2012(平成24) - 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター

独立行政法人
国立精神・神経医療研究センター
NATIONAL CENTER HOSPITAL OF NEUROLOGY AND PSYCHIATRY
2012 年度 病院年報
(第 26 号)
ANNUAL REPORT 2012
2013 年 9 月発行
序 文
今年の夏も記録破りの猛暑の日が続き、国内観測史上最高の 41 度を記録した地域もあり
ました。ここ武蔵野の木々も緑が迫り来るような勢いがあり、降る雨もスコールそのもので
した。そうしたなかに、2012 年度の国立精神・神経医療研究センター病院年報(26 号)を
お届け致します。
ご存知のように、当センターは 2010 年から新たな組織形態の独立行政法人としてスター
ト致しました。初年度の 2010 年は新病院の完成に伴い大規模な引越等に多くの時間を費やし、
また電子カルテの導入により様々なシステムの整備や改善を行いました。2011 年には病院
の基本的な診療の能力と整備状況を評価する日本病院医療機能評価機構の基準達成病院に認
定されました。これらを経た 2012 年は正に当病院の内容を充実させ発展させる年でもあり、
また真価が問われる年でもありました。
2012 年に私共が力を注いだのは、医療において大切な「チーム医療」の充実であったと
思います。「チーム医療」のモデルである専門疾病センターとしては、
既に筋疾患・てんかん・
パーキンソン病・多発性硬化症・地域精神科モデル医療がありますが、
新たに睡眠障害センター
が開設され、研究所と病院そして病院各科の横断的な医療の充実の為の活動を行ってきまし
た。その他にも医療観察病棟における多職種チームのケース プログラム アプローチ
(CPA)
の活動をはじめ、栄養サポート、摂取・嚥下障害、褥瘡サポート、呼吸サポートまたは検査部・
栄養管理室の合同チームによるチーム医療が積極的に行われ、神経難病や重心の患者さんの
医療に貢献しました。これらの「チーム医療」の向上に加えて医療経営の観点でも多くの努
力が行われました。なかでも、精神科病棟と障害者病棟における医療と看護力を高める上位
基準を取得するとともに、病床管理委員会等の活動を高めてきました。なかでも各病棟間の
“ 見えない ” 壁をなくすとともに稼働率の上昇、在院日数の低下、新患率の増加を共通目標
として努力してきました。その結果、センターにおける医療部門の経常収支差は 2010 年が 4
億円、2011 年が 3 億円の赤字でしたが、2012 年度は初めて 4 千万円の黒字になりました。こ
れは、単に病院の経営面での改善に止まらず、病院職員の意識改革の推進面で大変大きなこ
とであると考えます。これらに加えて当センター病院の使命でもあります「精神疾患、神経
疾患、筋肉疾患および発達障害の克服」に資する臨床研究や医師主導治療も推進させてきま
した。特に、多発性硬化症の治療薬候補である OCH の医師主導治験は多くのスタッフの準
備と努力のもとに第 1 相試験が無事修了し、更にこの秋からは次の first in human の新たな
治験が計画されています。
2012 年で一つ残念なことは、当院で重大な医療事故を起こしたことがあげられます。2012
年 6 月 12 日に当院にて長年にわたって人工呼吸器管理のもとに治療されていた患者様が人工
呼吸器の事故によりお亡くなりになりました。痛恨の医療事故でありましたが、早急に、医
療事故調査委員会を立ち上げ、
多くの時間を費やしその原因究明と対策に力を注いできました。
9 月には、医療事故調査委員会中間報告書を出し、二度とこの様な事故を起こさない為の様々
な対応を進めてきています。現在、当該病棟において新たな医療安全のモデルシステムを検
討中であり、新たな医療安全文化を当該病棟から全国へ発信するように努力しているところ
です。
2013 年は、更に患者さんに信頼される病院になるように努力して参りますので、皆様の
ご支援を宜しくお願い致します。
2013 年 8 月盛夏
病院長 糸山 泰人
病院の理念
研究所と一体となって診療と研究に取り組み 、
精神・神経・筋疾患と発達障害の克服を目指します
基本方針
1 . 研究成果を医療に生かします
2 . 高度な医療を優しく提供します
3 . 人材を育て、情報を全国に発信します
目 次
トピックス ………………………………………………………………………………………… 1
Ⅰ 病院概要
1 病院の概要 …………………………………………………………………………………… 9
2 病院の沿革 ……………………………………………………………………………………10
3 施設の概要 ……………………………………………………………………………………12
4 病院が担う政策医療 …………………………………………………………………………14
Ⅱ 病院運営
1 組織 ……………………………………………………………………………………………17
2 職員配置状況 …………………………………………………………………………………19
3 経常収支 ………………………………………………………………………………………20
4 施設整備状況 …………………………………………………………………………………21
5 主要医療機器整備状況 ………………………………………………………………………21
6 放射線診療部保有機器構成 …………………………………………………………………22
7 年間主要行事・出来事 ………………………………………………………………………23
Ⅲ 統計
1 医事統計 ………………………………………………………………………………………27
2 疾患別統計 ……………………………………………………………………………………34
Ⅳ 業務状況
… …………………………………………………………………45
1 精神科(第一精神診療部)
2 司法精神科(第二精神診療部)
… ……………………………………………………………49
3 神経内科 ………………………………………………………………………………………51
4 小児神経科 ……………………………………………………………………………………53
5 脳神経外科 ……………………………………………………………………………………55
6 総合外科 ………………………………………………………………………………………56
7 総合内科 ………………………………………………………………………………………58
8 遺伝カウンセリング室 ………………………………………………………………………60
9 手術・中央材料部 ……………………………………………………………………………61
10 放射線診療部 …………………………………………………………………………………63
11 臨床検査部 ……………………………………………………………………………………65
12 リハビリテーション部 ………………………………………………………………………67
13 医療連携福祉部 ………………………………………………………………………………73
14 薬剤部 …………………………………………………………………………………………76
15 看護部 …………………………………………………………………………………………78
16 栄養管理室 ……………………………………………………………………………………80
17 治験管理室 ……………………………………………………………………………………82
18 医療安全管理室 ………………………………………………………………………………83
19 院内感染防止対策委員会 ……………………………………………………………………85
20 療育指導室 ……………………………………………………………………………………86
21 アドボカシー委員会 …………………………………………………………………………87
22 医療情報室 ……………………………………………………………………………………88
23 教育・研修室 …………………………………………………………………………………89
24 病院臨床研究推進委員会 ……………………………………………………………………90
専門疾病センター
25 筋疾患センター ………………………………………………………………………………91
26 てんかんセンター ……………………………………………………………………………93
27 多発性硬化症センター ………………………………………………………………………95
28 パーキンソン病・運動障害疾患センター …………………………………………………97
29 地域精神科モデル医療センター ……………………………………………………………99
30 睡眠障害センター ………………………………………………………………………… 101
Ⅴ 研修・教育
1 研修医 ………………………………………………………………………………………
2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医 …………………………………………
3 研修・見学等受け入れ状況 ………………………………………………………………
4 看護部教育研修実施状況 …………………………………………………………………
107
107
116
121
Ⅵ 臨床研究
1 臨床研究 ……………………………………………………………………………………
2 病院研究発表会 ……………………………………………………………………………
3 各科研究会 …………………………………………………………………………………
4 研究業績 ……………………………………………………………………………………
5 研究補助金 …………………………………………………………………………………
125
130
132
137
170
Ⅶ その他
1 会議及び委員会一覧………………………………………………………………………… 183
トピックス
トピックス 1
病院コンサート
副看護部長 大草由美子
2010 年 9 月 12 日の新病院完成記念式典で、オペラ歌手の中丸三千繪さんの透き通る歌声をお聴
きした時に、せっかくこのような素敵なホールを作って頂いたのだから、これからも四季折々の音
色で患者さんとご家族に癒しの場を提供できれば良いなぁ・・・・と思い看護部主導でコンサート
を始めました。以来、現在に至るまで多くのボランティアの方々と職員に支えられ続けてこられた
ことは、ただただ感謝です。
第 1 回より第 28 回(看護部取扱回数 デイケア主催を除く)までの出演者の方々は、患者さん、
ご家族、音楽ボランティア、国立音楽大学、早稲田大学、国立看護大学校の学生さん、プロの演奏
家やアーティストの方々と職員です。質の高い音楽を信じられないほどの距離でお聴きいただき、
その臨場感はコンサート会場で聴くそれとはまた違った魅力があり、時に赤ちゃんの可愛いらしい
泣き声とのハーモニーも微笑ましく病院ならではのコンサート風景です。
2013 年 4 月からは正式に病院の行事として、企画戦略室・広報グループが運営を行うことになり
ました。あらためて 28 回の開催を振り返ると看護部の力だけでは、継続は困難だったと感じてお
ります。TMC武田伸一センター長と星野久美さんには、隔月開催する国立音楽大学との調整やポ
スター作成にお力添えを頂きました。タリーズコーヒーさんは営業中にも関わらずご協力頂いてお
ります。何より毎回楽しみにご参加くださる患者さんとご家族の皆様のおかげだと深く感謝申し上
げます。今後ますます病院コンサートが発展し、近隣の住民の方々が気軽に病院にお越し頂くきっ
かけとなり、地域に根ざした開かれた病院となるための一助となれば幸いです。
1
回 数
開 催 日
出 演 者
内 容
第1回
2010年12月13日(月)
患者さんと病院職員
合唱・ソロ
ヴァイオリンとピアノ
第2回
2011年 1 月26日(水)
病院職員
フルートとピアノ
第3回
2011年 2 月23日(水)
音楽ボランティア
ピアノ
第4回
2011年 5 月27日(金)
国立音楽大学 学生
木管 5 重奏
第5回
2011年 7 月29日(金)
音楽ボランティア
男性カルテット
第6回
2011年 8 月10日(水)
国立音楽大学 学生
声楽・ピアノ・フルート
第7回
2011年 8 月30日(火)
音楽ボランティア
チェロとピアノ
第8回
2011年 9 月 7 日(水)
石井啓一郎・石井啓子
ヴァイオリンとピアノ
第9回
2011年10月 7 日(金)
国立音楽大学 学生
金管 5 重奏
第10回
2011年12月 7 日(水)
国立音楽大学 学生
弦楽四重奏団
第11回
2011年12月14日(水)
指田郁也
ミニライブ
第12回
2011年12月21日(水)
患者さんと病院職員
国立看護大学校 学生
早稲田大学 学生
合唱・合奏
第13回
2012年 2 月22日(水)
国立音楽大学 学生
クラリネット・ピアノ
第14回
2012年 5 月11日(金)
国立音楽大学 学生
フルートカルテット
第15回
2012年 6 月 8 日(金)
神道青年会雅楽倶楽部
雅楽
第16回
2012年 6 月18日(月)
前原美香・西津啓子
声楽・ピアノ
第17回
2012年 7 月 4 日(水)
国立音楽大学 学生
オーボエトリオ
第18回
2012年 8 月 9 日(木)
三澤裕美子・古屋友子
ヴァオリン・ピアノ
第19回
2012年 8 月22日(水)
指田郁也
ミニライブ
第20回
2012年 9 月12日(水)
国立音楽大学 学生
サックス四重奏
第21回
2012年 9 月26日(水)
山本靖子・木村緑
星美智子
クラリネット・ピアノ
ソプラノ三重奏
第22回
2012年10月17日(水)
山下怜
クロマチックハーモニカ
第23回
2012年11月 7 日(水)
国立音楽大学 卒業生
ヴァオリン・チェロ
ピアノ三重奏
第24回
2012年11月22日(木)
古屋晋一
ピアノとトーク
第25回
2012年12月25日(火)
D ima & Hiromi
ロシア民族楽器・ピアノ
第26回
2013年 1 月23日(水)
国立音楽大学 卒業生
テノール・ソプラノ
第27回
2013年 2 月21日(木)
指田郁也
ミニライブ
第28回
2013年 3 月27日(水)
国立音楽大学 学生
木管五重奏
看護部取扱回数(デイケア主催を除く)
2
トピックス 2
ファースト・イン・ヒューマン試験開始
治験管理室 玉浦 明美
【はじめに】
2012 年度、多発性硬化症の治療薬の候補として当センターで開発されたシーズ(免疫修飾薬
OCH-NCNP 1 )を用いて、病院で医師主導のファースト・イン・ヒューマン試験(世界で始めて
ヒトを対象に投与する試験)を実施することとなった(研究課題名 「健康成人及び多発性硬化症
を対象とした免疫修飾薬 OCH-NCNP1 の早期探索的臨床試験」)。治験管理室では、2011 年からト
ランスレーショナルメディカルセンター(TMC)の臨床研究支援室と連携し、プロジェクトマネー
ジャーを中心としたプロトコル検討の実施、医薬品医療機器総合機構(PMDA)への薬事戦略相談、
対面助言を経て、当センターの治験審査委員会(IRB)での承認が下り治験計画届を経て、病院で
試験を実施することとなった。
【院内の体制整備状況】
≫ 2011 年 12 月からプロトコル検討会議を開催し、計 8 回の検討会において試験デザインおよび
試験スケジュールや評価・検査項目に関するプロトコルの詳細の検討を行った
≫ 2012 年 7 月、通常より多くの関連部署を招いて事前ヒアリングを行い、実施に向けての問題点
の検討を行った
≫ 2012 年 7 月、ファースト・イン・ヒューマン試験の勉強会:治験審査委員会(IRB)審議に先立ち、
主に IRB 委員を対象に開催した
≫ 本試験用の緊急連絡網の作成:平日の日勤帯と休日・夜勤帯の 2 種類を作成し、当直室・病棟・
治験管理室に掲示し、連絡体制の強化を図った
≫ 医師・関連部署とのスタートアップミーティングにて業務役割分担の明確化を行った
≫ 本試験における看護体制の強化を図るため、治験実施病棟看護師の増員および専任臨床研究コー
ディネーター(CRC)看護師を病棟へ配置した
≫ 治験・臨床研究専用病棟であるクラスター病棟を利用しての日中の被験者観察および快適な環
境を整備した
≫ 重篤な有害事象発生に備え、緊急時対応チームの医師を中心とした救急対応・搬送の訓練を実
施した
【治験の進捗および今後の課題】
2012 年 11 月より健康成人のスクリーニング検査を外来で開始し、11 月 27 日より病棟で治験が開
始された。今後、多発性硬化症患者を対象とした次のステップを実施予定である。治験責任医師を
中心として、分担医師、病棟看護師および CRC、関連部署との連携を引き続き強化していく。
3
トピックス 3
身体リハビリテーション科の充実
理学療法士長 丸山 昭彦
当院身体リハビリテーション科の 2010 年~ 2014 年の 5 ヵ年における中期目標は、「①患者さんに
提供するリハビリテーションの内容を質・量ともに向上させる ②診療実績の年度目標を達成し、
計画的な人員増を図る ③情報発信と人材育成を行う ④医療研究センターとしての役割を果たす」
である。2012 年はその中間的な年であり、主な取組を報告する。
1 )スタッフの増員について
2010 年 9 月 6 日の病院幹部会で 24 人の増員が認められ、診療実績目標を達成しながら順次増員を
行っている。2012 年度は、理学療法士(PT)5 人を増員し合計 17 人となり、作業療法士(OT)9 人、
言語聴覚士(ST)3 人、リハビリテーション科医師と合わせ総勢 32 人のスタッフ数となっている
患者さんへのリハビリテーションの提供は、まだ十分充足しているとは言えないが、入院での
訓練頻度は 2011 年度に比べ 1.5 倍となり、入院患者 1 人当たりの訓練単位数も平均 1.4 単位になった。
総診療点数も 29,360,704 点に上っている。部分的ではあるが理学療法士を病棟担当制とし、また
呼吸サポートチームによる病棟ラウンドも開始し、チーム医療の展開に貢献している。リハビリテー
ションの質・量双方の充実によって患者サービスのバリエーションが広がり、患者数確保にも寄与
している。
2 )LSVT®BIG について
LSVT®(Lee Silverman Voice Treatment)BIG とは、パーキンソン病患者を対象とした、身
体全体を大きく使った動きの訓練で、エビデンスレベルが高く、効果の持続も証明されている。こ
の治療法は米国で考案され、2 日間の講習を受けて認定を受けた理学療法士・作業療法士のみが施
行を許可されている。2012 年 7 月に日本では初めての認定講習会を当センターで開催し、全国より
約 80 人の理学療法士が参加して認定を受け国内に普及させる足がかりを作った。全国のパーキン
ソン病患者さんからの期待は非常に高く、院外の方からの問い合わせが急増している。当院では
2010 年度より全国に先駆けて米国で講習を受けた理学療法士が実施する体制を作っており、14 人
の理学療法士が施行できる状態となった 2012 年度より、当院以外の遠方からの患者さんの受け入
れを開始した。また、LSVT®BIG 以外にも、神経内科のパーキンソン病患者さんを対象としたブ
ラッシュアップ入院中の集中トレーニングや、外来の患者さんの集団トレーニングコースも開始し
た。リハビリテーション分野、特に進行性の難病では治療効果判定が難しいことが多いが、パーキ
ンソン病に対する対応のセミオーダー化による均質化により質の向上と、当院の使命である効果判
定への基盤となったと考える。
3 )臨床研究や治験の取組について
当院の対象疾患は運動機能障害が進行するものが多く、理学療法士は、運動障害を治療ターゲッ
トとする治験や運動障害評価を必要とする臨床研究において、運動機能の評価者としてこれまでい
くつかの治験や臨床研究に協力している。2010 年からのデュシェンヌ型筋ジストロフィーのエク
ソンスキップ、2012 年 8 月からのコエンザエム Q10 及びリシノプリルの国際共同治験に 8 人の理学
療法士が、2013 年 2 月よりジスフェリノパチー臨床アウトカムの国際共同研究に 2 人の理学療法士
が運動機能評価者として対応している。2013 年 2 月に発足した筋ジストロフィー臨床試験ネットワー
ク(MDCTN)でも国内での共同研究を進めるため、運動機能評価を担当できるリハビリテーショ
ン担当者のネットワーク構築を進めている。
また、2013 年度開始のロボットスーツ HAL(医療型)の国内 10 施設の共同治験に参加する準備
を行った。これは、HAL を装着して行う運動療法が治療介入であり、装着、調整、訓練すべてを
理学療法士に求められているもので、主体的に当科が治験に取り組んでいくことになる。
4 )今後の展望について
現在のスタッフ増員予定数は入院患者に平日対応する前
提で計算され、残り 3 人で一旦の目標数に達する。しかし、
外来患者数や治験および臨床研究への協力の増加により、
入院患者へのサービスが予定通り充足しているとは言えな
い。休日対応を含めて診療報酬上の上限 6 単位までリハビ
リテーションを提供し、当院でしかできない専門的な外来
対応を行い、人財育成を行い研究も進めるというセンター
機能を果たしていくために、今後もさらに、明確な目標と
実行計画をもとに、人員、スペース、組織体制を構築して
行く必要があると考える。また、現在進んでいる臨床研究
を充足させるとともに、今後予定されている研究に取り組
んでいきたいと考えている。
LSVT BIG の風景
4
トピックス 4
急性期治療への機能転化:10:1 基準看護取得、そしてスーパー救急へ
第 1 精神診療部長 岡崎 光俊
当センター病院は、この数年間精神科急性期病院への転換と、それに伴う地域ケア ( アウトリーチサー
ビス ) の充実に力を注いでまいりました。そして 2012 年度には一般精神科病床全体で 10 対 1 看護基
準を取得、さらに 4 北病棟においては精神科救急入院料 ( いわゆるスーパー救急)の施設基準を取
得しました。したがって 2013 年度からは 4 北病棟をスーパー救急病棟とし、残り 3 病棟を 10 対 1 看
護基準の病棟とする「超急性期」の精神科病院として稼働することになります。本年度のトピック
スとして、この概要について報告します。
1 .病床削減⇒精神科 10 対 1 看護基準取得について
当センター病院は厚生労働省の「精神保健福祉施策の改革ビジョン」の「入院医療中心から地
域生活中心へ」という基本理念推進のためのモデル事業として、退院促進の努力をしてきました。
2000 年頃には精神科病床だけで 10 病棟あった巨大な療養所は病床削減の結果 2010 年の新病院移転
時には 4 病棟 ( 定床 140 床 ) にまで減床されました。以前から積極的に退院促進・地域ケアに重点を
おいてきた当センター病院にはそもそも「漫然と社会的入院」をされている患者さんが多数いたわ
けではなく、この病床削減の陰には病院医師、看護師はもとより、患者さんが安定して過ごせる環
境を模索するケースワーカーや、退院後いかに再入院を防ぎ地域に定着できるかということに日夜
心を砕いてくれたデイケアスタッフ、訪問看護等アウトリーチスタッフらの涙ぐましい努力があっ
たことを語らざるにはいられません。それにもまして患者さんとそのご家族様には生活基盤の変化
に伴う不安を胸に社会生活に向けて一歩をふみだしていただけたことについて感謝しております。
今後も末永く応援させていただきたいと思います。
とはいえ新病院に移転してからも長期在院の退院困難者は依然として少なくなく、当初は 10 対 1
看護基準をみたすこと(つまり精神科全病棟を平均 40 日以内で運営すること)は夢のまた夢とい
う雰囲気もありました。スタッフとしてはとにかく長期患者の退院促進、アウトリーチ支援と新規
の急性期入院患者さんの早期退院実現をめざし粛々とぶれない仕事をしてきたように思います。そ
のため 10 対 1 看護基準をみたしたというお知らせをいただいても「ああ、そうなんだ」といった感
じであまり特別な感慨はなかった気がします。
2 .精神科救急入院料 ( スーパー救急)施設基準取得について
これに対してスーパー救急の取得に関してはさまざまな準備が必要でした。スーパー救急の取得
基準には「措置・応急入院が年間 30 例以上」
「非自発入院が 60%以上」
「入院患者の 6 割以上が入院 3 ヶ
月以内に在宅移行」
「時間外診療件数が年間 200 件以上」など厳しい数値基準があり、適宜救急準
備会議を開きながら数字とにらめっこする日々が続きました。措置入院に関しては規定の措置当番
日だけでは 30 例に達しないため、臨時で合併症を併発している措置受けをしたりするなどの努力
もしました。地道な努力と各方面からのアドバイスをいただいた結果、2012 年度末には一番の懸
案事項でもあった措置・応急入院数もほぼ達成のめどがたち、2013 年度の施設基準申請に至りま
した。
3 .今後の展望
こういった経緯で 2013 年度からは晴れてスーパー救急と 10:1 看護基準という 2 つの急性期基準を
取得することができましたが、いくつかの懸念される事項がないわけではありません。一つは東京
都あるいは多摩地区という巨大な都市の中で後方病棟・後方病院のないわずか 140 床の病院がどこま
で救急 / 急性期医療を担うことができるかということです。キャパシティ―の問題は今後具体的な方
策を考えていかなければならないかもしれません。もう一つは救急 / 急性期化することで従来の専門
医療センターや研究機関としての役割が損なわれはしないかということです。これについても今後
検討の余地がありますが、今のところ院内の雰囲気としては患者さんの流れが活発になることをう
まく臨床研究に連結したいといったポジティブな気運としてとらえられているように思えます。
外部の先生方からは「従来通り不安定な患者をじっくり長期間入院治療してくれる病院のままで
いてほしい」という苦言もあるようです。賛否はあるでしょうが「入院医療中心から地域生活中心
へ」という時代の流れは当院を療養所時代のままの姿でおいてはくれませんでした。地域の先生方
とは「早期入院・早期退院」
「地域生活支援強化」という新しい急性期モデルのもと一層の連携を保っ
ていきたいと考えておりますので、よろしくご支援のほどお願い申し上げます。
5
トピックス 5
病院広報映像
総合外科部長 三山健司
2011年秋、当院の治験管理室では、治験の推進と、治験の参加者のリクルートのための一般向け
啓発活動を目的に広報映像作成が検討されていた。作成に向けての作業が進むにつれて、もう一段
広範な病院全体の広報映像を検討すべきではないかとの声がセンターで広報に関わるスタッフの中
から上がって来た。
2011年11月28日初めての「『病院紹介・入院案内』の広報映像に関する打ち合わせ」の会が開かれた。
参加者は、診療、看護、事務、広報の各部門のスタッフおよび、すでに広報映像製作を進めている
治験管理室のスタッフだった。この時点では、参加したスタッフのうち治験部門以外は、まだ広報
映像作成の目的や対象についての具体的な考えも無い状況であり、各人の考えを皆で共有するとこ
ろからの作業開始となった。
その後上記の打ち合わせ会メンバーがそのままワーキンググループとなり、更に院内の情報シス
テム担当者も加わって、ほぼ毎週一回検討の場を設けて急速に広報映像についての院内の、目的・
ターゲット・構成などに対する認識の共通化を進め、年末時点では最初の製作担当の候補会社から
ヒアリングを行なうところまでこぎつけた。
2012年の年明け早々には病院・センターの各レベルの幹部たちの間で広報映像を作成することへ
のコンセンサスが形成され、1月下旬までには、計三社の製作候補会社からのヒアリングを済ませ
ることが出来た。更に2月上旬には製作候補会社による院内の取材も済み、その結果およその見積
もりも受けて、2月中旬には仕様書の作成、下旬には制作会社公募と矢継ぎ早に作業が進んで行った。
3月12日の企画入札の形式での入札を経て制作会社が決定、年度末に第一回の制作会社との打ち
合わせが行なわれ制作会社と病院担当者側の認識を共有化して製作作業の第一歩を踏み出した。
2012年度早々には、撮影各部門に取材しながら、構成の台本作成作業を進めると同時に、映像の
重要なモチーフとなる当院玄関前の桜と病院の外観の映像撮影が他の撮影に先駆けて行われた。
引き続き、
4月一杯かけて、
撮影各部門と打ち合わせながら構成台本を確定した。実際の撮影作業は、
5月後半に集中的に行なわれた。各部門ともプライバシーの問題が起こらない様、患者役の職員を
決めて撮影するなどの配慮をしながら撮影が進められた。
撮影作業に平行してナレーション台本の製作が進められ、6月上旬に吹き込み作業が行なわれて、
13日には初めての広報映像の試写会が行なわれた。
映像部分のほとんどは想定以上の出来だったが、撮影時点で気がついていなかった庭園部分の雑
草が、きれいな映像の中でやけに目立ち、急遽草刈をした上で撮り直した。また長い部門名称のナ
レーションを吹き込み直した。これらの問題点を何とかクリアーして、7月13日には完成品が晴れ
て納品の運びとなった。また、同時に作成した看護部門のリクルート用映像も納品された。
その後、7月18日からは院内での放映を開始した。さらには、9月5日には YouTube 上に『NCNP
チャンネル』が開設され、センター・病院のページからリンクも張られるようになった。
以上が10ヶ月近くにも及ぶ作業の流れである。当初、広報用動画について右も左も判らず、また
どのような映像を作るべきかの考えもまったく持たない状況から出発して完成までこぎつけた映像
だけに、院内のコーヒーショップ脇で今も放映される映像を見るにつけ、ふっと製作過程の一部が
よみがえって来る事もあり、感慨深いものがある。
今後共、院外の方がこの映像を見て、当院について、親近感を持ちながら来院頂く助けになるこ
とを願わずにはいられない。
6
Ⅰ 病 院 概 要
Ⅰ 病院概要
1 病院の概要
医 療 機 関 名
独立行政法人国立精神・神経医療研究センター病院
所
〒 187-8551 東京都小平市小川東町 4-1-1 TEL 042-341-2711
在
地
交 通 機 関
西武新宿拝島行又は西武遊園地行にて萩山駅(南口)下車、徒歩 5 分
JR 中央線国分寺駅乗換西武多摩湖線青梅街道駅下車、徒歩 5 分
JR 武蔵野線新小平駅下車、徒歩 15 分
病
床
数
医療法病床:474 床
一 般:266 床
精 神:208 床
病
棟
数
一般病棟:5 棟 精神病棟:4 棟 医療観察法病棟:2 棟
収容可能病床:466 床
一 般:260 床
精 神:206 床
管 轄 保 健 所
多摩小平保健所(北多摩北部保健医療圏)
診 療 科 目
内科、心療内科、精神科、神経内科、消化器内科、循環器内科、小児科、外
科、整形外科、脳神経外科、耳鼻いんこう科、リハビリテーション科、放射
線科、麻酔科、歯科(入院患者のみ)
指定医療機関
先進医療承認(光トポグラフィー検査を用いたうつ症状の鑑別診断補助)
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律、戦傷病者特別援護法、原子爆弾
被爆者に対する援護に関する法律(一般疾病医療)、児童福祉法、覚醒剤取締法、
生活保護法、心神喪失者等医療観察法(指定入院医療機関、指定通院医療機
関)、障害者自立支援法、各種医療保険
施 設 基 準
看護配置 看護師
看護補助者
・入院患者 7 人に対し 1 名(一般病棟)
・入院患者 10 人に対し 1 名(精神病棟)
・入院患者 7 人に対し 1 名(障害者病棟)
・急性期看護補助加算 50: 1 ( 3 南 ・ 3 北病棟)
脳血管疾患等、運動器、呼吸器の各リハビリテーション料Ⅰ、障害児(者)
リハビリテーション料、精神作業療法、精神科ショート・ケア(大規模)、
精神科デイ・ケア(大規模)、他
特
色
研修指定病院、臨床指定修練病院
養 護 学 校
名称:東京都立小平養護学校武蔵分教室(1979 年 4 月設置)
小学部 3 学級、中学部 2 学級、高等部 2 学級
環
境
都心の西方約 30Km、小平市の北西に位置し、周辺一帯は、昔の武蔵野の面
影を残し自然に恵まれた環境である。
圏
診療圏は、一般・精神及びデイ・ケアについては、東京 23 区西部地区及び
北多摩地区を主とするが、アルコール・薬物依存症、てんかんなどは、東京
地区全域、関東近県の及び、神経難病は全国に及ぶ。
地
198,001㎡(神経研究所、精神保健研究所を含む)
診
敷
療
建
物
建面積 33,666㎡(神経研究所、精神保健研究所を除く)
延面積 70,387㎡(内訳)
病棟・診療部門 33,771㎡
その他
36,616㎡
9
Ⅰ 病院概要
2 病院の沿革
当院は、戦時中に傷痍軍人病院として出発し、戦後、国立武蔵療養所と改称され、1986(昭和
61)年に国立精神・神経センターに統合された。2008(平成 20)年には国府台病院が国立国際医
療研究センターに統合されたことに伴い「国立精神・神経センター病院」に名称変更となった。
2010(平成 22)年 4 月に独立行政法人化されて病院の名称が「独立行政法人 国立精神・神経医療
研究センター病院」となり、同年 9 月に新病棟開設、電子カルテ開始などの大きな変化があった。
ここでは当院開設以来の歴史を振り返りつつ 2012(平成 24)年度の新たな動きを紹介する。
1940(昭和 15)年 12 月「傷痍軍人武蔵療養所」
日中戦争の激化の中で傷痍軍人の援護治療を行うために、1935 年以降に国は数多くの結核、精
神その他の療養所を設置した。当院もその一つであったが、我が国初の国立精神療養所としての特
色を有するものであった。東京府立松沢病院副院長関根真一が所長に任命され、1940 年 12 月 11 日
に「傷痍軍人武蔵療養所」という名称で現在の地に定床 300 床で開設された。傷病兵の増加に対応
するため 1942(昭和 17)年には 800 床に増床された。
1945(昭和 20)年 12 月「国立武蔵療養所」
終戦の年の 1945(昭和 20)
年 12 月に官制改正によって、厚生省所管の「国立武蔵療養所」と改称され、
同時に広く国民に開放され、女子患者も収容することになった。その後、1955 年以降、若干の整
備がなされ、1964(昭和 39)年には「基本整備計画」が立てられ、国立精神療養所の基幹施設と
して、1,000 床を目標に近代化整備が開始された。
この近代化整備構想は、国立武蔵療養所を精神疾患一般の治療と社会復帰の拠点として発展させ
るのみでなく、専門病棟を整備し、さらに将来、研究部門も併設して我が国初の脳神経疾患の総合
施設とし、神経疾患の病因解明と治療法の開発に寄与しようとするものであった。
その後、国の重症心身障害児対策の推進に基づき、1972(昭和 47)年に新たに重症心身障害児
病棟 80 床の増床が行われた。また 1978(昭和 53)年 1 月には精神・神経・筋・発達障害の疾患研
究を目的とした研究所として「国立武蔵療養所神経センター」が設置され、これに伴い筋ジストロフィー
症などの神経、筋疾患の専門病棟として 120 床が増築されて、合計 1,000 床の病床を持つこととなった。
1984(昭和 59)年 10 月にセンター設立の構想が公表され、これが具体化する過程で千葉県市川
市にあった国立精神衛生研究所も同じ組織に加えるという考えが打ち出され、多くの論議を経て、
これが決定された。1986(昭和 61)年 9 月、政令が公布され厚生省設置法の一部を改正する法律の
施行に伴う関係政令が整備された。この中で「国立高度専門医療センター」として既設の国立がん
センター、国立循環器病センターに続いて「国立精神・神経センター」を置くことが定められた。
1986(昭和 61)年 10 月「国立精神・神経センター 武蔵病院」
国立精神・神経センターの所掌事務は「精神疾患、神経疾患、筋疾患及び精神薄弱その他の発達
障害に関し、診断及び治療、調査研究並びに技術者の研修を行い、並びに精神保健に関し、調査研
究及び技術者の研修を行うこと」とされた。1986 年 10 月 1 日、新設の運営部と武蔵病院(国立武
蔵療養所の病院部門)、神経研究所(国立武蔵療養所神経センター)、精神保健研究所(国立精神衛
生研究所)からなる国立精神・神経センターが発足した。さらに、1987(昭和 62)年 4 月 1 日に精
神保健研究所に隣接する国立国府台病院が加わって、センターは、運営部、2 病院、2 研究所の 5 部
門によって構成されることとなった。センター病院として再発足した武蔵病院は、その機能を高め
るため、病棟の集約を行い、ほぼ全病棟に 2 名以上のスタッフ医師を配置するとともに、看護基準
を高め、医療の充実を図った。また、CT、MR 装置を設置し、ポジトロン CT 棟の建設、サイクロ
トロンの導入が行われた。1995(平成 7)年度に PET、SPECT が導入され、1998(平成 10)年度
に MEG 棟(MEG・治験管理室)が整備された。さらに遺伝子診断その他最先端の診断方法を開発・
導入し、センター病院としての体制が整えられた。
1999(平成 11)年度には、4-1 病棟に精神科救急のための施設を整備した。
2004(平成 16)年 3 月に研究所 3 号館が完成し、2005(平成 17)年 3 月に精神保健研究所が小平キャ
ンパスに移転した。さらに同年 7 月には、心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及
び観察等に関する法律の定める指定入院医療機関として、全国で初めての医療観察法病棟(第 8 病棟)
が完成し、9 月より患者受け入れを開始した。2008(平成 20)年 3 月時点の、精神科病棟は 7 病棟
(医療観察法病棟 1 棟を含む)、一般病棟は 6 病棟(重心 2、筋ジス 1、神経難病 1、一般 2)であった。
同年 4 月に国府台病院が国立国際医療センターに移管されたことに伴い、当院の名称は「国立精神・
神経センター病院」に変更された。
新棟へ移行する準備として、2009(平成 21)年 6 月末には精神科病棟のうち 4-3 病棟(アルコー
ル依存症)が、9 月末には 4-4 病棟(社会復帰)が集約され、精神科病棟は精神保健福祉法病棟 4 棟、
医療観察法病棟 1 棟、
計 5 病棟となった。消化器内科医師の補充など、総合診療基盤の拡充が図られた。
10
Ⅰ 病院概要
2010(平成 22)年 4 月に「独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター病院」に移行
2010(平成 22)年 4 月から独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター病院となった。これ
は当センターを含む全国で 6 施設ある国立高度医療センターが非公務員型の独立行政法人に転換さ
れたもので、同年 4 月 1 日から施行された「高度専門医療に関する研究等を行う独立行政法人に関
する法律」に基づくものである。
独立行政法人化の準備の一環として同年度末には中期目標・中期計画が定められ、諸規定・就業
規則等が整備された。またセンター全体で 2009(平成 21)年 6 月から建物内禁煙が実施されていたが、
2010
(平成 22)年 4 月から敷地内禁煙が実施された。また同年 4 月から、当センターと病院のホームペー
ジは独立行政法人にふさわしく刷新された。同年 4 月 4 日に当院 2 番目の医療観察法病棟である第 9
病棟(身体合併症にも対応)が開棟した。
2010(平成 22)年 9 月 25 日に新棟が開棟し新病院がスタート
センター職員の長年の念願であった新棟への移転と電子カルテ導入が実現した。2010(平成 22)
年 8 月に新病棟が完成し、新棟への患者移送は 9 月 25 日に実施された。医療観察法の 2 つの病棟(68
床)を除く 406 床分の病棟(医療法病床 346 床、重心病床 60 床)がこの日に移転した。移転の翌日
26 日の正午から電子カルテの運用が開始された。外来は 9 月 27 日~ 28 日の 2 日間休診し、9 月 29 日
から新棟にて外来診療が開始された。病棟や外来が明るくなり、アメニティが向上して機能的な診
療が行われるようになったが、実際に診療を開始すると診察室の「音漏れ」などの不具合が多数気
づかれたので、診療部と事務部門が協力して改善した。
新病院にふさわしい高度専門的医療を展開するために、2010(平成 22)年 11 月に医療福祉連携
部に医療連携室が発足した。また研究所と連携して診療科横断的・専門的診療を行う仕組みとして
専門疾病センターが次々と発足した。同年 1 月 29 日には新病院開設記念ソフトボール大会が開かれ
た。3 月 13 日に医療連携説明会兼内覧会(第 2 回)を予定していたところ、3 月 11 日に東日本大震
災が発生した。
2011(平成 23)年度の出来事
精神科患者の身体合併症医療について東京都と 4 月に契約が成立し 7 月から患者受入が始まった。
福島県・福島県立医大・厚労省と連携して 2011(平成 23)年 4 月 ~6 月末まで福島県いわき市の
避難所を中心に被災者支援を行った(1 週単位で 12 チーム)。岩手県宮古市等の支援にも参加した。
医療機能評価機構の受審に向けて 2009 年から準備が行われていたが、2011 年 6 月 28 日 ~30 日の 3
日間、訪問審査が実施された。いくつか指摘事項あり。それらを改善した後、同年 11 月 4 日付の認
定証が評価機構から授与された。7 月 11 日には「東日本大震災・病院機能評価受審活動報告会」が
総長をはじめとする幹部職員を含む約 100 人の参加により開催された。
8 月に厚生労働省独立行政法人評価委員会が開かれセンターの 2010 年度業務実績の評価が示された。
「戦略的かつ重点的な研究・開発の推進」に S 評価(中期計画を大幅に上回る)、その他 12 項目に
A 評価(上回る)、1 項目に B 評価(概ね合致)であり、独法化初年度としては概ね高い評価であった。
新棟移転後、西側庭園の整備が進められていたが、完成を記念して 11 月 19 日に「第 1 回 NCNP
構内駅伝大会」(キャンパス内約 2km を 5 周)が開かれ 12 チーム約 60 名が寒い雨中を軽やかに駆け
抜けた。
2012 年はじめには、2 ~ 3 月に被災地である福島県南相馬市の精神科病院の医療支援が精神科医
師の協力で行われた。
2012(平成 24)年度の出来事
6 月に人工呼吸器停止・モニター停止により筋疾患で療養中の患者さんが死亡される事故が発生した。
医療事故調査委員会が組織され中間報告書と医療事故防止対策が策定さるとともに、病院を挙げて
継続的に対策を協議し実施している。
病院の施設基準では、精神科病棟 4 病棟(計 140 床)が 10 対 1 の看護基準を取得した。精神科病
棟は平均在院日数が 40 日以下となり、急性期治療を目的とする病棟であることが明確化された。また、
障害者病棟が 7 対 1 の看護基準を取得した。リハビリテーション科では理学療法士を増員し、神経
難病患者さんなどを対象に理学療法を実施している。また、睡眠障害センターが専門疾病センター
として承認され活動を開始した。医療観察法通院処遇患者は 3 人となった。 医師主導治験では、多発性硬化症を対象とする OCH-NCNP1 の臨床試験が開始された。また、
臨床研究を円滑に実施することを目的に、病院臨床研究推進委員会が発足した。
病院経営面では、2012( 平成 24) 年度は経常収益が 76 億 6 千万円(2011 年度 68 億 2 千万円)、経常
費用 76 億 2 千万円(2011 年度 71 億 1 千万円)、経常損益 4 千万円(2011 年度 3 億円の赤字)であり、
医業収益の増加により初めて黒字となった。
11
Ⅰ 病院概要
3 施設の概要
1) 主要建物
2013 年 3 月 31 日現在
建物名称
病棟・診療棟
構造
RC-5F
第 6 病棟
エネルギーセンター
中央館
作業療法棟
デイケア棟
レクレーションセンター
1 号館
2 号館
S- 1 F
S- 1 F
RC- 3 F
RC- 1 F
RC- 1 F
S- 1 F
RC- 4 F
RC- 3 F
7 号館
RC- 3 F
8 号館
RC- 1 F
(1部 2 F)
RC-1F
(1部 2 F)
9 号館
その他の施設
庁 舎 計
宿舎
看護師宿舎
その他の施設
宿 舎 計
合 計
建面積(㎡) 延面積(㎡)
備考
9,315
26,624 1F 神経内科外来・小児外来・脳神経外科
総合内科・整形外科・消化器科
リハビリテーション・救急外来
放射線診療部 ・ 医事課 ・ 医療福祉相談室
栄養管理室 ・ 食堂・カフェ・売店
2 F精神科外来 ・ 治験病棟 ・ 臨床検査部
薬剤部 ・ 歯科 ・ 心理検査 ・ 眼科 ・ 病棟
3 F医局・手術室・病棟
4 F病棟 ・ 庭園
5 F病棟
1,845
1,734 病棟
953
850
2,113
6,477 事務部・医局・看護部
1,123
1,123 武蔵分教室
500
500 療育指導
628
628
912
3,564
862
2,656 1F 図書館
2F ゲノム解析センター
3F 医局
779
2,421 1F 閉鎖
2F 閉鎖
3F CBTセンター
2,401
2,451 病棟
RC- 4 F 5 棟
RC- 3 ~ 8 F
2,429
2,462
7,739
31,598
1,110
950
8
2,068
33,666
10,739
62,229
4,092
4,058
8
8,158
70,387
病棟
研究部門除く
研究部門除く
2)病棟別病床数
医療法病床 474 床 (一般 266 床、精神 208 床)
収容可能病床 466 床 (一般 260 床、精神 206 床)
一般病棟:5 棟 精神病棟:4 棟 医療観察法病棟:2 棟
2 階南病棟
神経内科・筋ジストロフィー
男・女
一般
50
50
2 階北病棟
神経内科
男・女
一般
56
50
3 階南病棟
脳神経外科・小児神経
男・女
一般
50
50
3 階北病棟
神経内科・消化器外科・内科
男・女
一般
50
50
4 階南病棟
精神科
開放
男・女
精神
35
35
4 階北病棟
精神科(急性期)
閉鎖
男・女
精神
35
35
5 階南病棟
精神科
開放
男・女
精神
35
35
5 階北病棟
精神科(亜急性期)
閉鎖
男・女
精神
35
35
男・女
一般
60
60
406
400
33
重症心身障害
性
別
収容可能
病
床
区
小
12
分
病床種別
病 棟 名
6 病棟
2013 年 3 月 31 日現在
医 療 法
病
床
計
8 病棟
医療観察法
男・女
精神
34
9 病棟
医療観察法
男・女
精神
34
33
小
計
68
66
合
計
474
466
Ⅰ 病院概要
3) 建物配置図
13
Ⅰ 病院概要
4 病院が担う政策医療
当院は、センターが担う政策医療分野である精神疾患、神経疾患、筋疾患及び発達障害に係る高
度専門医療機関として、先駆的な役割を果たしてきた。具体的には 4 分野の疾患に係る病因・病態
の解明、診断・治療法の開発や人材育成、モデル的医療の開発、政策提言等について、神経研究所、
精神保健研究所と連携して実施している。
センターの使命は、病院と研究所が一体となり、当該分野の克服を目指した研究開発を行い、そ
の成果を基に高度先駆的医療を提供するとともに、全国への普及を図ることにある。
1) 診療
精神疾患領域については、統合失調症、うつ病等の気分障害、神経症、不安障害、認知症、アルコー
ル・薬物などの物質依存症等の疾患を対象に、高度の専門医療を提供している。具体的には、それ
ぞれの分野についての専門外来や専門疾病センターを設置するとともに、入院医療を提供している。
また日本で最初に開棟した医療観察法病棟では、我が国最大の 66 床を有し、唯一の身体合併症
医療に対応し、全国 26 指定入院医療機関の牽引役として、裁判所、検察庁、保護観察所と強力な
連携を行っている。2012 年度では、医療観察法病棟において初めて透析治療が必要な患者を受け
入れている。
神経・筋疾患領域については、パーキンソン病に対する深部脳刺激療法やてんかんに対する定位
脳手術を行っており、その他、多発性硬化症、ジストニア、高次脳障害、筋ジストロフィーやミオ
パチー等に係る高度の専門医療を提供している。また重症心身障害児(者)の病棟では遺伝子診断
を含めた総合的な機能評価を実施し、その評価結果に基づいた各機能障害に対する専門的治療を実
施している。
なお 2012 年度は新たに「睡眠障害センター」を設置し、6 つの専門疾病センターが活動を行い、
専門外来を初め、診療科横断的に、また研究所とも協力しながら新たな診断・治療法の開発にまで
取り組んでいる。
2) 臨床研究
脳とこころの科学研究が重要視され、また昨今は橋渡し研究や臨床研究の重要性がますます増し
ている。当院内では精神・神経疾患研究開発費による研究班が数多く発足しており、特に臨床応用
に資するものや、患者 QOL 向上に直結する研究を中心に活動が行われている。また両研究所とも
密接な連携のもとに共同研究等を行っており、研究所に所属する医師等が病院で専門外来や専門疾
病センターに従事し、逆に病院の医師等が研究所の併任研究員となって研究に参加するといった事
例も多く、診療・研究の垣根のない交流により、臨床研究を推進させている。一方で「死の谷」を
越え、研究成果を臨床現場まで繋げるためには、シーズを生み出す高い研究技術、十分な医療管理
技術、バランスの良い組織力そして開発戦略等が必要である。
そこで研究所が産出してきた先端的医療のシーズを病院のニーズへ橋渡し、実際に医薬品や診療
技術として実用化するために、2008 年に設置されたトランスレーショナル・メディカル・センター
(TMC)では、専門人材の育成や、臨床研究支援体制の強化、国際共同での医師主導治験の推進な
ど、我が国の当該分野における医療の向上に寄与している。2012 年度においては、医師主導治験
の審査を 2 件行い、うち 1 件は First in human 試験として院内で医師主導治験が開始されている。
また、PET、SPECT、MRI、MEG、NIRS 等の大型医療研究機器の推進及び専門的人材の育成
のため、脳病態統合イメージングセンター(IBIC)を 2012 年度に設置し、国内の精神・神経・筋・
発達障害の画像研究の中核的役割を担っている。
3) 教育研修
2004 年度から開始されている卒後臨床研修については、協力型病院として 5 施設からの初期研修
医 27 名を受け入れた。また後期研修医 47 名についても全国から専門医を目指しつつ臨床研究を行
う志を持った優秀な医師が集まっている。
その他、研究所同様、診療科サマーセミナーや NIRS(光トポグラフィー)、包括的暴力防止プ
ログラム(CVPPP)等の外部向けの研修も積極的に行っている。また今年度は認知行動療法(CBT)
センターを立ち上げ、認知療法の人材育成、普及啓発、調査研究、海外連携及び臨床支援を行った。
を通して、わが国における精神保健・医療・福祉の質を向上させた。
4) 情報発信
当該分野における病因・病態の解明や標準的な治療法については、各種ガイドラインを精神・神
経疾患研究開発費を利用して、作成・普及しているところである。また研究成果については、ホー
ムページや市民公開講座等の実施により、広く患者を含めた国民に保健医療情報を発信している。
14
Ⅱ 病 院 運 営
Ⅱ
病院運営
1 組織
1 組 織
(2013年3月31日現在)
糸山泰人(事務取扱)
脳 病 態 統 合
イメージングセンター
認 知 行 動 療 法
センター
上 級 専 門 職
17
Ⅱ
病院運営
1 組織
身体リハビリテーション科医長
身体作業療法士長
身体作業療法主任
言語聴覚士長
言語療法主任
精神リハビリテーション科医長(併)
精神作業療法士長
副精神作業療法士長
(作業療法主任)
第一精神作業療法主任
第二精神作業療法主任
第一心理療法主任
臨床心理室長
第二心理療法主任
医療連携係長
医療連携室医長
治験管理係
専
門
職
臨床教員
クラスター病棟師長
18
Ⅱ
病院運営
2 職員配置状況
2 職員配置状況
技
2013 年 3 月 31 日現在
職
計
務
部
企画経営部 財 務 経 理 部
1
1
1
1
2
1
4
1
2
3
1
4
1
6
3
2
5
1
1
2
1
7
5
12
1
2
6
2
11
4
4
8
1
8
6
15
1
16
16
1
3
1
10
25 387
25 569
25 607
1
1
1
1
1
1
病
1
1
1
6
1
1
1
1
6
2
4
4
1
2
3
6
4
5
2
2
2
院
1
1
2
1
1
1
1
13
6
10
7
4
4
4
2
1
1
3
3
3
1
1
1
4
1
1
2
8
16
45
1
1
2
1
2
1
2
10
23
35
1
1
9
9
28
28
23
23
61
61
1
1
5
5
7
5
1
1
2
9
17
47
1
1
7
13
14
5
1
1
9
10
87
87
93
93
1
1
1
1
1
1
2
2
2
14
18
18
1
7
1
2
1
1
34 294
35 294
35 294
1 1
10 355
10 360
10 360
2
2
5
5
1 1
1 1
7
7
計
医療社会事業専門員
長
医療社会事業専門職
室
師
師
護
医療福祉相談室長
計
護
長
長
主 任・ 保 育 士
導
看
師
長
総
9
1
1
1
3
6
2
12
4
4
8
1
8
6
15
1
1
1
1
13
6
10
14
4
15
5
1
3
12
20
50
11
1
1
合
祉
療養介助職
福
主 任・ 児 童 指 導 員
指
准
看
護
部
計
他
長
長
副 看 護 師 長
看
医療職(三)
副
部
計
の
師
そ
長
院
職
他
室 長・ 技 師 長
医
部
医
長
能
部
副院長・部長・室長
医療職(二)
基本年俸、医療職(一)
副
職
計
長
員
俸
1
の
年
総
長
企 画 戦 略 室 長
総 務 部 長
総
務
課
人
事
課
研究所事務室
計
企 画 経 営 課
企画医療研究課
計
財務経理部長
財 務 経 理 課
医 事 室
計
監
査
室
病
院
長
副
院
長
専
門
職
第一精神診療部
第二精神診療部
神経内科診療部
小児神経診療部
脳神経外科診療部
総 合 内 科 部
総 合 外 科 部
外
来
部
手術・中央材料部
放射線診療部
臨 床 検 査 部
リハビリテーション部
医療連携福祉部
医 療 情 報 室
教 育・ 研 修 室
治 験 管 理 室
医療安全管理室
薬
剤
部
看
護
部
計
合
計
そ
等
部局等
務
課 長・ 室 長
事
部
長
基本給等
院
役
1) 部局別職員数
2) 診療科別職員数
区
精
分
神
総
科
内
科
外
科
神
経
内
科
心
療
内
科
消
化
器
科
循
環
器
科
長 病 院 長 副 院 長 部
1
1
形
外
長 医
師
9
8
1
1
1
1
4
5
1
1
1
2
3
科
4
1
1
1
臨 床 検 査 科
1
2
放
1
1
科
合 計
4
47
1
6
1
3
2
20
1
1
10
1
2
6
1
1
科
科
1
1
8
27
4
1
1
2
5
2
5
1
1
20
1
リハビリテーション科
酔
17
1
2
麻
3
1
2
1
線
1
1
1
1
射
2
計
1
脳 神 経 外 科
歯
上級専門
チ ー フ
レジデント 非常勤医師
専門修練医
修 練 医
レジデント
0
小 児 神 経 科
整
長 医
1
23
4
1
4
39
9
118
19
Ⅱ
病院運営
3 経常収支
3 経 常 収 支
( 単位:千円、%)
年 度
区 分
経
常
業
収
務
2008 年度
2009 年度
2010 年度
2011 年度
2012 年度
益
収
益
医
業
収
益
-
-
6,011,949
6,731,735
7,396,821
研
修
収
益
-
-
16,696
24,515
35,185
研
究
収
益
-
-
1,114,091
1,062,496
1,187,984
教
育
収
益
-
-
0
0
0
その他業務収益
-
-
347
0
0
7,143,083
7,818,746
8,619,990
計(a)
そ の 他 経 常 収 益(b)
-
-
4,561,574
4,617,105
5,440,777
計(A)=(a)+(b)
-
-
11,704,657
12,435,851
14,060,767
経
常
業
費
務
医
用
費
業
費
用
用
給
与
費
-
-
3,589,098
3,719,900
3,872,239
材
料
費
-
-
1,042,807
1,146,512
1,289,078
委
託
費
-
-
611,668
533,421
526,879
設 備 関 係 費
-
-
968,917
1,244,578
1,274,806
研 究 研 修 費
-
-
629
1,969
2,020
経
-
-
355,687
423,390
411,768
-
-
6,568,806
7,069,770
7,376,790
費
計(c)
医 業 外 費 用
給
与
費
-
2,771,181
3,196,724
3,453,340
材
料
費
-
297,020
363,438
345,497
費
-
2,015,401
2,303,207
2,636,092
減 価 償 却 費
-
33,211
223,270
494,198
-
-
5,116,813
6,086,639
6,929,127
計(e)=(c)+(d)
-
-
11,685,619
13,156,409
14,305,917
そ の 他 経 常 費 用(f)
-
-
45,162
44,498
49,187
計( B ) =(e) +(f)
-
-
11,730,781
13,200,907
14,355,104
収 支 差 額( A - B )
-
-
-26,124
-765,056
-294,337
-
-
99.8
94.2
97.9
経
計(d)
収
20
支
率( A / B )
Ⅱ
病院運営
4 施設整備状況
5 主要医療機器整備状況
4 施設整備状況
No
名
称
構
造
建 築 年 次
備
考
1
2 号館
RC -3F
1966. 3
2
宿舎 A 棟
RC -4F
1967. 3
3
宿舎 B 棟
RC -4F
1967. 3
4
宿舎 C 棟
RC -4F
1968. 9
5
1 号館
RC -4F
1969.12
6
中央館
RC -3F
1972. 9
7
7 号館
RC -3F
1978. 3
8
宿舎 H 棟
RC -4F
1978. 3
9
宿舎 I 棟
RC -4F
1978. 3
10
宿舎 J 棟
RC -3F
1978. 3
11
宿舎 K 棟
RC -3F
1979. 3
12
特殊診療棟
RC -2F
1981. 3
13
研修棟
RC -2F
1981. 3
14
作業療法棟
S -1F
1981. 3
15
機能訓練棟
RC -2F
1982. 9
16
作業療法棟
RC -1F
1985. 9
17
冷房機械棟
RC -1F
1987. 7
18
MR 棟
RC -1F
1989. 3
19
ポジトロン CT 棟
RC -2F
1994. 2
20
MEG 棟
RC -2F
1999. 3
2F 治験管理室
21
8 号館
RC -1F
2005. 7
一部増築 2010. 6 竣工
22
ハートフルレジデンス
RC -8F
2006. 5
増築部分 2007. 3 竣工
23
9 号館
RC -1F
2010. 6
24
保育園
25
病棟 ・ 診療棟
26
27
S -1
2010. 6
RC -5F
2010. 9
第 6 病棟
S -1
2010. 9
エネルギーセンター
S -1
2010. 9
1F 図書館、2F ゲノム解析センター、3F 医局
1F 外来・医事課・放射線診療部・薬剤部
2F 臨床検査部 3F 運営局・医局・看護部
3FCBT センター
5 主要医療機器整備状況
取得年月日
数量
単位
2012.4.13
整形外科手術用ハイスピードドリル
品
名
1
式
金
7,875,000 手術・中央材料部
額
供
用
先
2012.4.17
メラガーゼ付着量測定装置
1
式
747,915 手術・中央材料部
2012.5.16
呼吸代謝測定装置
1
式
2012.5.28
音声応答転送装置
1
式
784,140 総務課
2012.5.30
医療観察法診療支援システム用サーバ
1
式
2,026,500 看護部
2012.5.31
長時間心電図解析装置
1
式
6,300,000 手術・中央材料部
2012.8.28
患者監視装置
1
式
1,753,899 手術・中央材料部
2012.8.29
薬袋印字プリンター
1
式
2012.8.29
調剤支援システム用サーバー
1
式
2012.8.30
携帯型自動血圧心拍計
3
台
1,769,040 臨床検査部
2013.3.27
ITV カメラ
1
式
2,415,000 看護部
4,987,500 総合内科部
976,500 薬剤部
861,000 薬剤部
21
Ⅱ
病院運営
6 放射線診療部保有機器構成
6 放射線診療部保有機器構成
室
名
装
置
名
取得年月
骨密度測定室 04
( 骨塩定量装置 )
ホロジック・QDR Explorer W
2006 年 7 月
02 一般撮影室
島津 RAD speed Pro
2010 年 9 月
一般撮影室 05
島津 UD150L-40
2004 年 2 月
03 X 線 TV 撮影室
(X-TV 装置 )
日立
CUREVISTA
2010 年 9 月
01 CT 撮影室
(CT 装置 )
シーメンス
SOMTOM Sensation Open
2007 年 2 月
アンギオ撮影室
( 連続血管撮装置 )
フィリップス
Allura Xper FD20
2010 年 9 月
手術室
( 外科用イメージ )
シーメンス
SIREMOBIL Compact LX
2007 年 3 月
朝日 MPX-8800
2004 年 2 月
朝日 MX-60N
2004 年 2 月
モリタ MAX-FM
1989 年 3 月
日立シリウス 130HT
2007 年 2 月
日立シリウス 130HT
2007 年 2 月
日立 シリウス Ubiquitas
2009 年 3 月
CALNEO U
2010 年 9 月
CALNEO MT
2010 年 9 月
FCR Speedia
2010 年 9 月
FCR5000 PLUS
2002 年 12 月
FCR5502
2004 年 2 月
FCR VEROCITY
2004 年 2 月
シーメンス MAGNETOM Vision 1.5T
1999 年 9 月
歯科撮影室
直接撮影 移動型
CR 装置
MRI 撮影室(旧)
(Vision Symphony 1.5T Upgraide)
2006 年 10 月
(脳磁図付属装置)
07 MRI 撮影室
シーメンス MAGNETOM Verio
2010 年 9 月
MRI 撮影室 06
フイリップス Achieva 3.0T TX
2010 年 9 月
サイクロトロン装置
住友重機 MH-20
2011 年 3 月
02 PET-CT 室
(PET-CT 装置)
シーメンス
True Point Biograph16
2010 年 9 月
SPECT 室 03
(SPECT-CT 装置)
シーメンス
SymbiaT6
2010 年 9 月
東芝 APLIO-XG
2010 年 9 月
超音波診断装置
22
Ⅱ
病院運営
7 年間主要行事 ・ 出来事
7 年間主要行事・出来事
2012.04.02
2012.04.19
2012.05.10
2012.05.17
2012.06.11
2012.06.20
2012.06.20
2012.07.04
2012.07.06
2012.07.30
2012.07.31
2012.08.01
2012.08.16
2012.08.22
2012.08.28
2012.08.29
2012.09.03
2012.09.05
2012.09.11
2012.09.11
2012.09.15
2012.09.19
2012.09.26
2012.09.27
2012.09.28
2012.10.29
2012.11.06
2012.11.07 2012.11.13
2012.11.21
2012.12.04
2012.12.04
2012.12.11
2012.12.13
2012.12.20
2013.01.21
2013.01.30
2013.02.01
2013.02.21
2013.02.22
2013.02.26
2013.03.08
2013.03.11
2013.03.12
2013.03.19
2013.03.21
2013.03.21
2013.03.26
2013.03.27
新規採用者オリエンテーション(~ 9 日 )
職務発明審査委員会 ( 研究所 )
韓国政府来訪
職務発明審査委員会 ( 病院 )
第 6 回精神科医療評価 ・ 均てん化研修 ( ~ 12 日 )
第 7 回発達障害早期統合支援研修 ( ~ 22 日 )
第 49 回精神保健指導課程研修 ( ~ 22 日 )
第 13 回発達障害支援医学研修 ( ~ 5 日 )
厚生労働省障害福祉課地域移行 ・ 障害児支援室長来訪
第 3 回心理職自殺予防研修 ( ~ 31 日 )
研究所のあり方に関する検討会
独法評価委員会
職務発明審査委員会 ( 研究所 )
自殺総合対策企画研修 ( ~ 24 日 )
第 10 回摂食障害治療研修 ( ~ 31 日 )
独法評価委員会
第 4 回アウトリーチによる地域ケアマネジメント
並びに第 10 回 ACT 研修 ( ~ 6 日 )
6NC バイオバンク報告会
第 26 回薬物依存臨床医師研修 ( ~ 14 日 )
第 14 回薬物依存臨床看護等研修 ( ~ 14 日 )
NCNP シンポジウム ( 六本木ベルサール )
第 5 回精神科医療従事者自殺予防研修 ( ~ 20 日 )
第 5 回発達障害精神医療研修 ( ~ 28 日 )
研究所のあり方に関する検討会
永年勤続表彰式
動物慰霊祭
第 3 回自殺予防のための自傷行為とパーソナリティ障害の理解と
対応研修 ( ~ 7 日 )
第 9 回摂食障害看護研修 ( ~ 9 日 )
第 4 回薬物依存症に対する認知行動療法研修 ( ~ 14 日 )
研究所のあり方に関する検討会
山梨大学合同シンポジウム
第 6 回精神科医療従事者自殺予防研修 ( ~ 5 日 )
第 7 回司法精神医学研修 ( ~ 13 日 )
消防訓練
研究所のあり方に関する検討会
第 7 回犯罪被害者メンタルケア研修 ( ~ 23 日 )
第 14 回発達障害支援医学研修 ( ~ 31 日 )
研究所のあり方に関する検討会
研究開発費中間事後評価委員会
IBIC 開設二周年記念シンポジウム
研究所のあり方に関する検討会
研究開発費事前評価委員会
精神保健研究所研究成果報告会
病院研究発表会
消防訓練
神経研究所研究発表会 ( ~ 22 日 )
解剖慰霊祭
研究所のあり方に関する検討会
会計実地検査 ( ~ 28 日 )
23
Ⅲ 統 計
1 医事統計 2 疾患別統計
精神科(一般)
精神科(医療観察)
小児神経科
神 経 内 科
脳神経外科
外
科
整 形 外 科
消化器内科
循環器内科
心 療 内 科
リハビリ科
合計
< 退院患者数 >
精神科(一般)
精神科(医療観察)
小児神経科
神 経 内 科
脳神経外科
外
科
整 形 外 科
消化器内科
循環器内科
心 療 内 科
リハビリ科
合計
< 入院患者数 >
精神科(一般)
精神科(医療観察)
小児神経科
神 経 内 科
脳神経外科
外
科
整 形 外 科
消化器内科
循環器内科
心 療 内 科
リハビリ科
合計
< 在院患者数 >
医事統計①
4月
2.9
0.0
2.0
4.2
0.6
0.0
0.0
0.3
0.0
0.0
0.1
10.1
4月
3.0
0.1
2.1
4.5
0.5
0.1
0.0
0.2
0.0
0.0
0.0
10.5
4月
128.4
63.9
94.8
101.9
11.9
0.4
0.9
2.1
0.0
0.0
1.0
405.3
5月
3.1
0.1
2.1
4.2
0.4
0.1
0.1
0.2
0.0
0.0
0.0
10.3
5月
3.2
0.1
2.5
3.8
0.5
0.2
0.1
0.2
0.0
0.0
0.1
10.7
5月
131.0
64.2
98.6
97.5
12.9
2.7
2.0
4.4
0.3
0.1
1.1
414.8
6月
3.1
0.1
2.6
3.9
0.4
0.1
0.1
0.1
0.0
0.0
0.2
10.6
6月
3.1
0.1
2.7
4.3
0.3
0.0
0.1
0.2
0.0
0.0
0.2
11.0
6月
126.3
63.0
106.5
91.5
13.5
4.3
1.7
2.0
0.0
0.8
2.6
412.2
7月
2.9
0.2
2.3
4.1
0.3
0.1
0.0
0.1
0.0
0.0
0.1
10.1
7月
2.8
0.1
2.6
4.1
0.4
0.2
0.0
0.1
0.0
0.1
0.1
10.5
7月
129.8
59.6
104.0
89.9
16.7
6.1
0.6
1.8
0.7
0.5
1.7
411.4
8月
3.4
0.0
3.2
4.9
0.7
0.2
0.0
0.1
0.0
0.0
0.1
12.6
8月
3.4
0.0
3.3
4.6
0.5
0.2
0.0
0.1
0.0
0.0
0.0
12.1
8月
122.3
60.0
104.7
95.9
16.7
5.7
0.7
1.4
0.0
0.3
1.2
408.9
9月
3.3
0.1
3.1
4.2
0.4
0.1
0.0
0.1
0.0
0.0
0.0
11.3
9月
3.2
0.1
2.6
4.4
0.3
0.0
0.0
0.1
0.0
0.0
0.0
10.7
9月
122.9
59.9
99.5
92.7
15.9
3.4
1.0
1.7
0.2
0.0
0.6
397.8
10 月
3.2
0.1
2.5
4.3
0.5
0.1
0.1
0.1
0.0
0.0
0.0
10.9
10 月
3.5
0.1
2.6
4.3
0.4
0.1
0.1
0.2
0.0
0.0
0.1
11.4
10 月
120.1
62.1
102.3
105.5
13.4
1.9
1.0
3.1
0.0
0.0
1.1
410.5
11 月
3.2
0.1
2.2
5.0
0.3
0.0
0.1
0.2
0.0
0.0
0.1
11.2
11 月
3.0
0.2
2.5
4.4
0.5
0.0
0.1
0.2
0.0
0.0
0.1
11.0
11 月
127.7
62.6
102.3
90.2
12.1
2.6
0.8
2.2
0.0
0.0
3.2
403.7
診療科別1日平均患者数(入院)
12 月
2.5
0.2
3.2
4.2
0.4
0.1
0.1
0.2
0.0
0.0
0.1
11.0
12 月
2.7
0.1
2.8
3.7
0.3
0.0
0.1
0.1
0.0
0.1
0.0
9.9
12 月
124.2
61.2
100.8
82.8
16.9
1.4
2.6
2.6
0.2
0.9
1.3
394.9
1月
2.7
0.1
2.3
3.4
0.4
0.0
0.0
0.1
0.0
0.1
0.0
9.1
1月
2.6
0.1
2.9
4.3
0.4
0.1
0.0
0.1
0.0
0.0
0.1
10.6
1月
125.4
61.7
102.5
83.5
12.6
2.0
0.8
1.6
0.3
1.3
0.5
392.2
2月
3.0
0.1
3.1
4.4
0.3
0.0
0.1
0.0
0.1
0.0
0.0
11.1
2月
3.2
0.1
3.2
4.5
0.3
0.0
0.0
0.1
0.1
0.0
0.0
11.5
2月
123.7
60.0
106.1
93.6
12.4
2.0
2.5
0.9
1.1
0.0
1.6
403.9
3月
3.5
0.2
3.8
4.6
0.5
0.1
0.0
0.2
0.0
0.0
0.1
13.0
3月
3.3
0.2
3.3
4.1
0.3
0.1
0.1
0.1
0.1
0.0
0.1
11.7
3月
123.4
60.3
106.8
91.0
12.1
3.9
1.7
2.1
0.4
0.2
1.5
403.4
年度平均
3.1
0.1
2.7
4.3
0.4
0.1
0.1
0.1
0.0
0.0
0.1
10.9
年度平均
3.1
0.1
2.8
4.3
0.4
0.1
0.1
0.1
0.0
0.0
0.1
11.0
年度平均
125.4
61.5
102.4
93.0
13.9
3.0
1.4
2.2
0.3
0.3
1.5
404.9
Ⅲ
統計
1 医事統計
27
28
実 績
実 績
2010 年度 2011 年度
(月)
総 合 内 科
0.1
0.1 (初診)
0.3
0.5 (再診)
0.6
0.3 (初診)
心 療 内 科
9.5
9.8 (再診)
10.3
10.3 (初診)
精
神
科
269.9
268.0 ( 再診 )
4.4
5.2 (初診)
神 経 内 科
73.5
78.4 ( 再診 )
0.3
0.2 (初診)
消化器内科
3.1
5.3 (再診)
0.0
0.0 (初診)
循環器内科
0.2
2.7 (再診)
3.3
3.3 (初診)
小児神経科
43.4
45.7 (再診)
0.2
0.1 (初診)
外
科
1.2
2.2 (再診)
0.0
0.1 (初診)
整 形 外 科
1.4
4.8 (再診)
1.1
0.9 (初診)
脳神経外科
12.7
13.9 (再診)
0.0
0.0 (初診)
リハビリ科
6.5
16.6 (再診)
0.3
0.3 (初診)
放 射 線 科
0.0
0.0 (再診)
2.3
2.2 (初診)
歯
科
6.0
6.8 (再診)
5,514
5,610 (初診)
合 計
103,118 111,038 (再診)
( 延 患 者 数 ) 108,632 116,648 (合計)
22.9
23.0 (初診)
合 計
427.9
455.1 (再診)
( 1 日平均)
450.8
478.1 (合計)
診 療 科 名
医事統計②
0.1
0.2
0.1
6.4
13.0
265.1
6.1
86.4
0.2
6.9
0.0
4.1
3.6
47.5
0.5
2.7
0.0
6.1
1.0
13.3
0.1
21.1
0.4
0.1
2.4
5.9
543
9,308
9,851
27.5
465.8
493.3
4月
0.1
0.5
0.2
6.2
11.4
258.6
5.3
74.2
0.1
5.5
0.0
3.5
3.1
40.7
0.0
2.6
0.0
4.6
1.0
15.3
0.1
18.3
0.5
0.0
2.6
8.2
516
9,201
9,717
24.4
438.2
462.6
5月
0.2
0.3
0.2
6.6
11.4
248.8
5.5
83.5
0.3
6.0
0.0
2.7
3.7
48.5
0.1
2.4
0.0
5.7
1.0
13.5
0.0
20.4
0.3
0.0
3.2
7.2
548
9,358
9,906
25.9
445.6
471.5
6月
0.1
0.4
0.3
7.0
11.8
266.0
5.9
89.4
0.2
6.6
0.1
3.8
4.0
50.1
0.0
2.1
0.1
4.0
0.9
14.6
0.0
21.0
0.4
0.0
2.1
6.7
545
9,904
10,449
25.9
471.7
497.6
7月
0.1
0.1
0.3
5.8
11.3
252.0
5.3
75.0
0.3
4.9
0.0
3.3
3.9
47.7
0.1
1.5
0.1
5.7
1.0
12.6
0.1
19.4
0.3
0.0
2.7
5.7
587
9,976
10,563
25.5
433.7
459.2
8月
0
0.3
0.2
5.9
12.2
258.3
5.8
86.5
0.2
6.3
0.0
3.6
4.2
48.1
0.1
2.1
0.1
5.4
1.1
16.1
0.0
22.5
0.6
0.0
2.6
7.1
514
8,779
8,779
27.1
462.2
489.3
9月
0
0.5
0.3
7.6
11.5
262.3
5.8
79.9
0.0
5.7
0.2
3.3
3.5
47.3
0.0
2.1
0.0
4.8
0.6
12.0
0.0
20.8
0.6
0.0
2.0
6.4
545
9,955
10,500
24.5
452.7
477.2
10 月
2012 年度
診療科別 1 日平均患者数(外来)
0.0
0.3
0.3
6.7
13.0
268.4
6.4
84.6
0.1
5.2
0.0
3.7
3.9
49.0
0.2
2.3
0.1
6.0
0.8
14.1
0.0
20.5
0.4
0.0
2.1
6.5
574
9,816
8,779
27.3
467.3
494.6
11 月
0.1
0.6
0.3
6.8
11.4
269.7
5.3
86.8
0.3
7.1
0.1
4.5
4.1
52.7
0.0
1.7
0.1
5.4
0.4
15.8
0.1
21.9
0.4
0.0
2.3
5.9
467
9,101
9,568
24.9
478.9
503.8
12 月
0.2
0.5
0.2
7.2
11.7
268.5
5.6
89.1
0.2
5.9
0.3
3.9
3.4
52.2
0.2
2.6
0.2
3.9
0.8
13.4
0.0
22.2
0.3
0.1
2.3
6.4
480
9,041
9,521
25.4
475.9
501.3
1月
0.1
0.5
0.2
7.2
12.4
265.8
5.9
82.1
0.3
6.6
0.1
4.8
3.5
51.1
0.0
1.9
0.1
4.9
0.6
15.6
0.1
22.9
0.6
0.1
2.1
6.4
492
8,928
9,420
26.0
469.9
495.9
2月
0.1
0.7
0.3
7.1
11.0
252.4
6.4
86.6
0.1
6.1
0.0
4.5
4.4
55.5
0.3
2.1
0.0
5.3
0.7
15.4
0.0
22.9
0.6
0.2
2.6
5.2
523
9,274
9,797
26.5
464.0
490.5
3月
0.1
0.4
0.2
6.7
11.8
261.3
5.8
83.7
0.2
6.1
0.1
3.8
3.8
49.2
0.1
2.2
0.1
5.2
0.8
14.3
0.0
21.2
0.5
0.0
2.4
6.5
6,334
112,641
116,850
25.9
460.5
486.4
計
Ⅲ
統計
1 医事統計
科
基 本
特 掲
1,298,282.20
1,968,819.80
252,217.20
293,071.41
1,365,452.81
消 化 器 内 科
循 環 器 内 科
科
整
心
リ ハ ビ リ 科
内
外
21,868.00
3,694.00
脳 神 経 外 科
計
科
合
内
科
科
合
総
線
歯
射
本
681,105.00
2,172.00
合 計
609,286,470.03
7,556,978.81
384,006.41
205,906.40
3,035,861.80
3,056,421.20
5,963,183.40
39,557,994.91
160,056,745.64
153,668,698.20
121,287,233.32
114,513,439.94
総 類
6,700.00
44,768,901.10
55,505.00
11,531.00
掲
723,228.00
67,354.00
573,460.00
3,899,808.25
734,287.00
535,272.00
1,601,795.00
571,341.00
459,981.00
1,802,650.00
17,241,406.90
5,337,446.05
43,507,839.86
特 合 計
1,404,333.00
90,799.03
602,307.00
4,117,399.83
1,003,418.03
643,525.59
2,097,102.09
736,388.03
584,923.06
3,516,904.84
29,694,509.12
15,479,483.52
56,638,562.89
総 類
類
48,698.00
92,956.00
48,755.00
0.00
130,746.00
326,647.00
367,702.00
883,248.00
81,567.00
145,663.00
632,922.00
4,746,013.05
3,191,309.50
5,050,572.71
C
類
22,410,759.56
277,996.00
29,025.00
38,181.00
358,019.00
95,079.00
289,508.00
1,192,108.00
9,607,480.00
類
類
556,633.00
465.00
0.00
3,735,921.25
280,370.00
65.00
7,073.00
36,449.00
190,395.00
5,006.00
4,373,403.00
32,972.00
27,409,453.50
D
79,104,279.00
5,803,595.00
16,355.00
8,259.00
208,324.00
1,367,475.00
2,429,442.00
23,433,643.00
18,594,985.00
17,081,795.00
819,883.00
9,340,523.00
D
7,996,250.70 10,560,203.50 15,698,101.26 36,628,205.75
24,941.00
9,209.00
572,910.00
550.00
8,925.00
33,141.00
123,225.00
4,045.00
0.00
165,378.00
146,469.00
565,005.00
2,127.00
407,490.00
106,980.00
16,943.00
45,835.00
954,906.00
209,816.00
620,585.50
1,309,193.00
639,690.00
6,062,019.00
B
1,492,579.05
4,985,794.65
A
161,281.00
3,274,894.76
内訳 ) 特掲
18,373,986.90
54,430.00
34,024.00
3,510.00
128,723.00
115,161.00
371,976.00
169,494.00
180,424.00
1,097,347.00
846,157.00
455,740.00
9,463,861.00
28,587,884.90
163,067.00
740,130.00
248,378.00
類
7,087,187.80
C
内訳 ) 特掲
類
6,404,239.90
B
9,956,697.05
4,047,908.15
A
診療科別1日平均診療点数(外来)
29,682,896.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
5,434,200.00
24,248,696.00
0.00
0.00
福祉サービス費
診療科別1日平均診療点数(入院)
118,975.00 39,553,786.97 77,055,869.06 116,609,656.03
23,445.03
28,847.00
217,591.58
269,131.03
108,253.59
495,307.09
165,047.03
124,942.06
1,714,254.84
12,453,102.22
10,142,037.47
13,130,723.03
基 164,710,122.66
108,846.00
1,067,042.00
1,758,139.00
3,344,184.00
26,569,255.00
117.00
115.00
5,176.00
放
1,702.00
内
科
療
947.00
循 環 器 内 科
リ ハ ビ リ 科
1,525.00
消 化 器 内 科
心
1,280.00
科
外
科
形
外
整
558.00
12,948.00
内
科
経
小 児 神 経 科
患 者 延 べ 数
神
科
66,873.00
療
(外来)
精 神 科( 一 般 )
診
医事統計④
療
形
計 415,048,608.99
6,191,526.00
2,618,999.40
科
科
外
合
90,935.00
12,988,739.91
脳 神 経 外 科
66,254,210.90
88,368,335.74
科
神
内
98,366,485.11
経
1,392,609.00
31,053,516.91
精神科(医療観察) 119,894,624.32
小 児 神 経 科
26,879,858.85
療
(入院)
精 神 科( 一 般 ) 87,633,581.09
診
医事統計③
Ⅲ
統計
1 医事統計
29
30
63
70
70
60
67
794
11 月
12 月
1月
2月
3月
合計
340
30
23
26
23
23
29
34
33
25
28
191
10
9
22
19
21
14
14
15
18
14
204
23
20
16
24
13
13
11
18
20
14
66.2 28.3 15.9 17.0
62
10 月
一ヶ月
平均
62
救 急 外 来
患 者 総 数
9月
神
73
精
8月
経
69
神
7月
児
58
小
6月
脳 外 科
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1.0 0.0
12
1
0
0
0
2
2
1
3
2
1
0
リハビリ
20
そ の 他
12
342
27
18
31
32
34
34
23
31
27
23
30
3.7 28.5
44
3
8
6
4
4
4
1
2
4
1
7
救 急 車
37
察
76
警
5月
445
39
41
39
38
29
27
38
42
42
34
46
0.6 37.1
7
1
1
0
0
0
1
1
0
0
1
0
そ の 他
456
38
38
43
32
37
39
35
44
32
28
44
251
24
19
18
31
17
19
16
24
27
20
22
285
32
20
18
24
26
18
16
23
32
25
20
498
35
40
52
46
36
44
46
50
27
33
56
2
0
0
0
0
1
0
0
1
0
0
0
7.2 38.0 20.9 23.8 41.5 0.2
86
5
3
9
7
9
5
11
5
10
9
9
103
9
6
8
10
10
5
9
9
10
10
4
8.6 8.6
103
13
9
7
6
7
8
5
9
10
9
8
5
0
0
0
0
2
1
0
0
2
0
0
5.8 0.4
69
9
5
2
8
7
3
2
4
9
6
8
0
夜
6
深
13
勤
12
日
0
夜
33
準
31
院
14
入
46
宅
4
帰
30
送
2
転
32
神
0
精
0
療
経
0
診
神
12
転 帰
児
23
帯
小
院
間
外
入
時
脳
29
搬 送 状 況
科
0.4
5
1
0
1
0
0
1
0
1
1
0
0
0
そ の 他
64
診 療 内 訳
救急外来患者の状況
名
名
名 名 3 南 7 名 3 北 10 名 4 南 4 名 4 北 7 名 5 北 2 名 6 病棟 2 名
2 南 1 名 2 北 1 名 3 南 6 名 3 北 3 名 4 北 9 名 6 病棟 2 名
2 北 2 名 3 南 2 名
3 北 7 名 4 南 1 名
4 北 6 名
2 南 1 名 3 南 8 名
3 北 9 名 4 南 1 名
4 北 4 名
2 北 2 名 3 南 7 名
3 北 10 名 4 北 5 名
5 南 1 名 5 北 1 名
3 南 4 名 3 北 5 名
4 南 2 名 4 北 4 名
5 南 2 名 6 病棟 1 名
3 南 1 名 3 北 9 名
4 北 5 名 6 病棟 1 名
2 北 1 名 3 南 5 名
3 北 9 名 4 北 6 名
5 南 2 名
北 3
北 6
北 5
北 1
南 2 名 2 北 3 名
南 10 名 3 北 7 名
南 3 名 4 北 4 名 北 3 名
2
3
4
5
2
3
4
5
名
名
名
名
南 1
南 5
南 2
南 1
2
3
4
5
2 北 1 名 3 南 8 名
3 北 3 名 4 南 3 名
4 北 4 名 5 南 1 名 3 南 8 名 3 北 12 名
4 南 3 名 4 北 4 名
5 北 4 名
入院病棟
4月
医事統計⑤
Ⅲ
統計
1 医事統計
Ⅲ
統計
1 医事統計
診療科別患者数及び平均在院日数(過去 3 年)
(医療観察病棟及び重心病棟を除く)
医事統計⑥
診
療
科
2010 年度
神
科
小 児 神 経 科
神
経
内
科
脳 神 経 外 科
外
整
科
形
外
科
消 化 器 内 科
循 環 器 内 科
心
療
内
科
リハビリ
( ※ 2010 年 度 ま で
は整形外科を含む)
2012 年度
125.0
125.3
125.4
新入院患者数
789
1,105
1183
平均在院日数
55.1
47.3
37.1
平均在院患者数
33.1
42.7
36.2
新入院患者数
481
629
736
平均在院患者数
精
2011 年度
平均在院日数
25.3
25.2
18.0
平均在院患者数
78.2
86.0
92.7
新入院患者数
924
1,230
1549
平均在院日数
30.9
25.6
21.4
平均在院患者数
12.1
11.4
14.0
新入院患者数
167
162
143
平均在院日数
26.3
24.5
30.0
平均在院患者数
3.3
2.5
3.1
新入院患者数
24
16
25
平均在院日数
49.7
48.6
20.2
平均在院患者数
―
1.4
1.4
新入院患者数
―
18
21
平均在院日数
―
30.5
14.4
平均在院患者数
3.5
2.9
2.2
新入院患者数
52
59
53
平均在院日数
24.7
18.3
11.6
平均在院患者数
―
0.3
0.3
新入院患者数
―
3
7
平均在院日数
―
23.0
12.3
平均在院患者数
1.9
0.7
0.3
新入院患者数
24
10
7
平均在院日数
31.0
25.2
19.1
平均在院患者数
0.5
3.1
1.4
新入院患者数
8
31
24
平均在院日数
26.6
38.0
22.7
31
32
一 般 疾 患
医 療 観 察
精 神 一 般
14.3%
6
10.2%
73
18.2%
比 率 (%)
患者数 ( 人 )
比 率 (%)
患者数 ( 人 )
比 率 (%)
6
0
3
一 般 疾 患
一 般 診 療 科 筋ジストロフィー
重症心身障害
合
9
0
計
0
精 神 科
0
15
5
1
9
0
5
22
4
2
11
0
14.4%
16.2%
6.5%
26
1.7%
1
0.0%
0
8.7%
12
3.2%
2
8.5%
11
未満
3 ヶ月
29 歳
45
10
1
13
6
15
20 歳~
39 歳
52
15
0
9
14
14
30 歳~
6
49 歳
7
67
21
3
11
15
17
59 歳
2
60
1
1
16
13
29
69 歳
1
2.0%
8
3.4%
2
7.1%
1
2.2%
3
1.6%
1
0.8%
5年
3 年~
68
0
4
29
10
25
60 歳~
8.5%
34
0.0%
0
7.1%
1
1.4%
2
46.8%
29
1.6%
3年
1 年~
50 歳~
4.7%
19
0.0%
0
0.0%
0
1.4%
2
16.1%
10
5.4%
1年
40 歳~
年齢
6.0%
24
0.0%
0
0.0%
0
5.1%
7
17.7%
11
4.7%
6 ヶ月
6 ヶ月~
在 院 期 間
3 ヶ月~
年齢別入院患者数
58
1.7%
0.0%
65
1
0.0%
0.0%
0
0
0
16.7%
23.9%
19 歳
2
患者数 ( 人 )
23
4.8%
33
1.6%
14 歳
16.7%
比 率 (%)
6 歳以下
23
患者数 ( 人 )
15 歳~
6.5%
比 率 (%)
3
1
31
24.0%
31
未満
2 ヶ月
在院期間別入院患者数
24.0%
7 歳~
4
患者数 ( 人 )
医 療 観 察
分
計
38
29.5%
未満
未満
患者数 ( 人 )
1 ヶ月
14 日
比 率 (%)
分
精 神 一 般
区
医事統計⑧
合
重症心身障害
一 般 診 療 科 筋ジストロフィー
精 神 科
区
医事統計⑦
0
2
15.9%
64
55.9%
33
57.1%
8
15.2%
21
0.0%
0
1.6%
以上
10 年
100.0%
402
100.0%
59
100.0%
14
100.0%
138
100.0%
62
100.0%
129
合計
79 歳
55
0
2
30
3
20
70 歳~
9
0
0
4
1
4
80 歳以上
402
59
14
138
62
129
合計
(対象:2013.3.31 の在院患者)
7.7%
31
27.1%
16
14.3%
2
8.7%
12
1.6%
1
0.0%
10 年
5 年~
(対象:2013.3.31 の在院患者)
Ⅲ
統計
1 医事統計
Ⅲ
統計
1 医事統計
初診患者の居住地域別患者数
医事統計⑨
他の診療科
脳神経外科
小児神経科
科
神 経 内 科
神
比 率
73
53
12
65
13.6%
中
野
区
21
8
5
3
1
63
16
7
27
6.2%
練
馬
区
58
29
26
3
6
2.8%
東久留米市
62
12
15
1
9
2.3%
板
橋
区
20
4
6
1
1
0.7%
西東京 市
90
27
9
2
2
0.5%
清
18
8
4
2
0.4%
4
0.4%
2
0.3%
瀬
市
11
3.1%
豊
島
区
12
7
1
1
4
0.8%
目
黒
区
9
4
2
武蔵村山市
36
4
3
5
1.1%
754
187
100
21
121
27.1%
30.8%
21.2%
16.9%
15.9%
38.2%
東大和 市
70
25
5
1
7
立
市
43
11
12
小金井 市
29
10
8
国分寺 市
52
19
国
市
21
八王子 市
昭
島
市
調
布
府
中
0.9%
文
京
区
5
7
2
都 品
川
区
7
3
1
1
( 23 区 ) 中
央
区
3
2
1
2.5%
千 代 田 区
2
1
1
1
0.1%
4
1.6%
北
区
7
4
2
3
0.5%
12
1.4%
墨
田
区
3
1
6
6
1.9%
足
立
区
8
10
6
6
1
2
0.7%
台
東
区
5
4
1
51
26
9
4
2.1%
大
田
区
20
5
4
2
0.7%
21
5
3
3
0.7%
東 京 都 23 区 小 計
329
146
108
28
50
15.1%
市
18
9
12
5
1.0%
(各科における上記地域の割合) 13.4%
16.5%
18.2%
21.2%
15.8%
市
36
10
7
9
1.4%
あきる野市
14
4
2
0.5%
1
2
1.1%
0.4%
埼
県
2
8
1.4%
神 奈 川 県
11
1.3%
川
立
市
26
8
9
生
市
13
5
1
三
鷹
市
36
7
7
武蔵野 市
22
16
6
1
3
0.6%
2
0.3%
1620
525
311
65
252
(各科における上記地域の割合) 66.2%
59.5%
52.4%
49.2%
79.5%
362
162
110
25
23
15.6%
157
74
45
13
18
7.0%
玉
63.4%
92
31
39
12
14
4.3%
県
19
6
4
1
1
0.7%
0.5%
栃
木
県
17
7
5
2
0.8%
茨
城
県
21
11
11
1
1
0.4%
群
馬
県
22
3
19
3
2
1.1%
1
1.0%
関東地区 小計
690
294
233
57
58
30.5%
2
0.3%
北海道地区
7
2
1
0.2%
2
0.3%
都 東 北 地 区
27
13
16
1
1.3%
外 北 陸 地 区
3
3
2
中 部 地 区
38
24
17
2
近 畿 地 区
18
9
3
2
2
0.8%
中 国 地 区
5
3
3
1
2
0.3%
0.2%
四 国 地 区
5
4
4
1
0.5%
九 州 地 区
14
5
4
4
0.5%
東 京 都 以 外 小 計
807
357
282
67
64
(各科における上記地域の割合) 33.0%
40.4%
47.6%
50.8%
20.2%
羽
村
市
14
4
1
2
青
梅
市
23
7
3
1
多
摩
市
11
2
2
町
田
市
24
11
5
稲
城
市
6
4
1
西多摩 郡
5
3
2
諸
島
1
東京都(23 区以外) 小計
1,291
379
203
37
202
(各科における上記地域の割合) 52.7%
42.9%
34.2%
28.0%
63.7%
0.1%
1
計
0.1%
1
県
2
4
小
1
梨
1
1
0.0%
5
8
8
1
江戸川 区
13
3
7
3
江
区
14
6
5
区
10
3
4
1
0.4%
1
1
2
0.2%
1
荒
川
区
4
渋
谷
区
11
2
3
新
宿
区
14
4
3
杉
並
区
40
19
9
1
11
1.8%
世田谷 区
38
14
7
5
8
1.7%
2
東
京
以
48.3%
区
港
都 1
葉
市
東
京
4
0.1%
山
江
飾
東
京
千
狛
葛
東
関東地区
野
( 23 区 )
科
157
二次医療圏 小計
都
都 道 府 県 市 区 町 村
療
391
都 日
京
比 率
診
市
(23 区以外) 福
東
(2012 年度 初診料算定患者より)
精
他の診療科
京
科
東村山 市
(各科における上記地域の割合)
東
脳神経外科
科
平
療
小児神経科
神
北多摩北部保健医療圏
小
神 経 内 科
精
都道府県 市区町 村
診
0.4%
海
0.5%
そ の 他( 不 明・ 不 定 )
外
計
1.0%
0.2%
1.9%
0.3%
0.6%
1
2,448
1
(人)
883
36.1%
0.0%
21
(人)
合
0.7%
593
132
317
0.5%
(%)
100.0%
33
Ⅲ
統計
2 疾患別統計
精神科 外来新患患者数
疾患別統計①
疾
患
名
症状性を含む器質性精神障害
2008
376
精神作用物質使用による精神および行動の障害
2009
257
2010
2011
2012
335
427
401
63
51
83
114
102
統合失調症、統合失調症型障害および妄想性障害
185
164
184
222
315
気分障害
456
560
440
419
774
神経症性障害、ストレス関連障害および身体表現性障害
359
269
313
466
516
生理的障害および身体要因に関連した行動症候群
146
40
146
215
52
成人の人格および行動の障害
118
33
21
25
28
精神遅滞
24
23
10
42
18
心理的発達の障害
99
58
43
54
51
小児期、青年期に通常発症する行動および情緒の障害
30
30
18
14
6
てんかん
その他
合
計
358
329
296
376
460
22
429
384
371
108
2,236
2,243
2,273
2,745
2,831
神経内科 外来新患患者数
疾患別統計②
疾
患
名
パーキンソン病
その他のパーキンソン症候群
ジストニア
脊髄小脳変性症
運動ニューロン疾患
小
計
多発性硬化症
年 度
2008
2009
2010
2011
2012
247
179
150
262
287
70
73
76
71
94
126
33
58
85
77
62
52
46
62
70
38
31
27
25
39
543
368
357
505
567
66
73
64
94
95
115
97
106
165
152
末梢神経障害
48
40
33
73
79
脳血管障害
58
31
38
36
34
筋疾患
34
年 度
認知症
35
38
67
52
41
その他
311
361
449
324
546
小
計
633
640
757
744
947
合
計
1,176
1,008
1,114
1,249
1,514
Ⅲ
統計
2 疾患別統計
小児神経科 外来新患患者数
疾患別統計③
疾
患
名
年 度
2008
2009
2010
2011
2012
筋ジストロフィー症(高 CK 血症含む)
87
51
32
96
99
その他の筋疾患
36
18
38
28
41
脊髄性筋萎縮症
3
6
5
6
6
末梢神経障害
5
2
5
7
6
脊髄小脳変性症
1
2
4
12
13
脳変性疾患
6
7
8
10
1
13
27
21
19
23
3
1
2
15
6
20
18
22
33
16
0
2
0
1
1
33
24
20
39
10
1
1
1
4
0
10
6
4
9
4
7
3
8
23
8
18
21
12
15
14
不随意運動症
脱髄疾患
代謝異常症(ミトコンドリア病を含む)
脊椎・脊髄疾患
先天奇形(脳奇形を含む)
水頭症
神経皮膚症候群
染色体異常
神経感染症・脳症・脳炎
てんかん
199
197
207
302
365
熱性けいれん
6
6
11
7
7
精神発達遅滞
49
57
44
61
62
運動発達遅滞
5
13
9
11
25
脳性麻痺(重複障害を含む)
18
15
10
13
14
脳血管障害
2
4
1
1
1
頭痛
5
10
12
2
8
頭部外傷
1
0
0
0
1
脳腫瘍
自閉症・注意欠陥多動性障害・広汎性発達障害
神経症・心因反応・他の小児精神疾患
言語発達遅滞
3
2
0
2
3
112
105
88
91
92
16
8
8
10
12
8
13
7
3
9
学習障害
15
41
16
15
11
睡眠障害
3
3
2
1
9
睡眠時無呼吸
0
1
1
0
2
夜尿症
0
0
1
0
0
大頭
4
0
0
0
0
43
35
14
―
0
1
0
0
1
1
遺伝カウンセリング
顔面神経麻痺
その他
計
9
36
20
27
8
742
735
633
864
878
(再来新患を含む)
35
Ⅲ
統計
2 疾患別統計
脳神経外科 外来新患患者数
疾患別統計④
疾
患
名
てんかん
頭痛
年 度
2008
2011
2012
214
172
147
24
21
8
5
4
2
2
3
0
5
24
22
22
14
18
頭部外傷
6
6
6
4
10
脳腫瘍
9
10
10
13
15
慢性硬膜下血腫
7
9
6
6
4
パーキンソン病
8
5
5
1
5
不随意運動症
3
3
2
2
6
認知症
6
-
-
2
9
正常圧水頭症
11
14
11
12
6
トゥレット症候群
-
10
3
5
3
その他
合
計
48
20
19
8
20
360
255
309
244
252
リハビリテーション科 外来処方件数
疾患別統計⑤
疾
患
名
筋疾患
年 度
2008
2009
2010
2011
2012
110
139
195
398
224
パーキンソン病関連疾病
40
85
80
224
217
SCD・MSA
32
23
20
43
33
MND
16
14
23
35
13
末梢神経疾患
10
16
4
22
30
MS
7
7
11
25
9
CVD
5
7
6
7
1
脳性麻痺
6
7
19
14
8
整形外科疾患
5
4
10
12
17
その他の神経疾患
8
19
19
24
25
その他の小児疾患
23
33
33
43
47
廃用症候群
3
1
3
5
3
嚥下障害
0
1
0
8
4
18
8
15
36
5
283
364
438
896
636
その他
合
計
遺伝カウンセリング室 遺伝カウンセリング件数
疾患別統計⑥
疾
患
名
年 度
2008
2009
2010
2011
2012
デュシャンヌ型筋ジストロフィー
36
53
16
17
17
ベッカ-型筋ジストロフィー
15
27
8
13
15
2
2
0
1
5
福山型筋ジストロフィー
脊髄性筋萎縮症
球脊髄性筋萎縮症
筋強直性ジストロフィー
合
36
2010
133
めまい
脳血管障害
2009
212
計
4
6
7
12
12
-
-
1
5
3
-
-
-
-
18
57
88
32
48
70
Ⅲ
統計
2 疾患別統計
精神科 新入院患者数
疾患別統計⑦
疾
患
名
症状性を含む器質性精神障害
年 度
2008
2009
31
精神作用物質使用による精神および行動の障害
2010
19
2011
9
2012
41
82
32
29
19
48
55
統合失調症、統合失調症型障害および妄想性障害
292
269
260
374
317
気分障害
243
232
214
228
326
31
21
28
79
84
4
4
4
12
8
13
6
7
22
22
4
7
9
17
19
11
4
6
4
11
1
1
1
2
2
156
137
180
201
207
35
33
52
77
50
853
762
789
1105
1183
神経症性障害、ストレス関連障害および身体表現性障害
生理的障害および身体要因に関連した行動症候群
成人の人格および行動の障害
精神遅滞
心理的発達の障害
小児期、青年期に通常発症する行動および情緒の障害
てんかん
その他
合
計
神経内科 新入院患者数
疾患別統計⑧
疾
患
名
パーキンソン病
年 度
2008
2009
2010
2011
2012
173
113
176
270
360
その他のパーキンソン症候群
43
63
93
58
74
ジストニア
22
57
33
28
26
脊髄小脳変性症
67
32
69
72
91
運動ニューロン疾患
44
12
24
42
76
349
277
395
470
627
114
128
148
200
201
筋疾患
65
87
162
233
219
末梢神経障害
33
43
84
98
84
脳血管障害
(
小
計
)
多発性硬化症
17
11
8
10
10
認知症
8
23
15
18
32
その他
136
138
45
208
393
373
430
462
767
939
722
707
857
1237
1566
(
合
小
計
)
計
37
Ⅲ
統計
2 疾患別統計
小児神経科 新入院患者数
疾患別統計⑨
疾
患
名
年 度
2008
2010
2011
2012
50
64
71
127
147
その他の筋疾患
35
30
35
52
70
末梢神経疾患
20
18
15
13
10
脊髄小脳変性症、小脳失調症
12
3
2
7
8
脳変性疾患
10
15
18
39
33
5
14
12
22
28
不随意運動、ジストニア
脱髄疾患
3
4
3
14
10
27
19
15
35
32
脊椎変形症・脊髄疾患
0
0
0
8
12
先天奇形(関節拘縮)
25
8
2
62
92
水頭症
0
2
0
4
1
神経皮膚症候群
7
5
3
10
31
代謝異常症(ミトコンドリア)
染色体異常
5
8
1
12
15
24
21
7
72
86
216
252
309
248
307
精神運動発達遅滞
16
18
36
29
28
脳性麻痺
10
3
10
35
58
神経感染症、脳炎後遺症
てんかん
脳血管障害
1
1
1
1
1
脳腫瘍
10
2
7
12
21
小児交互性片麻痺
-
7
0
0
3
小児精神疾患(自閉症)
3
1
2
1
3
神経症・心因反応
0
0
0
4
6
学習障害
0
0
0
0
0
睡眠障害
3
0
0
0
1
その他(頭痛、胃腸炎)
4
0
15
2
3
486
495
564
809
1006
合
計
脳神経外科 新入院患者数
疾患別統計⑩
疾
患
名
機能性疾患:難治性てんかん
機能性疾患:パーキンソン病・不随意運動症
年 度
2008
2009
2010
2011
2012
100
95
126
151
79
23
32
22
21
41
脳血管障害:虚血性脳血管障害(脳梗塞など)
2
2
1
1
1
脳血管障害:他の脳血管障害(脳出血・AVM)
2
7
0
1
0
脳腫瘍
3
6
4
5
5
頭部外傷
2
1
0
1
1
3
4
5
1
0
13
6
10
13
11
慢性硬膜下血腫
水頭症
その他
合
38
2009
筋ジストロフィー
計
4
7
0
2
5
152
160
168
196
143
Ⅲ
統計
2 疾患別統計
臨床検査部遺伝子検査診断室 遺伝子診断件数
疾患別統計⑪
疾
患
年 度
名
2008
Duchenne 型/ Becker 型筋ジストロフィー
2009
2010
72
86
福山型先天性筋ジストロフィー
5
肢帯型筋ジストロフィー 1C 型
2
肢帯型筋ジストロフィー 2A 型
19
顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー
2011
2012
39
44
85
3
1
4
9
3
12
3
4
23
23
31
32
118
86
91
69
101
眼咽頭型筋ジストロフィー
25
11
11
17
28
Emery-Dreifuss 型筋ジストロフィー
19
8
22
13
18
筋強直性ジストロフィー 1 型
10
14
11
25
13
筋強直性ジストロフィー 2 型
9
9
4
12
5
X連鎖性ミオチュブラーミオパチー
4
4
12
14
5
縁取り空胞を伴う遠位型ミオパチー
74
88
52
25
67
正常酸マルターゼ値を示すリソゾーム性糖原病(Danon 病)
6
1
6
2
7
ミトコンドリア病(MELAS, MERRF, CPEO, Leigh 脳症 , etc.)
126
128
106
138
125
球脊髄性筋萎縮症(Kennedy 病)
8
4
4
7
4
歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症(DRPLA)
1
2
4
6
1
セントラルコア病
4
1
2
6
8
悪性高熱症感受性
10
6
14
16
9
脊髄性筋萎縮症
「REMUDY」によるジストロフィン遺伝子解析用 DNA 分離
研究・保存用
合 計 ( の べ 数 )
4
6
10
14
14
-
80
73
79
61
76
108
120
123
161
592
671
617
648
757
リハビリテーション科 入院患者処方件数
疾患別統計⑫
疾
患
名
筋疾患
パーキンソン病関連疾病
年 度
2008
2009
2010
2011
2012
97
203
195
376
368
168
249
163
336
458
SCD・MSA
42
56
62
73
93
MND
28
28
24
52
76
末梢神経疾患
23
53
33
44
59
MS
57
66
68
101
105
CVD
31
17
7
18
22
脳性麻痺
18
15
20
114
14
整形外科疾患
16
14
12
66
60
その他の神経疾患
127
21
64
36
74
その他の小児疾患
67
72
43
151
219
104
91
75
65
108
廃用症候群
嚥下障害
19
5
2
0
3
その他
30
15
21
301
155
827
905
789
1733
1814
合
計
注:電子カルテ導入のため 2011 年の件数は他と計算方法が異なる
39
40
58
339
29
17
131
その他
合 計
12
35
1
健康教室
形態調整食
2
11
89
アレルギー
肥満症
97
2
20
貧血症
脂質異常症食
5
118
104
3
2
165
129
5
6
8
1
痛風
9
27
心臓病
2
15
37
5
1
高血圧症
7
1
38
26
胃潰瘍
糖尿病
2
1
4
集 団 指 導
2008
個人指導
164
43
1
4
1
23
46
2
7
27
8
2
447
9
4
196
138
3
29
55
9
4
37
10
27
109
64
42
2
1
8
182
26
119
5
12
12
集 団 指 導
2009
個人指導
5
259
50
9
2
59
2
49
11
12
37
23
691
23
131
11
348
1
1
40
1
72
51
12
42
18
24
58
46
10
1
1
3
6
2
5
1 2
1 2
4
494 4
54
418
集 団 指 導
2010
年 度
栄養管理室 栄養食事指導実施数
2011
2012
456
78
21
4
4
142
4
70
22
14
62
31
4
901
48
137
446
14
30
5
165
37
19
74
53
21
2
1
1
28
9
13
1
3
2
8
7
1
42
1
150
652
6
46
58
12
271
71
21
824 1330
211
28
199
1
125
51
37
116
40
16
77
53
24
253
232
21
99
10
89
4
2
2
在宅 個 人 指 導 集 団 指 導 在宅 個 人 指 導 集 団 指 導 在宅
訪問
訪問
訪問
入院 外来 件数 入院 外来 入院 外来 件数 入院 外来 入院 外来 件数 入院 外来 指導 入院 外来 件数 入院 外来 指導 入院 外来 件数 入院 外来 指導
個人指導
肝臓病
腎臓病
疾 患 名
疾患別統計⑬
Ⅲ
統計
2 疾患別統計
Ⅲ
統計
2 疾患別統計
手術統計
疾患別統計⑭
手
術
脳神経外科
側頭葉てんかん焦点切除術
前頭葉てんかん焦点切除術
中心回焦点切除術
後頭葉てんかん焦点切除術
頭頂葉てんかん焦点切除術
多葉切除術
大脳半球離断術
脳梁離断術
視床下部過護腫定位凝固術
AVM 切除+側頭葉切除術
頭蓋内電極留置術
迷走神経刺激術
視床下核刺激術
視床 CM/Pf 刺激術
淡蒼球 Gpi 刺激術
視床 Vim 核刺激術
視床 Vim 核凝固術
刺激装置留置・交換術
脳腫瘍生検術(定位的)
脳腫瘍摘出術
硬膜下血腫洗浄術
後頭蓋減圧術
定位的レザバー留置術
のう包切除術
塞栓術
シャント術
その他
小
外科
PEG
腫瘤切除
IVH ポート
切開排膿
ヘルニア根治術
虫垂切除
胆摘術
気管切開
内痔核結紮術
腹腔鏡下胆嚢摘出術
消化管腫瘍切除
噴門形成
開腹胃瘻造設術
開腹ドドレナージ
咽頭気管分離
胸腔鏡下ブラ切除術
肝腫瘍切除
イレウス解除
経皮胆嚢ドレナージ
その他
小
筋・神経・皮膚生検
小児神経科
神経内科
小
整形外科
脊椎手術
観血的整復固定
人工関節置換
筋腱延長術
デブリードマン
関節手術
その他
小
歯科
全麻下抜歯・歯科治療
全麻下腫瘍切除
その他
小
内
計
訳
2008
年 度
2010
2009
2011
2012
計
15
6
1
1
―
4
4
7
1
―
6
―
3
3
―
―
―
10
1
3
4
―
―
―
―
4
9
82
19
5
1
―
3
2
3
11
―
1
13
―
5
―
―
1
―
8
2
―
4
―
―
―
―
11
3
92
17
7
―
―
4
4
2
10
2
―
7
2
4
2
3
3
―
22
2
1
6
―
1
―
―
6
1
106
12
6
2
1
2
6
4
2
3
―
8
1
2
1
4
2
―
10
1
3
3
―
1
1
―
9
5
89
15
9
―
1
1
3
7
5
―
―
8
9
2
2
13
3
―
24
―
1
2
―
―
―
―
10
9
124
計
43
5
5
5
4
4
3
2
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
16
87
28
―
6
3
6
―
―
3
4
3
4
2
2
2
1
1
―
―
―
47
112
32
4
11
3
―
2
―
3
1
―
10
―
―
1
―
1
1
3
2
17
91
31
7
1
―
9
2
―
3
2
1
―
―
―
―
―
―
―
―
―
8
64
37
7
2
―
2
2
―
2
2
4
14
2
―
1
―
1
―
6
1
11
94
計
34
14
48
27
27
54
32
24
56
41
20
61
30
30
60
計
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
5
5
1
1
1
―
―
13
5
3
6
1
1
3
1
20
―
―
―
―
217
―
―
―
―
258
―
―
―
―
253
13
3
―
16
243
10
1
1
12
310
計
41
Ⅳ 業 務 状 況
Ⅳ 業務状況
1 精神科(第一精神診療部 )
1 精神科(第一精神診療部)
1)概要
(1)目的
精神科の診療目標は、統合失調症と気分障害をはじめとする精神障害の高度先進的な診療を
行い、臨床研究を推進することにある。
(2)主な業務内容
精神科の診療は、精神科外来、精神保健福祉法による一般精神科病棟(4 南、4 北、5 南、5
北の 4 個病棟)、および医療観察法による医療観察法病棟(8 および 9 病棟)に区分されるが連
携して運営されている。このうち精神科外来と一般精神科 4 個病棟を記載する。
精神科では、疾患ごとに専門診療グループを構成し、専門外来―入院治療―精神科リハビリ
テーション―臨床研究を分担している。2010 年 9 月末の新病院移転後は、病診連携・病病連携
を推進し、新規の外来および入院患者を増やすことにより、病態解明研究や治療法の開発など
の臨床研究を強化することを目標としている。
更に、精神科病棟における短期入院(平均在院日数の短縮化)による診断・治療方針の策定
と治療、措置入院の後方転送受け入れなどによる精神科地域救急医療への参画、精神障害者の
身体合併症医療の受け入れを重点課題としている。 精神保健指定医の付加的業務として、厚生労働省の精神保健監査指導と東京都の精神鑑定を
分担している。レジデント等の臨床教育と精神保健指定医および専門医資格取得にむけての指
導も重要な業務である。
(3) スタッフ構成
精神科の医長以上のスタッフは、有馬邦正、平林直次*、吉田寿美子*(以上 3 名が部長)、
渡邊雅子、渡邊裕貴*、岡崎光俊、吉村直記、野田隆政、黒木規臣*、大森まゆ*、坂田増弘、
亀井雄一*(*は併任)。
精神科外来
1)実績
精神科外来患者は 1 日平均 263 名程度で、2011 年度より減少したが当院外来で最も患者数が多い。
それに対し、新患患者は 1 日平均 11.8 名強と 2011 年を上回った。再来患者数の減少は当精神
科が独法化を機に急性期を中心とした診療体制に移行すべく、治療目標達成後や長期にわたっ
て安定している患者さんに地域の医療施設に転院をお願いしてきた成果と考えられる。新患枠は、
一般新患・専門外来・医遼連携の 3 種類で 2012 年 1 月からは医療連携枠を週 10 枠に(土日は除
く)広げ、医療連携推進に努めている。専門外来はてんかん・うつ病・睡眠障害・物忘れ(認
知症)
・薬物依存(アルコールを除く)
・修正型電気けいれん療法(m ECT)
・光トポグラフィー
検査の 7 種類で、臨床研究も同時に行っている。一般・専門ともに予約から実際の診察まで日
時を要するが、連携枠は早ければ 2-3 日遅くとも 1 週間程度で診療するように努力している。
2012 年度の新患延べ人数は 2,831 名で、最も多いのがF 3 気分障害次いでF 4 神経症性障害、
G 40 てんかん(Ⅲ.2 疾患別統計①)の順であった。新患総数は 2011 年度に比べて 100 名弱
増加した。尚、
他院からの新患紹介率は 67.4% であった。また、2012 年度から認知症・てんかん・
睡眠障害のセカンドオピニオンを開始し、合計 13(てんかん 12、睡眠障害 1)件の相談を受けた。
院内他科とのリエゾン診療は 2012 年度から一般病棟での精神科リエゾン加算が認められ、
週 1 回のラウンドは外来医長、精神科専門看護師 1 名、臨床心理士 1 名の計 3 名で行っている。
現在、常時 10 名強のリエゾン患者を診療している。
臨床研究においては、治験の実施件数の半数以上を外来で実施した。治験以外の臨床研究面
では両研究所と連携を図り臨床研究に積極的に寄与した(神経研究所疾病研究第 3 部 ; 統合失
調症や気分障害の髄液検査など、精神保健研究所成人保健研究部 ;PTSD など、精神保健研究
所精神生理研究部 ; 睡眠障害)。2012 年 12 月からは 6NC バイオバンク事業を精神科で開始した。
精神科外来実習の場として、早稲田大学大学院人間科学研究科臨床心理学領域(11 名)と駿
河台大学大学院臨床心理(1 名)の学生を週 1 回受け入れた。
2)特徴
各専門外来が充実し、各専門外来または研究所と連携して臨床研究を推進している点と難治
統合失調症患者へのクロザピン適応や mECT の適応に関してはワーキンググループや委員会
を設置して多職種で検討の上実施している点が大きな特徴と言える。
3)展望
外来と病棟が連携して精神科急性期診療の強化を図りつつ、医療研究センター病院の使命と
しての高度専門医療や治験を含む臨床研究を推進する事を目指している。
45
Ⅳ 業務状況
1 精神科(第一精神診療部 )
精神科入院病棟
1)実績
2010 年 9 月 25 日の新病棟に移転後、精神科 4 病棟 140 床体制での診療体制となっている。
患者さんのプライバシーの確保とアメニティの向上 , 入院治療環境の改善を目指して全室個室
で運営されている。140 室中、保護室(16 床)、準保護室(8 床)、無菌室(2 床)、および個室
4 床の合計 30 床(21%)は特室料金が不要である。また、生活保護および非課税世帯の患者は
特室料が免除されている。特室の有料での利用状況は、2100 円室(90 室) 75.5%、5250 円室(12
室)72.9%、10500 円室(8 室)54.4% であった。
4 病棟がそれぞれ専門外来と連携し、専門的な治療を展開している(表 1)。
2011 年 7 月から、東京都精神科患者身体合併症医療事業に第Ⅱ型(平日昼間に身体疾患を併
発した都内の精神科病院の入院中の精神科患者に対する医療)で参画している。
表 1 精神科入院病棟別機能と平均入院数、年間入院数、平均在院日数
病
棟
名
機 能
入院数 / 病床数 新 入 院 数 平均在院日数
4 南(開放) てんかん,地域ケア、開放適応精神障害
30.0/35
303
33.0
4 北(閉鎖) 急性期治療,措置入院
32.0/35
306
36.2
5 南(開放) 気分障害 , 神経症性障害、 睡眠障害
31.8/35
309
35.3
31.6/35
212
45.8
125.4/140
1130
37.1
5 北(閉鎖)
小
亜急性期治療 , 難治統合失調症、難治気分障害、
合併症治療 , 鑑定入院
計
1 年間の新入院数は 1131 名(2011 年度より+ 232 名)であった。平均在院日数は、精神科 4
病棟全体では 37.1 日(2011 年度より- 14.4 日)となった(表 1)。2006 年以降着実に平均在院
日数を短縮している(表 2)。平均在院患者数は 125.4 人(病床利用率 89.6%)であった。
長期在院患者の転院を進め、入院時から退院促進活動を行った成果として、長期入院患者は
減少している。在院期間別の入院患者数の推移を表に記す。在院期間 1 年以上の患者は 11 名(8.9%)
である。
診療時間外の外来受診者は 340 人であり、このうち 104 名が入院している。
東京都精神科患者身体合併症医療事業に第Ⅲ型(平日昼間に身体疾患を併発した都内の精神
科病院の入院中の精神科患者に対する医療)を 2011 年度より継続している。東京都福祉保健
局 障碍者施策推進部 精神保健・医療課からの依頼(東京都ルート)は 81 件であった。精
神科病院・クリニック等からの合併症診療依頼などは医療相談室経由(16 件)、医療連携室経
由(5 件)などあり、東京都ルート以外が 39 件あり、総依頼件数は 120 件であった。このうち、
実際に当院で入院治療したのは 55 件であった。身体疾患の受け入れ診療科は、外科 9 件、外科・
整形外科 7 件、消化器内科 14 件、消化器外科 4 件、リハビリ科 1 件、神経内科 2 件、循環器内
科 0 件、脳神経外科 1 件であった。手術件数は 17 件であった主要な疾患は、脳腫瘍、肺炎、消
化管出血、肝機能障害、消化器の悪性腫瘍(胃がん、大腸がん、乳がん)の外科治療、鼠径ヘ
ルニア、蜂窩織炎、刺傷、骨折(頸椎・上腕骨・骨盤・股関節)などであった。
医療研究センター病院として臨床研究を推進するために、4 個病棟が , 多職種が協力して専
門性を持った治療チームを構成することを目標として診療活動を行っている . 各病棟の活動は
のちに記す。
病棟・外来を基盤として、多くの臨床研究を行っている。神経研究所 疾病研究第 3 部、ト
ランスレーショナルメディカルセンター(TMC)バイオリソース管理室とは、統合失調症や
気分障害に関する研究(4 北、5 南病棟)、難治性気分障害を対象とする治療反応性予測因子に
関する研究(5 南病棟)、脳脊髄液バイオマーカーに関する研究(全病棟)を行っている。精
神保健研究所 社会復帰部とは、難治性精神疾患の社会復帰に関する研究(4 北)をモデル事
業として行っている。認知行動療法(CBT)センターとは、うつ病などの認知行動療法を入
院患者に適用する研究を行っている(5 南)。
また、看護師を中心に認知行動療法やアドヒアランス、精神科看護必要度に関する研究を行
い、それぞれ学会や専門誌への発表を行っている(5 南)。
2)特徴と展望
2012 年度は平均在院日数の短縮により 10:1 看護基準が達成された。
新病棟で電子カルテが導入され先進的医療を行うハードウエア環境が整った。精神保健研究所、
神経研究所、TMC、CBT センターと連携した臨床研究も実績を上げつつある。今後は、医療
研究センター病院の実績を上げるために、目標とする臨床研究課題を選定し推進する体制を組
む必要がある。
46
Ⅳ 業務状況
1 精神科(第一精神診療部 )
表 2 精神科入院病棟の平均入院患者数、年間入院数、平均在院日数の推移
病棟名
1 日
2007
平
2008
均
入
2009
院
患
2010
者
数
2011
1
2012
2007
年
間
2008
の
2009
入
院
2010
数
2011
2012
4 南 (1-4)
38.9
36.4
32.0
29.2
30.5
30.0
157
167
151
221
257
303
4 北 (4-1)
43.0
41.4
42.4
33.1
31.9
32.0
175
197
189
217
269
306
5 南 (3-1)
40.3
39.0
37.8
32.4
31.6
31.8
228
217
202
181
214
309
5 北 (4-2)
44.3
41.3
39.9
30.4
31.2
31.6
138
158
172
170
158
212
4-3
43.9
33.4
21.8
/
/
/
98
74
25
/
/
/
4-4
計
40.0
250.4
34.7
226.2
24.6
169.9
/
125.0
/
125.3
/
125.4
46
842
39
852
23
763
/
789
/
898
/
1130
均
2008
在
2009
院
2010
病棟名
平
2007
日
数
2011
2012
4 南 (1-4)
86.6
77.9
73.2
45.8
40.4
33.0
4 北 (4-1)
92.0
86.9
87.4
52.9
41.4
36.2
5 南 (3-1)
64.2
64.5
66.8
64.1
49.6
35.3
5 北 (4-2)
117.4
89.3
80.3
60.4
65.2
45.8
4-3
164.9
133.8
58.5
/
/
/
4-4
計
281.4
107.5
253.6
93.4
132.9
78.3
/
55.1
/
51.5
/
37.1
表 3 精神科入院患者 在院期間別推移
在院期間 1999 2004 2009 2010 2011 2013/03/31
<3m
107
146
87
95
100
73
3-6m
64
59
27
13
4
30
6m-1y
56
29
28
6
2
9
1-3y
86
43
31
5
2
6
3-5y
16
25
6
2
2
2
5-10y
31
36
5
2
1
1
10-20y
27
23
4
3
1
1
>=20y
40
25
1
0
1
1
total
427
386
189
126
123
123
1 年以上 % 46.8 39.4 24.9
9.5
5.7
8.9
4 南病棟 : てんかん・社会復帰開放病棟
1)実績
クリティカルパスを用いて、長時間脳波・ビデオモニタリングを毎週 2 名ずつ定期的に行い、
診断の成果をあげている。てんかんと非てんかん発作の鑑別、心因性発作の治療、難治てんか
んの薬物治療、てんかんの手術前検査、てんかんの精神症状の治療を行っている。また、開放
病棟適応の精神障害の入院治療と認知症の検査入院を行っている。退院後地域定着支援のため
の作業療法を行っている。
2)特徴と展望
全国でも数少ない、てんかんの専門的診断・治療・検査を行っている男女混合、開放病棟で
ある。入院患者の大部分は難治てんかんであり、とりわけ知的障害その他の精神症状を合併す
る患者が多い。一般病院あるいは他のてんかんの専門病院で処遇困難な例を、当病棟で入院受
けすることも少なくない。
また、てんかん以外の精神障害患者も含めて、退院後の地域生活を見据えた精神科リハビリ
テーションの導入や社会資源の活用のためのチーム医療に積極的にとりくんでいる。
さらに、てんかんを診断・治療できる精神科医師を育てること、およびてんかん専門看護師
を育てることを目指している。
4 北病棟 : 精神科急性期治療閉鎖病棟
1)実績
入院総数は、2010 年度の 217 名、2011 年度の 268 名から、さらに 323 名へと増加し、平均在
院日数は 36.2 日(2011 年度 45.2 日、2010 年度 54.3 日)と、さらに短縮した。入院日数の増加は、
2013 年度より、急性期治療病棟から精神科救急入院料算定病棟(いわゆるスーパー救急病棟)
という、より高規格な病棟にアップグレードするために、その基準の達成に取り組んだこと、
緊急を要する入院事例に対し、即応性が向上したこと、全室個室のためベッドコントロールが
容易なこと、などが考えられた。
、応急入
入院時の入院形態は、任意入院が 96 名(29.7%)、医療保護入院が、188 名(58.2%)
院が 16 名(4.9%)、措置入院が 23 名(7.1%)で、任意入院の割合が減り、非自発入院の総数、
割合が増加している。その理由として、2013 年度より、スーパー救急病棟への昇格に向けた
基準の達成が目標として加わったこと、任意入院は開放病棟へ、非自発入院は閉鎖病棟へと、
振り分けが明確となったことなどが挙げられる。
2)特徴と展望
統合失調症、感情障害を中心とする精神疾患全般を対象とした急性期治療を専門的に担い、4床
の保護室、4 床の準保護室、計 8 床のハイケアユニットと、休息期から回復期を過ごす一般室
47
Ⅳ 業務状況
1 精神科(第一精神診療部 )
からなる 35 床の全室個室、高規格閉鎖病棟である。対外的には、いわゆるマクロ救急のうち
措置入院の受け入れを担当し、地域、通院患者のミクロ救急における入院病棟の役割を担って
いる。入院直後から、多職種による最適な治療の提供、行動制限の最少化、退院後の生活を視
野に入れた早期のソーシャルワークに積極的に取り組み、早期の退院を目指してチーム医療を
展開している。また、精神科急性期医療と並行し、臨床研究、治験を推進し、バイオバンク事
業にも協力している。
2013 年度よりスーパー救急病棟に転換するにあたり、現在の取り組みをさらに強化し、精
神科救急医療に貢献することを目指している。
5 南病棟 : うつ、ストレスケア開放病棟
1)実績
2012 年度は、新入院患者数が 309 名、病床利用率は 91.0%、平均在院日数が 35.3 日であった。
2011 年度と比較して新入院患者数が 95 名増加し、平均在院日数は 11.3 日減少した。平均年齢
は 55.3 歳であった。すなわち、2012 年度は早期に治療が展開するようになったことがわかる。
入院患者の入院時診断の内訳は気分障害圏(F 3)227 名(73.5%: うつ病 143 名、躁うつ病 72 名、
その他 12 名)、統合失調症圏(F 2)27 名(8.7%)、不安障害圏(F 4)25 名(8.1%)、適応障
害 4 名(1.3%)、パーソナリティ障害 2 名(0.6%)、睡眠障害 6 名(1.9%)、器質性精神障害 11 名
(3.6%)、認知症 3 名(1.0%)、その他 4 名(1.3%)であり、気分障害が増加していた。この結果
は検査入院の退院時の診断と比較して入院時はパーソナリティ障害と診断された患者が少なく、
入院中に診断変更された患者が多いことが分かる。入院患者の 7 割に対して認知行動療法(CBT)
を行った。修正型電気けいれん療法(mECT)は 281 回の治療を行った。うつ症状(気分障害)
検査入院パッケージ(4 泊 5 日)および、光トポグラフィー、睡眠検査入院プログラム(1 泊 2 日)
は 76 名が利用した。
2)特徴と展望
5 南病棟は 35 床全室個室(保護室 4 床含む)の男女混合開放病棟である。うつ、ストレス関
連障害を対象とした専門的な診断と治療を行う専門病棟として診療、研究、教育を行っている。
看護方式はモジュール型プライマリーナーシングである。主として気分障害の入院治療を行う
急性期開放病棟として機能している。年代は幅広く、病状、病識、セルフケアレベルなど患者
毎の状態に応じた治療を提供している。自殺念慮や自殺企図には注意深い観察を行い、安全を
確保するよう配慮している。毎週多職種カンファレンスを開催し、専門的な視点からの診断、
治療計画を作成し、エビデンスに準拠した標準的な薬物療法に加えて個別・集団認知行動療法
(CBT)や mECT などを用いた多彩な多職種チーム医療を実施している。
2012 年度の大きな変化はうつ症状に関する診断の正確性の向上や、将来の治療の可能性の
検討を目的とした、うつ症状(気分障害)検査入院パッケージおよび、光トポグラフィー、睡
眠検査入院プログラムを始めたことである。今後、教育、治験、臨床研究の推進、CBT の普
及など医療と研究、教育が高い次元で融合できる病棟へ発展させていく。
5 北病棟 : 精神科亜急性閉鎖病棟
1)実績
2012 年度の入院患者数は 212 人であり、内訳は、統合失調症 48%、感情障害 19%、器質性
精神障害 14%、認知症 6%、アルコール依存症 4%、その他 9% であった。また、身体合併症患者
は 21 人、鑑定入院は 9 人であった。
多職種チーム医療の推進を行っている。実績として、多職種病棟カンファレンス、多職種に
よる病棟集団療法を各々毎週行ってきた。
月 1 回の退院促進会議の開催。
2011 年度より疾病教育として心理士の協力により病棟独自の「振り返りプログラム」を開始。
逐次、改良を行いながら実施している。
初期研修医師の受け入れ。2012 年度は 8 名(各 1 か月)。
看護学生の実習の受け入れを 10 回行った。
2)特徴と展望
当院の医療研究センターとしての業務の変化に伴い、閉鎖病棟での診療分担は 4 北病棟が救
急をおこない、その他の主に亜急性期患者の治療を 5 北病棟が担うという分業化の方向にある。
また後期研修医の臨床教育も病棟機能の重要な一部であり、5 北病棟では亜急性期の患者の治
療法について重点的に研修医教育を行っている。当院の特徴として、国内で唯一の精神科閉鎖
病棟を有するてんかんセンターであるということがあり、この点で 5 北病棟は精神症状を有す
るてんかん患者の治療に関して国内的に大きな責任を負っている。
48
Ⅳ 業務状況
2 司法精神科(第二精神診療部 )
2 司法精神科(第二精神診療部)
1)概要
(1)目的
司法精神科の目的は、重大な他害行為を起こし、医療観察法による入院処遇または通院処遇
の対象となった精神障害者に必要な入院医療または通院医療を提供し社会復帰を促進すること
である。
(2)主な診療機能
医療観察法病棟には 8 病棟と 9 病棟があり、両病棟とも 34 床(うち保護室 1 床)からなる。9
病棟は、2010 年 4 月 4 日、我が国で初めての身体合併症対応機能を持つ医療観察法病棟として
開設された。また、当院は 2011 年 5 月 20 日指定通院医療機関としての指定を受け、小平市及
び東村山市の住民を対象として、社会復帰調整官や地域関連機関と連携し、通院医療を提供し
ている。
(3)スタッフ構成
8 病棟:第二精神診療部長(平林直次)、病棟医長(大森まゆ)、医師 2 名、専門修練医 2 名、
看護師長(宇都宮智)、看護副師長 3 名、看護師 39 名、作業療法副士長(三澤剛、外来通院チー
ムケアコーディネーターを兼務)、作業療法主任(林 理華)、作業療法士 1 名、心理療法主任(今
村扶美)(9 病棟と兼務)、心理療法士 3 名、精神保健福祉士主任(三澤孝夫、9 病棟および外来
通院チームコーディネーターを兼務)、精神保健福祉士 3 名。
9 病棟:病棟医長(黒木規臣)、医師 2 名、チーフレジデント 1 名、看護師長(岸清次)、副
看護師長 3 名、看護師 39 名、作業療法士 2 名、心理療法士 4 名、精神保健福祉士 2 名。
2)実績
(1)入院および通院対象者の概要
入院対象者の診断名、対象行為、事件地、退院数については病棟別・男女別に一覧表に示し
た。8 病棟及び 9 病棟の年間入院数はそれぞれ 17 名(転院 1 名)、18 名(合併症による転院 2 名)、
退院数はそれぞれ 15 名(転院 4 名)、20 名(転院 6 名)であった。両病棟の入院対象者の診断
内訳は、F2: 28 名(80.0 %)、F1: 4 名(11.4 %)、F3: 3 名(8.6 %)であり、統合失調症が
最多であった。また、当院からの退院者 3 名に対して通院医療の提供を行った。
事件地別内訳
2012 年度医療観察病棟入院数
8 病棟
入
院
数
新規入院
男
14
転院
女
14
男
女
事
件
東京
地 男
5
女
2
男
7
女
1
対 象 行 為
8 病棟
9 病棟
男
男
女
殺人
3
14
1
2
千葉
1
殺人未遂
2
2
山梨
1
傷害
8
傷害致死
0
1
3
1
3
16
2
対象行為別内訳
9 病棟
2
うち合併症転院
計
8 病棟
9 病棟
2
埼玉
2
1
栃木
北海道
1
放火
1
2
放火未遂
3
2
2
2
新潟
1
大阪
京都
兵庫
和歌山
1
計
14
3
18
強盗
2
強制猥褻
1
1
女
1
4
5
3
1
1
* 1 名は放火で通院処遇中に強制わい
せつを行い入院処遇となった
* 1 名は同時に殺人未遂と傷害の 2 件
を行った
2
49
Ⅳ 業務状況
2 司法精神科 ( 第二精神診療部 )
診断別内訳
2012 年度医療観察病棟退院数
8 病棟
男
男
退院
9
1
うち処遇終了
1
0
うち死亡
0
0
転院
3
1
13
2
計
8 病棟
9 病棟
女
男
女
13
F0
1
F1
3
1
F2
11
3
19
1
男
女
主診断 副診断 主診断 副診断 主診断 副診断 主診断 副診断
1
1
6
9 病棟
女
1
1
3
F3
3
13
1
2
1
F4
F5
F6
F7
2
F8
1
F9
計
14
5
3
0
16
6
2
0
(2)医療の内容
薬物療法や m-ECT に加え、多職種チームによる各種の治療プログラム(疾病教育および服
薬心理教育、物質使用障害プログラム、内省プログラム、作業療法など)を実施した。また、
CPA-J と呼ばれるケアマネジメントや、対象者の外出・外泊を活発に行うことにより退院を
促進した。また、9 病棟においては、2012 年 8 月 7 日より慢性腎不全の対象者 1 名に対して、病
棟内で透析医療を提供した。
(3)各種の会議
医療の質や地域連携を確保する組織体制として、治療評価会議(週 1 回)、運営会議(月 1 回)、
倫理会議(原則月 1 回)、外部評価会議(年 2 回程度)、地域連絡会議(年 1 回程度)を実施した。
3)特徴と展望
我が国初の医療観察法病棟である 8 病棟に加え、我が国で唯一の身体合併症医療の提供可能
な 9 病棟をあわせると我が国最大の指定入院医療機関であり、指定入院医療機関の中心的存在
として、高度専門医療を提供することが期待されている。
50
Ⅳ 業務状況
3 神経内科
3 神経内科
1)概要
(1)目的
神経内科はパーキンソン病等の神経変性疾患、多発性硬化症等の神経免疫性疾患、筋ジスト
ロフィー等の筋疾患を診療の柱とし、ナショナルセンターとして、国内外のこれらの難治性疾
患を多数例診療し、新たな治療法開発や治療法の均てん化に勤めることを目的としている。さ
らに神経内科をめざす若い医師の後期研修及び、神経内科専門医資格取得後の subspeciality
の研修により、より高度な神経内科医療の人材を育てさらに、当院で開発された医療技術・情
報を国内に広め、均てん化をはかることも重要な目的の一つである。また、神経内科医療にお
いては医療スタッフのみならず、患者、家族が疾患について正確に理解することも極めて重要
であり、この患者・家族教育も当科の業務の目的の一つとしている。
(2)主な業務内容
①外来診療
病棟総回診日である水曜日を除く毎日午前午後で、新患外来 1-2 診、再来診療 5-6 診、及び
セカンドオピニオン外来を行っている。常勤スタッフ全員と、併任医師である神経研究所山村
隆部長、西野一三部長、久野貞子前副院長が担当した。セカンドオピニオン外来については、
神経内科部長及び医長と山村部長が担当した。
特に他科との連携を緊密にして診療成果の向上と患者の利便性を図る目的で、筋ジストロフィー
外来として、毎月第 4 火曜日に神経内科、小児科、リハビリテーション科、整形外科の専門医
が待機し同じ時間内に診療を行い、また脳深部刺激術後のパーキンソン病患者は脳外科と神経
内科が同一受診日に両科が緊密な連絡の上で診療を行う等の工夫をしている。
②入院診療
2 南病棟は小児科と混合で筋ジストロフィー患者を中心とする自立支援法に基づく入院患者
など比較的長期の入院を、2 北病棟はパーキンソン病、多発性硬化症を中心に障害者病棟とし
て 4 週程度の入院を、3 北病棟では内科系、外科系との混合病棟で緊急入院を含む急性期対応、
あるいは短期の検査入院などを主な担当として、3 つの病棟を分けて運営している。
病棟担当スタッフは患者の安心感と各スタッフの専門性を生かすために長期的なローテーショ
ンとし、レジデントは教育のために 6-12 ヶ月で担当病棟を交代し、より多くの患者、疾患を
経験できるように配慮している。
2012 年度の特筆すべきこととしては、 1 )神経研究所山村部長らが開発した多発性硬化症
治療薬 OCH の医師主導治験を荒木学専門職、岡本智子医長を中心に神経内科全員の協力で開
始したこと、 2 )2012 年 3 月より開始したパーキンソン病関連疾患の評価及びリハビリのため
のプログラムであるブラッシュアップ入院を進めたことが挙げられる。
③その他
これらの業務に加え、当科では学会等での発表、医師、コメデイカル向けの研究会での教育
講演のほか、患者会や公開講座等での講演を積極的に行っている。(業績ページ参照)
パーキンソン病・運動障害疾患センター (PMD センター ) 及び、多発性硬化症センターの診
療部門は神経内科が中心となり院内各科との強い連携のもとに活動を進めた。
(3)スタッフ構成
神経内科診療部長:村田美穂、医長:大矢寧、小川雅文、坂本崇、岡本智子の他スタッフ 6 人
レジデント 7 人で構成されている。
2)実績
(1)外来患者数とその内訳
1日平均外来患者数は医事統計②に示すように 83.7 人、新患 5.8 人と順調に増加している。
外来患者は都内全域、埼玉県、神奈川県など近隣の都府県のほか、広く日本中から来院され、
海外からの受診者も 1 名あった。(Ⅲ.1 医事統計⑨参照)
外来新患の疾患別内訳はⅢ.
2 疾患別統計②に示すように、パーキンソン病を初めとする神
経変性疾患、多発性硬化症を初めとする免疫性疾患、筋ジストロフィーを主体とする筋疾患を
51
Ⅳ 業務状況
3 神経内科
中心として、極めてバリエーションにとみ、しかも神経内科の専門的医療を必要とする分野の
患者が非常に多い。有病率から考えると非常に多くの患者が当院に集まっており、神経系の国
立高度先進医療センターとしての役割を充分に担っており、また国民からの期待が高いことも
この数字が物語っていると考えられる。
セカンドオピニオン外来
当科ではセカンドオピニオン目的の新患が多く、説明に 1 時間以上を要することも多いため、
2006 年 8 月からセカンドオピニオン外来を開設し、2012 年度は 59 件のセカンドオピニオン外
来診療を行った。
(2)入院患者数とその内訳
上記のように 3 病棟をそれぞれの機能に合わせて運営している。さらに、ベッド数の制約上
通常の担当病棟で対応できない場合には、他の関連する病棟に入院を受け入れるなど、綿密な
連携と協力のうえに運営された。3 階北病棟は内科、外科、整形外科、リハビリテーション科
等との混合病棟であり、パーキンソン病の肺炎での入院等は内科との併診とすることで、より
良い全身管理さらに神経内科治療、リハビリテーションへの移行をより適切に行うことができた。
1 日平均在院患者数は 93.0 人、1 日平均新入院は 4.3 人であった。1 日平均在院患者数は昨年
度より 7.8 人の大幅増で、とくに、7,8,2,3 月の 1 日平均在院患者数は 90 人を超えていた。(医
事統計 1 参照)
神経内科の新入院患者総数は 2012 年度は 1549 人と 2011 年度より 300 人以上増加した。一方で、
平均在院日数は 21.4 日と 2011 年度より 4.2 日短縮した。(医事統計6参照)
疾患別入院患者数はⅢ.2 疾患別統計⑧に示すとおりである。外来新患同様、パーキンソン病、
多発性硬化症、筋疾患を中心にパーキンソン症候群、脊髄小脳変性症、運動ニューロン疾患、
末梢神経障害などが多く、運動ニューロン疾患が増加した以外は分布はほぼ例年通りであった。
3)特徴と展望
当科の特徴は神経内科疾患のうち、いわゆる神経難病に特化し、神経変性疾患、神経免疫性
疾患、筋疾患について広く国内全域の患者を対象にしていることで、この分野ではわが国で最
も多くの患者を診療している。患者を中心にリハビリテーション科、脳外科、精神科等関連科
との連携の上に診療を進めているのも当科の特徴である。さらに、臨床観察の中から、パーキ
ンソン病の腰曲がり、首下がりなど姿勢異常に対する新規治療法の開発を進めた。免疫性疾患
については神経研究所との強い連携により、新規治療法の開発、臨床研究を進めている。今後
これらをさらに進めていく予定である。
現在筋ジストロフィーについては、患者登録制度「Remudy」を小児科、筋疾患センター、
患者会との連携で勧めている。パーキンソン病及びその関連疾患は当院のみで 1000 例近く診
療しているため、当院の患者について、患者登録を開始した。また、パーキンソン病の治験・
臨床研究推進のために、パーキンソン病患者さんの組織であるパーキンソン病臨床研究支援チー
ム (Team JParis) を開始した。治験・臨床研究に興味のある患者さんに治験等に関して正しい
知識を持っていただくとともに、症状評価により、新たな臨床研究等とのマッチングを行う組
織である。その他の筋疾患や神経変性疾患等、いわゆる希少疾患については当科が中心になり、
患者会との連携で all Japan の体制で患者登録システムの構築を進めている。
医師、コメデイカル等への研修とともに、患者家族教育に積極的にかかわり、ナショナルセ
ンターとしてよりよい神経難病医療の推進していきたい。
52
Ⅳ 業務状況
4 小児神経科
4 小児神経科
1)概要
(1)目的
広い小児科分野の中で、とくに小児神経学(成人で言えば、神経内科と精神科の両方を包含
する)を専門とする部門が小児神経科である。小児神経学に関するわが国最高峰の高度専門的
医療を提供することが当科の使命である。その実績により日本全国から多くの患者さんをご紹
介いただいている。
また優れた小児神経科医を育成すること、小児神経学における技能・知見を広く発信するこ
とも当科の重要な責務である。
(2)主な業務内容
診療に関しては、小児における難治性てんかんの診断と治療、神経筋疾患の診断と治療、中
枢神経変性・代謝性疾患の診断と治療が、最も主要な業務である。他にも小児神経学に関する
全ての診療に対応している。
研究活動として小児神経学に関する多くの論文発表・学会発表を国内外で行っている。
教育活動は、レジデント医師の教育・研修を行うほかに、全国で講演活動を行ったり、年に
1 回「小児神経セミナー」を開催して全国の多くの若い小児科医師に講習を行ったり、小児神
経科医療に関連したマニュアル、教科書、症例集などを発行したりしている。
(3)スタッフ構成
小児神経診療部長 : 佐々木征行
(全体を統括)、主任医長 : 須貝研司(重症心身障害病棟(6 病棟))、
医長 : 中川栄二(一般小児神経科病棟(3 南病棟))、小牧宏文(障害者(主に筋疾患)病棟(2
南病棟)及び筋疾患センター長兼任)、斎藤義朗(一般小児神経科病棟及び外来医長兼任)、医師 :
齋藤貴志(重症心身障害病棟(6 病棟))、医師 : 石山昭彦(一般小児科病棟(3 南病棟)および
障害者(主に筋疾患)病棟(2 南病棟))。
2)実績
(1)一般小児神経科病棟(3 南病棟)
2011 年度に比べて 2012 年度は、稼働率は増加した。年間を通した病床利用率は 37.0 人(74%)
でまだ十分に高いとは言えないものの、新入院患者数は当院最多(年間 1,039 人)で、平均在
院日数は当院最少(直近 12.8 日)の病棟である。
この病棟は日本全国から紹介されてこられる方を含め、多様な疾患の患者が入院する。①難
治性てんかんの診断治療および外科的治療とその術前・術後評価、②筋疾患の診断治療および
定期評価、③小児神経疾患患者の診断治療と緊急対応(とくに肺炎などの急性期治療)などを行っ
た。ハイケア病室(HCU)を持ち重症患者の集中治療の役割も担っている。小児神経科では
外来・入院いずれにも進行性疾患の患者が多く、年々重症化も進んでいる。非侵襲的陽圧換気
療法(NPPV)を積極的に取り入れ、気管切開患者も含めて 30 名以上で在宅人工呼吸療法を行っ
ている。筋疾患患者の NPPV 導入・定期評価や、重症心身障害児を中心としたレスパイト入
院も積極的に受け入れた。また筋ジストロフィーおよびてんかんの治験入院も積極的に受け入
れている。
(2)障害者病棟(2 南病棟)
主な対象は筋疾患の長期契約入所者である。これに加えて重症心身障害の契約入所者の一部
も当病棟で受け入れた。この他に短期での契約入院受け入れも行った。神経内科と合わせて平
均病床利用率は 85.1% であった。2013 年度からはさらに増加を目指している。
53
Ⅳ 業務状況
4 小児神経科
(3)重症心身障害病棟(6 病棟)
重症心身障害児(者)が契約入所している病棟である。2010 年 9 月までは 80 床で運営してきたが、
新病院へ移転後は 60 床での運営となった。当初新 6 病棟は 60 名の契約入所者で開棟した。そ
の後長期契約入所者の一部を 2 南病棟でも受けることによって、2012 年度は 9 床のレスパイト
用病床を確保した。この病床は、主に在宅重症心身障害児(者)のレスパイトなどの短期入院
に活用された。6 病棟の年間を通した病床利用率は 58.3 人(97.2%)で、255 名の短期契約入
院(一般入院含む)を受けた(2011 年比 89 名増)。
(4)外来
小児神経科の専門外来を行った。初診は全て予約制である。再来も基本的に全て予約制である。
1 日平均外来患者数は 52.8 名で毎年徐々に増加している。新患の 7 割以上は紹介患者で、日本
全国から紹介される。大学病院や全国の主要病院から紹介を受けることが多いのが特徴である。
初診時に筋疾患センター、てんかんセンターを指名される患者も多く、専門センターが活用さ
れている。
外来担当医は、常勤医師 7 名に加えて、埜中征哉名誉院長には筋疾患外来を、神経研究所疾
病研究 2 部の後藤雄一部長には主に遺伝相談を、精神保健研究所の加我牧子所長および稲垣真
澄部長には学習障害・発達障害外来を担当していただいた。常勤医師は週に 2 日から 4 日を外
来日としている。
レジデント医師は、交代で外来での予診聴取や急患対応などを行った。
3)特徴と展望
入院病床は、一般小児神経科病棟、障害者(筋疾患)病棟、重症心身障害病棟に大きく分け
られる。入院対象は各病棟で重なり合っており、それぞれの病棟が有機的に効率よく利用された。
研究活動も活発に行った。2012 年度に刊行された論文は英文だけで 20 編を越えている。国
際学会および国内学会での発表も活発に行った。てんかんの診断と治療、脳外科手術標本を対
象とした研究、筋疾患の診断と治療(特に Duchenne 型筋ジストロフィーの治験)、先天性代
謝異常症の診断と治療に関する研究が中心で、当センター神経研究所や当院脳神経外科あるい
は放射線診療部との共同研究が多い。またセンター外の多くの施設とも共同研究を行っている。
今後も国内随一の小児神経科専門センターとして診療・および研究を充実していきたい。
54
Ⅳ 業務状況
5 脳神経外科
5 脳神経外科
1)概要
(1)主な業務内容
当部門では、難治性てんかんの外科治療、パーキンソン病などの運動異常症の外科治療を中
心に、
機能的脳神経外科領域で高度な専門医療を行っている。一般脳神経外科領域においても、
特発性正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫、脳脊髄腫瘍、脳血管障害等の疾患について幅広く対応
している。
病棟業務としては、毎朝の 30 〜 60 分間の診療ミーティング、月・火(隔週)・水の手術、木
曜の総回診、金曜の術前・術後カンファレンスがあり、更に麻酔医、看護師を交えた術前カン
ファレンスを週 1 〜 2 回行っている。また、包括医療が必要な難治の神経疾患が主体であるため、
他部門のスタッフを交えた多職種カンファレンスを積極的に行っている。精神科、小児神経科
と合同で毎週月、木にてんかん症例カンファレンスを行い、術後の症例については、月 1 回放
射線診療部、病理部門とのカンファレンスを行った。パーキンソン病、振戦、ジストニアなど
の運動異常症、特発性正常圧水頭症について、神経内科との合同カンファレンスを主に第 2 火
曜の午後に行っている。リハビリーテーション部とも不定期にカンファレンスを行いる。さら
に、チーム医療の質を高める目的で、適宜コメディカル対象に勉強会を行っている。
(2)スタッフ構成
大槻泰介、高橋章夫、金子 裕、開道貴信ら、4 名の医師が外来診療に携わっている。入院
患者に対しては、高橋、開道、金子医師が主治医として診療にあたっている。金子医師は脳磁
図検査も行っている。
その他、2012 年 4 月―6 月の 3 か月間、群馬大学脳神経外科より、宮城島孝昭医師がてんか
ん外科の研修を行った。また、2012 年 9 月から 1 年間の予定で、南京金陵医院脳神経外科(中
華人民共和国、南京)の劉翔宇医師がてんかん外科の研修を行い、手術を中心に診療活動に参
加、学会発表、論文作成を行っている。
2)実績
(1)外来
2012 年度の外来新患新患患者数は昨年度に比しやや増加した。疾患としてはてんかんの患
者数が多数を占めている(疾患別統計資料)。地域別新患数をみると、東京都以外の地域が半
数以上を占めており(医事統計⑩)、広く全国各地より当科に患者が紹介されていることがわ
かる。
(2)病棟
2012 年度の新入院患者について、てんかん患者の割合が多いことは前年度と同様である。
手術件数については、2011 年度に比べて、増加した(手術統計)。
3)特徴と展望
脳神経外科は、主に難治性てんかん、運動異常症などの機能的疾患に対して、最新の神経科
学に基づいた高度な外科的治療を行っており、その件数は国内でも有数である。特に、脳磁図
を軸とした脳機能画像を駆使して行う乳幼児のてんかん外科は、国内外で高い評価を受けており、
全国から多くの患者が紹介されてくる。また、運動異常症については、パーキンソン病、本態
性振戦、ジストニアの他、脳性麻痺後の不随意運動やトウレット症候群などの希少な難治疾患
に対し、高精度の脳深部刺激療法を行っており、他の専門施設からの紹介が増加している。そ
の他、Treatable dementia として近年注目されている特発性正常圧水頭症も手術症例が増え
てきている。今後、蓄積された膨大な診療データを解析して、新しい知見を世界に向けて発信
していくことと、それぞれの疾患における地域診療モデルを構築し、国内の医療体制改善を図っ
て社会に貢献することが、我々に課せられた重要な責務であろう。後者については、当院てん
かんセンターが主導した全国規模のてんかん診療ネットワークが整備されてきており、着実に
成果をあげている。
55
Ⅳ 業務状況
6 総合外科
6 総合外科
1)概要
(1)目的
総合外科は、2010 年 4 月の独立行政法人化に伴い外科、整形外科、皮膚科、泌尿器科、婦人
科、眼科、耳鼻いんこう科、歯科の各科が協力して、精神・神経・筋疾患および発達障害患者
等の診療にあたることを目的として発足した。
(2)主な業務内容
常勤医が配置されているのは、外科、歯科、整形外科で、皮膚科、眼科については他院から
の診療応援による非常勤医による診療体制であった。泌尿器科、婦人科及び耳鼻いんこう科に
ついては医師が確保できていない。
(3)スタッフ構成
総合外科部長(三山健司)、その他については以下の各科のスタッフ構成を参照。
外科
1)概要
(1)目的
日常の、外来での外傷・熱傷等から、入院での手術の適応となる疾患までの対応。
(2)主な業務内容
消化器疾患(食道、胃、肝、胆・膵、脾、結腸、直腸の疾患)、乳腺・甲状腺疾患、小児外科疾患、
深部静脈血栓、下肢静脈瘤、ヘルニア、痔核、体表疾患、気胸などを主な診療対象疾患とし、
緊急手術を含めて、各診療ガイドラインに沿った標準的な診断、治療を行っている。更に院内
の褥創の症例に対応すべく、認定看護師と共に定期的な褥創回診を施行している。
(3)スタッフ構成
総合外科部長(三山健司)、外科医長(平崎重雄)、他非常勤医師 1 名。
2)実績
医事および手術統計に見る通り、外来患者数同等、外科で入院の患者数微増(他診療科に入
院中に手術施行し、術後は副主治医として担当する患者も多数ある)、手術数は 2011 年度より
参加した東京都の「精神科患者身体合併症医療事業」の他、他医療機関との連携体制の整備の
効果も有ってか、全身麻酔下手術症例数が増加した。
3)特徴と展望
(独)国立精神・神経医療研究センター病院の外科として、他の病院では対応しにくい、精神・
神経疾患の患者の外科治療にも積極的に取り組んでいる。それらの患者については、他医療機
関との連携(紹介)の体制を整え、東京都の「精神科患者身体合併症医療事業」以外の医療機
関との連携体制も整備し手術適応の患者を受け入れている。
マンパワーの不足を補うべく、週 2 日勤務の非常勤医の協力も得て、患者対応への影響を最
小限に留めるよう努めている。
整形外科
1)概要
(1)目的
当院受診者の一般的整形外科疾患対応及び難病・肢体不自由に対する整形外科的アプローチ
を行う。
(2)主な業務内容
常勤医再配置後 2 年半の間、当院において、①当院かかりつけ患者の一般整形外科外来診療、
56
Ⅳ 業務状況
6 総合外科
②院内で発生した急性整形外科疾患への対応、③院内コンサルテーション対応、④整形外科疾
患の装具診、⑤障害者スポーツ診療などを行っている。
(3)スタッフ構成
整形外科医長(松井彩乃)
2)実績
(1)かかりつけ患者の一般的整形外科疾患診断治療
外来患者延べ 1362 人の外来診療を行った。手術症例は 19 件であった。
(2)院内で発生した急性整形外科疾患への対応
院内での転倒等による外傷に対して必要な診断処置を行った。
(3)コンサルテーション対応
一般整形外科延べ 415 人、股関節専門診延べ 95 件の院内コンサルテーション診療を行った。
(4)整形外科疾患の装具診
小児の麻痺性尖足や成人の外反母趾、偏平足等に対し、延べ 222 件の装具診察を行った。
(5)障害者スポーツ診療
院外活動として東京都多摩障害者スポーツセンターでの月 1 回の医療相談、東京都主催の障
害者スポーツ大会の会場待機などを行った。
3)特徴と展望
原疾患の理解不十分で院外の一般整形外科では診療を断られてきた患者に対して、当院で手
術を含めた診療を行う基盤が整備され、手術件数も増加した。非常勤医師等のヘルプがあるも
のの、常勤医師 1 名では病棟および外来双方への対応は不十分であり、人員補強について検討
する必要がある。
歯科
1)概要
(1)目的
精神・神経・筋疾患および発達障害患者に対する歯科・口腔外科領域の治療および専門的口
腔ケアによる予防を行う。
(2)主な業務内容
当院入院中の精神・神経・筋疾患および発達障害患者に対して原疾患による臨床症状に配慮
した歯科・口腔外科領域疾患の治療および専門的口腔ケアによる予防を行っている。
(3)スタッフ構成
歯科医長(福本裕)、他歯科技工士 1 名
2)実績
1 日平均患者数は 8.9 人(2011 年度 9・0 人)、患者 1 人 1 日当たり診療点数は、646.6 点(2011
年度 672.6 点)
(医事統計②③)とほぼ同様であった。全身麻酔歯科治療症例は、11 名であった。
3)特徴と展望
咀嚼機能の分析、口腔細菌叢の検討などの臨床研究を通して、精神・神経・筋疾患および発
達障害患者の生活の質の更なる向上を図っていきたい。
57
Ⅳ 業務状況
7 総合内科
7 総合内科
1)概要
(1)目的
総合内科は 2010 年 4 月の独立行政法人化に伴い新たに発足した組織であり、消化器内科、循
環器科、心療内科により構成されている。当科の目的は、これらの内科系 3 科がそれぞれ特徴
を生かした診療を行うとともに各科が協力して精神科を中心とする入院患者の内科系合併症の
診療を担うことである。また栄養サポートチーム、臨床検査部と栄養管理室による合同ラウン
ドに参加して、栄養障害や生活習慣病の診断、治療に関わっている。
(2)主な業務内容
消化器内科常勤医師 2 名、循環器科常勤医師 1 名、非常勤医師 1 名、心療内科常勤医師 1 名にて、
それぞれ専門領域を中心に診療を行っている。専門領域と並行して総合内科外来を行い、内科
全般についての他科入院患者のコンサルテーションへの対応、職員の診療を行っている。また
禁煙外来を行っている。
(3)スタッフ構成
総合内科部長:瀬川和彦。その他については以下の各科スタッフ構成を参照。
消化器内科
1)概要
(1)目的
消化器内科の目的は、1)全ての消化器疾患に対応し、診断・治療を行うこと、2)消化器疾
患の中でも特に過敏性腸症候群や機能性ディスペプシアに代表される機能性消化管障害や、ク
ローン病や潰瘍性大腸炎といった炎症性腸疾患を専門として質の高い診療を行い、これらの臨
床・基礎研究の情報を発信すること、である。
(2)主な業務内容
外来診療として、毎日 1 名の医師による新患・再来の外来診療を行っている。入院診療の必
要な患者に対しては、主に 3 階北病棟に入院とし、治療を行っている。また、他科(主に精神科)
からの内科系診療依頼に対しては、場合により主治医と併診という形で診療に関与した。
検査としては、上部・下部内視鏡検査を毎週月 ~ 木曜に施行している。また、腹部超音波検
査を各外来ブースで診療時に行っているほか、検査技師の協力により生理機能検査室でも毎週
水、木曜に施行している。
(3)スタッフ構成
消化器内科医長 : 有賀元、消化器内科医師 : 天野智文の 2 名。
2)実績
消化器内科は 2009 年 4 月から診療業務を開始し、2012 年度で 4 年目を迎えた。外来患者の疾
患は潰瘍性大腸炎、クローン病などの炎症性疾患、過敏性腸症候群や機能性ディスペプシアな
どの機能性消化管障害、逆流性食道炎、胃十二指腸潰瘍、直腸潰瘍などが多く、入院患者の疾
患は炎症性腸疾患や胃十二指腸潰瘍、S 状結腸軸捻転、大腸ポリープ、胃癌、大腸癌、膵腫瘍、
肝腫瘍、呼吸器感染症、尿路感染症などであった。
上部消化管内視鏡検査、下部消化管内視鏡検査ともに件数は確実に増加しており、また、大
腸ポリープ切除などの治療内視鏡も施行している。腹部超音波検査も件数が増加してきており、
内科診療に大きく貢献している。
3)特徴と展望
消化器内科の特徴は、一般的な消化器疾患の診療に幅広く対応しつつ、中でも機能性消化管
障害と炎症性腸疾患に焦点をあて、専門性を持った診療を行うことである。これらの疾患は、
ストレスにより増悪する「ストレス関連疾患」とされるが、その病態は十分に解明されておらず、
臨床の場では治療に難渋することも多い。これらの疾患に関する情報を発信することは、セン
ターのミッションにも合致するものと思われる。
58
Ⅳ 業務状況
7 総合内科
循環器科
1)概要
(1)目的
当院診療中の患者の循環器疾患の診療を行う。他医療機関から紹介された循環器疾患患者の
診療を行う。
(2)主な業務内容
外来診療業務 :(月)
(水)の循環器科外来と総合内科外来を担当している(予約枠 12 名 / 日)。
(火)の禁煙外来を担当している(予約枠新患 1 名 / 日。再来 4 名 / 日)。
入院患者診療 : 他科からの診療依頼を中心に診療している。
生理機能検査 : 心エコー(予約枠 16 名 / 週 +5 名 / 隔週)を行っている。心電図、ホルター心
電図の判読を行っている。
(3)スタッフ構成
総合内科部長 : 瀬川和彦、非常勤医師(榊原記念病院循環器内科): 高見澤格の 2 名。
2)実績
1 日当たりの平均入院患者数 0.3 名、平均外来患者数 3.8 名であった。小児神経科と連携し
て筋ジストロフィーの心筋障害治療を行った。臨床検査部、栄養管理室の病棟ラウンドに参加
し、生活習慣病を中心とした患者の follow up を推進している。
3)特徴と展望
常勤医師 1 名とため、主体的な診療の範囲は限られるが、他科との連携により循環器疾患を
中心に内科疾患の診療に貢献していきたいと考えている。
心療内科
1)概要
(1)目的
心療内科は臨床各科で扱う身体疾患の中で、その発症や経過に心理社会的ストレスが関与し
ており、一般的治療のみでは治りにくいケース(心身症)を治療することを目的としている。
(2)主な業務内容
心療内科が治療対象とする代表的な疾患として、過敏性腸症候群、本態性高血圧症、緊張型
頭痛、疼痛性障害があり、外来及び入院にて治療を行っている。摂食障害は、他の精神障害や
人格障害、問題行動を併存するケースが多く、その状態を鑑別しながら、当科で治療継続でき
るもの、他院へ戻すもの、などのケースワークを行っている。心療内科医師が入院診療と週 4
回(内、1 回は総合内科として)の外来を担当、また精神保健研究所心身医学研究部所属スト
レス研究室室長、心身症研究室長らが週 1~2 日の外来診療を担当している。
(3)スタッフ構成
心療内科医師 : 富田吉敏、精神保健研究所心身医学研究部 : 安藤哲也、菊池裕絵の 3 名。
2)実績
2012 年度の 1 日平均患者数は 13.5 人(うち初診は 0.8 人)で、疾患の内訳は、緊張性頭痛、
過敏性腸症候群、慢性疼痛などの心身症、不安障害、身体表現性障害、摂食障害など多種多様
であった。臨床心理士により心理療法、自律訓練法、リラクゼーション法の指導も行った。
3)特徴と展望
さまざまな心身症をはじめとするストレス関連疾患を診療・研究の対象としていく。
59
Ⅳ 業務状況
8 遺伝カウンセリング室
8 遺伝カウンセリング室
1)概要
(1)目的
遺伝子検査は精神・神経疾患の病因検索に不可欠の検査法となってきており、その際に遺伝
子や遺伝に関する情報を患者およびその家族に正確に説明することが不可欠である。しかし、
これらは日常診療の中でおこなうことは困難であり、専門のスタッフが時間をかけて行う遺伝
カウンセリングが必要である。
(2)主な業務内容
保険適用されている遺伝子検査前後の遺伝カウンセリングに加えて、発症前診断や出生前診
断に関する相談、一般的な遺伝に関する相談などを行っている。また、臨床遺伝専門医をめざ
す医師や遺伝カウンセラー、遺伝看護師の教育も行っている。。
(3)スタッフ構成
遺伝カウンセリング室長 : 後藤雄一(臨床遺伝専門医、責任指導医)、臨床遺伝専門医 : 中川栄二、
清水玲子、竹下絵里(遺伝カウンセリングコースレジデント)、認定遺伝カウンセラー : 佐藤有
希子、顧問 : 埜中征哉(名誉院長)
2)実績
2012 年度の遺伝カウンセリングの実数は初診 32 例、再診 33 例であった。保険適用の遺伝病
学的検査前後のカウンセリングはそれぞれ 63 例と 46 例であった。筋強直性ジストロフィーが
保険適応になったため、件数が増加した。カウンセリング総数も 174 件で、前々年度、前年度
に比べて大きく改善した。
遺伝カウンセリング診療実績
206
165
70
63
60
47
5,250円
27
(2010年改正)
17
45
46
23
23
20
17
10
17
10
17
2
46
9
初診
33
6,300円
18
71
30
3,150円
65
14
40
自由診療
カウンセリング
再診
68
18
50
174
126
77
75
80
123
50
57
(2010年改正)
48
46
44
40
33
10,500円
63
60
32
36
26 23 28
遺伝学的検査
32
カウンセリング
(保険収載)
13 15 14
0
02 03 04 05 06 07
08
09
10
11
12
検査前
無料
検査料
4000点
診療費
徴収
開始
認定遺伝
カウンセ
ラー採用
遺伝病学的検査に
対する検査前後の
対応
カウンセリング料値上げ
認定遺伝カウンセラーの
常勤採用
検査後
500点
3)特徴と展望
今後、保険適用遺伝子検査の種類が増加すること、また薬剤感受性の遺伝子検査の導入など
が確実である。それらに対応した活動を行うとともに、NCNP で計画されている遺伝子治療
などの先端的医療を行う際に必要な医療スタッフの遺伝子・遺伝に関する教育も重要で、緊急
の課題と考えている。
60
Ⅳ 業務状況
9 手術・中央材料部
9 手術・中央材料部
1)概要
(1)目的
手術・中央材料部は、手術室、中央材料室、ME 室からなる。手術は、主に脳神経外科でて
んかん、パーキンソン病などに対する機能的脳外科手術、外科・整形外科で精神・神経・筋疾
患合併症を有する患者の手術、神経内科及び小児神経で筋生検・神経生検、歯科で全身麻酔下
の歯科治療が行われている。また重症うつ病、双極性障害、及び統合失調症で ECT 委員会の
承認を受けたものに対し、全身麻酔下にm ECT が行われている。
(2)主な業務内容
手術室では、各科による手術、侵襲的検査、全身麻酔下の修正型電気けいれん療法(m ECT)
が行われている。中央材料室は医療物品の管理、洗浄、滅菌を行い、病院全体に供給を行って
いる。ME 室では臨床工学士による血漿交換及び ME 機器の管理、整備を行い、病院全体の効
率的な ME 機器の運用を図っている。
(3)スタッフ構成
部長(大槻泰介:脳神経外科診療部長併任)、麻酔科医長(中井哲慈)、手術室・中材師長(安
田弘)
、看護師 5 名、看護助手1名、臨床工学士(安田聖一ほか 2 名)
2)実績
(1)手術室
2012 年度に実施された手術件数は 286 件で、科ごとの内訳は脳神経外科 116 件、外科 50 件、
整形外科 20 件、神経内科 30 件、小児神経科 32 件、全麻下の歯科治療 12 件であった。一方
m ECT は総数 860 件で、m ECT の一部は触法病棟にて行った。血管造影検査は 12 件であった
が、全例脳血管撮影で、てんかん外科症例に対するワダテストが行われた。m ECT を除く全
身麻酔の総数は 220 件であった。手術症例については基本的に術前カンファランスと麻酔スタッ
フによる術前訪問を行ない、週1回手術室及び ME スタッフがミーティングを行い、業務の円
滑な遂行を図っている。
(2)中央材料部
スーパーソニック洗浄装置、ジェットウォッシャーによる洗浄を行い、低温プラズマ滅菌器、
オートクレーブによる滅菌を行っている。
(3)ME
人工呼吸器、輸液ポンプ、除細動器などの ME 機器の点検整備を行うほか、325 件の血漿交
換療法を行った。
(4)手術部会
毎月定例の手術部会を開催し、各科、各病棟と前月までの症例に対して検討を行い、リスク
の洗い出しと対策の立案を行っている。
61
Ⅳ 業務状況
9 手術・中央材料部
3)特徴と展望
当院における手術は、精神・神経・筋疾患を合併した患者に対して行われることが多い。脳
神経外科手術としては、てんかん、パーキンソン病、トゥレット症候群などに対する機能的脳
外科手術及び認知症外来からの正常圧水頭症の手術が行われている。特に最近乳幼児てんかん
の症例数が増加している。外科においては精神・神経筋等に合併症を有する患者の経皮的胃瘻
造設、IVH ポート埋込、腫瘍切除、開腹によるイレウス解除・逆流防止手術、腹腔鏡・胸腔
鏡手術等が行われている。整形外科においても、合併症を有する患者の整形外科手術を行って
おり、症例数が増加している。脊椎手術、大腿骨等の骨折手術・人工骨頭置換、筋腱の延長術
などが行われている。また神経内科、小児神経により筋生検、神経生検が多数行われている。
歯科では重身病棟の患者を中心に全身麻酔下での歯科治療、抜歯を行っている。
精神・神経筋の合併疾患があって、認知機能や身体機能が低下しているために、リスクが増
加する場合がある。術前の関係スタッフによる調整を綿密にして安全な周術期管理を目指して
いる。症例により、ME やリハビリスタッフが術前から関与することも多い。また放射線科ス
タッフ、検査・病理のスタッフの積極的な支援を受けている。
m ECT は ECT 委員会の承認を受けた重症のうつ病、双極性障害、統合失調症の患者に全身
麻酔を導入してから行っている。ECT ユニットは手術室に隣接して配置している。安全、快
適な治療環境の維持に努めている。触法病棟の対象症例については、触法病棟でm ECT が施
行されることが多いが、その場合麻酔医が出向いて麻酔管理を行っている。
今後の展望としては、上記同様の合併疾患を有す症例の増加が予想される。外科・整形外科
疾患で近隣医療機関からの手術目的での転送が増加しつつある。m ECT については全体数は
低下傾向にあるが、近医からの ECT 目的での入院が増加傾向にある。
ME 室は、人員が増加され、院内の医療機器への点検・整備状況が改善している。また神経
疾患患者に対する血漿交換療法を臨床工学士によって行っているが年々増加している。中央材
料室と連携して、衛生材料のディスポ化、効率的運用に努めている。
62
Ⅳ 業務状況
10 放射線診療部
10 放射線診療部
1)概要
(1)目的
放放射線診療部は画像検査の安全な遂行と正確な画像診断を担うため設置された。
(2)主な業務内容
①単純写真・CT・MRI・核医学・超音波などの画像の撮影、②撮影された画像の読影と診断、
③画像を用いた研究、④レジデントの教育を行っている。
(3)スタッフ構成
医師は佐藤典子(放射線診療部長)、他 3 人。診療放射線技師は平賀亘(放射線技師長)、他 9 人。
2)実績
(1) 体制
2012 年度は、2011 年度と同様に MRI(3T)2 台、CT(20 列)1 台、SPECT-CT1 台、PET-CT1 台、
X 線検査装置、血管撮影装置、X 線 TV、超音波装置、骨塩定量検査装置などの体制で臨んだ。
IBIC 棟内のサイクロトロンは順調に稼働し、18F-FDG、メチオニンや PIB などの PET 用薬剤
を自作し検査を行っている。
(2) 検査実績
放射線診療部全体としては 2011 年度を上回る業績の伸びを示した。2011 年度と比べると X
線検査は約 710 件増、核医学検査(SPECT+PET)は約 580 件増、骨塩定量検査は約 430 件増、
MRI 検査は約 310 件増、エックス線 TV は約 170 件増と急峻な増加を示し、MRI 検査、核医学
検査は過去 5 年間で最高の件数を記録した。血管造影は 2011 年度とほぼ同水準であった。超音
波検査は他部門での検査が増加したため放射線診療部での検査が減少した。全体として診療点
数の点で病院経営に多いに貢献している。
各種検査別統計(年度)
2008 年度 2009 年度 2010 年度 2011 年度 2012 年度 (人)
(人)
(人)
(人)
(人)
検 査 項 目
C
T
検
査
3,534
3,861
4,463
3,632
3,973
M
R
検
査
3,773
3,767
4,335
5,000
5,315
エックス線検査
6,208
4,151
5,655
5,602
5,882
影
19
15
23
15
14
エ ッ ク ス 線 TV
422
379
420
379
550
ポ ー タ ブ ル
1,090
834
919
834
1,269
SPECT 検
査
1,731
1,514
1,513
1,753
2,035
P E T
査
166
0
157
393
694
超 音 波 検 査
77
80
17
80
42
骨 塩 定 量 検 査
391
382
551
672
1,109
血
管
撮
検
63
Ⅳ 業務状況
10 放射線診療部
3)特徴と展望
診療と同時に MRI を中心とした研究も行っており多くの実績を残している。他施設からの
研究生が在籍し、共同研究も盛んに行っている。個々の研究以外にも平成 25 年度より発足す
る J-ADNI2(Japanese Alzheimer’s Disease Neuroimaging Initiative 2;アルツハイマー病
の克服をめざす多施設共同臨床研究)では中心的役割を仰せつかり、日本の精神 ・ 神経の中核
施設として対外的にも積極的の努力している。また、近い将来に向け高度先端医療を全国に発
信する事を目標に、最新放射線医療機器の画像解析や診断技術等の臨床研究分野でのスキルアッ
プにも積極的に取り組んでいる。
64
Ⅳ 業務状況
11 臨床検査部
11 臨床検査部
1)概要
(1) 目的
臨床検査部門は、患者さまの健康を願い、臨床診療と様々な研究活動への貢献や協力体制確
立を目指して、日々業務に取り組むことを目的としています。
(2) 主な業務内容
①検体部門:尿一般検査・糞便検査・穿刺液検査・血液検査・生化学検査・免疫検査・輸血検
査・微生物検査・TAU・アミロイドβ蛋白検査
②病理部門:病理診断・細胞診断・病理解剖・電子顕微鏡・ブレインバンク
③生理部門:心電図検査・筋電図(誘発)検査・脳波(誘発)検査・呼吸機能検査・超音波検査・
睡眠ポリグラフ(PSG、MLST)
・脳磁図(MEG)
・長時間脳波ビデオ記録検査・
光トポグラフィー(先進医療)
④遺伝子部門:遺伝学的検査・TMC 検体受付・筋バンク(凍結筋・DNA・培養細胞)
(3) スタッフ構成
臨床検査部長(吉田寿美子 精神科)、臨床検査部医長(齊藤祐子 神経病理)、遺伝子診断
室医長(後藤雄一 TMC 副センター長等併任)、睡眠障害検査医長(亀井雄一 精神科)、臨
床検査技師長(竹下昌利)、他医師 3 名、検査技師 24 名、技術職員 2 名、心理療法士 3 名、事
務3名
2)実績
臨床検査部では、栄養管理部門と合同で行っている病棟ラウンドや院内感染対策活動により、
検体部門(一般 ~ 病理)は前年比 110% の増加、生体部門(生理検査 ~ その他の検査)は前年比
119% の伸び率であった。(表 1) 検体部門では、TMC 臨床開発部のバイオリソ - ス事業も軌道に乗り、さらに 2012 年の診療
報酬改正で TAU 蛋白検査が保険収載となり、hTAU・pTAU・アミロイドβ蛋白は前年比
250% の伸び率であった。保険収載に伴い、近隣の施設からの検査依頼も増加している。
病理部門では、解剖数が 10 件(院内 7 件、院外 3 件)、解剖率が(解剖数 / 死亡退院患者数)
52% であり、全国でも低下の一途をたどる解剖率(2011 年度 2.1%)と比較しても高い水準を
維持している。また、ブレインバンク登録者による他院からの解剖受け入れも年々増加してい
る。
(表 2)
生理部門では、2013 年 1 月より睡眠障害検査の検査枠を 4 枠増設し、検査技師 2 名の夜勤体
制で終夜睡眠ポリグラフィー(PSG)・睡眠潜時反復(MSLT)検査を実施している。検査件
数の内訳は精密 PSG 139 件、簡易 PSG97 件、MSLT40 件の実績である。脳磁図(MEG)検査は、
年間 274 件の検査を実施しており、関東圏内の大学病院・てんかん専門病院などからの依頼も
増加している。超音波検査は年々増加し、件数は 1,643 件と前年比 131% の増加であった。う
つ症状鑑別診断補助としての先進医療「光トポグラフィー検査」件数は、先進医療 419 件・研
究 338 件と年々増加傾向にあり、2009 年 10 月の開始以来の総検査数は 1,000 件を突破した。
2011 年 1 月 12 日に開始した「栄養管理部門との合同病棟ラウンド」は、継続して行っており、
各病棟患者に対し適正な身体管理(病態管理は削除)が行われるようになってきている。
遺伝子検査診断室では、TMC 臨床開発部と連携して筋病理診断と遺伝子診断の統合的筋疾
患診断を提供しており、その依頼総数は 1,327 件と年々増加している。当室は、それら全体の
検体受付や血液 DNA 調製の大半を担い、また遺伝学的検査 191 件を行った。そのうち、院内
の保険適用検査は 58 件、DMD 遺伝子 79 エクソン全シークエンス解析をはじめとする自費診
療検査は 16 件の実績であった。(表 3、疾患別統計表⑪参照)
65
Ⅳ 業務状況
11 臨床検査部
表1 臨床検査件数の年次別推移
年
度
一
般
検
査
穿 刺 液 検 査
血
液
検
査
生 化 学 検 査
免
疫
検
査
微 生 物 検 査
病理組織・細胞診検査
生
理
検
査
そ の 他 の 検 査
総
件
数
2008 年
46,576
548
100,210
288,424
30,286
9,024
119
16,098
41,274
532,559
2009 年
45,965
541
103,132
285,965
31,260
7,937
227
15,326
36,818
527,171
2010 年
47,822
367
107,909
295,066
28,496
6,130
147
14,962
35,908
536,807
2011 年
60,171
504
125,307
330,925
38,477
7,596
82
16,573
39,584
619,219
2012 年
72,311
563
137,482
362,266
36,025
8,041
84
22,973
43,828
683,573
表 2 病理検査件数の年次別推移
組
電
解
解
外
年
織
検
子 顕 微
剖
剖
部 委 託
鏡
解
査
度
件
剖
数
数
数
率
数
2008 年
182
119
10
48%
2009 年
206
99
9
38%
1
2010 年
373
66
10
40%
2
2011 年
242
63
13
50%
3
2012 年
266
83
10
52%
3
2011 年
1163
690
632
44
8
2012 年
1327
768
728
58
16
表 3 遺伝子検査件数の年度別推移
年
度
総
依
頼
件
数
筋 病 理 診 断 受 付 数
遺 伝 子 診 断 受 付 数
保 険 適 応「 遺 伝 学 的 検 査 」
先進医療「ミトコンドリア病の DNA 診断」
自 費 診 療 の「 遺 伝 子 学 検 査 」
2008 年
995
575
576
59
8
-
2009 年
1099
607
642
74
4
-
2010 年
1083
641
593
28
8
9
3)特徴と展望
臨床検査部の特徴は、生理部門の神経生理学検査であり、脳波・脳誘発・筋電図・誘発筋電図・
長時間ビデオ脳波・脳磁図(MEG)、睡眠障害(PSG・MSLT)検査が数多く実施されている。
特に MEG 検査は、時間周波数解析や空間フィルターなどの新技術をいち早く取り入れて質の
高い医療を提供している。先進医療の光トポグラフィー検査は、日本一の検査件数を誇り、他
施設に先駆けて臨床検査技師が検査と 1 次判読を行い、医師による 2 次判読で判定するシステ
ムを取り入れている。その知識や技術の普及と啓蒙を目指し、2012 年 9 月 8 日に「第 3 回 NIRS
講習会」
(参加者 16 名)、2012 年 11 月 17 日に「NIRS 判読セミナ -」(参加者 32 名)を検査部主
導で開催した。2012 年 9 月に睡眠障害の原因究明・新たな診断法・治療法の開発などの研究を
推進するために「睡眠障害センタ -」が開設され、2012 年 10 月 13 日に「不眠症の認知行動療
法セミナ -」(参加者 22 名)を開催した。
病理部門では、1997 年にネットワーク型の脳バンク「 Research Resource Network(RRN)」
を立ち上げ、凍結組織を含めたリソースを研究や教育目的のため外部施設へ提供している。さ
らに 2006 年には「パーキンソン病および関連神経疾患の生前同意登録に基づく脳バンク」と
しての運用を開始した。2010 年からは、対象疾患を神経疾患まで拡大し、現在の登録者数は
124 名となっている。すでに登録者 12 例の剖検が実施され、脳バンクシステムが有効に活用さ
れている。また、2011 年 10 月に開設された TMC 棟内に「脳フリーザー室」「脳ホルマリン保
存室」を設置し、Research Resource の運用を開始した。2010 年から開始された研究所との電
子顕微鏡一元化は、順調に稼働し臨床のみならず研究にも貢献している。
遺伝子検査診断室は、神経研究所(疾病研究第一部、疾病研究第二部)、TMC 臨床開発部
と連携して、神経・筋疾患について筋病理診断や遺伝子診断を組合せた統合的診断を提供して
いる。特徴として、今述べた連携と統合的診断、他施設からの積極的な受入(全体の約 8 割)、
バイオリソース事業、先端診断開発の展開があり、ナショナルセンターとして神経・筋疾患の
全国的な診断センターおよびバイオリソース拠点の役割を果たしている。当室は、TMC 検体
受付業務、DNA サンプル調製、保険診療及び実費診療のものを中心とした遺伝学的検査など
を担当している。
今後の展望として、
「ルーチン業務の拡大」・「迅速で正確な報告体制」・「研究協力の強化」
を 3 本柱として臨床に貢献出来る臨床検査部を目指している。臨床からの要望を柔軟に対応で
きるスタッフ育成にも力を入れている。
66
Ⅳ 業務状況
12 リハビリテーション部
12 リハビリテーション部
1)概要
(1)目的
リハビリテーション部の目的は、精神・神経・筋疾患、発達障害に関するリハビリテーショ
ンを実施するとともに、精神保健研究所及び神経研究所と連携し、新規リハビリテーション技
術の開発と臨床応用ならびに全国への普及を図ることである。
(2)主な業務内容
リハビリテーション部の臨床業務は、身体及び精神に関する高度専門リハビリテーション医
療を提供することであり、身体リハビリテーション(理学療法、身体作業療法、言語聴覚療法)、
精神リハビリテーション(デイケア、精神作業療法)、臨床心理検査及び心理療法、医療観察
法病棟におけるリハビリテーション業務から構成される。またリハビリテーションに関する研
究・教育・研修業務を行う。
(3)スタッフ構成
リハビリテーション部長:平林直次、身体リハビリテーション科医長:小林庸子、精神リハ
ビリテーション科医長:坂田増弘、デイケア看護師長:大迫充江、理学療法士長:丸山昭彦、
作業療法士長:大島真弓、言語聴覚療法主任:織田千尋、第一心理療法主任:松岡正明、第二
心理療法主任:今村扶美、他 76 名。
【身体リハビリテーション科】
当科は、対象患者数に対してスタッフ数が圧倒的に不足しているため、入院患者に対するリ
ハビリテーションサービスの充足を目標に増員が計画され、2011 年度から順次対応している。
2012 年度は理学療法士を 5 名増員し 17 名、作業療法士 9 名、言語聴覚士 3 名の体制となった。
これにより、当初の目的である診療の量の確保と効率化に加え、リハビリテーションを目的の
一部とすることによる入院サービスの多様化、研究や他部門との協働、神経筋疾患のリハビリ
テーションについての国内での情報共有と発信などにも力を入れることができた。
入院患者については、診療依頼に対する対応に加えて、神経内科・小児神経科・脳神経
外科に加えて整形外科、外科、内科との協働と、パーキンソン病関連疾患に対する LSVT Ⓡ
LOUD、LSVT Ⓡ BIG、廃用を対象としたリハビリテーション科の入院を 3 北・2 北病棟で受け
る体制が定着している。外来では、筋疾患・パーキンソン病関連疾患を中心にテーラーメイド
対応を目指している。
スタッフ増により診療効率が改善し、総診療報酬 29,360,704 点(前年度比 165%)、スタッ
フ一人あたりの診療実績も 2011 年度に引き続き維持している。理学療法士・作業療法士の病
棟担当制も継続している。また、センター内の横断的な診療・研究業務の中での期待も大きく、
各疾病グループよりリハビリテーション診療や評価を求められている。特に、筋疾患センター
内での役割が確立してきた。厚生労働科学研究班への研究協力として他施設との筋力評価基準
統一のための理学療法士の合宿研修の企画実施、パーキンソン病のブラッシュアップ入院での
リハビリテーションプログラムの確定、3 月からの外来パーキンソン病の集団プログラム開始、
米国より講師を招いて第 1 回 LSVT Ⓡ BIG 日本講習会の実施を行った。また、厚生労働省による「リ
ハビリテーションスタッフの喀痰等の吸引」についての通達を受けて、認定システムに則り、
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士による各担当の吸引を開始した。
理学療法
1)概要
(1)目的
当院入院・外来患者の理学療法を手段とした身体・生活機能および QOL の維持改善、及び、
関連領域のリハビリテーション手段の開発と普及。
(2)主な業務内容
当院入院・外来患者に対する理学療法の提供(主に運動機能・呼吸機能の評価・維持・改善・
セルフマネージメントの助言など)、及び理学療法に関する研究・教育・研修。
67
Ⅳ 業務状況
12 リハビリテーション部
2)実績
スタッフの増員により、入院患者一人当たりに対する対応時間を増加させ、これまで対応が
困難であった緊急時や周術期、集中的介入による早期離床が可能となり、診療報酬 18,733,680
点(前年度比 150%)に達しており、述べ患者数も 4,556 件となり、理学療法士一人当たり療
法単位数 17.7 の実績を得た。2010 年度から開始した筋ジストロフィーの治験・臨床研究にお
ける評価は 3 つに増え、
担当者も増員し研究業務としてセンターに貢献している。リハビリテー
ション部門システム導入と同時に補装具・車いす診療記録のシステム化を実施した。呼吸サポー
トチーム(RST)内では、リハビリテーションスタッフ吸引認定システム作成・実施、排痰
機器使用マニュアルの作成、緊急対応の確立、RST 回診の開始や、褥創院内回診にも参加した。
3)特徴と展望
筋疾患・パーキンソン病関連疾患に加えて、センター内の横断疾病センターを中心に、理学
療法の役割を果たす体制を確立していく。
身体作業療法
1)概要
(1)目的
当院入院・外来患者の作業療法を手段とした身体・生活機能及び QOL の維持改善、及び、
関連領域のリハビリテーション手段の開発と普及。特に、
「生活に関連する」動作・家屋・地域サー
ビス・環境・意欲などの精神機能など、についての援助。
(2)主な業務内容
当院入院・外来患者に対する作業療法の提供(主に上肢・日常生活動作・生活環境等の評価・
維持・改善・セルフマネージメントの助言など)、及び作業療法に関する研究・教育・研修。
2)実績
スタッフについては、4 月には育児休暇から上村が復帰し、8 月富岡が退職した。2011 年度
と同様に、病棟との円滑な連携を目指し、原則として病棟担当制とした。また、筋ジストロフィー
患者・家族向け治療プログラム(MD 倶楽部)を継続して実施。主に 20 歳代を対象としたユー
スプログラムは月 1 回の頻度で計 12 回開催し、日常生活や就学、就労の情報共有に加え、他施
設とインターネット回線を使用した交流や、メンバーが中心となったクリスマス会の企画運営
なども行った。2012 年度は、毎月のキッズプログラムは行わず、未就学児から小学校低学年
を対象としたキッズプログラム、小学校高学年から中学生を対象としたジュニアプログラムも
1 回ずつ開催した。研究活動では、ナースコール・ロボットアームに関する研究協力を行った。
診療報酬は 5,708,304 点、作業療法士一人当たり療法単位数 16.2 の実績を得た。
3)特徴と展望
当院の主対象領域である神経内科、小児神経科、脳神経外科のリハビリテーションは、心身
両面を治療目標とするリハビリテーションが必要であり、そのための作業療法の手段の確立と
生活の中での対応をより強化することが求められている。
言語聴覚療法
1)概要
(1)目的
当院入院・外来患者の言語機能、発声発語器官の機能、摂食・嚥下機能の評価および訓練。
機能改善につながる訓練法の開発、情報の発信。
(2)主な業務内容
当院入院・外来患者に対する言語聴覚療法(言語機能、発声発語器官の機能、摂食・嚥下機
能の評価及び訓練)の提供、及び言語聴覚療法に関する研究・教育・研修。
2)実績
現在言語聴覚士は織田主任、佐藤、中山の 3 人である。それぞれコンスタントに単位をとれ
るようになった。それぞれ研鑽をつみ、訓練内容も患者に合わせて多様化した。織田は 2011
年度に引き続き遅延聴覚フィードバック(DAF)に関する研究を継続し、3 学会で発表を行っ
68
Ⅳ 業務状況
12 リハビリテーション部
た。11 月には神経難病リハビリテーション研究会で DAF の講演を行った。中山もパーキンソ
ン病の音声について学会発表を行った。織田は DAF 関連および嚥下障害関連で、他施設との
共同研究を開始した。
3)特徴と展望
筋疾患・パーキンソン病関連疾患に対する言語聴覚関連の評価法の確立および訓練法の開発
を行い、当院から外に向けて情報を発信していく。
【精神リハビリテーション科】
2011 年度に精神科デイケア部門と精神科入院作業療法部門を統合し、精神リハビリテーショ
ン科として運用することで、利用者の入院・外来の別や病期に拘わらず、最適なリハビリテーショ
ンプランを継続的に提供することが可能な体制づくりを進めている。また、多職種による多面
的なリハビリテーションの実現のため、臨床心理室、医療福祉相談室、薬剤部、栄養管理室といっ
た病院各部門との協力体制を築き、協働で治療プログラムを運営している。当科は病院リハビ
リテーション部内の 1 部門であると同時に、専門疾病センターである「地域精神科モデル医療
センター」の臨床活動を、在宅支援室内の訪問支援チーム(PORT: Psychiatric Out-Reach
Team)とともに担っている。入院に頼らない地域生活中心の医療の実現のため、利用者の日
常生活技能の向上および就労支援に力を注いでいる。
デイケア
1)概要
(1)目的
デイケアの目的は、個別性の高いリハビリテーションプランとそれに必要なプログラムを提
供し、精神症状の改善、日常生活・社会生活能力の改善を図り、限定された期間で社会復帰を
実現することである。また、もうひとつの目的は、入院部門や外来部門、訪問看護部門、地域
の医療・保健・福祉機関との連携を通して、我が国におけるデイケアモデルを構築し、広く普
及することである。
(2)主な業務内容
主な臨床業務は、①個別のケアマネジメント、②治療プログラムの提供、③院内他部門や他
施設との連携の促進等である。また、厚生労働科学研究班および多職種共同研究への取り組み
や、多職種の学生実習の受け入れ等を行っている。
2)実績
①利用者個別にストレングスモデルを用いたケアマネジメントを行い、希望の実現に向けた
ケア計画を立案していく多職種チーム面接実施が定着した。② 2012 年度から就労支援専門員
を研究費で採用したこともあり、就労者数は 2011 年度の倍以上となる年間 28 名(退職者 4 名
を含む)を達成した。③インテイク面接を行った 102 名中、97 名がデイケア通所につながった。
④デイケアの現状と今後の課題を共有するワークショップを開催し、全国から 49 名の参加があっ
た。⑤見学・研修を 580 件受け入れた。
定期的に通所していた利用者が就労したが、デイケア利用者数が減ることはなく、それに見
合った新規利用者の定着を実現している。(表:2012 年度デイケア業務統計参照)
2012 年度デイケア業務統計
4月
のべ利用者
1 日平均利用者
7月
8月
9月
10 月
11 月
12 月
1月
2月
3月
合計
平均
859
955
864
936
893
733
872
870
784
772
732
805 10,075
839.6
ショートケア
728
655
807
835
924
809
1085
956
824
790
828
866 10,107
842.3
デイケア
43.1
45.6
41.1
44.5
38.9
38.5
39.7
41.4
41.3
40.6
38.5
40.3
493
41.1
ショートケア
35.8
31.3
38.1
39.7
40.0
42.5
49.2
45.6
42.5
41.5
43.5
42.9
493
41.0
12
11
22
24
27
21
30
40
34
34
48
82
385
32
2
2
4
4
5
5
6
4
4
6
10
6
58
5
11
6
5
11
10
13
7
6
9
6
11
7
102
9
就労 ( 退職 )
0
2
3
1
3
0 4( 退職 1)
2
7
4 0( 退職 1) 2( 退職 2) 28( 退職 4)
2.3
復職 ( 退職 )
0
0
0 1( 退職 )
0
0
0
1
0
1.7
地域ケア会議
インテイク
就労支援
6月
デイケア
担当多職種面接
面接
5月
1
0
2 5( 退職 1)
69
Ⅳ 業務状況
12 リハビリテーション部
3)特徴と展望
当院のデイケアの特徴は、通所者の多様なニーズに対応するために、①個別のケアマネジメ
ントの強化による個人目標の設定とケアプランの作成、②就労等の社会参加を実現するシステ
ムの構築、③治療プログラムの開発と導入、④当院アウトリーチチーム(PORT)との連携に
より重症精神障害者の地域定着と再発・再燃予防に取り組んでいる点である。
当院のデイケアは医療機関のひとつとして病院周辺地域にサービスを提供するだけではなく、
臨床実践を通して、我が国におけるデイケアの将来像を示すことが求められている。
精神科作業療法
1)概要
(1)目的
精神科作業療法の目的は、健康的な側面・潜在能力に着目し精神症状の安定・改善、コミュ
ニケーション・適応力、生活技能の向上を図り、個別のニーズに応じ家庭復帰、復学、復職を
支援・援助することである。
(2)主な業務内容
主な臨床業務は、精神保健福祉法病棟及び医療観察法病棟における入院作業療法の実施、デ
イケアでのプログラム実施、地域訪問作業療法などである。また、多職種チーム会議やケア会
議に参加し、治療計画やケア計画の評価・作成を行う。研究・教育業務も重視し、各種の研究
に参加し、多職種・多施設からの見学・研修を受け入れている。
2)実績
精神保健福祉法病棟においては、入院作業療法、年間 9,339 件、PORT 関係及び就労関係の
訪問作業療法をそれぞれ 139 件、
24 件実施した。入院作業療法では、病棟スタッフと協働し、ケー
スカンファレンスへの参加、認知行動療法、集団療法、てんかんの心理教育プログラム導入準
備を行った。身体への働きかけに重点を置くとともに、患者の個別ニーズに配慮し、個別また
は小集団での実施を増やした。
医療観察法病棟では、外出外泊に際し、多職種と協働し地域訪問作業療法を入院から通院ま
で一貫して実施した。また、病棟における治療プログラムの再構成を目的として「就労準備プ
ログラム」を開発し、厚生労働科学研究としてその効果検証を行った。我が国で唯一の感覚調
整室をもち、感覚調整療法の臨床及び研究を継続した。医療観察法通院医療においては、多職
種通院医療チームのケア・コーディネーターを担当し、地域関連機関との連携や危機介入に積
極的に関与した。
リハビリテーション部 精神リハビリテーション科 入院作業療法 2012 年度実績
1 月あたり目
標数
精神科作業療法
件数
600
(重複・非算定)
訪問件数:
(PORT)
( 就労 )
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
1月
12 月
2月
3月
【合計】
821
785
727
772
875
817
832
769
691
783
745
722
9339
134
110
106
118
187
188
223
190
165
162
165
161
1909
10
13
11
16
12
12
13
9
10
14
11
8
139
3
2
2
3
2
4
1
3
4
24
3)特徴と展望
精神科作業療法には、入院早期より、退院後の地域生活への円滑な移行や就労を視野に入れ
た作業療法の実施、健康的な側面・潜在能力に着目した治療動機づけの向上、地域訪問作業療
法の充実が多職種チーム医療において求められている。
70
Ⅳ 業務状況
12 リハビリテーション部
【臨床心理室】
1)概要
(1)目的
臨床心理室は心理検査及び心理療法に関することを担当するために設置されている。
(2)主な業務内容
臨床心理室は、
「臨床心理室」
「デイケア」
「医療観察法」の 3 部門で業務を行っており、常勤 9 名、
非常勤 9 名が所属している。臨床心理室は心理テストおよび個別心理療法、デイケアは集団力
動を中核とした治療、医療観察法病棟は個別心理療法、心理テストおよび集団療法を主な業務
としている。他にすべての部署で教育および研究活動を行っている。
2)実績
臨床心理室で施行した心理テストの検査総数は 2,558 件である。心理面接は主治医からの依
頼があった場合に診療と連携して行っている。他に、実習生 12 名を個別に指導した。デイケ
アは、一日のデイケアと半日のショートケアがあり、多職種チームで集団プログラムを提供し
たり、定期的に個別面接を行いながら社会復帰に向け目標設定を行っている。年間延べ 1,049
件のグループ活動を行い、676 件の面接を行ったほか、年間延べ 297 名の心理実習生を受け入
れた。医療観察法病棟で行った個別面接は年間 2,577 件である。9 つの集団療法を運営し、参
加者は年間延べ 3878 人であった。その他に外出・外泊の付き添いが年間で 113 件、研修生の受
け入れが 16 名であった。(表:2012 年度医療観察法病棟心理業務統計参照)。
3)特徴と展望
心理士の対象とする疾患は精神科だけでなく、神経内科、小児神経科、脳外科、心療内科な
ど多岐にわたっており、2012 年度の心理検査受付数は精神科 804 件(57%)、その他 607 件(43%)
となっている。また、2005 年に医療観察法が施行されてからは、精神疾患に加え触法行為の
ために社会復帰がより困難になっている患者に対し、心理士が臨床心理学的援助に取り組んで
いる。2012 年からは、各部門の心理士が連携し、外来において認知行動療法を実施を試み始
めている。
心理士に対する潜在的なニーズは高いと思われるため、外来や病棟における心理的援助をよ
り拡充することが期待されている。
71
Ⅳ 業務状況
12 リハビリテーション部
2012 年度 臨床心理室心理検査統計
08
検
10
198
90
107
177
47
75
36
9
22
1
3
4
10
1
1
11
17
4
1
11
6
2012 年度 デイケア心理療法士業務統計
11
157
85
188
107
88
83
52
25
20
1
10
5
3
2
査
4
2
486
156
121
94
53
62
48
46
51
9
25
5
3
43
12
18
8
4
37
5
15
4
2
11
2
3
23
10
2
2
1
9
5
3
3
5
2
3
3
6
1
7
3
1
3
36
3
33
7
18
11
2
7
5
5
1
6
6
2
2
2
1
166
41
3
49
46
4
1
1
209
53
19
17
14
54
11
9
6
8
3
53
5
53
1
214
56
23
35
30
57
7
13
12
8
12
6
4
7
8
12
4
6
他
12
1
2
4
4
2
2
1
3
12
2083
3
2301
2
5
1
1
1
2116
3
2
1
1
1
3
2639
190
151
78
29
29
18
18
13
12
11
7
7
7
7
5
5
5
4
4
3
3
2
2
1
1
1
家族心理教育
21
患 者
683
家 族
208
集団患者
20,694
集団家族
21
関係者 ・ 機関
65
面 接
676
電 話
280
グループ活動
1,049
心理実習生受け入れ
297
会議
312
2012 年度 医療観察法病棟心理業務統計
心理面接
2,577
心理検査
113
102
物質使用障害プログラム
(966)
31
SST
(164)
30
他害防止プログラム
(201)
46
内省プログラム
(212)
15
CBT 入門
(100)
5
メタ認知トレーニング
(37)
33
自助グループ(AA/NA)
(501)
9
家族相談会
(96)
123
病棟ミーティング等
(1601)
115
運営会議 ・ 治療評価会議
担当多職種チーム会議
839
地域ケア会議
242
その他会議
509
個別(CBT・心理面接)
62
集団(物質使用障害・病棟
63
プログラム)
113
外出 ・ 外泊の同伴
裁判所提出書類作成
118
研修受け入れ
16
研究活動等
245
その他
3
7
231
70
46
49
30
46
18
11
14
18
23
13
11
7
15
4
9
9
2
8
4
6
3
4
1
1,044
外来
5
4
3
11
223
52
19
39
18
35
7
10
13
8
8
5
6
8
11
4
4
8
2
1
1
6
デイケア活動
会議
の
11
2
5
2
20
8
410
122
102
79
41
37
32
16
10
8
7
7
5
4
3
3
3
2
2
2
2
2
1
1
956
集団プログラム
360
133
71
73
「心理 ・ 社会的」 問題
個別
そ
454
139
80
77
その他
知 能 ・ 発 達 検 査
3
1
6
287
143
87
54
援助方法
12
12
12
1
12
302
243
169
111
66
63
48
14
11
6
2
2
2
2
2
1
援助対象
格
91
87
97
31
47
59
32
39
36
09
183
67
106
133
71
99
55
24
22
援助内容
人
テスト名\年度
描画(HTP、バウム他)
BDI- Ⅱ
MMPI(三京房新版)
POMS
SCT(K・SCT、精研式)
ロールシャッハ・テスト
PF スタディ
新版 TEG Ⅱ
SDS
ASRS
CMI
CES-D
STAI
YG 性格検査
ハンド ・ テスト
自我強度スケール
自己効力感
TAC24
Audit
MPI
AN-EGOGRAM
TAIS
その他
WAIS- Ⅲ
WISC- Ⅲ
レーヴン色彩マトリックス検査
MMSE(Mini-Mental State)
JART
WISC- Ⅳ
ビネー式知能検査(田中、鈴木)
AQ
K・ABC
コース立方体組み合せ検査
グッドイナフ人物画知能検査
STRAW
DN-CAS
PARS
PVT( 絵画語い発達検査 )
SCTAW
FDT( 親子関係診断検査 )
( 新版 )SM 社会生活能力検査
ITPA
CBCL
WPPSI
フロスティッグ視知覚発達検査
新版 K 式
厚生労働省版一般職業能力検査
WAIS-R
長谷川式簡易痴呆診査スケール
大脇式精薄児用知能検査
MP 親子関係
KIDS
WMS-R
SLTA(標準失語症検査)
リバーミード
MMS 記憶検査
AVLT
K・WCST 記銘力検査(三宅式など)
Rey の図
ベントン視覚記銘検査
標準高次視知覚検査(VPTA)
MoCA-J
Y-BOCS
失行スクリーニング
クレペリン検査(横田式短縮版)
FAB(前頭葉機能検査)
Modified Stroop Test
WAB 失語症検査
COGNISTAT
CAT(標準注意検査法)
BADS(遂行機能)
VFT
TMT(Trail Making Test )
BACS
ベンダー・ゲシュタルト・テスト
MEDE
CAS(標準意欲評価法)
ADAS
記憶スクリーニング
標準高次動作性検査(SPTA)
立方体模写
CDT(Clock Drawing Test )
線分二等分、double daisy
かな拾いテスト
その他
合 計
2558
( )内の数値は、累計患者数
72
Ⅳ 業務状況
13 医療連携福祉部
13 医療連携福祉部
1)概要
(1)目的
医療連携福祉部は、他の医療機関との連携を推進し、患者の受療と生活の支援を通じて「高
度な医療を優しく提供する」という当院の理念を日常診療において実践することを目的とする。
(2)主な業務内容
在宅支援室は退院に困難を有する患者の退院調整・退院支援と退院後の支援(訪問看護等)、
医療連携室は他の医療機関との患者紹介・逆紹介等を通じて病診・病病連携を推進し、医療福
祉相談室は患者相談等に従事しアドボカシーにも寄与する。
(3)スタッフ構成
医療連携福祉部長:安西信雄(副院長)、その他は以下の各室のスタッフ構成を参照。
在宅支援室
1)概要
(1)目的
在宅支援室は、精神・神経・筋・発達障害の在宅支援を担うために設置されている。
(2)主な業務内容
①精神障害者の退院調整及び訪問看護におけるケースマネジメント ②一般科関連の退院調
整を実施している。
(3)スタッフ構成
在宅支援室長
(塚本 忠 神経内科医長)、在宅支援係長(富沢明美 看護師長)、常勤看護師 2 名(内
1 名はデイケアと併任)、非常勤看護師 1名、在宅支援室担当医療社会事業専門員(伊藤明美)、
非常勤医療社会事業専門員 3 名、非常勤作業療法士 1 名
精神科訪問看護については、精神科リハビリテーション医長坂田医師、市川医師、レジデン
トの藤本医師・中田医師が併任。
2)実績
(1)精神障害者の退院調整及び訪問看護におけるケースマネジメント
2012 年度に実施した精神科訪問看護の総件数は 2506 件で、訪問実施対象者数は 2012 年 3 月
時点で 60 名。そのうち 2012 年度、新規に導入となったケースは 25 名であった。
2011 年 11 月より
「地域精神科モデル医療センター」の研究が開始となった。入院時のスクリー
ニングを病棟看護師が記載、それを元に心理社会的なニーズアセスメントを実施し、入院早期
からの当室訪問スタッフの関わりやソーシャルワーカーの介入などがシステム化された。研究
のエントリーが 2013 年 3 月には終了となったがシステムは継続している。
(2)一般科関連の退院調整
2012 年度は医療福祉相談室と共同で退院調整のシステム化を検討・実施した。入院時に病
棟看護師が退院困難要因の抽出(スクリーニング)し、主治医・看護師・リハビリテーション科、
地域関係機関と連携し退院調整を行った。その結果、退院調整看護師 2 名と医療福祉相談室ソー
シャルワーカー 2 名での調整で退院調整加算実績は 2011 年度の 3.6 倍の 175 件であった。
3)特徴と展望
長期在院患者の退院促進後の生活支援と状態悪化時の危機介入などの支援を展開してきた。
今後は、ACT を目指した体制の確立のための業務改善をすること、小平地区でのモデル的精
神科医療を地域とともに検討していくことを課題とする。
73
Ⅳ 業務状況
13 医療連携福祉部
神経内科に関しては、院内の退院調整のシステム化を再度評価することと、病棟看護師の退
院支援における教育に力を入れていきたい。
医療連携室
1)概要
(1)目的
他の医療機関・福祉機関との連携業務に携わる(2010 年 11 月業務開始)。
(2)主な業務内容
① 他の医療機関・福祉機関から紹介された患者の予約に関する業務。
② 紹介元への返書(診療情報提供書)管理。
③ 病院内から依頼された、連携医療機関の検索業務。
④ 近隣医療機関および当院への複数回の患者紹介があった医療機関に、当院の「連携医療
機関」としての登録を促し、「医療連携ニュース」を作成し配布。
⑤ 当院から他医療機関の予約取得や、他院への診療情報提供書の送付。
(3)スタッフ紹介
医療連携福祉部長:安西信雄(医師)、医療連携室長:塚本 忠(医師)、医療連携係長:浅
井誠司、その他、非常勤事務員。連携業務の内容が複雑であるために非常勤事務員が定着しづ
らい問題がある。
2)実績
連携医療機関の登録数は 2012 年度に 48 機関増加し、294 医療機関となった。2012 年 4 月か
らの1年間の電話対応数・内容を別表にまとめ、当院初診時での入院・通院・他院紹介その他
への転帰を記載した。
2012 年度月別医療連携室の実績
【予約電話の診療科別件数】
診療科
合 計
精神科
神経内科
小児神経科
脳神経外科
心療内科
循環器科
消化器内科
リハ科
外科
4月
56
41
5
7
3
0
0
0
0
0
5月
68
45
12
9
1
1
0
0
0
0
6月
46
27
5
10
3
0
0
0
0
0
7月
54
30
13
8
1
0
1
0
0
1
8月
58
37
10
9
1
0
0
0
0
1
9月
64
44
12
6
2
0
0
0
0
0
10 月
74
41
26
5
1
0
0
0
0
1
11 月
71
45
16
9
0
0
1
0
0
0
12 月
65
37
16
10
0
0
1
1
0
0
1月
47
28
10
4
2
0
1
1
0
1
2月
58
37
13
5
0
2
0
0
0
1
3月
69
41
16
6
3
0
0
1
0
2
【転帰】
転 帰
通 院
初診時に入院申込
他院へ紹介
終診
キャンセル・変更
4月
29
12
0
13
2
5月
33
10
3
13
9
6月
20
16
1
6
3
7月
17
12
0
15
10
8月
35
10
0
8
5
9月
33
18
1
6
6
10 月
34
20
1
12
7
11 月
34
17
1
8
11
12 月
28
16
2
12
7
1月
20
10
1
7
9
2月
28
17
0
11
2
3月
31
18
1
11
8
4月
16
40
5月
20
48
6月
14
32
7月
13
41
8月
16
42
9月
18
46
10 月
23
51
11 月
14
57
12 月
18
47
1月
12
35
2月
8
50
3月
16
53
4月
28
9
11
18
5月
22
14
9
14
6月
14
16
6
24
7月
15
5
4
11
8月
22
9
14
19
9月
24
9
8
7
10 月
29
13
9
5
11 月
22
16
15
11
12 月
19
13
8
21
1月
6
10
5
9
2月
17
6
12
9
3月
13
7
5
9
5月
2
0
0
0
6月
2
2
0
0
7月
0
3
0
0
8月
2
1
1
0
9月
2
5
0
0
10 月
4
2
1
0
11 月
3
1
0
0
12 月
4
6
0
0
1月
3
5
1
1
2月
7
6
0
0
3月
9
3
0
0
【紹介元医療機関件数】
登録医療機関
その他の関係機関
【院外からの問い合わせ電話件数】
項目
予約について
書類希望
入院
その他
【院内から他院への問い合わせ電話件数】
項目
4月
予約について
1
書類希望
2
入院
0
その他
0
74
Ⅳ 業務状況
13 医療連携福祉部
3)特徴と展望
ナショナルセンターとしての当院の使命である「精神・神経・筋疾患、発達障害の克服のた
めの研究・高度医療を遂行する」ためには、当院の臨床研究対象である疾患患者の確保が必須
であるが、そのためには当院と日頃から付き合いのある医療機関・(保健所・学校などの)福
祉関係との連携が欠かせない。他医療機関から、患者の紹介 Fax を受けた際には、15 分以内
を目標として予約取得している(即日の受診・入院希望に関してはこの限りではない)。
当院での連携医療機関登録制度として「医療連携ニュース」の発行、連携医証の発行などを
おこなった。今後は、連携医療機関との懇親会の企画、講習会や CC、CPC への登録医の参加
の実現化を目指しながら、連携内容を充実させていく予定である。
医療福祉相談室
1)概要
(1)目的
医療福祉相談室では、精神保健福祉士および社会福祉士(医療ソーシャルワーカー、以下
MSW)が多職種チームの一員として、患者さんと家族が抱える心理的及び社会的問題を解決
するために支援を行っている。
(2)主な業務内容
神経内科・小児神経科・脳神経外科・内科・外科などの一般科 2 病棟と、神経難病病棟、筋
ジストロフィー病棟、重症心身障害者病棟、および精神保健福祉法の 4 病棟の合計 9 病棟では、
入院相談・退院時の地域からの支援の調整・転院の調整などを行っている。そのなかでは医療
機関や地域の保健所等からの精神科患者の入院相談、修正型電気けいれん療法(mECT)や身
体合併症の転入院相談も担当している。また、重症心身障害児者のショートステイ受け入れ調
整窓口も担当している。
外来関係では、アウトリーチを含めた在宅療養支援や就労、介護、経済的相談などの心理社
会的な生活支援、精神科デイケアと薬物依存グループワークでの支援、また未受診者等からの
受診に関する面接・電話相談を担当している。
医療観察法領域では、2 個病棟の退院支援と通院での地域定着支援を担当している。
また、苦情や要望を受け止め、アドボカシー委員会において誠実に対応している。
病院情報コーナーにおいて、精神疾患や神経難病等の病気の理解、利用できる社会福祉・社
会保障制度、法テラスの各種法律相談などのパンフレットを整備・管理している。
(3)スタッフ構成
医療福祉相談室長(漆畑)、第一医療社会事業専門職(三澤)、他、常勤 7 名、非常勤 6 名。なお、
精神保健福祉士 13 名、社会福祉士 7 名。うち両資格所持者 5 名。
2)実績
2012 年度の総相談件数(延べ数)19,784 人。内訳:入院患者 11,441 人、外来患者 6,482 人、
未受診者 1,861 人。なお、相談内容:退院転院 6,239 件、受診受療 4,807 件、社会参加等 6,160
件、心理社会的問題 4,104 件、経済的問題 1,696 件。
アドボカシー取扱件数 28 件。
病院情報コーナー 常備パンフレット 92 種類 配布数 20,535 部(2011 年度 8,750 部の 2 倍超)。
3)特徴と展望
医療福祉相談室の特徴は、MSW が福祉職として医療チームに参加することにある。世界保
健機関憲章が各国政府に課した自国民に対する責任の中で「健康」実現の要件のうち「肉体」
・
「精
神」と並ぶ「社会的福祉」の部分を医療福祉相談室が担当している。ただ、わが国においてこ
の部分は未だ定着過渡期にある。そこで、今後この本質に焦点をあてた MSW 業務の標準化や
均てん化の使命を果たしていきたい。
75
Ⅳ 業務状況
14 薬剤部
14 薬剤部
1)概要
(1) 目的
当薬剤部は、医師・看護師・その他の医療スタッフとともに医療チームの一員として高度な
医療を支え、安全でかつ効果的な薬物療法を実施するため、医薬品適正使用の推進・供給・管
理を主な業務としています。
(2)主な業務内容
①調剤業務
当院は統合失調症、神経難病(小児を含む)、重症心身障害、重症てんかん等の患者が多く、
処方内容が複雑であり、常用量を超えた量を使用することも多く、調剤にあたっては、過誤
の無いように全員で情報の交換を頻繁に行なっている。当センターは疾患の特性から摂食・
嚥下障害のある患者が多く、錠剤の粉砕等で対応してきたが今後は与薬の直前に錠剤やカプ
セルを微温湯で懸濁させて与薬する簡易懸濁法を一部の病棟で導入している。
②製剤業務
約束処方の予製及び分包、消毒薬、特殊注射薬の調製を行なっている。また、高齢者、神
経難病罹患者、重症心身障害者に対しては、嚥下困難等の理由で錠剤・カプセル剤を散剤に
調製することが多い。
③医薬品管理業務
医薬品管理業務は、医薬品等の院内各部署への供給、適正な在庫数量の把握に基づく購入
資料の作成、品質チェック、保管管理、帳簿記載、各種伝票の整理、管理資料作成等、多岐
にわたる。特に、麻薬及び向精神薬は法律や厚生労働省の指導により厳正な管理が求められ
ているため、別途専用帳簿を作成している。特にコンサータ、リタリンの 2 薬剤については、
処方医と調剤管理者の登録制が導入され特別な管理を実施している。
(3)スタッフ構成
薬剤部長(斎藤郁夫)、副薬剤部長(鈴木秀則)、調剤主任(白井 毅)他 5 名、CRC(臨床
研究コーディネーター)3 名、非常勤 3 名、薬剤助手 2 名
2)実績
(1)薬事委員会の開催、チーム医療への参加
薬事委員会を毎月開催し医薬品の採用可否、適正使用と効率的な運用などについて審議して
います。また医療チームの一員として ICT、NST 活動へも積極的に参加し院内感染防止、栄
養管理支援を行っています。
(2)薬剤管理指導 (表 -1)
医薬品の適正使用を推進すべく薬剤管理指導業務を実施しています。
実施病棟は精神科病棟、一般病棟を対象に実施し 2012 年度の薬剤管理指導実施者は 3,802 人、
請求件数は 3,802 件であった。2011 年度に比べ実施人数で約 1.4 倍の増加となっている。
76
Ⅳ 業務状況
14 薬剤部
表 1 薬剤部業務統計
年
度
入院
外来
入院
処 方 せ ん 枚 数
外来院内
外来院外
* 院
外
処
方
せ
ん
発
行
率
( 院 外 ) 処 方 せ ん 料( 点 数 )
入院 ( 点 )
調
剤
料
外来 ( 点 )
入院 ( 件 )
調剤技術基本料請求件数
外来 ( 件 )
実施患者数
請求患者数
請求件数内訳 2.ハイリスク薬管理
請求件数内訳 3.1 及び 2 以外
* 請求件数(上記内訳の合計)
麻薬加算件数
退 院 時 薬 剤 情 報 管 理 指 導 料 件 数
薬剤師が行った提供件数
薬 剤 情 報 提
請求件数
供 料 ( 件 数 )
( 手帳記載加算件数 )
無菌製剤処理料 1 総実施件数
無菌製剤処理料 1 請求件数
無 菌 製 剤 処 理 料
無菌製剤処理料 2 総実施件数
無菌製剤処理料 2 請求件数
院
内
製
剤
加
算
請
求
件
数
1)
、2)2008 年度より算定
3)2010 年度より算定
注 射 処 方 箋 枚 数
2009
17,755
5,089
50,656
4,532
65,781
93.6%
4,139,919
899,805
34,433
5,641
2,524
154
154
349
11
338
0
―
3,196
1,281
0
0
0
0
0
266
2010
17,294
5,542
49,125
5,331
68,365
92.8%
4,324,857
763,684
41,027
5,098
3,109
455
455
403
81
484
0
0
3,629
1,470
0
0
0
0
0
240
2011
16,133
7,681
55,099
5,199
70,829
93.2%
4,492,246
1,030,491
47,195
4,306
3,267
2,711
2,711
4,449
926
5,375
3
812
4,686
2,308
20
50
54
228
232
27
2012
16,053
7,688
58,246
5,145
71,683
93.3%
4,520,286
1,061,981
46,546
3,939
3,306
3,802
3,802
5,561 1)
1,948 2)
7,509
7
1,408 3)
4,597
2,589
39
19
25
32
140
11
800,000
700,000
600,000
(3)医薬品購入金額 (図 -1,2)
500,000
2012 年度の医薬品購入金額は 6 億 8 千万円で 2011
400,000 年度と比べ約 2 千万円の増加になった。購
系列1
300,000
入金額の ABC 分析では前年度と同様にマイオザイム注、グロブリン製剤、リスパダールコン
200,000
スタ注、ボドックス注の 4 品目で全購入金額の約
50%を占めるにいたっている。後発薬品採用
100,000
比率は 27.7%で購入金額比率 4.2%であった。後発医薬品使用体制加算
2 を取得している。
0
2008年度
2009年度
2010年度
2011年度
2012年度
医薬品購入費、薬効別購入費は下記の棒グラフ、円グラフのとおりである。
図 1 医薬品購入費の年度別推移
図 2 2012 年度薬効別医薬品購入額
800,000
構成比
2.5%
2.3%
700,000
600,000
12.1%
500,000
6.9%
400,000
2.18%
中枢神経系用薬
29.2%
その他の代謝性医薬品
生物学的製剤
系列1
300,000
21.8%
25.2%
消化器官用薬
100,000
滋養強壮変質剤
2008年度
2009年度
2010年度
2011年度
2012年度
12.43%
2
末梢神経系用薬
200,000
0
2.7
8.33%
21.54%
その他
3)特徴と展望
2012 年度は増員と薬剤業務の見直しを行った結果、薬剤管理指導請求件数は対 2011 年度の約 1.4
構成比
2.5%
2.71%
2.18%
2.3%
倍と増加した。また医薬品購入方法、医薬品在庫の見直し、積極的な後発医薬品の採用により
8.33%
中枢神経系用薬
12.1%
医薬品購入金額の縮減を図ることが出来た。これからの薬剤部業務は医薬品の適正使用と医療
29.2%
その他の代謝性医薬品
6.9%
安全への貢献が強く望まれている。今後も業務改善を継続し病棟薬剤業務実施加算取得を目標
29.83%
生物学的製剤
12.43%
21.8%
末梢神経系用薬
に病棟活動の充実を図っていきたい。
25.2%
21.54%
消化器官用薬
22.98%
滋養強壮変質剤
その他
77
22
Ⅳ 業務状況
15 看護部
15 看護部
1)概要
(1)目的
看護部は、病院の基本理念に基づき、患者さんの生命の尊厳と権利を尊重し、創造的で科学
に基づいた先駆的な看護と心に寄り添った看護を提供すると共に、看護の実践を集積して臨床
研究を推進し、精神・神経看護を国内外に情報発信することを目的とする。
(2)主な業務内容
2012 年度の重点的な取り組みは、6 月 12 日に発生した人工呼吸器停止患者死亡事故に関連す
ることである。患者様・ご遺族の皆様に深くお詫びするとともに、二度とこのような事故を起
こさないよう様々な業務の見直し、改善に取り組んだ。これからも看護倫理の原点に立ち返り、
医療安全の取り組みを継続して発展させ、安心・安全な療養環境、看護の提供を目指していき
たい。
(3)スタッフ構成
看護部長:永田郁子、副看護部長:大草由美子、坂下利香、看護職員数は下記参照。
2)実績
(1)看護職員の状況(図1)
2012 年 4 月は、看護師定数 340 名(現員 358 名)、非常勤看護師 17 名、療養介助員定数 29 名(現
員 22 名)、看護助手 9 名(非常勤 2 名含む)、派遣看護助手 13 名(パート 3 名を含む)でスター
トした。4 月の採用者は、新採用者 40 名(新卒 30 名、既卒 10 名)、他国立関係施設より転勤異
動 5 名の 45 名である。退職者は 38 名、退職理由の内訳は、進学 2 名、結婚 8 名、育児専念 3 名、
家事専念 1 名、他医療機関への就職 8 名、健康上の理由 4 名、その他 12 名(定年 5 名、家族の
看病 3 名、その他 4 名)であった。
人数
400
336
327
326
看護師総数(4/1現在)
採用者数(4/1付)
新卒看護師数(4/1再掲)
退職者数(3/31付)
358
300
200
100
32 19
9
26
17 17
35
40
30 18
28 17
0
2009年度
2010年度
2011年度
2012年度
年度
(2)クリニカルラダー申請及び承認の実績(2012 年度申請・承認)
看
新人コース
申 請 総 数
34
実 績 総 数
31
達 成 率
91.2%
護
2 段階
33
28
84.8%
師
3 段階
22
20
90.9%
4 段階
67
31
46.3%
准 看 護 師
2 段階B
3 段階B
0
0
0
0
0%
0%
合
計
156
110
70.5%
(3)学会発表・座長・研修会講師等
学 会 区
発 表 者
座
長
研 修 会 講
78
分 全 国 学 会 国 際 学 会 地
数
12
2
等
3
師
2
方
会 研
6
究
会 施
1
1
1
設 合
4
14
計
15
8
23
Ⅳ 業務状況
15 看護部
(4)研修参加状況
主 催 区 分 厚生労働省
参加者数
NHO本部
国立看護大学校 看 護 協 会 東
NHOブロック
1
11
4
京
8
都 そ
21
の
他 合
72
計
132
(5)専門看護師、認定看護師有資格者数
2012 度、新たに認定看護管理者、慢性呼吸器疾患認定看護師、摂食・嚥下障害看護認定看
護師の合格者を各 1 名輩出した。精神看護専門看護師(CNS)1 名、認定看護管理者 2 名、感
染管理認定看護師 1 名、皮膚・排泄ケア認定看護師 2 名、慢性呼吸器疾患認定看護師 1 名が、
それぞれの領域で活発に活動を行っている。 (6)2012 度の看護部の概要
① 4 月 1 日 精神看護専門看護師(研究支援係長併任)を専従配置とし、精神科リエゾンチー
ム活動を開始した。
② 4 月 1 日 療養介助員を 2 南に続き 6 病棟へ配置した。
③ 4 月 1 日 病棟クラークを 2 南・2 北・3 南・3 北・4 南・4 北・5 南・5 北病棟に合計 8 名、
10 月 1 日 6 病棟に 1 名配置し、8・9 病棟以外の全病棟に配置した。 ④ 5 月 1 日 2 南・2 北・6 病棟で障害者施設等入院基本料 7 対 1 を取得した。
5 月 1 日 4 南・4 北・5 南・5 北病棟で精神病棟入院基本料 10 対 1 を取得した。
⑤ 11 月 27 日 3 北病棟で早期探索的臨床試験 OCH-NCNP1 の受け入れを開始した。
⑥ 第 7 回、第 8 回 包括的暴力防止プログラム(CVPPP)指導者養成研修を実施し 51 名の
修了者を輩出、さらにフォローアップ研修を実施し 24 名が受講した。
⑦ 静脈注射の教育・研修を実施し認定者 30 名を輩出し、認定者は 85 名となった。
⑧ 医療サービス検討委員会での取り組みは 2 年目となり、組織横断的に病院をあげての活動
へと発展してきた。第 2 回医療サービス向上改善計画成果発表会において 12 部署の発表が
あり、看護部の「心をこめて 挨拶運動」が最優秀賞を頂いた。
3)特徴と展望
当院看護部の特徴として、人工呼吸器を使用している患者が年々増加し(図 2)、医療密度
が高くなってきている。
精神科病棟は 35 床(4 個病棟 140 床)の全個室で、平均在院日数は 37.1 日(前年度 47.3 日)
で、病院全体を見ても在院日数の短縮が進み、看護師の高い臨床実践能力が求められてきてい
る。そのため、当センターが政策医療として担っている精神、神経・筋疾患、発達障害、重症
心身障害の専門看護研修の充実を図っている。
看護部は、病院最大の職員がいる部門として、また、24 時間 365 日患者の最も身近なベッド
サイドで働く職種として、看護の可視化を臨床研究という形で実践し、病院及び看護部の理念、
方針の実現のために学習する組織作りに取り組んで行きたい。
人数
18000
16000
図2 人工呼吸器使用数
15486
15528
15934
合計
16087
呼吸器
マスク
79
Ⅳ 業務状況
16 栄養管理室
16 栄養管理室
1)概要
(1)目的
栄養管理室が担う業務は、入院(外来)患者様に食事サービスと医療サービスを適切に提供
することであり、これにより患者様への貢献及び病院の評価を高め経営改善に資する一助とな
すと私達は考えている。
(2)主な業務内容
大別すると食事サービスと医療サービスになる。
食事サービスは、患者様個々の症状と嗜好に合わせた食事や選択性をもたせたメニュー等に
より満足される食事を提供することであり、食事環境として適切な食器の使用や食堂での喫食、
衛生面に配慮した食事提供も患者様に満足される要素である。
医療サービスは、適切に精度管理された治療食の提供や栄養食事指導、入院栄養管理計画や
カンファレンスに参加してコ・メディカルとして栄養サポートチーム、褥瘡対策チーム、臨床
検査部・栄養管理室合同ラウンドチーム等のチーム医療に参画することと考えている。
(3) スタッフ紹介
今泉博文(栄養管理室長)、阿部裕二(第一栄養主任)、鷹羽智子(第二栄養主任)と他 2 名
の管理栄養士と調理師 6 名及び給食事務(派遣)1 名が総合内科部に属し、運営している。
2)実績
(1)全般
2012 年度においては、
社会的にもノロウイルス、インフルエンザ、風疹等が大流行した年であっ
たが無事に食事提供ができたことに感謝したい。
(2)入院時食事療養関係
入院時食事療養数については、特別食の比率が徐々に上がっており、2012 年度は(最大数値)
6 月 47.5%、平均 45.3% であった。
(3)栄養食事指導関係
全体の個人栄養食事指導件数を疾患別にみると、脂質異常症 44% と最も多く、次いで、糖
尿病 21%、肥満症 11% と多かった。外来患者では、脂質異常症が半数を占め、糖尿病、肥
満症を合わせて約 80% であった。入院患者では、脂質異常症、心臓病、糖尿病、肥満症で約
70% を占めた。
また、2012 年度個人栄養指導算定件数 1706 件、個人栄養指導非算定件数件 448 件を達成した。
(4)管理栄養士臨地実習受託関係
学生の実習指導等に関しては、養成施設と実習受け入れ施設双方の連携が求められるが、実
務経験者として、後進である管理栄養士・栄養士を目指す学生に指導を行うことは、先輩とし
ての責務と考える。
2012 年度より、和洋女子大学と実践女子短期大学を受託し、6 養成大学となり延べ臨地実習
人数 425 名となった。
(5)栄養サポートチーム(nutrition support team:NST)
栄養サポートチーム(NST)は管理栄養士、内科・外科医師、看護師、薬剤師、臨床検査
技師により構成され、主治医からの依頼および血液検査による著明な低栄養状態の患者に介入し、
食事の総カロリーや種類、内服薬、点滴の内容等につき助言を行った。週 1 回 NST 回診を行い、
2012 年度の回診患者数は、延べ 173 名であった。また、当院で採用する濃厚流動食の見直しを
行うなど、院内全体での適切な栄養管理、患者満足度の向上、看護師の業務削減を目指し、さ
80
Ⅳ 業務状況
16 栄養管理室
らに啓蒙活動として、栄養管理の基礎を周知する目的で全職員を対象に NST 勉強会を平成 24
年度において計 5 回実施した。
また、2012 年 8 月より、栄養管理が難しい神経疾患、筋疾患、発達の障害をもつ患者に対し、
安静時代謝量測定を年間 218 件測定してチームで質の高い栄養管理を検討した。
(6)臨床検査部・栄養管理室合同ラウンドチーム 定期生化学検査・心電図検査・腹部エコー検査の実施推進による生活習慣病等を含む身体疾
患と精神・神経疾患の改善をめざすとともに、チーム医療における栄養管理からのアプローチ
による患者の入院から退院までとその後の通院、在宅までのトータル支援の一助になるために
臨床検査部・栄養管理室合同ラウンドチームを発足した。
対象は当院入院患者で、スクリーニングにより検査項目 AST、ALT、γ -GTP、UA、
BUN、CRE、K、GIu、HbA1c、T-CHO、TG、HDL-C、LDL-C に対し異常値あるいは、入
院時検査が実施されていない患者のリストを作成する。そのリストを基に病棟師長と主治医に
対して、各種提案を実施して、その内容を電子カルテの掲示板へ入力とした。
合同ラウンド病棟は、重度心身障害者病棟を除く全病棟とした。なお、ラウンド実施者は、
臨床検査部長(精神科医長)・総合内科部長(循環器科医長)・臨床検査技師長・栄養管理室長
の 4 名で実施した。2012 年度のラウンド総実施件数 48 件、ラウンド時提案件数 737 件であった。
(但し、1 件の提案件数に複数の提案あり) 提案の内訳および件数
① 追加検査(HbA1c, HDL-cho, LDL-cho)の提案件数 184 件
② 特別加算食変更提案件数 230 件
③ 病名登録(病名確定)296 件 ④ 栄養指導提案件数 378 件
総合内科部栄養管理室 入院時食事療養数等
入院
2006 年度 2007 年度 2008 年度 2009 年度 2010 年度 2011 年度 2012 年度
食事療養数合計 ( 食 )
加算特別食 ( 食 )
特別食加算率
504,829
482,341
456,403
387,208
362,334
387,225
392,634
95,810
95,190
103,815
111,895
125,058
167,372
177,215
19.0%
19.7%
22.7%
28.9%
34.5%
43.3%
45.3%
デイ・ナイトケア
2006 年度 2007 年度 2008 年度 2009 年度 2010 年度 2011 年度 2012 年度
デイケア食(食)
ナイトケア食(食)
10,068
8,968
7,314
7,934
984
551
690
942
9,705
13,941
10,386
栄養管理実施加算状況
2006 年度 2007 年度 2008 年度 2009 年度 2010 年度 2011 年度 2012 年度
栄養管理実施加算件数
157,073
149,621
143,455
134,176
115,733
122,078
管理栄養士臨地実習受託状況
2006 年度 2007 年度 2008 年度 2009 年度 2010 年度 2011 年度 2012 年度
延べ実習人数
60
60
60
100
292
474
425
3)特徴と展望
栄養管理室は、当院の対象疾患である精神疾患、神経難病、筋疾患等で不規則になりがちな
生活習慣および栄養管理上の諸問題に対してチーム医療を基本とし、貢献していきたい。
81
Ⅳ 業務状況
17 治験管理室
17 治験管理室
1)概要
(1) 目的
治験管理室は、2000 年 10 月に治験運営を円滑にすすめるため設置された。
(2)主な業務内容
臨床研究コーディネーター
(CRC)による各科の治験支援や治験に参加された患者さんのサポー
ト、製薬会社との対応、治験審査委員会の事務局業務、治験薬の管理業務、治験関係資料の保
管・管理等治験にかかわる様々な業務を行っている。また、国際共同医師主導治験および早期
探索的臨床試験の実施支援、また一部の臨床研究支援を行っている。
(3)スタッフ構成
治験管理室長 : 中込和幸(臨床研究支援部長)、室長補佐 : 細井薫(12 月 31 日で退職、以降欠)、
事務局長 : 斉藤郁夫(薬剤部長)、事務局次長 : 大草由美子(副看護部長)、治験管理係長 : 玉浦
明美(看護師長)、治験主任 : 近野健一(薬剤師)、治験コーディネーター : 太幡真紀 他 13 名、ロー
カルデーターマネージャー 2 名、事務員 5 名
2)実績
(1)治験等の件数
2012 年度の治験実施状況は、総契約課題数 58 件(うち国際共同治験課題 21 件)、契約症例
数 178 例(うち実施症例数 130 例)であった。また、医師主導治験 2 件(うち早期探索的臨床
試験 1 件)、16 例の組み入れを行うと共に、次の早期探索的臨床試験の準備を TMC の臨床研
究支援室と共に行い、3 月には医薬品医療機器総合機構の対面助言を終え、2013 年度に IRB お
よび治験計画届出を提出し実施の予定である。
(2)症例集積性向上のための取り組み
パーキンソン病患者レジストリーの構築および筋ジストロフィー臨床試験ネットワークに治
験管理室が参画し、治験・臨床研究の対象患者の組み入れをスピーディーに行うシステムおよ
び、国内初の患者レジストリー(Remudy)と連携した疾患別治験ネットワークを構築した。
(3)治験業務の効率化への取り組み
治験審査委員会(以下「IRB」という。)においても、2012 年度第 10 回 IRB(2013.1.24 開催)
より、臨床研究・治験支援クラウドサービス「CT-Portal」を活用してタブレット端末(iPad®)
による IRB 審査資料の電子化を開始した。
3)特徴と展望
当院は 2007 年から治験中核病院に指定され、精神・神経・筋疾患における企業治験を積極
的に実施している。さらに今年度からは、研究所で見出したシーズをヒトに初めて投与する早
期探索的臨床試験の実施や国際共同医師主導治験を実施している。さらに、ICH-GCP 準拠の
臨床研究の支援が開始され、
今後も増加する事から引き続き TMC 臨床研究支援室と一体となり、
準備の早い段階から実施の支援に至るまでの支援全体の強化を図りながら、病院での治験およ
び臨床研究が安全に円滑に実施できるような体制の構築が必要とされる。また希少疾病や難病
のみならず、精神科領域の治験および臨床研究の症例集積性向上に向けたネットワーク構築を
検討していく。
82
Ⅳ 業務状況
18 医療安全管理室
18 医療安全管理室
人工呼吸器停止・モニター停止による死亡事故について
2012 年 6 月 12 日に、人工呼吸器停止・モニター停止による患者死亡事故が発生しました。
病院で療養中の患者さんが死亡されたことに対して、患者さんおよびご親族の皆様に、心から
お詫びを申し上げます。
なお、今回の事故の経緯と今後の防止対策に関しては平成 24 年 10 月 18 日付で、医療事故調
査委員会中間報告書が公開された。以下に概要を記す。
1 )事故の概要
2012 年 6 月 12 日病院において、
筋肉の病気による呼吸不全で入院中の 38 歳の女性の患者さんが、
人工呼吸器が停止したことにより心肺停止となり亡くなられた。人工呼吸器は停止し、モニター
は電波が発信されていない状態であった。事故当日、病院から警察に異状死の届け出を行い、
警察の捜査が行われた。
2 )医療事故調査委員会の活動
事故直後から医療事故調査委員会を組織し、事故の原因調査と対策を協議した。また、外部
専門家を含めた拡大医療事故調査委員会を開催し、人工呼吸器の適切な使用、テレメーター・
モニター管理、看護体制、事故防止マニュアルの改訂などの作業を行った。
3 )改善策の概要
医療事故調査委員会 中間報告の改善策の概要は以下の通りである。
(1)緊急の改善策(下記をすでに実施している)
① 安全な人工呼吸器使用手順の再確認(機器交換・回路交換・離脱時以外は電源を切ら
ない等)。
② これまで吸引や体位変換を一人の看護師が行っていたが患者の状態により看護師 2 名
で行えるようにする。
③ モニターの電池は定期的に交換する。
④ モニター使用の中断時は「一時退床機能」を使用して他の状態と区別出来るようにする。
⑤ アラーム設定値を見直し不要なアラームを減らす。
⑥ 病棟職員の休憩時間中に(患者の状態確認に専念して病室を回る)ラウンド看護師を
設置する。
(2)中長期ワーキンググループを組織し、看護業務体制の見直し、モニターの適正管理、人工
呼吸器使用手順のマニュアル遵守、病院防犯体制の改善などの項目ごとに責任者を置き、
3 か月ごとに中長期ワーキンググループを開催し、事故防止のための改善策を検討し逐次
実施している。2013 年度に実施した事項を含めて以下に記す。
中長期的改善策(下記の検討を進めている)
① 当院の人工呼吸器使用基準のうち必須の事項を、担当職員全員に確実な実施を求める
ルール(標準手順書)として改訂した。
② 人工呼吸器使用基準に関する研修を従来から実施していたが、担当職員全員の受講の
確認や , その後の実施状況の確認は十分でなかった。そこで、研修の成果を確認する
ために、E-learning システム「楽々てすと君」を 2013 年 9 月 1 日より導入する。
③ 新しい患者監視モニターシステムを 2013 年度中に導入する。これにより、電池交換
が不要となり、セントラルモニターと同じ情報が PDA( 携帯情報端末 ) で確認でき、
PDA からアラームを消音することができる。
④ 防犯体制の強化策として、2013 年 6 月 3 日より、正面玄関と売店入り口前の開錠時間
を短くし、面会者に名札を着用してもらうようにした。また夜間小平警察署による敷
地内のパトカー巡回が開始された。
83
Ⅳ 業務状況
18 医療安全管理室
1)概要
(1) 目的
医療安全管理室は、2004 年に組織横断的に院内の医療安全を担うため設置された。
(2)主な業務内容
①医療事故情報の収集分析、②事故調査と対策の立案、③教育研修、④予防活動、⑤医療機器
安全管理、および⑥医薬品安全管理
(3)スタッフ構成
医療安全管理室長(安西信雄 副院長)、医療安全管理係長(伊藤淳子 看護師長)、感染管
理認定看護師(平井久美子 副看護師長・1 月 15 日 ~ 小澤慎太郎 副看護師長)、医療機器安全
管理責任者(安田聖一 臨床工学技士)、医薬品安全管理責任者(齊藤郁夫 薬剤部長)
2)業務実績
(1)医療事故報告への対応
2012 年度に報告されたヒヤリハットの件数は 1891 件で、その内訳は多い順に転倒転落、与
薬、チューブ管理であった。アクシデントの件数は 47 件で、その内訳は多い順に転倒・転落、
怪我、無断離院であった。転倒転落に関しては、2 北・3 北病棟で入院時の転倒転落パンフレッ
トの使用を開始し、入院時から患者・家族にも気を付けてもらえるようにした。2013 年 2 月か
らは精神科でも使用を開始した。また転倒転落アセスメントスコアシートに対応した対策立案
用紙を作成し、2013 年 1 月より 3 北病棟で試用を開始した。また今年度の事故の特徴としては
2011 年に比べて、医師の指示に基づく業務によるアクシデントが 7 倍に増えたことである。
(2)医療安全のための委員会の開催
・医療安全管理委員会を、毎月開催した。
・リスクマネジメント部会は月 1 回、全部署への医療安全活動の周知、実践を目的に開催し、
4 つのグループに分かれて活動した。その中の主としては転倒転落アセスメントシート使用開
始、対策立案用紙の作成を行った。誤嚥防止対策では窒息時対応のための物品がそろっている
か、確認の病棟ラウンドを行った。
(3)医療安全対策予防及び周知
ヒヤリハットニュースを 23 回発行した。
医療安全研修を 34 回実施した。(詳細は V 研修・教育を参照)
3)特徴と展望
当院における医療安全管理の特徴は、対象疾患である精神疾患、神経難病、筋疾患等で生じ
やすい医療安全上の課題に対応して発展してきた。主に転倒転落、自殺についてである。転倒
転落に関しては、入院時転倒転落パンフレットの使用を開始しており、転倒転落アセスメント
スコアシートに対応した対策立案用紙を作成し、1 病棟で使用を開始した。今後は評価・修正
を行い全病棟での使用を開始し、事故の減少に努める。自殺予防については、自殺予防センター
と連携し、職員の研修教育を行っている。また、病院内に自殺予防対策チームを組織し、自殺
アセスメントシートを見直し、使用を開始する予定である。
84
Ⅳ 業務状況
19 院内感染防止対策委員会
19 院内感染防止対策委員会
1)概要
(1)目的
当院における院内感染症(疑いを含む)の発生を未然に防止するとともに、感染症が発生し
た場合は、その対応を、迅速かつ適切に行うことにより速やかに終息を図ることを目的とする。
(2)主な業務内容
当院の院内感染に関する①調査及び防止対策の立案、②防止対策の実施及び指導、③職員の
教育及び研修、④情報収集及び広報、⑤マニュアル作成、⑥その他必要と認められる事項を行う。
(3)スタッフ構成
感染防止推進部会長(三山健司)、感染管理看護師(平井久美子、小澤慎太郎)、ほか 16 名。
2)実績
(1)感染症対応
2012 年度に対応した代表的な感染症事例は流行性角結膜炎(対象者:6 名)とインフルエン
ザ(対象者:7 名)の集団発生と、結核関連の対応が 3 件あった。
針刺し事例は 9 件発生した(医師 7 名、看護師 2 名、コメディカル 1 名)
(2)感染管理のための委員会の開催
院内感染防止対策委員会は毎月開催し、規定・マニュアルを 18 項目改訂した。
感染防止推進部会は月 1 回、
全部署への感染対策活動の周知、実践を目的に開催し、環境ラウンド、
オムツ交換マニュアル作成、感染症対策教育を行った。
(3)感染対策及び周知
ICT ニュースを 22 回発信した。
(4)感染対策研修
全職員対象の研修を 2 回開催した。(インフルエンザ対策、結核対策)
(5)診療報酬に対する取り組み
感染管理対策加算Ⅰに対する取り組みとして、公立昭和病院と連携し、加算Ⅱの 5 施設対象
に地域連携カンファレンスを年 6 回開催(うち主催は 2 回、共催が 2 回)。
感染防止対策地域連携加算に対する取り組みとして、公立昭和病院・多摩北部医療センター
と、相互ラウンドを実施。
3)特徴と展望
当院における感染対策の特徴として、免疫抑制剤の使用や神経難病・筋疾患等の影響による
易感染患者や、理解力・認知力の低下が著しい精神疾患患者といった対象患者の特性を常に考
慮して対応する必要性が挙げられる。
易感染患者の存在は感染症の単発事例のみならず、院内でのアウトブレイクを引き起こすリ
スクが高いと考えられる。そのため当院においては、感染症発生時の迅速かつ適切な対応を行
う上で、こういった現状を常に考慮しなければならない。
精神疾患患者に対しては、セルフケア能力の低下が引き起こす感染症発生のリスクも大きい
ため、患者教育が非常に重要になる。これまでも病棟のリンクスタッフを中心に、精神科病棟
においては手洗い指導を毎年実施しているが、今後も継続しアウトブレイクの予防に努める必
要がある。
院内の感染対策は、発足後 9 年目を迎えた ICT が中心となり活動している。感染症対策に関
してのリーダーシップは ICT が担っているが、各部署でのリーダーシップはリンクスタッフ
に負うところが大きい。そのためにも、2013 年度は感染防止リンクナース会を発足し、メンバー
の育成に注力していきたい。
85
Ⅳ 業務状況
20 療育指導室
20 療育指導室
1)概要
(1)目的
児童福祉法における契約及び措置入院による重症心身障害児・肢体不自由(進行性筋ジスト
ロフィー症)児、また障害者自立支援法(療養介護)における契約入院による重症心身障害者・
進行性筋ジストロフィー症者の成長発達の促進および生活範囲の拡大を支援するとともに、利
用契約者の自己実現を支援することにより、生活の質(QOL)の向上を図ることを目的とする。
(2)主な業務内容
医療と福祉そして教育が連携しながら行うことを基本とし、個別支援計画を作成し利用契約
者の成長発達の促進や QOL の向上、さらに自己実現への支援を行っている。
その中で児童指導員は、利用契約者の活動に必要不可欠な社会資源の利用と、行政機関、院
内各部門、利用契約者家族、後見人、地域社会等との連絡調整や相談を通して支援を行っている。
保育士は、日中活動支援の中心となる、療育活動や様々な行事を通して生活経験の拡大を図
るとともに、心身の安定と体調に配慮しながら生活範囲の拡大や生活支援を行っている。
(3)スタッフ構成
療育指導室長 1 名、主任児童指導員 1 名、児童指導員 1 名、主任保育士 1 名
保育士(常勤 4 名、非常勤 5 名)
※療育指導室長が 6 月より空席となり、主任児童指導員が室長業務を代行した。
2)実績
(1)重症心身障害児(者)
身体的機能、年齢、能力に配慮した生活リズムの拡大、嚥下機能の改善や摂食支援、姿勢保
持を考慮した車椅子作製等の ADL 支援、生活空間の拡大、社会や地域、人との交流を目的と
した QOL 向上支援として誕生会、季節行事、バス遠足、グループ活動を実施した。また残存
機能の維持や感受性の維持向上を目的とした集団療育や個別支援を実施した。
(2)肢体不自由(進行性筋ジストロフィー症)児
学習支援や趣味の活動への支援、社会経験を獲得する為にバス遠足や外出活動、季節行事を
実施。また精神面への支援、自己実現を目的とした個別活動への支援を行った。
(3)療養介護(進行性筋ジストロフィー症者)
多くが人生の中途で病気となり在宅での生活が困難となって入院に至っている為、利用契約
者御自身の自主性を尊重し、療養生活を送りながら、豊かで文化的な生活が送られるよう余暇
活動の支援や行事を実施した。また医療・看護と連携しながら外出支援を実施した。
3)特徴と展望
児童福祉法や障害者自立支援法に基づく利用契約者への成長発達を促すこと、QOL の向上
に向けた福祉サービスを提供していくことが大きな特徴である。今後も障害福祉制度変革に対
応する中で、院内各部門との連携と院外各機関と連絡調整を図りながら QOL 向上を図り、様々
なニーズに対応していきたい。また高度専門医療センターとしての情報発信を進めたいと考える。
86
Ⅳ 業務状況
21 アドボカシー委員会
21 アドボカシー委員会
1)概要
(1)目的
アドボカシー委員会は、患者さんと家族からの苦情・要望・その他の相談をうけて、病院と
してその権利擁護等を図るために組織された。事務局は医療福祉相談室である。
2008 年 8 月 1 日より、当院利用者(患者さんと家族)等の苦情・要望、相談、医療安全に関
する問題に対応するために総合相談室運営委員会が組織され、「医療なんでも相談窓口」が設
置され、2011 年 4 月 1 日より、医療福祉相談室が窓口となった。2011 年 7 月 1 日に、当院のア
ドボカシー機能(患者の権利擁護機能)をより強化するために総合相談室運営委員会を廃止し、
アドボカシー委員会がスタートした。
(2)主な業務内容
アドボカシー委員会は月 1 回開催される。
患者・家族の相談等は、医療福祉相談室が受け止める。ただし、患者・家族は直接に医事室
他の部門に申し出ることを妨げない。医事室での対応、および「ご意見箱」による投書を含め
て、アドボカシー委員会で対応を協議し、適切で整合性ある対応をはかっている。
なお、医療安全管理が必要な場合には、医療福祉相談室長は受付・報告書を医療安全係長に
報告している。
(3)スタッフ構成(2012 年 4 月 1 日)
委員長(安西信雄副院長)、委員は外来部長(三山健司)、精神科外来医長(吉田寿美子)、
看護部長(永田郁子)、副看護部長(大草由美子)、医療安全管理係長(伊藤淳子)、外来師長(緒
方純子)、医事室長(泉厚彦)、医療福祉相談室長(漆畑眞人)、医療福祉相談室職員(斎藤睦美)、
総務係長(森田英樹)。
2)実績
2008 年以降の医療なんでも相談窓口と 2011 年度の医療福祉相談室で受けた苦情要望の件数は、
以下のとおりである。
医療福祉相談室での苦情要望受付件数
4月
5月
6月
7月
8月
9 月 10 月 11 月 12 月 1 月
2012 年度
3
1
4
3
4
3
4
1
4
0
2月
3月
1
0
計
28
2011 年度
5
1
3
0
0
2
2
5
1
0
2
6
27
2010 年度
3
2
3
0
3
5
3
2
2
0
2
5
30
2009 年度
5
2
2
5
0
3
1
2
3
4
3
2
32
3
3
5
0
4
5
6
3
29
2008 年度
3)特徴と展望
医療福祉相談室が医療なんでも相談窓口を引き継いで以降、苦情要望の件数はわずかではあ
るが減少した。精神保健福祉士および社会福祉士(医療ソーシャルワーカー、以下 MSW)が
受容傾聴しつつ整理していくと、相談者の言いたい内容が解きほぐされていく。MSW は、医
療を受ける権利などの生存権や自由権等を擁護して生活の安定を図ることを目指しており、単
に不満を聞いていわゆるガス抜きをして終了させることはない。
医療機関での患者さんの権利擁護機能を位置づけるために、2012 年度の診療報酬改定で「患
者サポート体制充実加算」が新設された。全国的にもアドボカシー委員会の業務標準化と均て
ん化が求められていることから、当病院での実践を全国に発信できるように質を高めていきたい。
87
Ⅳ 業務状況
22 医療情報室
22 医療情報室
1)概要
(1)目的
新病院で稼働開始した病院情報システム(電子カルテシステム・医事システムおよび部門シ
ステム)の構築・運用・管理を行うため、2009 年度から設置された部署である。
(2)主な業務内容
電子カルテシステムをはじめとする病院情報システムの運用管理、利用者からの操作問い合
わせ・障害連絡対応、システム改善に向けた課題・要望案件の対応、診療データ二次利用によ
る病院業務および臨床研究支援などの業務を行っている。
(3)スタッフ構成
医療情報室長 : 波多野賢二 ほか業務委託オペレータ 2 名
2)実績
(1)病院情報システムの運用
平日日中は業務委託オペレータ 2 名による体制で、電話やメールで寄せられる操作に関する
問い合わせ・障害連絡等への対応を行っている。それに加え、システム運用維持に欠かせない
利用者管理・サーバ・ネットワークおよび端末管理・マスタメンテナンス等の業務を実施して
いる。2012 年度は、サーバ室空調トラブルによる 6 時間のシステム停止が 1 度発生したが、そ
れを除き大きなトラブルもなくシステムの連続稼働を行った。
(2)システムの環境整備と改善に向けた取り組み
利用者から寄せられる、システムに関する問題点、改善が望まれる要望は、システム課題と
して進捗管理し、対応状況のチェックを定期的に行い病院情報委員会等で報告を行っている。
2013 年 1 月に発生したサーバ室空調トラブルによるシステム停止を踏まえ、事務部門と空調
機器の整備について協議を行い、
当面の対応として 2 か所のサーバ室の温度の遠隔監視を開始し、
トラブルの早期発見が可能な体制を整えた。
(3)情報システム利用者研修
毎年 4 月の新採用者オリエンテーションにおいて、集合形式の操作研修を実施している。
(4)データ二次利用による診療・臨床研究支援
病院情報システムに日々蓄積される診療データを二次利用し、診療・業務を支援する取り組
みを行っている。今年度は、センター全体のプロジェクトとして進められているバイオバンク
の臨床情報システムと電子カルテシステムの情報連携環境を整備し、試験的な運用を開始した。
3)特徴と展望
精神神経領域の高度先進医療と疾患研究を担う当センターのタスクに対し、情報技術の面か
ら貢献することが当室の役割である。電子カルテを含むフルパッケージの病院情報システムの
運用を担う部署としては、マンパワーも利用できるリソースも大変限られているのが現状であ
るが、可能な範囲でタスク達成に向け努力していきたい。
88
Ⅳ 業務状況
23 教育・研修室
23 教育・研修室
1)概要
(1)目的
各科における初期・後期臨床研修医への教育を円滑に行うために、病院としての体制の構築、
支援を行うことを目的としている
(2)主な業務内容
主な業務内容は、初期臨床研修医を協力型病院として受け入れること、後期臨床研修医受け
入れのために、レジデント教育プログラムの作成、レジデントリクルート、レジデント採用の
選考などである。
(3)スタッフ構成
教育・研修室長 2011.4.1 ~ 2011.10.31 大和滋(総合内科診療部長)、2011.11.1 ~有馬邦正(第
一精神診療部長、特命副院長)。
2)実績
(1)初期臨床研修医の受け入れ
初期臨床研修医の教育に関して、当センターは協力型病院に指定されており、基幹型病院で
ある災害医療センター・公立昭和病院・東京北社会保険病院・国立病院機構西埼玉中央病院・
多摩北部医療センターの 5 施設から精神科 27 名、およびリハビリテーション科 2 名を受け
入れた。
(2)後期臨床研修医の受け入れ
2012 年 6 月のレジナビフェアにて採用説明会を実施し、20 名の研修医が訪問した。同 9 月に
は後期臨床研修医採用試験を実施した。2012 年度の新規採用レジデント・チーフレジデント・
専門修練医総数は、精神科 7 名、神経内科 2 名、小児神経科 7 名、遺伝子検査・遺伝カウンセ
リングコース 1 名、放射線科 1 名で合計 19 名であった。2012 年 3 月時点でレジデント 39 名、チー
フレジデント 6 名、専門修錬医 4 名であった。
3)特徴と展望
精神神経領域の専門医を育成することは当センターの重要なミッションである。また、当セ
ンターで専門教育を受けた医師らが全国で活躍することは医療の均てん化に繋がる。レジデン
トの教育は各科に任せられている状況であるが、当室としては、当センターの特徴を生かし、
全体としてのシステムの改善、研修環境の整備などに取り組んでいきたい。
89
Ⅳ 業務状況
24 病院臨床研究推進委員会
24 病院臨床研究推進委員会
1)概要
(1)目的
2012 年度は NCNP 発の薬剤の医師主導の First in human 試験が開始され、その他にも多く
の臨床研究(介入試験)が当院で行われるようになった。これらの研究を安全かつ確実に進め、
成果を得るためには、院内各部署の理解と協力が不可欠である。これらを踏まえ、臨床研究推
進のために、 1 )安全性の確保、 2 )院内各部署との連携の構築、調整、 3 )臨床研究実施中
の問題点の解決を目的に病院臨床研究推進委員会を設置した。
(2)主な業務内容
当該研究の当院での実施可能性(実施するために必要な手順、必要な準備などの助言を含む)
の検討、安全性の確認、関連部署の調整、依頼を行う。
(3)スタッフ構成
村田特命副院長(研究担当)を委員長に、糸山院長、安西副院長、有馬特命副院長、三山部
長、永田看護部長、中込治験管理室長、林田企画医療研究課長の 8 名で構成されている。
2)実績
2012 年 11 月 9 日より毎月第 1、第 3 金曜日 8 時から 9 時まで開催された。2012 年度は、ジス
フェリノパチーの臨床アウトカム研究、デユシェンヌ型筋ジストロフィー患者を対象とした
NS-065 の早期探索的臨床試験等 7 試験のほか、コメデイカルスタッフの臨床研究への関わり方、
当センターにおける臨床研究の進め方など多岐にわたる議論がなされた。
3)特徴と展望
当院で行われている介入試験は予想以上に多く、いっぽうでその試験手順については倫理委
員会の範疇ではないために、十分検討されていないことや、多くの部署が関与するにもかかわ
らず十分な理解を得ていない場合も少なくないことが明らかになった。今後ますます、当院で
臨床研究を安全かつ適切に推進するために、研究課題そのものについての検討とともに、当院
として研究を推進しやすい環境を整えるための議論を進め、対応策を打ち出していく予定である。
90
Ⅳ 業務状況
25 筋疾患センター(Muscular Disease Center)
25 筋疾患センター(Muscular Disease Center)
1)概要
(1)目的
筋疾患の診療を包括的に行う、多部門が連携した診療・研究チーム(multidisciplinary
team)である。当センターは、数十年にわたる筋疾患の診療、研究の実績を有しており、ま
た 40 年以上にわたり運営されてきた筋ジストロフィー研究班でも中心的な役割を担ってきた。
筋疾患センターは、それらの経験をもとに、かつさまざまな部門が連携していくことで、筋疾
患の医療の進歩に貢献していくことを目的としている。
(2)主な業務内容
多部門連携の診療体制の構築、専門外来(小児神経、神経内科、リハビリテーション科、整
形外科など)、症例検討会、市民公開講座、トランスレーショナルリサーチを念頭においた病院、
研究所、トランスレーショナルメディカルセンターと蜜に連携した研究グループの構築など。
(3)スタッフ構成
筋疾患センター長(小牧宏文)、小児神経科(小牧宏文、佐々木征行、坂元千佳子)、神経内
科(大矢寧、森まどか、村田美穂)、リハビリテーション科(小林庸子、岩田恭幸)、外科(三
山健司)、麻酔科(中井哲慈)、飲みこみ外来(山本敏之)、歯科(福本裕)、遺伝子検査診断室・
遺伝カウンセリング室(後藤雄一、佐藤有希子、竹下絵里)、トランスレーショナルメディカ
ルセンター(武田伸一、木村円、清水玲子)、神経研究所疾病研究第一部(林由起子、西野一三)
2)実績
(1)診療
日本全国から筋疾患の診療の紹介をうけている。日本の筋病理診断センター的な役割を担っ
ている。当センター神経研究所疾病研究第一部と病院が連携し、最新の知見に基づく正確な診
断を提供している(小児神経科、神経内科)。毎月第 4 火曜日に専門外来(小児神経科、神経内科、
整形外科、リハビリテーション科)を開設している。またその時間あわせて家族、患者同士の
コミュニケーション、自立活動をはかるためのプログラムも行っている。臨床遺伝専門医、認
定遺伝カウンセラーによるカウンセリングを提供し、保因者診断、出生前診断についての相談
に応じている。噛み合わせが悪い、口腔ケアなどの問題に対する歯科治療を提供している(歯
科)。安静時エネルギー消費量などをもとに客観的な評価も利用し、栄養士などによる栄養相
談を提供している(小児神経科、神経内科、栄養管理室)。誤嚥や飲み込みの問題に対して「の
みこみ外来」による正確な評価と対応を検討している(のみこみ外来)。経口摂取のみでの栄
養維持が困難となった場合など、外科を中心とした胃ろうの造設・管理を行っている(外科)。
筋疾患に対して適切な整形外科的対応を提供している(整形外科)。筋疾患をもつ麻酔にはい
くつかの注意点があるが、病態に応じた適切な麻酔を提供している(麻酔科)。当院通院患者・
家族が主体となって運営している筋ジストロフィー家族会の運営をサポートしている。患者会
主催の患者相談会、患者家族対象とした外部講演会(東筋協、遠位型ミオパチー患者会、日本
筋ジストロフィー協会、保健所主催の講演会など)、患者会誌などへの医療情報提供を行って
いる。
(2)合同臨床検討会(Clinical myology conference)(詳細はⅤ 教育・研究を参照)
研究所(疾病研究第一部)、病院(神経内科、小児神経科、リハビリテーション科など)と
の合同の臨床カンファランスを実施した。
91
Ⅳ 業務状況
25 筋疾患センター(Muscular Disease Center)
(3)論文、講演
原著論文、総説、講演など多くの実績がある。重複するので、各科の業績を参考のこと。
(4)市民公開講座
医療の均てん化を目標に年 1 回開催している。2012 年度は 7 月に開催し、約 160 名の参加を得た。
講演、ハンズオン(実技指導、医療相談)を行った。
(5)臨床研究
研究所と病院、トランスレーショナルメディカルセンターが緊密に連携し、希少疾患であ
る筋疾患の臨床試験を含む先進医療を開発していくための体制作りを 2007 年より行っている。
治験に向けた準備の一環として、筋ジストロフィー研究班を通して筋ジストロフィー患者登録
システムの計画立案に参画した。ジストロフィン異常症患者から 2009 年 7 月より正式に本シ
ステムは稼働を始め、当センターにある筋ジストロフィー患者登録センターにて管理運営を担
当している(REMUDY)。登録患者数は 1100 名を越えている。臨床試験に備えるべく、遠位
型ミオパチーなどの難治性筋疾患の実態調査を行っている。米国小児医療センターを中心とし
た筋ジストロフィー臨床研究グループ(CINRG)の正式メンバーとなり、エクソンスキップ
の治験などを推進していく基盤体制作りを行っている。ヨーロッパの神経筋疾患臨床研究グ
ループ(TREAT-NMD)との連携を積極的に行っている。アジア・オセアニア筋学センター
ならびに世界筋学会で中心的な役割を果たし、先端医療情報の交換を積極的に行っている。研
究所と病院内のみでなく、規制当局(厚生労働省や医薬品機構などの医薬品の認可を担当する
組織)や製薬企業などとも積極的に意見交換を行っている。TREAT-NMD、Newcastle 大学
との共同研究で、ジスフェルリノパチー臨床アウトカム研究への参加が決定した。筋ジストロ
フィー臨床試験ネットワークの計画を進め 2012 年 12 月に発足し、当センターでネットワーク
事務局を運営している。リシノプリル・コエンザイム Q10 の国際共同医師主導治験の準備を進め、
2010 年 3 月治験届を行い、2011 年夏に治験を開始、現在 6 名の患者の組み入れを行い継続して
いる。
3)特徴と展望
筋疾患センターは多部門の有機的な連携を目指した活動を展開しており。診療、臨床研究、
トランスレーショナルリサーチといった多要素のテーマに対して、その特徴を生かした活動が
展開できていると思われ、現状の枠組みでさらに発展させていくような形で進めていきたいと
考えている。国立精神・神経医療研究センターの使命の一つである、トランスレーショナルリ
サーチを筋疾患の分野で日本の拠点として展開していくため筋ジストロフィー臨床試験ネット
ワークを設立させたのが今年度特記すべき事項であり、2014 年度はこのネットワークを実際
に稼働させる体制構築を目指していく。
92
Ⅳ 業務状況
26 てんかんセンター
26 てんかんセンター
1)概要
(1) 目的
てんかんは、外科治療を含む全年令を対象とした幅広い診療科横断的対応を必要とし、また
てんかん医療の目標は、小児では「発達障害の予防と改善」成人では「生活の自立と就労」な
ど発作の抑制による患者の QOL の向上にある。てんかん医療の発展には、最新の神経科学研
究と医療技術及び社会医学的観点が不可欠であり、当施設の如く両研究所の支援下に診療が可
能な施設が果たすべき役割は大きい。当てんかんセンターは、人口 3 千万を擁する関東地方に
おける唯一の本格的てんかんセンターであり、当施設の医療・研究資源を最大限に利用し、有
機的に統合した医療・研究体制を整えることが求められる。
(2) 主な業務内容
1. 難治てんかんの診断と治療、リハビリテーション、2. てんかんに関する基礎および臨床研
究の推進、3. 多施設共同研究・臨床治験の推進、4. 新規治療技術の開発、5. てんかん専門医及
びコメディカルの育成、6. てんかんの社会啓発と地域診療ネットワークの構築、7. 国内外の学
会及びてんかん診療施設との協力活動、等
(3) スタッフ構成
てんかんセンター長(大槻泰介)、コアメンバー(須貝研司、中川栄二、佐々木政行、岡崎光俊、
後藤雄一)、病院(高橋章夫、金子 裕、開道貴信、斎藤義朗、齋藤貴志、渡辺雅子、渡辺裕貴、
谷口 豪、齊藤祐子、村田佳子、曽根大地、磯 敬、漆畑眞人、小林庸子、漆畑眞人、岡田和
枝、宗方麻理、藤田 修、森田宏子)、研究所(伊藤雅之、鋤柄小百合、岡田尚巳、花川 隆、
星野秀紀、立森久照)
2) 実績
(1) 診療
外来初診は、小児は小児神経科で、成人はてんかんセンター外来として脳外科と精神科で受
け付けた。新棟における入院は、
小児は 3 南病棟(小児神経科、脳外科)で、成人は 4 南病棟(精
神科)と 3 南病棟(脳外科)で対応した。2012 年度のてんかん外来新患数は 1047 名(精神科
472 名、小児科 395 名、脳外科 180 名)、てんかん新入院数は 665 名(精神科 232 名、小児科 336
名、脳外科 97 名)、てんかん外科手術は 58 件であった(図 1、2 参照)。発作時脳波ビデオ記録
は、3 南病棟に 5 台、4 南病棟に 3 台、計 8 台のモニタリングユニットを整備し、検査症例数は
419 例(月平均 34.9 人)、のべ検査日数は 1385 日(月平均 115.4 日)であった。病理部門に提
出された手術検体は 39 件で、凍結脳のリソースは累積 302 例となった。研究用の検体提供は、
FCD および HME の外科切除組織の蛋白発現解析:118 件、難治性てんかんの原因遺伝誌の探
求 FCD および HME の凍結保存標本から DNA 抽出し、agilent 社 CGH アレイにてゲノムの量
的異常を解析)5 件であった。
年度別てんかん外来患者数
年度別てんかん入院患者数
93
Ⅳ 業務状況
26 てんかんセンター
年度別てんかん外科手術件数
(2) 研究
1 )診療情報の解析(小児、精神、脳外、放射線)、 2 )手術標本の病理学的・遺伝子学的
解析(病理、疾病二部、脳外)、 3 )光トポグラフィー(小児)、 4 )脳磁図解析(脳外、小児、
精神)
、 5 )発達・行動解析(小児、知的障害)、 6 )遺伝子治療ベクターの開発(遺伝子)な
どが行なわれた。当施設が主導して国際多施設共同研究「乳幼児破局てんかんの治療実態調
査 :Far East Asian Survey for Catastrophic Epilepsy in infancy and early childhood
(UMIN
CTR 臨床試験登録 UMIN000004120)」を継続している。基盤となった公的研究費は、精神神
経委託費 1 本(渡辺)、厚労省科研費 2 本(大槻)、医薬基盤 1 本(後藤)、学術振興会 1 本(伊藤)、
文科省科研費 1 本(岡田)などである。
(3) 教育 ・ 社会活動
日本てんかん学会専門医研修施設としてレジデント教育・てんかん専門医育成、各科合同の
てんかん症例カンファランス
(週 2 回)、国内外の教育講演を行った。国際抗てんかん連盟(ILAE)
委員、日本てんかん学会事務局及び理事を担当し、日本てんかん学会関東甲信越地方会事務局
を運営した(大槻、渡辺、須貝)。
3) 特徴と展望
当施設は、乳幼児・小児から成人・高齢者まで幅広い年齢層の難治性てんかん患者に対応し
ており、乳幼児てんかんの外科治療やてんかん性精神病合併例など、他施設では治療困難な症
例に対応できることが特徴である。また MRI、PET、SPECT、MEG、NIRS などのてんかん
の診断に必要な高度診断機器を備え、スタッフも日本てんかん学会てんかん専門医 12 名を擁
するなど、物的にも人的にもてんかん診療施設として充実した資源を有する。今後これらの医
療資源を最大限に活用し、また神経研究所と精神保健研究所との連携を深めることで臨床的・
基礎研究を推進し、より多くの政策提言などの社会的貢献を果たせる施設に成長することが課
題である。
94
Ⅳ 業務状況
27 多発性硬化症センター(Multiple Sclerosis Center)
27 多発性硬化症センター(Multiple Sclerosis Center)
1)概要
(1)目的
多発性硬化症センターは、国立精神・神経医療研究センターで多発性硬化症および関連疾患(視
神経脊髄炎など)の臨床と研究にかかわる部門が連携し、最先端のレベルの診療と臨床研究を
包括的に行う。NCNP は多発性硬化症の基礎研究では国際的に見ても最先端のレベルにあるが、
その学術的成果を臨床レベルの向上、新規治療法の開発につなげることを目的とする。
(2)主な業務内容
多部門の医師・研究者が参加する診療カンファレンス、招聘講師による MS カンファレンス、
海外著名研究者による特別講演などの開催を行う他、患者団体と共催で開催するシンポジウム
やフォーラムの企画・実行、患者会を対象にした医療講演会の実施、NCNP における患者向
け講演会、啓蒙的書籍の原稿執筆などを担当する。また、NCNP 神経研究所で得られた治療・
診断技術のシーズを元に行うトランスレーショナルリサーチを念頭においた臨床研究を行う。
いずれも MS の医療レベルの向上に直結するものである。
(3)スタッフ構成
多発性硬化症センター長(山村隆)、神経内科(岡本智子 *、小川雅文、林幼偉、佐藤和貴郎)、
医療スーパー特区(荒木学)、精神科(野田隆政)、放射線科(佐藤典子)、神経研究所免疫研
究部(三宅幸子 *、荒浪利昌、佐久間啓、中村雅一、松岡貴子)* 運営幹事
2)実績
(1)診療
全国各地から診療やセカンドオピニオンの紹介をうけている。外来ステロイドパルス療法、
免疫吸着療法、免疫抑制療法など、全国的に見ると普及していない治療法の経験が豊富にある。
また視神経脊髄炎(NMO)に対する新規治療として、関節リウマチ治療薬トシリズマブ(抗
IL - 6 受容体抗体)の適応外使用も開始し、世界中から注目されている。
(2)カンファレンス
MS 診療カンファレンス
(各 30 分)は 30 回以上実施し、招聘講師による MS カンファレンス(各
2 時間)を 4 回開催した。
(3)論文、講演
2011 年に視神経脊髄炎(NMO)の病態にプラズマブラストの増加が関係し、インターロ
イキン 6 受容体シグナルを阻害する治療が有効である可能性について発表したが、
(Chihara
et al. PNAS 108:3701-3706, 2011)、実際に治療を開始し、第一例における治療経験を発表し
た(Modern Rheumatology)。またドイツの Bochum 大学との共同で、ドイツ人 NMO 患者
における抗 IL-6 受容体抗体の有効性に関する論文も発表した。一連の仕事については、NMO
Roundtable conference、Sendai Conference、米国臨床免疫学会(FOCIS)などで、招待講
演をする機会を与えられた。
佐藤らは MS 患者の末梢血で CCR2+CCR5+ メモリー T 細胞が選択的に増加していることを
示し、治療標的になる可能性を示した(米国免疫学会誌発表)。論文の内容は共同通信から配
信され、新聞掲載された。
腸 内 細 菌 と MS の 関 連 に つ い て は 内 外 で 注 目 さ れ、Keystone symposium Multiple
Sclerosis(Montana, USA, 2013.1.11-16)で特別講演の機会を与えられた。
(4)書籍刊行
ドイツ Springer 社より MS の免疫学的研究と治療の進歩に関するモノグラフの編集を委託
95
Ⅳ 業務状況
27 多発性硬化症センター(Multiple Sclerosis Center)
され、英国ノッチンガム大学の Bruno Gran 博士と山村の共同編集で、”Multiple Sclerosis
Immunology” を刊行する運びとなった(出版は 2013 年 8 月予定)。NCNP で進められている
腸内細菌と MS の関係に関するチャプターを山村と三宅が執筆した。
(5)多発性硬化症フォーラム開催
NPO 法人 MS キャビンと共催で第 8 回多発性硬化症フォーラムを 2012 年 12 月 9 日に東京六
本木(六本木アカデミーヒルズ)で開催した。参加者数は約 500 名であり、9 年間の間に難病
患者を対象とした企画としては国内最大規模のものに成長した。会の内容を伝える記事が共同
通信によって全国に配信された。
(6)専門外来
MS の診療経験が豊富な医師 4 名
(山村、岡本、林、小川)が担当し、MS や NMO の診療にあたっ
た。MS は再発時の対応が重要なために、症状悪化時には予約外でも受け付けているため、待
ち時間は長くなる傾向にあるが、病歴をよく把握した医師による最善の医療を受けられるとい
う評価を得ている。
(7)治験
企業より複数の治験を依頼された結果、2011 年度に担当した「医薬品開発に必要な治験」
の合計実施数、新規実施数で実績を残し総長より表彰された。また医療スーパー特区で推進す
る新規多発性硬化症治療薬 OCH の医師主導治験の準備を進めた。抗インターロイキン 6 受容
体抗体の NMO に対する適応拡大を目指した臨床研究を実施した。
またスーパー特区の支援により、NCNP で開発された MS の新規治療薬 OCH の医師主導治
験を実施した。オリジナル医薬 OCH を健常者 15 名に投与する First in Human 試験であったが、
関連部局の支援によって無事に完了し、多くの情報を収集することができたことは大きな成果
である。
(8)基盤研究
MS と NMO の鑑別診断を容易にし、個々の病態の特徴を明らかにするための免疫学的研究
を実施した。主にフローサイトメーターを用いた研究が主体となっているが、MS/NMO で増
加しているリンパ球の解析等、国際的にも高い水準の研究を進めている。
2)特徴と展望
多発性硬化症の研究領域では、当センターは研究の質、インパクトのある雑誌に掲載した
論文数や内外の招待講演数において、我が国では第一の実績を誇り、患者数も 1、2 位を争う。
また患者試料を用いた高度な基礎研究を実施可能な、国内唯一の拠点として位置づけられ、患者、
アカデミア、企業からの大きな期待を受けている。いよいよ NCNP で開発された治療薬 OCH
の早期探索的臨床研究が始まるが、是非これを成功させ、日本発の新薬として世界に普及させ
たい。また NMO に対する治療法の開発や、全く新しい治療戦略の策定、テイラーメイド医療
の実現などに向けた研究を発展させたい。
従来の臨床および MRI 画像所見による診断に加えて、現在開発中の免疫学的検査を実用化して、
患者個々の病態にもっとも適した治療を選択できるように研究を進めている。
我が国の多発性硬化症患者数は 1980 年には 1,000 人程度であったが現在は 15,000 人を超え、
将来は 5 万人に達すると推定されている。急速な疾病構造の変化に伴い、国民から求められる
神経内科医療研究の内容は変貌を遂げていることは事実であり、その中心に多発性硬化症が存
在する。国民の期待に応じた成果を上げつつ、多発性硬化症センターがそれに相応しい評価を
受けて、成長、発展することを目指して行きたい。
96
Ⅳ 業務状況
28 パーキンソン病・運動障害疾患センター(Parkinson
disease & Movement Disorder Center:略称 PMD センター)
28 パーキンソン病・運動障害疾患センター(Parkinson disease & Movement
Disorder Center:略称 PMD センター)
1)概要
(1)目的
パーキンソン病・運動障害疾患センター(以下 PMD センター)は、パーキンソン病、進行
性核上性まひ、大脳皮質基底核変性症、多系統萎縮症、脊髄小脳変性症、ハンチントン病、ジ
ストニアなどすなわち運動障害疾患(Movement Disorder)を対象に、
①国立精神・神経医療研究センター病院及び研究所の総力を挙げて、その疾病だけなく、その
疾病をもつ一人の人間である患者さん一人ひとりに適切な、最高の医療を提供する。
②新しい治療法、診断法を開発する。
③患者さん、
ご家族、
医療関係者、
国民全体に PMD に関して正しい知識をもっていただけるよう、
また研究開発にご協力いただけるよう、公開講座、出版物、IT などを通じて情報を発信する。
ことを目的としている。
(2)主な業務内容
神経内科、リハビリテーション科、脳外科、精神科等の診療科や、看護部、検査部、遺伝カ
ウンセリング室等の多部門連携の診療体制の構築、院内及び神経研究所との連携で新たな治療
法や早期診断法の開発などの臨床研究や基礎研究を進める。さらに、国内外の医療スタッフの
研修、患者を始め国民全体への PMD に関する教育を進めている。
(3)スタッフ構成
PMD センター長(村田美穂)、神経内科(岡本智子、塚本忠、小川雅文、坂本崇、山本敏之、
古澤嘉彦)、リハビリテーション科(小林庸子)、脳外科(開道貴信)、精神科(野田隆政)、臨
床検査部(斉藤祐子)、遺伝カウンセリング(後藤雄一、佐藤有希子)、看護部(梅津珠子、小
澤慎太郎、飯島佐季子、市川貴美子)神経研究所(和田圭司、永井義隆、北条浩彦)をコアメ
ンバーに各診療科や、検査部、看護部、リハビリテーション部のスタッフが参加している。
2)実績
(1)パーキンソン病・パーキンソン症候群グループ
パーキンソン病、進行性核上性まひ、大脳皮質基底核変性症、多系統萎縮症(特に線条体黒
質変性症)を対象に運動症状のみならず、抑うつ、不安、睡眠障害や、腰曲がりなどの姿勢障
害などにも対応している。パーキンソン病に伴う姿勢異常に対する新たな治療法の開発を行い、
長期効果については論文発表した。さらに二重盲検試験を施行中である。
一方、
漏れのない評価のために、
2 週間の検査入院システム(ブラッシュアップ入院)を構築した。
脳 MRI、脳血流 SPECT、MIBG-SPECT、中脳エコー等の画像検査、姿勢、L-dopa 血中濃度、
嗅覚、心エコー睡眠・心理評価等も含めこのグループの対象疾患の評価ほぼ網羅している。さ
らに毎日 2 時間のリハビリテーション指導も入り、検査結果も含め十分に患者に説明することで、
今後の在宅療養に生かしている。なお、2 週間の入院中は薬物は変更しないことから、リハビリテー
ションの効果の評価が可能となり、軽症患者から重症患者まで一定のリハビリ効果を得られる
ことを確認し、学会発表した。
また、CBT センターと共同で、パーキンソン病患者を対象とした CBT ワークブックを作成
していただき、CBT を開始し、効果をあげている。また専任の臨床心理士を雇用し、パーキ
ンソン病患者の心理的特徴の評価を行った。
さらに、今年度よりパーキンソン病の臨床研究を推進するために、パーキンソン病臨床研究
支援チーム(Team JParis)を立ち上げた。これは、臨床研究に興味を持つパーキンソン病患
者さんに会員(サポーター)になっていただき、臨床研究についての知識を深めていただくた
97
Ⅳ 業務状況
28 パーキンソン病・運動障害疾患センター(Parkinson
disease & Movement Disorder Center:略称 PMD センター)
めに、ニューズレターを発行している。会員(サポーター)は定期的な症状評価を受け、この
臨床情報データベースに基づき治験等のマッチングをする仕組みである。マッチングの結果を
サポーターに連絡し、実際に治験等に参加していただくかどうかはサポーターご自身で決めて
いただく。2013 年 2 月よりまず当院通院中の患者を対象にサポーター募集を開始した。
(2)レビー小体型認知症グループ
パーキンソン症状と共に認知症状、幻覚、妄想などの精神症状が出現しやすい本疾患に対し、
神経内科と精神科が協力して診療にあたるとともに、早期発見方法についての検討を進めた。
(3)小脳失調・ハンチントン病グループ
診療科と遺伝カウンセリング室が一体となり、臨床診断、遺伝カウンセリング、遺伝子診断を行っ
ている。研究所と神経内科との共同研究でハンチントン病をはじめとする triplet repeat 病す
べてに応用可能な新たな治療法の開発を行っている。
(4)ジストニアグループ
痙性斜頸、眼瞼スパスムなどへのボツリヌス治療の他、パーキンソン病グループと共同して、
パーキンソン病関連疾患の姿勢異常(腰曲がり、頸下がりなど)、すくみ足に対する治療を行い、
新たな治療法開発を進めた。
(5)嚥下障害グループ
NST(栄養サポートチーム)と協力し、嚥下障害の評価、嚥下指導とともに、簡易嚥下障
害質問表の開発や誤嚥発現予測などの臨床研究を進めた。
3)特徴と展望
PMD は現在わが国で 16 万人程度の患者がいるパーキンソン病を除いてはほとんどが 1000数万人程度の希少疾患である。当センターで診療する PMD 患者数はわが国で最も多いと考え
られ、この実績を生かした臨床的な分類、新たな治療法・ケアの方法論の開発、さらに病態解
明、治療法開発のための基礎研究を進めていること、その成果を基にした医療関係者向けの研
修、患者家族向けの教育を進めていることが特徴である。さらに PMD センターでは対象疾患
の臨床データや検査結果、血液、脳脊髄液、DNA などを収集し患者に理解と協力を求めてい
る。この一環として、生前同意に基づくブレインバンク(link: http://www.brain-bank.org/
index.html)を推進している。
2013 年度は我々が開発したパーキンソン病の腰曲がりへのリドカイン療法について、多く
の反響を得て、講習会等の希望も受けていることから、二重盲検試験の結果の公表後、講習
会を企画する予定である。また、2012 年度末から開始した Team JParis の活動を進め、他院
に通院中であるが当院で行う治験等への参加を希望される方に対象を広げていく予定である。
また心理的サポートをより増強するために、専任の臨床心理士による症状・問題点の把握と
CBT をさらに進め、パーキンソン病・運動障害疾患のトータルケアの確立をめざす。
98
Ⅳ 業務状況
29 地域精神科モデル医療センター
29 地域精神科モデル医療センター
1)概要
(1)目的
地域精神科モデル医療センターは、統合失調症、双極性障害、重症うつ病など重度の精神が
いを持つ人の地域生活支援を目的とした、病棟・リハビリテーション部・研究部など他部門が
連携する実践・研究チーム(multidisciplinary team)である。具体的には、精神障がい者の
地域生活を可能にする早期退院支援、急性期ケアマネジメント、在宅訪問(アウトリーチ)、
多職種による支援、就労支援などの効果的な実践の開発を通し、精神障がい者に最良のサービ
スを提供することを目的としている。
(2)主な業務内容
当センターは、国立精神・神経医療研究センター病院の第一精神診療部 , リハビリテーショ
ン部 , 医療福祉相談室 , 在宅支援室の各部門と精神保健研究所社会復帰研究部が連携して活動を
実施している。具体的には、入院時から退院を意識したサービスの提供やケアマネジメントの
実施、病棟スタッフとリハビリテーションスタッフとの円滑な連絡体制の構築、地域滞在を実
現させる多職種アウトリーチ活動の実施、あるいはデイケアでの作業療法や就労支援などの提
供があげられる。
(3)スタッフ構成
地域精神科モデル医療センター長(伊藤順一郎、精神保健研究所・社会復帰研究部 部長)。
病院(安西信雄、有馬邦正、平林直次、坂田増弘、岡崎光俊、富沢明美、大迫充江、等々力信子、
伊藤明美、根岸典子、上代陽子、岡佑美、大島真弓)、社会復帰研究部(吉田光爾、佐藤さやか)
2)実績
(1)主たる活動
精神障がい者の地域生活を支援にするために、下記の活動を実施した。
①在宅支援室におけるアウトリーチ活動の強化
・スタッフの増員
スタッフ数常勤換算 5.5 名のうち、PSW2 名,OT1 名(常勤換算 2.7 名)を研究費により
配置
・新規導入者数 2010:17 名→ 2011:20 名→ 2012:24 名へ増加
・実支援者数(ユニークユーザ数)2010:38 名→ 2011:51 名→ 2012:71 名へ増加
・年間目標訪問件数:2010:1015 件→ 2011:1564 件→ 2012:2506 件へ増加
②デイケアにおける個別支援、就労支援の強化
・スタッフの増員
スタッフ数常勤換算で 7.8 名のうち、CP2 名 , 就労支援担当 PSW1 名 ,(常勤換算 2.3 名)
を研究費により配置
※ EBP でもある医療機関内に就労支援専門員を配置した Individual Placement and
Support(IPS)モデルの就労支援は国内では先進的な取り組み
・多職種チーム(MDT)によるケアマネジメントの徹底→新規通所者の獲得とドロップア
ウトの防止
・精神科専門療法(*)で算定された月平均の診療報酬(点):2010:803192 点→ 2011:
883553 点→ 2012:869074 点で推移
※ *2010 年度はデイケア、ショートケア、デイナイトケア、外来作業療法および早期加算
の和、2011 年度および 2012 年度はデイケア、ショートケアおよび早期加算の和、2012 年
度は 2012 年 4 月から 2013 年 2 月までの 11 か月間の平均値
99
Ⅳ 業務状況
29 地域精神科モデル医療センター
・ 1 日平均通所者数 2010:51.1 名→ 2011:64.5 名→ 2012:61.9 名で推移
・就労および就学者数 2009 ※:7 名→ 2011:20 名→ 2012:27 名に増加
※ 2010 年は就労および就学に関するデータ収集が未実施のため , 記録が整理されていた
2009 と比較
(2)合同臨床検討会(Clinical myology conference)(詳細はⅤ 教育・研究を参照)
精神科病棟(合計 4 病棟)、在宅支援室及び社会復帰研究部によるサービス調整会議(各病
棟毎月)、在宅支援室ケースカンファレンス(毎週)、在宅支援室運営ミーティング(毎週)リ
ハビリーション部運営カンファレンス(毎週)、臨床チームリーダーミーティング(毎週)及
び地域精神科モデル医療センター運営のための推進会議(毎月)を実施した。
(3)論文、講演
原著論文、総説、講演など多くの実績がある。重複するので、各科の業績を参考のこと。
(4)臨床研究
研究 1:全国の ACT 事業所のうち診療報酬を用い運営される 7 カ所を対象に診療報酬の状況
を把握した。結果、対象事例に対する月の総臨床時間の 40.9% である 602 時間 21 分が無報酬となっ
ていた。現状では ACT を行う場合、訪問看護等での診療報酬制度では十分運営できないこと
が明らかとなった。
(多職種アウトリーチチームのサービス記述および効果評価に関する研究:
厚労科研地域モデル班 ;H23- 実用化(精神)- 指定 -001)
研究 2:全国 6 つの研究参加施設において認知機能リハと援助付き雇用モデルによる就労支
援の組み合わせによる支援に関する効果検討を行うため ,RCT 研究を開始した。初年度である
2011 年は参加群・対照群とも 30 名程度の研究同意を得た。最終的には両群 60 名程度の同意を
予定(海外の先行研究とほぼ同様 , 検出力計算済)
(日本版個別援助付き雇用モデルと認知機能
リハビリテーションを用いた就労支援が精神障害をもつ人の就労に与える影響に関する研究:
厚労科研地域モデル班 ;H23- 実用化(精神)- 指定 -001)
研究 3:臨床スタッフ 332 名(国立病院機構の 3 病院)を対象に、パイロット調査を実施
し、スタッフの「ストレングス志向の支援態度」(3 下位尺度:Person-Centered Approach,
Shared Decision Making, Strength-Focused Approach)を測定する自記式評価尺度を開発
した。開発した尺度などを用いて、介入群(n=96)と対照群(n=89)ベースライン調査を実
施した。(モデル導入・実施が支援スタッフの意識・態度に及ぼす影響の検討:厚労科研地域
モデル班 ;H23- 実用化(精神)- 指定 -001)
3)特徴と展望
臨床的知見から:
・在宅支援室(PORT):センター立ち上げ前と比して、新規導入者数、実支援者数ともに増
加しており、訪問件数は前年度比 1.6 倍となっている。H25 年 4 月から始まったスーパー救急
病棟の運用とも連携できるよう、従来の 2 人訪問からよりスキルの熟練が必要な 1 人訪問に支
援方法もシフトし、より多く訪問にいける体制を整えつつある。
・デイケア:1 日の平均通所者数は前年度より若干減少した。これは就労支援が活発になった
ことにより「居場所型デイケア」から「通過型デイケア」へデイケアの在り方がシフトしてい
ることの証左と考えられる。診療報酬点数でみると前年度比で 2% 減とそれほど大きな減少で
はなく、その一方で就労者数は 2 倍以上となっている。病院全体の収益に配慮しつつ、就労を
主とした社会復帰に取り組む「卒業できるデイケア」の体制が確立されつつある。
研究的知見から:
厚労科研地域モデル班(H23- 実用化(精神)- 指定 -001)による研究が複数実施されており、
2013 年夏以降に成果のとりまとめに入る予定である。
100
Ⅳ 業務状況
30 睡眠障害センター(Sleep Disorders Center)
30 睡眠障害センター(Sleep Disorders Center)
1)概要
(1)目的
睡眠障害は様々な診療科で診療を行っている、極めて頻度の高い疾患である。また、睡眠不
足や睡眠障害は精神・神経・身体疾患と深く関係しており、睡眠障害の治療や睡眠時間の確保
が、こうした疾患の予防や症状改善につながる。さらに、脳科学や社会学としての睡眠研究が
進歩している。そのため、様々な診療科あるいは研究部門が連携して対応することが求められ
てきた。睡眠障害センターは、様々な睡眠障害に対して、診療科横断的に最良の医療を提供す
ること、臨床研究や基礎研究から病態解明や新たな治療法を開発すること、正確な情報を発信
すること、を目的に 2012 年度設立された。
(2)主な業務内容
センター病院の精神診療部、神経内科診療部、歯科などの診療科や、臨床検査部、看護部な
どの多部門が連携して診療にあたる。また、精神保健研究所の精神生理研究部や神経研究所の
疾病第三部などと連携し、臨床研究や基礎研究を進める。睡眠や睡眠障害に関する情報を発信
するとともに、セミナーなどを開催しスペシャリストを育成する。
(3)スタッフ構成
センター長(亀井雄一)、精神診療部(有馬邦正、野田隆政、渡辺雅子、山田麻紀、塚田恵鯉子、
谷口豪)、神経内科診療部(村田美穂、古澤嘉彦)、歯科(福本裕)、臨床検査部(吉田寿美子、
田島紹吉、磯敬、木村綾乃)、看護部(宗方麻里、大柄昭子、坂本岳之、島崎みゆき)、精神保
健研究所・精神生理研究部(三島和夫、肥田昌子、守口善也、北村真吾、野崎健太郎、元村祐
貴)
、神経研究所・疾病研究第三部(功刀浩)
2)実績
(1)診療活動
睡眠障害専門外来にて新患診察および再来診察を行っている。新患患者数は、319 名(2011
年度は 267 名)であり、そのうち紹介患者数は 265 名(83.1%)であった。診断・治療効果
判定などに必要な終夜睡眠ポリグラフ検査(Polysomnography:PSG)、入眠潜時反復検査
(Multiple Sleep Latency Test:MSLT)は 3 南病棟にて行っている。2012 年度は、月曜日 ~
火曜日に、週 1 回 4 人同時に行った。検査総数は 185 件(2011 年度は 147 件)であり、PSG が
145 件、MSLT が 40 件であった。簡易 PSG は、外来患者と精神科入院患者を対象に実施し、
検査数は 114 件(2011 年度 7 件)であった。神経内科との連携は、通常の睡眠障害専門外来
への紹介のほかに、パーキンソン関連疾患の 2 週間検査入院時に睡眠障害に関するスクリーニ
ングを実施し問題がある場合には治療的介入をする体制を、また PSG に神経内科枠を 1 枠設け、
速やかに検査を実施する体制を構築した。歯科において、睡眠時無呼吸症候群に対する口腔内
装具の作製を行った。概日リズム睡眠障害に対する高照度光治療を中心とした入院による時間
生物学的治療プログラム(入院病棟 5 南病棟)を行った。
(2)研究活動
研究所と病院が緊密に連携し、睡眠障害の病態生理解明、新たな治療法の開発に取り組んで
いる。
睡眠障害専門外来において、不眠症に対する認知行動療法(Cognitive Behavior Therapy
for Insomnia:CBT-I)の有効性の検討をしている。不眠症に対する主な治療法は薬物療法で
あるが、CBT-I の有効性が確かめられれば、不眠症に対する非薬物的治療法が開発されるとと
もに、睡眠薬の減薬プログラムの開発が可能となる。また、神経内科外来の調査から、パーキ
101
Ⅳ 業務状況
30 睡眠障害センター(Sleep Disorders Center) ンソン関連疾患では高率に睡眠障害が併発していることを明らかになった。その中でも問題と
なる不眠症に対して、
神経内科と連携のもと CBT-I を行い、その有効性の検討を開始した。パー
キンソン関連疾患の不眠に対する新たな(非薬物的)治療法開発につながる試みであり、不眠
の改善がパーキンソン関連疾患そのものの症状改善につながることが期待される。
睡眠障害診断システム構築
(睡眠障害および睡眠研究用プラットフォームの構築に関する研究:
主任研究者 三島和夫)を睡眠障害専門外来・神経内科外来・うつ病専門外来において実施し
た。このシステムが確立されれば、ある程度の精度をもった診断がオンライン上で可能となる。
精神保健研究所・精神生理研究部では、睡眠覚醒や体内時計のメカニズム解明のための研究、
睡眠不足や不眠症に陥った人々の脳機能の変化と原因究明研究を行っている。睡眠障害専門外
来の概日リズム障害・中枢性過眠症・季節性うつ病・不眠症などの患者を、皮膚生検や血液の
採取および不眠症患者を画像研究へ導入した。
(3)教育・社会活動
日本睡眠学会認定医療機関として、レジデント教育、睡眠専門医育成、症例検討会(月 1 回)、
レクチャー(月 1 回)などを行った。また、メンバーによる市民公開講座や教育講演などの啓
発活動を行った。さらに、10 月には不眠症に対する認知行動療法セミナー(CBT-I)を開催し、
CBT-I を実施できる人材育成を行った。精神保健研究所・精神生理研究部とは、外来カンファ
レンス及び臨床研究打ち合わせを週 1 回行い、意見交換した。2012 年度新しく開設された当セ
ンターの周知を図るべく、パンフレット(患者向け、医療機関向けの 2 種類)を作製し関係機
関などに配布すると同時に、ホームページも作成し、情報発信に努めた。
3)特徴と展望
睡眠障害は様々な診療科にまたがる疾患であるが、診療する医療機関の多くは睡眠時呼吸障
害であり、不眠症・過眠症・概日リズム睡眠障害などを専門的に診療できる医療機関は非常に
少ない。また、精神・神経疾患に併存する睡眠障害は、診断・治療の上で大きな問題となるが、
これも専門的に診療できる医療機関はほとんどない。当センターは、すべての睡眠障害に対し
て、多部門の連携のもと最新の検査・治療が可能であることが特徴である。特に、概日リズム
睡眠障害、過眠症、不眠症の非薬物治療、精神・神経疾患に併存する睡眠障害などの他施設で
は治療困難な睡眠障害に対応できるのが大きな特徴である。同時に病因解明、新しい治療法開
発などの基礎研究も日本をリードしている。
今後、診療と研究をより有機的に融合させ、新たな臨床研究や基礎研究の結果を臨床応用す
る試みなどを推進していきたい。さらに、最新の情報を発信するとともに、睡眠医療に関する
スペシャリストの育成にも力を注いでいきたい。
102
Ⅴ 研修・教育
Ⅴ
研修・教育
1 研修医
2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医
1 研修医
1)精神科(協力型病院として)
2004 年度から新研修医制度が始まり、専門病院である当院は協力型病院となっている。従っ
て、
当院で研修を行う研修医は、必修化された短期間精神科研修を行うローテーターのみである。
医師の初期研修の一環として、5 施設から合計 25 名の精神科研修をうけいれた。依頼元は、
国立病院機構東京災害医療センター(研修者 12 名)、公立昭和病院(7 名)、東京北社会保険病
院(3 名)、国立病院機構西埼玉中央病院(2 名)、多摩北部医療センター(1 名)であった。
研修医は、4 北(急性期閉鎖病棟)、5 南(うつストレスケア、開放病棟)、5 北(亜急性期
閉鎖病棟)の 3 病棟の一つに配属され、4 週間から 6 週間、配属病棟で副主治医を務める共に、
この期間中に外来ポリクリ、配属外の各病棟・診療部門等の訪問を行った。研修内容は、気分
障害、統合失調症、認知症などのプライマリケア レベルの診断と治療である。短期間の研修
ではあるが、当院での精神科初期研修の経験を契機に、当院のレジデントに応募する者がいる。
2)リハビリテーション部
身障リハビリテーション科に公立昭和病院より 1 週間の研修(地域医療研修の一部として)
を 2 名受け入れた。
2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医
1)精神科障害課程
3 年間のレジデント課程ならびにチーフレジデント・専門修練医課程がある。
(1)レジデント課程
まず、
レジデント課程は、
2 年間の初期研修を経験した医師が対象となる後期研修課程である。
統合失調症や気分障害、脳器質性または症状性の精神障害、神経症性障害、パーソナリティ
障害、てんかん、睡眠障害、並びにアルコール・薬物関連精神障害等の精神科医療全般を対象
とするが、特に専門分野毎に集中した診断と治療のための研修プログラムを通じて、多岐にわ
たる精神障害に対して責任ある精神科診療が可能となるための専門的知識と技術を習得すると
共に、臨床研究への関心も培うことを目的とする。本課程を通じて、『精神保健福祉法』の定
める「精神保健指定医」の資格取得に求められる精神科臨床経験を得ることができる。更に日
本精神神経学会精神科専門医の研修項目を網羅することにより、精神科専門医の資格取得を可
能にしている。更に、レジデント研修は専門研修に対する要求も多彩であり、単なる「精神保
健指定医」の資格取得の枠にとらわれず、意欲ある医師には臨床研究に参加することを勧めて
いる。精神科コースのレジデントは、司法精神医学病棟(8,9 病棟)で短期間の司法精神医学
研修コースに参加することができる。
(2)チーフレジデント・専門修練医課程
レジデント課程を修了した、あるいはこれに相当する知識と技術、並びに経験を有する者を
対象として、精神疾患の診断・治療・研究に求められる高度に専門的な知識と技術を獲得し、
精神疾患の専門的医療と臨床研究に従事することが可能な医師を育成することを目的とする課
程である。専門修練医から常勤医師に採用されることがある。
(3)2012 年度の主な内容
日本精神神経学会の精神科専門医制度が 2007 年に開始されたことから、第一精神診療部長
が精神科研修教育担当者となり、研修教育を行っている。研修委員会では、スタッフ医師とレ
107
Ⅴ 研修・教育
2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医
ジデントの委員が参加し、教育研修プログラムを精神科専門医制度カリキュラムに基づくよう
充実、改編を行った。初期 ・ 中期クルズスの項目立ても専門医制度のカリキュラムに対応する
ように改編されたが、2012 年度は研修手帳を活かした指導医による評価法も一段と充実した
ものとなった。診療部長のもとでスモールグループによるスーパービジョンも継続している。
2012 年度のレジデントは、1 年が 7 名、2 年が 8 名、3 年が 1 名で計 10 名、チーフレジデント 2 名、
専門修練医は 1 名である。2012 年度に精神保健指定医を修得した者 3 名、日本精神神経学会精
神科専門医を取得した者 1 名であった。
2)司法精神医学コース
我が国でも医療観察法が 2005 年に施行され、続いて 2009 年には裁判員裁判制度が開始され、
精神鑑定や司法精神医療に関する専門的知識を持つ精神科医に対する社会的ニーズがかつてな
いほどの高まりを見せている。本プログラムは、このような背景を踏まえ、司法精神医療の専
門的知識・経験を持つ精神科医を養成することを目的とした実践的教育プログラムである。
2012 年度には、2011 年度に引き続き 1 名が在籍し、熊本大学の医局より 1 名が新たに加わっ
た。主な研修内容は、
「鑑定業務」、
「臨床診療業務」、
「研究業務」であった。鑑定業務としては、
簡易鑑定を担当し精神衛生診断書を作成した。嘱託鑑定および公判鑑定では、鑑定人として鑑
定の実務に関わった。臨床業務としては、医療観察法病棟において担当医として実務を経験した。
厚生労働省の実施する「障害者対策総合研究事業」および「こころの健康科学研究事業」に分
担研究者または研究協力者として参加し、研究調査を推進し研究報告書の作成に深く関わった。
司法精神医学会においては、鈴木裕樹研究基金の支援を受け、重大な他害行為を行った精神障
害者の神経心理学及び脳形態学的特徴に関する研究を実施した。また、社会人大学院を継続した。
在籍者:永田貴子、柏木宏子
3)神経内科コース
神経内科では 3 年目からの通常の後期研修コースのほか、すでにある程度一般病院で神経内
科の経験があるが、一般病院では十分研修できない神経変性疾患、免疫性疾患、筋疾患等を経
験するために、当院での研修を希望する、あるいは現在勤務中の病院神経内科の上司より推薦
された研修をうけいれる場合も多い。2012 年度は卒後 3 年目 1 名、4 年目 1 名、5 年目 2 名、7 年
目 2 名、10 年目 1 名(上級専門修練医)が研修を行った。様々な地域からやる気のある若手が
集まり、切磋琢磨している。
(1)プログラムの名称
国立精神・神経医療研究センター病院 神経内科レジデント教育プログラム
(2)プログラムの目的と特徴
目的は神経内科専門医に求められる神経疾患の診断・治療に関する知識と技術を修得し、社
会に対して責任を持って独立した神経内科の専門医療が行えるようになることである。
神経、精神疾患の高度専門医療施設である当院の特徴をいかし、神経内科の研修のみならず、
精神科、脳外科、小児神経科との連携により神経系全般に対しての知識と経験を深めることが
可能である。さらに、同キャンパス内の神経研究所、精神保健研究所のセミナー等に参加する
ことにより基礎研究の考え方にふれながら、臨床研修を積むことが可能である。当科ではとく
にパーキンソン病、ハンチントン病などの神経変性疾患、多発性硬化症などの免疫性疾患、筋
ジストロフィーなどの筋疾患を専門にしているので、これらの疾患の臨床診断、遺伝子診断、
治療、生活指導までの包括的に研修することが可能である。
日本神経学会認定教育施設であるので、3 年間の臨床研修により、日本神経学会の専門医試
験を受験することが可能である。研修は同学会の定めたガイドラインに基づき、神経内科専門
108
Ⅴ
研修・教育
2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医
医として必要な診断・治療・生活指導などの知識と技術を習得する。
なお、病棟は現在約 100 床(神経変性疾患を中心とする障害者病棟 50 床、筋疾患を中心とす
る筋ジストロフィー病棟 20 床、急性期病棟 30 床)である。
★専門研修修練医制度
なお、
当院の後期研修プログラムは 3 年間であるが、本人の希望と選抜により「専門研修修練医」
として、神経内科のなかでもサブスペシャリテイーを追求し、一部基礎研究も含めたより専門
的な研修が可能である。
さらに、一定のカリキュラムの履修により、提携を結んでいる山梨大学・千葉大学両大学院
の博士号取得が可能である。
(3)指導医リスト
当科スタッフは全員神経内科専門医であり、スタッフ全員でレジデントの指導に当たっている。
(4)研修内容と到達目標
日本神経学会卒後研修到達目標に準拠する。
① 診察
神経内科の診断で最も重要な問診と神経学的診察法を学ぶ。画像診断や遺伝子診断の発達し
た現在もやはり、新しい疾患や新しい治療法の発見は自分の五感を使い、患者さんからすべて
の情報を引き出すことである。問診と診察により診断を組み立てる過程を身につける。
② 検査
研修到達目標にあるように針筋電図、神経伝導速度などの生理検査については 1 人で検査ができ、
かつ結果の判定ができるようになる。神経筋病理については指導のもと、一人で神経・筋生検、
および簡単な染色をして、所見を取れるようにする。また CPC を担当する。当院臨床検査部、
神経研究所疾病研究第一部には 6000 例をこえる筋疾患バンクがあり、年間 700 例をこえる検体
の診断を行っているので、神経筋病理専修期間中はこのバンクを生かして研修する。
画像診断は病棟主治医期間は毎週の放射線科医とのフィルムカンファレンスにて研修した。
③ 治療
当院ではパーキンソン病、ハンチントン病、ジストニアなどの movement disorder、ALS,
脊髄小脳変性症などの変性疾患、多発性硬化症をはじめとする免疫性疾患、筋ジストロフィー
をはじめとする筋疾患を専門としており、比較的稀少な疾患を多数経験可能である。パーキン
ソン病については薬物コントロールによりかなりの ADL の改善を得ている。さらに機能外科
が専門である脳外科との連携により適応症例については外科治療も進めている。神経内科病棟
の一部は障害者病棟であるので、時間をかけて丁寧に薬物コントロールをすることや、外科適
応症例を選ぶことで ADL,QOL の改善を得ることを学び、実践する。それぞれの疾患の薬物
治療を学ぶとともに、リハビリテーション部、ソーシャルワーカーなどとの連携により患者さ
んおよびご家族への生活指導も重要な治療の一部であり、これについても学ぶ。ジストニアに
ついても多数の症例を内服薬およびボツリヌス治療および外科治療を組みあせての治療法を学
ぶ。多発性硬化症も軽症例から治療困難症例までを多数経験することにより、様々な治療法を
学ぶ。筋ジストロフィーをはじめとする筋疾患は診断とともに、呼吸・循環管理をはじめとす
る全身管理を学ぶ。さらに筋ジスの遺伝子治療などの臨床研究も始まろうとしており、これら
の先端医療にも参加する。
④ 遺伝カウンセリング
神経疾患は遺伝性疾患も多く、遺伝子診断をする場面も多いが、遺伝子診断の特殊性を十分
に認識する必要がある。当院は日本人類遺伝学会の認定を受けた教育施設であるので、3 年間
の教育により臨床遺伝専門医受験資格を得ることが可能である。遺伝カンファレンスに出席し
遺伝カウンセリングの実際について研修することが可能である。
109
Ⅴ 研修・教育
2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医
⑤ 臨床研究
3 年間の研修中に症例報告も含め 2 本の論文を書くことを目標にしている。自分の考えを筋
道をもってまとめ、相手に理解していただける論文を書くことは論理的思考の訓練に重要である。
2-3 年目には臨床研究プロジェクトに参加したり、臨床研修中に抱いた素朴な疑問や興味の一
部を明らかにすべく、計画をたてデータを集め科学的に結論を導き出す訓練をする。パーキン
ソン病は 900 例程度多発性硬化症 400 例・脊髄小脳変性症 300 例と多いほか、稀少な疾患の症
例が集積しているため、これらを利用して臨床研究を進めることが可能である。また研修の一
環として、特に 2 年目以降に日本神経学会総会で臨床研究の発表を行うことが求められている。
⑥ 行事
当科独自の行事としては、毎週水曜日の回診、神経内科ジャーナルクラブ、神経内科クリニ
カルカンファレンス(CC)のほかに、毎週月曜日朝、レジデントが主体となり、抄読会を行っ
ている。他科との合同カンファレンスとしては、月曜日夕のてんかんカンファ(脳神経外科、
小児科、精神科)、火曜日朝てんかん抄読会(精神科)、木曜午後の神経研究所での筋生検検討
会、金曜日朝の筋疾患カンファ(小児科)、などが行われた。さらにリハビリ科とは毎月定期
的にカンファレンスを行い、患者情報・治療方針を検討している .
また、基礎研究の入門として、レジデントを主体として神経研究所第 4 部永井室長、IBIC 花
川室長らとそれぞれ月 1 回の勉強会を開催している。
参 考:日本神経学会 神経内科卒後研修到達目標 臨床神経 1998:38:593-61
4)小児神経科コース
(1)プログラムの目的と特徴
小児科医が小児神経専門医を目指すためのプログラムである。当科では初期臨床研修(総合
研修ローテーション)修了後すぐには受入れない。本コースをとるためには一般小児科(新
生児科を含む)研修を最低 3 年間行っていることを条件とする。従って最短でも卒後 6 年目以
降の研修となる。本プログラムは原則 3 年コースであるが、2 年コースで受入れる場合もある。
毎年 4 月 1 日開始とする。
多くの患者診療を行うことによって、小児神経科医としてのオールラウンドな診療技術の向
上と多くの最新知識を含めた必要な知識や技能を得ることを最大の目的とする。診療に当たっ
て対象疾患は決して小児神経科疾患だけに限らず、全人的に患者の健康上の問題を把握しケア
する力を身につけることを目指す。
当科では知的障害や身体障害などをもつ患者が多い。すべての患者・家族の人格と人権を尊
重することが大切である。重篤な疾患や重度の障害をもつ患者が多いので、常に真摯な態度で
患者や家族と接し、医療技術だけでなく心理的援助も行うことができる医師を養成する。
他科の医師や病院内コメディカルとも良好な人間関係を築くことが大切である。
自己の意見を適切に発表でき、後進の医師の指導もできるようにする。
ここで得た技術や知識を最大限に発揮することにより、将来の小児神経のリーダーとして地
域の核となるような人間味あふれる小児神経科医を育成する。
(2)研修内容と到達目標
必須項目
【診療】
①最初の 2 年間は小児神経疾患・筋疾患病棟と重症心身障害病棟に配属され、入院患者の主治
医となって責任を持って診療に当たる。検査結果の整理や退院抄録の作成などは遅滞なく行
うことが求められる。この期間に 1 ヶ月間外来専属として外来診療を学ぶ。希望に応じて他
科の短期研修が入ることもある。3 年目は選択制とし、基礎系選択(神経研究所、精神保健
研究所、臨床病理、放射線科など)半年間、臨床系選択(小児神経科、神経内科、精神科、
110
Ⅴ
研修・教育
2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医
脳神経外科、リハビリテーション科など)半年間としている。
②小児神経科外来では、外来当番制をとり新患患者の予診とりや救急患者などの診療・処置な
どを行う。また生理・画像検査の鎮静を行うこともある。入院時に受け持った患者の主治医
として外来フォローを行う場合がある。
③小児神経科当直を行い、救急患者や入院患者の対応を行う。
【検査および診療】
④画像カンファレンスで画像診断技術の基礎的知識から最新知識まで身につけ、多数の画像を
読む力をつける。
⑤神経生理学的検査を実際に行い、基礎的手技から所見の解釈の仕方まで学習して、多数の結
果を読む。脳波や誘発電位や筋電図などに習熟する。
⑥筋生検を実際に行い、検体採取から検体処理、そして結果の読み方まで総合的に学習する。
そして神経・筋疾患患者の包括的医療にも習熟する。
⑦てんかん精査に関する一連の検査を実際に行い、検査及び結果評価に習熟する。
【学習】
⑧症例カンファレンスを担当し、特定の疾患についてじっくりと深く勉強する。
⑨病院内外の研究会・学会に参加し、症例報告や研究報告を行う。一人で準備から発表までで
きるように訓練する。
⑩抄読会で英語論文を読む。他にも多数の英語論文を熟読し、英語論文が日常的に読解できる
ようにする。
⑪毎日の subspeciality 勉強会に参加し、小児神経学に関する幅広い専門知識を身につける。
⑫近隣の自治体で行われる乳幼児健診に参加し、発達スクリーニングを行う。
⑬近隣の特別支援学校の修学旅行に付き添い、学校における障害児の生活に触れる。
努力項目
①自分が学会で発表した症例報告や研究報告は、できるだけ論文の形で残すようにする。ただ
し、論文発表の権利は原則レジデント退職後 1 年間までとする。
②院外の重症心身障害児施設などの当直等を行うことにより、施設の業務を知る。
③学会やセミナーなどに出席し、知識を増やし、人の繋がりも増やす。
④指導医より、研究テーマが与えられたときは必ずやり遂げるよう努力する。
⑤自身のテーマに沿った研究を行うため神経研究所等での業務を認めることがある。
【週間スケジュール】
毎朝 8 時より勉強会。8 時 45 分より朝のミーティングを行う。
回診・症例検討会などの重要行事は、水曜日に集中している。
AM
PM
8:00 8:45 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7
月
勉強会
神経解剖
病棟・外来
病棟・外来
てんかん
症例検討回
火
勉強会
神経病理
病棟・外来
病棟・外来
遺伝カウンセリング勉強会
(月 1 回 15:30 ~ 16:30)
神経生理学
勉強会
水
画像
カンファレンス
病棟・外来
木
勉強会
てんかん
病棟・外来
金
勉強会
筋疾患
病棟・外来
抄読会、
新患・退院
カンファレンス
回診
病棟・外来
筋病理カンファ
(TMC15:00 ~)
てんかん
病理
遺伝
勉強会
症例検討会
ビデオ脳波
検討会
病棟・外来
8:45 ~ 9:00 朝のミーティング
111
Ⅴ 研修・教育
2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医
(3)指導医リスト
小児神経診療部長:佐々木 征行 新潟大医 昭和 58 年卒、
小児科学会専門医、小児神経専門医、小児神経学会評議員、重症心身障害学会評
議員、身体障害者福祉法指定医
小児神経科主任医長:須貝 研司 東京大医 昭和 56 年卒、
小児科学会専門医、小児神経専門医、てんかん学会専門医 ・ 指導医、臨床神経生
理学会認定医、小児神経学会理事、てんかん学会理事、身体障害者福祉法指定医
小児神経科医長:中川 栄二 筑波大医 平成元年卒、
小児科学会専門医、小児神経専門医、てんかん学会専門医、臨床遺伝専門医、小
児精神神経学会認定医、こどもの心相談医、小児神経学会評議員、てんかん学会
評議員、身体障害者福祉法指定医
小児神経科医長:小牧 宏文 熊本大医 平成 2 年卒、
小児科学会専門医、小児神経専門医、臨床遺伝専門医、小児神経学会評議員、身
体障害者福祉法指定医
小児神経科医長:斎藤 義朗 東京大医 平成 5 年卒、
小児科学会専門医、小児神経専門医、てんかん学会専門医、小児神経学会評議員、
身体障害者福祉法指定医
小児神経科医師:齋藤 貴志 筑波大医 平成 11 年卒、
小児科学会専門医、小児神経専門医、てんかん学会専門医
小児神経科医師:石山 昭彦 富山大医 平成 12 年卒、
小児科学会専門医、臨床遺伝専門医、身体障害者福祉法指定医
他に、埜中征哉名誉院長、神経研究所 後藤雄一部長、伊藤雅之室長、精神保健研究所 稲垣
真澄部長など
学会研修施設:小児神経学会研修施設、てんかん学会研修施設、臨床遺伝専門医研修施設
5)放射線診療部
重本蓉子
(大分大学卒、
山口大学放射線科)が 4 月から新しくレジデントとなり、木村有喜男(秋
田大学卒、自治医科大学放射線科)と神谷昂平(東京大学卒、東京大学放射線科)が 2011 年
度に引き続きレジデントを継続した。当部門では医療研究生、技術研究生も積極的に受け入れ
ており、外部にも開かれた環境となっており、活発に研究活動が行われている。
(1)プログラムの名称
国立精神・神経医療研究センター病院放射線診療部レジデント教育プログラム
(2)プログラムの目的と特徴
放射線診療に携わる医師のための、特に中枢神経の画像診断に重点を置いた 3 年間の研修プ
ログラムである。放射線科診断医の主な診療業務は、様々な画像検査を行い、それに基づく診
断をし、レポートを作成し、依頼医にその情報を伝えることである。当科では大学病院と同様
のあらゆる放射線診療機器が備わっており、幅広くかつ高度な放射線科診療研修を行うことが
可能である。また他科や近隣施設とのカンファレンスを通じて他科の医師との協力体制を会得
する。本プログラムでの目的の第一は、放射線科診断医として必要な診療技術と知識を修得す
ることであり、第二の目的は中枢神経の画像診断専門医をめざすべく、さらに深い専門知識と、
研究のアプローチの方法を学ぶことである。放射線科はセンター内の脳病態統合イメージング
センター(Integrative Brain Imaging Center :IBIC)においても研究を中心とした研修を行っ
ている。
当施設は日本医学放射線学会の修練協力機関であるので、日本医学放射線学会の放射線科認
112
Ⅴ
研修・教育
2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医
定医合格後 2 年間の臨床研修により、専門医試験を受験することが可能である。研修は同学会
の定めた放射線科専門医研修ガイドラインに基づき、放射線科専門医として必要な知識と技術
を習得する。
(3)指導医リスト
放射線診療部長:佐藤 典子 群馬大医 昭和 62 年卒、
日本放射線学会専門医、日本磁気共鳴学会評議員、PET 核医学認定医、第 1 種放
射線取扱主任者
放射線診療部医長:中田 安浩 東京大医大学院 平成 21 年卒、
日本放射線学会専門医、日本核医学会専門医
放射線診療科医師:伊藤 公輝 弘前大医 平成 14 年卒、
日本放射線学会専門医、日本核医学会専門医、PET 核医学認定医、第 1 種放射線
取扱主任者
(4)プログラムの内容
必須項目
①単純写真、CT、MRI、SPECT、PET の基本的な読影能力を身につける。
② CT、MRI、SPECT、PET の原理と画像化の過程を理解する。また実際に検査に付き、検
査法を理解、習得する。
③上記検査に立ち会う際に、疾患に応じて適切な撮像方の指示が出せる。
④中枢神経における一般的な疾患の概念を理解し、正しい診断にいたる検査を立案し、読影す
ることができる。
⑤検査に使用する造影剤の副作用を理解し、副作用発生時には適切な対処をする。
⑥診断レポートの記載が正しくできる。
⑦チーム医療のうえで他の医師及び医療メンバーと強調する習慣を身につける。
⑧他科のカンファレンスに参加し、臨床サイドの考え方を理解し、より良い医療を行う姿勢を
身につける。
努力項目
①中枢神経領域における比較的稀な疾患概念を理解し、正しい診断にいたる検査を立案し、読
影することができる。
②超音波検査法にて臓器の描出、診断ができる。
③日本放射線学会専門医取得に取り組む。
④日本核医学学会専門医取得に取り組む。
⑤研究課題に取り組み論文を作成する。
⑥精神・神経医療研究センターあるいは多摩地区、関東地区で開催される各種研究会に積極的
に参加する。
⑦国内外で開催される関連学会に出席、発表する。
症例検討会
毎週水曜日夕方の画像カンファレンスに参加し、レジデントが症例提示を行う。
隔週火曜日の昼休みには、スタッフが講義する “ 若手のための勉強会 ” に出席する。
また、毎月行われる院外の神経放射線科医が各病院からの good case を持ち寄るカンファレ
ンスにも積極的に参加する。
研修評価
研修開始にあたり、研修内容および評価表を各研修医に配布し、これを記載することにより、
自己評価を行う。指導医は自己評価結果を随時点検し、研修医の到達目標達成を援助する。
113
Ⅴ 研修・教育
2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医
6)臨床検査部
神経病理(中枢・末梢神経系)コースは昨年に引き続き 1 名(塩谷彩子)、筋病理・遺伝子
診断コ - スに 1 名
(竹下絵里)
、
神経病理短期研修として 1 名(濱保英樹 小児神経科レジデント)、
先進医療「光トポグラフィ -」の判読研修に 1 名(井出登志江)を受け入れた。
(1)プログラムの名称
(独)国立精神・神経医療研究センター病院 臨床検査部 筋疾患分子・病理診断コース レジデント教育プログラム
(2)プログラムの目的と特徴
本プログラムは、①筋病理学の修得、②分子診断法の修得、③トランスレーショナル・リサー
チ、④国際的に活躍出来る人材育成の養成、を柱としている。
筋病理学は、事実上全ての筋疾患の分類と診断に必須の分野である。しかしながら、筋ジス
トロフィーを初めとする各種筋疾患は頻度が低いことに加えて、患者は、小児科と神経内科と
にまたがって存在するために、通常の施設では、各種筋疾患を網羅的に経験することは、事実
上不可能である。センター病院遺伝子検査診断室では、世界的にも希な質・量ともに充実した
筋疾患診断システムを有しており、全国から送られてきた検体に対して年間 700 件前後の筋病理・
分子診断を提供している。このような特長を生かし、筋生検から筋病理診断までを独立して行
える医師を養成する。
今日の筋疾患診断に必須となっている、生化学・遺伝子診断を初めとする各種分子診断技術
を習得する。分子レベルで筋疾患の病態・病因を理解し、筋病理と合わせて、総合的な診断を
下せる医師を養成する。
従来の枠組みに収まらない疾患や依然として病態が不明である筋疾患は多い。本プログラム
では、筋疾患診断法の修得に止まらず、このような筋疾患の病態解明と治療法開発を目指した
トランスレーショナル・リサーチまでも、発展的にカバー出来る医師を養成する。
さらに、本コースで学んだ医師は国内のみならず、国際的にも活躍していくことが期待される。
そのため、原則としてレポート作成や討論は英語で行い、国際学会での発表を含めた最新の情
報交換を十分に行える医師を養成する。
(3)指導者リスト
疾病研究第一部長:西野一三 京大医 平成 1 年卒 医博
日本神経学会専門医・評議員 日本内科学会認定医
疾病研究第一部室長:林由起子 東京医大 昭和 61 年卒 医博
日本神経学会専門医 日本内科学会認定医
センター病院名誉院長:埜中征哉 熊本大 昭和 39 年卒 医博
日本小児神経学会専門医・元理事長 日本神経学会評議員
疾病研究第一部室長:野口悟 千葉大大学院 平成 5 年卒 理学博士(リサーチ指導担当)
遺伝子検査診断室医療技術職員:南成祐 千葉大大学院 平成 3 年卒 理学修士
(分子診断技術指導担当)
(4)プログラムの内容
必須項目
①筋病理標本の観察と病理レポート作成
平均週 1 例の英文でのレポート作成(年間約 45 例)を担当。先天性ミオパチー、先天性筋
ジストロフィー、進行性筋ジストロフィー、炎症性ミオパチー、代謝性筋疾患を少なくとも
1 例ずつ経験する。各種組織化学染色の意義を理解し、標本から病態を読みとることが出来
114
Ⅴ
研修・教育
2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医
るようにする。
②筋生検手技および検体処理方法の習得
センター病院小児神経科・神経内科などの筋生検に立ち会い、少なくとも 1 例を自分で執
刀する。骨格筋の新鮮凍結固定方法を習得する。
③病理標本作製と組織化学染色方法の習得
クリオスタットを使用して切片を作製する。遺伝子検査診断室でルーチンとして行ってい
る。20 数種類の組織化学染色を行えるようにする。
④免疫染色法および判定法の習得
各種筋ジストロフィーの原因分子に対する免疫染色法を習得し、その判定方法が出来るよ
うにする。
⑤ウエスタンブロット法の習得
ウエスタンブロット法の技術を学び、その原理を理解するとともに、結果の解釈が出来る
ようにする。
⑥基本的な分子生物学技術の習得
シークエンス技術を初めとする遺伝子診断に必須の各種の分子生物学的技術を習得する。
⑦電顕写真評価法の習得
電顕標本作製の概要を学び、電顕写真評価の基礎を習得する。
⑧トランスレーショナル・リサーチ
上記で習得した技術及び知識を応用し、特に診断困難な例や治療法のない各種筋疾患の病
態解明と治療法開発を目指したトランスレーショナル・リサーチを行う。当コースレジデン
トは、神経研究所疾病研究第一部の研究生を併任し、リサーチは疾病研究第一部で行う。
努力項目
①各種学会、特に国際学会において自らの研究成果を報告する。
②研究成果を論文化して一流の国際誌に投稿する。
③英語で海外の第一線の研究者と討論および情報交換を行う。
④小児神経科・神経内科との関係を密にし、筋疾患の臨床についても学ぶ。
(5)教育行事及び週間スケジュール(疾病研究第一部との合同で行われる)
①病理診断カンファレンス
木曜日 15:00-17:00 に担当する症例について発表し、全員で討議を行う。本カンファレ
ンスには、当コースレジデントを中心として、センター病院並びに近隣の小児神経科および
神経内科医師、さらに外国人留学生も参加し、活発な討論が行われる。
②ジャーナルクラブ
水曜日 12:30 より約 1 時間、新しい文献紹介を行う。疾病研究第一部との合同で行い、約
2 カ月に一度自らが発表する。英語で行う。
③ラボセミナー
木曜日 12:30 より約 1 時間、各自が行うトランスレーショナル・リサーチについて現状報
告を行うとともに問題点を明らかにし、討議を行う。疾病研究第一部との合同で行い、約 2
カ月に一度自らが発表する。上記のジャーナルクラブと併せて、平均 1 カ月に 1 度発表を行
うこととなる。
国際学会での発表を考え、発表及び討議は全て英語で行う。
④指導者との面談
2 週間に一度、朝 9:00 より約一時間、個別に指導者との面接による教育およびリサーチ
の進捗状況確認を行う。
115
Ⅴ 研修・教育
3 研修・見学等受け入れ状況
3 研修・見学等受け入れ状況
1) 精神科
(1)精神科夏季学生研修(2012 年度)
例年、全国医学生、初期臨床研修医、看護師等を対象に精神科夏季研修を実施してきた。医
学生や初期臨床研修医を対象とした講演会である第 3 回 NCNP 精神医学サマーセミナーを 7 月
20 日(土)に開催した。
(2)短期研修・見学
後期専門研修先を決めるための 1 日見学者が増加した。上記の精神科夏期学生研修期間中、
および他の時期の 1 日~ 2 日間の短期研修や病院見学者を受け入れた。
(3)後期研修合同セミナー(民間医局主催)
「民間医局」主催の後期研修合同セミナー(レジナビフェア)が前年度同様に開催された。
当院精神科からは研修教育担当者、レジデントが参加し、当センターのブースを訪問した精神
科希望の研修医たちに熱心な説明を行った。
(4)医学部学生実習
医学部学生実習は坂田増弘医長と平林直次第二精神診療部長がコーディネートと指導に当たっ
ている。2002 年度より、東京大学医学部 5 年生約 100 名と防衛医科大学学生約 60 名が、精神科
BSL の施設見学プログラムの一環として、隔週火曜日 5 ~ 7 名ずつ当院の 1 日見学実習を行なっ
ている。プログラムは、院内では、m-ECT(中井哲滋麻酔科医長)、うつストレスケア病棟(野
田医長)、てんかん専門病棟(渡辺雅子医長)、デイケア(坂田医長)の見学、研究所は神経研
究所疾病研究第 3 部(功刀浩部長)、精神保健研究所においては各研究部門が交代で 1 時間の講
義を行い、昼食時は当院研修医・レジデントのランチョンの抄読会に出席という内容である。
また年間数回ではあるが、東京医科歯科大学や山梨医科大学から施設見学や見学実習を受け
入れた。
これらの学生見学実習にはレジデントが交替で対応した。
(5)心理系大学院生の病院実習
早稲田大学大学院人間科学研究科臨床心理学領域(11 名)と駿河台大学大学院臨床心理(1 名)
の学生を週 1 回受け入れ、吉田寿美子臨床検査部長が指導した。
116
Ⅴ
研修・教育
3 研修・見学等受け入れ状況
2) 司法精神科
<見学者>
日 程
研修者所属施設
人 数
1
2012.04.12
英国
5
2
2012.04.24
社会援護局
3
3
2012.05.10
韓国政府
5
4
2012.05.18
病院監査指導官等
5
5
2012.05.22
昭和大学烏山病院
3
6
2012.05.22
国際医療福祉総合研究所 所長
1
7
2012.05.31
昭和大学烏山病院
3
8
2012.05.31
慈恵会医科大学
6
9
2012.06.01
厚生労働省障害保健福祉部
5
10
2012.06.12
近畿中央病院 医師
1
11
2012.06.12
大阪大学附属病院 医師
1
12
2012.06.12
烏山病院
2
13
2012.06.21
法務省保護局
14
2012.06.21
新採用者
1
15
2012.06.26
イタリア 医師
1
16
2012.06.28
肥前精神医療センター
3
17
2012.07.09
横浜病院
1
18
2012.07.17
病院機構評価委員会
5
19
2012.07.24
厚生労働省
5
20
2012.07.26
慶応大学
8
21
2012.07.31
厚生労働省
3
22
2012.08.09
法務総合研究所
3
23
2012.08.21
烏山病院
2
24
2012.09.03
滋賀医科大学
3
25
2012.09.06
東京大学
8
26
2012.09.25
心理療法士就職希望者
5
27
2012.10.01
厚生労働省
2
28
2012.10.03
国立保健医療科学院 院長
29
2012.10.03
心理療法士就職希望者
30
2012.10.11
英国 医師
31
2012.10.24
法務省 新任社会復帰調整官
31
32
2012.10.26
社会事業大学
26
33
2012.11.17
大阪府立精神医療センター
1
34
2012.11.22
法務局保護局長他
4
35
2012.12.18
シンガポール 医師他
5
36
2012.12.25
厚生労働省
4
37
2013.01.26
肥前精神医療センター
4
38
2013.01.29
滋賀県健康福祉部
5
39
2013.02.06
板橋区リハビリテーション委員会
40
2013.02.08
厚生労働省
7
41
2013.02.14
米国 作業療法士
1
42
2013.03.13
小平北口クリニック
6
43
2013.03.21
精神保健研究所 薬物関連研究生
1
24
3
10
1
25
117
Ⅴ 教育・研究・研修
3 研修・見学等受け入れ状況
<研修>
日
118
程
研修者所属施設
人 数
期 間
1
2012.06.04 ~ 2012.06.15
神奈川県立精神医療センター芹香病院
2
10 日間
2
2012.07.02 ~ 2012.07.06
神奈川県立精神医療センター芹香病院
1
5 日間
3
2012.07.02 ~ 2012.07.06
栃木県立岡本台病院
4
5 日間
4
2012.07.02 ~ 2012.07.27
栃木県立岡本台病院
3
19 日間
5
2012.07.09 ~ 2012.07.27
日本社会事業大学
1
13 日間
6
2012.07.09 ~ 2012.07.27
大妻女子大学人間福祉学科
1
15 日間
7
2012.07.09 ~ 2012.07.27
東京家政大学人文学部教育福祉学科
1
14 日間
8
2012.07.09 ~ 2012.07.31
栃木県立岡本台病院
1
16 日間
9
2012.08.01 ~ 2012.08.03
帝京平成大学池袋キャンパス健康メディカル学部臨床心理学科
1
9 日間
10
2012.08.01 ~ 2012.08.03
栃木県立岡本台病院
1
3 日間
11
2012.08.20 ~ 2012.08.31
学校法人敬心学園日本福祉教育専門学校
1
10 日間
12
2012.08.20 ~ 2012.08.31
昭和女子大学
1
10 日間
13
2012.08.20 ~ 2012.08.31
立教大学コミュニティ福祉学部
1
10 日間
14
2012.08.20 ~ 2012.09.07
日本社会事業大学
1
15 日間
15
2012.09.03 ~ 2012.09.05
茨城県立こころの医療センター
1
3 日間
16
2012.09.03 ~ 2012.09.07
大阪府立精神医療センター
1
5 日間
17
2012.09.03 ~ 2012.09.07
昭和女子大学
1
5 日間
18
2012.09.03 ~ 2012.09.07
学校法人敬心学園日本福祉教育専門学校
1
5 日間
19
2012.09.03 ~ 2012.09.07
立教大学コミュニティ福祉学部
1
5 日間
20
2012.09.10 ~ 2012.09.14
神奈川県立精神医療センター芹香病院
1
5 日間
21
2012.09.10 ~ 2012.09.28
栃木県立岡本台病院
18
2 日間
22
2012.09.11 ~ 2012.09.25
帝京平成大学池袋キャンパス健康メディカル学部臨床心理学科
1
5 日間
23
2012.09.24 ~ 2012.09.28
栃木県立岡本台病院
2
5 日間
24
2012.10.01 ~ 2012.10.05
大阪府立精神医療センター
1
5 日間
25
2012.10.01 ~ 2012.10.05
山口県立こころの医療センター
2
5 日間
26
2012.10.01 ~ 2012.10.31
栃木県立岡本台病院
3
18 日間
27
2012.10.16 ~ 2012.10.18
栃木県立岡本台病院
1
3 日間
28
2012.10.26 ~ 2012.10.26
日本社会事業大学
21
1 日間
29
2012.11.02 ~ 2012.11.30
栃木県立岡本台病院
1
16 日間
30
2012.11.05 ~ 2012.11.09
山口県立こころの医療センター
3
5 日間
31
2012.12.03 ~ 2012.12.21
栃木県立岡本台病院
1
13 日間
32
2012.12.04 ~ 2012.12.04
東京慈恵会医科大学医学部看護学科
2
1 日間
33
2013.02.04 ~ 2013.02.08
大阪府立精神医療センター
1
5 日間
34
2013.02.18 ~ 2013.05.22
山口県立こころの医療センター
2
5 日間
35
2013.03.04 ~ 2013.03.08
大阪府立精神医療センター
3
5 日間
36
2013.02.12 ~ 2013.02.28
田園調布学園大学
1
13 日間
37
2013.03.01 ~ 2013.03.01
田園調布学園大学
1
1 日間
Ⅴ
研修・教育
3 研修・見学等受け入れ状況
3) 神経内科
(1)神経内科短期臨床研修セミナー
神経内科では 2003 年度より初期研修医、神経内科初学者を主な対象に、神経内科の面白さ
を伝える目的で 7 月初旬に神経内科短期臨床研修セミナーを開催している。
2012 年度は 7 月 17-18 日に全国より 23 名の参加者を対象に行った。講師は当センターの豊富
な人材を活用し、神経内科スタッフ及び、糸山泰人院長、武田伸一神経研究所部長、金澤一郎
名誉総長、中川敦夫 TMC 臨床研究教育研修室長、野田隆政精神科医師が担当し、診察、検査
実習等神経内科臨床の基礎から神経内科臨床及び研究の面白さまでを伝える充実した内容で参
加者の満足度も高かった。参加者と当科スタッフ、レジデントとの交流のみならず、参加者同
士の交流も深まった。今後も毎年開催予定である。
(2)短期見学
当科での後期研修を希望しての見学は随時行った。基本的には回診日である水曜日の見学を
勧めており、当科の診療内容、回診、カンファレンスを通じてレジデントの活躍状況と、スタッ
フからの教育の内容を経験してもらっている。また、スタッフ、レジデントからも積極的に話
をすることで、当科の状況を理解してもらうよう、勤めている。
2012 年度は国内各地の大学病院、基幹病院から 4 名の見学者を受け入れた。
(3)医学部学生実習
毎年 1-2 名程度の医学部学生実習を受け入れているが、2012 年度は筑波大学の 6 年生 1 名を
受け入れた。
4)遺伝カウンセリング室
(1)国立精神・神経医療研究センター遺伝カウンセリングセミナー
第 1 回:ミトコンドリア病
(2012 年 6 月 30 日〜 7 月 1 日)、第 2 回:Duchenne 型筋ジストロフィー
(2013 年 1 月 19 〜 20 日)を実施した。遺伝医療に携わる医師・看護師・コメディカルなどが遺
伝カウンセリングに関する研修を受けた。参加者は、第 1 回 29 名、第 2 回 30 名であった。
(2)臨床遺伝専門医・認定遺伝カウンセラー・遺伝看護師研修
院内小児神経科レジデント、神経内科レジデントをはじめ、院外の希望者など含め 3 名が当
センター病院で専門医を取得すべく研修を受けた。2012 年度の臨床遺伝専門医試験では、当
室で試験対策支援を行い、院内から 2 名(院外から 1 名)が受験、合格した。お茶の水女子大
学大学院遺伝カウンセリングコースの学生を 3 名、1 人につき 2 ヶ月間受け入れた。川崎医療
福祉大学、聖路加看護大学大学院遺伝看護学専攻の学生を 1 名受け入れた。
5)臨床検査部
2012.09.08 第 3 回光トポグラフィー講習会
基本波形・機器の取扱い・検査の手順取・ノイズ波形の講義(午前)
参加者:講義 20 名 実習 16 名
機器を用いた測定実習(午後)
2012.10.13 不眠症の認知行動療法セミナー
参加者:22 名
講義と実習
2012.11.17 第 2 回光トポグラフィー判読セミナー
検査データの判読の基礎講義と波形判読のグル - プディスカッション
参加者:17 名
6)リハビリテーション部
身体リハビリテーション科
【身体作業療法実習】
2013. 1.15 ~ 2013. 2. 8 東京工科大学理学療法学科 3 年 1 名 評価実習
2013. 2.25 ~ 2013. 3. 2 東京工科大学作業療法学科 3 年生 2 名 実習
2013. 3. 4 ~ 2013. 3. 9 東京工科大学作業療法学科 3 年生 2 名 実習
2013. 3.11 ~ 2013. 3.16 東京工科大学作業療法学科 3 年生 2 名 実習
【研修・見学】
2012. 8.15 「国際共同治験評価見学会」NHO 青森病院、NHO あきた病院、信州大学、
信濃医療福祉センター、NHO 東埼玉病院、NHO 医王病院、理学療法士 8 名
参加
2012. 9. 7.10 箱根病院作業療法士 LSVT Ⓡ BIG 見学 119
Ⅴ 教育・研究・研修
3 研修・見学等受け入れ状況
2012.10.31 北本総合病院理学療法士 2 名 見学
2012.11.26 社会医学技術学院理学療法学科 3 年 1 名 見学
2012.11.27 仙台医療技術専門学校理学療法学専攻 3 年 1 名 見学
2012.11.29 徳島県立理学療法学科 3 年 1 名 見学
2012.11.30 東北福祉大学理学療法士 1 名 見学
2013. 1.29 社会医学技術学院理学療法学科 1 年 1 名 見学
2013. 2.21 ~ 2013. 2.22 国際医療技術財団・ネパール看護師 1 名の呼吸ケア・リハビリテー
ション研修
精神リハビリテーション科
【精神科作業療法実習・見学】
2012. 4. 9 ~ 2012. 4.28 首都大学東京 3 年生 2 名 評価臨地実習
2012. 4. 9 ~ 2012. 5.25 埼玉県立大学 4 年生 2 名 臨地実習
2012. 6. 4 ~ 2012. 7.20 埼玉県立大学 4 年生 2 名 臨地実習
社会医学技術学院 作業療法学科 1 年生 2 名 見学
2012. 7. 9
2012. 7. 9
社会医学技術学院 理学療法学科 1 年生 2 名 見学
2012. 7. 9 ~ 2012. 7.30 東北福祉大学 3 年生 1 名 実習
2012. 8.20 ~ 2012. 8.24 東京工科大学 2 年生 39 名 臨床見学実習
2012. 8.27 ~ 2012. 9. 1 東京工科大学 3 年生 2 名 評価実習
2012. 9. 9 ~ 2012. 9.15 東京工科大学 3 年生 2 名 評価実習
2012.10.24
埼玉県立大学 4 年生 1 名 見学
2013. 1.28 ~ 2013. 2. 1 彰栄リハビリテーション専門学校昼間部 1 年生 1 名 臨床実習
2013. 2. 4 ~ 2013. 2. 9 彰栄リハビリテーション専門学校夜間部 2 年生 1 名 臨床実習
2013. 2. 4 ~ 2013. 2. 5 帝京平成大学 1 年生 1 名 臨床実習
2013. 2. 4 ~ 2013. 2.16 帝京平成大学 2 年生 1 名 臨床実習
2013. 2.18 ~ 2013. 2.22 東京工科大学 3 年生 2 名 評価実習
2013. 3. 4 ~ 2013. 3. 8 東京工科大学 3 年生 2 名 評価実習
7)治験管理室
治験コーディネーター見学実習生受け入れ
2012 年 11 月 28 日、12 月 7 日、11 日、12 日、26 日 各 1 名
研修生所属会社 : ノイエス株式会社
8)医療福祉相談室
(1)研修受け入れ
医療観察法病棟開棟前研修として、2013 年 3 月 4 日~ 8 日の間、大阪府精神医療センターからソー
シャルワーカー 3 名を受け入れた。
(2)実習受け入れ
精神保健福祉士実習(3 週間)として、2012 年 7 月 9 日~ 27 日の間、大妻女子大学(4 年生)、
日本社会事業大学(4 年生)、東京家政大学(4 年生)、 2012 年 8 月 20 日~ 9 月 7 日の間 日
本社会事業大学(通信)
(4 年生)、立教大学(3 年生)、 帝京平成大学(4 年生)、昭和女子大学(4
年生)
、日本福祉教育専門学校(1 年生)、2013 年 2 月 11 日~ 3 月 1 日の間、田園調布学園大学(3
年生)から各 1 名、合計 9 名を受け入れた。
(3)見学受け入れ
2012 年 8 月 3 日に、みやた小児科(立川市) から院長と事務長の計 2 名、2012 年 10 月 3 日に、
一般社団法人東京都医療社会事業協会の第一ブロック ソーシャルワーカー 20 名、2012 年 10
月 26 日に日本社会事業大学専門職大学院から准教授および学生 21 名、合計 43 名を受け入れた。
9)療育指導室(保育実習)
2012.07.30 ~ 08.13(11 日間) 鶴見大学短期大学部
2013.02.18 ~ 03.05(12 日間) 浦和大学子ども学部
2013.03.07 ~ 03.22(11 日間) 鶴見大学短期大学部
120
2 年生1 名
2 年生2 名
1 年生4 名
Ⅴ
教育・研究・研修
4 看護部教育研修実施状況
4 看護部教育研修実施状況
院内教育委員会
1)目的
国立精神・神経医療研究センター病院及び看護部の理念に基づき、質の高い、専門的な看護
を行い、健康と福祉に貢献できる看護職員を育成する。 2)目標
①精神科疾患・神経・筋疾患、発達障害における看護の質向上を達成するために、看護管理能
力を高め、教育・研究活動を自主的に実施できる看護師を育成する。
②看護を科学的に捉える視点を持ち、精神看護、筋・神経難病、重症心身障害児(者)看護に
おける専門的知識と根拠のある看護実践能力を育成する。
③患者・家族の人権を尊重し、倫理的配慮をした看護実践ができる態度を育成する。
④質の高いケアモデルを開発・実証し、精神疾患、神経・筋疾患、発達障害における看護を社
会に情報発信できる能力をもったリーダーを育成する。
3)教育内容
コース名
能力段階
(対象者)
新採用者研修
1 段階 ( 新採用者 )
研修テーマ
参加数
実施日
29 名
4/2( 月 )
4/3( 火 )
4/4( 水 )
4/5( 木 )
4/6( 金 )
4/9( 月 )
看護技術を身につけよう
当センター病院の入院患者は向精神病薬の影響、筋疾患・神
経難病や発達障害のため、嚥下障害を伴う患者が多い。その
特徴を踏まえた必要とされる看護技術を中心とした、講義と
演習(嚥下機能・吸引・カテーテル管理・与薬・筋肉注射)
32 名
4/26(月)
8:30 ~ 17:15
看護技術を身につけよう
静脈血採血シミュレーション(DVD 鑑賞)、演習のデモン
ストレーション、けっかん君を使用して静脈血採血の演習
アンビューバックによる補助呼吸・心臓マッサージ、AED
の演習
救急蘇生の ABC、応援要請の演習
32 名
5/30(月)
8:30 ~ 17:15
講義「看護倫理について」
GW「人権擁護について考えよう」
事前課題を基に、看護場面でジレンマと感じることを出し合い、
患者の人権や看護業務と看護倫理について討議
32 名
7/4(月)
9:00 ~ 12:30
恐れるな多重業務!!
GW:事例検討を事前課題とし、その根拠や優先順位につ
いてディスカッションする。その後、ロールプレイングを
行い体験型の演習を実施
講義「チームメンバー・メンバーシップ」 GW:講義後ロールプレイングの振り返り
32 名
10/10(水)
13:30 ~ 17:15
楽しく学んで活かそう!
フィジカルアセスメント
呼吸器・腹部のフィジカルアセスメント技術の目的・理論
についての講義と演習
32 名
12/11(水)
13:30 ~ 17:15
1 年目の看護を振り返ろう
GW:1 年間の研修のレポートをもとに、専門職業人として
の自己を振り返り、実践的で具体的な次年度への自己課題に
ついて討議
32 名
2/6(月)
13:30 ~ 17:15
自分の看護を見つめてみよう グループの中で事前課題をプレゼンテーションし、その中
から 1 又は 2 事例を倫理綱領と照らし合わせて事例検討を行
い、その結果を発表
講義 「看護と倫理について」
33 名
6/29(水)
13:30 ~ 17:15
講義「チームで看護をしよう!」
GW:事前課題でまとめた「看護チームの一員としての自分
の役割」について討議
31 名
10/31(月)
13:30 ~ 17:15
自分の看護過程を振り返り、印象に残っている事例をパワー
ポイントにまとめて発表
GW「自分の課題を通して1年間で成長したこと」
「プライマリーナースとしての自分の課題」
31 名
1/30(水)
13:30 ~ 17:15
講義「リーダーシップとは」 演習を取り入れた講義形式
22 名
5/21(月)
8:50 ~ 12:20
リーダシップを発揮した事例についてパワ-ポイントにま
とめて発表
19 名
1/31(木)
13:30 ~ 16:55
講義「コーチングについて」
1 事例をロールプレイングを行い、ディスカッションをする
個人の気づき・まとめの発表
28 名
5/23( 水 )
13:30 ~ 17:15
自己・他者のリソースを活用し、病棟内の
問題解決にチームで取り組もう
演習を通して振り返ることで、他者の良いところを発見し、
どのように関わればよいかについて学ぶ
講義「問題解決に向けて、自己や他者の
リソースを発見し活用しよう」
講師 山口看護師長
18 名
6/15( 金 )
13:30 ~ 17:15
自己・他者のリソースを活用し、病棟内の
問題解決にチームで取り組もう
自己の取り組みにおいて 10 分間で発表できる。自身へのア
ドバイスや他者の発表を聞き今後の取り組みに活かすこと
ができる
15 名
2/4( 月 )
13:15 ~ 17:15
1 段階
考えてみよう!人権擁護
(卒後 1 年目、または
それに該当する者)
実務研修Ⅰ
2 段階
チームで看護をしよう
(卒後 2 年目、または (メンバーシップとリーダーシップ)
それに該当する者)
自分の看護を振り返ろう
リーダーシップとは
3 段階
(卒後 4 年目、または
それに該当する者) 問題に取り組んだ結果を発表しよう
実務研修Ⅱ
4 段階 1
( 卒 後 4 年 目 以 降 ま コーチング技術を身につけ指導実践能力を
たはそれに該当する 養う
者)
4 段階 2
(卒後4年目以降ま
たはそれに該当する
者)
研修内容
・センターの概要、病院組織、看護部の理念、
看護部の教育について
・専門職看護師としての職業倫理と責務
・職業人としての接遇
・感染防止、医療安全
新採用者オリエンテーションプログラム参照
・精神保健福祉法
・病院経営の考え方
・看護過程の展開・看護記録
・人権擁護、インフォームドコンセント
・電子カルテ操作
121
Ⅴ 教育・研究・研修
4 看護部院内教育実施状況
中間管理者研修 トピックス
実務研 修 Ⅲ
研修
コース名
能力段階
(対象者)
研修テーマ
療養介助員
研修
看護助手
研修
プリセプター連絡会
静脈注射研修
人員
実施日
5 段階
( 看護師長 ・ 副看護 看護師長・副看護師長として、病院経営・
1 年間を通して実施した看護師長・副看護師長検討会の発表
看護教育を視点に改善に取り組む
師長 )
56 名
2/26( 火 )
13:30 ~ 15:30
5 段階
( 看護師長 )
医療サービス向上改善計画への取り組み
看護師長3グループに分かれ、1年間を通して「医療サービス向
上改善」に向けた取り組みを実施、発表
22 名
2/26( 火 )
13:30 ~ 15:30
全看護職員
私の看護観と職員に期待すること
看護部長による講演 「私の看護観と職員に期待すること」
48 名
7/5( 木 )
17:30 ~ 18:30
全看護職員
日頃の疲れをリフレッシュ
~心身共に癒されるヨガ体験~
健康管理・ヨガについての講義・演習
15 名
1/31( 木 )
17:30 ~ 18:35
療養介助員
役立つ生活援助技術を学ぼう
講義「安全に食事介助を実施するために」
(嚥下機能について)
演習:食事介助の姿勢、援助方法についてお互いに実施
25 名
7/11( 水 )
14:00 ~ 15:00
7/25( 水 )
13:30 ~ 14:30
療養介助員
いざという時に備える対応技術を学ぼう
防災設備・物品の確認
講義「災害時の心構え」「第一発見者となった時の対応」 「災害時の避難誘導」
25 名
12/12,26( 水 )
14:00 ~ 15:00
看護助手
環境整備の時の危険な場所を
見つけてみよう
講義「環境整備の危険な場所をみつけてみよう」
演習:実際のベッド周囲でKYTを実施し、ディスカッション
20 名
6/6( 水 )
14:00 ~ 15:00
看護助手
適切な接遇とは
身だしなみチェックリストの実施
講義「適切な接遇とは」
演習:シーツ交換の場面を患者役・看護助手役で実施し、ディ
スカッション
18 名
2/6( 水 )
14:00 ~ 15:00
プリセプター
プリセプターシップを実践した
2 ヶ月を振り返ってみましょう
GW「お互いの 2 ヶ月までの指導計画を活用してみての達成
度・評価」「プリセプターを実施して工夫していること・困っ
ていること」についてディスカッション 16 名
6/7( 木 )
13:30 ~ 15:00
プリセプター
プリセプターシップを実践した
6 ヶ月評価
GW「プリセプターシップを実践しての 6 か月評価」「新人指
導をしてから悩んだこと」についてディスカッション 13 名
10/4( 木 )
13:30 ~ 15:00
プリセプター
プリセプターシップを実践した
9 ヶ月評価
GW「プリセプターシップを実践しての 9 か月評価」「プリセ
プターを行って自分自身が得たものとはなにか」についてディ
スカッション 13 名
1/10( 月 )
13:30 ~ 15:00
プリセプター
来年度の新人を迎える準備をしよう
講義「プリセプターシップの知識」
GW「どんなプリセプターになりたいか」
他病棟の指導案を見て情報共有しディスカッション
19 名
3/6( 水 )
13:30 ~ 15:30
講義(DVD による視聴)
25 名
確認テスト(筆記試験)、静脈留置針の操作演習
23 名
講義(DVD による視聴)
12 名
確認テスト(筆記試験)、静脈留置針の操作演習
14 名
静脈注射教育コース研修
3 段階以上の看護師
静脈注射教育コース研修
静脈注射教育コース研修
神経・筋疾患・重症心身障害者(児)
看護コース
専門看護研修
実務研修Ⅰ修了者
で実務経験 2 年以上
のもの
精神看護コース
122
研修内容
講義(DVD による視聴)
15 名
確認テスト(筆記試験)、静脈留置針の操作演習
14 名
講義「神経難病の緩和ケア」
7名
公開講座・演習「呼吸リハビリ」「排痰の援助」
34 名
講義・演習「口腔ケアの実際」「摂食の援助と口腔ケア」
7名
講義「家族指導について(薬剤・看護)」
「在宅に向けた指導(薬剤・看護)」
講義「ポジショニング・トランスファー」
「医師伝達方法・ブレスコール」
7名
公開講座「遺伝について」
13 名
講義「自立支援・在宅支援法と現状について」
「退院調整のプロセスと今後の展望」
7名
課題発表
7名
事例検討
8名
事例検討
10 名
事例検討
10 名
事例検討
10 名
7名
事例検討
8名
事例検討
7名
事例検討
9名
事例検討
9名
7/5( 木 )
10:00 ~ 11:45
7/12( 木 )
10:00 ~ 11:30
12/5( 水 )
10:00 ~ 11:45
12/12( 水 )
10:00 ~ 11:30
2/5( 火 )
10:00 ~ 11:40
2/12( 火 )
10:00 ~ 11:30
11/1(木)
17:30 ~ 19:00
11/10(土)
9:00 ~ 12:15
11/20(火)
17:30 ~ 19:00
12/4(火)
17:30 ~ 19:00
12/18( 火)
17:30 ~ 19:00
1/15(火)
17:30 ~ 19:00
1/29(火)
17:30 ~ 19:00
2/26(火)
17:30 ~ 19:00
11/14(水)
17:30 ~ 19:00
11/28(水)
17:30 ~ 19:00
12/5(水)
17:30 ~ 19:00
12/19(水)
17:30 ~ 19:00
1/9(水)
17:30 ~ 19:00
1/23(水)
17:30 ~ 19:00
2/13(水)
17:30 ~ 19:00
2/27(水)
17:30 ~ 19:00
Ⅵ 臨 床 研 究
Ⅵ
臨床研究
1 臨床研究
1 臨床研究
1)精神科(第一精神診療部)
精神疾患の病態解明研究の領域では、統合失調症、気分障害、認知症疾患などの、末梢血検
体・脳脊髄液・近赤外線スペクトロスコピー(NIRS)・MRI などの脳画像データ等の生物学
的サンプルを蓄積し病態解明研究を行っている(吉田寿美子、岡崎光俊、野田隆政、有馬邦正
他)。また、NIRS の精神疾患の鑑別における有用性(中込和幸、吉田寿美子)および NIRS を
用いた精神疾患の早期診断(野田隆政)に関する研究を行っている。 治療法に関する研究領域では、重症統合失調症のクロザピン治療(岡崎光俊)、急性期治療
の改善と再発防止(吉村直記)、社会認知と生活機能の改善(中込和幸)、統合失調症の D- サ
イクロセリンによる臨床試験(有馬邦正)などを実施した。
精神疾患の認知機能障害は長期予後を左右する重要な因子であり、認知機能リハビリテーショ
ンが重視されている。統合失調症の “ 認知矯正療法 ” の効果に関する無作為化対象比較試験(中
込和幸)、およびコンピューターソフト “Cogpack” の開発と効果検討に関する研究(安西信雄)
を行った。また、薬物依存症専門外来での認知行動療法の開発(小林桜児)をおこなった。
リハビリテーション領域では、地域精神科医療モデル作りとその効果検証に関する研究(坂
田増弘)、うつ病患者に対する復職支援体制の確立を目標に、うつ病患者に対する社会復帰プ
ログラムに関する研究(中込和幸)を行った。
精神・神経疾患複合領域では、パーキンソン病の睡眠障害に関する研究(亀井雄一)、レビー
小体型認知症の幻覚等の精神症状に対する治療指針の作成(野田隆政)、多発性硬化症の精神
症状に関する研究(野田隆政)、アルツハイマー病の J-ADNI に臨床サイトとして参加(有馬邦正)
などを行った。
医療政策領域では、精神保健医療福祉体系の改革に関する研究(安西信雄)、新しい精神科
地域医療体制とその評価のあり方に関する研究(安西信雄)、てんかんのキャリーオーバーに
関する研究(渡邊雅子)を行った。
研究基盤整備領域では、精神神経疾患の剖検脳を蓄積し脳科学研究者に提供する(ブレイン
バンク)ために、研究使用可能な精神神経疾患剖検凍結脳の全国調査、および精神神経疾患の
剖検凍結脳の全国ネットワーク登録の推進とブレインバンク運営手順書の作成(有馬邦正)を
行った。
2)司法精神部(第二精神診療部)
医療観察法による医療の実態に関する研究領域では、全国の指定入院医療機関の実態調査(平
林直次)、
指定入院医療機関退院後の長期予後調査(前向きコホート研究)
(永田貴子)を実施した。
医療観察制度による医療の向上に関する研究領域では、指定通院医療機関のモデル的多職種
チーム医療のあり方を示した(平林直次、新井薫、黒木規臣、佐藤英樹)。また、指定入院医
療機関からの退院促進と社会復帰促進を目的として、リハビリテーション部と共同し「就労準
備プログラム」を作成し、多施設共同による介入研究により効果検証を行った(平林直次、三
澤剛)
。
医療観察法医療の精神保健福祉法医療への応用に関する研究領域では、精神保健福祉法にお
ける本人の同意によらない医療の実態について全国調査を行い、保護者制度廃止後の倫理会議
のあり方を明らかにした(平林直次、大森まゆ)。
重大な他害行為の既往を持つ精神障害者の病態解明の研究領域では、医療観察法病棟入院となっ
た統合失調症罹患者の神経心理学的・心理社会的背景の解析に関する研究(黒木規臣、柏木宏
子)
、
医療観察法病棟入院となった統合失調症罹患者の脳形態の解析に関する研究を実施した(黒
木規臣、柏木宏子)。
3)神経内科
神経内科における臨床研究は(1)パーキンソン病運動障害疾患関連(村田、古澤、坂本、向井)、
(2)多発性硬化症関連(林、佐藤、岡本、荒木)、(3)筋疾患関連(大矢、森)と(4)疾患横
断的研究である嚥下障害(山本)の四分野に大きく分けられる。それぞれのスタッフがレジデ
ントも含めて様々な研究を進めた。主なものは、
(1)については、リハビリ科の協力も得て、パー
キンソン病の姿勢障害の解析とその治療法の開発をすすめ、姿勢障害の分類、その責任筋の同
125
Ⅵ 臨床研究
1 臨床研究
定、リドカイン療法(特許取得済み)の確立を進めた。(2)としてはまず、神経研究所山村部
長らが開発した OCH の医師主導 first in human 試験を荒木、岡本らを中心に、神経内科をは
じめ外科内科医、看護師その他多くの病院スタッフの協力のもとに進めた。そのほか、多発性
硬化症と視神経脊髄炎の病型・病勢診断と治療効果に相関する末梢血マーカーの解析や血液浄
化療法の臨床効果と免疫学的考察を進めた。(3)は GNE ミオパチーについて、シアル酸補充
療法の治験開始を視野にいれ、患者会の協力も得て、臨床評価スケールを作成し、さらにこれ
を用いての自然歴研究を進めた。(4)多数例の嚥下造影解析を元に、パーキンソン病や筋ジス
トロフィーなどの嚥下障害の特徴の解析、リスク評価、スクリーニング法の確立を行った。
4)小児神経科
小児神経科では主に(1)神経疾患の病態解明と(2)神経疾患の治療研究を行った。
(1)神経疾患の病態解明としては、院内他科、神経研究所およびセンター外研究機関と連携
して病理学的研究、遺伝学的研究および臨床研究などを行った。
小児交互性片麻痺(AHC)の原因遺伝子を特定する研究を福岡大学、九州大学、東京大学
などとの共同研究で行った(佐々木征行、斎藤義朗)。2011 年に開始し 2012 年に原因遺伝子特
定に成功した。非常に残念なことに、欧米の大グループとドイツグループに先を越される形
となった。我々の研究とほぼ同様の内容を、欧米グループは Nat Genet に、ドイツグループは
Lancet Neurol に、それぞれ発表した。我々の結果は PLoS One に掲載された。この研究に引
き続いて AHC の遺伝型と臨床経過との相関について検討中である(佐々木征行、斎藤義朗)。
非常に稀な疾患である脳鉄沈着症のひとつである SENDA について、横浜市大、東京大学な
どと連携して原因遺伝子同定とその遺伝子産物の機能研究を行った(須貝研司)。Nat Genet
に掲載予定である。
てんかん原性をもつ大脳皮質形成異常(FCD)の術後検体を用いた病理学的検討を、脳神
経外科および神経研究所疾病研究 2 部との連携で行い、FCD 内の神経細胞の成熟異常と分化
異常があることを突き止めた(斎藤義朗、齋藤貴志、佐々木征行、須貝研司、中川栄二ら)。J
Neuro Sci, J Neuropathol Exp Neurol, Brain Res に掲載された。
小児期発症の歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症(DRPLA)について、発症時期や臨床経過と
CAG リピート数に大きな相関があることを発見した(斎藤義朗、須貝研司、佐々木征行ら)。
J Neurol に掲載された。
幼児期発症神経セロイド・リポフスチン症の心伝導障害と突然死について研究した(斎藤義
朗ら)
。Dev Med Child Neurol に掲載された。
脊髄性筋萎縮症の末梢神経異常について、疾病研究 1 部と連携して研究した(小牧宏文、佐々
木征行、須貝研司ら)。Brain Dev に掲載された。
筋ジストロフィー診療を専門的に行っている国内多施設との共同研究で、筋ジストロフィー
患者における胃瘻の効果や耐性について研究した(小牧宏文、佐々木征行)。Brain Dev に掲
載された。
(2)治療研究として、自閉性障害を有する小児における新規向精神薬の治験(中川栄二)と、
Duchenne 型進行性筋ジストロフィーに対する医師主導治験を継続中である(小牧宏文、石山
昭彦、佐々木征行)。
5)脳神経外科
脳神経外科診療部においては、現在、(1)乳幼児てんかんの外科治療に関わる基礎的・臨床
的研究、(2)てんかんの診療連携システムに関する研究、(3)難治てんかんの全国症例レジス
トリに関する研究、
(4)トゥレット症候群の不随意運動に対する脳深部刺激治療に関する研究、
及び(5)脳磁図を用いた臨床研究を行っている。
乳幼児難治てんかんについては、
2009 年度より厚生労働科学研究費を基に、東アジア(日、韓、中、
台)の 14 施設による国際共同研究 :Far-east Asia Catastrophic Epilepsy (FACE)study を
主導し、現在約 300 症例の治療予後調査を取りまとめている。すでに第一報は本年 Brain and
Development に報告した(Oguni et al.)。また手術標本を用いた基礎的研究に関しては、病
理部、研究所 2 部及び他大学と連携し、皮質形成異常を伴う難治てんかんの病因、病態及び外
科治療に関しての新しい知見を得て報告を行っている(Kaido et al., Liang et al., Irahara et
al., Arai et al., Sakakibara et al., Sakakibara et al.)。
126
Ⅵ
臨床研究
1 臨床研究
てんかんの地域診療連携システムの構築に関する研究については、2011 年度より厚生労働
科学研究費を基に、全国のてんかん診療医の名簿を掲載した web site(てんかん診療ネットワー
ク)を立ち上げ、わが国の実情に即したてんかん診療の枠組みを提案している所である(大槻)。
また 2012 年度より厚生労働科学研究費を基に、稀少難治てんかんの全国症例レジストリの
構築を主導している。2011 年度は、今後の登録事業の基となる手引き書を全国の主要な研究
者の共著により作成した(大槻 他、編)。
当科では、トゥレット症候群の不随意運動(難治性チック)に対する深部脳刺激治療を、
2009 〜 2010 年度の厚生労働科学研究費による研究班での検討を経て、過去数年間少数例では
あるが行なっており、長期の追跡でも良好な治療成績を得ている。最近他施設でも本治療法を
行う例がでてきており、今後の普及が期待される(開道 他)。
脳磁図に関しては、我が国におけるパイオニアの一人として、主により精度の高い安全なて
んかんの外科治療を目的とした、多数例を対象とした臨床研究を行っている(金子 他)。
6)総合外科
当センターの専門領域の患者の合併症対策に関連して、誤嚥対策の一助となることを期待して、
「重症心身障害児(者)および神経・筋疾患患者の口腔咽頭および下気道細菌叢の検討 ―特
に誤嚥性肺炎との関係―」(福本 裕)を行なっている。
また、筋ジストロフィー患者の咀嚼力に関連して、「筋ジストロフィー患者における咬合力、
咀嚼力の検討 ―特に開咬が与える影響について―」(福本 裕)を行なっている。
7)総合内科
消化器内科
食物が胃内に入ると、胃底部を弛緩させ貯留させる。この反応を胃適応性弛緩と呼ぶ。モサ
プリドクエン酸塩(ガスモチン)は胃もたれ等の症状を改善させることが明らかとなっている。
そこで、ガスモチンがヒトで胃適応性弛緩を増強するかどうかを明らかにするための臨床研究
を行っている(天野智文)。
循環器内科
精神・神経疾患研究開発費『筋ジストロフィーの治験拠点整備、包括的診療ガイドラインの
研究』班の分担研究者として、心筋障害治療の章を担当している。デュシェンヌ型筋ジストロ
フィーの心筋障害について標準的な診療指針を示すため、文献の網羅的検索を行い、エビデン
スレベルをつけて解説するものである(瀬川和彦)。
心療内科
心身症の病態・解明研究では、日常生活下で実施可能なストレス評価法の開発として
ecological momentary assessment 用ストレス評価尺度の作成を行った。
(富田吉敏、菊地裕絵)
心身症の治療法に関する研究では過敏性腸症候群の認知行動療法の開発研究を実施した(富
田吉敏、有賀元、天野智文、安藤哲也)
8)放射線診療部
脳画像統計解析領域では、アルツハイマー型認知症やうつ症状で始まることが多いレビー小
体型認知症などの変性性認知症に関連するうつ状態と大うつ病を鑑別することを目標に、認知
症に対する VSRAD advance を用いた MRI による voxel-based morphometry(VBM)解析
の診断精度を検討している(松田博史、佐藤典子、中田安浩、伊藤 公輝)。
アルツハイマー病の脳に蓄積するアミロイド・タンパク質を PET により特異的に画像化す
る炭素 11 標識 PiB PET/CT を用いた研究では、認知症を最も効率よく診断できる検査プロト
コルを立てる事を目標とし、当センターでの認知症母集団における PiB 陽性率から、診断の効
果的なプロトコルを検討している(伊藤 公輝、佐藤典子、中田安浩)。
生理的に脳内への生理的集積が低く、皮質形成異常と腫瘍との鑑別診断が可能である炭素
11 標識メチオニン PET を用いた研究では、エビデンスの乏しい小児領域を中心に、てんかん
診療や脳腫瘍における炭素 11 標識メチオニン PET の診断能を検討している(伊藤 公輝、佐藤
典子、中田安浩)。
生体内の化学物質を生化学的に解析可能な MR Spectroscopy を用いた研究では、筋ジスト
ロフィーや筋炎をはじめとする筋疾患のある患者群の骨格筋内の病態把握や治療効果判定方法
127
Ⅵ 臨床研究
1 臨床研究
の開発を目指し検討を行っている(中田安浩、佐藤典子、伊藤 公輝)。
9)臨床検査部
精神疾患の分野では精神疾患の NIRS や耐糖能研究やバイオマーカーに関する検討を行って
いる(吉田寿美子)。2012 年度は健常者に比べ感情障害患者の食後血糖が有意に高い事、末梢
血で認められる統合失調症バイオマーカー(AGEs; ペントシジン)が脳脊髄液中にも存在す
ることを確認した。6NC バイオバンクは精神科疾患を対象に開始し、登録数も 50 を数えた。
遺伝子検査診断室は、トランスレーショナルメディカルセンター(TMC)臨床開発部と連
携して、遺伝学的検査の基盤となる基礎的な研究を行うとともに、バイオリソースの収集、登
録に参画している(南成祐、後藤雄一)。また、神経研究所と協力して、てんかんや統合失調
症の脳検体を用いたオミックス研究(斎藤祐子、後藤雄一、伊藤雅之)、髄液を用いたプロテオー
ム研究を行った(吉田寿美子、後藤雄一)。
睡眠障害の診断法に関する研究領域では、睡眠医療および睡眠研究用プラットフォームを用
いた睡眠障害診断システムの検証に関する研究を行った。精神・神経疾患複合領域では、神経
疾患では睡眠障害を高頻度に認め QOL 低下を引き起こしていることから、パーキンソン病に
関する睡眠障害の治療に関する研究を行った。不眠症の治療法に関する研究領域では、睡眠薬
の長期使用や多剤投与が大きな社会問題となっていることから、睡眠薬の適正使用に関するエ
ビデンス抽出と今後の検討課題に関する研究を行った。
病理部門は、脳外科手術材料の診断、凍結材料等を保存、提供することで、おもにてんかん
の共同研究を行っている(齊藤祐子、塩谷彩子)。また剖検検体について、リサーチリソース
ネットワークや、生前同意ブレインバンク、包括型脳科学研究推進支援ネットワーク等のブレ
インバンクとしてのリソースを構築し、共同研究を行っている(齊藤祐子)。疾患別には、パー
キンソン病や双極性感情障害の病理学的研究の推進を行っている(齊藤祐子、塩谷彩子)。一
方病理標本作製の技術開発を企業との共同研究などですすめている(國仲伸男、佐藤裕子)。
以上のように臨床検査では研究所をはじめとした関連施設や企業と協力して臨床研究の推進
に努めている。
10)リハビリテーション部
(1)身体リハビリテーション科
身体リハビリテーション科が倫理委員会の承認のもとに行っている臨床研究は以下のとおり
である。医師部門を中心に重度肢体不自由者用ロボットアームのコストベネフィット評価(国
立障害者リハビリテーションセンターとの共同研究)、電動アームサポートロボットの開発(テ
クノツール社との共同研究)、理学療法部門を中心に、LSVT Ⓡ BIG の有効性について、神経
筋疾患専門病院における呼吸ケアサポートチームについて、部分免荷装置を用いた床上歩行訓
練 Body weight − supported overground training の有用性について、萎縮性側索硬化症患者
における最大強制吸気量(Maximum insufflation capacity:MIC)トレーニングの適応と有
用性について、デュシェンヌ型筋ジストロフィーの起立訓練、デュシェンヌ型筋ジストロフィー
の脊椎側彎に関する 3 次元動作解析装置を用いた分析、言語聴覚部門を中心に、LSVT Ⓡ
LOUD の有効性について、神経筋疾患患者のための遅延聴覚フィードバック空間の構築とそ
の効果(上智大学理工学部との共同研究)、日本版嚥下障害ハンディキャップ指標の信頼性の
検討(埼玉県総合リハビリテーションセンターとの共同研究)、パーキンソン病患者の声量と
音声障害の自覚について。
(2)精神リハビリテーション科
第一精神診療部参照
(3)臨床心理室
治療法に関する研究領域では、医療観察法病棟において、アルコール・薬物の問題を抱えた
患者を対象に、認知行動療法を基盤にした回復支援プログラムを開発・実施し、その効果測定
を行ったほか(厚労科研分担研究者 : 今村扶美)、薬物依存症専門外来において治療プログラム
の開発・運営に従事した(今村扶美、川地拓、山田美紗子)。また、医療観察法病棟において、
128
Ⅵ
臨床研究
1 臨床研究
重大な他害行為の経緯や要因を振り返り、再他害行為防止策を立案するための治療プログラム
(
「内省プログラム」)を開発し、その効果測定を試みた(今村扶美ほか)。統合失調症患に関し
ては、セルフヘルプワークブックのレビューを行い、幻聴のための認知療法ワークブックを開
発した(吉田統子)ほか、メタ認知トレーニング(Moritz, 2007)の日本版(石垣、 2012)を、
ドイツ語原版を参照して修正し、本邦における効果測定を行う準備をすすめた(吉田統子ほか)。
また、ストレス緩和ケア病棟において、集団認知行動療法のプログラムを作成・実施し、効果
の測定を行った(吉田統子)。さらに、作業療法士主体で行っていた認知リハビリテーション
の研究において、アセスメントに関する研究協力を行った(川地拓)。
アセスメントに関する研究領域では、医療観察法指定入院医療機関の心理士による共同研究
として、共通評価項目の信頼性・妥当性に関する研究を行った(今村扶美ほか)。
11)薬剤部
向精神薬の多剤・大量療法を改善すべく「精神科医療の質の評価と均てん化に関する研究」
の分担研究として「向精神薬処方における質の評価指標の開発」を実施し国立精神・神経医療
研究センター病院、
精神科を標榜する国立病院機構の 10 病院で処方実態調査を実施し報告した(斎
藤郁夫)。
精神科デイケアにおいて 2011 年度に厚生労働省のチーム医療実証事業「デイケアにおける
疾病教育」実施された。2012 年度も同プログラムが実施され薬剤部も「お薬教室」を分担し
教室開催と参加患者さんのアドヒアランスの変化を検証した(原恵子)。
12)看護部
精神看護領域では、統合失調症患者のもつ人生の意味、時間的展望、情緒的サポートの関連(鈴
木賀惠)、統合失調症患者家族の続柄ごとの精神的負担の特徴(心光世津子)、日本における精
神障害者およびケア提供者にとってのリカバリーの意味(心光世津子)、精神科病棟における隔離・
身体拘束最小化のための看護介入(川内健三)、ストレスケア病棟におけるオープン形態での
認知行動療法の実行可能性の検討(坂本岳之)、看護師のアサーションスキルとソーシャルサポー
トがメンタルヘルスに与える影響(西元麻美)、デイケアにおける「薬について話す会」の試み(大
迫充江)が行われた。
医療観察法領域では、多職種チーム医療の実際と効果に関する研究(熊地美枝)、薬物関連
障害を持つ対象者に関わる看護師の変化のプロセス(大迫充江)、常時観察の運用状況と一般
精神医療への還元(熊地美枝)、指定入院医療機関における治療プログラムの効果的運用(熊
地美枝)が行われた。
神経疾患看護領域では、患者満足度調査からみえた看護師に期待すること「パーキソン病と
その関連疾患看護の質向上への取り組み」(菊池汐里)、前頭側頭型認知症患者への非薬物療法
的アプローチの効果(心光世津子)、インフォームド・コンセントに対する看護師の意識調査(水
野由貴)、難治性てんかん患児をもつ家族への家族教室の効果(藤田修)が行われた。
医療安全、感染、看護管理等に関する領域では、ヒヤリハットの情報共有に対する看護師の
思いについて検討(坂倉万梨子)、マイコプラズマ感染疑い患者の集団発生事例(平井久美子)、
一般病棟でのファースト・イン・ヒューマン試験の取り組み(五郡直也)、臨床における研究・
研究における臨床・橋渡し「エビデンス基づく看護実践の推進と課題」(心光世津子)、看護の
仕事量測定に関する系統的文献レビュー(大柄昭子)、看護師長の意思決定に関する研究(大
草由美子)、副看護部長による承認行為の実態より看護師長のモチベーション向上への関わり
を考える(大草由美子)が行われた。
臨床での疑問から研究に結びついている内容が多く、臨床と研究のつながりがみられる研究
となった。
129
Ⅵ 臨床研究
2 病院研究発表会
2 病院研究発表会
2012 年 3 月 12 日(火) 13:30 ~ 於:コスモホール
13:30 【開会の辞】
国立精神・神経医療研究センター病院 院長 糸山泰人
【第Ⅰセッション:病院管理】
座長:永田 看護部長
13:35~13:45
1 . アドボカシー委員会の実践~患者の権利に関する社会の動向を確認しつつ、
時代の先を見据えた最先端の実践として~
○漆畑眞人(ソーシャルワーカー)1、齋藤睦美1、安西信雄2
1 )医療福祉相談室、2 )副院長
2 . 広報情報の戦略的発信・形成と今後の展開について
13:45~13:55
○野田 広(企画戦略室長)、中村冴子、田中尚美、和田圭司
企画戦略室
13:55~14:05
3 . 看護師長の意思決定に関する研究
○大草由美子(看護師)1、関根龍子2、荒川千秋2
1 )看護部長室、2 )目白大学大学院
【第Ⅱセッション:治験・総合診療】
座長:三山 総合外科部長
4 . 治験啓発活動における意識調査
14:05~14:15
○近野健一(薬剤師)1、太幡真紀1,2、吉岡直美1,3、玉浦明美1,3、
中込和幸1
1 )治験管理室、2 )臨床検査部、3 )看護部
5 . 一般科病棟でのファースト・イン・ヒューマン試験の取り組み
14:15~14:25
~看護師スタッフの立場より
○五郡直也(看護師)、富田理恵子
看護部
6 . 一般科病棟でのファースト・イン・ヒューマン試験の取り組み
14:25~14:35
~ CRC の立場より
○鈴木久仁子(治験コーディネーター)、玉浦明美
治験管理室
7 . 骨密度測定における注意点
14:35~14:45
○堀内春一郎(診療放射線技師)、鈴木成人、田丸武志、平賀 亘
放射線診療部
14:45~14:55
8 . モサプリドクエン酸塩(ガスモチン)のヒト胃適応性弛緩に対する影響
○天野智文(医師)1 、有賀 元1、大和滋1、榑松文子1、森岡 想2
1 )消化器科、2 )薬剤部
14:55~15:00 …☆…休 憩( 5分間)…☆…
【第Ⅲセッション:てんかん・発達障害】
座長:佐々木 小児神経診療部長
9 . 長時間脳波の装着時における電極固定法について
15:00~15:10
○森田好海(臨床検査技師)、磯 敬、淺野太貴、児玉徳志、田島紹吉
臨床検査部
15:10~15:20
10. 乳児難治てんかんの高密度脳波解析
○本田涼子(医師)1、金子 裕2、石山昭彦1、齋藤貴志1、斎藤義朗1、
小牧宏文1、中川栄二1、須貝研司1、佐々木征行1
1)小児神経科、2)脳神経外科
11. てんかん患者の舌に発現した腫瘍性病変の2例
15:20~15:30
○福本 裕(歯科医師)1、村田佳子2、谷口 豪2、渡邉雅子2、齊藤祐子3、
三山健司4
1 )歯科、2 )精神科、3 )臨床検査部病理、4 )外科
12. 歯状核赤核ルイ体萎縮症(DRPLA)における低アルブミン血症の病態
15:30~15:40
について
○永井盛博(医師)1、斎藤義朗1、遠藤ゆかり1、齋藤貴志1、須貝研司1、
石山昭彦1、小牧宏文1、中川栄二1、佐々木征行1、伊藤公輝2、齊藤祐子3、
伊藤雅之4、鋤柄小百合4、後藤雄一4、伊藤秀一5、松岡健太郎6
1 )小児神経科、2 )放射線科、3 )臨床検査部、
4 )神経研究所疾病研究第二部、
130
Ⅵ
臨床研究
2 病院研究発表会
15:40~15:50
13.
5 )国立成育医療研究センター病院腎臓・リウマチ・膠原病科、
6 )国立成育医療研究センター病院病理部
低身長を伴う精神遅滞の男児例では JARID1C 変異を疑う
○竹下絵里(医師)1、 2、 3、和賀央子3、中川栄二2、 4、佐藤有希子2、
吉田寿美子1、後藤雄一1、 2、 3、 4
1 )臨床検査部、2 )外来部遺伝カウンセリング室、
3 )神経研究所疾病研究第2部、4 )小児神経科
15:50~15:55 …☆…休 憩( 5分間)…☆…
【第Ⅳセッション:神経疾患・筋疾患】
座長:村田 特命副院長
15:55~16:05
14. 超高精度の定位脳手術をめざして
○開道貴信(医師)、高橋章夫、大槻泰介、金子 裕
脳神経外科
15. Duchenne 型筋ジストロフィー患者の側彎防止のための歩行期からの左
16:05~16:15
右差に着目した身体機能評価 ―三次元動作解析装置を用いた歩行分
析―
○立石貴之(理学療法士)、脇田瑞木、渡部琢也、藍原由紀、勝田若菜、
芦田 愛、丸山昭彦、前野 崇、小林庸子
身体リハビリテーション科
16:15~16:25
16. 在宅人工呼吸器を使用している神経筋疾患患者における加湿管理につい
て −加湿モデル肺での検討−
◯寄本恵輔(理学療法士)1、有明陽佑1、小川順也1、立石貴之1、丸山昭彦1、
前野 崇1、小林庸子1、石井一成2、柿田周一2、富田基之2
1 )リハビリテーション部 身体リハビリテーション科、
2 )日本ポール応用技術研究所メディカルチーム / メディカル事業部
16:25~16:30 …☆…休 憩( 5分間)…☆…
【第Ⅴセッション:精神疾患Ⅰ】
座長:齊藤 薬剤部長
16:30~16:40
17. 外来通院中の肥満を合併した統合失調症患者に個人栄養指導を継続した
減量治療の効果
○阿部裕二(管理栄養士)1 )、今泉博文1)、鷹羽智子1)、芳賀麻里子1)、
熊澤勇介1)、大橋恵里1)、瀨川和彦2)、吉田寿美子3)
1 )栄養管理室、2 )総合内科部、3 )臨床検査部
18. デイケアにおける「薬について話す会」の試み
16:40~16:50
○原 恵子(薬剤師)1、大迫充江2、齊藤郁夫1
1 )薬剤部、2 )看護部
19. 精神科病棟における隔離 ・ 身体拘束最小化のための看護介入内容
16:50~17:00
○川内健三(看護師)、坂下利香、熊地美枝、等々力信子、宇都宮智
看護部
【第Ⅵセッション:精神疾患Ⅱ】
座長:平林 第二精神診療部長
17:00~17:10
20. ストレスケア病棟におけるオープン形態での集団認知行動療法の実施可
能性の検討
○坂本岳之(看護師)1、高崎邦子1、赤城いちよ1、大柄昭子1、浪久 悠2、
吉田統子2、新明一星3
1 )看護部、2 )リハビリテーション部、3 )認知行動療法センター
21. 電気けいれん療法に対する医療従事者の意識調査
17:10~17:20
○大塚豪士(医師)1、野田隆政1、新井薫2、有馬邦正1
1 )第一精神診療部、2 )第二精神診療部
17:20~17:30 22. 医療観察法下の女性触法精神障害者の特徴に関する性別比較研究
○永田貴子1(医師)、中川敦夫2、大森まゆ1、黒木規臣1、平林直次1
1 )第二精神診療部、
2 )トランスレーショナル・メディカルセンター 臨床研究教育研修室
17:30
【閉会の辞】
18:00~20:00
【表彰式・懇親会】
国立精神・神経医療研究センター 病院 副院長 安西信雄
131
Ⅵ 臨床研究
3 各科研究会
3 各科研究会
1) 臨床検討会
日 程
2012.05.08
演 題
硬膜下血腫,てんかん発作で発症し,進行性に小脳失調 , 認知機能障害,脳
神経症状を来した 59 歳男性例
2012.07.10 小児自閉性症状に対する向精神薬投与の実態調査
2012.09.11
統合失調症加療中に生じた遅発性ジストニアに対し脳梁部刺激療法を施行し
た1例
2012.11.13 精神疾患患者の歯科治療について
担当科
演 者
神経内科 川添 僚也
小児神経科
中川 栄二
脳神経外科
開道 貴信
歯科 福本 裕
2) 精神科
精神科医局研究会
日程
題名及び内容
講 師
2012.04.17 ブレインバンクに関する報告
有馬 邦正
2012.05.15 精神神経学会予演会
杉 友里香、中田 正規、塚田恵鯉子、
有馬 邦正 2012.06.19
第 2 回精神医療セミナー 2012「次期医療計画と精神疾患医療
の地域連携」
2012.07.17 第 3 回精神医療セミナー 2012「不安とうつの森田療法」
伊藤 弘人(精神保健研究所)
中村 敬(東京慈恵会医科大学附属第三
病院 精神神経科教授)
2012.08.31
第 4 回精神医療セミナー 2012「Best Practices in Treating
Major Depression: Using Evidence-Based Guidelines」
Dr.SagarV.Parikh,M.D. ,Ph.D.
2012.09.18
第 5 回精神医療セミナー 2012「薬理作用からみた患者さんに
やさしい薬物療法-非定型抗精神病薬を再考する」
宮田 久嗣(東京慈恵会医科大学 精神医
学講座教授)
2012.09.25 第 6 回精神医療セミナー 2012「認知症診療のトピックス」
遠藤 英俊(国立長寿医療研究センター
内科総合診療部長)
2012.10.16
第 7 回精神医療セミナー 2012「医療者が知っておきたい自殺
予防の基礎知識」
2012.11.20
長谷川成人
第 8 回精神医療セミナー 2012「蓄積タンパク質の解析から発
(公益財団法人東京都医学総合研究所 認
症機構の解明、治療法の開発へ」 知症 ・ 高次脳機能分野分野長)
2013.01.15 第 1 回精神医療セミナー 2013「心理療法士の仕事について」
高橋 祥友(筑波大学医学医療系災害精
神支援学教授)
松岡 正明
(リハビリテーション部臨床心理室主任)
2013.01.29
第 2 回精神医療セミナー 2013「大学病院におけるスーパー救 岸本 年史
(奈良県立医科大学精神医学講座教授)
急の実践」
2013.02.19
第 3 回精神医療セミナー 2013「妊婦・授乳婦に対する向精神
薬の使い方」
松島 英介(東京医科歯科大学大学院 心
療 ・ 緩和医療学分野教授)
精神科 CC
日程
132
症 例
病棟名
担当
2012.04.24 自殺企図から強盗におよび、鑑定でうつ病と診断された症例
9 病棟 2012.05.22 統合失調症から躁状態をきたした 43 歳女性の一例
4 北病棟 武田 直也
2012.06.26 再燃を繰返す統合失調症の症例
5 北病棟 石井 敬
2012.07.24 多様な刺激過敏性を示した Propriospinal Myoclonus の一例
4 南病棟 曽根 大地
2012.09.25 亜昏迷状態を繰り返す非定型精神病の 70 歳女性の一例
5 南病棟 大橋 文平
2012.10.23 心理社会的治療が奏功し病識の獲得に至った医療観察法対象者の一例
8 病棟 2012.11.27 不安を主訴とする統合失調感情障害の 31 歳女性の一例
4 北病棟 久 朝子
2012.12.25 遅発性ジスキネジア・ジストニアのため摂食困難となった統合失調症の 1 例
5 北病棟 杉 友里香
2013.01.22 精神病症状を呈した軽度知的障害が疑われる適応障害の一例
4 南病棟 藤本あみか
2013.02.26 ふらつきと胃部不快感を主訴に来院した DLB 疑いの1例
5 南病棟
梁瀬 まや
永田 貴子
大塚 豪士
Ⅵ
臨床研究
3 各科研究会
3) 神経内科
神経内科CC
日 程
症 例
担 当
2012.04.04
右前傾姿勢を呈し両側外腹斜筋と右腰部傍脊柱筋へのリドカイン投与が有効であったPD
の63歳女性例
古澤
2012.04.11
進行性の知的障害に構音障害と嚥下障害、不随意運動を伴う25歳男性例
川添
2012.04.18
顔面不随意運動の一例
佐野
2012.05.30
近位筋優位の筋力低下と筋委縮、感覚性失調を来たした42歳男性例
金井
2012.06.06
20歳代から足趾の変形をきたし、4~5年の経過で四肢感覚障害・筋力低下・認知力低下を
きたした82歳女性例
田港
2012.06.13
音韻性錯語で発症し MRI で solitary ring enhancement lesion を呈した38歳女性
金井
2012.06.20
両側錐体路、脳梁膨大部、視交叉に病変を有し、ステロイドパルスが奏功した84歳女性例
佐藤
2012.06.27
筋肉痛から発症し、筋力低下が急激に悪化した18歳女性
三橋
2012.07.11
嚥下障害で発症、顔面皮疹と軽度筋力低下のある抗 Scl-70抗体陽性の81歳女性例
川添
2012.09.12
幼児期からてんかん発作を認め、小脳失調、痙性麻痺が徐々に進行する38歳男性
西川
2012.09.19
言語障害が早期から見られたパーキンソン症候群の2症例
三橋
2012.09.26
咽頭収縮不良と cricopharyngeal bar が診断のきっかけになった皮膚筋炎の81歳女性例
川添
2012.10.03
末梢神経障害に小脳性失調を合併した症例
佐野
2012.10.10
10年前に失調および下肢優位の感覚障害が出現し、3年前に視神経萎縮が指摘された50歳男
性例
田港
2012.10.17
急性に自律神経症状を来たし、完全寛解せず大腸全摘出術を施行した40歳女性例
金井
2012.10.24
下肢筋力低下で発症し心筋肥大を伴った多発性骨髄腫の67歳男性例
川添
2012.10.31
低用量 MTX 内服加療中に、慢性の経過で左片麻痺、構音障害等が悪化し、MTX 脳症が疑
われた62歳男性例
西川
2012.11.07
筋病理のまとめ
三橋
2012.12.05
舞踏運動を認めない chorea acanthocytosis の一例
村田
2012.12.19
約1年の経過で失調、構音障害、右片麻痺が出現し、多系統萎縮症の家族歴がある53歳男性例
佐野
2012.12.26
下肢筋力低下で発症し心筋肥大を伴った原発性 AL アミロイドーシスの67歳男性例
川添
2013.01.16
外傷性左正中神経麻痺の既往を持ち、3ヶ月の経過で左上肢遠位の筋力低下と感覚障害が進
行した52歳女性例
田港
2013.01.30
トリヘキシフェニジルが著効した sepiapterin reductase deficiency の1例
金井
2013.02.06
遺伝性プリオン病の家族歴がある、発症後3年程度経過したと考えられる認知症の50歳女性例
向井
2013.02.13
病理のまとめ
西川
2013.03.13
下肢感覚優位の末梢神経障害、小脳症状、認知機能低下を呈した77歳男性例
三橋
2013.03.27
急性に意識障害、排尿障害、四肢筋力低下を呈した26歳男性例
金井
神経内科短期臨床研修セミナー
日 程
内 容
2012.07.17,18 第8回 国立精神・神経医療研究センター神経内科短期臨床研修セミナー 参加者23名
133
Ⅵ 臨床研究
3 各科研究会
4) 小児神経科
日 程
2012.04.04
2012.04.11
2012.04.18
2012.05.02
2012.05.09
2012.05.23
2012.06.06
2012.06.13
2012.06.20
2012.06.27
2012.07.04
2012.07.11
2012.07.18
2012.07.25
2012.08.01
2012.08.08
2012.08.15
2012.08.22
2012.09.12
2012.09.19
2012.09.26
2012.10.03
2012.10.10
2012.10.17
2012.10.24
2012.11.07
2012.11.21
2012.12.05
2012.12.12
2012.12.19
2013.01.09
2013.01.16
2013.01.23
2013.01.30
2013.02.06
2013.02.13
2013.02.20
2013.02.27
2013.03.06
症例・演題
ARX 変異を有する大田原症候群の 1 例
空腹時にピクつく 10 か月男児(高インスリン血症)
Sanfilippo 症候群の 2 例
光過敏てんかんの 1 例
片側巨脳症の 1 例
DRPLA の低アルブミン血症
進行性片麻痺の 1 例(Germinoma)
感染を契機の発症した不随意運動(PANDAS)
発作性震え+精神遅滞(Angelman 症候群)
進行性歩行障害の女児(瀬川病)
GM1 ガングリオシドーシスの 1 例
特異顔貌+側彎+斜頸
進行性ジストニア
副腎白質ジストロフィー
染色体環状 14 番を原因とするてんかん+精神遅滞
急性壊死性脳症後遺症の 1 例
乳児神経軸索ジストロフィーを疑う 1 例
HHH 症候群の 1 例
小頭+脳室拡大+脳内石灰化を示す 1 例
重症心身障害者にみられた食道癌
脳梁欠損+皮質形成異常を伴う ARX 異常を持つ女児
Aicardi 症候群の 1 例
退行を示す 1 歳児(Tay-Sachs 病)
多発奇形の 2 歳女児(CHARGE 症候群)
進行性脳萎縮を認める CFTD 例
先天性多関節拘縮症の 1 例
亜急性硬化性全脳炎(SSPE)の 1 例
両側性 Sylvius 裂周囲多小脳回
高乳酸血症、白内障、小脳病変を有する 1 例
けいれん重積後、高次脳機能障害を示す 1 例(二相性脳症)
反復する頭部前屈を示す男児(Periodic spasms)
講演 :「次世代シークエンサー」について
不随意運動を伴う West 症候群の 1 例
Hemispherotomy 後、尿崩症を来した Struge-Weber 病の 1 例
非けいれん性てんかん重積を呈した前頭葉てんかんの 1 例
発作性のつっぱりを繰り返す女性
けいれん+不全片麻痺を呈す 1 例
重症心身障害児にみられた低リン血症
講演 : 発達障害の基礎と臨床 担当 ・ 講師
眞柄慎一
石山昭彦
石堂雄毅
松田悠子
本田涼子
永井盛博
眞柄慎一
青木雄介
宮武千晴
松本朗子
濱保英樹
湯浅正太
仲村貞郎
小一原玲子
眞柄慎一
宮武千晴
青木雄介
濱保英樹
湯浅正太
石堂雄毅
宮武千晴
松田悠子
仲村貞郎
眞柄慎一
青木雄介
湯浅正太
永井盛博
松田悠子
仲村貞郎
小一原玲子
宮武千晴
本村先生 (TMC)
座波清誉
青木雄介
湯浅正太
石堂雄毅
仲村貞郎
青木雄介
加我牧子 (精神保健研究所)
5)
遺伝カウンセリング室
遺伝カウンセリングカンファレンス
日 程
2012.04.14
2012.05.22
2012.06.26
2012.07.24
2012.08.28
2012.10.23
2012.11.27
2013.01.22
2013.02.26
2013.03.26
タイトル
医療における遺伝学的検査・診断に関するガイドライン(日本医学会)解説
脊髄小脳変性症の父と妹をもつ女性からの相談
結節性硬化症の児をもつ両親からの相談
脊髄小脳変性症の父と妹をもつ女性からの相談
脊髄小脳変性症の父と妹をもつ女性からの相談
ARX 遺伝子変異をもつ家族からの相談
MLC1 遺伝子変異をもつ家族からの相談
DMD 保因者女児の家族からの相談
筋強直性ジストロフィーの父をもつ女性からの相談
ARX 遺伝子変異をもつ患児の叔母からの相談
遺伝カウンセリングセミナー
日 程
2012.09.21
134
タイトル
家系図の描き方セミナー
Ⅵ
臨床研究
3 各科研究会
6) リハビリテーション科
日 程
2012.06.15
研究会名
研修会企画
「筋ジストロフィーの呼吸ケアとリハビリテーション」
2012.07.04
2012.07.13
職員対象講義 「腰痛対策」
パーキンソン病のリハビリテーション講演会 「PD の評価と治療」
2012.07.14・15
第 1 回 LSVT
Ⓡ
畿央大学健康科学部理学療法科 岡田洋平先生
BIG 日本講習会開催
2012.10.30
6 病棟勉強会 「排痰について」
2012.11.27
3 南病棟勉強会 「呼吸介助法に関して」
2012.12.17
6 病棟勉強会 「呼吸リハビリテーション」
2012.12.18
看護研修 「トランスファー」
2013.03.21
2 南病棟勉強会 「ポジショニング」
2013.03.21
講 師
NHO 八雲病院 石川悠加先生、三浦
利彦先生、田中栄一先生、竹内伸太郎
先生
3 南病棟てんかん家族会 「小児の理学療法」「小児の作業療法」
「小児の言語療法」
「当院リハビリテーション科のお子様への対応について」
7) 臨床検査部
臨床病理検討会(CPC)
日 程
回
症 例
2012.04.11
第 493 回
呼吸不全で死亡した筋強直性ジストロフィーの 74 歳女性
2012.04.11
第 494 回
小児期にてんかんで発症した DRPLA の 49 歳女性例
2012.06.12
第 495 回
肝がんを合併した小脳失調症の 67 歳男性
2012.09.04
第 496 回
認知証を伴うパーキンソン病 80 歳女性
2012.10.09
第 497 回
前頭側頭型認知証が疑われ、高度の自立障害を伴った 86 歳男性
2012.11.06
第 498 回
進行性核上性麻痺と診断されていた 83 歳男性例
2012.12.11
第 499 回
精神発達遅延滞を伴った重症型顔面肩甲上腕筋ジストロフィーと診断されてい
た 22 歳男性例
2012.12.11
第 500 回
浮遊感で発症し、失語・保続・視空間障害を呈した 80 歳男性症例
2013.02.12
第 501 回
球脊髄性筋委縮性症例 51 歳男性
2013.02.12
第 502 回
発症 1 年 4 カ月の経過で死亡に至った、ALS の 64 歳男性例
135
Ⅵ 臨床研究
3 各科研究会
8) 治験管理室
逸脱事例等検討会
日 程
タイトル
2012.09.13 「臨床研究・治験活性化 5 か年計画 2012」抄読会
2012.10.05 「医事課検査代」の勉強会
2012.10.11 「臨床研究・治験活性化 5 か年計画 2012」抄読会
2012.10.25 「ヒヤリハット事象」について検討会
2012.11.15 「CRC のあり方を考える会議 2012」報告会
2012.11.22 「ヒヤリハット事象」について検討会
2012.12.06 「日本臨床薬理学会 2012」報告会
9) 医療安全管理室
医療安全の為の研修実績
日
程
2012.04.04
136
対
新
象
採
者
用
参加人数
者
103
研
修
内
容
当院における医療安全管理体制
2012.04.05
看護師新採用者・異動者
59
2012.05.02
医
師・
看
護
師
31
LTV / BIPAP / トリロジーの取り扱い方
2012.05.10
医
師・
看
護
師
42
医療機器使用方法(輸液ポンプ ・ シリンジポンプ)
師・
看
護
2012.06.09
医
師
353
2012.05.30
メディカルスタッフ
48
2012.06.04
全
職
員
159
患者確認について KYT
医療機器使用方法(輸液ポンプ ・ シリンジポンプ)
呼吸生理 part 1
医療安全から見た診療と薬物治療
2012.06.13
メディカルスタッフ
46
転倒転落
2012.08.10
メディカルスタッフ
54
精神科患者の転倒と骨折
2012.09.12
メディカルスタッフ
72
自殺予防
2012.09.27
メディカルスタッフ
45
抗てんかん薬の作用、薬物調整時の患者指導について
2012.10.04
メディカルスタッフ
39
心電図モニターについて
2013.01.29
メディカルスタッフ
58
簡易懸濁法について
2012.02.28
全
職
員
38
医療安全シンポジウム
2012.11.12
全
職
員
317
2012.11.22
全
職
員
248
2012.12.06
全
職
員
175
2012.12 ~
2013.03
全
職
員
66
2012.04 ~
2013.03
(1 回 / 月 )
全
職
員
44
BLS
2012.07.02,
10.01,
2013.02.01
中
者
52
当院における医療安全管理体制
途
採
用
当院医療事故の教訓
(DVD 視聴のみ)
Ⅵ
臨床研究
4 研究業績
4 研究業績
1)精神科(第一精神診療部)
(1)刊行論文
①原著論文
1 Hori H,Yamamoto N,Fujii T,Teraishi T,Sasayama D,Matsuo J,Kawamoto Y,Kinoshita Y,Ota M,Hattori K,
Tatsumi M,Arima K,Kunugi H: Effects of the CACNA1C risk allele on neurocognition in patients with
schizophrenia and healthy individuals.Sci Rep 2012; 2:634-634
2 Noda T,Yoshida S,Matsuda T,Okamoto N,Sakamoto K,Koseki S,Numachi Y,Matsushima E,Kunugi H,
Higuchi T: Frontal and right temporal activations correlate negatively with depression severity during verbal
fluency task: A multi-channel near-infrared spectroscopy study.Journal of Psychiatric Research 2012; 46(7)
:
905-912
3 Satoh J,Tabunoki H,Ishida T,Saito Y,Arima K: Dystrophic neurites express C9orf72 in Alzheimer's
disease brains.Alzheimers Res Ther 2012; 4(4):33-33
4 Satoh J,Tabunoki H,Ishida T,Yagishita S,Jinnai K,Futamura N,Kobayashi M,Toyoshima I,Yoshioka T,
Enomoto K,Arai N,Saito Y,Arima K: Phosphorylated Syk expression is enhanced in Nasu-Hakola disease
brains.Neuropathology 2012; 32(2):149-157
5 Satoh J,Tabunoki H,Ishida T,Saito Y,Arima K: Immunohistochemical characterization of γ -secretase
activating protein expression in Alzheimer's disease brains.Neuropathol Appl Neurobiol 2012; 38(2):132141
6 Satoh J,Tabunoki H,Ishida T,Saito Y,Arima K: Accumulation of a repulsive axonal guidance molecule
RGMa in amyloid plaques: a possible hallmark of regenerative failure in Alzheimer's disease brains.
Neuropathol Appl Neurobiol 2012; 39:109-120
7 Satoh J,Tabunoki H,Ishida T,Saito Y,Arima K: Ubiquilin-1 immunoreactivity is concentrated on Hirano
bodies and dystrophic neurites in Alzheimer's disease brains.Neuropathol Appl Neurobiol,2013;
8 Ota M,Sato N,Nakata Y,Arima K,Uno M: Relationship between apathy and diffusion tensor imaging
metrics of the brain in Alzheimer's disease.Int J Geriatr Psychiatry 2012; 27(7):722-726
9 Sasayama D,Hattori K,Teraishi T,Hori H,Ota M,Yoshida S,Arima K,Higuchi T,Amano N,Kunugi H:
Negative correlation between cerebrospinal fluid oxytocin levels and negative symptoms of male patients with
schizophrenia.Schizophr Res 2012; 139:201-206
10 Sasayama D,Hattori K,Wakabayashi C,Teraishi T,Hori H,Ota M,Yoshida S,Arima K,Higuchi T,Amano N,
Kunugi H: Increased cerebrospinal fluid interleukin-6 levels in patients with schizophrenia and those with
major depressive disorder.J Psychiatr Res 2013; 47(3):401-406
②総説
1 安西信雄: 希望とリカバリー―精神科医療におけるその役割.精神医学 2012; 54(1):4-5
2 野田隆政,中込和幸: シンポジウム 精神疾患の診断ツールとしての光トポグラフィー.認知神経科学 2012.06; 14(1)
:
35-41
3 野田隆政: 光トポグラフィによるうつ病診断.医学のあゆみ 2013.2; 244(5):425-431
4 野田隆政: Bipolar Depression の診断と治療~最近の話題~ NIRS の有用性.Depression Frontier 2013.3; 11(1)
:
15-22
5 野田隆政,安藤久美子,平林直次,大森まゆ,黒木規臣,岡田幸之: 医療観察法における ECT のインフォームド・
コンセント(I.C.)の再検討.精神神経学雑誌 114:ppSS385-390
6 樋口輝彦: これからの精神医学・医療の課題.精神神経学雑誌 2013; 115(1):76-83
7 樋口輝彦: 更年期うつ病.PTM:最新の疾患別治療マニュアル 2012 2012.9; np9-10
8 櫻井武,樋口輝彦:【心と体のクロストークから解く 精神・神経疾患 発症基盤・病態生理を担う分子カスケードか
ら臨床応用まで】概論 精神・神経疾患研究の現状と社会の要請.実験医学 2012; 30(13):1996-2002
9 樋口輝彦:【精神科医療の現在】精神保健医療福祉の更なる改革に向けて.医療福祉建築 2012; 175:2-3
10 樋口輝彦:【不眠をともなううつ病の治療~新規抗うつ薬 NaSSA の使い方~】総論 特徴および治療の概説.医薬ジャー
ナル 2012; 48(4):1127-1129
③著書
1 安西信雄: 病院機能評価を受審して―必要な準備と苦労、 そして成果.精神保健福祉白書 2012 中央法規,東京,2012
2 安西信雄: 統合失調症.精神保健福祉白書 2012 中央法規,東京,2012
3 野田隆政,安藤久美子,清水悠: 精神症状への対応.多発性硬化症(MS)診療のすべて 診断と治療社,東京,2012
4 野田隆政: 精神症状 やさしいパーキンソン病の自己管理(改訂版).医薬ジャーナル,大阪,2012.5; 31-36
5 野田隆政,松田太郎,蟹江絢子,安藤久美子: 頭蓋内疾患によるせん妄 ICU で出会うせん妄の診かた.中外医薬社,
東京,2012.11; 20-32
④研究班報告書
1 安西信雄,河原和夫,伊藤弘人,平田豊明,萱間真美,平川博之,宮本真巳,吉邨善孝: 新しい精神科地域医療体
制とその評価のあり方に関する研究.厚生労働科学研究費補助金(障害者対策総合研究事業(精神障害分野)),平
成 24(2012)年度研究報告書,2013.3
2 安西信雄,河原和夫,伊藤弘人,平田豊明,萱間真美,平川博之,宮本真巳,吉邨善孝: 新しい精神科地域医療体
制とその評価のあり方に関する研究.厚生労働科学研究費補助金(障害者対策総合研究事業(精神障害分野)),平
成 22~24(2010~2012)年度総合研究報告書,2013.3
137
Ⅵ 臨床研究
4 研究業績
3 野田隆政: 近赤外線光トポグラフィー(NIRS)を用いた気分障害の病状評価に関する研究,厚生労働科学研究費補助金(障
害者対策総合研究事業)精神疾患の生物学的病態解明研究―最新の神経科学・分子遺伝学との融合―,2013.3; 3539
4 野田隆政: 気分障害の NIRS を用いた評価に関する研究,厚生労働科学研究費補助金(障害者対策総合研究事業(精
神障害分野))分担研究報告書 NIRS を用いた精神疾患の早期診断についての実用化研究,2013.3; 66-73
5 樋口輝彦,伊藤順一郎,吉田光爾,佐藤さやか,池淵恵美,西尾雅明,田島良昭,大野裕,三品桂子,佐竹直子:
東日本大震災の被災地における地域精神保健医療福祉システムの再構築に資する中長期支援に関する研究.厚生労
働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究 地域医療基盤開発推進研究,平成 24(2012)年度研究報告書,2013
6 樋口輝彦,伊藤弘人,稲垣中,川上純一,松田公子,伏見清秀: 慢性疾患における多剤併用と副作用発現との関連
に係る疫学調査の手法に関する研究.厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究 医薬品・医療機器等レギュ
ラトリーサイエンス総合研究,平成 24(2012)年度研究報告書,2013
(2)学会発表等
①特別講演、シンポジウム
1 野田隆政,中込和幸:NIRS の基礎と限界―症例を中心に光トポグラフィー外来―.第 34 回日本生物学的精神医学会,
神戸,2012.9.28
2 野田隆政,花川隆,守口善也,中込和幸:NIRS を用いた精神疾患研究 NIRS-fMRI 同時計測.第 42 回日本臨床神経
生理学会学術大会,東京,2012.11.8
3 野田隆政,中澤佳奈子,市倉加奈子,新明一星,堀越勝,有馬邦正,伊藤弘人:身体疾患患者のメンタルヘルスケア:
神経疾患領域におけるメンタルヘルスケア.第 19 回日本行動医学会学術総会,東京,2013.3.9
4 樋口輝彦:精神科医療の機能分化と質の向上等に関する検討会(厚労省)の議論を終えて.第 1 回日本精神科医学会
学術大会,大阪,2012.10.9-10
5 樋口輝彦:職場で見られる多様なうつ病.一般社団法人「うつ病の予防 ・ 治療日本委員会(JCPTD)
「職場うつ病対策」
シンポジウム」,神戸,2012.11.2
②国際学会
1 Okazaki M,Adachi N,Hara K,Ito M,Watanabe M,Watanabe Y,Kato M,Onuma T: Do antipsychotic
10th Europian Congress of Epileptology,London,
drugs increase seizure frequency in epilepsy patients?.
2012.9.30-10.4
③一般学会
1 有馬邦正:精神科臨床と病態解明研究に必要な神経病理学的アプローチ:神経病理診断 ・ 死後脳研究 ・ 日本版ブレイ
ンバンクの方法論.第 108 回日本精神神経学会,札幌,2012.5.24-26
2 有馬邦正,齊藤祐子,本田和弘,山田光則,今野秀彦,饗場郁子,陣内研二,原口俊,女屋光基,杠岳文,尾
方克久,小西吉裕,藤村晴俊,栗崎博司,渡辺千種,大原慎司,佐藤啓造:リサーチリソースネットワーク
ProgressReport2011.第 53 回日本神経病理学会総会学術研究会,新潟,2012.6.28-30
3 岡崎光俊,中川栄二,神田将和,岡崎康司,後藤雄一:家族性多焦点部分てんかんの 1 家系における遺伝子異常.第
46 回日本てんかん学会,東京,2012.10.11-12
4 久我弘典,杠岳文,齊藤祐子,長谷川成人,高島由紀,橋本学,猪股晋作,有馬邦正:記銘力障害を主症状とした
FTLD-TDP の一剖検例.第 108 回日本精神神経学会,札幌,2012.5.24-26
5 猪股晋作,杠岳文,高島由紀,橋本学,久我弘典,長谷川成人,齊藤祐子,有馬邦正:記銘力症状を主症状とした
FTLD-TDP の一剖検例.第 27 回日本老年精神医学会,大宮,2012.6.21-22
6 齊藤祐子,村田美穂,有馬邦正,村山繁雄:パーキンソン病では嗅上皮にレビー小体病理が出現する.第 53 回日本
神経病理学会総会学術研究会,新潟,2012.6.28-30
7 齊藤祐子,塩谷彩子,田中洋子,村田美穂,岡本智子,山村隆,渡邊宏久,西澤正豊,柿田明美,吉田眞理,藤村晴俊,
上田佳代,下畑亨良,村山繁雄,森秀生,河原直人,佐藤啓造,久野貞子,有馬邦正:生前同意システムに基づく「神
経疾患ブレインバンク」:年次報告.第 53 回日本神経病理学会総会学術研究会,新潟,2012.6.28-30
8 佐藤準一,天竺桂弘子,石田剛,柳下三郎,陣内研二,二村直伸,小林道雄,豊島至,吉岡年明,榎本克彦,新井信隆,
齊藤祐子,有馬邦正:那須ハコラ病脳の神経細胞におけるリン酸化 Syk の発現増強.第 53 回日本神経病理学会総会
学術研究会,新潟,2012.6.28-30
9 池田謙輔,塩谷彩子,有馬邦正,村山繁雄,村田美穂,齊藤祐子:進行性核上性麻痺と皮質基底核変性症の臨床病
理学的検討 - 亜分類との対応.第 53 回日本神経病理学会総会学術研究会,新潟,2012.6.28-30
10 塩谷彩子,有馬邦正,長谷川成人,角田幸雄,玉岡晃,村山繁雄,齊藤祐子:双極性感情障害の背景病理としての
嗜銀顆粒性認知症の検討.第 53 回日本神経病理学会総会学術研究会,新潟,2012.6.28-30
11 杉友里香,元永悠介,岡崎光俊,松崎朝樹,齊藤聖,冨岡悠,船田大輔,中田正規,有馬邦正,大矢寧,後藤雄一:
反復するエピソード性の昏迷、精神病症状を呈した MELAS の 1 例.第 108 回日本精神神経学会,札幌,2012.5.2426
12 杉友里香,岡崎光俊,元永悠介,渡辺雅子,有馬邦正,大矢寧,後藤雄一:Peri-ictalpsychosis を呈した MELAS の 1 例.
第 46 回日本てんかん学会,東京,2012.10.11-12
13 谷口豪,村田佳子,渡辺雅子,渡辺裕貴,岡崎光俊,曽根大地:てんかんのキャリーオーバーの研究:発作・精神
症状で緊急の入院が必要になることが多い.第 46 回日本てんかん学会,東京,2012.10.11-12
14 谷口豪,岡崎光俊,村田佳子,渡辺雅子,渡辺裕貴,曽根大地:てんかん鑑別診断における発作時ビデオ脳波モニ
タリングの有用性と限界.第 46 回日本てんかん学会,東京,2012.10.11-12
15 塚田恵鯉子,岡崎光俊,蟹江絢子,竹田和良,吉川大輝,齊藤聖,松田太郎,元永悠介,松崎朝樹,有馬邦正:
Disulfiram により脳波上の高度徐波異常を伴う意識変容を呈した一例.第 108 回日本精神神経学会,札幌,2012.5.
138
Ⅵ
臨床研究
4 研究業績
24-26
16 浪久悠,岡崎光俊,坂田増弘,廣実真弓:CareProgramApproachinJapan(CAP-J)を利用したてんかん患者の復職支援.
第 46 回日本てんかん学会,東京,2012.10.11-12
17 野田隆政,松田太郎,功刀浩,吉田寿美子,中込和幸,樋口輝彦:気分障害における認知機能障害の臨床的意義,
第 9 回日本うつ病学会総会,東京,2012.7.27-28
18 村田佳子,谷口豪,曽根大地,岡崎光俊,渡辺裕貴,渡辺雅子:薬剤整理により QOL が改善した難治性てんかんの
3 症例.第 46 回日本てんかん学会,東京,2012.10.11-12
(3)講演
1 有馬邦正: ブレインバンクの役割.神経疾患ブレインバンク[第 11 回市民講演会]MS/NMO の現在から未来とブ
レインバンクの役割.東京,2012.9.2
2 有馬邦正:アルツハイマー病の新しい診断方法と治療方法.むさしの国分寺クリニック勉強会,東京,2012.4.24
3 安西信雄:社会生活技能訓練(SST)の効果的運用.日本精神神経学会第 6 回生涯教育研修会講演,札幌,2012.5.
27
4 安西信雄:「5 疾病 5 事業」とアウトリーチ・SST.福島県 SST 普及会経験交流会,福島,2012.7.6
5 安西信雄:当事者と家族のコミュニケーションをよくする SST.国立精神・神経医療研究センター病院家族会むさ
しの会講演,東京,2012.9.22
6 野田隆政:プライマリー医におけるうつ病の初期治療・診断.小平市学術講演会,東京,2012.4.18
7 野田隆政:気分障害の診断―NIRS の話題を含めて.第 3 回立川 ABILIFY 講演会,東京,2012.11.12
8 野田隆政:精神疾患の基礎知識、診断と治療.精神疾患早期発見・早期対応推進研修,練馬区医師会,東京,2013.3.
9
9 樋口輝彦:うつ病治療の最前線.第 4 回未病社会の診断技術研究会,東京,2012.6.22
10 樋口輝彦:うつ病治療の現状と問題点.メンタルヘルス・シンポジウム 2012,名古屋,2012.7.22
11 樋口輝彦:今、求められる "こころの健康 "―医療の立場から.第 4 回市民健康フォーラム―安全・安心な医療と専門医―,
東京,2012.11.10
12 樋口輝彦:精神科医療倫理の視点からデポ剤を考える.第 22 回日本精神神経薬理学会第 42 回日本神経精神薬学会合
同年会,栃木,2012.10.18
13 樋口輝彦:うつからの社会復帰~就労可能レベルの見分け方.第 19 回日本産業精神保健学会,大阪,2012.7.13
2)司法精神科(第二精神診療部)
(1)刊行論文
①原著論文
1 Maya Yanase,Takanobu Kaido,Maki Yamada,Masako Watanabe: Malformations of cortical development
with good clinical outcome: a case report and review of literature.BMJ Case Reports,2012
②総説
1 安藤久美子,永田貴子,平林直次:医療観察法の現状と今後の課題.日本精神科病院協会雑誌 2012;31(7)
:46-52
2 岡田幸之,安藤久美子,平林直次:医療観察法における非同意治療とそのシステム.臨床精神薬理 2012;15(11)
:
1801-1807
3 平林直次:疾患セルフマネジメント―疾病教育とクライシスプラン.日本社会精神医学会雑誌 2012;21(4)
:518522
4 平林直次,新井薫:医療観察法における指定入院医療機関の役割と機能―現状と課題―.犯罪と非行 2012;174:3254
③著書
1 平林直次:医療観察法による医療―入院医療.精神保健福祉白書,中央法規,東京,2012;148-148,
④研究班報告書
1 永田貴子:医療観察法入院処遇対象者の予後と予後に影響を与える因子に関する研究.厚生労働科学研究費補助金
(障害者対策総合研究事業)重大な他害行為を起こした精神障害者の適切な処遇及び社会復帰の推進に関する研究班
2012 分担研究報告書 2013;169-181
2 永田貴子:医療観察法入院処遇対象者の予後と予後に影響を与える因子に関する研究.厚生労働科学研究費補助金
(障害者対策総合研究事業)重大な他害行為を起こした精神障害者の適切な処遇及び社会復帰の推進に関する研究班
2010-2012 総合研究報告書 2013;117-119
3 平林直次:重大な他害行為を起こした精神障害者の適切な処遇及び社会復帰の推進に関する研究.厚生労働科学研
究費補助金(障害者対策総合研究事業),2012 総括研究報告書 2013;1-13
4 平林直次:措置入院制度における倫理会議の必要性に関する研究.厚生労働科学研究費補助金(障害者対策総合研究事業)
重大な他害行為を起こした精神障害者の適切な処遇及び社会復帰の推進に関する研究班 2012 分担研究報告書 2013;
39-58
5 平林直次:重大な他害行為を起こした精神障害者の適切な処遇及び社会復帰の推進に関する研究.厚生労働科学研
究費補助金(障害者対策総合研究事業),2010-2012 総合研究報告書 2013;1-14
6 平林直次:指定入院医療機関の連携に関する研究.厚生労働科学研究費補助金(障害者対策総合研究事業)重大な
他害行為を起こした精神障害者の適切な処遇及び社会復帰の推進に関する研究班 2010-2012 総合研究報告書 2013;
41-44
7 平林直次:入院医療におけるプログラムの多様化に関する研究.厚生労働科学研究費補助金(障害者対策総合研究事業)
医療観察法の向上と関係機関の連携に関する研究班 2012 分担研究報告書 2013;39-60
139
Ⅵ 臨床研究
4 研究業績
(2)学会発表等
①特別講演、シンポジウム
1 平林直次: 指定入院医療機関における治療機能の強化―多職種治療連携のありかた―.第 8 回日本司法精神医学会大
会,石川県,2012.6.8-9
②一般学会
1 永田貴子,高橋昇,野村照幸,今井淳司,三浦恵子,西岡総一郎,平林直次: 医療観察法入院処遇対象者の予後調査.
第 8 回日本司法精神医学会大会,石川県,2012.6.8-9
(3)講演
1 大森まゆ: グループディスカッション(通院事例).精神保健判定医等養成研修会,2012.9.2
2 大森まゆ: 指定入院医療機関における運営と医療.指定医療機関従事者研修会講義,2012.9.14
3 大森まゆ: 事例検討(入院事例).指定医療機関従事者研修会講義,2012.9.16
(4)その他
1 平林直次: 医療観察法における医療(入院医療)
.平成 24 年度第 1 回精神保健判定医研修会,東京都,2012.7.27-29
2 平林直次: 審判シュミレーション(審判員)
.平成 24 年度第 1 回精神保健判定医研修会,東京都,2012.7.27-29
3 平林直次: グループディスカッションⅡ通院開始事例.平成 24 年度第 1 回精神保健判定医研修会,東京都,2012.7.
27-29
4 平林直次: 医療観察法病棟の運営について.全国国立精神病院看護管理者会議 医療観察法病棟研修会,東京都,
2012.10.11
5 平林直次: 心神喪失者等医療観察法.平成 24 年度全国自治体病院協議会 精神保健指定医研修会,東京都,2012.12.1
3)神経内科診療部
(1)刊行論文
①原著論文
1 Furusawa Y,Mukai Y,Kobayashi Y,Sakamoto T,Murata M: Role of the external oblique muscle in upper
camptocormia for patients with Parkinson's disease.Mov.dis 2012; 27:802-803
2 Furusawa Y,Mori-Yoshimura M,Yamamoto T,Sakamoto C,Wakita M,Kobayashi Y,Fukumoto Y,Oya Y,
Fukuda T,Sugie H,Hayashi YK,Nishino I,Nonaka I,Murata M: Effects of enzyme replacement therapy
on five patients with advanced late-onset glycogen storage disease type II:a 2-year follow-up study.J Inherit
Metab Dis 2012; 35(2):301-310
3 Furusawa Y,
Mukai Y,
Kawazoe T,
Sano T,
Nakamura H,
Sakamoto C,
Iwata Y,
Wakita M,
Nakata Y,
Kamiya K,
Kobayashi Y,Sakamoto T,Takiyama Y,Murata M: Long-term effect repeated lidocaine injections into the
external oblique for upper camptocormia in Parkinson's disease. Parkinsonism Relat Disord 2013; 19(3):
350-354
4 Hiyane M,Saito Y,Saito T,Komaki H,Nakagawa E,Sugai K,Sasaki M,Sato N,Yamamoto T,Imai Y: A
case of bulbar type cerebral palsy:representative symptoms of dorsal brainstem syndrome. Brain Dev 2012;
34:787-791
5 Saida T,Kikuchi S,Itoyama Y,Hao Q,Kurosawa T,Nagato K,Tang D,Zhang-Auberson L,Kira J: A
randomized,controlled trial of fingolimod(FTY720)in Japanese patients with multiple sclerosis.MULTIPLE
SCLEROSIS JOURNAL 2012; 18(9):1269-1277
6 Sanagi T,Nakamura Y,Suzuki E,Uchino S,Aoki M,Warita H,Itoyama Y,Kohsaka S,Ohsawa K:
Involvement of activated microglia in increased vulnerability of motoneurons after facial nerve avulsion in
presymptomatic amyotrophic lateral sclerosis model rats.GLIA 2012; 60(5):782-793
7 Kawaguchi N,Sugeno N,Endo K,Miura E,Misu T,Nakashima I,Itoyama Y: Recurrent hypogeusia in a
patient with chronic inflammatory demyelinating polyradiculoneuropathy(CIDP).JOURNAL OF CLINICAL
NEUROSCIENCE 2012; 19(4):604-605
8 Konno M,Hasegawa T,Baba T,Miura E,Sugeno N,Kikuchi A,Fiesel FC,Sasaki T,Aoki M,Itoyama Y,
Takeda A: Suppression of dynamin GTPase decreases alpha-synuclein uptake by neuronal and oligodendroglial
:
cells: a potent therapeutic target for synucleinopathy.MOLECULAR NEURODEGENERATION 2012; 7(7)
9 Sato DK,Nakashima I,Fukazawa T,Shimizu Y,Tomizawa Y,Yokoyama K,Misu T,Creeke PI,Farrell R,
Giovannoni G,Itoyama Y,Fujihara K,Aoki M: Neutralizing Antibodies Are Associated with a Reduction of
Interferon- β Efficacy during the Treatment of Japanese Multiple Sclerosis Patients.Tohoku J Exp Med 2012;
228(2):85-92
10 Takai Y,Misu T,Nakashima I,Takahashi T,Itoyama Y,Fujihara K,Aoki M: Two cases of lumbosacral
myeloradiculitis with anti-aquaporin-4 antibody.Neurology 2012; 79(17):1826-1828
11 Kawaguchi N,Suzuki N,Tateyama M,Takai Y,Misu T,Nakashima I,Itoyama Y,Aoki M: Two cases
of elderly-onset hereditary neuropathy with liability to pressure palsy manifesting bilateral peroneal nerve
palsies.Case Rep Neurol 2012; 4(3):149-155
12 Warita H,Kato M,Suzuki N,Itoyama Y,Aoki M: Clinical translation of hepatocyte growth factor for
amyotrophic lateral sclerosis.Rinsho Shinkeigaku 2012; 52(11):1214-1217
13 Misu T,Höftberger R,Fujihara K,Wimmer I,Takai Y,Nishiyama S,Nakashima I,Konno H,Bradl
M,Garzuly F,Itoyama Y,Aoki M,Lassmann H: Presence of six different lesion types suggests diverse
140
Ⅵ
臨床研究
4 研究業績
mechanisms of tissue injury in neuromyelitis optica.Acta Neuropathol 2013;
14 Takahashi T,Aoki M,Suzuki N,Tateyama M,Yaginuma C,Sato H,Hayasaka M,Sugawara H,Ito M,AbeKondo E,Shimakura N,Ibi T,Kuru S,Wakayama T,Sobue G,Fujii N,Saito T,Matsumura T,Funakawa
I,Mukai E,Kawanami T,Morita M,Yamazaki M,Hasegawa T,Shimizu J,Tsuji S,Kuzuhara S,Tanaka
H,Yoshioka M,Konno H,Onodera H,Itoyama Y: Clinical features and a mutation with late onset of limb
girdle muscular dystrophy 2B.J Neurol Neurosurg Psychiatry 2012; 84(4):433-449
15 Kaido T,Otsuki T,Ogawa M,Takahashi A,Kaneko Y,Yamamoto T,et al: Medullary ischemia due to
vertebral arteritis associated with Behcet syndrome:a case report. Asian Pac J Allergy Immunol 2012; 30:
239-242
16 Kawazoe T,Araki M,Lin Y,Ogawa M,Okamoto T,Yamamura T,Wakakura M,Murata M: New-Onset
Type 1 Diabetes Mellitus and Anti-Aquaporin-4 Antibody Positive Optic Neuritis Associated with Type 1
Interferon Therapy for Chronic Hepatitis C.Intern Med 2012; 51:2625-2629
17 Mori-Yoshimura M,Monma K,Suzuki N,Aoki M,Kumamoto T,Tanaka K,Tomimitsu H,Nakano S,
Sonoo M,Shiizu J,Sugie K,Nakamura H,Oya Y,Hayashi YK,May christine V,Malicdan,Noguchi S,
Murata M,Nishino I: Heterozygous UDP-GlcNAc 2-epimerase and N-acetylmannosamine kinase domain
mutations in the GNE gene result in a less severe GNE myopathy phenotype compared to homozygous
N-acetylmannosamine kinase domain mutations.J Neurol Sci 2012; 318:100-105
18 Mori-Yoshimura M,Okuma A,Oya Y,Fujimura-Kiyono C,Matsuura K,Takemura A,Malicdan MC,
Hayashi YK,Nonaka I,Murata M,Nishino I: Clinicopathological features of centronuclear myopathy in
Japanese populations harboring mutations in dynamin 2.Clin Neurosurg 2012; 114:678-683
19 Mori-Yoshimura M,Oya Y,Hayashi YK,Noguchi S,Nishino I,Murata M: Respiratory dysfunction in
patients severely by GNE myopathy(distal myopathy with rimmed vacuoles).Neuromuscul Disord 2013;
23:84-88
20 Yamamoto T,Ikeda K,Usui H,Miyamoto M,Murata M: Validation of the Japanese translation of the
Swallowing Disturbance Questionnaire in Parkinson's disease patients.Qual Life Res 2012; 21:1299-1303
21 Hattori N,Fujimoto K,Kondo T,Murata M,Stacy M: Patient perspectives on Parkinson's disease therapy
in Japan and the United States:results of two patient surveys.Patient Related Outcome Measures 2012; (
3 31)
:
31-38
22 Sharma M,Ioannidis JP,Aasly JO,Annesi G,Brice A,Bertram L,Bozi M,Barcikowska M,Crosiers D,
Clarke CE,Facheris MF,Farrer M,Garraux G,Gispert S,Auburger G,Vilariño-Güell C,Hadjigeorgiou
GM,Hicks AA,Hattori N,Jeon BS,Jamrozik Z,Krygowska-Wajs A,Lesage S,Lill CM,Lin JJ,Lynch
T,Lichtner P,Lang AE,Libioulle C,Murata M,Mok V,Jasinska-Myga B,Mellick GD,Morrison KE,
Meitnger T,Zimprick A,Opala G,Pramstaller PP,Pichler I,Park SS,Quattrone A,Rogaeva E,Ross OA,
Stefanis L,Stockton JD,Satake W,Silburn PA,Strom TM,Thenus J,Tan EK,Toda T,Tomiyama H,Uitti
RJ,Van Broeckhoven C,Wirdefeldt K,Wszolek Z,Xiromerisiou G,Yomono HS,Yueh KC,Zhao Y,Gasser T,
Maraganore D,Krüger R; on behalf of GEOPD consortium.: A multi-centre clinic-genetic analysus of the
VPS35 gene in Parkinson disease indicates reduced penetrance for disease-associated variants.J Med Genet
2012; 49(11):721-726
23 Sato W,Tomita A,Ichikawa D,Lin Y,Kishida H,Miyake S,Ogawa M,Okamoto T,Murata M,Kuroiwa Y,
Aranami T,Yamamura T: CCR2(+)CCR5(+)T cells produce matrix metalloproteinase-9 and osteopontin
in the pathogenesis of multiple sclerosis.J Immunol 2012; 189(10):5057-5065
24 Nakayama T,Nabatame S,Saito Y,Nakagawa E,Shimojima K,Yamamoto T,Kaneko Y,Okumura K,
Fujie H,Uematsu M,Komaki H,Sugai K,Sasaki M: 8p deletion and 9p duplication intwo children with
electrical status epilepticus in sleep dyndrome.Seizure 2012; 21:295-299
25 Kandori A,Yamamoto T,Sano Y,Oonuma M,Miyashita T,Murata M.and Sakoda S: Simple Magnetic
Swallowing Detection System.IEEE SENSORS JOURNAL 2012; 12(4):805-811
26 Yamamoto T,Chihara N,Mori-Yoshimura M,Murata M: Videofluorographic detection of anti-musclespecific kinase-positive myasthenia gravis.Am J Otolaryngology 2012; 33:758-761
27 Kandori A,Yamamoto T,Sano Y,Oonuma M,Miyashita T,Murata M,and Sakoda S: Simple Magnetic
Swallowing Detection System. IEEE SENSORS JOURNAL 2012; 12:805-811
28 池田謙輔,岡本智子,山村隆,大澤勲,古寺理恵,村田美穂:インターフェロンβー 1b 長期療養中にネフローゼ症
候群を合併した多発性硬化症の 2 例.臨床神経 2012;53(1):19-23
29 伊藤淳子,佐藤紀子,植木厚雅,小林千津子,小原路子,山本敏之: 転倒しやすいのはどんな人?精神科特有アセス
メントシートから分析. 精神看護 2012; 15:36-44
30 小西はるひ,山本敏之,小林庸子,櫻井とし子,大矢寧,芳賀信彦: 筋疾患患者の自動車運転に関する調査. Jpn J
Rehabil med 2012; 49:909-915
31 山本敏之,臼井晴美,新庄孝子,市川直美,三好智佳子,村田美穂:問診によるパーキンソン病患者の誤嚥の評価.
嚥下医学 2012;90-98
②総説
:109-111
1 古澤嘉彦,村田美穂:パーキンソン病と姿勢異常.Medical Practice 2013;30(1)
2 古澤嘉彦,村田美穂:パーキンソン病の薬物療法:その他の薬の使い方、 特長.Moders Physician 2012;32(2):
193-196
3 村田美穂,北浦円:パーキンソン病高まる L- ドパ再評価の機運.クレデンシャル 2012;49:14-20
141
Ⅵ 臨床研究
4 研究業績
4 山本敏之,臼井晴美,新庄孝子,市川直美,三橋智佳子,村田美穂:問診によるパーキンソン病患者の誤嚥の評価.
嚥下医学 2012;1:90-98
5 山本敏之,藤島一郎,兵頭政光:私の治療指針 皮膚筋炎.嚥下医学 2012;1:300-305
6 山本敏之:治療上の問題点進行期パーキンソン病治療摂食・嚥下・栄養障害の管理.Prog.Med 2012;32:12411245
7 山本敏之,神鳥明彦,佐野佑子,村田美穂:われわれが開発した経皮的嚥下運動モニタリング装置によるパーキン
ソン病の嚥下動態の定量的解析.脳 21 2012;15:3918 山本敏之:パーキンソン病における嚥下障害の造影検査所見.Fronti Parkinson Dis 2012;5:34-38
9 山本敏之:パーキンソン病とその治療.嚥下医学 2013;2:4-9
③著書
1 岡本智子,村田美穂:パーキンソン病.今日の精神疾患治療指針 医学書院,東京,2012;400-404
2 岡本智子:対症療法.多発性硬化症(MS)診療のすべて 診断と治療社,東京,2012;99-110
3 岡本智子:視神経脊髄炎(NMO)の診断.多発性硬化症(MS)診療のすべて 診断と治療社,東京,2012;173-180
4 岡本智子:免疫グロブリン静注療法(IVIG).多発性硬化症(MS)診療のすべて 診断と治療社,東京,2012;202203
5 岡本智子:パーキンソン病とは.やさしいパーキンソン病の自己管理.改定版医療ジャーナル社,大阪 2012;8-14
6 村田美穂:高齢者パーキンソン病に関する治療の考え方.日本医事新報 日本医事新報社,東京,2012;78-82
7 村田美穂:やさしいパーキンソン病の自己管理改訂版.医薬ジャーナル社,大阪,2012;1-117
8 村田美穂:パーキンソン病の診断と治療パーキンソン病治療薬:L-dopa と関連薬剤.GP・ レジデントのためのパー
キンソン病テキストブック アルタ出版,東京,2012;111-119
9 村田美穂:ハンチントン病.今日の精神疾患治療指針 医学書院,東京,2012;404-407
10 山本敏之:パーキンソン病の嚥下障害その特徴とマネジメント.GP・レジデントのためのパーキンソン病テキストブッ
ク アルタ出版,東京,2012;178-185
11 林幼偉:外来ステロイドパルス療法.多発性硬化症(MS)のすべて 診断と治療社,東京,2012;49-52
12 林幼偉:免疫抑制剤の使い方.多発性硬化症(MS)のすべて 診断と治療社,東京,2012;67-79
13 林幼偉:難治性多発性硬化症(MS)/ 進行型 MS に対する治療:血液浄化療法.多発性硬化症(MS)のすべて 診
断と治療社,東京,2012;142-149
14 林幼偉:難治性多発性硬化症(MS)/ 進行型 MS に対する治療:免疫抑制療法.多発性硬化症(MS)のすべて 診
断と治療社,東京,2012;150-163
④雑誌・刊行物
1 村田美穂:パーキンソン病.こまど 2013;34:18-20
2 村田美穂:パーキンソン病の薬.きょうの健康 2013;6:89-95
3 村田美穂:パーキンソン病における夜間 ・ 早朝の問題点について.Pharma Medica 2013;31(2)
:107-113
4 村田美穂,岩田恭幸:パーキンソン病に新リハビリキーボード患者は天寿を全うできる.Kyodo Weekly 2012;
51:16-17
5 村田美穂:安静時の手足の震え注意パーキンソン病早期発見を.十勝毎日新聞 2012.8.27
6 村田美穂:パーキンソン病手足の震え要注意薬とリハビリで治療.2012.9.3
7 村田美穂:パーキンソン病の早期発見を安静時の手足の震え注意.北羽新報 2012.9.7
8 村田美穂:パーキンソン病安静時に手足の震え早期治療で自立生活長く.茨城新聞 2012.9.9
9 村田美穂:パーキンソン病進行すれば介助必要に安静時手足の震えに注意.琉球新報 2012.9.18
10 村田美穂:パーキンソン病の早期発見を安静時の手足の震え注意.釧路新聞 2012.9.18
11 村田美穂:パーキンソン病の早期発見を安静時の手足の震え注意動作緩慢や筋肉の緊張も.2012.10.2
12 村田美穂:パーキンソン病にリハビリ新手法が有効、 普及へ.神奈川新聞朝刊 2012.11.25
13 村田美穂:パーキンソン病リハビリ新手法米国で開発、 普及へ.体を大きく動かし症状改善.東奥日報夕刊 2012.
11.26
14 村田美穂:神経難病の一つパーキンソン病.福島民友シニア 2012.12.3
15 村田美穂,岩田恭幸:パーキンソン病に新手法のリハビリ.健康 千葉日報 2012.12.9
16 村田美穂:ラジオから流れる声で勇気を―永六輔さんを迎えて―とりぷる 2012 特別号:2-19
17 村田美穂:パーキンソン病 新名医の最新治療名医のセカンドオピニオン「専門のリハビリテーション医療も重要」
週刊朝日 2012;257:67-69
⑤研究班報告書
1 糸山泰人:希少性難治性疾患患者に関する医療向上及び患者支援のあり方に関する研究分科会Ⅲ患者支援のあり方グルー
プのまとめ 厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業 希少性難治性疾患患者に関する医療向上及び患者
支援のあり方に関する研究班 平成 24 年度総括・分担研究報告書 2013;151-153
2 糸山泰人:パーキンソン病の臨床試験デザインに関する研究 精神・神経疾患研究開発費 24-6 神経難病および稀少
性疾患を対象とした臨床試験デザインに関する研究 平成 24 年度総括研究報告書 2013;293-294
3 糸山泰人:視神経脊髄炎の新たなアストロサイトパチーの疾患概念の確立と病態、治療に関する研究 科学研究費助
成事業(科学研究費補助金)基盤研究(S)平成 24 年度研究報告書;2013
4 岡本智子,荒浪利昌,山村隆,村田美穂:パーキンソン病における T 細胞分化バイオマーカーの探索 精神・神経疾
患研究開発費 24-11 精神・神経疾患のバイオマーカーの探索と臨床応用に関する研究 平成 24 年度分担研究報告書
2013;387-388
5 佐藤和気郎,冨田敦子,市川大樹,林幼偉,岸田日帯,三宅幸子,小川雅文,岡本智子,村田美穂,黒岩義之,荒浪利昌,
山村隆:多発性硬化症のバイオマーカー探索研究 精神・神経疾患研究開発費 24-11 精神・神経疾患のバイオマーカー
142
Ⅵ
臨床研究
4 研究業績
の探索と臨床応用に関する研究 平成 24 年度分担研究報告書 2013;389
6 塚本忠:レビー小体病野高次機能障害評価のための検査バッテリー選択について 精神・神経疾患研究開発費 24-5 パー
キンソン病を中心とするレビー小体病の診断・治療法の開発に関する研究 平成 24 年度分担研究報告書 2013;289
7 古澤嘉彦:パーキンソン病に伴う衝動性強迫性障害に関する質問紙日本語版の妥当性の検討 精神・神経疾患研究
開発費 24-5 パーキンソン病を中心とするレビー小体病の診断・治療法の開発に関する研究 平成 24 年度分担研究報
告書 2013;287-288
8 村田美穂:遅延聴覚フィードバック法を使った神経変性疾患の構音障害治療 厚生労働科学研究費補助金 難治性疾
患克服研究事業 神経変性疾患に関する調査研究班 平成 24 年度総括・分担研究報告書 2013;96-99
9 村田美穂:厚生労働科学研究費補助金 医療技術実用化総合研究事業 重度嗅覚障害を呈するパーキンソン病を対象
としたドネぺジルの予後改善効果に関する研究 平成 24 年度総括研究報告書 2013;1-6
10 村田美穂:パーキンソン病における衝動性障害スクリーニング質問票(QUIP)の日本語版作成と妥当性の検証.厚
生労働科学研究費補助金 難治性疾患等克服研究事業(難治性疾患克服研究事業)孤発性パーキンソン病遺伝子同定
と創薬・テーラーメード研究 平成 24 年度分担研究報告書 2013;11-16
11 村田美穂:パーキンソン病を中心とするレビー小体病の診断・治療法の開発に関する研究 精神・神経疾患研究開発
費 24-5 パーキンソン病を中心とするレビー小体病の診断・治療法の開発に関する研究 平成 24 年度総括研究報告
書 2013;270-275
12 村田美穂:パーキンソン病の臨床試験デザインに関する研究 精神・神経疾患研究開発費 24-6 神経難病および稀少性
疾患を対象とした臨床試験デザインに関する研究 平成 24 年度分担研究報告書 2013;296-197
13 村田美穂:神経疾患ブレインバンク年次報告 精神・神経疾患研究開発費 22-7 死後脳の多施設共同研究に使用可能なリサー
チソースネットワークの構築に関する研究 平成 24 年度分担研究報告書 2013;117-118
14 村田美穂,古澤嘉彦,川端康尋,小林恵,亀井雄一:SPF を用いた神経内科領域で睡眠障害診断システムの活用と
検証 精神・神経疾患研究開発費 23-3 睡眠医療及び睡眠研究用プラットホーム構築に関する研究 平成 24 年度分担研
究報告書 2013;30
15 森まどか:縁取り空胞を伴う遠位型ミオパチーの治療効果最大化のための研究 厚生労働科学研究費補助金 障害者
対策総合研究事業(神経・筋疾患分野)GNEミオパチー(縁取り空胞を伴う遠位型ミオパチー:DMRV)の臨床評
価指標についての研究 平成 24 年度総括・分担研究報告書 2013;23-24
16 森まどか:希少難治性筋疾患に関する調査研究 厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患等克服研究事業 封入体筋炎
に対する経静脈的免疫グロブリン療法の効果 平成 24 年度総括・分担研究報告書 2013;33-35
17 森まどか:患者支援団体等が主体的に難病研究支援を実施するための体制構築に向けた研究 厚生労働科学研究補
.平成 24 年度分担研究報告書 2013;65-72
助金 難治性疾患等克服研究事業(難治性疾患克服研究事業)
18 森まどか:患者主体の患者レジストリで収集する項目に関する研究 平成 24 年度総括・分担研究報告書 2013;65-72
19 森まどか:GNE ミオパチー(縁取り空胞を伴う遠位型ミオパチー)患者登録システム確立のための試み精神・神経
疾患研究開発費 23-4 遺伝性神経・筋疾患における患者登録システムの構築と遺伝子診断システムの確立に関する研
究 平成 24 年度分担研究報告書 2013;53-54
20 山本敏之:パーキンソン病患者の嚥下障害に対するスクリーニング法の信頼性の検討 精神・神経疾患研究開発費 24-5パー
キンソン病を中心とするレビー小体病の診断・治療法の開発に関する研究 平成 24 年度分担研究報告書 2013;290
(2)学会発表等
①特別講演、シンポジウム
1 村田美穂:PD 治療における薬物血中濃度測定の意義と治療戦略~ L-dopa 合剤 100mg 服用の意味.第 6 回パーキン
ソン病・運動障害疾患コングレス,京都,2012.10.11-13
2 山本敏之:筋疾患の嚥下障害.第 17 回 ・ 第 18 回共催 日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会シンポジウム,
札幌,2012.8.31-9.1
②国際学会
1 Furusawa Y,Sakamoto T,Nakamura H,Mukai Y,Ikeda K,Sakamoto C,Iwata Y,Wakita M,Kobayashi
Y,Murata M: Lidocaine injection into external oblique muscle improves upper type camptocormia in
Parkinson's disease patients.16th International Congress of Parkinson's disease and Movement Disorders,
Dublin Ireland,2012.6.17-21
2 Nishiyama S,Misu T,Sugeno N,Takahashi T,Nakashima I,Itoyama Y,Aoki M,Fujihara K: The Effect
of NMO-IgG and Complement Against Primary Human Astrocytes in Culture.64th Annual Meeting of the
American-Academy-of-Neurology(AAN),New Orleans LA,2012.4.21-28
3 Misu T,Takai Y,Lassmann H ,Nakashima I,Itoyama Y,Aoki M,Fujihara K: PATHOLOGICAL FEATURES
OF AQUAPORIN-4 AUTOIMMUNITY WITH CYTOTOXIC EDEMA:THE LESSON FROM NEUROMYELITIS
16th World Congress of the International-Society-for-BiomedicalOPTICA AND RELATED DISORDERS.
Research-on-Alcoholism(ISBRA),Sapporo JAPAN,2012.9.9-12
4 Lin Y,Furusawa Y,Okamoto T,Murata M,Yamamura T: Evaluation disease activity and staging in MS
11th International Congress of Neuroimmunology.
and NMO by T cell subset to predict therapeutic response.
Boston USA,2012.11.4-8
5 Mukai Y,Furusawa Y,Kawazoe H,Sato H,Sano H,Sakamoto T,Murata M: A classification algorithm
16th International Congress of Parkinson's disease and
for "camptocormia" in Parkinson's disease patients.
Movement Disorders,Dublin Ireland,2012.6.17-21
6 Satake W,Yamamoto K,Ando Y,Takeda A,Tomiyama H,Kawakami H,Hasegawa K,Obata F,Watanabe M,
Tamaoka A,Nakashima K,Sakoda S,Yamamoto M,Hattori N,Murata M: Japanese 2nd GWAS identifies
143
Ⅵ
臨床研究
4 研究業績
20 佐野輝典,古澤嘉彦,川添僚也,佐藤宏匡,向井洋平,坂本崇,村田美穂:パーキンソン病の腰曲り:超音波ガイ
ド下りリドカイン投与の有用性.第 53 回日本神経学会学術大会,東京,2012.5.22-25
21 佐野輝典,山本敏之,三橋佳奈,坂本崇,村田美穂:起床時のアポモルヒネ皮下注で off 時の内服治療が可能になり、
日中の wearing-off 現象を改善したパーキンソン病野 65 歳男性例.第 204 回日本神経学会関東・甲信越地方会,東京,
2013.3.2
22 清水聰一郎,塚本忠,岡本智子,小川雅文,村田美穂:レヴィ小体病の体感幻覚に対する考察.第 53 回日本神経学
会学術大会,東京,2012.5.22-25
23 千原典夫,松岡貴子,佐藤和貴郎,宮崎雄生,三宅幸子,林幼偉:視神経脊髄炎(NMO)における CD138+HLADRhigh 未熟形質細胞の関与.第 53 回日本神経学会学術大会,東京,2012.5.22-25
24 塚本忠,清水聰一郎,小川雅文,村田美穂:パーキンソン病の前庭誘発筋電位(VEMP)に関する考察,第 53 回日
本神経学会学術大会,東京,2012.5.22-25
25 中山慧悟,山本敏之,織田千尋,佐藤雅子,前野崇,小林庸子:パーキンソン病患者の声量と音声障害の自覚につ
いての検討.第 66 回国立病院総合医学会,神戸,2012.11.16-17
26 西川敦子,森まどか,大矢寧,林由紀子,西野一三,村田美穂:dysferlinopathy 患者における呼吸機能障害の検討.
第 53 回日本神経学会学術大会,東京,2012.5.22-25
27 西川敦子,森まどか,大矢寧,大野欽司,村田美穂:顔面肩甲上腕型筋ジストロフィーと診断されていた 3、 4DAP
有効の先天性筋無力症候群の 26 歳女性,第 203 回日本神経学会関東・甲信越地方会,東京,2012.12.1
28 福本裕,山本敏之,大矢寧,森まどか,小牧宏文,村田美穂:筋ジストロフィ - 患者の開咬が咬合力、 咀嚼力に与え
る影響.第 17 回、 第 18 回共催日本摂食・嚥下リハビリテーション学会学術大会,札幌,2012.8.31-9.1
29 古澤嘉彦,向井洋平,川添僚也,佐野輝典,佐藤宏匡,坂元千佳子,岩田泰平,脇田瑞木,小林庸子,坂本崇,村田美穂:
パーキンソンの腰曲り:上腹部腰曲りに対する治療的検討.第 53 回日本神経学会学術大会,東京,2012.5.22-25
30 古澤嘉彦,川添僚也,三橋佳奈,田港朝也,西川敦子,佐野輝典,向井洋平,坂本崇,村田美穂:パーキンソン病
の体幹側屈における傍脊柱筋の役割の検討.第 6 回パーキンソン病・運動障害疾患コングレス,京都,2012.10.1113
31 三橋佳奈,山本敏之,村田美穂:パーキンソン症候群患者の胃瘻造設後の肺炎発症.第 53 回日本神経学会学術大会,
東京,2012.5.22-25
32 三橋佳奈,森まどか,山本敏之,大矢寧,村田美穂:顔面肩甲上腕型筋ジストロフィーと診断されていた抗 SRP 抗
体陽性壊死性ミオパチーの 46 歳男性例.第 201 回日本神経学会関東・甲信越地方海,東京,2012.6.2
33 向井洋平,古澤嘉彦,川添僚也,佐藤宏匡,佐野輝典,坂本崇,村田美穂:パーキンソン病の腰曲り:腰曲りの分
類とアルゴリズム作成,第 53 回日本神経学会学術大会,東京,2012.5.22-25
34 岡田如弘,戸田達史,村田美穂:Levodopa はパーキンソン病患者の母音梯形面積を拡大する.第 53 回日本神経学
会学術大会,東京,2012.5.22-25
35 森まどか,山本敏之,大矢寧,西野一三,村田美穂:免疫グロブリン大量療法の反復が嚥下障害に著効した抗 SRP
抗体陽性懐死性ミオパチーの 47 歳男性例.第 197 回日本神経学会関東・甲信越地方会,東京,2011.6.4
36 森まどか,大矢寧,西野一三,村田美穂:重症 GNE ミオパチーは呼吸機能低下を生ずる.第 53 回日本神経学会学術
大会,東京,2012.5.22-25
37 山本敏之,臼井晴美,村田美穂:パーキンソン症候群患者に対する日本語版嚥下障害質問票の信頼性.第 53 回日本
神経学会学術大会,東京,2012.5.22-25
38 山本敏之:How is dysphagia evaluated in patients with Parkinson's disease?.第 17 回・第 18 回共催日本摂食嚥
下リハビリテーション学会学術大会(EnglishSession),札幌,2012.8.31-9.1
39 山本敏之,木田雅彦,玉坂恵子,師社妙子,佐藤信弘,芳賀伸一:進行期のパーキンソン症候群に対する声門閉鎖
術の効果.第 20 回日本慢性期医療学会,福井,2012.11.8-9
40 林幼偉,古澤嘉彦,川添僚也,佐野輝典,荒木学,岡本智子,小川雅文,村田美穂,山村隆:難治性の多発性硬化症(MS)
や視神経脊髄炎(NMO)に対する抗ガン剤系免疫抑制剤の治療.第 53 回日本神経学会学術大会,東京,2012.5.2225
41 林幼偉,岡本智子,小川雅文,村田美穂,山村隆:T 細胞サブセットによる MS/NMO の病態分類と治療反応性の予
測.第 24 回日本神経免疫学会,東京,2012.9.20-21
④研究会・院外集談会
1 岡本智子:Diagnostically challenging cases of neuromyelitis optica.International meeting on NMO and MSrelated disorders,仙台,2012.7.14-15
2 岡本智子:免疫グロブリン大量静注療法の副作用に関する検討.班会議,東京,2012.12.3
3 岡本智子:「Neuromyelitis Optica Spectrum Disorder について―本院での診断,治療,経過―.班会議,東京,
2012.12.17
4 岡本智子:パーキンソン病における T 細胞分化バイオマーカーの探索.班会議,東京,2013.1.25
5 福本裕,山本敏之,大矢寧,森まどか,小牧宏文:デュシェンヌ型筋ジストロフィー患者における開咬と咀嚼機能
の関係について.精神・神経疾患研究開発費 23-6 「筋ジストロフィーの治験拠点整備、包括的身長ガイドラインの
研究班」班会議,東京,2012.11.30-12.1
6 山本敏之,織田千尋,村田美穂:遅延聴覚フィードバック法を使った神経変性班疾患構音障害治療.厚生労働科学
研究費補助金「難治性疾患克服研究事業神経変性疾患に関する調査研究班」班会議,2012.11.30-12.1
7 山本敏之,中山慧悟,森まどか,大矢寧,小牧宏文,村田美穂:デュシェンヌ型筋ジストロフィーの嚥下運動にお
ける咽頭収縮の変化.精神・神経疾患研究開発費 23-6 「筋ジストロフィーの治験拠点整備、包括的身長ガイドライ
ンの研究班」班会議,東京,2012.11.30-12.1
145
Ⅵ 臨床研究
4 研究業績
8 山本敏之,織田千尋,佐藤雅子,中山慧悟,村田美穂:パーキンソン病患者の嚥下障害に対するスクリーニング法
の信頼性の検討.精神・神経疾患研究開発費 24-5 「レビ―小体病関連疾患の診断・治療法の開発に関する研究班」
班会議,東京,2013.1.19
(3)その他
1 岡本智子:パーキンソン病治療の実際とゾニサミドの位置づけ.パーキンソン病治療学術講演会,浜松,2012.10.5
2 岡本智子:慢性炎症性脱髄性多発神経炎.当院で CIDP 患者会を開催,東京,2012.9.16
3 岡本智子:多発性硬化症の治療.当院で MS 患者会,東京,2012.6.17
4 織田千尋,山本敏之,佐藤雅子,中山慧悟,村田美穂:神経変性疾患に伴う運動性構音障害への遅延間隔フィードバッ
ク法の効果.第 38 回日本コミュニケーション障害学会学術講演会,広島,2012.5.12-13
5 川添僚也,山本敏之,森まどか,大矢寧,斎藤祐子,西野一三,横山薫,村田美穂:咽頭収縮不良と cricopharyngeal
bar が診断のきっかけになった皮膚筋炎の 81 歳女性例.日本神経筋疾患摂食・嚥下・栄養研究会第 8 回学術集会,千
葉,2012.9.22
.Doctor's Meeting,大阪,2012.4.13
6 村田美穂:「大規模患者調査よりパーキンソン病薬物療法を考察する」
.パーキンソン病医療講演会,東久留米市,2012.5.19
7 村田美穂:「パーキンソン病野両輪・薬のリハビリ」
8 村田美穂:「パーキンソン病治療の両輪・薬とリハビリ」
.東久留米市立西部地域センター,東京,2012.5.19
9 村田美穂:「今変わる、今変える PD 治療」.NovartisNeuroscienceForum2012,東京,2012.5.25
.東葛パーキンソン病フォーラム,千葉,2012.6.8
10 村田美穂:「パーキンソン病の治療ー最近の話題」
11 村田美穂:「大規模患者調査よりパーキンソン病薬物治療を考察する」
.Doctor's Meeting,東京,2012.6.26
.Doctor's Meeting,東京,2012.6.26
12 村田美穂:「患者に合わせた L-dopa 用量設定」
.Doctor's Meeting,筑波,2012.9.7
13 村田美穂:「患者に合わせたL-dopa用量設定/大規模患者調査から見えてきたもの」
14 村田美穂:「PET/SPECTによる中枢系変性疾患の診断~ドパミントランスポーター」
.第28回Brain Function Imaging
conference,神戸,2012.9.8
.第 3 回パーキンソン病研修会,高松,2012.9.16
15 村田美穂:「運動合併症の理解」
16 村田美穂:「パーキンソン病治療の最新の話題」
.山形パーキンソン病フォーラム,山形,2012.10.5
17 村田美穂:「パーキンソン病の治療―最新の話題」
.トレリーフ薩摩ミーティング,姫路,2012.11.2
18 村田美穂:「パーキンソン病に関する最新の薬物療法について」.多摩パーキンソン病・運動障害フォーラム世話人
会,立川,2012.11.15
19 村田美穂:「パーキンソン病の病態について」.レキップ CR 錠発売記念講演会,札幌,2012.11.16
20 村田美穂:「ドーパミントランスポーターの可視化」.第 7 回 Functional Imaging Update,鳥取,2012.11.22
21 村田美穂:「パーキンソン病治療;update」
.第 12 回パーキンソン病シンポジウム高松 2013,香川,2013.2.10
22 村田美穂:「パーキンソン病の治療」.東濃パーキンソン病フォーラム,岐阜,2013.2.15
23 村田美穂:「パーキンソン病 - ベットサイドから治療法を開発する」.トレリーフ発売 4 周年記念講演会,秋田,2013.
2.22
.第 1 回多摩 PMD スクール―パーキンソン病・運動障害を学ぶ,東京,
24 村田美穂:
「パーキンソン病患者の服薬の実態」
2013.3.28
25 山本敏之,神鳥明彦,佐野佑子,村田美穂:われわれが開発した経皮的嚥下運動モニタリング装置によるパーキン
ソン病の嚥下動態の定量的解析.カテコールアミン研究会,東京,2012.5.12
26 山本敏之:嚥下障害患者の診療が臨床研究になるまで.第 2 回臨床研究入門講座ワークショップ,東京,2012.7.6
27 山本敏之:時間がかかる、飲み込みづらい ・・・、食事で困っていませんか ?.第 9 回筋ジストロフィー市民公開講座,東京,
2012.7.21
28 山本敏之:パーキンソン病嚥下障害の診断と対策管理.第 3 回パーキンソン病研修会,高松,2012.9.16
29 山本敏之:嚥下造影検査で診る神経難病の嚥下障害.日本神経筋疾患摂食・嚥下・栄養研究会第 1 回セミナー,千葉,
2012.9.29
30 山本敏之:パーキンソン病治療における摂食・嚥下障害の問題点.高知パーキンソン病リハビリテーション研修会,高知,
2013.2.22
31 山本敏之:筋疾患(筋ジストロフィー、筋炎).第 36 回日本嚥下医学会総会ポストコングレスセミナー,京都,2013.3.
2
32 林幼偉:視神経脊髄炎(NMO)の過去から現在そして未来.神経疾患ブレインバンク第 11 回市民講演会,東京,2012.9.
2
33 林幼偉:多発性硬化症(MS)と視神経脊髄炎(NMO)の病態・診断と治療:up to date.沖縄多発性硬化症講演会,
沖縄,2013.2.28
34 林幼偉:神経疾患における疲労〜多発性硬化症を中心に〜.北多摩エリア学術講演会,東京,2013.3.4
4)小児神経科
(1)刊行論文
①原著論文
1 Hattori A,
Komaki H,
Kawatani M,
Sakuma H,Saito Y,
Nakagawa E,
Sugai K,
Sasaki M,
Hayashi YK,
Nonaka I,
Nishino I: A novel mutation in the LMNA gene causes congenital muscular dystrophy with dropped head
and brain involvement.Neuromuscul Disord 2012; 22:149-51
2 Honda R,Saito Y,Nakagawa E,Sugai K,Sukigara S,Sasaki M,Kaneko Y,Gunji A,Suzuki K: Focal
cortical myoclonus in Rolandic cortical dysplasia presenting as hemifacial twitching.Brain Dev 2012; 34(10)
:
886-890
146
Ⅵ 臨床研究
4 研究業績
3 Kaido T,Otsuki T,Kakita A,Sugai K,Saito Y,Sakakibara T,Takahashi A,Kaneko Y,Saito Y,Takahashi
H,Honda R,Nakagawa E,Sasaki M,Itoh M: Novel pathological abnormalities of deep brain structures
including dysplastic neurons in anterior striatum associated with focal cortical dysplasia in epilepsy.J
Neurosurg Pediatr 2012; 3:217-225
4 Kaido T,Otsuki T,Kakita A,Sugai K,Saito Y,Sakakibara T,Takahashi A,Kaneko Y,Saito Y,Takahashi
H,Honda R,Nakagawa E,Sasaki M,Itoh M: Novel pathological abnormalities of deep brain structures
including dysplastic neurons in anterior striatum associated with focal cortical dysplasia in epilepsy.J
Neurosurg Pediatr 2012; Sep;10(3):217-25.
5 Kawabata T,Komaki H,Satio T,Saito Y,Nakagawa E,Sugai K,Sasaki M,Hayashi YK,Nishino I,
Momomura M,Kizawa T,Imagawa T,Yokota S: A patient with myopathy associated with antibody to a
signal recognition particle.Brain Dev 2012; 34:877-880
6 Mizuno T,Komaki H,Sasaki M,Takanoha S,Kuroda K,Kon K,Mamiya S,Yoshioka M,Yatabe K,Mikata
T,Ishihara T,Nakajima T,Watanabe H,Konagaya M,Mitani M,Konishi T,Tokita Y,Fukuda K,Takara K,
: Efficacy and tolerance of gastrostomy
Maruta K,Imamura S,Shimazaki R,Ishikawa K,Saito T,Shinno S.
feeding in Japanese muscular dystrophy patients.Brain Dev 2012; 34:756-762
7 Yonekawa T,Komaki H,Saito Y,Sugai K,Sasaki M: Peripheral nerve abnormalities in pediatric patients
with spinal muscular atrophy.Brain Dev 2013; 35(2):165-71.
8 Yonekawa T,Komaki H,Saito Y,Takashima H,Sasaki M: Congenital hypomyelinating neuropathy
attributable to a de Novo p.Asp61Asn mutation of the myelin protein zero gene.Pediatr Neurol 2013; 48:
59-62
9 Yonekawa T,Komaki H,Saito Y,Sugai K,Sasaki M: Peripheral nerve abnormalities in pediatric patients
with spinal muscular atrophy.Brain Dev 2013; 35:165-17139
10 Morita M,Kobayashi J,Yamazaki K,Kawaguchi K,Honda A,Sugai K,Shimozawa N,Koide R,Imanaka T:
A Novel Double Mutation in the ABCD1 Gene in a Patient with X-linked Adrenoleukodystrophy: Analysis
of the Stability and Function of the Mutant ABCD1 Protein.JIMD Rep 2013; 10:95-102
11 Irahara K,Nakagawa E,Honda R,Sugai K,Sasaki M,Kaido T,Kaneko Y,Takahashi A,Otsuki T: High
gamma activity of 60-70Hz in the area surrounding a cortical tuber in an infant with tuberous sclerosis.Ital J
Pediatr 2012; 3;38:15
12 Ohashi T,Kobayashi I,Ooe H,Nakagawa E: Visual cognitive function in infants with intractable epilepsy
before and after surgery.Childs Nerv Syst 2013; 29(2):255-61 doi: 10.1007/s00381-012-1944-0.
13 Honda S,Hayashi S,Nakane T,Imoto I,Kurosawa K,Mizuno S,Okamoto N,Kato M,Yoshihashi H,Kubota T,
Nakagawa E,Goto Y,Inazawa J: The incidence of hypoplasia of the corpus callosum in patients with dup(X)
(q28)involving MECP2 is associated with the location of distal breakpoints.Am J Med Genet A 2012; Jun;
158A(6):1292-303.doi: 10.1002/ajmg.a.35321.Epub 2012 Apr 23.
14 Honda S,Satomura S,Hayashi S,Imoto I,Nakagawa E,Goto Y,Inazawa J: Concomitant microduplications
;Japanese Mental Retardation
of MECP2 and ATRX in male patients with severe mental retardation.
Consortium.J Hum Genet 2012; 57(1):73-7
15 Sakakibara T,Sukigara S,Otsuki T,Takahashi A,Kaneko Y,Kaido T,Saito Y,Sato N,Nakagawa E,Sugai
K,Sasaki M,Goto Y,Itoh M: Imbalance of interneuron distribution between neocortex and basal ganglia:
Consideration of epileptogenesis of focal cortical dysplasia.J Neurol Sci 2012; 15;323(1-2):128-133
16 Inoue Y,Otsuki T,Nakamura H,Nakagawa E,Usui N: Evaluation of the Efficacy,Safety,and Pharmacokinetics
of Fosphenytoin Injection in Japanese Patients.Journal of Clinical Therapeutics & Medicine 2012; 28(7)623632
17 Liang QC,Otsuki T,Takahashi A,Enokizono T,Kaido T,Kaneko Y,Nakagawa E,Sugai K,Sasaki M:
Posterior disconnection in early infancy to treat intractable epilepsy with multilobar cortical dysplasia.Neurol
.2013; 53(1):47-52
Med Chir(Tokyo)
18 Arai A,Saito T,Hanai S,Sukigara S,Nabatame S,Otsuki T,Nakagawa E,Takahashi A,Keneko Y,Kaido T,
Saito Y,Sugai K,Sasaki M,Goto Y,Itoh M: Abnormal maturation and differentiation of neocortical neurons
in epileptogenic cortical malformation:Unique distribution of layer-specific marker cells of focal cortical
dysplasia and hemimegalencephaly.Brain Res 2012; 1470:89-97
19 Sakakibara T,Sukigara S,Saito T,Otsuki T,Takahashi A,Kaneko Y,Kaido T,Saito Y,Sato N,Kimura
Y,Nakagawa E,Sugai K,Sasaki M,Goto YI,Itoh M: Delayed Maturation and Differentiation of Neurons
in Focal Cortical Dysplasia With the Transmantle Sign:Analysis of Layer-Specific Marker Expression.J
Neuropathol Exp Neurol 2012; 71(8):741-749
20 Nakayama T,Nabatame S,Saito Y,Nakagawa E,Shimojima K,Yamamoto T,Kaneko Y,Okumura K,Fujie
H,Uematsu M,Komaki H,Sugai K,Sasaki M: 8p deletion and 9p duplication in two children with electrical
status epilepticus in sleep syndrome.Seizure 2012; 21:295-299
21 Fukumura S,Saito Y,Saito T,Komaki H,Nakagawa E,Sugai K,Sasaki M,Takamizawa I: Progressive
conduction defects and cardiac death in late infantile neuronal ceroid lipofuscinosis.Dev Med Child Neurol
2012; 54:663-666
22 Hiyane M,Saito Y,Saito T,Komaki H,Nakagawa E,Sugai K,Sasaki M,Sato N,Yamamoto T,Imai Y: A
case of bulbar type cerebral palsy:representative symptoms of dorsal brainstem syndrome.Brain Dev 2012;
34: 787-791
147
Ⅵ 臨床研究
4 研究業績
23 Maruyama S,Saito Y,Nakagawa E,Saito T,Komaki H,Sugai K,Sasaki M,Kumada S,Saito Y,Tanaka
H,Minami N,Goto YI: Importance of CAG repeat length in childhood-onset dentatorubral-pallidoluysian
atrophy.J Neurol 2012; 259:2329-2334
24 Ishii A,Saito Y,Mitsui J,Ishiura H,Yoshimura J,Arai H,Yamashita S,Kimura S,Oguni H,Morishima
S,Tsuji S,Sasaki M,Hirose S: Identification of ATP1A3 mutations by exome sequencing as the cause of
alternating hemiplegia of childhood in Japanese patients.PLoS ONE 2013; 8:e5612025 Takeshita E,Nakagawa E,Nakatani K,Sasaki M,Goto Y-i: Novel AGTR2 missense mutation in a Japanese
boy with severe mental retardation,pervasive developmental disorder,and epilepsy.Brain Dev 2012; 34:
776-779
26 苛原香,小牧宏文,本田涼子,奥村彰久,白石一浩,小林悠,東慶輝,中田智彦,大矢寧,佐々木征行:本邦にお
ける先天性禁無力症の臨床的特徴.脳と発達 2012;44:450-454
27 斎藤義朗,福村忍,齋藤貴志,小牧宏文,中川栄二,須貝研司,佐々木征行:Neurotropin が奏功した小児難治性慢
性頭痛の 2 例.脳と発達 2012;44(6):477-481
28 本澤志方,須貝研司,赤池洋人,中山東城,富士川善直,小牧宏文,中川栄二,佐々木征行:学童期に学習困難や
行動異常で初発した神経変性代謝疾患 19 例の検討.脳と発達 2012;44(4):295-299
29 榎園崇,中川栄二,平井久美子,望月規央,福本裕,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,須貝研司,佐々木征行:小児神経・
筋病棟,重症心身障害児(者)病棟における Clostridium difficle 保菌状況.日本重症心身障害学会誌 2012;37(1)
:
155-158
30 後藤昌英,中川栄二,鋤柄小百合,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,須貝研司,佐々木征行,木村夫美恵,花岡繁:
家族性精神遅滞家系で認められた X 連鎖性αサラセミア・精神遅滞(ATR-X)症候群の 2 症例.日本重症心身障害
学会誌 2012;37(3):435-441
②総説
1 石山昭彦,小牧宏文:小児慢性疾患の生活指導 10 神経・筋疾患 2)先天性ミオパチー.小児科臨床 2012;65(4):
839-846
2 小牧宏文:筋ジストロフィーの best supportive care.日本小児科学会雑誌 2012;116:655-665
3 小牧宏文:症候・疾患と検査・診断 神経筋疾患の診断.小児神経学の進歩 2012;41:69-77
4 小牧宏文:【小児の診療手技 100】筋生検 小児科診療 2012;75:276-278
5 小牧宏文:【小児の診療手技 100】末梢神経生検 小児科診療 2012;75:279-280
6 齋藤貴志:お座りはできますが,ずり這いしかしません.小児科診療 2012;43:1835-7
7 佐々木征行:重症心身障害児(者)の死亡原因から療育のあり方を考える.日本重症心身障害学会誌 2012;37(1)
:
51-57
8 佐々木征行:重症心身障害児医療からみた小児脳死に関する私見.脳と発達 2013;45(1):5-10
9 須貝研司:前頭葉てんかんの発作型と治療.小児科診療 2012;75(8):1424-1429
10 須貝研司:ピラセタム,レベチラセタム,トピラマート.Clinical Neuroscience 2012;30(7):832-834.
11 須貝研司:小児・思春期てんかん薬物療法.最新医学 別冊 新しい診断と治療の ABC 74/ 神経 5 てんかん 2012;
141-153
12 須貝研司:小児にみられる発達障害や行動異常とてんかんの関係について教えてください。てんかんの治療でこれ
らの症状がよくなることはあるのでしょうか ?.治療 2012;94(10):1731-1733
13 須貝研司,麻生幸三郎:産科医療補償制度の現状と問題点.脳と発達 2012;44(3):221-224
14 川合謙介,須貝研司,赤松直樹,岡崎光俊,亀山茂樹,笹川睦男,辻貞俊,前原健寿,山本仁:日本てんかん学会
ガイドライン作成委員会.てんかんに対する迷走神経刺激療法の実施ガイドライン.てんかん研究 2012;30(1):
68-72
6:97-101
15 中川栄二:抗てんかん薬による発作の増悪.Epilepsy 増刊号 2012;Vol.
16 中川栄二:発達障害に対する薬物治療の実態と問題点.教育と医学 2012;60(10):838-846
17 中川栄二:子どもへの向精神薬の使用について.クレリィエール 2012;10:620
18 中川栄二:小児自閉性障害の薬物治療の効果.最新精神医学 2013;18(1):13-21
19 中川栄二:新しい抗てんかん薬と治験について.ともしび(てんかん協会)2013;3:3-12
③著書
1 石山昭彦,斎藤義朗:先天性筋ジストロフィー.小児疾患の診断治療基準 第 4 版(小児内科増刊)東京医学社,東京,
2012;794-795
2 佐々木征行:重症心身障害児.小児科診断・治療指針 中山書店,東京,2012;105-116
3 佐々木征行:大脳基底核疾患.小児疾患の診断治療基準第 4 版(小児内科増刊)東京医学社,東京,2012;716-717
4 佐々木征行:脳性麻痺.今日の治療指針医学書院,東京,2013;1230-1232
5 佐々木征行:3―ヒドロキシイソ酪酸尿症.先天代謝異常ハンドブック 中山書店,東京,2013;100-101
:
6 市川暁,斉藤郁夫,須貝研司:小児科疾患てんかん.入院 / 外来 薬物治療プラクティス 薬局 増刊号 2013;64(4)
1318-1333
7 須貝研司:ギラン・バレー症候群.In 小児・思春期診療最新マニュアル 日本医師会雑誌 2012;141 特別号(1)
:
S229-S230
8 須貝研司:脳性麻痺.In 小児・思春期診療最新マニュアル.日本医師会雑誌 2012;141 特別号(1):S228-S229
9 須貝研司:薬物動態と血中濃度モニター.In 辻省次(総編集),宇川義一(専門編集)
:アクチュアル脳・神経疾患の
臨床てんかんテキスト New Version 中山書店,東京,2012;197-205
:アクチュアル脳・神経疾患の臨床て
10 須貝研司:薬物相互作用のまとめ.In 辻省次(総編集),宇川義一(専門編集)
んかんテキスト NewVersion 中山書店,東京,2012;347-351
148
Ⅵ 臨床研究
4 研究業績
11 須貝研司:脳波検査(睡眠時脳波・終夜脳波)
.In 日本発達障害学会(監修)発達障害支援ハンドブック,金子書房,
東京,2012;16-17
④雑誌・刊行物
1 Sugai K: Report on the 14th Annual Meeting of Infantile Seizure Society:International Symposium on
Surgery for Catastrophic Epilepsy in Infants,AOCNA Newsletter 2012; 14:8-11
2 兼本浩祐,兼子直,須貝研司:てんかんとうつ(座談会).Epilepsy:てんかんの総合学術誌 2012;6(2)
:71-77.
3 須貝研司:てんかんの治療:どのようにして抗てんかん薬を選択し,処方(を変更)するか.平成 24 年度日本女
性薬剤師会通信教育講座 診療ガイドライン薬剤コース 第 7 回てんかん―基本薬の使い方と切り替え薬― 2012;
1-28.
4 須貝研司:Pick up てんかんの薬物治療 発作症状に基づき選択を.Nikkei Medical 2012;9 月号特別編集版:16-17
⑤研究班報告書
1 須貝研司:精神・神経疾患バイオリソース・レポジトリーにおける臨床情報データベースの構築.精神・神経疾患
研究開発費 24-8.精神・神経疾患等のバイオリソース・レポジトリーの診療及び研究における有効活用の研究.研
究報告書,2013.3
2 須貝研司:希少難治性てんかんに関する調査研究.厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業.希少難治
性てんかんに関する調査研究,2012.3
(2)学会発表等
①特別講演,シンポジウム
1 Goto YI,Mimaki M,Hatakeyama H,Komaki H,Yokoyama M,Arai H,Kirino K,Suzuki T,Nishino I,Nonaka I:
Reversible infantile respiratory chain deficiency:a clinical and molecular study.The 11th Annual Meeting of
the Asian and Oceanian Myology Center,Kyoto Japan,2012.6.6-8
2 Yonekawa T,Komaki H,Okada M,Hayashi YK,Nonaka I,Higuchi I,Sugai K,Sasaki M,Nishino I:
Natural course of Ullrich congenital muscular dystrophy in Japan.9th Japanese-French Symposium for
‘muscular dystrophy’,Tokyo Japan,2012.9.7-8
3 Sasaki M: Neuroimaging studies in autism spectrum disorders.International Child Neurology Meeting,
Brisbane Australia,2012.5.27.
4 小牧宏文:進行性筋萎縮症の診療のポイント―困るのは動けないことだけですか―.第 54 回日本神経学会学術大会,
2012.5.22
5 佐々木征行:重症心身障害児医療に関わる医師からみた小児脳死に関する私見.総合シンポジウム 10.小児の脳死:
さまざまな立場からみた問題と対応.第 115 回日本小児科学会学術集会,福岡市,2012.4.22
6 須貝研司:小児のけいれん重積の治療の現状.第 54 回日本小児神経学会総会,札幌,2012.5.18
7 須貝研司:小児のけいれん重積の治療―特に薬の性格と使い方について.第 9 回お茶の水てんかんカンファレンス,
東京,2012.6.29
8 須貝研司:新規抗てんかん薬を使うための薬物動態,効果,副作用.第 4 回北総てんかん研究会,八千代市,2012.
7.14
9 須貝研司:小児てんかんの薬剤選択と臨床薬理―旧来薬を中心に―.第 1 回信州療育ネットワーク,長野県安曇野
市,2012.7.28
10 中川栄二:てんかんおよび発達障害の治療の現状と今後.SKETCH 研究会(中枢神経疾患臨床評価法研究講演会),
東京,2012.4.20
11 中川栄二:エキスパートオピニオン 小児自閉性障害に対する薬物療法 小児自閉性障害に対する薬物療法のアンケー
ト調査.第 54 回日本小児神経学会総会,札幌,2012.5.19
12 中川栄二:けいれん重積治療の新たな展望 ホスフェニトインの位置づけ.第 46 回てんかん学会,東京,2012.10.11
13 中川栄二:小児自閉性障害の薬物療法の現状と問題点.多摩発達障害研究会,東京,2013.2.13
14 中川栄二:ウェスト症候群セミナー 新規抗てんかん薬と治験について.日本てんかん協会東京支部,東京,2013.3.
17
②国際学会
1 Komaki H: Nutritional assessment and treatment for patients with Duchenne muscular dystrophy.
9th
Japanese-French Symposium for muscular dystrophy,Tokyo,2012.9.7
2 Ishiyama A,Hayashi Y.K,Kajino S,Komaki H,Saito T,Saito Y,Nakagawa E,Sugai K,Sasaki M,Noguchi S,
Nonaka I,Nishino I: A congenital myopathy with fiber type disproportion,core-like structure and internal
nuclei is caused by recessive RYR1 mutation.
11th Annual Asian and Oceanian Myology Center scientific
meeting,Kyoto,2012.6.7-8
3 Ishiyama A,Hayashi Y.K,Kajino S,Komaki H,Saito T,Saito Y,Nakagawa E,Sugai K,Sasaki M,Noguchi S,
Nonaka I,Nishino I: Congenital fiber type disproportion with myofibrillar disorganization and altered
internal nuclei is caused by RYR1 mutation.
17th international world muscle society congress,Perth Australia,
2012.10.9-13
4 Maruyama S,Nakagawa E,Takeshita E,Okazaki Y,Inazawa J,Goto Y: Genetic analysis in the epileptic
patients with mental retardation in Japanese.
12th International Child Neurology Congress-11th Asian and
Oceanian Congress of Child Neurology,Brisbane Australia,2012.5.27-6.1
5 Nakagawa E: Survey of pharmacotherapy in Pediatrics with Autistic Disorders.The 2nd International
Conference on Neurology and Epidemiology,Nice France,2012.11.8-10
6 Sugai K,Nakagawa E,Saito Y,Komaki H,Saito T,Sasaki M: The efficacy for partial tonic seizures and
149
Ⅵ 臨床研究
4 研究業績
sedative side effects of newer antiepileptic drugs can be predicted from their mechanism of action.Joint
Congress of the 12th International Child Neurology Congress and 11th Asian and Oceanian Congress of Child
Neurology,Brisbane Australia,2012.5.29
7 Sugai K,Nakagawa E,Komaki H,Saito Y,Saito T,Ishiyama A,Sasaki M,Otsuki T: Effective antiepileptic
drugs for intractable partial epilepsies in children and young adults are different among actual seizure
66th Annual Meeting of American Epilepsy Society,San Diego,2012.12.2
symptoms.
8 小牧宏文:筋ジストロフィーの包括的医療.The first International Conference of DMD rehabilitation and
Treatment.Beijing,2012.8.10
9 小牧宏文:筋ジストロフィー臨床試験ネットワーク.The first International Conference of DMD rehabilitation
and Treatment,Beijing,2012.8.11
③一般学会
1 Kaido T,Otsuki T,Kaneko Y,Honda R,Nakagawa E,Saito Y,Sugai K,Sasaki M,Kakita A: Potential
epileotogenesis of deep brain structure.第 46 回日本てんかん学会,東京,2012.10.11-12
2 Sugai K,Nakagawa E,Komaki H,Saito Y,Saito T,Sasaki M: Prediction of efficacy for partial tonic seizure
and side effects of new AEDs by mechanism of action.第 54 回日本小児神経学会総会,札幌,2012.5.17
3 Sugai K,Nakagawa E,Komaki H,Saito Y,Saito T,Ishiyama A,Sasaki M,Otsuki T: Efficacy of newer
antiepileptic drugs for precise seizure symptoms in chronic non-idiopathic partial epilepsies in children.第 46
回日本てんかん学会,東京,2012.10.11
4 石堂雄毅,斎藤貴志,三山健司,石山昭彦,斎藤義朗,小牧宏文,中川栄二,須貝研司,佐々木征行:Barrett 食道
癌に対し,TS―1 長期投与を行っている重症心身障害者の一例.第 38 回日本重症心身障害学会学術集会,東京,2012.
9.28-29
5 石山昭彦,林由起子,小牧宏文,齋藤貴志,斎藤義朗,中川栄二,須貝研司,佐々木征行,西野一三:内在核と筋
原線維間網の異常を有し二峰性筋線維不均等を示す先天性ミオパチーは RYR1 変異が原因である.第 54 回日本小児
神経学会総会,札幌,2012,5,17-19
6 石山昭彦,小牧宏文,小一原玲子,松本朗子,齋藤貴志,斎藤義朗,中川栄二,須貝研司,佐々木征行,佐藤典子,
米川貴博,林由起子,西野一三:非特異的な関節症状を呈した Ullrich 型先天性ジストロフィーの骨格筋画像の有用性.
第 58 回小児神経学会関東地方会,東京,2013.3.9
7 岡崎光俊,中川栄二,神田将和,岡崎康司,後藤雄一:家族性多焦点部分てんかんの 1 家系における遺伝子異常.第
46 回日本てんかん学会,東京,2012.10.11-12
8 開道貴信,大槻泰介,高橋章夫,金子裕,本田涼子,中川栄二,斎藤義朗,須貝研司,佐々木政行,柿田明美:大
脳基底核など深部組織におけるてんかん原生の可能性についての組織学的考察.第 46 回日本てんかん学会,東京,
2012.10.11-12
9 小一原玲子,斎藤貴志,石山昭彦,斎藤義朗,小牧宏文,中川栄二,須貝研司,佐々木征行:当院における重症心
身障害者病棟長期入所社者の緊急対応調査.第 38 回日本重症心身障害学会学術集会,東京,2012.9.28-29
10 米川貴博,小牧宏文,齋藤貴志,斎藤義朗,中川栄二,須貝研司,佐々木征行,岡田麻里,林由起子,埜中征哉,
西野一三:ウルリッヒ型先天性筋ジストロフィーの全国実態調査.第 54 回日本小児神経学会総会,札幌,2012.5.1719
11 後藤昌英,小牧宏文,斎藤義朗,斎藤貴志,中川栄二,須貝研司,佐々木征行,岡田麻里,林由起子,埜中征哉,
西野一三:本邦における Marinesco-Sjögren 症候群の実態調査.第 54 回日本小児神経学会総会,札幌,2012.5.1719
12 岡崎哲也,小牧宏文,石山昭彦,鋤柄小百合,藤井克則,斎藤義朗,斎藤貴志,中川栄二,須貝研司,佐々木征行,
林由起子,西野一三:幼児期発症の遠位型ミオパチーの 2 例.第 54 回日本小児神経学会総会,札幌,2012.5.17-19
13 福村忍,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,中川栄二,須貝研司,佐々木征行,佐藤研:Perioral myoclonia with a
bsences の 1 例.第 54 回日本小児神経学会総会,札幌,2012.5.17-19
14 齋藤貴志,榎園崇,斎藤義朗,小牧宏文,中川栄二,須貝研司,佐々木征行,澁谷誠,齊藤祐子:乳児期に不随意
運動で発症した DRPLA の 15 歳女性例.第 53 回日本神経病理学会,新潟,2012.6.30
15 齋藤貴志,須貝研司,佐々木征行,渋谷誠,齊藤祐子:後索の病理学的変化を伴った若年型 DRPLA の 49 歳女性.
第 101 回日本神経病理学会関東地方会,東京,2012.7.28
16 丸山慎介,斎藤義朗,斎藤貴志,小牧宏文,中川栄二,須貝研司,佐々木征行,熊田聡子,齊藤祐子,南成祐,後藤雄一:
小児期発症 DRPLA 患者の症状・障害の出現時期と CAG リピート数の相関について.第 54 回日本小児神経学会総,
札幌,2012.5.17-19
17 斎藤義朗,大槻泰介,高橋章夫,中田安浩,岡田和枝,広実真弓,開道貴信,金子裕,高田栄子,遠藤ゆかり,齋藤貴志,
小牧宏文,中川栄二,須貝研司,佐々木征行:補足運動野近傍領域切除後に語想起障害と実行機能低下が遷延した 1 例.
第 46 回日本てんかん学会,東京,2012.10.11-12
18 須貝研司,中川栄二,齋藤貴志,小牧宏文,斎藤義朗,佐々木征行:難治性欠神発作の特徴と治療,発達予後.第
115 回日本小児科学会総会,福岡,2012.4.20
19 須貝研司,斎藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,中川栄二,石山昭彦,佐々木征行:重症心身障害時(者)の流涎・分
泌物過多に対するロートエキスの効果.第 38 回日本重症心身障害学会学術集会,東京,2012.9.28
20 須貝研司,本田涼子,中川栄二,小牧宏文,斎藤義朗,齋藤貴志,佐々木征行,高橋章夫,開道貴信,金子裕,大
槻泰介:片側巨脳症を伴った大田原症候群の半球離断術後の発達予後と術後早期の脳誘発反応.第 42 回日本臨床神
経生理学会,東京,2012.11.8
21 高橋章夫,大槻泰介,本田涼子,中川栄二,須貝研司,佐々木征行:小児てんかん外科 早期手術患者の発見と利
点大脳皮質形成障害を伴う乳児難治性てんかんの外科治療.第 54 回日本小児神経学会総会,札幌,2012.5.17-19
150
Ⅵ
臨床研究
4 研究業績
22 宮城島孝昭,高橋章夫,開道貴信,金子裕,大槻泰介,本田涼子,中川栄二,須貝研司,佐々木征行:半球離断術
を行ったラスムッセン脳炎の一例.第 6 回日本てんかん学会関東甲信越地方会,東京,2012.6.23
23 高橋章夫,開道貴信,金子裕,大槻泰介,本田涼子,中川栄二,須貝研司,佐々木政行:垂直法による半球離断術
を行った片側巨脳小の 3 カ月乳児例.第 46 回日本てんかん学会,東京,2012.10.11-12
24 高橋章夫,大槻泰介,開道貴信,金子裕,本田涼子,中川栄二,須貝研司,佐々木政行:高磁場 MRI と多重脳機能
画像を用いた皮質形成を伴う乳児難治性てんかんの外科治療.第 46 回日本てんかん学会,東京,2012.10.11-12
25 和賀央子,澤野由枝,竹下絵里,中川栄二,後藤雄一:X 連鎖性が疑われる精神発達遅滞患者の候補遺伝子解析 重
度精神遅滞を呈する男児例に同時に見られた MECP2,ATRX の重複.第 57 回日本人類遺伝学会,東京,2012.10.
25-27
26 竹下絵里,和賀央子,中川栄二,佐藤有希子,吉田寿美子,後藤雄一:低身長を伴う精神遅滞の男児例では
JARID1C 変異を疑う.国立精神・神経医療研究センター病院研究発表会,東京(小平),2013.3.12
27 清水玲子,木村円,尾方克久,玉浦明美,小牧宏文:希少疾患の患者レジストリーと連携したネットワークの試み.
臨床試験研究会,札幌,2013.2.8
28 尾方克久,清水玲子,玉浦明美,木村円,小牧宏文:希少疾患の臨床試験運営に向けた課題:筋ジストロフィー臨
床試験ネットワーク研修会アンケートから.臨床試験研究会,札幌,2013.2.8
29 永井盛博,中川栄二,榎園崇,遠藤ゆかり,松田悠子,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,須貝研司,佐々木征行,安村明,
稲垣真澄:小児自閉性症状に対する薬物治療の実態第二次調査報告(2)―薬剤別の使用状況,使用量,副作用につ
いて―.第 54 回日本小児神経学会総会,札幌,2012.5.17-19
30 永井盛博,中川栄二,比屋根真彦,榎園崇,石山昭彦,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,須貝研司,佐々木征行:
TRH 静注療法にて臨床症状が改善した亜急性硬化性全脳炎の 1 例.第 24 回日本神経免疫学会,長野,2012.9.20
31 永井盛博,斎藤義朗,石山昭彦,斎藤貴志,小牧宏文,中川栄二,佐々木征行,野々田豊,才津浩智:SPTAN1 遺
伝子変異による髄鞘形成不全を伴う West 症候群の 1 例における進行性小脳・脳幹委縮.第 57 回小児神経学会関東地
方会,東京,2012.9.22
32 永井盛博,佐々木征行,眞柄慎一,石山昭彦,斉藤貴志,斉藤義朗,小牧宏文,中川栄二,須貝研司:髄膜炎後 T2
強調・拡散強調像でテント上・下に及ぶ広範な対称性白質高信号を認める 7 歳男児例.第 18 回小児神経症例検討会(蔵
王セミナー),山形,2013.2.9
33 永井盛博,斉藤義朗,遠藤ゆかり,斉藤貴志,須貝研司,石山昭彦,小牧宏文,中川栄二,佐々木征行,伊藤公輝,
齊藤祐子,伊藤雅之,鋤柄小百合,後藤雄一,伊藤秀一,松岡健太郎:歯状核赤核ルイ対委縮症(DRPLA)におけ
る低アルブミン血症の病態について.国立精神・神経医療研究センター病院研究発表会,東京(小平),2013.3.12
34 遠藤ゆかり,中川栄二,榎園崇,永井盛博,松田悠子,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,須貝研司,佐々木征行,安村明,
稲垣真澄:小児自閉性症状に対する薬物治療の実態第二次調査報告(1)―小児神経科医の薬剤選択傾向について―.
第 54 回日本小児神経学会総会,札幌,2012.5.17-19
35 比屋根真彦,中川栄二,榎園崇,永井盛博,松田悠子,斎藤義朗,斎藤貴志,小牧宏文,須貝研司,佐々木征行:
TRH 静注療法が有効であった亜急性硬化性全脳炎の 2 例.第 54 回日本小児神経学会総会,札幌,2012.5.17-19
36 榎園崇,中川栄二,遠藤ゆかり,永井盛博,松田悠子,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,須貝研司,佐々木征行,安村明,
稲垣真澄:広汎性発達障害児における ABC―J の再検査信頼性の検討.第 54 回日本小児神経学会総会,札幌,2012.5.
17-19
37 中川栄二:てんかんに関する一般大学生の認識調査.第 46 回日本てんかん学会,東京,2012.10.11-12
38 林深,本田尚三,里村茂子,井本逸勢,中川栄二,後藤雄一:重度精神遅滞を呈する男児例に同時に見られた
MECP2,ATRX の重複.第 57 回日本人類遺伝学会,東京,2012.10.25-27
39 井田一美,成戸卓也,富永牧子,黒田友紀子,古谷憲孝,中川栄二,後藤雄一,升野光雄,黒澤健司:MID1 遺伝
子の一部を含む Xp22.2 に 310kb の微細欠失を認めた Optiz/BBB 症候群の 1 家系.第 57 回日本人類遺伝学会,東京,
2012.10.25-27
40 仲村貞郎,中川栄二,開道貴信,石山昭彦,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,須貝研司,佐々木征行,金子裕,高橋章夫,
大槻泰介:クモ膜嚢胞を伴う難治性てんかんに対してシャント形成術を施行した 1 例.第 58 回小児神経学会関東地方会,
東京,2013.3.9
41 本田涼子,須貝研司,中川栄二,小牧宏文,斎藤義朗,斎藤貴志,高橋章夫,大槻泰介,佐々木征行:乳児期に半
球離断術を行った片側巨脳症の長期発達予後.第 54 回日本小児神経学会総会,札幌,2012.5.17-19
42 本田涼子,金子裕,中川栄二,須貝研司,開道貴信,高橋章夫,佐々木征行,大槻泰介:乳児難治性てんかんの高
密度脳波解析.第 6 回日本てんかん学会関東甲信越地方会,東京,2012.6.23
43 本田涼子,高橋章夫,開道貴信,金子裕,斉藤貴志,中川栄二,須貝研司,佐々木征行:広汎な PET 低代謝域を伴う「側
頭葉てんかん」の一例.第 13 回国立てんかん外科ネットワーク 2013,東京,2013.2.9-10
44 本田涼子,金子裕,石山昭彦,斉藤貴志,斉藤義朗,小牧宏文,中川栄二,須貝研司,佐々木征行:乳児難治てん
かんの高密度脳波解析.国立精神・神経医療研究センター病院研究発表会,東京(小平),2013.3.12
45 眞柄慎一,須貝研司,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,中川栄二,佐々木征行:小児驚愕てんかん(startle epilepsy:
SE)7 例の臨床的検討.第 54 回日本小児神経学会総会,札幌,2012.5.17-19
46 眞柄慎一,高橋章夫,開道貴信,金子裕,大槻泰介,石山昭彦,斎藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,中川栄二,須貝
研司,佐々木征行:頭頂葉内側(楔前部、帯状回後部)に病変をもつ小児期発症てんかん 5 例の臨床検討.第 46 回
日本てんかん学会,東京,2012.10.11-12
47 眞柄慎一,高橋章夫,中川栄二,松本朗子,開道貴信,金子裕,大槻泰介,須貝研司,佐々木征行:胃腸炎罹患に
伴う脳波の改善が外科治療方針の決定に有用だった小児てんかんの一例.第 39 回多摩てんかん懇話会,東京,2012.
12.8
48 眞柄慎一,石堂雄毅,本田涼子,石山昭彦,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,中川栄二,須貝研司,佐々木征行:
151
Ⅵ 臨床研究
4 研究業績
インフルエンザワクチン接種後に進行性の異常姿勢・運動機能障害が出現し,変動する有痛性筋収縮を呈する女児.
第 18 回小児神経症例検討会(蔵王セミナー),山形,2013.2.9
49 松田悠子,佐々木征行,石山昭彦,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,中川栄二,須貝研司,上野弘恵,西里ちづる,
高橋幸利,岡本信彦: 当科で経験した,自己免疫性脳炎が疑われる症例についての検討.第 60 回多摩小児神経懇話会,
東京(東大和市),2012.6.9
50 宮武千晴,中川栄二,石山昭彦,斉藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,須貝研司,佐々木征行: 基底核病変を機にジス
トニアが消失した大田原症候群の一例.第 61 回多摩小児神経懇話会,東京,2012.11.17
51 平井久美子,望月規央,山田昌彦,坂下里香,福本裕,開道貴信,中川栄二,三山健司: 当院におけるマイコプラ
ズマ感染疑い患者の集団発生事例~検査および対応についての再構築~.第 66 回国立病院総合医学会,神戸,2012.
11.16
④研究会・院外集談会
1 竹内芙美,米本直裕,木村円,中村冶雅,清水玲子,小牧宏文,森まどか,林由起子,西野一三,川井充,武田伸一:
DMD に対するステロイド治療.第 7 回筋ジストロフィー治療研究会合同発表会,鎌倉パークホテル,2012.11.3
2 清水玲子,小牧宏文,玉浦明美,細井薫,大澤真木子,武田伸一: 国際共同神経筋疾患臨床試験グループ(CINRG)
での多施設共同治験の経験.第 7 回筋ジストロフィー治療研究会合同発表会,鎌倉パークホテル,2012.11.3
3 木村円,中村冶雅,林由起子,森まどか,清水玲子,小牧宏文,西野一三,川井充,武田伸一: なぜ患者登録が必要か ?.
第 7 回筋ジストロフィー治療研究会合同発表会,鎌倉パークホテル,2012.11.3
(3)講演
1 Sasaki M: Alternating hemiplegia study in Japan.Japan AHC Meeting,新宿ワシントンホテル,2012.10.25
2 小牧宏文:「筋ジストロフィーの治験拠点整備,診療ガイドラインの研究」平成 23 年度のまとめ.日本筋ジストロフ
ィー協会全国大会,2012.5.19
3 小牧宏文:神経・筋疾患の呼吸ケア.国立精神・神経医療研究センター小児神経セミナー,2012.7.2
4 小牧宏文:筋ジストロフィー市民公開講座 @ 仙台.筋ジストロフィー市民公開講座,仙台,2012.10.21
5 小牧宏文:筋ジストロフィー治療の現状と未来.第 1 回筋ジストロフィー市民公開講座,高崎,2012.11.3
6 小牧宏文:患者レジストリーと連携した希少疾病を対象とする治験ネットワーク筋ジストロフィー臨床試験ネット
ワーク.国立精神・神経医療研究センター - 山梨大学合同シンポジウム,小平,2012.12.4
7 小牧宏文:小児治験における今後の課題と小児に与える精神・肉体的影響の軽減.小児医薬品セミナー,東京,
2012.12,18
8 小牧宏文:筋ジストロフィー臨床試験ネットワーク.第 12 回東大病院臨床試験セミナー,東京,2013.3.22
9 佐々木征行:医療からみた重度・重複障害児の支援.新潟県教育委員会「平成 24 年度重度・重複障害教育講座」新
潟県立教育センター,新潟市,2012.6.28.
10 佐々木征行:小児神経学入門.第 18 回小児神経セミナー,国立精神・神経医療研究センター病院コスモホール,2012.
7.19
11 佐々木征行:先天代謝・変性疾患の診断法.第 18 回小児神経セミナー,国立精神・神経医療研究センター病院コス
モホール,2012.7.20
12 佐々木征行:神経放射線診断学.第 18 回小児神経セミナー,国立精神・神経医療研究センター病院コスモホール,2012.7.
21
13 佐々木征行:発達障害の理解と援助.母子保健愛育会テーマ別研修会;地域保健 4.「乳幼児期に見られる諸問題」
母子愛育会,港区,2012.7.26
14 佐々木征行:小児交互性片麻痺の最近の話題.小児交互性片麻痺家族の会,品川きゅりあん,2012.8
15 佐々木征行:重症心身障害児医療と小児脳死.国分寺市医師会・小金井市医師会合同学術講演会,国分寺市いずみプラザ,
2012.10.16
16 佐々木征行:重症心身障害児(者)のてんかん治療.良質な医師を育てる研修(国立病院機構医師研修会),メルパ
ルク京都,2013.2.14
17 須貝研司:目で見る不随意運動.第 18 回国立精神・神経センター小児神経セミナー,小平,2012.7.19
18 須貝研司:発作症状と臨床薬理に基づく小児てんかんの治療.第 18 回国立精神・神経センター小児神経セミナー,
小平,2012.7.20
19 須貝研司:重症心身障害児(者)の病態の理解および国立病院機構における診療のあり方.国立病院機構理学療法士・
作業療法士の卒後研修「平成 24 年度長期入院患者の ADL 向上に関する研修」,名古屋,2012.8.1
20 須貝研司:痙攣重積におけるホストインとノーベルバールの使い分け.ノーベルファーマ研修会,東京,2012.11.9
21 須貝研司:抗てんかん薬の副作用.多摩てんかんネットワーク,立川,2013.3.2
22 須貝研司:抗てんかん薬をどのように選択し,服用の量と回数を決めるか.東京都女性薬剤師会平成 24 年度診療ガ
イドライン薬剤コース公開講座,2012.3.17
23 中川栄二: 重症心身障害者へのレベチラセタムの効果的使用法.多摩重心研究会,東京,2012.5.23
24 中川栄二: ABC-J 実施時の諸注意.リスペリドン評価者講習会,東京,2012.7.1
25 中川栄二:小児神経学的所見のとりかた.国立精神・神経医療研究センター小児神経セミナー,東京,2012.7.19
26 中川栄二:ビデオ脳波でみる小児てんかん.国立精神・神経医療研究センター小児神経セミナー,東京,2012.7.20
27 中川栄二:小児てんかん治療について.多摩てんかん地域診療連携講演会,東京(立川),2012.7.28
28 中川栄二:てんかんおよび発達障害の基礎的な理解.平成 24 年度医療的ケア夏季全校研修東村山特別支援学校,東
京,2012.7.31
29 中川栄二:てんかんをもっと理解しよう.調布市社会福祉事業団,東京(調布),2012.10.18
30 中川栄二:てんかんについての基礎知識.世田谷区新 BOP 要配慮児童研修,東京,2012.11.29
152
Ⅵ 臨床研究
4 研究業績
31 中川栄二:小児自閉性障害の薬物治療の現状.第 14 回城東小児神経懇話会,東京,2012.11.29
32 中川栄二:こどものてんかんについて.調布市子ども発達センター,東京(調布),2012.12.25
33 中川栄二:学童期~成人期のてんかん症状の変化―観察方法と援助のあり方―.調布市作業所等連絡会,東京,
2013.1.29
5) 脳神経外科
(1)刊行論文
①原著論文
1 Kaido T,Otsuki T,Kakita A,Sugai K,Saito Y,Sakakibara T,Takahashi A,Kaneko Y,Saito Y,Takahashi
H,Honda R,Nakagawa E,Sasaki M,Itoh M: Novel pathological abnormalities of deep brain structures
including dysplastic neurons in anterior striatum associated with focal cortical dysplasia in epilepsy.J
Neurosurg Pediatr 2012; 10(3):217-225
2 Kaido T,Kempski O,Heimann A,Heers C,Bartsch D: Cluster analysis of mRNA expression levels identifies
multiple sequential patterns following focal cerebral ischemia.Turk Neurosurg 2012; 22(4):441-447
3 Kaido T,Otsuki T,Ogawa M,Takahashi A,Kaneko Y,Yamamoto T,Nakata Y: Medullary ischemia due to
vertebral arteritis associated with Behçet syndrome: a case report.Asian Pac J Allergy Immunol 2012; 30(3)
:
239-242
4 Kaido T,Heimann A,Kempski O: Neuronal immunoreactivity for mannose-binding lectin after venous
occlusion-induced focal cerebral ischemia in rats.Neurol Psychiatr Brain Res 2012; 18(3):129-135
5 Yanase M,Kaido T,Yamada M,Watanabe M: Malformations of cortical development with good clinical
outcome – a case report and review of literature.BMJ case reports 2012; Jun 28.pii: bcr1120115219
6 Irahara K,Nakagawa E,Honda R,Sugai K,Sasaki M,Kaido T,Kaneko Y,Takahashi A,Otsuki T: High
gamma activity of 60-70 Hz in the area surrounding a cortical tuber in an infant with tuberous sclerosis.Ital J
Pediatr 2012; 3(38):1-6
7 Liang Q,Otsuki T,Takahashi A,Enokizono T,Kaido T,Kaneko Y,Nakagawa E,Sugai K,Sasaki M:
Posterior disconnection in early infancy to treat intractable epilepsy with multilobar cortical dysplasia –Three
case reports-.Neuro Med Chirur 2013; 53(1):47-51
8 Oguni H,Otsuki T,Kobayashi K,Inoue Y,Watanabe E,Sugai K,Takahashi A,Hirose S,Kameyama S,
Yamamoto H,Hamano S,Baba K,Baba H,Hong SC,Kim HD,Kang HC,Luan G,Wong TT: Clinical
analysis of catastrophic epilepsy in infancy and early childhood: Results of the Far-East Asia Catastrophic
Epilepsy(FACE)study group.Brain Dev 2013; Mar 9.doi:pii: S0387-7604(13)00103-4.10.1016/j.
braindev.2013.02.004.[Epub ahead of print]
9 Arai A,Saito T,Hanai S,Sukigara S,Nabatame S,Otsuki T,Nakagawa E,Takahashi A,Kaneko Y,Kaido T,
Saito Y,Sugai K,Sasaki M,Goto Y,Itoh M: Abnormal maturation and differentiation of neocortical neurons
in epileptogenic cortical malformation: unique distribution of layer-specific marker cells of focal cortical
dysplasia and hemimegalencephaly.Brain Res 2012; 27(1470):89-97
10 Sakakibara T,Sukigara S,Saito T,Otsuki T,Takahashi A,Kaneko Y,Kaido T,Saito Y,Sato N,Kimura Y,
Nakagawa E,Sugai K,Sasaki M,Goto Y,Itoh M: Delayed maturation and differentiation of neurons in focal
cortical dysplasia with the transmantle sign: analysis of layer-specific marker expression.J Neuropathol Exp
Neurol 2012; 71(8):741-749
11 Sakakibara T,Sukigara S,Otsuki T,Takahashi A,Kaneko Y,Kaido T,Saito Y,Sato N,Nakagawa E,Sugai
K,Sasaki M,Goto Y,Itoh M: Imbalance of interneuron distribution between neocortex and basal ganglia:
Consideration of epileptogenesis of focal cortical dysplasia.J Neurol Sci 2012; 15(323):128-133
12 O k a n a r i K ,M i y a h a r a H ,I t o h M ,T a k a h a s h i A ,A i z a k i K ,N a k a g a w a E ,O t s u k i T ,I z u m i T:
Hemimegalencephaly in a Patient With Coexisting Trisomy 21 and Hypomelanosis of Ito.J Child Neurol.
2012; Dec 23.[Epub ahead of print]
13 開道貴信,大槻泰介,高橋章夫,金子裕:トゥレット症候群の重度チックに対する脳深部刺激療法、機能的脳神経
外科 2012;51:82-85
14 永井俊也,梶田泰一,岡田俊,中坪大輔,小出隆義,阪野正大,開道貴信,大槻泰介,金桶吉起,若林俊彦:重症
トゥレット症候群の不随意運動に対して定位的視床刺激術を施行した 1 例.機能的脳神経外科 2012;51.46-50
②総説
1 大槻泰介:てんかん診療ネットワークの構築.臨床神経学 2012;52(11):1036 − 1038
2 大槻泰介:てんかんの新しい地域診療連携モデルの構築―地域診療ネットワーク、てんかん専門医、てんかんセン
ターについて―.日本精神科病院協会雑誌 2013;32(2)
③著書
:稀少難治てんかん診療マニュアル 診断と治療社,東京,
1 大槻泰介,須貝研司,小国弘量,井上有史,永井利三郎(編)
2013;pp170
2 開道貴信,大槻泰介:慢性硬膜下血腫.樋口輝彦ら編:今日の精神疾患治療指針 医学書院,東京,2012;435-436
3 開道貴信,高橋章夫,大槻泰介:脳神経外科からみたポイント.宇川義一ら編:てんかんテキスト New Version
中山書店,東京,2012;66-73
4 開道貴信,高橋章夫,大槻泰介:外科治療.村田美穂編:やさしいパーキンソン病の自己管理 改訂版.医薬ジャー
ナル社,東京,2012;61-69
5 金子裕:脳磁図.辻省次編:てんかんテキスト New Version 中山書店,東京,2012;125-133
153
Ⅵ 臨床研究
4 研究業績
④雑誌・刊行物
1 大槻泰介: 日本人とてんかん、てんかん診療の現状.かかりつけ医のためのてんかんマネジメント 医薬ジャーナル社,
東京,2012; 7-11
2 大槻泰介: てんかんの病因と疫学―特発性てんかんと症候性てんかん―.治療「特集てんかんの診断と連携」南山堂,
東京,2012; 1664-1669
3 大槻泰介: 手術で治るてんかん.治療「特集:てんかんの診断と連携」プライマリ ・ ケア医に求められるてんかん診
療 南山堂,東京,2012; 1660-1661
4 大槻泰介: てんかん診療ネットワーク.Mebio「特集:いま知っておくべきてんかん」メディカルビュー社,東京,
2012; 113-118
5 高橋章夫: てんかんを診断するにはどのような検査が必要ですか ?.治療 2012; 94(10):1752-1754
⑤研究班報告書
1 大槻泰介:乳幼児破局てんかんの実態と診療指針に関する研究.厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業「乳
幼児破局てんかんの実態と診療指針に関する研究」平成 22 〜 23 年度総合研究報告書 2012;1-10
2 大槻泰介:乳幼児破局てんかんの実態と診療指針に関する研究.厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業「乳
幼児破局てんかんの実態と診療指針に関する研究」平成 23 年度総括 ・ 分担研究報告書 2012;1-8
3 大槻泰介:てんかんの有病率等に関する疫学研究及び診療実態の分析と治療体制の整備に関する研究.厚生労働科
学研究費補助金障害者対策総合研究事業(精神障害分野)「てんかんの有病率等に関する疫学研究及び診療実態の分
析と治療体制の整備に関する研究」平成 23 年度総括 ・ 分担研究報告書 2012;1-40
4 大槻泰介: てんかんの有病率等に関する疫学研究及び診療実態の分析と治療体制の整備に関する研究.厚生労働科
学研究費補助金障害者対策総合研究事業(精神障害分野)「てんかんの有病率等に関する疫学研究及び診療実態の分
析と治療体制の整備に関する研究」平成 24 年度総括 ・ 分担研究報告書 2013; 1-5
5 大槻泰介: 稀少難治てんかんに関する調査研究.厚生労働科学研究費補助金難治性疾患等克服研究事業「稀少難治
てんかんに関する調査研究」平成 24 年度総括 ・ 分担研究報告書 2013; 1-9
(2)学会発表等
①特別講演、シンポジウム
2012 Korean Epilepsy Congress,Incheon,2012.6.
1 Otsuki T: Current issues in standard temporal resection.
7-9
2 Otsuki T,Takahashi A,Kaido T,Kaneko Y,Honda R,Sugai K,Nakagawa E,Sasaki M: Epilepsy surgery
in infancy and childhood.6th Asian Epilepsy Surgery Congress,Busan Korea,2012.11.8-10
3 大槻泰介:てんかん診療ネットワークの構築.第 53 回日本神経学会学術大会,千代田区,2012.5.22-25
4 大槻泰介:医療連携とネットワークの構築.第 46 回日本てんかん学会,東京,2012.10.11-12
5 大槻泰介:
(特別講演)てんかんの外科治療と医療ネットワークの未来.第 36 回日本てんかん外科学会,岡山,2013.1.
17-18
6 高橋章夫,大槻泰介,開道貴信,金子裕,本田涼子,中川栄二,須貝研司,佐々木征行:
(シンポジウム)大脳皮質
形成障害を伴う乳児難治性てんかんの外科治療.第 54 回小児神経学会総会,札幌,2012.5.17-19
②国際学会
1 Otsuki T,Takahashi A,Kaido T,Kaneko Y,Honda R,Nakagawa E,Sugai K,Sasaki M: Resective epilepsy
surgery for malformation of cortical development in infancy and early childhood.10th European Congress on
Epileptology,London,2012.9.30-10.4
2 Kaneko Y,Okazaki Mi,Takahashi A,Kaido T,Otsuki T: Imaging of epileptogenic zone using L2 norm
spatial filter.
18th International Conference on Biomagnetism,Paris France,2012.8.26-30
③一般学会
1 開道貴信,大槻泰介,高橋章夫,金子裕,本田涼子,中川栄二,斎藤義朗,須貝研司,佐々木征行,柿田明美:
Potential epileptogenesis of deep brain structure.第 46 回日本てんかん学会,東京,2012.10.11
2 開道貴信,大槻泰介,高橋章夫,金子裕:トゥレット症候群に伴うチックに対する脳深部刺激療法.第 71 回日本脳
神経外科学会学術総会,大阪,2012.10.17
3 金子裕,高橋章夫,開道貴信,大槻泰介:焦点切除後再発例に対する MEG の有用性.第 46 回日本てんかん学会,東京,
2012.10.11-12
4 金子裕,高橋章夫,開道貴信,大槻泰介:MEG による言語野マッピングの改良.日本脳神経外科学会第 71 回学術総会,
大阪,2012.10.17-19
5 金子裕,岡崎光俊,大槻泰介:MEG による言語野マッピングの改良.第 42 回日本臨床神経生理学会,東京,2012.
11.8-10
6 高橋章夫,大槻泰介,開道貴信,金子裕,本田涼子,中川栄二,須貝研司,佐々木征行:高磁場 MRI と多重脳機能
画像を用いた皮質異形成を伴う乳児難治性てんかんの外科治療.第 46 回日本てんかん学会,東京,2012.10.11-12
7 高橋章夫,大槻泰介,開道貴信,金子裕,本田涼子,中川栄二,須貝研司,佐々木征行:高磁場 MRI と多重脳機能
画像を用いた皮質異形成を伴う小児難治性てんかんの外科治療.第 71 回日本脳神経外科学会学術総会,大阪,2012.
10.17-19
④研究会・院外集談会
1 大槻泰介:
(シンポジウム)我が国のてんかん医療の現状と課題―てんかん診療ネットワークの構築―.第 34 回茨城
医学精神科分科会,水戸,2012.11.3
154
Ⅵ 臨床研究
4 研究業績
2 高橋章夫,大槻泰介,開道貴信,金子裕,谷口豪,村田佳子,渡辺雅子,中川栄二,須貝研司,佐々木征行:側頭
脳瘤を伴う成人側頭葉てんかんの 1 手術例.第 34 回関東機能的脳外科カンファレンス,東京,2012.9.1
(3)講演
1 大槻泰介:てんかんの診療実態調査から治療体制の整備へ日本医師会生涯教育協力講座セミナー.宮城県医師会,仙台市,
2012.7.7
2 大槻泰介:てんかんの診療連携と小児のてんかん外科治療 Epilepsy Managemen tMeeting in Chiba.千葉市,2012.
7.25
3 大槻泰介:外科療法 第 35 回てんかん基礎講座.大阪市,2012.7.27
4 大槻泰介:てんかん診療のノウハウと地域診療連携.多摩てんかん地域診療連携講演会,立川市,2012.7.28
5 大槻泰介:画像で見るてんかんの病態―てんかんの集学的治療を目指して―.東葛てんかん治療カンファレンス,松
戸市,2012.8.30
6 大槻泰介:てんかんの診断から最新の治療まで―パネルディスカッション―日本医師会生涯教育強力講座セミナー.
東京都医師会,千代田区,2012.9.8
7 大槻泰介:ネットワーク構築の構想.第 46 回日本てんかん学会「てんかんの診断 ・ 治療連携」イブニングセミナー,
東京,2012.10.11
8 大槻泰介:てんかんと認知症―認知障害発作の診断―.第 31 回日本認知症学会モーニングセミナー,つくば市,
2012.10.25-27
9 大槻泰介:てんかんの集学的治療とてんかん診療ネットワーク.第 12 回神奈川けいれん治療研究会,横浜市,
2012.11.2
10 大槻泰介:我が国のてんかん医療の現状と課題―てんかん診療ネットワークの構築―.第 34 回茨城医学精神科分科
会,水戸市,2012.11.3
11 大槻泰介:てんかん外科とてんかん医療ネットワークの未来.ベーテル 20 周年記念祝賀会,仙台,2012.11.17
12 大槻泰介:てんかん治療向上に向けた包括的な地域医療連携について.東京メトロポリタンエピレプシーセミナー,
東京,2012.12.8
13 大槻泰介:てんかん診療ネットワーク―てんかんある人に対する地域診療連携について―.あいサポートとっとり
フォーラム 13,米子,2013.1.12-13
14 大槻泰介:てんかん診療の地域連携について~わが国のてんかん医療の現状~.第 1 回多摩てんかん地域診療ネット
ワーク懇話会,立川,2013.3.2
15 大槻泰介:てんかん診療のゴールと診療ネットワークの必要性.イーケプラ発売 2 周年記念講演会 in Hyogo,神戸,
2013.3.9
16 大槻泰介:てんかんの新しい地域診療モデルの構築.第 1 回大阪てんかん診療ネットワーク研究会,大阪,2013.3.30
17 開道貴信:トゥレット症候群と手術治療.東京女子医科大学機能脳神経外科夏季セミナー,東京,2012.8.25
18 開道貴信:トゥレット症候群に伴う重度チックに対する脳深部刺激療法.第 2 回京都 OCD 研究会,京都,2012.11.17
19 高橋章夫:難治性てんかんの新しい診断と治療.第 1 回群馬脳神経疾患フォーラム,前橋市,2012.6.15
20 高橋章夫:てんかんの診断と治療―脳外科医の立場から―.群馬てんかん勉強会,前橋市,2012.11.10
(4)その他
1 大槻泰介:本邦におけるてんかん治療について.朝日新聞社座談会,2012.5.20
2 大槻泰介:我が国のてんかん医療における課題と解決への道筋.国立精神・神経医療研究センターメディアカンフ
ァレンス,東京,2012.7.4
3 大槻泰介:てんかん診療ネットワークの構築―交通事故の問題の解決にむけて―.第 1 回メディア勉強会,大阪,
2012.7.26
6)総合外科
(1)刊行論文
①原著論文
1 Hitoshi Miyashita,Shiro Mori,Manabu Fukumoto,Yutaka Fukumoto,Hiroyuki Kumamoto,Tetsu
Takahashi: Genetic analysis of the MEN1 and HRPT2 in jaw tumor and parathyroid adenoma associated
,2012; 31:52-58
with familial hyperparathyroidism.Tohoku Univ.Dent.J.
(2)学会発表等
①一般学会
1 福本裕,山本敏之,大矢寧,森まどか,小牧宏文,村田美穂:筋ジストロフィー患者の開咬が咬合力、咀嚼力に与
える影響.第 17 回・第 18 回共催日本摂食・嚥下リハ学会,札幌,2012.8.31
②研究会・院外集談会
1 福本裕,山本敏之,大矢寧,森まどか,小牧宏文,小林庸子,村田美穂:デュシェンヌ型筋ジストロフィー患者に
「筋ジストロフィーの治療拠点整備、包括的診療ガイドラインの研究」,平
おける開咬と咀嚼機能の関係について.
成 23 年度班会議,東京,2012.
11.30
155
Ⅵ 臨床研究
4 研究業績
(3)講演
1 福本裕:精神疾患と歯科治療.むさしの国分寺クリニック勉強会,東京,2012.6.26
(4)その他
1 福本裕:筋ジスの開咬と成長発育.Remudy 通信 2012;6(9)
7)総合内科
(1)刊行論文
①原著論文
1 Ariga H,Imai K,Ludwig K and Takahashi T: Gastric emptying,plasma ghrelin and autonomic nerve
activity in diabetic rats.Neurosci Lett 2012 Apr; 514(1):77-81
(2)学会発表等
①国際学会
1 Ariga H,Amano T,Kurematsu A,Kanazawa M,Fukudo S,Yamato S: Stress-Related Peptide,Urocortin
2Enhances Gastric Accommodation via Nitrergic Pathway in Rats.Digestive Diseases Week 2012,San Diego,
2012.05.19
②一般学会
1 有賀元,天野智文,大和滋:ストレス関連ホルモンの CRF やウロコルチンが結腸蠕動運動や粘液分泌に与える影響:
過敏性腸症候群の一病態として. 第 86 回日本薬理学会年会,福岡,2013.3.21
2 安藤哲也,田村奈穂,倉尚樹,東風谷祐子,小西恵,富田吉敏,知場奈津子,庭瀬亜香,濱田孝,杤久保修,市丸雄平,
石川俊男,小牧元:神経性食欲不振症の血漿アミノ酸濃度の解析.第 16 回日本摂食障害学会学術集会,東京,2012.
10.6-7
53 回日本心身
3 富田吉敏,本間洋州,吉田庸子,若林邦江,田村奈穂,石川俊男:当科で観察された鉄代謝関連疾患.
医学会総会ならびに学術講演会,鹿児島,2012.5.25-26
4 富田吉敏,若林邦江,安藤哲也,石川俊男:心療内科外来患者におけるエゴグラムと他の心理検査との関係性.第
37 回学術大会日本交流分析学会,東京,2012.7.15
5 富田吉敏,三田村知子,菊地裕絵,安藤哲也:様々な治療的関わりで症状と抗体価が改善した疼痛性障害の症例.
第 17 回日本心療内科学会総会 ・ 学術大会,福岡市,2012.11.17-18
6 富田吉敏,細井昌子,安藤哲也,石川俊男:夫婦間葛藤への対処に社会的サポートの活用が有効であった帯状疱疹
後神経痛の一例.第 42 回日本慢性疼痛学会,東京,2013.2.22-23
③研究会・院外集談会
1 安藤哲也,大江悠樹,倉五月,大和滋,堀越勝,福土審,菊地裕絵,富田吉敏:機能性消化管障害の臨床評価なら
びに CBT 開発研究.精神 ・ 神経疾患研究開発費(23-2)「心身症の病態解明ならびに効果的治療法の開発研究」(主
任研究者:安藤哲也)合同研究報告会,アルカディア市ヶ谷,2012.12.17
2 富田吉敏,奥見裕邦,安藤哲也,石川俊男:長期間の前立腺癌ホルモン療法後の心身不調に漢方治療の併用が効果
を認めた一例.第 49 回日本東洋心身医学研究会,東京,2013.3.2
8)遺伝カウンセリング室
(1)刊行論文
①総説
1 佐藤有希子:ミトコンドリア病の遺伝カウンセリング.Clinical Neuroscience 2012;30(9)
:1012-1015
(2)学会発表等
①国際学会
1 Yukiko Sato,Yu-ichi Goto: Furnishing appropriate information on mitochondrial diseases to patients and
62nd Annual Meeting of the American Society of Human Genetics,San Francisco,2012.11.7
their families.
②一般学会
1 佐藤有希子,後藤雄一: ミトコンドリア病に関する情報ツール作成の試み.第 54 回日本小児神経学会総会,札幌,2012.5.
18
2 佐藤有希子,後藤雄一:ミトコンドリア病に関する情報提供の充実に向けた取り組み.第 36 回日本遺伝カウンセリ
ング学会学術集会,松本,2012.6.9
3 佐藤有希子,後藤雄一: Duchenne/Becker 型筋ジストロフィーの遺伝カウンセリングの現状と課題―遺伝学的診断
・ 治療の進歩に対応して―.日本人類遺伝学会第 57 回大会,東京,2012.10.25
9)放射線診療部
(1)刊行論文
①原著論文
1 Hiroshi Matsuda,Noriko Sato,Yoko Shigemoto,Kouhei Kamiya,Norihide Maikusa,Yasuhiro Nakata,
Kimiteru Ito,Naofumi Matsunaga: In vivo evaluation of gray and white matter volume loss in the
parkinsonian variant of multiple system atrophy using SPM8 plus DARTEL for VBM.NeuroImage: Clinical
2 2013; 491-496
2 Kaido T,Otsuki T,Ogawa M,Takahashi A,Kaneko Y,Yamamoto T,Nakata Y: Medullary ischemia due to
156
Ⅵ
臨床研究
4 研究業績
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
vertebral arteritis associated with Beh?et syndrome: a case report: Asian Pac J Allergy Immunol 2012 9:30,3,
239-242
Kamiya K,Sato N,Nakata Y,Ito K,Kimura Y,Ota M,Takahashi A,Mori H,Kunimatsu A,Ohtomo K:
Postoperative Transient Reduced Diffusion in the Ipsilateral Striatum and Thalamus.AJNR Am J Neuroradiol
2012 Aug 16;
Miho Ota,Yasuhiro Nakata,Kimiteru Ito,Kouhei Kamiya,Masafumi Ogawa,Miho Murata,Satoko Obu,
Hiroshi Kunugi,Noriko Sato:Differential Diagnosis Tool for Parkinsonian Syndrome Using Multiple
Structural Brain Measures:Computational and Mathematical Methods in Medicine,vol.2013,Article ID
571289,10 pages,2013.doi:10.1155/2013/571289
Mukai Y,
Kawazoe T,
Sano T,
Nakamura H,
Sakamoto C,
Iwata Y,
Wakita M,Nakata Y,Kamiya K,
Furusawa Y,
Kobayashi Y,Sakamoto T,Takiyama Y,Murata M: Long-term effect of repeated lidocaine injections into
the external oblique for upper camptocormia in Parkinson's disease:Parkinsonism Relat Disord:doi:pii:
S1353-8020(12)00349-5:20121005
Motoharu Gondo,Yoshiya Moriguchi,Naoki Kodama,Noriko Sato,Nobuyuki Sudo,Chiharu Kubo,Gen
Komaki: Daily Physical Complaints and hippocampal function:An fMRI study of pain modulation by
anxiety.NeuroImage 2013; 63(2013):1011-1019
Motoharu Gondo,Yoshiya Moriguchi,Naoki Kodama,Noriko Sato,Nobuyuki Sudo,Chiharu Kubo,Gen
Komaki: Daily physical complaints and hippocampal function: NeuroImage: Available online 22 July 2012
Sakakibara T,Sukigara S,Saito T,Otsuki T,Takahashi A,Kaneko Y,Kaido T,Saito Y,Sato N,Kimura Y,
Nakagawa E,Sugai K,Sasaki M,Goto Y,Itoh M: Delayed maturation and differentiation of neurons in focal
cortical dysplasia with the transmantle sign: analysis of layer-s pecific marker expression.J Neuropathol Exp
Neurol 2012 Aug; 71(8):741-9
Ota M,Sato N,Matsuo J,Kinoshita Y,Kawamoto Y,Hori H,Teraishi T,Sasayama D,Hattori K,Obu S,
Nakata Y,Kunugi H: Multimodal image analysis of sensorimotor gating in healthy women. Brain Res 2013
Jan 16;
Ota M,Sato N,Ishikawa M,Hori H,Sasayama D,Hattori K,Teraishi T,Obu S,Nakata Y,Nemoto K,
Moriguchi Y,Hashimoto R,Kunugi H: Discrimination of female schizophrenia patients from healthy women
using multiple structural brain measures obtained with voxel-based morphometry. Psychiatry Clin Neurosci
2012 Dec; 66(7):611-7
Ota M,Sato N,Nakata Y,Arima K,Uno M: Relationship between apathy and diffusion tensor imaging
metrics of the brain in Alzheimer's disease.Int J Geriatr Psychiatry 2012; Jul;27(7):722-6
Ota M,Ishikawa M,Sato N,Hori H,Sasayama D,Hattori K,Teraishi T,Nakata Y,Kunugi H: Glutamatergic
changes in the cerebral white matter associated with schizophrenic exacerbation. Acta Psychiatr Scand 2012
Jul; 126(1):72-8
Kimura Y,Sato N,Sugai K,Maruyama S,Ota M,Kamiya K,Ito K,Nakata Y,Sasaki M,Sugimoto H.:
MRI,MR spectroscopy,and diffusion tensor imaging findings in patient with static encephalopathy of
childhood with neurodegeneration in adulthood(SENDA).Brain Dev 2012 Aug 11;
Sakakibara T,Sukigara S,Otsuki T,Takahashi A,Kaneko Y,Kaido T,Saito Y,Sato N,Nakagawa E,Sugai
K,Sasaki M,Goto Y,Itoh M: Imbalance of interneuron distribution between neocortex and basal ganglia:
consideration of epileptogenesis of focal cortical dysplasia.J Neurol Sci 2012 Dec; 15;323(1-2):128-33.
doi:10.1016/j.jns.2012.08.035.Epub 2012 Sep 16.
神谷昂平,佐藤典子: 脳室の画像検査.Clinical Neuroscience 2012.4.1; 30(4):391-394
(2)学会発表等
①国際学会
1 Go Taniguchi,Kimiteru Ito,Yoshiko Murata,Daichi Sone,Yutaka Watanabe,Mitsutoshi Okazaki,Masako
Watanabe,Noriko Sato: Evaluation of amygdala enlargement in symptomatic localization-related epilepsy
patients using 11C-methionine-PET.Department of Psychiatry,National Center Hospital of Neurology and
Psychiatry,San Diego Convention Center,San Diego,CA,USA 66th Annual Meeting of American Epilepsy
Society,2012.12.2-3
2 Go Taniguchi,Kimiteru Ito,Yoshiko Murata,Daichi Sone,Yutaka Watanabe,Mitsutoshi Okazaki,Masako
Watanabe: Evaluation of amygdala enlargement in symptomatic localization-related epilepsy patients using
11C-methionine-PET:66th Annual Meeting of American Epilepsy Society Department of Psychiatry.National
Center Hospital of Neurology and Psychiatry,San Diego Convention Center,San Diego CA USA,2012.12.
2-3
3 kimiteru I,Kimura Y,Kamiya K,Nakata Y,Noriko Sato: Comparison of atrophy and cerebral blood flow
in patients with Lewy body disease using new software(Voxel Based Stereotactic Extraction Estimation:
vbSEE).SNM(北米核医学会議)the Miami Beach Convention Center,2012.1.9-13
4 Adachi Y,Sato N,Saito Y,Kimura Y,Nakata Y,Ito K,Kamiya K,Hattori A,Tsukamoto T,Ogawa M:
Variable MR Sequences for Iron Detection of Motor Cortex in Amyotrophic Lateral Sclerosis.ASNR 50th
Annual Meeting,Hilton New York(NY,USA),2012.4.21-26
②一般学会
1 Yasuhiro Nakata,Hattori Ayako,Ito Kimiteru,Kimura Yukio,Kamiya Kouhei,Nakagawa Eiji,Sasaki
157
Ⅵ 臨床研究
4 研究業績
Masayuki: 結節性硬化症における皮質結節の体積とてんかん発症年齢の相関の健闘,第 40 回日本磁気共鳴医学会大会,
京都,2012.9.6-8
2 神谷昂平,佐藤典子,中田安浩,伊藤公輝,重本蓉子,木村有喜男,高橋章夫,大槻泰介,森墾,國松聡,大友邦:
術後一過性の線条体・視床の DWI 高信号域:二次変性で見る大脳皮質への投射.第 42 回日本神経放射線学会,北九
州市,2013.2.16
3 高梨潤一,森墾,寺田一志,多田弘子,佐藤典子:POLR3A/3B 遺伝子異常における当部画像所見.第 42 回日本神
経放射線学会,北九州市,2013.2.16.
4 中田安浩,木村有喜男,齊藤祐子,伊藤公輝,神谷昂平,重本蓉子,高橋章夫,大槻泰介,佐々木征行,佐藤典子:
MRI findings of focal cortical dysplasia.第 42 回日本神経放射線学会,北九州市,2013.2.16
(3)講演
1 佐藤典子:てんかんの画像診断.群馬 MR 研究会,前橋,2012.9.14
2 佐藤典子:トルコ鞍、傍鞍部領域の MRI.第 16 回 MR 実践講座,東京,2012.12.8
10)臨床検査部
(1)刊行論文
①原著論文
1 Kaido T,Otsuki T,Kakita A,Sugai K,Saito Y,Sakakibara T,Takahashi A,Kaneko Y,Saito Y,Takahashi
H,Honda R,Nakagawa E,Sasaki M,Itoh M: Novel pathological abnormalities of deep brain structures
including dysplastic neurons in anterior striatum associated with focal cortical dysplasia in epilepsy.J
Neurosurg Pediatr 2012 Sep; 10(3):217-225
2 Kitamura S,Hida A,Enomoto M,Watanabe M,Katayose Y,Nozaki K,Aritake S,Higuchi S,Moriguchi Y,
Kamei Y,Mishima K: Intrinsic circadian period of sighted patients with circadian rhythm sleep disorder,
free-running type.Biol Psychiatry 2013; 73(1):63-69
3 Yonekawa T,Komaki H,Saito Y,Oya Y,Hayashi K Y,Nonaka I,Nishino I,Hashiguchi A,Takashima
H,Sugai K,Sasaki M: Congenital hypomyelinating neuropathy Attributable to a De Novo p.Asp61Asn
Mutation of the Myelin Protein Zero Gene.Pediatric Neurology 2013 Jan; 48(1):59-62
4 Yonekawa T,Komaki H,Saito Y,Sugai K,Sasaki M:Peripheral nerve abnormalities in pediatric patients
with spinal muscular atrophy.Brain Dev 2013 Feb; 35(2):165-71
5 Momma K,Noguchi S,Malicdan MCV,Hayashi YK,Minami N,Kamakura K,Nonaka I,Nishino I:
Rimmed Vacuoles in Becker Muscular Dystrophy Have Similar Features with Inclusion Myopathies.PLOS
ONE 2012; 7(12):e52002
6 Sakakibara T,Sukigara S,Otsuki T,Takahashi A,Kaneko Y,Kaido T,Saito Y,Sato N,Nakagawa E,Sugai
K,Sasaki M,Goto Y,Itoh M.: Imbalance of interneuron distribution between neocortex and basal ganglia:
consideration of epileptogenesis of focal cortical dysplasia.Journal of Neurological Sciences 2012; 323(1-2)
:
128-133
7 Sakakibara T,Sukigara S,Saito T,Otsuki T,Takahashi A,Kaneko Y,Kaido T,Saito Y,Sato N,Kimura
Y,Nakagawa E,Sugai K,Sasaki M,Goto Y,Itoh M: Delayed Maturation and Differentiation of Neurons
in Focal Cortical Dysplasia With the Transmantle Sign: Analysis of Layer-Specific Marker Expression.J
Neuropathol Exp Neurol 2012; 71(8):741-749
8 Araia A,Saito T,Hanai S,Sukigara S,Nabatame S,Otsuki T,Nakagawa E,Takahashi A,Kaneko Y,Kaido T,
Saito Y,Sugai K,Sasaki M,Goto Y,Ito M: Abnormal maturation and differentiation of neocortical neurons
in epileptogenic cortical malformation: Unique distribution of layer-specific marker cells of focal cortical
dysplasia and hemimegalencephaly.BRAIN RESEARCH 2012; 1470:89-97
9 Satoh J,Tabunoki H ,Ishida T,Saito Y,Arima K: Immunohistochemical characterization of γ -secretase
activating protein expression in Alzheimer's disease brains.Neuropath and Applied Neurobiol 2012; 38(2)
:
132-141
10 Satoh J,Tabunoki H,Ishida T,Yagishita S,Jinnai K,Futamura N,Kobayashi M,Toyoshima I,Yoshioka T,
Enomoto K,Arai N,Saito Y,Arima K: Phosphorylated Syk expression is enhanced in Nasu-Hakola disease
brains.Neuropathology 2012; 32(2):149-157
11 Satoh J,Tabunoki H,Ishida T,Saito Y,Arima K: Dystrophic neurites express C9orf72 in Alzheimer's
disease brains.Alzheimers Res Ther 2012; 4(4):33
12 Satoh J,Tabunoki H,Ishida T,Saito Y,Arima K: Accumulation of a repulsive axonal guidance molecule
RGMa in amyloid plaques: a possible hallmark of regenerative failure in Alzheimer's disease brains.
Neuropathol Appl Neurobiol 2013; 39(2):109-120
13 Maruyama S,Saito Y,Nakagawa E,Saito T,Komaki H,Sugai K,Sasaki M,Kumada S,Saito Y,Tanaka
H,Minami N,Goto Y: Importance of CAG repeat length in childhood-onse t dentatorubral–pallidoluysian
atrophy.Journal of Neurology 2012; 259(11):2329-2334
14 Kokubo Y,Taniguchi A,Hasegawa M,Hayakawa Y,Morimoto S,Yoneda M,Hirokawa Y,Shiraishi T,
Saito Y,Murayama S,Kuzuhara S: α -Synuclein pathology in the amyotrophic lateral sclerosis/parkinsonism
dementia complex in the Kii Peninsula,Japan.J Neuropathol Exp Neurol 2012; 71(7):625-630
15 Tsuji H,Arai T,Kametani F,Nonaka T,Yamashita M,Suzukake M,Hosokawa M,Yoshida M,Hatsuta H,
Takao M,Saito Y,Murayama S,Akiyama H,Hasegawa M,Mann DM,Tamaoka A:Molecular analysis and
158
Ⅵ
臨床研究
4 研究業績
biochemical classification of TDP-43 proteinopathy.Brain1 2012 Nov; 35(Pt11):3380-91
16 Funabe S,Takao M,Saito Y,Hatsuta H,Sugiyama M,Ito S,Kanemaru K,Sawabe M,Arai T,Mochizuki H,
Hattori N,Murayama S: Neuropathologic analysis of Lewy-related α -synucleinopathy in olfactory mucosa.
Neuropathology 2013 Feb; 33(1):47-58
17 Kimura Y,Sato N,Ito K,Kamiya K,Nakata Y,Saito Y,Matsuda H,Sugai K,Sasaki M,Sugimoto H:
SISCOM technique with a variable Z score improves detectability of focal cortical dysplasia: a comparative
study with MRI.Ann Nucl Med 2012; 26(5):397-404
18 Takamasa Noda,Sumiko Yoshida,Taro Matsuda,Nagahisa Okamoto,Kota Sakamoto,Shuusuke Koseki,
Yotarou Numachi,Eisuke Matsushima,Hiroshi Kunugi,Teruhiko Higuchi: Frontal and right temporal
activations correlate negatively with depression severity during verbal fluency task:A multi-channel nearinfrared spectroscopy study.Journal of Psychiatric Research 2012; 46(7):905-912
19 Y Iwadare,Y Kamei,A Oiji,Y Doi,M Usami,M Kodaira,K Watanabe,K Saito: Study of the sleep
patterns,sleep habits,and sleep problems in Japanese elementary school children using the CSHQ-J.Kitasato
Med J 2013; 43:31-17
20 Sasayama D,Hattori K,Wakabayashi C,Teraishi T,Hori H,Ota M,Yoshida S,Arima K,Higuchi T,Amano N,
Kunugi H: Negative correlation between cerebrospinal fluid oxytocin levels and negative symptoms of male
patients with schizophrenia.Schizophr Res 2012; 139(1-3):201-206
21 Sasayama D,Hattori K,Wakabayashi C,Teraishi T,Hori H,Ota M,Yoshida S,Arima K,Higuchi T,Amano N,
Kunugi H: Increased cerebrospinal fluid interleukin-6 levels in patients with schizophrenia and those with
major depressive disorder.J Psychiatr Res 2013; 47(3):401-406
②総説
1 亀井雄一:睡眠のメカニズム.調剤と情報 10 2012;18(11):15-21
2 齊藤祐子,村山繁雄:Braak 仮説と非運動症状.BRAIN and NERVE 2012;64(4)
:444-452
3 齊藤祐子,塩谷彩子,池田謙輔,青天目信,三橋里美:末梢神経、筋.病理と臨床 2012;30(臨時増刊号):69-76
4 村山繁雄,高尾昌樹,初田裕幸,齊藤祐子:ブレインバンク.病理と臨床 2012;30(臨時増刊号):103-109
5 村山繁雄,齊藤祐子,丹羽真一:アルツハイマー病と脳老化の病理学.内科 2012;109(5):839-845
6 齊藤祐子,﨑山快夫,足立正:Pure autonomic failure.BRAIN MEDICAL 2012;24(2):143-152
7 村山繁雄,齊藤祐子:タウ蛋白と免疫染色.検査と技術 2012;40(8):749-751
8 村山繁雄,齊藤祐子,丹羽真一:精神・神経疾患研究のためのブレインバンク.実験医学 2012;30(13):21262135
9 神谷久雄,村山繁雄,舟邉さやか,齊藤祐子,福田隆浩:薬剤性パーキンソン症状との鑑別が問題になった軽度認
知障害の 87 歳男性.BRAIN and NERVE 2012;64(12):1435-1442
10 齊藤祐子,村山繁雄,塩谷彩子:認知症性疾患の臨床病理.Cognition and Dementia 2013;12(1)
:13-18
11 齋藤秀光,富永美弥,高松幸生,伊藤文晃,井藤佳恵,山崎尚人,上埜高志,島田哲,田島つかさ,中保利通,吉
田寿美子,松岡洋夫:(資料)緩和ケアにおける家族への精神的支援.精神医学 2012;54(4):419-426
12 吉田寿美子:近赤外線スペクトロスコピー(光トポグラフィー)検査による抑うつ状態の鑑別診断.ヒューマンサ
イエンス 2012;23(3):18-21
13 吉田寿美子:精神科栄養士基礎講座Ⅰ精神疾患と糖尿病.Nutritional Needs in Psychiatry 2013;8:7-9
③著書
:プライマリ・ケア医のための睡眠障害 南山堂,
1 亀井雄一,三島和夫:食欲がなく、やる気が起きない.内村直尚(編)
東京,2012;8-12
2 亀井雄一,三島和夫:うつ病.内村直尚(編):プライマリ ・ ケア医のための睡眠障害 南山堂,東京,2012;46-52
3 亀井雄一:睡眠のメカニズム.内山真(編):睡眠障害の対応と治療ガイドライン じほう,東京,2012;15-18
4 亀井雄一:睡眠に関する Q&A.内山真(編):睡眠障害の対応と治療ガイドライン じほう,東京,2012;63-65
5 亀井雄一:高照度光療法.内山真(編):睡眠障害の対応と治療ガイドライン じほう,東京,2012;149-153
6 亀井雄一,岩垂喜貴:小児期の不眠.井上雄一,岡島義(編):不眠の科学 朝倉書店,東京,2012;122-128
7 芦澤裕子,亀井雄一:概日リズム睡眠障害 / 睡眠相後退型.千葉茂(編):意識と睡眠シナジー,東京,2012;685690
8 芦澤裕子,亀井雄一:概日リズム睡眠障害 / 睡眠相前進型.千葉茂(編):意識と睡眠シナジー,東京,2012;690694
9 榊原英輔,亀井雄一:てんかん.疾患・症状別今日の治療と看護 改訂第 3 版 南江堂,東京,2013;810-814
10 塚田恵鯉子,亀井雄一:過眠が主訴の場合.内山真(編):睡眠障害の対応と治療ガイドライン じほう,東京,
2012;75-87
11 塚田恵鯉子,亀井雄一:睡眠と身体の機能.内山真(編):睡眠障害の対応と治療ガイドライン じほう,東京,
2012;22-25
12 吉池卓也,亀井雄一:概日リズム睡眠障害睡眠相後退型、睡眠相前進型.野沢胤美(編):睡眠医学アトラス 真興
交易医学出版部,東京,2012;31-36
13 吉田寿美子:精神疾患、自殺.山本玲子(編)衛生・公衆衛生学 第 6 版 アイ・ケイココーポレーション 2012;
100-104
14 吉田寿美子:トピック 10 糖尿病とうつ.躁うつ病の薬理 ・ 生化学的研究懇話会(編):気分障害の薬理 ・ 生化学~う
つ病の脳内メカニズム研究:進歩と挑戦~医薬ジャーナル社,2012;245-248
④雑誌・刊行物
1 齊藤祐子,仙石錬平,村山繁雄:ヒト老化における嗅球レビー小体関連病理.レビー小体型認知症研究の最前線 レ
159
Ⅵ 臨床研究
4 研究業績
ビー小体型認知症研究会 2012.11.10;81-82
2 齊藤祐子:パーキンソン病の神経病理所見は ? ここを押さえる ! パーキンソン病診療.日本医事新報社,東京,2012.
12.25;31-35
⑤研究班報告書
1 亀井雄一:睡眠医療及び睡眠研究用プラットフォームを用いた睡眠障害診断システムの検証に関する研究.平成 24
年度精神・神経疾患開発費による研究報告書(主任研究者三島和夫)
2 亀井雄一:パーキンソン病治療の評価と治療に関する研究.平成 24 年度精神・神経疾患開発費による研究報告書(主
任研究者村田美穂)
3 亀井雄一:睡眠薬の適正使用に関するエビデンス抽出と今後の検討課題に関する研究.厚生労働科学研究費補助金(障
害者対策総合研究事業)睡眠薬の適正使用および減量・中止のため診療ガイドラインに関する研究班.平成 24 年度総括・
分担研究報告書(研究代表者三島和夫);105-13
4 齊藤祐子,塩谷彩子,有馬邦正,杠岳文,村山繁雄,玉岡晃:双極性感情障害における背景病検の検討.平成 22 年
度~ 24 年度精神・神経疾患研究開発費による総括研究報告書(主任研究者有馬邦正);122
5 齊藤祐子,塩谷彩子,山村隆,岡本智子,黒木規臣,田中洋子,岡田理恵子,西澤正豊,渡辺宏久,柿田明美,吉田眞理,
森秀生,河原直人,佐藤啓造,久野貞子,上田佳代,藤村晴俊,村山繁雄,村田美穂,有馬邦正:H22 ~ 24 年度 生前同意に基づく神経疾患ブレインバンクの進捗報告.平成 22 年度~ 24 年度精神・神経疾患研究開発費による総括
研究報告書(主任研究者有馬邦正);124-5
6 齊藤祐子:パーキンソン病では嗅上皮にレビー小体病理が出現する.平成 24 年度精神・神経疾患開発費による研究
報告書(主任研究者村田美穂)
7 野田隆正,吉田寿美子,芦田紗綾香,石原奈保子,小澤幸代,斉藤佐智子,清水悠,瀬戸山志織理,中澤佳奈子,
野村茉未,萩谷久美子,米田恵子,中込和幸:NIRS の縦断的変化について―ベースラインデータの解析―.平成 24
年度精神・神経疾患開発費による研究報告書(主任研究者 中込和幸)
8 吉田寿美子:末梢血の AGEs を含む代謝産物をバイオマーカーとする統合失調症の早期診断法確率に関する研究.
厚生労働科学研究費補助金(障害者対策総合研究事業)平成 24 年度総括・分担研究報告書(研究代表者 糸川昌成)
9 吉田寿美子:精神神経疾患と耐糖能異常に関する研究.平成 24 年度精神・神経疾患開発費による分担研究報告書(主
任研究者 功刀浩)
(2)学会発表等
①特別講演、シンポジウム
1 Y Kamei: Cognitive behavior therapy for secondary insomnia.Asian Sleep Research Society Congress,
Symposium,Taipei,Taiwan,2012.12.2
2 亀井雄一:神経内科疾患に伴う不眠に対する認知行動療法の試み.日本睡眠学会シンポジウム,横浜,2012.6.28-30
3 村山繁雄、齊藤祐子:ALS 神経変性の病理学的進展様式と予後.第 53 回日本神経学会学術大会,東京,2012.5.24
②国際学会
1 Miyashita A,Saito Y,Hatsuta H,Tsukie T,Nakaya A,Murayama S,Ihara Y,Kuwano R: Gene expression
analysis in the postmortem brains classified by Braak NFT-SP staging.Alzheimer’s Association International
Conference,Vancouver,2012.7.14-19
2 Shioya A,Arima K,Hasegawa M,Kakuta Y,Tamaoka A,Murayama S,Saito Y: Contribution of tauopathy
to bipolar disorder.Alzheimer’s Association International Conference,Vancouver,2012.7.14-19
3 Akiko Hida,Shingo Kimura,Yosuke Osawa,Minori Enomoto,Yasuko Katayose,Kentaro Nozaki,Yoshiya
Moriguchi,Yuichi Kamei,Masaaki Ikeda,Kazuo MIshima: Assessment of individual circadian phenotypes
using biopsy samples-Application to Circadian Rhythm Sleep Disorder patients-.SRBR,Florida,USA 2012.5
③一般学会
1 有馬邦正,齊藤祐子,本田和弘,山田光則,今野秀彦,饗庭郁子,陣内研二,原口俊,女屋光基,杠岳文,尾方克
久,小西吉裕,藤村晴俊,栗崎博司,渡邊千種,大原慎司,佐藤啓造:リサーチリソースネットワーク Progress
Report2011.第 53 回日本神経病理学会総会学術研究会,新潟,2012.6.28-30
2 肥田昌子,北村真吾,大澤洋介,榎本みのり,片寄泰子,野崎健太郎,加藤美穂,守口善也,亀井雄一,三島和
夫:生体組織を利用したヒト生物時計機能評価―概日リズム睡眠障害患者への応用―.日本睡眠学会,横浜,2012.
6.28-30
3 牧野和紀,岩垂喜貴,亀井雄一,宇佐美政英,小平雅基,渡部京太,齊藤万比古:注意欠如多動性障害児における
睡眠の質とフェリチンの関連.日本睡眠学会,横浜,2012.6.28-30
4 坂本岳之,島崎みゆき,亀井雄一:入院による不眠症状の変化に関する検討.日本睡眠学会,横浜,2012.6.28-30
5 岩垂喜貴,宇佐美政英,小平雅基,牧野和紀,渡部京太,齊藤万比古,亀井雄一:東日本大震災後の宮城県石巻市
における小児の睡眠調査.日本睡眠学会,横浜,2012.6.28-30
6 野崎健太郎,
亀井雄一,三島和夫:認知的要因を検討することで改善良いたった不眠症患者の一治療例.認知行動学会,
東京:2012.11.24
7 国仲伸男,佐藤裕子,児玉徳志,田島紹吉,齊藤祐子:代替プロテイン銀によるボディアン染色の改良.第 40 回国
立臨床検査技師協会関信支部学会,東京,2012.9.1
8 大久保真理子,高橋寛,小牧宏文,南成祐:福山型先天性筋ジストロフィーを合併したダウン症候群の 1 例.第 54
回日本小児神経学会,札幌,2012.5.17-19
9 斎藤貴志,榎園崇,斎藤義朗,須貝研司,佐々木征行,澁谷誠,齊藤祐子:乳児期に付随運動で発症した DRPLA
の 15 歳女性例.第 53 回日本神経病理学会総会学術研究会,新潟,2012.6.28-30
10 斎藤貴志,須貝研司,佐々木征行,澁谷誠,齊藤祐子:後索核の病理学的変化を伴った若年性 DRPLA の 49 歳女性.
160
Ⅵ
臨床研究
4 研究業績
第 53 回日本神経病理学会総会学術研究会,新潟,2012.6.28-30
11 齋藤貴志,須貝研司,佐々木正行,渋谷誠,齊藤祐子:後索核の病理学的変化を伴った若年型 DRPLA の 49 歳女性.
日本神経病理学会関東地方会,東京,2012.7.28
12 木下通亨,立花直子,齊藤祐子,有馬邦正,池田修一:脳炎を合併しない卵巣奇形腫に含有する中枢神経組織に関
する免疫組織化学的検討.第 53 回日本神経学会学術大会,東京,2012.5.24
13 初田裕幸,石井賢二,高尾昌樹,金丸和富,新井冨生,齊藤祐子,宮下哲典,桑野良三,須原哲也,島田斉,篠遠仁,
村山繁雄:C―Pittsburg Compound B(PIB)集積と、病理学的アミロイドβ(Αβ)沈着の、解剖学的部位別検
討―6 剖検例における検討.第 53 回日本神経学会学術大会,東京,2012.5.23
14 初田裕幸,石井賢二,高尾昌樹,齊藤祐子,金丸和富,新井冨生,広吉祐子,須原哲也,島田斉,篠遠仁,村山繁雄:
C―Pittsburg Compound B(PIB)集積と、病理学的アミロイドβ(Αβ)沈着の、解剖学的部位別検討―6 剖検
例における検討.第 53 回日本神経病理学会総会学術研究会,新潟,2012.6.28-30
15 齊 藤 祐 子, 塩 谷 彩 子, 池 田 謙 輔, 野 上 茜, 村 田 美 穂, 有 馬 邦 正: 進 行 性 核 上 性 麻 痺 の Richardson 症 候 群 と
parkinsonism の臨床病理学的検討.第 53 回日本神経学会学術大会,東京,2012.5.25
16 佐藤準一,天笠桂弘子,石田剛,柳下三郎,陣内研二,二村直伸,小林道雄,豊島至,吉岡年月,榎本克彦,新井信隆,
齊藤祐子,有馬邦正:那須ハラコ病の臨床病理遺伝学的研究第 3 報.第 53 回日本神経学会学術大会,東京,2012.
5.25
17 佐藤準一,天笠桂弘子,石田剛,柳下三郎,陣内研二,二村直伸,小林道雄,豊島至,吉岡年明,榎本克彦,新井信隆,
齊藤祐子,有馬邦正:那須ハコラ病脳の神経細胞におけるリン酸化 Syk の発現増強.第 53 回日本神経病理学会総会
学術研究会,新潟,2012.6.28-30
18 村山繁雄,齊藤祐子,高尾昌樹,赤津裕康:日本神経科学ブレインバンクネットワークの構築.第 53 回日本神経学
会学術大会,東京,2012.5.25
19 山川健太郎,澤田秀幸,山下博史,高橋良輔,初田裕幸,齊藤祐子,村山繁雄:パーキンソン病剖検脳における小
胞体ストレスマーカーの解析.第 53 回日本神経学会学術大会,東京,2012.5.25
20 舟辺さやか,野上茜,伊藤慎治,初田裕幸,齊藤祐子,高尾昌樹,服部信孝,村山繁雄:Lewy 小体病における梨状
葉皮質の神経病理学的検討.第 53 回日本神経学会学術大会,東京,2012.5.25
21 野上茜,山崎峰雄,齊藤祐子,伊藤慎治,舟辺さやか,初田裕幸,高尾昌樹,片山泰朗,村山繁雄:進行性核上性
麻痺の早期病変―進行性核上性麻痺の prodromal stage は病理学的に捉えられるか―.第 53 回日本神経学会学術大会,
東京,2012.5.25
22 齊藤祐子,塩谷彩子,田中洋子,村田美穂,岡本智子,山村隆,渡邊宏久,西澤正豊,柿田明美,吉田眞理,藤村晴俊,
上田佳代,下畑享良,村山繁雄,森秀生,河原直人,佐藤啓造,久野貞子,有馬邦正:前同意システムに基づく「神
経疾患ブレインバンク」年次報告書.第 53 回日本神経病理学会総会学術研究会,新潟,2012.6.28-30
23 齊藤祐子,村田美穂,有馬邦正,村山繁雄:パーキンソン病では嗅上皮にレビー小体病理が出現する.第 53 回日本
神経病理学会総会学術研究会,新潟,2012.6.28-30
24 野上茜,齊藤祐子,崎山快夫,伊藤慎治,舟辺さやか,初田裕幸,高尾昌樹,山崎峰雄,村山繁雄:進行性非流
暢性失語を呈した進行性核上性麻痺(PSP)の 2 剖検例.第 53 回日本神経病理学会総会学術研究会,新潟,2012.
6.28-30
25 村山繁雄,高尾昌樹,齊藤祐子,赤津裕康,初田裕幸,広吉祐子,椎名盟子,加藤貴行,砂川昌子,江口桂,金丸和富:
高齢者ブレインバンク 2011 年次報告.第 53 回日本神経病理学会総会学術研究会,新潟,2012.6.28-30
26 赤津裕康,堀映,小川倫弘,兼坂岳志,谷口知恵,齊藤祐子,高尾昌樹,村山繁雄,山本孝之,橋詰良夫:福祉村
BrainBank 年間報告.第 53 回日本神経病理学会総会学術研究会,新潟,2012.6.28-30
27 丸山慎介,斎藤義朗,齋藤貴志,小牧宏文,中川栄二,須貝研司,佐々木征行,熊田聡子,齊藤祐子,南成祐,後藤雄一:
小児期発症 DRPLA 患者の症状・障害の出現時期と CAG リピート数の相関について.第 54 回日本小児神経学会,札
幌,2012.5.17-19
28 塩谷彩子,齊藤祐子,有馬邦正,村山繁雄,玉岡晃:双極性感情障害の背景病理としての嗜銀顆.第 53 回日本神経
学会学術大会,東京,2012.5.25
29 池田謙輔,塩谷彩子,有馬邦正,村山繁雄,村田美穂,齊藤祐子:進行性核上性麻痺と皮質基底核変性症の臨床病
理学的検討 - 亜分類との対応.第 53 回日本神経学会学術大会,東京,2012.5.25
30 池田謙輔,塩谷彩子,有馬邦正,村山繁雄,村田美穂,齊藤祐子:進行性核上性麻痺と皮質基底核変性症の臨床病
理学的検討―亜分類との対応.第 53 回日本神経病理学会総会学術研究会,新潟,2012.6.28-30
31 塩谷彩子,川添僚也,金井雅裕,森まどか,小川雅文,村田美穂,有馬邦正,村山繁雄,齊藤祐子:脊髄視床路や
脊髄小脳路に病変を伴った球脊髄性筋萎縮症の 51 歳男性例.日本神経病理学会関東地方会,東京,2013.2.23
32 塚田恵鯉子,谷口豪,村田佳子,亀井雄一,渡辺雅子:睡眠時無呼吸・低呼吸と関連した痙攣発作を認めた睡眠関
連てんかんの一例.日本睡眠学会,横浜,2012.6.28-30
33 北村真吾,榎本みのり,塚田恵鯉子,亀井雄一,小山智典,稲田尚子,森脇愛子,神尾陽子,三島和夫:小中学生
を対象とした睡眠習慣と睡眠問題に関する全国調査.日本睡眠学会,横浜,2012.6.28-30
34 土井淳志,磯敬,佐藤夏代,木村綾乃,柴崎佳奈,児玉徳志,田島紹吉,亀井雄一,吉田寿美子:激しい異常行動
を呈した特発性 REM 睡眠行動障害の 1 例.第 40 回国臨協関信支部記念学会,国立国際医療センター,2012.9.1
35 濱保英樹,本田涼子,須貝研司,佐々木征行,高橋章夫,大槻泰介,塩谷彩子,柿田明美,齊藤祐子:焦点切除術
は奏功せず、右半球離断術によりてんかん発作が消失した,Rasmussen 症候群の 6 歳女児。~皮質形成異常の併存
(FCDtypeIIId 相当の病理)の,有無について~.日本神経病理学会関東地方会,東京,2012.12.22
36 清水聡一郎,古澤嘉彦,亀井雄一,村田美穂:パーキンソン病関連疾患における睡眠と QOL に関する研究. 日本
睡眠学会,横浜,2012.6.28-30
37 武蔵裕子,望月規央,児玉徳志,田島紹吉:当院臨床検体から分離されたCandida属の薬剤感受性動向と臨床的意義.
161
Ⅵ 臨床研究
4 研究業績
第 40 回国臨協関信支部記念学会,東京,2012.9.1
38 望月規央:「LabPro System」を用いた腸内細菌科における「β―Lactamase 検査用アルゴリズム」の構築.日本
臨床微生物学会,横浜,2013.2.2
39 島田綾子,村山久美子,山下利花,南成祐:MLPA 法を用いた脊髄性筋委縮症の遺伝学的検査.第 30 回日本染色体
遺伝子検査学会総会・学術集会,港区,2012.11.10
40 山田麻紀,亀井雄一,野田隆政,有馬邦正:高照度光療法により睡眠覚醒リズムと抑うつ状態が改善した概日リズ
ム睡眠障害の 1 例.東京精神医学会,東京,2012.11.17
(3)講演
1 亀井雄一:市川市における自殺予防の取り組み.南アルプス市自殺対策研修会,山梨県南アルプス市,2012.11.2
2 亀井雄一:あなたもゲートキーパーになりませんか.中野区ゲートキーパー研修会,東京,2013.1.30
3 齊藤祐子:神経疾患ブレインバンク―登録後の流れについて。事例紹介を中心に―.神経疾患ブレインバンク市民
公開講座,秋葉原 UDX,2012.9.2
4 齊藤祐子:認知症をひきおこす神経病理学的背景.第 25 回神経内科認知症研究会,名古屋,2012.10.4
5 齊藤祐子:神経疾患ブレインバンク―登録後の流れについて。事例紹介を中心に―.神経疾患ブレインバンク勉強会,
東京大学医科学研究所,2013.3.31
6 吉田寿美子:うつ病診断における光トポグラフィーの臨床応用の実際と今後の展望について.第 165 回企画委員会勉
強会(財)ヒューマンサイエンス振興財団,国立精神・神経医療研究センター,2012.10.19
7 吉田寿美子:双極性障害躁症状に対するアリピプラゾールの臨床的有用性.エビリファイ学術講演会,パレスホテル立川,
2012.11.9
(4)その他
1 南成祐,島田綾子,相生優子,埜中征哉,西野一三: 遺伝性神経・筋疾患患者データベースに対応する遺伝子診断
システムの確立―眼咽頭型筋ジストロフィーの遺伝子診断と表現型―.国立精神・神経医療研究センター 精神・神
経疾患研究開発費 23-4「遺伝性神経・筋疾患における患者登録システムの構築と遺伝子診断システムの確立に関す
る研究」(主任研究者:木村円)平成 24 年度班会議,千代田区,2012.11.30
11)リハビリテーション部
(1)刊行論文
①原著論文
1 今村扶美,松本俊彦,小林桜児,和田清:心神喪失者等医療観察法における物質使用障害治療プログラムの開発効果.
:921-930
精神医学 2012;54(9)
②総説
1 今村扶美:医療観察法におけるアルコール・薬物問題.精神医学 2012;54(11):1111-1118
2 小林庸子:41.筋ジストロフィー患者のリハビリテーション.総合リハビリテーション 2012;40(5):667-673
3 小林庸子:8 筋ジストロフィー 2)筋強直型ジストロフィーの症例.JOURNAL OF CLINICAL REHABILITATION
別冊神経難病のリハビリテーション―症例を通して学ぶ 2012;154-159
4 坂田増弘,富沢明美,大迫充江,大島真弓,佐藤さやか,石川正憲,平林直次,伊藤順一郎:国立精神・神経医療
研究センターにおける地域精神科モデル医療センターの概要.日本社会精神医学会雑誌 2012;21(3):392-395
③著書
1 小林庸子:Ⅲパーキンソン病のリハビリテーション 1.自宅でできる運動.やさしいパーキンソン病の自己管理改訂
版,医療ジャーナル社,大阪,2012;70-78
2 小林庸子:Ⅳ自宅での介護の要点 1.住宅改修・整備.やさしいパーキンソン病の自己管理改訂版,医療ジャーナル
社,大阪,2012;89-94
3 前野崇,小林庸子:第 2 章多発性硬化症(MS)の外来診療 13 発性硬化症(MS)のリハビリテーション.多発性硬化
症(MS)診療のすべて,診断と治療社,東京都,2012;126-129
4 山本敏之,織田千尋:飲み込み・言語の運動.やさしいパーキンソン病の自己管理改訂版,医療ジャーナル,大阪,
2012;79-88
④雑誌・刊行物
1 井上剛伸,木之瀬隆,荻山泰地,小林庸子,前野崇,中山剛,我澤賢之:肢体不自由者用のロボットアームのコスト・
ベネフィット評価.平成 24 年度厚生労働科学研究障害者対策総合研究成果発表会抄録集 2013.2.4;7-8
2 矢島寛之:歩行障害に対する下肢装具作成による在宅生活の支援.難病と在宅ケア,2012;18(9):26-29
⑤研究班報告書
1 小林庸子,木下崇史,樋口智和:平成 22 年度筋疾患患者での適応について.厚生労働科学研究費補助金障害者対策
総合研究事業「重度肢体不自由者用ロボットアームのコスト ・ ベネフィット評価」平成 22 ~ 24 年度総合研究報告書
2013.3;35-41
2 小林庸子,前野崇,樋口智和:平成 23 年度神経・筋疾患患者での有効性の検証.厚生労働科学研究費補助金障害者
対策総合研究事業「重度肢体不自由者用ロボットアームのコスト ・ ベネフィット評価」平成 22 ~ 24 年度総合研究報
告書 2013.3;123-125
3 小林庸子,前野崇:平成 24 年度筋疾患者での適応について.厚生労働科学研究費補助金障害者対策総合研究事業「重
度肢体不自由者用ロボットアームのコスト ・ ベネフィット評価」平成 22 ~ 24 年度総合研究報告書 2013.3;201-208
4 小林庸子,寄本恵輔,前野崇:神経難病リハビリテーション研究会神経筋疾患の呼吸ケアサポートチーム(Respiratory
Support Team:RST)の実態について.厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業「希少性難治性疾患患
162
Ⅵ
臨床研究
4 研究業績
者に関する医療の向上及び患者支援のあり方に関する研究」平成 24 年度報告書;128-130
5 中馬孝容,小林庸子:滋賀県の理学療法士を対象としたパーキンソン病の理学療法に関するアンケート調査.厚生
労働科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業「希少性難治性疾患患者に関する医療の向上及び患者支援のあり方
に関する研究」平成 24 年度報告書;134-136
6 小林庸子,前野崇,矢島寛之:遠位型ミオパチー患者に対する下肢装具の適応と限界について.厚生労働科学研究
費補助金難治性疾患克服研究事業「稀少性難治性疾患 ‐ 神経・筋難病疾患の進行抑制治療効果を得るための新たな
医療機器、生体電位等で随意コントロールされた下肢装着型補助ロボット(HAL-HN01)に関する医師主導治験の
実施研究」平成 24 年度研究報告書
7 小林庸子,前野崇:筋ジストロフィー治験ネットワークのための運動評価の標準化について.精神・神経疾患研究
開発費「筋ジストロフィーの治験拠点整備、包括的診療ガイドラインの研究」平成 24 年度報告書
8 小林庸子,小川順也,佐々木康治,鈴木一平,相馬優,轟大輔,寄本恵輔,前野崇:パーキンソン病関連疾患患者
に対する 2 週間の入院リハビリテーションの効果について.精神・神経疾患研究開発費「パーキンソン病を中心とす
るレビー小体病の診断・治療法の開発に関する研究」平成 24 年度報告書
9 前野崇,小林庸子:筋疾患者での適応について.厚生労働科学研究費補助金障害者対策総合研究事業「重度肢体不
自由者用ロボットアームのコスト ・ ベネフィット評価」平成 24 年度総括・分担研究報告書 2013.3;13-20
(2)学会発表等
①特別講演、シンポジウム
1 今村扶美:医療観察法精神医療における心理臨床(6)―いわゆる「内省」について―.日本心理臨床学会,愛知学
院大学,2012.9.14-16
2 小林庸子:オープニングセミナー 8 パーキンソン病非薬物療法・パーキンソン病のリハビリテーション.第 6 回パー
キンソン病・運動障害疾患コングレス,京都,2012.10.11-13
②国際学会
1 岩 田 恭 幸:Utility of subjective pain scales for assessments of standing with knee-ankle-foot-orthoses in
th
Duchenne muscular dystrophy.17 International World Muscle Society congress, Australia Perth, 2012.10.12
2 寄 本 恵 輔:Adaptation and serviceability of Maximum Insufflation Capacity training for patients with
Amyotrophic Lateral Sclerosis. 23th International Symposium on ALS / MND,シカゴ,2012.12.4-7
③一般学会
1 芦田愛:PICK UP 歩行器の PD への使用経験.第 66 回国立病院総合医学会,神戸,2012.11.16-17
2 有明陽佑:最大強制吸気量(Maximum Insufflation Capacity:MIC)を使用した新しい呼吸理学療法への展望につ
いて―健常成人による検討―.第 66 回国立病院総合医学会,神戸,2012.11.16-17
3 今村扶美,松本俊彦,小林桜児,和田清:司法関連施設における薬物依存離脱指導の効果に関する研究(2):女性
の薬物乱用者を対象とした介入.日本アルコール・薬物医学会,札幌コンベンションセンター,2012.9.7-9
4 岩田恭幸:DMD 患者の起立車いす.第 66 回国立病院総合医学会,神戸,2012.11.16-17
5 小川順也:PD 患者の集団訓練の報告.第 66 回国立病院総合医学会,神戸,2012.11.16-17
6 小川順也,寄本恵輔,丸山昭彦,前野崇,小林庸子:両下腿切断患者に対して部分免荷装置を用いた床上歩行練習
(body weight-supported overground training:BWSOT)第 28 回日本義肢装具学会学術集会,名古屋,
7 織田千尋:神経性疾患に伴う運動性構音障害への遅延聴覚フィードバック法の効果.第 38 回日本コミュニケーショ
ン障害学会学術講演会,広島県立広島大学三原キャンパス,2012.5.12-13
8 織田千尋:神経変性疾患患者の日常生活への遅延聴覚フィードバック法の導入.日本言語聴覚士協会総会 第 13 回
日本言語聴覚学会,福岡国際会議場(福岡医),2012.6.15-16
9 織田千尋,山本敏之,佐藤雅子,中山慧悟,村田美穂,前野崇,小林庸子:運動性構音障害を伴う神経変性疾患患
者への遅延聴覚フィードバック法の効果.第 6 回パーキンソン病・運動障害疾患コングレス,京都, 2012.10.112012.10.13
10 勝田若菜:ALS 患者の体脂肪に関して.第 66 回国立病院総合医学会,神戸,2012.11.16-17
11 中馬孝容,小林庸子,中島孝:外来通院中のパーキンソン病患者に対するリハビリテーションの実態調査,第 49 回
日本リハビリテーション医学会学術集会,福岡,2012
12 山口純,井上剛伸,我澤賢之,木下崇史,木之瀬隆,中山剛,小林庸子,樋口智和,前野崇:肢体不自由者用のロ
ボットアームの臨床評価―心理的評価スケールを用いた有効性評価.日本デザイン学会第 59 回春季研究発表大会,
札幌,2012.6.24
13 玉木克志,小林庸子,田中勇次郎,樋口智和,日向野和夫:重度運動障害者のナースコールに関するアンケート調査(2
次調査報告)
.第 27 回リハビリテーション科工学カンファレンス,福岡,2012.8.24
14 轟大輔:深部静脈血栓症を呈したパーキンソン病患者への PT アプローチ~ DVT 発症のリスクを考える~.第 66 回
国立病院総合医学会,神戸,2012.11.16-17
15 中山慧悟:パーキンソン病患者の声量と音声障害の自覚についての検討.第 66 回国立病院総合医学会,神戸,2012.
11.16-17
16 樋口智和:DMD 患者がロボットアームを使用したときの QOL 効果について.第 9 回東京都作業療法学会,東京,
2012.11.4
17 前野崇,小林庸子:筋疾患患者がロボットアームを使用したときの QOL 効果.第 49 回日本リハビリテーション医学
会学術集会,福岡,2012.
18 丸山昭彦:DMD 患者の心機能に関して.第 66 回国立病院総合医学会,神戸,2012.11.16-17
19 矢島寛之:SCD の装具に関して.第 66 回国立病院総合医学会,神戸,2012.11.16-17
20 山野真弓:精神科における感覚調整技法.第 46 回日本作業療法学会,宮崎,2012.6.15-17
163
Ⅵ 臨床研究
4 研究業績
21 吉田統子:解決志向アプローチを意識したロールシャッハ・フィードバックセッション.日本ブリーフサイコセラ
ピー学会第 22 回神戸大会,神戸松蔭女子学院大学,2012.8.24-26
22 吉田統子:多職種が連携し実践する病棟患者への CBT- 心理アセスメントが CBT のアプローチにどのような示唆を
もたらしうるか.第 12 回日本認知療法学会,東京ビッグサイト,2012.11.23-25
23 寄本恵輔:神経筋疾患専門病院における呼吸ケアサポートチームについて緊急時反応システム導入の有用性と新た
なる課題.第 31 回東京都理学療法学術大会,東京,2012.6.24
24 寄本恵輔:部分免荷装置を用いた床上歩行訓練 Body weight-supported overground training の有用性について―
脳卒中を呈したパーキンソン病患者に対する 3 症例からの経験―.関東甲信越ブロック理学療法士学会,埼玉,2012.9.
15-16
25 寄本恵輔:筋萎縮性側索硬化症患者における最大強制吸気量(MIC)トレーニングの適応と有用性について.第 66
回国立病院総合医学会,兵庫,2012.11.16-17
26 寄本恵輔:神経筋疾患専門病院における呼吸ケアサポートチームについて 緊急時反応システム.第 22 回呼吸ケア・
リハビリテーション学会学術集会,福井,2012.11.23-24
④研究会・院外集談会
1 有明陽佑:MIC トレーニングについて.ALS 自立支援千葉東葛ネットワーク会議鎌ヶ谷,鎌ヶ谷総合病院,2012.
11.3
2 有明陽佑:MIC の測定方法について.筋ジストロフィー診療における医療の質の向上ための多職種協働研究班班会議,
国立病院機構講堂,2012.12.12-13
3 織田千尋:遅延聴覚フィードバック装置で神経変性疾患の構音障害は短時間で改善する.第 2 回神経難病リハビリテ
ーション研究会,北九州,2012.11.30
4 中山慧悟:パーキンソン病患者に対する LSVT®LOUD 訓練.第 12 回北里大学言語聴覚療法学研究会,神奈川県相
模原市北里大学,2013.1.27
5 前野崇:神経筋疾患患者に対するロボットアームの使用.重度肢体不自由者用ロボットアームのコストベネフィッ
ト評価第 3 回公開研究会,埼玉,2013.3.20
(3)講演
1 有明陽佑:MIC はいつから練習するのか―.国立病院機構医王病院研修会,金沢,2012.8.10 2 有明陽佑:在宅で使用できる最新排痰機器の紹介と新しい呼吸理学療法カフアシストの後継機種であるミニペガソ
とコンフォートカフ、MIC トレーニングについて.ALS 協会東部ブロック,東京都
3 岩田恭幸:国際共同研究・治験における運動機能評価の実際.筋ジストロフィーのリハビリテーションセミナー,
刀根山病院,2012.7.1
4 岩田恭幸:多施設共同研究での計測結果―いかに誤差を減らすか―.第 1 回筋ジストロフィー臨床試験ネットワーク
研修会,2012.7.29
『筋ジストロフィーの治験拠点整備、包括的診療ガイドライ
5 岩田恭幸:運動機能評価検討会―筋力測定を中心に―.
ンの研究』班平成 24 年度班会議筋ジストロフィー臨床試験ネットワークセッション 2012.12.1
6 小川順也:デュシェンヌ型筋ジストロフィーのリハビリテーション.中国武 医院,北京,2012.8.10
7 織田千尋:パーキンソン病と話し方の障害講演・実技指導.東久留米パーキンソン病友の会「パーキンソン病医療講
演会」
8 小林庸子:当院(NCNP 病院)のデュシェンヌ型筋ジストロフィーのリハビリテーションプログラム―ともに子育
てすることをめざして―.筋ジストロフィーのリハビリテーションセミナー,刀根山病院,2012.7.1
9 小林庸子:神経筋疾患のリハビリテーション.国立病院機構医王病院研修会,金沢,2012.8.10 10 小林庸子:ALS 病型・病期によるリハアプローチ.滋賀県立リハセンター教育研修事業,守山,2012.8.11
11 小林庸子:パーキンソン病のリハビリテーション.第 2 回佐賀パーキンソン病カンファレンス,佐賀,2012.8.24
12 小林庸子:筋ジストロフィーのリハビリテーション.筋ジストロフィー市民公開講座,仙台,2012.10.21
13 小林庸子:筋疾患のリハビリテーションとは ?―今ある力を生かす道具と環境選び―.遠位型ミオパチー患者会シン
ポジウム,品川,2012.11.12
14 丸山昭彦:デュシェンヌ型筋ジストロフィーの呼吸リハビリテーション.中国武 医院,北京,2012.8.11
15 寄本恵輔:本来のリハの意義と臨床体験.Total-Approach 研究会第 1 期平日勉強会,2012.4.12
16 寄本恵輔:リスク管理と画像 MRI/CT を見ること.Total-Approach 研究会第 1 期平日勉強会,2012.4.25
17 寄本恵輔:Data を読んで全身管理する.Total-Approach 研究会第 1 期平日勉強会,2012.5.9
18 寄本恵輔:NTMC-ICLS コース(日本救急医学会 ICLS 準拠)ICLS インストラクター指導.2012.5.19
19 寄本恵輔:呼吸管理と呼吸ケアの実践.Total-Approach 研究会第 1 期平日勉強会,2012.5.23
20 寄本恵輔:リスクを超えたリスク管理.Total-Approach 研究会第 1 期平日勉強会,2012.6.13
21 寄本恵輔:ディスカッションとまとめ―ノンモニタリングの精神と臨床体験解.Total-Approach 研究会第 1 期平日
勉強会,2012.6.27
22 寄本恵輔:筋ジストロフィーにおける呼吸管理療法―ガイドラインを超えた呼吸管理.筋ジストロフィーのリハビ
リテーションセミナー,刀根山病院,2012.7.1
23 寄本恵輔:呼吸リハビリテーション―呼吸理学療法と排痰機器―.会田記念リハビリテーション病院, 2012.7.19
24 寄本恵輔:聴診とカフアシストの実技編.会田記念リハビリテーション病院,2012.7.27
25 寄本恵輔:筋ジストロフィーの呼吸管理の向こう側―気胸・無気肺との戦い.国立病院機構医王病院研修会,金沢,
2012.8.10
26 寄本恵輔:
「ALS におけるリハビリテーション―リハビリの意義とその有用性」
.滋賀県立リハセンター教育研修事業,
守山,2012.8.11
164
Ⅵ
臨床研究
4 研究業績
27 寄本恵輔,有明陽佑:カフアシストの講演と実技.看護部地域専門教育公開講座,2012.11.3
28 寄本恵輔:医療依存度の高い在宅療養患者の QOL―リハビリテーションの視点からデザインを考える―.株式会社
メディシング,2012.10.20
29 寄本恵輔:在宅で使用できる最新排痰機器の紹介と新しい呼吸理学療法カフアシストの後継機種であるミニペガソ
とコンフォートカフ、MIC トレーニングについて.東京都 ALS 協会東部ブロック講演,2012.10.27
30 寄本恵輔:ALS におけるリハビリテーション.君津市保健所地域教育課程,2012.10.30
31 寄本恵輔:在宅で使用できる最新排痰機器の紹介と新しい呼吸理学療法カフアシストの後継機種であるミニペガ
ソとコンフォートカフ、MIC トレーニングについて.第 8 回 ALS 自立支援ネットワーク会議,鎌ケ谷徳洲会病院,
2012.11.3
32 三澤剛:作業療法治療学講義「司法精神科における作業療法」作業療法士養成機関(文京学院大学保健学科)にお
ける教育
(4)その他
1 今村扶美:医療観察法物質使用障害治療プログラム.平成 24 年度第 4 回薬物依存症に対する認知行動療法研修,
2012.11.13-14
2 松本俊彦,今村扶美,若林朝子:デモセッション.平成 24 年度第 4 回薬物依存症に対する認知行動療法研修,2012.
11.13-14
3 今村扶美:内省プログラム・物質プログラム.指定入院医療機関従事者研修,栃木県立岡本台病院,2013.3.4
4 今村扶美:物質使用障害治療プログラム~ SMARPP ~の理解と実際.茨城県立こころの医療センター研修会茨城県
立こころの医療センター,2013.3.14
.平成 24 年度指定医療機
5 大森まゆ,今村扶美,高崎邦子,林理華,若林朝子:事例検討(入院例・グループワーク)
関従事者研修会第 1 回東京,ベルサール九段,2012.9.14-16
6 小林庸子,寄本恵輔:第 6 回神経難病の包括的呼吸ケアワークショップハンズオンインストラクター,新宿,2012.
10.13
7 小林庸子:神経筋疾患に必要なリハビリテーションの知識、リハビリテーション・RST 合同実習下垂足に対する装具、
車椅子選択のコツ、排痰補助装置・咳嗽介助方法、選んで使う在宅人工呼吸器、コミュニケーション装置・スイッ
チの実際.国立病院機構・良質な医師を育てる研修・神経筋スキルアップ研修中上級編,金沢,2012.11.2
8 小林庸子:筋ジストロフィー・神経難病のリハビリテーション,国立病院機構・良質な医師を育てる研修・神経筋
アドバンスセミナー,静岡,2012.2.2
9 三澤剛:医療観察法における作業療法の役割.平成 24 年度精神保健審判員研修会,東京,2012.7.27
10 寄本恵輔:神経筋ポスターセッション審査委員.第 46 回全国理学療法学術大会,宮崎,2012.5.25-27
11 寄本恵輔:学際的医療研究のための入門講座在宅や緩和ケアにおけるリハビリテーションの意義―英国における多
専門職種による緩和ケア.東京,2012.9.2-20
12)医療連携福祉部
(1)刊行論文
①著書
1 三澤孝夫:第 5 章更生保護制度の概要.第 6 章医療観察法の概要.
「精神保健福祉に関する制度とサービス」精神保
健福祉士シリーズ第 7 巻弘文堂,東京,2012.4
「更生保護制度」社会福祉士シリーズ第 20 巻【第
2 三澤孝夫:第 6 章矯正施設と処遇.第 7 章医療観察制度の概要.
2 版】弘文堂,東京,2013.2
②雑誌・刊行物
1 漆畑眞人:「自立支援医療費(精神通院医療)について」特集サービスの上手な活用方法.月刊波なみ 社団法人日
本てんかん協会 2012.10
2 山内俊雄,漆畑眞人,小出泰道,斎藤里加子,島本真規,神一敬,鶴井啓司,堀口香都,松浦雅人編集協力:「てん
かんとは…―病気と治療の説明編―(山内俊雄監修)」.大塚製薬株式会社 ・ ユーシービージャパン株式会社,東京,
2012.12
3 山内俊雄,漆畑眞人,小出泰道,斎藤里加子,島本真規,神一敬,鶴井啓司,堀口香都,松浦雅人編集協力:「てん
かんとは…―発作の対応・生活の注意編―(山内俊雄監修)」.大塚製薬株式会社 ・ ユーシービージャパン株式会社,
東京,2012.12
4 富沢明美,坂田増弘,伊藤明美,佐藤さやか,伊藤順一郎:急性期病棟におけるケアマネジメントと密接に連携し
たアウトリーチ活動.日本社会精神医学会雑誌,2012;21(3):396-402
③研究班報告書
1 安藤久美子,三澤孝夫,岩成秀夫,松原三郎,菊池安希子,小松容子:平成 24 年度厚生労働科学研究費補助金ここ
ろの健康科学研究事業「心神喪失者等医療観察法制度における専門的医療の向上に関する研究」(主任研究者:岡田
幸之),分担研究「指定通院医療機関におけるモニタリングに関する研究(2)」(分担研究者:安藤久美子),平成 24
年度分担研究報告書,2013.3
2 菊池安紀子,福田敬,岡田幸之,安藤久美子,三澤孝夫,長沼洋一:医療観察法地域処遇体制基盤構築事業調査東
京都委託研究(研究代表:菊池安紀子)
.東京都医療観察法地域処遇体制基盤構築事業調査結果報告書,2013.3
3 小林桜児,松本俊彦,今村扶美,根岸典子,若林朝子,和田清:「専門外来における認知行動療法プログラムの開発
と効果に関する研究」平成 24 年度厚生労働科学研究費補助金障害者対策総合研究事業「薬物依存症に対する認知行
動療法プログラムの開発と効果に関する研究」(研究代表者:松本俊彦),「専門外来における認知行動療法プログラ
ムの開発と効果に関する研究」(分担研究者:小林桜児):平成 24 年度総括・分担研究報告書,2013.3
165
Ⅵ 臨床研究
4 研究業績
4 坂田増弘,富沢明美,伊藤明美,佐藤さやか,種田綾乃,山口創生,市川健,伊藤順一郎,長野志保,平田智英,
片岡幸美:「地域生活中心」を推進する地域精神科医療モデル作りとその効果検証に関する研究.厚生労働科学研究
費補助金難病・がん等の疾患分野の医療の実用化研究事業(精神疾患関係研究分野)小平地区における重症精神障
害者への多職種アウトリーチチーム支援モデル体制の整備に関する報告平成 24 年度総括 ・ 研究分担報告書 2013.3
5 永田貴子,三澤孝夫,澤恭弘,大森まゆ,黒木規臣,高橋昇,野村照幸,今井敦司,前上里泰史,大津留卓,平林直次:
平成 24 年度厚生労働科学研究費補助金こころの健康科学研究事業「重大な他害行為を犯した精神障害者の適切な処
遇及び社会推進に関する研究に関する研究」(主任研究者:平林直次),分担研究「医療観察法入院処遇対象者の夜
ごと予後に与える因子に関する研究」(分担研究者:永田貴子),平成 24 年度分担研究報告書,2013.3
6 三澤孝夫,澤恭弘,熊地美枝,高崎邦子,太智晶子,金成透,上野容子,伊東秀幸,相川章子,垣内佐智子,嶺香一郎,
松坂あづさ,八木深,重吉大輔,高橋理沙:平成 24 年度厚生労働科学研究費補助金こころの健康科学研究事業「専
門的医療の普及の方策及び資質向上策を含めた医療観察法の効果的な運用に関する研究」(主任研究者:伊豫雅臣),
分担研究「司法精神医療における退院調整・社会復帰援助を行う関係機関職員の支援と研修方法の開発に関する研究」
(分担研究者:三澤孝夫):平成 24 年度総括・分担研究報告書,2013
(2)学会発表等
①特別講演、シンポジウム
1 漆畑眞人:「病院におけるアドボカシー委員会の実践」.第 66 回国立病院総合医学会「シンポジウム 32 患者・家族
の目線に立った医療を目指して~患者の権利をめぐる社会の動向をふまえて~」,神戸,2012.11.17
2 三澤孝夫:「多職種チーム 精神保健福祉士の立場から」
.合同シンポジウム 「多職種チーム医療を実践するための
新たな展開平成 24 年度全国自治体病院協議会 精神科特別部会 ・ 研修会,東京,2012.8.29
.東京都医療観察法地域処遇体制基盤構築事業説明会,新宿,2013.3.9
3 三澤孝夫:「医療観察法通院処遇の現場の声」
②一般学会
1 安藤久美子,岡田幸之,松原三郎,岩成秀夫,菊池安希子,三澤孝夫,小松容子:医療観察法処遇終了者に関する分析.
第 8 回日本司法精神医学会,金沢,2012.6.8
2 伊藤明美,富沢明美,坂田増弘,種田綾乃,佐藤さやか,平林直次,伊藤順一郎:ナショナルセンター病院におけ
る訪問支援活動の実際と課題.精神障害者リハビリテーション学会,神奈川,2012.11.18
3 永田貴子,三澤孝夫,澤恭弘,新井薫,大森まゆ,佐藤英樹,五十嵐禎人,平林直次:医療観察法入院処遇者の予
後に関する調査.第 8 回日本司法精神医学会,金沢,2012.6.9
③研究会・院外集談会
1 伊藤明美:PORT の現状とマディソンモデル.小平市精神保健福祉業務連絡会,東京,2012.7.11
2 伊藤明美:マディソンモデル報告.むさしの会 10 月例会,東京,2012.10.27
3 漆畑眞人:「てんかんの生活支援」
.2013Epilepsyconferencein 浅井病院,千葉,2013.1.25
4 漆畑眞人:「福祉職としてのソーシャルワーカーを求めて~国立病院ソーシャルワーカー協議会の軌跡」.国立病院
ソーシャルワーカー協議会中国 ・ 四国ブロック研修会,岡山,2013.3.5
5 漆畑眞人:「アドボカシー委員会の実践 ~患者の権利に関する社会の動向を確認しつつ、時代の先を見据えた最先
端の実践として~」.ncnp 病院研究発表会,東京,2013.3.12
「CPA 会議、PSW の役割」
.第 1 回全国指定入院医療機関 PSW 連絡協議会,
6 澤恭弘:
「治療プログラム、社会復帰講座」.
東京,2012.11.25
7 富沢明美,大迫充江:地域精神科モデル医療センターについて.東村山ケア検討会,2012.10.22
.第 1 回全国指定入院医療機関 PSW 連絡協議会,東京,2012.11.25
8 三澤孝夫:「権利擁護・抗告」
(3)講演
1 伊藤明美:マディソンモデル現地報告~ ACT プログラム発祥の地から~.精神障害者地域生活支援とうきょう会議総会,
東京,2012.5.26
2 伊藤明美:精神障がいとそのケア~地域で精神障がい者を支えるアウトリーチサービスについて~.小平市福祉人
材養成講座,2013.3.12
3 漆畑眞人:
「医療ソーシャルワーカーについて―チームアプローチ論―」
.学校法人敬心学園日本福祉教育専門学校,東京,
2012.7.7
.2012NCNP 夏期てんかんセミナー,東京,2012.8.5
4 漆畑眞人:「てんかんで利用可能な福祉制度 ・ 運転免許」
5 澤恭弘:地域保健福祉職員演習,事例検討(審判シミュレーション)
.精神保健判定医等人材養成研修会,社団法人
日本精神科病院協会,東京,2012.9.1,大阪,2012.8.11
6 永田貴子,三澤孝夫:医療観察法入院処遇者の予後に関する調査.平成 24 年度社会復帰調整官中央連絡協議会法務
省保護局,東京,2013.1.18
7 三澤孝夫:日本の医療観察法制度と関係機関との連携.CPA 会議の実際.医療観察法における退院支援と関係機関
との連携.司法精神看護研修Ⅱ,日本精神看護技術協会,東京,2012.6.7
.精神保健
8 三澤孝夫:精神保健参与員の業務と責任.精神保健参与員業務演習.事例検討(審判シミュレーション)
判定医等人材養成研修会,社団法人日本精神科病院協会,東京,2012.7.2,2012.9.1,大阪,2012.8.11
9 三澤孝夫:精神保健福祉士の業務.指定入院医療機関 ・ 指定通院医療機関従事者研修,精神・神経科学振興財団,東
京,2012.9.15,2012.11.10,大阪,2012.10.20
10 三澤孝夫:司法精神医療における多職種チーム医療.平成 24 年度第 7 回司法精神医学研修,国立精神・神経医療研
究センター精神保健研究所,東京,2012.12.11
11 三澤孝夫:「入院処遇から通院処遇への円滑な移行を目指して」.心神喪失者等医療観察法における地域処遇に関す
る説明会,厚生労働省関東信越厚生局,さいたま市,2012.12.18
166
Ⅵ
臨床研究
4 研究業績
12 三澤孝夫:医療観察法病棟における精神保健福祉士の役割,医療観察法病棟全体研修,指定入院医療機関従事者研修,
精神・神経科学振興財団,栃木県立岡本台病院,2013.2.22
13)薬剤部
(1)刊行論文
①著書
1 市川暁,曽根大地,渡辺雅子:コンプライアンス ・ 日常生活指導.最新医学 別冊 新しい診断と治療の ABC,最新医
学社,大阪,2012; 125-133
2 市川暁,斉藤郁夫,渡辺雅子:医師が処方を決めるまで.てんかん,日経ドラッグインフォメーション Premium
Edition,日経 BP 社,東京,2012; 9:13-16
3 斎藤郁夫, 北浦円, 森岡想:改訂版やさしいパーキンソン病の自己管理 医薬ジャーナル社,大阪,2012;54-59
②研究班報告書
1 斎藤郁夫:向精神薬処方における質の評価指標の開発.アルカディア,2012.12.17
(2)学会発表等
①一般学会
1 原恵子:精神科デイケアにおける薬剤師の関わり.日本医療薬学会,新潟コンベンションセンター,2012.10.27-28
(3)講演
1 斎藤郁夫:「薬の話」精神科患者家族会での薬の話.家族会「むさしの会」,東京,2012.11.24
2 斎藤郁夫:精神疾患患者と家族への情報提供.杉並区薬剤師会,東京,2013.3.24
3 原恵子:心理士のための精神科薬物療法の基礎知識 CBT センター講義
(4)その他
1 市川暁:てんかん月間 2012・中央イベント相談員(ボランティア)
2 市川暁,斉藤郁夫,有馬邦正:当院入院患者における向精神薬使用傾向.医療安全講演会,NCNP,2012.6.4
3 市川暁:てんかんと薬物療法.医療安全研修,NCNP,2012.9.27
14)看護部
(1)刊行論文
①原著論文
1 心光世津子,遠藤淑美,平祥子:日本における統合失調症患者家族の続柄ごとの精神的負担の特徴―過去 10 年間に
刊行された文献の内容分析から―.大阪大学看護学雑誌,2013;19(1):9-15
②著書
1 飯嶋佐季子,市川貴美子,梅津珠子,小澤慎太郎:改訂版やさしいパーキンソン病の自己管理,医薬ジャーナル,大阪,
2012;95-100
2 大柄昭子,熊地美枝,島崎みゆき:精神症状のアセスメントとケアプラン,メヂカルフレンド社,東京,2012;
87-94
③雑誌・刊行物
1 大迫充江,大島真弓,坂田増弘,佐藤さやか,伊藤順一郎:デイケアにおける多職種チームによるケアマネジメント.
日本社会精神医学会雑誌,東京,2012;21(3):403-409
2 心光世津子,遠藤義美,諏訪さゆり:精神看護学実習に ICF(国際生活機能分類)の視点を導入する試み.精神科看護,
2012;39(5):41-49
(2)学会発表等
①国際学会
1 Shimmitsu S: Protocol for A Qualitative Study Exploring Meaning of Recovery from Severe Mental
Illness(SMI)for the people living with SMI and caregivers in Japan.8th Biennial Joanna Briggs Institute
International Convention 2012,The Empress Hotel,Chiang Mai: Thailand,2012.11.12-14
2 Shimmitsu S,Makimoto K,Yamakawa M: Effectiveness of non-pharmacological approaches for patients with
8th Biennial Joanna Briggs Institute International Convention
frontotemporal dementia: A systematic review.
2012,The Empress Hotel,Chiang Mai: Thailand,2012.11.12-14
②一般学会
1 大草由美子:看護師長の意思決定に関する研究.第 16 回日本看護管理学会年次大会,札幌,2012.8.23-24
2 大迫充江,森千鶴:医療観察法病棟で薬物関連障害を持つ対象者に関わる看護師の変化のプロセス.第 38 回日本看
護研究学会,沖縄,2012.7.7-8
3 菊池汐里:患者満足度調査からみえた看護師に期待すること~パーキンソン病とその関連疾患看護の質向上への取り
組み.第 66 回国立病院総合医学会,神戸,2012.11.16-17
4 熊地美枝,高橋直美,美濃由紀子,宮本真巳:医療観察法病棟における常時観察の運用状況と一般精神医療への還元.
第 19 回日本精神科看護学術集会専門Ⅱ,鳥取,2012.11.10
5 熊地美枝:指定入院医療機関における治療プログラムの効果的運用.第 19 回日本精神科看護学術集会専門Ⅱ,鳥取,
2012.11.10
6 熊地美枝:医療観察法病棟における常時観察の運用状況と一般精神医療への還元.第 19 回日本精神科看護学術集会専門Ⅱ,
167
Ⅵ 臨床研究
4 研究業績
鳥取,2012.11.10
7 坂倉万梨子:ヒヤリハットの情報共有に対する看護師の思いについて検討する―転倒転落ヒヤリハットより―.第
66 回国立病院総合医学会,神戸,2012.11.16-17
8 心光世津子,坂本岳之,伊藤美樹子,牧本清子,山川みやえ:交流集会「臨床における研究 ・ 研究における臨床 ・
橋渡し~エビデンスに基づく看護実践の推進と課題~」.第 32 回日本看護科学学会学術集会,東京国際フォーラム,
2012.11.30-12.1
9 鈴木賀惠:入院している統合失調症者の人生の意味について.第 38 回日本看護研究学会,沖縄,2012.7.7-8
10 西元麻実:看護師のアサーションスキルとソーシャルサポートがメンタルヘルスに与える影響.日本健康心理学会
第 25 回大会,東京,2012.9.1-2
11 平井久美子:当院におけるマイコプラズマ感染疑い患者の集団発生事例~検査及び対応についての再構築~.第 66
回国立病院総合医学会,神戸,2012.11.16-17
(3)講演
1 大草由美子:人と組織が成長するマネジメント.八王子精神科看護師長会研修会,八王子市,2013.3.8
2 杉山茂:包括的暴力防止プログラムとは.日精協道支部看護部長会第 9 回定期総会 記念講演,札幌,2012.6.9
(4)その他
1 川内健三:精神科病棟における隔離・身体拘束最小化のための看護介入内容.精神科医療の質の均てん化に関する研
究,アルカディア市ヶ谷,2012.12.17
2 水野由貴:インフォームド・コンセントに対する看護師の意識調査―術前のインフォームド・コンセントへの同席
を通して.てんかんネットワーク,東京,2013.2.9
15)栄養管理室
(1)刊行論文
①雑誌・刊行物
1 功刀浩,今泉博文:職場の心理学第 306 回なぜ心の病は、肥満タイプに多いのか ?.PRESIDENT プレジデント 2013.3.
4;94-96
:
2 鷹羽智子:食事療法エネルギー代謝を考慮したデュシェンヌ型筋ジストロフィーの栄養管理.難病と在宅ケア 2012;18(7)
62-65
(2)学会発表等
①特別講演、シンポジウム
1 阿部裕二,今泉博文,鷹羽智子,芳賀麻里子,阿部恵里:精神科医療における管理栄養士の役割と臨床研究,第 16
回関東信越国立病院管理栄養士協議会学会特別企画「NHO・NC・ハンセン病療養所における管理栄養士の役割を学ぶ」,
茨城,2012.6.24
2 阿部裕二:
『改訂された新「入院診療計画書」における管理栄養士の役割』~チームで行う「栄養スクリーニング」と「栄
養管理計画」を検証する~精神科急性期病棟からの現状と課題.全国精神科栄養士協議会第 53 回全国精神科栄養士研修会,
東京,2012.7.6
②一般学会
1 鷹羽智子,鷲尾智子,山口智,鷲澤尚宏:東京における NST 専門療法士実地修練実施状況の実態調査,第 28 回日本
静脈経腸栄養学会,金沢,2013.2.22
③研究会・院外集談会
1 阿部裕二:病院機能評価 Ver.6 を受診して 4.13.1「栄養管理体制の確立」を中心に.関東信越国立病院管理栄養士
協議会第 9 回主任栄養士(栄養係長)研究会,群馬,2012.5.19
2 鷹羽智子:デュシェンヌ型筋ジストロフィー患者の安静時エネルギー消費量.第 10 回多摩療育と栄養研究会,東京,
2012.03.02
(3)講演
1 阿部裕二:医療現場における栄養士の役割と活動―病院栄養士の業務―.東京農業大学短期大学部栄養学科「校外
実習総合演習」,東京,2012.6.22
2 鷹羽智子:毎日の食事と栄養管理のポイント.精神・神経疾患研究開発費『筋ジストロフィーの治験拠点整備、包
括的診療ガイドラインの研究』班筋ジストロフィー市民講座,仙台,2012.10.21
3 鷹羽智子:チームアプローチによるデイケア健康教室プログラム.チーム医療普及推進事業ワークショップ『デイ
ケアにおける多職種チームの力~リカバリーを促進するチームアプローチ~』,東京,2012.12.21
(4)その他
1 功刀浩,吉田寿美子,今泉博文:うつを食事で改善する !?.NHK あさイチ(生番組出演)最新精神栄養学,2012.
9.12
2 鷹羽智子:DMD の栄養管理.小児神経科・神経内科合同筋疾患臨床カンファランス,2013.3.15
168
Ⅵ
臨床研究
4 研究業績
16)治験管理室
(1)刊行論文
①原著論文
1 Yamada T,Pu S,Yokoyama K,Matsumura H,Mitani H,Kaneko K,Nakagome K: Fish consumption is
positively associated with social functioning: A cross-sectional study in male Japanese workers.Psychiatry
Res,200(2-3):1038-1040
2 Pu S,Yamada T,Yokoyama K,Matsumura H,Mitani H,Adachi A,Kaneko K,Nakagome K: Reduced
prefrontal cortex activation during the working memory task associated with poor social functioning in lateonset depression: multi-channel near-infrared spectroscopy study.Psychiatry Res,2012; 203(2-3):222-228
3 Pu S,Nakagome K,Yamada T,Yokoyama K,Matsumura H,Mitani H,Adachi A,Nagata I,Kaneko K: The
relationship between the prefrontal activation during a verbal fluency task and stress-coping style in major
depressive disorder: A near-infrared spectroscopy study.J Psychiatr Res,2012; 46(11):1427-1434
②総説
1 尾鷲登志美,中込和幸:気分安定薬.特集双極性障害の治療精神科 2012;20:391-397
2 池淵恵美,中込和幸,池澤聰,三浦祥恵,山崎修道,根本隆洋,樋代真一,最上多美子:統合失調症の社会的認知:
脳科学と心理社会的介入の架橋を目指して.精神神経学雑誌 2012;114(5):489-507
3 最上多美子,池澤聰,兼子幸一,中込和幸:認知矯正療法 NEAR について.Schizophrenia Frontier 2012;13(1)
:
24-27
4 中込和幸:統合失調症の社会的転帰の改善を踏まえた認知機能障害への治療的アプローチ―社会認知と動機づけ―.
Schizophrenia Frontier 2012;13(1):34-41
5 野田隆政,中込和幸:シンポジウムⅡ精神疾患の診断ツールとしての光トポグラフィー.認知神経科学 2012;14(1)
:
35-41
③著書
1 中込和幸:5 章生活習慣.心理・社会的側面と精神医学.加藤進昌,神庭重信,笠井清登:text 精神医学 psychiatry
改定 4 版 南山堂,東京,2012;pp76-87
(2)学会発表
①特別講演、シンポジウム
1 Reiko Shimizu,Hirofumi Komaki,En Kimura,Katsuhisa Ogata,Akemi Tamaura,Shin’ichi Takeda: Attempt
to organize “Muscular Dystrophy Clinical Trial Network”.
9th Japanese-French Symposium for‘muscular
dystrophy’,東京,2012.9.7-8
2 玉浦明美: 精神科領域の治験の推進を目指して ―臨床研究コーディネーターの立場から―.第 22 回日本臨床精神神
経薬理学会 ・ 第 42 回日本神経精神薬理学会 合同年会 International Global Clinical Trials―課題と対応―,宇都宮,
2012.10.18
3 中込和幸: うつ病患者の長期的なアドヒアランス維持を目指した治療導入.ワークショップ 3.第 9 回日本うつ病学会総会,
東京,2012.7
4 中込和幸: 精神科看護師および統合失調症の当事者における再発予防に対する認識と取り組みの実態調査結果.統
合失調症再発予防研究会との共催シンポジウム,第 22 回日本臨床精神神経薬理学会 ・ 第 42 回日本神経精神薬理学会
合同年会,宇都宮,2012.10
②研究会・院外集談会
1 玉浦明美: 治験の質の向上と症例集積性を高めるために.精神科治験実態調査.Roche/ 中外 NP25620 試験研究会,東京,
2012.11.3
(3)その他
1 玉浦明美: ネットワークを使った多施設共同研究でのコーディネーターの役割.第 1 回筋ジストロフィー臨床試験ネ
ットワーク研修会,ミッドタウンカンファレンス,2012,7.29
2 玉浦明美: 治験って何だろう ?―参加の流れと参加のメリット・デメリット―.平成 23 年度治験市民講座,2012.11.
24
3 玉浦明美: 臨床研究・治験に関わる臨床心理士のための基礎講座―臨床研究・治験の科学性・倫理性と CRC に役割 -.
東京認知行動療法アカデミー,早稲田大学国際会議場,2013.1.6
17)医療情報室
(1)刊行論文
①著書
1 波多野賢二;医療情報のコンテンツに関わる標準化.日本医療情報学会医療情報技師育成部会編:新版医療情報医
療情報システム編篠原出版新社,東京,2012;347
(2)学会発表等
①一般学会
1 波多野賢二:病院情報システム参照系アプリケーションの Rapid Application Development 環境の構築.第 32 回医
療情報学連合大会,新潟,2012.11.17
169
170
智
邦
美
祐
智
雄
美
本
川
馬
田
藤
本
和
井
田
岡
中
有
村
齊
岡
大
亀
村
宏
庸
牧
林
小
小
成
子
文
祐
小
小
木
木
森 まどか
南
三
波多野 賢 二
三
安
有
有
有
有
稲
山
渡
和
牧
牧
宏
宏
村
村
和
和
和
哲
邦
邦
邦
邦
真
雅
島
島
島
藤
馬
馬
馬
馬
垣
村
辺
田
文
文
円
円
夫
夫
夫
也
正
正
正
正
澄
隆
子
清
主 任 研 究 者
三
一
滋
子
子
穂
正
二
子
子
児
者
穂
栄
雅
辺
渡
桜
林
給
小
受
研究課題(上段:班研究課題、下段:分担研究課題)
デュシェンヌ型筋ジストロフィーガイドライン(リハビリテーション)治験評価
筋ジストロフィーの治験拠点整備、包括的診療ガイドラインの研究
研究総括
筋ジストロフィーの治験拠点整備、包括的診療ガイドラインの研究
遺伝性神経・筋疾患患者データベースに対応する遺伝子診断システムの確立
遺伝性神経・筋疾患における患者登録システムの構築と遺伝子診断システムの確立に関する研究
遺伝性神経・筋疾患における患者登録システムの構築と遺伝子診断システムの確立総合評価
遺伝性神経・筋疾患における患者登録システムの構築と遺伝子診断システムの確立に関する研究
同プラットホームにおけるデータ管理システムのあり方に関する研究
睡眠医療及び睡眠研究用プラットホームの構築に関する研究
同プラットホームを用いた神経内科領域での睡眠障害診断システムの活用と検証
睡眠医療及び睡眠研究用プラットホームの構築に関する研究
同プラットホームの構築と信頼性検証
睡眠医療及び睡眠研究用プラットホームの構築に関する研究
消化管におけるストレスホルモンの生物学的検討:機能性消化管障害の病態解明と治療法の開発
心身症の病態解明ならびに効果的治療法の開発研究
多発性硬化症(MS) および中枢性炎症性脱骨髄性疾患の脳バンク設立に関する研究
死後脳の多施設共同研究に使用可能なリサーチリソースネットワークの構築に関する研究
国立精神・神経医療研究センター病院のブレインバンクの拡充―剖検拠点病院のひとつとして
死後脳の多施設共同研究に使用可能なリサーチリソースネットワークの構築に関する研究
神経疾患ブレインバンクの構築
死後脳の多施設共同研究に使用可能なリサーチリソースネットワークの構築に関する研究
死後脳の多施設共同研究に使用可能なリサーチリソースネットワークの構築に関する研究
死後脳の多施設共同研究に使用可能なリサーチリソースネットワークの構築に関する研究
自閉性症状の薬物治療を進めるための臨床研究の確立
発達障害の診断および治療法開発に関する臨床研究
CIDP における個別化医療に関する研究
難治性ニューロパチーの診断技術と治療法の開発に関する研究
てんかんのキャリーオーバーについての研究
てんかんの診断と治療に関する戦略的医療についての研究
薬物依存症専門外来を有する精神科病院受診者に対する認知行動療法の開発と普及に関する研究
アルコールを含めた物質依存に対する病態解明及び心理社会的治療法の開発に関する研究
₁) 精神・神経疾患研究開発費
5 研究補助金
23―6
23―6
23―4
23―4
23―3
23―3
23―3
23―2
22―7
22―7
22―7
22―7
22―6
22―4
22―3
22―2
課題番号
1,500
17,835
1,000
700
500
1,000
1,500
3,000
400
9,400
400
11,100
1,000
400
4,850
900
(千円)
受給金額
Ⅵ 臨床研究
5 研究補助金
和
彩
明
郁
利
川
井
浦
崎
藤
下
瀬
松
玉
松
斉
坂
隆
田
本
田
井
村
塚
野
亀
本
直
林
平
山
光
崎
岡
敏
雄
美
直
村
吉
之
一
政
忠
穂
次
俊
記
村
村
村
村
村
岡
安
安
安
信
西
安
雄
中
吉 田 寿 美 子
伊
伊
小
小
小
小
小
伊
夫
樹
美
乃
彦
之
寧
香
朝
敏
本
山
矢
大
田
田
田
田
田
田
西
西
西
込
藤
藤
藤
牧
牧
牧
牧
牧
美
美
美
美
美
幸
信
信
信
和
弘
弘
弘
宏
宏
宏
宏
宏
穂
穂
穂
穂
穂
之
雄
雄
雄
幸
人
人
人
文
文
文
文
文
レビー小体病患者の咳嗽反射の評価
パーキンソン病を中心とするレビー小体病の診断・治療法の開発に関する研究
パーキンソン病の睡眠障害に関する研究
パーキンソン病を中心とするレビー小体病の診断・治療法の開発に関する研究
LBD のうつ症状および精神症状の評価および治療に関する研究
パーキンソン病を中心とするレビー小体病の診断・治療法の開発に関する研究
レビー小体病の譫妄・幻覚の診断・治療法に関する研究
パーキンソン病を中心とするレビー小体病の診断・治療法の開発に関する研究
研究総括及び PD のバイオマーカー探索
パーキンソン病を中心とするレビー小体病の診断・治療法の開発に関する研究
通院医療におけるモデル的多職種チーム医療の開発
司法精神医療の均てん化の促進に資する診断、アセスメント、治療の開発と普及に関する研究
統合失調症患者の薬物療法に関する研究
統合失調症の診断、治療法の開発に関する研究Ⅱ
統合失調症急性期治療の改善と再発防止に関する研究
統合失調症の診断、治療法の開発に関する研究Ⅱ
研究総括
統合失調症の診断、治療法の開発に関する研究Ⅱ
精神疾患の鑑別診断および転帰の予測における近赤外線スペクトロスコピー(NIRS)の有用性―NIRSの生物学的妥当性の検証―
精神疾患の鑑別診断および転帰の予測における近赤外線スペクトロスコピー(NIRS)の有用性に関する研究
看護学的観点からの医療の質に関する研究
精神科医療の質の評価と均てん化に関する研究
向精神薬処方における質の評価指標の開発
精神科医療の質の評価と均てん化に関する研究
医学的観点からの医療の質に関する研究
精神科医療の質の評価と均てん化に関する研究
筋ジストロフィー臨床試験ネットワーク構築
筋ジストロフィーの治験拠点整備、包括的診療ガイドラインの研究
デュシェンヌ型筋ジストロフィーガイドライン(整形外科)
筋ジストロフィーの治験拠点整備、包括的診療ガイドラインの研究
デュシェンヌ型筋ジストロフィーに合併する心疾患の診療ガイドライン作成
筋ジストロフィーの治験拠点整備、包括的診療ガイドラインの研究
デュシェンヌ型筋ジストロフィーガイドライン(摂食・嚥下)
筋ジストロフィーの治験拠点整備、包括的診療ガイドラインの研究
肢帯型筋ジストロフィーの鑑別診断における画像所見の検討
筋ジストロフィーの治験拠点整備、包括的診療ガイドラインの研究
24 - 5
24 - 5
24 - 5
24 - 5
24 - 5
24 - 3
24 - 1
24 - 1
24 - 1
23 - 10
23 - 8
23 - 8
23 - 8
23 - 6
23 - 6
23 - 6
23 - 6
23 - 6
800
1,000
1,000
800
13,100
3,000
2,600
2,600
5,000
1,500
1,500
0
0
300
142
458
1,000
465
Ⅵ
臨床研究
5 研究補助金
171
172
祐
美
宏
藤
山
田
牧
斉
糸
村
小
研
栄
典
藤
藤
貝
川
藤
齋
須
中
佐
崎
本
岡
岡
智
光
子
俊
功
功
功
吉 田 寿美子
後
後
刀
刀
刀
田
藤
藤
博
雄
雄
浩
浩
浩
史
一
一
佐々木 征 行
佐々木 征 行
松
二
司
志
朗
子
貴
義
浩
佐々木 征 行
斎
安
二
田
栄
中
人
人
人
穂
穂
穂
佐々木 征 行
泰
泰
泰
美
美
美
川
山
山
山
田
田
田
中
糸
糸
糸
村
村
村
主 任 研 究 者
佐々木 征 行
文
穂
人
子
子
彦
者
佐々木 征 行
泰
庸
林
小
嘉
澤
給
古
受
パーキンソン症候群におけるバイオマーカーの探索
精神・神経疾患のバイオマーカーの探索と臨床応用に関する研究
MEG を用いたミスマッチネガティビティの検討
精神・神経疾患のバイオマーカーの探索と臨床応用に関する研究
精神神経疾患の耐糖能異常に関する研究
精神・神経疾患のバイオマーカーの探索と臨床応用に関する研究
精神・神経疾患における核磁気共鳴画像診断臨床応用に関する検討
精神・神経疾患の画像リファレンスの構築に関する研究
精神・神経疾患バイオリソース・レポジトリーの構築と病態解明
精神・神経疾患等のバイオリソース・レポジトリーの診療及び研究における有効活用の研究
精神・神経疾患バイオリソース・レポジトリーにおける患者情報登録
精神・神経疾患等のバイオリソース・レポジトリーの診療及び研究における有効活用の研究
てんかんの原因となる脳形成異常症の病理学的研究
脳形成異常を主とする発達期脳障害の病因・病態と治療に関する研究
脳幹の形態・機能異常を特徴とする先天性 / 遺伝性疾患の病態・症状の研究
脳形成異常を主とする発達期脳障害の病因・病態と治療に関する研究
脳形成異常を主とする先天性脳障害の機能画像や画像解析(diffusion tensor tractgraphy など)の研究
脳形成異常を主とする発達期脳障害の病因・病態と治療に関する研究
先天性要因による脳機能障害の NIRS による発達機能解析
脳形成異常を主とする発達期脳障害の病因・病態と治療に関する研究
広範な大脳皮質形成異常の治療法に関する研究 / 大脳白質形成異常の病因・病態の研究
脳形成異常を主とする発達期脳障害の病因・病態と治療に関する研究
筋疾患を対象とした臨床試験デザインに関する研究
神経難病および稀少性疾患を対象とした臨床試験デザインに関する研究
パーキンソン病の臨床試験デザインに関する研究
神経難病および稀少性疾患を対象とした臨床試験デザインに関する研究
神経難病および稀少性疾患を対象とした臨床試験デザインに関する研究
神経難病および稀少性疾患を対象とした臨床試験デザインに関する研究
皮膚生検を用いた LBD 診断法の確立に関する研究
パーキンソン病を中心とするレビー小体病の診断・治療法の開発に関する研究
パーキンソン病関連疾患に有効なリハビリテーション技術の確立
パーキンソン病を中心とするレビー小体病の診断・治療法の開発に関する研究
パーキンソン病の姿勢障害に関する研究
パーキンソン病を中心とするレビー小体病の診断・治療法の開発に関する研究
研究課題(上段:班研究課題、下段:分担研究課題)
24 - 11
24 - 11
24 - 11
24 - 10
24 - 8
24 - 8
24 - 7
24 - 7
24 - 7
24 - 7
24 - 7
24 - 6
24 - 6
24 - 6
24 - 5
24 - 5
24 - 5
課題番号
1,000
1,000
3,000
3,000
500
500
1,000
1,000
1,000
1,000
4,000
1,000
1,000
1,500
2,000
1,000
800
(千円)
受給金額
Ⅵ 臨床研究
5 研究補助金
輝
輝
輝
輝
口
口
口
口
口
井
川
樋
樋
樋
樋
樋
貫
市
亮
洋
彦
彦
彦
彦
彦
幸
彦
者
和
込
村
田
中
山
村
穂
隆
幸
幸
一
貴
直
麻
直
崎
藤
村
川
本
村
村
山
田
村
貝
岡
齋
吉
市
坂
山
山
糸
山
吉
須
司
記
紀
人
隆
隆
崇
亮
記
志
俊
彦
司
小
牧
宏
文
森 まどか
研
泰
光
輝
口
樋
健
山
三
森 まどか
美
和
込
中
伸
田
武
森 まどか
輝
和
込
中
輝
口
究
樋
研
2) 受託研究
献血ヴェノグロブリン IH5%静注特定使用成績調査 (多発性筋炎・皮膚筋炎) 小児神経科
献血ヴェノグロブリン IH5%静注特定使用成績調査 (多発性筋炎・皮膚筋炎) 神経内科
M071754の第Ⅲ相臨床試験 -点頭てんかんを対象とした単盲検試験-
エビリファイ特定使用成績調査(急性期)
ロナセン特定使用成績調査(糖尿病合併例)
照反復投与試験(Part B)の2コホートから成る日本人の再発寛解型多発性硬化症患者を対象とした多施設共同試験
BG00002の安全性、忍容性、薬物動態及び薬力学的反応を評価する非盲検反復投与試験(Part A)と安全性及び有効性を評価する無作為化二重盲検プラセボ対
照反復投与試験(Part B)の2コホートから成る日本人の再発寛解型多発性硬化症患者を対象とした多施設共同試験
BG00002の安全性、忍容性、薬物動態及び薬力学的反応を評価する非盲検反復投与試験(Part A)と安全性及び有効性を評価する無作為化二重盲検プラセボ対
ジレニアカプセル0.5mg使用成績調査(多発性硬化症)
ボトックス痙縮 特定使用成績調査
クロザリル錠25mg・100mg 特定使用成績調査
エビリファイ特定使用成績調査(双極性障害)
フロモックス小児用細粒(塩野義製薬)によりアナフィラキシーショックをきたした患者の詳細調査。
イーケプラ錠特定使用成績調査(長期使用に関する調査)
スライン対照試験
進行期パーキンソン病(PD)患者に対するABT-SLV187の安全性,忍容性,薬物動態及び有効性を探索的に検討する多施設共同,非盲検,単一治療群,ベー
スライン対照試験
進行期パーキンソン病(PD)患者に対するABT-SLV187の安全性,忍容性,薬物動態及び有効性を探索的に検討する多施設共同,非盲検,単一治療群,ベー
献血ヴェノグロブリン IH5%静注 特定使用成績調査 (多発性筋炎・皮膚筋炎)
アポカイン皮下注30mg 特定使用成績調査
Copaxoneの個人輸入者に対する調査
MP-214の多剤併用下での統合失調症患者を対象とした長期投与試験
MP-214の慢性期又は高齢の統合失調症患者を対象とした長期投与試験
歩行可能なDuchenne型筋ジストロフィー患者を対象としたGSK2402968の有効性および安全性を評価する無作為化、二重盲検、プラセボ対照比較試験(仮題) 献血ヴェノグロブリン IH5%静注特定使用成績調査 (多発性筋炎・皮膚筋炎)
クロザリル錠25mg・100mg特定使用成績調査
ロナセン特定使用成績調査(糖尿病合併例)
SM-13496の統合失調症患者を対象とした二重盲検並行群間比較による検証的試験
SM-13496の統合失調症患者を対象とした長期投与試験
MP-214 の多剤併用下での統合失調症患者を対象とした長期投与試験
MP-214の慢性期又は高齢の統合失調症患者を対象とした長期投与試験
MP-214の統合失調症患者を対象とした臨床薬理試験(12週間投与試験)
MP-214の統合失調症患者を対象とした臨床薬理試験(12週間投与試験)
塩酸ジプラシドン水和物(ME2112)の統合失調症患者を対象とした一般臨床試験(第II 相)
研 究 課 題 名
0
0
750
0
0
0
0
390
901
90
225
30
180
79
69
586
1,351
270
210
210
0
405
45
135
1,601
1,444
333
333
333
389
631
(千円)
受給金額
Ⅵ
臨床研究
5 研究補助金
173
174
美
研
輝
輝
栄
泰
ど
輝
輝
輝
和
和
泰
光
和
輝
輝
輝
宏
本
田
矢
貝
村
口
口
川
田
槻
ま
牧
田
口
口
口
口
込
込
山
崎
込
口
口
口
牧
込
込
松
村
大
須
山
樋
樋
中
武
大
森
小
武
樋
樋
樋
樋
中
中
糸
岡
中
樋
樋
樋
小
中
中
和
和
輝
伸
宏
伸
俊
俊
本
松
幸
幸
文
彦
彦
彦
幸
俊
人
幸
幸
彦
彦
彦
彦
一
文
か
介
一
二
彦
彦
隆
司
寧
穂
彦
彦
MP-214の多剤併用下での統合失調症患者を対象とした長期投与試験
MP-214の慢性期又は高齢の統合失調症患者を対象とした長期投与試験
マイオザイム点滴静注用50㎎ 特定使用成績調査
MP-214 の多剤併用下での統合失調症患者を対象とした長期投与試験
MP-214の慢性期又は高齢の統合失調症患者を対象とした長期投与試験
MP-214の統合失調症患者を対象とした臨床薬理試験(12週間投与試験)
MP-214の統合失調症患者を対象とした臨床薬理試験(12週間投与試験)
イーケプラ錠特定使用成績調査(長期使用に関する調査)
筋萎縮性側索硬化症を対象としたMCI-186の二重盲検並行群間比較による検証的試験2(第Ⅲ相)
大うつ病性障害の成人外来患者を対象としたベンラファキシン ERの安全性および有効性を評価する非盲検長期投与試験
大うつ病性障害の成人外来患者を対象としたベンラファキシン ERの有効性および安全性を評価するプラセボ対照,無作為化,二重盲検,多施設共同試験
大うつ病性障害の成人外来患者を対象としたベンラファキシン ERの安全性および有効性を評価する非盲検長期投与試験
大うつ病性障害の成人外来患者を対象としたベンラファキシン ERの有効性および安全性を評価するプラセボ対照,無作為化,二重盲検,多施設共同試験
OPC-34712の統合失調症患者を対象とした長期投与試験
OPC-34712の統合失調症患者を対象とした用量検討試験
No.DMD114349)
Duchenne型筋ジストロフィー患者を対象としたGSK2402968の長期安全性、忍容性および有効性を評価する非盲検継続投与試験(治験実施計画書
献血ヴェノグロブリンIH5%静注 特定使用成績調査(多発筋炎・皮膚筋炎) 小児神経科
献血ヴェノグロブリンIH5%静注 特定使用成績調査(多発性筋炎・皮膚筋炎) 神経内科
迷走神経刺激装置 VNSシステム 使用成績調査
歩行可能なDuchenne型筋ジストロフィー患者を対象としたGSK2402968の有効性および安全性を評価する無作為化、二重盲検、プラセボ対照比較試験(仮題)
アトモキセチン特定使用成績調査
MP-214の統合失調症患者を対象とした継続長期投与試験
MP-214の統合失調症患者を対象としたプラセボ対照二重盲検比較試験
Copolymer 1の再発寛解型多発性硬化症(RRMS)に対する第Ⅱ相試験―多施設共同、非盲検、非対照、単一群長期試験
AF-0901の第Ⅲ相臨床試験-てんかん重積状態の患者を対象とした非盲検臨床試験-
マイオザイム点滴静注用50㎎ 特定使用成績調査
アボネックス筋注用シリンジ30μg使用成績調査
慢性腰痛症患者を対象としたS-8117の継続投与試験
慢性腰痛症患者を対象としたS-8117のプラセボに対する優越性試験
SME3110(フルボキサミンマレイン酸塩)の小児強迫性障害患者を対象とした第III相臨床試験(仮)
輝
口
樋
彦
ディアコミットドライシロップ分包250mg/500mg ディアコミットカプセル250mg使用成績調査
彦
研 究 課 題 名
佐々木 征 行
俊
慢性疼痛患者を対象としたS-8117のオープンラベル試験
本
松
者
ノックビン副作用調査
究
塚 田 恵鯉子
研
210
210
90
333
333
333
389
225
349
133
133
158
158
190
379
273
45
811
150
255
225
553
553
415
375
315
0
75
75
63
270
75
30
(千円)
受給金額
Ⅵ 臨床研究
5 研究補助金
Copolymer 1 の再発寛解型多発性硬化症 (RRMS) に対する第Ⅱ相試験 - 多施設共同、 非盲検、 非対照、 単一群長期試験 -
E2080 のレノックス・ガストー症候群患者を対象とした継続長期投与試験
統合失調症患者を対象としたアリピプラゾール IM デポ注射剤 (OPC-14597IMD)の有効性及び安全性をアリピプラゾー
ル錠剤と比較する多施設共同、実薬対照、二重盲検、並行群間比較試験
KW-6485P の小児における長期投与試験(第Ⅲ相臨床試験からの継続)
日本人の再発寛解型多発性硬化症患者を対象とした BG00002 の安全性及び有効性を評価する多施設共同非盲検長期継続
投与試験
AF-0901 の第Ⅲ相臨床試験―てんかん重積状態の小児患者を対象とした非盲検試験―
強直間代発作を有する 16 歳以上のてんかん患者に対するレベチラセタム (L059) 併用投与時における有効性及び安全性を
評価するための多施設共同、無作為化、プラセボ対照、二重盲検比較試験
A Phase Ⅲ ,randomized,double blind,placebo-controlled clinical study to assess the efficacy and sahety and safety
of GSK2402968 in Duchenne muscular dystrophy. Duchenne 型筋ジストロフィー患者を対象とした GSK2402968 の有効性及
び安全性を評価する第Ⅲ相、無作為化、二重盲検、プラセボ対照試験
顕著な陰性症状が持続している安定した統合失調症の患者を対象として ,RO4917838 の有効性及び安全性を評価する , 第 III 相 ,
多施設共同 , 無作為割付 ,24 週間 , 二重盲検 , 並行群間比較 , プラセボ対照試験と , その後 28 週間の二重盲検継続投与試験
山村隆 / 小川雅文 / 大矢寧 / 岡本智子 / 林幼偉 / 森まどか / 古
澤嘉彦 / 荒木学 / 坂本崇 / 塚本忠 / 向井洋平 / 川添僚也 / 佐野
輝典 / 西川敦子 / 三橋佳奈 / 佐藤和貴郎 / 金井雅裕 / 田港朝
也
中川栄二 / 佐々木征行 / 須貝研司 / 小牧宏文 / 斎藤義朗 / 齋
藤貴志 / 渡辺雅子 / 渡辺裕貴 / 岡崎光俊 / 開道貴信
野田隆政 / 有馬邦正 / 吉田寿美子 / 岡崎光俊 / 坂田増弘 / 大
森まゆ / 松崎朝樹 / 新井薫 / 今岡岳史 / 松田太郎 / 市川亮 / 貫
井洋 / 安藤久美子 / 亀井雄一 / 中込和幸 / 黒木規臣 / 佐藤英
樹
中川栄二 / 佐々木征行 / 須貝研司 / 小牧宏文 / 斎藤義朗 / 齋
藤貴志
山村隆 / 村田美穂 / 小川雅文 / 大矢寧 / 塚本忠 / 山本敏之 / 岡
本智子 / 森まどか / 林幼偉 / 荒木学 / 坂本崇 / 向井洋平 / 川添
僚也 / 佐野輝典 / 西川敦子 / 三橋佳奈 / 古澤嘉彦 / 佐藤和貴
郎 / 金井雅裕 / 田港朝也
中川栄二 / 佐々木征行 / 小牧宏文 / 斎藤義朗 / 齋藤貴志 / 石
山昭彦 / 榎園崇 / 遠藤ゆかり / 岡崎哲也 / 河畑孝佳 / 竹内芙
美 / 比屋根真彦 / 福村忍 / 本田涼子 / 丸山慎介 / 米山貴博 / 石
堂雄毅 / 眞柄慎一 / 松田悠子
岡崎光俊 / 渡辺雅子 / 渡辺裕貴 / 村田佳子 / 中川栄二
小牧宏文 / 佐々木征行 / 須貝研司 / 斎藤義朗 / 中川栄二 / 齋
藤貴志 / 石山昭彦 / 松田悠子 / 清水玲子 / 青木雄介 / 小一原
玲子 / 仲村貞郎
吉田寿美子 / 大森まゆ / 佐藤英樹 / 亀井雄一
6,538
504
68
1,128
5,877
2,537
904
105
557
74
1 剤又は 2 剤の抗てんかん薬での治療において発作コントロールが得られていない部分発作を有する 4 歳以上 16 歳未満の
日本人小児てんかん患者における L059(レベチラセタム)併用投与による有効性、安全性及び薬物動態に関する多施設
共同、非盲検試験
中川栄二 / 佐々木征行 / 須貝研司 / 小牧宏文 / 斎藤義朗 / 齋
藤貴志
577
484
KW-6485P(散剤)の小児における長期投与試験(薬物動態試験からの継続)
既存の抗てんかん薬でコントロール不良な難治性部分発作を有するてんかん患者を対象とした E2007 の継続長期投与試験
2,117
渡辺雅子 / 渡辺裕貴 / 岡崎光俊
E0302 の筋萎縮性側索硬化症に対する長期投与試験
小川雅文 / 村田美穂 / 大矢寧 / 塚本忠 / 坂本崇 / 林幼偉 / 山本
敏之 / 岡本智子 / 森まどか / 古澤嘉彦
受給金額
(千円)
中川栄二 / 佐々木征行 / 須貝研司 / 斎藤義朗 / 小牧宏文
E0302 の筋萎縮性側索硬化症に対する臨床第Ⅱ / Ⅲ相試験
研 究 課 題 名
小川雅文 / 村田美穂 / 大矢寧 / 塚本忠 / 坂本崇 / 林幼偉 / 山本
敏之 / 岡本智子 / 森まどか / 古澤嘉彦
研 究 者
3)受託研究(治験)
Ⅵ
臨床研究
5 研究補助金
175
176
32
4
11,903
12
E2020 SR23mg の日本人高度アルツハイマー型認知症患者に対する安全性を確認する E2020 10mg 対照二重盲検並行
群間比較試験、及び非盲検継続投与試験
1 剤又は 2 剤の抗てんかん薬での治療において発作コントロールが得られていない強直間代発作を有する 4 歳以上 16 歳未
満の日本人小児てんかん患者における L059(レベチラセタム)併用投与による有効性及び安全性に関する多施設共同、
非盲検試験
抗精神病薬による治療により改善されない症状をもつ安定した統合失調症の患者を対象として ,RO4917838 の有効性及び
安全性を評価する , 第 III 相 , 多施設共同 , 無作為割付 ,12 週間 , 二重盲検 , 並行群間比較 , プラセボ対照試験と , その後 40 週間
の二重盲検継続投与試験
強直間代発作を有するてんかん患者に対する L059(レベチラセタム)併用投与時における安全性、忍容性及び有効性を
評価するための多施設共同、非盲検、長期継続投与試験
アルツハイマー型認知症患者に対する抗アミロイドベータ抗体 Solanezumab の有効性および安全性を検討する継続試験
Duchenne 型筋ジストロフィー患者を対象とした GSK2402968 の長期安全性、忍容性および有効性を評価する非盲検継続
投与試験
OPC-34712 の統合失調症患者を対象とした用量検討試験
OPC-34712 の統合失調症患者を対象とした長期投与試験
FK949E 第Ⅱ相試験―既存の抗うつ薬で効果不十分な大うつ病性障害患者を対象としたプラセボ対照二重盲検群間比較
試験―
部分発作を有する新たに又は最近診断を受けた 16 歳以上のてんかん患者を対象とした、レベチラセタム単剤療法の有効
性と安全性を評価するための多施設共同、無作為化、非盲検試験
MP-214 の統合失調症患者を対象とした臨床薬理試験(12 週間投与試験)
E2020 SR 23mg の日本人高度アルツハイマー型認知症患者に対する有効性及び安全性を確認する E2020 10mg 対照二重
盲検並行群間比較試験及び非盲検継続試験
アリピプラゾール週 1 回製剤の統合失調症患者を対象とした単回投与による薬物動態、忍容性及び安全性の検討(臨床薬理試験)
塩酸ジプラシドン水和物(ME2112) の統合失調症患者を対象とした一般臨床試験(第Ⅱ相)
坂田増弘 / 有馬邦正 / 岡崎光俊 / 塚本忠 / 新井薫 / 松田太郎 /
古田伸夫
中川栄二 / 佐々木征行 / 須貝研司 / 斎藤義朗 / 小牧宏文 / 齋
藤貴志
吉田寿美子 / 大森まゆ / 佐藤英樹 / 亀井雄一
岡崎光俊 / 渡辺雅子 / 渡辺裕貴 / 村田佳子 / 中川栄二
坂田増弘 / 岡崎光俊 / 塚本忠 / 松田太郎 / 新井薫
小牧宏文 / 佐々木征行 / 須貝研司 / 斎藤義朗 / 中川栄二 / 齋
藤貴志 / 石山昭彦 / 松田悠子 / 清水玲子 / 青木雄介 / 小一原
玲子 / 仲村貞郎
野田隆政 / 中込和幸 / 岡崎光俊 / 坂田増弘 / 渡辺裕貴 / 市川
亮 / 今岡岳史 / 松崎朝樹 / 松田太郎 / 吉村直記 / 大町佳永 / 山
田麻紀
野田隆政 / 中込和幸 / 岡崎光俊 / 坂田増弘 / 渡辺裕貴 / 市川
亮 / 今岡岳史 / 松崎朝樹 / 松田太郎 / 安藤久美子
中込和幸 / 有馬邦正 / 野田隆政 / 松田太郎 / 齊藤聖
渡辺 裕貴 / 大槻泰介 / 岡崎光俊 / 高橋章夫 / 中川栄二 / 渡辺
雅子 / 開道貴信 / 金子裕
中込和幸 / 大森まゆ / 岡崎光俊 / 黒木規臣 / 瀨川和彦 / 渡辺
裕貴 / 今岡岳史 / 大町佳永 / 野田隆政 / 松崎朝樹 / 寺田久雄 /
竹田和良 / 吉田寿美子
坂田増弘 / 有馬邦正 / 岡崎光俊 / 塚本忠 / 新井薫 / 古田伸夫 /
大森まゆ / 佐藤英樹
松崎朝樹 / 岡崎光俊 / 貫井洋 / 齊藤聖 / 吉田寿美子
中込和幸 / 吉田寿美子 / 岡崎光俊 / 野田隆政 / 松田太郎 / 佐
藤英樹
2,027
10,472
3,002
2,512
6,105
60
10,930
1,234
14,252
7,504
1,500
統合失調症患者を対象としたアセナピン舌下錠の長期延長投与試験
岡崎光俊 / 野田隆政 / 松崎朝樹 / 松田太郎 / 齊藤聖 / 吉村直
記
3,328
急性増悪期統合失調症患者を対象としたアセナピン舌下錠を 6 週間投与した際の有効性及び安全性を評価する多施設共同 ,
ランダム化 , 二重盲検比較 , 固定用量 , プラセボ対照試験
岡崎光俊 / 野田隆政 / 松崎朝樹 / 松田太郎 / 齊藤聖 / 吉村直
記 / 柴岡三智
Ⅵ 臨床研究
5 研究補助金
統合失調症被験者を対象に , パリペリドンパルミチン酸エステル 3 カ月製剤を投与した時の 1 カ月製剤を対照薬としたラン
ダム化 , 多施設共同 , 二重盲検 , 非劣性試験
継続中の抗うつ薬治療で効果不十分な大うつ病性障害患者において , RO4917523 の上乗せ投与の安全性及び有効性を確認
するプラセボを対照とした無作為化二重盲検並行群間試験
HP-3000 の L-DOPA 併用パーキンソン病患者を対象としたプラセボ対照ランダム化二重盲検比較試験
HP-3000 の L-DOPA 非併用パーキンソン病患者を対象としたプラセボ対照ランダム化二重盲検比較試験
自閉性障害の易刺激性を有する小児及び青年の被験者に対するリスペリドンの有効性及び安全性の評価 : プラセボ対照二
重盲験比較及び非盲験長期投与試験
自閉性障害の小児患者を対象としたアリピプラゾール(OPC-14597)1mg~15mg の有効性及び安全性を検討する多施設共
同 , プラセボ対照 , 二重盲験 , 並行群間比較試験(第Ⅲ相試験)
発作コントロールが得られていない部分発作 ( 二次性全般発作を含む ) を有する日本人及び中国人の成人てんかん患者に
対する LACOSAMIDE 併用投与における有効性及び安全性を評価するための多施設共同、二重盲検、無作為化、プラセ
ボ対照、並行群間比較試験
強直間代発作(二次性全般化発作を除く)を有するてんかん患者を対象とした他剤併用時における perampanel の有効性
及び安全性を価する多施設共同無作為化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験(非盲検継続投与期を含む)
難治性部分発作を有するてんかん患者を対象とした他剤併用時における perampanel(E2007)の有効性及び安全性を評価する ,
二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験(非盲検継続投与期を含む)
M071754 の第Ⅲ相臨床試験―点頭てんかんを対象とした単盲検試験―
M071754 の長期投与試験―点頭てんかんを対象としたオープンラベル試験―
パーキンソンニズムを伴うレビー小体型認知症患者を対象とした AD-810N の探索的試験〔第 2 相試験〕
アジア地域の再発寛解型多発性硬化症患者を対象に BG00012 の有効性及び安全性を評価する多施設共同無作為化二重盲
検プラセボ対照試験
岡崎光俊 / 吉田寿美子 / 大森まゆ / 坂田増弘 / 市川亮 / 佐藤
英樹 / 野田隆政 / 松崎 朝樹
中込和幸 / 野田隆政 / 吉村直記 / 大町佳永 / 佐藤英樹 / 松崎
朝樹
村田美穂 / 大矢寧 / 岡本智子 / 坂本崇 / 塚本忠 / 森まどか / 山
本敏之 / 林幼偉 / 向井洋平 / 古澤嘉彦 / 川添僚也 / 佐野輝典 /
西川敦子 / 三橋佳奈 / 荒木学 / 小川雅文 / 金井雅裕 / 田港朝
也
村田美穂 / 大矢寧 / 岡本智子 / 坂本崇 / 塚本忠 / 森まどか / 山
本敏之 / 林幼偉 / 向井洋平 / 古澤嘉彦 / 川添僚也 / 佐野輝典 /
西川敦子 / 三橋佳奈 / 荒木学 / 小川雅文 / 金井雅裕 / 田港朝
也
中川栄二 / 佐々木征行 / 須貝研司 / 小牧宏文 / 石山昭彦 / 稲
垣真澄 / 齋藤貴志
中川栄二 / 佐々木征行 / 須貝研司 / 小牧宏文 / 石山昭彦 / 稲
垣真澄 / 齋藤貴志
中川栄二 / 大槻泰介 / 佐々木征行 / 須貝研司 / 岡崎光俊 / 小
牧宏文 / 斎藤義朗 / 高橋章夫 / 渡辺雅子 / 渡辺裕貴 / 石山昭
彦開道貴信 / 金子裕 / 齋藤貴志 / 村田佳子 / 谷口豪
金子裕 / 大槻泰介 / 佐々木征行 / 須貝研司 / 岡崎光俊 / 斎藤
光俊 / 高橋章夫 / 中川栄二 / 開道貴信 / 齋藤貴志
金子裕 / 大槻泰介 / 佐々木征行 / 須貝研司 / 岡崎光俊 / 斎藤
義朗 / 高橋章夫 / 中川栄二 / 開道貴信 / 齋藤貴志
中川栄二 / 佐々木征行 / 小牧宏文 / 斎藤義朗 / 石山昭彦 / 齋
藤貴志 / 山﨑 廣子
中川栄二 / 佐々木征行 / 小牧宏文 / 斎藤義朗 / 石山昭彦 / 齋
藤貴志 / 山﨑 廣子
塚本 忠 / 坂本崇 / 岡本智子 / 山本敏之 / 古澤嘉彦
山村隆 / 荒木学 / 岡本智子 / 佐藤和貴郎 / 古澤嘉彦 / 林幼偉 /
向井洋平
3,963
1,613
31,482
3,175
9,578
644
5,123
819
5,844
1,975
6,748
6,639
10,843
Ⅵ
臨床研究
5 研究補助金
177
178
村
安
平
永
森
大
小
亀 井 雄 一
小 林 桜 児
今 村 扶 美
樋 口 輝 彦
大 矢 寧
前 野 崇
野 田 隆 政
野 田 隆 政
吉 田 寿美子
三 澤 孝 夫
平 林 直 次
有 馬 邦 正
村 田 美 穂
吉 田 寿美子
大 槻 泰 介
中 川 栄 二
小 牧 宏 文
小 牧 宏 文
大 槻 泰 介
佐 々 木 征 行
医療技術実用化総合研究事業
障害者対策総合研究事業
障害者対策総合研究事業
障害者対策総合研究事業
障害者対策総合研究事業
障害者対策総合研究事業
障害者対策総合研究事業
障害者対策総合研究事業
障害者対策総合研究事業
障害者対策総合研究事業
障害者対策総合研究事業
障害者対策総合研究事業
障害者対策総合研究事業
障害者対策総合研究事業
障害者対策総合研究事業
障害者対策総合研究事業
障害者対策総合研究事業
障害者対策総合研究事業
創薬基盤推進研究事業
創薬基盤推進研究事業
創薬基盤推進研究事業
創薬基盤推進研究事業
創薬基盤推進研究事業
難治性疾患克服研究事業
難治性疾患克服研究事業
難治性疾患克服研究事業
難治性疾患克服研究事業
牧
田
西
林
田
ま
槻
牧
宏
美
信
直
貴
ど
泰
宏
文
穂
雄
次
子
か
介
文
田
田
込
込
田
口
三
松
松
(
(
(
(
(
(
(
(
後
後
後
後
後
後
林
大
大
武
島
本
本
岩 谷
松 尾
井 上
福 田
武 田
糸 川
伊 豫
中 島
藤
藤
藤
藤
藤
藤
由
槻
槻
田
( 武 田
安 西
平 林
平 林
西 野
大 槻
武
武
小
美
穂
医薬技術実用化総合研究事業
田
村
医薬技術実用化総合研究事業
研究代表者
和
俊
俊
力
秀 徳
剛 伸
正 人
雅 俊
昌 成
雅 臣
豊 爾
雄
雄
雄
雄
雄
雄
起
泰
泰
伸
篤
信
直
直
一
泰
伸
伸
和
和
輝
夫
彦
彦
)
)
)
)
)
)
)
)
一
一
一
一
一
一
子
介
介
一
)
雄
次
次
三
介
一
一
幸
幸
学
彦
( 岩 谷 力 )
中
中
本
彦
村 田 美 穂
小 牧 宏 文
吉 田 寿美子
輝
輝
樋
口
樋
彦
口
樋
研究者名
障害者対策総合研究事業
医薬品 ・ 医療機器等レギュラトリー
サイエンス総合研究事業
医薬技術実用化総合研究事業
医薬技術実用化総合研究事業
医療技術実用化総合研究事業
研究費の種類
4) 厚生労働科学研究費補助金
精神・神経・筋分野における治験・臨床研究の推進のための基盤整備に関する研究
精神・神経・筋分野における治験・臨床研究の推進のための基盤整備に関する研究
非拘束解放型脳機能計測を用いた音響療法評価技術の開発
デュシェンヌ型筋ジストロフィーに対するエクソン 53 スキップ治療薬による早期探索的臨
床試験
デュシェンヌ型筋ジストロフィーに対するエクソン 53 スキップ治療薬による早期探索的臨
床試験
重度嗅覚障害を呈するパーキンソン病を対象としたドネペジルの予後改善効果に関する研究
新しい精神科地域医療体制とその評価のあり方に関する研究
重大な他害行為をおこした精神障害者の適切な処遇及び社会復帰の推進に関する研究
重大な他害行為をおこした精神障害者の適切な処遇及び社会復帰の推進に関する研究
縁取り空胞を伴う遠位型ミオパチーの治療効果最大化のための研究
てんかんの有病率等に関する疫学研究及び診療実態の分析と治療体制の整備に関する研究
エクソン 53 を標的としたデュシェンヌ型筋ジストロフィーに対するエクソン・スキップ治
療薬の開発
睡眠薬の適正使用及び減量・中止のための診療ガイドラインに関する研究
薬物依存症に対する認知行動療法プログラムの開発と効果に関する研究
薬物依存症に対する認知行動療法プログラムの開発と効果に関する研究
障害関係分野における今後の研究の方向性に関する研究
筋ジストロフィー治療における医療の質の向上のための多職種協働研究
重度肢体不自由者用ロボットアームのコスト・ベネフィット評価
NIRS を用いた精神疾患の早期診断についての実用化研究
精神疾患の生物学的病態解明研究 - 最新の神経科学・分子遺伝学との融合 末梢血の AGEs を含む代謝産物をバイオマーカーとする統合失調症の早期診断法の確立
専門的医療の普及の方策及び資質向上策を含めた医療観察法の効果的な運用に関する研究
医療観察法の向上と関係機関の連携に関する研究
精神・神経疾患関連バイオマーカー探索による創薬基盤研究
精神・神経疾患関連バイオマーカー探索による創薬基盤研究
精神・神経疾患関連バイオマーカー探索による創薬基盤研究
精神・神経疾患関連バイオマーカー探索による創薬基盤研究
精神・神経疾患関連バイオマーカー探索による創薬基盤研究
ミトコンドリア病の診断と治療に関する調査研究
マリネスコ - シェーグレン症候群におけるシャペロン機能と病態との関連
希少難治性てんかんに関する調査研究
希少難治性てんかんに関する調査研究
慢性疾患における多剤併用と副作用発現との関連に係る疫学調査の手法に関する研究
障害関係分野における今後の研究の方向性に関する研究
研究課題名
外部機関所属の者は( )書きとする。
分担
200
300
300
0
200
0
1,400
1,000
3,000
1,300
600
0
0
0
0
0
0
0
14,350
1,000
0
分担
分担
分担
分担
分担
分担
分担
分担
分担
分担
分担
分担
分担
分担
分担
分担
分担
分担
分担
代表
分担
1,000
6,400
7,850
0
1,500
4,474
0
0
0
0
1,700
6,780
分担
代表
代表
分担
分担
代表
分担
分担
分担
分担
分担
代表
交付金額
(千円)
0
Ⅵ 臨床研究
5 研究補助金
牧
藤
小
佐
樋
小
地域医療基盤開発推進研究事業
エイズ対策研究事業
林
口
桜
輝
典
宏
増
児
彦
子
文
弘
野
一
三
口
輝
彦
( 木 原 正 博 )
樋
( 岩 坪 威 )
西
J-ADNI コアスタディ : 画像・バイオマーカーの解析・活用と臨床研究体制の確立
東日本大震災の被災地における地域精神保健医療福祉システムの再構築に資する中長期支
援に関する研究
高リスク層の HIV 感染監視と予防啓発及び内外の HIV 関連疫学動向のモニタリングに関す
る研究
次世代シーケンサーを用いた遺伝性ミオパチーの原因解明
伊 藤 順 一 郎 「地域生活中心」を推進する、地域精神科医療モデル作りとその効果検証に関する研究
田
希少難治性てんかんに関する調査研究
希少難治性てんかんに関する調査研究
多発性硬化症の新規免疫修飾薬を検証する医師主導治験
多発性硬化症の新規免疫修飾薬を検証する医師主導治験
多発性硬化症の新規免疫修飾薬を検証する医師主導治験
希少性難治性疾患患者に関する医療の向上及び患者支援のあり方に関する研究
希少性難治性疾患患者に関する医療の向上及び患者支援のあり方に関する研究
孤発性パーキンソン病遺伝子同定と創薬・テーラーメード研究
重症・難治性急性脳症の病因解明と診療確立に向けた研究
希少性難治性疾患 - 神経・筋難病疾患の進行抑制治療効果を得るための新規医療機器、生
体電位等で随意コントロールされた下肢装着型補助ロボット(HAL-HN01) に関する医師
主導治験の実施研究
神経変性疾患に関する調査研究
脊髄性筋萎縮症の臨床実態の分析、遺伝子解析、治療法開発の研究
先天性筋無力症候群の診断・病態・治療法開発研究
患者支援団体等が主体的に難病研究支援を実施するための体制構築に向けた研究
坂
介
介
隆
隆
隆
)
)
)
)
( 中 島 孝 )
泰
泰
正 豊
正 豊
達 史
雅
( 中 野 今 治 )
(斎藤加代子)
( 大 野 欽 司 )
( 伊 藤 建 雄 )
子
槻
槻
村
村
村
西 澤
西 澤
戸 田
水 口
村 田 美 穂
小 牧 宏 文
小 牧 宏 文
森 まどか
庸
大
大
山
山
山
(
(
(
(
難治性疾患克服研究事業
難治性疾患克服研究事業
難治性疾患克服研究事業
難治性疾患克服研究事業
難病・がん等の疾患分野の医療の
実用化研究事業(精神疾患関係研
究分野)
難病・がん等の疾患分野の医療の
実用化研究事業
(難病関係研究分野)
認知症対策総合研究事業
林
司
信
穂
文
子
人
子
穂
朗
小
研
貴
美
雅
典
泰
庸
美
義
難治性疾患克服研究事業
貝
道
田
川
藤
山
林
田
藤
須
開
村
小
佐
糸
小
村
斎
難治性疾患克服研究事業
難治性疾患克服研究事業
難治性疾患克服研究事業
難治性疾患克服研究事業
難治性疾患克服研究事業
難治性疾患克服研究事業
難治性疾患克服研究事業
難治性疾患克服研究事業
難治性疾患克服研究事業
900
47,000
代表
分担
4,000
2,000
17,500
1,300
800
700
0
1,000
1,000
500
0
0
0
3,700
1,000
2,300
500
分担
分担
分担
分担
分担
分担
分担
分担
分担
分担
分担
分担
分担
分担
分担
分担
分担
Ⅵ
臨床研究
5 研究補助金
179
180
心 光 世 津 子
石
伊
若手研究(B)
若手研究(B)
若手研究(B)
有
齋
若手研究(B)
文部科学省
(科学技術試験研究委託事業)
中
新学術領域研究
有
斎
新学術領域研究
科学技術振興機構
(戦略的創造研究推進事業)
心 光 世 津 子 ( 山 中 浩 司 ) ポスト工業社会における男性の健康と医療化
馬
馬
藤
山
藤
田
藤
邦
邦
公
昭
孝
安
祐
祐
進行性核上性麻痺の、臨床病理学的総合的研究
形態と機能画像法による脳変性疾患の統合的解析とその臨床応用
形態と機能画像法による脳変性疾患の統合的解析とその臨床応用
基盤研究(B)
藤
子
子
子
斎
美
祐
典
典
基盤研究(B)
田
藤
藤
藤
正
藤
木
木
村
村
孝
實
實
志
伊
石
有
馬
西
藤
山
川
邦
徹
公
昭
正
)
輝
彦
1,800
8,051
9,999
統合失調症のシナプス-グリア- D―セリン系病態の薬物治療試験および死後脳におけ
る解析
精神・神経疾患克服のための研究資源(リサーチリソース)の確保を目指した脳基盤の
整備に関する研究
200
1,000
1,000
2,000
3,000
2,000
1,500
500
180
700
100
600
アミロイドイメージングによる認知症診療への早期診断応用と費用対効果に関する研究
RYR1遺伝子変異により多様な病理像を示すミオパチーの新たな疾患概念確立の研究
ポスト工業社会における男性の健康と医療化
外科摘出標本を用いたてんかん源性脳皮質形成異常症の遺伝子探求
) 包括型脳科学研究推進支援ネットワーク
) 包括型脳科学研究推進支援ネットワーク
心 光 世 津 子
齋
正 (
輝
彦
志
浩 (
子 (
子 ( 村 山 繁 雄 ) レビー小体病理進展機序の解明
穂 ( 古 武 弥 一 ) 熱帯地域特異的神経変性疾患の現地調査と病因に基づく新規モデル動物作製
子 ( 高 尾 昌 樹 ) 神経病理学的新規アプローチによる弧発性・遺伝性認知症の大脳白質小血管病変の解明
斎
佐
佐
村
祐
子
正
子
基盤研究(B)
藤
祐
邦
典
斎
藤
馬
藤
500
交付金額
(千円)
3,000
2,415
540
60
300
300
600
900
60
450
150
54
210
30
180
150
間接経費
(千円)
外部機関所属の者は( )書きとする。
視神経脊髄炎の新たなアストロサイトパチーの疾患概念の確立と病態、治療に関する研
究
基盤研究(C)
人
斎
泰
基盤研究(C)
山
有
糸
研究課題名
基盤研究(C)
人
研 究 代 表 者
佐
泰
山
名
基盤研究(C)
者
究
糸
研
基盤研究(S)
研究費の種類
5) その他
Ⅵ 臨床研究
5 研究補助金
Ⅶ そ の 他
委員長
理事長
総長
東京薬科大学
名誉教授
疾病研究
第四部長
研究担当
特命副院長
研究担当
特命副院長
企画戦略室長
企画戦略室長
図書館長 企画戦略室長
監事 審 議 事 項
センターの業務の運営に関する重要事項
を審議し、決定する。
理事会で決定した重要事項の遂行および、セ
ンターの所掌事務に関する企画及び立案並び
に調整に関する事務を行うほか、理事会で審
議する事項の協議を行う。
センター職員が行うヒト及びヒト由来の
試料を対象とした医学研究及び医療行為
について、関連法律等の趣旨に沿って倫
理的配慮及び科学的妥当性が確保されて
いるかどうか審査あるいは判断する。 センター職員が行うヒト及びヒト由来の
試料を対象とした医学研究及び医療行為
について関連法律等の趣旨に沿って倫理
的配慮及び科学的妥当性が確保されてい
るかどうかを審査案件毎に整理し、倫理
委員会による審査を円滑にする。
治験を実施することの倫理的、科学的及
び医学的・薬学的観点からの妥当性に関
する事項及び治験実施中又は終了時に行
う調査事項を審議する。 治験等に関する研究以外の研究を行う場合、
研究の目的・内容条件、研究結果の報告
方法について審議する。治験等に関する
研究を受託研究として行う場合、医薬品
GCP 省令の規程に基づいて調査審議する。
広報活動に関する重要な企画及び実施並
びに活動状況及び推進に関することを審
議する。
診療、研究、その他の業務の高度化及び
効率化を推進及び情報資産の適正な管理
を図るための必要な体制等の整備に関す
ること。
図書館の円滑な運営について審議し、これ
を推進することを目的とする。 センターにて行われる入札案件について審
議する。
「独立行政法人の契約状況の点検 ・ 見直し
について、平成 21 年 11 月 17 日閣議決定」
に基づきセンターの契約の点検、見直しを
行う。
理事会
運営会議
倫理委員会
倫理事前審査委員会
治験審査委員会
受託研究審査委員会
広報委員会
情報委員会
図書委員会 契約審査委員会
契約監視委員会
会 議(委員会等)名
1 会議及び委員会一覧
企画戦略室長
企画戦略室長、 副院長、 総務課長、 企画医療研究課長、 外部
委員 監事
図書館長 図書館長、図書館長補佐、企画医療研究課長、医療係長、図書館
員、神経研部長、精神保健研部長、看護部長、総務課長、財務経
理課長、企画経営課長、研究所事務室長、医事室長、情報管理室
長、病院部長
監事、外部有識者
企画戦略室長
企画戦略室長
企画戦略室長(委員長)、総務部長(副委員長)
、神経研究所部長 2 名、
精神保健研究所部長 2 名、TMC 部長、IBIC 部長、CBT 部長、副
院長、副看護部長 1 名、医長 1 名、総務課長、人事課長、研究所
事務室長、企画経営課長、企画医療研究課長、情報管理室長、財
務経理課長、医事室長、広報係長、臨床研究顧問、情報システム
顧問
企画戦略室長、神経研究所、精神保健研究所及び病院代表者各 2 名、
TMC、IBIC 及び CBT 代表者各 1 名、総務部、企画経営部及び財
務経理部代表者各 1 名、企画医療研究課長、情報管理室長
研究担当
特命副院長
研究担当
特命副院長
疾病研究
第四部長
委員長
副院長、薬剤部長、総合外科部長、小児神経診療部長、看護部長、
免疫研究部長、精神薬理研究部長、総務部長、企画経営課長、企
画医療研究課長、医事室長、臨床検査部長、知的障害研究部長 副院長、薬剤部長、総合外科部長、小児神経診療部長、看護部長、
免疫研究部長、精神薬理研究部長、総務部長、企画経営課長、企
画医療研究課長、医事室長、臨床検査部長、知的障害研究部長、
外部委員 2 名
疾病研究第四部長、薬物依存研究部長、脳神経外科診療部長、児
童 ・ 思春期精神保健研究部長、疾病研究第一部長、TMC 倫理特
任研究員
病院長、神経研究所長、精神保健研究所長、企画戦略室長、看護
部長、TMC センター長、外部有識者各 6 名(自然科学 3 名、人
文社会科学 2 名、一般 1 名)
総長
理事長
総長、理事、監事、企画戦略室長、神経研究所長、精神保健研究
所長、TMC 長、病院長、副院長、特命副院長、看護部長、総務
部長、企画経営部長、(3 週のみ):IBIC 長、CBT センター長
司 会
組 織 構 成
理事長、理事(4 名)、
監事(2 名)陪席 : 企画戦略室長、総務部長、企画経営部長、精
神保健研究所長
監査室長
財務経理課
企画医療
研究課
情報管理室
広報係長
治験管理室
治験管理室
倫理委員会
事務局
倫理委員会
事務局
労務管理室長
労務管理室長
書 記
必要の都度 月1回
随時 月1回
必要の都度
原則 月 1 回
原則 月 1 回
月1回
原則月 1 回
第 1・3 月曜日
第 3 月曜日 開催日
Ⅶ その他
1 会議及び委員会一覧
183
184
委員長
総務部長
総務部長
企画戦略室長
副院長
病院長 病院長 病院長
研究担当特命
副院長
副院長
外来部長
副院長
審 議 事 項
職員の健康管理及び安全及び衛生の確保
に関する必要な具体的諸事項について審
議する。 保有個人情報の管理に係る重要事項の決定、
連絡調整を行うことを目的とする。
事務部門の主要事項の協議、情報共有及
び各係の連携強化。
当センターのミッションに照らして、 歴史資
料館のあるべき姿の構想、 立案に関するこ
と。
センター病院の運営に関することを協議
する。
センター病院の運営・経営に関する報告
及び協議事項、その他センター管理上必
要な事項を各部門・各委員会により伝達、
周知する。 病院の運営・管理に関する事項について
審議する。 病院において臨床研究を円滑に実施する
ために必要事項を討議し、関係部署との
調整を図る。
専門疾病センターの設置に関すること。
外来診療の一層の向上を図り、もって適
正かつ円滑な管理運営をするために必要
な諸事項について審議する。
医療安全に係る必要な事項を定め、適切
な医療安全管理を推進し、安全な医療の
提供に資すること。
安全衛生委員会
個人情報管理委員会 事務部門会議
歴史資料館開設準備会
病院幹部会議
病院管理診療・
経営会議
診療部科長会議 病院臨床研究
推進委員会
専門疾病センター
審査会
外来委員会
医療安全管理委員会
会 議(委員会等)名
病院長
企画戦略室長、病院長、副院長、特命副院長、総務部長、財務経
理部長、看護部長、副看護部長、総務課長、人事課長、企画経営
課長、企画医療研究課長、財務経理課長、監査室長、労務管理室長、
情報管理室長、医事室長、調達企画専門職、企画調整職、医事専
門職、薬剤部長、療育指導室長、医療福祉相談室長、臨床検査技
師長、診療放射線技師長、作業療法士長、理学療法士長、栄養管
理室長、第一心理療法主任、各病棟看護師長、在宅支援係長、教
育・研修係長、医療安全管理係長、第一精神診療部長、第二精神
診療部長、神経内科診療部長、小児神経診療部長、脳神経外科診
療部長、手術部長、外来部長、総合外科部長、総合内科部長、リ
ハビリテーション部長、放射線診療部長、臨床検査部長、医療情
報室長、臨床研究支援室長、遺伝カウンセリング室長、地域連携
室医長、各診療科医長、各診療科医師
研究担当
特命副院長
副院長
外来部長
副院長
病院長、副院長、特命副院長、看護部長、診療部長(1 名)、治
験管理室長、企画医療研究課長
副院長、TMC センター長、第一精神診療部長、神経内科診療部長、
看護部長、神経研究所長補佐、精神保健研究所長補佐、企画医療
研究課長
外来部長、小児神経診療部長、手術部長、理学療法部長、臨床検
査部長、診療科医長(4 名)、薬剤部長、副看護部長、
看護師長(2 名)
、
診療放射線技師長、臨床検査技師長、医療福祉相談室長、第一心
理療法主任、医事専門職、入院・外来係長、研究所事務室長、心
理指導部長
副院長、医療安全管理係長、第一精神診療部長、第二精神診療部
長、神経内科診療部長、小児神経診療部長、脳神経外科診療部長、
手術部長、外来部長、総合外科部長、総合内科部長、リハビリテー
ション部長、放射線診療部長、臨床検査部長、薬剤部長、看護部
長、リスクマネージメント部会長、副看護部長、感染管理認定看
護師、医療機器安全管理責任者、財務経理部長、総務課長、医事
室長、医事専門職、入院・外来係長
病院長
病院長 病院長、副院長、特命副院長、診療部長(1 名)、看護部長、副
看護部長、薬剤部長、企画戦略室長、総務部長、企画経営部長(財
務経理部長)、総務課長、人事課長、企画経営課長、企画医療研
究課長、財務経理課長、医事室長
病院長、副院長、各診療部長、診療科長、看護部長、薬剤部長、
医事室長 副院長
副院長、特命副院長、臨床研究支援部長、看護部長、精神保健計
画研究部長、援助技術研究室長、流動研究員
企画戦略室長
総務部長
総括個人情報保護管理者(総務部長)、個人情報保護管理者(各
研究所所長、TMC センター長、病院長)、総務課長、文書管理
係長
事務部門の室長以上
総務部長 司 会
総括安全衛生管理者、安全管理者、衛生管理者 3 名、産業医、安
全委員 1 名、衛生委員 2 名
組 織 構 成
医事専門職
入院・
外来係長
企画医療
研究課
輪番
各自
医事専門職
医事室長 総務課 各自
文書管理係長
職員係長
書 記
第 2 月曜日
第 3 月曜日
必要の都度
第 1・3 金曜日
第 2・4 火曜日
第 4 月曜日
第 1・3 月曜日
月1回
(第 2 月曜日)
第 2・4 木曜日
随時 月 1 回 開催日
Ⅶ その他
1 会議及び委員会一覧
副院長
看護部長
副院長
副院長
総合外科部長
特命副院長
特命副院長
経営担当特命
副院長
経営担当
特命副院長
患者・家族からの相談及び苦情、要望に
適切に対応し、良質な医療を提供するこ
とを目的とする。
病院における医療サービスの質の検討、
患者満足度調査の分析結果に基づく改善
策の検討等の事項について審議する。
病院における迷惑行為への対応及び再発
防止に関すること。
センター病院における感染管理体制の確立、
感染管理のための具体的方策および院内
感染発生時の対応等必要な事項を審議する。
各職場の感染対策担当者による感染対策
のための情報共有 感染防止に関する知
識と技術の普及。
病院業務運用に特化した情報システムの
検討を行う。
センター全体の情報システム基盤・デー
タ 2 次利用などの検討を行う。
診療録等を適正に保管及び管理するため
に必要な事項を審議する。
査定減等を受けた診療の原因究明とその
対策について。
病床管理に関しての管理・運営・調整に
関する審議及び病床利用率向上への対応
策の検討。
アドボカシー委員会
医療サービス検討委員会
迷惑行為対策委員会
院内感染防止対
策委員会
感染防止推進部会
病院情報委員会
診療録等管理委員会
診療報酬委員会
病床管理委員会
総合内科部長
委員長
ヒヤリハット・医療事故報告。
審 議 事 項
リスクマネージメント
部会
会 議(委員会等)名
感染管理認定
看護師
特命副院長
特命副院長
特命副院長
特命副院長
副院長、医療情報室長、第一精神診療部長、神経内科診療部長、
小児神経診療部長、脳神経外科診療部長、手術部長、
総合外科部長、
リハビリテーション部長、放射線診療部長、臨床検査部長、薬剤
部長、副看護部長、看護師長、医療安全管理係長、治験管理室長、
栄養管理室長、総務部長、財務経理課長、地域・在宅支援室長、
主任児童指導員、医療社会事業専門職、第一心理療法主任、情報
管理室長、企画医療研究課長、研究所事務室長、医事室長、医事
専門職
副院長、財務経理部長、看護部長、財務経理課長、医事室長医事
専門職、診療記録管理係、薬剤部長、臨床検査技師長、臨床放射
線技師長、第一精神診療部長、神経内科診療部長、小児神経診療
部長、脳神経外科診療部長、総合内科部長、総合外科部長、放射
線診療部長、臨床検査部長、リハビリテーション部長、第五精神
科医長、第二神経内科医長、第二小児神経科医長、データマネー
ジメント室長、治験管理室長、医療安全管理係長、看護師長 2 名
副院長、第一精神診療部長、神経内科診療部長、
小児神経診療部長、
脳神経外科診療部長、総合内科部長、総合外科部長、放射線診療
部長、臨床検査部長、リハビリテーション部長、薬剤部長、臨床
検査技師長、診療放射線技師長、看護部長、副看護部長、財務経
理部長、企画経営課長、医事室長、医事専門職、入院・外来係長・
診療報酬指導係長、医事業務委託者、診療報酬顧問契約業者
病院長、副院長、第一精神診療部長、神経内科診療部長、外来部
長、総合内科部長、各診療科医長(10 名)、看護部長、副看護部長、
看護師長(9 名)、医療福祉相談室長、医事室長、医事専門職、入院・
外来係長
副院長
病院長、副院長、医療安全管理係長、第一精神診療部長、第二精
神診療部長、神経内科診療部長、小児神経診療部長、脳神経外科
診療部長、手術部長、外来部長、総合外科部長、総合内科部長、
リハビリテーション部長、放射線診療部長、臨床検査部長、衛生
管理者、感染防止推進部会長、薬剤部長、栄養管理室長、臨床検
査技師長、臨床検査技師、看護部長、副看護部長、感染管理認定
看護師、医療機器安全管理者、財務経理部長、総務課長、医事室
長、医事専門職、入院・外来係長
医師、看護師、薬剤師、検査技師、放射線技師、管理栄養士、理
学療法士、医事職、員療育指導員、特別支援学校副校長
副院長 総合外科部長
副院長、第一病棟部長、第二病棟部長、外来部長、看護部長、副
看護部長、医療安全管理者、外来師長、医事課長
副院長、神経内科診療部長、第 1 精神診療部長、外来部長、総合
内科部長、財務経理部長、薬剤部長、総務課長、医事室長、副看
護部長、入院外来係長、
副院長
総合内科部長
副院長、外来部長、精神科外来医長、看護部長、副看護部長、医
療安全管理係長、外来師長、医療福祉相談室長、医療福祉相談室
職員 1 名、総務課職員 1 名、医事職員 1 名
司 会
組 織 構 成
総合内科部長、医師、看護師、臨床工学技士、薬剤師、臨床検査
技師、放射線技師、理学療法士、作業療法士、療育指導室長、社
会福祉士、心理士、管理栄養士、医事係長
入院・外来
係長
診療報酬指導
係長
診療記録
管理係
医事専門職
リンクナース
入院・外来
係長
医事室長
入院・外来係
長
医療福祉
相談室
医事係
書 記
第 4 月曜日
毎月最終
金曜日
第 2 月曜日
月1回
第 4 金曜日
第 2 月曜日
必要の都度
第 2 月曜日
月1回
月1回
開催日
Ⅶ その他
1 会議及び委員会一覧
185
186
委員長
特命副院長
臨床検査部長
総合内科部長
総合内科部長
総合内科部長
副院長
副院長
副院長
副院長
副院長
副院長
審 議 事 項
新規医薬品の有効性及び安全性の検討、
採用決定、医薬品の情報交換及び副作用、
既採用医薬品の再評価と同一組成品、同
効品等の整理又は活用に関する事項等、
薬剤に関する必要事項について審議する。
センター病院における輸血業務を円滑に
かつ適正に行うための総合的、具体的な
対策を検討、実施することを目的とする。
栄養管理の充実と向上とその適正な運営
を図る。
入院患者の栄養状態改善のために、患者
の栄養状態を評価し、診療計画を立案、
治療上の指導及び提言を行うことを目的
とする。
褥そう対策等について検討し適切な診療
を行うことを目的とする。
クリティカルバスの開発・実践研究に関
すること。
関係医療機関等からの要請に適切に対応
し緊密な連携を図る事、関係医療機関等
の医療従事者との症例検討会等を通じ協
力して診療を進めること。
管理区域立ち入りに関する注意事項、放
射線障害の発生防止のため規程の作成及
び改廃、予防規程の改正に関すること、
放射線同位元素等並びに放射線発生装置
の取り扱い管理、放射線障害の発生防止
に必要な事項を審議する。
医療ガス設備の安全管理に関すること。
センター病院における臨床検査の能力の
向上を図るため、臨床検査の精度向上、
外部委託検査等、臨床検査部の運営全般
について審議する。
精神障害者に対する適正な医療の提供、
特に精神保健及び精神障害者福祉に関す
る法律に基づく適正な行動制限実施等の
啓蒙と確認。
薬事委員会
輸血療法委員会 栄養管理委員会 NST 委員会
褥そう委員会
クリティカルバス
委員会
医療連携運営委員会
放射線安全管理委員会
医療ガス安全管理
委員会
臨床検査部運営委員会
行動制限最小化委員会
会 議(委員会等)名
副院長、第一精神診療部長、第二精神診療部長、看護部長、副看
護部長、精神科病棟医長、精神科病棟看護師長、医療福祉相談室
長、第一心理療法主任、医事室長、医事専門職
副院長、第一精神診療部長、神経内科診療部長、外来部長、脳神
経外科、診療部長、財務経理課長、医事室長、副看護部長、外来
師長、臨床検査部長、臨床検査技師長、副臨床検査技師長
副院長
副院長
副院長
副院長
副院長、医療連携室医長、医療福祉相談室長、医療社会事業専門職、
第一精神診療部長、神経内科診療部長、小児神経診療部長、脳神
経外科診療部長、総合外科部長、総合内科部長、精神科外来医長、
リハビリテーション部長、副看護部長、外来師長、在宅支援係長、
医事室長、医事専門職、医療連携室員
副院長、第一精神診療部長、神経内科診療部長、手術・中央材料部長、
麻酔科医長、医療安全管理係長、薬剤部長、副看護部長、手術室・
中央材料室師長、財務経理課長、第一契約係長、整備係長、ボイ
ラー技士長
副院長
副院長、医事室長、栄養管理室長、検査部長、リハビリテーショ
ン部長、手術部長、第一精神診療部長、神経内科診療部長、小児
神経診療部長、放射線診療部長、外来部長、精神科医長、一般科
医長、薬剤部長、看護部長、副看護部長、精神科病棟看護師長、
一般病棟看護師長
副院長
総合内科部長
総合内科部長、褥そう対策専任医師、褥そう対策専任看護師、総
合外科部長、リハビリ科医長、精神科医長、歯科医長、小児神経
科医長、神経内科医長、看護師、薬剤師、臨床検査技師、管理栄
養士、言語聴覚士、事務職(医事係長)
副院長、放射線施設責任者、放射線取扱主任者、安全管理責任者、
施設管理責任者、産業医、管理区域担当者 総合内科部長
総合内科部長
臨床検査部長
薬剤部長 司 会
副院長、総合内科部長、総合外科部長、診療科医長(4 名)
、医師(2
名)、副看護部長、看護師長、副看護師長(2 名)、薬剤師、臨床
検査技師、栄養管理室長、管理栄養士、言語聴覚士、医事係長
副院長、診療部長 2 名、総務部長、副看護部長、病棟師長(3 名)
、
栄養管理室長、栄養主任(2 名)、調理師長、
副院長、各診療部長、薬剤部長、副看護部長、看護師長、臨床検
査技師長、医事室長、
副院長、各診療部長、薬剤部長、看護部長、企画経営課長、財務
経理課長、医事室長
組 織 構 成
医事専門職
臨床検査
技師長
整備係長
診療放射線
技師長
医事専門職
看護部
医事係
医事係 栄養管理室 臨床検査部
副薬剤部長 書 記
第 1 月曜日
必要の都度
年1回
必要の都度
必要の都度
月1回
年4回
年4回
第 4 木曜日
奇数月
第 1 木曜日
開催日
Ⅶ その他
1 会議及び委員会一覧
看護部長、副看護部長、副看護師長 副看護部長、教育担当看護師長、看護師長、副看護師長、看護師
病院長
病院長
医局長
看護部長
看護部長
教育担当
看護師長
看護師長
医療観察法病棟における治療の倫理性及
び医療の質を確保する。
8・9 病棟の運営状況や治療内容に関する
情報公開及びその評価。
8・9 病棟の状況及び医療観察法の施行状
況の報告。
レジデント及び専門修練医の募集、採用、
研修計画及び評価に関すること。
医療業務に関する情報伝達、意見交換。
看護管理に関する事項を審議し円滑な運
営と、看護師長としての資質の向上を図る。
看護管理に関する事項を審議し円滑な運
営と、副看護師長としての資質の向上を
図る。
院内教育企画運営に関すること。
看護業務に関する検討を看護倫理に基づき、
最新の医療状況に応じた看護業務全般の
改善、充実を図るための企画・運営に関
すること。
看護記録及び情報システムの運用に関す
ること。
医療観察法病棟
倫理会議
医療観察法病棟
外部評価会議
医療観察法病棟
地域連絡会議
レジデント委員会
医師全体会
看護部管理運営会議 副看護師長会議
看護教育委員会
看護業務委員会
看護記録
情報システム委員会
看護師長
病院長
第二精神
診療部長
院長
病院長
病院長、副院長、第二精神診療部長、司法精神科医長、医療観察
法病棟師長、小平市住民 、東村山市住民、関東信越厚生局・東
京保護観察所立川支部・多摩小平保健所・小平警察署・小平市・
東村山市・小平消防署の職員
病院長、副院長、外来部長、第一精神診療部長、第二精神診療部
長、神経内科診療部長、小児神経診療部長、脳神経外科診療部長、
総合内科部長、総合外科部長、手術・中央材料部長、放射線診療
部長、臨床検査部長、リハビリテーション部長、教育・研修室長
副看護部長、看護師長(2 名)、副看護師長(3 名)
、看護師(7 名)
副看護部長、看護師長、副看護師長、看護師
看護部長、副看護部長、各看護師長
輪番
輪番
輪番
輪番
輪番(師長)
医局長 院長
病院長、副院長、看護部長、第二精神診療部長、司法精神科医長、
医療観察法病棟看護師長、多摩小平保健所長、小平市健康福祉部
長、精神医学の専門家 1 名、法律関係者 1 名、精神保健福祉関係
者1名
医師全員
第二精神
診療部長
第二精神診療部長、司法精神科医長、医療観察法病棟師長、精神
医学専門家(外部)数名
院長
病院長、副院長、第一精神診療部長、第二精神診療部長、看護部
長、司法精神医学研究部長、副看護部長、司法精神科医長、病棟
師長、医事室長
病院長
9 病棟入院対象者の状態報告と治療方針確
認。
9 病棟運営会議
院長
病院長、副院長、第一精神診療部長、第二精神診療部長、看護部
長、司法精神医学研究部長、副看護部長、司法精神科医長、病棟
師長、医事室長
病院長
8 病棟入院対象者の状態報告と治療方針確
認。
8 病棟運営会議
交代制
交代制
第一司法精神科医長、第三司法精神科医長、9 病棟看護師長、多
職種各 1 名以上
9 病棟入院対象者の評価。
交代制
第二司法精神科医長、8 病棟看護師長、多職種各 1 名以上
9 病棟治療評価会議
交代制
8 病棟入院対象者の評価。
8 病棟治療評価会議
精神科
診療部長
当該病棟所属医師、副看護部長、当該病棟看護師長、医事専門職、
薬剤部長、医療福祉相談室長、臨床検査技師長、
診療放射線技師長、
作業療法士長、理学療法士長、栄養管理室長、第一心理療法主任
精神科
診療部長
精神科・医療観察科病棟部門および外来
の医療業務に関する情報伝達。
精神科診療部会
総合外科部長
総合外科部長
精神科合併症患者の受入準備、体制、運
用方法等。
司 会
組 織 構 成
副院長、総合内科部長、精神科診療部長、総合外科部長、副看
護部長(2 名)、総合内科消化器科医長、総合内科消化器科医師、
精神科医長(2 名)、精神科医師、総合外科医師、病棟師長(2 名
/3 北病棟、5 北病棟)、外来師長、医療福祉相談室長、企画経営課長、
医事室長、医事室係員、入院・外来係長、診療記録管理士、臨床
検査部長
精神科患者身体合併症
医療事業
委員長
審 議 事 項
会 議(委員会等)名
輪番
輪番
輪番
輪番
輪番(師長)
医局書記
企画医療
研究課
医事係
医事係
医事係
医事係
医事係
医事係
医事係
医局書記
医事室
書 記
第 2 金曜日
第 2 木曜日
第 3 木曜日
第 1 木曜日
第 1・3 火曜日
第 3 火曜日
必要の都度
年1回
年2回
月2回
第 3 水曜日
第 1 水曜日
毎週火曜日
毎週月曜日
月1回
月2回
開催日
Ⅶ その他
1 会議及び委員会一覧
187
188
副看護師長
看護師長
副看護部長
看護師長
認定看護師
看護師長
認定看護師
認定看護師
副看護部長
看護師長 副看護師長
副看護部長
副看護部長 研究の計画・調査・分析・まとめまでの
一連のプロセスを指導して看護研究を推
進する。 専門看護師・認定看護師の活動に関する
事項および後継者の育成に関する事項。
リスクマネージメントに関する対策と教
育研修。
感染防止対策の実施と安全な医療環境の
提供。
治験・臨床研究に関する知識・技術の向
上と支援。
褥瘡防止・栄養サポートに関する教育と
病棟での対策。
摂食・嚥下に関する教育と病棟での対策。
各病棟における慢性呼吸器疾患看護につ
いての課題を見出し、水準の高い看護を
提供する。
e-CODO の活用による行動制限に向けた
看護を検討する。他施設間の比較検討。
CVPPP の院内研修指導者養成における
実技指導方法とポイントの確認及び講義
方法の確認 CVPPP 研修・暴力に関する
研修。
患者教育プログラムの開発、普及及び臨
床スタッフの人材育成に関すること。
療養介助員として業務遂行上必要な事項
に関すること。
看護助手として業務遂行上必要な事項に
関すること。
病院年報に関すること。
病院研究発表会に関すること。
センター敷地内等の禁煙に関すること。
実習指導委員会
看護研究推進委員会
専門看護室会議
看護部リスク検討会
感染リンクナース会
治験リンクナース会
褥瘡 ・NST
リンクナース会
摂食・嚥下
リンクナース会
RST リンクナース会
e-CODO 検討会
CVPPP 指導者養成研
修検討会
患者教育プログラム
検討会
療養介助員会議
看護助手会議
病院年報編集委員会
病院研究発表会
運営委員会
禁煙問題検討会
副院長
副院長
副院長
認定看護師
委員長
審 議 事 項
実習指導に関する事項及び実習指導者の
教育研修。
会 議(委員会等)名
輪番
副院長
副院長
副院長
副院長、特命副院長、第一精神診療部長、外来部長、看護部長、
薬剤部長、総務係長、入院 ・ 外来係長、企画戦略室
副院長、医局長、医長(2 名)、理学療法士長、臨床検査技師長、
医療福祉相談室長、副看護部長、看護師長(2 名)、副看護師長、
研究係長、第一契約係
副院長、総務部長、疾病研究第四部長、薬物依存研究部長、第一
精神診療部長、副看護部長、総務課長
輪番
委員長
輪番
輪番
認定看護師
認定看護師
認定看護師
輪番
輪番
副看護部長
副看護部長
看護師長
委員長
司 会
副看護部長、看護助手
副看護部長、療養介助員 副看護部長、看護師長、副看護師長、看護師、作業療法士
副看護部長、インストラクター看護師、トレーナー看護師
看護部長、副看護部長、看護師長、副看護師長、看護師
副看護部長、看護師長、副看護師長、看護師
副看護部長、摂食・嚥下認定看護師、摂食・嚥下リンクナース
看護師長、皮膚排泄ケア認定看護師、副看護師長、NST リンクナー
ス
副看護部長、副看護師長、治験リンクナース
副看護部長、看護師長、副看護師長、感染リンクナース
副看護部長、看護師長、副看護師長、看護師、リスクマネージメ
ント委員
副看護部長 専門看護師 認定看護師
副看護部長、看護師長、副看護師長、看護師
副看護部長、看護師長、副看護師長、看護師
組 織 構 成
総務課
輪番
輪番
輪番
輪番
輪番
輪番
輪番
輪番
輪番
輪番
輪番
輪番
輪番
輪番
書 記
必要の都度
必要の都度
必要の都度 年4回
第 1 水曜日
(6・9・11・2 月)
年4回
第 2 水曜日
(5・7・12・1 月)
年6回
(5・7・9・11・1・3月)
第 1 水曜日
第 3 金曜日
第 3 木曜日
(年 7 回)
神経 5・10・1・2 月
精神 6・11・2 月
年4回
第 2 火曜日
(5・7・10・1 月)
年4回
第 4 火曜日
(4・7・10・2 月)
第 4 水曜日
(奇数月開催)
第 4 金曜日
第 4 木曜日
年6回
第 1 水曜日
(5・7・10・12・3月)
第 1 金曜日
第 3 水曜日
開催日
Ⅶ その他
1 会議及び委員会一覧
独立行政法人
国立精神 ・ 神経医療研究センター
2012 年度 病院年報(第 26 号)
発 行 2013 年 9 月
発 行 者 糸山 泰人
編集委員長 有馬 邦正
印 刷 有限会社 新和印刷
独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター病院
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