先輩職員からのメッセージ

先輩職員からのメッセージ
福岡法務局供託課
石本弥子
これまでの仕事の内容は?
私は,不動産登記事務を1年半経験した
後,現在は供託事務に従事しています。どち
らも,お客様からの申請に対して,法令上問
題がないかを審査することが主な仕事です。
そのため,法律的な知識の習得や,法令の趣
旨に反しないように理論立てて考えることが
不可欠です。
す。難しいことですが,その分とても勉強にな
りますし,何より,申請人の方から感謝の言葉
を頂いたときの喜びはひとしおです。
法務局には,他にも,法人登記,戸籍・国
籍,人権擁護,訟務等の様々な業務がありま
す。私が経験した仕事は数ある業務の中のまだ
まだほんの一部です。
メッセージ
法務局で働いた感想は?
不動産登記事務も供託事務も,皆さんが想
像している以上に生活に密着した業務です。
窓口や電話を通じて,日々多くのお客様とお
話しします。弁護士や司法書士などの資格を
もったプロの方とは専門家として対等に話せ
る力,また,一般の方には難しい用語や手続
をかみ砕いて説明できる力が必要と感じま
福岡法務局訟務部
(平成26年採用)
松元春香
現在の仕事の内容は?
私は今,訟務部に配属されています。主な仕
事は,国が訴えられたときに,国の指定代理人
となって訴訟活動することです。訟務部には法
曹資格を有する訟務部付検事がいますが,その
部付とペアを組み,法廷に立って,相手方の弁
護士と対等にやり取りをしています。
訟務部に勤務した感想は?
国の指定代理人としてやり取りをするという
ことは,その発言は国の発言となるわけですか
ら,非常に責任の重い仕事です。当然,とても
多くの法令等を勉強しなければならないため,
配属された当初は,やっていけるかとても不安
でした。しかし,法務局には全国規模の研修か
ら部門内の勉強会に至るまで,実に多くの勉強
の機会が設けられており,訟務部にも多くの研
法務局の業務は幅が広い上に専門的な知識が
必要,と聞くと,興味を持つと同時に不安も感
じるかもしれませんが,研修を通じて一から学
ぶことができますし,先輩方のフォローもある
ので,心配いりません。少しでも興味をもって
おられる方は,是非法務局を志望してみてくだ
さい。
(平成24年採用)
修がありましたので,その知識を吸収するこ
とで,徐々に一人で対応できる仕事が増えて
いきました。
今でも事件の内容や法令の解釈等に頭を悩
ませることは多いのですが,訟務部付検事や
上司に相談しながら処理を進めていき,その
事件に勝訴したときは,とても大きな達成感
を得ることができます。非常にやりがいのあ
る仕事です。
職場の雰囲気は?
法務局には一人で悩んでいると声をかけて
くれたり,失敗してもフォローをしてくれる
先輩・上司がいます。仕事をする以上,つら
いことももちろんありますが,必ず誰かが見
ていてくれる職場です。
皆さんも,こんな法務局で一緒に働いてみ
ませんか。
先輩職員からのメッセージ
福岡法務局会計課
髙尾喜樹
現在の仕事の内容は?
私は,これまでに不動産登記業務,供託業
務,人権擁護業務を経験し,現在は「会計
課」に勤務しています。
会計課は,法務局が業務を行う上で必要な
予算,物品,庁舎等の管理を行う部署で,法
務局の縁の下の力持ちのような存在です。そ
の中で,私は,職員や来庁者が使用する物品
(ボールペンなどの消耗品からコピー機など
の大型備品まで)の購入や修理の手配,物品
の管理などの業務を担当しています。
物品を購入することにより,各職場の業務
がスムーズになったり,来庁者が利用しやす
くなるようにと,いろいろと考えて購入しま
すので,実際にそのような感想を言っていた
だけたときにやりがいを感じます。
(平成18年採用)
メッセージ
私が携わってきた業務のほかにも,戸籍・国
籍に関する業務,国の訴訟に関する業務なども
あり,法務局は幅広い業務を担っています。
法務局の職員には,これらの業務を遂行する
ため,各業務の専門的知識が求められるわけで
すが,私たち職員も専門的な知識を最初から有
して採用されたわけではありません。
法務局には採用年次に応じて,業務の基礎的
な知識を養う長期の研修があり,また,各業務
に携わるときにはより専門的な知識を養う研修
もあります。私も,5か月に及んだ測量の研修
から戻ってきたばかりです。
また,現在は若手職員に対するサポートが制
度的に充実しており,各職員も若手職員を育成
していこうとの強い意識を持っています。
法務局は難しい仕事をしているとのイメージ
をお持ちの方も,安心して法務局を志望してい
ただければと思います。
(執筆者の所属は,平成28年4月現在)