熱い郷土愛と創造文化が風土をつくる

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熱い郷土愛と
創造文化が風土をつくる
歴史と出会い
古を想う
いにしえから未来へ
古くは縄文時代から
魂を結ぶ野々市の祭
り。本市では、
「野々
野々市じょんからまつり
市市。北部、国指定史
脈々と受け継がれてきた郷土芸能。本市の
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重要文化財 喜多家住宅
夏の風物詩は「野々市じょんからまつり」で
跡の御経塚遺跡から
をはじめ、富奥地区、
す。この祭りがイベント化されたのは昭和
は様々な土器や石器
押野、御経塚に伝わ
57年ですが、それよりずっと昔から、この
等が出土し、当時の
る「虫送り」、本町秋
地の盆踊りとして「野々市じょんから踊り」
生活の様子を伝え、
北国街道筋にあった江戸時代末期の町家風農
祭 り の「 野 菜 み こ
が受け継がれてきました。まちの人が一体と
南部には白鳳時代に
家を資料館として活用。表構えは町家、構造と
し」、ほかにも粟田の
なった大きな踊りの輪と、それを取り囲む大
造営された石川県最
も展示している。
市じょんからまつり」
獅子舞、稲荷の赤ま
ま祭りなどの伝統行
事が今も各地域で受
け継がれ、熱き市民
が華やかに祭りを盛
り上げます。
勢の見物客で会場は盛り上がります。
歳時記
3月
花と緑 ののいち椿まつり
7月
虫送り
(富奥地区、押野、
御経塚で開催)
7月下旬∼8月上旬
野々市じょんからまつり
10月
秋祭り
(獅子舞、布市神社の秋祭り
を巡行する野菜みこし)
野々市じょんからの里マラ
ソン大会
11月
BIG APPLE in Nonoichi
虫送り
古の寺院末松廃寺跡
かがり火と太鼓が害虫をはらう「虫送り」
も、田畑とともに歴史を刻んできたまちに伝
わる行事のひとつ。火文字の大たいまつの点
が残っており、私たち
にその時代への思い
鳳凰をすえ、装飾にたまねぎやにんじんなど
を募らせ 、郷 土に対
様々な野菜で作られたみこしを男たちが声を
する誇りと愛着を育
あげながら担ぎ上げ、まちを練り歩く姿は迫
んでくれます。
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間取りは農家、という複合建築物。農具や民具
水毛生家住宅
県内では見られない構成の住宅である。野々市
秋には、市内各地で祭りが繰り広げられ、
妻入の農家型で、内部の間取りは町家型となる
の家々が町家化していった初期段階のものと考
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えられる。※特別公開日のみ一般公開(不定期)
住吉の宮(布市神社)
加 賀 の 有 力 武 士 団 富 樫 氏 の 守 護 神を祀る。
1063(康平6)年、富樫家国が野々市に館を構
えた際、敷地内に社殿を造営したと伝えられる。
1914(大正3)年、布市神社と改称。
国指定史跡 御経塚遺跡
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縄文時代後期から晩期にかけての大規模な集落
跡。莫大な数の土器や石器が出土した。史跡公
園として整備され、竪穴住居が復元されている。
そしてジャズの祭典「BIG APPLE in
Nonoichi」では、ニューヨークから参加さ
旧魚住家住宅(郷土資料館)
本町地区を貫く旧北
歴史的町並みや史跡
力満点です。
できた。前面の格子や袖壁、屋内の間取りなど
は最も古い加賀の町家形式を残している。
が 存 在します 。また
の音が響きわたります。
野菜神輿
江戸時代は油屋を、幕末からは酒屋を代々営ん
代々村役人を務めた旧家の住宅。表構えは切妻
国街道には数多くの
火とともに、威勢の良い掛け声と激しい太鼓
その代表が「野菜みこし」。屋根には稲穂の
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の歴史が息づく野々
BIG APPLE in Nonoichi
れる一流のアーティストが奏でる素晴らしい
音色と歌声が観客を魅了します。
Festivals inherited from past generations convey a primordial and distinctive spirit of the land. Nonoichi is
abundant in such traditional events, namely, Nonoichi Jongara Festival; Mushi-okuri in Tomioku, Oshino,
and Okyozuka areas; Yasai-mikoshi in Honmachi Autumn Festival; Shishimai, or Lion dance, in Awada; and
Akamama Festival in Inari. Many of the residents enjoy holding, participating, and watching local
celebrations.
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国指定史跡 末松廃寺跡
7世紀後半に建てられた北陸最古の古代寺院
跡。大きな塔の基壇や金堂跡などが発見され、
和同開珎銀銭も出土した。
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Nonoichi s history can be traced further back to the Jomon period, around 2,500 to 1,300 BC. Okyozuka, one of the
designated national historical relic sites, is the perfect place to see the life of the ancient time with its excavated
vessels and stone tools. Suematsu-haiji-ato, the oldest temple in Ishikawa prefecture, reflects Hakuho culture of
Japan in the seventh century. There are other many historical sites especially along the old Hokkoku-Kaido
Street in Hommachi area, which invoke feelings of pride and love towards the hometown Nonoichi.
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