第1章 成田空港を取り巻く環境と運用状況

Z
第1章
成田空港を取り巻く環境と
運用状況
第
1章
Part
成田空港を取り巻く環境と運用状況
1 成田空港を取り巻く環境
1 世界経済の動向
て、ブラジルではインフレ抑制のために高金利が課せ
❶ 世界経済の概観
られていることから設備投資が伸び悩んでいることや
内閣府によると、世界の景気は、2014年以降緩や
緊縮財政の実施、ロシアでは欧米の経済制裁の影響
かに回復している。2014年後半から2015年1〜3月期
も景気低迷の要因として挙げられる。一方、インドでは、
の間、新興国の景気は減速感がやや強まってきており、
消費に回復の兆しが見られる上に、生産が内需向けを
先進国の景気は総じて回復傾向となっている。
中心に増加していることから、景気は持ち直しの動き
米国では、2015年1〜3月期の実質GDP成長率は前
が見られる(図1-1参照)
。
期比年率0.7%減と減速したが、雇用情勢の改善を背
景に景気は回復が続いている。ユーロ圏では、景気は
輸出は14年後半に伸びがやや加速
持ち直している。2014年夏ごろにはやや景気減速感が
世界経済の回復が緩やかなものにとどまっているこ
見られたものの、ユーロ安を背景として輸出に持ち直
とから、①米国と中国の輸入(両国の輸入の合計は世
しの動きが見られ、個人消費も緩やかに増加している。
界の輸入の2割強を占める)が過去の景気回復局面と
一方、新興国の景気は、全体としてはやや弱含みの
比較して伸び悩んでいること、②先進国の賃金の伸び
状況。中国では、固定資産投資や輸出の伸びの低下な
が過去の景気局面と比較して緩やかになっていること、
どを背景に、景気の拡大テンポが一段と緩やかになっ
③物価の上昇テンポが緩慢であること、の3点の特徴
ている。ブラジルやロシアでは、資源価格下落の影響
的な現象が見られる。
を受けていることもあって、景気は悪化している。加え
3点の現状を確 認すると、① 米国と中国の輸入は、
図1-1
先進国経済:ユーロ圏が14年夏ごろの弱さを脱す
2014年後半から2015年4月にかけて伸び悩みの状況
に変化はない、②物価は、原油価格下落によって上昇
率がさらに低下している、③先進国の賃金は、名目賃
(前期比年率、%)
6
金の伸びは変わらないものの、物価上昇率が低下した
ドイツ
米国
4
ことから実質賃金は上昇している。
世界の輸出量の伸びは、世界金融危機前のトレンド
には戻っていないものの、2014年10〜12月には米国
2
の個人消費が堅調だったため米国の輸入の伸びが高
まったこともあって、
2014年後半にはわずかに加速した
0
ユーロ圏
(図1-2参照)。一方中国では、内需の伸び悩みなどを
-2
2013
Q1 (期)
14
15 (年)
受けて2015年に入って輸入量は減少に転じている。な
図1-2 世界の輸出量:引き続き伸び悩み
(備考)OECD、各国統計より作成。
(12年四半期平均=100)
120
新興国経済:ブラジルやロシアは悪化
(前期比年率、%)
10
中国
インド
8
100
6
ブラジル
4
80
ロシア
近似線
(04年1~3月期
~08年4~6月期)
近似線
(11年1~3月期
~13年10~12月期)
2
0
-2
2013
(備考)OECD、各国統計より作成。
40
1. 世界経済の動向
14
Q1 (期)
15 (年)
60
2004 05 06 07 08 09 10
11
(備考)1. オランダ経済政策分析局より作成。
2. 各期は3カ月の平均値。
12
13
Q1(期)
14 15(年)
催された2014年11月末以降、下落ペースが速まった。
の港湾労働者の労使紛争や、新興国における輸出が
2014年6月末から2015年1月末にかけての下落 率は
2015年初頭以降、IT製品の需要が落ち込んだ影響な
50%を超え、2009年以来の水準まで下落した。また
どを受けているためとみられる。
下落率も、2008年の世界金融危機時、1985〜1986
第1章
お2015年に入ってからの伸び悩みは、米国の西海岸
年に次いで、過去3番目の大きさとなった(図1-3参照)
。
国際機関の試算によると、原油価格の下落は世界
❷ 原油価格下落の影響
経済にプラスの影響を及ぼすとされている(表1-1参
世界経済を取り巻く環境を見ると、2014年後半の原
照)
。IMFの世界経済見通し(2015年4月)では、原油
油価格の下落が大きなインパクトを与えている。
価格の40%の下落が最終価格に完全に転嫁された場
原油価格は2014年6月末ごろをピークに下落傾向
合、2015年の世界経済全体の実質GDPを+0.7%ポイ
にある。特に、石油輸出国機構(OPEC)の総会が開
ント押し上げるとしている。また、世界銀行(2015年1
月)も原油価格の30%の下落は、2015年の世界経済
表1-1 原油価格下落による世界経済の実質GDP
押し上げ効果(国際機関の試算)
15年
16年
IMF
+0.7%p
世界銀行
+0.5%p
全体の実質GDPを+0.5%ポイント押し上げると見込ん
でいる。
試算の前提
原油価格の40%下落
+0.9%p (14年8月時点から)
-
原油価格の30%下落 (14年 と15年 の 平 均
価格を比較)
また、原油価格は、米国エネルギー省(EIA)の見通
しや原油先物市場の動向によると、2020年にかけて
緩やかに上昇するとみられる(図1-4参照)。
(備考)IMF、世界銀行より作成。
図1-3 原油価格の動向:14年6月以降、大幅下落
(1)14年以降
(ドル/バレル)
120
(ドル/バレル)
ブレンド
100
80
(2)長期
140
OPEC総会
(14年11月27日)
120
100
ドバイ
80
WT I
WT I
60
60
40
20
40
5
15
2014
(月)
(年)
0
1985
90
95
2000
05
10
15 (年)
(備考)1. ブルームバーグより作成。
2. 月中平均値。
(備考)ブルームバーグより作成。
図1-4 原油価格の見通し:原油価格は緩やかに上昇する見込み
(1)
EIAの見通し
(2)原油先物市場が示す見通し
(ドル/バレル)
(ドル/バレル)
110
110
14年6月30日
90
90
14年11月26日
(OPEC総会前日)
70
70
15年5月29日
50
2015
16
17
(備考)米国エネルギー省より作成。
18
19
20
50
(年)
2015 16
17
18
(備考)ブルームバーグより作成。
19
20
(年)
1. 世界経済の動向
41
第
1章
成田空港を取り巻く環境と運用状況
a)原油価格下落の先進国への影響
ギー価格がさらに大きく下落し、これに伴い物価上昇
先進国の多くは原油の純輸入国であり、原油価格の
率が大きく低下する可能性は小さいものと考えられる。
下落は先進国全体としては経済にプラスに働くと考え
られる。以下では先進国経済への原油価格下落の影
◎家計部門への影響
響を、日本、米国、英国、ドイツを例に確認する。
原油価格の下落はガソリン価格などの低下を通じて、
家計の実質所得を押し上げることが期待される。ガソ
◎貿易収支への影響
リン価格は、国により差は見られるものの、いずれの
消費エネルギー構成を見ると、日本、米国、英国、
国においても2014年後半以降の原油価格下落を受け
ドイツのいずれも石油の割合が30%以上となっており、
て、下落している。米国では原油価格に近い動きをし
石油への依存度が依然として高い。主要先進国の原油
ており、大きく低下しているのに比べて、英国やドイツ、
の輸入依存度を見ると、日本やドイツなどは80%以上
日本では、価格の低下は小幅にとどまっている。ちな
と非常に高い。産油国である米国でも40%以上、英国
みに米国の消費者マインドを見ると、2014年半ばから
は19%となっており、両国とも純輸入国である(図1-5
改善傾向にあり、ガソリン価格の下落もマインドに好
参照)
。そのため、これらの国にとって原油価格下落は
影響を及ぼしていると考えられる。
貿易収支の改善を通じて経済にプラスの影響をもたら
すと考えられる。
◎企業部門への影響
そこで、各国の原油輸入単位コスト(原油輸入金額
原油価格の下落によるエネルギーコストの低下は、
を原油輸入量で除して算出)の2014年6月から2015
企業の生産コストの低下を通じて企業収益を押し上げ
年2月の下落率を見ると、各国とも50%前後下落して
る効果があると考えられる。他方、石油産業にとっては、
いる。日本、米国、英国、ドイツについて、原油の純輸
原油価格の下落は収益の減少と財務の悪化につなが
入量が変わらないと仮定して原油輸入単位コスト下落
るため、既にいくつかの企業では投資計画の縮小や人
による貿易収支の改善幅のGDP比(14年)を試算する
員削減によるコスト削減などの動きも見られる。このた
と、米国、ドイツはGDP比1%程度、日本は1.7%の改善
め、特に産油国である米国や英国については、企業部
が見込まれる。
門における原油価格下落のマイナスの影響を考慮する
必要がある。
◎物価への影響
エネルギーセクターの企業の営業収益は各国とも
各国の消費者物価上昇率は、エネルギー価格の下
大幅に減少しており、原油価格下落の影響が大きいこ
落などを受けて2014年11月ごろから低下傾向が鮮明
とが分かる。他方、エネルギー以外のセクターの企業
になっている。特に2015年1月には米国とドイツで前
の営業収益を見ると、2014年10〜12月期に米国では
年比マイナスとなった(図1-6参照)。もっとも、原油価
前年比マイナスとなっているのに対し、ドイツと日本で
格は2015年2月に下落が一段落しており、先行きも緩
は前年比増加率が高まっており、原油価格下落がプラ
やかに上昇すると見られていることから、今後、エネル
スに作用した可能性がある。
図1-5 主要先進国の原油輸入依存度:
日本やドイツなどは80%以上
図1-6 主要先進国の消費者物価上昇率
(%)
100
80
3
60
40
0
米国
1
-20
-40
ドイツ
0
-60
-80
-1
日本
(備考) 1.
2.
3.
42
日本
2
20
-100
(前年比、%)
4
英国
米国
英国
ドイツ フランス イタリア カナダ
BP、UN Comtradeより作成。
原油消費量は13年、原油純輸入量はドイツのみ13年、
その他は14年のデータ。
原油輸入依存度=原油純輸入量÷原油消費量×100。
1. 世界経済の動向
4(月)
2013
14
(備考)1. 各国統計より作成。
2. 日本は消費税率引き上げの影響を含む。
15 (年)
も、自国消費分の輸入量が大きいため純輸入国となっ
&P500)
は前年比2.2%増加、
ヨーロッパ
(STOXX600)
ており、原油価格下落は貿易赤字の縮小につながるな
は同10.6%増加する見通しとなっている。このうちエ
ど、恩恵をもたらすことが期待される。
第1章
2015年1〜3月期の企業収益見通しを見ると、
米国
(S
ネルギーセクターの収益は、それぞれ同57.9%減、同
32.5%減と大幅に落ち込む見込みとなっており、特に
◎財政・金融政策への影響
米国ではエネルギーセクターの減益が企業収益全体
アジア主要国では、これまで原油価格が高騰すると
に与えるマイナスの影響が大きいとみられる。
各国政府が国民生活への影響などを考慮して、燃料補
助金により国内の燃料小売価格を国際市況よりも低く
b)アジア新興国への影響
抑える政策が採られてきた。この燃料補助金は財政赤
世界の一次エネルギー消費のシェアを見ると、アジ
字をもたらす要因となっていたため、各国は財政健全
ア新興国のシェアは世界全体の3割超と、2000年の2
化を目指して既に13年から補助金削減に着手していた
割弱から大幅に上昇しており、エネルギー価格に与え
が、今回の原油価格下落を受けてその実施を加速す
る影響が高まるなど、エネルギー市場におけるアジア
る動きが見られ、それにより生じた資金をインフラな
新興国のプレゼンスが高まっている(図1-7参照)
。
どの新たな成長基盤の強化に向ける動きも見られる。
特に、長年にわたって高成長を遂げてきた中国の
また、物価上昇率の低下は、多くがインフレ基調に
シェアは世界全体の2割強と、アジアの約3分の2を占
あったアジア主要国において、景気刺激のための金融
めており、北米を超える水準まで高まっている。
緩和の余地を拡大させると考えられる。実際、2015年
に入って、インドやインドネシアなどで政策金利を引き
◎実体経済への影響
下げる動きも見られる。主な引き下げの背景として、原
アジア主要国を見ると、インドネシアでは、2014年
油安に伴うインフレ圧力の低下などが挙げられている。
11月の燃料補助金の削減により、消費者物価上昇率
さらに、金利の引き下げは自国通貨安に作用する面
は上昇しているが、それ以外の国では原油価格の下落
も考えられ、各国の為替動向を見ると、インドやインド
などにより、消費者物価上昇率はおおむね低下傾向に
ネシアなど、自国通貨安傾向にある国が多い。
ある。原油価格の下落はこのような物価上昇圧力の低
下による実質所得の増加に加え、企業の生産コストの
c)産油国への影響
低下などにより、アジア主要国に総じてプラスの影響
原油価格の下落は、原油の純輸入国では実質所得
を与えるとみられる。ただし、そのインパクトは、各国
の上昇等のメリットをもたらす一方、原油に依存する産
の原油および石油製品の貿易収支が経済に占める度
油国の経済や財政にデメリットをもたらしている。最新
合い(貿易依存度)により異なる。アジア主要国はお
のIMFの経済見通し(2015年4月)では、主な産油国
おむね原油および石油製品の純輸入国となっており、
の2015年の成長率見通しが下方改訂されている。
特に輸入依存度の高いタイ、インドなどでは恩恵が大
産油国の経済は原油輸出に大きく依存しており、原
きいと考えられる。産油国であるインドネシアを見て
油価格の変動が経済に与える影響は大きいと考えられ
る。産油国の原油輸出の名目GDP比は2010〜2013年
図1-7 世界の一次エネルギー消費シェア(13年):
アジア新興国で3割超
中東
アフリカ
アジア新興国の
%
シェアは
中南米
で約3割となっているなど、産油国の経済構造は先進
国とは大きく異なっている。また、産油国の財政構造は、
歳入の大半を原油・天然ガスからの収入に依存してい
る。中東産油国では個人所得税や消費税・付加価値
税を徴収していない国が多い。一方、中東産油国の歳
出は増加傾向が続いている。このような構造下で原油
中国
(香港含む)
欧州OECD
非加盟国
価格の下落は産油国の経済を減速させるが、これが実
体経済面で世界経済に与える影響は限定的であると
年
考えられる。
インド
産油国では経済や財政が原油に依存しているため、
欧州OECD
加盟国
北米
(備考)BP統計より作成。
その他アジア
OECD非加盟国
原油価格の変動が経済に大きな影響をもたらす。この
ため、持続的かつ安定的な経済発展の実現に向けて
日本
産業の多角化が長年の課題で、多角化を進める中長
韓国、豪州など
期の国家計画が策定されてきた。しかし、2000年代
の原油高の時期において、多くの国ではむしろ原油依
1. 世界経済の動向
43
第
1章
成田空港を取り巻く環境と運用状況
存度が上昇した。一方、UAE(アラブ首長国連邦)のド
ル経済の崩壊以来、およそ四半世紀ぶりとなる良好な
バイやカタールでは原油依存度が低下している。
経済状況が見られるようになった。
ドバイでは、サービス業や製造業が成長の柱となっ
2015年1〜3月期の実質GDPを、景気が持ち直しに
ている。経済特区の整備により外国企業の直接投資
転じた2012年10〜12月期との対比で見ると2.4%増加
が増加するとともに、中東の金融センターとしての地位
している(図1-8
(1)参照)。
を確立した。世界最大の人工港とハブ空港を有し、観
企業収益の動向を見ると、2014年4月の消費税率引
光立国でもある。カタールもドバイの成功に触発され
上げに伴う駆け込み需要の反動の影響により一時的
て、産業の多角化を進めている。
に足踏みが見られたものの、総じて改善傾向で推移し
ており、2014年度の企業収益は、2013年度に続き過
d)国際金融市場等への影響
去最高水準となった。
原油価格の下落は、とりわけ資源国の通貨の下落と
最近の所得の動きについて名目総雇用者所得を用
いう形で国際金融市場の変動をもたらした。資源国の
いて見ると、2013年3月以降、前年比でプラスが続く
うち、先進国で代表的なカナダとノルウェー、新興国
など、増加傾向が続いている。1人当たり賃金(現金給
で代表的なロシアとインドネシアについてその通貨動
与総額)は、2013年にはパート比率の上昇による下押
向を見ると、特にロシアルーブルはOPECが減産を見
し寄与が続くなかで弱めの推移となっていたが、2014
送った2014年11月27日からドルに対して最大30%下
年は総じて緩やかな増加傾向に転じた。
落するなど経済状況が悪化した。また、ベネズエラは
一方、雇用者数は、生産年齢人口が減少しているな
ロシアよりさらに深刻な状況にあり、これらの国々の実
かにあって、増加傾向が続き、過去最高水準で推移し
体経済の顕著な悪化が国際金融市場に変動を与える
ている。これは失業率が低下する一方、女性や高齢者
リスクが懸念される。
の労働力率の上昇により、成長力の天井を高めること
原油以外のエネルギー関連の資源価格は、原油価
につながっている。
格の下落に加えて、世界経済の回復が緩やかなものに
およそ四半世紀ぶりとなる良好な経済状況が見られ
とどまっていることもあって下落している。特に天然ガ
る背景にはいくつかの要因が考えられる。
スは原油価格と連動して低下している。また、燃料系
第一に、バブル経済の崩壊以降、家計や企業など
の資源はドル建てで取引されているものも多く、ドル
で見られたバランスシート調整の動きは長きにわたっ
高になると他通貨建では相対的に割高になるため、需
て経済活動を抑制する要因となってきたが、そうした
要の低下により価格を調整する圧力が生じていること
経済活動上の重しが解消されていたことが挙げられる。
も価格下落要因の一つと考えられる。
企業のいわゆる「3つの過剰」は、広く解消されてきて
エネルギー関連の資源価格の下落は、資源国の実
いる。実際に、企業の有利子負債・総資産比率の推移
体経済にマイナスの影響を与えている。一方、原油価
を業種別・企業規模別に見ると、2000年代に入り、い
格の下落は、消費者物価上昇率の低下につながってい
ずれも低下傾向となっていた。
る。こうしたなか、2015年に入って政策金利の引き下
第二には、日本経済がバランスシート調整を乗り越
げを行う国が増えている。資源国のカナダやオーストラ
えていった上で、
「三本の矢」の一体的な取り組みに
リアでは、資源価格の下落が経済に悪影響を与えるた
よって人々のマインドが好転したことが挙げられる。
め、景気下支えを意図しているとしている。
一方で、2014年4月に実施された消費税率引き上げ
に伴う駆け込み需要とその反動の影響等を受けて、わ
❸ 日本経済:景気動向と好循環の進展
44
が国経済は大きく変動した。実質GDPの動きを見ると、
駆け込み需要の影響もあり、2014年1〜3月期にはプラ
わが国経済は、2012年末に持ち直しに転じて以
ス成長となったが、その反動や夏の天候不順等の影響
降、企業収益の拡大が賃金上昇や雇用拡大につなが
もあって4〜6月期、7〜9月期には2四半期連続のマイ
り、消費の拡大や投資の増加を通じてさらなる企業収
ナス成長となった(図1-8
(2)参照)。
益の拡大に結び付くという経済の好循環が回り始める
特に、個人消費については、4〜6月期に前期比5.1%
なか、総じて見れば、個人消費を中心に内需が主導す
減と大きなマイナスとなって以降、反動減からの回復
る形で回復してきた。特に、日本経済を悩ませてきた3
が緩やかなものにとどまった。住宅投資についても、4
つの過剰(過剰債務、過剰設備、過剰雇用)の解消が
〜6月期に前期比10.8%減と大きなマイナスとなった後、
進むなか、企業の直面していた「六重苦」の改善が進み、
2015年1〜3月期にプラスとなるまでの間、3四半期連
デフレの下で家計が直面していた所得の低下にも歯止
続のマイナスとなった。一方、公共投資を見ると、平成
めがかかり、経済の各分野で、1990年代初めのバブ
25年度補正予算および平成26年度当初予算の早期執
1. 世界経済の動向
に同0.1%増だったことと比べると低い伸びとなった。
り、景気を下支えした。
2015年に入っても、景気の回復基調が続いている。
2014年夏以降、景 気の回復力に弱さが見られる
個人消費は、雇用・所得環境の改善傾向を背景に、持
なかで、低所得層における消費の抑制傾向や、中小
ち直しの兆しが見られるようになった(図1-9
(1)参照)
。
企業や地方への景気回復の波及に遅れが見られるよ
新設住宅着工戸数についても、反動減の緩和や住宅
うになった。こうした状況の下、政府は、2014年末に、
ローン金利が低下傾向で推移してきたこと等を背景と
2015年10月に予定していた消費税率の10%への再引
して、2015年春先以降、持ち直しの動きが見られてき
き上げを18カ月延期し、2017年4月に行うことを決定
ている(第1-9
(2)参照)。
した。
設備投資は、企業収益が改善傾向にあるなか、こ
2014年夏以降、景気の回復力に弱さが見られるよう
のところ持ち直しの動きが見られている(図1-9
(3)参
になったわが国経済ではあったが、2014年末以降、消
照)。公共投資については、工事の進捗を示す出来高
費者マインドが下げ止まり、個人消費や住宅投資など
は、平成25年度補正予算や平成26年度当初予算など
が底堅く推移するなか、生産にも持ち直しの動きが見
を受けて、2013年半ば以降、高めの水準で推移してお
られるようになった。加えて、米国や中国向けを中心に
り、消費税率引き上げに伴う需要の落ち込みを下支え
輸出が持ち直しに向かうなかで、2014年10〜12月期
した(図1-9
(4)参照)。
には、実質GDP成長率は3四半期ぶりにプラスとなっ
輸出は、2014年初め以降、総じて横ばい圏内の動
た。2015年に入り、家計や企業における前向きな動き
きで推移してきたが、同年秋以降、米国の景気回復を
がより明らかなものとなるなか、1〜3月期には、実質
背景に同国向けの資本財輸出が増えたこと、また、中
GDPは、個人消費、住宅投資、設備投資と民需が揃っ
国を中心としたアジアにおけるスマートフォン製造向け
て増加し、2四半期連続のプラス成長となった。
の情報関連財需要に応じた輸出が伸びたことなどに
このように、消費税率引き上げによる影響が和らぐ
より持ち直しの動きが見られるようになった(図1-9
(5、
なかで、2014年度後半にはプラス成長に転じたわが
6)参照)
。他方、2015年に入ると、上述のスマートフォ
国経済ではあるが、年度全体の成長率を見ると、個人
ン製造向けの輸出が一服したこともあり、おおむね横
消費をはじめとして弱さが見られ、前年度比0.9%減と
ばいとなっている。
第1章
行を受けて、7〜9月期、10〜12月期とプラス寄与とな
なった。これは、前回消費税率引き上げ時の1997年度
図1-8 実質GDPの推移
実質GDPは2012年10〜12月期から2015年1〜3月期に2.4%増加
(1)実質GDP累積成長率
(2)実質GDP成長率
(2012年1~10月期比寄与度、%)
8
6
実質 GDP
累積成長率
(前期比寄与度、%)
4
3
住宅
公需
在庫品増加
消費
2
輸出
4
輸出
公需
設備投資
1
0
2
-1
0
-2
-3
消費
-2
在庫品増加
-4
Ⅳ
2012
Ⅰ
実質 GDP 成長率
Ⅱ
Ⅲ
13
Ⅳ
Ⅱ
Ⅲ
14
輸入
-4
輸入
Ⅰ
住宅
Ⅳ
Ⅰ (期)
15 (年)
-5
設備投資
Ⅳ
2012
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
13
Ⅳ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
14
Ⅳ
Ⅰ (期)
15 (年)
(備考)1.内閣府「国民経済計算」により作成。
2.2014年1〜3月期には、一部統計上の不連続が生じている。2014年1月に、国際収支統計がIMF国際収支マニュアル第6版(BPM6)へ移行したことに併せて、そ
の他サービス収支において、1回の支払額が3000万円以下の小口取引を新たに推計・補填したことなどから、輸出および輸入がそれぞれ押し上げられている
(輸
入は、GDPをより押しげる方向に寄与)。
1. 世界経済の動向
45
第
1章
成田空港を取り巻く環境と運用状況
図1-9 各需要項目の推移
消費税率引き上げの影響が和らぐなかのプラス成長
(1)消費総合指数
(2)住宅着工
(1995/2012年=100)
(1995/2012年=100)
125
110
120
108
106
今回
115
前回
110
105
104
100
102
95
90
100
85
今回
98
前回
80
1
4
7
10
1
4
1996/2013
7
10
1
97/14
4(月)
1
98/15 (年)
4
7
10
1
4
1996/2013
7
10
1
97/14
4 5(月)
98/15 (年)
(4)公共工事請負金額・出来高
(3)資本財総供給(出荷)・機械受注
(1995/2012年=100)
(1995/2012年=100)
130
今回
120
(資本財総供給)
180
160
110
150
今回
(請負金額)
今回
(出来高)
140
130
100
前回
(資本財出荷)
90
140
120
80
120
110
100
今回
(機械受注・目盛右)
70
前回
(機械受注・目盛右)
60
1
4
7
10
1
4
1996/2013
7
10
1
97/14
100
80
4(月)
80
1
98/15 (年)
(5)実質輸出
4
7
10
前回
(請負金額)
1
4
1996/2013
7
10
1
97/14
4 5(月)
98/15 (年)
(6)地域別輸出数量指数
(1995/2012年=100)
125
120
前回
(出来高)
90
(2010年=100)
130
115
米国
(18.7%)
アジア
(除く中国)
(35.8%)
120
前回
110
110
100
今回
105
90
100
80
95
70
90
60
1
4
7
1996/2013
10
1
4
7
97/14
10
1
4 5(月)
98/15 (年)
EU
(10.4%)
中国
(18.3%)
1
4
2013
7
10
1
4
7
2014
10
1
4 5(月)
2015 (年)
(備考)1.国土交通省「住宅着工統計」、
「建設総合統計」、内閣府「機械受注統計」、経済産業省「鉱工業指数」、東日本建設業保証株式会社他「前払金保証統計」、日本
銀行、財務省「貿易統計」により作成。季節調整値。公共工事請負金額は、後方3 カ月移動平均値。消費総合指数は、内閣府による試算値
2.
「今回」は2012年平均により基準化した2013年以降の計数、
「前回」は1995年平均により基準化した1996年以降の計数を表す。
3.
(3)資本財総供給については、前回税率引き上げ時における資本財総供給の月次データが存在しないため、資本財出荷を用いている。なお、資本財出荷は、資
本財総供給と異なり、輸出分を含み、輸入分は含まない点に留意が必要である。
4.
(3)機械受注は民需(船舶・電力を除く)系列。また、前回の系列は推計により携帯電話を除外した系列。
5.
(6)の( )内は2014年の金額ウェイト。
46
1. 世界経済の動向
第1章
2 旅客数の動向
(1)出国日本人数は2年連続のマイナス
36.6%増と全体の伸びを上回った。
法務省入国管理局によると、2014年(1〜12月)の
ビザ発給要件の大幅緩和や消費税免税制度拡充の
出国日本人数は1690万3388人で、前年比3.3%減(実
ほか、アジア地域の経済成長に伴う海外旅行需要の
数で56万9360人減)となり、2013年に続き2年連続
拡大、円安進行による訪日旅行の割安感の浸透などが、
でのマイナスとなった。最近としては2011年並みの水
2014年の訪日外国人旅客数の拡大に寄与した。
準にとどまっている(図1-10参照)
。
年間の訪日外国人旅客数の動向を振り返ると、上半
年間の出国日本人数の月別の動向を見ると、1月に
期は前年同期比26.3%増の625万8543人、下半期は
前年同月比7.9%減となり、伸び率は2013年12月の同
同32.3%増の715万4924人となり、年間を通じて好調
2.8%増のプラスからマイナスに転じた。以降、2月は同
であるとともに、特に下半期でその大幅な増加に拍車
1.8%減、3月は同3.4%減、4月は同4.4%減と4カ月連
をかけた。
続のマイナスとなった。5月には同1.2%増とプラスに転
月別で見ても、各月とも極めて高い伸びを示した。1
じたが、6月には同0.8%減と再びマイナスに。上半期
月は前年同月比41.2%増と年初から力強いスタート。6
全体では前年同期比2.9%減となった。7月は前年同月
月は同17.1%増と年間で唯一の10%台の伸びに落ち着
比2.7%減、8月は同3.0%減、9月は同2.1%減、10月は
いたものの、上半期では2月(前年同月比20.6%増)
、3
同5.2%減、11月は同3.2%減、12月は同5.4%減と、マ
月( 同22.6% 増 )
、5月( 同25.3% 増 )が20%台 の 増
イナスは6月から7カ月連続となった。下期全体では前
加。4月は同33.4%増と30%台の伸びを示した。下半
年同期比3.6%減。人数ベースでは、上半 期は801万
期になっても勢いはさらに加速、7月(同26.6%増)
、8
3954人、下半期は888万9434人と下半期の方が人数
月( 同22.4%増)
、9月( 同26.8%増)と3カ月連 続 で
は多いものの、上半期には5月が前年同月比プラスと
20%台の伸びを示した後、10月は同37.0%増、11月は
なったのに対し、
下半期にはプラスの月が一度もなかっ
同39.1%増、12月は同43.0%増と月を追うごとに右肩
たことから、マイナス幅は下半期の方が拡大した(表
上がりの伸び率となった(表1-2参照)。
1-2参照)
。
国・地域別では、主要18市場のうち、英国とロシア
過 去5年 間における出 国日本人 数 を振り返ると、
を除く16市場が年間での過去最高を記録。また、ロシ
2009年に、2004年以降では最も少ない1544万5684
アを除く17市場が前年比2桁増の伸びを示した。
人にとどまったあと、2010年は1663万7224人、2011
過去5年間の訪日外国人旅客数の動向を振り返る
年 は1699万4200人と2年連 続 で1600万人台に回 復。
と、2009年に前年比18.7%減の678万9658人にとど
2012年には1849万657人と1800万人台に達して過去
最高を記録した。しかし2012年8月以降、日本と中国、
表1-2 2014年出国日本人数・訪日外国人旅客数
伸び率 訪日外国人旅客数 伸び率
(人)
(%)
(%)
韓国との間の領土問題に起因する政治的緊張の高ま
月
出国日本人数
(人)
りにより、両国への旅行意欲は急速に萎んだ。航空座
1月
1,253,404
−7.9
944,009
41.2
2月
1,404,873
−1.8
880,020
20.6
3月
1,596,751
−3.4
1,050,559
22.6
た。2014年もこの影響が継続したほか、円安の進行に
4月
1,189,132
−4.4
1,231,471
33.4
よる海外旅行の割高感が大きく影を差すことになった。
5月
1,280,765
1.2
1,097,211
25.3
目覚ましい伸びを見せる訪日外国人旅客数の動向とは、
6月
1,289,029
−0.8
1,055,273
17.1
真逆の様相を呈している。
7月
1,414,912
−2.7
1,270,048
26.6
8月
1,783,127
−3.0
1,109,569
22.4
9月
1,520,863
−2.1
1,099,102
26.8
訪日外国人旅客数は、前年比29.4%増の1341万3467
10月
1,417,766
−5.2
1,271,705
37.0
人となり、初めて1000万人の大台を突破した2013年
11月
1,355,246
−3.2
1,168,427
39.1
を3割 近く、実 数 では304万9563人も上 回って、2年
12月
1,397,520
−5.4
1,236,073
43.0
連続で過去最高を記録した。また、総数のうちの観
合計
16,903,388
−3.3
13,413,467
29.4
席供給量の削減とも相まって、2013年に入っても両国
へを中心に海外旅行需要の減速傾向が続き、年間の
出国日本人数は2009年以来4年ぶりのマイナスとなっ
(2)訪日外国人旅客数は過去最高の1341万人
一方、日本政府観光局(JNTO)によると、2014年の
光客数は1088万604人と1000万人を超え、前年比は
出典:法務省、日本政府観光局(JNTO)
(注)「伸び率」は対前年同月の伸び率を示す。
2. 旅客数の動向
47
第
1章
成田空港を取り巻く環境と運用状況
図1-10 出国日本人数
(千人)
20,000
20,000
18,491
18,000
17,819
17,404
2014年までの主な出来事
16,803
1964年 4月
1970年 7月
1973年
1978年 5月
1980年
1985年 9月
1990年11月
海外観光渡航自由化
B747型ジャンボが太平洋路線に初就航
第1次オイルショック
成田空港開港
第2次オイルショック
プラザ合意発表
出国日本人数年間1000万人を突破
(テン・ミリオン計画達成)
1991年 1月 湾岸戦争勃発
1992年10月 〜 バブル経済崩壊
1994年 9月 関西国際空港開港
2001年 9月 米国同時多発テロ
2002年 4月 成田空港暫定平行滑走路運用開始
5月 FIFAワールドカップ日韓大会開催
2003年 3月 イラク戦争開始
3月 〜 アジアにおける新型肺炎(SARS)流行
2004年12月 スマトラ沖大地震発生
2005年 2月 中部国際空港開港
3月 愛知万博開催(25日〜9月25日)
2008年 8月 北京五輪開催(8日~24日)
9月 リーマン・ブラザーズ破綻(リーマン
ショック)
2009年 4月 〜 新型インフルエンザ流行
10月 成田空港2500mB滑走路運用開始
2010年10月 羽田空港の新国際線ターミナルオープン
日米オープンスカイ調印
2011年 2月 ニュージーランドで直下型地震発生
3月 東日本大震災発生
10月 タイで洪水被害
2012年 2月 成田空港の航空旅客数が8億人突破
3月 本邦LCCの国際線就航
5月 東京スカイツリー開業
7月 ロンドン五輪開催(27日~8月12日)
10月 那覇空港と関西国際空港が相次いでLCC専
用ターミナルオープン
2013年 3月 成田空港の空港処理能力が27万回に拡大
新石垣空港が開港
9月 東京が2020年のオリンピック開催地に決定
12月 訪日外国人旅客数が年間1000万人の大台突破
2014年 2月 ソチ冬季五輪開催(7〜23日)
3月 マレーシア航空機が行方不明に
6月 サッカーW杯ブラジル大会開催(13月〜7
月13日)
10月 外国人旅行者による買い物の消費税免税制
度の拡充
12月 成田空港の航空旅客数が9億人突破
16,000
14,000
12,000
10,000
8,000
16,695
18,000
17,535
16,523
16,358
16,831
16,216
17,295
17,295
16,994
16,637 16,903
16,000
15,987
15,806
15,298
17,473
15,446
14,000
13,579
13,296
12,000
11,934
11,791
10,997
10,634
10,000
9,663
8,427
8,000
6,829
6,000
5,516
1月 スカイマークが民事再生法の適用を申請
2月 過激派組織ISILが日本人人質を殺害する動画
を公開
3月 北陸新幹線長野〜金沢駅間開業
成田空港の空港処理能力が30万回に拡大
4月 成田空港の第3旅客ターミナルビルがオープン
広島空港でアシアナ航空機が滑走路逸脱事故
5月 韓国でMERS(中東呼吸器症候群)の感染拡大
7月 米・キューバ、54年ぶりに国交回復
8月 終戦から70周年
9月 安全保障関連法案が成立
4,948
4,659
4,038 4,006
4,232
4,086
3,909
3,525
4,000
3,151
2,853
2,289
2,000
6,000
2015年の主な出来事
2,466
2,336
4,000
2,000
1,392
268
128 212
0
159
6465
493
961
663
344
70
75
80
85
90
95
00
05
10
0
14(年)
出典:法務省
48
2. 旅客数の動向
このほかの東南アジア各国の動向を見ると、シンガ
人に急伸。2011年は東日本大震災の影響で同27.8%
ポールは82万4741人で前年比1.0%減、ベトナムは64
減の621万8752人まで落ち込んだが、2012年には同
万7956人で同7.3%増、マレーシアは55万3106人で同
34.4%増の835万8105人にまで回復した後、2013年、
7.8%増、インドネシアが48万6687人の同1.5%増と概
2014年と2年連続で過去最高を記録した。
ね堅調に推移。絶対数は多くないものの、ミャンマー
第1章
まった反動もあり、2010年は同26.8%増の861万1175
は8万3434人で同21.3%増、スリランカは3万9136人
で同24.2%増と20%台の伸びを示している。
❶ 出国日本人の動向
欧州では、ドイツが71万1529人で前年並み、オラン
(1)国・地域別
ダは14万7000人で前年比2.0%減。フランスは47万
日本政府観光局(JNTO)が各国・地域の受け入れ
9305人の同29.8%減と2桁のマイナスとなったものの、
統計や世界観光機関(UNWTO)統計などに基づい
英国は22万2000人で同0.5%増、ロシアは10万5220
てまとめた日本人旅行者の国・地域別統計によると、
人で同2.7%増、ポーランドは5万693人で同2.9%増と
2014年における上位5カ国・地域は、米国、中国、韓国、
プラスの伸びを示した。
台湾、タイだった(表1-3参照)
。
JNTOが2014年分としてデータをまとめた42カ国・
第1位の米国が357万9363人で前年比4.0%減(ハワ
地域のうち、前年比でマイナスとなった地域は20カ国・
イ州は151万938人で同0.5%減)、第2位の中国が271
地域と半数を下回ったが、前年並みまたは前年を上
万7600人(同5.6%減 )
、第3位の韓国が228万434人
回った国・地域の中でも2桁の伸びを示したのは6カ
(同17.0%減)
、第4位の台湾は163万4790人(同18.4%
国・地域にとどまるなど、出国日本人数が2年連続で
増)
、第5位のタイは126万5307人(同16.5%減)。上位
前年を下回る結果を反映している。
5カ国・地域のうち台湾のみが、伸び率が前年のマイナ
スから2桁のプラスに転じて、タイを追い抜き5位から
(2)月別・都道府県別
4位にランクを1つ上げた。1位の米国は伸び率が前年
2014年の出国日本人数を月別に見ると、上半期は1
のプラスからマイナスに、2位の中国は2011年から4年
月が125万3404人(前年同月比7.9%減)
、2月は140万
連続でマイナス、3位の韓国は2013年の21.9%減に続
4873人(同1.8%減)、3月は159万6751人(同3.4%減)
、
き2桁台の大幅なマイナスと、順位は変わらないもの
4月は118万9132人
(同4.4%減)、5月は128万765人
(同
の、いずれも前年の人数を下回った。5位のタイは2011
1.2%増)、6月は128万9029人(同0.8%減)と推移。5
年からの3年連続の2桁増から2桁台のマイナスに転じ
月にかろうじて前年同月の人数を上回ったものの、そ
るなど、トップ5の中では台湾の伸びが際立った。また、
れ以外の月はマイナスで、上半期全体では801万3954
6位の香港は、上位5カ国・地域以外では唯一の100万
人(前年同期比2.9%減)となった。
人市場のボリュームを保ち、107万8766人(同2.1%増)
下半期に入っても、前年の人数には届かない月が続
と、伸び率は2011年からの3年連続のマイナスからプ
き、7月は141万4912人(前年同月比2.7%減 )、8月は
ラスに転じた。
178万3127人
(同3.0%減)、9月は152万863人
(同2.1%
表1-3 2014年 日本人訪問者数上位10カ国・地域
減)、10月は141万7766人(同5.2%減)、11月は135万
人数
伸び率(%)
5246人( 同3.2% 減 )、12月は139万7520人( 同5.4%
順位
訪問先
1位
米国
3,579,363
−4.0
2位
中国
2,717,600
−5.6
3位
韓国
2,280,434
−17.0
法務省入国管理局による統計で2014年の出国日本
4位
台湾
1,634,790
18.4
人数を都道府県別に見ると、2013年は47都道府県の
5位
タイ
1,265,307
−16.5
すべてで前年比がマイナスになったのに対し、2014年
6位
香港
1,078,766
2.1
7位
シンガポール
824,741
−1.0
8位
ベトナム
647,956
7.3
9位
マレーシア
553,106
7.8
10位
インドネシア
486,687
1.5
出典:日本政府観光局(JNTO)
(注)米国の数値には、
ハワイ、
北マリアナ諸島、グアムなどの地域への入域者が含
まれる。
「伸び率」
は対前年伸び率を示す。
減)で、マイナスは6月から7カ月連続。また、マイナス
幅は拡大して、下半期全体の出国日本人数は888万
9434人(同3.6%減)にとどまった。
は沖縄県が3.5%増と唯一のプラスを示した。
都道府県別の人数でトップ5の動向で、東京都、神
奈川県、大阪府、愛知県、千葉県はそれぞれ、前年比
1.4%減、3.0%減、3.7%減、3.8%減、4.8%減だった。
なお、2013年には秋田県、山形県、島根県、山口県、
高知県、佐賀県、長崎県、大分県、宮崎県、鹿児島県
の10県が2桁台のマイナスだったが、2014年で2桁減
少した都道府県はなかった。
2. 旅客数の動向
49
第
1章
成田空港を取り巻く環境と運用状況
表1-4 2012年~2014年各国・地域別日本人訪問者数(日本から各国・地域への到着者数)
訪問先
基準
2012年
伸び率
(%)
2013年
伸び率
(%)
2014年
伸び率
(%)
訪問先
ドイツ
アジア
711,529
−3.1
711,529
0.0
682,384
−6.7
479,305
−29.8
RHAT
509,757
6.3
491,651
−3.6
NFT
353,547
12.5
454,465
28.5
RFT
357,671
4.3
374,175
4.6
RAAT
261,261
14.3
259,184
−0.8
RFV
242,700
2.4
221,000
−8.9
222,000
0.5
RHAT
136,300
23.3
150,000
10.1
147,000
−2.0
RAAT
155,088
17.8
160,025
3.2
NAAT
136,557
12.2
137,844
0.9
RAAT
111,690
22.2
112,278
0.5
RAAT
91,783
21.3
106,769
16.3
ロシア
NFV
86,806
13.9
102,408
18.0
105,220
2.7
ポルトガル
RAAT
64,578
10.4
78,797
22.0
ハンガリー
NAAT
76,180
10.2
76,586
0.5
ポーランド
NFV
41,080
4.8
49,245
19.9
50,693
2.9
スウェーデン
RAAT
45,723
−2.1
39,762
−13.0
スロベニア
NAAT
41,398
17.2
36,437
−12.0
ノルウェー
NANT
N.A.
−
N.A.
−
デンマーク
RAAT
24,267
17.3
21,667
−10.7
ブルガリア
RFV
11,148
8.9
17,641
58.2
ルーマニア
RFV
14,252
5.2
16,974
19.1
NAAT
21,571
70.1
12,363
−42.7
2,717,600
−5.6
−21.9
2,280,434
−17.0
台湾
RFV
1,392,557
12.1
1,381,142
−0.8
1,634,790
18.4
タイ
NFT
1,341,063
21.6
1,515,718
13.0
1,265,307
−16.5
イタリア
香港
RFV
1,254,602
−2.3
1,057,033
−15.7
1,078,766
2.1
スペイン
シンガポール
RFV
757,116
15.3
832,845
10.0
824,741
−1.0
ベトナム
RFV
576,386
19.7
604,050
4.8
647,956
7.3
英国
マレーシア
RFT
470,008
21.5
513,076
9.2
553,106
7.8
オランダ
インドネシア
RFT
450,687
9.2
479,305
6.3
486,687
1.5
クロアチア
フィリピン
RFT
412,474
9.8
433,705
5.1
463,744
6.9
チェコ
マカオ
RFV
396,010
0.0
290,622
−26.6
299,849
3.2
ベルギー
インド
NFT
220,015
13.7
220,283
0.1
219,516
−0.3
フィンランド
カンボジア
RFT
179,327
10.8
206,932
15.4
215,788
4.3
ミャンマー
NFT
47,690
123.7
68,761
44.2
83,434
21.3
ラオス
NFV
42,026
11.1
48,644
15.7
44,877
−7.7
スリランカ
RFT
26,085
26.7
31,505
20.8
39,136
24.2
モルジブ
NFT
36,438
1.8
39,463
8.3
38,817
−1.6
18,893
3.9
26,694
−6.8
18,178
6.2
パキスタン
NFT
8,242
−16.9
N.A.
−
ブルネイ
オセアニア
NFT
4,310
4.1
5,747
33.3
バングラディッシュ NFT
5,573
−1.8
4,456
−20.0
ブータン
NFT
6,967
76.7
4,015
−42.4
グアム
RFT
925,312
12.8
889,452
豪州
RFV
348,050
6.8
324,320
北マリアナ諸島 NFV
153,259
7.2
4.5
ニュージーランド
RFV
72,080
パラオ
4,671
フランス
スイス
オーストリア
ヨーロッパ
9.0
14.2
−18.7
伸び率
(%)
14.3
−18.2
2,747,750
28,642
2014年
19.5
2,877,533
7.0
17,119
伸び率
(%)
734,475
−3.8
NFT
2013年
731,369
3,518,153
3,518,792
NFV
伸び率
(%)
RFT
NFV
NFV
モンゴル
2012年
RAAT
中国
韓国
ネパール
基準
アイスランド
−32.6
−3.9
807,112
−9.3
RFT
8,841
−12.7
13,141
48.6
−6.8
326,500
0.7
エストニア
RAAT
8,778
0.5
10,768
22.7
141,745
−7.5
109,793
−22.5
リトアニア
RAAT
9,465
11.0
10,079
6.5
74,560
3.4
81,136
8.8
スロバキア
NAAT
10,117
14.1
9,444
−6.7
ラトビア
RAAT
7,322
25.3
8,988
22.8
RFT
8,528
12.4
8,252
−3.2
モナコ
NHAT
5,576
11.6
5,474
−1.8
セルビア
NAAT
5,251
31.7
5,130
−2.3
RFT
3,698,073
13.8
3,730,287
0.9
3,579,363
−4.0
RFT
1,458,335
17.4
1,518,517
4.1
1,510,938
−0.5
RFT
39,353
4.1
35,642
−9.4
37,986
6.6
ニューカレドニア RFT
17,430
−5.6
15,674
−10.1
19,053
21.6
ギリシャ
ウクライナ
タヒチ
RFT
12,989
0.0
13,175
1.4
12,527
−5.0
フィジー
RFT
7,069
−26.5
7,314
3.5
5,858
−19.9
トルコ
NFV
203,592
8.1
174,150
−14.5
170,550
−2.1
モロッコ
NFT
30,306
32.6
32,184
6.2
バーレーン
NFV
21,543
25.8
22,050
2.4
カナダ
RFV
226,215
7.2
224,858
−0.6
258,457
14.9
ヨルダン
NFV
15,321
19.4
15,279
−0.3
メキシコ
NFT
85,687
18.5
97,226
13.5
107,366
10.4
サウジアラビア NFT
11,803
−28.1
13,477
14.2
ブラジル
RFT
73,102
15.6
87,225
19.3
ペルー
RFT
56,526
29.1
67,639
19.7
61,998
−8.3
ボリビア
NFT
11,873
52.0
15,486
30.4
チリ
NFT
15,059
18.6
14,704
−2.4
15,053
2.4
グアテマラ
NFV
8,853
27.3
7,220
−18.4
RFT
16,011
19.1
13,516
−15.6
RFT
12,968
0.0
13,011
0.3
NFT
8,002
156.5
6,460
−19.3
N.A.
−
N.A.
−
チュニジア
オマーン
NHAT
米国
(ハワイ州)
13,042
−3.5
中南米
イスラエル
アルメニア
北米
中央アジア・中東・北アフリカ
2,707
イラン
NFV
5,143
4.2
5,809
12.9
キューバ
RFV
7,348
35.6
5,896
−19.8
カザフスタン
RFV
6,049
28.2
5,202
−14.0
コロンビア
RFT
5,578
17.0
5,805
4.1
クウェート
NFV
5,291
10.3
5,072
−4.1
エクアドル
NFV
5,342
4.5
5,576
4.4
シリア
NFV
N.A.
−
N.A.
−
コスタリカ
NFT
5,117
7.5
4,932
−3.6
ケニア
RAAT
パナマ
RFV
5,043
11.4
4,515
−10.5
アフリカ
41,900
−2.6
48,100
14.8
南アフリカ共和国 RFT
34,415
30.9
41,099
19.4
エジプト
NFV
39,008
41.2
31,181
−20.1
ナイジェリア
NFV
41,988
59.7
24,231
−42.3
ジンバブエ
RFV
18,032
−45.0
20,374
13.0
タンザニア
RFV
5,522
38.6
7,058
27.8
ザンビア
RFT
3,535
−68.8
5,531
56.5
斜体:暫定値
作成:日本政府観光局(JNTO)/出典:UNWTO, PATA, 各国政府観光局, 各国統計局
Compilation: Japan National Tourism Organization;Source: UNWTO, PATA, National Tourism Offices and National Statistical Offices
(備考) R:居住地別統計 / Reported by residence N: 国籍別統計 / Reported by nationality F:国境到着者数 / Frontier arrivals
AA:登録観光宿泊施設到着者数 / Arrivals in registered tourist accommodations HA: ホテル到着者数 / Arrivals in hotels
AN:登録観光宿泊施設泊数 / Nights in registered tourist accommodations HN: ホテル泊数 / Nights spent in hotels
V:日帰りを含む旅行者数 / Both same-day and overnight visitors T: 宿泊を伴った旅行者数 / Overnight visitors only
(注)1. 本表では主に、日本人訪問者数が5千人を超える国・地域を対象とした。
2. 本表には国境到着者数、ホテル到着者数などの統計が混在しており、集計基準が異なるため、同一指標としての比較はできない。特にヨーロッパの比較にお
いては注意を要する。
3. 米国の数値には、米国本国(全米50州とコロンビア特別区)への入国者のほか、北マリアナ諸島、グアム、米領サモア、プエルトリコ、米領バージン諸島な
どの地域への入域者が含まれる。
4. ハワイ州の数値は米国の内数である。
5. サイパンは北マリアナ諸島に属する。
6. ペルーの数値はすべて暫定値である。
7. 北朝鮮、ウズベキスタン、アラブ首長国連邦、カタール、ルクセンブルク、マルタ、ベリーズ、ハイチ、スーダン、モザンビーク、ナミビア、コートジボ
ワール、セネガルなどは、日本人訪問者数が不明である。
8. 各国の数値は、推計値から確定値への変更、統計基準の変更、数値の非整合性などの理由により、その都度、過去にさかのぼって変更されることがある。数
値は、2015年6月現在のものである。
50
2. 旅客数の動向
図1-11 出国日本人の性別・年齢層別推移
10,069,577
10~19 歳
20~29 歳
30~39 歳
50~59 歳
60~69 歳
70 歳以上
9,697,188
男性
10,000
0~ 9 歳
40~49 歳
9,529,473
男性
500,477
8,421,100
女性
1,489,003
438,289
8,000
男性
477,443
473,618
7,775,560
1,386,144
女性
1,045,458
1,866,995
1,183,557
6,000
1,264,581
2,397,916
1,323,969
7,373,915
女性
403,170
1,181,397
1,903,379
第1章
(千人)
12,000
391,813
1,889,734
965,948
1,065,841
2,342,149
1,202,174
1,020,018
2,325,859
1,168,899
4,000
1,623,106
1,489,454
1,870,168
1,972,630
2,000
1,919,888
511,104
299,178
389,328
305,720
0
1,664,211
1,783,531
1,066,817
1,111,104
1,392,032
1,808,946
1,031,551
494,586
291,346
388,788
298,684
2012
487,533
283,461
385,746
290,050
2013
2014
(年)
出典:法務省の資料を基に作成
(3)年齢別
2014年の出国日本人数を年齢別で見ると、2013年
❷ 訪日外国人の動向
は全15セグメント(69歳までの5歳区切り、および70
JNTOによると、2014年の訪日外国人旅客数は、前
歳以上)中14セグメントで前年比がマイナスだったが、
年比29.4%増の1341万3467人となり、初めて1000万
14年は13セグメントがマイナス。プラスとなったのは
人の大台を突破した2013年の人数をさらに大幅に上
構成比3.3%の15〜19歳(前年比0.1%増)と、6.2%の
回り、2年連続で過去最高を記録した。このうち観光
65〜69歳(同1.9%増)の2セグメントのみだった。
客数は同36.6%増の1088万604人。
構成比で最大の10.6%を占める40〜44歳は前年比
2.0%減、10.1%を占める45〜49歳は同0.7%減、とそ
れほど大きな減少率ではないが、9.5%の35〜39歳は
(1)主要市場の動向
〈東アジア〉
同5.6% 減、9.4%の30〜34歳 は同3.9% 減、8.9%の
韓国からの訪日外国人旅客数は、前年比12.2%増
25〜29歳は同7.1%減、7.3%の60〜64歳は同11.6%
の275万5313人となり、2007年 の260万694人 を 上
減と全体の平均を上回るマイナス。なお、60〜64歳
回って過去最高を記録した。4月中旬に発生した旅客
は、
15セグメント中、
唯一の2桁のマイナスを記録した。
船沈没事故により、船舶を利用した外国旅行の自粛や
(図1-11参照。図は10歳区切りで表記)。
修学旅行のキャンセルが発生し、上半期の訪日旅行に
影響を及ぼしたものの、夏の旅行シーズンを契機に訪
(4)空港別
日需要の回復が見られた。月別では9月から12月の4カ
法務省入国管理局の空港別出国日本人数によると、
月で過去最高を記録するなど、下半期は前年同期比
成田空港が706万9294人(構成 比41.8%)が最も多
30.2%増の大幅な伸びを示した。
いが、構成比は2013年より4.3ポイント減少した。一
中国からの訪日外国人旅客数は、前年比83.3%増
方、羽田空港は350万2415人(同20.7%)と構成比は
の240万9158人と極めて高い伸びを示し、過去最高の
5.5ポイント増えて2位に浮上。関西空港は322万4562
人数を記録するとともに、中国市場として初めて200
人(同19.1%)で3位となった。以下、中部国際空港の
万人を突 破した。これまでの最高は2012年の142万
144万6129人(同8.6%)
、福岡空港の83万7914人(同
5100人。月別では、2013年9月から16カ月連 続で 各
5.0%)などが続いている。
月の過去最高を記録している。2012〜2013年に領土
2. 旅客数の動向
51
第
1章
成田空港を取り巻く環境と運用状況
表1-5 2014年 訪日外国人旅客数上位10カ国・地域
順位
国籍
人数
伸び率(%)
上半期の伸び率は前年同期比62.5%増、下半期は同
1位
台湾
2,829,821
28.0
26.9%増と、2013年7月からのビザ免除が、上半期の
2位
韓国
2,755,313
12.2
大幅な増加要因。8月はラマダン(断食)明け休暇の
3位
中国
2,409,158
83.3
移動によりマイナスとなったものの、旅行需要のピーク
4位
香港
925,975
24.1
5位
米国
891,668
11.6
期である12月は、単月として過去最高を記録した。
6位
タイ
657,570
45.0
7位
オーストラリア
302,656
23.8
8位
マレーシア
249,521
41.4
9位
シンガポール
227,962
20.4
10位
英国
220,060
14.7
出典:日本政府観光局(JNTO)
(注)
「伸び率」は対前年伸び率を示す。
問題に起因して伸び悩んだ訪日旅行需要の反動に加
フィリピンからの訪日外国人旅客数は前年比70.0%
増の18万4204人で、10年ぶりに過去最高を記録する
とともに、伸び率は東南アジア市場で最も高い数値と
なった。査証緩和に加え、円安の進行、羽田空港の国
際線発着枠の拡大に伴う増便や新規就航などが、観
光需要を大きく後押しした。
〈豪州・北米〉
え、大型クルーズ船が1年を通じ多数寄港したこと、航
オーストラリアからの訪日外国人旅客数は前年比
空便の新規就航などが増加につながった。さらに10月
23.8%増の30万2656人で、過去最高を記録した。月
からの免税制度拡充が、円安傾向の追い風と相まって
別では、イースター休暇の変動によりマイナスとなった
ショッピング目的の訪日需要を喚起した。
3月を除き、
すべての月で2桁台の伸びを示した。
スキー
台湾の訪日外国人旅客数は前年比28.0%増の282
プロモーションが大きく奏功し、冬場の人数拡大につ
万9821人で、3年連続で過去最高を記録するとともに、
ながったほか、春の桜シーズンも訪日旅行商品が人気
全市場における年間の最高記録を更新した。台湾が市
で好調だった。
場別で首位となるのは、1998年以来16年ぶり。映像
米国からの訪日外国人旅客数は前年比11.6%増の
やウェブサイトなどを使用した訪日プロモーションが
89万1668人で、9年ぶりに過去最高を記録した。月別
奏功したほか、ピーク期に合わせた増便やチャーター
では、4月から9カ月連続で、各月の過去最高を記録し
便の運航が好調な訪日需要を支えている。
た。前年比の増加数は9万2388人で、東アジア4市場、
香港からの訪日外国人旅客数は、前年比24.1%増の
タイに次いで訪日外国人旅客全体の増加に大きく貢献
92万5975人となり、過去最高を記録した。2013年2月
している。米国経済の回復基調が続き、個人消費支出
から23カ月連続で各月の過去最高を記録しており、12
にも好調が反映しつつあるなかで、円安の定着が訪日
月は単月として初めて10万人を超えた。円安効果、免
旅行に割安感を与えている。
税制度の拡充を背景に、都市部へのショッピングを目
カナダからの訪日外国人旅客数は前年比19.7%増の
的とした訪日が好調であったほか、基幹空港へのLCC
18万2865人で、6年ぶりに過去最高を記録した。月別
就航増加による利便性向上などが増加を後押しした。
では、4月から9カ月連続で、各月の過去最高を記録した。
〈東南アジア〉
52
増の24万9521人で、3年連続で過去最高を記録した。
〈欧州〉
タイからの訪日外国人旅客数は前年比45.0%増の
英国からの訪日外国人旅客数は前年比14.7%増の
65万7570人で、3年連続で過去最高を記録した。月別
22万60人で、過去3番目の記録となった。月別では概
では、2012年4月以降、各月の過去最高を更新し続け
ね前年比2桁台の増加が続き、4月、9月、10月は各月の
ている。2013年7月に開始されたビザ免除を受けて実
過去最高を記録。円安傾向の継続や、航空運賃が手
施した各種旅行博への出展や広告展開などの訪日プロ
頃な価格で提供されていることなどが追い風となった。
モーションが奏功し、大幅な増加につながった。また
フランスからの訪日外国人旅客数は前年比15.3%
相次いで新規就航したLCCにより、割安な航空便を利
増の17万8570人で、過去最高を記録した。月別では、
用する個人旅行者が増加した。
3月から10カ月連続で、各月の過去最高を記録した。国
シンガポールからの訪日外国人 旅客 数は前年比
際線発着枠の拡大に伴う羽田便の新規就航が、4月以
20.4%増の22万7962人となり、過去最高を記録した。
降の増加要因となっている。
月別では、旧正月休暇の変動があった2月と、連休の
ドイツからの訪日外国人旅客数は前年比15.2%増
並びが前年同月と比べて悪かった8月を除いて、すべて
の14万254人で、6年ぶりに過去最高を記録した。月別
の月で各月の過去最高を記録した。
では4月、5月のほか、7月から6カ月連続で、各月の過
マレーシアからの訪日外国人旅客数は前年比41.4%
去最高を記録している(表1-5、表1-6参照)。
2. 旅客数の動向
255,517
155,605
196,923
63,503
27,161
10,888
13,961
7,129
9,160
6,707
6,887
韓国
中国
台湾
香港
タイ
シンガポール
マレーシア
インドネシア
フィリピン
ベトナム
インド
2,056
1,446
オランダ
スイス
883
オーストリア
35
12.9
11.9
18.0
17.4
33.1
18.6
9.0
27.9
16.6
18.0
5.2
13.7
79.4
19.3
15.9
34.6
−6.2
27.4
7.1
18.0
10.4
5.4
17.5
13.6
4.4
9.6
9.5
20.9
13.3
55.7
−5.7
9.1
34.2
22.1
6.8
83.5
53.2
68.7
103.3
76.9
115.2
9.0
48.6
41.2
伸び率
38
2,804
26,589
29,567
1,315
2,716
1,344
11,420
52,016
65,201
1,444
819
709
912
941
1,120
722
1,324
1,017
1,565
2,211
2,268
2,154
3,423
3,800
8,954
8,882
14,835
58,659
853
573
4,982
7,419
7,495
6,527
14,109
10,370
34,334
64,809
191,235
138,236
231,502
722,395
880,020
2月
3月
−22.4
14.0
25.0
23.8
3.1
11.1
47.9
7.7
14.4
13.6
−4.9
8.5
17.4
15.0
−0.4
9.4
15.9
23.9
0.5
16.9
10.4
8.4
24.0
9.5
21.3
14.6
5.2
13.7
11.5
15.3
5.1
2.0
70.5
48.4
32.2
28.5
2.3
72.6
14.6
27.3
70.9
−1.2
22.1
69
2,661
21,334
24,242
3,045
5,489
2,461
16,079
80,929
100,043
2,578
1,028
1,090
1,261
1,430
1,701
1,789
2,289
1,673
2,763
3,548
4,097
3,636
6,426
6,541
13,752
15,788
20,029
94,334
1,043
2,812
6,892
11,145
12,709
14,302
23,372
16,378
71,122
64,482
208,610
184,064
192,078
823,804
20.6 1,050,559
伸び率
4月
130.0
−3.7
−5.4
−5.5
21.9
21.1
8.1
6.3
7.2
7.0
28.7
−1.2
28.4
−10.3
−33.5
−7.3
38.7
21.9
−1.8
−8.4
18.7
−7.6
−10.3
9.6
14.7
4.2
20.9
−8.3
3.7
−2.5
−1.2
17.9
64.4
4.4
7.2
74.4
22.1
58.6
8.5
41.5
80.0
−7.2
28.6
76
4,329
30,174
34,696
4,131
6,959
3,582
17,782
85,298
107,388
2,697
1,285
1,535
1,784
2,400
2,336
2,394
2,104
2,320
4,514
3,914
5,280
6,056
6,807
9,467
15,218
22,166
23,588
120,433
1,681
3,469
7,440
17,889
29,721
16,946
25,166
18,662
99,396
79,357
257,894
190,558
193,998
959,222
22.6 1,231,471
伸び率
出典:日本政府観光局(JNTO)
(注)
「伸び率」は対前年同月、または対前年の伸び率(%)を示す。
無国籍・その他
3,366
37,367
ニュージーランド
豪州
1,887
40,928
ブラジル
オセアニア計
1,345
カナダ
3,355
12,852
米国
南アメリカ計
59,767
北アメリカ計
メキシコ
1,830
74,503
アフリカ計
705
964
ノルウェー
930
1,116
デンマーク
アイルランド
705
ポーランド
ポルトガル
1,426
フィンランド
901
2,513
スウェーデン
ベルギー
4,285
1,962
3,280
イタリア
スペイン
7,365
ドイツ
ロシア
9,132
13,972
フランス
56,833
英国
1,267
ヨーロッパ計
トルコ
574
766,525
アジア計
イスラエル
944,009
総数
1月
表1-6 2014年 訪日外国人旅客数(総数)
5月
85.4
19.6
32.7
30.6
36.7
30.8
67.1
27.3
22.6
24.5
40.0
33.2
77.7
53.1
100.5
72.5
−3.4
18.7
29.4
36.3
11.7
40.6
91.5
−6.5
33.7
33.1
17.6
27.2
28.6
47.5
132.2
14.8
47.4
129.6
9.1
71.0
28.0
65.1
44.2
30.3
90.3
−5.0
35.3
59
3,180
18,547
21,993
2,922
5,175
2,532
15,951
80,373
99,419
2,436
1,059
1,061
1,196
825
1,166
1,654
1,698
1,642
2,673
3,370
2,942
4,407
5,041
5,887
12,101
14,879
16,846
83,160
1,107
1,549
9,850
7,897
19,313
14,765
22,607
18,256
62,254
70,804
281,997
165,784
195,263
884,969
33.4 1,097,211
伸び率
6月
9.3
12.1
15.6
15.2
25.7
10.2
36.6
13.5
8.5
9.9
−38.9
17.0
32.5
8.2
−13.1
1.0
−15.7
17.2
22.1
9.7
21.9
7.0
52.2
−1.6
21.3
21.1
15.2
10.4
14.4
−0.4
31.0
17.6
42.9
71.6
48.5
50.6
11.8
54.6
19.6
44.1
103.2
−14.6
29.3
50
3,230
21,081
24,675
2,206
3,913
2,512
12,722
87,870
103,636
2,175
952
1,130
938
1,301
1,265
1,091
1,548
1,254
1,916
2,626
3,041
3,470
4,999
4,968
9,427
11,512
15,019
70,679
1,223
794
7,420
8,513
13,424
15,658
17,029
23,298
36,323
78,129
254,274
173,046
207,588
850,145
25.3 1,055,273
伸び率
7月
47.1
2.3
20.4
16.7
12.4
8.3
22.5
10.4
8.1
8.7
−5.3
9.9
−2.2
3.8
13.7
20.0
−22.5
15.1
0.8
4.9
2.5
14.6
20.2
21.2
7.3
5.6
1.0
9.7
7.5
26.2
−3.2
6.2
34.2
80.4
5.8
73.7
7.2
77.2
4.6
12.0
74.8
−1.8
58
3,778
20,086
24,165
2,595
4,517
3,537
15,763
82,937
102,832
2,092
1,122
1,285
1,420
1,787
2,092
1,852
1,491
2,135
3,954
4,535
3,238
7,331
5,809
6,921
11,653
18,646
19,625
99,853
1,151
1,026
7,239
10,973
11,033
16,791
16,249
13,047
42,891
91,224
279,316
281,309
250,741
19.3 1,036,531
17.1 1,270,048
伸び率
8月
48.7
2.7
24.1
18.9
−5.2
0.9
29.4
19.2
10.1
12.0
2.1
−0.9
5.2
23.1
14.1
29.1
56.0
18.3
19.5
21.5
22.2
21.3
48.4
8.7
16.2
17.8
16.9
12.9
18.3
32.9
20.8
17.2
50.0
63.7
107.5
63.7
16.0
42.1
6.9
17.1
101.1
2.8
29.6
40
2,864
13,089
16,199
2,128
3,939
2,091
14,214
63,883
80,848
2,295
944
1,715
1,271
762
989
1,555
1,025
1,383
2,237
3,052
2,236
10,598
5,349
10,664
10,715
17,533
15,811
92,448
1,247
991
7,042
9,523
11,517
8,454
9,938
8,256
29,355
74,961
229,871
253,802
251,428
913,800
26.6 1,109,569
伸び率
9月
33.3
9.4
24.0
20.8
26.8
20.9
38.4
24.4
9.5
12.6
12.2
1.8
14.9
25.8
4.8
16.4
33.6
20.6
17.4
14.2
29.7
7.9
51.6
3.5
22.2
23.4
16.3
12.0
19.5
24.2
20.7
20.7
58.7
71.3
−47.9
−9.3
−6.5
23.1
4.5
17.9
56.4
16.7
23.7
51
4,477
30,631
35,444
3,069
5,455
2,954
14,531
69,301
87,602
2,740
1,126
1,143
1,534
1,286
1,302
1,790
1,360
1,718
3,050
3,532
2,987
6,649
5,038
7,032
12,720
13,603
20,654
91,933
1,153
1,691
7,640
10,665
12,663
10,834
16,083
14,132
31,058
69,872
220,797
246,105
217,689
875,877
22.4 1,099,102
伸び率
10月
45.7
18.2
42.4
38.5
31.9
18.2
29.8
28.3
13.1
15.9
3.6
19.5
16.2
30.2
8.0
−2.2
28.1
24.3
26.6
22.0
20.6
6.9
43.7
−0.7
26.7
7.9
14.6
30.6
18.6
6.1
−12.0
19.9
44.7
60.6
24.6
37.7
21.9
6.1
26.2
6.7
57.6
32.3
62
3,537
23,994
27,840
3,638
6,517
3,206
17,675
82,512
104,152
3,488
1,268
1,495
1,661
1,398
2,263
2,102
2,128
2,135
4,327
4,824
4,634
6,780
6,791
8,860
16,469
20,172
24,299
118,552
1,788
3,168
8,203
15,222
19,426
12,182
24,020
20,145
79,388
77,347
260,398
223,214
249,577
28.6 1,011,094
26.8 1,271,705
伸び率
11月
34.8
8.8
32.6
27.9
9.9
2.8
29.4
26.2
11.9
14.5
37.5
10.1
35.7
16.9
−1.3
19.4
38.8
26.4
11.6
21.7
31.2
6.5
27.3
17.1
18.6
20.5
18.2
16.8
19.1
5.1
76.9
28.6
34.8
78.6
15.0
35.2
24.8
29.5
23.9
22.0
84.0
57.7
42.9
60
3,077
22,155
25,485
2,309
4,251
2,617
16,184
73,243
92,743
2,777
1,037
1,164
1,398
1,186
1,555
1,450
1,556
1,597
2,447
3,469
3,579
4,162
6,185
6,323
12,945
13,280
18,470
87,717
1,325
1,554
8,325
10,370
15,950
11,433
27,682
26,694
68,024
85,251
236,520
207,462
239,029
955,394
37.0 1,168,427
伸び率
12月
9.1
29.3
37.7
36.3
12.1
8.5
28.9
25.5
12.3
14.8
22.6
19.5
26.7
7.4
20.0
28.7
30.2
11.8
11.4
12.2
14.8
9.4
26.3
7.6
13.4
9.0
15.8
22.5
16.0
18.3
54.9
27.6
43.9
84.5
3.8
5.8
33.4
32.9
36.0
32.9
103.5
39.9
62
4,319
37,609
42,105
3,065
4,587
2,255
17,692
73,539
93,950
1,784
1,026
1,407
1,140
950
996
779
1,712
1,159
2,258
2,729
3,310
3,337
3,924
6,788
8,935
12,977
16,912
74,130
928
607
6,047
7,943
21,793
23,718
39,305
47,836
76,264
106,236
211,986
189,973
270,903
45.1 1,019,455
39.1 1,236,073
伸び率
37.8
27.4
24.0
24.2
22.9
18.2
22.4
21.5
7.8
10.5
5.6
15.5
15.5
36.2
−3.2
9.6
22.1
6.3
22.0
31.7
9.9
11.1
16.0
−3.7
25.6
14.9
24.4
15.2
16.2
10.3
1.7
22.8
54.4
96.1
39.8
37.8
25.4
36.1
47.2
41.9
96.7
48.2
50.8
43.0
伸び率
660
41,622
302,656
347,339
32,310
56,873
30,436
182,865
891,668
1,112,317
28,336
12,596
14,439
15,398
15,230
17,901
17,883
19,661
18,934
33,150
39,866
40,125
60,542
64,077
80,531
140,254
178,570
220,060
1,048,731
14,766
18,808
87,967
124,266
184,204
158,739
249,521
227,962
657,570
925,975
2,829,821
2,409,158
2,755,313
10,819,211
13,413,467
35.0
12.6
23.8
21.9
19.2
13.9
30.4
19.7
11.6
13.3
6.1
11.9
24.4
18.3
8.1
18.8
15.2
19.0
14.3
17.0
17.7
10.8
36.2
5.9
19.8
15.2
15.3
14.7
16.0
18.5
29.9
17.1
47.1
70.0
16.0
41.4
20.4
45.0
24.1
28.0
83.3
12.2
33.3
29.4
伸び率
(単位:人、%)
累計
第1章
2. 旅客数の動向
53
第
1章
成田空港を取り巻く環境と運用状況
3 貿易動向と航空貨物
輸出の地域別内訳では、アジアが前年度比5.0%増
❶ 貿易
の40兆3287億円で2年連続の増加(東南アジア諸国
財務省がまとめた2014年度の貿易統計(確定値)
連合〔ASEAN〕は6.0%増の11兆4975億円)
、北 米が
によると、2014年度の貿易収支は9兆1443億円の赤
7.6%増の15兆1094億円で3年連 続 の増 加、西 欧 が
字となり、過去最大の赤字を記録した前年度に比べて、
6.7%増の7兆8534億円で2年連 続の増加となり、主
赤字額は33.5%減少した。
要地域は全てプラスを記録している。また、中南米は
2014年度の輸出入の内訳を見ると、輸出額が前年
2.7%増、中東は18.0%増、アフリカも7.2%増とプラス
度比5.4%増の74兆6703億円となり、円安の進行によ
を示したものの、大洋州(オセアニア)が4.1%減、中
る輸出単価上昇などから2年連続の増加となった。一
東欧・ロシアなどが12.4%減とマイナスに転じている
方、輸入額は0.9%減の83兆8146億円で2009年度以
(表1-7参照)。
来のマイナスながらほぼ横ばいで、過去第2位の金額と
主要商品別の輸出額では、輸送用機器(輸出全体
なっている。
に占める構成比は23.1%でトップシェア)が前年度比
表1-7 地域(国)別輸出入(2014年度)
(単位:百万円、%)
輸出
価額
伸び率
価額
差引
伸び率
価額
伸び率
総額
74,670,320
5.4
83,814,621
−0.9
−9,144,301
−33.5
アジア
中国
香港
台湾
大韓民国
シンガポール
タイ
マレーシア
インドネシア
フィリピン
ベトナム
インド
40,328,669
13,420,417
4,194,042
4,307,915
5,507,982
2,326,431
3,419,744
1,514,410
1,561,209
1,100,484
1,381,108
900,189
5.0
3.2
12.2
5.5
−0.4
9.0
0.1
1.6
−5.0
15.1
30.6
9.3
38,611,064
19,185,891
190,640
2,613,655
3,445,167
848,452
2,356,681
3,069,069
2,620,457
1,077,809
1,675,448
726,489
2.9
3.2
24.4
6.8
−2.5
10.6
5.2
2.0
−7.9
10.0
11.7
3.3
1,717,605
−5,765,474
4,003,402
1,694,260
2,062,815
1,477,979
1,063,063
−1,554,659
−1,059,248
22,675
−294,340
173,700
98.1
3.4
11.7
3.7
3.2
8.1
−9.6
2.3
−11.9
−
−33.5
44.1
(アジアNIEs)
16,336,370
5.5
7,097,914
2.9
9,238,456
7.6
(ASEAN)
11,497,479
6.0
12,259,370
2.6
−761,891
−30.6
1,965,196
1,495,438
255,202
−4.1
−9.2
15.8
5,721,626
5,005,968
293,430
3.3
−2.2
6.9
−3,756,430
−3,510,530
−38,228
7.6
1.1
−29.6
15,109,394
14,212,227
897,166
7.6
7.6
7.2
8,879,742
7,686,350
1,184,471
6.5
7.6
−0.4
6,229,652
6,525,877
−287,305
9.2
7.6
−18.5
中南米
ブラジル
メキシコ
チリ
3,589,547
512,640
1,188,593
183,914
2.7
−7.0
23.2
9.3
3,222,568
1,012,310
472,264
862,619
−2.1
−5.3
10.5
7.9
366,979
−499,670
716,329
−678,705
80.6
−3.5
33.4
7.6
西欧
ドイツ
英国
フランス
オランダ
イタリア
ベルギー
スイス
スウェーデン
アイルランド
スペイン
7,853,360
2,004,676
1,221,264
630,467
1,380,587
390,185
593,458
316,663
144,807
181,301
257,798
6.7
3.2
13.1
−0.7
−0.8
17.9
10.6
−0.7
10.5
43.8
22.5
8,765,765
2,516,378
688,683
1,169,833
418,989
907,332
263,794
781,239
224,096
348,179
450,838
1.4
1.0
5.2
−0.8
−7.0
−1.8
0.9
4.4
−5.8
−1.4
17.1
−912,405
−511,702
532,581
−539,366
961,598
−517,147
329,664
−464,576
−79,289
−166,878
−193,040
−29.1
−6.9
25.2
−0.9
2.2
−12.8
19.8
8.2
−25.8
−26.6
10.6
中東欧・ロシアなど
ロシア
1,600,337
884,583
−12.4
−15.6
2,995,642
2,437,901
−1.6
−2.3
−1,395,305
−1,553,318
14.5
7.2
(EU)
7,700,730
6.4
8,083,982
1.5
−383,252
−46.9
中東
アラブ首長国連邦
サウジアラビア
クウェート
イラン
3,066,737
1,031,263
820,489
207,256
28,560
18.0
18.2
17.5
10.1
87.5
13,941,304
4,002,527
4,363,276
1,115,095
572,835
−14.6
−6.5
−13.8
−20.5
−16.3
−10,874,567
−2,971,264
−3,542,787
−907,839
−544,275
−20.8
−12.8
−18.8
−25.2
−18.7
アフリカ
南アフリカ共和国
1,157,080
349,809
7.2
2.4
1,676,620
614,031
−11.1
−7.9
−519,540
−264,222
−35.5
−18.6
大洋州
オーストラリア
ニュージーランド
北米
米国
カナダ
出典:財務省貿易統計
(注)
「シンガポール」は、
アジアNIEs、ASEAN双方に含まれる。
「伸び率」
は対前年伸び率
(%)
を示す。
54
輸入
3. 貿易動向と航空貨物
ほか、北米が6.5%増の8兆8797億円で5年連続の増
17.4%)が6.3%増、原料別製品(同12.9%)が4.2%増、
加、西欧が1.4%増の8兆7658億円で前年に記録した
化学製品(同10.5%)が1.9%増と全てプラスを記録し
過去最高額をさらに上回るなど、主要地域はいずれも
た。また、各主要商品のサブカテゴリーで、輸送用機
プラスの伸びを保った。なお、大洋州は3.3%増となっ
器では自動車が5.4%増、一般機械では原動機が2.0%
たものの、中南米は2.1%減、中東欧・ロシアなどが
増、電気機器では半導体等電子部品が6.6%増、原料
1.6%減、中東が14.6%減、アフリカが11.1%減と、地
別製品で鉄鋼が3.7%増とプラスを示しているが、化
域によって増減に差が見られた(表1-7参照)。
学製品のうち有機化合物が9.6%減とマイナスに転じた
主要商品別では、鉱物性燃料(輸入全体に占める構
成比は30.0%でトップシェア)が11.6%減と2桁のマイ
(表1-8参照)
。
輸入の地域別内訳を見ると、アジアが前年度比2.9%
ナスながら、それ以外の電気機器(同13.8%)は5.8%
増 の38兆6111億 円(ASEANが2.6% 増 の12兆2594億
増、原料別製品(同8.5%)は7.8%増、化学製品(同
円)で、前年に記録した過去最高額をさらに上回った
8.3%)は5.6%増、食料品(同8.2%)は5.3%増となり、
表1-8 主要商品別輸出(2014年度)
品名
(単位:百万円、%)
世 界
単位
数量
伸び率
価額
構成比
伸び率
増減寄与度
74,670,320
100.0
5.4
5.4
1 食料品
514,574
0.7
14.9
0.1
2 原料品
1,200,899
1.6
2.4
0.0
3 鉱物性燃料
1,440,801
1.9
−13.5
−0.3
4 化学製品
有機化合物
医薬品
プラスチック
7,839,078
2,331,825
368,842
2,464,076
10.5
3.1
0.5
3.3
1.9
−9.6
0.2
6.5
0.2
−0.3
0.0
0.2
9,617,774
4,004,480
1,493,226
1,205,669
709,862
893,122
1,031,061
261,424
12.9
5.4
2.0
1.6
1.0
1.2
1.4
0.4
4.2
3.7
7.7
4.6
6.5
2.2
0.0
10.3
0.6
0.2
0.2
0.1
0.1
0.0
0.0
0.0
14,512,045
2,582,311
374,000
1,215,652
1,418,312
1,268,231
1,025,125
676,193
419,998
226,103
485,984
19.4
3.5
0.5
1.6
1.9
1.7
1.4
0.9
0.6
0.3
0.7
6.3
2.0
4.0
1.1
24.8
4.5
12.1
7.9
5.0
−17.9
9.8
1.2
0.1
0.0
0.0
0.4
0.1
0.2
0.1
0.0
−0.1
0.1
12,996,271
3,816,464
2,577,157
595,880
488,092
107,788
52,494
340,741
974,920
642,521
1,431,732
1,884,972
455,862
17.4
5.1
3.5
0.8
0.7
0.1
0.1
0.5
1.3
0.9
1.9
2.5
0.6
6.3
6.6
5.6
−11.7
−15.8
13.5
3.2
−13.3
8.3
17.0
6.8
8.1
10.2
1.1
0.3
0.2
−0.1
−0.1
0.0
0.0
−0.1
0.1
0.1
0.1
0.2
0.1
総額
5 原料別製品
鉄鋼
非鉄金属
金属製品
織物用糸・繊維製品
非金属鉱物製品
ゴム製品
紙類・紙製品
6 一般機械
原動機
電算機類(含周辺機器)
電算機類の部分品
金属加工機械
ポンプ・遠心分離機
建設用・鉱山用機械
荷役機械
加熱用・冷却用機器
繊維機械
ベアリング
7 電気機器
半導体等電子部品
(IC)
映像機器
(映像記録・再生機器)
(テレビ受像機)
音響機器
音響・映像機器の部分品
重電機器
通信機
電気計測機器
電気回路等の機器
電池
8 輸送用機器
自動車
(乗用車)
(バス・トラック)
自動車の部分品
二輪自動車
船舶
9 その他
科学光学機器
写真用・映画用材料
記録媒体(含記録済)
第1章
4.6%増、一般機械(同19.4%)が6.3%増、電気機器(同
トン
5,969,107
2.4
千トン
トン
41,896
1,406,030
−0.5
10.4
トン
1,535,308
9.7
千台
19,469
19.4
百万個
千台
千台
千台
千台
58,127
14,057
8,593
5,464
145,954
−1.0
−23.4
−32.6
−2.7
4.9
台
台
台
トン
千台
総トン
5,784,797
4,900,729
826,700
2,722,161
864
13,035,596
−0.2
−1.2
8.7
−3.5
5.0
−1.5
17,278,311
11,190,569
9,589,513
1,511,963
3,504,921
316,126
1,341,164
23.1
15.0
12.8
2.0
4.7
0.4
1.8
4.6
5.4
4.9
12.5
0.4
7.9
0.5
1.1
0.8
0.6
0.2
0.0
0.0
0.0
−10.8
9,270,567
2,481,601
470,308
215,974
12.4
3.3
0.6
0.3
12.3
9.1
6.2
1.6
1.4
0.3
0.0
0.0
千個
353,851
出典:財務省貿易統計
(注)
「伸び率」は対前年伸び率(%)を示す。
「増減寄与度」は前年に対する増減寄与度。
3. 貿易動向と航空貨物
55
第
1章
成田空港を取り巻く環境と運用状況
いずれもプラスを記録している(表1-9参照)。
国からの輸入は、穀物類が38.1%増、医薬品が12.7%
主要地域・国別の動向で対米貿易は、輸出が前年
増、原動機が10.3%増と2桁台の伸び。これに対して
度比7.6%増の14兆2122億円となったものの、伸び率
石油製品は29.4%減、石炭は16.8%減、木材は15.5%
は2年連続の2桁増から1桁台の増加に落ち着いた。輸
減と2桁の減少となった。
入も輸出の 伸 びと同率の7.6%増 で7兆6864億円と
対EU貿易は、輸出が前年度比6.4%増の7兆7007億
なったが、前年度の2桁の伸び率から、こちらも1桁台
円となり2年連続の増加ながら、前年度の13.2%増か
に落ち着いたものの、対米貿易収支は6兆5259億円の
らは小幅な伸びに転じた。輸入は2年連続での記録更
黒字で、7.6%増と3年連続での増加となった。商品別
新となる8兆840億円と8兆円の大台を超えたが、1.5%
の輸出では、日本から米国への最大の輸出品目である
増と小幅な伸びにとどまった。この結果、対EU貿易収
自動車(構成比26.9%)は0.4%増で横ばい。ただし原
支は3833億円の赤字となり、前年度比46.9%減と赤
動機は13.9%増、建設用・鉱山用機械は27.7%増、自
字幅は縮小した。商品別の動向を見ると、輸出では自
動車の部分品は8.3%増と高い伸びを示した。一方、米
動車が25.3%増、建設用・鉱山用機械が27.4%増、電
表1-9 主要商品別輸入(2014年度)
品名
(単位:百万円、%)
世 界
単位
数量
伸び率
1 食料品
魚介類
(えび)
肉類
穀物類
野菜
果実
2 原料品
木材
非鉄金属鉱
鉄鉱石
大豆
3 鉱物性燃料
原油および粗油
石油製品
(揮発油)
液化天然ガス
液化石油ガス
石炭
(一般炭)
4 化学製品
有機化合物
医薬品
5 原料別製品
鉄鋼
非鉄金属
金属製品
織物用糸・繊維製品
非金属鉱物製品
木製品等(除家具)
6 一般機械
原動機
電算機類(含周辺機器)
電算機類の部分品
7 電気機器
半導体等電子部品
(IC)
音響映像機器(含部品)
(映像記録・再生機器)
重電機器
通信機
電気計測機器
8 輸送用機器
自動車
自動車の部分品
航空機類
伸び率
増減寄与度
−0.9
−0.9
0.3
−16.8
4.1
−1.9
−6.5
−4.9
6,856,662
1,541,963
217,102
1,373,010
900,419
507,634
487,868
8.2
1.8
0.3
1.6
1.1
0.6
0.6
5.3
3.8
−6.8
15.8
−3.3
1.6
5.5
0.4
0.1
−0.0
0.2
−0.0
0.0
0.0
12,458
136,805
2,967,633
−5.6
0.2
4.1
5,540,446
413,080
1,567,212
1,583,422
202,363
6.6
0.5
1.9
1.9
0.2
0.2
−14.3
10.9
−10.8
5.2
0.0
−0.1
0.2
−0.2
0.0
千㎘
193,548
−9.6
千㎘
千トン
千トン
千トン
千トン
28,504
89,073
11,673
187,692
110,242
1.2
1.5
−2.8
−4.0
−1.1
25,118,664
11,859,703
2,416,849
1,767,242
7,776,689
940,273
2,038,489
1,113,752
30.0
14.1
2.9
2.1
9.3
1.1
2.4
1.3
−11.6
−20.0
−10.9
−5.3
5.9
−15.9
−13.0
−7.4
−3.9
−3.5
−0.3
−0.1
0.5
−0.2
−0.4
−0.1
6,980,698
1,573,063
2,276,125
8.3
1.9
2.7
5.6
4.1
5.6
0.4
0.1
0.1
7,086,915
955,048
1,753,886
1,222,573
948,105
743,175
788,176
8.5
1.1
2.1
1.5
1.1
0.9
0.9
7.8
7.6
10.3
14.5
6.7
3.4
1.5
0.6
0.1
0.2
0.2
0.1
0.0
0.0
6,784,353
1,020,192
2,025,602
481,754
8.1
1.2
2.4
0.6
6.0
13.5
−2.0
−8.3
0.5
0.1
−0.1
−0.1
11,606,062
2,909,804
1,809,825
1,216,607
283,991
644,416
2,861,421
658,889
13.8
3.5
2.2
1.5
0.3
0.8
3.4
0.8
5.8
8.4
5.8
−2.3
−3.4
11.8
3.3
11.8
0.8
0.3
0.1
−0.0
−0.0
0.1
0.1
0.1
3,029,150
1,129,005
831,859
712,312
3.6
1.3
1.0
0.8
0.3
−3.2
9.2
−4.2
0.0
−0.0
0.1
−0.0
10,811,672
1,589,688
3,324,371
746,061
556,038
12.9
1.9
4.0
0.9
0.7
2.2
3.9
0.2
4.2
3.2
0.3
0.1
0.0
0.0
0.0
トン
トン
トン
トン
トン
トン
千トン
千トン
トン
2,110,469
158,007
2,606,526
24,547,014
2,740,004
2,433,016
KG
96,676,456
−0.9
トン
トン
8,372,560
3,459,135
2.3
10.8
千台
92,772
−17.3
百万個
19,121
12.4
千台
23,324
−4.4
台
342,825
−8.8
出典:財務省貿易統計
(注)
「伸び率」
は対前年伸び率
(%)
を示す。
「増減寄与度」
は前年に対する増減寄与度。
3. 貿易動向と航空貨物
構成比
100.0
9 その他
科学光学機器
衣類・同付属品
家具
バッグ類
56
価額
83,814,621
総額
易収支は5兆7655億円の赤字となり、前年度の赤字
性燃料は68.9%減、自動車の部分品は9.6%減、映像
額をさらに3.4%上回って過去 最 大の赤字 額となっ
機器は20.0%減となった。輸入で高い伸びを示したの
た。商品別に見ると、輸出では科学光学機器が11.7%
は原動機の18.7%増、肉類の30.1%増、液化天然ガス
増、通 信 機 が68.0% 増、金 属 加 工 機 器 が38.5% 増
の117.6%増など。一方で石油製品は67.6%減、自動車
となる一方、有機 化合 物は16.3%減とマイナスを示
は4.6%減で、航空機類は22.1%減と前年度の大幅増
した。輸 入では半 導 体 等 電 子 部 品 が28.5% 増、金
からマイナスに転じた。
属製品が15.1%増、通信機が3.5%増と増加したものの、
アジアとの貿易で、日本からの輸出は前年度比5.0%
衣類・同付属品は5.3%減、電算機類(含周辺機器)
増の40兆3287億円となった。伸び率は前年度の2桁
は4.7%減と減少に転じている。
台から1桁台となったものの2年連続のプラスで、過去
第2位の記 録。輸入は2.9%増の38兆6111億円と5年
❷ 航空貨物
連続のプラスで、伸び率は小幅ながら金額は過去最
2014年度は貿易収支の赤字が、過去最高となった
高となっている。これにより対アジアの貿易収支は1兆
2013年度より30%以上も縮小するなかで、航空貨物
7176億円の黒字となり、伸び率は98.1%増とほぼ倍増。
取扱額は、輸出入ともプラスの伸びを維持した。日本
伸び率は3年連続のマイナスからプラスに転じている。
関税協会の「外国貿易概況」によると、輸出額は前年
商品別に見ると、輸出では金属加工機械が31.8%増、
度 比11.8% 増 の19兆8536億 円で 伸 び 率 は2年連 続
半導体等電子部品が6.9%増、科学光学機器が10.0%
のプラス。輸入額は同3.4%増の18兆7886億円となり、
増となる一方、有機化合物は12.1%減とマイナスを示し
伸び率は引き続きプラスながら、2013年度の17.5%増
た。輸入では原油および粗油が35.6%減、石油製品が
19.0%減と大幅なマイナスとなったものの、半導体等
表1-10 航空貨物取扱額の推移
(単位:百万円)
電子部品が12.7%増、金属製品が13.4%増、非鉄金属
年度
輸出額
輸入額
鉱が28.4%増などと大きな伸びとなっている。
2010
18,879,209
14,537,332
アジアの中でも、関係がますます深まる対中国貿
2011
17,283,770
14,544,405
2012
15,907,023
15,457,908
額を記 録した。輸 入も同じく3.2%増の19兆1859億
2013
17,753,699
18,163,132
円に達して、5年連 続のプラスになるとともに、過去
2014
19,853,611
18,788,599
易で は、輸 出 が 前 年 度 比3.2% 増 の13兆4204億 円
で2年連 続のプラスになるとともに、過 去 最高の 金
最高の金額を記録している。この結果、対中国の貿
出典:日本関税協会「外国貿易概況」
表1-11 航空貨物主要品目別輸出入額(2014年度)
(単位:百万円、%)
輸出
品名
輸入
価額
前年度比
品名
56,281
119.4
食料品
137,544
113.1
生きた動物
織物
61,359
117.8
原料および燃料
衣類および同付属品
29,560
111.1
工業用ダイヤモンド
食料品
繊維および同製品
1,672,646
106.0
医薬品
277,854
98.1
非金属鉱物製品
274,561
106.1
機械機器
26,621
136.0
航空機用内燃機関
金属および同製品
701,532
104.2
事務用機器
金属製品
332,693
114.4
音響・映像機器
機械機器
12,530,258
111.7
半導体等電子部品
化学製品
真珠
価額
前年度比
253,513
104.9
20,724
115.9
110,390
97.7
6,887
130.7
化学製品
2,926,520
101.2
医薬品
1,945,518
100.9
12,043,328
105.1
451,145
114.5
1,425,296
101.0
412,640
93.9
2,109,506
106.3
110.9
事務用機器
529,474
105.2
電気計測機器
501,446
映像機器
325,001
76.6
航空機
632,042
91.7
音響機器
14,273
95.1
科学光学機器
1,204,200
103.7
110.1
3,548,795
107.6
時計および部分品
299,994
電気計測機器
587,981
114.5
非鉄金属
424,115
93.4
航空機
284,765
144.7
金属製品
198,024
117.1
3,454,847
100.0
半導体等電子部品
科学光学機器
時計および部分品
その他
第1章
気計測機器が11.6%増などと2桁の伸び。一方で鉱物
1,423,848
114.0
その他
98,501
112.7
ダイヤモンド
94,859
102.8
4,480,790
116.2
貴石および半貴石
26,786
124.1
出典:日本関税協会「外国貿易概況」
3. 貿易動向と航空貨物
57
第
1章
成田空港を取り巻く環境と運用状況
から2014年度は1桁台の伸びに落ち着いた。これによ
食料品(19.4%増)、真珠(36.0%増)の高い伸びが目
り輸出額が輸入額を上回る出超状態に再び戻っている
立っている。
(表1-10参照)
。
輸入では、最も多い化学製品が2兆9265億円で前年
航 空貨物が貿易額全体に占める割合は、輸出が
度比は1.2%増と小幅な伸びにとどまったが、価額でそ
26.6%、輸入は22.4%で、輸出は前年度を1.5ポイント、
れに次ぐ半導体など電子部品が同6.3%増の2兆1095
輸入は0.9ポイント上回った。
億円となり、2兆円の大台を突破した。伸び率が2桁増
品目別で見ると、輸出で最も多いのは半導体など電
となったのは工業用ダイヤモンド(30.7%増)、貴石お
子部品で、前年度比7.6%増の3兆5488億円。これに
よび半貴石(24.1%増)、金属製品(17.1%増)、生きた
次ぐ化学製品は同6.0%増の1兆6726億円、科学光学
動物(15.9%増)、航空機内燃機関(14.5%増)、電気
機器が14.0%増の1兆4238億円と好調を持続した。映
計測機器(10.9%増)、時計および部分品(10.1%増)
。
像機器は前年度に引き続きマイナス、音響機器と医薬
一方で、全品目の前年度比がプラスだった2013年度に
品は前年度のプラスからマイナスに転じたものの、この
比べ、2014年度は航空機、非鉄金属、音響・映像機器、
3品目以外はいずれもプラス。特に航空機(44.7%増)、
原料および燃料がマイナスに転じた(表1-11参照)。
4 航空市場動向
国際航空運送協会(IATA)が発表した2014年の年
より約1億7000万人増加しており、航空旅客需要が今
間輸送データによると、旅客需要は前年比5.9%増を
後も増加を続けることは間違いないとみられるものの、
記録して、2013年における同5.2%増から伸び率を拡
2014年末から2015年初めにかけての数カ月間で景況
大する一方、貨物需要も同4.5%増を記録し、2013年
感が軟化してきていることから、旅客需要の伸び率は
における同1.4%増を大きく上回る伸びを示した。
鈍化していくことが予想される」という見方も示した。
2014年における国際線旅客需要は前年比6.1%増を
(1)IATA年間輸送データ:旅客需要
記録した。しかし、座席供給量が同6.4%増を記録した
2014年における旅客需要の伸びは、有償旅客キロ
ことから、ロードファクターは79.2%にとどまり、前年
(RPK)ベースで前年比5.9%増を記録し、2013年の同
58
の水準を0.1ポイント下回っている。
5.2%増から伸び率を拡大すると同時に、過去10年間
アジア太平洋地域の2014年の国際線旅客需要は前
における旅客需要の年間平均伸び率である5.6%増も
年比5.8%増を記録し、欧州と米国を合わせた3大市
上回った。
場の中では、最も高い伸び率となった。しかし、2014
年間の供給輸送力が前年比5.6%増を示す一方で、
年後半の4カ月間における旅客需要は、全般的に前年
ロードファクターは79.7%を記録して前年の水準から
並みにとどまっており、域内の生産活動が低下してき
0.2ポイント上昇した。2014年における年間旅客需要
ていることを反映する形となっている。一方、輸送力は
の増加は、半分以上がアジア太平洋地域と中東地域を
前年比7.0%増を記録したことから、ロードファクター
含む新興国市場の航空会社によってもたらされたもの
は1.1ポイント減の76.9%にとどまった。
で、特に2014年の後半には、各国の国内線での需要
欧州地域の2014年の国際線旅客需要は、前年比
増が全体の底上げに貢献している。その中でも、中国
5.7%増を記録。輸送力の伸びは同5.2%増で、ロード
の国内線における2014年の旅客需要は、前年比で約
ファクターは0.6ポイント上昇して81.6%に達した。低
11.0%増と2桁の伸びを記録して、突出した動きを示
運賃航空会社による旅客需要の活発な動きが、欧州
す結果となった。
地域における経済の低迷などによる影響を相殺する形
IATAのトニー・タイラー事務 総長兼CEOは、2014
となった。
年における旅客需要動向について、
「過去10年間に
北 米 地 域の2014年 の国 際 線 旅 客 需 要 は前年比
おける平均伸び率を0.3ポイント上回る前年比を記録
3.1%増を記録し、先進国の中でも際立った動きを示
したことは評価できる」と強調。新興国市場の間でも、
した米国経済の好調さを反映する結果となった。しか
アフリカ地域の航空会社による輸送旅客が前年をわ
し、輸送力が同4.6%増を示したことから、ロードファ
ずかに上回る水準にとどまる一方、中東地域の航空会
クターは1.1ポイント低下して81.7%にとどまったもの
社は輸送旅客の伸びが2桁台に達しているとした。一
の、地域別では最も高い水準となっている。
方、
「2014年の旅客総数は33億人に達して、2013年
中 東 地 域 の2014年 の国 際 線 旅 客 需 要 は前年比
3. 貿易動向と航空貨物 4. 航空市場動向
ら低下したものの、地域別では最も高い水準となって
なった。中東地域では、非石油部門が活発な動きを維
いる。
持して、石油収入の急激な減少を補う形となっており、
北米地域の2014年の航空貨物需要は、同2.4%増と
輸送力が同11.9%増と2桁の高い伸びを示したにも関
なった。年初は天候不順などによって需要は低調なス
わらず、ロードファクターは0.8ポイント上昇して78.1%
タートとなったものの、輸出入需要が後押しする形で
となった。
次第に需要が上向いていった。輸送力は同0.5%減で、
中南米地域の2014年の国際線旅客需要は、前年比
ロードファクターは35.3%となった。
5.8%増を記録。輸送力は同4.7%増で、ロードファク
欧州地域では、ユーロ圏経済の低迷が続いて景気
ターは0.8ポイント上昇して80.0%に達している。
後退に近い状態に陥ったことやロシアに対する制裁
アフリカ地域の2014年の国際 線 旅客需要は、前
などの影響により、2014年の航空貨物需要は前年比
年比0.9%増にとどまり地域別では最も低い伸び率と
2.0%増にとどまった。輸送力が同3.0%増となった結
なった。輸送力は同3.0%増だったことから、ロードファ
果、ロードファクターは低下した。
クターは1.5ポイント低下して67.5%まで落ち込み、地
中東地域の2014年の航空貨物需要は前年比11.0%
域別でも最も低い水準にとどまった。ただ、この国際
増を記録。域内の航空会社がネットワークを拡大した
線における需要の低迷は、エボラ出血熱の感染拡大
ことから、輸送力も同11.1%に達して、中東地域は貨物
による影響というよりも、アフリカ地域における経済
輸送のハブとしての地位を確立し、2014年における国
が低迷したことを反映したものとみられる。
際航空貨物需要の増加分の37%以上を中東地域が占
第1章
13.0%増を記録して、地域別では最も高い伸び率と
めるまでになっている。
(2)IATA年間輸送データ:貨物需要
中 南 米 地 域の2014年 の 航 空 貨 物 需 要 は前年比
2014年における航 空 貨 物 需 要は、有償トンキロ
0.1%増とほぼ横ばい状態となった。中南米地域は、ブ
(FTK)ベースで前年比4.5%増を記 録し、2013年に
ラジルとアルゼンチンをはじめ域内各国経済が軒並み
おける同1.4%増から大きく伸び率を拡大した。航空
減速を示し、輸送力も同0.3%増と低調な動きにとど
貨物市場は2014年に入ってから需要の伸びが勢いを
まった。
増す形となった。増加した需要の大半はアジア太平洋
アフリカ地域の2014年の航空貨物需要は前年比
地域と中東地域が貢献しており、それぞれ、前年比で
6.7%増を示している。ナイジェリアや南アフリカなど
46.0%増と29.0%増という極めて高い伸び率を記録し
域内の主要国経済は一時期、減速を強いられたものの、
た。また、両地域だけにとどまらず、需要の伸びが低迷
域内の貿易活動は何とか持ちこたえ、貨物需要を支え
した中南米地域を除き、ほぼ全域で堅調な動きを示す
る形となった。輸送力は同0.9%増でロードファクター
結末となった。
は上昇した。
IATAのタイラー事務総長兼CEOは、
「数年にわたっ
て停滞が続いていた航空貨物需要は、2014年下半期
(3)ボーイング社最新市場予測
における世界貿易の拡大に支えられて、再び増加基調
ボーイング社が2015年6月に発表した「2015年最新
へと転じた」と説明。
「世界経済の先行きに対する不
市場予測(2015 Current Market Outlook)
」によると、
安や景況感の低下といったネガティブな要因は、航空
今後20年間における新造機の需要は、昨年を3.5%上
貨物市場の動向に影響を及ぼすまでにいたっていな
回る3万8050機が見込まれている。新造機の販売総
い」と現状を評価する一方、
「2015年を通じて、航空
額は、5兆6000億ドルに達する見通し。
貨物需要の下降リスクに対しては警戒する必要があ
同社によると、2034年における民間航 空 機の運
る」とも指摘している。
航 機 数は、2014年 時点における2万1600機から4万
航空貨物市場が全般的に堅調な推移を示した2014
3560機へ倍増すると見込まれ、この需要に応えるた
年だが、アジア・太平洋地域と中東地域が極めて高い
め、3万8050機のうち58%が2034年までに納入され
需要の伸びを記録する一方、中南米地域が苦戦を強
ることになるという。
いられるなど、地域別には好不調の濃淡が生じた。
今後20年間における旅客輸送量は、年平均4.9%の
アジア・太平洋地域の2014年の航空貨物需要は前
伸びを示す見通しで、これまでの成長トレンドである
年比5.4%増となった。輸入需要の拡大が航空貨物需
5%に迫る水準になるものと見込まれている。2034年
要を押し上げる一方、域内における製造業部門も活発
における年間の総旅客数は70億人以上に達し、貨物
な動きが続いており、特に日本市場と中国市場が需要
輸送も年率約4.7%増の成長ペースとなる見通しだ。
の伸びに大きく貢献した。輸送力が同5.7%増を記録
今後20年間で最も成長率が高いのは単通路機市場
したことから、ロードファクターは55.4%へわずかなが
で、その需要は2万6730機に達するものと見込まれて
4. 航空市場動向
59
第
1章
成田空港を取り巻く環境と運用状況
いる。世界の商業航空路線の70%以上で最大75%の
3万8500機まで増加すると予測している。また、今後
旅客を運ぶと予測される。この単通路機市場の成長を
20年間に旅客機と貨物専用機を合わせて1万3100機
牽引しているのは、LCC(ローコストキャリア)と、発展
が退役し、より燃費の良い機材にリプレースされると
途上にある新興市場の航空会社になるものとみられる。
予想している。
同社のランディ・ティンゼス副社長は、
「単通路機市
今後20年間に増加する航空旅客需要を支えるのは、
場の中心的な存在となるのがB737-800型機と次世代
60億人もの人口を抱える新興国で、西欧と北米の先進
機であるB737MAX8型機で、両機種とも同クラスで最
国における航空旅客需要が年間平均3.8%増のペース
も優れた燃料効率性、信頼性、性能を航空会社に提供
で拡大すると予測されているのに対し、新興国では先
する。単通路機市場の35%を占めると予測されるLCC
進国を上回る同5.8%増の平均成長率が見込まれてい
には、特に燃料使用量を20%抑えたB737MAX200型
る。また、現在は、世界の民間消費におけるシェアが
機は理想的な航空機となるはずだ」と説明している。
31%にとどまっている新興国市場は、2034年にはその
また、今後20年間における新造ワイドボディ機の需
シェアが43%にまで拡大するとみられている。
要は8830機と見込まれており、B787-8型機やB787-9
新興国市場では、同時に、航空機を利用して旅行す
ドリームライナー型機のような200〜300席クラスの
る傾向も拡大しており、現在は年に1度航空機を利用
小型ワイドボディ機が主流となる見通しだ。市場のニー
する人は人口の25%にすぎないが、2034年には74%
ズが、大型機からB787型機やB777X型機のような効
まで急増するものと見込まれている。北米などの先
率性の高い双発機へ移行する傾向が継続していること
進国市場では1人当たりの航空旅行回数が年間2回と
を表している。
なっていることから、新興国市場には航空旅行人口の
また、航空貨物市場は引き続き拡大し、今後20年間
さらなる拡大の余地が十分に残されていることになる。
における新造機の需要も920機程度が見込まれており、
エアバス社では、将来にわたる広胴機市場の動向に
ティンゼス副社長は、2013〜14年の2年間にわたって
ついて、長距離路線だけにとどまらず、地域路線や国
航空貨物市場も堅調に推移しており、ボーイング社で
内路線でもさまざまなケースで輸送力の大きい機材へ
は、今後もB747-8型機やB767型機、B777型機などの
の需要が拡大するという見方を示しており、今後20年
貨物専用機に対する貨物需要の成長が続くとみている。
間における広胴機需要は、旅客機と貨物専用機を合
わせて9600機、金額ベースで2兆7000億ドルに及ぶ
(4)エアバス社最新市場予測
と見込んでいる。エアバス社では、A330型機やA350
エアバス社は2015年6月、
「最新市場予測」を発表
型機、A380型機など200席から500席を超える輸送
して、今後20年間における航空機需要について、航空
力の機材を中心に、広胴機市場をリードしていくこと
旅客需要が年間平均4.6%増の成長を続けることから、
に自信を示している。
100席以上のキャパシティーを持つ旅客機3万1800機
また、A320型機ファミリーやA320型機の新世代シ
の新規需要を見込むと同時に、10トン以上の積載量を
リーズなどで確固たる地位を確立している単通路機材
持つ貨物専用機も800機の新規需要が発生するとい
の市場についても、今後20年間における需要は、機材
う見方を明らかにした。同社では、世界で運航される
ベースで2万3000機、金額ベースで2兆2000億ドルの
航空機数は、現在の1万9000機から2034年までには
規模に達すると予測している。
表1-12 新造機のデリバリー機数/2015年~2034年
(ボーイング社予測)
(1)機種別
機種
リージョナル機(90席以下)
金額(10億ドル)
2,490
100
26,730
2,770
小型ワイドボディ
(200~300席)
4,770
1,250
中型ワイドボディ
(300~400席)
3,520
1,220
540
230
38,050
5,600
単通路機(90~230席)
大型ワイドボディ
(400席以上)
計
60
機数
4. 航空市場動向
(2)エリア別
エリア
アジア太平洋地域
機数
14,330
北米
7,890
ヨーロッパ
7,310
中東
3,180
南米
3,020
アフリカ
1,170
C.I.S
1,150
計
38,050
2 成田空港の運用状況
第1章
Part
1 2014年度運用状況
高を記録した2013年度の実績は下回ったものの、増
❶ 航空機発着回数
加要因としては、2014年3月からのバニラエアのソウル
成田空港における2014年度の航空機発着回数は、
線に加え、2014年夏ダイヤではオープンスカイによる
総発着回数が前年度の22万6182回を1%
(2038回)上
セブパシフィック航空のマニラ線新規就航、フィリピン
回る22万8220回と、開港以来の過去最高を記録した。
航空によるマニラ線・セブ線の増便などがあり、夏以
羽田空港国際線二次増枠の影響が一部路線であった
降もタイ・エアアジアX、ジェットアジア・エアウェイズ、
ものの、2014年夏ダイヤおよび冬ダイヤでの新規就航
エアアジアXといった東南アジアからの旺盛な訪日旅
と増便などにより、発着回数が増加した。
客需要を背景とした新規就航などがあった。一方、羽
国際線は、2013年度の17万8191回から微減(565
田空港国際線の二次増枠の影響で、全日本空輸や日
回減 )の17万7626回で、羽田国際 線の二 次 増 枠 や、
太平洋線の運休・減便などの影響があったものの、夏
図1-13 国際線路線別発着回数(2014年度)
ダイヤおよび冬ダイヤでの新規就航と増便などにより、
歴代第4位となった。このうち旅客便は15万1197回で、
過去最高だった2013年度を2%
(2457回)下回り、歴
代第3位の実績。一方、貨物便は増加に転じた。2013
年の2万2286回から9%
(1986回)増の2万4272回で、
歴代第8位となった。
国内 線 は、本 邦LCCによる新 規 就 航と増 便によ
り、2013年 度の4万7991回を5%
(2603回 )上 回る5
万594回となり、初めて5万回を突破。2002年度以降、
13年連続での最高記録更新となった。
なお、開港以来の累計発着回数は、496万945回と
なった(図1-12、表1-15参照)
。
(1)旅客便
グアム線
オセアニア線 6,322
5,159(+6) (-10)
その他 12(-85)
香港線
7,203(-2)
台湾線
11,624
(+33)
太平洋線
34,709
(±0)
韓国線
14,405
(-7)
中国線
23,036
(-1)
(1)国際線旅客便
国際線の航空機発着回数は歴代第4位だったもの
発着回数
151,197回
(-2)
欧州線
14,891
(-18)
アジア線
33,836
(±0)
の、旅客便だけで見ると、歴代第3位となった。過去最
(2)貨物便
図1-12 航空機発着回数シェア内訳(2014年度)
国内線その他 0.4%(-2)
国内線貨物便 0.4%
(+15)
国際線その他 0.9%
(-4)
発着回数
228,220回
(+1)
台湾線
1,361(-22)
韓国線
2,793
(+24)
国際線旅客便
66.3%
(-2)
( )内は、発着回数の前年度比(%)
その他 742(-10)
太平洋線
5,153
(+3)
香港線
3,392
(+8)
国内線旅客便
21.4%
(+5)
国際線貨物便
10.6%
(+9)
オセアニア線
269(-8)
発着回数
24,272回
(+9)
欧州線
1,661(+7)
アジア線
2,175
(+44)
中国線
6,726
(+13)
( )内は、前年度比(%)
1. 2014年度運用状況
61
第
1章
成田空港を取り巻く環境と運用状況
本航空などの減便が見られた。
新千歳線、中部線、福岡線を減便、全日本空輸は広
路線別では、台湾線とオセアニア線が2013年度の
島線を運休した。6月にはジェットスター・ジャパンが
数字を上回ったものの、それ以外の路線はいずれもマ
福岡線と那覇線を増便。7月にはバニラエアが奄美大
イナスにとどまった。ただし、発着回数が3万回を超え
島 線を開 設。8月にはSpring Japanが 高 松 線、広 島
る太平洋線とアジア線では、太平洋線が3万4709回で
線、佐賀線を相次いで開設。10月末の冬ダイヤからは、
前年度比−0%
(112回減)
、アジア線が3万3836回で
ジェットスター・ジャパンが熊本線を開設する一方で、
同−0%
(33回減)と、ほぼ前年並みまたは微減。一方、
スカイマークが新千歳、米子、那覇線を運休した。
欧州線は1万回台ながら、羽田空港国際線二次増枠
国内線の就航都市数は、2015年10月31日現在、17
の影響などから数字を大きく減らし、1万4891回で同
都市18路線となっており、国内線のみの就航航空会社
18%
(3204回)減となった。
は3社となっている(表1-13参照)。
発着回数で第3位の中国線は2万3036回で前年度
比1%
(297回)減、韓国線も1万4405回で同7%
(1029
回)減となったが、双方向での旅客需要が好調な台湾
線は1万1624回で同33%
(2888回)増と、突出した伸
びとなった(図1-13(1)参照)
。
表1-13 2014年度 国内線就航状況の主な変化
2014年 3月 ジェットスター・ジャパン:新千歳線、
大阪(関空)線、福岡線増便
スカイマーク:石垣線運休
日本航空:新千歳線、中部線、福岡線減便
全日本空輸:広島線運休
(2)国際線貨物便
国際線貨物便の発着回数は2万4272回で、13年度
より9%
(1986回)増加して歴代第8位となった。全日
本空輸、フェデラルエクスプレス、日本貨物航空など
の増便に加え、エアインチョンの新規就航(2014年4
月21日から)などにより増加したもの。なお、開港以来
の最高値は2006年度の2万7327回。
路線別に見ると、台湾線、オセアニア線、その他路
線がマイナスとなったほかは、堅調または好調な伸び。
4月 スカイマーク:旭川線運休
バニラエア:新千歳線増便
6月 ジェットスター・ジャパン:福岡線、那覇線増便
7月 バニラエア:奄美大島線開設
ジェットスター・ジャパン:高松線増便
8月 Spring Japan:高松線、広島線、佐賀線開設
10月 ジェットスター・ジャパン:熊本線開設
日本航空:那覇線運休
スカイマーク:新千歳線、米子線、那覇線運休
バニラエア:新千歳線、那覇線減便
太平洋線は5153回で前年度比3%
(144回)増と比較
的小幅な伸びだが、中国線は6726回で同13%(754
回)増、香港線は3392回で同8%
(256回)増、韓国線
2015年 3月 バニラエア:那覇線増便
ピーチ:新千歳線、福岡線開設
は2793回で同24%
(540回)増、アジア線は2175回で
同44%
(664回)増と、アジア圏での活発な動きが目
(4)航空会社別
立った。ただし台湾線は1361回で同22%
(374回)減と、
2014年度の国際線航空会社別発着回数の増減を、
大幅に減少した(図1-13(2)参照)
。
旅客便の発着回数が1000回以上だった25社を会社
別に見ると、トップ5の航空会社の発着回数がいずれ
(3)国内線旅客便
も前年度の実績を下回ったのが特徴的だ。この背景に
国内線旅客便の発着回数は、前年度比5%(2507
は、羽田国際空港国際線の二次増枠の影響もあるもの
回)増の4万8819回となり、2013年度に続いて過去最
とみられる。トップの日本航空は前年度比2%
(687回)
高を記録した。貨物便などを合わせた国内線全体では
減、2位の全日本空輸は8%
(2148回)減と減少率は1
5万回の大台を突破する5万594回となり、2002年度
桁台だが、続くデルタ航空は14%
(2218回)減、ユナイ
以降、13年連続での最高記録更新となっている。
テッド航空は13%
(1563回)減、大韓航空は14%
(866
2014年夏ダイヤ以降も本邦LCCによるさらなる増便
回)減と、減少率は2桁台となっている。
などが行われ、8月からはSpring Japan(春秋航空日
一方、増加回数が最も大きかったのは、2013年12
本)が就航するなどで国内線の需要を牽引した。一方
月就航のバニラエアの2748回(543%)増。次いで、マ
で、経営悪化によりスカイマークが一部路線の運休に
ニラ線とセブ 線を増 便したフィリピン航 空の1259
踏み切ったことなどが2014年度の国内線旅客便での
回(64%)増、高雄線を開設したエバー航空の495回
目立った動きだ。
62
(27%)増、イスタンブール線を増便したターキッシュ・
具体的には3月末の夏ダイヤから、ジェットスター・
エアラインズの412回(40%)増などが続いている。な
ジャパンが新千歳線、大阪(関空)線、福岡線を増便
お、中国系の主要航空会社も発着回数は増加に転じ
する一方、スカイマークが石垣線を運休、日本航空は
ており、中国国際航空は26回(1%)増、中国東方航空
1. 2014年度運用状況
減の1万3033回にとどまった。これが2014年度では同
なっている(表1-15(1)参照)
。
6.4%
(836回)増の1万3869回と増加に転じたものの、
貨物便では、発着回数が500回以上だった航空会
伸び率は大型機のものを下回った(図1-14(2)参照)。
第1章
は27回(1%)増、中国南方航空は258回(17%)増と
社10社のうち、前年度を下回ったのはユナイテッド・
パーセルサービス、キャセイパシフィック航空、エアホ
ンコン、ルフトハンザカーゴの4社。一方でトップ3が発
❷ 航空旅客数
着回数を大きく伸ばしたことが全体を牽引した。トップ
2014年 度 の 航 空 旅 客 数 は3530万5000人となり、
の日本貨物航空は449回(10%)増、次いでフェデラル
過去最高を記録した2013年度を2%
(73万6779人)下
エクスプレスは552回(12回)増、全日本空輸は732回
回って、歴代第4位となった(表1-14参照)
。
(20%)増と、増加率はいずれも2桁を示した(表1-15
(2)参照)
。
(1)国際線旅客数
前年度の3086万2641人から5%
(156万197人 )減
(5)機材別
少して2930万2444人となり、歴代では第12位にとど
国際 線 旅 客便のうち、B747型機 やB747-400型機
まった。これまでの過去 最高は2006年度の3418万
などの大型機は、機材の老朽化に伴う退役などもあっ
5230人。
て、発着回数全体に占める割合は、2000年代に入って
2014年度の主な動向としては、羽田空港の国際線
から年を追うごとに減少傾向にある。例えば2003年
二次増枠の影響に加え、引き続き韓国路線の旅客数
度から2005年度まで5万回台で推移した後も漸減傾
が減少していることや、円安傾向などにより日本人旅
向を続けて、2012年度は1万5769回となり、全体に占
客には依然として厳しい環境にある。一方、外国人旅
める比率も10.6%にとどまった。2013年度は同2.5%
客数は、東南アジア5カ国の訪日ビザの免除と緩和(タ
増の1万6170回を記録してプラスに転じたものの、全
イ・マレーシアは免除、ベトナム・フィリピン・インドネ
体に占める比率は10.5%で前年度よりも低下。さらに
シアは緩和)や、中華圏からの訪日旅客の増加、円安
2014年度は同19.1%
(3081回)減と大幅に減少して1
基調の継続により、開港以来の最高値を記録した。
万3089回にとどまった。大型機のシェアは8.7%で、つ
月別の伸び率の動きを見ると、4月は前年同月比1%
いに1桁台となった。
減、5月も同1%減とさほど大きなマイナスではなかった
B777型機クラスの中型機は、順調に増加し、2010
ものの、6月は6%減と減少率が拡大。その後、7月、8
年度には10万回台に達した。2011年度は10万1395
月も6%減が続いた後、9月は8%減とさらに減少率が
回にとどまって、2010年度から1.3%減少したもの
拡大した。下半期に入ってからは、10月と11月が6%減
の、2012年 度 は 前 年 度 比3.6% 増 の10万5092回 と
とやや持ち直したものの、12月は7%減に後退。さらに
な っ た。2013年 度 も 同0.6% 増 の10万5702回 で わ
1月は9%減となって、2014年度では最もマイナス幅が
ずかながらもプラスを維持したが、シェアは2012年
広まった。しかし2月は1%減、3月は3%減と持ち直す
度の70.9%から2013年度には68.8%に低下。さらに
傾向が見られた。
2014年度は同4.5%減の10万994回となり、シェアも
66.8%に下がった。
一方でローコストキャリア(LCC)
[日本人旅客数]
の乗り入れ増加等により、A320型機やB737型機ク
前年度の1594万2130人から1349万9072人に減少
ラスは年々増加を続けており、2014年度では全体の
し、前年度比15%
(244万3058人)減で、2003年度以
ほぼ4分の1
(24.5%)を占めるまでに至っている(図
来の2桁のマイナスとなり、実数では歴代24位にとど
1-14(1)
(参照)
)
。
まった。開港以来の最高は2004年度の1935万1890人。
貨物便も、旅客便ほど顕著ではないものの、旅客便
日本人旅客数が大幅に減少したのは、羽田空港国
と同様に大型機の漸減傾向と中型機の増加傾向が続
際線の二次増枠の影響に加え、韓国路線の旅客数の
いてきた。ただ最近はその様相にも若干変化が見られ
減少が続いたことや、円安傾向による海外旅行の割高
る。2012年度は、大型機の発着回数が9136回にとど
感などが強い逆風となった。
まり、2011年度より1.8%減少したが、2013年度は前
前年同月比の増減率を月別に見ると、4月は17%減
年度比1.0%増の9229回を数えた。さらに2014年度は
と大幅なマイナスで93万人台にとどまる一方、外国人
同8.5%
(780回)増の1万9回となり、2008年度以来の
客が23%増と高い伸びを示して99万人台となり、単月
1万回台を回復した。
で日本人旅客数が外国人旅客数を下回る結果となっ
一方、中型機は2012年度の発着回数が1万3692回
た。前年同月比はその後、5月に12%減、6月に13%減
で前年度を1.8%上回ったものの、2013年度は同4.8%
とやや回復の兆しを見せたものの、7月は15%減、8月
1. 2014年度運用状況
63
64
1. 2014年度運用状況
864,951,145
492,118,305
202,439,850
170,392,990
44,538,375
54,635,868
25,403,099
18,446,461
6,956,638
29,232,769
22,439,858
6,792,911
158,179,108
国 際 線
日本人
外国人
通過客
国 内 線
国際航空貨物量(t)
積 込
輸 出
仮陸揚
取 卸
輸 入
仮陸揚
給油量(㎘)
2,353,908
180,616
360,898
541,514
181,390
295,536
476,926
1,018,440
3,059,702
2,749,602
5,167,714
6,948,594
14,865,910
17,925,612
575
449
25,178
26,202
879
12,039
76,814
89,732
115,934
12,863
987
1,972
2,959
991
1,615
2,606
5,565
16,720
15,025
28,239
37,970
81,234
97,954
3
2
138
143
5
66
420
490
634
(100)
70
54
(94)
(115)
(85)
(121)
(87)
(123)
(97)
385,996
(109)
29,260
(93)
65,954
(97)
95,214
(109)
29,079
(107)
54,525
(108)
83,604
(102)
178,818
502,376
388,326
(92)
367,832
(106)
31,078
(91)
67,057
(95)
98,135
(104)
31,080
(104)
52,335
(104)
83,415
(99)
181,550
467,874
362,872
834,267
(115)
907,127
(85)
1,090,123
(83)
1,134,423
2,287,262
(94)
2,429,876
(98)
2,755,136
(89)
(98)
2,932,252
(130)
80
(103)
(91)
68
(109)
3,788
(108)
3,922
(95)
159
(108)
2,090
(99)
12,082
(112)
4,140
(112)
4,278
(67)
145
(107)
2,037
(98)
12,773
14,331
(99)
14,955
(102)
18,253
11月
(101)
19,233
10月
(92)
381,631
(107)
27,625
(92)
63,110
(96)
90,735
(107)
28,547
(104)
52,503
(105)
81,050
(100)
171,785
(109)
467,024
(87)
431,920
(115)
878,940
(83)
1,065,706
(93)
2,376,566
(96)
2,843,590
(111)
40
(96)
76
(107)
4,039
(107)
4,155
(127)
228
(111)
2,011
(97)
12,541
(99)
14,780
(101)
18,935
12月
(97)
(91)
374,153
(102)
26,240
(93)
58,701
(96)
84,941
(101)
25,637
(114)
47,621
(109)
73,258
(102)
158,199
(106)
464,680
(82)
464,624
(112)
860,331
(83)
1,005,816
(91)
2,330,771
(93)
2,795,451
(128)
60
(106)
70
(99)
3,997
(100)
4,127
(82)
180
(112)
1,920
(95)
12,509
(97)
14,609
18,736
1月
2014年度
(99)
(96)
351,354
(128)
23,534
(99)
61,271
(106)
84,805
(123)
23,139
(130)
60,444
(128)
83,583
(116)
168,388
(107)
463,449
(93)
391,768
(129)
927,499
(82)
998,233
(99)
2,317,500
(100)
2,780,949
(32)
33
(89)
57
(97)
3,595
(95)
3,685
(102)
227
(118)
1,809
(97)
11,549
(100)
13,585
17,270
2月
(97)
(95)
402,079
(96)
27,367
(90)
73,749
(92)
101,116
(95)
26,901
(134)
71,063
(121)
97,964
(104)
199,080
(101)
577,451
(92)
375,816
(123)
1,062,566
(83)
1,256,177
(97)
2,694,559
(98)
3,272,010
(37)
60
(109)
83
(91)
4,082
(90)
4,225
(132)
339
(119)
2,366
(95)
12,929
(99)
15,634
19,859
3月
(96)
4,616,953
(114)
345,720
(94)
750,740
(99)
1,096,460
(113)
345,773
(110)
634,027
(111)
979,800
(105)
2,076,260
(116)
6,002,556
(91)
5,164,928
(115)
10,638,444
(85)
13,499,072
(95)
29,302,444
(98)
35,305,000
(98)
892
(115)
883
(105)
48,819
(105)
50,594
(96)
2,157
(109)
24,272
(98)
151,197
(100)
177,626
(101)
228,220
年度計
12,649
947
2,057
3,004
947
1,737
2,684
5,688
16,445
14,150
29,146
36,984
80,281
96,726
2
2
134
139
6
66
414
487
625
日平均
(97)
370,058
(100)
29,125
(100)
61,932
(100)
91,057
(98)
28,452
(104)
50,181
(102)
78,633
(101)
169,690
(123)
497,231
(90)
366,186
(127)
1,258,652
(94)
875,521
(107)
2,500,359
(109)
2,997,590
(53)
71
(115)
91
(104)
3,949
(102)
4,111
(126)
173
(104)
2,047
(101)
12,500
(101)
14,720
(102)
18,831
4月
(注)1.( )内数値は、前年同月比。2. 航空機発着回数は、回転翼機を除く。3. 国内線旅客数は、回転翼機によるものを除く。4. 国際航空貨物量は、東京税関の資料による。
909,489,520
18,965
その他
航空旅客数(人)
2,118
貨物便
74,196
その他
377,704
689,038
貨物便
旅客便
3,798,924
旅客便
398,787
4,562,158
国 際 線
国 内 線
4,960,945
上期(日平均)
確定値
(98)
385,430
(99)
30,185
(95)
55,157
(97)
85,342
(98)
29,209
(100)
46,643
(99)
75,852
(98)
161,194
(131)
575,655
(89)
461,656
(130)
1,066,258
(98)
1,003,689
(107)
2,531,603
(111)
3,107,258
(36)
40
(108)
81
(112)
4,387
(110)
4,508
(115)
155
(98)
1,954
(100)
12,895
(100)
15,004
(102)
19,512
5月
確定値
(98)
375,084
(93)
29,071
(94)
55,054
(93)
84,125
(93)
29,283
(101)
49,422
(97)
78,705
(95)
162,830
(125)
549,839
(98)
503,842
(127)
1,012,815
(93)
978,994
(106)
2,495,651
(109)
3,045,490
(42)
62
(114)
87
(108)
4,123
(106)
4,272
(96)
128
(95)
1,923
(101)
12,567
(100)
14,618
(102)
18,890
6月
(97)
388,495
(103)
31,822
(98)
58,957
(99)
90,779
(101)
31,532
(97)
48,599
(98)
80,131
(99)
170,910
(110)
599,195
(96)
477,122
(124)
1,151,468
(96)
1,082,802
(106)
2,711,392
(107)
3,310,587
(54)
55
(127)
94
(102)
4,425
(101)
4,574
(143)
167
(97)
2,023
(102)
13,259
(101)
15,449
(101)
20,023
7月
2015年度
(98)
399,418
(103)
31,320
(97)
57,694
(99)
89,014
(103)
31,529
(92)
45,050
(96)
76,579
(97)
165,593
(105)
702,894
(93)
419,834
(128)
1,117,803
(93)
1,390,127
(104)
2,927,764
(104)
3,630,658
(108)
39
(122)
82
(96)
4,677
(96)
4,798
(114)
201
(97)
1,951
(103)
13,796
(102)
15,948
(101)
速報値
20,746
8月
(98)
377,789
(105)
29,697
(98)
60,788
(100)
90,485
(103)
30,054
(91)
47,468
(95)
77,522
(98)
168,007
(111)
625,350
(93)
338,732
(125)
941,225
(100)
1,314,282
(107)
2,594,239
(107)
3,219,589
(102)
46
(104)
81
(98)
4,313
(98)
4,440
(92)
166
(100)
1,954
(105)
13,243
(104)
15,363
(102)
19,803
9月
(98)
2,296,274
(100)
181,220
(97)
349,582
(98)
530,802
(99)
180,059
(97)
287,363
(98)
467,422
(98)
998,224
(116)
3,550,164
(93)
2,567,372
(127)
6,548,221
(96)
6,645,415
(106)
15,761,008
(108)
19,311,172
(54)
313
(115)
516
(103)
25,874
(102)
26,703
(113)
990
(98)
11,852
(102)
78,260
(102)
91,102
(102)
117,805
年度計
12,548
990
1,910
2,901
984
1,570
2,554
5,455
19,400
14,029
35,783
36,314
86,126
105,526
2
3
141
146
5
65
428
498
644
日平均
160,475,382
6,974,131
22,789,440
29,763,571
7,136,697
18,733,824
25,807,521
55,634,092
48,088,539
172,960,362
208,988,071
498,763,720
880,712,153
928,800,692
19,278
2,634
403,578
425,490
75,186
700,890
3,877,184
4,653,260
5,078,750
累計
1章
航空機発着回数(回)
区 分
1978.5.21〜
2015.3.31
までの計
表1-14 空港運用状況(2014年度〜2015年9月)
第
成田空港を取り巻く環境と運用状況
航空会社
日本航空
全日本空輸
デルタ航空
ユナイテッド航空
大韓航空
中国国際航空
チャイナエアライン
キャセイパシフィック航空
バニラエア
フィリピン航空
アメリカン航空
アシアナ航空
ベトナム航空
発着回数(回) 前年度比(回) 前年度比(%)
29,239
−687
−2
24,648
−2,148
−8
13,735
−2,218
−14
10,279
−1,563
−13
5,357
−866
−14
4,458
26
1
3,860
677
21
3,629
15
+0
3,254
2,748
543
3,220
1,259
64
2,663
−128
−5
2,584
−354
−12
2,418
381
19
第1章
表1-15 国際線航空会社別発着回数
(2014年度)
(1)
旅客便
(1,000便以上)
航空会社
発着回数(回) 前年度比(回) 前年度比(%)
エバー航空
2,336
495
27
中国東方航空
2,309
27
1
シンガポール航空
2,190
±0
±0
タイ国際航空
1,938
−212
−10
中国南方航空
1,818
258
17
ジェットスター
1,692
−10
−1
エアカナダ
1,668
−283
−14
チェジュ航空
1,458
376
35
ターキッシュ・エアラインズ
1,434
412
40
アリタリア航空
1,402
11
1
マレーシア航空
1,386
−314
−18
ガルーダインドネシア航空
1,299
−150
−10
(2)
貨物便
(500便以上)
航空会社
発着回数(回) 前年度比(回) 前年度比(%)
日本貨物航空
5,181
449
10
フェデラルエクスプレス
5,091
552
12
全日本空輸
4,360
732
20
ユナイテッド・パーセルサービス
2,270
−117
−5
ポーラーエアカーゴ
1,704
32
2
航空会社
発着回数(回) 前年度比(回) 前年度比(%)
キャセイパシフィック航空
764
−20
−3
大韓航空
752
50
7
エアージャパン
717
42
6
エアホンコン
614
−3
−0
ルフトハンザカーゴ
502
−107
−18
図1-14 年度別機材構成比の推移
(1)国際線旅客便
開港時
(1978年度)
(B747級)
(B777級)
(その他)
17,425(回)
6,598(回)
13,900(回)
2003年度
56,512
68,000
2004年度
58,486
80,208
2005年度
53,927
85,334
2006年度
49,516
91,788
2007年度
44,882
96,330
2008年度
37,018
2009年度
15,769
2013年度
16,170
2014年度
0%
開港時
(1978年度)
6,667
6,477
10,364
105,092
20%
40%
(B747級)
147,617
139,832
148,265
153,654
37,114
(B777級)
80%
151,197
100%
(その他)
3,785(回)
151,576
150,824
31,782
60%
147,781
147,991
27,404
100,994
145,928
19,875
25,186
105,702
130,698
145,336
15,004
23,637
101,395
13,089
(2)国際線貨物便
6,642
102,722
13,251
2012年度
6,186
98,679
21,258
2010年度
37,923(回)
98,802
29,437
2011年度
(合計)
(合計)
9,029(回)
5,242(回)
2(回)
2003年度
16,223
2004年度
16,490
9,953
2005年度
15,978
10,565
2006年度
16,767
10,533
2007年度
16,076
10,769
2008年度
12,817
11,797
2009年度
9,605
9,396
2010年度
12,413
8,324
9,303
13,447
2012年度
9,136
13,692
2013年度
9,229
13,033
2014年度
10,009
0%
20%
60%
27
19
25
7
47
8
24
394
13,869
40%
160
22
13,494
2011年度
723
213
80%
26,551
26,656
26,703
27,327
26,864
24,639
21,816
21,840
22,827
22,836
22,286
24,272
100%
(注)1. B747級…… A380(2008年度より)、B747、B747SP、B747SR、B747-400、B747-8
2. B777級…… MD11、A340、DC10、A300、B767、A310、B777、A330、B787
3. その 他……A320、B737、B757他
1. 2014年度運用状況
65
第
1章
成田空港を取り巻く環境と運用状況
と9月は14%減と夏の旅行シーズンも動きは鈍かった。
前年度比9%
(51万2096人)減で、歴代15位となった。
下半 期に入って10月は17%減とマイナス幅が広がり、
開港以来の最高は2004年度の669万3434人。
11月は15%減にやや戻したものの、12月は再び17%減
月別の推移では、4月は4%減で、5月は±0%と前年
に後退。1月も17%減となった後、2月は18%減と2014
並みを保ったものの、6月は10%減と2桁のマイナスに。
年度では最も大きく減少し、3月も17%減にとどまった。
7月も9%減となった後、8月は3%減にまで回復を見せ
たが9月は8%減に減速、10月は13%減と再び2桁のマ
イナスに。11月は15%減、12月は13%減、1月は18%
[外国人旅客数]
前年度の924万3487人から1063万8444人に増加
減とマイナス幅が広がった。ただし2月になって7%減、
し、前年度比15%増(139万4957人)となって初めて
3月は8%減と、減少率は1桁台に回復している。
1000万人の大台を突破し、開港以来の最高値を記録
した。それまでの過去最高は2007年度の928万159人。
(2)国内線旅客数
東南アジア5カ国の訪日ビザの免除と緩和(タイ・マ
国内線旅客数は、開港以来の最高を記録した前年
レーシアは免除、ベトナム・フィリピン・インドネシア
度の517万9138人から600万2556人に増加、前年度
は緩和)や、消費税免税制度の拡充、中華圏からの訪
比16%
(82万3418人)増と大幅に伸びて、初めて600
日旅客の増加、円安基調の継続による訪日旅行の割
万人を超えた。最高記録の更新は6年連続。
安感の浸透などから需要は好調で、外国人旅客数は
国内線はスカイマークなどの運休があったものの、
開港以来の最高を記録する結果となった。ちなみに日
Spring Japan( 春秋 航 空日本)をはじめとする本邦
本政府観光局(JNTO)によると、2014年の訪日外国
LCCの新規就航と増便がこの伸びを牽引している。具体
人旅客数は、前年比29.4%増の1341万3467人となり、
的には、スカイマークの運休によって石垣線(2014年3
初めて1000万人の大台を突破した2013年を3割近く
月30日から)と旭川線(同4月1日から)がなくなったが、
も上回った。この勢いが成田空港の外国人客数の伸び
新路線としてはバニラエアによる奄美大島線(同7月1
を強く後押ししている。
日から)、Spring Japanによる佐賀線(同8月1日から)、
月別の伸び率の推移では、4月は23%増と20%台の
ジェットスター・ジャパンによる熊本線(同10月26日か
伸びを示した後、5月は18%増となり、6月には8%増と
ら)が成田空港発着のネットワークとして加わった。
伸び率が1桁台に落ち着いたものの、7月は11%増と再
月別 の 伸 び 率 の 推 移 では、4月は22% 増、5月は
び2桁台の伸びを回復。8月は7%増、9月は4%増とや
21%増と20%を超える伸びを見せた後、6月は13%増
や減速したが、10月に15%増となった後は2桁台の伸
とやや落ち着いた。しかし7月以降は再び20%台の伸
びをキープ。11月と12月も15%増、1月は12%増だった
びが続き、7月は24%増、8月も24%増、9月は26%増
が、2月は29%増、3月は23%増と20%台の高い伸び
を記録した。
(参考)国際線路線別出発旅客数(2014年度)
(単位:百人)
路線別
[通過客数]
前年度の567万7024人から516万4928人に減少し、
(参考)
航空旅客のシェア内訳(2014年度)
国際線通過客
14.6%
(-9)
旅客数
35,305,000
(-2)
国際線外国人
30.1%
(+15)
国際線日本人
38.2%
(-15)
66
1. 2014年度運用状況
通過客(人)
(B)
39,1840
(96.3)
26,3220
(100.2)
12,8620
(89.3)
欧州線
14,5590
(71.8)
13,9250
(70.4)
6340
(124.6)
5,9150
(113.7)
5,2640
(112.4)
6510
(125.7)
グアム線
5,8850
(91.4)
5,4120
(89.8)
4730
(114.5)
アジア線
31,8040
(89.9)
24,7540
(87.4)
7,0500
(100.4)
台湾線
11,1860
(119.6)
10,0610
(128.1)
1,1250
(75.2)
香港線
8,4370
(100.5)
7,9290
(105.3)
5080
(58.7)
中国線
17,5000
(108.2)
16,5170
(112.3)
9830
(66.7)
韓国線
11,6950
(95.5)
10,1570
(96.1)
1,5380
(91.5)
−0
(−)
−0
(−)
−0
(−)
アフリカ線
(注)
( )内は人数の前年度比(%)
出国数(人)
(A)
太平洋線
オセアニア線
国内線
17.0%
(+16)
出発客(人)
(A+B)
(注)
( )内は人数の前年度比(%)
輸入額は6.1%増の11兆6621億円で3年連続のプラス、
増となった。その後は1桁台の伸びに落ち着いて、12月
2年連続での10兆円超となっている。輸入額全体に占
は9%増、1月は6%増、2月は7%増となり、3月は前年
める成田空港の割合は13.6%で、前年より0.1ポイント
並みに近い1%増となっている。
第1章
を記録。下半期に入っても10月は23%増、11月は21%
増加した。輸出入額のバランスは3兆5509億円の赤字
(輸入超過)で、4年連続の赤字となっている(表1-17
❸ 航空貨物・取扱額
参照)。
主要品目を見ると、輸出では科学光学機器が前年比
2014年度の国際 航 空貨 物量は207万6260トンで、
2.5%増の5322億円となり、シェア6.6%で価額のトッ
前年度比5%
(9万623トン)の増加となり、2年連続で
プに順位を上げた。前年にトップだったICは同17.7%
のプラスとなった。歴代では第6位となっている(開港
減の4759億円でシェアは5.9%に。次いで、半導体等
以来の最高は2004年度の229万7555トン)。
製 造 装置が同18.2%増の4715億円でシェアは5.8%
輸出貨物量は円安に伴う需要増などにより前年度
だった。
を上回ったが、輸入貨物量は羽田空港二次増枠の影
輸入では価額でトップの通信機が同7.8%増の1兆
響や国内需要の冷え込みから前年度を下回った。一方、
6339億円でシェア14.0%となった。次いで医薬品が同
仮陸揚貨物量は増加基調が継続したことで、全体では
2.3%増の1兆961億円でシェア9.4%。ICが同8.9%増
2年連続での増加を記録した。
の1兆833億円でシェア9.3%となっている。
月別の総量の推移を見ると、4月は前年度比7%増と、
国・地域別では、輸出で米国とアジア、アジアの内
前月(3月)に記録した13%増ほどは伸びなかったもの
数の中国がいずれも2年連続で増加。さらにEUが3年
の年度初めから好調なスタート。5月はさらに伸びて
連続のマイナスから4年ぶりの増加に転じた。輸入は、
9%増となり、以降6月は6%増、7月は4%増、8月は6%
米国とアジア、アジアの内数である中国が3年連続で
増、9月は4%増と上半期は順調な推移となった。その
増加を示すとともに、EUも5年連続での増加となった。
後、10月は2%増となり、11月には1%減とマイナスを
輸出は米国が前年比3.3%増の1兆4656億円、EU
記録、12月も前年並みにとどまるなど勢いは減速。1月
は同6.8%増の1兆1157億円、アジアが同3.4%増の4
は2%増だったが、2月には16%増と2桁増を記録し、3
兆9661億円となったほか、国別では最大の中国が同
月は4%増となった。
3.5%増の2兆3211億円を記録している。品目別では、
年度別では、2010年度に3年ぶりの200万トン超を
米国とEUでは半導体等製造装置が増加、中国では科
記録した後、2011〜2013年度は3年連続で100万トン
学光学機器が増加した。
台にとどまったものの、2014年度は需要が上向いて4
輸 入では、米 国が 前年比9.7%増の2兆4386億 円、
年ぶりに200万トン台を回復した。2014年度の1日当た
EUは同1.7%増の2兆5343億 円、アジアが同8.1%増
りの平均は5688トンで、開港からの累計では5463万
の5兆3860億円となったほか、中国は同10.2%増の3
5868トンに達している。
兆575億円と2桁の伸び率となった。品目別では米国
貨物量の内訳を見ると、積込が前年度比11%増の
では医薬品が増加、EUでは半導体等製造装置が増加、
97万9800トンだったのに対し、取卸は1%減の109万
中国では通信機が増加している(表1-18参照)。
6460トンと、前年度を下回った。積込では輸出が同
10%増の63万4027トンと歴代13位となり、仮陸揚も
(参考) 航空貨物量のシェア実績(2014年度)
同13%増の34万5773トンと好調だった。取卸のうち
輸入は同6%減の75万740トンと歴代18位にとどまっ
たが、仮陸揚は14%増の34万5720トンと好調だった。
仮陸揚は積込と取卸を合わせると13%増の69万1493
仮陸揚
(取卸)
16.7%
(+14)
トンで、開港以来の最高記録となった。なお、1日当た
りの平均では、輸出は1737トンで、開港以来の累計は
1844万6461トン、輸入の1日当たりの平均は2057トン
で、開港以来の累計は2243万9858トンとなっている
仮陸揚
(積込)
16.7%
(+13)
輸出
30.5%
(+10)
貨物量
2,076,260
(5)
(表1-16参照)。
輸入
36.2%
(-6)
また、航空貨物の金額ベース(東京税関:2014年)
では、輸出額が前年比3.2%増の8兆1112億円で2年連
続のプラスとなった。全国の輸出額全体に占める成田
空港の割合は11.1%で、前年より0.2ポイント減少した。
(注)
( )内はトン数の前年度比(%)
1. 2014年度運用状況
67
第
1章
成田空港を取り巻く環境と運用状況
表1-16 航空貨物量
年 度
総 量
( )
内は前年度比(単位:トン)
2009
2010
2011
1,962,600(104) 2,068,382(105)
2012
2013
2014
1,929,396
(93) 1,921,081
(100) 1,985,637
(103) 2,076,260
(105)
輸 出
665,974
(103)
761,243(114)
684,386
(90)
584,4841(85)
575,7171(99)
634,027
(110)
輸 入
798,471
(103)
895,522(112)
881,570
(98)
822,5681(93)
799,4181(97)
750,740
(94)
仮陸揚
498,155
(109)
411,617(83)
363,440
(88)
514,029
(141)
610,502
(119)
691,493
(113)
表1-17 2014年貿易概況(確定)
(単位:億円、%)
輸出額
価額
伸び率
管内
146,946
東京港
61,374
成田空港
81,112
羽田空港
2,099
全国比
価額
6.9%
20.1%
243,472
12.1%
8.4%
110,042
3.2%
11.1%
116,621
4.7%
0.3%
5,862
4.8%
100.0%
859,091
2年連続の増
2年連続の増
2年連続の増
4年連続の増
730,930
全国
輸入額
2年連続の増
為替レート:税関長公示レートの平均値
平成26年分
差引額
伸び率
全国比
8.4%
28.3%
9.6%
12.8%
6.1%
13.6%
23.5%
0.7%
5.7%
100.0%
5年連続の増
5年連続の増
3年連続の増
2年ぶりに増
5年連続の増
価額
▲96,525
14年連続の輸入超過
▲48,668
14年連続の輸入超過
▲35,509
4年連続の輸入超過
▲3,763
5年連続の輸入超過
▲128,161
4年連続の輸入超過
米ドル換算
105.30円/米ドル 平成25年:96.91円/米ドルと比べ8.7%の円安
ユーロ換算
140.34円/ユーロ 平成25年:128.54円/ユーロと比べ9.2%の円安
出典:東京税関資料
*「伸び率」は対前年伸び率を示す。
* 本発表における港別貿易額は、管内各官署の通関額によるものである。
東京港の貿易額は、東京税関本関、東京外郵出張所、芝浦出張所、立川出張所、前橋出張所、大井出張所の各官署の通関額によるものであり、成田空港などで積卸
された航空貨物の通関額を含む。
表1-18 成田空港 主要品目輸出入動向(2014年確定値)
主要輸出品目
品目
主要品目1
科学光学機器
5,322
2.5
6.6
主要品目2
IC
4,759
−17.7
主要品目3
半導体等製造装置
4,715
18.2
主要増減品目
主な品目
輸出額(億円) 伸び率(%)
シェア(%)
主要輸入品目
品目
主要品目1
通信機
16,339
5.9
主要品目2
医薬品
5.8
主要品目3
IC
仕向国(地)輸出額(億円) 伸び率(%) シェア(%)
主要増減品目
主な品目
輸入額(億円)
伸び率(%)
シェア(%)
7.8
14.0
10,961
2.3
9.4
10,833
8.9
9.3
原産国(地) 輸入額(億円) 伸び率(%) シェア(%)
増加1位
半導体等製造装置
台湾
4,715
18.2
5.8
増加1位
電算機類
中国
9,739
17.8
8.4
増加2位
金属製品
中国
1,361
24.0
1.7
増加2位
通信機
中国
16,339
7.8
14.0
増加3位
電気回路等の機器
中国
3,128
7.8
3.9
増加3位
IC
シンガポール
10,833
8.9
9.3
減少1位
IC
中国
4,759
−17.7
5.9
減少1位
金
カナダ
577
−48.3
0.5
主要国・地域別
輸出額(億円)
増減品目
伸び率(%)
対米国
14,656
2年連続の増
半導体等製造装置
3.3
対EU(注3)
11,157
4年ぶりに増
半導体等製造装置
対アジア(注4)
49,661
2年連続の増
対中国
23,211
2年連続の増
科学光学機器
3.5
主要国・地域別
対米国
輸入額(億円)
増減品目 伸び率(%)輸出入差引額(億円)
24,386
3年連続の増
医薬品
9.7
−9,730
6.8
対EU(注3) 25,343
5年連続の増
半導体等製造装置
1.7
−14,186
3.4
対アジア(注4) 53,860
3年連続の増
8.1
−4,199
通信機
10.2
−7,364
対中国
30,575
3年連続の増
出典:東京税関資料
(注)1 輸出はFOB価格、輸入はCIF価格による。
2 伸び率および増加・減少は全て対前年比による。
3 対EUの貿易額は28カ国の実績。
(平成25年7月〜)
4 対アジアの貿易額には対中国の貿易額を含み、対中国の貿易額には対香港及び対マカオの貿易額を含む。
5 本発表における港別貿易額は、次の管内各官署の通関額によるものである。
東京港(本関、東京外郵(出)
、芝浦(出)
、立川(出)
、前橋(出)
、大井(出)
)
、 新潟港(新潟税関支署、東港(出)
)
、直江津港、柏崎港、 酒田港(酒田税関支署、山形(出)
)
、
成田空港(東京航空貨物(出)
、成田航空貨物(出)
、羽田空港、 新潟空港
6 仕向国(地)
・原産国(地)は、それぞれ主な仕向国(地)
・原産国(地)を指す。
❹ 給油量
68
その後はマイナス基調に転じ、2005年度に同2%減の
578万2840㎘となってから、2011年度までの7年連続
給油量は、前年度 比4%
(19万7713㎘)減の461万
で前年実績を下回った。その後、2012年度、2013年
6953㎘で歴代23位の記録、伸び率は2年連続のプラ
度とプラスを記録していたが、再び前年割れとなった。
スから2014年度はマイナスに転じた。
ちなみに2004年度と2014年度を比 較 すると、航
過去最高の給油量は2004年度の589万205kℓだが、
空機の総発着回数は18万6633回から22万8220回に
1. 2014年度運用状況
需要を背 景に、7月は同2%減の39万9193㎘、8月は
ら461万6953㎘に22%減少している。発着回数が増
同2%減の40万8997㎘、9月は1%減の38万4300㎘と、
加しているのに給油量が減少しているのは、近年の機
数量ベースでは比較的高い水準で推移した。一方、10
材の小型化・低燃費化などの影響によるものとみられ
月以降は減少傾向が見られ、10月は同3%減の38万
る。機材の小型化の傾向を国際線旅客便の機材構成
5996㎘にマイナス幅が拡大した後、11月は8%減の36
比で見ると、2014年度はA380型機とB747型機クラス
万7832㎘、12月も8%減の38万1631㎘、1月には9%
による大型機のシェアは2013年度より1.8ポイント減
減の37万4153㎘にまで前年同月比は下がった。2月は
の8.7%に、B777型機クラスも2.0ポイント減の66.8%
4%減の35万1354㎘、3月は5%減の40万2079㎘と引
になる一方、A320型機やB737型機などのクラスのシェ
き続きマイナス基調ながら、3月は数量ベースでは40
アは3.8ポイント増の24.5%に達している。
万㎘台に達している。
2014年度の給油量を月別に見ると、4月は前年同月
なお、2014年 度の1日当たりの 平均 給 油 量は1万
比2%減の38万3259㎘、5月は同1%減の39万5079㎘
2649㎘で、開港以来の累計では1億5817万9108㎘に
と40万㎘台に近づいたものの、6月は同2%減の38万
達した。
第1章
22%増加しているのに対し、給油量は589万205㎘か
3080㎘にとどまった。第2四半期に入って夏場の旅客
2 成田空港への乗り入れ航空会社と発着回数
❶ 新規乗り入れ航空会社
2012年には、3月にジェットスター航空がダーウィン
線に新たに就航したのに続き、7月にはジェットスター・
日本の「空の玄関口」である成田空港への新規乗り
ジャパンが札幌、大阪(関西)、福岡、那覇への路線を
入れ希望は、開港以来、日本発着の国際航空需要と相
開設。8月にもエアアジア・ジャパンが札幌、福岡、那
まって、年を追うごとに強まってきた。特に、成田空港
覇の各路線に就航した。また、エアアジア・ジャパンは
にとっての「第2の開港」ともいうべき暫定平行滑走路
10月からソウル、11月から釜山への国際路線も新規に
の運用開始で空港容量も大幅に拡大した2002年度は、
開設しており、国際線と国内線でLCCによる新規乗り
モンゴルやウズベキスタンなどからの新規乗り入れが
入れが相次いだ。2012年の夏ダイヤでは、山東航空も
実現したほか、以前から乗り入れを希望していた多くの
9月から青島線(全日本空輸とのコードシェア)を開設
航空会社も、成田路線への参入を果たした。
している。2012年の冬ダイヤでもS7航空や、スクート
2003年度 以 降は、2008年10月の南アフリカまで、
が新たに運航を開始した。また、バンコク・エアウェイ
新たな国からの路線開設は見られなかった。新規乗り
ズが日本航空とのコードシェア、エアベルリンがエティ
入れ航空会社としては、2004年が2社、2005年が1社、
ハド航空とのコードシェア、ヴァージン・オーストラリア
2006年が3社、2007年が2社、2008年が4社、そして
がシンガポール航空とのコードシェアで、それぞれ新
2009年は1社が乗り入れた。
規就航する形となっている。
さらに2010年3月以降は、空港容量の拡大に伴って
2013年夏ダイヤでは、韓国のLCCであるチェジュ航
多くの乗り入れが実現し、エミレーツ航空、エティハド
空が7月にソウル線を新規開設したのに続き、台湾のト
航空(ともにアラブ首長国連邦)
、マカオ航空、カター
ランスアジア航空が9月から台北線に新たに就航して
ル航空が就航。アラブ首長国連邦とカタールは、日本
おり、3月に適用された成田空港における日台間のオー
への初めての路線開設となった。そのほか2010年は、
プンスカイによって実現した新規路線となった。また、
TAMブラジル航空、香港航空、中国国際貨運航空も
チェコ航空が7月から大韓航空とのコードシェアを開始
新たに乗り入れている。
した。2013年冬ダイアでは、本邦LCCのPeachが関西
2011年には、3月にポーラーエアカーゴが再開、新
線で新規参入。またケニア航空が大韓航空とのコード
規のLCCとして6月にエアプサン、7月にイースター航空
シェアを開始した。一方、エアアジア・ジャパンは運航
が就航したのに続き、同年10月には、国内線に本邦航
を終了し、バニラエアにブランド名を変更、12月から運
空会社であるスカイマークが新たに就航し、冬ダイヤ
航を開始している。
から就航したエバーグリーン航空と合わせて、新規乗
さらに、2014年夏ダイヤでは、セブパシフィック航
り入れ航空会社は5社を数えた。
空が2014年3月からマニラ線に就航したのに続き、4月
1. 2014年度運用状況 2. 成田空港への乗り入れ航空会社と発着回数
69
第
1章
成田空港を取り巻く環境と運用状況
には韓国初の貨物専門航空会社であるエアインチョン
月〜)も就航を予定している(表1-19参照)
。
がソウル線を、7月にはオーロラ航空がウラジオストク
線を、それぞれ開設した。8月からはSpring Japanが広
島・佐賀・高松の国内3路線に就航し、9月にはタイ・
❷ 定期航空会社別スケジュール 発着回数
エアアジアXがバンコク線で定期運航を開始、10月に
(1)2014年冬ダイヤ
もジェットアジア・エアウェイズがバンコク線に定期便
(2014年10月26日〜2015年3月28日)
を就航させている。2014年冬ダイヤでは、10月からエ
国際線と国内線を合わせた週間発着回数は合計
チオピア航空が香港線で全日本空輸とのコードシェア
4244回で、開港以来最高(当時)となった。2014年夏
を開始したのに続き、11月にはマレーシアの中長距離
ダイヤ比で26回増、2013年 冬ダイヤ比で104回増と
LCCであるエアアジアXがクアラルンプール線に就航。
なった。年間換算では22万688回、1日平均は606回と
12月には香港の香港エクスプレスが就航した。
なっている。
2015年は夏ダイヤでタイガーエア台湾(4月〜)
、厦
旅客便と貨物便を合わせた国際線の週間発着回数
門航空(8月〜)
、コードシェアでブラジルのTAM航空
は3331回で、歴代6位となった。年間換算で17万3212
(4月〜)とオーストリアのニキ航空(6月〜)が乗り入
回、1日平均は476回となっている。
れた。冬ダイヤでは、貨物専門のカーゴルックスイタリ
国際線では特に、タイ・エアアジアXやジェットアジ
ア(11月〜)に加えて、LOTポーランド航空(2016年1
ア・エアウェイズ、エアアジアXといった東南アジアか
表1-19 成田空港への定期便乗り入れ航空会社(87社)
国・地域名
コード
エティハド航空
エミレーツ航空
ETD
UAE
イタリア
アリタリア-イタリア航空
カーゴルックスイタリア
AZA
ICV
貨物専用航空会社
インド
エア インディア
ジェットエアウェイズ
AIC
JAI
自社機材での運航なし
インドネシア
ガルーダ・インドネシア航空
GIA
ウズベキスタン
ウズベキスタン国営航空
UZB
英国
ブリティッシュ・エアウェイズ
BAW
エジプト
エジプト航空
M SR
エチオピア
エチオピア航空
ETH
オーストラリア
ヴァージン・オーストラリア
カンタス航空
ジェットスター航空
VAU
QFA
JST
オーストリア
オーストリア航空
ニキ航空
AUA
NLY
オランダ
KLMオランダ航空
KLM
カタール
カタール航空
カナダ
エア・カナダ
韓国
アシアナ航空
イースター航空
エアインチョン
エアプサン
大韓航空
チェジュ航空
AAR
E SR
AIH
ABL
KAL
JJA
シンガポール
シンガポール航空
スクート
SIA
SCO
スイス
スイスインターナショナルエアラインズ
SWR
スウェーデン
デンマーク
ノルウェー
スカンジナビア航空
SAS
自社機材での運航なし
コード
備考
自社機材での運航なし
チリ
ラン航空
LAN
トルコ
ターキッシュ エアラインズ
THY
ドイツ
エアベルリン
ルフトハンザカーゴ
ルフトハンザドイツ航空
BER
GEC
DLH
自社機材での運航なし
貨物専用航空会社
IBX
AJX
JJP
SJO
ANA
NCA
JAL
VNL
APJ
国内線のみ運航
日本
IBEXエアラインズ
エアージャパン
ジェットスター・ジャパン
Spring Japan
全日本空輸
日本貨物航空
日本航空
バニラエア
Peach
ニュージーランド
ニュージーランド航空
ANZ
パキスタン
パキスタン国際航空
PIA
自社機材での運航なし
自社機材での運航なし
航空会社
パプアニューギニア ニューギニア航空
CEB
PAL
QTR
フィンランド
フィンランド航空
FIN
ACA
ブラジル
TAM航空
TAM
フランス
エア・カレドニア・インターナショナル
エア タヒチ ヌイ
エールフランス航空
ACI
THT
AFR
米国
アメリカン航空
デルタ航空
フェデラルエクスプレス
ポーラーエアカーゴ
ユナイテッド航空
ユナイテッドパーセルサービス
AAL
DAL
FDX
PAC
UAL
UPS
ベトナム
ベトナム航空
HVN
(香港)
エアホンコン
キャセイパシフィック航空
香港エクスプレス
AHK
CPA
HKE
(マカオ)
スリランカ航空
ALK
タイ
JAA
TAX
THA
BKP
エバー航空
タイガーエア台湾
チャイナエアライン
トランスアジア航空
EVA
TTW
CAL
TNA
厦門航空
山東航空
深圳航空
中国国際貨運航空
中国国際航空
中国東方航空
中国南方航空
CXA
CDG
CSZ
CAO
CCA
CES
CSN
貨物専用航空会社
自社機材での運航なし
自社機材での運航なし
自社機材での運航なし
貨物専用航空会社
国内線のみ運航
貨物専用航空会社
国内線のみ運航
ANG
フィリピン
ジェットアジア・エアウェイズ
タイ・エアアジアX
タイ国際航空
バンコク・エアウェイズ
2. 成田空港への乗り入れ航空会社と発着回数
国・地域名
セブパシフィック航空
フィリピン航空
スリランカ
中国
2015年11月現在
備考
アラブ首長国連邦
(台湾)
70
航空会社
マカオ航空
AMU
マレーシア
マレーシア航空
MAS
南アフリカ
南アフリカ航空
SAA
メキシコ
アエロメヒコ航空
AMX
モンゴル
MIATモンゴル航空
MGL
ロシア
アエロフロート・ロシア航空
エアブリッジカーゴ
S7航空
AFL
ABW
SBI
自社機材での運航なし
貨物専用航空会社
貨物専用航空会社
貨物専用航空会社
貨物専用航空会社
自社機材での運航なし
貨物専用航空会社
社を数えた。就航都市数は、海外が35カ国・3地域の
エアインチョンの新規就航などが発着回数の増加に貢
100都市、国内が17都市で、海外と国内を合わせると
献している。
歴代第2位の117都市となった。
第1章
らの旅客便の新規就航や、貨物専用航空会社である
一方、旅客便と貨物便を合わせた国内線の週間発
着回数は913回で、過去最高となった。年間換算では4
(3)2015年冬ダイヤ
万7476回、1日平均は130回となっている。スカイマー
(2015年10月25日〜2016年3月26日)
クの運休や日本航空による那覇線の運休があったもの
国際線と国内線を合わせた週間発着回数は合計
の、Spring Japanの新規就航やジェットスター・ジャパ
4366回で、開港以来最高となった。2015年夏ダイヤ
ンの増便・熊本線開設により全体では増加した。
比で44回増、2014年 冬ダイヤ比で122回増となった。
乗り入れ航空会社数も、新規路線開設や新規就航
年間換算では22万7032回、1日平均は624回となって
などによって、国際線が83社、国内線のみが4社で、開
いる。
港以来最高の合計87社となった。2014年夏ダイヤ当
旅客便と貨物便を合わせた国際線の週間発着回
初との比較で新たに増えた乗り入れ航空会社は、期初
数は3449回で、歴 代4位となった。年間換 算で17万
時点で、オーロラ航空、タイ・エアアジアX、ジェット
9348回、1日平均は493回となっている。
アジア・エアウェイズ、エチオピア航空、エアアジアX、
国際線では、引き続き、旺盛な訪日旅客需要を背景
エアインチョン、Spring Japanとなっている。
に旅客便が好調で、週間発着回数は過去最高の2950
就航都市数は、海外が34カ国・3地域の101都市、国
回となった。特に、全日本空輸や中国南方航空による
内が17都市で、過去最高の合計118都市となった。国
新規路線開設・増便などが全体の発着回数を大きく
際線ではベトナム航空によるダナン、アエロメヒコ航空
押し上げている。さらにジェットスター・ジャパンの台
によるモンテレイが新たに加わった。国内線では、バ
北線や、日本航空のダラス・フォートワース線の開設も
ニラエアによる奄 美 大島、Spring Japanによる佐 賀、
予定されるなど、就航路線・便数は順次拡大していく。
ジェットスター・ジャパンによる熊本が新たに加わって
国内線の、旅客便と貨物便を合わせた週間発着回
いる。
数は917回で、過去第2位となった。年間換算では4万
7684回、1日平均は131回となっている。旅客便では、
(2)2015年夏ダイヤ
全日空やジェットスター・ジャパンによる減便があった
(2015年3月29日〜2015年10月24日)
ものの、Peachによる福岡線・新千歳線の新規路線開
国際線と国内線を合わせた週間発着回数は、過去
設やバニラエアによる新千歳線の増便で、2014年冬ダ
最高(当時)の4322回となった。2014年夏ダイヤから
イヤ比で2回増となった。
は104回の増加を示し、2014年冬ダイヤを78回上回っ
乗り入れ航空会社数は、期初で、国際線が84社、国
ている。
内線のみが3社の87社だが、2016年1月にはLOTポー
発着回数が増加した主な要因は、旺盛な訪日旅客
ランド航空が就航予定で、その時点では過去最高だっ
需要を背景に国際線旅客便が好調だったこと。2014
た2015年夏ダイヤ当初の合計88社と同数となる。
年12月から乗り入れていた香港エクスプレスの香港線、
2015年夏ダイヤ当初との比較で新たに増えた乗り入
4月に就航したタイガーエア台湾の台北線、エチオピア
れ航空会社は、期初時点でアブダビ線のニキ航空(エ
航空のアディスアベバ線の運航などによって、国際線
ティハド航空とのコードシェア)、厦門線の厦門航空、
旅客便は2014年冬ダイヤ比で70回増の2908回となっ
ミラノ/成田/香港線のカーゴルックスイタリアの3社。
た。また、バニラエアの高雄線開設、セブパシフィック
これに2016年1月からワルシャワ線のLOTポーランド
航空のセブ線開設など、アジア路線の開設・増便など
航空が加わる予定。
も目立った。
就 航 都 市 数は、海 外が36カ国・3地 域の106都 市、
なお、国際線の週間発着回数は3374回で歴代6位、
国内が17都市で、過去最高の合計123都市となった。
国内線は948回で過去最高となった。1日平均では、国
国際線で、中国国際航空による天津、カンタス航空に
際線が482回、国内線が135回。年間換算では、国際
よるブリスベン、中国南方航空による鄭州・長沙・ハ
線が17万5448回、国内線が4万9296回となっている。
ルビン・武漢、全日空によるブリュッセルなど、新規路
航空会社数は、国際線84社と国内線のみの4社で
線開設が相次いだ(表1-20参照)。
合計88社となり過去最高となった。2014年冬ダイヤ
当初との比較で新たに増えた乗り入れ航空会社は、期
初時点で、香港エクスプレス、タイガーエア台湾のほか、
コードシェアでのエジプト航空およびTAM航空の計4
2. 成田空港への乗り入れ航空会社と発着回数
71
72
2. 成田空港への乗り入れ航空会社と発着回数
メキシコシティ
モンテレイ
26都市26路線
(旅客便:22都市22路線)
MEX
MTY
小計
3カ国
メキシコ
〃
カナダ
〃
コペンハーゲン
CPH
小計
マレーシア
〃
〃
インドネシア
〃
ハノイ
ホーチミン
ダナン
シンガポール
コタキナバル
クアラルンプール
ペナン※
HAN
SGN
DAD
S I N
B K I
KUL
PEN
CGK
ジャカルタ
19都市21路線
13カ国
DPS
デンパサール
(旅客便:17都市17路線)
【海外】36カ国 3地域 106都市109路線(地域:香港、マカオ、台湾)
(旅客便:97都市98路線)
成田空港と結ばれる都市:123都市127路線(定期便スケジュール)
(旅客便:113都市115路線)
シンガポール
ベトナム
〃
〃
タイ
ミャンマー
韓国
〃
バンコク
ソウル
釜山
I C N
PUS
BKK/DMK
高雄
台北
マカオ
香港
広州
鄭州
長春
重慶
長沙
成都
大連
杭州
ハルビン
南京
北京
上海
瀋陽
深圳※
青島
天津
武漢
西安
厦門
都市名
ウランバートル
KHH
T P E
MFM
HKG
CAN
CGO
CGQ
CKG
CSX
CTU
DLC
HGH
HRB
NKG
PEK
PVG
SHE
SZX
TAO
TSN
WUH
X I Y
XMN
コード
ULN
ヤンゴン
トルコ
ウズベキスタン
ロシア
〃
〃
〃
フィンランド
デンマーク
イタリア
〃
スイス
オーストリア
(ポーランド)
ベルギー
オランダ
ドイツ
〃
〃
フランス
国・地域
英国
小計
ADD
小計
GUM
SPN
NOU
PPT
1都市1路線
(旅客便:1都市1路線)
アディスアベバ
国・地域
フィリピン
〃
〃
1カ国
エチオピア
19カ国3地域
米国
〃
フランス
〃
パラオ
パプアニューギニア
オーストラリア
〃
〃
〃
〃
ニュージーランド
スリランカ
インド
〃
パキスタン
〃
カタール
アラブ首長国連邦
〃
【アフリカ方面】
60都市61路線
(旅客便:57都市58路線)
グアム
サイパン
ヌーメア(ニューカレドニア)
パペーテ(タヒチ)
アジア・中近東・オセアニア方面
国・地域
コード
都市名
モンゴル
CRK
クラーク※
MNL
マニラ
中国
NOP
セブ
〃
〃
AUH
アブダビ
〃
DXB
ドバイ
〃
〃
DOH
ドーハ
〃
〃
I S B
イスラマバード
〃
LHE
ラホール
〃
〃
BOM
ムンバイ
〃
DEL
デリー
〃
〃
CMB
コロンボ
〃
〃
AKL
オークランド
〃
〃
BNE
ブリスベン
〃
CNS
ケアンズ
MEL
メルボルン
香港
OOL
ゴールドコースト
SYD
シドニー
マカオ
POM
ポートモレスビー
台湾
〃
ROR
コロール
RGN
イスタンブール
ローマ
ミラノ
FCO
MXP
I S T
チューリッヒ
ZRH
タシケント
ウィーン
V I E
TAS
(ワルシャワ)
(WAW)
モスクワ
ハバロフスク
クラスノヤルスク※
ウラジオストク
ブリュッセル
BRU
DME/SVO※
KHV
KJA
VVO
アムステルダム
AMS
ヘルシンキ
デュッセルドルフ
フランクフルト
ライプチヒ※
DUS
FRA/HHN※
L E J
HEL
パリ
CDG
コード
LHR
海 外
17都市18路線
(旅客便:16都市17路線)
【国内】17都市18路線
(旅客便:16都市17路線)
小計
コード
CTS
SDJ
K I J
NGO
KMQ
ITM/KIX
H I J
TAK
MYJ
FUK
K K J
HSG
O I T
KMJ
KOJ
A S J
OKA
国 内
(日本)
都市名
札幌
仙台
新潟
名古屋
小松
大阪
広島
高松
松山
福岡
北九州※
佐賀
大分
熊本
鹿児島
奄美大島
那覇
(注)※貨物便のみの就航都市。
本資料は、2015年11月8日~11月21日(14日間)の定期便スケジュールに基づく。
ワルシャワは、冬ダイヤ期中での就航予定。同就航により2016年1月14日以降の就航都市数は 【海外】107都市 【国内】17都市 【合計】124都市と開港以来最高を更新する見込み。
バンクーバー
カルガリー
国・地域
米国
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
ヨーロッパ方面
都市名
ロンドン
1章
YVR
YYC
コード
ANC
ATL
BOS
CVG
DEN
DFW
DTW
EWR
HNL
I A D
I A H
J F K
LAX
MEM
MSP
OAK
ORD
PDX
SAN
SEA
SFO
S J C
南北アメリカ方面
都市名
アンカレッジ※
アトランタ
ボストン
シンシナティ※
デンバー
ダラスフォートワース
デトロイト
ニューアーク
ホノルル
ワシントンDC
ヒューストン
ニューヨーク
ロサンゼルス
メンフィス※
ミネアポリス
オークランド※
シカゴ
ポートランド
サンディエゴ
シアトル
サンフランシスコ
サンノゼ
表1-20 成田空港と結ばれる世界の都市一覧(2015年冬ダイヤ開始時)
第
成田空港を取り巻く環境と運用状況
第1章
3 東アジアの国際拠点空港としての成田空港
おり、2032年には78万〜94万回に達すると予測。首
❶ 発着枠の拡大
都圏の国際競争力強化や訪日外国人旅客数のさらな
成田空 港 の1日あたりの 発 着枠 は1990年末 以 降、
る増加等の観点から、空港処理能力の拡大を含めた
360回として運用されてきたが、国土交通省が関係者
首都圏空港のさらなる機能強化を図る必要があるとし、
との調整を続けてきた結果、1998年4月25日から1日
昨年7月、国土交通省交通政策審議会航空分科会基
370回に拡大された。この増枠を使用する運航は臨時
本政策部会の下に設置された、学者・専門家から構成
便等に限定されてきたが、同年の冬期スケジュールか
される「首都圏空港機能強化技術検討小委員会」にお
らは、新たに定期便の発着にも活用することができる
いて、首都圏空港の機能強化に係る技術的な選択肢
ようになった。
がとりまとめられた。
暫定平行滑走路(現B滑走路)のオープン(2002年
この技術的な選択肢をもとに、首都圏空港の機能
4月18日)に伴い、空港処理能力はそれまでの年間13
強化の具体化について、関係自治体や航空会社等で協
万5000回から20万回に拡大し、それに伴い、1日あた
議を行うため、2014年8月に「首都圏空港機能強化の
りの発着枠は370回から546回へと約50%増えた。増
具体化に向けた協議会」を設置。今年7月までに3回の
加分の176回が暫定平行滑走路の発着枠である。
会合が開かれており、成田空港については、管制機能
その後も、長期的に国際線需要が伸びると予測され、
の高度化や高速離脱誘導路の整備、夜間飛行制限の
成田空港の機能拡充が国内外から求められていた。こ
緩和などによって、東京オリンピック・パラリンピック
れに合わせて、成田空港の空港処理能力についても、
が開催される2020年までに、年間約4万回以上の発
近年拡大してきている。2009年10月には暫定平行滑
着回数の拡大が可能という見方も示されている。
走路の2500m化が完了して運用を開始したことにより、
2010年3月以降、空港処理能力は従来の20万回から
22万回に増加した。さらに、2011年10月30日に22万
❷ 国内・世界における成田空港の位置づけ
回から23万5000回、2012年3月25日からは25万回に
(1)日本の空の玄関口としての役割
拡大された。
日本全国の空港における輸送実績で、成田空港は
2010年10月には、年間発着枠30万回について、国
最大のシェアを占めており、日本の“空の玄関口”として
土交 通省と千葉県、地元9市町との間で合意された。
重要な役割を担い続けている。国土交通省がまとめた
2013年3月31日からは空港処理能力が27万回に引き
2014年度の「空港管理状況調書」によると、全国の空
上げられており、成田空港では引き続き施設整備を進
港における国際線(不定期便を含む)の実績は、航空
め、2014年度に30万回への拡大を実現している。
機着陸回数が2013年度比9.0%増の21万8808回、航
国土交通省は、今後の首都圏空港における航空需
空旅客 数(乗降客+通 過客)が同9.1%増の6556万
要について、国内線と国際線を合わせた発着回数は、
9806人を記録するとともに、貨物取扱量は同12.0%
早ければ2022年度に、遅くとも2027年度には現在の
増の354万9780トンを記録した。
計画処理能力である約75万回を超過すると見込んで
全 空港に占める成田空港の割合は、着陸回数が
(参考)成田空港発着枠の変遷
自
1978.7.20
1978.8.20
1980.3.16
1984.3.25
1985.10.27
1986.3.30
1987.3.29
1988.3.27
1989.3.26
至
1978.8.19
1980.3.15
1984.3.24
1985.10.26
1986.3.29
1987.3.28
1988.3.26
1989.3.25
1990.3.24
1日
発着枠
180
200
220
240
(注)
(260)
300
330
340
270
自
1990.3.25
1990.12.20
1998.4.25
2002.4.18
2010.3.28
2011.10.30
2012.3.25
2013.3.31
2015.3.29
至
1990.12.19
1998.4.24
2002.4.17
2010.3.27
2011.10.29
2012.3.24
2013.3.30
2015.3.28
―
1日
発着枠
350
360
370
4,518
4,806
5,192
5,753
A
B
370
176
1週間
発着枠
4,228
(注)260は1985.7.1~8.31
3. 東アジアの国際拠点空港としての成田空港
73
第
1章
成田空港を取り巻く環境と運用状況
40.7%、航空旅客数が40.7%、貨物取扱量が58.5%と
輸入額は2.3%増を示して、前年の19.0%増から伸び
なっており、着陸回数と旅客数が全体の約4割、貨物
率が低下している。輸出入額の合計は20兆1954億円
取扱量が6割弱を占めている。ただし2013年度と比較
となり、関西空港(8兆6677億円)の倍以上という規
すると、着陸回数が3.7ポイント減、航空旅客数が5.8
模に達している(表1-21参照)。
ポイント減、貨物取扱量も4.2ポイント減と、いずれも
また、主要貿易港のうち、成田・羽田・中部・関西・
マイナスにとどまっている。
福岡の5空港における貿易額に占める成田空港のシェ
2014年度の着陸回数を空港別に見ると、8万8969
アは、輸出額で54.1%、輸入額で68.5%に達しており、
回(1日平均244回)の成田空港がトップで、関西空港
いずれも2位の関西空港(輸出額シェアで32.5%、輸入
の4万7641回(同131回)、羽田空港の3万26回(同83
額シェアで20.9%)を大きく引き離し、輸出入とも成田
回)
、中部空港の1万6781回(同46回)
、福岡空港の1
に集中していることを裏付けた。また、輸出入額を合
万2091回(同34回)が続く。国際線が就航している空
計した貿易額全体でも、成田空港のシェアは61.6%と
港の合計着陸回数に占める各空港のシェアは、成田
全体の6割以上を占め、第2位の関西空港の26.5%の
空港が40.7%、関西空港が21.8%、羽田空港が13.7%、
倍以上の規模に達している。こうした数値は、東京を
中部空港が7.7%、福岡空港が5.5%となっている。
はじめとする首都圏が、国際的な一大生産地であると
日本の貿易港として成田空港が重要な役割を担って
同時に、消費市場としても世界的に極めて大きなマー
いることは、全国の空港における貨物取扱量のシェア
ケットとなっていることなどが要因として考えられる。
が58.5%
(2014年度)に及び、全体の6割弱に達して過
半を大きく上回っている事実からもうかがえるものの、
(2)国際拠点空港としての成田の位置づけ
金額ベースで見ても、こうした成田空港の役割が裏付
2010年6月に閣議決定された「新成長戦略」で、首
けられる結果となっている。
都圏空港を含めたオープンスカイの推進が盛り込まれ、
「外国貿易概況」
(日本関税協会)によると、2014
それまでに実現していた韓国、香港、マカオ、ベトナム、
年度における成田空港からの輸出額は約8兆4613億
タイ、マレーシア、シンガポール、スリランカ、カナダの
円となり、日本からの輸出額の11.3%
(前年度シェア
9カ国・地域とのオープンスカイ協定では対象から除
は11.0%)
、輸入額は約11兆7341億円で、日本への輸
外されていた首都圏空港(成田・羽田)も、その対象
入額の14.0%
(同13.6%)を占めた。輸出額・輸入額と
に加わえられることになった。オープンスカイとは、参
もに全国の貿易港の中で一二を争う金額となっており、
入可能な航空会社の数、路線および便数に係る制限を
いずれも10%以上のシェアを維持している。
二国間で相互に撤廃すること。オープンスカイが適用
また、前年度と比較すると、輸出額が8.3%増を記録
されることで締結国の航空会社であればスピーディー
して、前年の0.7%増から伸び率を大きく拡大する一方、
かつ、フレキシブルな路線展開が可能となった。
表1-21 全国港別輸出入ランキング(2014年度/確報値)
輸出
順位
港名
1
名古屋
2
価額
輸入
伸び率(%)
港名
価額
輸出入計
伸び率(%)
港名
価額
11,468,745
2.5
成田空港
11,734,136
2.3
成田空港
20,195,387
成田空港
8,461,251
8.3
東京
11,086,911
5.3
東京
17,338,909
3
横浜
7,354,623
7.7
名古屋
5,684,961
2.7
名古屋
17,153,706
4
東京
6,251,998
9.5
大阪
5,117,979
1.1
横浜
12,036,141
5
神戸
5,565,479
5.9
千葉
4,997,658
−2.3
神戸
8,767,090
6
関西国際空港
5,078,813
12.7
横浜
4,681,518
7.7
関西国際空港
8,667,660
7
大阪
3,363,018
9.5
関西国際空港
3,588,847
2.6
大阪
8,480,997
8
三河
2,370,310
8.9
神戸
3,201,611
4.8
千葉
6,103,983
9
清水
1,798,241
3.6
川崎
3,041,692
−7.1
川崎
4,680,037
10
博多
1,759,658
−8.8
境
2,334,885
−1.9
四日市
3,203,405
74,670,319
5.4
83,814,621
−0.9
全国計
出典:日本関税協会「外国貿易概況」
(注)
「伸び率」は対前年度の伸び率(%)を示す。
74
(単位:百万円)
3. 東アジアの国際拠点空港としての成田空港
全国計
全国計
158,484,940
(注)確報値は、確定値の前段階の数字。確定値が発表されるのは2016年3月頃。
ランスのとれた国際航空ネットワークは、今後一層重
省は、首都圏空港を含めたオープンスカイを推進する
要性を増していくものと考えられる。
交渉を開始。2010年10月の米国とのオープンスカイ
成田空港への乗り入れ航空会社は、2015年冬ダイ
合意を皮切りに、2014年2月のオーストリアとの合意に
ヤで87社を数え、国際線の就航都市数は36カ国3地
至るまで、成田空港におけるオープンスカイ合意国は
域の106都市、国内線が17都市となっている。2015年
2015年10月末現在で23カ国・3地域であり、成田空港
9月の実績では、1日平均の航空旅客数は10万7320人、
の2014年国際線発着総旅客数のうち、オープンスカ
航空機発着回数は660回に及ぶ。
イ合意国の旅客が占める割合は79.3%である。
(表1-22
国際空港評議会(ACI:Airports Council International)
参照)
。
が 世 界 の 空 港 の 利 用 動 向 を まとめ た「2014 ACI
首都圏空港を除く空港においては先行してオープン
World Airport Traffic Report」によると、成田空港の
スカイが進められていたものの、成田空港については
国際線取扱実績は、旅客数が第16位(前年は第13位)
、
空港処理能力27万回化達成のタイミングが待たれて
貨物取扱量は第6位(前年同)となった。貨物取扱量
いた。誘導路の新設、スポットの整備が2012年度中に
は、前年の194万628トンから204万3372トン(前年比
完了、運用開始したことから、2013年夏ダイヤ(2013
5.3%増)に増加している(表1-23参照)。
年3月31日)よりオープンスカイが適用となった。
また、2014年における世界160カ国の約2200空港
日本経済の再生に向けて、2013年6月に閣議決定さ
での航空機の発着回数は前年比1.3%増の8460万回
れた新たな成長戦略「日本再興戦略−JAPAN is BACK
を記録。地域別では、北米が2960万回で同1.0%減と
−」でも、成長実現に向けた具体的な取り組みである
マイナスにとどまったのに対し、欧州は2120万回で同
3つのアクションプランの1つとして掲げられた戦略市
1.4%増とプラスを示し、さらにアジア太平洋は1970万
場創造プラン(
「世界を惹きつける地域資源で稼ぐ:
回で同5.0%増と好調な伸びを維持した。
観光資源」
)で、
「訪日環境の改善」を図る施策として、
「LCC参入促進等による航空ネットワークの充実」
や
「ビ
ジネスジェットの利用環境整備」などとともに「オープ
ンスカイの戦略的推進」が位置づけられて、その重要
性が改めて確認されている。
表1-22 成田空港におけるオープンスカイ合意国
合意年月
2010年
略』改訂2015−未来への投資・生産性革命−」では、
「改革2020プロジェクト」の中で掲げられている訪日
観光客の拡大に向けた環境整備の取り組みとして「観
このなかで、
「世界最先端の観光立国」を実現するため
2011年
の方策として、成田空港では、ストレスフリーの環境整
をゲートウェイにした情報発信の拠点整備などによる
利便性・快適性の向上などが盛り込まれた。国際空港
では、空港の容量拡大だけにとどまらない質的な向上
も要請される時代となっている。
また、6月には観光立国推進閣僚会議(主宰:内閣
グラム2015−『2000万人時代』早期実現への備えと
国・地域
10月
米国
12月
韓国
1月
シンガポール
2月
マレーシア
5月
香港
6月
ベトナム
7月
マカオ
8月
インドネシア
9月
備に加え、鉄道・バスによる空港アクセスの改善、空港
総理大臣)も「観光立国実現に向けたアクション・プロ
(地域:香港、マカオ、台湾)
23カ国3地域
さらに、2015年6月に閣議決定された「
『日本再興戦
光立国のショーケース化」プロジェクトが打ち出された。
2012年
ブルネイ
台湾
1月
英国
2月
ニュージーランド
3月
スリランカ
6月
フィンランド
7月
フランス
8月
オランダ
スウェーデン
11月
おける抜本的な容量拡大などの諸課題について、関係
なることも見込まれているなかで、成田空港が持つバ
ノルウェー
デンマーク
空港での2020年以降の機能強化に向け、
「成田空港に
アジアが近い将来において世界最大の航空市場と
オーストラリア
11月
10月
定した。
「空港ゲートウェイ機能の強化」では、首都圏
港容量をめぐる状況も新たな局面を迎えることになる。
カナダ
10月
地方創生への貢献、観光を日本の基幹産業へ−」を決
自治体等と議論を深める」方針が確認されており、空
第1章
この「新成長戦略」の閣議決定を受けて国土交通
2013年
2014年
タイ
7月
スイス
9月
フィリピン
10月
ミャンマー
2月
オーストリア
(2015年10月末現在)
3. 東アジアの国際拠点空港としての成田空港
75
76
30,720 成田※
28,753 シンガポール
27,048
バンコク
26,821
(DMK)
フランクフルト
アムステルダム
香港
シンガポール
ロンドン
(LGW)
成田
バンコク
(DMK)
ソウル(ICN)
3
4
5
6
7
8
3. 東アジアの国際拠点空港としての成田空港
9
10
ロンドン
(LHR)
空港名
2007
ロンドン
(LHR)
空港名
バンコク
(BKK)
31,140
ロンドン
(LGW)
33,481 成田※
34,237 シンガポール
35,221 ドバイ
46,305 フランクフルト
47,088 香港
ロンドン
31,633
(LGW)
27,926
2008
47,693 アムステルダム
パリ
54,904
(CDG)
62,099
千人
バンコク
29,588
(BKK)
30,017 ドバイ
33,368 成田※
33,860 シンガポール
43,275 香港
45,697 フランクフルト
45,941 アムステルダム
パリ
51,889
(CDG)
61,348
千人
ロンドン
(LHR)
空港名
2009
30,104
バンコク
(BKK)
30,434 マドリッド
32,324 成田※
36,288 シンガポール
36,592 ドバイ
46,708 アムステルダム
47,141 フランクフルト
47,349 香港
パリ
55,825
(CDG)
61,346
千人
28,835
フランクフルト
シンガポール
5
6
1,602 台北
パリ
(CDG)
上海
(PVG)
アムステルダム
8
9
10
出典:ACI「2014 World Airport Traffic Report」
1,450 アムステルダム
1,829 アンカレッジ
上海
1,687
(PVG)
台北
7
1,611 アムステルダム
1,610 マイアミ
1,686 マイアミ
1,527 アムステルダム
1,663 ドバイ
1,826 シンガポール
上海
1,832
(PVG)
パリ
1,692
(CDG)
1,544 マイアミ
1,568 台北
1,741 シンガポール
1,857 フランクフルト
1,332 アンカレッジ
1,345 台北
1,634 シンガポール
1,758 成田
1,742 台北
1,753 アンカレッジ
1,814 シンガポール
2,126 成田
1,612 アンカレッジ
1,686 マイアミ
1,865 シンガポール
パリ
1,899
(CDG)
2,045 フランクフルト
パリ
2,142
(CDG)
パリ
1,778
(CDG)
上海
1,916
(PVG)
上海
1,895
(PVG)
1,911 シンガポール
2,084 成田
2,149 フランクフルト
1,785 フランクフルト
パリ
1,963
(CDG)
1,994 フランクフルト
パリ
1,997
(CDG)
1,834 シンガポール
1,836 フランクフルト
2,183 ドバイ
2,130 フランクフルト
1,810 ドバイ
2,010 成田
パリ
2,030
(CDG)
2013
空港名
1,646 マイアミ
1,652 アンカレッジ
1,675 アンカレッジ
1,676 シンガポール
パリ
1,835
(CDG)
パリ
1,806
(CDG)
2014
1,850 フランクフルト
1,941 成田
台北
1,974
(TPE)
上海
2,159
(PVG)
2,395 ドバイ
ソウル
2,436
(ICN)
4,127 香港
千トン
1,787
1,844
1,858
2,007
2,043
2,073
2,334
2,368
2,474
4,376
千トン
37,183
※成田は16位
(29,592)
バンコク
34,079
(BKK)
1,903 シンガポール
1,939 成田
1,952 フランクフルト
アンカレッジ
4
1,976 アンカレッジ
上海
2,156
(PVG)
2,059 ドバイ
2,212 成田
2,236 成田
上海
2,190
(PVG)
空港名
ソウル
2,280
(ICN)
千トン
2,265 ドバイ
2012
上海
2,344
(PVG)
空港名
上海
1,846
(PVG)
千トン
2,120 成田
2011
ソウル
(ICN)
空港名
3
千トン
2,397 ドバイ
2010
ソウル
2,484
(ICN)
空港名
ソウル
2,634
(ICN)
千トン
ソウル
2,268
(ICN)
2009
ソウル
2,386
(ICN)
空港名
ソウル
2,524
(ICN)
千トン
ソウル
2,308
(ICN)
2008
ソウル
2,233
(ICN)
空港名
成田
2
千トン
※成田は13位
(30,490)
30,617 アタテュルク
4,025 香港
2007
※成田は13位
(29,629)
32,450 マドリッド
38,153
44,907
52,713
53,289
54,941
58,627
62,901
68,091
69,954
千人
40,786 アタテュルク
ソウル
41,303
(ICN)
バンコク
39,358
(BKK)
ソウル
38,351
(ICN)
51,316 フランクフルト
52,528 シンガポール
52,775 アムステルダム
2014
49,910 フランクフルト
50,749 アムステルダム
50,976 シンガポール
3,938 香港
空港名
バンコク
(BKK)
34,538 ソウル(ICN)
35,009
45,429 シンガポール
49,477 フランクフルト
49,681 アムステルダム
50,192 香港
パリ
56,768
(CDG)
ロンドン
65,876
(LHR)
59,274 香港
4,128 香港
千トン
空港名
67,325 ドバイ
千人
パリ
55,656
(CDG)
2013
56,201 香港
3,350 香港
2006
※成田は13位
(26,303)
31,418 マドリッド
空港名
ロンドン
65,258
(LHR)
千人
パリ
52,753
(CDG)
2012
57,120 ドバイ
ロンドン
(LHR)
空港名
55,675 ドバイ
64,688
千人
3,627 香港
空港名
バンコク
(BKK)
32,164 ソウル(ICN)
32,950
40,924 シンガポール
45,137 フランクフルト
46,307 アムステルダム
46,314 ドバイ
49,775 香港
2011
3,742 香港
千トン
ロンドン
(LHR)
空港名
パリ
53,150
(CDG)
60,903
千人
3,579 香港
2005
バンコク
(BKK)
29,066 成田※
30,895 ソウル(ICN)
36,089 シンガポール
40,104 アムステルダム
43,521 フランクフルト
44,521 ドバイ
44,979 香港
2010
3,402 香港
香港
空港名
1
順位・年
(2)国際貨物量
ロンドン
(LHR)
空港名
パリ
53,032
(CDG)
60,651
千人
※2006年から、成田空港では、海外の空港の集計方法にならい、通過旅客数を到着客および出発客としてダブルカウントすることとした。
25,591 ドバイ
ロンドン
(LGW)
39,800 香港
43,999 フランクフルト
44,829 アムステルダム
パリ
48,869
(CDG)
2006
パリ
(CDG)
ロンドン
(LHR)
空港名
2
千人
61,011
2005
ロンドン
(LHR)
空港名
1章
1
順位・年
表1-23 世界の空港国際線ランキング
(1)国際旅客数
第
成田空港を取り巻く環境と運用状況