2005年春 入社目前の新社会人男女500名に聞く 新入社員の

2005 年 3 月
報道関係者各位
ホーユー株式会社
2005 年春◆入社目前の新社会人男女 500 名に聞く
「新入社員の身だしなみ ビフォア・アフター調査」
入社に備えて 3 人に 1 人が髪色を暗くするものの、
職場に慣れた頃には 6 割の人が『髪の色を変える可能性がある』と回答
∼「慎重」かつ「したたか」に場を読んで行動する現代の新入社員像∼
◇
新入社員の約 7 割が、新入社員のヘアカラーリング『構わない』(ブラウン程度のヘアカ
ラーは約9割が『許される』と認識)
◇
入社直前の現在の自分の身だしなみを社会人として採点すると 67.9 点
◇
入社に備えて 3 人に 1 人が髪色を暗くするなど、身だしなみを「学生モード」から「新入
社員モード」にスイッチ
◇
ただし、会社の様子がわかり、職場や仕事に慣れる頃(平均 6.8 ヵ月)には 6 割の人が『髪
の色を変える可能性がある』
◇
入社時は、様子を見ながら無難に。環境に慣れてから、徐々に自分なりの自己表現方法を
模索するのが今流
◇
就職にあたっての身だしなみに関する意識から、
「慎重」かつ「したたか」に場を読んで
行動する今の新入社員像が浮かび上がってきた
〔入社目前の新社会人が見る有名人のヘアスタイル〕
◇
ヘアスタイルがおしゃれで、上司になってほしいのは⇒「所ジョージ」と「黒木瞳」
◇
新入社員憧れのヘアスタイルの有名人は⇒「妻夫木聡」と「矢田亜希子」が圧倒的
ホーユー株式会社(代表取締役社長:水野新平 名古屋市東区)は、2005 年春新入社員になる
男女 500 名に聞く「新入社員の身だしなみ ビフォア・アフター調査」を実施し、このほど、調査
結果をまとめました。
街を歩く若者達を見ると、若い世代の間では、服装や髪型に対する意識が急激に変化している
様子が見受けられます。ヘアカラーはもはや当たり前の現象となっており、社会もその変化を受
け入れているように思われます。
このような中、新入社員となる学生達は、社会人としてスタートを切るにあたって、若い世代
ならではの“身だしなみ”に対する意識をどのように変化させているのでしょうか。
本調査は、今春入社を控えた学生を対象に、
“身だしなみ”に関する意識と実態、および入社前
後の変化を明らかにすることを目的に実施しました。
調査結果の概要は以下の通りです。
Ⅰ.調査概要
●
調査対象
: 2005 年 4 月に就職予定の、全国の短大以上の学生男女
●
調査方法
: Web によるアンケート(専門調査機関に委託)
調査機関に登録しているモニター会員内の該当者(2005 年春
に就職する予定の短大以上の学生男女)をスクリーニング
●
実査期間
: 2005 年 2 月 18 日∼2 月 19 日
●
標本構成
: 有効回収サンプル 500 名(男女各 250 名)
Ⅱ.調査結果概要
就職を直前に控えた現在の身だしなみに対する意識と評価
● 入社直前の髪の色は約半数の人が「黒」
−入社直前の自分自身の現在の髪の色は、約半数の人が「黒」(56.8%)です。
−性別で見ると、男性は 4 人に 3 人(75.6%)が「黒」、女性はその約半数(38.0%)ですが、
「暗めのブラウン」になると女性が 31.6%、男性 15.2%で逆転しています。
● 入社するまでの自分の身だしなみの自己採点は 67.9 点
−現在(入社するまで)の自分の身だしなみを自己採点すると、社会人として 100 点満点中「80
∼89 点」とする人が 25.6%いるものの、平均すると 67.9 点でやや低い傾向です。
新社会人となる学生の現在の髪は男性が「黒」、女性は「暗めのブラウン」または「黒」。
自己採点も含め、意外と控えめで慎重な傾向が伺える
入社するにあたっての自分の身だしなみ改善意識
● 入社にあたって、自分の身だしなみを変える必要はないと考えている人はわずか 1 割
−入社するにあたり、自分の身だしなみについて「全く変える必要はない」と回答した人は、
全体の 1 割(10.0%)にとどまり、9割が何らかの修正が必要と認識している様子が伺えま
す。
−現在の髪の色が「明るめのブラウン」の人の 8 割近く(78.1%)が「多少は変える必要があ
る」と回答し、少なくとも入社早々の時期においては髪色をなるべく抑えるべきと認識して
いる様子が伺えます。
2
● 入社にあたって“髪の色を変える(変えた)
”のは3人に1人。
−入社にあたり、髪の色を「必ず変える」(9.8%)
「多分変える」
(18.2%)人、ならびに「す
でに変えた」(7.4%)人を合わせると全体の約 3 人に 1 人(35.4%)が“髪の色を変える
(変えた)
”ことになります。
−また、男性(24.8%)の 2 倍近い女性(46.0%)が入社にあたり、髪の色を“変える(変
えた)
”と回答。これは、既にカラーリングをしている人の割合が女性の方が高いことによ
ると思われます。
−実際に“変える(変えた)”色は「黒」
(45.8%)または「暗めのブラウン」(41.2%)が 9
割近く。男性は「黒」に“変える(変えた)
”人が 74.2%で、女性の 30.4%を大きく上回
ります。一方女性は「暗めのブラウン」に“変える(変えた)”人が 53.0%で半数以上にの
ぼり、男性の 19.4%と大きな差が見られます。
−髪の色を“変えない”人も含め、回答者の入社時の髪の色は約 3 人に 2 人(64.2%)が「黒」。
ただし、性別で見ると男性が「黒」86.0%「暗めのブラウン」11.6%であるのに対し、女
性は「黒」(42.4%)と「暗めのブラン」
(42.8%)がほぼ同率です。新入社員の髪色とし
て、女性は「黒」に限らず「暗めのブラウン」も許容範囲として考えている様子が伺えま
す。
−“変える(変えた)
”理由の中には、「上司に目をつけられたくないから」
(27.1%)といっ
た意見も多く見られ、入社の段階では周囲の目を意識する傾向が見られます。
男性新入社員は、入社時は「黒」がスタンダード。
女性新入社員は「黒」に加え、「暗めのブラウン」も充分許容範囲。
入社早々の時期には「周りから浮かない」ことを意識し、
入社早々の時期には「周りから浮かない」ことを意識し、
「上司に目を付けられない」ように穏便なスタートを切りたいと考えているようだ。
入社後の髪の色に対する意向
● 6 割の人が入社後に髪の色を“変える可能性がある”と回答
−会社に入った後に髪の色を「必ず変える」(3.2%)「障害がなければ変えたい」(22.2%)
「状況次第で考える」(34.6%)など“変える可能性がある”と考える人は全体の 6 割
(60.0%)に達し、入社後に様子を見て髪の色を変える意向が見られます。
−中でも、入社時に髪の色を“変える(変えた)”と回答した人のうち、入社後「変える予定
はない」と答えた人はたったの 1 割(10.7%)だけ。入社時にやむを得ず髪の色を変えた
人は、いずれ元に戻したい気持ちが強いことが伺えます。
3
● 髪の色を変えることで打ち出したいイメージは「明るい」
「おしゃれ」
−入社後に髪の色を変えることで打ち出したいイメージは、約 3 人に 2 人(67.7%)が「明
るい」と、約半数(46.9%)が「おしゃれな」と回答しています。
● 入社後に髪の色を変える時期は入社して 6.8 ヵ月後
−入社後に髪の色を「必ず変える」
「障害がなければ変えたい」人のうち、合わせて約 6 割が
入社「6 ヶ月後」(33.9%)または「3 ヵ月後」
(26.0%)に変えたいと回答し、変える時期
の平均は入社後 6.8 ヵ月となっています。
入社時
入社時は周囲の目を気にして、髪の色を変える「無難路線」が顕著だが、
入社後はいずれ自分らしい髪色に戻したいと答えるなど、決して
自己表現に対して消極的なわけではないようだ。
他の新入社員について許される / 許されないと思う身だしなみ
● 約 7 割の人が“新入社員の髪のカラーリングは許される”と回答
−新入社員が髪のカラーリングをすることは「構わないと思う」(30.7%)「仕事ができれば構
わないと思う」
(39.9%)など“構わない”と考えている人が約 7 割(70.6%)。
−新入社員が男性の場合は 6 割(60.0%)
、新入社員が女性の場合は 8 割強(81.2%)が“構
わない”と考えています。
−業種別に見ると、男性新入社員の場合でも情報・通信業の場合は 67.9%、サービス業の場
合 64.5%が“構わない”と回答し、金融・保険業(54.4%)などに比べ寛容です。
●「ブラウン程度のヘアカラー」を許されないと考えるのはわずか 8.2%
8.2%
−男性新入社員に「許されない」と思われている身だしなみとしては、「サンダル」
(79.2%)
「金髪」(70%)、
「髭」(49%)などが挙がる中で、「ブラウン程度のヘアカラ
ー」は 12.2%に留まっています。
−女性社員については、
「濃い化粧」(55.8%)、
「ネイルアート」(51.8%)などが高い反
面、
「ブラウン程度のヘアカラー」は 4.2%で概ね許容されています。
新入社員がカラーリングをすること自体は“構わない”と考えている。
ブラウン程度のヘアカラーはほとんどタブー視されていない。
ブラウン程度のヘアカラーはほとんどタブー視されていない。
ただし、入社時に関しては「黒」にするなど、慎重な姿勢が伺える。
ただし、入社時に関しては「黒」にするなど、慎重な姿勢が伺える。
自分がヘアカラー
自分がヘアカラーすること
ヘアカラーすることについて、
することについて、「仕事ができれば構わない」という意見も多く、
入社後仕事を覚えるまでは穏便に過ごしながらも、
入社後仕事を覚えるまでは穏便に過ごしながらも、
様子を見て髪の色を変えたいという考え方が主流。
一見保守的な考え方の中に、場を読みながら
きちんと自己表現をする「したたかさ」も垣間見られる。
4
新社会人が見る有名人のヘアスタイル
● ヘアスタイルがおしゃれで、上司になってほしい有名人は「所ジョージ」と「黒木瞳」
−男性有名人では「所ジョージ」(16 件)、「木村拓哉」
(13 件)、
「福山雅治」(12 件)がトッ
プ 3 で、理由は「堅いイメージがなくて、あの髪型ならこっちも気分が楽になる」(所ジョ
ージ)、「かっこいいから」(木村拓哉)、「髪の色は落ち着いているのに、今風でかっこい
い」
(福山雅治)など挙げられています。
−女性有名人では「黒木瞳」(34 件)、
「松嶋菜々子」(32 件)、
「YOU」
(8 件)の順で、
「黒
木瞳」と「松嶋菜々子」が多数を占め、理由は「動きやすいボブで、仕事もできそう」(黒
木瞳)、
「おろしてもまとめても自然な髪形で、仕事もできそうなので」(松嶋菜々子)など。
● 自分(新入社員)がなりたいヘアスタイルの有名人は「妻夫木聡」と「矢田亜希子」
−自分がなりたいヘアスタイルをしている有名人を聞いたところ、男性有名人では「妻夫木
聡」
(41 件)が 2 位「織田裕二」
(8 件)以下を大きく引き離し、「さわやかで、嫌味のない
感じ」
(妻夫木聡)など新入社員らしく「さわやか」という理由が多く挙げられました。
−女性有名人では「矢田亜希子」(33 件)が最も多く、以下「ミムラ」
「竹内結子」
(各 15 件)
が続き、理由は「カラーリングをしていても爽やかな印象」
(矢田亜希子)
、
「髪にツヤがあ
り、清潔感があっていい」
(竹内結子)などが挙げられました。
【この件に関するお問い合わせ先】
ホーユー株式会社 情報システム部
担当:日比野
〒461-8650 愛知県名古屋市東区徳川一丁目 501 番地
TEL:
TEL:052−
052−935−
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