ShadowProtect IT Edition ユーザーガイド

ShadowProtect IT Edition
ユーザーガイド
User Guide
for
ShadowProtect IT Edition Version 4.x
June 2011
Copyright (c) 2006 - 2011 St orageCraft Technology Corporat ion
All right s reserved. This product and/ or it s use may be covered by one or more pat ent s pending.
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STC specifically calls t he licensee's at t ent ion t o provisions of t he End- User License Agreement
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purpose, except as expressed in t he accompanying License Agreement .
StorageCraft Technology Corporation
11850 S. Election Road, Suite 120
Draper, UT 84020
U.S.A.
Cont ent s
3
Table of Contents
ユーザーガイドについて
5
ShadowProt ect 概要
6
2.1 機能と構成
................................................................................................................................... 7
2.2 新機能 ................................................................................................................................... 9
2.3 使用例 ................................................................................................................................... 9
ShadowProt ect の仕組み
12
3.1 バックアップイメージの作成
................................................................................................................................... 13
3.2 バックアップイメージの復元
................................................................................................................................... 14
3.3 バックアップイメージファイル
................................................................................................................................... 14
ShadowProt ect IT Edit ion の開始
17
4.1 必要条件
................................................................................................................................... 17
4.2 USB からShadowProt
...................................................................................................................................
ect を開始
19
4.3 ShadowProt
...................................................................................................................................
ect IT Edit ion CDの作成
19
4.4 USB キー・
...................................................................................................................................
ソースファイルの更新
20
ユーザインタフェースについて
22
5.1 メニューバー
................................................................................................................................... 22
5.2 タスクパネル
................................................................................................................................... 24
5.3 タブ
................................................................................................................................... 26
バックアップイメージファイルの作成
29
6.1 オプショ
...................................................................................................................................
ン
29
バックアップイメージファイルの参照
34
7.1 バックアップイメージファイルのマウント
...................................................................................................................................
解除
35
7.2 バックアップイメージのマウント
...................................................................................................................................
オプション
36
ボリュームの復元
38
8.1 復元オプショ
...................................................................................................................................
ン
39
イメージ変換ツール
41
c2011 StorageCraft Technology Corporation
3
4
St orageCraft ShadowProt ect IT Edit ion
その他の操作
43
10.1 バックアップイメージファイルの削除
................................................................................................................................... 43
10.2 バックアップイメージファイルのベリファイ
................................................................................................................................... 43
ベストプラクティス
44
用語解説
45
c2011 StorageCraft Technology Corporation
ユーザーガイドについて
5
ユーザーガイドについて
ShadowProtect IT Edition ユーザーガイドへようこそ。本 ガイドでは、ShadowProtect のテクノロジー、製 品
の使 用 方 法 、ShadowProtect IT Edition を最 大 限 に活 用 する方 法 を解 説 します。
本 書 では、ShadowProtect とはShadowProtect IT Edition を指 します。
本 ガイドは以 下 の主 なセクションに分 かれています。
Chapter 2: ShadowProtect 概 要
6
Chapter 3: ShadowProtectの仕 組 み
12
Chapter 4: ShadowProtect IT Editionの開 始
Chapter 5: ユーザーインターフェースについて
17
22
Chapter 6: バックアップイメージファイルの作 成
29
Chapter 7: バックアップイメージファイルの参 照
34
Chapter 8: ボリュームの復 元
38
Chapter 9: イメージ変 換 ツール
Chapter 10: その他 の操 作
41
43
Chapter 11: ベストプラクティス 44
また、本ガイドには以下の製品全般に関する項目も含まれています。
Chapter 11: 製 品 サポート
Chapter 12: 用 語 解 説
17
Chapter 13: 技 術 者 ライセンス
22
追加情報
最 新 の情 報 及 び、追 加 情 報 については以 下 を参 照 してください。
ShadowProtect IT Edition CD 内 の readme.txt
StorageCraft テクニカルサポート Web サイト(www.storagecraft.com/support.html)
本 ユーザーガイドは、ShadowProtect ユーザインタフェースのヘルプメニューから参 照 する事 も可 能 で
す。
ShadowProtect 内 で使 用 される用 語 、定 義 に関 しては Chapter 12: 用 語 解 説
い。
45
を参 照 してくださ
ガイドの規約
このシンボルは、ShadowProtect の設 定 または使 用 に関 する重 要 な情 報 への注 意 または警
告 を意 味 します。
c2011 StorageCraft Technology Corporation
6
St orageCraft ShadowProt ect IT Edit ion
ShadowProtect 概要
ShadowProt ect は、バックアップイメージファイルを作成し、管理することによって、迅速かつ信頼性の高い障
害復旧を提供します。バックアップイメージファイルは特定時点におけるシステムの正確な状態を表します。
ShadowProtect を使 用 した場 合 、従 来 の復 旧 方 法 に比 べ、以 下 のように非 常 に大 きな利 点 がありま
す。
表 2: システムボリュームの復 元
従来の方法
ShadowProt ect
1
必要に応じ、ハードディスクの初期化
1
必要に応じ、ハードディスクの初期化
2
インストールに必要な
OSのインストールメディアを準備
2
ShadowProt ect Recovery CD を起
動
3
CD- ROM (DVD) からOSを再インスト
ール
3
システム全体もしくは
指定してファイルを復元
4
再起動
4
再起動
5
サービスパックの適応(数回)
6
再起動
(場合によって数回再起動が必要)
7
CD- ROM からバックアップソフトウェア
を
読み込み
8
最新版にバックアップソフトウェアを
アップデート
9
再起動
10
復元テープから読み込み、再起動
復元完了まで数分
復元完了まで数時間
Recovery Environment を使 用 する前 に以 下 のセクションをお読 みください。
機能と構成
使用例
7
9
c2011 StorageCraft Technology Corporation
ShadowProt ect 概要
2.1
7
機能と構成
Recovery Environment には以 下 の主 な機 能 が含 まれます。
表 3: Shadow Protect 構 成
構成
機能
以下の主要機能を提供するWindows ベースの障害復旧環境です。ShadowProtect コンソー
ルに関する詳細は StorageCraft ShadowProtect ユーザガイドを参照してください。
New! VirtualBoot 機能によりバックアップイメージファイルからVM を作成し、VirtualBox
Virtual Machine を起動できます。
New! イメージ変換ツール(旧バックアップイメージツール)を使用してバックアップイメージファイル
をVMWare VMDKやMicrosoft VHD 形式等、仮想ファイル形式に変換することが可能です。
New! 64ビットを含む Windows 7 や Windows Server 2008 R2 のサポート
New! 管理画面では複数のシステム上のShadowProtect の管理を簡単に行うことができま
す。また、リモートシステムへShadowProtect バックアップエージェントをプッシュインストールするこ
とも可能です。
Microsoft Volume Shadow Copy Service (VSS) のサポート
マシン使用中、バックグラウンドでスケジュールライブバックアップを実行
ShadowProtect
コンソール
ネットワークストレージ (SAN, NAS, iSCSI)、リムーバブルドライブ(USB, FireWire)、光メディア
(CD, DVD, Blu-Ray)を含む、アクセス可能なあらゆるドライブへのバックアップ
完全な復元を保証するバックアップイメージのベリファイ
バックアップイメージから素早くフォルダやファイルを復元可能にする明快なユーザインタフェース
効率的でセキュリティの高い、圧縮、暗号化されたバックアップイメージの作成
容易にフォルダやファイルの更新が可能なバックアップイメージのマウント
バックアップのとられた時点におけるシステムを復元
機器構成の異なる機種もしくは、仮想環境 (P2P、P2V、V2P) へイメージを復元
直ぐにファイルやフォルダが復元可能なイメージファイルの参照
Shrink Volume により、より小さなドライブへイメージファイルを復元可能
バックアップジョブ毎の I/O スロットリング
システムのバックアップ、復元操作のリモート管理
ShadowProtect CD には、ソフトウェアをインストールしないで障害復旧を行うために、起動可
能なWindows環境が含まれています。
StorageCraft
Recovery
Environment
New! 「中断された復元操作の再開」機能を使用して、復元作業を最初からやり直すのでは
なく、中断された箇所から再開することができます。
New! イメージ変換ツール(旧バックアップイメージツール)を使用してバックアップイメージファイルを
VMWare VMDKやMicrosoft VHD 形式等、仮想ファイル形式に変換することが可能です。
New! ShadowProtect が継続して増分バックアップイメージを同一のバックアップイメージチェー
ンに作成するのと同時に、HeadStart Restore はボリュームの復元を開始します。これにより、
非常に大きなボリュームでも数日または数週間かかっていた復元時間を数時間または数分に抑
c2011 StorageCraft Technology Corporation
8
St orageCraft ShadowProt ect IT Edit ion
えることが可能です。
New! 改良されたWindows7サポートブート構成データ(BCD)ツール
ShadowProtect Recovery Environment のみで、ShadowProtect コンソールの全ての機
能が
利用可能
起動可能なShadowProtect CD から実行
ソフトウェアのインストール無しにExactState
バックアップイメージ を作成
システムが起動しない場合でも、復元により重要なデータを破壊する前にShadowProtect によ
りシステムをバックアップ可能
異なるハードウェアや仮想環境へバックアップイメージを復元するハードウェア非依存の復元
HIR)
TCP/IP プロパティ、ドメイン、ネットワークリソースを管理するネットワーク設定ツールをサポート
リモートでシステムやデータを復元
素早くかつシンプルなベアメタルシステムリカバリを実行
バックアップエージェントは、システムの Point-In-Time バックアップイメージを作成、管理します。ま
た、バックアップイメージファイルのマウントもサポート。バックアップエージェントの動作は、
ShadowProtect
バックアップエージェン ShadowProtect コンソールから管理できます。
ト
ShadowProtect バックアップエージェントへアクセスするには、ローカルの管理者権限を持ったドメイ
ンユーザである必要があります。
ImageManager は全く新しい方法でバックアップイメージファイルを管理します。以下の機能を使
用することができます。
増分バックアップイメージファイルを日次、週次、月次イメージファイルに統合することでイメージ
チェーンのサイズを大幅に削減することができます。
統合ファイルを含むバックアップイメージファイルのベリファイや再ベリファイ。
ローカルドライブへのバックアップイメージファイルのレプリケーション作成。
ImageManager
New! ImageManager Enterprise (IME) ジョブライセンスを購入して、LAN/WAN, FTP,
RocketStreamを通してのオフサイトへのリプリケーション作成。
New! ImageManager Enterprise (IME) ジョブライセンスを購入して、ShadowProtect が
継続して増分バックアップイメージを同一のバックアップイメージチェーンに作成するのと同時に、
バックアップイメージの復元を開始するHeadStart Restore (HSR)の使用。特に数TBサイズ
のストレージを使用している場合、HSRを使用して復元操作に要する時間を最短に抑えること
で、ハードウェア障害やマイグレーションによるダウンタイムを大幅に削減することが可能です。
ImageManager についての詳細な情報は、StorageCraft ShadowProtect ImageManager
ユーザガイドを参照してください。
c2011 StorageCraft Technology Corporation
ShadowProt ect 概要
2.2
9
新機能
ShadowProtect 1.0.0 には、以 下 の追 加 機 能 やアップグレードが搭 載 されています。製 品 アップグレード
の詳 細 は、ShadowProtectインストレーションの \ St or ageCr af t \ ShadowPr ot ec t \ フォルダにある、
Readme. r t f を参 照 してください。
ShadowProtect コンソール
ShadowProtect for Managed Service Providers は、MSP向 けのサブスクリプション・ベースのライセンス
オプションです。
ShadowProtect SBS (Small Business Server) は、Windows Server 2008 R2 Foundationに対 応 して
います。
VirtualBoot は、VirtualBox 4.0.2に対 応 しています。VirtualBox 4.0.0のサードパーティ製 のプラグイン
による問 題 のために、VirtualBootは、このバージョンには対 応 していませんでした。この問 題 は
VirtualBox 4.0.1以 降 で修 正 されています。
VirtualBoot は、新 しい仮 想 マシン作 成 時 、自 動 的 にバックアップジョブを一 時 停 止 します。ユーザー
は、VirtualBoot VMのバックアップイメージを作 成 する、バックアップジョブを手 動 でリスタートする必 要
があります。これにより、VM環 境 に見 合 ったバックアップジョブを再 設 定 することができます。
全 てのスケジュールバックアップ(週 次 、月 次 、連 続 増 分 )は、ImageManagerが暗 号 化 されたバック
アップイメージファイルに対 応 するために、自 動 でSPK(パスワードキー)ファイルを作 成 します。これに
より、SPKファイルを手 動 で作 成 する必 要 はなくなりました。
ShadowProtect スナップショット ドライバ (stcvsm.sys) が、サードパーティ製 のストレージドライバと
のコンフリクトを軽 減 するよう、改 良 されました。
トラブルシューティングやサポート提 供 時 に必 要 な、ShadowProtect インストレーションの詳 細 情 報 を
収 集 する、SPDiagnostic ツールが追 加 されました。
ShadowProtect 4.1.0、またImageManager 4.1.0は、英 語 、日 本 語 、フランス語 、ポルトガル語 でリリ
ースされています。
Recovery Environment
システムのキーボード・レイアウトを変 更 するオプションが追 加 されました。
Recovery Environment CD には、製 品 インストーラー・ディレクトリは含 まれません。これは、Recovery
Environment ISOが通 常 のCD-Rに収 まるサイズにするためです。インストーラーファイルは、別 のノン・
ブータブルISOファイルに含 まれています。
ImageManager
HeadStart Restore のターゲットとしてVMware ESX、ESXi(適 切 にライセンスされている場 合 )に対 応
しています。
ユーザビリティを向 上 させるために、ユーザインターフェースがよりシンプルに使 いやすくなりました。
ImageManager は、週 次 、月 次 スケジュールバックアップジョブで設 定 している保 持 スケジュールに
従 って、ローカルのレプリケーションターゲットからバックアップイメージファイルを自 動 的 に削 除 します。
2.3
使用例
ShadowProtect IT Edition の使 用 例 をケース毎 に紹 介 します。
c2011 StorageCraft Technology Corporation
10
St orageCraft ShadowProt ect IT Edit ion
ベアメタルリカバリ
課 題 : 障 害 が起 こった場 合 、ユーザーダウンタイムを最 小 にするために、可 能 な限 り速 くサーバ、デ
スクトップ、ラップトップ等 のボリュームを復 元 しなければならない。手 作 業 でオペレーティングシステ
ムを再 インストールしたり、ユーザ環 境 を再 構 築 するのは非 常 に時 間 がかかる。
ShadowProtect のソリューション: ブート可 能 な ShadowProtect CD上 の StorageCraft
Recovery Environment を使 用 する事 により、数 分 でシステム全 体 を復 元 することができます。
ShadowProtect はシステムを障 害 前 の正 常 な状 態 に回 復 させます。
異なるシステムへのベアメタルリカバリ
課 題 : ハードウェアの障 害 あるいは他 の事 情 により、部 分 的 に(あるいは完 全 に)異 なるハードウェ
アもしくは、仮 想 環 境 へ復 元 する必 要 がある。
ShadowProtect のソリューション: ブート可 能 な ShadowProtect CD上 の StorageCraft Recovery
Environment を使 用 する事 により、異 なったハードウェア、もしくは仮 想 環 境 にシステムを復 元 する
ために、ハードウェア非 依 存 リストア(HIR)が利 用 可 能 です。HIR はシステムリストア(P2P 、
P2V 、 V2P とV2V)の任 意 の形 式 をサポートします。さらに、 VMWare は VMWare Workstation
6 のコンバータツールで StorageCraft イメージファイルをサポートします。
全てのシステムのベースイメージを作成
課 題 : あるITエンジニアは、システムを出 荷 状 態 のオリジナルの状 態 、または他 の設 定 された状 態
へ復 元 する事 を可 能 にするため、新 規 に導 入 したシステムのデフォルトのイメージを作 成 する必 要
があります。ただし、IT管 理 部 門 は、全 社 全 てのシステムでこの作 業 を実 行 するためのライセンスを
購 入 したくありません。
ShadowProtectのソリューション: ShadowProtect IT Edition では(ソフトウェアがライセンスされ
た)エンジニアが全 社 における必 要 なシステムのイメージファイルを作 成 する事 ができます。またソフ
トウェアをインストールする事 無 しに、新 規 システム及 び周 期 的 なバックアップシステム、それぞれの
イメージを作 成 する事 ができます。
ソフトウェアをインストールする事なくシステムを完全バックアップ
問 題 : ITエンジニアは、ソフトウェアをインストールしないでシステムの完 全 バックアップを取 る必 要 が
あります。できれば、全 社 内 で既 に実 績 のある方 法 を使 用 して行 いたいと考 えています。
ShadowProtectのソリューション: Microsoft VSS のフレームワークを使 ってほかのソフトウェアをイン
ストールする事 なしに、Windows Server 2003 や Windows XP の完 全 バックアップを作 成 することが
できます。ShadowProtect IT Edition は VSS Snapshot を使 用 した完 全 バックアップをサポートして
います。
ライブバックアップ
問 題 : システムバックアップを取 得 するために、毎 回 システムをシャットダウンする事 ができない。(サ
ーバなどを運 用 している場 合 など)
ShadowProtect のソリューション: 既 存 のWindowsスナップショットテクノロジーを利 用 したディスク
のイメージングにより、ShadowProtect はシステムを停 止 させる事 なく、ライブシステムバックアップを
作 成 する事 ができます。ShadowProtect は、オペレーティングシステム、重 要 なデータ、システムの
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ShadowProt ect 概要
11
設 定 を含 むライブバックアップイメージを作 成 します。
ExactState バックアップイメージ
問 題 : 信 頼 性 が高 く、復 元 可 能 なバックアップイメージの作 成 が必 要 。
ShadowProtect のソリューション: ShadowProtect は、StorageCraft Recovery Environment から
イメージの作 成 が可 能 な ExactState バックアップイメージテクノロジーをサポートしています。これに
より、全 てのシステムファイル及 びリソースがその時 点 で閉 じられており、完 全 バックアップイメージを
作 成 する事 が可 能 です。 ExactState イメージテクノロジーは、全 ての Windows Server やデスク
トップオペレーティングシステムをサポートしています。
c2011 StorageCraft Technology Corporation
12
St orageCraft ShadowProt ect IT Edit ion
ShadowProtectの仕組み
ShadowProt ect は、バックアップイメージファイルを作成し、管理することによって、迅速かつ信頼性の高い障
害復旧を提供します。バックアップイメージファイルは特定時点におけるシステムの正確な状態を表します。
Shadow Protect Backup and Restore - How it Works
ShadowProtect でバックアップイメージを作 成 するには、2つのキープロセスを伴 います。
バックアップイメージの作成
13
バックアップイメージの復元
14
バックアップイメージファイル
14
c2011 StorageCraft Technology Corporation
ShadowProt ect の仕組み
3.1
13
バックアップイメージの作成
ShadowProtect でバックアップイメージを作 成 するには、2つのキープロセスを伴 います。
仮 想 ボリュームの作 成 : Microsoft 社 の VolSnap とVSS (Windows Server 2003、Windows XP
以 降 ) を使 用 することによって、ShadowProtect はバックアップしたいボリュームの point-in-time ス
ナップショットを作 成 します。わずか数 秒 でボリュームのスナップショットをとり、仮 想 ボリュームを作 成
するので、サーバ稼 働 時 でも業 務 に支 障 をきたすことなく、迅 速 にバックアップをとることができま
す。
Table : Shadow Protect のサポートするスナップショット方 法
スナップ
ショット
サポートOS
イメージ作 クオリ
成
ティ
StorageCraft Windows Server 2000
VSM (Volume ファミリー
Snapshot
Manager)
+ VSS
高速
Microsoft
VolSnap +
VSS
低速
Windows Server
2003/2008 ファミリー、
Windows XP, Windows
Vista, Windows 7
最良
コメント
VSS 対応のアプリケーションに対して最適な
バックアップの取得を管理します。
VSS 非対応のアプリケーションに対しては、
バックアップを補助するスクリプトファイルが利
用可能です。
最良
VSS 対応アプリケーションは、自動的に最適
なバックアップを取得する様に設定されます。
VSS 非対応のアプリケーションに対しては(ス
ナップショットの前後で)スクリプトファイルを使
用し、バックアップを補助します。
増分イメージファイルを作成することはできま
せん。( Chapter 13:Glossary 45 参照して
ください。)
StorageCraft Windows 2000 Server 高速
VSM direct
ファミリー、Windows
2003/2008 Server ファミリ
ー, Windows XP,
Windows Vista,
Windows 7
良
VSS 非対応のアプリケーションに対して
は(スナップショットの前後で)スクリプト
ファイルを使用し、バックアップを補助しま
す
ShadowProtect には保 護 ボリュームに自 動 でバックアップジョブを設 定 できるバックアップスケジューラが
含 まれます。バックアップスケジューラでは完 全 バックアップ、増 分 バックアップ(最 短 で15分 間 隔 )を設
定 したり、バックアップイメージセットの保 持 ポリシーの管 理 をしたりすることができます。また、
ShadowProtect バックアップイメージツールを使 用 すると、ファイルのイメージセットへの統 合 やパスワード
保 護 、圧 縮 率 の変 更 やイメージファイルの統 合 /分 割 など、既 存 のイメージファイルを簡 単 に管 理 する
こともできます。
仮 想 ボリュームの取 得 : ShadowProtect は、バックアップイメージファイルを作 成 するために、仮 想 的
なボリュームを複 製 します。バックアップイメージファイルとは、ボリュームスナップショットが取 られた時 点 に
おけるセクタ単 位 のイメージです。詳 細 はバックアップイメージファイル 14 を参 照 してください。
ShadowProtect は指 定 されたストレージメディアにバックアップイメージファイルを書 き込 みます。オプショ
ンにより、ネットワークストレージ (SAN、iSCSI、NASなど) リムーバブルストレージ (USB や Firewire)、オプ
c2011 StorageCraft Technology Corporation
14
St orageCraft ShadowProt ect IT Edit ion
ティカルストレージ (CD、DVD、Blu- ray) も指定できます。バックアップイメージファイルを書き込むのに要す
る時間は、システムのハードウェアやイメージファイルのサイズによって異なります。バックアップイメージファ
イルの作成と設定についてはChapter 6: Cバックアップイメージファイルの作 成 29 を参照してください。
3.2
バックアップイメージの復元
2つの方 法 で ShadowProtect バックアップイメージファイルからデータを復 元 できます。
個 別 のファイルやフォルダの復 元 : 「バックアップイメージの参 照 」機 能 はドライブレター、もしくはマ
ウントポイントを利 用 し、ボリュームとしてバックアップイメージファイルをマウントします。「バックアップ
イメージの参 照 」機 能 は、必 要 に応 じて同 時 に何 百 というバックアップイメージを効 率 的 にマウント
することができます。また、マウントされたバックアップイメージファイルは Windows のボリュームプロパ
ティを保 持 するので、緊 急 にアクセスする必 要 がある場 合 、ユーザはバックアップイメージファイルを
共 有 してアクセスすることができます。この時 、バックアップイメージファイルに対 して行 われた変 更 は
増 分 バックアップファイルとして保 存 されます。バックアップイメージファイルのマウントについての詳 細
は、Chapter 7: バックアップイメージファイルの参 照 34 を参 照 してください。
ボリューム全 体 の復 元 : ShadowProtect 復 元 ウィザードを使 用 して、バックアップイメージファイル
からボリューム全 体 を復 元 することができます。(システムのオペレーティングシステムを含 む)システム
ボリュームは StorageCraft Recovery Environment を使 用 して復 元 します。非 システムボリューム
は、StorageCraft Recovery Environment、または Windows 上 で ShadowProtect コンソールから復
元 できます。Chapter 8: ボリュームの復 元 31 を参 照 してください。
3.3
バックアップイメージファイル
ShadowProtect バックアップイメージファイルは、標 準 的 なボリュームのファイルコピーではなく、ボリュームの
セクタ単 位 の複 製 です。このため、バックアップイメージの参 照 機 能 を使 って、バックアップイメージファイル
をマウントし、それが通 常 のボリュームであるかのように、その内 容 を見 ることができます。データを復 旧 する
必 要 がある場 合 、イメージから必 要 なファイルやフォルダを復 元 することができます。また、バックアップイメ
ージを取 得 した時 点 にボリューム全 体 を復 元 する事 もできます。
ShadowProtect は、確 実 なディザスタリカバリ・ソリューションを提 供 するために、次 のファイル形 式 をバック
アップイメージファイルとして使 用 しています。
表 2: バックアップイメージファイルの形 式
バックアップイメージ
完全 (.spf)
解説
特定時点のディスクボリュームを保存した単体のイメージファイル。他のイメージ
ファイルに依存しない、完全バックアップイメージファイルです。
前に作られたバックアップイメージファイルと比較して、ボリュームの変更部分を含
むイメージファイル。
増分 (.spi)
完全バックアップイメージ、または他の増分バックアップイメージに関連した増分
バックアップイメージファイルを作成することができます。既存のイメージファイル
が読み書き可能ボリュームとしてマウントされて修正された場合も、ShadowProtect
は同様に増分イメージファイルを作成します。
ShadowProtect の増分バックアップイメージファイルにより、差分バックアップや増
分バックアップなど、様々なバックアップ・オプションが使用可能です。
バックアップ・オプションに関する詳細は、Appendix B: 用語解説
45
を参照し
てください。
c2011 StorageCraft Technology Corporation
ShadowProt ect の仕組み
15
注意: ShadowProtect IT Edition は、このバックアップ形式をサポートしていま
せん。増分バックアップを利用するには、ShadowProtect Server Edition、
ShadowProtect Desktop Edition を利用してください。
分割 (.sp#)
分割イメージセットに属するイメージファイル。分割イメージセットは、保存先のメ
ディアの状況に応じ(例えば、複数の CD へイメージを保存する場合)バックアッ
プイメージファイルを複数に分割して作られます。
実際の分割イメージファイル名は、ファイルの位置を示す数字で、シャープ記号
(#)を置き換えます。
3.3.1
ファイルの命名
ShadowProtect バックアップイメージファイルは、ファイル、関 係 、依 存 を識 別 するために、次 の命 名 規 則
を使 用 します。
<ボリューム識別子>-b<ベース番号>-d<差分番号>-i<増分番号>.<拡張子>
ボリューム識別子: バックアップイメージファイルが保存しているボリュームの識別子
ベース番号: ベースイメージファイルのシーケンス番号。ファイルが依存するベースイメージファイルとそのシ
ーケンス番号を識別します。
差分番号: 差分バックアップのシーケンス番号。ファイルが依存する差分イメージファイルとそのシーケンス
番号を識別します。
増分番号: 増分バックアップのシーケンス番号。ファイルが依存する増分イメージファイルとそのシーケンス
番号を識別します。
拡張子: ファイルが完全、増分、分割ファイルであるかを識別する拡張子
表 3: バックアップイメージファイルの命 名 例
ファイル形式と拡張子
解説
C_Vol- b001.spf
ボリューム C:\ の完全バックアップイメージ
C_Vol- b001- d001- i000.spi*
or
C_Vol- b001.d001.spi
完全バックアップイメージファイル C_Vol - b001.spf に依存するボ
リュームC:\ の差分イメージ
C_Vol- b001- d000- i001.spi*
or
C_Vol- b001- i001.spi
C_Vol- b001- d001.i001.spi
c2011 StorageCraft Technology Corporation
この形式のバックアップは、ShadowProt ect IT Edit ion ではサポート
されません。
完全バックアップイメージファイル C_Vol- b001.spf に依存するボリュ
ーム C:\ の増分イメージ
書き込み可能なバックアップイメージをマウントし、ボリュームへの変
更を保存した場合、変更は増分ファイルとして保存されます。
ShadowProt ect IT Edit ion においける.spiファイルは、この場合にの
み作成されます。
C_Vol- b001.spiに依存する差分バックアップイメージファイル
C_Vol- b001- d001.i000.spi に依存するボリューム C:\ の増分バッ
16
St orageCraft ShadowProt ect IT Edit ion
クアップイメージ.
この形式のバックアップは、ShadowProt ect IT Edit ion ではサポート
されません。
注 意 : 「− d000」あるいは「− i000」セグメントを持 っているバックアップイメージファイルは、プレース
ホルダーとしてのみネームセグメント使 用 します。差 分 バックアップイメージ、もしくは増 分 バック
アップイメージが、イメージの一 部 ではなく、バックアップイメージファイルが以 前 の差 分 、もしく
は増 分 バックアップイメージファイルへの依 存 がない事 を示 します。
3.3.2
ファイルの依存関係
ShadowProtect ユーザーは、バックアップイメージファイルの名 前 を調 べる事 によって、そのファイルが依 存
するファイルを識 別 する事 ができます。ただし、他 のバックアップイメージファイルがこのファイルに依 存 するか
どうかを判 断 する事 ができません。このため、バックアップイメージを移 動 し、変 更 し、削 除 する前 に必 ずイ
メージ変 換 ツール (Chapter 9: イメージ変 換 ツール 41 参 照 ) を使 用 する事 が極 めて重 要 になります。
警告
他 のファイルが依 存 するバックアップイメージファイルを削 除 する事 により、依 存 するバックアッ
プイメージファイルは全 て無 効 になります。依 存 するバックアップイメージファイルに含 まれる
ファイルをブラウズしたり、復 元 する事 はできません。
注 意 : アクティブなバックアップイメージジョブから完 全 イメージファイルを削 除 すると、ShadowProtect
は次 のバックアップが実 行 されている間 に新 しい完 全 イメージを作 成 して、新 しいバックアップ
イメージセットを開 始 します。
c2011 StorageCraft Technology Corporation
ShadowProt ect IT Edit ion の開始
17
ShadowProtect IT Edition の開始
ShadowProtect IT Edition は USB を使 う新 しい方 法 で、お客 様 にご利 用 いただけるようになりました。
USB を使 うことで、より効 率 的 にお客 様 をサポートし、また StorageCraft 社 の知 的 財 産 権 を守 ることがで
きるようになりました。ShadowProtect IT Edition は、システムにソフトウェアをインストールする必 要 はあり
ません。
ここでは、以 下 のトピックについて解 説 します。
必要条件
17
USBキーからShadowProtectを起 動
19
ShadowProtect IT Edition CDの作 成
USB キー・ソースファイルの更 新
19
20
ShadowProtect IT Edition の使 用 は「ShadowProtect 技 術 者 ライセンス」によって管 理 されていま
す。このソフトウェアをご使 用 になる前 に、必 ず「ShadowProtect 技 術 者 ライセンス」 http://www.
storagecraft.com/legal をお読 みください。
4.1
必要条件
ShadowProtect の利 用 には以 下 の様 なハードウェアとソフトウェアの必 要 条 件 があります。
ハードウェアの必 要 条 件
17
サポートするオペレーティングシステム
サポートするファイルシステム
17
18
サポートするストレージメディア 18
4.1.1
ハードウェアの必要条件
ハードウェアの最低必要条件は以下のとおりになります。
オペレーティングシステムの最低必要条件
メモリ: 512 M バイト以上 (もしくはオペレーティングシステムが必要とする最小メモリ)
使用可能な USB ポート
4.1.2
サポートするオペレーティングシステム
ShadowProtect は、以 下 の Windows オペレーティングシステム(32ビット及 び64 ビット版 ) をサポートしま
す。
Windows 2000 Server SP4 (St orageCraft Recovery Environment を利用したコールドバックアップの
みサポートします。コールドバックアップについては、St orageCraft Recovery Environment ユーザガイド
を参 照 してください。
Windows Server 2003 ファミリー
Server 2003 St andard Edit ion
Server 2003 St andard Edit ion R2
c2011 StorageCraft Technology Corporation
18
St orageCraft ShadowProt ect IT Edit ion
Server 2003 Advanced Edit ion
Server 2003 Advanced Edit ion R2
Server 2003 Ent erprise Edit ion
Server 2003 Ent erprise Edit ion R2
Server 2003 Dat acent er Edit ion
Server 2003 Dat acent er Edit ion R2
Server 2003 Web Edit ion
Small Business Server 2003
Windows XP ファミリー
XP Home
XP Professional
Windows Vist a ファミリー
Vist a Home Basic
Vist a Home Premium
Vist a Business
Vist a Ult imat e
Windows Server 2008 (R2を含む)
Windows 7
4.1.3
サポートするファイルシステム
ShadowProtect のサポートするファイルシステムは以 下 のとおりです。
FAT16
FAT16X
FAT32
FAT32X
NTFS
GPS Disks
ダイナミックディスク
4.1.4
サポートするストレージメディア
ShadowProtect のサポートするストレージメディアは以 下 の通 りです。
ローカル接 続 されたハードドライブ
リムーバブルハードドライブ (USB もしくは FireWire)
ネットワークドライブ (SAN、NAS、iSCSI)
オプティカルメディア (CD、DVD、Blu-Ray)
c2011 StorageCraft Technology Corporation
ShadowProt ect IT Edit ion の開始
4.2
19
USB からShadowProtectを開始
ShadowProtect IT Edition ソフトウェアはUSBキーにより配 布 ・ライセンスされます。初 めてShadowProtect
IT Editionを使 用 する場 合 、ShadowProtect IT Edition購 入 時 にStorageCraftが提 供 したライセンスコード
を使 用 してUSBキーをアクティベートする必 要 があります。
USB キーからShadowProtectを開 始
1.
USBキーをUSBポートに挿 入 します。
2.
ShadowProtect IT Editionが自 動 で起 動 しない場 合 には、USB キーをブラウズして「START
SHADOWPROTECT」のコマンドスクリプトを実 行 します。
3.
プロンプトが表 示 されたら、USBキーをアクティベートするために、有 効 なライセンスコードを入 力 してく
ださい。
ShadowProtect IT Editionを購 入 されると、StorageCraftからUSBキーをアクティベートする、ライセン
スコードが提 供 されます。また、USBキーは四 半 期 ごとに再 アクティベートする必 要 があります。アク
ティベートするには、インターネット接 続 のあるシステムにUSBキーを挿 入 してください。
USB キーからStorageCraft Recovery Environmentを起 動
1.
システムをシャットダウンします。
2.
USBキーをUSBポートに差 し込 み、システムを再 起 動 します。
システムBIOSがシステムのハードディスクドライブ(HDD)ではなく、USBドライブから起 動 するように設 定
してください。
3.
画 面 の指 示 に従 い、Recovery Environmentを起 動 します。
Recovery Environmentの詳 細 に関 しては、StorageCraft Recovery Environmentユーザガイドを参 照
してください。
4.3
ShadowProtect IT Edition CDの作成
USBキーには、ShadowProtect IT Edition CD 作 成 に必 要 なソースファイルとライセンスが含 まれていま
す。Windows からShadowProtectを開 始 する場 合 も、StorageCraft Recovery Environmentを起 動 する場
合 も、このCDが必 要 になります。
注 意 : CDからShadowProtect IT Editionを実 行 することはできますが、USBキーはソフトウェアを使 用
するためのライセンスを提 供 します。IT Editionは、起 動 すると自 動 的 にUSBキーを検 索 します。USBキー
がローカルのロケーションに見 つからない場 合 、IT Editionはネットワーク上 で検 索 します。IT Edition はCD
から起 動 する前 に、アクティベートされているUSBキーを見 つける必 要 があります。
ShadowProtect IT Edition CD の作 成
1.
USBキーをUSBポートに挿 入 します。
2.
ShadowProtect IT Edition イメージファイル内 のUSBキーを検 索 します。 (
JPN_ShadowProtect_IT_CD_3.5.iso)
3.
CD/DVD作 成 ソフトウェアを使 用 してISOイメージをCD か DVD にコピーします。
以 下 、2通 りの方 法 でCDからShadowProtect IT Editionを開 始 できます。
c2011 StorageCraft Technology Corporation
20
St orageCraft ShadowProt ect IT Edit ion
WindowsでShadowProtect を開 始
1.
システムの CD/DVD ドライブにIT Edition CDを挿 入 します。
2.
ShadowProtect IT Editionが自 動 で起 動 しない場 合 には、USB キーをブラウズして「START
SHADOWPROTECT」のコマンドスクリプトを実 行 します。
3.
画 面 の指 示 に従 い、アクティベートされているIT Edition ライセンスを含 む、IT Edition ライセンスサーバ
のIP アドレスを入 力 します。
詳 細 は、IT Edition ライセンスサーバの使 用
20
を参 照 してください。
ShadowProtect IT Edition はメモリーのみ読 み込 みます。(Windows XP かそれ以 降 ) ハードドライブは
情 報 を保 存 するのには使 用 されません。
StorageCraft Recovery Environment の起 動
1. システムをシャットダウンします。
2. USBキーをUSBポートに挿 入 して、システムを再 起 動 します。
システムBIOSがシステムのハードディスクドライブ(HDD)ではなく、USBドライブから起 動 するように設 定
してください。
3. 画 面 の指 示 に従 い、Recovery Environment を起 動 します。
Recovery Environment は、CD/DVDから直 接 起 動 します。Recovery Environmentに関 しての詳 細
は、StorageCraft Recovery Environment ユーザガイドを参 照 してください。
4.3.1
IT Edit ion ライセンスサーバの使用
ShadowProtect IT Edition は、CDから起 動 することも可 能 ですが、ソフトウェアを使 用 するためのライセン
スはUSBキーからアクティベートする必 要 があります。IT Edition をCDから起 動 するには、アクティベート済
みのIT Editionライセンスを見 つける必 要 があります。
IT Edition は起 動 時 、USBキーを自 動 で検 索 します。USBキーがローカルで見 つからない場 合 、ネットワ
ーク上 で検 索 します。ShadowProtect IT Edition には、CDからIT Editionを起 動 する場 合 に、ネットワーク
上 でのライセンス使 用 を可 能 にするライセンスサーバ・ユーティリティが搭 載 されています。
ライセンスサーバの開 始
1. USBキーをUSBポートに挿 入 します。
2. USB キーをブラウズして「St ar t _Li c ens eSer v er 」のコマンドスクリプトを実 行 します。
ライセンスサーバは、ShadowProtect IT Edition CDを使 用 するシステムと同 一 のネットワーク・サブ
ネットである必 要 があります。
4.4
USB キー・ソースファイルの更新
StorageCraftがShadowProtect IT Editionのアップデートをリリースした場 合 、最 新 のソースファイルがご使
用 のIT Editionに含 まれているようにUSBキーを更 新 します。
注 意 : 以 下 のタスクで、ファイル名 の中 で「x.x」の表 記 がある場 合 は、バージョンナンバーを指 します。
USB キーの更 新
1. USB キーをアップデートする前 に、ライセンスがアクティブなことを確 認 してください。また、必 要 であれ
ば、コンピュータに接 続 し、コールホームを実 行 してください。
2. StorageCraft アップグレード サイトを開 きます。 (http://www.storagecraft.com/release/sprelease.asp)
c2011 StorageCraft Technology Corporation
ShadowProt ect IT Edit ion の開始
21
3. ご使 用 のShadowProtectのシリアルナンバーを入 力 して、「Submit」をクリックします。
有 効 なシリアルナンバーを入 力 しないと、ダウンロードページにはアクセスできません。
4. 技 術 者 ライセンスのページで「同 意 する」をクリックします。
5. ローカルドライブにShadowProtect_IT_USB_x.xdl . ex eファイルを保 存 して、このファイルを実 行 し
ます。
6. 圧 縮 されたアップデートファイル(ENU_ShadowProtect_IT_Edition_USB_Key_Update_x.x.
zip)の保 存 場 所 を指 定 して、「次 へ」をクリックします。
StorageCraftは圧 縮 アップデートファイルのダウンロードにダウンロードマネージャを使 用 します。これ
により、ダウンロードを一 時 中 止 したり、再 開 することができます。また、ダウンロードをキャンセルして
後 日 、キャンセルした場 所 から再 開 することもできます。
7. z i pファイルの中 身 をローカルドライブにエクストラクトします。
8. アップデートアプリケーションを実 行 します。 (
ENU_ShadowProtect_IT_Edition_USB_Key_Update_x.x.exe).
9. USBキーの更 新 ウィザードで指 示 に従 って、ShadowProtect IT Editionの更 新 をインストールします。
警 告 : 出 力 先 指 定 の画 面 で、ファイルのインストール先 にIT Edition USBキーを指 定 してくださ
い。
c2011 StorageCraft Technology Corporation
22
St orageCraft ShadowProt ect IT Edit ion
ユーザインタフェースについて
Shadow Protect メインスクリーン
5.1
メニューバー
ShadowProtectのメニューには、以 下 のメニュー項 目 があります。
表 5: Shadow Protect メニューオプション
メニュー
ファイル
解説
アプリケーションレベルのオプ 終 了 : ShadowProtectを終 了 します。
ション
ShadowProtect ウィザード
タスク
オプション
バックアップ: バックアップウィザードを起動します (Chapter 6: バッ
クアップイメージファイルの作 成 29 参 照 )
復 元 : 復 元 ウィザードを起 動 します (Chapter 8: ボリューム
の復 元 38 参 照 )
バックアップイメージの参 照 : バックアップイメージの参照ウィザー
c2011 StorageCraft Technology Corporation
ユーザインタフェースについて
23
ドを起動します(Chapter 7: バックアップイメージファイルのマウン
ト 34 参 照 )
バックアップイメージのマウント解 除 : バックアップイメージのマウ
ント解除ウィザードを起動します (Section 7.1: バックアップイメー
ジファイルのマウント解 除 35 参 照 ).
イメージ変 換 ツール: イメージ変換ツール ウィザードを起動します
(Chapter 9: イメージ変 換 ツール 41 参 照 )
イメージのベリファイ:イメージのベリファイウィザードを起動します
(Section 10.2: バックアップイメージファイルのベリファイ 43
参照)
カスタムツールバーの作 成 、
ツールバー表 示 の管 理
ツールバー: ShadowProtect UI上のツールバーをカスタマイズするツー
ルバーのカスタマイズダイアログボックスを開きます。
ステータスバー: ShadowProtectの下位にアプリケーションと環境の情
報を表示するステータスバーの表示を切り替えます。
表示
タスクパネル: ナビゲーションパネルの表示を切り替えます (Section
5.2: タスクパネル
24
参照)
詳 細 タブ: 有 効 なバックアップもしくは復 元 操 作 の詳 細 タブ
の表 示 ・非 表 示 を切 り替 えます。
ShadowProtect ツール
注 意 : 注意: 幾つかのツールは、RecoveryEnvironment(以降
RE)でのみ有効です。REのみで利用可能なツールについての詳細は、
StorageCraft Recovery Environment ユーザーガイド を参照し
てください。
ネットワーク設定: (RE のみ) コンピューターのネットワークアクセスを設定
するネットワーク設定ユーティリティを起動します。
HIR 設定: (RE のみ) ハードウェア非依存リストア(HIR)機能を起動しま
す。バックアップイメージを作成したハードウェアとは異なる環境へ復元す
る事ができます。
ドライバの読み込み: (RE のみ) ドライバの読み込みダイアログボックス
を開きます。RecoveryEnvironmentで利用するストレージドライバを設
定します。
ツール
ファイルブラウザ: (RE のみ) バックアップイメージファイルのファイルやフォ
ルダを参照可能なシンプルなファイルブラウザです。
テキストエディタ: (RE のみ) シンプルなテキストエディタです。
Vista BCD: (RE のみ) Vista BCDエディタを起動します。Windows
Vista上のブート設定データ(BCD)を編集する事ができます。
パーティションテーブルエディタ: (RE のみ) シンプルなパーティションテー
ブルエディタです。
UltraVNC: (RE のみ) リモート管理ユーティリティを起動します。
RecoveryEnvironment を起動するシステムのリモートアクセスを設定し
r
ます。
タイムゾーンの選択: (RE のみ) タイムゾーンユーティリティを起動しま
す。システムのタイムゾーン情報を設定できます。
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24
St orageCraft ShadowProt ect IT Edit ion
ログの有効化: (RE のみ) ログダイアログボックスを開きます。
ShadowProtectのイベントログを設定できます。
ボリューム情 報 の更 新 : ShadowProtectのボリューム情 報
を更 新 します。
目次: ShadowProtectのオンラインヘルプシステムを起動します。ヘル
プは、WindowsでShadowProtectを利用する場合のみ有効です。
(Recovery Environmentでは使用できません。)
ShadowProtect のヘルプ
ヘルプ
5.2
ShadowProtect について: ShadowProtectのバージョン及び著作
権を表示します。"システム情報"をクリックする事により、コンピューター
についての詳細情報を表示するMicrosoft システム情報ダイアログボッ
クスを開きます。
タスクパネル
ShadowProtectタスクパネルは、左 側 に表 示 され、マウスでクリックする事 によりShadowProtectタスクやツ
ールの起 動 します。タスクパネルは、以 下 のカテゴリー別 に表 示 されます。それぞれのカテゴリーは開 閉 す
る事 ができます。
表 6: Shadow Protect タスクパネルのオプション
メニュー
解説
ShadowProtect ウィザー
ドの起 動
オプション
バックアップ: バックアップウィザードを起動します (Chapter 6 : バック
アップイメージファイルの作 成 29 参 照 )
復 元 : 復 元 ウィザードを起 動 します (Chapter 8: ボリュームの
復 元 38 参 照 )
バックアップイメージの参 照 : バックアップイメージの参照ウィザードを
起動します(Chapter 7: バックアップイメージファイルの参 照 34 参
照)
タスク
バックアップイメージのマウント解 除 : バックアップイメージのマウント
解除ウィザードを起動します (Section 7.1: バックアップイメージファイ
ルのマウント解 除 35 参 照 ).
イメージのベリファイ:イメージのベリファイウィザードを起動します
(Section 10.2: バックアップイメージファイルのベリファイ 43 参
照)
復 元 (複 数 ボリューム): (試 験 運 用 ) 同 時 に複 数 のボリュー
ムを復 元 可 能 な復 元 ウィザードを起 動 します。
ディスクコピー: (試 験 運 用 ) ドライブ間 でボリュームもしくはディ
スクをコピーするディスクコピーウィザードを起 動 します。ディスク
コピーを行 うには、複 数 のディスクドライブが必 要 になります。
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ユーザインタフェースについて
ShadowProtect ツールの
起動
25
注 意 : 注意: 幾つかのツールは、RecoveryEnvironment(以降RE)
でのみ有効です。REのみで利用可能なツールについての詳細は、
StorageCraft Recovery Environment ユーザーガイド を参照してく
ださい。
ネットワーク設定: (RE のみ) コンピューターのネットワークアクセスを設定す
るネットワーク設定ユーティリティを起動します。
HIR 設定: (RE のみ) ハードウェア非依存リストア(HIR)ユーティリティを起
動します。バックアップイメージを作成したハードウェアとは異なる環境へ復元
する事ができます。
ドライバの読み込み: (RE のみ) ドライバの読み込みダイアログボックスを開
きます。RecoveryEnvironmentで利用するストレージドライバを設定しま
す。
ファイルブラウザ: (RE のみ) バックアップイメージファイルのファイルやフォルダ
を参照可能なシンプルなファイルブラウザ
ツール
テキストエディタ: (RE のみ) シンプルなテキストエディタ
Vista BCD: (RE のみ) Vista BCDエディタを起動します。Windows
Vista上のブート設定データ(BCD)を編集する事ができます。
パーティションテーブルエディタ: (RE のみ) シンプルなパーティションテーブ
ルエディタ
UltraVNC: (RE のみ) リモート管理ユーティリティを起動します。
RecoveryEnvironment を起動するシステムのリモートアクセスを設定しr
ま
す。
タイムゾーンの選択: (RE のみ) タイムゾーンユーティリティを起動します。シ
ステムのタイムゾーン情報を設定できます。
ボリューム情 報 の更 新 : ShadowProtectのボリューム情 報 を
最 新 の状 態 に更 新 します。
(Windowsのみ) 該 当 する バックアップ: Chapter 6: バックアップイメージファイルの作 成
オンラインヘルプトピックを 29 のオンラインヘルプを開 きます。
開 きます。
復 元 : Chapter 8: ボリュームの復 元 38 のオンラインヘルプを開
きます。
イメージの参 照 : Chapter 7: バックアップイメージファイルの参
照 34 のオンラインヘルプを開 きます。
ヘルプ
ネットワーク設 定 : StorageCraft Recovery Environment ユー
ザーガイド中 の”
ネットワークの設 定 ”
オンラインヘルプを開 きま
す。
イメージツール: Chapter 9: イメージ変 換 ツール
ンヘルプを開 きます。
情報
(RE のみ) システム情 報
の表 示
ステータス
(RE only) 現 在 の
待 機 中 のタスク: 待 機 中 のタスク数
ShadowProtectタスクのス
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41
のオンライ
コンピューター名 、IPアドレス、タイムゾーン等 の基 本 システム
情 報 を参 照 します。
26
St orageCraft ShadowProt ect IT Edit ion
テータスを表 示
実 行 中 のタスク: 現 在 実 行 中 のタスク数
6
5.3
タブ
ShadowProtectタブは、主 な機 能 及 びアプリケーションステータスへのアクセスを提 供 します。
ウィザード: ShadowProtect mp3つのメイン機 能 に対 するウィザードを起 動 します (バックアップ, 復
元 , バックアップイメージファイルの参 照 )。
ディスクマップ: ディスクマップタブは、システムドライブをグラフィカル表 示 します。選 択 したドライブに
対 するバックアップ、復 元 ウィザードを起 動 したり、パーティション作 成 ポリシーを変 更 する事 ができま
す。更 にRevcoveryEnvironmentでは、選 択 したドライブのCheckDisk,ドライブのフォーマット、boot.
iniの編 集 を実 行 する事 ができます。
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ユーザインタフェースについて
27
タスクマネージャ: 現 在 実 行 中 のタスクのステータスを表 示 します。"詳 細 " をクリックする事 により、
タスクの詳 細 を表 示 します。また、"キャンセル" をクリックする事 によりタスクをキャンセルします。
ボリュームのバックアップ、復 元 、イメージのメンテナンス: 現 在 実 行 中 のタスクについての詳 細
なステータス情 報 を表 示 します。、"詳 細 "/"詳 細 非 表 示 " をクリックする事 により、タブの表 示 を切 り
替 える事 ができます。
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28
St orageCraft ShadowProt ect IT Edit ion
c2011 StorageCraft Technology Corporation
バックアップイメージファイルの作成
29
バックアップイメージファイルの作成
ShadowProtect バックアップウィザードでは、システム全 体 またはシステム上 の指 定 したボリュームのバック
アップを作 成 します。Windowsからホットバックアップを作 成 する場 合 もRecoveryEnvironmentからコールド
バックアップを作 成 する場 合 も同 様 のプロセスとなります。それぞれのオプションに関 する詳 細 は、Section
2.1: 機 能 と構 成 を参 照 してください。
バックアップイメージファイルの作 成
1. ShadowProt ect コンソールを起動します。(Chapter 4: ShadowProt ect IT Edit ionの開始
17
参照)
2. 以下のどちらかの方法でバックアップウィザードを開きます。
ウィザードタブから、バックアップウィザードをクリック
タスクメニューから、ボリュームのバックアップをクリック
3. バックアップするボリューム ページでは, バックアップするボリュームを選択して「次へ」をクリックしま
す。
システム全体をバックアップする場合は、全てのボリュームを選択します。
4. バックアップ形 式 ページでは、作 成 するバックアップの形 式 を選 択 し、「次 へ」をクリックします。
完 全 バックアップ: 選 択 したボリュームの完 全 バックアップを作 成 します。
差 分 バックアップ: 最 後 に作 成 した完 全 バックアップからのボリュームの変 更 をバックアップします。
注 意 : 増 分 バックアップは、ShadowProtect Server とShadowProtect Desktopでのみ使 用 可 能
です。
5. バックアップ名 とバックアップ先 ページでは、バックアップイメージの保 存 先 を指 定 して「次 へ」をクリッ
クします。
a.
b.
c.
ローカル、ネットワークディレクトリ、光 メディア(CD/DVD/Blu-Ray)等 、バックアップイメージファイル
の保 存 先 を選 択 します。
保 存 先 のパスを参 照 、もしくは直 接 入 力 します。
(オプション) バックアップイメージファイルの名 前 を変 更 する場 合 は、ファイル名 を右 クリックし、名
前 の変 更 を選 択 します。
6. オプションペー ジでは、バックアップイメージファイルに対 するオプションを選 択 して、「次 へ」をクリックし
ます。
オプションページでは、ファイルの圧 縮 、セキュリティ(パスワード設 定 や暗 号 化 )、イメージファイルサイ
ズ(分 割 )、バックアップコメントを設 定 することができます。各 オプションの詳 細 については、Section
6.1: オプション 29 を参 照 してください。
7. ウィザードの概 要 ページでは、バックアップイメージファイルの設 定 を確 認 します。「完 了 」をクリックし
て、バックアップイメージファイルの作 成 を開 始 します。
「詳 細 」ボタンをクリックすると、タスクマネージャタブでバックアップの進 捗 を確 認 することができます。
6.1
オプション
ShadowProtectでは、バックアップイメージファイルを作 成 する際 に以 下 のオプションを設 定 します:
Section 5.1: バックアップイメージファイルの保 存 場 所
Section 5.2: 圧 縮 方 法
Section 5.3: 暗 号 化
30
31
Section 5.4: 分 割 イメージファイル
c2011 StorageCraft Technology Corporation
31
30
30
St orageCraft ShadowProt ect IT Edit ion
Section 5.5: バックアップコメント
31
Section 5.6: 詳 細 オプション 32
6.1.1
バックアップイメージファイルの保存場所
ShadowProtectは、ハードドライブ、リムーバブル USB / FireWire ドライブ、ネットワーク・ドライブ、 NAS
(ネットワーク接 続 のストレージ)等 、どんなディスクデバイスの上 にでもバックアップイメージファイルを保 存
することができます。 同 様 にバックアップイメージを、CD、DVD、Blu - Ray ディスクのような光 ディスクに保
管 することもできます。
注 意 : バックアップイメージを保 存 するのに十 分 なディスク領 域 のない出 力 先 を選 択 した場 合 、バッ
クアップジョブは出 力 先 のストレージ領 域 が足 りないために失 敗 します。この場 合 、
ShadowProtectは、ログファイルに失 敗 の理 由 を記 録 します。
表 7: 保 存 先 別 、長 所 と短 所
場所
6.1.2
長所
短所
ローカルハードドライブ
高速なバックアップと復元
安価
ローカルディスク領域を消費
ドライブの障害に弱い
ローカルUSB/ FireWire ドラ
イブ
高速なバックアップと復元
ローカルドライブのディスク領
域を温存
安価
容易に外せるストレージ
ローカルハードドライブよりも高価
ドライブの障害に弱い
ネットワーク・ハードドライブ
高速なバックアップと復元
ローカルハードディスクの障害
から保護
容易に外せるストレージ
CD/ DVD/ Blu- Ray
保存用に最適なメディア
ローカルハードドライブの障害
から保護
RecoveryEnvironment が対応しているネットワ
ークインターフェースドライバが必須
バックアップイメージの保存、アクセスするに
は、ユーザーが複雑なネットワークの知識が必
要
メディアスピードに関係でバックアップが低速
サイズ制限のため、ファイルに制限
圧縮方法
ShadowProtect では、バックアップイメージファイル作 成 時 に、以 下 のファイル圧 縮 オプションが使 用 可 能
です。
表 8: バックアップイメージファイルの圧 縮 レベル
圧縮レベル
解説
無し
ファイルを圧縮しません。このオプションでは、ディスクスペースが十分にあ
る場合に、高速なバックアップが可能です。
標準
平均で約40%にデータを圧縮します。このオプションでは、バックアップ時間
と、消費するディスク容量のバランスが最適です。
c2011 StorageCraft Technology Corporation
バックアップイメージファイルの作成
高
6.1.3
31
約50%にデータを圧縮します。このオプションでは、もっとも時間を消費し、シ
ステムリソースが必要になりますが、ディスクスペースに余裕がない場合に
有効です。
暗号化
バックアップイメージファイルを作 成 時 、以 下 のファイル保 護 メカニズムのオプションを利 用 して、バックアップ
イメージファイルの不 正 アクセスや利 用 を防 止 することができます。ネットワーク上 もしくはオフサイトにバック
アップイメージファイルを保 存 する場 合 、特 に有 用 です。バックアップイメージファイルの保 護 を選 択 した場
合 、バックアップイメージのマウント時 や復 元 時 に正 しいパスワードを指 定 する必 要 があります。間 違 った
パスワードを入 力 したり、パスワードを忘 れたりした場 合 、バックアップイメージファイルへのアクセスはできま
せん。パスワードは安 全 な場 所 に保 管 してください。StorageCraft は、暗 号 化 されたバックアップイメージ
ファイルへのアクセスはできません。
バックアップイメージファイルを暗 号 化 する際 に、以 下 3つの暗 号 化 方 法 のうち一 つを選 択 できます。
RC4 128-bit: 最 も高 速 な暗 号 化 オプションです。アルゴリズムのセキュリティ度 は低 くなります。
AES 128-bit: スピードとセキュリティ度 のバランスの取 れた推 奨 オプションです。
AES 256-bit: 最 もセキュリティ度 の高 いオプションですが、アルゴリズムによる処 理 は遅 くなりま
す。
パスワード暗 号 化 されたバックアップイメージファイルと共 に最 大 限 のセキュリティを維 持 するには、パスワー
ド作 成 時 に以 下 のガイドラインを使 用 してください。
少 なくとも8文 字 使 用 する。
大 文 字 ・小 文 字 ・数 字 等 、ランダムに混 合 された文 字 を使 用 する。
辞 書 で見 つかる単 語 は使 用 しない。
定 期 的 、もしくはパスワードが漏 洩 したと思 われた場 合 に、パスワードを変 更 する。
注 意 : パスワードは、英 数 字 (大 文 字 、小 文 字 とも)で構 成 してください。
6.1.4
分割イメージファイル
ShadowProtectは、分 割 イメージセットを作 成 する為 に、複 数 のより小 さなファイルへバックアップイメージ
ファイルを分 割 します。これは、CDやDVDドライブの様 に固 定 された大 きさのメディアへバックアップイメージ
ファイルを移 動 させる際 に使 用 します。
バックアップイメージファイル作 成 時 、またはイメージ作 成 後 、イメージ変 換 ツールを用 いて、既 存 のバック
アップイメージファイルを分 割 することも可 能 です。 (Chapter 9: イメージ変 換 ツール 41 参 照 )
注 意 : バックアップイメージファイルが複 数 のファイルに分 割 されている場 合 、ファイル名 のサフィックス
は、(.sp1, .sp2, ..., .spN)の様 に変 更 されます。Nは、分 割 イメージセット内 のシーケンス番 号 になり
ます。 (Section 2.2: バックアップイメージファイル 14 参 照 )
6.1.5
バックアップコメント
バックアップ備 考 オプションにより、バックアップイメージファイルに備 考 を埋 め込 む事 ができます。埋 め込 ん
c2011 StorageCraft Technology Corporation
32
St orageCraft ShadowProt ect IT Edit ion
だ備 考 は、バックアップイメージのマウントもしくは復 元 時 に確 認 する事 ができます。バックアップイメージに
は、デフォルトでバックアップの日 時 が加 えられます。
6.1.6
詳細オプション
詳 細 バックアップイメージファイルオプションは、バックアップウィザードのオプションページで "詳 細 " をクリック
する事 により設 定 できます(Chapter 6: バックアップイメージファイルの作 成 29 参 照 )。
注 意 : これらの機 能 をを変 更 した結 果 がよく分 からない場 合 には、デフォルトの詳 細 オプション設 定
を使 用 する事 をお勧 めします。
Advanced backup image file options are available by clicking Advanced in the Options page of the
Backup Wizard (see Chapter 6: Creating a Backup Image File 29 ).
Note: StorageCraft recommends using the default advanced option settings unless you fully
understand the impact of changing these features.
ソースボリュームのロック
デフォルト: オフ
オン: ボリュームのバックアップ作 成 に ShadowProtect はスナップショットを使 用 せずに、ボリュームへの排
他 的 アクセスを試 みます。排 他 的 アクセスが不 可 能 な場 合 、バックアップは失 敗 します。
オフ: ShadowProtect はボリュームへのアクセスをロックせずにスナップショットを使 用 してボリュームのバック
アップを作 成 します。システムボリュームをバックアップする場 合 、スナップショットを使 用 する必 要 がありま
す。( ソースボリュームをロックする:オフ)
バックアップする Windows OS でスナップショットが使 用 できない場 合 、ソースボリュームをロックするオプ
ションをオンにするか、StorageCraft Recovery Environment から ShadowProtect を起 動 する必 要 がありま
す。Recovery Environment から ShadowProtect を起 動 する場 合 、ShadowProtect は自 動 的 にボリュー
ムに排 他 的 アクセスをします。( システムボリュームを含 みます)
空き領域を含める
デフォルト: オフ
オン: 空 き領 域 を含 むボリューム上 の全 てのセクタをバックアップします。
オフ: データが存 在 するセクタのみをバックアップします。
IOスロットル
デフォルト: 100
ShadowProtectを利 用 する際 に、どのくらいシステムのI/Oサブシステムを利 用 するか、パーセンテージで指
定 します。この値 を変 更 する場 合 は、スライダーをクリック& ドラッグして、希 望 する値 を設 定 してくださ
い。
書き込みキャッシュを有効にする
デフォルト: オフ
c2011 StorageCraft Technology Corporation
バックアップイメージファイルの作成
33
オン: ShadiwProtectは、バックアップイメージファイルの書 き込 み時 にファイルキャッシュを使 用 します。イメ
ージの作 成 が遅 くなる場 合 があります。
オフ: ShadowProtect はバックアップイメージファイルの書 き込 みキャッシュを使 用 しません。
c2011 StorageCraft Technology Corporation
34
St orageCraft ShadowProt ect IT Edit ion
バックアップイメージファイルの参照
ShadowProtectバックアップイメージ参 照 ウィザードでは、バックアップイメージをマウントする事 により、ファイ
ルとフォルダーの参 照 、復 元 を実 行 できます。参 照 したいバックアップイメージを選 択 するだけで、イメージ
ファイル中 に保 存 されたファイルの参 照 や復 元 に必 要 な、全 てのバックアップイメージファイルを自 動 的 に
関 連 付 けます。
復 元 のプロセスは同 じですが、Windows上 でファイルとフォルダーを復 元 することができるか、または
StorageCraft Recovery Environment を使 う必 要 があるかは、復 元 する対 象 に依 存 します。
Windowsでの復 元 : Windowsが起 動 可 能 な状 態 で, データを失 った場 合 、もしくはボリューム上 のアプ
リケーションやハードウェアファイルへ変 更 が行 われた場 合 。 (オペレーティングシステムのファイルは除 く)
Recovery Environmentでの復 元 : Windowsが起 動 できない状 態 で、データやオペレーティングシステ
ムファイルを失 った場 合 、もしくはボリューム上 のアプリケーションやハードウェアファイルへ変 更 が行 われ
た場 合 。 詳 細 については、StorageCraft Recovery Environment ユーザガイドを参 照 してください。
バックアップイメージのマウントオプションに関 する詳 細 は、バックアップイメージのマウントオプション 36 を参
照 してください.
ファイル、フォルダの復 元
1. ShadowProt ect コンソールを開始します (Chapter 4: ShadowProt ect IT Edit ionの開始
17
参照)。
2. 以下のどちらかの方法で、バックアップイメージ参照ウィザードを開きます。
ウィザードタブから、バックアップイメージ参 照 ウィザードをクリックします。
タスクメニューから、バックアップイメージの参 照 をクリックします。
3. バックアップイメージファイル名 のページでは、参 照 するイメージファイルを指 定 し、「次 へ」をクリック
します。
注 意 : バックアップイメージファイルが暗 号 化 されている場 合 、パスワードの入 力 が必 要 になりま
す。
バックアップイメージ参 照 ウィザードは、指 定 したバックアップイメージファイルに関 する情 報 をカテゴリ
ー別 に表 示 します。
4. バックアップイメージの依 存 情 報 ページでは, 選 択 したバックアップイメージセットから、復 元 したいイ
メージを選 択 し、「次 へ」をクリックします。
5. 参 照 オプションページでは、バックアップイメージのマウント方 法 を選 択 します。
6. バックアップイメージは、ドライブとして、もしくはマウントポイントへマウントします。詳 細 な情 報 につい
ては、Section 6.2: バックアップイメージのマウントオプション 36 を参 照 してください。
ドライブレター: ドライブの割 り当 てを選 択 し、ドロップダウンリストから割 り当 てるドライブレターを
選 択 します。
マウントポイント: マウントする、空 のNTFSフォルダへのパスを選 択 し、指 定 するNTFSフォルダを参
照 します。次 に、マウントポイントのサブフォルダ名 の指 定 方 法 を選 択 します。
時 間 /日 付 : サブフォルダ名 として、バックアップイメージを作 成 した日 時 を使 用 します。(例 , 2008
-12-7 10.19.24 AM)
ファイル名 : サブフォルダ名 として、バックアップイメージファイル名 を使 用 します。(例 , E_VOL
b001)
任 意 の名 前 : サブフォルダ名 に任 意 の名 前 を付 けます。
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バックアップイメージファイルの参照
35
7. (オプション) 書 き込 み可 能 なボリュームとしてバックアップイメージをマウントする場 合 には、読 み取 り
専 用 でバックアップをマウントの選 択 をはずします。次 へをクリックします、。
詳 細 な情 報 については、バックアップイメージのマウントオプション 36 を参 照 してください。
8. ウィザードの概 要 ページでは、マウント情 報 を確 認 し、完 了 をクリックします。
ShadowProtect は、バックアップイメージファイルのマウント後 、自 動 的 にWindows Explorer を開 始
し、マウントされたボリュームを表 示 します。
7.1
バックアップイメージファイルのマウント解除
一 旦 マウントされると、マウント解 除 するか、もしくはコンピューターを再 起 動 するまで、ドライブはマウントさ
れたままになります。ShadowProtectバックアップイメージマウント解 除 ウィザードでは、現 在 マウントされて
いるバックアップイメージのマウントを、解 除 することができます。(バックアップイメージファイルのマウント 34 )
マウント解 除 中 に以 下 の操 作 が可 能 です。
書 き込 み可 能 バックアップイメージの変 更 を保 存
より小 さなドライブへイメージを復 元 できるようにボリュームを縮 小
注 意 : ボリュームの圧 縮 機 能 は、ファイルシステムが現 在 割 り当 てられたクラスタで終 了 するよ
うに、マウントされたバックアップイメージファイルを取 り除 きます。できる限 りバックアップイ
メージサイズを減 らすために、マウントされたイメージ上 でディスク・デフラグツールを使 用
し、ボリューム内 の分 散 したファイルを統 合 してボリュームの終 わりにスペースを開 放 しま
す。
バックアップイメージのマウント解 除
1. ShadowProt ect コンソールを開始します。(Chapter 4: ShadowProt ect IT Edit ionの開始
17
参照)
2. 以下の方法で、バックアップイメージのマウント解除ウィザードを起動します。
タスクメニューで "バックアップイメージのマウント解 除 " をクリック
ディスクマップタブで、バックアップイメージを右 クリックし、バックアップイメージのマウント解 除 を
選択
3. マウントされているバックアップイメージのページで, マウント解 除 するバックアップイメージボリュームを
選 択 し、「次 へ」をクリックします。
マウント中 のバックアップイメージを選 択 すると、ボリュームプロパティが表 示 されます。
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36
St orageCraft ShadowProt ect IT Edit ion
マウント解除するバックアップイメージを選択
4. バックアップイメージのマウント解 除 オプションのページでは、ボリュームへの変 更 の保 存 や、バック
アップイメージを小 さくする設 定 を選 択 することができます。「次 へ」をクリックします。
このオプションは、バックアップイメージボリュームが書 き込 み可 能 な場 合 にのみ、有 効 です (バック
アップイメージのマウントオプション 36 参 照 )。
増 分 ファイルに変 更 を保 存 する: マウントしたボリュームに対 する変 更 を保 存 します。他 の名 前
を使 用 してイメージファイルへの変 更 を保 存 する場 合 には、増 分 ファイルを右 クリックします。
ボリュームの圧 縮 : より小 さなハードドライブへイメージを復 元 できるように、ボリュームを圧 縮 しま
す。このオプションは以 下 の場 合 に有 効 です。
Windows Vista、またはWindows Server 2008(もしくはそれ以 降 )上 の、NTFSボリュームの
書 き込 み可 能 なバックアップイメージをマウント解 除 する場 合
起 動 オプション1(推 奨 WindowsPE Vistaベース)を使 用 して StorageCraft Recovery
Environment を起 動 した場 合
5. バックアップイメージファイルのマウント解 除 の概 要 ページでは、マウント解 除 の詳 細 を確 認 し、「完
了 」をクリックします。
7.2
バックアップイメージのマウントオプション
バックアップイメージファイルをマウントする場 合 、以 下 の点 に留 意 してください。
ドライブレター、マウントポイントのどちらにマウントするか
読 み取 り専 用 、書 き込 み可 能 のどちらでマウントするか
ドライブレターとしてバックアップイメージをマウントする
ShadowProtect バックアップイメージの参 照 機 能 は、元 のボリュームの全 てのプロパティを残 したまま、コン
ピューター上 のドライブレターとして、マウントすることができます。
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バックアップイメージファイルの参照
37
ドライブレターとしてバックアップイメージをマウントした後 、ScanDisk(またはCHKDSK)、ウィルスチェック、ド
ライブのデフラグ、別 のメディアへのファイルやフォルダのコピー、ディスクの使 用 量 や空 き容 量 などディスク情
報 の参 照 等 、様 々 なタスクを実 行 する事 ができます。
イメージをドライブとしてマウントした場 合 、共 有 ドライブとして設 定 する事 ができます。エンドユーザーに自
身 のファイルの復 元 をさせたい場 合 、ネットワーク上 のユーザーは、共 用 ドライブに接 続 し、バックアップイメ
ージファイル内 のファイルやフォルダを復 元 する事 ができます。また、バックアップイメージは、同 時 に複 数 マ
ウントする事 ができます。ドライブは、マウント解 除 もしくはマシンを再 起 動 するまでマウントされたままにな
ります。EFS (Encrypted File System) を利 用 したNTFSボリュームでは、マウントされたボリューム上 のセ
キュリティ設 定 は、そのまま有 効 になります。
マウントポイントとしてバックアップイメージをマウントする
ShadowProtectのバックアップのマウントユーティリティは、(NTFSファイルシステムのディレクトリに)マウントポ
イントとしてバックアップイメージファイルをマウントする事 ができます。マウントポイントは、使 用 可 能 なドラ
イブレターが無 い場 合 や、ファイルやフォルダの論 理 構 成 をサポートする場 合 (パスなどの互 換 性 等 )に有
効 です。
読み取り専用でバックアップイメージをマウントする
ShadowProtectは、デフォルトで読 み取 り専 用 としてバックアップイメージをマウントします。これにより、以
下 の様 な使 い方 が可 能 です。
既 存 のバックアップイメージからファイルの復 元
バックアップイメージの内 容 を参 照
ストレージリソースマネージャやデータマイニングアプリケーションの様 なバックアップイメージへのアクセ
スが必 要 なアプリケーションの起 動
注 意 : Windows 2000は、読 み取 り専 用 NTFSボリュームには対 応 していません。
書き込み可能としてバックアップイメージをマウントする
ShadowProtect では、書 き込 み可 能 ボリュームとして、バックアップイメージをマウントする事 ができます。こ
れにより、以 下 の様 な使 い方 が可 能 です。
バックアップイメージからのファイルの除 去 (ウィルス, マルウェア等 )
バックアップイメージへのファイルの追 加
バックアップイメージのセキュリティの更 新
より小 さなボリュームへのバックアップイメージの復 元 (バックアップイメージファイルのマウント解 除
参照)
35
注 意 : ShadowProt ect は、バックアップイメージファイルセット全体が破壊するのを防ぐため、ベースの
完全イメージファイルへの直接の修正は行いません。
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38
St orageCraft ShadowProt ect IT Edit ion
ボリュームの復元
ShadowProtect 復 元 ウィザードから、バックアップイメージファイルからのボリューム全 体 の復 元 を実 行 でき
ます。Windowsでボリュームを復 元 可 能 か、StorageCraft Recovery Environmentを使 用 する必 要 がある
かどうかについては、復 元 するボリュームのタイプに依 存 します。
Windows: 非 システムボリュームを復 元 します。この方 法 では、システムを再 起 動 する必 要 はありませ
ん。
Recovery Environment: 全 てのタイプ(システムもしくは非 システム)のボリュームが復 元 可 能 です。
Recovery Environmentを起 動 するには、システムを再 起 動 する必 要 があります。Recovery Environment
に関 する詳 細 は、StorageCraft Recovery Environment ユーザーガイド を参 照 してください。
注 意 : ボリュームを復 元 するには、最 初 にボリュームのバックアップイメージを作 成 する必 要 がありま
す、バックアップイメージの作 成 に関 する詳 細 は、Chapter 6: バックアップイメージファイルの
作 成 29 を参 照 してください。
ボリュームの復 元
1. ShadowProt ect コンソールを開始します(Chapter 4: ShadowProt ect IT Edit ionの開始
17
参照)。
2. 以下のどちらかの方法で復元ウィザードを開始します。
ウィザードタブで、復 元 ウィザードをクリック
タスクメニューで、ボリュームの復 元 をクリック
3. 復 元 するバックアップ イメージページでは、復 元 するイメージファイルを選 択 し、次 へ をクリックしま
す。
復元するイメージを選択
ネットワーク共 有 上 のバックアップイメージセットからボリュームを復 元 するには、ネットワーク設 定 機
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ボリュームの復元
39
能 を使 用 してネットワークドライブへアクセスすることが必 要 になる場 合 もあります。また、ネットワー
クへのアクセス権 限 が必 要 になります。
注 意 : バックアップイメージが暗 号 化 されている場 合 、パスワードを入 力 する必 要 があります。
バックアップイメージの参 照 ウィザードは、バックアップイメージファイルに関 しての情 報 を、カテゴリー
別 に表 示 します。
4. バックアップイメージの依 存 情 報 ページでは、選 択 したバックアップイメージセットから復 元 する時 点
を選 択 し、次 へをクリックします。
バックアップイメージファイルセットのプロパティを表 示 する、バックアップイメージを選 択 します。イメー
ジファイルプロパティは、復 元 するバックアップイメージファイルを決 定 する際 に便 利 です。
5. 復 元 先 ページでは、バックアップイメージの復 元 先 を選 択 し、次 へをクリックします。
ボリュームへバックアップイメージを復元することにより、現在ボリューム上にあるデータは全て上書き
されます。また、バックアップイメージを復元するために、十分な領域が必要になります。例えば、4GB
のバックアップファイルを2GBの空き領域しかない場所へ復元する事はできません。
ボリュームエントリーを右 クリックして、以 下 の操 作 を実 行 できます。
ボリュームの削 除 : 選 択 したボリュームを削 除 します。削 除 したボリュームは、再 度 パーティ
ション作 成 が可 能 な、ディスク上 の未 使 用 領 域 になります。
アクティブにセット: 選 択 したボリュームをアクティブ(起 動 可 能 )に設 定 します。1つドライブ
に対 して1つのパーティションだけアクティブにセットすることができます。
プライマリパーティションの作 成 : (未 使 用 のディスク領 域 が存 在 する場 合 にのみ可 能 で
す。) ディスクにプライマリパーティションを作 成 します。1つのディスクに4つ以 上 のプライマリパ
ーティションを作 成 する事 はできません。
拡 張 パーティションの作 成 : (未 使 用 のディスク領 域 が存 在 する場 合 にのみ可 能 です。)
選 択 したパーティションを拡 張 パーティション中 の論 理 ディスクドライブにします。
boot.ini の編 集 : boot.ini ファイルの参 照 、編 集 します。
ポリシーの編 集 : パーティション作 成 ポリシーエディターを起 動 します。
6. 復 元 オプションページでは、ボリューム復 元 時 のオプションを選 択 し、"次 へ" をクリックします。
ボリュームの復 元 オプションに関 する詳 細 は、復 元 オプション
39
を参 照 してください。
7. ウィザードの概 要 ページでは、ボリュームの復 元 操 作 の詳 細 を確 認 し、"完 了 " をクリックします。
ボリュームの復 元 タブで、ボリュームの復 元 作 業 の進 捗 を参 照 できます。
8.1
復元オプション
復 元 ウィザードでは、以 下 のボリューム復 元 時 のオプションを提 供 しています:
パーティションをアクティブにする: 復 元 するボリュームをシステムパーティション(マシンの起 動
ドライブとして)として、アクティブに設 定 します。
MBRの復 元 : ボリューム復 元 ジョブの一 部 として、マスターブートレコード(MBR)を復 元 しま
す。MBRは、物 理 ハードドライブの最 初 のセクタに埋 め込 まれており、マスターブートプログラム
とパーティションテーブルが含 まれています。マスターブートプログラムは、アクティブパーティション
を決 定 するために、パーティションテーブルを使 用 し、アクティブパーティションのブートセクタからブ
ートプログラムを開 始 します。このオプションを選 択 した場 合 、以 下 の復 元 オプションを選 択 す
る事 ができます。
イメージファイルからMBRを復 元 する: バックアップイメージファイルからMBRを復 元 します。
オリジナル Windows XP MBR を復 元 する: Windows XP付 属 のデフォルトMBRを復 元 しま
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40
St orageCraft ShadowProt ect IT Edit ion
す。
ディスクの署 名 を復 元 する: 元 のハードディスクの物 理 ディスク署 名 を復 元 する。Windows
Server 2003, Windows 2000 Advanced Server, Windows NT
Server 4.0 Enterprise Edition (SP3以 降 ) では、ハードディスクを
利 用 する際 にディスクの署 名 が必 要 になります。
ディスクの隠 しトラックを復 元 する: ドライブの最 初 の63セクタを復 元 します。ブートローダーア
プリケーションによっては、システムをブートするために、このオプションが必 要 になる場 合 もありま
す。
ハードウェア非 依 存 の復 元 : (Recovery Environment のみ) 物 理 、仮 想 問 わず、元 のハード
ウェアとは異 なる環 境 に、ボリュームをリストアすることができます。詳 細 に関 しては、
StorageCraft Recovery Environment User Guide内 の「ハードウェア非 依 存 の復 元 の使 用 」を
参 照 してください。
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イメージ変換ツール
41
イメージ変換ツール
イメージ変 換 ツールには、次 の主 な機 能 があります。
既 存 イメージの圧 縮 設 定 の変 更
既 存 イメージの暗 号 化 設 定 の変 更
ファイルの最 大 サイズが設 定 された分 割 セット中 に、バックアップファイルを分 割 。この機 能 は、CD
やDVDへバックアップイメージを移 動 させる際 に便 利 です。
完 全 バックアップイメージと、増 分 イメージを新 規 完 全 イメージとして統 合
イメージ変 換 ツールは、Windows、もしくはStorageCraft Recovery Environment からアクセスする事 ができ
ます。
イメージ変 換 ツール の使 用
1. ShadowProt ect コンソールを開始します(Chapter 4: ShadowProt ect IT Edit ionの開始
17
参照).。
2. ツールメニューの 「イメージ変 換 ツール」をクリックします。
3. 元 のイメージファイルのページで、変 更 したいバックアップイメージファイルの保 存 先 を参 照 します。
4. ShadowProtect は指 定 した場 所 にある、完 全 イメージファイルを表 示 します。
元のイメージファイルを指定
5. 対 象 となるベースのイメージファイルを選 択 します。"次 へ" をクリックします。
注 意 : バックアップイメージが暗 号 化 されている場 合 は、パスワードが必 要 になります。
6. バックアップイメージの依 存 情 報 ページでは、完 全 イメージへ統 合 する増 分 イメージを選 択 し、"次
へ" をクリックします。
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42
St orageCraft ShadowProt ect IT Edit ion
新規完全イメージに統合する時点バックアップを選択
プロパティ(右 側 ペーン)を参 照 する、バックアップイメージファイル(左 側 ペーン)を選 択 します。
元 のマシン: OSバージョン、マシン名 、MACアドレス、イメージファイル作 成 時 の
ShadowProtect のエンジンバージョン 。
ディスク情 報 : ディスクジオメトリ、ディスクサイズ、最 初 のトラックのセクタの数 。スクリーンの
下 側 には、グラフでディスクレイアウトが表 示 されます。
元 のパーティション情 報 : スタイル、番 号 、形 式 、起 動 オプション、開 始 オフセットと長 さ。
イメージファイルのプロパティ: ボリュームサイズ、作 成 時 間 、圧 縮 、パスワード保 護 、備 考
等。
7. イメージファイルの出 力 先 ページでは、新 たなバックアップイメージファイルの保 存 先 と名 前 を指 定
し、"次 へ" をクリックします。
新 しいバックアップイメージファイルの保 存 先 は、ローカルでもネットワーク上 でも可 能 です。
8. オプションページでは、変 更 するイメージファイルオプションを指 定 し、"次 へ" をクリックします。
詳 細 オプションに関 しては、Section 6.1:オプション 29 を参 照 してください。
9. ウィザードの概 要 ページでは、イメージ変 換 ツールジョブの概 要 を確 認 し、"完 了 " をクリックします。
バックアップジョブ タブで、イメージ変 換 ツールジョブの進 捗 を確 認 できます。ジョブの詳 細 を見 たい場 合
は、対 象 のジョブを選 択 し、"詳 細 " をクリックします。バックアップ履 歴 タブでは、以 前 に実 行 したジョブの
結 果 を参 照 する事 ができます。
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その他の操作
43
その他の操作
ShadowProtect IT Editonでは、以 下 の機 能 も使 用 可 能 です
Section 9.1: バックアップ・イメージファイルの削 除
43
Section 9.2: バックアップ・イメージファイルのベリファイ 43
10.1 バックアップイメージファイルの削除
ファイルシステム上 の他 のファイル同 様 に、バックアップイメージファイルを削 除 する事 ができます。但 し、
バックアップイメージファイルを削 除 する前 に、削 除 するバックアップイメージに依 存 したバックアップジョブや
他 のバックアップイメージファイルが無 い事 を確 認 してください。イメージファイルの依 存 については、イメー
ジ変 換 ツールを利 用 して調 べる事 ができます。(Chapter 9: イメージ変 換 ツール 41 参 照 )
警 告 : 依 存 のあるバックアップイメージファイルを削 除 した場 合 、依 存 先 のバックアップイメージは使
用 できなくなります。削 除 後 、依 存 先 のバックアップイメージファイルからファイルをブラウズし、復 元 する事
はできません。
10.2 バックアップイメージファイルのベリファイ
定 期 的 にバックアップイメージファイルの状 態 や整 合 性 を確 認 してください。これにより、バックアップイメー
ジが、必 要 な時 にいつでも利 用 できることが保 証 されます。バックアップイメージをマウントし(Chapter 7:
バックアップイメージファイルのマウント 34 参 照 )、ファイルやフォルダを参 照 することにより、確 認 することも
できますが、ShadowProtectには、バックアップイメージファイルの整 合 性 をベリファイするユーティリティも搭
載 しています。
ベリファイ・ウィザードの利 用
1. ShadowProtect コンソールを開 始 します(Chapter 4: ShadowProtect IT Editionの開 始
17
参 照 )。
2. タスクメニューからバックアップイメージのベリファイを選 択 します。
3. 元 のイメージファイルのページでは、ベリファイするイメージファイルを指 定 し、"次 へ" をクリックしま
す。
4. バックアップイメージの依 存 のページでは、以 下 の該 当 するオプションを選 択 し、"次 へ" をクリックし
ます。
選 択 したイメージだけをベリファイする: 選 択 したバックアップイメージのみベリファイします。
選 択 したイメージとそれに依 存 ファイルをベリファイする: 選 択 したイメージファイルと選 択 したイ
メージファイルに依 存 するファイルをベリファイします。このオプションを選 択 した場 合 、イメージのベリ
ファイウィザードで使 用 する依 存 ファイルを指 定 します。
5. 概 要 ページでは、ジョブの概 要 を確 認 し、"完 了 " をクリックします。
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44
St orageCraft ShadowProt ect IT Edit ion
ベストプラクティス
StorageCraft Recovery Environmentのテスト ShadowProtect IT Edition CDからシステムが正 常
に起 動 し、復 元 に必 要 なローカルドライブ及 びネッツワークデバイスの両 方 にアクセスできるかをテスト
して下 さい。
イメージの保 存 先 のディスク使 用 量 の監 視 ShadowProtectバックアップイメージを保 存 するディス
クの容 量 を監 視 するのは、十 分 な容 量 があるかどうかを確 認 する為 に重 要 になります。ストレージの
容 量 が十 分 でないと、バックアップは失 敗 します。
ShadowProtect ログファイルの監 視 ShadowProtectログファイルを定 期 的 に検 査 してください。ロ
グファイルは、バックアップジョブのステータスを提 供 します。バックアップジョブが成 功 、もしくはバックアッ
プジョブが失 敗 した場 合 に知 らせます。バックアップジョブが失 敗 した場 合 、ログファイルにより、問 題
を修 正 しやすくする失 敗 に関 する詳 細 な情 報 が提 供 されます
最 初 、システムやデータをハードディスクへバックアップする その後 、テープ等 他 のストレージへイメ
ージファイルをコピーする。
バックアップイメージの保 護 にパスワード暗 号 化 を使 用 ShadowProtectバックアップイメージには
ディスクドライブの全 ての内 容 が含 まれているため、データのセキュリティの為 にパスワード暗 号 化 を使
用 する事 ができます。
バックアップジョブに複 数 のボリュームを含 める 複 数 のデータベースまたは複 数 のボリュームを使 用
するアプリケーションがある場 合 、バックアップジョブにはそれら複 数 のボリュームを含 めてください。
ShadowProtectのスナップショットでは、これらのアプリケーションとデータベースを一 貫 して保 つ為 に、
同 時 に複 数 のボリュームをサポートしています。
定 期 的 にリムーバブルハードドライブ、CD/DVD/BlueRay、テープへバックアップファイルを保 存
する なるべく現 在 保 護 しているマシンから遠 く離 れた安 全 な場 所 へバックアップを保 管 できます。こ
れにより、オンラインバックアップが保 管 されているハードドライブが使 用 不 能 になった場 合 でも、復 元
化 可 能 なバックアップイメージが使 用 できます。
バックアップイメージの管 理 にイメージ変 換 ツールの使 用 バックアップイメージを統 合 するなど
バックアップイメージの管 理 、もしくはCDやDVDへイメージを移 送 する為 にバックアップイメージを分 割
する為 に使 用 します。更 に、以 前 に取 得 したバックアップイメージのパスワードが信 用 できない場 合 、
またそう思 われる場 合 、新 しくパスワード暗 号 を適 用 する為 に使 用 します。 (Chapter 8: イメージ変
換 ツール 41 参 照 ).
ハードウェア非 依 存 復 元 (HIR)用 のドライバを指 定 する:HIR復 元 が失 敗 した場 合 、詳 細 オプ
ションを使 用 してハードウェアに対 応 したドライバを追 加 します。これにより、異 なるハードウェアへの
復 元 の可 能 性 をより高 めます。
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用語解説
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用語解説
バックアップ バックアップは、装置の故障、もしくは他の重大な障害が起きた場合に、ファイル、もしくはデータ
ーベース保護するために、それらを予めコピーすることです。パソコンユーザにとってもバックアップは必要です
が、しばしば疎かにされています。バックアップを取ったファイルを回復させることを”復元”と呼びます。
バックアップ イメージファイル イメージは、コンピュータシステムのバックアップ用にハードディスクの全ての
内容が含まれているファイルです。戻したい時点へコンピュータを復元するのに使用されます。
ベア メタル リカバリ 重大な問題が発生した後のコンピュータの完全な復元の事を指します。ベアメタルリカ
バリは、完全なバックアップイメージで、オペレーティングシステム、ファイルシステム、パーティション、ボリュー
ムのデータの復元全てを含みます。例では、ShadowProt ect を利用して作成された.spiファイルを復元していま
す。
ベース イメージファイル 完全イメージファイルとも言います。バックアップファイルは、ベースバックアップを取
得して以降、ドライブ上の変更されたセクタを含んでいます。差分バックアップは、完全バックアップよりもドライブ
領域を消費しません。ドライブ領域を大量に消費せずに、更に頻繁にバックアップを行いたい場合に便利です。差
分を利用して、指定した時点にドライブ(もしくはファイルやフォルダを復元する場合、システムもしくはボリューム
を復元するには、ベースイメージとその差分イメージを利用します。
基本ディスク MS- DOS及びすべてのWindowsベースのオペレーティングシステムでアクセス可能な物理的な
ディスクです。基本ディスクには、4つのプライマリパーティション、もしくは、3つのプライマリパーティションと複数
の論理ドライブを持つ拡張パーティションを持つ事ができます。
コールドバックアップ コンピューター上のオペレーティングシステムが読み込まれない状態- Recovery
Enviromnet からバックアップを取得します。
連続増分 ShadowProt ect のスケジュール形式の一つです。このスケジュールでは、一つのベースイメージと
新規に完全バックアップを取得せずにその時点の増分バックアップを取得します。
圧縮 ファイルのサイズを削減する技術です。時間、ネットワークの帯域幅(トラフィック量、ストレージ領域を節約
します。
差分イメージファイル バックアップファイルは、ベースバックアップを取得して以来、ドライブ上の更されたセク
タを含んでいます。差分バックアップは、完全バックアップよりもドライブ領域を消費しません。ドライブ領域を大量
に消費せずに、更に頻繁にバックアップを行いたい場合に便利です。差分を利用して、指定した時点にドライブ
(もしくはファイルやフォルダを復元する場合、システムもしくはボリュームを復元するには、ベースイメージとその
差分イメージを利用します。
障害復旧 物理的な障害や悪意のあるプログラムによる障害に関わらず、コンピュータの障害からの復旧を可
能にします。通常、障害復旧は(データ等のコピー、バックアップ/復元等を含む障害の解決手法を指します。
ディスクデバイス ローカルのディスクドライブ、USBやFireWireディスクドライブ、SAN, NAS, iSCSI, SCSI, USB,
FireWireを含む、ディスクドライブと同様の動作をするネットワークドライブを指します。
ドライバ ドライバは、各種デバイス、もしくは特殊な(任意のソフトウェアと相互に通信するためのプログラムで
す。ドライバは、ドライバを使っているプログラムが持たないデバイスのした特別な情報、あるいは特別なソフト
ウェアインタフェースを持っています。
ドライブレター
“ドライブレターへマウントする”を参照してください。
ダイナミックディスク ダイナミックディスクは、基本ディスクではない、ボリュームを複数のディスクに分割する
などの機能を提供する物理ディスクです。ダイナミックディスクは、ディスク上にあるダイナミックボリュームやコン
ピュータ上の別のダイナミックディスクに関する情報を追跡する為に隠しデータベースを利用します。
暗号化 許可のない人からファイルが参照出来ない様に、ファイルの内容を簡単に解読できない様にする手続
き。
Exact St at e イメージング オープンされているファイルの無い状態を含め、システムがバックアップの為の最良
な状態である時にイメージを作成します 。
完全イメージファイル
“ベースイメージファイル”を参照してださい。
ハードディスク ハードディスクは、”ディスクドライブ”、”ハードドライブ”、”ハードディスクドライブ”とも呼ばれて
います。電磁気化された表面、もしくは表面のセット上の巨大なデータへ高速にアクセスし、それらを格納しま
す。
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St orageCraft ShadowProt ect IT Edit ion
ホット バックアップ コンピュータ、あるいはサーバ上のシステムオペレーションを中断せずに、リアルタイムで
取られたバックアップイメージ。
ホット リストア コンピュータ、あるいはサーバ上のシステムオペレーションを中断せずに、バックアップイメージ
を復元をします。
注:システムボリュームの復元はホットリストアできません。
イメージ、イメージファイル イメージは、コンピュータシステムのバックアップをとる目的でハードディスクの全て
の内容を含んでいるファイルです。コンピュータシステムを復元する場合に使用されます。
イメージ セット ドライブをバックアップする為ににベースイメージと増分イメージを利用する場合、ベースイメー
ジと増分イメージの組み合わせをイメージ セットと呼んでいます。あるイメージを復元したい場合、ベースイメージ
と全ての増分イメージの両方が、システムやボリュームを復元する時点で利用されます
増分イメージファイル ベースバックアップ、もしくは最後に増分バックアップを取った時点からドライブに対して
行われた変更に対するセクタのスナップショットを取ったバックアップファイルを、増分イメージと言います。増分
バックアップは、完全なバックアップより高速、かつ必要なドライブスペースも少なくなります。バックアップ時間を
短縮し、ドライブスペースを浪費せず、頻繁にバックアップを取りたい場合に有用です。ドライブをある時点へ復元
し、その時増分バックアップを持つベースイメージを使用した場合、その時点までのベースイメージと増分イメージ
は、システムもしくはボリュームの復元に使用されます。
ロック ボリューム 選択したドライブの排他アクセスを得る為のソフトウェアによる要求。ボリュームをロックす
る事により、ファイルシステムの更もしくはイメージファイル書き込み中にファイルを開く等、他のソフトウェアプログ
ラムからのアクセスを制限します。
Microsoft VolSnap
Microsoft のスナップショットです。
Microsoft Volume Shadow Copy Service (VSS) - Microsoft Windows XP 及びWindows Server 2003
オペレーティングシステム上から利用可能なバックアップ基盤です。一貫したデータの時点コピーを作成する為の
メカニズムが提供されます。Volume Shadow Copy Service(ボリュームシャドーコピーサービスは、ビジネスアプ
リケーション、ファイルシステムサービス、バックアップアプリケーション、高速復元ソリューション、ストレージハー
ドウェアと共に利用する事により、一貫したスナップショットを取得する事ができます。
ドライブレターにマウントする Microsoft オペレーティングシステムにより、ファイルシステムのルートネームス
ペース内のレターにボリューム(アクティブなプライマリパーティションや論理パーティションを一致させる手続きで
す。ユーザがフォルダネームスペースで任意の名前と内容のディレクトリを作成できるマウントポイントとは異な
り、割り当てられたドライブレターだけが、ネームスペースにあります。割り当てられたドライブレターはボリューム
を表します。言いかえれば、(それぞれのボリュームがその中で独立したツリーであるという状態で)ファイルシス
テムを表すのに、ツリー群のルートに名前を付ける手続きということになります。
" マウントポイント" と比較してみてください。
マウントポイント マウントポイントは他のボリュームを" マウント" する(利用できる様に設定する為に、アプリケ
ーションが利用するボリューム上のディレクトリです。マウントポイントは、ドライブレター数の制限を受けず、ファイ
ルやフォルダをより論理的に構成できます。”ドライブレターにマウントする" 場合と比べてみてください。
マウント中のボリューム バックアップイメージは、参照、利用するためにネットワーク上のどこかに物理的に保
存されています。バックアップイメージは、マウントされるときにボリュームとして扱われ、ローカルなコンピュータ
システムの一部であるかのように扱われます。マウントされたボリュームは、読み書きが可能なので、ユーザは
既存のイメージファイルを更新したり、ウイルスや他の悪性ソフトウェアをスキャンするなどしてイメージファイルを
修復する事ができます
オペレーティング システム オペレーティングシステム(OSと省略される場合があります。は、始めに起動プロ
グラムによってコンピュータに読み込まれた後、コンピュータ上の全てのプログラムを管理するプログラムです。オ
ペレーティングシステム以外のプログラムは、アプリケーションあるいはアプリケーションプログラムと呼ばれま
す。
パーティション パーソナルコンピュータにおいて、パーティションとは、同じハードディスク上に異なるオペレー
ティングシステムを導入したい、ファイル管理の為に分割された別のハードディスクを設定したい、複数のユーザ
で使用したい、等の理由で作成されるハードディスクの論理的な分割を指します。
Rest oring: 以前保存したバックアップイメージファイルからコンピュータデータを救出する操作。
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用語解説
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スナップショット(Snapshot
イメージバックアップの形式です。スナップショットは、ボリュームのその時点に
おける状態を記録します。バックアップ、もしくはスケジュールバックアップを実行した場合、ShadowProt ect は、
ボリュームのスナップショット(Snapshot )を取得するのに、St orageCraft Volume Snapshot Manager(VSM)、もし
くはMicrosoft Volume Shadow Copy Service(VSS)を利用します。スナップショット取得後にボリュームに対して
行われた更は、バックアップに含まれません。
.spf
ShadowProt ect の完全、もしくはベースイメージファイルの拡張子。
.spi
ShadowProt ect の増分、もしくは差分イメージファイルの拡張子。
.sp(番号) ShadowProt ect の分割イメージファイルの拡張子。.spに続く番号は、分割されたイメージファイルの
グループ内で番号付けされます。
時点 バックアップ 時点バックアップは、特定の時点にファイル、フォルダ、あるいはシステム全体のバック
アップを行う機能です。これらのバックアップは、コンピュータに問題が無かった時点へ復元する為に使用されま
す
保護ボリューム 保護ボリュームは、ユーザによってユーザインタフェース上で選択され、ShadowProt ect に
よって保護されているボリュームです。
RAID RAID (Redundant Array of Independent Disksの略。パーフォーマンスの向上とフォールトトレランスを実
現したディスクドライブの統合システム。RAIDには、幾つかのレベルがあります。主に使用されているのは、以下
に挙げる0,1,5の3レベルになります。
レベル0:パリティ無し(ストライピング、複数のディスクにまたがってファイルのブロックを展開します。
レベル1:ディスクのミラーリング(二重化
レベル5:ブロック単位でのパリティ分散記録
リアルタイム リアルタイムとは、ユーザが違和感なく”即座”と感じられたり、バックアップの様な外部プロセス
が後れを取らずに実行可能なコンピュータのレスポンスレベルの事です。
Recovery Environment
St orageCraft Recovery Environment を参照してください。
リモートコンピュータ ネットワーク上のどこかに物理的に設置され、ローカルコンピュータからアクセス可能なコ
ンピュータ。
サービス 特に低レベル(ハードウェアに近いで、他のプログラムをサポートする為の特定のシステム関数を実
行するルーチン、もしくはプロセスの事を指します。
スケジュール ジョブ ここで言うジョブとは、ShadowProt ect インタフェース内で作られたジョブです。スケジュー
ルジョブを作成する事により、ジョブを自動的に完了させることを可能にし、ユーザ操作の必要性を軽減します
分割イメージセット 管理を容易にしたり、ストレージに保存しやすいように、バックアップイメージを複数の小さ
なファイルに分割します。複数の小さなファイルに分割する事により、バックアップイメージをCDやDVDなどのリム
ーバブルメディアに保存する事ができます.
St orageCraft Recovery Environment (SRE) グラフィカルな起動環境(もしくはオペレーティングシステ
ムは、ネットワーク上のバックアップイメージファイルにアクセスし、復元する為の必要最小限の機能を提供しま
す。この環境は、ドライブがWindows中から復元が出来ない場合、もしくはシステムに重大な障害が発生した場
合、全てのハードディスクを復元する場合に利用されます
システム ダウンタイム サーバ、もしくはPCがオフラインの状態で、アプリケーションが起動不可能、あるいは
システムのリソースを利用することが不可能な時間を指します。一般的に利用外のシステムとして扱われます
システム ボリューム オペレーティングシステムを起動するための起動ファイルを配置しているボリュームで
す。通常、これは“C:\ ”のボリュームです。
トレイ アイコン トレイアイコンは、コンピュータプログラム、あるいはアプリケーションのグラフィック表示です。例
えば、ShadowProt ect は、プログラムについてのより多くの情報を提供するために、トレイアイコンを使用していま
す。トレイアイコンはロードされると、システムトレイに配置されます
UNC (Universal Naming Convent ion) UNCの機能は、ネットワークコンピュータ上のフォルダ、ファイル、
プログラムを見分けるのに利用されます。UNCパスは、二つの”\ \ ”で始まり、サーバ名、共名、”¥”で区切られ
たディレクトリ、およびファイル名で構成されます。
例 \ \ server_name\ share_name\ backup_name.spi 。
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St orageCraft ShadowProt ect IT Edit ion
保護されてないボリューム
ShadowProt ect により保護されてないボリュームを指します。
ユーザインタフェース (UI) UIの全ての物は、人間と相互に作用する情報デバイスであるディスプレイ、キー
ボード、マウス、ライトペン、デスクトップの外観、装飾文字、ヘルプメッセージ等を通し、アプリケーションやWebサ
イトがそれによりどの様に作用し、反応するか設計されています
VPN(バーチャルプライベートネットワーク:Virt ual Privat e Net work) プライベートネットワークは、一般
電話線(やインターネット)上でプロトコル及びセキュリティ手続きのトンネルを利用して、プライバシーを維持しま
す。VPNは、共用インフラを利用する事により、独自でネットワークを構築するよりも低コストを実現しています。
仮想ボリューム 参照はできるが、システム上に物理的に存在しないボリューム。ShadowProt ect では、コン
ピュータシステムを保護する目的で仮想ボリュームを利用しています。
ボリューム ハードディスク上のストレージ領域。ボリュームは、FATやNTFS等のファイルシステムを利用して、
フォーマットされます。通常、フォーマットされたボリュームには、ドライブレターが割り当てられます。一つのハー
ドディスクは、複数のボリュームを持つことができます。更にボリュームは、複数のディスクに分割できます。
VSS サポート アプリケーションは、一貫したデータバックアップを保障するMicrosoft Volume Shadow Copy
Service(VSS)フレームワークを元にデザインされています。
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