① 路傍植物園の人里植物の分布

自然教育園報告
(Rept. Inst. Nat. Stu. )
第45号:1−14,
2014.
①
路傍植物園の人里植物の分布
吉
勲*
野
Ecology of Ruderal Plants − Distribution of Ruderal Plants in the
Robo Botonical Garden.
Isao Yoshino*
は
じ
め
に
国立科学博物館附属自然教育園(以下自然教育園)は自然教育園 50 年の歩み(1999 年)によると,
天然記念物および史跡に指定され,武蔵野の面影を留める自然を保護すると同時に,広く一般に公開
し利用に供するという二つの目的を持つ施設とされ,園内を自然保護地域と教育・普及地域に分けて
いる。この,教育・普及地域には樹木園(現在では路傍植物園に統合されている)
・路傍植物園・水
生植物園・武蔵野植物園・インセクタリウム・小鳥の森などの各種の教材園が設置され,入園者が自
由に散策,写真撮影や自然観察などの目的のために利用している。
しかし,開園後 64 年が過ぎ,開園当時と比較すると園内の植生も変化し,自然教育園 50 年の歩み
(1999 年)によれば路傍植物園なども開けた場所が少なくなり森林化が進み草原的環境が減少してい
るとされ,萩原信介ら(2002)の報告によると教材園の一部で自然の遷移による常緑樹林化が進み,
帰化植物をはじめ,2 次林や草地に生育する草本類が減少していると報じている。このようなことか
ら,
教材園において草原的環境を復活させるような管理方法の検討が課題とされているとされている。
しかしながら,草本類の生育については植生の現況調査時に行った例はあるものの(浅野ほか,
1965;小滝ほか,1966;萩原ほか,2002)具体的な報告としては岩瀬徹ほか(1980)によれば自然教
育園内の路縁群落としてハルジオン,オオバコ,セイヨウタンポポ,ヒメムカシヨモギ,ヒメオドリ
コソウ,ハコベ,アキノエノコログサ,クズ,カナムグラ,ヒメジョオン,コウゾリナ,ヤブタバコ,
オニタビラコ,キンミズヒキ,ヨモギ,イヌガラシ,ヒメスイバ,ギシギシ,スズメノカタビラ,メ
ヒシバ,オヒシバ,クサイ,イヌムギ,スズメノヒエ,キツネノマゴ,ツユクサ,ウシハコベ,シロ
ツメクサ,ブタクサ,ワルナスビなどの人里植物は衰退していると報告している。また,岩瀬徹ほか
(2001)によるとオオバコやハルジオンが減少し,クサイ,ドクダミ,ヤブガラシ,クズなど,人里
植物といっても林縁あるいは林床性,農道性の多年草が多い。これも自然教育園の植生の安定化を示
すものと思われるとしている。このことから,樹木の成長により林縁が暗くなり出現種も暗いところ
でも育つ種に変化しており,路傍植物園付近の調査結果でも比較的暗い環境でも育つ種が多いことを
報告している。
*田園生物研究所
154-0023
東京都世田谷区若林 3-8-7
[email protected]
03-3414-9706
自然教育園報告
─2─
第45号,2014
一方,これまで路傍植物園全域についての詳細な現況植生や植生動態に関する研究はなかった。
そこで,本研究では,この教材園の一つである路傍植物園と隣接する樹木園で,人里植物の生育お
よび分布状況を調査し,路傍植物園内の植生の維持,管理の資料を得ようとしたものである。ここで
得られた資料は,今後の教材園の維持,管理を検討していく上で重要な資料になると期待される。
なお,今回の調査対象とした人里植物とは,自然植生の草本類に対し,人間によって改変や管理さ
れた場所に生育する半自然に生育する草本類と木本類の実生を含めたものとして,以下広義で人里植
物と表記する。
調査地点,調査ゾーンの概要及び調査方法
(1)調査地点の概要
(1)調査地の概要
路傍植物園及び樹木園は図 1 に示すとおりに自然教育園の南側に位置して,正門前から三叉路まで
の園路沿いに設置されており面積は約 1,850㎡である。ここには,自然教育園内に自生あるいは武蔵
野に広く自生していたされる人里植物が園路の保護柵から 2m,所によっては保護柵から 4m の範囲
に植栽されており,園路沿いに見られる細長い帯状の生育区間となっている。
北飛地
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北門ポンプ室
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小
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中央飛地
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木
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武
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野
植
物
園
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中
央
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地
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武蔵野休憩所
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水
生
植
物
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WC
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池
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三叉路
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業
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調査対象範囲
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旧樹木園
育苗温室
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インセクタリュウム
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教育管理棟
正門
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南
飛
地
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1:2,000
0
図1
25
50
100
150
物
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事務所跡地
水
鳥
の
沼
植
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館跡
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教
育
研
究
所
跡
地
200
調査範囲および調査ゾーン
園
吉野 : 路傍植物園の人里植物の分布
─3─
(2)調査ゾーンの概要
路傍植物園と樹木園(路傍植物園と隣接する樹木園を統合し以下調査地を路傍植物園とする)の生
育植物の調査は,図 1 に示すとおり帯状の生育環境のため,帯状の植栽地を杭番号 1 から 40 番の間
隔で片側を 4 ゾーンに分割し,合計 8 ゾーンの調査区画に区分けして西側の区画を北に向かって L1,
L2,L3,L4 として,東側を R1,R2,R3,R4 とし,調査区を設置し調査を行った。
(3)調査方法
①分布調査
調査区を対象とした。調査は春期(3 月 25 日〜 4 月 13 日)
,夏季(7 月 26 日〜 8 月 15 日),秋季(9
月 27 日〜 10 月 19 日)の 3 回行い,主要種の生育状況の図化を行った。
②フロラ調査
生育植物の現状を把握するために,調査対象地内でゾーンごとにフロラ調査を行った。調査は 5 月
4 日,7 月 15 日,10 月 11 日に行い,出現種の記録と優占種の種名及び被度の記録を行った。
結
果
(1)出現種の季節変動
路傍植物園などにおける構成種の変化を捉まえるために,主要な出現種を対象に季節的な変化につ
いて検討した。春季,夏季から秋季の主要な出現種を図 2 〜図 4 に図示した。
L1,R2 ゾーンでは,カタクリ,アマナ,イチリンソウ,ニリンソウ,バイモ,ラショウモンカズ
ラなどが優占していたが,夏になるとカタクリ,アマナ,イチリンソウ,バイモなどは完全に消失し
ており,これらは春季に出現する種群といえる。これらの代わりに夏季からイヌショウマ,ヤブミヨ
ウガ,ミズタマソウ,ミズヒキ,カリガネソウ,ホウチャクソウ , ホシダ,ヤマブキソウが優占して
きており,春季の植物群とほぼ置き換わる形となった。これらは夏季の種群として認められる。
秋季になるとラショウモンカズラが減り,シモバシラ,シロヨメナ,タイアザミ,キンミズヒキ,
ミョウガといったものが優占してくる。これらは秋季の種群と認められる。
R4 ではキチジョウソウ,シャガが優占してあまり季節変動は見られないが,夏季からシャガの群
落の一部がミョウガの群落に置き換わったのが大きな変化である。
しかし,L2 ゾーンでは春季から秋季を通じてクマザサが優占している。このため,L2 ゾーンでは
イヌショウマ,ミズヒキ,ヤブタバコ等の小規模な群落がみられたが,全体的にみると顕著な季節変
動はあまり認められなかったと言える。
なお,季節による生育地の変化が顕著に観察されたゾーンは R1,R3,L1 であった。R3,L1 ゾー
ンではイチリンソウ,カタクリ,ニリンソウ,アマナなどの落葉樹林内や林縁に生育するスプリング・
エフェメラル(春植物)によって特徴づけられている。なお,これらスプリング・エフェメラル(春
植物)は 4 月下旬位まで見られ,その後枯れて,R2 ではカリガネソウ,L1 ではミズヒキ,ムサシア
ブミ,タチツボスミレなどに置き換わっている。R1 では夏季以後生育植物の数が増え,多様な環境
となるのが特徴であるがどれも小規模の群落で,大きな群落をつくるのはシロヨメナのみであった。
自然教育園報告
─4─
春季路傍植物分布図no.4
第45号,2014
平成25年4月
凡例
低木類
55
152
マンリョウ
55
103
R4
55
161
128
161
カラタチバナ
24
マンリョウ
109
52
27
春季路傍植物分布図no.3 平成25年4月
ver2
70
24
88
157
161
凡例
71
109
173
90
40
低木類
103
131
L4
RR135
109
R4
45
161
20
88
48
カラタチバナ
70
81
RR130
69
88
70
86 8888
RR125
161 172
70
チャ
161
L4
164
172
RR120
152
69
46
12
152
164
センリョウ
142
マンリョウ
69
46
118
RR115
172
カラタチバナ
24
69
ヤブラン
46
161
144
ネズミモチ
コクサギ
マンリョウ
46
24
キハダ
164
86
R3
RR110
161
88
ガマズミ
103
チャ
161
チャ
ムラサキシキブ
コクサギ
ガマズミ
サルトリイバラ
RR105
88
88
164
109
161
L3
86 152
109
85
161
147
86
R3
86
86
161 12
27
164
ガマズミ
RR100
マンリョウ
マンリョウ
103
9
149 30
マンリョウ
46
72
72
10
88
イヌツゲ
86
46
8
101
88
86
111
81
86
161
164
124
132
RR90
152
154
88
148
124
103
RR95
ニガキ
サネカズラ
36
サネカズラ
109
108
150
82
118
ノイバラ
86
トウネズミモチ
1
サネカズラ
凡例
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䝠䝶䝗䝸䝆䝵䜴䝂
䝣䜻
䝣䜽䝆䝳䝋䜴
䝣䝍䝞䝝䜼
䝣䝍䝸䝅䝈䜹
䝣䝑䜻䝋䜴
䝧䝙䝅䝎
䝧䝙䝞䝘䝪䝻䜼䜽
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䝩䝅䝎
䝩䝖䝖䜼䝇
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䝬䝬䝁䝜䝅䝸䝚䜾䜲
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䝭䝈䝠䜻
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䝭䝒䝞
䝭䝗䝸䝝䝁䝧
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䝭䝲䝬䝘䝹䝁䝴䝸
䝭䝵䜴䜺
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䝮䝷䝃䜻䜿䝬䞁
䝯䝲䝤䝬䜸
䝰䝭䝆䜺䝃
䝲䜶䝮䜾䝷
䝲䝤䜺䝷䝅
䝲䝤䝁䜴䝆
䝲䝤䝇䝀
䝲䝤䝍䝞䝁
䝲䝤䝙䞁䝆䞁
䝲䝤䝝䜼
113
103
L3
161
103
L3
凡例
春季路傍植物分布図no.2 平成25年4月
97
109
148
118
86
109 86
86
127
103
RR85
49
86
101
7
3
154
1
R3
86
40
65 90
88
103
21
108
88
86
109
86
109
49
低木類
169
86 RR80
93
132
63
1
39
132
103
49
21
12
55
12
86
129
39
RR75
129
12
149
39 161
124
12
RR70
21
1
124
マンリョウ
52
138
55
マンリョウ
70
161
132 52
154
RR65
154
R2
センリョウ
124
161
154
86
103
L2
22
133
166
132
マンリョウ
RR60
センリョウ
55
133
12
38
55
138
RR55
138
88
138
138
146
21
21
平成25年4月
L2
䝲䝤䝬䜸
䝲䝤䝬䝯
䝲䝤䝭䝶䜴䜺
䝲䝤䝷䞁
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䝲䝬䝝䝑䜹
䝲䝬䝤䜻䝋䜴
䝲䝬䝩䝖䝖䜼䝇
䝲䝬䝴䝸
䝲䝬䝹䝸䝋䜴
䝲䝽䝷䝇䝀
䝴䜴䜺䜼䜽
䝴䜻䝽䝸䜲䝏䝀
21
ニワトコ
55
ナツグミ
97
138
140
106
ムラサキシキブ
マンリョウ
21
105
ヤツデ
74
ムラサキシキブ
アラカシ
138
コクサギ
オオバイボタ
27
127
トベラ
ヤマウグイスカグラ
ニシキギ
1
21
36
䝸䝵䜴䝯䞁䝅䝎
8
109
124
ミカンsp.
161
46 109
サネカズラ
ムラサキシキブ
149
イヌビワ
32
127
ヤツデ
アラカシ
48
バイモ
127
ヤマアジサイ
68
バイモ
170
27
ユキワリイチゲ
109
125
46
109 24 12 125
46
105
125
12
109
134
9
135
88
161
88
86
75
74 134
74
キツネノカミソリ
154
70
74
74
99
アブラチャン
154
99
97
74
74
86
春季路傍植物分布図
118
74
21
ウツギ
マンリョウ
クコ
162
コゴメウツギ
146
ウグイスカグラ
ミツバツツジ
118
118
118
88
74
118
87
44
138
16
24
21
163
16
139
162
73 162
134
12
36
174
138
87
116 28 44
25
161
10
90
28
マユミ
108
40
120
142
138
138 154
127
マユミ
48
138
1 146
60
1
120
161
88
88
48 88
79
127
127
1
20
53 31
161
141
モクレイシ
74
109 バイモ
マンリョウ
106
マンサク
ムラサキシキブ
䝷䝅䝵䜴䝰䞁䜹䝈䝷
䝷䞁䝶䜴䜰䜸䜲
167
81
ウスギモクセイ
172
マンリョウ
4
イヌビワ
ヤツデ
101
52
ヤツデ
ヤツデ
コクサギ
74
74
138
55
L1
21
154
10
ヒイラギ
䝶䜴䝅䝳䝲䝬䝂䝪䜴
ガマズミ
1
88
116
132
138
ムラサキシキブ
88
15
モクレイシ
ヤツデ
ヤマブキ
ヤマブキ
52
101
70
センリョウ
97
138
86
春季路傍植物分布図no.1
マユミ
100
161
86
105
109
105
86
97
97
21
155
21
88
109
147
䝲䝤䝦䝡䜲䝏䝂
図2
152
138
4
R1
R2
吉野 : 路傍植物園の人里植物の分布
─5─
夏季路傍植物分布図no.4 平成25年7-8月
凡例
低木類
55
160
70
161
152
70
161
161
マンリョウ
70
55
70
70
71
161
161
24
128
161
70
161
55
161
105 160
138
161
105 161
70
161 110
161
152 127
27
カラタチバナ
52
123
161
24
161
160
88
70
154
70
105
71
161
157
70
70
23
154
161
154
123
143
45
131
RR135
173
154
123
90
88
161
40
20
88
143 154143
154
48
81
105
R4
夏季路傍植物分布図no.3 平成25年7-8月
ver2
凡例
低木類
161
161
70
66
カラタチバナ
69
RR130
152
66
161
カラタチバナ
カラタチバナ
24
センリョウ
マンリョウ
70
111
86
111
111
88 127
154
チャ
L4
69
154
RR125
161
105
143
111
164
105
161
105
161
111
161
105
86 152
46
145
RR120
111
69
12
94
164
152
センリョウ
69
46
105
164
46 127
マンリョウ
111
172
46
95
46
148
マンリョウ
161
105
95
161
105
17 154
111
46
161
24
86
RR110
87
105 111
21
161
キハダ
138
161
127
88
ガマズミ
87
111
161
58
161 95 161
46
111
161
105
158
105 161
チャ
86 161
161 111
チャ
161
ムラサキシキブ
87
コクサギ
95
95
58
ガマズミ
154
161
121
88 127
サルトリイバラ
111
105
105 RR105
チャ
154
137 80
135
152
105
21
119
49
161
95
114
86
154
86
143
86
85
158
2
149 161
105
111
111
135
86
161
12
126 27
85
ウワミズザクラ
49 161
ガマズミ
13
105
RR100
127
マンリョウ
マンリョウ
149
126 9
105
97
イヌツゲ
111
111
マンリョウ
149
111
111
コブシ
127
97
149
127
ニガキ
93
127
115
72
102
149
111
イヌツゲ
72
88
ニガキ
RR95
111
149
132
ニガキ
161
サネカズラ
ニガキ
101 86
105
カラタチバナ
69
144
ネズミモチ
コクサギ
161
138
RR115
161
46
24
57
150
161
86
118 161
82
ニガキ
86
86
88
81
161
132
110
トウネズミモチ
154
127
105
149
161
21
サネカズラ
マンリョウ
凡例
␒ྕ
㻝
㻞
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䜰䝬䝏䝱䝓䝹
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䜰䝬䝘
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䜲䝏䝸䞁䝋䜴
䜲䝚䝁䜴䝆䝳
䜲䝚䝅䝵䜴䝬
䜲䝚䝖䜴䝞䝘
䜲䝚䝩䜴䝈䜻
䜲䝚䝽䝷䝡
䜲䝜䝁䝈䝏
䜲䝜䝰䝖䝋䜴
䜴䝇䜰䜹䜹䝍䝞䝭
䜴䝇䝞䝃䜲䝅䞁
䜴䝞䝴䝸
䜴䝷䝅䝬䝋䜴
䜶䝘䝅䝠䝂䜽䝃
䜶䝡䝛
䜸䜸䜰䝺䝏䝜䜼䜽
䜸䜸䜲䝖䝇䝀
䜸䜸䝞䜼䝪䜴䜸䝅
䜸䜸䝞䝁
䜸䜸䝝䝘䝽䝷䝡
䜸䝗䝸䝁䝋䜴
䜸䝙䝍䝡䝷䝁
䜸䝙䝗䝁䝻
䜸䝰䝖
䜹䜻䝗䜴䝅
䜹䝍䜽䝸
䜹䝷䝇䜴䝸
䜹䝷䝮䝅
䜹䝸䜺䝛䝋䜴
䜹䞁䜰䜸䜲
䜹䞁䝖䜴䝍䞁䝫䝫
䜹䞁䝖䜴䝶䝯䝘
䜻䜹䝷䝇䜴䝸
䜻䜽䝮䜾䝷
䜻䝏䝆䝵䜴䝋䜴
䜻䝒䝛䝜䜹䝭䝋䝸
䜻䝒䝛䝜䝬䝂
䜻䝷䞁䝋䜴
䜻䞁䝭䝈䝠䜻
䜼䞁䝭䝈䝠䜻
䜽䝁
䜽䝃䜲䝏䝂
䜽䝃䝜䜸䜴
䜽䝈
䜽䝬䝄䝃
䜽䝽䜽䝃
䜿䝏䝐䝭䝄䝃
䝀䞁䝜䝅䝵䜴䝁䜴
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␒ྕ
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㻝㻝㻞
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㻝㻝㻡
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✀ྡ
䝂䝅䝵䝭䝈䝠䜻
䝁䝘䝇䝡
䝁䝞䜼䝪䜴䝅
䝁䝲䝤䝍䝞䝁
䝃䜲䝝䜲䝷䞁
䝃䝛䜹䝈䝷
䝅䜿䝅䝎
䝅䝰䝞䝅䝷
䝅䝱䜺
䝆䝱䝜䝠䝀
䝅䝳䜴䝤䞁䝋䜴
䝅䝳䞁䝷䞁
䝅䝷䝲䝬䜼䜽
䝅䝻䝶䝯䝘
䝇䜲䝉䞁
䝇䝇䜻
䝉䜲䝍䜹䜰䝽䝎䝏䝋䜴
䝉䝒䝤䞁䝋䜴
䝉䝸
䝉䞁䝖䜴䝋䜴
䝉䞁䝙䞁䝋䜴
䝊䞁䝬䜲
䝋䜽䝈
䝍䜲䜰䝄䝭
䝎䜲䝁䞁䝋䜴
䝍䝏䝒䝪䝇䝭䝺
䝍䝬䝃䞁䝂
䝍䝬䝜䜹䞁䜰䜸䜲
䝎䞁䝗䝪䝻䜼䜽
䝏䝂䝴䝸
䝏䝵䜴䝆䝋䜴
䝒䝴䜽䝃
䝒䝹䝙䜺䜽䝃
䝒䝹䝬䝯
䝗䜽䝎䝭
䝖䝪䝅䜺䝷
䝖䝷䝜䜸䝇䝈䜹䜿
䝘䜺䝞䝝䜶䝗䜽䝋䜴
䝘䜻䝸䝇䝀
䝘䝒䝜䝝䝘䝽䝷䝡
䝙䝸䞁䝋䜴
䝚䜹䜻䝡
䝚䝇䝡䝖䝝䜼
䝜䝅䝷䞁
䝜䝝䝷䜰䝄䝭
䝜䝡䝹
䝞䜲䝰
䝝䜶䝗䜽䝋䜴
䝝䜾䝻䝋䜴
䝝䝅䜹䜾䝃
䝝䝅䝸䝗䝁䝻
䝝䝘䝍䝕
䝝䝘䝭䝶䜴䜺
䝝䝹䝆䜸䞁
䝠䜺䞁䝞䝘
䝠䝖䝸䝅䝈䜹
䝠䝯䜰䝅䝪䝋
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127
97
40
161
L3
✀ྡ
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䝠䝯䝆䝵䜸䞁
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䝩䜴䝏䝱䜽䝋䜴
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䝬䝬䝁䝜䝅䝸䝚䜾䜲
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䝮䝷䝃䜻䜿䝬䞁
䝯䝲䝤䝬䜸
䝰䝭䝆䜺䝃
䝲䜶䝮䜾䝷
䝲䝤䜺䝷䝅
161
111
アオキ
86
97
161
ノイバラ
ムクノキ
90 138
R3
RR90
95
86
105
121
138
86
154
97
164
164
88
105
95
105
夏季路傍植物分布図no.2 平成25年7-8月
152
148
ver.1
127
86 148 97
114
118
86
86
127
RR85
7
154
1
95
127
95
49
55
低木類
88
86
49
101
凡例
86
137
95
86
86
163
93
169
63 63
RR80
ニワトコ
141
87
49
1
138
137
49
138
105
149
95
39
21
12
12
86
129
39
12
149
161
12
87
100
1
160
152
110
RR70
100
161
97 138
4
140
83
127
105センリョウ
127
161
149
マンリョウ
110
161
55
70
161
132
52
RR65
154
R2
マンリョウ
138
12
101
166
マンリョウ
L2
97
16
110
133
138
127
97
161
RR60
センリョウ
55
12
110
38
12
138
63RR55
50
55
161
105
88
95
マユミ
100
12
100
97
95
138
86
138
97
146
160
97
89
38
ガマズミ
110
138 センリョウ
110
18
38
160
88
160
138
138
105
110
160
97
21
160
138
夏季路傍植物分布図no.1
160
平成25年7-8月
ニワトコ
55
ナツグミ
ver.2
䝲䝤䝦䝡䜲䝏䝂
160
䝲䝤䝬䜸
䝲䝤䝬䝯
䝲䝤䝭䝶䜴䜺
䝲䝤䝷䞁
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䝲䝬䝝䝑䜹
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䝲䝬䝩䝖䝖䜼䝇
䝲䝬䝴䝸
䝲䝬䝹䝸䝋䜴
䝲䝽䝷䝇䝀
䝴䜴䜺䜼䜽
䝴䜻䝽䝸䜲䝏䝀
97
86
138
154
138
RR45
138
140
138
21
138
106
52
160
71 55
ヤツデ
低木類
ヤツデ
138
L1
䝷䝅䝵䜴䝰䞁䜹䝈䝷
䝷䞁䝶䜴䜰䜸䜲
䝸䝵䜴䝯䞁䝅䝎
R1
RR15
68
46
モクレイシ
27
141
46
ヤツデ
ヤマブキ
12
88
ヤマブキ
52
46 24
9
134
135
161
134
23
86
ミカンsp.
74
161
サネカズラ
ムラサキシキブ
ヤツデ
イヌビワ
アラカシ
149
127
99
154
70
74
105
127
99
ムラサキシキブ
マンリョウ
ヤツデ
71
101
138
71
52
21
146
マンリョウ
167
160
4
138
110
マンリョウ
118
105
118
140
127
イヌビワ
110
81
138
97
74
ヤツデ
127
21
74
ウスギモクセイ
118
88
ウツギ
17
ムラサキシキブ
74
160
87
アラカシ
118
60
127
44
138
28
138
マンリョウ
161 163
127
165
コクサギ
24
156
162
マンリョウ
138
オオバイボタ
クコ
27
21
163
コクサギ
160
162
172
137
21
23
105
105
110
162 127
146
73
106
マンサク
165
137
34
160
138 105
161
ムラサキシキブ
コゴメウツギ
12
137
127
174
138
87
162
146
138
105
161
21
28 138
90 40
28
RR25
21
161
138
138
137
マユミ
127
87
87
161
110
138
154
137
トベラ
マユミ
88
146
138
60 127 138
1
105 6
19
161
137
105
88
1
62
35
ヤマウグイスカグラ
1
127
161
1 53
RR20
141
モクレイシ
ニシキギ
161
74
1
124
ウグイスカグラ
21
88
ミツバツツジ
149
154 127 64 132
ヤマアジサイ
138
124
ムラサキシキブ
138
88154
ヒイラギ
凡例
䝶䜴䝅䝳䝲䝬䝂䝪䜴
アブラチャン
154
97
105
74
74
86
図3
129
RR75
夏季路傍植物分布図
101
70
自然教育園報告
─6─
第45号,2014
秋季路傍植物分布図no.4 平成25年10月
凡例
低木類
55
160 152
70
161
70
マンリョウ
161
16170
55
30
70
70
71
161
161
24
128
135
70
61 138
105
161
161
55
161
105
160
カラタチバナ
70
161
152
161 127
R4
154
27
24
161
160
70
52
123
105 70
154 161
161
88
123
71
154
143
70
ver2
凡例
161
23
123
131
173
90
40
秋季路傍植物分布図no.3 平成25年10月
凡例
157
70
RR135
低木類
45
カラタチバナ
154
20
161
123
161
88 143 143 88
154
154 154
81
105
152
161 66
70
シャガ
カラタチバナ
69
RR130
161
センリョウ
70
154
24
マンリョウ
154
69
154
RR125
86
105
111
127
154
88
111
L4
カラタチバナ
66
カラタチバナ
161
161
チャ
143
111
105
161
161
105
105 86
145
RR120
152
111
69
161
12
152
センリョウ
マンリョウ
57
161 69
105
161
127
69
ネズミモチ
172
105
45
カラタチバナ
111
RR115
172
161
24
105
161
61
161
95
148
161
マンリョウ
105
コクサギ
105
161
111 161 154
86
キハダ
111
105
88
95
161
24
RR110
161
21 138
111
87
161 111 111
88 58
161
58
35
161
101
77 105
チャ
チャ
148
161
87
コクサギ
161
154
105
チャ
119 16180
136
86 2
105
86
117
ガマズミ
161
158
86
161
111
161 58
117
105 RR105111
135
49
154
114
154
161
114 ウワミズザクラ
マンリョウ
ニガキ
サネカズラ
コブシ
149
93
ニガキ
115
149
111
161
132
111
ニガキ
101
161 86
ニガキ
149
RR95
111
57
150
R3
ガマズミ
149
マンリョウ
111
102
イヌツゲ
ニガキ
86
149
161
111
27
127
9
111
111
72
21
143
158
161
49RR100
149
154
マンリョウ
105
111
152
105
111
57
135
105
72
ガマズミ
8812786
117
11
12
イヌツゲ
ムラサキシキブ
121
サルトリイバラ
8686
アオキ
111 161
82
86
97
161
ノイバラ
ムクノキ
81
88
␒ྕ
㻝
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㻡㻞
㻡㻟
㻡㻠
㻡㻡
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䜲䝏䝸䞁䝋䜴
䜲䝚䝁䜴䝆䝳
䜲䝚䝅䝵䜴䝬
䜲䝚䝖䜴䝞䝘
䜲䝚䝩䜴䝈䜻
䜲䝚䝽䝷䝡
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䜲䝜䝰䝖䝋䜴
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䜴䝇䝞䝃䜲䝅䞁
䜴䝞䝴䝸
䜴䝷䝅䝬䝋䜴
䜶䝘䝅䝠䝂䜽䝃
䜶䝡䝛
䜸䜸䜰䝺䝏䝜䜼䜽
䜸䜸䜲䝖䝇䝀
䜸䜸䝞䜼䝪䜴䜸䝅
䜸䜸䝞䝁
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䜸䝗䝸䝁䝋䜴
䜸䝙䝍䝡䝷䝁
䜸䝙䝗䝁䝻
䜸䝰䝖
䜹䜻䝗䜴䝅
䜹䝍䜽䝸
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䜹䝷䝮䝅
䜹䝸䜺䝛䝋䜴
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䜹䞁䝖䜴䝍䞁䝫䝫
䜹䞁䝖䜴䝶䝯䝘
䜻䜹䝷䝇䜴䝸
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䜻䝒䝛䝜䝬䝂
䜻䝷䞁䝋䜴
䜻䞁䝭䝈䝠䜻
䜼䞁䝭䝈䝠䜻
䜽䝁
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䜽䝃䝜䜸䜴
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䜽䝬䝄䝃
䜽䝽䜽䝃
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㻣㻣
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㻤㻟
㻤㻡
㻤㻢
㻤㻣
㻤㻤
㻤㻥
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㻥㻝
㻥㻞
㻥㻟
㻥㻠
㻥㻡
㻥㻢
㻥㻣
㻥㻤
㻥㻥
㻝㻜㻜
㻝㻜㻝
㻝㻜㻞
㻝㻜㻟
㻝㻜㻠
㻝㻜㻡
㻝㻜㻢
㻝㻜㻣
㻝㻜㻤
㻝㻜㻥
㻝㻝㻜
㻝㻝㻝
㻝㻝㻞
㻝㻝㻟
㻝㻝㻠
㻝㻝㻡
㻝㻝㻢
㻝㻝㻣
㻝㻝㻤
㻝㻝㻥
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䝘䝒䝜䝝䝘䝽䝷䝡
䝙䝸䞁䝋䜴
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䝚䝇䝡䝖䝝䜼
䝜䝅䝷䞁
䝜䝝䝷䜰䝄䝭
䝜䝡䝹
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䝝䜶䝗䜽䝋䜴
䝝䜾䝻䝋䜴
䝝䝅䜹䜾䝃
䝝䝅䝸䝗䝁䝻
䝝䝘䝍䝕
䝝䝘䝭䝶䜴䜺
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䝠䜺䞁䝞䝘
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䝠䝯䜰䝅䝪䝋
䝠䝯䜴䝈
✀ྡ
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䝠䝯䝆䝵䜸䞁
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䝣䜽䝆䝳䝋䜴
䝣䝍䝞䝝䜼
䝣䝍䝸䝅䝈䜹
䝣䝑䜻䝋䜴
䝧䝙䝅䝎
䝧䝙䝞䝘䝪䝻䜼䜽
䝦䝡䜲䝏䝂
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䝩䝅䝎
䝩䝖䝖䜼䝇
䝬䝒䜹䝊䝋䜴
䝬䝬䝁䝜䝅䝸䝚䜾䜲
䝭䝈䝍䝬䝋䜴
䝭䝈䝠䜻
䝭䝌䜲䝏䝂䝒䝘䜼
䝭䝌䝅䝎
䝭䝒䝞
䝭䝗䝸䝝䝁䝧
䝭䝗䝸䝠䝯䝽䝷䝡
䝭䝲䝬䝘䝹䝁䝴䝸
䝭䝵䜴䜺
䝮䝃䝅䜰䝤䝭
䝮䝷䝃䜻䜿䝬䞁
䝯䝲䝤䝬䜸
䝰䝭䝆䜺䝃
䝲䜶䝮䜾䝷
䝲䝤䜺䝷䝅
䝲䝤䝁䜴䝆
䝲䝤䝇䝀
䝲䝤䝍䝞䝁
䝲䝤䝙䞁䝆䞁
䝲䝤䝝䜼
L3
105
86
152
ver.1
148
86
105
40
154
127
81
161
161
␒ྕ
㻝㻞㻝
㻝㻞㻞
㻝㻞㻟
㻝㻞㻠
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㻝㻡㻢
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㻝㻡㻤
㻝㻡㻥
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㻝㻢㻝
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㻝㻢㻠
㻝㻢㻡
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㻝㻢㻤
㻝㻢㻥
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秋季路傍植物分布図no.2 平成25年10月
RR90
105
マンリョウ
凡例
86
97
23
161
トウネズミモチ
サネカズラ
138
90
121
138
105
127
148
114
118
86
161
105
86
57 63 127
57 49
101
154
凡例
127 86
86
101
55
95
63
49
低木類
163
169
63
93 63
49
RR80
138
141
95
49
21
12
87
39
86 12
䝶䜴䝅䝳䝲䝬䝂䝪䜴
䝷䝅䝵䜴䝰䞁䜹䝈䝷
䝷䞁䝶䜴䜰䜸䜲
12
39
149
129
152 160
140
83
12
RR70
87
1
16
143
86
161
127
97138
114
4
105
161
149
センリョウ
127
マンリョウ
138
129
55
マンリョウ
70
161
52
154
R2
12
RR65
154
101
166
16
133
148
161
マンリョウ
138
97
RR60
センリョウ
55
12
61
38
138
12
L2
161
88
52
138
146 52
97
38
38
89
143 18
138
105
160
21 138
160
55
ナツグミ
ver.2
97
61
106
148
146
RR45
52
86
160
160
138
凡例
52
146
4
71
105 167
172
ヤツデ
138
118
114
イヌビワ
81
138
127 74
ヤツデ
118 21
105 74
ウスギモクセイ
88
172
74
ムラサキシキブ
160
87
アラカシ
138
161
44
61
163
156
コクサギ
172
106
57 163
16
138 161
23
73 114
21
146
28
140
ウツギ
127
165
マンリョウ
マンリョウ
クコ
16
160
21
162 16
27
コクサギ
マンリョウ
127
24 127
162
138
オオバイボタ
105
172
16
127
165 16
137
34
17
160
161
156
12
1
コゴメウツギ
138
57
161
1
138
146
162
57
138
105 174
161
60
28 138
40
21
161
90
RR25
21
161
138
138
28
マユミ
127
154
87
87
161 137
マユミ
138
88
60 143
87
105
1
60
57
52
156
25
88
35
88
138
127
1
5
161
RR20
141
マンサク
L1
ムラサキシキブ
R1
トベラ
ヤマウグイスカグラ
ニシキギ
161
101
88
116 127
ミツバツツジ
91
154
124
ヤマアジサイ
68
141
74
114
RR15
154
88
56
21
154
ムラサキシキブ
モクレイシ
27
ヤマブキ
ヤツデ
88
52
24 12
1
9
135
1
86
74
134
154 101
70
23
ミカンsp.
134
161
サネカズラ
ムラサキシキブ
ヤツデ
アラカシ
149
154 70
127
99
74
97 105
アブラチャン
99
154
97
105
74
149
132
138
61
74
モクレイシ
74
1
64
148
ウグイスカグラ
74
マンリョウ
マンリョウ
ヤツデ
低木類
イヌビワ
ムラサキシキブ
ヤツデ
101
21
55
ガマズミ
センリョウ
160
97
21
140
ヒイラギ
74
86
秋季路傍植物分布図
70
138
148
86
160
61
86
138
154
ニワトコ
マユミ
50
12
105
160
平成25年10月
138
63
55
160
秋季路傍植物分布図no.1
䝸䝵䜴䝯䞁䝅䝎
図4
129
RR75
55
䝲䝤䝦䝡䜲䝏䝂
䝲䝤䝬䜸
䝲䝤䝬䝯
䝲䝤䝭䝶䜴䜺
䝲䝤䝷䞁
䝲䝤䝺䜺䝃
䝲䝬䝝䝑䜹
䝲䝬䝤䜻䝋䜴
䝲䝬䝩䝖䝖䜼䝇
䝲䝬䝴䝸
䝲䝬䝹䝸䝋䜴
䝲䝽䝷䝇䝀
䝴䜴䜺䜼䜽
䝴䜻䝽䝸䜲䝏䝀
105
149
63
1
ニワトコ
吉野 : 路傍植物園の人里植物の分布
─7─
(2)出現種数の変化
各ゾーンを対象にフロラ調査を行った。フロラ調査の結果は表 1 フロラ調査の結果に示す。フロラ
調査においてはイヌシデ,シラカシ,エノキ,ケヤキ,ムクノキ,イヌビワ,ヤマグワ,ニッケイ等
の木本類の実生も記録に含まれている。今回のフロラ調査では,各ゾーンでの出現種をまとめると
69 科 210 種が確認できた。
今回の調査結果から,各ゾーン別の平均種数を求めその変化を図 5 に示した。平均出現種数は L2,
R4 が少なく 57 種と 45 種で,最高出現種数は R3 で 87 種であった。
ゾーン別の各季節での出現種数を求めたものは図 6 に示した。
出現種数の季節変動は R4 ゾーン以外,春季から夏季に向けて増加する傾向が見られ,特に R1,
R3,L1,L2,L3 で秋季の出現種数が増加している傾向が見られた。
表1
番号
種名
フロラ調査結果
学名
科名
APG 科名
1
イヌシデ
Carpinus fauriei Nakai
カバノキ科
カバノキ科
2
シラカシ
Cyclobalanopsis myrsinifolia (Blume) Oerst.
ブナ科
ブナ科
3
エノキ
Celtis sinensis Pers. var. japonica (Planch.) Nakai
ニレ科
アサ科
4
ケヤキ
Zelkova serrata (Thunb.) Makino var. formosana (Hayata) Hatus.
ニレ科
ニレ科
5
ムクノキ
Aphananthe aspera (Thunb.) Planch.
ニレ科
アサ科
6
イヌビワ
Ficus erecta Thunb. var. erecta
クワ科
クワ科
7
ホソバイヌビワ
Ficus erecta Thunb. var. sieboldii (Miq.) King
クワ科
クワ科
8
ヤマグワ
Morus bombycis Koidz. f. dissecta Nakai
クワ科
クワ科
9
アオミズ
Pilea viridissima Makino
イラクサ科
イラクサ科
10
カラムシ
Boehmeria nivea (L.) Gaudich. var. nipononivea (Koidz.) W.T.Wang
イラクサ科
イラクサ科
11
メヤブマオ
Boehmeria tricuspis (Hance) Makino
イラクサ科
イラクサ科
12
ヤブマオ
Boehmeria taiwaniana Satake
イラクサ科
イラクサ科
13
ハナタデ
Polygonum caespitosum Blume subsp. yokusaianum (Makino) Danser
タデ科
タデ科
14
ママコノシリヌグイ
Truellum japonicum Houtt.
タデ科
タデ科
15
ミズヒキ
Persicaria virginiana (L.) H.Gross var. filiformis (Thunb.) J.M.H.Shaw
タデ科
タデ科
16
ギンミズヒキ
Persicaria virginiana (L.) H.Gross var. filiformis (Thunb.) J.M.H.Shaw f.
albiflora (Hiyama) J.M.H.Shaw
タデ科
タデ科
17
ゴショミズヒキ
Antenoron filiforme f. bicolor
タデ科
タデ科
18
ミドリハコベ
Stellaria media (L.) Vill. var. procera Klatt et Richt.
ナデシコ科
ナデシコ科
19
イノコヅチ
Achyranthes bidentata Blume var. japonica Miq.
ヒユ科
ヒユ科
20
サネカズラ
Kadsura japonica (L.) Dunal
マツブサ科
マツブサ科
21
ニッケイ
Cinnamomum loureiroi auct. non Nees
クスノキ科
クスノキ科
22
イチリンソウ
Anemonoides nikoensis (Maxim.) Holub
キンポウゲ科
キンポウゲ科
23
イヌショウマ
Cimicifuga japonica auct. non (Thunb.) Spreng.
キンポウゲ科
キンポウゲ科
24
セツブンソウ
Shibateranthis keiskei (Franch. et Sav.) Nakai
キンポウゲ科
キンポウゲ科
25
センニンソウ
Clematis paniculata Thunb.
キンポウゲ科
キンポウゲ科
26
ニリンソウ
Anemonoides flaccida (F.Schmidt) Holub
キンポウゲ科
キンポウゲ科
27
ヒメウズ
Aquilegia adoxoides (DC.) Ohwi
キンポウゲ科
キンポウゲ科
28
イカリソウ
Epimedium grandiflorum C.Morren var. thunbergianum (Miq.) Nakai
メギ科
メギ科
29
ナンテン
Nandina domestica Thunb.
メギ科
メギ科
30
ドクダミ
Houttuynia cordata Thunb.
ドクダミ科
ドクダミ科
31
センリョウ
Chloranthus glaber (Thunb.) Makino
センリョウ科
センリョウ科
32
ヒトリシズカ
Tricercandra japonica (Siebold) Nakai
センリョウ科
センリョウ科
─8─
自然教育園報告
番号
種名
第45号,2014
学名
科名
APG 科名
33
フタリシズカ
Chloranthus serratus (Thunb.) Roem. et Schult.
センリョウ科
センリョウ科
34
カンアオイ
Asarum kooyanum Makino var. nipponicum (F.Maek.) Kitam.
ウマノスズクサ科
ウマノスズクサ科
35
タマノカンアオイ
Heterotropa tamaensis (Makino) F.Maek.
ウマノスズクサ科
ウマノスズクサ科
36
ランヨウアオイ
Heterotropa blumei (Duch.) F.Maek.
ウマノスズクサ科
ウマノスズクサ科
37
キウイフルーツ
Actinidia deliciosa
マタタビ科
マタタビ科
38
ヤブツバキ
Camellia japonica L. subsp. hozanensis (Hayata) Kitam.
ツバキ科
ツバキ科
39
クサノオウ
Chelidonium asiaticum (H.Hara) Krahulc.
ケシ科
ケシ科
40
ムラサキケマン
Corydalis incisa (Thunb.) Pers.
ケシ科
ケシ科
41
ヤマブキソウ
Hylomecon vernalis Maxim.
ケシ科
ケシ科
42
キンミズヒキ
Agrimonia pilosa Ledeb. var. japonica (Miq.) Nakai
バラ科
バラ科
43
クサイチゴ
Rubus hirsutus Thunb. f. ohmatiensis (Nakai) Ohwi
バラ科
バラ科
44
ダイコンソウ
Geum japonicum Thunb.
バラ科
バラ科
45
ヒメキンミズヒキ
Agrimonia pilosa Ledeb. f. nipponica (Koidz.) Ohwi
バラ科
バラ科
46
ビワ
Eriobotrya japonica (Thunb.) Lindl.
バラ科
バラ科
47
ヘビイチゴ
Duchesnea formosana Odash.
バラ科
バラ科
48
ヤブヘビイチゴ
Duchesnea indica (Andrews) Focke
バラ科
バラ科
49
クズ
Pueraria hirsuta (Thunb.) Matsum.
マメ科
マメ科
50
ツルマメ
Glycine ussuriensis Regel et Maack
マメ科
マメ科
51
ナンテンハギ
Vicia unijuga A.Braun
マメ科
マメ科
52
ヌスビトハギ
Podocarpium podocarpum (DC.) Y.C.Yang et P.H.Huang var. japonicum
(Matsum.) P.H.Huang
マメ科
マメ科
53
ネムノキ
Albizia julibrissin Durazz.
マメ科
マメ科
54
フジ
Wisteria floribunda (Willd.) DC.
マメ科
マメ科
55
ヤブハギ
Desmodium racemosum (Thunb.) DC. var. mandshuricum (Maxim.) Ohwi マメ科
マメ科
56
ヤブマメ
Falcata japonica (Oliv.) Kom.
マメ科
マメ科
57
ウスアカカタバミ
Xanthoxalis grenadensis (Urb.) Tzvelev
カタバミ科
カタバミ科
58
ゲンノショウコ
Geranium nepalense Sweet f. roseum H.Hara
フウロソウ科
フウロソウ科
59
アカメガシワ
Mallotus japonicus (L.f.) Müll.Arg.
トウダイグサ科
トウダイグサ科
60
カラスザンショウ
Fagara ailanthoides (Siebold et Zucc.) Engl.
ミカン科
ミカン科
61
コクサギ
Orixa japonica Thunb. f. velutina Hayashi
ミカン科
ミカン科
62
マツカゼソウ
Boenninghausenia japonica Nakai ex Makino et Nemoto var. lividonitens
ミカン科
Honda
ミカン科
63
イロハモミジ
Acer palmatum Thunb. var. koreanum Nakai
カエデ科
ムクロジ科
64
ムクロジ
Sapindus saponaria auct. non L.
ムクロジ科
ムクロジ科
65
フッキソウ
Pachysandra terminalis Siebold et Zucc.
ツゲ科
ツゲ科
66
ツタ
Parthenocissus tricuspidata (Siebold et Zucc.) Planch.
ブドウ科
ブドウ科
67
ヤブガラシ
Cayratia japonica (Thunb.) Gagnep.
ブドウ科
ブドウ科
68
ナワシログミ
Elaeagnus pungens Thunb. f. megaphylla (Araki) Sugim.
グミ科
グミ科
69
イイギリ
Idesia polycarpa Maxim.
イイギリ科
ヤナギ科
70
アオイスミレ
Viola hondoensis W.Becker et H.Boissieu
スミレ科
スミレ科
71
タチツボスミレ
Viola grypoceras A.Gray f. viridiflora Makino ex F.Maek.
スミレ科
スミレ科
72
アマチャヅル
Gynostemma pentaphyllum (Thunb.) Makino
ウリ科
ウリ科
73
カラスウリ
Trichosanthes cucumeroides (Ser.) Maxim. ex Franch. et Sav. var.
globosa Honda
ウリ科
ウリ科
74
キカラスウリ
Trichosanthes japonica (Miq.) Regel
ウリ科
ウリ科
75
ミズタマソウ
Circaea mollis Siebold et Zucc.
アカバナ科
アカバナ科
76
アオキ
Aucuba japonica Thunb. f. brachyphylla (Honda) H.Hara
ミズキ科
アオキ科
77
キヅタ
Hedera rhombea (Miq.) Bean
ウコギ科
ウコギ科
吉野 : 路傍植物園の人里植物の分布
番号
種名
─9─
学名
Fatsia japonica (Thunb.) Decne. et Planch.
科名
ウコギ科
APG 科名
78
ヤツデ
ウコギ科
79
セリ
Oenanthe decumbens sensu Koso-Pol., excl. basion.
セリ科
セリ科
80
セントウソウ
Chamaele decumbens (Thunb.) Makino
セリ科
セリ科
81
ミツバ
Cryptotaenia canadensis (L.) DC. var. japonica (Hassk.) Makino
セリ科
セリ科
82
ヤブニンジン
Uraspermum aristatum (Thunb.) Kuntze
セリ科
セリ科
83
コナスビ
Lysimachia japonica Thunb. f. subsessilis (F.Maek. ex H.Hara) Murata
サクラソウ科
サクラソウ科
84
カラタチバナ
Ardisia crispa (Thunb.) A.DC. var. dielsii (H.Lév.) E.Walker
ヤブコウジ科
サクラソウ科
85
マンリョウ
Bladhia crenata (Sims) H.Hara var. lanceolata (Masam.) H.Hara
ヤブコウジ科
サクラソウ科
86
ヤブコウジ
Bladhia japonica Thunb.
ヤブコウジ科
サクラソウ科
87
トウネズミモチ
Ligustrum lucidum Aiton
モクセイ科
モクセイ科
88
ネズミモチ
Ligustrum japonicum Thunb.
モクセイ科
モクセイ科
89
チョウジソウ
Amsonia elliptica (Thunb.) Roem. et Schult.
キョウチクトウ科
キョウチクトウ科
90
テイカカズラ
Youngia japonica (L.) DC.
キョウチクトウ科
キョウチクトウ科
91
アカネ
Rubia cordifolia L. var. mungista Miq.
アカネ科
アカネ科
92
キクムグラ
Galium kikumugura Ohwi
アカネ科
アカネ科
93
ハシカグサ
Hedyotis lindleyana Hook. ex Wight et Arn.
アカネ科
アカネ科
94
ヤエムグラ
Galium vaillantii DC.
アカネ科
アカネ科
95
ヤマルリソウ
Omphalodes japonica (Thunb.) Maxim.
ムラサキ科
ムラサキ科
96
カリガネソウ
Caryopteris chosenensis Moldenke
クマツヅラ科
クマツヅラ科
97
ムラサキシキブ
Callicarpa japonica Thunb.
クマツヅラ科
クマツヅラ科
98
カキドオシ
Glechoma hederacea subsp. grandis
シソ科
シソ科
シソ科
99
イヌコウジュ
Mosla punctulata (J.F.Gmel.) Nakai
シソ科
100
イヌトウバナ
Calamintha ussuriensis auct. non Regel et Maack
シソ科
シソ科
101
オドリコソウ
Lamium barbatum Siebold et Zucc.
シソ科
シソ科
102
キランソウ
Ajuga decumbens Thunb.
シソ科
シソ科
103
シモバシラ
Keiskea japonica Miq.
シソ科
シソ科
104
ヤマハッカ
Plectranthus inflexus (Thunb.) Vahl ex Benth. f. macrophyllus (Maxim.)
Kudô
シソ科
シソ科
105
ラショウモンカズラ
Meehania urticifolia (Miq.) Makino
シソ科
シソ科
106
イヌホオズキ
Solanum nigrum
ナス科
ナス科
107
クコ
Lycium rhombifolium (Moench) Dippel ex Dosch et Scriba
ナス科
ナス科
108
タマサンゴ
Solanum pseudocapsicum L.
ナス科
ナス科
109
ハシリドコロ
Scopolia japonica Maxim.
ナス科
ナス科
110
ヒヨドリジョウゴ
Solanum lyratum Thunb.
ナス科
ナス科
111
トラノオスズカケ
Botryopleuron axillare (Siebold et Zucc.) Hemsl.
ゴマノハグサ科
オオバコ科
112
キツネノマゴ
Rostellularia procumbens (L.) Nees
キツネノマゴ科
キツネノマゴ科
113
シロバナキツネノマゴ
Justicia procumbens var. leucantha
キツネノマゴ科
キツネノマゴ科
114
ハグロソウ
Dicliptera japonica (Thunb.) Makino var. subrotunda Matsuda
キツネノマゴ科
キツネノマゴ科
115
ハエドクソウ
Phryma leptostachya L.
ハエドクソウ科
ハエドクソウ科
116
ナガバハエドクソウ
Phryma leptostachya L. subsp. asiatica (H.Hara) Kitam. f. oblongifolia
(Koidz.) Ohwi
ハエドクソウ科
ハエドクソウ科
117
オオバコ
Plantago asiatica L. f. polystachya (Makino) Nakai
オオバコ科
オオバコ科
118
ソクズ
Sambucus javanica Blume subsp. chinensis (Lindl.) Fukuoka
スイカズラ科
レンプクソウ科
119
ニワトコ
Sambucus racemosa L. subsp. sieboldiana (Miq.) H.Hara var.
sieboldiana Miq.
スイカズラ科
レンプクソウ科
120
オオアレチノギク
Erigeron floribundus auct. non (Kunth) Sch.Bip.
キク科
キク科
121
オニタビラコ
Youngia japonica (L.) DC.
キク科
キク科
122
カントウタンポポ
Taraxacum sendaicum Kitam.
キク科
キク科
─ 10 ─
自然教育園報告
番号
種名
123
カントウヨメナ
124
125
第45号,2014
学名
科名
APG 科名
Kalimeris yomena (Kitam.) Kitam. subsp. dentata (Kitam.) H.Y.Gu
キク科
キク科
コヤブタバコ
Carpesium cernuum L.
キク科
キク科
シュウブンソウ
Rhynchospermum verticillatum Reinw. ex Blume
キク科
キク科
126
シラヤマギク
Doellingeria scabra (Thunb.) Nees
キク科
キク科
127
シロヨメナ
Aster ageratoides Turcz. subsp. megalocephalus Kitam.
キク科
キク科
128
セイタカアワダチソウ
Solidago canadensis L. subsp. altissima (L.) O.Bolos et Vigo
キク科
キク科
129
ダンドボロギク
Erechtites hieraciifolius (L.) Raf. ex DC.
キク科
キク科
130
ノハラアザミ
Cirsium autumnale Kitam.
キク科
キク科
131
ハルジオン
Erigeron philadelphicus L.
キク科
キク科
132
ヒメジョオン
Stenactis annuus (L.) Cass.
キク科
キク科
133
ヒメムカシヨモギ
Erigeron canadensis L.
キク科
キク科
134
フキ
Petasites japonicus (Siebold et Zucc.) Maxim.
キク科
キク科
135
ベニバナボロギク
Crassocephalum rubens auct. non (Juss. ex Jacq.) S.Moore
キク科
キク科
136
モミジガサ
Cacalia delphiniifolia Siebold et Zucc.
キク科
キク科
137
ヤブタバコ
Carpesium abrotanoides L.
キク科
キク科
138
ヤブタビラコ
Lapsana musashiensis Hiyama
キク科
キク科
139
ヤブレガサ
Cacalia thunbergii Nakai
キク科
キク科
140
ユウガギク
Aster indicus L. var. pinnatifidus Maxim. ex Makino
キク科
キク科
141
タイアザミ
Cirsium nipponicum (Maxim.) Makino var. incomptum (Maxim.) Kitam.
キク科
キク科
142
オオバギボウシ
Hosta sieboldiana (Lodd.) Engl.
ユリ科
クサスギカズラ科
143
アマドコロ
Polygonatum odoratum (Mill.) Druce var. japonicum sensu H.Hara
ユリ科
クサスギカズラ科
144
アマナ
Tulipa edulis (Miq.) Baker
ユリ科
ユリ科
145
ウバユリ
Lilium cordatum (Thunb.) Koidz.
ユリ科
ユリ科
146
オモト
Rohdea japonica (Thunb.) Roth
ユリ科
クサスギカズラ科
147
カタクリ
Erythronium japonicum Decne.
ユリ科
ユリ科
148
キチジョウソウ
Reineckea carnea (Andrews) Kunth
ユリ科
クサスギカズラ科
149
コバギボウシ
Hosta lancifolia auct. non (Miq.) Engl.
ユリ科
クサスギカズラ科
150
サルトリイバラ
Smilax china L.
ユリ科
シオデ科
151
シオデ
Smilax oldhamii auct. non Miq.
ユリ科
シオデ科
152
ジャノヒゲ
Ophiopogon japonicus (Thunb.) Ker Gawl.
ユリ科
クサスギカズラ科
153
チゴユリ
Disporum smilacinum A.Gray var. ramosum Nakai
ユリ科
イヌサフラン科
154
ツルボ
Scilla thunbergii Miyabe et Kudô
ユリ科
クサスギカズラ科
155
ナルコユリ
Polygonatum falcatum A.Gray var. tenuiflorum (Koidz.) Ohwi
ユリ科
クサスギカズラ科
156
ノシラン
Ophiopogon jaburan (Siebold) Lodd.
ユリ科
クサスギカズラ科
157
ノビル
Allium nipponicum Franch. et Sav.
ユリ科
ヒガンバナ科
158
バイモ
Fritillaria verticillata Willd. var. thunbergii (Miq.) Baker
ユリ科
ユリ科
159
ホウチャクソウ
Disporum sessile D.Don ex Schult. et Schult.f. f. macrophyllum (Koidz.)
H.Hara
ユリ科
イヌサフラン科
160
ホトトギス
Tricyrtis hirta (Thunb.) Hook.
ユリ科
ユリ科
161
ヤマホトトギス
Tricyrtis macropoda Miq. var. macropoda
ユリ科
ユリ科
162
ミヤマナルコユリ
Polygonatum lasianthum Maxim.
ユリ科
クサスギカズラ科
163
ヤブラン
Liriope graminifolia auct. non Baker
ユリ科
クサスギカズラ科
164
キツネノカミソリ
Lycoris sanguinea Maxim.
ヒガンバナ科
ヒガンバナ科
165
ヒガンバナ
Lycoris radiata (L'Hér.) Herb.
ヒガンバナ科
ヒガンバナ科
166
スイセン
Narcissus tazetta L. var. chinensis M.Roem.
ヒガンバナ科
ヒガンバナ科
167
オニドコロ
Dioscorea tokoro Makino
ヤマノイモ科
ヤマノイモ科
168
シャガ
Iris japonica Thunb.
アヤメ科
アヤメ科
169
ツユクサ
Commelina communis L.
ツユクサ科
ツユクサ科
吉野 : 路傍植物園の人里植物の分布
番号
種名
─ 11 ─
学名
Pollia japonica Thunb.
科名
ヤブミョウガ
171
アズマネザサ
Arundinaria vaginata Hack.
イネ科
イネ科
172
アブラススキ
Spodiopogon cotulifer (Thunb.) Hack.
イネ科
イネ科
173
クマザサ
Sasa veitchii (Carrière) Rehder
イネ科
イネ科
174
ケチヂミザサ
Oplismenus hirtellus (L.) P.Beauv. subsp. undulatifolius (Ard.) U.Schulz
イネ科
イネ科
175
コブナグサ
Arthraxon hispidus (Thunb.) Makino var. muticus (Honda) Ohwi
イネ科
イネ科
176
ススキ
Miscanthus sinensis Andersson
イネ科
イネ科
177
トボシガラ
Festuca parvigluma Steud.
イネ科
イネ科
178
ヌカキビ
Panicum bisulcatum Thunb.
イネ科
イネ科
179
ヒメアシボソ
Microstegium vimineum auct. non (Trin.) A.Camus
イネ科
イネ科
180
ミゾイチゴツナギ
Poa acroleuca Steud.
イネ科
イネ科
181
シュロ
Trachycarpus fortunei (Hook.) H.Wendl.
ヤシ科
ヤシ科
182
ウラシマソウ
Arisaema urashima H.Hara var. giganteum Konta
サトイモ科
サトイモ科
183
ムサシアブミ
Arisaema ringens (Thunb.) Schott
サトイモ科
サトイモ科
184
エナシヒゴクサ
Carex aphanolepis Franch. et Sav.
カヤツリグサ科
カヤツリグサ科
185
オオイトスゲ
Carex pisiformis Boott subsp. alterniflora (Franch.) T.Koyama
カヤツリグサ科
カヤツリグサ科
186
ナキリスゲ
Carex sendaica Franch. var. nakiri (Ohwi) T.Koyama
カヤツリグサ科
カヤツリグサ科
187
ヤブスゲ
Carex rochebrunei Franch. et Sav.
カヤツリグサ科
カヤツリグサ科
188
ヤワラスゲ
Carex brownii Tuck. subsp. dissosciata (Franch. et Sav.) T.Koyama
カヤツリグサ科
カヤツリグサ科
189
コジュズスゲ
Carex jackiana Boott subsp. macroglossa (Franch. et Sav.) T.Koyama
カヤツリグサ科
カヤツリグサ科
190
ハナミョウガ
Alpinia japonica (Thunb.) Miq.
ショウガ科
ショウガ科
191
ミョウガ
Zingiber mioga (Thunb.) Roscoe
ショウガ科
ショウガ科
192
サイハイラン
Cremastra appendiculata (D.Don) Makino var. variabilis (Blume)
I.D.Lund
ラン科
ラン科
193
シュンラン
Cymbidium goeringii (Rchb.f.) Rchb.f.
ラン科
ラン科
194
ヤマユリ
Lilium auratum Lindl.
ラン科
ラン科
195
エビネ
Calanthe discolor Lindl.
ラン科
ラン科
196
オオハナワラビ
Sceptridium japonicum (Prantl) Lyon
ハナヤスリ科
ハナヤスリ科
197
ナツノハナワラビ
Botrypus virginianus (L.) Michx.
ハナヤスリ科
ハナヤスリ科
198
ゼンマイ
Osmunda japonica Thunb. f. divisa (Makino) Tagawa
ゼンマイ科
ゼンマイ科
199
フモトシダ
Microlepia marginata (Panzer ex Houtt.) C.Chr.
コバノイシカグマ科 コバノイシカグマ科
200
イノモトソウ
Pteris multifida Poir.
イノモトソウ科
イノモトソウ科
201
テリハヤブソテツ
Cyrtomium fortunei auct. non J.Sm.
オシダ科
オシダ科
202
ベニシダ
Dryopteris erythrosora (D.C.Eaton) Kuntze
オシダ科
オシダ科
203
アスカイノデ
Polystichum polyblepharon (Roem. ex Kunze) C.Presl var.
fibrillosopaleaceum (Kodama) Tagawa
オシダ科
オシダ科
204
ホシダ
Thelypteris acuminata (Houtt.) C.V.Morton f. cristata (Tagawa) Tagawa
オシダ科
ex K.Iwats., nom. nud.
オシダ科
205
リョウメンシダ
Rumohra standishii (T.Moore) Ching
オシダ科
オシダ科
206
ミドリヒメワラビ
Thelypteris viridifrons Tagawa
ヒメシダ科
ヒメシダ科
207
ミゾシダ
Leptogramma mollissima (Kunze) Ching
ヒメシダ科
ヒメシダ科
208
コウヤワラビ
Onoclea sensibilis L.
イワデンダ科
コウヤワラビ科
209
イヌワラビ
Athyrium niponicum (Mett.) Hance
イワデンダ科
イワデンダ科
210
シケシダ
Athyriopsis japonica (Thunb.) Ching
イワデンダ科
イワデンダ科
注) リストの配列は新エングラーに従った。 なお、 APG 科名は APG Ⅲに準拠したものを表示した。
ツユクサ科
APG 科名
170
ツユクサ科
自然教育園報告
─ 12 ─
✀ᩘ
第45号,2014
100
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
㹐1
㹐2
㹐3
㹐4
㹊1
㹊2
㹊3
㹊4
ㄪᰝ䝌䞊䞁
図5
平均出現種数
100
90
80
70
60
✀ᩘ 50
40
30
20
10
0
䠑᭶
䠓᭶
䠍䠌᭶
㹐1
㹐2
㹐3
㹐4
㹊1
㹊2
㹊3
㹊4
ㄪᰝ䝌䞊䞁
図6
ゾーン別出現種数の季節変動
考
察
路傍植物園で,人里植物の生育および分布状況の調査を行ったところ,次のような結果が得られた。
路傍植物園での生育植物の分布を観察してみると,それぞれの種によって季節的な変化があるとい
うことが分かる。それぞれの種についてその推移をみてみると,次のような 4 つのタイプに分けこと
ができ,注目すべき人里植物はイチリンソウ,カタクリ,ニリンソウ,アマナなどのスプリング・エ
フェメラル(春植物)で,このタイプの人里植物は園内の樹林地と比較して,路傍植物園を特徴づけ
ていると考えられる。さらに,夏季から生育面積を拡大していくタイプの種が多いということが明ら
かになった。そのため,夏季に路傍植物園内で開花植物が少ないという結果が得られた。
吉野 : 路傍植物園の人里植物の分布
①
─ 13 ─
春季に開花した後は消滅あるいは衰退するタイプ(イチリンソウ,カタクリ,ニリンソウ,
アマナ,バイモ,ヤマブキソウ,ウラシマソウ,ラショウモンカズラ)なお,イチリンソウ,
カタクリ,ニリンソウ,アマナなどの春植物は完全に消失してしまうが,ラショウモンカズ
ラやホウチャクソウは消失することはないが生育面積が狭まる傾向が見られた。
②
夏季から生育面積を拡大していくタイプ(カリガネソウ,ミズヒキ,ムサシアブミ,タチツ
ボスミレ,ホシダ,ミドリヒメワラビ,ヤブタバコ,クサイチゴ,モミジガサ,コバノギボ
ウシ,タイアザミ,ヌスビトハギ,ハグロソウ,ヤブミヨウガ)初夏から秋にかけて生育面
積を面広げていく植物が多い傾向が見られた。
③
夏季に生育面積が低下するが春季には回復あるいは開花してくるタイプ(フキ,セイヨウタ
ンポポ,キツネノカミソリ,ヒガンバナ,ツルボ,
)キツネノカミソリ,ヒガンバナ,ツル
ボは夏季には地上部が枯れて秋季になると突然花が開花してくる。
④
年間を通じて同じような群落を保つタイプ(クマザサ,ジャノヒゲ,シャガ,キチジョウソ
ウ,ナキリスゲ,オオイトスゲ,ヤブラン)クマザサは比較的暗い環境でも生育面積を広げ
ていく傾向が強いようである。ジャノヒゲ,キチジョウソウは実の鑑賞期間が長く,ヤブラ
ンは花の鑑賞期間が長いなどの特徴がある。
また,路傍植物園は図 1 に示すように,人里植物の生育する範囲が細長く狭い帯状の空間になるた
め,様々な人里植物が大きな集団として開花するような草地は期待できないであろう。そのため,面
として楽しむよりは,園路に沿ってゆっくり移動しながら楽しむという構造であると思われる。この
ために,生育する人里植物の管理には,高橋理喜男(1993)が指摘するように空間が狭ければ狭いほ
ど,草花一つ一つのデッテールにまで視覚的関心が集中し,単に花だけでなく植物全体の姿も鑑賞基
準として,草花の選定や組み合わせにも考慮することが必要になると考えられる。
今 後 の 課 題
以上のことから,路傍植物園の課題としては,L2,R4 は,出現種数も少なく,分布図から見ても
クマザサ群落,キチジョウソウ群落など広く分布しているため見かけは単調で,多年性で常緑の草本
のため季節変動も少ないなどの点が明らかになった。このため,L2,R4 では生育面積を広げずに,
鑑賞に堪え,路傍植物園内での季節変化が見られるような他の植物に置き換えていくなどの改善の必
要性があるかの検討が必要かと思われる。
一方,注目すべき人里植物はイチリンソウ,カタクリ,ニリンソウ,アマナなどのスプリング・エ
フェメラル(春植物)であるが,現状の路傍植物園は周囲の常緑樹が高木になった影響で草原的環境
が減少していると思われるので,倉本宣(1984)の報告にあるように,春先の林内の林床の光環境を
改善する必要がある。そのためには,路傍植物園に隣接する常緑樹の伐採等をする必要があるか検討
する必要があると思われる。
─ 14 ─
自然教育園報告
引
用
第45号,2014
文
献
岩瀬徹・小幡和男.1980.自然教育園内の路縁群落における人里植物の分布.自然教育園報告 ,(11)
:
89-100.
岩瀬徹・久保田美栄子・田井中信子.2001.自然教育園内の路縁群落における人里植物の分布(2).
自然教育園報告,(33):51-70.
倉本宣.1984.都市公園における春植物ニリンソウ保全のための基礎研究.日本造園学会,47(5):
101-105.造園雑誌,東京.
小滝一夫・岩瀬徹.1996.自然教育園内の人里植物の分布と遷移.自然教育園の生物群集に関する調
査報告書,第 1 集:49-61.野外自然博物館後援会.
高橋理喜男・近藤哲也.1999.野生草花の咲く草地づくり.97pp.大学図書,東京.
国立科学博物館附属自然教育園.1999.自然教育園 50 年の歩み.89pp.国立科学博物館附属自然教育園,
東京.
萩原信介・倉俣武男・藤本沙由美・安倍代始子・近田文弘.2002.自然教育園の種子植物.自然教育
園報告,
(34):1-83.