平成28年度事業計画(案) Ⅰ 公益目的事業の実施 1 教職員に関する研修等の実施 幼児教育の充実を図り、幼児教育水準の向上を図るため教職員に対する研修を実施する。また、 一般の方も受講できる公開講座を設けホームページ等により周知し、広く一般から参加者を募る。 (1)教員等研修会の開催 ア 新任教員研修会(新任教員対象) 4 月、7 月、8 月及び 12 月に開催 イ 中堅教員研修会(3 年から7年目の教員対象) 4 月、8 月及び 12 月に開催 ウ 主任教員研修会(8 年目以上の教員対象) 4 月、8 月及び 12 月に開催 エ 10 年経験者教員研修会(10 年目の教員対象) 7 月に開催 オ キンダ―コーディネーター養成講座 子育てに関し、不安や悩みを持つ親に適切に相談・助言ができるよう系統立てた研修を実施する。 ・プライマリー 5 月、8 月、10 月、12 月に開催 ・ミドル・アドバンス 8 月、12 月に開催 カ 教員研修大会 県内の私立幼稚園・認定こども園の教員が一堂に会し、教員としての資質向上と今後の幼稚園 等教育の充実・発展を目指し、幼児教育の専門家を招いての教員研修大会を開催する。 (平成 28 年度は全日本私立幼稚園連合会第 31 回東北地区私立幼稚園教員研修大会(福島大会) を兼ねる) 開催予定日 平成 28 年 8 月 19 日・20 日 開 催 場 所 福島市・伊達市・福島県文化センター(全体会) キ 教職員海外研修事業 経験年数5年以上で海外研修を希望する教員を対象に、海外における幼児教育の課題や安全管理 の状況を視察研修することで本県の私立幼稚園・認定こども園の水準及び教員の資質向上を図る。 2回実施予定 (2) 教員免許状更新講習会への協力 免許状更新講習開設団体として認定を受けている(公財)全日本私立幼稚園幼児教育研究機構主 催の教員免許状更新講習の実施に協力する。 協力内容 講習会場の確保、受講者とりまとめ、講師との連絡調整等 2 私立幼稚園等教育振興に資する調査研究事業の実施 (1) 経営実態の調査分析 ① 福島県私立幼稚園等実態調査 (平成28年5月頃) ② 福島県私立幼稚園関係予算の調査 (平成29年2月頃) ③ 幼稚園・保育所・認定こども園に関する各市町村の実態調査(平成28年7月頃) (2) 福島県私立幼稚園・認定こども園白書の発行(平成29年3月) 発行部数 400部(県内各市町村、県内私立幼稚園、認定こども園、関係団体等に配付) 白書概要 連合会の活動状況、各市町村の振興対策事例と現状、福島県私立幼稚園等の財務状況など 3 私立幼稚園教育振興事業等助成事業の実施 (1) 教育振興事業助成(教職員人件費、教育研究経費、管理経費等についての助成) 助成先:個人立等幼稚園(非学法人立) 予算額:57,500 千円 (2) 子育て支援推進事業助成(預かり保育、子育て支援活動等についての助成) 助成先:個人立等幼稚園等(非学法人立) 予算額:29,800 千円 (3) 心と体いきいき事業助成(幼児の健やかな心と体づくりについての助成) 助成先:個人立等幼稚園等(非学法人立) 予算額:1,800 千円 4 私立幼稚園等復興対策支援等事業の実施 (1) 復興対策支援(園児の教育環境確保等に向けた支援の実施) ① 大型絵本寄贈事業 全園に絵本各1冊寄贈(予算額 1,253 千円) ② 復興支援啓発事業(「こどもがまんなかプロジェクト」の啓発) 全園に啓発物を支給(予算額 721 千円) ③ こども体験活動支援事業(園外活動等の実施に対する経費についての支援) 全園に園外活動費(交通費等)について支援(予算額 1,500 千円) (2) 災害対策基金事業 災害対策基金を財源として、災害発生時における支援を実施する。 平成27年度末積立予定額 735 千円 5 各委員会の開催計画等 (1)総務広報委員会 福島県私立幼稚園連合会は、公益性のより高い活動を行っている公益社団法人の認定を受けた私 立幼稚園等の団体です。その会員であることに誇りを持って幼児教育に取り組めるよう、各委員会 の連携と調整を図ってまいります。 平成 27 年4月より子ども・子育て支援新制度がスタートし 2 年目を迎え、私立幼稚園を取り巻 く環境が大きく変わってきています。市町村によってこども園への移行もさまざまなこともあり、 より一層の情報を得るため各委員会と連携して課題を整理し、広報内容の充実に努めてまいります。 昨年度、ホームページのリニューアルで「AIPO(アイポ)」の運用がより簡単にできるように改 善をしました。今年度は、改善したホームページをもっと活用する機会を増やし、情報伝達の迅速 化と有事の際の連絡手段の確保に努めていきます。 今年の8月には、「第 31 回 東北地区私立幼稚園教員研修大会(福島大会)「第4回福島県私 立幼稚園教員研修大会(県北大会)」と福島市と伊達市で開催されることから、大会への協力と広 報に努めてまいります。 1.事業内容 (1)総務 ① 総会・理事会の開催 ② 教職員永年勤続表彰等表彰関係 ③ 全日本私立幼稚園連合会等関連団体との連絡調整 ④ 私学諸団体・教育団体との連絡調整 ⑤ 方部との連絡調整 ⑥ 退職金に関すること (2)広報 ① 福島県私立幼稚園等白書の発行(年1回) ② 福私幼連だよりの発行(年1回) ③ 総務広報だよりの発行(随時) ④ 広報活動に関する事項 ⑤ ホームページの管理 2.重点事業 ①会員への広報・情報伝達活動 ②退職金に関する広報活動 ③ホームページの修正 (2)振興政策委員会 平成28年度は、昨年4月からスタートした子ども・子育て支援新制度も2年目を迎え、市町 村サイドの問題、或いは新制度上の欠陥、規模別収支状況が見えてきました。これから移行に戸 惑いを感じている園にとっては、運用のポイントなども明らかになってきましたので、新制度に 対する判断基準ができたと思います。しかし大規模園においては、施設型給付が私学助成より下 回り赤字に陥る傾向が顕著になってきたため、定員271名以上の園からチーム保育加配加算緩 和による加配があるようですが、定員の基準を下げて多くの園が救済されるよう活動すべきと思 います。 私学助成園の幼稚園教諭不足もおおきな問題となっており、早期に文科省に対し厚労省並みの 職員配置の法準化を進め、処遇改善が図られるよう要望を行っていきたいと考えています。 1.事業内容 ① 東日本大震災と原発事故被害による補償と支援の要望 ② 子ども・子育て支援新制度についての状況把握と問題点の検討 ③ 私立幼稚園・認定こども園に対する各種補助金の増額運動と方策の検討 ④ 全私立幼稚園 PTA 連合会事業の推進・協力 ⑤ 全日本私立幼稚園連合会振興活動への協力 ⑥ 私立幼稚園幼児教育振興連盟との連携と協力 ⑦ 学校法人立以外の私立幼稚園(いわゆる102条園:附則第6条園)に対する支援 ⑧ 各方部・各園の市町村対策の情報と資料提供 2.重点事業 ① 震災・原発事故後の園児数減少による私立幼稚園等の経営安定のための県補助金の充実の要望 (被災私立学校等復興補助金の継続の要望) ② 「子ども・子育て支援法」の現状と問題点把握 ③ 県運営費補助金等の増額の要望 ④ 処遇改善に向けての予算要望 ⑤ 「幼児教育振興法の早期実現」に向けた対応 (3)教育研究・研修委員会 大震災及び原発事故から5年が経過し、震災を知らない子ども達が入園して来る状況となってお ります。幼児を取り巻く環境は、震災前と比べ大きく変化しておりますが、それぞれの地域で育つ 子ども達は日々成長しています。福島県の幼児教育の大部分を担う私立幼稚園等がそれぞれの地域 で更なる充実した保育を展開し、保育者としての資質向上を図るためにも、各種教員研修会及び教 員免許状更新講習を兼ねた教員研修会を実施してまいります。新制度の認定こども園に勤務する保 育者にも対応する研修も予定しております。一年間で 30 時間の教員免許状更新講習を受講できる東 北地区唯一の県として、近県からの受講者も増加しております。 28 年度の教員研修大会は、第 31 回東北地区私立幼稚園教員研修大会との共催で福島市で開催いた します。東北各地から参加する保育者と共に研鑽を深め、また福島県の現状を発信する場となるこ とを願っております。 25 年度から実施している「キンダーコーディネーター養成講座」は、発達障害のみならずよりよ い子どもの育ちを見通せる保育者の養成と、より実践的な対応のできる人材を育成してそれぞれの 地域でコーディネーター的役割を担える保育者の養成を図るために実施しておりますが、プライマ リーコースでは、0歳から6歳までの発達を押さえた講座を開講しており、認定こども園に勤務す る保育者にとってはまさに必須の講座となっております。また、公益法人として各種研修会の一部 を公開講座として開放いたします。(公財)全日本私立幼稚園幼児教育研究機構から示されている 教育研究課題のもと、保育の質の維持向上はもとより、子どもの発達のあり様と、それを支える家 庭や地域の実態を鑑みるとき、日々保育に従事する私たちの臨床研究と園内研修を基盤とした研修 の充実を進めることが、最重要課題といえます。 1.事業内容 ① 第 4 回福島県私立幼稚園・認定こども園教員研修大会(県北大会)/第 31 回東北地区私立幼稚 園教員研修大会(福島大会)の実施 ② 新任・中堅・主任教員研修会の実施 ③ キンダーコーディネーター養成講座の実施(プライマリー・ミドル・アドバンス) ④ 10 年経験者研修の実施 ⑤ 新任教員宿泊研修の実施 ⑥ 海外研修の実施 ⑦ 後継者養成講座の実施 ⑧ 教員免許更新制度を兼ねた研修会の実施 ⑨ 方部研究活動の推進 ⑩ 研究調査活動 ⑪ 教育研究・研修委員会委員の研修 2.重点事業 ①第 4 回福島県私立幼稚園・認定こども園教員研修大会(県北大会)/第 31 回東北地区私立幼稚 園教員研修大会(福島大会)の実施 ② 教員免許更新制度を兼ねた研修会の実施 ③ キンダーコーディネーター養成講座の実施 ④ 新任教員宿泊研修の実施 ⑤ 後継者養成講座の実施 (4)経営研究委員会 県内の私立幼稚園・認定こども園の経営基盤の安定に寄与するため、私立幼稚園・認定こども園 実態調査の集計と分析及び情報の公開を早期に行う。また、認定こども園移行後の園経営の在り方 や今後移行予定等の私立幼稚園の問題点や課題などについての研修会を実施する。 また、原発事故後の各園の経営分析の手法の研究に努めるとともに、振興政策委員会と連携し、 幼児教育無償化等に関連する園経営の在り方や適正納付金の算額についても研究を進める。 今年度も私立幼稚園・認定こども園の後継者を育成するため教育研究・研修委員会と連携を図り、 研修会等を実施する。 1.事業内容 ① 経営全般の研究 ② セミナーの開催(私立幼稚園・認定こども園設置者・園長・若手後継者研修会、認定こども園 制度の研修会、学校運営管理研修会) ③ 東北地区私立幼稚園設置者・園長研修会(青森大会)への参加の促進 ④ 全日本私立幼稚園連合会第 32 回設置者・園長研修大会への参加の促進 ⑤ 第 4 回福島県私立幼稚園・認定こども園教員研修大会(県北大会)/第 31 回全日私幼連東北 地区私立幼稚園教員研修大会(福島大会)第 9 分科会(設置者・園長向け)企画運営担当 ⑥ 学校法人立以外の幼稚園(旧 102 条園)運営管理研修会の企画、実施 ⑦ 子ども・子育て支援新制度等に関する研修 2.重点事業 ① セミナーの開催(私立幼稚園・認定こども園設置者・園長・若手後継者研修会、認定こども園 制度の研修会、学校運営管理研修会) ② 私立幼稚園・認定こども園の後継者研修会実施 ③ 第 4 回福島県私立幼稚園・認定こども園教員研修大会(県北大会)/第 31 回全日私幼連東北 地区私立幼稚園教員研修大会(福島大会)第 9 分科会(設置者・園長向け)企画運営担当 ④ 学校法人立以外の幼稚園(旧 102 条園)運営管理研修会の企画、実施 ⑤ 子ども・子育て支援新制度等に関する研修 Ⅱ 労働保険事務組合事業 事業内容:労働保険事務組合として当法人加盟の園から委託を受け行っている労働保険事務 平成28年度予定受託園:6園 Ⅲ 法人事業関係 1 総会の開催 (1)定時社員総会 日時 平成 28 年 5 月下旬 場所 福島市内 議題 平成 27 年度事業報告承認の件などについて (2)社員総会 日時 平成 29 年 3 月下旬 場所 福島市内 議題 平成 29 年度事業計画(案)の承認の件などについて 2 理事会の開催 (1)定時社員総会開催関係理事会 日時 平成 28 年 5 月中旬 場所 福島市内 議題 平成 27 年度事業報告承認の件などについて (2)社員総会開催関係理事会 日時 平成 29 年 3 月中旬 場所 福島市内 議題 平成 29 年度事業計画(案)の承認の件などについて 上記のほか必要がある場合に開催する。 3 正副理事長会議の開催 必要がある場合随時開催する。 4 執行運営委員会の開催 必要がある場合随時開催する。
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