賃 貸 借 契 約 約 款 h 23.9.1改 訂 (総則) 第1条 賃借者及び賃貸者は、この約款(契約書を含む。以下同じ。)に基づき、別添の 設計図書に従い、この契約を履行しなければならない。 2 賃貸者は、契約書記載の賃貸借物件(以下「物件」という。)を契約書記載の賃貸借 期間(以下「賃貸借期間」という。)賃借者に賃貸するものとし、賃借者はその賃貸借 料(単価契約の場合は、当該数量に契約単価を乗じて算出した額とする。以下同じ。) を支払うものとする。 3 この約款と設計図書に相違がある場合は、設計図書を優先適用するものとし、設 計図 書 に 記 載 さ れ て い な い 事 項 で も そ の 性 質 上 当 然 必 要 な も の は 、賃 借 者 の 指 示 に 従 い 賃 貸 者の負担で行うものとする。 (権利義務の譲渡等の禁止) 第 2 条 賃借 者 及 び賃貸 者 は 、賃貸 借 期 間中、物 件 及びこ の 契 約によ り 生 ずる権 利 又 は 義 務を第三者に譲渡し、若しくは承継させ、若しくは担保に供してはならない。ただし、 あらかじめ書面により承諾を得たときは、この限りでない。 (損害のために必要を生じた経費の負担) 第3条 この契約の履行に関し発生した損害(第三者に及ぼした損害を含む。)のために 必要を生じた経費は、賃貸者が負担する。ただし、その損害が賃借者の責めに帰する事 由による場合は、賃借者が負担するものとする。 2 前項の額は、賃借者と賃貸者とが協議して定める。 (瑕疵担保) 第 4 条 賃貸 者 は 、賃貸 借 期 間中に お け る物件 の 隠 れた瑕 疵 に ついて 、担 保の責 任 を 負 う も の と す る 。た だ し 、瑕 疵 が 重 要 で な く 、か つ 、そ の 補 修 に 過 分 の 費 用 を 要 す る と き は 、 賃借者は補修の請求をしないものとする。 (物件の納入) 第 5 条 賃 貸 者 は 、契 約 書 記 載 の 納 入 期 限 又 は 賃 貸 借 期 間 開 始 日 の 前 日( 以 下「 納 入 期 限 」 という。)までに契約書記載の物件設置場所に物件を搬入又は設置(以下「納入」とい う。)するものとする。この場合に、納入の日から賃貸借期間開始日の前日まで、賃借 者は当該物件を使用できるものとする。 2 賃貸者は、物件の納入をしようとするときは、あらかじめ賃借者に通知し、承諾を得 なければならない。 3 賃 貸 者 は 、物 件 の 納 入 を 完 了 し た と き は 、遅 滞 な く 、賃 借 者 に 対 し て 完 納 届 を 提 出 し 、 賃借者の定める検査を受けなければならない。 4 納入及び検査に直接要する費用は、賃貸者の負担とする。ただし、賃借者が必要と認 めたものについては、賃借者の負担とする。 (検査の時期) 第 6 条 賃借 者 は 、物件 の 完 納届を 受 領 したと き は 、その 日 か ら2日 以 内 に検査 を 行 わ な ければならない。 2 前項の結果不合格となり、補正を命ぜられたときは、賃貸者は、遅滞なく当該補正を 行い、賃借者に補正完了の届を提出して再検査を受けなければならない。再検査 の 期 日 については、前項の規定を準用する。 (賃貸借料の支払い) 第 7 条 賃借 者 は 、前条 に 規 定する 検 査 を完了 し た 後、賃 貸 者 から設 計 図 書通り の 適 法 な 賃 貸 借 料 の 支 払 請 求 が あ っ た と き は 、そ の 日 か ら 3 0 日 以 内 に 支 払 わ な け れ ば な ら な い 。 2 賃借者は、その責めに帰する事由により、前項の期間内に代金を支払わないときは、 賃貸者に対して遅延利息を支払うものとする。 3 前項の遅延利息の額は、請求金額に対して、政府契約の支払遅延防止等に関す る 法律 ( 昭 和 24年 法 律 第 256号 ) に 定 め る 遅 延 利 息 の 率 ( 閏 年 の 日 を 含 む 期 間 に つ い て も 、 365 日の割合とする。)を乗じて得た金額とする。ただし、その額に百円未満の端数がある ときは、その端数又はその全額を切り捨てるものとする。 (納入期限の延長) 第 8 条 賃貸 者 は 、その 責 め に帰す る こ とがで き な い事由 に よ り、納 入 期 限まで に 物 件 を 納 入 す ること が で きない こ と が明ら か と なった と き は、賃 借 者 に対し て 、遅滞な く そ の 事由を付して納入期限の延長変更を求めることができる。ただし、その延長日数は、賃 借者と賃貸者とが協議して定める。 (納入遅滞に対する延滞金) 第 9 条 賃 貸 者 の 責 め に 帰 す る 事 由 に よ り 、納 入 期 限 ま で に 物 件 を 納 入 す る こ と が で き な い場合において、納入期限後に納入する見込みがあると認めたときは、賃借者は 賃 貸 者 に 対 し 、賃 貸 借 料 の 減 額 及 び 延 滞 金 の 支 払 い を 請 求 し 納 入 期 限 を 延 長 す る こ と が で き る 。 2 前項の減額する金額は、賃借者と賃貸者とが協議して定める。 3 第1項の延滞金の額は、第7条第3項の規定を準用する。ただし、「請求金額」とあ るのは「賃貸借料」と読み替えるものとする。 (物件の保管・使用) 第 10条 賃 借 者 は 、 物 件 の 保 管 ・ 使 用 に あ た り 、 善 良 な 管 理 と 注 意 を 持 っ て 、 適 正 な 用 法 に従い使用するものとする。 (物件の現状変更) 第 11条 賃 借 者 は 、 物 件 設 置 場 所 か ら の 移 動 、 他 の 物 件 と の 付 着 、 改 造 、 又 は そ の 他 性 能 機能についての変更等、現状を変更する場合は、あらかじめ、賃貸者の承諾を得るもの とする。変更に要する費用は賃借者の負担とする。 (物件の滅失等) 第 12条 賃 借 者 は 、 物 件 の 滅 失 、 盗 難 、 又 は 損 傷 し て 修 理 不 能 の 場 合 は 、 書 面 で 賃 貸 者 に 通知するものとし、賃貸者がこれを確認したとき、この契約は終了するものとする。 2 前項の場合の損害賠償等については、賃借者と賃貸者とが協議して定める。 (物件の保険) 第 13条 賃 貸 者 は 、 賃 貸 借 期 間 中 、 物 件 に 対 し 、 賃 貸 者 を 被 保 険 者 と す る 動 産 総 合 保 険 を 付するものとする。 2 前条の場合、前項における保険で補償される損害相当額に対しては、賃借者は そ の責 任を免れるものとする。 (保守) 第 14条 賃 貸 者 は 、賃 借 者 が 物 件 を 常 に 安 全 か つ 完 全 に 使 用 で き る よ う 設 計 図 書 に 基 づ き 保守を行い、その費用を負担する。ただし、賃借者の責めに帰する事由により修理又は 調整の必要が生じたときは、賃借者は、別途その費用を負担するものとする。 2 賃貸者は、保守の実施方法について、賃借者の承認を得て実施するものとする。 3 賃借者は、物件の保守管理に必要な電気料金を負担するものとする。 (物件の返却) 第 15条 賃 貸 借 期 間 が 満 了 し た と き 、 又 は 契 約 が 解 除 さ れ た と き 、 賃 借 者 は 物 件 を 直 ち に 賃貸者に引き渡すものとする。 2 前 項 の 返 却 に 要 す る 費 用 は 、賃 借 者 の 責 め に よ り 契 約 が 解 除 さ れ た と き を 除 い て 賃 貸 者 の 負 担 と す る 。た だ し 、賃 借 者 が 必 要 と 認 め た も の に つ い て は 、賃 借 者 の 負 担 と す る 。 3 賃 貸者が 万 一 撤去を 遅 滞 した場 合 は 、賃借 者 は 賃貸者 に 代 わり撤 去 し 、その 費 用 を 賃 貸者に請求するものとする。 (契約の解除等) 第 16条 賃 借 者 は 、 次 の 各 号 の 一 に 該 当 す る 場 合 は 、 こ の 契 約 を 解 除 す る こ と が で き る 。 (1) 賃 貸 者 が 正 当 な 理 由 な く こ の 契 約 に 定 め る 義 務 を 履 行 せ ず 、 又 は 履 行 す る 見 込 み が 明らかにないと認められるとき。 (2) 賃 貸 者 が 賃 貸 者 の 理 由 に よ り 解 除 の 申 し 出 を し た と き 。 (3) 前 2 号 に 掲 げ る 場 合 の ほ か 、 賃 貸 者 が こ の 契 約 に 違 反 し た と き 。 (4) 賃 貸 者 が 美 濃 加 茂 市 契 約 等 に お け る 暴 力 団 等 排 除 措 置 要 綱 ( 平 成 23年 美 濃 加 茂 市 訓 令甲第1号)別表に掲げる措置要件の1から6までに該当するとき。 2 賃貸者の責めに帰する事由により、賃借者が契約を解除したときは、賃貸者は、賃貸 借 料 の 10分 の 1 を 違 約 金 と し て 賃 借 者 の 指 定 す る 期 限 ま で に 納 付 し な け れ ば な ら な い 。 3 賃 借 者 及 び 賃 貸 者 は 、協 議 の 上 、必 要 が あ る と き は こ の 契 約 を 解 除 す る こ と が で き る 。 ただし、これにより損害を及ぼしたときは、その損害を賠償しなければならない。 (予算の減額又は削除に伴う解除等) 第 17条 こ の 契 約 が 、美 濃 加 茂 市 長 期 継 続 契 約 を 締 結 す る こ と が で き る 契 約 を 定 め る 条 例 ( 平 成 17年 美 濃 加 茂 市 条 例 第 15号 ) に 基 づ く 契 約 で あ る 場 合 は 、 賃 借 者 は 、 翌 年 度 以 降 に お い て、賃 借 者 の歳出 予 算 におけ る こ の契約 の 予 算が減 額 又 は削除 さ れ た場合 は 、契 約を解除するものとする。この場合において、賃貸者はその損害の賠償を請求す る こ と ができる。 (不当介入における通報義務) 第 18条 賃 貸 者 は 、 こ の 契 約 の 履 行 に 当 た っ て 、 妨 害 又 は 不 当 要 求 を 受 け た と き は 、 賃 借 者へ報告するとともに、警察へ通報をし、捜査上必要な協力をしなければならない。 (秘密の保持) 第 19条 賃 貸 者 及 び そ の 関 係 者 は 、こ の 契 約 の 履 行 に 関 し て 知 り 得 た 秘 密 を 他 人 に 漏 ら し てはならない。契約完了後又は解除後においても同様とする。 (事情変更の場合の措置) 第 20条 こ の 契 約 締 結 時 に お い て 予 想 す る こ と の で き な い 経 済 情 勢 そ の 他 変 化 に よ り 、契 約内容が著しく不適当と認められるときは、賃借者と賃貸者とが協議して、賃貸借料、 賃貸借期間及びその他契約内容を変更することができる。 (契約外の事項) 第 21条 こ の 契 約 に 定 め の な い 事 項 又 は こ の 契 約 に つ い て 疑 義 が 生 じ た と き は 、必 要 に 応 じて賃借者と賃貸者とが協議して定める。 (合意管轄裁判所) 第 22条 こ の 契 約 に 関 し 、 万 が 一 紛 争 を 生 じ 、 訴 え を 提 起 す る 場 合 の 裁 判 所 は 、 美 濃 加 茂 市を管轄する裁判所とすることに同意するものとする。
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