近年、身体活動(生活活動及び運動)の増加で、糖尿病・循環器疾患に加え、癌やロコモティブ シンドローム・認知症のリスクが低減できることが明確化されました。 今回は、ロコモティブシンドロームについて特集を組んでみました。 2016/4 第 号 春の到来と共に気持ちが明るくなるのは私だけでしょうか。年度初め、新たに気持ちを入れ替えて頑張ろう!!という 気持ちになります。皆さんも、今月号のCPAPレターを見て何らかの刺激を得て頂けたら嬉しいです。 この度、昨年の8月の卒業生に引き続きダイエットに成功された方が、 CPAPを卒業することができました。とても喜ばしいことです!! 今回ご本人様のご好意で、卒業にいたるまでの状況をCPAPレターで 特集させて頂けることになりました。 ロコモティブシンドロームとは 骨・関節・筋肉などの運動器 の障害の為に、移動能力の 低下をきたして暮らしの中の 自立度が低下し、『要介護』 になるリスクの高い状態を いいます。 健康寿命とは まだ若いから関係ない? 一生涯のうち、日常生活で支援 や介護を必要とせず、自立して 生活できる期間をいいます。 骨と筋肉量のピークは20~30 代です。40歳代から0.5~1% ずつ減っていきますが、適切な 運動習慣や栄養を摂ることで 筋肉の減少を予防することが できます。 日本は世界第1位!! 男性 平均72.3歳 女性 平均77.7歳 ☆どうしてロコモになるのでしょうか☆ *運動習慣の ない生活 *スポーツのやり *活動量の低下 過ぎや事故に *痛みやだるさ よるケガ の放置 健康な状態 運動器の故障 *運動器疾患の発症 ☆骨粗鬆症 ☆変形性関節症 ☆変形性脊椎症 など *1日中家で過ごす ようになる 運動器疾患の予兆を 放置すると重症化 1年間で大幅な体重減量に成功!! その後半年間、体重キープ中☆ *ダイエットするきっかけ 太っていると色々な病気にもかかるし、先生 からも体重減らすように言われたから。 *どうやって痩せたか ☆運動☆ 1週間に1回加圧トレーニングに行った。 仕事帰りに行っており、時間も決められていた ので行かざるを得ない状況だったので、自分に 合っていた。以前はジムに行っていたが、 なかなか続かなかった。 ☆食事☆ 朝‥パンから和食へ 昼‥普通に食べる 夜‥仕事の日はおにぎりのみ(時間遅いため) 休日は普通に食べる 間食‥差し入れでお菓子など食べていた。 ★加圧トレーニング:腕や脚の付け根に適切な圧を かけながらトレーニングを行う。 要支援・要介護 *最終目標は なるべく標準体重になるように頑張った。 痩せたらCPAPがやめれるかな、という期待 もあった。 *体重減少後は‥ 血圧の薬を飲んでいたが、薬を飲まなくても 良くなるまで血圧が下がった。 *CPAP卒業を聞いた時の気持ち 『やったぁ!!』と、少し解放された気分だった。 マスクの跡がつくのが少し嫌で‥ 1週間の加圧トレーニングだったので続き、 ストレスなく食べれたから良かった、との ことでした。現在も加圧トレーニングには 行っているそうです。 太るのは簡単なのに、痩せ のって本当大変ですよね。 体重減少に加え、血圧まで 安定して。一石二鳥ですね!! CPAP卒業本当におめでとう ございました。 CPAPご卒業、おめでとうございます。2年3か月前、〇〇さんは非常に高度の無呼吸 症候群でしたが、卒業試験では10分の1近くまで無呼吸は減少していましたし、血圧も低下しました。 私達も、体重減量の効果をあらためて実感させていただき、無呼吸治療グループ冥利に尽きます。 ありがとうございました。 また、スタッフ一同、次の○○さんを生み出せるよう頑張りますね。 ロコモかどうか チェックして みましょう 7つのロコチェック ①片脚たちで靴下がはけない ②家の中でつまずいたり滑ったりする ③階段を上るのに手すりが必要である ④横断歩道を青信号で渡りきれない ⑤15分くらいで続けて歩けない ⑥2Kg程度の買い物をして持ち帰るのが困難 ⑦家の中のやや重い仕事(掃除機の使用・布団の上げ下ろし)が困難 ➪上記の7つのうちひとつでも当てはまればロコモの心配があると考えら れています。 ☆ロコモを防ぐ運動☆ ☆食生活でロコモ対策☆ ロコトレ 日々継続して運動療法を 実施することが大切です。 *片脚立ち➪バランス能力をつけます *スクワット➪下肢の筋肉をつけます その他、ストレッチやウォーキングなど 色々な運動を積極的に行いましょう。 <骨を強くする食生活> ・骨粗鬆症予防には、1日700-800mgの カルシウムが必要です。 ・たんぱく質、ビタミンD・Kも摂りましょう。 ビタミンD:鮭などの魚、キノコ類 ビタミンK:納豆、青菜 <筋肉を強くする食生活> ・たんぱく質とビタミンB6を一緒に摂る ビタミンB6:マグロの赤身、バナナなど 日本整形外科学会ホームページ参考 文責:鋤柄 *毎月必ず受診して下さい (木曜のCPAP外来の場合は CPAPもお忘れなく!)
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