信越観光圏 旅行商品企画コンペ 募集要項 はじめに(本コンペのねらい) 長野県、新潟県境に位置する信越地域では、日本一純度の高い“ふるさと”の情景と、国際級の 山岳高原リゾートをメインテーマに、 「観光圏整備事業」に取り組んでいます。 この「観光圏整備事業」は、国の法律(観光圏の整備による観光旅客の来訪及び滞在の促進に関 する法律)に基づき、自然、歴史、文化等において密接な関係のある観光地を一体の区域として捉 え、認定されているものです。圏域内の観光地が相互に連携して、国内外からの観光客が2泊3日 以上の滞在交流型観光に対応出来るよう、観光地の魅力向上に取り組んでいるところです。 信越観光圏整備事業の取組において、大きなエポックとなるのが、2015(平成 27)年3月に予定 されている長野新幹線延伸(北陸新幹線開通)です。 信越観光圏では、新幹線という文明の利器を活かしながら、本地域の特徴である“ふるさと”の 情景と、古くから外国人も訪れ、交流が進んでいる国際山岳高原リゾートの魅力をさらに発展させ て、滞在交流型観光の促進を図ることとしています。 本『信越観光圏旅行商品企画コンペ』は、旅行商品づくりの視点から、信越観光圏内の観光資源 を連携した、訴求力の高い旅のテーマ(ストーリー)づくり、圏域内での滞在交流型観光の促進に 関する様々なアイデアを募ることを目的に実施します。ご提案いただいた旅行商品のアイデアを参 考として、信越観光圏ならではの旅行商品づくりにつなげていく予定です。 - 1 - 1.信越観光圏の観光の魅力とこれまでの取組のあらまし 信越観光圏は、長野県、新潟県内の16市町村で構成する観光圏です。本圏域は、日本一の大河・ 千曲川が流れ、仰ぎ見れば、斑尾山、妙高山、黒姫山、戸隠山、飯縄山の信越五岳の美しい山並み が連なります。その裾野に、自然豊かな里山・高原が広がり、“日本のふるさと”を思い描く情景 が多く残ります。唱歌「ふるさと」等の舞台ともなった地域です。 さらに日本海、上杉謙信公にかかわる歴史文化、著名な温泉地、長野オリンピック開催地として のウインター・スポーツ、高原リゾートなど、多様な観光資源に恵まれています。 自然と歴史、文化、そして人々の暮らしが調和した本圏域で、宿泊滞在型の旅を通して、心満た される時間をすごすことができるように、以下の16市町村で構成される信越観光圏協議会により 共同で取り組んでいます。 信越観光圏の対象自治体 長野県:長野市、須坂市、中野市、飯山市、 千曲市、山ノ内町、小布施町、 信濃町、坂城町、小川村、 高山村、飯綱町、 野沢温泉村、木島平村 新潟県:上越市、妙高市 信越観光圏の滞在促進地区 (右図の地区名表示の 15 ヵ所) 長野駅周辺と善光寺門前町・城 下町松代地区/戸隠・ 飯綱高 原・鬼無里地区/峰の原高原地 区/斑尾高原地区/戸倉上山 田温泉地区/志賀高原地区/ 湯田中渋温泉郷地区/北志賀 高原地区/黒姫高原・野尻湖地 区/信州高山温泉郷地区/野 沢温泉地区/妙高高原温泉郷 地区/鵜の浜温泉地区/直江 津・高田地区 信越観光圏内にできる 北陸新幹線(長野経由)の駅 これまでの長野駅に加え 飯山駅、上越妙高駅 - 2 - 2.公募する提案内容と提案書 本『信越観光圏旅行商品企画コンペ』では、 信越観光圏の観光資源の特徴を活かした旅行商品のテーマ、具体的な旅行行程 を公募します。これまでにない、新しいテーマ等に基づき、旅行者が本地域ならではの旅の魅力を 満喫できる旅行商品をご提案ください。 (1)公募する旅行商品の条件 ご提案いただく旅行商品の条件、および提案内容を以下のように設定します。信越観光圏が目指 す旅のスタイル(日本一純度の高い“ふるさと”の情景と、国際級の山岳高原リゾートがメインテ ーマ)を踏まえつつ、観光圏整備事業が目標として掲げる、 “滞在交流型観光”を促進するような、 斬新で、訴求力のある旅行商品を提案してください。 新幹線で本地域を来訪する旅行者を対象として想定し、信越観光圏内の新幹線駅(長野駅、 飯山駅、上越妙高駅)を起点・終点とする旅行商品をご提案ください。 新幹線駅からJR在来線・地域鉄道等を乗り継いで、他の鉄道駅を起点とする旅行商品も含 みます。ただしこのような場合には、新幹線駅からJR在来線・地域鉄道等による移動も旅 行行程に組み込んでご提案ください。 2泊3日以上の旅行行程としてください。 複数の市町村に立ち寄る旅行行程としてください(信越観光圏を構成する 16 市町村の中から、 2つ以上の市町村を旅行行程に必ず組み込んでください)。 宿泊滞在は、信越観光圏内の滞在促進地区(前ページを参照)の中から選定してください。 提案書の旅行行程の中では、宿泊地となる滞在促進地区を明記してください。なお、具体的 なホテル・旅館名を提案する必要はありません。 食事についても、どのような地区で、どのような料理を組み込むか等を、ご提案ください。 なお、具体的なレストラン等の施設名を提案する必要はありません。 旅行行程中の移動手段(鉄道、バス、レンタカー、タクシー、自転車、徒歩等)をご提案ください。 旅行商品の催行時期(季節)やツアーの規模(参加人数)等は任意とします。 受入体制(ガイド等の具体的な組織名)については、具体的でなくても構いません。 旅行商品の料金設定までは問いません。 (2)公募する提案内容 提案内容には、以下の①~④を示してください。 ①旅行商品テーマ(ツアータイトル) 信越観光圏への旅行の動機づけとなるようなテーマ、ツアータイトル ②旅行商品の考え方 旅行商品の特徴(他の地域における旅行証商品との差別化や要となる観光資源等) 、旅行商品 - 3 - の主な購入者(性年齢、具体的な対象等)、催行時期や旅行形態等を提案してください。 ③旅行行程・コース 新幹線駅(長野駅、飯山駅、上越妙高駅)を起点・終点とした、2泊3日以上の具体的な旅行行程 周遊対象とする観光資源・施設、宿泊地(滞在促進地区)、それらにおける滞在交流プログラ ム、食事、施設・地区間の移動手段等をできるだけ具体的に提案してください。 ④旅行行程のなかに組み込む滞在交流プログラム 観光資源・施設、宿泊地等において魅力となる、旅行者の体験・学習プログラムや、地域住民 等との交流プログラムについても提案してください。 (3)提出いただく提案書(応募作品)の構成 応募作品として提出いただく書類(提案書)は以下の4点です。上記①~④を次のA~Cにまと めて提出してください。ただし、Dは必ずしも必要ではありません。 A:提出届 〔様式-3〕にしたがって、旅行商品テーマ、提出者名、旅行行程の対象となっている市 町村等を記入してください。 B:旅行商品概要説明書(A4判2頁程度) 〔様式-4〕にしたがって、①旅行商品テーマ、②旅行商品の考え方、旅行行程および滞 在交流プログラムの概要(③④のあらまし)を記述してください。 文字の大きさは、10.5pt 以上としてください。 A4判2頁程度、最大で3頁以内にまとめてください。 C:旅行商品パンフレット(A3判 1~2頁程度) 旅行商品タイトル、旅行行程・コース、滞在交流プログラムの内容等をパンフレット形式 で具体的にまとめてください。 旅行者を読者として想定して、できるだけわかりやすい内容にしてください。 パンフレットで使用する観光資源・施設の写真については、応募者が撮影したものの他、 信越観光圏のホームページ、または各市町村・観光協会のホームページ掲載のものを使用 してください。 別紙にイメージを示しますが、様式は問いません。 文字の大きさは、基本を 10.0pt 以上としてください。ただし、図中文字や注釈等の一部 の文章については、それ以下でも結構です。 A3判2頁以内にまとめてください。 D:補足説明資料(A3判3枚以内) A:旅行商品概要解説書、B:旅行商品パンフレットの説明を補足する資料を添付しても 構いません。A3判3枚以内にまとめてください。(様式は任意とします) 。 - 4 - B:旅行商品概要説明書のとりまとめイメージ 旅行商品テーマ ○○○○○○○○○○ (ツアータイトル) 注)旅行商品テーマとツアータイトルは同一であっても、別に設定していただ いても構いません。 旅 行 商 日程 ○泊○日 品 の 基 集合解散駅 集合(イン):新幹線○○駅 本事項 宿泊地 ○○○○地区、○○○○○○地区 周遊市町村 ○○○市、○○市、○○町、○○村 解散(アウト) :新幹線○○駅 活 用 す る 信 越観 光 圏 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ の観光資源 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ 旅行商品の特徴 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ 工夫した点 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ 注)旅行商品の特徴(差別化や要となる観光資源等)、旅行商品の主な購 入者(性年齢、具体的な対象等)、催行時期や旅行形態等 注)表側の項目については様式に示す項目にプラスして、提案する旅行商品の特徴がわかるよう に、各自工夫して設定していただいても結構です。 C:旅行商品パンフレットのとりまとめイメージ ツアータイトル 観光資源の魅力 旅行行程 ルートマップ等 - 5 - 3.表彰と審査基準 (1)表彰 ご提案いただいた提案書を厳正に審査し、特に優れた応募作品を選定した上で、その応募者を以 下のように表彰します。優秀賞以下の本数は、審査結果により変更する可能性があります。 賞 最優秀賞 優秀賞 アイディア賞 副賞 本数 賞金10万円 1本 賞金 5万円 2本 賞金 1 万円 複数本 (またはそれに準じた宿泊券等) (2)審査体制 表彰者を選定する審査は、信越観光圏協議会の中に『信越観光圏旅行商品企画コンペ審査委員会』 を設置して、公平に実施します。 - 6 - (3)審査基準 以下の10項目について評価します。なお、応募作品が多数の場合には、段階的な審査を行う場 合があります。 【審査基準】 大項目 項 目 配点(案) ①信越観光圏ならのでは資源性が活かされ、他では味わう 旅行商品として の訴求力 ことができないような旅行商品か ②旅行商品のテーマにぜひ行ってみたいと感じるような訴 30 点 求力があるか ③旅行行程の中の滞在交流プログラム等が興味深い内容か ④信越観光圏が目指す旅のスタイルに沿っているか 地 域 へ の 波 及 効 ⑤テーマや旅行形態、滞在交流プログラムに、これまでな 果 かったような斬新な視点やアイディアがあるか 30 点 ⑥2泊3日以上の滞在型観光につながるか ⑦移動を含めた旅行行程自体に無理がなく、実現可能な旅 旅行商品の実現 性 行商品か ⑧今後の旅行者ニーズなどを踏まえ、継続可能な旅行商品 20 点 となっているか 企画書自体の完 成度等 ⑨提案書自体が見やすく、理解しやすいプレゼンテーショ ンとなっているか 20 点 ⑩その他 審査員が独自に設定する視点 (4)審査結果の公表・連絡 審査結果については、審査が終了次第(平成 26 年 2 月頃を想定) 、ホームページ等に掲載します。 なお受賞者に対しては、個別に連絡を差し上げます。 (5)表彰式 表彰者には、賞状および副賞を授与します。表彰式の日時は、別途連絡を差し上げます。 なお表彰式において、提案内容を簡潔にプレゼンテーションしていただくことを考えていますの で、ご承知おきください。 - 7 - 4.応募方法 (1)応募資格 高校、大学等の教育機関、一般企業等の団体、個人(グループを含む)等、応募資格は問いま せん。 ただし 1 人が応募できる提案は(1 人の応募者がいくつかのグループに跨る場合においても) 、 2つまでとします。 (2)スケジュール 本『信越観光圏旅行商品企画コンペ』のスケジュールは、以下のとおりです。 旅行商品コンペ募集周知開始 平成 25 年 10 月7日頃~ 募集要項等のホームページ掲載期間 平成 25 年 10 月7日頃~10 月 18 日 質問受付期間 平成 25 年 10 月 7 日~10 月 18 日 質問に対する回答書の公表 平成 25 年 10 月 22 日 エントリー票提出期間 平成 25 年 10 月7日~10 月 31 日 提案書(応募作品)の受付期間 平成 25 年 11 月 15 日~12 月 20 日 提案書(応募作品)の審査 平成 25 年 12 月~平成 26 年 1 月 審査結果発表 平成 26 年 2 月中旬 表彰式等 平成 26 年 2 月中旬以降を予定 (3)エントリーと質問方法 【エントリー方法】 本『信越観光圏旅行商品企画コンペ』に参加を希望される場合には、あらかじめ〔様式-1〕 にしたがってエントリー票を提出してください。 エントリー票提出先 :後述するながの観光コンベンションビューロー内・信越観光圏旅行 商品企画コンペ係 エントリー票提出方法:FAXまたは E-mail エントリー票受付後に、FAXまたは E-mail にて、受付完了連絡を返信します。もし 受付完了連絡がない場合には、電話で提出先にお問い合わせください。 エントリー票提出期限:平成 25 年 10 月 31 日 【質問受付と回答】 エントリーに当たり、本『信越観光圏旅行商品企画コンペ』公募要領等に関してご不明な点が ございましたら、 〔様式-2〕にしたがって質問票を提出してください。 質問票提出先 :ながの観光コンベンションビューロー内・信越観光圏旅行商品企画コンペ 係 - 8 - 質問票提出方法:FAXまたは E-mail 質問票受付の確認はエントリー票と同様 質問票提出期限:平成 25 年 10 月 18 日 12 時 回答 :平成 25 年 10 月 22 日以降、以下の信越観光圏協議会ホームページ上に掲 載します。 (4)提案書(応募作品)の提出方法 提案毎に2(3)で示したA~Dの書類をセットにして、以下にしたがって提出してください。 提案書提出先 :後述するながの観光コンベンションビューロー内・信越観光圏旅行商品企 画コンペ係 提案書提出方法:郵送・宅配便(送付の記録が残るもの)、直接持参または E-mail E-mail で提出する場合には、A~Dを総てPDFファイル化するとともに、できれば 1つのファイルにまとめてお送りください。 また事務局で受領した後に、E-mail にて受領確認連絡を返信します。もし受領確認連 絡がない場合には、電話で提出先にお問い合わせください。 提案書提出期限:平成 25 年 12 月 20 日 (5)提案書等の作成に当たっての留意事項 エントリー票、質問票、提案書すべて、基本的な使用言語は日本語とします。 既往の旅行商品やモデルコースと同一のものは、審査対象外とします。 提案書提出後の加筆・修正等は一切認めません。 提出いただいた提案書の返却は行いません。 (6)著作権および提案書(応募作品)の取り扱い 提案書(応募作品)の著作権は基本的には応募者、使用権は主催者・事務局に帰属します。 なお応募者が提案書(応募作品)の著作権に関する権利の確保を必要とする場合には、自 らの責任において必要な手続きを行ってください。 主催者および事務局は、本『信越観光圏 旅行商品企画コンペ』の趣旨の範囲内で、著作 権者名を明示した上で、応募作品の諸事項、提案されたアイデア、情報等を公表できるも のとします。 総ての応募作品における内容については、信越観光圏内の今後の旅行商品化や、事業計画 に使用することがあります。なお使用に当たっては、著作権者の許可なく使用できるもの とします。 応募者(グループでの提案の場合はグループメンバー全員)は、提案書(応募作品)の提 出によって、ここに記載した事項に同意したものとみなします。 - 9 - (7)個人情報の取り扱い エントリーいただいた方の氏名、所属・部署、連絡先等、応募者を特定することができる 個人情報については、本コンペの事務手続きのみに使用します。 ただし応募作品については、信越観光圏の関連会議や、ホームページ、事業報告等を通じ て公開する機会が想定されますので、その場合には応募作品の内容とともに、氏名、所属・ 部署を公表することがあります。 5.主催者および問い合わせ (1)本『信越観光圏 旅行商品企画コンペ』主催者 信越観光圏協議会 (信越観光圏協議会の事務局:公益財団法人ながの観光コンベンションビューロー) (2)信越観光圏 旅行商品企画コンペ 担当先、各種提出物提出先 公益財団法人ながの観光コンベンションビューロー内 信越観光圏旅行商品企画コンペ係 担当 :竹内、島津 住所 :〒380-0835 長野市新田町 1485-1 長野市もんぜんぷら座4階 TEL :026-223-6050 FAX :026-223-5520 E-mail:[email protected] 6.参考資料(ホームページ) 信越観光圏の観光資源、事業計画および観光圏整備事業については、以下のホームページを参 考にしてください。 信越観光圏ホームページ(総合パンフレットもダウンロード可能です) http://www.shinetsu-furusato.jp/ 信越観光圏整備事業計画・同実施計画(国土交通省) http://www.mlit.go.jp/common/000205945.pdf http://www.mlit.go.jp/common/000205818.pdf 観光圏整備事業について(国土交通省) http://www.mlit.go.jp/kankocho/shisaku/kankochi/seibi.html - 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