A 水稲

高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
水
A 水稲
◇水稲用除草剤の使用時期および適用雑草一覧表
処
特
No.
薬
剤
徴
1 ユニハーブフロアブル
剤
適 用 雑 草 名
使用時期(移植後日数およびノビエの葉齢)
移植 移植 移植後 移植後 移植後 ノビエ ノビエ ノビエ ノビエ ノビエ
ミ
コ
一
ク
ホ ウ ズ
オ ウ
時
直後 1日
3日
5日 1葉期 1.5葉 期 2葉期 2.5葉 期 3葉期
使用の晩限 ノ 年 タ リ ガ ロ モ キ
ビ 生
グ
ノビエの葉齢と移植後日数(参考・平年値)
ル カ ヤ
ダ ヤ
エ 広
ワ
ノビエ始
早期栽培
7日 10日 12日 15日 18日
イ ワ ツ
カ ガ
葉
イ
ノビエ始
ノ
ビ
エ
1葉
リ
ラ
普通期栽培
5日
7日
9日 11日 13日
●
非
●
●・・ ・・・・・・・・・・・・ ・・●
中期剤や初中期
移植後5日 ○ ○ ○
○ ○
3 エリジャンジャンボ
非
●
●・・ ・・・・・・・・・・・・ ・・●
※ 一発剤との体系
移植後30日 ○ ○ ○
○
4 サキドリEW
非
●
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○
○ ○
5 エリジャン乳剤
非
1 サンシャイン1キロ粒剤
非
2
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日
○ ○ ○
●
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○ ○
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
(早期)
●
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
(普通期)
●
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
●
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
直
イネ1葉期 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
(砂壌土)
(壌土~埴土)
●
直
6
で用いる
●
4 トップガンGT1キロ粒剤51
5 カチボシ1キロ粒剤51
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
●
ミスターホームランLフロアブル
クサトリーBSX1キロ粒剤51
3
ビッグシュアZ1キロ粒剤51
●
藻
類
・
表
層
剥
離
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○
非
初 2 草笛ジャンボ
期
植 前 7日
名 理
植代~移
○
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
○
収穫90日前 ○ ○ ○ ○ ○
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
○
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
○
イネ1葉期 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
収穫90日前 ○ ○ ○ ○ ○
非
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○
非
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○
8 サンシャインジャンボ
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○
9 ゴウワンDLジャンボ
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○
○
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
○
スラッシャ粒剤・クサトッタ粒剤
7 ワンオール粒剤
10 ウルフエース粒剤17
(早期)
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
(普通期)
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
○
収穫90日前 ○ ○ ○ ○ ○
○
11 トップガンL250グラム
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○ ○
○
12 バッチリジャンボ
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○ ○
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
直
13 ナギナタ1キロ粒剤
イネ1葉期 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
非
14 シリウスエグザジャンボ
15 ウィナーLジャンボ
○
イネ1葉期 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
収穫90日前 ○ ○ ○ ○ ○
16 クラッシュEXジャンボ
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後10日 ○ ○ ○ ○ ○
○
17 クサトリエースLジャンボ
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
○
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○ ○
○
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○
○
20 ネビロス-ラジカルジャンボ
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
○
21
○
直
18 ゴヨウダジャンボ
19 トビキリジャンボ
非
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○
22 トップガンLジャンボ
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○
○
23 ラクダープロLフロアブル
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
○
ミスターホームランLジャンボ
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○
25 マイウェイジャンボ
非
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○
26 マイウェイ豆つぶ250
非
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○
27 ヤイバジャンボ
非
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○
28 ナギナタジャンボ
非
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
29 ガンガンジャンボ
非
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
30 バトル粒剤
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
31 キチットジャンボ
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
○
32 シリウスターボジャンボ
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
○
33 ダブルスタージャンボ
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○
○
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
○
○
24 テラガードLジャンボ
34 パンチャー1キロ粒剤
非
○
○
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
非
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
37 ボデーガードジャンボ
非
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
38 ポッシブルジャンボ
非
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
35 マサカリLジャンボ
36 エーワンジャンボ
39 アピロファインDジャンボ
40 ザークD粒剤17
41 リードゾン粒剤
非
42 リボルバー1キロ粒剤
直
43
○
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
○
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○ ○
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
イネ1葉期 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
メガゼータジャンボ
ビクトリーZジャンボ
44 銀河ジャンボ
45 フルイニングジャンボ
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○ ○
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
(砂壌土)
(壌土~埴土)
○
収穫90日前 ○ ○ ○ ○ ○
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
移植後30日 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
●・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・●
収穫60日前 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
移植後7日 ・・・・・・・・・・・・ ・・・・・ ノビエ4葉期
●・・ ・・・・・・・・・・・・ ・・・・・ ノビエ4葉期
注1)特徴:「直」・・・・直播栽培に登録あり、「非」・・・・非SU剤でありイグサ地帯でも使用可
2)藻類・表層剥離には発生前までに処理すること
3) 使 用 時 期 に 「 移 植 時 」 が あ る 剤 の み 田 植 同 時 処 理 を 行 う こ と 。
- 201 -
収穫60日前 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
稲.
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
.水
稲.
◇ No.
成分名
処
理
薬剤名 系統名
1
2
3
4
5
水 6
イプ
フェン
カルバ
ゾン
イマゾ
スルフ
ロン
インダ
ノファ
ン
オキサ
ジクロ
メホン
カフェ
ンスト
ロール
カルフェ
トリア
ゾリノ
ン系
スルホ
ニルウ
レア系
オキシ
ラン系
オキサ
ジノン
系
酸アミ
ド系
トリア
ゾリノ
ン系
ントラゾ
7
稲 8
用 除 草 剤
16
17
クミル
ロン
クロメ
プロッ
プ
シクロ
スル
ファム
ロン
シハロ
ホップ
ブチル
シメト
リン
ジメタ
メトリ
ン
ダイム
ロン
テフリ
ルトリ
オン
ピラク
ロニル
ピラゾ
キシ
フェン
ピラゾ
スルフ
ロンエ
チル
尿素系
フェノ
キシ系
スルホ
ニルウ
レア系
フェノ
キシ酸
系
トリア
ジン系
トリア
ジン系
尿素系
トリケ
トン系
ダイア
ゾール
系
ピラ
ゾール
系
スルホ
ニルウ
レア系
ンエチル
9
10
11
12
13
14
15
No.
1 ユニハーブフロアブル
初
期
剤
2
草笛ジャンボ
3
エリジャンジャンボ
4
サキドリEW
5
エリジャン乳剤
1
サンシャイン1キロ粒剤
2
ミスターホームランLフロアブル
3
クサトリーBSX1キロ粒剤51・ビッグシュアZ1キロ粒剤51
4
トップガンGT1キロ粒剤51
5
カチボシ1キロ粒剤51
6
スラッシャ粒剤・クサトッタ粒剤
7
ワンオール粒剤
8
サンシャインジャンボ
9
ゴウワンDLジャンボ
15
2
1.2
7
2.5
2
0.2
6
6.6
0.86
4.3
6.4
10 ウルフエース粒剤17
11 トップガンL250グラム
12 バッチリジャンボ
初
2.25
5
13 ナギナタ1キロ粒剤
0.6
14 シリウスエグザジャンボ
15 ウィナーLジャンボ
16 クラッシュEXジャンボ
1.4
1.8
17 クサトリエースLジャンボ
中
18 ゴヨウダジャンボ
4.2
20
7
15
4.2
20 ネビロス-ラジカルジャンボ
8.4
15
21 ミスターホームランLジャンボ
一
1
1.8
19 トビキリジャンボ
期
6.6
5
3
1.6
20
30
7
22 トップガンLジャンボ
23 ラクダープロLフロアブル
5.5
24 テラガードLジャンボ
8.4
25 マイウェイジャンボ
2.4
26 マイウェイ豆つぶ250
2.4
10
27 ヤイバジャンボ
28 ナギナタジャンボ
1.6
29 ガンガンジャンボ
30 バトル粒剤
31 キチットジャンボ
発
0.3
5
2.25
1.5
32 シリウスターボジャンボ
2.7
2
1
33 ダブルスタージャンボ
0.52
34 パンチャー1キロ粒剤
35 マサカリLジャンボ
剤
36 エーワンジャンボ
2.8
7
2
10
37 ボデーガードジャンボ
7.5
38 ポッシブルジャンボ
6
39 アピロファインDジャンボ
2
40 ザークD粒剤17
0.7
1.5
41 リードゾン粒剤
42 リボルバー1キロ粒剤
43
1.5
0.3
5
メガゼータジャンボ・ビクトリーZジャンボ
44 銀河ジャンボ
45 フルイニングジャンボ
中
期
剤
1
ザーベックスSM1キロ粒剤
2
バサグラン粒剤
3
バサグラン液剤
4
クリンチャー1キロ粒剤
5
クリンチャーEW
6
クリンチャーバスME液剤
7
カービー1キロ粒剤
8
モゲトン粒剤
9
ワイドアタックSC
25
4.2
1.8
4.5
1.8
30
3
1.8
10 スケダチ1キロ粒剤
11 ブイゴールSM1キロ粒剤
4.5
12 アトトリ1キロ粒剤
- 202 -
5
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
水
の
成
分
別
一
覧
表
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
ピラゾ
レート
ピリフ
タリド
ピリミ
スル
ファン
ピリミ
ノバッ
クメチ
ル
フェノ
キサス
ルホン
フェン
トラザ
ミド
ブタク
ロール
フルセ
トスル
フロン
プレチ
ラク
ロール
ブロモ
ブチド
プロピ
リスル
フロン
ペノキ
ススラ
ム
ベンス
ルフロ
ンメチ
ル
ベンゾ
ビシク
ロン
ベンゾ
フェ
ナップ
ベンタ
ゾン
ベンチ
オカー
ブ
ペント
キサゾ
ン
ベンフ
レセー
ト
メタゾ
スルフ
ロン
メフェ
ナセッ
ト
MCP
B
ACN
ダイア
ゾール
系
その他
スルホ
ンアミ
ド系
ピリミジ
イソキ
サゾリ
ン系
アミド
系
酸アミ
ド系
スルホ
ニルウ
レア系
酸アミ
ド系
酸アミ
ド系
スルホ
ニルウ
レア系
スルホ
ンアミ
ド系
スルホ
ニルウ
レア系
トリケ
トン系
ダイア
ゾール
系
ダイア
ジン系
カーバ
メイト
系
オキサ
ゾリジ
ン系
ベンゾ
フラン
系
スルホ
ニルウ
レア系
酸アミ
ド系
フェノ
キシ系
その他
有機系
No.
1
ルオキシ
安息香酸
系
5
20
2
4.5
3
15
4
12
4
5
12
1
2
2
1
3
3
4
0.51
0.45
9
5
6
2
0.51
2
0.51
4
1.5
7
2
1.5
8
6.7
9
8.6
0.73
10
0.17
11
1.8
36
12
5
2
1
8
22.5
13
0.55
3
14
6.7
15
18
1.02
16
17
1.7
18
12
19
20
21
1.02
22
1.8
23
36
2
12
1
24
2
25
2.2
26
2.2
27
2
28
2.2
29
2
8
2
12
12
8
30
3.5
31
5
32
6.7
33
7.5
34
3
8
35
5
1
36
37
7.5
38
20
39
5
15
40
41
0.17
4
3.5
4
3.5
42
7.5
43
2.25
44
2.5
45
0.44
4
1
6
2
11
3
40
2.4
4
5
6
20
7
2
2.4
8
9
9
3.6
10
0.22
11
12
0.3
0.75
- 203 -
2.4
稲.
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
.水
稲.
◇ 水稲用除草剤の成分別総使用回数と特徴
1.主にイネ科選択性を示す成分
No.
成 分 名
総使用回数
1
イプフェンカルバゾン
2 回以内
3
4
5
インダノファン
オキサジクロメホン
カフェンストロール
2 回以内
2 回以内
1回
10
シハロホップブチル
3 回以内
15
ピラクロニル
2 回以内
16
18
19
ピラゾキシフェン
ピラゾレート
ピリフタリド
2 回以内
2 回以内
2 回以内
20
ピリミスルファン
2 回以内
21
ピリミノバックメチル
2 回以内
22
フェノキサスルホン
2 回以内
23
24
25
フェントラザミド
ブタクロール
フルセトスルフロン
1回
2 回以内
2 回以内
26
プレチラクロール
2 回以内
34
ベンチオカーブ
1回
35
ペントキサゾン
2 回以内
38
メフェナセット
2 回以内
特
徴
ノビエに卓効を示すとともに,一年生広葉雑草,カヤツリグサ科雑草にも効果が
ある。また,ノビエに対し長期 (40~50 日) の残効性を有する。
イネ科雑草に卓効を示す。
イネ科雑草に卓効を示す。イネ科以外にはほとんど効果がない。
ノビエに卓効を示すとともに,コナギや一年生広葉雑草にも効果がある。
高葉齢のノビエにも高い除草効果を持ち,キシュウスズメノヒエにも効果があ
る。イネ科以外にはほとんど効果がない。
ノビエなどの一年生雑草のほかに多年生雑草にも効果がある。しかし,切断茎から
再生したイボクサやセリにはほとんど効果を示さない。
ノビエ・カヤツリグサ・ウリカワ等に卓効を示す。
ノビエ・カヤツリグサ・ウリカワ・イボクサ等に卓効を示す。
ノビエおよび一年生広葉雑草に卓効を示す。
ノビエなどの一年生雑草のほかに多年生雑草およびSU剤抵抗性雑草にも効果
がある。
ノビエに卓効を示し,高葉齢のノビエにも高い除草効果がある。イネ科以外には
ほとんど効果がない。
ノビエに卓効を示すとともに,一年生広葉雑草,カヤツリグサ科雑草にも効果が
ある。また,長期の残効性を有する。
ノビエおよび一年生広葉雑草に卓効を示す。
ノビエ・カヤツリグサ・一年生広葉雑草・ホタルイに卓効を示す。
スルホニルウレア系除草剤で,ノビエ・コナギ・ホタルイに卓効を示す。
ノビエ・マツバイ・ホタルイに卓効を示すとともに一年生広葉雑草やミズガヤツ
リにも効果がある。
ノビエおよび一年生広葉雑草に卓効を示す。
ノビエ・一年生広葉雑草・マツバイを光の存在下で即効的に褐変枯死させ,ホタ
ルイにも効果がある。
ノビエ・カヤツリグサ類・コナギ・イボクサ等に卓効を示す。
2.主にイネ科以外の雑草に効果が高い成分
No.
2
9
17
30
28
37
7
8
11
12
成 分 名
イマゾスルフロン
シクロスルファムロン
ピラゾスルフロンエチル
ベンスルフロンメチル
プロピリスルフロン
メタゾスルフロン
カルフェントラゾンエチ
ル
クミルロン
クロメプロップ
シメトリン
ジメタメトリン
13
ダイムロン
2 回以内
14
テフリルトリオン
2 回以内
31
ベンゾビシクロン
2 回以内
27
29
32
33
ブロモブチド
ペノキススラム
ベンゾフェナップ
ベンタゾン
2 回以内
2 回以内
2 回以内
2 回以内
6
総使用回数
2 回以内
1回
1回
2 回以内
2 回以内
2 回以内
特
徴
スルホニルウレア系除草剤で,イネ科以外の一年生雑草およびマツバイ・ホタル
イ・ウリカワ・ミズガヤツリに卓効を示すとともにオモダカやクログワイ等の難
防除雑草にも高い効果を示す。
2 回以内
一年生広葉雑草に卓効を示す。
2 回以内
2 回以内
2 回以内
2 回以内
カヤツリグサ類に卓効を示す。
一年生広葉雑草に卓効を示す。
一年生広葉雑草への効果が高く,藻類・表層剥離にも効果が高い。
一年生広葉雑草への効果が高く,藻類・表層剥離にも効果が高い。
ホタルイなどのカヤツリグサ類に効果があるとともにスルホニルウレア系除草
剤に起因する薬害を軽減する効果がある。
トリケトン系除草剤で,一年生広葉雑草やホタルイ・ミズガヤツリ・イボクサ・
コナギに卓効を示す。SU抵抗性雑草にも優れた効果を示す。飼料用など,一部
の新規需要米向けで外国稲由来の遺伝子を持つ品種「ハバタキ」
「タカナリ」
「モ
ミロマン」「ミズホチカラ」「ルリアオバ」「おどろきもち」などには,場合に
よっては枯死するほどの薬害が生じるため,使用しない。
イヌホタルイなどのカヤツリグサ類に卓効を示す。
各種雑草に卓効を示すとともに難防除雑草にも高い効果を示す。
一年生広葉雑草やウリカワに卓効を示す。
一年生広葉雑草や各種の多年生雑草に高い効果を示す。
- 204 -
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
水
36
39
40
ベンフレセート
MCPB
ACN
2 回以内
2 回以内
3 回以内
稲.
ホタルイやクログワイに卓効を示す。
一年生広葉雑草やウリカワなどの多年生雑草に高い効果を示す。
藻、表層剥離に卓効を示す。
◇ ※No.は前ページ成分の No.に同じ。
◇ 水稲用除草剤共通の留意点
1.ジャンボ剤は通常の粒剤と異なり,田面水中に有効成分を拡散させるしくみを持つことから,面積に応じた数
のパック剤又は錠剤を投げ込むことで作業が終了する。手散布の中では最も省力的な薬剤であるが,ジャンボ
剤特有の留意点として以下の点に注意する。
○ ジャンボ剤は水溶性であるため,使用時期までぬらさないよう注意する。
○ 剤自体の拡散する機能を十分に発揮できるよう,代かきでの均平にはより注意する。
○ 必ず水深5㎝以上を確保し,水の出入りを止めて散布する。
○ 田面に藻類や表層剥離が多量に発生している場合は,拡散が阻害されるので使用しない。
○ 散布後 1 週間は湛水状態に保ち,落水やかけ流しを行わない。
2.粒剤,フロアブル剤,自己拡散型除草剤の散布は水深3~5㎝の湛水状態で行い,散布後1週間は湛水状態に
保ち,落水やかけ流しを行わない。
3.散布後に多量の降雨が予想される場合は,オーバーフローによって効果が低下するので使用しない。特に,ジ
ャンボ剤,自己拡散型除草剤,フロアブル剤はその影響を受けやすい。
4.1キロ粒剤を間違えて苗箱に処理しない。
5.1キロ粒剤を初めて使用するときは散布機の吐出量の確認,調整を行う。
6.バサグラン粒剤,同液剤,クリンチャーEW,クリンチャーバスME液剤,ワイドアタックSC及び後期剤は
各剤の使用法に従う。
7.砂質土壌や極端な漏水田,極端な浅植えや深植え,軟弱苗の場合では薬害のおそれがある。
8.有効成分としてスルホニルウレア系除草剤(ベンスルフロンメチル,ピラゾスルフロンエチル,イマゾスルフ
ロン,シクロスルファムロン等)を含む一発処理剤は,イグサ,セリ,レンコンなどの隣接田には使用しない。
9.原液をそのまま散布するフロアブル剤や乳剤は,強風時の使用をさける(散布者の安全)。
10.薬剤としての使用回数とともに,同一成分の使用回数も厳守する。
- 205 -
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
.水
稲.
◇ 本田処理除草剤
Ⅰ 初 期 剤
1.ユニハーブフロアブル(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
プレチラクロール 5%(2回以内),ベンゾフェナップ 20%(2回以内)
(2) 特
徴
水田一年生雑草およびホタルイ,ミズガヤツリに効果がある初期剤のフロアブル剤である。拡散性が良く,短
辺が 30m以下で水持ちが良く均平度の高いほ場では,畦畔からの散布(額縁散布)のみで処理ができる。
(3) 使 用法
作
物
名
適用雑草名
使用時期
10a当り 本剤のみの使
用回数
使用量
植代時(移植7日前ま
で)
植代後~移植7日前
まで
*早期栽培…壌土~埴土
普通期栽培…砂壌土~埴土
備 考
植代時に原液の
まま散布し混和
する
*早期栽培…壌土~埴土
普通期栽培…砂壌土~埴土
水田一年生雑草
移
マツバイ
植
ホタルイ
水
ウリカワ
稲
ミズガヤツリ
使用法
500mL
1回
原液湛水散布
移植時
田植同時散布機
で施用
移植直後~ノビエ 1
葉期(但し,移植後 30
日まで)
原液湛水散布
体系処理の初期剤
として使用
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)植代時の処理では整地板後に使用する。また,移植は散布後4日以上間隔をあける。
2)ボトル1本当たり,約 50 回振ることでほぼ空になる。また,ほ場の短辺が 30mをこえる場合には,畦畔か
らの散布に加えて,ほ場内に1条から数条の散布が必要である。
2.草笛ジャンボ(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
ペントキサゾン 4.5%(2回以内),クミルロン 15%(2回以内)
(2) 特
徴
水田一年雑草およびホタルイに効果がある初期剤のジャンボ剤で,
田面水中に有効成分を拡散させるしくみを
持つ直径5㎝・1個 50gの錠剤型の除草剤である。面積に応じた数の錠剤を投げ込むことで作業が終了し,手
散布の中では最も省力的な薬剤であるが,ジャンボ剤特有の留意点もあるため散布には注意を要する。
(3) 使 用 法
作
物
名
適用雑草名
水田一年生雑草
移
マツバイ
植
ホタルイ
水
ミズガヤツリ
稲
クログワイ
使用時期
10a当り
使用量
植代後~移植前7日又
は移植直後~ノビエ1葉
500g
期(但し,移植後 30 日ま (50g×10 個)
で)
- 206 -
本剤のみの
使用回数
1回
使用法
備 考
水田にパックのま 体系処理の初期
ま投げ入れる
剤として使用
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
水
稲.
注 1)早期栽培でのノビエ1葉期は移植後約7日であるが,本薬剤は移植後5日以内に使用する。
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)植代終了から4時間以上時間をあけて泥を沈降させた後,処理時の水深5㎝以上として散布する。
3.エリジャンジャンボ(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数 プレチラクロール 15%(2回以内)
(2) 特
徴
水田一年生雑草およびホタルイ,ミズガヤツリに効果がある初期剤のジャンボ剤である。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ミズガヤツリ
使用時期
10a当り
使用量
植代後~移植前7日又
は移植直後~ノビエ 1
300g
葉期
(但し,移植後 30 日 (30g×10 個)
まで)
本剤のみの
使用回数
1回
使用法
備 考
水田にパックのま 体系処理の初期剤
ま投げ入れる
として使用
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)漏水の大きな水田での使用は避ける。
2)ノビエ,クログワイの防除は有効な薬剤との体系で用いる。
4.サキドリEW(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
ブタクロール 12%(2回以内),ペントキサゾン 4%(2回以内)
(2) 特
徴
EW剤は乳濁液剤のことで,一般の乳剤のような溶剤臭が少なく,かつフロアブル剤のような成分の沈殿もな
い使いやすい製剤である。拡散性が良く,短辺が 30m以下で水持ちが良く均平度の高いほ場では,畦畔からの
散布(額縁散布)のみで処理ができる。
非SU剤であるため,SU抵抗性雑草にも効果が高い。
非ホルモン吸収移行型のブタクロールと非ホルモン接触型・光要求型のペントキサゾンの混合除草剤で,ノビ
エ,一年草広葉雑草,マツバイおよびホタルイの初期発生を抑える効果が高く,また,ミズガヤツリおよびクロ
グワイにも効果がある。
これらの雑草の発生前から発生始期である植代処理および移植直後から移植後5日ノビエの1葉期までの処理
によって安定した効果を示す。なお,ホタルイや塊茎を持つ多年生雑草多発田等では,処理時期を逸しないよう
に一発処理剤や中・後期剤を用いた体系処理を行う。
- 207 -
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
.水
稲.
(3) 使 用 法
作
物
名
適用雑草名
水田一年生雑草
移
マツバイ
植
ホタルイ
水
ミズガヤツリ
稲
クログワイ
使用時期
10a当り
使用量
本剤のみの
使用回数
植代時に原液
のまま散布し
混和する
植代時(移植7日前ま
で)
植代後~移植前7日
又は移植直後~ノビ
エ1葉期(但し、移植
後 30 日まで)
使用法
500mL
1回
備 考
体系処理の初期剤
として使用
原液湛水散布
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)移植前に散布する場合は4日以上の間隔をあけて移植する。
2)苗が水没するような深水状態では,葉鞘部に軽い褐変症状が出るおそれがあるので水管理に注意する。
3)代かき時に使用する場合は,仕上げの代かき時に整地板の後で処理し,深く練り込まない(効果・薬害)。
5.エリジャン乳剤(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数 プレチラクロール 12%(2回以内)
(2) 特
徴
水田一年生雑草およびホタルイに効果がある初期剤の乳剤である。
雑草発生量が少なく水持ちの良いほ場では,
10a当たり使用量を 300mL の少量散布とすることができる。また,砂壌土では 300mL とする。
(3) 使 用 法
作
物
適用雑草名
名
移
植
水
稲
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ヘラオモダカ
使用時期
10a当り
使用量
本剤のみの
使用回数
使用法
植代後~
移植7日前まで
移植直後~ノビエ1 葉
期(但し,移植後 30
日まで)
300mL
1回
原液湛水散布
備 考
体系処理の初期剤
として使用
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)植代時に均一で十分な水深が保てないほ場では,局所的な薬害の危険がある。
2)梅雨明け等による異常高温や活着遅延を生じる様な異常低温の場合には初期生育が抑制されるおそれがあ
る。
3)植代時の処理では整地板後に使用する。また,移植は散布後4日以上間隔をあける。
4)約 100 回振れば1本(500mL)が散布できるので,ほ場の大きさに合わせて散布間隔を調整し,均一散布する。
Ⅱ 一発処理剤
1.サンシャイン 1 キロ粒剤(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
ピラクロニル 2%(2回以内) ,ベンゾビシクロン 2%(2回以内)
(2) 特
徴
田植機に装着する専用散布機を用いて田植同時処理が可能である。移植時からノビエ2葉期までに使用し,一
年生雑草や多年生雑草に高い除草効果がある。非SUの2成分混合剤であるため,SU抵抗性雑草発生ほ場での
使用が可能である。
- 208 -
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
水
稲.
(3) 使 用 法
作
物
名
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
クログワイ
移
植
水
稲
使用時期
10a当り
使用量
本剤の
使用回数
備 考
田植同時散布機
で施用
移植時
移植直後~ノビエ2葉
期(但し,移植後 30 日
まで)
使用法
1kg
1回
湛水散布
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)一部の新規需要米向けの品種に薬害が生じるベンゾビシクロンを含んでいるため,使用前に確認する。
2.ミスターホームランLフロアブル(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
オキサジクロメホン 1.2%(2回以内),ベンスルフロンメチル 1%(2回以内),
クロメプロップ 7%(2回以内)
(2) 特
徴
田植機に装着する専用散布機を用いて田植同時処理が可能である。移植時からノビエ 2.5 葉期までに使用し,
一年生雑草から各種の多年生雑草に高い除草効果を示し,藻類,表層剥離にも,発生始期までの処理であれば効
果がある。拡散性が良いため,短辺が 30m以下で水持ちが良く均平度の高いほ場では,畦畔からの散布のみで
処理ができる。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
クログワイ
オモダカ
藻類・表層剥離
使用時期
10a当り
使用量
本剤のみの
使用回数
使用法
備 考
田植同時散布機
で施用
移植時
500mL
1回
移植直後~ノビエ 2.5
葉期(但し,移植後 30
日まで)
原液湛水散布
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)約 25~30 回振れば 1 本(500mL)が散布できる。また,ほ場の短辺が 30mをこえる場合には,畦畔からの散
布に加えて,ほ場内に 1 条から数条の散布が必要である。
3.クサトリーBSX1 キロ粒剤 51・ビッグシュア Z1 キロ粒剤 51(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
フェントラザミド 3.0%(1回),ベンスルフロンメチル 0.51%(2回以内),
ベンゾビシクロン 2.0%(2回以内)
(2) 特
徴
田植機に装着する専用散布機を用いて田植同時処理が可能。
移植時からノビエ 2.5 葉期まで (早期ではノビエ
2葉期まで) に使用することで,一年生雑草から各種の多年生雑草に高い除草効果を示す。
- 209 -
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
.水
稲.
(3) 使 用 法
作
物
名
適用雑草名
移
植
水
稲
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
クログワイ
オモダカ
ヒルムシロ
セリ
10a当り
使用量
使用時期
本剤の
使用回数
使用法
1回
湛水散布
(移植時は田植同時散
布機で施用)
備 考
早期栽培
移植直後~ノビエ
2葉期
普通期栽培
移植時
移植直後~ノビエ
2.5 葉期
1kg
*但し,両作期とも
に移植後 30 日まで
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)一部の新規需要米向けの品種に薬害が生じるベンゾビシクロンを含んでいるため,使用前に確認する。
4.トップガンGT1 キロ粒剤 51(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
ピリミノバックメチル 0.45%(2回以内),ブロモブチド 9%(2回以内),
ペントキサゾン 2%(2回以内) ,ベンスルフロンメチル 0.51%(2回以内)
(2) 特
徴
田植機に装着する専用散布機を用いて田植同時処理が可能である。移植時からノビエ3葉期までに使用し,一
年生雑草や多年生雑草に高い除草効果がある。非SUの3成分を含んでいるため,SU抵抗性雑草発生ほ場でも
高い効果を示す。また,本剤は,イネに対する安全性が高く,湛水直播にも使用できる。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
直
播
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
オモダカ
クログワイ
藻類・表層剥離
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
使用時期
10a当り
使用量
本剤のみの
使用回数
田植同時散布機
で施用
移植時
移植直後~ノビエ3葉
期(但し,移植後 30 日
まで)
使用法
1kg
1回
湛水散布
稲 1 葉期~ノビエ3葉
期(但し,収穫 90 日前
まで)
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)雨天での田植同時処理は避ける。
- 210 -
備 考
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
水
稲.
5.カチボシ 1 キロ粒剤 51(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
イプフェンカルバゾン 2.5%(2回以内),テフリルトリオン 2.0%(2回以内),
ベンスルフロンメチル 0.51%(2回以内)
(2) 特
徴
移植直後(砂壌土では移植後5日)からノビエ 2.5 葉期までに使用することで,
一年生雑草から各種の多年生雑
草に高い除草効果を示す。また,本剤は直播にも使用できる。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
オモダカ
ヒルムシロ
セリ
クログワイ
藻類・表層剥離
水田一年生雑草
直
ホタルイ
播
ウリカワ
水
ミズガヤツリ
稲
ヒルムシロ
使用時期
10a当り
使用量
本剤の
使用回数
使用法
備 考
壌土~埴土
移植時,
移植直後~ノビエ 2.5
葉期(但し,移植後 30
日まで)
砂壌土
移植後5日~ノビエ
2.5 葉期(但し,移植後
30 日まで)
1kg
1回
湛水散布
(移植時は田植同時
散布機で施用)
壌土~埴土
稲1葉期~ノビエ 2.5
葉期(但し,収穫 90 日
前まで)
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)イグサ,レンコン,セリ,クワイなどの生育を阻害するおそれがあるため,これら作物の生育期に隣接田で
使用する場合は十分注意する。
2)本剤は雑草の発生前から発生初期に有効なので,ノビエの 2.5 葉期までに時期を逸しないように散布する。
3)一部の新規需要米向けの品種に薬害が生じるテフリルトリオンを含んでいるため,使用前に確認する。
6.スラッシャ粒剤,クサトッタ粒剤(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
ピラゾレート 4%(2回以内),プレチラクロール 1.5%(2回以内),ブロモブチド 2%(2回以内),
ジメタメトリン 0.2%(2回以内)
(2) 特
徴
移植直後からノビエ2葉期までに使用し,一年生雑草や多年生雑草に高い除草効果がある。また,藻類,表層
剥離に対する抑制効果も高い。
非SU除草剤なので,
SU抵抗性雑草発生ほ場やイグサ栽培地帯でも使用できる。
- 211 -
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
.水
稲.
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
使用時期
10a当り
使用量
本剤のみの
使用回数
使用法
移植直後~ノビエ2葉
期(但し,移植後 30 日ま
で)
3㎏
1回
湛水散布
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
藻類・表層剥離
備 考
7.ワンオール粒剤(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
ピラゾキシフェン 6%(2回以内),プレチラクロール 1.5%(2回以内)
(2) 特
徴
移植直後からノビエ2葉期までに使用し,一年生雑草や多年生雑草に高い除草効果がある。非SUの2成分混
合剤であるため,
SU抵抗性雑草発生ほ場での使用が可能である。
スルフォニルウレア系除草剤を含まないので,
イグサ栽培地帯でも使用できる。
(3) 使 用 法
作
物
名
適用雑草名
水田一年生雑草
移
マツバイ
植
ホタルイ
水
ウリカワ
稲
ミズガヤツリ
使用時期
10a当り
使用量
移植直後~ノビエ2葉
期(但し,移植後 30 日ま 3~4㎏
で)
本剤のみの
使用回数
使用法
1回
湛水散布
備 考
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)ミズガヤツリ発生田では所定の使用時期の範囲で早めに(発生始期までに)使用する。
2)梅雨明け等による異常高温の場合には初期生育が抑制されるおそれがある。
8.サンシャインジャンボ(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
ピラクロニル 6.6%(2回以内),ベンゾビシクロン 6.7%(2回以内)
(2) 特
徴
移植後3日からノビエ2葉期までに使用し,
ノビエおよび一年生雑草などに高い除草効果を示す2成分の混合
剤である。SU抵抗性雑草にも高い効果を示す。
(3) 使 用 法
作
物
名
適用雑草名
水田一年生雑草
移
マツバイ
植
ホタルイ
水
ウリカワ
稲
ミズガヤツリ
使用時期
10a当り
使用量
移植直後~ノビエ2葉
300g
期(但し,移植後 30
(30g×10 個)
日まで)
- 212 -
本剤のみの
使用回数
使用法
1回
水田にパックのま
ま投げ入れる
備 考
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
水
稲.
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)クログワイ,オモダカの多発圃場の場合は,必要に応じてこれらの雑草に有効な後処理剤と組み合わせる。
2)薬害として葉鞘褐変が発生する場合があるが,回復は速い。
3)一部の新規需要米向けの品種に薬害が生じるベンゾビシクロンを含んでいるため,使用前に確認する。
9.ゴウワンDLジャンボ(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
オキサジクロメホン 0.86%(2回以内),クロメプロップ 4.3%(2回以内) ,ダイムロン 6.4%(3回以内)
ブロモブチド 8.6%(2回以内) ,ベンスルフロンメチル 0.73%(2回以内)
(2) 特
徴
移植直後からノビエ2葉期までの使用で,一年生雑草から各種の多年生雑草に高い除草効果を示し,藻類,表
層剥離にも,発生前までの処理であれば効果がある。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
ヒルムシロ
セリ
アオミドロ
藻類・表層剥離
使用時期
10a当り
使用量
移植直後~ノビエ2葉
700g
期(但し,移植後 30
(70g×10 個)
日まで)
本剤のみの
使用回数
使用法
1回
水田にパックのま
ま投げ入れる
備 考
10.ウルフエース粒剤 17(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
ベンスルフロンメチル 0.17%(2回以内),ベンチオカーブ 5%(1回),メフェナセット 1%(2回以内)
(2) 特
徴
一発処理剤としては,移植直後からノビエ 2.5 葉期までの使用で,一年生雑草から各種の多年生雑草に高い除
草効果を示し,モ類,表層剥離にも,発生始期までの処理であれば効果がある。また,初期剤との体系で用いる
場合は移植後 20 日まで使用できる。本剤は,イネに対する安全性が高く,湛水直播にも使用できる。
- 213 -
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
.水
稲.
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
直
播
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
クログワイ
オモダカ
藻類・表層剥離
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
藻類・表層剥離
使用時期
10a当り
使用量
本剤のみの
使用回数
使用法
3kg
1回
湛水散布
備 考
早期栽培
移植直後~ノビエ2
葉期
普通期栽培
移植直後~ノビエ 2.5
葉期
*但し,両作期ともに、
移植後 30 日まで。移
植直後~移植後4日
では砂壌土を除く
イネ1葉期~ノビエ2
葉期(但し,収穫 90
日前まで)
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)植代から田植えまでの期間が長い場合や,クログワイ,オモダカの多発圃場の場合は,必要に応じてこれら
の雑草に有効な前・後処理剤と組み合わせる。
11.トップガンL250 グラム(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
ピリミノバックメチル 1.8%(2回以内),ブロモブチド 36%(2回以内),
ベンスルフロンメチル 2%(2回以内),ペントキサゾン 8%(2回以内)
(2) 特
徴
移植直後からノビエ 2.5 葉期までに使用し,一年生雑草から各種の多年生雑草に高い除草効果を示す。一粒の
粒径が5mm の「豆つぶ剤」で,豆つぶが水面を浮遊しながら崩壊・分散する自己拡散型の製剤で,水中拡散
性が極めて優れているため均一散布の必要がない。1a 以下の田では 10a あたり 10 個を施用するジャンボ
剤は使用できないが,本剤は1a 以下の小さい圃場でも使用できる。また,粒が大きいためドリフトの心
配がない。SU 剤に抵抗性を示すホタルイ,アゼナ類,コナギ等の雑草にも有効である。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
クログワイ
藻類・表層剥離
使用時期
10a当り
使用量
本剤のみの
使用回数
使用法
移植直後~ノビエ 2.5
葉期(但し,移植後 30
日まで)
250g
1回
湛水散布,湛水周
縁散布
- 214 -
備 考
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
水
稲.
12.バッチリジャンボ(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
イマゾスルフロン 2.25%(2回以内),ピラクロニル 5.0%(2回以内)
ブロモブチド 22.5%(2回以内)
(2) 特
徴
移植直後からノビエ 2.5 葉期までに使用し,一年生雑草から各種の多年生雑草に高い除草効果を示す。SU抵
抗性雑草にも効果が高い。
(3) 使 用 法
作
物
名
適用雑草名
水田一年生雑草
移
マツバイ
植
ホタルイ
水
ウリカワ
稲
ミズガヤツリ
使用時期
10a当り
使用量
移植直後~ノビエ 2.5
400g
葉期(但し,移植後 30
(40g×10 個)
日まで)
本剤のみの
使用回数
使用法
1回
水田にパックのま
ま投げ入れる
備 考
13.ナギナタ 1 キロ粒剤(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
オキサジクロメホン 0.60%(2回以内),ピリミスルファン 0.55%(2回以内)
ベンゾビシクロン 3.0%(2回以内)
(2) 特
徴
田植機に装着する専用散布機を用いて田植同時処理が可能。
移植時からノビエ 2.5 葉期までに使用することで,
一年生雑草から各種の多年生雑草に高い除草効果を示す。非SUの3成分混合剤であるため,SU抵抗性雑草発
生ほ場での使用が可能である。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ミズガヤツリ
ヒルムシロ
セリ
使用時期
10a 当り
使用量
本剤の
みの使
用回数
備 考
田植同時散布機
で施用
移植時
移植直後~ノビエ 2.5
葉期(但し,移植後 30
日まで)
使用法
1kg
1回
湛水散布
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)一部の新規需要米向けの品種に薬害が生じるベンゾビシクロンを含んでいるため,使用前には確認が必要。
14.シリウスエグザジャンボ(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
オキサジクロメホン 1.4%(2回以内),ピラクロニル 6.6%(2回以内)
ピラゾスルフロンエチル 1.0%(1回以内),ベンゾビシクロン 6.7%(2回以内)
(2) 特
徴
移植直後からノビエ 2.5 葉期までに使用することで,
一年生雑草から各種の多年生雑草に高い除草効果を示す。
- 215 -
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
.水
稲.
非SUの3成分を含んでいるため,SU抵抗性雑草発生ほ場での使用が可能である。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
ヒルムシロ
セリ
使用時期
10a当り
使用量
移植直後~ノビエ 2.5
300g
葉期(但し,移植後 30
(30g×10 個)
日まで)
本剤のみの
使用回数
使用法
1回
水田にパックのま
ま投げ入れる
備 考
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)一部の新規需要米向けの品種に薬害が生じるベンゾビシクロンを含んでいるため,使用前には確認が必要。
15.ウィナーL ジャンボ(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
イプフェンカルバゾン 5.0%(2回以内),ブロモブチド 18.0%(2回以内),
ベンスルフロンメチル 1.02%(2回以内)
(2) 特
徴
移植直後からノビエ 2.5 葉期までに使用することで,
一年生雑草から各種の多年生雑草に高い除草効果を示す。
また,本剤は直播にも使用できる。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
直
播
水
稲
適用雑草名
使用時期
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
オモダカ
ヒルムシロ
セリ
クログワイ
移植直後~ノビエ2.5
葉期(但し,移植後 30
日まで)
水田一年生雑草
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
ヒルムシロ
セリ
稲 1 葉期~ノビエ 2.5
葉期(但し,収穫 90 日
前まで)
10a当り
使用量
本剤の
使用回数
使用法
500g
(50g×10 個)
1回
水田にパックのま
ま投げ入れる
備 考
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)本剤は雑草の発生前から発生初期に有効なので,ノビエの 2.5 葉期までに時期を逸しないように散布する。
- 216 -
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
水
稲.
16.クラッシュEXジャンボ(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
カフェンストロール 4.2%(1回),イマゾスルフロン 1.8%(2回以内),
ダイムロン 20%(本田では2回以内)
(2) 特
徴
移植後3日からノビエ2葉期までに使用し,一年生雑草から各種の多年生雑草に高い除草効果を示す。また,
藻類,表層剥離にも,発生始期までの処理であれば効果がある。1個 50g のパック型の除草剤で,面積に応じた
数のパックを投げ込むことで作業が終了し,手散布の中では最も省力的な薬剤であるが,水深等ジャンボ剤特有
の留意点があるため散布には注意を要する(前述の水稲用除草剤共通の留意点参照)。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
藻類・表層剥離
使用時期
10a当り
使用量
移植後3日~移植後
500g
10 日(ノビエ2葉期ま
(50g×10 個)
で)
本剤のみの
使用回数
使用法
1回
水田にパックのま
ま投げ入れる
備 考
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)散布時および散布後数日以内の異常高温が予想される場合は,初期生育が抑制される場合がある。
2) 早期栽培でのノビエ2葉期は移植後約 12 日であるが,本薬剤は移植後 10 日以内に使用する。
17.クサトリエースLジャンボ(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
カフェンストロール 7%(1回),ベンスルフロンメチル 1.7%(2回以内),
ダイムロン 15%(本田では2回以内)
(2) 特
徴
移植後3日からノビエ2葉期までに使用し,一年生雑草から各種の多年生雑草に高い除草効果を示す。また,
藻類,表層剥離にも,発生始期までの処理であれば効果がある。1個 30g のパック型の除草剤で,面積に応じた
数のパックを投げ込むことで作業が終了し,手散布の中では最も省力的な薬剤であるが,水深等ジャンボ剤特有
の留意点があるため散布には注意を要する(前述の水稲用除草剤共通の留意点参照)。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
クログワイ
オモダカ
藻類・表層剥離
使用時期
10a当り
使用量
移植後3日~ノビエ2
葉期まで
300g
(但し,移植後 30 日ま (30g×10 個)
で)
- 217 -
本剤のみの
使用回数
使用法
1回
水田にパックのま
ま投げ入れる
備 考
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
.水
稲.
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)散布時および散布後数日以内の異常高温が予想される場合は,初期生育が抑制される場合がある。
18.ゴヨウダジャンボ(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
イマゾスルフロン 1.8%(2回以内),プレチラクロール 12%(2回以内)
(2) 特
徴
移植後3日からノビエ2葉期までに使用し,一年生雑草や多年生雑草にも高い除草効果がある。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
クログワイ
藻類・表層剥離
使用時期
10a当り
使用量
移植後3日~ノビエ2
500g
葉期(但し,移植後30
(50g×10個)
日まで)
本剤のみの
使用回数
使用法
1回
水田にパックのま
ま投げ入れる
備 考
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)漏水の大きな水田での使用は避ける。
2)田植え前に生育したミズガヤツリは,完全に防除してから使用することが望ましい。
19.トビキリジャンボ(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
カフェンストロール 4.2%(1回),ダイムロン 8.4%(本田では2回以内),
ピラゾキシフェン 20%(2回以内) ,ベンゾビシクロン 4%(2回以内)
(2) 特
徴
移植後3日からノビエ2葉期までに使用し,一年生雑草や多年生雑草に高い除草効果がある。非SUの4成分
混合剤であるため,SU抵抗性雑草発生ほ場での使用が可能である。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
藻類・表層剥離
使用時期
10a当り
使用量
移植後3日~ノビエ2
500g
葉期(但し,移植後 30 日
(50g×10 個)
まで)
本剤のみの
使用回数
使用法
1回
水田にパックのまま
投げ入れる
備 考
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)一部の新規需要米向けの品種に薬害が生じるベンゾビシクロンを含んでいるため,使用前に確認する。
- 218 -
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
水
稲.
20.ネビロス‐ラジカルジャンボ(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
カフェンストロール 15%(1 回),シクロスルファムロン 3%(1 回),ダイムロン 30%(本田では2回以内)
(2) 特
徴
ネビロスジャンボ剤と 10a当たり散布量は同成分量の薬剤であるが,製品量が軽く,拡散性に優れ,長期に
わたる効果がある。1 個 20g のパック型の除草剤で,面積に応じた数のパックを投げ込むことで作業が終了する
が,水深等ジャンボ剤特有の留意点があるため,散布には注意を要する。
(3) 使 用法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
クログワイ
オモダカ
藻類・表層剥離
使用時期
10a当り
使用量
移植後3日~ノビエ2
200g
葉期(但し,移植後 30
(20g×10 個)
日まで)
本剤のみの
使用回数
使用法
1回
水田にパックのま
ま投げ入れる
備 考
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)クログワイ,オモダカの防除に当たっては,必要に応じてこれらの雑草に有効な後処理剤と組み合わせる。
2)散布後数日間著しく高温が続く場合,初期生育が抑えられることがあるが,一過性のもので次第に回復し,
その後の生育に対する影響は認められない。
21.ミスターホームランLジャンボ(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
オキサジクロメホン 1.6%(2回以内),ベンスルフロンメチル 1.02%(2回以内),
クロメプロップ 7%(2回以内)
(2) 特
徴
移植後3日からノビエ2葉期までに使用し,一年生雑草から各種の多年生雑草に高い除草効果を示す。また,
藻類,表層剥離にも,発生始期までの処理であれば効果がある。1個 50g のパック型の除草剤で,面積に応じた
数のパックを投げ込むことで作業が終了し,手散布の中では最も省力的な薬剤であるが,水深等ジャンボ剤特有
の留意点があるため散布には注意を要する(前述の水稲用除草剤共通の留意点参照)。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
藻類・表層剥離
使用時期
10a当り
使用量
移植後3日~ノビエ2
500g
葉期(但し,移植後 30
(50g×10 個)
日まで)
- 219 -
本剤のみの
使用回数
使用法
1回
水田にパックのま
ま投げ入れる
備 考
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
.水
稲.
22.トップガンLジャンボ(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
ピリミノバックメチル 1.8%(2回以内),ブロモブチド 36%(2回以内)
ベンスルフロンメチル 2%(2回以内),ペントキサゾン 8%(2回以内)
(2) 特
徴
移植後3日からノビエ 2.5 葉期までに使用し,一年生雑草や多年生雑草にも高い除草効果がある。特に,コナ
ギおよびイヌホタルイの発生前から2葉期まで安定した効果を示す。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
藻類・表層剥離
使用時期
10a当り
使用量
移植後3日~ノビエ
250g
2.5葉期まで(但し,移
(25g×10個)
植後30日まで)
本剤のみの
使用回数
使用法
1回
水田にパックのま
ま投げ入れる
備 考
23.ラクダープロLフロアブル(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
カフェンストロール 5.5%(1回),ベンスルフロンメチル 1%(2回以内)
ダイムロン 10%(本田では2回以内),ブロモブチド 12%(2回以内)
(2) 特
徴
移植後3日からノビエ 2.5 葉期までに使用し,一年生雑草や多年生雑草にも高い除草効果がある。特に,コナ
ギおよびホタルイ,アゼナ類に高い効果を示す。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
クログワイ
オモダカ
藻類・表層剥離
使用時期
10a当り
使用量
本剤のみの
使用回数
使用法
移植後3日~ノビエ
2.5葉期まで(但し,移
植後30日まで)
500mL
1回
原液湛水散布又は
水口施用
備 考
24.テラガード L ジャンボ(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
カフェンストロール 8.4%(1回),ベンスルフロンメチル 2%(2回以内)
ベンゾビシクロン 8%(2回以内)
(2) 特
徴
一年生雑草や多年生雑草に高い除草効果がある。
SU抵抗性雑草にも効果のあるベンゾビシクロンが混合され
ているため,SU抵抗性雑草にも高い効果を示す。
- 220 -
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
水
稲.
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
藻類・表層剥離
使用時期
10a当り
使用量
移植後3日~ノビエ
250g
2.5 葉期(但し,移植後
(25g×10 個)
30 日まで)
本剤の
使用回数
使用法
1回
水田にパックのま
ま投げ入れる
備 考
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)一部の新規需要米向けの品種に薬害が生じるベンゾビシクロンを含んでいるため,使用前に確認する。
25.マイウェイジャンボ(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
オキサジクロメホン 2.4%(2回以内),ピリミスルファン 2.2%(2回以内)
(2) 特
徴
一年生雑草や多年生雑草に高い除草効果がある。
SU抵抗性雑草にも効果のあるピリミスルファンが混合され
ているため,SU抵抗性雑草にも高い効果を示す。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
コウキヤガラ
使用時期
10a当り
使用量
移植後3日~ノビエ
250g
2.5 葉期(但し,移植後
(25g×10 個)
30 日まで)
本剤の
使用回数
使用法
1回
水田にパックのま
ま投げ入れる
備 考
26.マイウェイ豆つぶ 250(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
オキサジクロメホン 2.4%(2回以内),ピリミスルファン 2.2%(2回以内)
(2) 特
徴
移植後3日からノビエ 2.5 葉期までの使用で,一年生雑草から各種の多年生雑草に高い除草効果を示す。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
ヒルムシロ
セリ
使用時期
10a当り
使用量
本剤のみの
使用回数
使用法
移植後3日~ノビエ
2.5 葉期(但し,移植
後 30 日まで)
250g
1回
湛水散布
- 221 -
備 考
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
.水
稲.
27.ヤイバジャンボ(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
ピリミスルファン 2.0%(2回以内),フェントラザミド 12.0%(1回以内)
(2) 特
徴
移植後3日からノビエ 2.5 葉期までの使用で,一年生雑草から各種の多年生雑草に高い除草効果を示す。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
ヒルムシロ
セリ
使用時期
10a当り
使用量
移植後3日~ノビエ
250g
2.5 葉期(但し,移植
(25g×10 個)
後 30 日まで)
本剤のみの
使用回数
使用法
1回
水田にパックのま
ま投げ入れる
備 考
28.ナギナタジャンボ(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
オキサジクロメホン 1.6%(2回以内),ピリミスルファン 2.2%(2回以内),
ベンゾビシクロン 12.0%(2回以内)
(2) 特
徴
移植後3日からノビエ 2.5 葉期までに使用することで,
一年生雑草から各種の多年生雑草に高い除草効果を示
す。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
ヘラオモダカ
ヒルムシロ
セリ
オモダカ
クログワイ
コウキヤガラ
使用時期
10a当り
使用量
移植後3日~ノビエ
250g
2.5 葉期(但し,移植後
(25g×10 個)
30 日まで)
本剤の
使用回数
使用法
1回
水田にパックのま
ま投げ入れる
備 考
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)一部の新規需要米向けの品種に薬害が生じるベンゾビシクロンを含んでいるため,使用前に確認する。
2) ホタルイ,ミズガヤツリ,ウリカワ,ヘラオモダカは2葉期まで,オモダカ,クログワイ,コウキヤガラは
発生始期まで,ヒルムシロは発生期まで,セリは再生始期までが散布適期である。
3)イグサ,レンコン,セリ,クワイなどの生育を阻害するおそれがあるため,これら作物の生育期に隣接田で
- 222 -
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
水
稲.
使用する場合は十分注意する。
29.ガンガンジャンボ(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
ピリミスルファン 2.0%(2回以内),フェノキサスルホン 8.0%(2回以内)
(2) 特
徴
移植後3日からノビエ 2.5 葉期までに使用することで,
一年生雑草から各種の多年生雑草に高い除草効果を示
す。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
ヘラオモダカ
ヒルムシロ
セリ
オモダカ
クログワイ
コウキヤガラ
藻類・表層剥離
使用時期
10a当り
使用量
移植後3日~ノビエ
250g
2.5 葉期(但し,移植後
(25g×10 個)
30 日まで)
本剤の
使用回数
使用法
1回
水田にパックのまま
投げ入れる
備 考
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)ホタルイ,ミズガヤツリ,ウリカワ,ヘラオモダカは2葉期まで,オモダカ,クログワイ,コウキヤガラは
発生始期まで,ヒルムシロは発生期まで,セリは発生始期まで,藻類・表層剥離は発生前が散布適期である。
2)イグサ,レンコン,セリ,クワイなどの生育を阻害するおそれがあるため,これら作物の生育期に隣接田で
使用する場合は十分注意する。
30.バトル粒剤(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
イマゾスルフロン 0.3%(2回以内),ダイムロン 5%(本田では2回以内),
メフェナセット 3.5%(2回以内)
(2) 特
徴
ノビエを除く水田一年生雑草およびホタルイ,ウリカワ,ミズガヤツリ等の多年生雑草に高い抑草効果を示す
イマゾスルフロン,ノビエを主とする一年生雑草に高い効果があるメフェナセット,カヤツリグサ科雑草特にホ
タルイに高い効果を示すダイムロン3剤を混合した幅広い処理適期を持つ水田除草剤である。
- 223 -
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
.水
稲.
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
使用時期
10a当り
使用量
本剤の
使用回数
使用法
移植後5日~ノビエ
2.5 葉期(但し,移植後
30 日まで)
3㎏
1回
湛水散布
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
クログワイ
オモダカ
藻類・表層剥離
コウキヤガラ
備 考
31.キチットジャンボ(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
イマゾスルフロン 2.25%(2回以内),オキサジクロメホン 1.5%(2回以内),
ベンゾビシクロン 5%(2回以内)
(2) 特
徴
移植後5日からノビエ2.5葉期までの使用で,
一年生雑草から各種の多年生雑草に高い除草効果を示し,
藻類,
表層剥離にも,発生始期までの処理であれば効果がある。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
クログワイ
オモダカ
藻類・表層剥離
使用時期
10a当り
使用量
移植後5日~ノビエ
400g
2.5 葉期(但し,移植
(40g×10 個)
後 30 日まで)
本剤のみの
使用回数
使用法
1回
水田にパックのま
ま投げ入れる
備 考
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)完全枯死まで時間を要するので,処理後 35~40 日くらいまでは観察をすること。
2)一部の新規需要米向けの品種に薬害が生じるベンゾビシクロンを含んでいるため,使用前に確認する。
32.シリウスターボジャンボ(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
オキサジクロメホン 2.7%(2回以内),ジメタメトリン 2%(2回以内),
ピラゾスルフロンエチル 1%(1回),ベンゾビシクロン 6.7%(2回以内)
(2) 特
徴
移植後5日からノビエ 2.5 葉期までの使用で,
一年生雑草から各種の多年生雑草に高い除草効果を示し,
藻類,
表層剥離にも,発生始期までの処理であれば効果がある。
- 224 -
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
水
稲.
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
クログワイ
藻類・表層剥離
使用時期
10a当り
使用量
移植後5日~ノビエ
300g
2.5 葉期(但し,移植
(30g×10 個)
後 30 日まで)
本剤のみの
使用回数
使用法
1回
水田にパックのま
ま投げ入れる
備 考
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)完全枯死まで時間を要するので,処理後 35~40 日くらいまでは観察をすること。
2)一部の新規需要米向けの品種に薬害が生じるベンゾビシクロンを含んでいるため,使用前に確認する。
33.ダブルスタージャンボ(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
ピラゾスルフロンエチル 0.52%(1回),フェントラザミド 7.5%(1回)
(2) 特
徴
移植後5日からノビエ 2.5 葉期までの処理で,
一年生雑草から各種の多年生雑草に高い除草効果を示す。
また,
藻類,表層剥離にも,発生始期までの処理であれば効果がある。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
藻類・表層剥離
使用時期
10a当り
使用量
移植後5日~ノビエ
400g
2.5 葉期(但し,移植
(40g×10 個)
後 30 日まで)
本剤のみの
使用回数
使用法
1回
水田にパックのま
ま投げ入れる
備 考
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)完全枯死まで時間を要するので,処理後 35~40 日くらいまでは観察をすること。
2)藻類やウキクサの多い水田での使用は避ける。
3)漏水の大きな水田,軟弱徒長苗を移植した場合や極端な浅植えの場合は薬害がでるおそれがあるので,使用
を避ける。
34.パンチャー1 キロ粒剤(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
フェントラザミド 3%(1回),ベンゾフェナップ 8%(2回以内)
ベンフレセート 5%(2回以内)
(2) 特
徴
移植後5日からノビエ 2.5 葉期までの使用で,一年生雑草から各種の多年生雑草に高い除草効果を示す。非S
Uの3成分混合剤であるため,SU抵抗性雑草発生ほ場での使用が可能である。SUを含まないので,イグサ栽
- 225 -
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
.水
稲.
培地帯でも使用できる。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
使用時期
10a当り
使用量
本剤のみの
使用回数
使用法
移植後5日~ノビエ
2.5 葉期(但し,移植
後 30 日まで)
1㎏
1回
湛水散布
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
オモダカ
ミズガヤツリ
クログワイ
藻類・表層剥離
備 考
35.マサカリLジャンボ(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
インダノファン 2.8%(2回以内),ベンスルフロンメチル 1%(2回以内),
クロメプロップ 7%(2回以内)
(2) 特
徴
移植後5日からノビエ 2.5 葉期までの処理で,
一年生雑草から各種の多年生雑草に高い除草効果を示す。
また,
藻類,表層剥離にも,発生始期までの処理であれば効果がある。1個 50g のパック型の除草剤で,面積に応じた
数のパックを投げ込むことで作業が終了し,手散布の中では最も省力的な薬剤であるが,水深等ジャンボ剤特有
の留意点があるため散布には注意を要する(前述の水稲用除草剤共通の留意点参照)。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
クログワイ
オモダカ
藻類・表層剥離
使用時期
10a当り
使用量
移植後5日~ノビエ
500g
2.5 葉期(但し,移植後
(50g×10 個)
30 日まで)
本剤のみの
使用回数
使用法
1回
水田にパックのま
ま投げ入れる
備 考
36.エーワンジャンボ(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
オキサジクロメホン 2%(2回以内),テフリルトリオン 10%(2回以内)
(2) 特
徴
移植後5日からノビエ 2.5 葉期までに使用し,一年生雑草や多年生雑草に高い除草効果がある。非SUの2成
分混合剤であるため,SU抵抗性雑草発生ほ場での使用が可能である。
- 226 -
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
水
稲.
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
オモダカ
クログワイ
使用時期
10a当り
使用量
移植後5日~ノビエ
300g
2.5 葉期(但し,移植後
(30g×10 個)
30 日まで)
本剤の
使用回数
使用法
1回
水田にパックのま
ま投げ入れる
備 考
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)一部の新規需要米向けの品種に薬害が生じるテフリルトリオンを含んでいるため,使用前に確認する。
37.ボデーガードジャンボ(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
テフリルトリオン 7.5%(2回以内) ,フェントラザミド 7.5%(1回)
(2) 特
徴
移植後5日からノビエ 2.5 葉期までに使用し,一年生雑草や多年生雑草に高い除草効果がある。非SUの2成
分を含んでいるため,SU抵抗性雑草発生ほ場でも高い効果を示す。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
ヘラオモダカ
クログワイ
オモダカ
ヒルムシロ
セリ
エゾノサヤヌカグサ
コウキヤガラ
シズイ
使用時期
10a当り
使用量
移植後5日~ノビエ
250g
2.5 葉期(但し,移植後
(25g×10 個)
30 日まで)
本剤の
使用回数
使用法
1回
水田にパックのま
ま投げ入れる
備 考
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)一部の新規需要米向けの品種に薬害が生じるテフリルトリオンを含んでいるため,使用前に確認する。
38.ポッシブルジャンボ(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
テフリルトリオン 6.0%(2回以内) ,メフェナセット 20.0%(2回以内)
- 227 -
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
.水
稲.
(2) 特
徴
移植後5日からノビエ 2.5 葉期までに使用し,適用雑草全般に高い除草効果を示す。非SUの 2 成分で構成さ
れているため,SU抵抗性雑草発生ほ場でも高い効果を示す。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
クログワイ
オモダカ
使用時期
10a当り
使用量
移植後5日~ノビエ
500g
2.5 葉期(但し,移植後
(50g×10 個)
30 日まで)
本剤の
使用回数
使用法
1回
水田にパックのま
ま投げ入れる
備 考
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)一部の新規需要米向けの品種に薬害が生じるテフリルトリオンを含んでいるため,使用前に確認する。
39.アピロファインDジャンボ(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
ピリフタリド 5%(2回以内),プレチラクロール 15%(2回以内)
ピラゾスルフロンエチル 0.7%(1回),ジメタメトリン 2%(2回以内)
(2) 特
徴
移植後1日からノビエ3葉期までに使用し,一年生雑草や多年生雑草にも高い除草効果がある。新規成分ピリ
フタリドが葉齢の進んだノビエにも効果があり,ジメタメトリンが藻類・表層剥離に高い効果を示す。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
クログワイ
藻類・表層剥離
使用時期
10a当り
使用量
移植後1日~ノビエ3
300g
葉期(但し,移植後30
(30g×10個)
日まで)
本剤の
使用回数
使用法
1回
水田にパックのま
ま投げ入れる
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)漏水の大きな水田での使用は避ける。
2)田植え前に生育したミズガヤツリは,完全に防除してから使用することが望ましい。
40.ザークD粒剤 17(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
ベンスルフロンメチル 0.17%(2回以内),メフェナセット 3.5%(2回以内),
ダイムロン 1.5%(本田では2回以内)
- 228 -
備 考
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
水
(2) 特
稲.
徴
移植後5日からノビエ3葉期までの使用で,一年生雑草から各種の多年生雑草に高い除草効果を示し,藻類,
表層剥離にも,発生始期までの処理であれば効果がある。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
使用時期
10a当り
使用量
本剤のみの
使用回数
使用法
移植後5日~ノビエ3
葉期(但し,移植後 30
日まで)
3㎏
1回
湛水散布
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
クログワイ
オモダカ
藻類・表層剥離
備 考
41.リードゾン粒剤(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
ピラゾレート 4%(2回以内),ブロモブチド 4%(2回以内),メフェナセット 3.5%(2回以内)
(2) 特
徴
移植後5日からノビエ3葉期までの処理で,一年生雑草からマツバイ,ホタルイ,ミズガヤツリ,ウリカワな
どの多年生雑草まで,幅広い草種に高い殺草効果を示す。スルフォニルウレア系除草剤を含まないので,イグサ
栽培地帯でも使用できる。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
クログワイ
使用時期
10a当り
使用量
本剤のみの
使用回数
使用法
移植後5日~ノビエ3
葉期(但し,移植後 30
日まで)
3㎏
1回
湛水散布
備 考
42.リボルバー1 キロ粒剤(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
メフェナセット 7.5%(2回以内),ピラゾスルフロンエチル 0.3%(1回)
シハロホップブチル 1.5%(3回以内)
(2) 特
徴
移植後5日からノビエ3葉期までの使用で,一年生雑草から各種の多年生雑草に高い除草効果を示し,藻類,
表層剥離にも,発生始期までの処理であれば効果がある。また,本剤は,イネに対する安全性が高く,湛水直播
にも使用できる。
- 229 -
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
.水
稲.
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
直
播
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
クログワイ
オモダカ
ヒルムシロ
セリ
藻類・表層剥離
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
ヘラオモダカ
ヒルムシロ
セリ
使用時期
10a当り
使用量
本剤のみの
使用回数
使用法
1㎏
1回
湛水散布
備 考
移植後5日~ノビエ3
葉期(但し,移植後 30
日まで)
イネ 1 葉期~ノビエ3葉
期まで(但し,収穫 90 日
前まで)
43.メガゼータジャンボ・ビクトリーZ ジャンボ(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
ピラクロニル 5.0%(2回以内),プロピリスルフロン 2.25%(2回以内)
(2) 特
徴
移植後5日からノビエ3葉期までの使用で,高い除草効果を示し,特に多年生のコウキヤガラに卓効を示す。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
ヘラオモダカ
クログワイ
オモダカ
ヒルムシロ
セリ
コウキヤガラ
シズイ
藻類・表層剥離
使用時期
10a当り
使用量
移植後5日~ノビエ3
400g
葉期(但し,移植後 30
(40g×10個)
日まで)
- 230 -
本剤のみの
使用回数
使用法
1回
水田にパックのま
ま投げ入れる
備 考
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
水
稲.
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)早い時期の処理では,草丈抑制や分げつ抑制などの薬害が生じるおそれがある。
44.銀河ジャンボ(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
ダイムロン 25.0%(本田では2回以内),ピラクロニル 5.0%(2回以内),
メタゾスルフロン 2.5%(2回以内)
(2) 特
徴
移植後5日からノビエ3葉期までに使用することで,
一年生雑草から各種の多年生雑草に高い除草効果を示す。
また,非 SU 成分を含むため,SU 抵抗性雑草発生ほ場での使用が可能である。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
ヘラオモダカ
オモダカ
ヒルムシロ
セリ
クログワイ
コウキヤガラ
シズイ
藻類・表層剥離
使用時期
10a当り
使用量
移植後5日~ノビエ3
400g
葉期(但し,収獲 60 日
(40g×10 個)
前まで)
本剤の
使用回数
使用法
1回
水田にパックのまま
投げ入れる
備 考
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)ホタルイ,ウリカワ,ミズガヤツリは3葉期まで,ヘラオモダカは2葉期まで,ヒルムシロは発生期まで,
セリは再生始期まで,オモダカは矢尻葉3葉期まで,クログワイ,コウキヤガラは草丈 30cm まで,藻類・
表層剥離は発生前までが散布適期である。
45.フルイニングジャンボ(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
カフェンストロール 4.2%(1回),カルフェントラゾンエチル 1.8%(2回以内),
フルセトスルフロン 0.44%(2回以内),ベンゾビシクロン 4.0%(2回以内)
(2) 特
徴
移植後5日 (砂壌土では移植後7日) からノビエ4葉期までに使用することで,
一年生雑草から各種の多年生
雑草に高い除草効果を示す。また,中後期に使えるジャンボ剤としても使用可能。
- 231 -
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
.水
稲.
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
オモダカ
ヒルムシロ
セリ
クログワイ
コウキヤガラ
使用時期
砂壌土
移植後7日~ノビエ4
葉期(但し,収穫 60 日
前まで)
壌土~埴土
移植後5日~ノビエ4
葉期(但し,収穫 60 日
前まで)
10a当り
使用量
本剤の
使用回数
使用法
500g
(50g×10 個)
1回
水田にパックのまま
投げ入れる
備 考
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)一部の新規需要米向けの品種に薬害が生じるベンゾビシクロンを含んでいるため,使用前に確認する。
Ⅲ 中 期 剤
1.ザーベックスSM1 キロ粒剤(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
シメトリン 4.5%(2回以内),MCPB 2.4%(2回以内),ベンフレセート 6%(2回以内)
(2) 特
徴
初期剤との体系処理で用いて,移植後 20 日からノビエ3葉期までに使用し,一年生広葉雑草や各種の多年生
雑草にも高い効果を示すとともに藻類,表層剥離にも有効である。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
使用時期
10a当り
使用量
本剤のみの
使用回数
使用法
備 考
移植後 20 日~ノビエ
3葉期まで
(但し,移植後 30 日ま
で)
1㎏
1回
湛水散布
移植前後の初期除
草剤との体系で用
いる
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
オモダカ
クログワイ
藻類・表層剥離
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)ホタルイ,ウリカワ,ミズガヤツリとも3葉期までが散布適期となる。
2.バサグラン粒剤(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数 ベンタゾン 11%(2回以内)
- 232 -
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
水
(2) 特
稲.
徴
ノビエを除く一年生広葉雑草や各種の多年生雑草に高い効果を示す薬剤である。
除草効果は,主に光合成阻害作用によるもので,効果の発現は高温,晴天時には約2日,低温で曇雨天の場合
はやや遅効的で約 10 日かかるため,散布後2日間は晴天が続くと思われる日を選んで散布する。また,水溶解
度が大きく土壌吸着性もほとんどないため,漏水が多くなるほど効果は低下する。
通常の水田用除草剤の粒剤散布と水管理が異なり,バサグラン粒剤の散布は落水直後に行う。
雑草の発生を確認してからの処理のため,
ほ場の一部分に残草が見られる場合などではスポット処理が可能で,
少ない薬量によって効果的な雑草防除ができる。
ノビエなどのイネ科雑草には効果がないこと,
処理時のイネの葉齢が3葉以上であることに注意が必要である。
(3) 使 用 法
作
物 適用雑草名
使用時期
名
イネ科を除く水田一
年生雑草
移
マツバイ
植
移植後 15 日~50 日
(但
ホタルイ
水
し,収穫 60 日前まで)
ウリカワ
稲
ミズガヤツリ
オモダカ
10a当り
使用量
本剤のみの
使用回数
3~4㎏
1回
使用法
備 考
移植前後の初期
落水散布又はごく
除草剤との体系
浅く湛水して散布
で用いる
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)周辺の作物に薬剤が飛散しないように注意して散布を行う。
2)水持ちのよいほ場に限られるが,粒剤の散布時に保温その他の理由で落水できない場合には,ごく浅い湛水
状態(雑草が水面上に出る状態が望ましい)で散布する。
3)散布は晴天が2日間程度続く日を見はからって行い,散布後降雨のおそれのあるときや深水になるおそれの
あるときは散布しない。
4)散布後はそのままの状態を保ち,入水,かけ流し,落水を行わない。
5)散布後の入水は,散布後3~5日以降に行う。
3.バサグラン液剤(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数 ベンタゾン 40%(2回以内)
(2) 特
徴
有効成分,除草効果とも前述のバサグラン粒剤と同様だが,バサグラン液剤は,落水して雑草が水面上に出た
状態で,所定の倍率に希釈したものを噴霧器を用いて散布する。粒剤散布に比べると作業は繁雑だが,雑草茎葉
へ直接散布処理するため,粒剤のように水もちの良否によって効果にふれが出ることがなく,とくに葉齢の進ん
だ雑草への処理においては粒剤よりも効果が高い。また,粒剤と同様にスポット散布ができるとともに,クログ
ワイやコウキヤガラなどの難防除雑草にも効果が高く,直播栽培にも使用できる。
- 233 -
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
.水
稲.
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
直
播
水
稲
適用雑草名
使用時期
10a当り
使用量
イネ科を除く水田一年
生雑草
マツバイ
移植後 15~50 日
ホタルイ
(但し収穫 50 日前ま
ウリカワ
で)
ミズガヤツリ
オモダカ
クログワイ
移植後 25~45 日
500~700mL
コウキヤガラ
(但し収穫 50 日前ま 希釈水量
で)
70~100L
イネ科を除く水田一年
生雑草
マツバイ
は種後 35~50 日
ホタルイ
(但し収穫 50 日前ま
ウリカワ
で)
ミズガヤツリ
オモダカ
クログワイ
本剤のみの
使用回数
使用法
2回
以内
落水散布又はごく
浅く湛水して散布
備 考
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)液剤は特に,周辺の作物に薬剤が飛散しないように注意して散布を行う。
2)散布は晴天が2日間程度続く日を見はからって行い,散布後降雨のおそれのあるときや深水になるおそれの
あるときは散布しない。
3)液剤の軟弱稲への散布,異常高温下での散布,重複散布では薬害の危険性がある。
4)散布後はそのままの状態を保ち,入水,かけ流し,落水を行わない。
5)散布後の入水は,散布後2~3日以降に行う。
4.クリンチャー1キロ粒剤(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数 シハロホップブチル 1.8%(3回以内)
(2) 特
徴
ノビエに対する専用薬剤で,
10aあたり 1.5 ㎏の処理でノビエの4葉期まで効果があり,
幅広い使用が可能である。
ノビエの発生を確認してからの処理のため,
ほ場の一部分に残草が見られる場合などではスポット処理が可能
であり,少ない薬量によって効果的な雑草防除ができる。
本薬剤はノビエのほかにキシュウスズメノヒエにも登録があり,
イネ立毛中にキシュウスズメノヒエの防除が
できるとともに,直播栽培でも使用できる。
- 234 -
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
水
稲.
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
直
播
水
稲
適用雑草名
使用時期
移植後7日~ノビエ4
葉期(但し,収穫 30
ノビエ
日前まで)
キシュウスズメノヒ
移植後 25 日~ノビエ
エ
5葉期(但し,収穫 30
日前まで)
は種後 10 日~ノビエ
3葉期まで
(但し,収穫 30 日前ま
で)
ノビエ
は種後 25 日~ノビエ
4葉期まで
(但し,収穫 30 日前ま
で)
10a当り
使用量
本剤のみの
使用回数
使用法
2回
以内
湛水散布
備 考
1㎏
1.5 ㎏
1㎏
1.5 ㎏
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)適用草種はノビエで,その他の広葉雑草や多年生雑草には効果がない。
2)ノビエ4葉期までに有効であるが,それよりも大きくなると効果が劣るので,散布時期を逸しないよう注意
する。
3)周辺の作物に薬剤が飛散しないように注意して散布を行う。特に,トウモロコシやソルガム等のイネ科植物
やキャベツの隣接田では注意を要する。
5.クリンチャーEW(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数 シハロホップブチル 30%(3回以内)
(2) 特
徴
乳剤のためクリンチャー1キロ粒剤に比べて散布作業はやや繁雑だが,ノビエの5葉期まで有効であり,幅広
い使用が可能である。
所定の倍率に希釈して噴霧器を用いて散布を行う。雑草茎葉への散布処理のため,雑草が水面上に出た状態で
の処理が効果が高い。
ノビエの発生を確認してからの処理のため,
ほ場の一部分に残草が見られる場合などではスポット処理が可能
であり,少ない薬量によって効果的な雑草防除ができる。
本薬剤はノビエのほかにキシュウスズメノヒエにも登録があり,
イネ立毛中にキシュウスズメノヒエの防除が
できるとともに,直播栽培にも極めて有効な薬剤である。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
直
播
水
稲
適用雑草名
使用時期
ノビエ
移植後 20 日~ノビエ
キシュウスズメノヒ 6葉期(但し,収穫 30
エ
日前まで)
は種後 10 日~ノビエ
水田一年生イネ科雑
5葉期(但し,収穫 30
草
日前まで)
10a当り
使用量
100mL
希釈水量
25~100L
- 235 -
本剤のみの
使用回数
2回
以内
使用法
湛水散布
又は
落水散布
雑草茎葉散布
備 考
移植前後の初期除
草剤との体系で用
いる
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
.水
稲.
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)適用草種はノビエで,その他の広葉雑草や多年生雑草には効果がない。
2)ノビエ5葉期までに有効であるが,それよりも大きくなると効果が劣るので,散布時期を逸しないよう注意
する。
3)液剤のため周辺の作物に薬剤が飛散しないように特に注意して散布を行う。特に,トウモロコシやソルガム
等のイネ科植物やキャベツの隣接田では注意を要する。
6.クリンチャーバスME液剤(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
シハロホップブチル 3%(3回以内),ベンタゾン 20%(2回以内)
(2) 特
徴
液剤のため散布作業はやや繁雑だが,ノビエの5葉期まで有効であり一年生雑草から各種の多年生雑草まで,
幅広い草種に高い殺草効果を示す。
所定の倍率に希釈して噴霧器を用いて散布を行う。雑草茎葉への散布処理のため,雑草が水面上に出た状態で
の処理が効果が高い。
雑草の発生を確認してからの処理のため,
ほ場の一部分に残草が見られる場合などではスポット処理が可能で
あり,少ない薬量によって効果的な雑草防除ができるとともに,直播栽培にも極めて有効な薬剤である。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
使用時期
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
移植後 15 日~ノビエ
ウリカワ
5葉期(但し,収穫 50
ミズガヤツリ
日前まで)
オモダカ
クログワイ
キシュウスズメノヒエ
直 水田一年生雑草
播
水 マツバイ
稲 ホタルイ
は種後 10 日~ノビエ
5葉期(但し,収穫 50
日前まで)
10a当り
使用量
本剤のみの
使用回数
1,000mL
希釈水量
70~100L
2回
以内
落水散布又はご 移植前後の初期除
く浅く湛水して 草剤との体系で用
散布
いる
1,000mL
希釈水量
70~100L
2回
以内
乾田・落水状態
で雑草茎葉散布
使用法
備 考
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)ノビエ5葉期まで有効であるが,それよりも大きくなると効果が劣るので,散布時期を逸しないよう注意する。
2)周辺の作物に薬剤が飛散しないように注意して散布を行う。
3)ベンタゾンに関する注意点は「3.バサグラン液剤」を参照。
7.カービー1キロ粒剤(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
シハロホップブチル 1.8%(3回以内),ベンゾビシクロン 2%(2回以内),MCPB 2.4%(2回以内)
(2) 特
徴
ノビエ,コナギをはじめとする水田一年生雑草,ホタルイ,ミズガヤツリ,ウリカワ等の多年生雑草など,幅
広い水田雑草に効果がある。
SU抵抗性雑草にも高い効果を示す。
畦畔から侵入する匍匐性雑草にも効果がある。
- 236 -
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
水
稲.
(3) 使 用 法
作
物
名
適用雑草名
水田一年生雑草
移
マツバイ
植
ホタルイ
水
ウリカワ
稲
ミズガヤツリ
使用時期
移植後 15 日~ノビエ
3葉期(但し,移植後
30 日まで)
10a当り
使用量
本剤のみの
使用回数
1㎏
1回
使用法
備 考
湛水散布
移植前後の初期除
草剤との体系で用
いる
8.モゲトン粒剤(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数 ACN 9%(3回以内)
(2) 特
徴
ノビエ,コナギなどの一年生雑草や前記以外の多年生雑草には効果がないので,ウキクサや藻類発生時の専用
剤として用いられる場面が多い。
温度の影響による除草効果のふれは少なく,残効は 15~18 日である。なお,処理時のイネの葉齢が3葉以上
であることに注意が必要である。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
直
播
水
稲
適用雑草名
藻類
ウキクサ類
使用時期
ウキクサ類,藻類の発
生始~発生盛期
(但し,
収穫 45 日前まで)
10a当り
使用量
本剤のみの
使用回数
使用法
3回
以内
湛水散布
備 考
2~3㎏
イネ3葉期以降,アオ
アオミドロ・藻類によ ミドロ,表層剥離発生
1.5~2㎏
る表層剥離
時(但し,収穫 45 日前
まで)
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)水稲の葉齢が3葉以下および水稲が水没するような深水で使用すると薬害が発生することがあるので使用
しない。
2)水田用除草剤の中では魚毒性が高い薬剤にはいるので,散布や散布後の落水には注意する。
3)ウキクサや浮遊性の藻類が風などで1カ所に集まっている場合は,その部分にのみスポット処理を行うと,
少ない薬量で高い効果が期待できる。
9.ワイドアタック SC(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数 ペノキススラム 3.6%(2回以内)
(2) 特
徴
移植後 25 日からノビエ5葉期まで使える中後期剤である。
- 237 -
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
.水
稲.
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
使用時期
10a当り
使用量
本剤のみの
使用回数
使用法
備 考
移植後 20 日~ノビエ
5葉期
(イネ5葉期以降)
(但し,移植 30 日前
まで)
100mL
希釈水量
100L
2回
以内
落水散布
移植前後の初期除
草剤との体系で用
いる
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
クログワイ
コウキヤガラ
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)薬害を生じるおそれがあるため,展着剤は加用しない。
2)イネの出穂時の散布は薬害を生じるおそれがあるため,使用しない。
3)散布後少なくとも2日間(浅水処理は3日間)は入水,落水,掛け流しはしない。
4) 雑草の生育が進むと効果が低下するので,適期に散布する。
・ホタルイは花茎抽出始まで
・ウリカワ,ミズガヤツリは4~6葉期まで
・クログワイは草丈 20~30cm まで
・オモダカは草丈 30cm まで
・コウキヤガラは草丈 20cm まで
・クサネムは草丈 20cm まで
10.スケダチ 1 キロ粒剤(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数 フルセトスルフロン 0.22%(2回以内)
(2) 特
徴
使用量が 1kg/10a の場合では移植後7日からノビエ4葉期、1.5kg/10a の場合では移植後 14 日~ノビエ5葉
期まで使える中後期剤である。また,直播栽培でも使用できる。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
ノビエ
コナギ
ホタルイ
ウリカワ
ヒルムシロ
クログワイ
コウキヤガラ
ノビエ
コナギ
ホタルイ
ウリカワ
ヒルムシロ
クログワイ
コウキヤガラ
使用時期
10a当り
使用量
移植後7日~ノビエ
4葉期
(但し収穫 45 日前ま
で)
1kg
移植後 14 日~ノビエ
5葉期
(但し収穫 45 日前ま
で)
1.5kg
- 238 -
本剤のみの
使用回数
使用法
備 考
2回
以内
湛水散布又は無
人ヘリコプター
による散布
移植前後の初期除
草剤との体系で用
いる
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
水
作
物
名
適用雑草名
直
ノビエ
播
ホタルイ
水
ウリカワ
稲
使用時期
イネ1葉期~ノビエ
4葉期
(但し収穫 45 日前ま
で)
イネ3葉期~ノビエ
5葉期
(但し収穫 45 日前ま
で)
10a当り
使用量
本剤のみの
使用回数
使用法
稲.
備 考
1kg
湛水散布
1.5kg
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)本剤はSU剤であるため,SU抵抗性雑草に対しては効果がない。
2) 雑草の生育が進むと効果が低下するので,適期に散布する。各雑草の散布適期は次表のとおり。
雑草名
移植水稲
1kg/10a 処理
1.5kg/10a 処理
直播水稲
ホタルイ
4葉期まで
5葉期
4葉期まで
ウリカワ
4葉期まで
4葉期
3葉期まで
ヒルムシロ
生育期まで
生育期まで
-
クログワイ
草丈 10cm まで
草丈 15cm まで
-
コウキヤガラ
草丈 10cm まで
草丈 15cm まで
-
3)クログワイ,コウキヤガラの多発圃場の場合は,有効な初期除草剤との組み合わせで使用する。
11.ブイゴール SM1 キロ粒剤(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
シメトリン 4.5%(2回以内),ペノキススラム 0.3%(2回以内),MCPB 2.4%(2回以内)
(2) 特
徴
初期剤との体系処理で用いて,移植後 15 日からノビエ 3.5 葉期までに使用し,一年生雑草から各種の多年生
雑草に高い除草効果を示す。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
直
播
水
稲
適用雑草名
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
オモダカ
ヒルムシロ
クログワイ
藻類・表層剥離
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ミズガヤツリ
ヒルムシロ
使用時期
10a当り
使用量
本剤の
使用回数
使用法
1kg
1回
湛水散布
移植後 15 日~ノビエ
3.5 葉期(但し,
収穫 60
日前まで)
稲5葉期~ノビエ3葉
期(但し,収穫 60 日前
まで)
- 239 -
備 考
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
.水
稲.
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)イグサ,レンコン,セリ,クワイなどの生育を阻害するおそれがあるため,これら作物の生育期に隣接田で
使用する場合は十分注意する。
12.アトトリ 1 キロ粒剤(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数 ピリミスルファン 0.75%(2回以内)
(2) 特
徴
1 成分で生育期のオモダカ,クログワイ,コウキヤガラ,シズイに高い効果を示す。初期剤や初中期一発処理
剤での取りこぼしや後発生した多年生雑草の防除に有効。
(3) 使 用 法
作
物
名
移
植
水
稲
適用雑草名
ノビエ
ミズガヤツリ
ウリカワ
ヒルムシロ
セリ
オモダカ
クログワイ
シズイ
コウキヤガラ
直
播 オモダカ
水 クログワイ
稲
使用時期
移植後 20 日(イネ5葉
期以降)~ノビエ4葉
期(但し,収穫 45 日前
まで)
10a当り
使用量
本剤の
使用回数
使用法
1kg
1回
湛水散布
備 考
稲5葉期~収穫 45 日
前まで
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)対象草種以外の雑草を防除するため,初期剤または初中期一発処理剤との体系で使用する。
2)ミズガヤツリは6葉期まで,ウリカワは4葉期まで,ヒルムシロは発生期まで,セリは再生期まで,オモダ
カは発生盛期から矢尻葉3葉期まで,クログワイ,シズイ,コウキヤガラは草丈 30cm 以下が散布適期であ
る。
3)イグサ,レンコン,セリ,クワイなどの生育を阻害するおそれがあるため,これら作物の生育期に隣接田で
使用する場合は十分注意する。
Ⅳ 後 期 剤
1.MCPソーダ塩(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数 MCPAナトリウム塩 19.5%(1回)
(2) 特
徴
2,4-Dに類似したホルモン型の除草剤で作用性はほとんど同じだが,
2,4-Dよりも速効的で薬害の発現も
少なく,やや低温(20℃)でも効果が高く水稲への影響も小さい。
- 240 -
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
水
稲.
(3) 使 用 法
作
物
名
適用雑草名
使用時期
10a当り
使用量
有効分けつ終止期~幼
200~240g
イネ科を除く水田雑 穂形成期前
希釈水量
草
(但し,収穫 60 日前
70~100L
稲
まで)
本剤のみの
使用回数
使用法
1回
落水散布
(茎葉処理)
水
備 考
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)周辺の作物に薬剤が飛散しないように注意して散布を行う。
2)多年生雑草には効果が劣るので,他の除草方法で取り除く。
3)長期間日照不足や低温条件下で生育した稲は,抵抗力が弱いので散布を見合わせる。
4)使用した散布器具は十分に洗浄するか,専用のものを用いる。
5)散布前に十分落水して雑草を露出させておき,少量の水でよく溶かしてから希釈して,無圧散布機で雑草に
十分かかるように散布する。
6)稲体の上から散布しないようにして,できるだけ株間に均一散布する。
7)散布直後の降雨は効果が低下するので,晴天の日中を選んで散布する。
8)入水は,散布2~3日後に行う。
2.粒状水中MCP(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数 MCPA 1.2%(1回)
(2) 特
徴
前述の「1.MCPソーダ塩」参照。
(3) 使 用 法
作
物
名
適用雑草名
使用時期
10a当り
使用量
有効分けつ終止期~幼
水
イネ科を除く水田雑 穂形成期前
3~4.5 ㎏
草
(但し,
収穫 60 日前ま
稲
で)
本剤のみの
使用回数
使用法
1回
湛水散布
(あらかじめ水田
の水の出入りを
止め,湛水のまま
所要量を全面に
均一散布する)
備 考
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)周辺の作物に薬剤が飛散しないように注意して散布を行う。
2)多年生雑草には効果が劣るので,他の除草方法で取り除く。
3)長期間日照不足や低温条件下で生育した稲は,抵抗力が弱いので散布を見合わせる。
4)使用した散布器具は十分に洗浄するか,専用のものを用いる。
5)雑草の抵抗力が弱い小さいときに散布する。
6)雑草が十分灌水するような湛水状態で,水の出入りを止め,湛水のまま 10a当たり所定量を全面に均一散
布する。
7)散布後2~3日間は湛水状態に保ち,落水やかけ流しを行わない。
- 241 -
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
.水
稲.
難防除雑草(クログワイ,オモダカ)の防除
※クログワイの防除
1)クログワイの塊茎は土中で3~4年間生存し,休眠が深く,数個の芽を持つために出芽は極めて不揃いで長
期間にわたる。初生茎を抑えても,次の芽が出てくるために初期剤と一発処理剤の体系(発生量が多い場合
は後期の茎葉処理剤も必要)で,数年間続けて防除を行うことが必要である。
2)クログワイが塊茎を付け始めるのは9月中旬であるので,早期栽培の場合は刈り取り後の耕起により塊茎の
増加を防げる。なお,耕起しない場合は,茎葉処理剤によって防除する。
3)冬季の耕起によって乾燥と低温で塊茎が死滅する。
※オモダカの防除
1)オモダカの場合もクログワイと同じく出芽は極めて不揃いで長期間にわたるが,塊茎の寿命がほぼ1年で,
塊茎には1個の頂芽しかないため,徹底防除によって短期間に根絶できる。
2)冬季の耕起によって乾燥と低温で塊茎が死滅する。
3)オモダカは多量の種子も生産するが,種子からの発生は通常の水田用除草剤で防除できる。
◇ 水稲乾田不耕起直播
1.は種前~は種後の非選択性茎葉処理剤での春冬雑草防除
作物名
薬剤名
適用雑草名
10a当り
使用量
希釈水量
250~500mL
25~50L
500mL
25~50L
使用時期
ラウンドアッ
一年生及び は種 30 日前~出芽
プマックスロ
多年生雑草 前(雑草生育期)
直播水稲
ード
(不耕起栽
培)
一年生雑草 は種 30 日前~出芽
グリホス
多年生雑草 前(雑草生育期)
使用回数
本剤及びグリホサートを
含む農薬の総使用回数
2回以内
本剤及びグリホサートを
含む農薬の総使用回数
2回以内
2.は種後の雑草発生を抑制するための土壌処理剤
サターンバアロ乳剤(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
ベンチオカーブ 7%(1回),プロメトリン 5%(2回以内)
(2) 使 用 法
作
物
名
適用雑草名
直
播 水田一年雑草
水 マツバイ
稲
使用時期
10a当り
使用量
は種直後~イネ出芽前
600~800mL
(ノビエ1葉期まで)
希釈水量
但し,収穫 90 日前まで
70~100L
(入水 15 日前まで)
本剤のみの
使用回数
使用法
1回
乾田落水状態で
全面土壌散布
3.は種から入水までの乾田期の雑草防除
クリンチャーバスME液剤(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数
シハロホップブチル 3%(3回以内),ベンタゾン 20%(2回以内)
- 242 -
備 考
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
水
(2) 特
稲.
徴
は種後 10 日から使用でき,一年生雑草から各種の多年生雑草まで,幅広い草種に高い殺草効果を示す。ノビ
エの5葉期まで効果がある。
(3) 使 用 法
作
物
適用雑草名
名
直 水田一年生雑草
播 マツバイ
水
稲 ホタルイ
使用時期
10a当り
使用量
本剤のみの
使用回数
使用法
は種後 10 日~ノビエ
5葉期まで(但し,
収穫 50 日前まで)
1,000mL
希釈液量
70~100L
2回
以内
乾田落水状態で
雑草茎葉散布
備 考
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
「中期剤6.クリンチャーバスME液剤」参照。
4.入水後の雑草防除
(1) 直播に登録のある本田除草剤を,入水約1週間後の湛水状態が安定した時期に散布する。
○リボルバー1キロ粒剤
(2) 入水後除草剤散布後に残草がある場合。
○バサグラン液剤
○クリンチャー1キロ粒剤
○クリンチャーEW
○クリンチャーバスME液剤
(3) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)使用法については,各剤の「作物名:直播水稲」の項目を参照。
2)本剤のみの使用回数とともに有効成分の使用回数,収穫前日数を厳守する。
◇ 水田刈跡処理(秋期処理)
早期水稲刈り取り後の多年生雑草(マツバイ,ミズガヤツリ,クログワイ,キシュウスズメノヒエ,セリ)を対
象とする。なお,ミズガヤツリ,クログワイなどの耕種的防除として,塊茎形成始期(9月中旬)までのロータリ
ー耕が有効である。
1.ラウンドアップマックスロード(普通物)
(1) 有効成分 グリホサートカリウム塩 48%
(2) 特
徴
非ホルモン型,移行型,非選択性除草剤で,きわめて幅広い草種に高い効果を示す。
植物への吸収は早いが効果の発現は遅効的で,一年生雑草は散布後2~4日で多年生雑草は7~14 日で枯れ
はじめるが,完全に枯死するまでには期間を要する。また,低温期の散布では,より遅効的となる。また,多年
生雑草の塊茎形成中であれば,地下部の塊茎へも転流して枯死させる。
土壌中では直ちに不活性化するので作物への薬害の心配がない。
- 243 -
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
.水
稲.
(3) 使 用 法
適用場所 適用雑草名
使用時期
一年生雑草
水田刈跡
多年生雑草
10a当り
使用量
200~500mL
雑草生育期
500~
1,000mL
希釈水量
本剤及びグリホサートを
含む農薬の総使用回数
通常散布 50~100L
少量散布 25~50L
1回
備
考
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)ミズガヤツリ,クログワイの同時防除が可能であり,塊茎形成前~始期(8月下旬~9月上旬)の使用が有効
である。
2)周辺の作物に薬剤が飛散しないように注意して散布を行う。
3)使用した散布器具は十分に洗浄するか,専用のものを用いる。
2.グリホス(普通物)
(1) 有効成分 グリホサートイソプロピルアミン塩 41%
(2) 特
徴
前述のラウンドアップマックスロードと同様の特徴,効果があるが,効果の発現は遅効的で,一年生雑草が散
布後3~5日で枯れはじめるが,完全に枯死するまでには期間を要する。
(3) 使 用 法
適用場所 適用雑草名
使用時期
一年生雑草
水田刈跡
10a当り
使用量
250~500mL
雑草生育期
多年生雑草
500~
1,000mL
希釈水量
本剤及びグリホサートを
含む農薬の総使用回数
通常散布 50~100L
少量散布 25~50L
1回
備
考
3.バスタ液剤(普通物)
(1) 有効成分の含有率 グルホシネート 18.5%
(2) 特
徴
非選択性茎葉処理剤で優れた除草効果を発揮する。土壌中では直ちに不活性化するので作物への薬害の心配がない。
(3) 使 用 法
適用場所
適用雑草名
使用時期
10a当り
使用量
希釈水量
水田刈跡
一年生雑草
雑草生育期
300~500mL
100~150L
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)周辺の作物に薬剤が飛散しないように注意して散布を行う。
2)使用した散布器具は十分に洗浄するか,専用のものを用いる。
- 244 -
本剤及びグルホシネートを
備
含む農薬の総使用回数
1回
考
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
水
稲.
◇ 水田耕起前処理(冬生一年生雑草,春期処理)
1.ラウンドアップマックスロード:グリホサートカリウム塩 48%
2.グリホス:グリホサートイソプロピルアミン塩 41%
3.バスタ液剤:グルホシネート 18.5%
作物名
移
植
水
稲
薬剤名
適用雑草名
使用時期
使用量
希釈水量
ラウンドアッ
一年生及び
プマックスロ
多年生雑草
ード
耕起前
(雑草生育期)
200~500mL
グリホス
一年生及び
多年生雑草
耕起 10 日以前
(雑草生育期)
バスタ液剤
一年生雑草
耕起 15 日前まで
(雑草生育期)
使用回数
本剤及びグリホサート
通常散布 50~100L
を含む農薬の総使用回
少量散布 25~50L
数 1回
本剤及びグリホサート
通常散布 50~100L
500mL
を含む農薬の総使用回
少量散布 25~50L
数 1回
本剤及びグルホシネー
300~500mL
100~150L
トを含む農薬の総使用
回数 1回
◇ 水田畦畔
1.プリグロックスL,マイゼット(毒物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数 ジクワット 7%(5回以内),パラコート 5%(5回以内)
(2) 特
徴
非選択性茎葉処理剤であらゆる雑草の緑色部を速やかに枯らす。
一年生雑草はもちろん多年生雑草にも優れた
除草効果を発揮し,
低温時にも高い効果が得られる。
夕方や曇天時の散布では,
植物体全体への吸収移行が進み,
優れた効果が得られる。土壌中では直ちに不活性化するので作物への薬害の心配がない。
本剤は毒物に指定されており,取り扱いにあっては十分注意する。なお,保管の際は飲食物,食器類と区別し,
密栓して子供の手の届かない冷暗所に鍵をかけて厳重に保管すること。
(3) 使 用 法
作物名
水田畦畔
適用雑草名
一年生雑草
多年生雑草
使用時期
雑草生育期
10a当り
使用量
600~1,000mL
1,000~2,000mL
希釈水量
本剤の使用回数
100~150L
5回以内
備
考
2.バスタ液剤(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数 グルホシネート 18.5%(2回以内)
(2) 特
徴
非選択性茎葉処理剤で一年生雑草はもちろん多年生雑草にも優れた除草効果を発揮し,スギナに対しても,通
常濃度(100~150 倍)で高い効果を示す。土壌中では直ちに不活性化するので作物への薬害の心配がない。
(3) 使 用 法
作物名
水田畦畔
適用雑草名
使用時期
収 穫7日 前まで
一年生雑草多
( 雑草生育期:草
年生雑草
丈 30 ㎝以下)
10a当り
使用量
希釈水量
本剤の使用回数
500~1,000mL
100~150L
2回以内
- 245 -
備
考
高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
.水
稲.
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1) 畦畔が裸地化して崩れることを防止するため,200 倍液(薬剤 500mL の場合は希釈水量 100L とする)で用いる。
2)周辺の作物に薬剤が飛散しないように注意して散布を行う。
3)使用した散布器具は十分に洗浄するか,専用のものを用いる。
3.タッチダウンiQ(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数 グリホサートカリウム塩 43%(2回以内)
(2) 特
徴
雑草表面への付着性が高く,雑草表面から内部への浸透性が高い界面活性剤を使用している。そのため,散布
2時間後に降雨にあっても効果の低下が少ない。散布後の雑草の枯れ始めが速く,抑草期間も長い。土壌中では
速やかに不活性化されるので,作物への薬害の心配が少ない。
(3) 使 用 法
作物名
適用雑草名
一年生雑草
水田畦畔
多年生雑草
使用時期
収穫14日前まで
(雑草生育期:草
丈30cm以下)
10a当り
使用量
希釈水量
本剤の使用回数
50L
2回以内
250~500mL
備
考
500~1,000mL
(4) 共通の留意点以外の使用上の注意
1)根まで枯らすタイプの除草剤であるため,裸地化して土が崩れ落ちるような畦畔には使用しない。
2)展着剤加用の必要はない。
4.ザクサ液剤(普通物)
(1) 有効成分の含有率と成分別総使用回数 グルホシネートPナトリウム塩 11.5%(2回以内)
(2) 特
徴
非選択性茎葉処理剤で一年生雑草はもちろん多年生雑草にも優れた除草効果を示す。耐雨性が強く,散布1時
間以降ならば降雨があっても,
効果に大きな影響はない。
土中での分解が速く,
環境に対する安全が高い剤である。
(3) 使 用 法
作物名
適用雑草名
使用時期
10a当り
使用量
希釈水量
本剤の使用回数
水田畦畔
一年生雑草
多年生雑草
収穫7日前まで
(雑草生育期:草
丈30cm以下)
500~1,000mL
100~150L
2回以内
備
考
◇ 休耕田(休耕畑を含む)
本項目は,畑状態で休耕する水田での使用方法である。なお,休耕畑も休耕田に準じて使用できる。
※注)湛水して代かきを行い,水田を湛水状態で休耕する場合は,移植栽培に準じた除草剤散布を行う。なお,
額縁転作での休耕部分も同様である。
1.ラウンドアップマックスロード:グリホサートカリウム塩 48%
2.グリホス:グリホサートイソプロピルアミン塩 41%
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高知県除草剤使用指針 -平成27年12月作成-
水
稲.
3.バスタ液剤:グルホシネート 18.5%
適用
場所
薬剤名
適用雑草名
ラウンドアッ 一年生雑草
プマックスロ
多年生雑草
ード
休耕田
グリホス
バスタ液剤
一年生雑草
多年生雑草
使用時期
10a当り
使用量
200~500mL
雑草生育期
500~1,000mL
雑草生育期
希釈水量
使用回数
通常散布 50~100L 本剤及びグリホサートを含
少量散布 25~50L む農薬の総使用回数 2回
250~500mL
通常散布 50~100L 本剤及びグリホサートを含
500~1,000mL 少量散布 25~50L む農薬の総使用回数 2回
一年生雑草
雑草生育期
500~1,000mL
多年生雑草 (草丈 50 ㎝以下)
100~150L
本剤及びグルホシネートを
含む農薬の総使用回数3回
◇ 農 道
公園,庭園,堤とう,駐車場,道路,運動場,宅地,のり面,鉄道等に登録のある薬剤を用い,使用時期,使
用量,使用方法を守ること。
※注)「非農耕地用」としか示してない薬剤は使用しない。
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