応した製品
2007.9 PVC NEWS No.62
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も登場してきました。
層間分離することなく、そのまま粉砕・溶融してシー
ト状(リサイクルシート)に加工したものをタイルカー
●日本カーペット工業組合の取り組み
ペットのバッキング材に利用するもので、繊維分離の
こうした企業レベルの取り組みと並行して、日本
手間をかけずに丸ごとリサイクルできる点に大きな特
カーペット工業組合のリサイクル委員会とタイルカー
長があります。
ペット部会を中心とした業界レベルの環境活動も進め
こうした取り組みによって、同社におけるタイル
られています。
カーペットの再生利用量は、2004年度の約1000トンか
同組合では、5年間でカーペット全体の工場内廃材
ら、2005年度には約1300トンに増加。昨年は、リサイ
排出量の20%削減(2001年度比)というゼロエミッ
クルシートを使用したタイルカーペット7品目をグリー
ションに向けたアクションプログラムを平成18年度に
ン購入法適応品として発売しています(ソコイタリ・
達成したほか、カーペット、ふとんなど関連7団体で
クラシック、レアクラウド、レアクラウドV、コレンテ
構成する「インテリアファブリックス産業活性化協議
V、 グ ラ ンド ア ートGA-8500、GA-8500S、GA-100G)
。
会」としてグリーン購入適合品の統一マークを制定。
これらのリサイクル タイルカーペットに再利用されて
現在は、再利用技術情報の業界共有化に向けて、使用
いる廃材比率は重量比約20%で、グリーン購入法適合
済みタイルカーペットのリサイクル技術に関する研究
基準の10%を大きくクリアしています。また、市中廃
に取り組んでおり、タイルカーペット廃材を再度、タ
材についても、一部回収し再利用しています。更にこ
イルカーペットに還元する「カーペットtoカーペットの
のタイルカーペット廃材は、タイルカーペットに還元
リサイクル」にとどまらず、セメント原燃料化やサー
するだけでなく、他の硬質床材へも利用しています。
マルリサイクルへの利用も含めて全国各地の先進技術
以上のほか、タイルカーペットをローテーションで
を調査中です。また、年内に欧米のリサイクル現状調
洗浄・保管・交換し、それをを繰り返すことでタイル
査も行う計画です。
カーペットの長寿命化(約2倍)とフロアの美観維持
を可能にするオフロケーションシステムも、同社の注
●メーカーの取り組み事例①
─ 東リ㈱のTTRシステム
目すべき環境対応のひとつ。
東リ㈱(兵庫県伊丹
システムの推進に取り組み環境対応の充実を図ってい
市 ) は、 タ イ ル カ ー
く考えです。
ペット業界の最大手。
東リでは、今後も引き続きゼロエミッションやTTR
粗粉砕
廃材
タイルカーペットのリ
造粒チップに精製
サイクルについても、
再利用
工場内端材のリサイク
ルプラントを2000年に
再生タイルカーペット
立ち上げたの続いて、
東リTTR(タイルカーペットリサイクルシステム)のフロー図
2002年には、工事現場
の使用済み廃材や施工
端材を回収、リサイク
東リのグリーン購入適合品GA-100G
●メーカーの取り組み事例②
─ 住江織物㈱の裏表ダブルリサイクル
ルするTTRシステム(東リタイルカーペットリサイク
10年前からKKR+A(健康、環境、リサイクルとア
ルシステム)を構築。メーカー自らの手によるリサイク
メニティ)を標榜し、業界にさきがけて環境対応を進
ルの先進事例として業界の注目を集めました。
めてきた住江織物㈱(大阪市中央区)
。同社では、前出
同社のリサイクル技術は、タイルカーペットの廃材を
リファインバースと共同で使用済みタイルカーペット
2007.9 PVC NEWS No.62
のリサイクルシステム
排出量が、普及品のナイロンループタイルカーペット
を 確 立、 リフ ァ イン
に比べて約19%少ないという評価が得られており、そ
バースが 処 理した塩
の環境性能が改めて実証された結果となっています。
ビ バッキング 層のリ
サイクルパウダーを、
住江織物のタイル
粉
体
化
カーペット製 造 工 程
で直 接バージン材に
配 合 するという技 術
(リサイクルシートを
貼り合わせるのに比
べて製造工程が省略
住江織物のエコマーク認定商品 SG300
スミグリーンSG300のリサイクルフロー
できる)により、スミグリーンSG100、200、300という
一連のグリーン調達基準適合商品を開発してきました
●課題は「官公庁需要の伸び悩み」
(前述したグリーン購入適合マークも元は住江織物のオ
業界挙げての環境対応が進む中、課題も見えてきま
リジナルで、これを業界で統一マークに採用したも
した。中でも大きいのは、
「市場は製品の環境性能を認
の)
。
めてはいるものの、さまざまな環境商品があるなかで
中でも、2006年9月に発売されたスミグリーンSG300
工事用商材に対する意識がまだまだ低いように感じら
は、バッキング材に塩ビのリサイクルパウダーを使用
れること」
(前出の窪田技術委員長)で、
「予想したほ
しているのはもちろん、表面の繊維層にもPETボトル
どには量的に伸びにくいのは、それがいちばんの原因。
を主原料とした再生ポリエステル「スミトロン」を使
公共部門からの調達という点でグリーン購入適合品に
用、裏表ダブルリサイクルを実現しているのがポイン
登録する意味は大きいが、どうしてもコストが割高に
ト。この結果、製品に占める プラスチック再生材の
なることもあって、官公庁の需要ですら実際のところ
使用割合は重量比25%以上となり、カーペット業界で
まだまだこれからという感じだ」としています。
は初めての「エコマーク」新基準の改定以降認定商品
㈱スミノエの角野部長も同様の問題を指摘します。
「グリーンマークに加えてエコマークを取得したのはよ
となっています。
住江織物の企画調達部門を担当する㈱スミノエ(大
り一般市場にアピールしたいためだが、自動車など一
阪市西区)の角野修二商品部長(カーペット業務用担
般の消費者が直接購入する製品と違って、業務用途中
当)によれば、
「発売後10カ月を経過して出荷量は10万
心のタイルカーペットの場合、施主となる会社の予算
㎡ぐらい。環境経営を積
の制約などから、工事業者もなかなかリサイクル品を
極的に推進する企業や病
選んでくれない。施主の環境意識が高く、リサイクル
院、各 種 施 設などで、新
品を使うように工事業者に指定しない限り、どうして
たな室内装飾フロア材と
もコストの低いほうに流れる。まず官公庁・自治体の
して注目を集めている」と
需要がリード役となって一般市場にも普及していくこ
のことです。
と。我々の拠り所はそれしかない」
なお、みずほ情報総研
リサイクルタイルカーペットに対する行政、建設業
㈱が実施したスミグリーン
界の注目と評価の高まりが何より望まれます。
SG-300のLCA分 析 で は、
㈱スミノエ 角野部長
原料製造~廃棄までのCO2
2007.9 PVC NEWS No.62
●視点● 有識者に聞く 58
科学ジャーナリズムの
ニューウェーブ
ブログを使って双方向コミュニケーション。
「科学の周辺」に注ぐ女性ならではの視点も
毎日新聞科学環境部 記者 元村
有希子
氏
●文系出身の科学記者
えようとするあまり誤解を招くような伝わり方をする可能性も
私は高校までは理系だったんですが、理科が苦手で大学
ありますから。そういうときは、多少難しくなってもありのま
受験の際、文系に変わったんです。大学では心理学を専攻
まに正しく伝えるほうが大切なんじゃないかと思いますが、
しました。カウンセラーになりたかったものですから、特にコ
一方で、マスコミの属性としてはどうしても白黒をつけたくな
ミュニケーションについて4年間勉強したんですが、そこで
るところがあるし、見出しを一目見ればパッと分かるという
人の話をちゃんと聞く練習を積んだことが、結果的に今の仕
伝え方が奨励される。そこをどうしたらいいのか、いつも考
事にとても役立っていると思います。
えています。
ジャーナリストの基本的な条件は人の話を正確に聞くこと
そのいい例がリスクの問題です。先日、
「発信箱」というコ
です。2001年に科学環境部に異動になったときは、あんな
ラム欄に「たばこの危険、牛肉の不安」という記事を書いた
難しいことを私が伝えられるはずがないと思って、最初は
んですが(5月30日)
、これは結構大きな反響がありました。
ちょっと腰が引けましたけど、人の話をちゃんと聞いて、そ
「発信箱」というのは朝刊二面の連載コラムで、政治や経
れをきちんと表現できるという資質があれば、テーマが科学
済記事の下に掲載されるのであらゆる階層の人の目に触れ
だろうが政治だろうが文化だろうが、必ずいい記事が書け
やすいんです。私の担当は毎週水曜日ですが、科学にあま
ると思っています。
り関心のない人に科学の現状を伝える上では非常に有効な
それに、実際に取材を始めてみると科学って案外面白い
メディアだと思って、切り口をいろいろ考えながら、毎回科
なと思い始めました。何が面白いかというと、取材相手の研
学技術の話を面白く紹介するように工夫しています。
究者たちは私が理解するまで教えてくれるし、むしろ、世の
「たばこの危険、牛肉の不安」という記事は、安井至先生
中には科学的に分からないことがいっぱいあって、その分か
(国連大学副学長)のリスクスケールを題材に書いたもので、
らない事を共有しあって、分かることを増やしていくことが
要するに、たばこというのは10万人当たりの死亡者数が飢餓
科学のプロセスなんだと分かってきたのです。この6年間で
とか戦争を除いて一番高いリスクファクターなのに、国は喫
科学に向き合う私のスタンスは大きく変わりました。
煙を許可しているし、吸っている人も大体はリスクを納得し
分からないことは恥ずかしいことじゃなくて、大切なのは
た上で吸っている。つまり、危険なのに安心というか、不安
分かろうとする気持ち、あるいは分からないことを分からな
に感じない。その対極にあるのがBSEで、先生のスケール
いという形で受け止めることです。そう思うと取材が面白く
によれば、そのリスクは殆ど無視できる最低ランクといって
なってきて、今では、分かりにくいことを分かりやすく伝える
いいにもかかわらず、何で世間の人はこんなに不安がるの
ためにどうしたらいいかということを毎日毎日考えています。
か、その安心と安全のシーソーのようなバランスが面白いと
●わかりやすく伝える難しさ
思って書いたのですが、これには賛否こもごもの意見が寄
とはいえ、分からないことを分かりやすく伝えるというの
せられました。
「よく書いてくれた」という禁煙活動家、
「こ
は容易なことじゃありません。分かっていることなら自分なり
れまで安心と安全が混同して使われていることに気持ち悪
に噛み砕くこともできますが、分からないこと、不確実なこ
さを覚えていた。それを切り分けてくれてありがとう」という
とを分かりやすく伝えるのはとても難しい。分かりやすく伝
科学者や理系の技術者の反応がある一方、
「こう書かれると
2007.9 PVC NEWS No.62
牛肉がとても安全のように見える。怪しからん」という不安
暮らしの安全とか生死に係わる領域になればなるほど、まさ
を重視する読者の声もありました。
にキャッチボールのようなコミュニケーションこそ重要になる
●リスク報道はどうあるべきか─安心と安全の問題
はずなんです。
そのことを通して分かったのは、日本ではリスクということ
「理系白書ブログ」を開設したのも、そういう思いがあっ
がまだまだ正しく理解されていない、リスクコミュニケーショ
たからです。このブログは、2002年にスタートした「理系白
ンが 本当におざなりだったんだなあ、ということです。
書」という科学欄の連載企画(後出)から派生したもので
ジャーナリズム、とりわけ社会部ジャーナリズムというのは、
すが、新聞記事で情報を発信するだけでは得られない、も
ゼロリスクで100%安心と安全が保たれた社会こそ理想の世
うひとつの重要なコミュニケーションツールだと思っています。
界と思っているところがあって、読者もまた究極の安心と安
とにかく、これをやると新聞記者はとても学ぶことが多い
全を求めていると考えがちです。
んですね。今までは一方通行だったから、多少分かりにくい
でも、ほんとうにそうなのでしょうか。私は科学ジャーナリ
記事になっても分からない人は読まないから怒りもしないだ
ズムは100%の安心安全はないということをこそ伝えなけれ
ろうなんて、何となく甘えていた部分がどこかにあったのが、
ばいけないのだと思います。世間の騒ぎから一歩引いて、世
ブログを開くと読者からの反響が、誰のフィルターも通さず
の中には天然のものでもリスクがあって気をつけるべきこと
にそのまま載ってしまいます。あの記事は面白いとか間違っ
は気をつけなければならないということを伝えるのが、これ
ているとか舌足らずだとか、評価も批判も含めて、直接私に
からの科学ジャーナリズムの役割なんだと思います。そし
届いてきて、しかもどんな人でもその意見を読むことができ
て、社会部ジャーナリズムのほうも、リスクがあることを前
るし、議論に参加できる。面と向ってではないけれど、一種
提に、なるべく事故が起きないような行政システムを提言す
の双方向コミュニケーションが日々展開されるわけです。
るとか、前向きに考えていくような視点を持たなければなら
科学者、技術者、外国に居る研究者、それに理系の高
ないと考えます。
校生なんかも積極的にコメントしてきます。多いときはアク
マスコミの特質として、安全だということよりも危ないとい
セスが1日5000件を超えることもありました。今は大体3000
うことのほうが読者に届きやすいのは確かです。新聞という
~3500件ぐらいですが、いずれにしても、ブログをやってみ
メディアはもともと社会の木鐸と言われていて、危険の兆し
て新聞記者としてのこれまでの活動が真の意味のコミュニ
を警告するホイッスル・ブロワーの役割があるので、新聞記
ケーションじゃなかったと改めて感じます。
者は安全より危険に多くの関心を払います。
●マイノリティであることの強み
もちろん、それはそれで重要なことではありますが、その
最近は新聞社を志願してくる学生の中にも、科学環境部
危なさがフレームアップして伝わることが往々にしてあり、
志望という人がかなり増えてきています。昔は政治部とか特
読者のほうも、危ない、買ってはいけないといったメッセー
派員志望という人が多かったのに、このごろは科学環境部
ジのほうにより敏感に反応しやすい。あるいは、そういうダ
に行きたいという明確な意志を持ってくる人が1、2割以上
イナミズムの中で犠牲になったのが塩ビの問題であり、環境
は必ずいて、男女の比率もどちらが多いという傾向はなく
ホルモンの問題だったといえるかもしれません。それをどう
なってきています。これまでは、科学部を志望するような人
教訓として生かすかがとても大事だと感じています。
は理系の勉強をしてきた男性のほうが多かったのですが、
●「理系白書ブログ」から学んだこと
今は新聞記者全体で見ても新入社員の4割が女性という時
それともうひとつ、マスコミュニケーションというけれど、
代ですから、だんだん男女の偏りはなくなってきているよう
新聞は本当にコミュニケーションできているのだろうかという
に思います。
疑問も日ごろ感じていることのひとつです。コミュニケーショ
私は、科学部をめざす女子学生から相談を受けたら、女
ンというのは基本的に双方向のやり取りなのに、こと新聞に
性は科学に向いてないなんていうのは迷信だから、そんな迷
関しては一方通行で、送り手の都合、送り手の判断で情報
信に踊らされることはないとアドバイスするようにしています。
を伝えるだけに終わってしまいます。読者の反響も時々は届
世間には、長い間に刷り込まれてきたジェンダー ・バイア
きますが、それはとてもコミュニケーションといえるようなも
スのようなものがまだ残っていて、学校の理科の実験なんか
のじゃありません。でも、不確実な科学を伝えようとしたら、
にしても、女子は後片付けとか記録係とか、周辺のサポート
2007.9 PVC NEWS No.62
●視点● 有識者に聞く 58
業務ばかりやっている。学校
思います。私は単純に、日本にはすごい科学者や技術者が
の先生や親の世代も、
「理系
いるのに世間に知られていないのはおかしいと思って、そう
に行くとお嫁にいけなくなる」
いう人たちを取材して紹介したいという気持ちでしたが、
みたいな意味不明な迷信に未
「そけだけでは厚みが足りない。研究現場の問題をきちんと
だに支配されています。6月
掘り下げたらおもしろい」というのが田中の考えでした。そ
20日の「発信箱」にも<男社
れに当時のデスクだった瀬川至朗(現論説委員・水と緑の
会>というテーマで書いたん
地球環境本部長)からもいろいろアドバイスをもらいました。
ですが、博士課程を出たある
その3人でブレーンストーミングをする中で骨格が決まって
女子学生が某有名メーカーに
いったというのが実際で、私が中心になってやってきたこと
就職活動をしたら、その社の幹部から「君は女で博士だか
は事実ですが、私だけでなく他に大勢の筆者が係わってい
ら」という理由で採用を断られた。結局その学生は年収
るんです。
1000万円でアメリカの企業に行ってしまいました。こんなこ
受賞理由では「今までのセオリーに則らない、新しい科
とを言っている企業はこれからは生き残れません。それはも
学報道の地平を開いた」と言って頂きましたが、自分ではそ
う常識です。考え方そのものが限界なんです。
んな意識はありませんね。これまでの科学報道をよく知りま
研究者の世界を見ても、もともと男性中心だった枠組み
せんし、自分がおもしろいと思ったことをやっただけです。
の中に女性研究者がなかなか入れないという面はあるので
でも、それが結果的にこれまでの科学報道のステレオタイプ
すが、その分女性は流されないという強みを持っています。
とかタブーに切り込んだことになったんだとしたら、それはと
マイノリティは王道、本流に乗れないので、自分のテーマを
てもうれしいことです。
必死で見つける。それが結果的に未だかつて誰も手をつけ
大切なのは、科学を絶対視するのでなく相対視すること、
ていないテーマだったりして、未知の分野ではあるけれど、
つまり、世間に色々ある物事の中のひとつとして科学を意識
その分野では世界の第一人者だということが、けっこう女性
することだと思います。私は今、科学そのものよりも、科学
科学者に多いんです。男性は危なくて手を出さない、エスタ
によって社会がどう変わるか、あるいは、その科学を生み出
ブリッシュされた分野の間の境界領域を女性たちが切り開い
した人ってどんな人なんだろうということに興味があるんで
ていくということがよくあります。
す。いわば科学の周辺かもしれませんが、そういう視点もこ
ジャーナリズムの場合も、男性の視点で流れてきたところ
れからの科学ジャーナリズムでは重要になってくると思います。
があるので、女性が気になるテーマと男性が気になるテーマ
で違うことがあります。そういうときに、女性が自分の気に
略 歴
なるテーマで書くと非常にオリジナリティが出て注目されたり
もとむら・ゆきこ
する。それもやはりマイノリティであることの強みかもしれま
1966年北九州市生まれ。1989年九州大学教育学部卒。同
せん。そういう多様な視点はとても貴重だと思います。
●科学報道の新たな地平を開いた「理系白書」
「ブログを含む『理系白書』の報道」で日本科学技術
ジャーナリスト会議の第1回科学ジャーナリスト大賞を頂い
たことが、マイノリティの強みだったかどうかは分かりません
が、とにかくびっくりしました。科学記者のキャリア・パスと
いうのは若い頃からずっと科学をやってきたベテランの人が
連載企画「理系白書」の取材班キャップを務め、研究者や技
術者の人生、理科離れの実態、文理分け教育の功罪など、日
本の科学の現場を多様な視点から検証して注目を集める。
2004年9月に は「 理 系 白 書 ブ ロ グ 」
(http://rikei.spaces.
live.com)を開設、管理人を務める。
2006年5月「ブログを含む『理系白
書』の報道」で第1回科学ジャーナリ
多いのに、6年目の駆け出し記者が選ばれるというのは
スト大賞を受賞。他に生命科学、地
ちょっと申し訳ないような気持ちです。
球科学などを幅広く取材。毎日新聞
ただ、
「理系白書」は私ひとりでやっているわけではありま
せん。企画書も田中泰義記者と一緒に書いて提案しました。
理系の田中と文系の私が組んだところに面白さがあるんだと
10
年毎日新聞入社。西部本社報道部、東京本社編成総センター
などを経て、2001年から科学環境部に所属。02年1月から、
2007.9 PVC NEWS No.62
の看板コラム「発信箱」では毎週水
曜日を担当。主な 著 書に、
「 理 系白
書」
(講談社、共著)
、
「がんに負けな
い」
(毎日新聞社、共著)など。
リサイクルの現場から 52
使用済み塩ビ管・継手のリサイクル事
業、着実に進化
リサイクル協力会社1社、中間処理拠点として2社が新規加入。
リサイクル拠点は全国63拠点
塩化ビニル管・継手協会が取り組んでいる「使用済み塩ビ管・継手のリサイクル事業」に、昨年4月
以降、リサイクル協力会社として1社、中間処理拠点として2社が新規加入しました。循環型社会の構
築という社会の要請に応えるべく、着実に進化し続ける塩ビ管・継手のリサイクルシステム。事業の現
況と3社のプロフィールをご紹介します。
●年間2万2千トンをリサイクル。リサイクル
率は61%に
●㈱三芳屋 ─東北一円のリサイクル協力会社
として期待
塩化ビニル管・継手協会(以下、協会)が使用済み
東 北 一 円、
塩ビ管・継手のリサイクル事業に着手したのは平成10
特に南東北地
年。以後、
“パイプからパイプへ”のマテリアルリサイ
区のリサイク
クルを基本に(一部、高温加熱して各種化学原料とし
ル協力会社と
て再利用するフィードストックリサイクルを含む)
、全
しての役割を
国規模の回収システムの構築や再生品の開発を積極的
期待されるの
に進めてきました。この結果、リサイクル率は当初の
が、㈱三芳屋
40%(平成11年度)から61%(平成18年度)に向上し、
(遠藤吉明社長/山形県米沢市金池2-1-10/TEL;
リサイクル量も年間約2万2千トンに達しています。
0238-37-8325 E-mail;[email protected])です。
塩ビ管・継手のリサイクルシステムは、①使用済み
同社は昭和25年の設立以来、酒類や健康機能性食品
塩ビ管・継手をリサイクル原料(粉砕品、ペレット、
の販売などを中心に事業を展開してきましたが、平成
微粉砕品)や再生塩ビ管に加工するリサイクル協力会
17年から「リサイクルを通じて地球温暖化と環境の改
社、②各地の工事現場や建設現場から排出される使用
善へ」をスローガンに廃プラスチックのリサイクルに
済み製品を受け入れる中間受入場、③使用済み製品を
進出。国道13号線沿いに工場を有し(米沢市中田町)
、
受け入れ、前処理(選別、異物除去)~粉砕までを行
山形市や福島市へ車で約1時間、仙台市や新潟市へは
う契約中間処理会社、④リサイクル協力会社が製造し
約2時間半という地の利を生かし、周辺企業のリサイ
た原料を再生塩ビ管に加工する協会正会員会社(塩ビ
クルの受け皿として熱心な活動を進めています。その
管・継手メーカー)
、の4つで構成されています。今
一貫として、今年3月から塩ビ管・継手のリサイクル
回、新たにリサイクル協力会社1社、契約中間処理会社
事業に参加。処理能力月間450トンの設備を導入し、破
2社が加わったことで、全国のリサイクル拠点の数は、
砕・粉砕までのリサイクル事業を行っています。
中間受入場33拠点、契約中間処理会社10社12拠点、リ
【遠藤社長のコメント】 上下水道という人類繁栄の一
サイクル協力会社14社18拠点の計63拠点となりました
端を担うライフラインを確保する上で塩ビ管・継手の
(詳しくは協会のホームページ参照。 http://www.ppfa.
役割りは大きい。しかし残念なことに、その貴重な製
gr.jp)
。
品が役目を終えた後にはゴミとして処分されている。
2007.9 PVC NEWS No.62
11
リサイクルの現場から 52
これをリサイクルして資源循環型社会の形成に向け取
きたい。また、そのことにより行政や民間(建設会社)
り組んでいかないと将来に汚点を残すことになると思
からの信頼度を上げ、受注数量を増やしていきたいと
い、協会の事業に協力することとした。東北一円の拠
も考えている。新しい時代を迎えた今、企業も時代と
点としてリサイクルに取り組むだけでなく、啓発活動
ともに進化しなければならない。
や広報活動を行い、また環境問題や省エネルギー等の
分野においても山形大学など地元の研究機関と連携を
図りつつ積極的に活動していきたい。
●㈲テイアイコレクション ─関連会社㈲エー
ビーシー化成と共同参加
産廃中間
12
●武田機工㈱ ─名古屋経済圏リサイクル拠点
の整備ほぼ完了
運搬業の㈲
昨年4月か
テイアイコレ
ら協会のリサ
クション(荒
イクル事業に
井秀男社長
参加している
/栃木県宇
武田機工㈱
都宮市新里町丁1123−1/TEL;028-665-7110)は、プ
(武田一成社
ラスチックリサイクル専門の関連会社㈲エービーシー
長/愛知県岡
化成(荒井秋男社長/栃木県宇都宮市新里町丁984-1/
崎 市 欠 町 字 金 谷 3-1 /TEL;0564-26-5130 URL;
TEL;028-665-1422)と共に、昨年8月から協会のリサ
http://www.takeda-k.jp)は、昭和27年の設立以降、配
イクル事業に参加しました(テイアイコレクションが
管・空調設備の設計施工や配管資材の加工・販売など
前処理~破砕まで、エービーシー化成が粉砕を担当)
。
をメインとしてきた会社です。
同社はISO14001の取得など環境・自然保護にも熱心
同社では、長年塩ビ管の販売に携わってきた経験か
で、平成15年に㈲エービーシー化成を設立して以来、
ら、
「塩ビ管・継手のリサイクルに取り組み社会的な責
RPFを含めて幅広くプラスチックのリサイクルに取り
任を果たしたい」という動機でリサイクル事業への参
組んでいます。塩ビ管・継手のリサイクルについても
加を決定。スタートに際して新たに中間処理業の許可
協会の事業参加以前から既に実績があり、今後、北関
を取得するとともに、新工場を建設し(額田リサイク
東の拠点として既存の中間処理会社やリサイクル協力
ル工場、愛知県額田郡額田町大字桜井寺字川向9-1)
、
会社と連動した活躍が期待されます。同社の処理能力
前処理から粉砕、洗浄・乾燥までを行う一貫処理設備
は年間1000トン。
処 理・ 収 集
(処理能力年間1000トン)を導入しています。同社の加
【荒井社長のコメント】
近年、環境保全、環境保護
入により、豊橋、浜松など静岡県西部も視野に入れた
に対する社会的な認識が強まり、各排出事業者の間に
名古屋経済圏のリサイクル拠点整備は、ほぼ完了した
も再資源化、再利用という意識が定着してきた。栃木
こととなります。
県でも廃プラスチックのリサイクル率および施設は増
【武田社長のコメント】
これまで水流、空調を軸と
加傾向にあるが、塩ビ管のリサイクル施設はまだ少な
する各種設備の関連業務に携わり、塩ビ管・継手の販
く、業者の要望に応じられない状況となっていた。そ
売も行ってきた当社にとって、使用済み塩ビ管のリサ
の一方で最終処分場の減少は確実に進んでいる。こう
イクルは当然の責務だ。愛知県では埋立処分場の残量
した状況を踏まえて、当社から申請して協会のリサイ
も少なくなっており、近年処分費用の高騰が続いてい
クル事業に参加することとした。RPFを始める同業者
る。協会の事業に参加することで塩ビ管・継手のリサ
は多いが、塩ビ管を受け入れてくれるところは少ない。
イクル率向上に寄与し、拡大生産者責任を果たしてい
塩ビ管のリサイクルはこれから有望と考える。
2007.9 PVC NEWS No.62
インフォメーション
インフォメーション
「建築系混合廃棄物の組成及び
原単位調査結果」から
新築工事現場から発生する混合廃棄物の実態を把握することで、現場分別やリサイクルの計画的推進、排出量
の削減につなげる─。㈳建築業協会、㈳全国産業廃棄物連合会、関東建設廃棄物協同組合の3者が共同で実施
した建設系混合廃棄物の組成及び原単位調査の報告書がまとまりました。塩ビ建材廃棄物の状況を中心に、調
査結果のポイントをご紹介します。
●組成調査─廃プラの排出量は全体の4分の1
建築系混合廃棄物の組成分析調査はほぼ5年ごとに実
ルの取り組みが進みつつあり、再資源化の更なる進展
が期待されています(本号トップ・ニュース参照)
。
施されているもので、今回は平成18年11月20日~24日
まで、千葉県内の建築業協会会員各社が施工した新築
●原単位調査─課題は発生抑制と分別方法見直し
工事現場68件から排出された混合廃棄物計約100トン
一方、原単位調査は、混合廃棄物の排出量を原単位
(容量約370m )を対象に、分別、計量などの作業が行
(㎏ /m2)として数値化することで、工事施工前におけ
3
われました。
る排出量を把握し、排出抑制目標を掲げ、排出量の抑
この結果、容量では前回(平成13年)同様、廃プラス
制を促進することを目的に毎年実施されているもの。
チック・紙くず・木くずの順で多く、全体の25.7%を占
平成17年度は、1都3県(埼玉、千葉、神奈川)で行
める廃プラスチックは、ここ3回の調査でも大きな変
われた新築工事(㈳建築業協会副産物部会会員各社)
化は見られないことがわかりました(図1)
。
を対象に、廃棄物の排出量を算出しています。
これによりますと、平成17年度の混合廃棄物の原単位
30%
平成10年
容積比率
(%)
平成13年
平成18年
20%
は16kg/m2で、同年度の目標値である17kg/m2はクリ
アーしているものの、ここ3年間の推移は全くの横這
い状態。今後、この数値が減少、改善されるかは不確
定で、平成22年度の目標値12kg/m2の達成は予断を許
10%
さない状況にあり、報告書は「発生抑制と分別方法の
0%
ガラ・陶他
廃プラ
金属くず
木くず
紙くず
繊維くず
その他
残渣物
図1 建設系混合廃棄物の組成(容量比率)推移
見直しによる原単位の改善が必要」と結んでいます
(図2)
。
25
ると、塩ビ管2.0%、タイルカーペット0.1%、ビニール
20
クロス1.6%、その他廃プラ21.9%(容量)などとなって
15
います。このうちタイルカーペットとビニールクロスは
今回新たに調査品目として追加されたものですが、塩
ビ建材については、既に全国的なリサイクルシステム
が完成している塩ビ管だけでなく、タイルカーペット
についても新たな技術開発や事業化によってリサイク
23
混合廃棄物原単位
削減目標
17
23
kg/m2
また、廃プラスチック類の中身をさらに詳しく見てみ
20
12
19
10
16
16
H15
H16
16
5
0
H12
H13
H14
H17
H18
H19
H20
H21
H22
年度
図2 混合廃棄物原単位の推移
2007.9 PVC NEWS No.62
13
塩ビ最前線 8
塩ビ最前線/塩ビ製アナログレコード
人々の生活を潤して60年。音楽文化の一端を担う、知られざる塩ビの役割
世界初の塩ビ製アナログレコード(以下、塩ビレコード)は、1948年に米国コ
ロンビア社が発売したLP盤、というのが定説。それから60年、今なお音楽ファ
ンの心を魅了して止まない塩ビレコードの人気の秘密とは?。
1959年の創立以来、高品質のレコード作りを追求してきた東洋化成㈱(神奈川
県横浜市鶴見区)を訪ね、音楽文化と塩ビの深くて長い関わりを取材しました。
●「塩ビ+酢ビ」が奏でる豊かな音色
1982年のCD登場以降、様々なデジタル音源の普及で一時
塩ビレコードの製造は、
は消滅の危機さえ取り沙汰された塩ビレコード。しかし、そ
カッティング(ラッカー盤
の豊かな音色は21世紀になっても健在でした。今年だけで
の製作)→メッキ処理(マ
も、過去の名盤、名唱が復刻されたり、人気ロックグループ
スター盤→マザー盤→スタ
の新譜がCDと同時にアナログ盤でも限定発売されたりと、
ンパー盤の製作)→プレ
塩ビレコードをめぐる動きがしばしばマスコミの話題に。
スという流れで進行しま
東洋化成取締役の茂手木義人レコード事業部長によれ
す。このうちカッティング工程は、オリジナル音源をミクロン
ば、
「レコード会社の企画によって年毎に変動はあるが、今
単位の溝としてラッカー盤に刻み込む最も重要な部分で、
年はジャズ、クラシックに加えて歌謡曲、ポップスでも企画
高度の熟練が要求される世界。東洋化成では、この道40年
が続いており、生産量は80万枚ぐらいになる見込み。年間
というカッティングエンジニアの手塚和巳さんが、その職人
2億枚以上も製造された最盛期には遠く及ばないが、基本
技を振るってラッカー盤作りを一手に担当しています。
的には伸びる傾向にある」とのことです。
この根強い人気を支えているのが、レコード素材としての
塩ビ原料とレーベル
メッキ処理工程は、ラッカー盤を基にニッケルメッキで型
取りを繰り返し、プレス用のスタンパー盤を作るまでの作業
塩ビの優れた適性。
で、これが終わると、自動プレス機の上下にスタンパー盤
「レコードの原料には塩ビと酢酸ビニル(酢ビ)を共重合した
A・B面を取り付けて、いよいよレコード成型へ。スタンパー
塩ビ・酢ビコポリマーが使われる。もともと塩ビは加工しやす
盤の間に、約140℃に加熱した原料の固まり(200g)がレー
く低コストな素材だが、塩ビ・酢ビコポリマーを原料に使うこと
ベルと一緒に自動的にセットされ、次々にプレスされていき
でレコードの柔軟性と弾性が高まる。つまり、レコード針の反
ます。レコード1枚のプレスに要する時間は約30秒。
発を吸収して、摩耗しにくい上に、音の再現性も安定した聴き
「今やアジアでも当社が唯一のレコードメーカーになってし
やすいレコードができる。また、プレスするときにも、オリジナ
まったが、アナログ盤の深みのある響きは、その手作り感と
ル音源をより正確に転写できるようになる」
(茂手木事業部長)
相まって若者からも支持されている。塩ビレコードはこれか
同社では、スチレン
カッティングマシンを使ってラッカー
盤を製作する手塚和巳さん
14
●塩ビレコードは生き続ける
2007.9 PVC NEWS No.62
らも生き続ける」と手塚さん。建材ばかりが塩ビにあらず。
樹脂やABS樹脂でも試
人々の生活を潤す
験的にレコードを製作
音楽文化の一端を
したことがあるそうで
担うのも、やはり
すが、
「音質が硬すぎ
塩ビならではの役
て塩ビにはとても適わ
割なのです。
なかった」といいます。
次々にプレスされるレコード
広報だより
広
報
だ
よ
り
塩ビ建材、廃棄物発電などテーマに、PR冊子3点をあいつぎ発刊(VEC&JPEC)
●『塩ビと建設材料』─ 塩ビ建材21製品を詳解した画期的ガイドブック ─
建設材料は国内の塩ビ需要の72%を占める塩ビ製品最大の分野。
『塩ビと建設材料』
(B5版148頁)は、その塩ビ建材について、開発の歴史や製品の特長、社会的有用性など
を解説した画期的なガイドブックです。
同書は、①塩ビ樹脂・塩ビ製品の特徴と近年の動向、社会貢献における今後の課題など
をまとめた「総論」
、②主な塩ビ建材21品目を個別に取り上げた「製品各論」
、③付録
(JIS一覧)の3部構成で、中でも、各加工団体からの直接寄稿により、製品ごとの特性
(自己消火性や省資源性等)と開発の歴史、社会貢献のあり方(CO2削減効果等)などを
紹介した「各論」は、文字どおり全体の白眉と言える部分。
具体的には、塩ビ管や遮水シートなどの土木・設備製品6点、塩ビサッシや塩ビサイディ
ングなどの押出建材6点、壁紙やタイルカーペットなどのシート系建材9点が取り上げられており、これだけの多
くの製品を一括して詳解した資料は殆ど前例のない快挙。随所に各製品の特徴を分かりやすく説明した図解ナビ
が付けられているのも大きな特徴で、デベロッパーやゼネコン、設計事務所などの建設セクター関係はもちろん、
電気電子、自動車など他のセクターの工場設備に係わる専門家にとっても、必ずや最適の手引き書となるはず。
塩ビ建材がいかに社会インフラを支え循環型社会の形成に貢献しているか、エンドユーザーも納得の一冊です。
●『塩ビの防火性と火災時の安全性』─ 塩ビ建材の難燃性裏付けるデータ集 ─
消防白書によれば、平成17年の火災による死亡者数は1559名。その多くは逃げ遅れて火
煙に巻き込まれたのが原因といわれます。
『塩ビの防火性と火災時の安全性-火災から身を
守る「塩ビ」
』
(B5版38頁)は、火災対策上、燃えにくく有毒ガスの発生も少ない塩ビが、
建材として極めて安全かつ優れた素材であることを、豊富なデータを駆使して立証したもの
で、2000年に作成された技術資料の改訂版(編集は㈱カネカテクノリサーチ)
。
全体を「塩ビの難燃性」
「塩ビ及び各種材料の火災時の安全性」
「実規模での火災実験結
果と実際の火災における死傷者の実態」の3章(および参考編「火災におけるダイオキシン
の発生量」
)に分けて、塩ビが紙や木材、他のプラスチックと比べて着火温度が高く燃えに
くい材料であること、燃焼持続性の低い自己消火性材料であること、さらには発煙量も他の
汎用プラスチックの10分の1程度で死亡の最大原因である一酸化炭素の生成も少ないこと、などが解説されてお
り、火災と塩ビに関する恰好のデータブックとなっています。
●『研究成果から導く廃棄物処理技術の展望』─ 廃棄物発電の課題と対策 ─
エネルギー資源に乏しく、温暖化ガス排出削減の目標達成を迫られている我が国にとっ
て、廃棄物発電はきわめて有望なリサイクル手法といえますが、発電施設数、発電能力と
もに、まだまだ十分とは言いがたいのが現状。
『研究成果から導く廃棄物処理技術の展望』
(B5版41頁)は、今後わが国が廃棄物発電
を進めていく上での課題と解決方法(発電設備の効率向上を妨げている廃棄物発電プラン
トにおける蒸気過熱管の高温腐食とその対策)
、内外の研究成果(耐腐食性蒸気過熱管=
スーパーヒーターの研究開発動向)などを総覧したもので、監修は慶應義塾大学の川口修
名誉教授。最新の研究成果からは、都市ごみ中の廃塩ビも、問題なく現在の高効率発電技
術の中で利用できるようになってきていることが明らかになっています。
上記3点の冊子につきましては、無料で配布しております。
ご希望の方は次頁のお問い合わせ先までご連絡下さい。
2007.9 PVC NEWS No.62
15
協賛企業一覧(50音順)
㈱タジマ
日本プラスチック工業㈱
アプコ㈱
サンビック㈱
龍田化学㈱
日本ロール製造㈱
アロン化成㈱
㈱ジェイ・プラス
㈱タツノ化学
長谷虎紡績㈱
インターフェイスオーバーシーズ
ホールディングインク
シーアイ化成㈱
タフニック㈱
バンドー化学㈱
ヴイテック㈱
シージーエスター㈱
㈱デコリア
日立化成フィルテック㈱
㈱ヴァンテック
昭和エーテル㈱
㈱テスコ
広島化成㈱
MKVプラテック㈱
信越化学工業㈱
デンカポリマー㈱
フクビ化学工業㈱
オカモト㈱
信越ポリマー㈱
電気化学工業㈱
富双合成㈱
花王㈱
新第一塩ビ㈱
㈱トーエイ
プラス・テク㈱
鹿島塩ビモノマー㈱
新日本理化㈱
東栄管機㈱
前澤化成工業㈱
㈱カネカ
住友ベークライト㈱
東ソー㈱
丸喜化学工業㈱
勝田化工㈱
住江織物㈱
東武化学工業㈱
丸山工業㈱
㈱川島織物セルコン
スリーエイ化学㈱
東リ㈱
マロン㈱
関東レザー㈱
ゼオン化成㈱
トキワ工業㈱
三井化学ファブロ㈱
キクチカラー㈱
積水化学工業㈱
㈱トクヤマ
水澤化学工業㈱
岐興㈱
積水成型工業㈱
徳山積水工業㈱
三菱化学MKV㈱
岐阜プラスチック工業㈱
ダイニック㈱
㈱トッパン・コスモ
三菱樹脂㈱
共同薬品㈱
大日本インキ化学工業㈱
鉛市化学工業㈱
ミリケン・ジャパン㈱
共和レザー㈱
大日本印刷㈱
㈱ナンカイテクナート
明和グラビア㈱
㈱キョクソー
大日本プラスチックス㈱
日東化成㈱
山田化染工業㈱
ヤマト化学工業㈱
黒金化成㈱
大洋塩ビ㈱
日本ウェーブロック㈱
山本産業㈱
グンゼ㈱
大洋化学工業㈱
日本カーバイド工業㈱
リケンテクノス㈱
京葉モノマー㈱
田岡化学工業㈱
日本毛織㈱
ロンシール工業㈱
編集後記
本号も沢山の話題をとりあげましたが、多くの方々のご協力をいただいて、無事発行することができ、深く感謝申し上げます。
「トップニュース」では、「塩ビ業界でリサイクルビジョンを発表」の紹介。塩ビ業界としてリサイクルの考え方と今後の方向をこれ
だけまとめて明確に打ち出したのは初めて。塩ビのリサイクルの適正やサステイナブル性を強力にアピールすることで(現在の塩ビの
リサイクル技術の整備状況を示しつつ)ユーザーが安心して塩ビを使ってもらえる環境づくりを進めることを明示。今後の実践に大い
に期待がかかります。
「視点・有識者に聞く」では、科学ジャーナリストの毎日新聞科学環境部記者の元村有希子さんのご登場。「科学ジャーナリズムの
ニューウエーブ」と題して取材させていただきました。ブログを含む「理系白書」の報道で第1回科学ジャーナリスト大賞を受賞。ブロ
グを使って双方向のコミュニケーションに取り組んでおられます。特にリスク報道については、「科学ジャーナリズムは100%の安心
安全はないということこそ伝えなければならない」と強調。また、リスクコミュニケーションの取り組みにも力を入れており、日本の科
学とメディアを考える上で貴重な存在で、大いに期待しております。
お問い合わせ先
(佐々木 慎介)
塩化ビニル環境対策協議会 Japan PVC EnvironmentaI Affairs Council
〒104-0033 東京都中央区新川1-4-1
(住友六甲ビル8F) TEL 03
(3297)
5601 FAX 03
(3297)
5783
※乱丁、落丁などの不良品がありましたらご連絡ください。新しいものとお取り替えいたします。
古紙配合率100%再生紙を使用しています
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日東紡績㈱
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大八化学工業㈱
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クボタシーアイ㈱
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山天東リ㈱
旭有機材工業㈱
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日本ビニル工業㈱
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竹野㈱
東京都中央区新川
三共有機合成㈱
ADEKA㈱
Japan PVC EnvironmentaI Affairs Council
日本絨氈㈱
塩化ビニル環境対策協議会
タキロン㈱
お問い合わせ先
堺化学工業㈱
2007.9 NO.62
アキレス㈱