米国オプトロニックラボラトリーズ社製 OL 200, OL 220, and OL 245

米国オプトロニックラボラトリーズ社製
OL 200, OL 220, and OL 245
High-Accuracy Irradiance Standards 分光放射照度標準ランプ
OL 200 標準ランプ
(1000 ワット)
オプトロニックラボラトリー
ズ社の分光放射照度標準ラン
プは、米国基準局(National
Institute of Standards and
Technology)に準拠した 250∼
2400nm 間の分光放射照度スケ
ールと 2400nm 以上の黒体放
射レンジが基準になります。
米国基準局 NIST の概算では、
可視光域で 0.63%、250nm の紫
外域と 2000nm の近赤外域で
0.31%の不確実性(k=2)を提示
しています。
OL 245 標準ランプ
(45 ワット)
オプトロニックラボラトリーズ
社の分光放射照度標準ランプは
クォーツガラス製のタングステ
ンフィラメントを使用した、分
光放射照度/照度/色温度の値が
ついた 3 種類(1000W/200W/45W)
のワットタイプが選択可能な標
準ランプです。標準ランプは 250
∼2500nm 間の波長に対する分光
放射照度値の校正が付き、1000W
DXW と 200W タイプは 4500nm まで
の校正が可能です。
OL 220 標準ランプ
(200 ワット)
250 ∼ 2400nm 間 の 校 正 付
1000W DXW 及び 200W 標準ラン
プは、高精度及び超高精度の
2段階の精度を選択すること
が可能です。
高精度標準ランプは、NIST 概
算に対して±1∼2%の不確実
性となり、超高精度標準ラン
プの不確実性は±0.5%です。
OL 200, OL 220, and OL 245
High-Accuracy Irradiance Standards 分光放射照度標準ランプ
校正方法
オプトロニックラボラトリーズ社は校正値が付いていない
ランプに対して下記の方法で NIST 準拠の値付を行います。
校正値を付けるランプ(テストランプ)に対して値付ランプ
(標準ランプ)と波長毎に高精度で比較を行います。(図 1)
ランプの設定電流、距離、波長、繰り返し精度等のエラー
が最小限になるようにこれらの作業を行います。
テストランプと標準ランプは同じ距離で作業されます。
2 つのランプの分光放射照度は、光学ベンチに設置されたダ
ブルモノクロメーターを介して設定された波長を測定され
ます。波長の比較は NIST 校正波長と同じ全ての波長に対し
て行われます。
高精度標準タイプは NIST2 次標準が使用されます。
超高精度タイプは NIST 標準ランプが直接使用されます。
図1
光学アクセサリー
オプトロニックラボラトリーズ社では NIST 準拠の高精
度標準ランプをユーザーが使用する為に標準ランプ用
アクセサリーを供給します。
これらのアクセサリーは、電流の設定、ランプの設置方
向の調整によるエラーを最小限にすることが目的です。
標準ランプ用の直流電源 OL65A と OL83A は、校正時の正
確な電流を流す為に特別に設計された電源です。(その
他の詳細に関しては資料 No.121 を参照下さい)
NIST が推奨するランプ調整治具には 6 つの可変箇所が
あります。OL 56、OL 57、および OL 57W ランプホルダ
ーと OL 63 調整可能ランプホルダーマウント(図 2)は、
ユーザが距離を含むランプの物理的なポジション(水平
距離、垂直距離、ピッチ(傾斜)、揺首(回転))をコント
ロールできるよう設計されています。
図2