振とう器 型式 SA-300 SA-320 (往復振とう方式) (回転振とう方式) 第1版 ●この度は、ヤマト科学の振とう器 SA シリーズをお買い上 げいただきまして、誠にありがとうございます。 ●本器を正しく使っていただくために、お使いの前にこの 「取扱説明書」と「保証書」をよくお読みください。お読み になった後は「保証書」とともにいつでも使用できるよう に、大切に保管してください。 警告:取扱説明書本文に出てくる重要警告事項の部 分は製品を使用する前に注意深く読み、よく 理解してください。 目 次 1.安全上の注意 ......................................................................................................... 1 絵表示の説明 ....................................................................................................................................1 シンボルマーク一覧 .........................................................................................................................2 警告・注意........................................................................................................................................3 2.ご使用前に............................................................................................................. 4 据え付けにあたっての注意事項 .......................................................................................................4 3.各部の名称............................................................................................................. 7 本体...................................................................................................................................................7 操作パネル........................................................................................................................................8 4.運転の仕方............................................................................................................. 9 運転順序 ...........................................................................................................................................9 5.取扱い上の注意.................................................................................................... 10 6.お手入れのしかた ................................................................................................ 12 日常の点検/お手入れ....................................................................................................................12 7.長期間使用しないとき、廃棄するとき ................................................................ 13 長期間使用しないとき、あるいは廃棄するとき ............................................................................13 廃棄するときのお願い....................................................................................................................13 8.困ったときには.................................................................................................... 14 故障処理法......................................................................................................................................14 故障かな?と思ったら....................................................................................................................14 9.アフターサービスと保証 ..................................................................................... 15 修理を依頼されるとき....................................................................................................................15 10.仕様 ................................................................................................................... 16 11.結線図................................................................................................................ 17 12.交換部品表......................................................................................................... 18 13.危険物一覧......................................................................................................... 19 1.安全上の注意 絵表示の説明 絵表示について この取扱説明書および商品には、安全にお使いいただくためのいろ いろな絵表示をしています。その内容を理解することなく誤った取 り扱いをすることによって生じる内容を、次のように区分しており ます。 内容をよく理解してから本文をお読みください。 警告 注意 人が死亡または重傷(注 1)を負う恐れがある内容を示しています。 人が軽傷(注 2)を負う恐れおよび物的損害(注 3)を受ける恐れがある 内容を示しています。 (注 1)重傷とは、けが、感電、骨折、中毒などの後遺症が残るものおよび 治療に入院や長期通院を要するものをいう。 (注 2)軽傷とは治療に入院や長期通院を要さないけがや感電などをいう。 (注 3)物的損害とは設備・機器や建物等の財産にかかわる損害をいう。 絵表示の意味 この絵表示は、「警告」(「注意」を含む)を促す事項を示しています。 この絵表示の近くに、具体的な警告内容を表記しています。 この絵表示は禁止事項を示しています。 この絵表示の近くに、具体的な禁止内容を表記しています。 この絵表示は、必ず実行してほしい事柄を示しています。 この絵表示の近くに、具体的な指示内容を表記しています。 1 1.安全上の注意 シンボルマーク一覧 警 告 警告一般 高電圧注意 高温注意 駆動部注意 爆発注意 注意一般 感電注意 やけど注意 空焚き注意 水漏れ注意 水専用 劇毒物注意 火気禁止 分解禁止 接触禁止 アース線接続 水平設置 電源プラグを抜く 注 意 禁 止 禁止一般 強 制 強制一般 2 定期点検 1.安全上の注意 警告・注意 警告 引火性、爆発性のあるガス雰囲気中での使用禁止 引火性、爆発性のある雰囲気中では絶対に使用しないでください。 本器は防爆構造ではありませんので、火災・爆発の原因となります。 アース線を必ず接続してください。 必ずアース線を正しく接続してください。漏電による感電、火災の原因となります。 異常時の使用禁止 万が一、煙が出ている、変な臭いがする等の場合はすぐに電源を切り、配電盤や電源コンセン トから外してください。火災、感電の原因となります。 電源コードを束ねて使用しないでください。 電源コードを束ねて使用すると、過熱し、火災の原因となります。 電源コードを傷めないでください。 電源コードを無理に曲げたり、引っ張ったり、ねじったりして傷めないでください。火災、感 電の原因となります。 爆発性、可燃性物質は使用しないでください。 爆発性、可燃性物質およびそれらを含んだ物質は絶対に使用しないでください。爆発、火災の 原因となります。 分解、改造しないでください。 本器は絶対に分解、改造しないでください。故障、火災、感電等の事故の原因となります。 注意 雷が鳴り始めたら 雷が鳴り始めたら、すぐに電源を切ってください。故障、火災、感電の原因となります。 3 2.ご使用前に 据え付けにあたっての注意事項 警告 1.アースを必ず接続してください。 ・ 漏電による感電事故をさけるために必ずアース線(電源コードの緑の芯線)を接地線ま たは接地端子部に接続してください。 ・ アース線はガス管や水道管には絶対に接続しないで下さい。火災の原因となります。 ・ アース線は電話線のアースや避雷針には絶対に接続しないで下さい。火災や感電の原因 となります。 ・ 分岐コンセントは発熱などの原因となり危険ですので、使用しないでください。 接地型コンセントのご使用をお勧めします 2極タイプコンセントをご使用の場合 接地型コンセント 電源プラグ G 2極タイプ コンセント G アース端子がない場合 アース線 ● 標準外付属品の接地アダプタを電源プラグに ● この場合は第 3 種接地工事が必要となります 差込み、コンセント側の極性を確認の上、接 のでお買い上げの販売店または当社営業所 続してください。また、接地アダプタのアー にご相談ください。 ス線(緑色)は、電源設備側のアース端子に 接続してください。 2.設置場所にご注意ください。 特に次のような場所への設置は、しないでください。 ・駆動部分が露出しています。人通りの多い場所等を避け、常に安全を確保できる場所 に設置してください ・凸凹した床面、汚れた床面 ・可燃性ガス、腐食危険性ガスの発生しているところ ・周囲温度が 35℃以上になるところ ・温度差のはげしいところ ・湿気の多いところ ・直射日光の当たるところ ・ 振動の多いところ 各製品の周囲は下図の範囲以上でスペースを空けてください。 50cm 以上 ほ本 4 体 2.ご使用前に 据え付けにあたっての注意事項 警告 3.引火性、爆発性のあるガス雰囲気中での使用禁止 引火性、爆発性のあるガスの雰囲気中では、絶対に使用しないでください。本器は防爆構造 ではありませんので、スイッチの「入」、「切」のとき及び動作中にアークの発生を伴い、火災・ 爆発の原因となります。 爆発性ガス × yamato SA300 可燃性ガス 絵は垂直振とうの場合 注)ガラス器具およびホルダは標準外付属品です。 4.改造はしないでください 5.水平な場所に設置してください 故障の原因になりますのでお客様によ る改造は絶対にしないでください。 本器はできるだけ水平な場所に設置して ください。4 ヶ所のゴム足が均一に床面に 接していませんと振動、騒音の発生原因 になります。また、思わぬトラブルや故 障を引き起こしかねません。 0 2 3 A S SA300 × 絵は垂直振とうの場合 絵は水平振とうの場合 注)ガラス器具およびホルダは標準外付属品です。 注)ガラス器具およびホルダは標準外付属品です。 5 2.ご使用前に 据え付けにあたっての注意事項 注意 6.電源は専用のコンセントに 電気容量に適合したコンセントをご使用ください。 電気容量: * SA300 型 AC100V 2.2A SA320 型 AC100V 2.2A 電源を ON しても装置が起動しない場合があります。主電源の電圧が低かったり、他の機器と同 一電源ラインでご使用になっていないか調査し、他の機器とは別ラインから受電する等の措置 を取ってください。また、タイマが OFF 点になっていないか確認して下さい。 7.据え付けは 不意の地震や衝撃等により、本器が倒れたり、動いたりしてけがをするおそれがあります。 人通りの多い場所をさけるなどの安全防止策を講じることをお勧めします。また、作動中振 とう部に触れますと大変危険です。設置場所の周りに適当な囲いを設けるなどの処置をお勧 めします。 8.電源コードの取扱いについて 電源コードは束ねて使用しないでください。束ねて使用すると過熱し、火災の原因となりま す。 電源コードを加工したり、無理に曲げたり、ねじったり、引っ張ったりしないでください。 火災・感電の原因となります。 電源コードを机や椅子の下に敷いたり、ものにはさんだりして傷をつけないでください。 火災・感電の原因となります。 電源コードをストーブなどの熱器具に近づけないでください。コードの被覆が焦げて、火 災・感電の原因となります。 電源コードが傷んだら(芯線の露出、断線など)すぐに本体の電源を切り、元電源を切って販 売店に電源コードの交換を依頼してください。そのままにしておきますと火災、感電の原因 となります。 電源コードを適正なコンセントに接続してください。 6 3.各部の名称 本体 SA300/SA320 把手 垂直振とうの設置例 電源ランプ タイマツマミ 速度調節ツマミ yamato 電源スイッチ SA300 ゴム脚 振とう台 注)ガラス器具およびホルダは標準外付属品です。 注)絵は SA300 型です。 水平振とうの設置例 背面図 0 2 3 A S 点検口 ゴム脚 電源コード 注)ガラス器具およびホルダは標準外付属品です。 ヒューズ ホルダー 注)絵は SA320 型です。 7 3.各部の名称 操作パネル タイマーつまみ 30 4 40 20 速度調節つまみ 5 6 7 3 10 50 8 2 1 OFF ON 電源 電源ランプ 9 60 0 CONT タイマー 電源スイッチ 8 MIN MAX スピード 4.運転の仕方 運転順序 1.試料容器を固定する 電源スイッチを入れる前に試料容器を確実に固定してください。 試料容器の取付けられる個数は下表の通りです。 容量(ml) 100 200 300 500 1000 分液ロートホルダ 5 4 4 4 3 三角フラスコホルダ 25 16 16 9 4 ホルダ 2.電源を入れる 電源を入れる前にタイマーツマミ OFF,速度調節つまみ位置が最低速度に なっていることを確認してから、電源スイッチを入れてください。 電源スイッチを入れますと電源ランプが点灯します。 3.振とう時間設定をする 試料容器を取付けましたらタイマーツマミを回し希望の時間(分)に設定 してください。 連続運転される場合はツマミ位置を CONT にしてください。 3.振とう数を合わせる 振とう数の設定は速度調節ツマミにより、おこなってください。 メモリは可変範囲を等分したものですので、目安としてご使用ください。 注意 最高振とう数でご使用になられる場合、電源商用周波数が 60Hz の地域で は 振とう数が規格値を超える場合があります。振動が大きかったり、本体の ゆれが大きい場合には速度調節ツマミを少し下げてご使用ください。 また負荷の状態によっても振とう数が高くなる場合がありますので、同様 に 速度調節ツマミを少し下げてご使用ください。 各目盛の振とう数(目安)はおおむね以下の通りです。 (回/分) 目盛2 目盛4 目盛6 目盛8 目盛 MAX SA300 起動 115 185 250 300 SA320 起動 95 140 180 210 目盛 型式 注意 電源投入当初振とう数は、10∼15%程度設定振とう数より低めになりま す。15 分程度のランニング運転をおこなってください。その後振とう数 は安定します。 9 5.取扱い上の注意 警告 1.使用不可能な物質について 本器では爆発性物質、可燃性物質、さらにそれらを含有する物質は絶対に使用しないでく ださい。爆発・火災の原因となります。(P.19「13.危険物一覧」をご覧ください) 2.異常時の使用禁止/処置について 万が一何らかの原因で煙が出てくる、変な臭いがするなどの場合は、すぐに本体の電源を 切り、元電源を切って販売店またはヤマト科学営業所に点検を依頼してください。そのま まにしておきますと火災・感電の原因となります。お客様による修理は危険ですから、絶 対にしないでください。 注意 1.試料の設置は 試料を載せすぎますと振とう速度の低下や本体の振動の原因になりますので、過負荷で使 用しないでください。 2. 上に乗らないでください 本器の上に乗らないでください。倒れたり、こわれたりしてけがや故障の原因となります。 3. ものを置かないでください 本器の上にものを置かないでください。落下して、けがの原因となります。 4. 雷が鳴り始めたら 雷が鳴り始めたら、すぐに本体の電源を切り、元電源を切ってください。そのままにして おきますと落雷による火災の原因となります。 5. 速度調整について 本器の速度調整は工場出荷時適正に行っています。 電源電圧の極端な変動、モーターの温度上昇などによって若干の速度変動が認められる場 合があります。異常振動や本体が動いてしまうなどの不具合が認められる場合は速度調整 つまみによって速度を落としてご使用ください。 定められた最高回転以上にしますと異常振動、騒音の発生及び故障の原因となりますので 注意してください。 10 5.取扱い上の注意 注意 6.操作方法について 本器の操作は本取扱説明書に記載されている方法で行ってください。本取扱説明書に記載 してある操作方法以外の操作をされた場合、故障や思わぬ事故の原因になります。 本取扱説明書に記載してある操作方法以外の操作をされた場合は製品の保証を致しかね ますのでご注意ください。 7.試料の設置方法について 試料容器取り付けホルダは、分液ロート用、三角フラスコ用、遠沈管用、試験管用が各々 標準外付属品として用意されています。ご使用目的に応じて選定し、本体の振とうテーブ ルに取り付けてください。 分液ロートを振とうさせる場合は、振とうテーブルを垂直姿勢(垂直振とう型)にし(外 観図参照)テーブルにある 2 本のパイプ穴にホルダーの位置決めピンを入れ、しっかり固 定してください。 また、三角フラスコの場合は塩ビ製箱型ホルダーを水平にした本体のテーブルの上(水 平振とう型)にしっかり置いてください(外観図参照)。 遠沈管用、試験管用の場合も本体を水平にし、ご使用ください。 8.タイマの準備 本器にはタイマーとして 60 分計を使用していますが、より長時間の運転が必要な場合に は本器のタイマーを CONT の位置に設定してください。連続運転が可能です。 9.停電復帰について 運転中に停電等で停止状態になって再び給電された場合、本器は停電になる直前の状態 に自動復帰して運転を再開します。 ただし、停電復帰後、急に動き出すことは危険ですので、停電のときは一旦電源スイッ チを切ることをお勧めします。 11 6.お手入れのしかた 日常の点検/お手入れ 警告 ●点検やお手入れをする場合には、必要な時以外は必ず電源コードを外してください。 ●機器が常温に戻ってからおこなってください。 ●機器は絶対に分解しないでください。 注意 ●汚れは、よく絞った柔らかい布で、拭き取ってください。ベンジン、シンナー、クレンザーなどでふい たり、たわしでこすったりしないでください。変形、変質、変色などの原因になります。 モーターブラシの交換方法 ● モーターブラシの交換 長期間使用していますと、モーターのカーボンブラシが磨耗し てきますので、定期的に交換してください。交換頻度は使用頻 度によって異なりますが 6 ヶ月を目安にご確認ください。 モーター 側面の点検カバーを外しますとモーターが見えます。モーター 下部にカーボンブラシを固定する樹脂製のホルダーが 2 個所設 置されています。ホルダー先端の溝をコイン等を使ってゆるめ てください。付属のカーボンブラシと交換し、もとに戻してく ださい。 (写真は点検口を反対側から見ています) ブラシホルダー 2 個のブラシ ホルダー 12 7.長期間使用しないとき、廃棄するとき 長期間使用しないとき、あるいは廃棄するとき 注意 警告 長期間使用しないとき 廃棄するとき ●電源を切って電源コードを外してください。 ●子供が遊ぶような所に放置しないでください。 ●駆動部を全て外してください。 ●通常は粗大ゴミ扱いで処分してください。 廃棄するときのお願い 地球環境の保全にご配慮ください ・ 廃棄するときは環境保全の観点から可能な限り解体され、分別廃棄またはリサイクルされること をお願いします。本装置の主要構成部品および使用材料は下記の通りです。 主要部品名 材質 外装部の主要構成部品 筐体 鉄製 ボンデ鋼板 メラミン樹脂焼付塗装 台枠 鉄製 ボンデ鋼板 パイプ ステンレス鋼 SUS304 銘板類 PET 樹脂フィルム メラミン樹脂焼付塗装及びセメント 振とう部の主要構成部品 振とう台 鉄製 ボンデ鋼板 振とう部取付板 鉄製 ボンデ鋼板 モーター取付台 鉄製 ボンデ鋼板 プーリー軸 ミガキ丸棒 プーリー アルミニュウム V ベルト 合成ゴム メラミン樹脂焼付塗装 SS41B 電気系の主要構成部品 モーター モーターケース、ローター、シャフト:鉄製 ブラケット:アルミニュウム コイル:銅線(エポキシ樹脂絶縁コーティング) 電源コード及び配 合成ゴム被覆及び樹脂系被覆の配線材料及び基板類 線材料、その他 13 8.困ったときには 故障処理法 症状 スイッチを入れても 原因 処理 ① ランプおよびランプ回路の接触不良 ① 交換及び修理 ・ ランプが点灯しない ② 電源スイッチ不良 ② 交換及び修理 ・ 振とうしない ③ タイマー動作不良 ③ 交換及び修理 ④ ヒューズがきれた ④ 交換及び修理 ⑤ スピードコントローラー不良 ⑤ 交換 ⑥ タイマーが OFF 点にある ⑥ OFF 点の解除 ①ベルトの緩み、張り過ぎ ① 修理 ・スムーズに振とうしない ②プーリーの緩み、位置不良 ② 修理 ・騒音・振動が激しい ③モーターのカーボンブラシ磨耗 ③ 交換 ④ローラーの磨耗 ④ 交換 ⑤防振ゴム脚不良 ⑤ 交換 ① スピードコントローラー不良 ① 交換 ② 速度調整用ボリュームの不良 ② 交換 ③ モーター不良 ③ 交換 振とうするが 速度制御できない 故障かな?と思ったら こんな時には 症状 電源を入れても作動しない ご確認ください ●電源コードが確実にコンセントに接続されていますか。 ●停電していませんか。 ●ヒューズが切れていませんか。 ●タイマが OFF 点になっていませんか。 使用中に振とう速度が変動 する ●試料を入れすぎていませんか。 希望の振とう数に達しない ●試料を入れすぎていませんか。 ●モーターのカーボンブラシが減っていませんか。 ●モーターのカーボンブラシが減っていませんか。 ◆以上のいずれにも該当しない場合は、ただちに電源スイッチを切り元電源を切った後、お買い上 げの販売店またはヤマト科学営業所までご連絡ください。 14 9.アフターサービスと保証 修理を依頼されるとき 修理を依頼されるときは 万一異常が発生しましたら、ただちに運転を中止して電源スイッチを切り、電源プラグ(コード)を抜い て、お買い上げの販売店または、ヤマト科学営業所までご連絡ください。 ご連絡いただきたい内容 ● 製品の形式名 ● 製造番号 保証書または本器に取り付けてある銘板をご覧ください ● お買い上げ年月日 ● 故障の内容(できるだけ詳細に) サービスマンがお伺いした折には、保証書を必ずご提示ください。 保証書(別に添付してあります) ● 保証書はお買い上げの販売店あるいは、ヤマト科学営業所からお渡ししますので、「販売店名、お買い 上げ日」等の記入をお確かめの後、大切に保管してください。 ● 保証期間は、お買い上げいただいた日から1ヵ年です。保証書の記載内容により、無料修理いたし ます。 ● 保証期間経過後の修理については、お買い上げの販売店あるいは、当社営業所にご相談ください。 修理によって機能が維持できる場合は、お客様のご要望により有料で修理いたします。 補修用性能部品の最低保有期間 本器の補修用性能部品の最低保有期間は、製造打ち切り後 7 年です。 なお、補修用部品とは、その製品の性能を維持するために必要な部品です。 15 10.仕様 SA300/SA320 本体仕様 型 式 方式・性能 振とう方式 SA300 SA320 水平・垂直振とう方式 水平回転・垂直回転振とう方式 分液ロート 1000ml×3 個 最大架数 振とう数 水平振とう約 20−300 回/min. 水平回転振とう約 20−210 回/min. 垂直振とう約 20−300 回/min. 垂直回転振とう約 20−210 回/min. 40mm 振とう幅 振とう速度可変 変速方式 速度調節つまみによる サイリスタによるレオナード方式 構成・規格 無段変速 0−60 分(最小目盛 5 分) タイマ モータ 直流モータ 90W 460W×460D×425H 外形寸法 mm 約 40kg 重さ 電源 AC100V、50/60Hz 共用 max 2.2A 付属品 ヒューズ 1本、カーボンブラシ 1 組 取扱説明書 1 通、保証書 1 通 標準外付属品 商品コード 品名(仕様) 232096 分液ロートホルダ(100‐1000ml 用 1 本) 232097 三角フラスコホルダ(100‐1000ml 用 1 本) 232085 遠沈管ホルダ(径 16−35×長さ 110‐130mm)18 本架け 232086 試験管ホルダ(径 16.5−18×長さ 160‐190mm)18 本架け 標準外付属品は SA300/SA320 型とも旧タイプの SA31 型に共通です。 16 11.結線図 メインVR ① ③ ② ③ ① サブVR ② K M L タイマ 電源スイッチ B AC100V 50/60Hz スピードコントローラ (Techs A) 黒 NF 白 ノイズフィルター L パイロットランプ 緑(G) D ヒューズ (5A) J F 5A M DCモータ- DMW90 90W 電気部品リスト 品名 コード NO. 規格 メーカー 電源コードキット DN005 0.75sq 2M 3芯 ヤマト科学 タイマー 232004-202 SC-2-1H-1a AC125V 3A 善工舎時計 スイッチ 232004-203 PW-2022-01K 日本開閉器 パイロットランプ 232004-204 BN-5701 AC110V 透明 サトーパーツ ヒューズ 232004-206 F7161 5A ノイズフィルター 2300010002 ZAG2220-11S TDK モーター 2140000029 DMW90 ヤマト科学 ヒューズ 232004-206 F7161 5A サトーパーツ スピードコントローラ 1080060001 Techs A ヤマト科学 ボリューム 2120020009 RV16YN10S B303 30KΩ ボリューム 2120020010 RV24YN20S B50 25KΩ 17 〃 東京コスモス 〃 12.交換部品表 電気部品については P17を参照願います。 SA300/SA320 共用部品 部 品 名 コード No. 仕 様 メーカ ローラー 232004-124 TOK 1N-19-A 1.5 ゴム足 232004-141 ネオプレンゴム 〃 速度/タイマ調節つまみ 7140000028 K100 セット 〃 V ベルト* 232004-209 JIS-6323 V ベルト* 232004-211 JIS-6323 M-31 M-29 ヤマト科学 三星ベルト 〃 *印は消耗部品です SA320 専用部品 回転ユニット SA320 用 18 ヤマト科学 13.危険物一覧 本器では爆発性物質、可燃性物質、さらにそれらを含有する物質は絶対に使用しないで ください。 爆発性の物 爆発性物質 ①ニトログリコ−ル、ニトログリセリン、ニトロセルロ−ズ、その他の爆発性の硝酸エ ステル類 ②トリニトロベンゼン、トリニトロトルエン、ピクリン酸、その他の爆発性のニトロ化 合物 ③過酢酸、メチルエチルケトン過酸化物、過酸化ベンゾイル、その他の有機過酸化物 発火性の物 金属「リチウム」、金属「カリウム」、金属「ナトリウム」、黄りん、硫化りん、赤り ん、セルロイド類、炭化カルシウム(別名カ−バイド)、りん化石灰、マグネシウム粉、 アルミニウム粉、マグネシウム粉及びアルミニウム粉以外の金属粉、亜ニチオン酸ナト リウム(別名ハイドロサルファイト) ①塩素酸カリウム、塩素酸ナトリウム、塩素酸アンモニウム、その他の塩素酸塩類 ③過酸化カリウム、過酸化ナトリウム、過酸化バリウム、その他の無機過酸化物 ④硝酸カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸アンモニウム、その他の硝酸塩類 ⑤亜塩素酸ナトリウム、その他の亜塩素酸塩類 ⑥次亜塩素類カルシウム、その他の次亜塩素酸塩類 引 火 性 の 物 可 燃 性 物 質 酸 化 性 の 物 ②過塩素酸カリウム、過塩素酸ナトリウム、過塩素酸アンモニウム、その他の過塩素酸 塩類 ①エチルエ−テル、ガソリン、アセトアルデヒド、塩化プロピレン、二硫化炭素、その 他の引火点が零下 30 度未満の物 ②ノルマルヘキサン、酸化エチレン、アセトン、ベンゼン、メチルエチルケトン、その 他の引火点が零下 30 度以上 0 度未満の物 ③メタノ−ル、エタノ−ル、キシレン、酢酸ペンチル(別名酢酸アミル)、その他の引 火点が 0 度以上 30 度未満の物 ④灯油、軽油、テレピン油、イソペンチルアルコ−ル(別名イソアミルアルコ−ル)、 酢酸、その他の引火点が 30 度以上 65 度未満の物 可燃性のガス 水素、アセチレン、エチレン、メタン、エタン、プロパン、ブタン、その他の 温度 15 度、1 気圧において気体である可燃性の物をいう (労働安全衛生施行令第 6 条別表第一より) 19 責任範囲 この取扱説明書に記載された取扱方法を必ず厳守して本器をご使用ください。 万一、取扱説明書に記載されている以外の内容でご使用され、事故又は故障が 発生した場合、ヤマト科学株式会社は一切の責任を負いません。 この取扱説明書で禁止している事項は、実施しないでください。 思わぬ事故や故障を起こす原因となることがあります。 お知らせ ●この取扱説明書の内容は、将来予告なく変更することがあります。 ●落丁、乱丁本はお取替えいたします。 取扱説明書 振とう器 SA-300/320 第1版 2000 年 7 月 10 日 改 2005 年 2 月 23 日 定 ヤマト科学株式会社 〒103-8432 東京都中央区日本橋本町二丁目 1 番 6 号 カスタマーサポートセンター (フリーダイヤル)0120-405525 http://www.yamato-net.co.jp 20
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