平成6年度 - 伊勢原市教育センター

平成6年度
研
。。
2/2
希望研究
伊勢原市教育センタ
L ̄
目
沙RE
H6学校名
日璋名I代表
音楽
分野・テーマ
初M3賞機器を活用した指導の工夫
縁台小 吉田覚
○
183
児童指導
効果を高める児童指導のあり方
成瀬小 松本光夫
○
188
成瀬小 石井尚子
○
科
類部
ポランティ 小學肖交におけるボランティア学習のすすめ方一小中高
189
ア
の連携を求めて-
成瀬小 工藤滋子
国語1
ことばのきまりを生かした読勵i指導法の研究
伊勢原小 原康
○
191
中沢中 カロ菌i正廣
○
196
体育1
児童一人ひとり力藻しめるサッカー~場・用具等の 比々多小 伊野真司
○
201
社会1
工夫を通して~
プリント「TheHISTORY」による授業の活性化
伊勢原中 山下浩
○
209
体育2
生涯スポーツを見通したゲームの授業の進め方
比々多小 桑原昌之
○
213
伊勢原小 橋口寵郎
○
216
特Bl活動
意11灯ii・主体的に活動する児童の育成をめざして-学 伊勢原小 養田百合子 ○
218
体育3
級活動を通して-
低学年における体育指導
コンピュー コンピュータを利用した教科指導法のあり方
夕1
心理学
を探る
個人
希望
社会2
伊勢原小 福山義11リ
○
222
小中の遜醗 を図り、社会科の指導内容の精選・充実を 山王中 渡辺正美
すすめる
○
227
中沢中 奥田測嘱ム
○
231
高部屋小 内藤宏子
○
238
高部屋小 村井純子
○
240
桜台小 伊薗i美子
コンピュー LOTUSl23を使った駅伝大会の処理について
夕2
国際理解教 日本語教室の実践_楽しく学ぶ日本語教室一
育
自然観察の進め方
自然観察
図書
学校pH聲館における図瞥}利用指導
○
242
言語
言語発達遅滞児の指導一音声表出,ことばの獲得をめ 桜台小 石井やす子 ○
252
ざして-
大田小 梅林明央
○
254
成瀬中 山根雅彦
○
257
生活科
子どもと造る,子どもが造る授業-2年目の生活科一 高部屋小 井山負代
○
262
国語2
より良い自己意識を育てる作文指導(6学年)
○
272
性教育
性教育における免疫の扱い
豐濁風経営3 学pQ通信を生かした学級経営
大山小 柴田尚
曰
科
国語1
分野・テーマ
観点別評価(表現の能力)における-考察
老欠
H6学校名
氏名
e表 通頁
伊勢原中 田中泰子
○
275
成瀬中 立花かおる
成瀬中
伊勢原中
伊勢原中
伊勢原小
比々多小
高部屋小
比々多小
比々多小
成瀬小
成瀬小
山口澄子
矢部ひとみ
グループ
希望
井上春彦 ○
橋口龍郎
杉山悦子
d写1川洋子
榎本浩
小松由美
山崎洋一
山田芳之
石渡誠一
高部屋小 相ヶ瀬美知江
桜台小 磯部道枝
桜台小 杉山正宏
桜台小 浜田保
縁台小 佐藤幸也
児i5f牛桂指 小学校と中学校の教師による義務教育9年間を見通し 山王中 井上恵理子
導
た児童・生徒指導のあり方について
山王中 近蕊貴子
成瀬中 近藤智弘
山王中’櫻井英明
成瀬中’佐藤英 訂
山王中’ 濁水綾子
山王中 前田優子
山王中 柳下友美
成瀬中 柏谷美穂
山王中 橋本恵輔
伊勢原中 大谷郁子
伊勢原中 大津順子
伊勢原中 曽我仁美
中沢中 宮村弥生
伊勢M頁中 横田干果
中沢中 長嶋淳
事務
児童指導
社会1
伊勢扇中
豐詞変備品i寶理システムの開発
成瀬小
中沢中
新学力観に立つ学習指導の在り方「考える力と表現力 桜台小
桜台小
を育てる授業の創造」
桜台小
比々多小
地域を愛する心を育てる-地域素材を生かして-
伊勢原小
比々多小
比々多小
○
古正充
佐ロョi恵美
今村たみ子
八杉厚子 ○
下山衣代
山口知子
杉山悦子 ○
橘pi鬮郎
小松由美
榎本浩
285
287
289
297
目
科
分野・テーマ
診〔:
H6学校名
氏名
縁台小I佐藤幸也
代表
○
比々多小 杉山悦子
比々多小 小松由美
竹園小 佐々木典久
竹園小 牧喬
桜台小 石黒利昌
伊勢原中 杉崎直信 ○
伊勢原中 井上春彦
伊勢原中 布川政行
伊勢原中 大谷郁子
伊勢原中 加藤圭子
生徒の個性を重視した進路指導の一環としての職場見 伊勢原中 上村薫
進路
学・体験学習の実践
伊勢原中 北島昌人
伊勢原中 オロ寸帆波
伊勢原中 黒田努
伊勢1頁中 小泉佐禾[ 子
伊勢原中 高橋正彦
伊勢原中 松尾久美子
伊勢原中 山下浩
伊勢原小 宮下佳子 ○
伊勢原小 川島龍彦
学級経営1 自ら考え活動する子どもの育成をめざして
伊勢原小 光崎絵里子
伊勢原小 橋口龍郎
伊勢原小 西昌美
児童の自主性を伸ばす行事の実践(校外キャンプを通 縁台小 畠中治知 ○
行事
して)
縁台小 杉崎和子
縁台小 角博子
コンピュー
伊勢原中 山下登
○
夕1
成績処理を中心としたデータ処理の効率化
伊勢原中 杉崎直信
伊勢原中 竹内清治
コンピュー
高部屋小 斎藤実
○
夕2
コンピュータ教育「身近なソフトを使って」
に町首pE巨刈、 カロiii安芳
高部屋小 石渡誠一
ティームテ ティームテイーチングによる生徒の個に応じた学習指 成瀬中 荻原敬三
○
ィーチング 導法について
成瀬中 高橋達也
成瀬中 高山昭彦
縁台小 安倍正弘 ○
縁台小 谷山敬子
生活科
子供に根ざし、地域に根ざした生活科実践資料集を作 縁台小 神本薫
ろう
縁台小 熊谷としえ
縁台小 佐野智子
縁台小 竹林盛
桜台小 石黒利昌
○
桜台小 白崎ゆり
社会3
地域素材の教材化に関する研究
桜台小 杉山正宏
桜台小 浜田保
桜台小 山。:f正夫
桜台小 渡辺良典
桜台小 佐藤タカ子 ○
文章問題を解決するための指導
桜台小 伊藤美子
算数
桜台小 成田趨子
303
313
322
324
327
329
338
340
342
ヅミ
頚部
科
分野・テーマ
H6学校名
兎名’代表 通頁
○
大田小 徳永秀実
大田小 梅林明央
グループ
希望
大田小 下山知宏
大田小 関澤暢子
大田小 田中佳代子
社会科指導法の研究
社会4
大田小 田山光春
大田小 宮田京子
大田小 山田渡 子
大田小 高原重信
成瀬中 川上さなえ ○
成瀬中 中村さゆり
成瀬中 宮崎ボ[ 美
自己表現力を高めるための授業の工夫
英語
成瀬中 山田光子
成瀬中 斎藤敬子
○
成瀬中 高橋j壁也
成瀬中
高山昭彦
自然に対する関心を高める学習指導法の在り方につい
理科
成瀬中 平井孝二
て
成瀬中 鳥海賢一
○
桜台小 石黒利昌
伊勢原小 飯塚貞夫
伊勢原小 橋口i圃郎
伊勢原小 福山義則
伊勢原小 宮下佳子
比々多小 杉山悦子
大山小 長塚正江
大山小 室井一恵
高部屋小 井山貴代
高部屋小 小早川洋子
高部屋小 斎藤実
子どもが明るく生き生き生活するには-学級経営の工 高部屋小 本多由佳理
比々多小 伊野真司
学級経営2 夫一
成瀬小 柴野科子
成瀬小 山田芳之
高部屋小 石渡誠一
大田小 梅林明央
高部屋小 相ヶ瀬美知江
桜台小 白崎ゆり
桜台小 杉山正宏
桜台小 渡辺良典
縁台小 佐藤幸也
縁台小 米山哲夫
高部屋小 永松直美
大田小 高原重信
349
358
366
370
個人研究レポート
希見1m恵濤重1錘暑晉をご了廷;j三月レフ=才旨二望鑿cつエヨ唱苣
噸ソフトO蘭111/印鰯11精剛を醗財6鍵咽雛0/脚韻勤棚上早翻調011N
縁台小学校吉田覚
I.石汗夛喧cつ重tJ桟愛些自白勺
今年度の研究は、昨年度のグループ研究に引き続き、視聴覚(AV)機器及びそのソフトの活用というテ
ーマで研究するのと平行して、音楽室を中心とした学習空間の中で、児童の視覚・聴覚に訴える指導の
手だてを様々に工夫することを通して、指導法の改善を図ることをめざした。
音楽の学習では視覚・聴覚に訴える指導の手だてが不可欠であるが、従来視覚といえば、児童が手に
する楽譜や板書、掛け図、テレビの利用、聴覚といえば専門の演奏家による演奏の録音などの利用が中
心であった。昨年度までの研究で、現在利用できる視聴覚ソフトの現状は概観できたので、それを引き
続き継続しつつ、今年度は既成のソフトに頼らない手作りのものにも取り組んでみたいと考え、また、
見る・聴くという活動を音楽室の中でもっと多面的に空間的にとらえてみたいと考え、以下のような柱
を立てて研究に着手した。
今年度の研究の柱
1.視聴覚ソフトの活用と教材開拓
2.即興表現や音遊びの学習を活発にするための音楽室の環境作り
3.録音機器の学習への効果的利用と、学習の記録の作成
皿.石汗夛喧@つF勺萎予
1.視麗覚ソフトの活用と開拓
今年度新たに活用した視聴覚ソフトには次のようなものがある。
(1)滝巌太郎、山田耕搾の歌曲(5.6年)の鑑賞と関連して
CD/「ヘフリガー日本の歌曲を歌う」iU配M1・TOCE-8016
このCDは、親日家として知られるスイスの名テノール、エルンスト.ヘフリガーが滝廉太郎や山田
耕搾の歌曲を始めとする日本の唱歌や叙情歌の数々を、ドイツ語で歌ったもので、一つ一つの曲に対す
る愛情と共感がにじみ出る端正な歌唱はドイツ語で歌われているということを忘れさせ、聴く者の心に
迫ってくる。同時に、格調高い演奏はドイツ歌曲の名曲を聴いているような印象さえ与えてくれる。日
本の声楽家にしばしば見られる、声だけを誇示するような奇怪な演奏が、どれだけ日本の歌曲の美しさ
をゆがめてしまったことか…。ピアノ.の伴奏編曲も秀逸で、(山田耕搾以外の初期の日本歌曲では原
曲のピアノパートに音楽的に不備な点が多い)日本の歌曲の伴奏を見直すきっかけにもなる。
CD/「浜辺の歌/日本の旋律」DENONCOCO-6800
このCDは、上記のヘフリガーとは対照的に、フルートのJ、p、ランパルやパイヤール室内管弦楽団な
どの、フランスの名演奏家たちによる器楽演奏による日本歌曲の名曲集である。ヘフリガーのドイツ的
な格調とは対照的に、流麗で優美な演奏はフランス人ならではのもので、単なる外国人演奏家のサービ
ス演奏の域をはるかに越えて完成された音楽になっている。それもそのはずで、このCDでは全曲の編
曲を故八代秋雄が行なっているのである。40代半ばで急逝した大作曲家が、日本の歌に対する限りな
い愛情を注いだ見事な編曲は、日本の音楽文化の貴重な財産として長く大切にされるべきであろう。
-183-
滝廉太郎の作品に関しては、「滝廉太郎作品集」ビクターVICC-5026がある。これは滝廉太郎の没後90年
を記念して作られたCDで、歌曲、童謡、合唱、ピアノ曲の代表作が網羅されている。滝廉太郎の作品
の全体像に迫る、小学校に必撹のCDといえる。なおそのうちの数曲がわが伊勢原市民文化会館で録音
されている。
(2)5年:ピアノ五重奏「ます」に関連して
LD/歌曲巣「冬の鐘」:ディートイリヒ・フイッシー・デイースカウ(バリトン)ソニーSRlM974
今世紀を代表するヨバリトンのおそらく最後の録音になるであろう「冬の旅」である。全盛期の声の
墓域鰯艤蜜蹄懸:馳鷲簔譲讃箪鮭iこ獣譲採
ンで歌われる歌曲の映像にふれることのできる貴重なソフト。F・ディースカウと並び称されるヘルマン
・プライの演奏では、シューベルト「白鳥の歌」フィリップスPlLP-4811があるが、これも素晴らしい演奏。
(3)5年:人間の声の様々な声域にふれる教材として
LD/「3大テノール世紀の競演」ポリドールPOLL-1002(071223-1)
ルチアーノ・パバロッティー、ホセ・カレーラス、プラシド・ドミンゴのジョイントコンサートのラ
イブ盤。平成6年にテレビのコマーシャルで有名になった、プッチーニの「トゥーランドット」からの
「誰も寝てはならぬ」を歌うパパロッティーの演奏はまさに圧巻。子供たちに人間の声の表現力のすご
さを教えてくれる。時間に余裕があれば、ドミンゴの「星は光りい」やカレーラスの「グラナダ」など
も聴かせてやりたいところ。
2.即興表現や音遊びの学習を活発にするための音楽室の現境作り
今年度は、縁台小学校で研究報告会が行なわれたので、音楽科でも研究の方向にそった取り組みをめ
ざした。その中で特に、子供たちの自己実現の喜びを大切にする活動として、即興表現や音遊びの活動
を重視し、その活動の舞台となる音楽室の環境作りを工夫した。
.「即興表現活動を活発にするための音楽室の環境作り」
学習指導要領音楽科「表現」(4)のア.の内容に迫っていく活動として、教科書には様々な即興表現
や音遊びの活動が教材化されているが、その活動をより効果的に展開するためには、何と言っても児童
の意欲を喚起することが重要であろう。そこで、音楽室をそのような活動の舞台として効果的に演出す
ることをねらって次のような工夫をした。
<音楽室を宇宙空間に演出する>
子供たちは非日常的な空間に身を置くことで、自分の中の潜在的な感性を発揮できたり、心理的な抵
抗から自由になって活動できたりする。特に暗闇はその効果がよく現れるものである。今回は6年の即
興表現教材の(平成8年度版教材)宇宙のイメージを表現するものに合わせ、音楽室を宇宙空間にふさ
わしく演出する工夫をした。
その布石として、平成5年度に予算をつけてもらい、暗幕を整備した。最近は暗幕といっても黒いも
のばかりではないので、星空や海底のイメージにふさわしい鋼いブルーの生地にした。暗幕はテレビな
どの視聴時にも有効である。
星空や星雲などは、ラシャ紙を貼り合せたものにコンパスの針や千枚通しなどで穴を開け、窓にかけ
て星の光がもれるようにして表現する。作り方は次のとおり。
184-
平等にキーパーを経験するように助言をしたのだが、最後はやはり本人が希望してしまうのであえ
て止めることはしなかった。
また、5名チームでは1人が見学になるのであるが、それも単純交代制を確立しなかったため、
チーム内の児童の話し合いでどうしても片寄りが出てきてしまったということも原因としてあげら
れるであろう。これも、学習とIPで助言したが、効果的であったとはいえない。
4名チームの中にも接球数の極端に少ない児童が見られるが(Aチーム(4)、この児童はポールに
対して消極的で仲間からも励まされていたが、餓後まで積極的になれなかった様子である。
これらのことから考えると.チームの人数が5名の場合も4名の場合も、一人ひとりの接球数に
は片寄りがでてきてしまうということがいえそうである。
今回は1チーム3名という試合は実施しなかったが、これも今後の課題として考えてみる必要が
ありそうである。
(5)ルールについて
アンケート結果を見るとリーグ戦中にルールを固定して行ったため、ルールがわからない児童は
学習以前の5名から1名に減っている。このことは、一つの成果と考えて良いであろう。しかし、
リーグ戦中の大きなルールであった制限地域のルールは児童にとってはあまり受け入れられず、
「あった方がよい」と回答している児童は4名にとどまった。また、意外であったのは児童の26名
がゴ.-ルキーハーをおいて試合をした方が良いと考えているということである。従って、自分達でルール
を決めた対抗戦では、ほとんどどの試合でもキーパーをおくというルールで試合をしていた。ポー
ルにたくさんさわりたいという楽しみが奪われてしまうであろうキーパーを望む原因をつかみ、ル
ールの工夫をしていくことが課題として残った。
また、今回は児童にルールを工夫する時間を1.分に保障することができたなったので、学習展開
の中にルールの工夫をどのように位置づけていけばよいのかを考えることも今後の課題である。
ごまと=さわ
サッカーを好きで普段の遊びの中に取り入れている児童も、あまりサッカーを経験していない児
童も一緒になって楽しむことができたのかどうかを考えたとき、アンケート結果を見てみると、
「とても楽しかった」「まあまあ楽しかった」と感じている児童が29名いるということは一つの成
果と考えて良いであろう。しかし、一人「つまらなかった」と感じている児童がいる。やはりどの
児童も自分の動機が満足できるような工夫をすることが今後の課題としてあげられるだろう。今回、
サッカーに対して児童がどのような楽しさを求めているかを6項目予測したが、予測してもそれを
満足させられるだけの工夫があったかどうかは疑問である。アンケート結果の、「サッカーがへた」
と感じている児童が15名から5名に減ったということ、また「上達感」の項目からも、「サッカー
がだんだんうまくなる」という動機をある程度満足させることはできたといえそうである。「ポー
ルにさわれない」という項目ではそう感じている児童が12名から3名に減ったことは、「ポールに
たくさんさわることができる」という動機もある程度満足させられたのかもしれない。しかし、そ
れ以外の動機については、それが満足できたかどうかは予測できにくい。従って、今後は「楽しさ」
の予測もさることながら、予測した「楽しさ」を保障する学習場面をより具体的に考えていく必要
があるであろう。また、その工夫が客観的に有効であったかどうかを吟味することも大切な要素と
いえそうである。
課題はまだまだ山のように残っているが、今後も全ての児童が楽しめる体育学習をめざして研究
を重ねていきたい。
先行研究・参考文献「学校体育」1994.5.6.7.9「体育科教育」1994.6
「小学校楽しい体育の考え方.進め方」大修館書店編者代表宇土正彦
-208-
れなかった。サッカーの楽しさの動機でも予測したように、シュートがたくさん決まると楽しい通
勤になるという点では、多くの児童がシュートの楽しさを味わうことができたといえそうである。
しかし、アンケート調査を見ると、サッカーのいやな所として「シュートが入らない」をあげて
いるのが事後のアンケートでは4名増えているのが今後の課題としてあげられるだろう。
コーナーポストとポストバーを組み合わせたゴールでは、ゴールの大きさとしては小さいという
感想を持っている児童が多く、エンビ・管で作成したゴールが1チームに一つづつあれば.もっと多く
の児童が、シュートを決める楽しさを味わうことができるのではないだろうか。
(3)コートについて
今回、8.5Elx9mの長方形を単位とした24ますのコートを作成したことで、1単位時間の中で児童一
人ひとりに1対1でポールを扱う時間を6分。2対2でポールを扱う時間を6分。合計12分はボー
ルに関わるチャンスを保障することができた。アンケート結果を見ても、「ポールにさわれない」
と感じている児童が12名から3名に減ったことは一つの成果と考えて良いだろう。
しかし、校庭の広さの関係から当初考えていたlOxlOmを単位とする広さが保障できなかった。物
理的な問題ではあるものの、一人ひとりがプレーするための十分な広さを保障する工夫が必要であ
ろう。
(4)チームの人数について
一人ひとりの児童がポールに関わるチャンスを多くしようという意図を持って1チーム4~5名
という人数にしたが、その結果を対抗戦のゲーム記録の集計からみてみたい。
<接球数の6試合総合計(数字は回数)>
Bチーム
Cチーム
Dチーム
107
,T,
119
r}
140
11
104
91
2
52
2
77
Aチーム
(1)
週
71
8)
32
一§
78
(4)
15
'、
64
4
32
(4)
55
平均
66
平均
76.5
平均
67.3
平均
78.5
Fチーム
、1.
画
45
(訂’
58
(4)
78
(、
47
-
49
垣)
52.6
平均
平均
54
86
64
{3-
Oノ
I
(1) 2-
「2
-2-
173
(3) (4)
89
門生
1.
28
(。‘
Hチーム
Pn
105
63
-
Gチーム
(1)
Eチーム
09.
》2)
51
Of-
13,
(2)
65
34
31
・4,
84
平均
94.3
43
`5’
48
62
平均
57.2
各チームの平均接球回数を見ると4名の方が比較的高い数字を示している。これは、試合参加人
数を原則4名としたために起こったことであろうと考えられる。5名チームには、試合を見学して
いる人が1人でてくるので.必然的に平均が下がってくる。
チーム内でみてみると、やはり、接球数の多い児童がほぼ各チームの中に1人いる様子がわかる。
逆に、接球数の非常に少ない児童は、4名チームではA,Hチームで見られ、5名チームではE,G
チームで見られる。また、cチームでは③垂の児童が'エ)②の児童と比べると接球数が少なくなって
いる。このようなことが起こった原因として考えられるのは、対抗戦での記録のため、チーム同士
の話し合いでルールを決めたとき、キーパーをつけるというルールを採用した場合、キーパーにな
った児童の接球数が下がってくるということが一つあるであろう。
例えば、Hチームの③の接球数が少ないのはこのためである。⑧自身もキーパーに面白さを感じ、
-207-
(3)サッカーの楽しさについて
アーノルド・の感情理論に、「楽しさとは、まさに主観的なものである。したがって、その感じ方や楽
しさと感じる対象には、大きな個人差がある。」とある。従って、まずサッカーという対象に楽し
さを感じるか感じないかに個人差があり、次に、たとえサッカーに楽しさを感じていたとしても、
その感じ方も一人ひとり犠々であるといえる。
では、どうしたら「サッカー」で、一人ひとりに楽しさを味わわせることができるのだろうか?人
が楽しさを感じるときは「対象が自分にとって良いもの・利益をもたらすものと判断」したときで
ある(アーノルド.)。ということは、一人ひとりが、サッカーを自分にとって良いもの・利益をもたらす
ものと判断すれば、「楽しさ」を感じるというわけである。そして、東京学芸大学の杉原陸の論説
に、「運動をする事によって自分の持っている動機が満足されればその運動は良いものと判断ざれ
楽しいといった快の感情と結びつく。」とある。とすれば.サッカーをする事によって自分の動機
が満足されればサッカーは自分にとって良いものと判断されるというわけである。
こう考えてくると、「サッカー」を学習として行う場合、一人ひとりの児童がサッカーに対して
どのような動機・期待を持つのかを予測・調査することが大切になってくる。
今回はアンケート調査等によって、以下のような予測をたててみた。
・サッカーに対する動機・期待
⑩シュートがたくさん決まる。
②仲間と一緒に、ルールやマナーを守って試合や練習ができる。
③工夫して考えた作戦が成功し、試合に勝てる。
(ユドリプルがうまくなってくる。
5'ボ.-ルにたくさんさわることができる。
'⑧サッカーが、だんだんうまくなる。
このような動機・期待が満足されるような学習展開がなされればサッカーを「楽しい」と感じら
れるのではないかと考えた。
ユバ詰疹震司S=てjご毫夢甕毫
(1)ポールについて
事前アンケート調査の結果を見ると、最初からポールの硬さを恐いと感じている児童は4名と少
なくなっている。また、事後のアンケート結果も3名となっている。従ってこの実態からは、柔ら
かいポールが効果的だったのかどうかは判断できない。しかし、学習後に恐さがなくなったひとり
の学習カードをみると、この児童にとっては柔らかいポールがあっていた犠子である。
3時間目の学習カードより
「れんしゆうしあいで1点とれた。
↓
ポールをこわがっちゃうからこわがらないようにする(なるべく)」
4時間目
「はじめてのどうてんむねに3回ポールをぶつけた(いたい)」
し
14時間目
「さいしよのときよりうまくなった自分でも点をいっぱいとれたと思う
ポールねらいもうまくなったたのしかった」
(2)ゴールについて
サッカーの学習を通じて、ゴールにシュートを決めた児童は34名だった。1名は1点も決めら
-206-
(2)アンケートについて
<アンケート結果(数字は全て人数)>
※研究テーマに迫るものを抜粋
○授業以外でのサッカーの経験
○サッカーの楽しさ
項目
9
よくやる
パスが成功する
だんだん上手になる
-,
やったことがない
○ルールについて
○サッカーのいや鞍ところ
前
後
ボ.-Ⅱが硬くて恐い
4m5皿m5迫4配
3u3通3151,
どうしていいかわからない
ド.リブ・ルができない
ボ.‐lにさわれない
ルールがわからない
サッカーがへた
きっと勝てない
文句を言われれる
ゴ.-ルキーパーはあった方がよい
ハンド・ルグ・はとった方がよい
制限地域はあった方がよい
○サッカーの学習は楽しかったか
とても楽しかった
14
まあまあ楽しかった
15
ふつう
4
あまり楽しくなかった
0
つまらなかった
1
○上達感
自分について
前と変わらない
皿2
仲間について
うまくなった
躯9
うまくなった
前と変わらない
配路4
項目
シュートが入らない
仲間と一緒
勝負に勝つ
チームに役立つ
作戦成功
ワムワム11⑥△リと。▲句△O凸
15
後
PUnUCOひ』0J川田OL庁l
あまりやらない
円I?』毎00.0Q4凸nVnりんαム
’0
シュートが決まる
ド・リブ.Ⅲ突破
ワム、ノ』もⅡよ◆I上の〃し⑪〃と、〃とリム
時々やる
前
-205-
 ̄--
か
1
9m1234
1
な
|・ねらい2
iチーム一人ひとりの特徴を生かしたI
作戦をたててゲームの仕方を工夫し、,
力いっぱい相手チームに挑戦する。
P ̄---- ̄~二・---------口句-.--------Ⅱ。■----丙一i
くめあて1>
:チームみんなの特徴を生かした作戦をI
たてる
L-----------------‐-----------------‐一寸
<l>(3分)対抗戦チーム同士でルールを決める。
○チームみんなの特徴をいかし
た作戦になっているかを観察
し、必要に応じて助言する。
・卜.、リアル中心かパス中心か
.-人ひとりの役割は明確か
(アシスト・シューター・デ・イフェンス)
(ホ,ヅシヨンの範囲)
<フリーキ7クはだれがするか)
(指示は誰が出すか)
.攻めのパターンはあるか
<l>(10分)
対抗戦ゲ・-ムを行ったり、他チームの行って
いるケ、.-ムを見たりする。(前半)
<2>(8分)
○ケ.-ム記録用紙が記入できて
いるか観察し、必要に応じて
助言する。
チームで作戦をたてたり練習をしたりする。
■ ̄ ̄■①-- ̄●P可■■■ ̄●■ ̄ ̄---- ̄己一。⑤●--- ̄● ̄ ̄ ̄ ̄---。
くめあて2>
自チームの特徴を生かすとともに、相
|手チームの特徴をつかんで作戦をたて↑
力いっぱい相手チームに挑戦する。
● ̄------■■ ̄Ⅱ■-- ̄ ̄---- ̄--- ̄ ̄ ̄■■■ ̄-------
<3>(10分)
対抗戦ゲ、‐ムを行ったり、他チームの行って
1
いるゲ、-ムを見たりする。(後半)
O相手チームに応じた作戦をた
てているかを観察し、必要に
応じて助言する。
・相手チームの一人ひとりの役
割を予測しているか
・相手チームの誰をマークすればよ
いか
.相手の右・真ん中・左のど
こから攻めればよいか
・学習カードに自己評価を記入する
1
O自己評価とねらい2が合っ
ているか確認し、必要に応じ
て助言する。
まとめ
Oサッカーが楽しめたか
O作戦が工夫できたか
・作戦を成功させるために協力できたか.練習の工夫をしたか
Oポールの扱いがうまくなったか
O力いっぱい相手チームに挑戦できたか
Oルールやマナーを守れたか
<学習カード>
児童一人ひとりのサッカー経験に差があるので、
児璽一人ひとりのサッカー経験に差があるので、それぞれの学習課題に違いがでてきて当然であ
る。そこで、学習カードによって自分の課題をはっきりさせようと考えた。
-204-
<指導計画について>
2
1
3
時数
、色、。4-一◎〈o7(己
か
グルビング.(8グルプ・'グ.ループ4~5名)
学習のねらいと道筋を理解し、学習
の見通しをたてる。
ルールづくりをする。
4
5
な
,
,
各係の仕事内容の確認と分担
学習カードについての確認
学習のめあてと活動
用具..Iト
はじめ
1
・ホ、.-ル(16)
・セ..ツケン
・ゴ.‐ル用コーン(32)
コーンバ.-(16)
・コーール(4)
・コート4面(l7Mx27M)
教師の援助
】ま
三一一
・ねらい1
n翻り
▽>0
ルールやチームになれるための工夫
をしながら、今持っている力を精いつ’
ぱい使って、相手チームに挑戦する。
くめあて1>
I自分やチームのみんなの特徴をつかむ
■ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄。 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄■■ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄。‐------- ̄。--- ̄ ̄ ̄ ̄
<l>(15分)
1:lのド・リブ.ル試合やボ.-ルをできるだけおも
いつきりける試合をして楽しむ
<2>(10分)
チーム内で2;2のゲーム形式の練習をしたり作
戦をたてたりする
、
---■■--一○-- ̄ ̄ ̄-■■ ̄ ̄ ̄写■。C ̄ ̄。-- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:くめあて2>
ルールやチームになれ、今持っている
力を精いっぱいつかって、いろいろな
;チームに挑戦する。
<3>(15分)
'Zi前半のケ、、‐ム(5分)
(2)作戦タイム(2分)
目伊二緯。
③後半のゲ、‐ム(5分)
F)。
、
I
合の品IIB
・試合の組み合わ
せはリーグ・戦方式
[)ケームヰ
・学習カードに自己評価を記入する
-203-
3コートについて
一人ひとりの児童が、ドリブルやパスなどを数多く経験できる場を保障するために、8.5mx9nの
長方形を単位としたコートを作って、1対1や2対2などがすばやくできるようにした。
(計画段階ではl0x10nの正方形を単位としたいと考えたが、校庭の広さが対応できないので8.5mx
9nとした。)
※コートの全容
4:4セヅ了うコートの広さ
2:2t行うコートの広可
|:1屯行うコート⑬たす
4チームの人数について
一・人ひとりの児童がポールに関わるチャンスを多くするためにチームの人数を必要最小限にしよ
うと考えた。
.lチーム人数4~5名(8チーム)※試合参加人数は、原則として4名
5ルールについて
学習の前半をリーグ戦、後半を対抗戦として考え、リーグ戦中はルールを固定して行い、対抗戦
はチーム同士の話し合いでルールを決めることとした。これは、35名中20名がサッカーをあまり経
験していないという実態の中で、学習の始めから児童同士の話し合いでルールを決めることには不
公平があると判断したためである。
<リーグ戦中のルール>
.原則として4対4で行う。
,試合開始(得点後)は.ゴールキック
・ラインから出たら、スローイン
・ハンドリングは、フリーキック
・キーパーなし
・制限地域を指定しての試合とする。
←攻める方向
この逵寸式にIさ2人しか珠方が.M(低し、。
[
(|チーム+いう;、2人はオールコート綱'ブラ伏
魂)の叫は人Wiiい麺斌があるJ(齢のプレル
前の錘或>)
-202-
イ園ノ、石岡ドヲ宅
比々多小学校伊野真司
一
つF一二=戸
児童一人ひとりが楽しめるサッカー
~場・用具等の工夫を通して~
ユOよ【>ふわ、=
サッカーは、現在、Jリーグの発足等によって小学校の児童にも非常に人気のあるスポーツとな
っている。そのため、普段の遊びの場面等でも、児童がサッカーを楽しんでいる姿を良く見かける
ようになってきた。そのような児童は、自然に技術も上達してくるであろう。反面、依然としてサ
ッカーを普段の遊びとして取り入れていない児童がいるのも事実である。そうすると、両者のサッ
カーの技術レベルやサッカーに対する思いの差は、以前よりも開いていく傾向にあるように考えら
れる。
そこで、個人差が開きつつあるサッカーを体育で行った際一人ひとりが十分に楽しむためには、
今まで以上に、学習場面の工夫が必要になってくるのではないだろうかと考えた。学習場面の中で、
場や用具等を工夫することによって、サッカーを好きでふだん遊びの中に取り入れている児童もあ
まりサッカーを経験していない児童も、一緒になって楽しむことができるようにしたいと考え研究
に取り組んだ。
二石肝多宅ヌォ籔議モ
伊勢原市立比々多小学校
4学年4組35名(男子20名女子15名)
S石チチ多ECつうビラ拓去E='六J冤容E
(1)学習計画について
<場,用具等の工夫>
<エポールについて
サッカーをあまり経験していない児童の恐怖感を取り除くために、柔らかいポールを使用する事
とした。
ソフトサツカーボ.‐ル(スボンジ.製)重量240~2609
ソフトサツカーポ・-ル(スポンジ・製)重量180~2009各10個程度
②ゴールについて
なるぺく多くの児童にシュートの楽しさを味わわせるためにゴールの数を多くしたいと考え、コ
ーナーポストとポストパーを組み合わせたゴールを8組、エンビ・管で作成したゴールを2組用意した。
一一ZへP--引
T源Iと
八
一一
/1
--
.”皇ルネ,'1,嫡伽が$が'ブ5.
-201
●関数ランチBOX(創育)
・操作は簡単で生徒もすぐになれてしまった。関数ランチBOXは操作性もよく、関数の様
々な分野に利用できそうである。他の会社でもIBM関数ラボなど関数の分野で利用できる
ソフトもあるが、高校の数学に対応したものが多い。その点、このソフトは中学に対象を絞
ったソフトなので利用しやすい。
●図形ランチBOX(飢育)
・ゲーム的に三平方の定理を理解するようにしたもの、図形の移動、展開などの1年の図形
の分野で利用できるものが多い。これらは、1年を教えていた先生が利用していた。(私も
手伝いに行きました)
●マイソブトポード
・自分で描いた図形を移動、回転、三次元立体の移動などができるソフトである。生徒が自
分で操作するよりも、教師が黒板のように使った方が効果がありそうである。操作が多少複
雑であるが、なれれば利用価値は高いだろう。しかし、動作が平行、回転、対象移動だけな
ので、図形の等積変形などには対応していない。
●式の計算(8中)NEWPAL
・計算の練習問題を徹底してやらせるソフト。しかし、操作性が悪く使えない。
●関数数学シミュレーシ曰ンMathMagicシリーズ
・関数のシミュレーションソフトでノートの機能、シミュレーションを自分で作成する機能
などいろいろな機能を持っているが、操作が煩雑でわかりにくい。
7
一一種量cつ言果是亘
以前はコンピュータを利用する場合、「コンピュータが自動的に生徒の間違いを判断して、
適切なメッセージを出す」という利用方法を考えていた。しかし、個別に指導しなければな
らない生徒は、「人とのふれあい」を必要としている生徒の方が多いと感じている。単に、
計算練習をコンピュータにまかせた場合、かえって個人差が広がってしまってしまったとい
うことも聞く。このような利用については慎重にであることが必要であると考えている。
最近はコンピュータを利用して「ある課題を解決するための道具として利用する」という
考え方が主流になってきている。簡単なコンピュータプログラムや市販のソフトに対する利
用も考え、実践してみた。結果として、コンピュータを使って創造的な活動をさせるには教
師が1人で全員の生徒に対処するのは非常に難しい。また、生徒がコンピュータを使いこな
し、ソフトになれるには時間がかかる。コンピュータを扱う時間を十分に利用できる技術科
は別として、他の教科ではこの点は大きな問題である。コンピュータを操作する時間やソフ
トの説明をする時間を別に設定しなければならないようなものは、5日制で減少する授業時
間、過密な教科内容を考慮すると現実的なものとは言えない。この意味で、道具として利用
できるようになるには中学2年生までにコンピュータの操作についてある程度の操作ができ
ることが望ましいと考えている。
現在では、数学の中でコンピュータで教える時、OHP的な利用や電算機的な利用形態が
一番打倒であると考えている。また、コンピュータを利用した教科指導といっても特別な事
をするのではなく、OHPを利用し、模型を使い、電卓を使いさらに不足したものをコンピ
ュータで教えることが必要なのだと思っている。
今後、各教科でマルチメディアを利用した教育が行われていくと思う。この時、将来の社
会を生きる生徒には、単にゲームをする事がコンピュータを操作する事ではないことを知っ
てほしい。これからの高度情報化社会は便利であるが、その中で自分がゲームのように数値
を操作したことが大きく他人を傷つけてしまうことがあることを理解してほしいと願ってや
まない。コンピュータ社会は自動車社会になってきた経過に似ていると言う専門家もいる。
もし、そうだとしたらコンピュータの社会的なルールや問題点に目を向けていくことは今後
の教育にとって非常に重要な問題であると思う。
-200-
【実践例2】
対象8年
場所コンピュータ室
単元確率
さいころの出る目の確率は1/6であることを実験的に確かめるためにロータス128で
簡単なマクロを作り、集計するのに役立てた。ボタン1つで集計してすぐにグラフを作るの
で、単調な集計作業を短くし、グラフを見て集計結果から判断する時間が確保することがで
きた。
・指導課程
さいころを配布する。2人1組でペアになって、-人はさいころを振る、もう一人はコン
ピュータに結果を入れていく。ある程度(150回程度)したら、CTRL十Aでマクロを実行
し、グラフに結果を表示させる。さいころの目のでる確率が1/6に近づいてくることを確
認する。
[実践例3】
対象8年
場所図書室(またはコンピュータ室)
単元三平方の定理導入
三平方の定理の結果は非常にすっきりしていて、生徒にもわかりやすい。しかし、この証
明は非常に繁雑になってしまうことが多い。生徒に強い印象を与え、記憶に残していくため
にコンピュータを利用した。
・指導課程
三平方の説明をするソフトを使い、ゲーム(パズル)をすることで理解を深める。また、
等積変形によって図形を移動していくことによって、定理を証明するための補助手段にする。
定理の証明はその後の授業でする必要があるが、生徒に印象を与え定着させるには非常に効
果的である。コンピュータ室でノートをとるときには場所がせまいので、キーボードをプ
リンターの上などにのせ、場所を広くとるなどの工夫をする必要がある。また、消しゴムの
使用も制限される。
【実践例4】
対象8年
場所コンピュータ室
単元平方根
コンピュータで平方根を計算させ、無理数の概念の形成を図った゜この場合、コンピュー
タで計算をするよりも、電卓を利用したほうが良いようであった。電卓は一人一台用意され
ているため、自分が疑問に思った時に簡単に利用できるし、操作も簡単である。
・指導課程
「2、「3,「10などを計算することで、無理数と有理数の違いを確認する。
【実践例5】
対象2年
場所コンピュータ室
単元図形と合同
三角形の合同条件を証明まで教えた後、数学的な考え方を広げる為にコンピュータを使っ
た実践を行った。この他に図形のシミュレーシ嵐ンの授業等を実践してきた。
また、学校や市コンピュータ部会で職人(-部借用)した市販のソフトも検討、一部は利
用してきた。
●「啓林館コンピュータの利用第3部数学8年フロッピーディスク付き」
.「円の性質」のところで利用する事ができるだろう。1つ1つの操作が簡単で、授業にも
利用しやすい。圧縮されているので利用する時に解答、システムの設定などの必要がある。
初心者には説明を読んで設定をするのは大変であるようだ。
-199-
作がかえって複雑になってしまうこともある。販売中心的なソフトが多いのでこのようにな
ってしまう。
個人で開発するには限界も多いが、ポイントを絞った練習問題やシミュレーションなどで開
発可能なものを考えて行こうと思っている。
S・Jp干勢巴二鬘跨髪
授業の中で、「コンピュータを使う」ということをどの微に考えるかである。最初はコン
ピュータ室に生徒を連れていって、この中で1時間の授業をコンピュータでやる方向で考え
ていた。しかし、冷静に考えるといろいろな面でこのような授業に対して欠点も見えてきた。
(1)「コース」で利用する場合
生徒の解答によって、様々な画面を考えなくてはならなくなって、開発に膨大な時間を要
する。そして、効果はあまり期待できないことが多い.
(2)道具としてコンピュータを利用する場合
最初はこれも考えたが、教科目標を考えた時に適当なソフトがなかなか見当たらなかった。
また、利用することで逆効果になってしまうことも考えられる。
例えば、
関数のグラフでは自分で点を座標にとって直線を引く作業をすることで関数のグラフの感
覚や原理を理解させる場面がある。このとき、単にコンピュータを使って描かせると考えな
くても、サヅと描いてしまう。これではグラフの書きかたを学習できないため、その後の学
習に影響してしまう。
また、数学ではコンピュータ言語を利用する方法も考えたが、コンピュータ言語をある程
度操作できるようになるためにはかなりの時間がかかる。コンピュータ言語を教えるのが目
的なら、これでもよいがその授業の本来の目的からはずれ、焦点がぼけた授業になってしま
う。ロゴ、BASICなどの初心者向きの言語を利用した授業も実践してみた。ロゴ言語は
グラフィックが中心の言語で、生徒にとってもとりかかりやすい言語である。しかし、ター
トルグラフィックを利用した授業はなかなか考えつかなかった。(ロゴに十分なれないと難
しいのかもしれない)学習内容には結びつかない命令が多かった。
また、BASICを利用した授業も考え実践してみた。3年生の平方根のところで電卓の
ように利用した。わからないなりに生徒は非常に楽しそうにやっていた.プログラムが単純
だったので比較的楽に入力できた生徒もいたが、ちょっとした違いによって動作しないこと
もあるのでとまどってしまう者も多かった。しかし、いずれにしても言語をある程度、利用
するようになるにはかなりの時間が必要であった。このようなことから、現在の授業形態を
考えながら利用できる場面を考えた。OHP的な利用を中心にして考えることにした。コン
ピュータを利用することによって本来の授業の目的がぼけてしまうこともあったので、でき
るだけ本来の授業の目的が達成できる方向で検討した。
[実践例1〕
対象3年
場所図書室
単元円の性質
円周角の定理、内接四角形、接弦定理を学習した時点で、練習問題を与える前後にコンピ
ュータでソフトを見せた。これらの定理が統一的に理解することができた。単に、練習問題
を解くだけではなく、課題学習としても有効である。
・指導課程
図書室で、大画面のテレビを利用して表示し説明をした。内容的には「7分~9分程度」
であるが、生徒も動きがある画面を見て、歓声が上がった。印象的な授業であった。
-198-
ンピュータはいわゆる計算機として発達してきた。しかし、現在では計算機としての利用に
留まらずに、様々に利用されてきている。コンピュータは音楽、通信、画像処理などをデジ
タル化する事によって大きく発達してきた。さらに最近は、マルチメディアとして見直され、
大きく変貌しようとしている。この機材について「数学を教えるにはこのような利用しかな
い」と枠をはめることはできない。また、コンピュータのハード、ソフトなどの技術は個人
が力、たてまに研究できるほど簡単なものでもない。しかし、現在の時点で将来を見つめなが
ら数学教育の中での利用について簡単な見解を出してみたいと考えている。
数学教育の中ではコンピュータに関連する知識を教える場合とコンピュータを利用した教育が
ある。
[コンピュータに関連する知識】
直接的には2進法、16進法などは直接コンピュータを利用するために不可欠な知識であ
る。間接的には数学全体が関連していると言ってもよい。文字の式、座標、関数、図形、資
料の整理などコンピュータに関連が深い。プログラムにはこれらの概念をフルに利用する必
要がある。最近のコンピュータ利用はワープロ、お絵かき、ゲームなどがあり、だれでも手
軽に利用できる様になってきた。そのため、コンピュータ本来の利用としてのプログラムや
計算機的な利用は少なくなってきている。しかし、コンピュータを使いこなすにはやはり内
部樹造やソフトについての知識は必要不可欠である。コンピュータの内部理論等を理解する
為に、この様な内容についても概念をしっかりとらえられるように指導している。
【コンピュータを利用した教育]
コンピュータを利用した教育実践としては次のような内容で考えている。
最近ではマルチメディアとしての利用も多くなってきているが、現段階では
(1)~(4)のような利用形態があると考え、実践してきた。
(1)計算練習(ドリル)に利用する
a正の数、負の数の計算練習
b文字式の代入練習
c文字式の計算練習
。因数分解の計算練習
(2)OHP的に利用する
a「合同な図形」正三角形の回転
b「合同な図形」直角三角形に直線を引く
c等積変形四角形を三角形に変形する
。等積変形三角形を四角形に変形する
e三平方の定理の説明
など
(3)コースウェアとしての利用
(4)道具としての利用
ロータス123を使った実践
など。
S_、ノブ卜l夛圓多琶
市販ソフトの有効な活用をはかるとともに、ソフト開発も検討してきた。
ソフトの開発は市販のソフトではソフトに左右されてしまい、授業が思わぬ方向に展開した
り、入力作業が指導者が考えていたものとはかけ離れてしまって非常に使いにくかったりす
る事が多い。自作のソフト開発は非常に時間がかかり、開発にもかなりの技術が伴ってしま
うことも多い。しかし、ある事柄を説明するには不十分だったり、繰り返しのドリルでは飽
きてしまいがちな練習もコンピュータでやると個人にあった問題で、楽しくできることもあ
る。
市販のソフトでは商品として販売するために余分な機能がたくさんついてしまって、操
197-
個人の部・コンピュータ1研究委員
研究委員報告
伊勢原市立中沢中学校
教諭加藤正贋
ヨ三雷
1-
コンピュータ鯏肌t棚梼IkojM)力
=.ヨ三是冨言受天巨CD〕聖F1且二J
中学校学習指導要領第二章第3節数学に次のように示されている。
『各領域の指導にあたっては、必要に応じ、コンピュータ等を効果的に活用できるよう配感
するものとする。特に、「数量関係」において実験や観測などにより指導を行う際にはこの
ことに配慮する必要がある。』
コンピュータを使って効果的な授業を工夫することは、いろいろな場所で公開授業なども
行われてきているが、まだ研究が始まったばかりである。
中沢中学校で県及び市の情報機器活用研究校の指定になったのを機会にコンピュータを教
科の中で活用していくときの問題点を探ると共に、どの様なソフトを開発していくべきかを
考える。そして、今後の指導に役立てたい。
S_イブ「多忘謝笙云母ど二言十画
平成5年度
コンピュータの各講習会に参加し、できるだけ多くの情報を収集しようと考えた。
以下の各講習会に参加した。
(1)NEC教育ソフトセミナー
(2)NECパソコンフェアー
(8)朝日CAIシンポジューム
(4)産能大学ロータス123マクロ講習会
(5)FCAI綱習会
平成6年度
昨年度に引き続き、情報収集に努めると共に、授業の中で実践しながらソフト開発研究を
深めていくことにした。
(1)厚木商業高校「WINDOWS講習会」
(2)教育研究所連盟研究発表大会
平成5年度から6年度にかけて自作のソフト開発と授業実践研究を行った。
4.愛文弓竺聿丈寶と==ンヒヂニータ
現代社会は「高度情報化社会」と言われ、情報処理によって様々な活動が行なわれてくる
社会になってきている。この社会的な状況に適切に対応できるように新学習指導要領も大き
く変わった。技術科でコンピュータ教育を教える一方で、他の教科でも適切に利用されるこ
とが望ましいとされた。特に数学、理科は数量関係や実験などに利用すると共にコンピュー
タの理解を促す内容(2進法等)、コンピュータで処理した方が適切であるような内容(資
料の整理等)について積極的に活用をはかることになった。
このような状況から、数学教育の中でコンピュータの位置を見直すことを考えてみた。.
-196-
寄茂冒吾心を伝え、相手を大切に思う気持ちを表わす言い方
■丁寧鱈~です~まず~ございます
■尊敬寵(雁屋=面醐E稲)特別な言い方お・ごをつけるお~になる
敬語を使った言い方に直してみよう
■嫌腰晤(膣■函面西岡E掴)特別な言い方お~する
■特に一線の所に注意して直して染ましょう。
P.--.----一一-----=------.-~・-----.--=
戸一一●---■------■ ̄ ̄-←~←訶---------再
!(1)友達の家に本を借りに行ったi
i(2)校長先生を校長室に訪ねてお;
;んに頼んで本をかりようとする;
iる時の場面です。
iら友達が留守で、友逮のお母さi
i時の場面です。
●曰已のL■。■O■。F■6●●■0●●。■~■h-s-■ ̄■一再一勺■◆わ■。“巳w■。?● ̄●■■●■ ̄GB、。O■、凸CO戸CDQ■■● ̄■■P■●。
:母さんからのたの熟ごとを伝えi
⑦ ̄●G■-■■-■-■ロ■■白0勺●・P-■●-甲。・-.0-■①ローC-C-●■B-p○わ。m■。⑤古中一韓一pU-B□■U●--÷●&■●■巴●-●巾
L-l1璽鷺ニーー.---1
ll、近くの畑で働いていた農家の人!
|に道蓬肪ねようとする場面です。i
sや⑤訂。bh■。。⑤中。■凸。■●巾■■の ̄■■■OU■勺。■5口■脚■午一再■qp-n■oと■姉■凸中一ユ●棹 ̄#■①ロ■■。■も己。、子ら的■釦■勺・ニゥロロ
凸6▲□Ⅱ0凸90■9凸ⅡⅡⅡⅡⅡⅡ▽・■■P
(私)お‐Ⅱ‐一一一Ⅶ、おじさ-ん。ち―ようと道を教えてよ。
(人)どこへ行くんだ。
I
(私)八幡神社へ行きたい刈倒凶Ⅵa、どっちに行けばいいの。
(人)右の道を行って、小高い山に向かっていくんだよ。
(私)釧副。旬刊、臼刮列劃。
(客)お父さん、いらっしゃいますか。
?
1件蓬聞いておかなくてばならなi
(私)制釧『劃細は、ⅦHコ刈り制Ⅱ】討切剤。どんな用事なの。
;’
i(4)ハイキングをしていてMに連i
1助ねてお客さんが来ました。用i
(客)春に田舎に帰ることになったと言っておいてください。
一〆
i(3)両親力:留守の時、お父さんを1
(私)引‐則、制訓洲可刈。そう笥引引且矧矧割。
私
P-- ̄ぜ●■-口■ ̄=--■■-- ̄■ ̄---c ̄c~● ̄●■ ̄‐吟●~。 ̄こ‐c缶●-●-- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ii
(客)ありがとう。失礼します。(私)剣劇引田凶u判。
グロ、
先生、
(先生)はい、
(私)渕割。司刈が広軽にのせる富、副かしてって罰。。Ⅱ刺よ・
。
(先生)では、この写真を打掛引引q矧刮『Ⅶ。
私
、 ̄
…
(私)捌刎引刎Ⅱ、おばさん、闇二N川副。
(おばさん)悪いね1、鬮仙詞君今出かけてていないのょ。
(私)圏詞のマンガ借りにきたんだけど濁劇。
(おばさん)ええ、いいわよ・
l]誤-
(私)鬮刈にありがとうって、川引ⅡH川口封。
グー、
 ̄------■■■■----- ̄-□---- ̄■--■ ̄ ̄ ̄白戸一
訪問予定時刻且H時 お名前
お仕事
予備知識
2
L■で□■Ⅱ■■■■■8P00■■■5凸BpPB7bF6-■■■■rh-bJ■PL9凸P4。■巴■B●。■Ⅱ■・■
役割分担
‐1.‐‐‐.:11・‐111‐-‐-‐‐‐1iii…!’11・…‐-鵬11‐i「・・11:……・…i1ii-‐‐1.11.1・‐・I‐-‐‐‐‐‐‐’1‐11……・・罎・・・・・・・・・・・・癬・・・・・・囑・・鬮勵囑・,‐,・・,,.・・・.・・・..・・轤・,.彌・薑..・・・・嶢・・鑿鰄・・・轍,・・・・釧釧.,,
計1-
■ ̄
程
一
Ⅲ
]
録音
係
質問 質問
係② 係①
校正
係
インタビーの相手
インタビューの主題
6=妻;髪二
(1)課題
敬語が日常生活の中で必要に応じて学んだり教えられたりすることはあっても、1ノナ瀞はまと
まりや系統性に欠け、敬語の習得も効率的ではない。日本語の中に敬語という言い表し方があ
ることをしっかりと認識させる場が必要だと思われる。六年間の発達段階に応じたきめの細か
い指導計画が必要である。
また、人間関係が希薄化している社会の中では、正しい敬語の使用によって人と人とが相互
に敬愛し合うことにつながると考えられる。敬語が単なる言葉づかいの形式と見なされる傾向
があるが、自己の立場と人間関係を認識する重要な働きがあることを忘れてはならない。
6年生になると、学問的な知的好奇心も強くなり、理解力もかなり育ってきている。知識を
吸収することにも意欲を示すようになる。働きかけ方によっては、積極的な学習活動が展開で
きる。しかし、言語学習として敬語学習は、まだ十分とは言えない。もっと音声活動を通して、
『話しことば』としての学習活動を展開していかなくてはならないと思っている。
(2)
単元の設定
①対象
敬語の基本的なまとめ学習としては、小学校では6年生が適切な時期であると思われる。
6年生になると、人と人の関係や立場の違いとその意味が分かってくる。一人の人間として
の自我の芽生えにともなって、自分と他人との違いを意識した友達関係に変化してくる。次
の段階のことを考えれば、中学校に進級して先輩後輩の上下の人間関係の世界の中にはいら
ざるを得ない。それに備える意味からも、敬語学習の必要性と設定時期は、6年生がタイム
リーであると思われる。.
②提示時期
6年の2学期11月が適切と思われる。具体的な単元の設定は、光村の『国語六下希
望』の教科書では、「国言葉と生活『外来語と日本文化』(渡辺実)」の中に含める
のが単元の主題に最もあっている。
冬休みや正月をひかえ、普段会わない人に会う機会が増えたり、外出して改まった場所に
出たりして、敬語を使う場面があることが予想される。学習したことを実生活の中で試し、
生かすことができる。より確かな敬語の使い方が身に付いていくと考えられる。
③学習の形態
一次教科響を中心に一斉学習の形態で実施する。
敬語に瞥き直す活動は、個人学習が原則。
二次インタビューの計画・実施の活動は、班活動を中心にする。
インタビューの検証は、一斉学習で行なう。
三次敬語を識別して、学習内容の定着を確認する活動は、個人学習とする。
敬語のまとめは、全体で確認し会う。
-193-
5.本Ⅱ制引標
◎相手や鳩にIC:じた敬語の使いノブに気づき、適切な伽いノjができるようにする。
○11]手や場にふさわしくないiiiliし方に気づくことができる。
○敬語を使うことの大切さを理解し、敬語をⅢいようとする態度を育てる。
指導内容
I学習目標を確認す
JlmIl
?
(1)を【)インタ
2インタビュー①を
聞く。
,
FlJ
?
3インタビュー②を
見る。
4学習をまとる。
$
-192-
ガi望liH究:個人の311
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1真二うこ二言敬語を使えるようにしよう
2星雲うて目ネ鍔蔓
◎丁寧語・尊敬語・謙譲語の三種類の敬語についてHID解することができる。
○三種類の敬語を|目手や塒に応じて便1,、分けることができる。
○敬語の社会的な意味を理解し、日頃から正しく使おうとする態度を育てる。
3才旨二幕CDオコニし、
4才旨璽寧言十画
子供たちは、正しい言葉づかいをしなくて
学習活Hillの中に、子供たちが表際に敬
はいけないと思いつつ、実際の鳩miではlillえ
Iiハを使わなければならないlいを没正する
ないことが多い。しかし、言葉の使い方の大
ことによって、音声を通して駁語が学べ
切さや、敬語の必狸H2に気づいている子111た
るようにノブえた.窕際にlljえる1:きたlll
ちも少なくない。ただ、子供たちの日常生活
iMl学習ができるようにした。
の中では、本当に敬語の必嬰性を求められる
場面や敬語の指導を受ける機会が少ないので
主な学習活動
次
習得できないのが実情である。
本単元では、敬語の社会的な意味や役割を
語を使おうとする意識を高めさせたい。学習
JiL
活動の中では、敬語を使わなければならない
次
考えさせ、敬語が主に三つの種類に分けられ
ることを理解させたい。それぞれの場合につ
いて、具体例を用いて学ばせると供に、特別
な敬語の言い表し方があることに気づかせた
い。
また、子供たちが日附生活の中でもっと敬
材文を読匁敬語には三種 頬ある
とを理解する。
敬語・謙譲語の特別 な言い表し
を理解する。
語を使わずに書かれ ている文を
語を使って書き直す
。
・イ ンタビューの計画を 立てる。
(
巽際のインダビュー (よ、jソlごと
いる。
敬語を含め正しい言葉づかいができること
イし合
ンタビューの緑青や 録画を活用
●
使えるように習熟させられたらよいと願って
-11
に実施する。)
卿Ⅲ時
場面や用例に数多く触れさせ、自然に敬語が
て、敬語の使いノJ1二 ついて話し
う゜(本時)
は、社会の中に受け入れられる条件にもなり
係を規定するものと捉えるのでなく、社会の
中で供に生活する人々がお互いに尊重し合っ
ていく為に欠くことができないものであるこ
とを理解させたい。『供たちが、j[しい敬ii冊
の使い手になってくれることを願っている.,
-191-
j
切なことである。敬語を単なる人間の上下関
一一一次一間Ⅲ
社会の一員としての自覚を高めるためにも大
語が使われている文 章の中から
語を探し、どの種類 の敬語か確
する
の使い方について鋼 ぺたこと間
話し合う。
Iili(ノ)使いノjについて まとめる
については、毎日の教育活動の巾で当然行われていることであるし、そうあるべきであ
る。だから、クラブだけでなく、クラスの子ども、全校の子どもひいてはあらゆる子ど
もたちに対して、このことを考えながら指導していきたい。そして、そんな心を持った
子どもに育てていきたい。
・ボランティアクラブのIuY1者としての私は、老人ホームに児童を連れて行く立場にあ
り、自分|F1身が老人ホームでご老人のお世話をする機会があまりない。また、手話でろ
うあの方とコミニュケーションをとるということも。
実際の活動を通して、ボランティアーとしての資質が高まるものだと考えていた矢先
1月17日に起こった阪神大震災11いても立ってもいられなくなった私は、2日間の休
日を利用して募集していたボランティアに応募し、西宮市に出かけたのである。そこで
やったことは、非難所にいらっしゃるご老人などの話し相手とか子どもたちの遊び相手
でした。子どもの相手はロ頃から慣れているつもりなので、いつもの様にできたと思う
そこで知り合った子どもたちとクラスの子どもたちとは、文通をしたりして交流が続い
ている。
ご老人の相手をする時に、もう少しケアのしかたを知っていれば、よりスムースにで
きるなあと感じた。「何かご用はありませんか?」「お元気ですか?」というように、
声をかけるが、声のかけ方次第で会話が広がったり途切れたりする。ましてや、被災者
の方の心理状況からみれば、よりよいケアのしかたを身につけていた方がよいと感じた
そこで、私はほんの短い西宮の体験から、普段の生活の中でボランティア活動をして
いたいと感じたのだ。だから伊勢原老人ホームにいらっしゃる方々の相手をしたり、お
世話をしたりすることをしなくてはならないと思う。自分自身を磨き上げることが、よ
りよいボランティアーとしての生き方だと思うのである。「遠くのボランティアより近
くのボランティア」-‐このことを再考してみたい。
・8月に当センターの研究発表会で発表させてもらったが、この活動に賛同して下さる
方と共に手を取り合い、研究を進めたいと述べた。その考えは今も変わらないし、これ
からも同じである。個人{ij1究なのて、活動においても力不足な現状である。ひとりの手
からみんなの手で頑張っていきたいという願いは変わらないのてその点を今1,1も強く述
べておきたい。
2年目の研究が終わろうとしているが、次年度もこの活動を着実に進めていくことが大
切だと考えている。私の人生訓「ささやかな灯でも、地道に!」を念頭におき、頑張り
たい。
-190-
イ園ノー莅汗多篭cつ書WS
ラーーーー「。、言竺杉ZE6ニォラbづろ罰ご ランラーィラア与全窪:
cつきケー■す-2つズテ」
成瀬小学校石井尚子
○二年目の取り組み
成瀬小ボランティアクラブの活動
・老人ホームとの交流一一一ホームに出かけるのは、短縮中の午後でいずれも期末であ
る。児童が出し物を披露し、その後ご老人の部屋で面会してくるというパターンをと
っている。こういうかたちで7年目を経た。
*7月一一一ホームにいらっしゃる方にデイケアの方も加わって、50名もの方々を前
に暑いせいもあり、熱気あるムードの中でいつもの様に出し物をお見せし
た。沢山の方が見て下さるというのは、演じる方からすると、とてもいい
ものである。
*12月一一一入所者だけが見て下さったので、こじんまりとしたムードの中で、演技
が上手になった児童が熱演した。
*3月一一一また、デイケアの方もいっしょで、大勢の方がホールに集まっておられ
た。三学期は、短い期間なので練習時間も短かったが、みんなは結構上手
にできた様子だった。名演技をする子もいて、ご老人から思わず拍手が湧
き上がった。
児童は車椅子を操作することに慣れて来て、ご老人を部屋に連れて行くのが上手にな
って来た。3月の訪問は、6年の子にとっては、最後の訪問。毎年この時には感極まっ
て泣いてしまう子がいるが、今回もやはりそうだった。それだけこの活動に熱を入れて
いたことがわかる。また5年生の児童が秋から育てていたチューリップの球根をホーム
にプレゼントした。交流の輪が広がって来た。
・手話の学習
6月より、市の手話サークルより講師が来て下さり、直接指導して下さった。
6月,10月,12凡1凡2月,3月と、今年度は6回手話学習をした。毎回テキス
トに添って、基礎的なものを教えていただいた。例えば、自己紹介,挨拶,季節のこと
クリスマスソング,伊勢原市の地区などを学習した。児童は、簡単な挨拶や会話ができ
る様になった。そして、ろうあの方も途中から加わって、より中身の濃い学習ができ、
技能も上達した。初めは、緊張したみんなだったが、次第にろうあの方と手話で会話が
できる様になってきた。
老人ホーム訪問と手話と両方やるのは、クラブの時11M内では大変なことではあるが、児
童は喜んでやっているし、充実した活動の継続という点で、今のかたちをとっていくのが
よいと考えている。
・問題点と今後の方向
ホーム訪問が短縮の午後であり、クラブ員数が二十名では、引率教師2名が忙しい思
いをしている。他の教師にはいつも呼びかけているが、今年度は他の方の引率協力は得
られなかった。これは、丁度期末の最も多忙な時で、時間的ゆとりがないゆえであろう
それでも、声かけはしていくつもりである。
また、児童会や全校生とのつながりという点では、あまり大きなことはできなかった
が、我がクラスの子どもたちが育てた球根の鉢をプレゼントできたので、ほんの少しの
ふれあいの広がりを持てたと言えよう。さらに、広がりを持たせたいと考えている。
○二年目のまとめ
・前回、ボランティア活動の目的で述べた、
自己を高め、精神的な満足を得ること
困っている人を助けること
人づきあいや人を助けること
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児童指導効果が高まる児童指導のあり方
松本光夫
今年度、転任して来た成瀬小学校で、児童指導の担当になった。成瀬小学校は児童が多
い。1300名余の児童数をかかえるマンモス校である。しかし、校舎や校庭は狭く、子
供たちの行動に落ち着きに欠ける面が多く見られた。たとえて言うなら、廊下で子供同士
がぶつかるケガなども頻繁に起きていた。そこで、子供達が安全に学校生活を過ごせるた
めに、どういう工夫が必要かと考えテーマを設定した。
月一回、定期的に開かれる校内の児童指導部会で、『問題点について』『成瀬小学校の
約束の見直し』について話し合いがなされた。この話し合いの中で児童指導をより効果的
にするためには指導と同時に環境の整備が必要であると考えた。
現状で一番改善が必要と思われるものをあらい出していくと
*渡り廊下の賛の子
*校庭から青少年広場への横断
が、あげられた。
賢の子一一一現在の物は大きすぎて板その物が風化しており土足で汚れる。
→小型に作り直して黄色いペンキを塗る。
横断一一一一教職員以外の一般の車も頻繁に通る。(スピードを控えない)
→交通標識を作成する。
児童指導部と校務整備員さんとの協力により以上の物が作成され、すぐに設置された。
環境を整備することによって、学級指導(各担任のクラス児童への働きかけ)や児童指
導部からの朝会時の説話だけでは、なかなか効果が高まらないものも徐徐に効果が高まっ
て来たように思われる.
しかし、児童数が多いことや物理的な校舎、校庭のことなどを考えるとまだまだ様々な
環境の整備が必要と考えられる。
-188-
、1.
両刃ニラ宅@つ厄凹と身三ど今布麦◎つ言果長這
1.視聴覚ソフト選択の必要性について
現在、音楽の授業は、教科書と教師用指導書に付随するCDを中心に展開されている。CDの普及に
よって、範唱・範奏や鑑賞教材が、音の情報として、以前にもまして授業に生かされるようになったの
は、大変喜ばしいことである。しかし、教科書も教師用のCDも最善のものが目指されているが、様々
な制約の中でおのずから限界があるのは無理のないことで、それを補うように教師がよりよい教材を準
備して子供たちに提供しなければならないのである。
例えば鑑賞の教材についてであるが、教材用のCDはレコード会社がそれぞれ独自に制作するものな
ので、学校で備えられる教科書準拠の1種類のCD鑑賞教材集では、ポリドール・コロンビア・ビクタ
ーいずれか1レーベル系列の演奏家のものしか聴くことができないのである。従って、それぞれの曲の
最も良い演奏を集めようとすれば、当然曲ごとに数種類のレーベルのものから選んで買い集めなければ
ならなくなる。これは映像を伴ったソフトに関しても事情は同じで、教科書準拠の映像ソフトが製作さ
れていない現在ではCD以上に教師が独自に教材を探さねばならないのである。
このような立場から、今年度もCDやLDなどのソフトをいろいろ探した。教育的に良い企画、良い
内容のものがあれば、積極的に買い求め、授業に活用してきた。そのような企画が今後も継続するため
には、何よりも売れることが必要だからである。そういう意味では、このような研究のあり方の財源と
して、教育センターの研究費は大いに助けになるものである。
2.音楽室の環境作りについて
従来、音楽室の環境作りといえば、大作曲家の肖像画や、楽器の写真や図解を掲示したりすることが
中心だった。しかし、なぜ作曲家の肖像がずらっと並ばなければならないのだろう。私の子供の頃の小
学校の音楽室にもそれはあった。子供心に、魔王の幻影を背景に楽譜に向かうシューペルトや、手を後
ろに組んでうつむいて小川のほとりを散歩するベートーベンの姿に、確かに『楽聖』の神秘のようなも
のを印象づけられた。しかし、それは音楽室に威厳を与えるものに過ぎないのではないか。そして戸棚
に厳重にしまわれて許可が無ければ手を触れることを許されない楽器達…。
今年度、特に即興表現活動を活発に展開するための音楽室の環境作りとして、宇宙や星空を演出する
工夫を試みたが、それは表現活動の環境作りばかりでなく、音楽室を堅苦しい権威の匂いから解き放つ
ことも意味していた。作曲家の肖像は無造作に並べて画びょうでとめるのでなく、学習に関連づけて教
材に合わせて額に入れて一人づつ掲げるようにした。実際の学習の場での効果は絶大であった。子供た
ちはほの暗いブルーの光の中で、星空を背景に宇宙のイメージの即興表現に嬉々として取り組んだ(研
究報告会の授業の映像も残すことができたので機会を見て報告したい)。この手法を発展させて5年生
の教材の海の底のイメージなどにも応用してみたいと考えている。
3.録音機器の利用と、学習の記録について
私は教師になった最初の年から、様々な機会をとらえて学習の成果を記録してきた。新採用の年に4
年生とともに取り組んだ、合奏「水辺の春」と合唱「気球に乗ってどこまでも」は、今にして思えばそ
の後の教師としての自分の方向を決定づける貴重な経験だったことが当時の録音テープを聴くと理解で
きる。その後も取り組んだ様々な実践の記録(授業実践にとどまらず、地域の児童合唱団の演奏会や中
学校に勤務した時期の部活動の吹奏楽の演奏会などもできるかぎり録音した)は自分自身の大切な財産
であるばかりでなく、伊勢原市の子供たちの音楽表現の記録としても意味があることだと思う。
音楽は形が残らない芸術であり、どんな価値ある表現も形としてとどめることはできない。せめて音
の記録として子供たちの表現を保存し、新たに表現に取り組む子供たちへの資料など、様々な形で活用
したいと考えている。またそのような記録や、録音のノウハウを、今後資料として提供できるように整
理していきたいと考えている。
-187-
3.録音機器の学習への効果的利用と、学習の記録の作成
視聴覚機器は、既成の音声や映像を視聴するだけでなく、学習を記録したり、学習の中で活動を振り
返ったり確認したりするためにも有効な手段である。合唱や合奏はもとより、特に即興表現や音遊びの
活動では、音や響きの全体像を聴くことが重要なので、学習のまとめだけでなく学習の過程で折にふれ
て活動を録音(録画)し子供たちに聴かせることが大変有効である。
.「録音の実際」
録音はカセットテープデッキを用いるのが普通であろう。しかし、最近のカセットテープレコーダー
は、CDやラジオなどの録音には適しているが、生の音を録音するためのマイク端子がついていないも
のが多いので、機器を購入する際にはマイク録音ができるか確認する必要がある。カセットテープの他
に、DAT(デジタルオーデイオテープ)なども普及しつつあるが、まだ一般的とは言えない。
今年度はカセットテープを用いて、5~6年の合唱や器楽合奏、即興表現などを録音した。また、過
去の授業実践の録音記録を自作教材の範奏として活用した。以下に録音の際のセッティング例を示す。
(1)音楽室の学習を録音する際の楽器の配置と録音マイクの位置
楽器の配置とマイクの位
置は左の図のとおり。マイ
〔T77テラ1,
囮2,
…
冠一
画》
{票〕
二
二打
クは高い位置の方が良いの
で、黒板の上に設置する。
楽器は全体の響きのバラ
ンスを考えて配置する。
(〒万7E〕〔E爾同〕
.-窓一・-.--窓一一・一・
(2)体育館で録音する際の楽器の配置と録音マイクの位置
iii瞳
亟驫且
1齢
体育館で録音する場合は、ステージの
上にリズム系打楽器・低音楽器・ピアノ
を、フロアに鍵盤打楽器・リード楽器・
リコーダーを配置するとよい。
・メインマイク(ワンポイントステレオ)
-186-
マイクは、体育館の空間の残響が生か
せるように、楽器から少し離して設置す
るとよい。専門業者に録音を依頼すると
()の位置に補助マイクを立て、バラン
スを調整しながら録音してくれる。
今年度は学級担任の理解協力が得られ
業者に録音してもらうことができた。
1)ラシャ紙を貼り合わせ、星空のシートを作る
黒か濃いブルーのラシャ紙を下の図のように貼り合せてゆく。2cmくらいののりしろを取ればアラビ
ア糊で丈夫に貼り合わせられる。図の番号順に貼ってゆくとずれが少なく貼りやすい。
2
4
8
6
貼り合わせ方のコツは1と2,3と4,5と67
と8をそれぞれ貼り合わせてから12と34,を貼
りそれに56,78と貼り合わせていく。
全紙8枚で約2間の腰窓と高窓の広さを覆うこと
ができる。
1
3
7
5
2)星空のシートを桷(た随)などの材木に固定する
シートを画びょうなどで材木に止める。材木はあまり太くないものが良い(取り扱いにくくなる)。
材木の断面は正方形でなくてもよい。長さは4mは必要。今回作ったものではl3mmx45nunx4mの角材
を用いた。
3)星空シートを窓枠にかける
窓枠のカーテンボックスなどにの木の部分に、左右2か所に2寸釘をL5clnほど打ち込み、そこに星
空シートをかける(下図参照)。かける時はシートを材木に巻つけてからにするとやりやすい。
画びょう
杼(搾卜)
4)星空シートに星の光の穴を開ける
窓の日よけのカーテンを閉めてからシートを降ろす。日よけのカーテンを閉めると直射日光がやわら
げられ、窓の桟の影が映らすにきれいな星空にすることができる。そうしておいて、コンパスの針や千
枚通しなどを使って穴を開ける。下書きをしてから穴を開けてもよいし、光のもれ方を見ながら思い思
いに開けてもよい。子供たちに開けてもらうのも活動の意欲を高める効果があるだろう。プラネタリウ
ム効果をねらうなら、シートの下の線を地平線に見立てて、黒のラシャ紙で地上の風景のシルエットを
貼りつけるとよい。これで完成。使う時だけシートを降ろし、使わない時は巻き上げておけば良い。
5)音楽室の明るさを調節する
演奏にあたっては若干の照明が必要になるので、蛍光灯にカラーセロハンをかぶせて部屋の明るさを
調節する。今回は教室の後部の蛍光灯1列と、黒板灯2つにブルーのカラーセロハンを2重にしてかぶ
せた。こうすることで、演奏者の手元をほの明るく照らし、音楽室全体を神秘的なブルーの空間に演出
した。
-185-
社二≦=うり室I‐イI罰ノL句干言宅幸侵f=テ亨薑医
研究者・伊勢原市立伊勢原中学校・山下浩
1,テーマ
「プリント・ザ・ヒストリーによる歴史授業の活性化」
2,テーマ設定の理由
社会科の授業の中で、歴史は多くの生徒が興味を持ち、楽しみにしている科目であるが、
反面では「年代を暗記しなければならない」、「いろいろなことがらが次々に出てきて、
覚えられない」という理由から、歴史は嫌いという生徒もかなりの数に上る。また、教
師側もア・テストの存在を意識して、2~3月頃の授業は、実にあわただしく、要点解
説のみの「講義」になってしまうことも多々ある。(ア・テストの廃止により今後は、
状況も変わるであろうが)このような状況の中で、歴史嫌いの生徒を作らず.もともと
歴史を敬遠している生徒に歴史は楽しいという意識を持たせ、意欲的に授業に取り組め
るための一助として、プリントを活用してみようと思い、「ザ・ヒストリー」と名付け
たプリントを作製して授業に用いてみた。
3,研究の方策
①教科書の単元に合わせ、「ザ・ヒストリー」を作製して授業に活用する。
②プリントをまず、自力で学習させる中で個人指導を行う。
③プリントには、教科書に出ているような内容だけではなく、歴史の裏話や、意外な
事実を必ず盛り込み、「驚き」と「興味」を起こさせるように作製する。
④プリントだけでなく、板書を併用し、単元の流れが確実につかめるように補足する。
⑤内容的には、教科書・資料集を使用すれば、だれもが完成できる平易なものとし、
また分かりやすい解説を必ず、折り込むようにした。
4,平成6年度の研究経過と状況
・平成6年4月より6年7月まで。
この間の授業中の生徒の反応は、当初かなり戸惑い気味の生徒も多く、中々自力で
は完成できない生徒が多く、生徒一人一人の歴史に対する興味関心や、学力を把握
することに役立った。
・平成6年9月より6年12月まで。
しだいに、自力でプリントを完成できる生徒が増えた。授業中自発的に質問したり
活発な意見を出せる生徒も1学期よりも増えていった。
・平成7年1月から7年3月まで。
自力で完成できない生徒は、ほとんどなくなったが、しだいにア・テストを意識し
始めたせいか授業中の発言は減少してしまった。
☆以上、完結にいたるまで、計70枚のプリントを必要とした。
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5,成果と考察
実際のところ、この研究は未だ完結してはおらず、その靖緒についたに過ぎないもの
である。しかし、生徒の歴史に対する学力と、興味関心を向上させるには、かなり役に
立ったようではある。また、教師の側も自身の教材研究と、歴史に対する知識を深める
ことができ、まず滑り出しとしては上々であろうか。とはいえ、歴史厳いだった生徒を
歴史好きにできるところまでは、いってはいないと思うし、まだまだ「先生のつくった
練習問題」としての感覚しかない生徒も多いと思う。それは以下のようなことがらによ
るものであろうと思う。
①歴史を敬遠する傾向のある生徒にとっては、未だ内容が難解に見えてしまう。
②プリントに記載した内容に、もう一つ魅力がない。
③教材研究が未だ足りず、与える内容が多すぎて、生徒にとっては消化しきれない。
④しだいにマンネリ化し、生徒が飽きてしまった。また、最後には教師が解説してくれ
るため、自力で完成させる必要が、必ずしもない。
☆以上のような状況によって、当初の意図と結果とが十分に合致しなかったようである。
いずれにしても、教師自身のプリント活用法が、今一歩研究不足だったと思う。
6, 今後の課題
今回、「ザ・ヒストリー」は、それなりの成果を上げてはいる。しかし、まだまだ不
十分な成果であり満足のいくものとは言えない。そこで、今後必要となるのは、やはり
教師の教材研究と内容の精選、そして、生徒への与え方の三点であると思う.また、板
欝を併用していたのでどうしても時間がかかり、試験近くになると、授業を急がねばな
らなくなって、せっかく避けようとした「要点解説」の授業に陥った。今後、再びこの
プリントを使うにあたり、併せ使用する教材をより研究し、生徒の興味関心をさらに高
め、歴史好きな生徒を増やしていけるように努力していきたいと思う。
-210-
l-I1=七or。'
←I、I弓Le
(天平文化の代表的なことから)
VoL12[遮唐便と天平文化]
(1)建築…①」)を=巨大な大仏殿がある。
「奈良の都と東大寺」
AD8C
Jロ
----------3--------------------------------------.
|※唐の都()を参考にする。
1※これから後、80年あまりを()時代という。l
L--------=---二-----===一一一=_===_二一==------』
ハ
pP■■■n$字■--.
朝廷は地方への連絡の帥道路を整燗し、統禦北中部や南九jiT7E~|’
し勢力鼈広げたがこれらの地方のM1…に抵抗し彪・ll
L」三竺竺竺雲=菫竺坐二竺坐=豊=L----」
=
上:藍:::::票ロー(…にし=臺鰍蝋野内榊
O■氏⑪六凸’
ている。三角形の材木を組合せた」L--適しで知られる。
=何度も週難し、ついには失明しながらも来日し、
わが国の仏教の発展に貢献した高僧()
によU建立された。,
②馴雛繍篝蝋仏…▽
(`)上羨…LL倉院に保管ごオしくいる、谷杣エ差口1,か有名。
糾悪物…①_(---墨L=わが国最初の歴史書として知られ、(
(平城京成立のころの国情)
t、□
△
②正倉院=聖武天皇の御物(使っていたもの、または持ち物)などを保管し
■
_◆
を造り、そこに巨大な仏像
都に(
蕊|蘆苣とに (
)寺や国分尼寺をお
いた。
茨仏教の拡大一個.(_Lが各地で橋や道、かんがい用水を作ったり、民
衆を救うための施設を作ったりした。
「天平文化の成立」
という人物が著者とされる。
)
②1
紀)=舎人(ぬり)親王らにより静かれた第二の題史書。
③(
記)=朝廷の命令で、地方各地の歴史やようすを記した本
④_(--集)_=大伴家持(搬もIDや力も$)らにより絹築された、和歌
の本として知られ、約4500首の和歌が収められてい
る。万葉がなとよばれる独特の字で書かれている。
F1砺雨=i襄蕊m
I----------I
AD630年、第一回(__使)の出発一AD894年に(
l
)Cl)
進言で廃止。
瘤。)すぐれた文化や制度を日本に伝える。
AD7C後半(天武天皇のころ)に新たな文化(文化)が、飛鳥の地を
中心にめばえる。
その後、唐からの文化が次々に伝わると、その影瀞を強く受けた文化が、さかん
に取るが、型式天皇のころ(天平年間)にもっとも栄えた=_(---_文化し
1---+歴史の讃蓄-----------------------------------------.------可
1古事記と日本番紀は、わが国初の公式の歴史書としてよく知られていますがl
lこれ以外に、俗に「占史古伝」とよばれる歴史密があります。宮下文書、九鬼1
1文番、竹内蝋、東日流(,蝿)外三郡史などといわれる書物ですが、大方は1
1後世の歴史好き(?)の書いたにせ物の古文書といわれています。もっとも古’
1事記・ロ本番紀も、聾かれた時代は篭かなものですが(1,$ずれも8C)、内容’
1釣には、必ずしも真実とばかりは富えないようです。
L-------..---------------------------------------------------.--------_‘
rrl1s
〔新しい仏教]
I-IjL=七・エーン
平安遍都の頃の仏教一仏散本来の輔神がうすれ、政治にやたも口出しをしたり、
果ては自分が天皇になろうとする側まであらわれる始末.
VoL13第2筋・貴族の政治と文化の国産化
1
[平安濃都]
AD8C末期= 平城京_(奈良lから、現在の京都にfK#躍動する(遷箭
l;-------------.
(
o■□古捌の土苗圀
天皇に よる=i仏教勢力の政治への介入をきらったためと|
|言われるが、同時に天武天皇系の旧勢力からI
Iはなれるためとも言われる。
国の安纂(鞭付6純Z上)を守り、人々にふりかかる災OLをのぞく仏教が求められる。
「--~~~~---~ ̄~ ̄~ ̄~---~~~~~~~ ̄~~--------~----------~~ ̄i
lAD805年(--)_=伝救大師が、暦より帰国、五宣室を伝えた。
AD788年に京都比敵山に.L)寺を築いている。
)=弘法大師が、唐より帰国し(
IAD806年(
)宗を伝えた。
後、AD816年に癌野山金剛峰寺を築く。
 ̄ ̄-------。■ ̄'■■■ ̄■■い ̄ ̄U■■-1■■ ̄。■---■-------.■■--------- ̄_----■■'■■----■'----------元--OS一・----■⑥■-ロー■■'■■『ら
A、784年、 長岡京に遷都したが、凶駆が続いたために
)年、
Au
)京に遷都する
;
。
l函缶I
国宗の安泰を守る新し{,、仏教として、皇族や貰族②侭頼を典める。
哀た、これらの仏教は、山中にこもり、さびしい修業をするところから
I
山岳仏教ともよばれる。
現在、建都1200年。江戸時代まで日本の都(天皇の所在地)。
ここに、都が移って以後、約400年間を()時代と↓
「--.半腿史の漣蓄・----------------------~
|諸国の…つ…川棚
I(3)(
)を征寓大将軍として、朝廷に
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Ⅱ(総勢19万人を12年間に勅貝して、蝦夷⑲大将
l--Zi二」とどi塗Z竺註婬旦)__
に』
||②墓;菫:、“す…鮒…
||凶鶉鰯二潟…_=fi鰹
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r、雰藍麗警鬘二壼諒菫…へ…
●黛君幻方ODPz
!古の図を見てみよう。櫨武天皇は、平安京を1
1強力な霊的バリヤーでおおい、長く平和な都でi
Iあるよう、中国の風水という学問を取り入れて1
1造立したそうでず。都の周りに描かれている四1
1璽獣は川国の思想からきたもの。そして、土|
|地柄だけでなく、天皇は鬼門の方角にあった廷i
l勝手の力で都に入る魔物を蔵おうとした上、色|
i々強強力な神仏を祭る寺や神社をいくつも避ら1
1せさらに、鯛師という強力な占術や呪術を襟’
1るMの祈りで稀を守ろうとしたと恥う伝鋭が|
|あります。そういえば、京都は鬼や妖怪の話に|
|事欠かない街ですよね…。安倍哨明さんという!
|躍鴎師は(神という鬼を使い魔として、自由1
1に操ったともいいますし…。
0---.-----.-----.--.---.---------------------------」
(薑ii篝iii
個人研究体育2
「生涯スポーツを見通した、ゲームの授業の進め方」
比々多小学校桑原昌之
◇研究の目的
5.6年生のバスケットボールを見ていると、経験のある児童ばかりが目立ち、経
験の少ない、普段もあまり運動しない児童はコートの中をただ行ったり来たりしてい
る。これでは、生涯楽しめるスポーツにはならないと考え、バスケットボールをみん
なが楽しみ、生涯つき合えうるスポーツにできるか、「ゲーム」領域との関連から研
究してみた。
②研究内容
(1)学習指導要領の研究
文部省(指導書)
・ゲーム領域の性格
「生涯スポーツを思考する新しい体育の考え方の元で、『適切な運動経験を通
して運動に親しませる』ということが大切である。ただ、低、中学年の子ども
たちは発達段階から見ても一般的な運動種目は必ずしも適切な運動とはいえな
い。そこで、すでに身につけている動きや簡単な技能で楽しむことのできる、
「運動遊び』を中心に運動領域を構成することが望ましい。」
・バスケットボールの一般的特性
①2つのチームが入り交じって、互いに相手の防御を交わしながら味方同士
が協力してポールをゴール近くに運び、ゴールにシュートして得点を競い合
うことが楽しいゴール競争型形スポーツである。
②ゲームの仕方や反則などのルール面の工夫、ポール操作の技術や攻め方、
守り方などの戦術の工夫、及びチームワークやマナーなどの人間関係などの
配慮によりゲームの楽しさをより深めることができる。
(2)「ゲーム」領域で育てたい力
・将来のポール運動の学習の基礎となる運動技能、戦術能が結果として十分養わ
れるようにする。
(3)「ゲーム」領域で取り上げたい運動
・攻守入り乱れ系
バスケットボール、サッカー、ポートポール、タッチフットボールなど
・攻守分離系
バレーボール、ドッジボールなど
・攻守一体プレイ系
テニス、卓球など
・攻守交代系
ソフトボール、プットベースボール、ハンドベースボールなど
(4)「ゲーム」の教材づくり
・課題ゲームの工夫
みんなができる楽しさや喜びを保障していくためには、基本的な技術や
戦術が確実に、意欲的に学習できるような教材を作り出す必要がある。
-213-
(5)「ゲーム」と「バスケットボール」の系統について
1.2年
3.4年
5.6年
ゲーム領域
シュートゲーム
など
ポール運動
ポートポール
バスケットボール
○実践報告
研究をもとに「6年生のバスケットボール」を実施した。
動きの理解に「運動遊び」を取り入れ、結果としてみんなが楽しめるバスケットボール
になるように工夫し実践した。
(1)指導計画12時間扱い
123
4
567
8
リーグ戦
反省
強化
練習
リーグ戦
反省
強化
練習
91011
リーグ戦
12
学習の
まとめ
(2)学習経過
チーム構成:1チーム6名、6チーム
ゲーム方法:前後半、各3分を3人ずつが前後半別れて行う。
1.2.3時間目:リーグ戦、反省
各チームが他の5チームと総当たりで対戦。
チームごとの課題を見つけることを目的とした。
4時間目:強化練習
リーグ戦の反省をもとに、強化練習。
ここでは、ほとんどのチームが、ただゴールにシュートするだけ考え、強引に
ドリブルやパス交換を試み、失敗するという問題を抱えていた。そのため、簡
単な運動遊びで戦術能を養うためにシュートゲームを実施。
☆シュートゲーム
1チーム6人で行う。攻撃側は相手の円の中にある、カラーコーンにポール
を当てる。守り側はシュートされないように防御する。シュートも考えてしな
いと相手にポールを奪われるのでポール運びを考えてゲームする。
バスケットボールよりもルールも簡単で容易にできる運動遊びである。
(図参照)
-214-
IOwl
直径3-mし
5.6.7時間目:リーグ戦、反省
再びリーグ戦を行う。シュートやドリブルなど技能面に注目するよりも自分た
ちの動きに注目するようになった。
具体的にはあいてのマークをはずすための動きやポジショニングに気を配って
いた。
8時間目:強化練習
戦術については、かなり意識が高まっていたが、シュートの技術が未熟なので
せっかくいいパス交換でゲームを展開しても、得点に結びつかなかった。
そのためか、シュート練習をするチームが多かった。
9.10.11時間目:リーグ戦、反省
最終のリーグ戦のため各チームとも、かなり激しくプレーしていた。
マークがきついので素早い動きが必要で、パス交換も早くしなければいけない
ため、かなりスピーディーなゲームとなった。ただ、得点力の解消はあまりさ
れていなかった。
12時間目:学習のまとめ
④今後の課題
今回の研究と実践から、バスケットボールを楽しむにはそれなりの戦術能を養う必要
があることがわかった。
しかし、シュートカなど技能面のレベルアップをする時間を作らなかったのは問題が
残った。
5年生になって、突然バスケットボールをさせるとどう動いたらいいのか分からない
子もでてくる。そのまま、バスケットボールを続けてしまうと、2度とやりたくないも
のにしてしまうかもしれない。そこでシュートゲームのような簡単な運動遊びを取り入
れることで戦術を理解し、バスケットボールを楽しめるように工夫することはとても重
要である。
学校の中で一貫した指導形態を構築できればよいが、現実には問題もあるであろう。
では、各学年でバスケットボールならバスケットボールだけを行うのではなく、より楽
しくするための運動遊びを取り入れてはどうだろうかと思う。
今後、他種目についても研究し実践していきたいと考えている。
-215-
伊勢原市教育センター・希望研究
個人の部.(科)JCJUE学
r'雫j鑿重三三三三二二
王見三巨白勺下司丁首旨Ei三を寸条蔑ろ
研究委員橋口龍郎
石'千美昌をFす-す-ケつる0二DP>7と二つ-て
心理学が学問として独立し、認められたのはそれほど古いことではない。むしろ、股も新しい学問の分野
のひとつといえるだろう。このULj1H学の教育現場における必要性がiIIlばfして久しい。いじめによって苦しむ
子どもの悩み、またいじめてしまう子どもの後ろに広がる背景、-人ひとりにそれぞれさまざまな要因が考
えられる不登校など、子どもたちのUL〕の問題に直面している。そうした課題を抱えた3110師の多くは、経験豊
富な先輩教師や教育相談などを行っている教育センターや児童相談所といった専門機関に相談し、アドバイ
スを受けている。しかし実際の子どもへの対応'よ、専門的知識を持たない認lUmiが手探りの状態で行っている
のが現実で'よ左いだろうか。大学などで教育L理学などについて-通りの教育を受けてきているわけだが、
効果的'5§実践につながるまでの専門性を身につけている#1噸pは数多くないと思われる。JuqE学を専攻してき
たものでさえ現場ての実践はむずかしい。
J、理学では.こういった臨床場面での活用がすぐにイメージされるが、一方で教育評I、や学級集団を対象
とするものもある。学習指導要領の鱸Tにともない.評Imiの考え方や学力観に新しいものが求められている
が、こうした教育学などで示されたものをいかに実践し、分析し、効果を確認するかという点'よ、心理学の
対象とされるものである。クラスのことで悩み、学級経営のあり方を考え直すことは、私のような経験の浅
い教師には日常のことであるが、こうした点も心理学の対象とされるものである。このように、多くの先輩
識、iの方々が数多くの経験を積み重ねる中でいままでに獲得してきた指導のあり方を分析していくことで一
般化することも心理学の果たすべき役割ではないかと考えている。しかし、JCJ型学にとってこうした面での
研究成果の積み重ねは乏しく、社会的不適応などの問題行動に個別に対処する臨l洞}<)を面が強い。
以上のように、'、理学的アプローチの対象はさまざまである。この研究では、現場の一教師としてどのよ
うな取り組みができるかを検討し、検証していきたいと考えている。
今一年三雇芝クフ耳又D糸目完AC二一つし。-て
今年度は5年生を受け持ったわけだが、前年度ほとんど登校しなかった児童(以下Aさん)を担任した。
そこで臨、繊頂9「面での取り組みとして、この児童の「不登校」を課題のひとつとした。
また、教育)心理学としての実践性を探るために、いくつかの研究会や論文にあたることとした。
石汗多毛膠T宅享
[不登校への取り組み]
Aさんは5年生になってからは休みがちではあるものの、登校できるようになってきている。
日2つ】一一つ
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網一卵’8
6月7月9月10月11月12月1月
2-且」。
2324
2319
94
710
58
-216-
18
2月3月
表・不登校児A
2219
さんの各月にお
1034
ける欠席日数
こうした変化がみられてきたわけにはいくつかの理由力簿えられる
①学級集団が変わり(5年生になってのクラスがえ)、他の児童との交ガポPなどを通して、登校しやすい
環境になったこと。
②担任が、不登校児ということでの他の児童と違った特別な働きかけを控え、登校した日も自然に接す
るように心がけたこと(親の依頼あり)。
③休みがちであることを理由にからかったりばかにしたりする児童がみられないこと。
④保護者の家庭での対応が、本人の気持ちを優先して行われており、登校を強制したり家に残ることを
強く責めたりしないこと(その旨の連絡あり)。また、家庭と担任とでAさんに対する対処について、
共通理解をしたこと。
⑤東海大学病院へ定期的(月に1,2回)に通院し、専門家によるカウンセリングを受けていること。
⑥なにより、本人自身の心の成長から、学校という集|並i=活の場に適応できる面が育ってきたこと。
このように、様々な点があげられる。特に学級担任としてZi轤したのは②③④といったところであるが
③についてはAさん個人についての対応というよりは、クラス全休の人間関係づくりといった面の要素が強
く、そうしたことが結果としてAさんを支えることにつながったと考えられる。日頃からの言葉かけによる
信頼関係づくりやお互いを認め合う姿勢、発表オIi動や日直作文といった活動で育てる表現力、クラスで取り
組むイペントヘの積極的】、ぐ姿勢というように、不登校の児童への対応にはすぐに結びつ力ないものの積み重
ねによって築かれたクラスの雰梱気が、とても重要であることを実感することとなったわけである。Aさん
の場合、学習能力力稿く生活力もあることから、とても戦iMな心の持ち主であるという性格から生じるスト
レスによる集団不適応といった面力職<感じられるので、こうしたいくつかの取り組みによりストレスが軽
減され、登校しやすい環境になったことが出席日数の軸Ⅱにつながったとみられる。
1月になってから1週間以上登校できない日が続くことがあった。家庭と連絡をとってみると二人の友
だちの間でAさんの「取り合い」になっていることが辛くて登校できないということであった。こうした場
面は子どもたちの世界ではありがちなことだが、Aさんにとってみると、まだまだ難しい問題のようである。
修業式の日、Aさんあゆみを渡すときにいろいろな話をしたが、そのDlIで二人の友だちとのことについて話
をしてくれた。困っていることを自分の口から話ができるようになったことが、Aさんにとって刃の存在が
認められていることをうかがい知ることができた。
こうした取り組みから感じたことは、重要なことは、出席日数がll1MIⅡしたこと・登校したことといった現
象や行動「ではなく、登校ができるようなAさんの成長がみられたことや、環境づくりについて担任が模索し、
クラスの児童一人ひとりが成長したことといった'、の内面の変化・成長があったのかどうかといった点であ
る、ということである。学校現場を見直してみると、こうした点に画蝿した取り組みが十分に行われてきた
のだろうか、といった疑問が浮かんでくる。
[研究会への参加]
神奈川病理研究会(厚木児童相談所・小林氏主宰)や認知カウンセリング研究会(東京大学教育学部.市
川氏主宰)といった研究会に劃Ⅱした。また不登校の問題に取り組んでいた、教育を守る会秦野支部の学習
会にも参加した。体系的?&知識を得るまでにはいかなかったものの、現在の子どもたちを取り巻く状況につ
いて理解を深めることができた。
今-7夢をつう言果是亘
今年度は研究初年度ということもあり、研究をすすめていくための方向性を検討することが課題であった。
また、不登校の児童を担任していたために、その対応が中'、になっていた。今後は今年度の取り組みを踏ま
え、より専門性を高めながら、教育現場での実践につながる研究を深めていきたい
-217-
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-219-
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221
個人研究
化旦書全全'三ルー拳&ナミらイェ膜育打冒i準急
福山義則
1
運動がすぐできてしまう子がいる。
例えば、1年生に跳び箱の開脚跳びを授業する。
開脚跳びというのは、こうするんだと、教師が見本を見せる。
子供にいきなりやらせてみる。
何人かの子供はもう開脚跳びで跳び箱を跳んでしまう。
ただ、見本を見せただけなのにである。
自然にできてしまうのである。
反対に、いくら指導しても、なかなか跳べるようにならない子もいる。
2
「週動ができる」ということを考えると、子供を二つのタイプに分けることができる。
Aタイプーーー自然にできてしまう
Bタイプーーー練習してできるようになる
体育の授業では、どちらかというと、Bタイプの子をその運動ができるようにすることが多かった。
例えば.鉄棒の逆上がりができないので、できるようにするためにいろいろな方法を試みた。
自転車のチューブを使ったり、跳び箱を使ったり。
それは、それで成果を挙げてきた。
3
でも、全員がAタイプの子になれば、チューブや跳び箱を使って、苦労して逆上がりができるようにな
ることはないのである。
なにしろ、自然にできてしますのであるから。
Aタイプの子とBタイプの子では、何が違うのだろうか。
違うものがあるはずである。
その違うものを解明することによって、BタイプからAタイプへ変える指導が可能になるはずである。
そして、これからは、BタイプからAタイプへの指導が大切になっていくと考えられる。
では、BタイプからAタイプへの指導はどうすればいいのか。
運動の習熟過程の原則
に則れば良いと考える。
運動の習熟過程とは、下図のように表すことができる。
運動
基礎技能(アナロゴン、兄弟運動、下位運動)
基礎盛覚
222
4
-つの「運動」、例えば、逆上がりが自然にできてしまうということは、基礎感覚.基礎技能ができて
いるから、できてしまうのである。
基礎懸覚があり、基礎技能があるから、運動ができるのである。
言い換えれば
運動ができるようになるには習熟する過程(プロセス)を踏まなければならないのである。
今までは、逆上がりができないので逆上がりの指導をしてきた。
つまり、「運動」の指導をしてきたのである。
これからは、「運動」の指導ではなく、基礎感覚、基礎技能の指導が必要になるのである。
特に、低学年体育においては、なおさらである。
5
具体的に逆上がりの習熟過程を示す。
逆_上がり
運動
基礎技能
足抜き回り、登り棒逆上がり.ジャングルジム逆上がり、トントン逆上がり
基礎遮覚
腕支持、逆さ、回転、振り、高さ
逆上がりの基礎感覚を詳しくすると、下のようになる。(次頁から図示する。)
懸覚
腕支持
動き
手でぶら下がる
運動遊び
・ぶらさがり足じゃんけん
・ぶらさがり手じゃんけん
逆さ
ひざでぶら下がる
・こうもり
・こうもり,S、り
・こうもりふりおり
回転
腰でぶら下がる
・だるま回り
振り
振る
・後ろとび
・・前とび
高さ
支える
・よじ登る
・すわる
・手をはなす
・上を歩く
※参考文献、参考講座、引用文献
「体育通信」No7LNn72
シングルエンジ体育識座’95,2,26
「器械.器具の運動学習カード」大阪教育大学教育学部附属池田小学校体育科
-223-
義j篭鍵鑓i灘jim霧I
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頁
貢
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-224-
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希
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態
Ⅲ 尋
-226-
希望研究・個人の部
教科研究(社会科)研究報告
山王中学校教諭渡辺正美
1.テーマ
学習指導要領の改訂、学校五日制の導入にともない、小中の連携も図り、社会科の指
導内容の精選・充実をすすめる。
2.研究活動
(1).’」、にPCつ迫藝抄喜
学習指導要領が改訂され、各小学校・中学校では新しい教育課程を編成しています。
改訂の趣旨の中には、「各学校間の関連を緊密にして各教科の内容の一貫性を図る」
必要も指摘されています。
しかし、小学校と中学校間の教育内容に関する連携はあまりなく、小中の教師同志
で、「これから何を学んでいくのか」「これまで何を学んできたのか」の相互理解は
不足がちです。そこで、小学校と中学校を相互に訪問して授業公開、研究討議の機会
を設け、互いの教育内容の理解を深めあい、授業や児童・生徒指導の教育活動の充実
を図ろうとしました。
①.【平成6年9月29日実施】
(会場)伊勢原小学校
《公開授業》宮下佳子先生6年社会「3人の部将と天下統一」
・検地と刀狩りの意味を考えよう。
〈授業資料》橋口龍郎先生4年道徳「ロンとわかれたくない」
光崎絵里子先生1年生活科・1学期の学習について
西昌美先生4年社会「わたしたちの県」
《研究討議》(渡辺、橋口、宮下、光崎、西、川島)
・小学校の現状
・小学校の学級経営
・小学校の社会科(検地と刀狩りの学習指導について)
(地理の学習について)
(生活科について)
・中学校の社会科(公民の学習計画について)
-227-
②.【平成7年1月26日実施】
(会場》山王中学校
(授業公開》岩田利通先生1年社会地理的分野日本とその諸地域
「九州地方の位置と地域の発展」
柳下友美先生3年家庭科「調理実習」
・男女共学
(資料》渡辺正美中学校の進路指導について
(研究討議》(渡辺、岩田、柳下、橋口、宮下、光崎、西、川島)
・中学校の現状
・中学校の進路指導(進路指導のあり方や課題)
(進路指導の実情と教師のかかわり)
・中学校の社会科(地理の授業すすめかたについて)
(2).全手三F罰才旨二舅[言十画i
平成4年度から週1回の学校五日制が導入されはじめました。山王中学校は神奈川
県から「学校運営のあり方等研究」の委託を受け、近い将来の月2回の実施を目指し
た学校五日制の研究に取り組んでいます。
その際、現行の学習指導要領に基づく指導内容で、月2回の学校五日制を研究実施
するためには、指導内容の精選や指導の重点化をすすめて年間授業時数を削減して年
間指導計画を作成するとともに、指導方法の改善・工夫を図り、現実の進路指導にも
対応できるように配慮していく必要があります。
【年間指導計画の作成】
・年間35週は変更なく、授業時数を年間1割り程度精選して作成する。
数
時
業j
授訳
間
く
年内
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(授業130、テスト等10)
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(授業120、テスト等10)
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業
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-228-
(授業120、テスト等10)
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業
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(授業130、テスト等1
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歴史
究
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数
時
業j
く
授訳
間
年内
の
4
地理
第2年
旧
週数
1時
第1年
平成6年度山王中学校
社会科《公民的分野》年間指導計画
単
兀。
名(指導内容)
授業時数
現代社会を学ぶために
1
Ⅱl川Ⅱublllll';|ョ雪包IfHi3i''七2コ|:i筐fil釜姿卜と』i±Ⅱ塗 三|f淫; |川111|ⅡI1HIlIIⅡIlilHIH1lⅡ川IIlIlⅡ|Ⅱ川'1;Il1ll11I5H
第1章
わたしたちの生きる社会4
1.情報と社会・liiWtufMtiIi・マスーコミヒ鰍ID鰍
2.現代の文化と生活。』〔(ヒヒ甥.』〔|[00鮠
2
2
わたしたちと社会生活6
第2章
1.現代の家族生活
4
・雑ID轍上11tらきの靴・雛弼の勘IiilM・罰馳MIO鮒上調
■。P■■■。=■し--■■-■●甘一一二■1●●■■。■ ̄ ̄■C●●CPC■- ̄-----●。□■白●●■●●。●■●●●印。⑥。 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄キー午⑤●P●●■●■ ̄●■巴の●●●●●●■●●●●●●●■●●■ ̄ ̄■ ̄ ̄■●C●●s■。 ̄ ̄ ̄■ ̄ ̄●。■■■C■ ̄■。 ̄平●■C■のPC ̄甲一一■ ̄■。 ̄■■P印◆ ̄ ̄ ̄ ̄■ ̄ ̄ ̄■■●■■ ̄ ̄ ̄ ̄■ ̄ ̄ ̄
2
2.地域社会とわたしたち
・鰄腔0鯛上舵。〔11力600M1鮒会紘性01Mtについて菰〔iよう
第1章
ギリ'1|逆;|;'11蓮見ljf+w圃耀tli釜讐Ⅱど蛍11」表5堂孟三1週逆?昔l1IMlI川川1111111Il1li:111Ⅱ:l111IH:}:IIIMI3γ6Ⅱ
人権の尊重と日本国憲法12
9
1.基本的人権とわたしたち
.」Wi蝋o礎上「ik岐HB」.H桐謎OMlint舵.H糊人臘o顛
・811に盤6tbUD櫛1・鮒に盤6tbの鮒.A鮭蝿するkbiD鰯’
.A億o躯上甑o瀦
2.平和主義と国民主権
3
・8幅雛00平i}蝋・平10撞上主鰯・甑(、鯉に6tうぐ端
民主政治と政治参カロ24
5
1.国民の意思を代表する国会
・鴎o紬LL<i・鴎の11m・鴎0蝿・齢制駐撹上甑
4
2.議院内閣制と行政
・鴎か姓iIl6WW.ljlMOL<4t(t劇・国lMHiliL価oiMM
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第2章
3.人権を守る裁半11所
5
・鮒と51雄・翻り鰯上しく4・iil雄o蚊上齢藺蝋
・鍬tAii・三鰍j[:A臆0蝿に,いて顎ひょう
4.住民の意思にもとづく政治
・鯛ID箙・lmji脱OL<ウ.、力蚊M#O僻・眠り鮒
4
5.国民の政治参加と政党
6
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・灘上甑蝋・HiiOD剛力k・灘O翻し騨鋤。!【轍描
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-229-
単
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名(指導内容)
授業時数
ⅡlMIlmエサM;M1屋NlH霊ヨト鰡篭I?;舌!とね》'1mEヨコ'111腕Ⅱ過当|龍豊iZ遙iFMMIIIIM1MlMjlM1MIllli 111}liillI1I21191lI
わたしたちのくらしと経済
15
1.わたしたちの家計・鍬0錠・蒲|、螺、HINO制うき
第1章
2
2
経済活動の信号機・翻り鮠tIMiI・iiNtIH$・船上<らL
2
3.消費者の権利と責任
2
.I棚ilt酷・繩のL<iLI1儲・IWWiDj【隅
4.職業の確保と労働者の権利
3
・畷o鯖と瓢、鵬・柵者o鰍上蝋
5.現代の企業のしくみ
6
・鰄鍬・線上鍋・鰯illIiMD帥上繍・閑の鋤tインフレーション
・膿o奥111.鮎oMiI1:.IlIIl1膿鵬・蝶の雌順H
国民生活と福祉
14
第2章
1.日本経済の成長・IRiI臓上藤髄0靴・ljilioカサに
2.消費生活の向上・附瀦鵬・mMt柵鮒ID鰭
1
2
3.社会保障の充実・膿鵬搬0,鰯・カガロo膿鵬搬
4.環境と資源・盤鯛ID殿・婚Oi1t鵬雛・社顎ホの綴
・fWI鵬・鯛、エネルギー鯛縮鯛間について輸〔》よう
5.福祉の向上と財政・国、軸11#M#ID禰上鷲H1
2
5
4
・雛tbtLt6・醜0新とM卵11tらき.#政ID鑓
,iW1iiJ」jV'冠IIijj〔(厘割1腰呂寄に世=】靭再畠i臼遍jbm9夢橲鬮i己ロロ>1ケ竃5,1J訴墾「,已白ロサ(iO 蓮iilM,bi(Mi瀞iiiW‘
lIIjMMIilil11411
経済生活と国際協力
7
第1章
1.日本と世界の貿易
5
・溺姓iii・国瞬間・'11’0,鵬嚇・国殿瀬胤・国腿iiOD殿I上
・鯛o欄IiL醐聴
2.今日の世界経済・国によ‘醗艦.i1W脇ID靴゜11艫jILHホ
2
中◆の●●●■■■■●ママ守守。■●◆⑪。■●。■●●■●●■●○PPC●●●●■●●●■●●■●●●●。●●●■●●■●●■●●●●●●●●■●●●■●●■●●●●■●●■b■の●●■●●●■■■●■。●■■●口■------。。P■◆Cs●■Csザザ●。●●P■■■F■⑪●●■●●●●●●●●■●。■●●●●■●&。■●巴■■■■。⑪●Ceの-。■甲⑥■■。■1---s
国際社会と平和
7
・国賎A(、{1$上翻・そり他O鵬ID鴎繭。〔、力60慨tHホ
H鴎雌0鵬に,いて税〔》よう
合計
◇
2.国際組織の活動と日本
-4
・国H齢(D鮒・鴎鵬tHホ.i樋泉ヒロ殿ii
P●■◆●P●O●●●COODC●●●●●●●●●●●●のC●白●●●●●巳●の●SOCS●●
3
第2章
1.国際政治の現状と日本
90
-230-
希望研究・個人の部
テーマ
”LOTUSを使った駅伝大会の処理について
”
伊勢原市立中沢中学校奥田憲弘
テーマ設定の理由
昨年伊勢原市の駅伝大会のお手伝いをして、コンピュータの利用で駅伝大会の記録が素早く正確にだ
せたらと考え、lotusを使ってソフトの開発に取組むことにした。手作業の煩雑化から開放され、
長時間待つことなくなればと思い、開発に取組んだ。
研究の概要
簸初はC表に直接記録を打ち込み計算させる方法で考えたが、記録を打ち込むのに時間がかかり、
また、打ち込みにミスがでやすいため.到着11Fにゼッケンと時間を打ち込む方法に変えた。
く流れ>
1)A表に記録(ゼッケン番号と到着時間)を打ち込む
2)CTRL+A(¥A)で第1区の計算を、以下CTRL+B・・・と計算させる。
3)あとはLOTUSが自動的にC表、、表を計算してくれる
4)CTRL+P、Q、R、Sで印刷をする.
ニーー説明===
A表
通過順位順にゼッケンと到着時間を打ち込む。Zの欄はゼッケンでTは時間(3600x時間十
60X分十秒)となっている。第1中継所で繰上げがあった場合は、第1区の繰上げ時間の個所に
繰上げた分と秒を記入し、第2中継所の繰上げ欄に1を記入する。これはB-2,表でIF文のなか
に使用されている。なお、確認のため各中継所ごとの記録を印刷し、計時係りの記録と確認した。
B表
マクロでは通過順の記録を、ゼッケン順に並びなおしている。その際、面倒だが常にゼッケンと一緒
に時間を記録するようにした。B-1は述べの時間のままで計算し、B-2では各区間ごとの時間を
計算している。B-2’でIF文で繰上げの1を確認し、1があるなしで計算が異なっている。関数
が表いつぱいに記入されていて、メモリーをとっている。もっとスマートにならないものか?
C表
B-2表の結果をC-2表の計算式で計算しC-l表を作成した。地区対抗の部、一般の部と一緒に
走ったものを、,記録では別々にだしている。
D表
最終記録として、D表を作成した。これはc表の結果を複写したものである。
231
<問題点>
1)このソフトの致命傷は毎年参加数によって、かなり訂正を必要とするところである。参加数にか
かわらず、常に一般的に使用できるように改善する必要がある.一般化するにはかなりの技と
時間が必要である。今回はこれで勘弁してほしい。来年度はもう少し一般化するつもりだ。
2)とりあえず使用できるものにしたが、誰でも簡単に使いやすいものにしなくてはいけない。その
ため、メニュー画面をつくり、番号で処理するようにしたい。
3)メモリーをとりすぎているため、計算を手動にしておかなくては記録を打ち込むのに時間がかか
る。もっとメモリーをとらない方法はないか。
4)メンバー登録をしてない者が走った時は、その区間と総合成績は無効となるが、その他の区間は
生きている。その点を計算式に加えなくてはいけない。
5)今回起こった事だが、記録で同じチームを2度記録し、そのため1チームは記録がなかった。、
記録を打ち込み最後の確認で発見できたが、そのためかなりの時間をとられた。この点を
チェックするプログラムは可能なのか。どうすればよいか。
<まとめ>
このソフトを使ってかなり早く、能率よく作業ができたと思う。来年度はもうすこし良いプログラ
ムにしたい。真剣に競技に参加している人達の鞭を考えると、頑張らなくてはいけないと思う。
232
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第5中乳織り上げ時間
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(繰り上げはIを記入する)
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繰1- iin渦
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伊勢原駅伝競争大会記録整理表
(繰り上げは1を記入する)
第2中継織り_上げ1時間
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伊勢原駅伝競争大会iid録整理表
(繰り上げはlを記入する)
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C二]C]】急房一画ざ〕か司塁」田ゴ]ひ
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別十183@RANK(H83,$11$70$11$90」) elF(J83二LL83-$侭5,L83-l83)@RA@IF(M8 @RAN、IF(随MV、IF(S@RANK+W83+Y83+AA83fAC83十AIi83@RANK(AC83,$AOI;70..$A(XB9ql)
35+184@M'1K(w8`1$W$、.$11寵9ql) ,1F(舟!=l」84-$0$5.1M-18’1)@RA@IF(M8 、RAN、IF(P@RAN@1F(S@MW(+}I別+Y84十M84+AC8'1+AE84@RANK(AC84,$A0$70$AC$90.1)
弘十185@RANK(W85,$NWO..$11$90」) ,1F(J85=1,L85-$職5,L85-185)@RA@IF(M8 @RAN@IF(P@RAN。ⅡF(S@RANK+W85lY85十M85+AC85+AE85@RANK(AC85.$AC$70.$A側()0,1)
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弼十197@RANK(Ⅱ87,$卿70$H$<)().l) ,1F(J87=LL87-$0$5,1$7-187)@RA@IF(M8 @RAN、IF(P@RAN@1F(S@RANKfW87+Y87+AA87+AC87十AE87、RANK(AC87.$AC$70.$AC$90,1)
1+1列、RANK(胴,$w$54$W$69.1)@IF(J別=LL,1-$0$5.L別-1別)
2+155,RANK(11ヲ5,$W$54$脚69,1)@IF(J55=1,L55-$C$5,L55-i55)
3イ156@RANK(脳,$脚54$W$69,1)、IF(J56=LL兜-$C$5,L兜-156)
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39+188@RANK(Ⅱ88,$蝿70…$卿90,1) ,1F(J88二LL88-$C$5,L88-l88)@RA@IF()18
`10+189@RANK(Ⅱ8《).$蝿70$h甑90,1) ,1F(J89二1189-$G$5,L89-189)@RA@IF(M8
イ1い190@RANK(ⅡM$w$70$w$<)0,1) ,1F(J(X〕=l」`90-$GHi5.L90-190)@nA@1F(ll9
@RAN、IF(P、RAN、IF(鍵MvK+W銘+Y銘十AA88+AC88+AE88、RAlW((AC8a$AC$70$A0$90,1)
曾RAAi、IF(P噌RAN@1F(S@RANK+W89lY89+AA89+AC89卜AE89、RANK(AC89,$AC$70$AC$90,1)
、RAN、IF<P@l(ANU!{F<9,RANK+W軸十Y90+AA90+AC90IAE《)0,RANK(AG9(1$A(HB7q$A0$90,1)
伊勢原駅伝競4p大会記録表
第121111
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伊勢原A
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、MOD(W56 60)
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竹園
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5 比々多八
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比々多B
比々多C
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+X60 @INT<W60/60)
、MOD(W60 60)
+Z60 @INT(
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(1)研究テーマ設定の理由
今年度国際理解教育担当となった。フィリッピンから全く日本語の分からない2年4tの児竜が転校し
てきた。日本語教室で1週間に5時間日本語を取り出し指導することになった。初めての経験なのでどう
してたらよいのかわからない.自分自信に戸惑いがありA子にとっても何も言葉が分からないのでつら
いに違いない。『A子にとっても自分にとっても楽しく学ぶ時間にしたい。』そんな思いからテーマを設
定した。
(2)研究経過
①教室開設の準備保護者から日本語教室入級承諾書時間割(取り出し5時間)タガログ語の
会話集辞書会話のテープ教育委員会より臨時職員の派遣(週2時間)5月より開設教材教具
の準備
②学習の実践
・生活適応指導動作を通してまねる事から始める
「おはようございます。l「さようなら.」「おねがいします。」「しつれいします。I等の
言葉を動作を通して実践してみた。日本の言葉は単音であるのに比べて外国の言葉は重音というか
重なりのある言葉が多いので「つlが「ちゅ」に成ってしまう頭が分かった『,丁寧な発音を繰り返
すことによって序々に日本語になじめればよいとした。
・簡単な英語が通じることが分かった
教科響は,最初は文部省から出版されている「日本語を学ぼう」を使い絵と動作を対応させなが
ら学習した。机,椅子などの日常身のlU1りにあるものの名前を蝋えた`、
タガログ語で「イノバイト」と質問したところ「プラックポード」と返って来た.簡単な英
語が分かることを発見した。簡単な英語が二人の共通語となった。フィリピンでは,小学校1年生
から外国語として英語を学習していることが分かった。簡単に言葉が通じ合えないとはなかなか前
が見えない事である。この頃から「トイレ」や「水」等と自分の必要とする言葉は言えるようになっ
て来た⑪
・絵と言葉(タガログ語と日本語英語等を混ぜ合わせて)
「日本語を学ぼうJの教科書には,沢山の絵と動作が挿絵となっている。晴れ・雨・曇り・体
の名称や・・・が痛いなどと必要な言葉を絵とタガログ語,典語で学んだ③色の呼び方はほとん
どが英語であることが分かった。このころから「お父さん」「お母さん」「おとうと|等と自分で
使うようになってきた。絵のなか中に父⑨母・弟が登場するようになった。
・言葉と文字ひらがな五十音へ
名前がきれいにかけるようになった。ひらがな50音も家庭で練習していると言う。今まで覚え
たものの名称を「ひらがなカード|に響いた。文字を見ながらであるが面白くひろうことが出来る
50音をきちんと指導する必要を感じ平仮名50音の文字指導を練習帳を使って指導することにし
た.
・五十音と発音
やさしそうで難しいのが発音である。例えばタガログ語で「ヴガーI牛日本語で発音すると
「バーガー」のように聞こえてしまう。日本語で「つ」が「ちゅ」になってしまう。発音は,国語
の本を丁寧に扱う事によって日々培っていこうと考えた。
・絵本の本読み.読み聞かせ
文字の練習に合わせて図書室の絵本の読み聞かせをした。分からない言葉も勿論あるが絵本は絵
だけ見ても分かるように樹成してある。絵本には,大変興味を示し何冊もの絵本が読めた。
読み聞かせはお話しの世界に入り込めて良かった、絵本の交互読みも少しずつ始めたがとても楽し
んで学習出来た。交互読みは発音を確かなものにしてくれる。
-238-
・口答作文.短文つくり.絵日記の指導
1年生の作文指導の基礎で口答作文をやるように簡単な会話が出来るようになったので口答作文
や絵日記の指導をした。私の家族の紹介を一番最初にしてくれた。それから,少しずつ出来事が書
けるようになって来た。絵を描くのは好きだが文章はまだ短い`,夏休みには,3枚の絵日記が描け
た。それ以降,運動会・遠足.b正三のお祝い・生活科体験活動などおもしろかった出来事が綴れ
るようになった。
・象形文字から漢ラゴ旨導・数の読み方(1年国語教科書中心)
火・川・木・水等と象形文字から漢字指導に入ったが漢字の画数が多い事に閉口しているようだ。
文字を大きく書いたり辺と造りを分けたりしながら学習しているが日本の漢字は,ローマ字等に比
べると見ただけで難しいを感じるらしい。大きな漢字カードを造ったり練習帳を使ったりして学習
しているがなかなか書けるまでにはいかない。漢字は1年生で習う漢字は,犬かた読むるようになっ
た。しかし日本では何でもない五本(ごほん)と五つ(いつつ)と言う読みがあることじしんが良
く分からないようだ。
.物語り文の読み(かわいそうだね。感想)
3学期に入り物語り文も1年生に教科書ならすらすら読めるようになった。感想ももてて内容に
付いても理解出来るようになって来た。
・しりとり遊び
『しりとり遊び』に興味をもち楽しんで学習出来るようになって来た。と言うことは『言葉』を
沢山覚えた事になる。こんな遊びをしながら楽しく学習が出来るようになってきた。
③臨時指導員の先生とのかかわり
今では,お互いに日本語が通じるようになったが初期の段階では,指導貝の先生の役割が大変大
きかった。日本で母国語で話すと恥ずかしいと思い込んでいるらしくほとんど口を開かない。そん
な時に話相手になっていただけた指導員の先生には,大変助けられた。特に精神的な負担荷重になっ
てしまったのか登校を渋るようになった時に気持ちを聞いてあげることが私には出来なかった。指
導員の先生は母国語で簡単にその原因を見つけて下さった。
いつ母国に帰るか分からないA子にとって母国語も大切である。学習が始まるときにはいつも母国
語での会話をもち母国語を忘れないようにEHiiしてきた。これからも是非このような形の中で日本
語指導をしていきたい。
④A子が大きく成長する時
子ども同士のかかわり特に夏休みの期間での成長は大きく目覚ましいものがあった⑥ということは
生活を通して数々のこと特に必要とするものを学んでいくことが良く分かった。また得意とするもの
を生かす事やゲームや遊びを学習に取り入れながら学ぶことも必要であることも分かった。絵カード
や漢字カード遊び等も結構楽しめる。
(3)今後への課題.その他
現在,ふり仮名付きの文章なら2年生の児童と劣らない程度まで出来るようになって来た。日常の会話
も大体の事は不自由なく使えるようになってきた。子どもの成長は目を見張るばかりに早い。しかし漢字
を書くことには,かなり抵抗がある。発音についても更に交互読みを続け日本語の発音に近い読み方がで
きるようにしていきたい。クラスでの学習もかなり自信が付いて来たようだ。発音を気にしているようだ
が恥ずかしがらずに学習するよう担任と連絡を密にとりながら学習を進める必要がある。
主な学習教材では,『日本語を学ぼう」・『1年国語上ル『1年国語下」・『能活科の読み物」.
『1年ひらがな練習ノート』・『1年カタカナ練習ノート」・『1年漢字練習ノート」
教師用参考書『タガログ語辞典」『タガログ語テープ』が特に役立った。
-239-
村井純子
自鼻農樋見至笑CD韮皇らロウズプ
1,はじめに
平成5年の6月に、自然観察指導員の講習を子供の国で受けました。なぜ、私が自然観察指導貝を志
したかと言うと、大学3年の時環境センターの大気課でアルバイトをしたことと、4年の時に林業試験
場でアルバイトをしたことが動機になっています。その後、少しずつ自然観察会に参加して、やっと少
し分かりかけて、おもしろくなってきたところです。毎朝学校までのサイクリングコースを
15分ほど歩くと、いくつもの発見があるのが楽しみです。自然観察から始まる自然保護、やがてそれ
を環境教育へつなげたいと思っています。
2,自然観察の学び方
・自然保護センターのフィールドスタッフ養成研修に参加する。
自然保護講座(やさしい生態系理論、ブナ林のゆくえ、自然保謹行政の現状)
指導技術研修会(野鳥観察の指導)
指導活動(フィールドスタッフ指導員として解説する)
・2か月に一回程度、グリーンタフ(自然観察指導員の述絡会)主催の自然観察会に参加する。
小網代湾アカテガニの産卵観察会
蓑毛~大山下社自然観察会
鎌倉ピーチコーミング
・ネイチャーゲームの識習会に参加する。
子供の国で2泊3日の識習会コウモリとガ目かくしトレイルカムフラージュ
わたしの木カメラゲームフィールドビンゴ
サイレントウォーク木の葉のカルタとりなど
20種類のゲームを教えてもらいました。
3, 研究内容,
これらの研修をもとに、少しずつ自分のものとしていって、それを子供達に伝えていきたい。
例えば、時間があいたときに、ネイチャーゲームのコウモリとガをやって遊ぶ。
ゲームの手順1-重の円を作る。
2コウモリとガの関係について話をする。
3ルールを説明する。
ア、私がコウモリになります。コウモリは目かくしをしてガを捕まえにい
きます。
イ、ガになったひとたちは、輪の中を自由に逃げることができます。
ウ、コウモリが「パット!」と叫んだら、ガはかならず「モス!」と大き
な声で答えて下さい。
エ、まわりの人は壁になります。
オ、コウモリにタッチされたらガになります。
このゲームは、低学年から高学年まで楽じく体を動かすことができます。次第に、エキサイトし
てきて、「もう一度やろう。」と多くの声があがります。
-240-
「人とかんきょう」の学習の峨初に、サイクリングコースをFicIdI)ing()
で歩いて、自然の仕組みにふれさせていき、次の授業で、jiL付けた物をカードにかかせ、食物辿釧で
つなげていく。これはなかなか難しい作業ですが、2.3個はつながります。(もし、ぐるつとつな
げて一つの輪になったら、なおよい。)黒板にカードをはって確かめわかちあいをする。
カマキリーーーーパッターーーーーくさ
モグラ----ミミズ----おちば
フィールドノートに、見たり1mいたりしたことを智とめさせ、
ぜ、自然観察へのきづき、
見る力をつける。
フィールドノート
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4,考察とまとめ
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自分で、いろいろな観察会などに参jlIIしていますが、子供に総合的に自然とかかわらぜるには
どうすればよいのか。理科だけでなく他の教科でもできるかもしれない。特に、環境教育はM:会科や
道徳などともつながりがあります。これからは、今までの経験をもとに、もう少し体系化して示してや
りたいと考えています。
とにかく、こどもが身近な自然といっぱい遊んで、大人に成っても、好奇心を持ち続けられ、そして
感興hを伝えられる人に育てたいと思っています。そういう人は、きっと国境にも優しい人であるはずです
から。
-241-
部門図書
伊藤美子
テーマ学校図書館における図書利用指導
1.はじめに
学校図書館の必要性を感じ始めたのは、今から4年前のことである。その前までは、何故か教え
る時間を割いてまで、図書館に連れていくのは、時間の無駄のように感じていたような気がする。
2年生の児童を受け持った時、とても本好きの子がいた。その子は本好きのために知識が豊富で
あった。そのためか、授業中の発言内容は豊富であり、授業を楽しんでいた。この時、子供自ら意
欲的に読書する子としない子との差を感じた。
それ以来、時間を見つけては、子供達を図欝館に遮れて行き、本を読ませた。子供達は、本から
得る知識に目を輝かせ、授業も活気づいた。教師が目の色を変えて、授業に没頭することももちろ
ん大切だが、子供達自らが課題をもって読書をすることは、問題解決の達成につながるし、授業も
活気づくのである。イギリスの考古学者エパンズは、学校の授業には面白さがなかったが、図瞥館
の本を読むことが知的活動を盛んにしたと彼の著書で述べている。彼は病気がちで寝てばかりいた
いた子であった。そのため本を読む機会に恵まれ、本好きになり、学校での先生の授業など待って
いられなかったのであろう。
こんな話は、エバンズばかりではない。
さて、話は変わるが、子供達の本離れが進み学校図書館の活性化が叫ばれ始めたころ、新聞の投
書IHIにおいて、「本にこだわることはない」という意見が掲載されていた。テレビやラジオがある
ので、本を読まない子にまで、何故本を読めというのかというのである。情報を得るのには、本よ
り情報機器が大切であり、本にこだわることはないというのである。本の必要性を感じない人達か
らは、成程と頷きたくなる意見かもしれないが、これは明らかに早まった意見である。
テレビやラジオ等確かに本以上の正しく素早い情報を提供をしてくれることがある。でも、本は
何度も手軽にフィードバック出来、理解を確認することが出来る点は、だれしも納得するところで
ある。また、文字で記された物語等は、読み手の想像力を高めワクワク・ドキドキさせてくれる。
このように、本の良さはあるにも拘らず、本離れは深刻な問題である。文部省も平成4年度には
学校図書館の現状に関する調査を、そして平成5年3月には、義務教育諸学校の「図欝標準」を設
定し、更に平成5年6月には、学校図書館図書整備5ケ年計画の策定・実施等、次々に学校図書館
の重要性をクローズアップする施策を打ち出している。
本に少しでも親しめるようにと、文部省では漫画も導入し躍起となっているが、テレビ時代に育
った子供達にとって、本と親しむ光景を取り戻すには、家庭や学校等の図書館に対する関心を高め
て行く必要があるのではないか。
伊勢原市図書部会でも、平成4年度に図書館教育の充実を図っていきたいという要望が高まり、
各小中学校の実態の意見交換をし、図譜利用の手立てを考えた。
市内図書部会から
[小学校福]
★小学校図書館が4階に位置している。中休みには一汗運動があって、本が借りにくい状況にあ
る。本はあっても昭和45年版の本が多く、産業等の社会科編等使えない。廃棄したいが、廃棄
が廃棄すると、図書から本がほとんどなくなってしまう。子供達が、図書室に近寄らない。読み
たい本がないという。
-242-
★書棚が落ちそうだし、机もこわれかかっている。
★子供の人数分で予算がきているので、児童数が少ない学校では予算が少なく、本がそろわない。
★本を修理したりする時間がとれない。
[中学校福]
★図書室に鍵をかける。黙ってもっていってしまう子が多いので。
★図譜室が4階にあり、遠い。
★漫画や雑誌ばかりかっている。ほとんど本を借りる子がない。テスト期間前ということもあって
か、-週間の貸し出し数は、12冊位であった。
★部活や塾等で本を読む時間等ない
このような平成4年度での実態を市でも前向きに考え、平成5年度から図書整理員の配置や、重
点校への図書整備費用の充実等の努力がされた。そして、平成6年度には、図書整理員の配置日数
を3日から4日に増やした。この図書整理員の配置の効果か、本の痛みが少なくなり、図書館の環
境もよくなった。
図書室の環境は少しずつよくなっても、やはり図書室は図書室でしかありえない。図書館にはな
りえないのである。図譜室とは、本の部屋である。子供達が、自分のニーズにあった本が探せない
いという、そんな事態が発生するのである。こういうことを繰り返した子供達は、図書室への魅力
が消え失せ、図書室から遠ざかっていくのである。図欝整理員という肩書きに司書という資格をつ
けた担当を配置しても、子供達が登校から下校までいてくれる人がいてくれなくては、学校図書室
は、やはり学校図書部屋でしかありえないのである。
さて.大分魎趣,長くなったが、学校図書館における図書利用をどのようにしたらもっと活用さ
れるのかその手立てを今回まとめてみたい。本来なら、アンケートを実施し成果を公表するまでし
たいのだが。全校児童を対象にして取り組むのであるから、成果が上がるまでには、3年かかると
思っている。職員や児童への啓蒙を無理してやっても長続きしないし、どこかへ鮫寄せが来る。学
校教育全体を見ながら、無理ない形で前向きに取り組む姿勢が大切だと思う。
2.研究内容
[1]司割鐘ID臆MH舸欠
昭和28年に学校図讃館法という素晴らしい法律ができていても、それはあってもなきに等しく
学校図書館は、学校図瞥部屋の域を出ないのである。図書館法第5条に、「学校には、学校図譜館
の専門的職務を掌らせるため、司書教諭を置かなければならない。」とあるように、司書教諭は、
公立図書館の司書とは異なって、「司書教諭は、教諭をもって充てる」ともあるように、まず教諭
免許状を取得し、児童・生徒の教育にあたる教師であることが先決とされているのである。単なる
図書館の事務処理者ではなく、教育指導を合わせもつ司書教諭の基本的性格と噸務とがある。また
主任制の施行によって、学校には教務主任、生徒指導主任、保健主事等が置かれるようになったが
それらは、法規上特別の資格を必要とされない。司書教諭は文部大臣の委嘱する識習の7科目8単
-243-
位を習得することによって、資格を与えられることになっている。つまり、司書教諭は、ただ本の
轆理纏頓・本の修理・本の蝋入を機械的にする事務的司欝とは違うのである。ところが、「当分の
間、司書教諭を置かないことが出来る」という学校図書館法の付則が災いをして、司書教諭の配置
はなされていないのである。司書教諭には、141項目の職務内容があげられているが、これらの
仕事をこなすには、司書教諭がいなくてはならないことが明白である。
では、予算的に司書教輸の配置出来ない市はどのようにしたらよいか、考えてみたい。
①巡回司書教諭と学校地域ボランティアの配置
市内の教職員の中で、図書館教育に携わりたいと思っている教師を募り、各学校に巡回させ、図
書館教育を充実させるのである。又、事務的仕事には、市内の60才から70才までのお年寄りを
募集し、図譜室を地域にも開放するのである。お年寄りと子供達の触合いも出来、学校の図書室が
これによって学校図書館となり、活性化するのである。もちろん、司響教諭が、様々な計画を打ち
出すことはいうまでもない。
②児童数減による余剰教諭の配腫
児童数減により、教諭も幸いにして余ってきた。市内にも、司書教諭としての活躍する場を望む
声が聞かれる。自己教育力達成の場として、図書館は視聴覚機器の充実と共に、コンビュター化等
の導入を図りくニーズに対応していかなければならない。
司書教諭は、教師一人ひとりが作っているプリント類等を保管整備し、教師と子供達が人間とし
て触れ合える真の意味のゆとりの時間の確保につとめるられるのではないか。
又、この時気をつけなければならないことは、司書教諭の仕事に意義を見いださない者を司書教
諭にしてはならない。
[2,割66#IlhIUihiiTID鴎11M鱒
司書教諭がいれば、図書館での図書の利用指導は、司瞥教諭が計画的に組織化し利用指導も高め
られる。では、いない学校では.図書担当は、図書室の図書利用をどのようにしていったらよいの
であろうか。
①職員への図書の紹介
子供達が、よく読む本を調べてみると、やはり「おもしろい本」である。学校の怪談シリーズは
リクエストがよせられている。又、歴史の漫画本や、料理の本等授業と関連した本がよく手にされ
る。つまり、本好きの子は、本の楽しさや新しい情報を得る喜びを見い出しているので、学習中や
学習した後に、関連本を読む傾向にある。しかし、そんな一部の子以外は、自己教育力としての図
書室ではない。やはり、各授業者が授業毎に、本の一部分を読んであげたり、教師が感動した部分
を紹介し、子供達が読んでみたいという気持ちにさせることが、-番利用指導としては効果的であ
る。それには、図書室にどんな本が何冊位あるか、そしてどこにあるのか授業担当者自身が知って
いなければならないのである。ところが、ほとんどの教師は、図書室にどんな本がどこにあるかな
ど、知らない。これは、授業担当教師をせめることは出来ない。授業に追われる忙しさなのである
3年生の国語の授業で「ちいちゃんのかげおくり」をやっている時、「戦争の本」を色々取り揃
え学年の先生に配当したりすることで、教師は図書室にある本を知るのである。つまり、図書室の
-244-
本を授業内容に合わせて、教師自身に知らせることこそ子供達への利用指導が図れるのである。
授業者自身から聞きにくるまで待っている等という消極的方法では図書利用指導は、図れないの
である。
②子供達による図書選定
東京へ本を市内の図議担当の者と鯛入し行くのであるが、中学生や高校生が担当教師と一緒に本
を蝋入しに来る場面を見かける。子供達の意見を聞きながらの図書蝋入選定でありたい。購入図書
のある部分は、子供達自身にリクエストさせてもよいのではないか。
京都市立朱雀第八小学校では、近くの書店とタイアップし、子供達による図書蝋入選定が行なわ
れている。絵本をテーマに500冊位の本を床一面に並べ、子供達が読んで気に入った本に、名前
学年・組を書いたしおりを挟んでおく。この活動を通して、本に親しむ指導が行なわれるというの
である。人気のある本や、子供達が選んだ本は、貸し出しが多く、いつも図書室にないそうである
本市でも図書の蝋入過程を検討すれば、このような活動が出来るのではないか。
③読みINIかせ
本の読み聞かせの指導を受けた子供達とそうでない子供達とは、本に対する関心度は違う。本校
でも、臨時採用教諭であったA教諭が、1年生を受け持ち、図書の大切さを認識していたために声
高らかに図書室にいつも子供達を連れて来ていたのである。その子供達が、3年生になった今も本
が大好きで(現担任があまり指導に熱をいれなくても、図書の本を借りに来る回数が多いのである。
市内でも、市立図書館との連拠を通して読み聞かせをしている学校も今年度から見られた。し
かし、これが全小学校で実施ということでは、市立図書館職員も大変であろう。地域の人を動員し
て、これらの活動をしていく必要がある。
④ブック・トーク
ある一冊あるいは数冊の本を見せて、読みたいという興味を起こさせるために個人や集団の前で
その本についての話をするのである。もちろんこれには、①ことが出来ていてのことである。
これには、読ませたい本の背景となる情報のうち、おもしろそうな事柄を話す前置き話や事件の
解決をふせた粗筋話、それにおもしろい一節を抜き取って、それをやや詳しく話す抜き話や本の内
容に関係のある他の話を聞かせ、これと同じような話がのっていることを話す類話等色々な方法が
ある。
⑤読書発表会
自分で読んだ本の感動した部分を伝えたいという願望がある。この気持ちを利用して、子供に発
表の機会を与え、またこれを聞かせることも図書利用指導には欠かせられない。
図書の一部を朗読させたり、図表や人形劇、紙芝居等色々な方法がある。お誕生会や学級活動、
読書週間や読書月間等の鵬しとするのもよい。
⑥集団髄書
朝の会等短時間を利用しての、集団読書。図書室に集団読書用のテキストを40冊用意して、読
書をする習慣をつけるのである。集団読書テキストは、出来るだけやさしく楽しい本を用意したほ
うがよい。
-245-
[3]溺艶
保健室を職員室から遠くに置くことはありえないように、図書室も職員室から遠くに置くことを
平然と行なっているとしたら、もはやそれは学校図書館の意義を全く理解していないのである。
保健室は、体と心の健康を司る所であり、図書館は、心と頭の健康を司る所と言える。
学校図書館基準では、建物について、「学校図書館は専用施設とし、教育活動に便利な場所がよ
い」としている。つまり子供達も職員も又地域の人も共に活動出来る場所が良いと考えている。本
市でも、新設校が出来るというので寧備会が開かれるというので、図書館の位腫の重要性について
市内の図書部会で提案したが、聞き届けられることを願っている。学校図書館は、職員玄関とつな
がっている独立制のある部屋としたい。また、児童数が減り将来学校を老人ホームとして使用する
案がもしあるならば、さらに図書館の出入り口は、ドアではなく引き戸にしたり、階段はなくしス
ロープにしたり等の細かい配慮が必要となろう。新設校検対委員の図書館に対する造詣が問われる。
図書館の位置だけでなく、部屋数も問題となる。事務室は必要であり、防音部屋も狭くてもよい
から確保しておきたい。
図書室に行きたくなるような環境作りが必要である。園芸委員会に要請して、生花が置ければ情
操面でもよい環境になる。生花といかなくても、造花でもよいので置きたい。カーテンやブライン
ド等は、是非必要である。うんと淡いピンク色のレースのカーテン等は、小学校では最高である。
本校では、赴任した当時カーテンが図書室に一枚もなかったせいか、本の背表紙の字が日にやけ
てきえてしまうている本がたくさんあった。
環境面に於いては、ここでは言い尽すことは出来ない。学校を設立する時、現場を知らない設計
屋や建築業者に任せっぱなしにすると、後でとんでもない図書館となるのである。本市の学校図書
館が、学校の最上階に位圃しているのをそのままにして魍く自体、学校図書館の意義を理解してい
ないといっても過言ではないような気がする。
①実験や工作の出来る環境に
本を読んでいるとき、書いてみたいとか作ってみたいという衝動にかられる゜そんな時それを実
現出来るコーナを設極してあげたい。最低、はさみ・のり・折紙・鉛筆・色鉛筆・マジック・メモ
用紙・のりつけ台・カッター・クレパス・せんひき・コンパス・三角定規・計算器等
のりつけ台は、廃棄になった本の厚紙にガムテープを巻き、裏と表に色画用紙を貼るときれいな
のりつけ台が出来上がる。また、折紙は、公告の紙を利用したりしてリサイクルしたものを用意し
ておくとよい。
折紙の本を読んだ時作ってみたいとか、絵本を読んだ時、議いてみたいとかそんな時に使えるよ
うな道具を用意しておいてあげたい。
②図脅館にも博物館的要素を
恐竜のさわれる模型を置いたり、昔の物を展示したり、視覚に訴える情報を展示する環境作りを
したい。
図欝館て行くだけで、気持ちよく楽しいところという環境作りを是非したいと思う。学校図書館
基率の運営編では、「学校経営に支障のない限り、学校図書館を地域の人々に公開する.」とかま
た、「他の図書館・公共図欝館・公民館・博物館・各種文化施設等と密接に連絡を保つ」と銘打つ
-246-
ているように図書館の環境作りは、博物館等とこれからは積極的にかかわっていきたいものである
-静から動への図書館作りが必要ではないか。-
もちろん、これらの所には、関係図書も読めるようにおいてあげたい。
③遊び的要素を
図書館に漢字カルタやことわざカルタ、百人一首等のカルタ等をおいて、遊べるコーナを作って
みるのも、どうだろうか。固い図書館というイメージから、図書館にいくと友達が出来るという楽
しさも作れるのではないか。、
ラミラダに行かれた視察者の報告レポートに、絨毯どころかベッドまでおいてある学校があると
記してあったのには、驚いたが、そのくらいの精神的にリラックス出来る場所にしてあげたいと思
っている。
④掲示物で環境整備を
図書委員によるお薦め本の紹介の掲示物や新しく入った本のカバーの展示物等が一般的に考えら
れ、実施されている。各務原市立鵜沼第一小学校では、図書室までの階段を利用して分類番号の紹
介をしたり、掲示方法に工夫を懲らしている。それというのも、愛知・三重・岐阜三県と名古屋市
の各教育委員会は、毎年、中日新聞社と協力して、優れた図書館活動をしている小学校を表彰して
いるとのことである。県や市が一体となって図書館活動を支援しなくては、図書部屋という位置か
ら昇格出来ないであろう。本市では、堀江市長自身が、本好きであったという話を直接研修会でお
聞きしたことがあった。そのせいか、市としての学校図書館に対しての取り組みの前向きさを感じ
取ることが出来る。しかし、まだセンター主催の委託研究に図書館教育の分野がなかったというこ
とは、市内の図書館部会の力不足か、又は学校図書館への理解不足なのかどちらかであろう。
[4]そりⅢ
平成4年度に、学校図書館の現状に関する調査という項目に、司書教諭の資格者調査があった。
本校では、3人位待っていたような覚えがある。学校図書館の重要性がきちんととられている県
や市では、司書教諭はその専門性を充分生かし、他の学級担任と遜色なく図書館経営をしていける
ので、司書教諭のなりては充分ある。逆に司書教諭になりたくても、空きがなくて、なれない状況
にあるという市もある。司書教諭の立場や待遇改善をし、有能な司書教諭の配置こそ、新教育課程
の実施に伴う自己教育力や情報活用能力の育成の重視という新学力観への要請に答えられるもので
はないかと思う。
生涯教育や自己教育力等と文部省で銘打っている割りには、図書館の整備が遅れているばかりか
図書館利用指導の時間が思うようにとれない状況にある。これから一生涯図書館とつきあついくの
であるから、本来は法的に学年・指導内容・指導時間の整備が必要であると思う。学級活動への位
置付けや国語科での位置付けでは、結構暖昧な部分があるように感じるが、そのあたりは、次回の
課題としていきたい。
昨年の1学期に、授業参観で公立図書館・本の分類と図書記号についての授業を実施した。参観
した父母から、図書記号について初めて知ったとか、公立図書館にこれから自分自身も行ってみた
いとか、親子で読書の時間をもちたいとか、そのような感想が聞かれた。また、読書タイムの必要
性も話題にのぼった。
-247-
撹蕊11
学習活動
児童の活動
備考
悪習
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Ⅲ
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-248-
③公共図書館で使われ
[略]
10分類の表の提
示
ている10分類にっい
や図書記号について、
確認する。
4年生の時、10分
[略]
類や図書記号について
学習したと思いますが
もう一度復習してみま
しょう。
④公立図書館員の方の
日頃の仕事の様子や苦
労話や嬉しかったこと
の様子を視聴し、行っ
てみようという気持ち
を起こさせる。
⑤学校の図書室と違っ
て公共図書館には、た
くさんの本があります
ね。たくさんの本があ
るから、学校の図書室
でない本も、あること
が多いと思います。最
後に公共図書館の一つ
である伊勢原市立図書
館の方の仕事の様子を
見たり、お話を間いた
しましょう。
この授業例は、実際に行なったものに反省を加えながら、手直ししたものである。学校全体で研
究する必要がある。まだ、独断の域を出ていない稚拙なものであると思う。今後図書館における図
書利用指導がもっと活発になることを願い、あえてのせた次第である。一笑されるに値されるもの
であろうが。
また、ここで学校図書館をあえて図書室と言う言葉を使用したのは、まだ図譜室の域を脱してい
ないと思うからである。学校司書ではなく司書教諭を早く位置付け、子供達の学習の支援をする態
勢にもっていきたい。
また、今年度は移動教室に伊勢原市立図書館の見学を入れた。実施後の感想だが、調べ学習等で
必要な図書やその内容を予めリストアップしておき、見学の最後に借りる手続きをさせるのも-方
法だと思った。
移動教室には、各学校の実態があるかも知れないが、子供科学館と図書館を組んで、一日日程で
実施したらどうか。昼食は、青空ランチとか市庁舎の安い食堂もある。駆け足で学校に戻り、給食
掃除をやるよりその時間を節約し、午後は楽しく読書タイムというのもよいのではないか。
-249-
轍O鉾M騰蝋
指導内容
学年
年
2
年
1
学級文庫の扱い
図書室の本の扱い
図書室の約束11年生としての約束
図書室の本の借り方・返し方[この指導後に、本の貸し出しを始める]
図書室の約束2
年年年年
3456
本の作り・図鑑の扱い方と調べ方
分類と図譜記号[5年でも確認する]
公共図書館の種類・成立・蔵書数
本の歴史と世界の図書館
3.これからの学校図書館
アメリカ合衆国の図書館司欝に関する本を手にした時、「進んでいる。流石1」と思わず溜め息
をついてしまった。細かいことは忘れてしまったが、印象に残ることは次のようなことである。
日本人は、転職毎に一ランク下がるが、アメリカ人は転職毎に一ランク上がる傾向にあるという
のである。自分が今の職でない職につきたい。次の職業に必要なものは何かを、図書館の司書と相
談出来るというシステム化がされているという州が多いそうだ。
医者になりたいとする。司書に相談すると、どんな勉強をし、どんな学校に行き、そしてどんな
本を読むとよいか等の医者になるためのメニュー作りをしてくれるそうだ。
病院にも司書のいる場合は、癌}こった人には、癌をなおすための本を紹介し力づけてくれるそう
だ。日本の司書は、まだ本の貸し出しや整理に追われてしまっているのが現状ではないか。生涯教
育と叫んでいる割りには、生涯教育の支援がなされていない状況である。厚木市の図書館は、夜7
時迄開館時間を延ばしたという。勤労者の頭をリフレッシュするには、スポーツや実技的趣味だけ
では、新しき時代についていけない。
脳を老化させないためにも、読書を通した思考も大切なのではないかと思う。
最後に、今後どこかの市で図書館を建てるなら、次に記すような公共図書館を建てもらいたい。
夢かも知れないが。つまり、図欝館の中に博物館があるような館を。人体模型のそばに、医学に関
する図書があったり、野鳥の写真のそばに、鳥に関する本があったりする図書館は魅力的だと思う
が。
生涯教育なのである。いろいろな学習の段階の人が、情報を得に来る。司書は、ただの本の整理
屋ではなく、生きた人であって欲しい。「これ、なんて読むの」「これは、どういうことだね。」
等という質問に答えられるようなレベルの司書が、いれば最高である。また、すぐには、答えられ
なくても、質問に対しての解決の人材パンクの提供等もあって欲しいが。
-250-
最後に桜台小学校において、今年は良い本なのにほこりを被っている本の紹介を試みた。岩崎書
店の「おはなし日本地理」等は、内容は古いが当時のことが手にとるようによくわかる。当時の様
子と今の様子を比較するのもおもしろい。しかし、この本の表紙はなんとなくやぼつたいので、あ
まり借りられていない。そこで、今回出版社である岩崎脅店と連絡をとり、本の中の一部分を印刷
し教師や子供達に本のアピールをしたいと出版社に申し出た。出版社では、アピールが目的であり
先生方に本の良さを知ってもらうためであるという目的なら、この本に限ってよいでしょうとの許
しをもらった。デパート等にいくと試食コーナーがあるが、本の「試読BOOK」があってもよい
ように思う。一回読んだら終わりという本は、1ページだけ試読させても効果的であり、「読んで
みたい」という気持ちにさせてはいかがであろうか。これは、今後出版社の考え方で決まってくる
と思うが。出版社にとってもプラスではないかと思う。堅実的な内容の本は、学校においては、試
読本を出版元と掛け合って本の活用を推し進めたらいかがであろうか。今回の試読本は、あくまで
も今回だけの実験本である。子供が持ち帰ったり、他に流用したり、コピーをしたりしてはいけな
いのである。
(これからは、授業に使える図書の本を調べていきたい。)
本の題名
発行所
言
タイローンなんてこわくない
略
1年生や2年生に読み聞かせを
してあげると、催促がくる程。
いじめられている子にとって、
僕も自分の知恵で頑張ろうとい
う気持ちにさせてくれる。
おしらさま
略
4年生で蚕を飼う前に、読んで
あげた。絵本だが、髄んであげ
た後、自分でもう一度読んでみ
たいと言ってきた子が何人かい
た。読み終わった時、子供達の
目にうっすらと涙がたまってい
た程だ。
メダカ
略
5年生の生命誕生の時等、関連
して紹介すると、借りたいとい
う人が殺到する。
お話日本地理
岩崎書店
本の内容は古いが、当時の様子
と今の様子を照らし合わせてみ
るとおもしろい。
地球環境警備隊
小学館
251
漫画だが、環境問題を扱う時に
是非導入本として、紹介したい
部門雲雪竺呼の繩「言語発達遅滞児の指導」
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二言F了圭了三壹仕1,二と=Iざcつう菱2千:芋舂と曰つさ・し可ご
伊勢原市立桜台小学校石井やす子
1.はじめに
音声をほとんど出さずに済ませてきたM児。いつもニコニコしながら応ずものの、ことばが出ていな
い。母親からは、「何か話したいことがいっぱいあり口先まで出ているのに、音声がないのは見ていて
辛い」との訴えが出されました。そこで、いかにして音声やことばの猶得をせていくか、ことばのプロ
セスを探りりながら文献研究及び、症例研究を進めることにしました。
2.経過報告
本児のことばの指導は昨年度に引き続き2年間の継続研究となりました。ことばの機能とその構造に
ついて探ると、股も基本的なものが、自己を表現したり感情を現したりする情緒的な働きであり、そ
のうえに社会的な働きと知的な働きがのり
全体として左図のような三角形となってい
るときことばの働きにバランスがとれてい
ると考えられています。相手に自分の気持ち
知的な働き
や考えを伝えるのが社会的な働きであり、
ことばを使って考えるのが知的な働きです。
社会的な働き
それぞれの働きの間が点線となっているの
は相互に関係し合って発達してゆくことを
情緒的な働き
意味しています。この図をもとに考えると
ことばでなくてもまず、活発に自己表現で
、バランスのとれたことばの働きと構造
きることがおのずから大切であることがわかります。.
本児の不安な心理が折に触れ、泣いたり、うずくまったりする拒否行動として見られました。
人間はすべて自己実現しようとする意欲をもって生まれついているとアメリカの心理学者マズローは
いっています。しかも、その欲求にはいくつかの段階があり低いほうから高いほうに向かって、
①生理的欲求(子どもにとって食事と睡眠の欲求が満たされることが必要)
②安全欲求(わずかな刺激や環境の変化で大きな恐怖を感じたりする子どももいる安全欲求が満たされ
ないと、病的な不安が生じ、心身の病気や行動の異常が起こりやすい)
③所属と愛情の欲求(家族の一員として認められたい、かわいがってもらいたい、みんなにサービスし
たいなどの欲求はコミュニケーションの発達に重要な意味を持っている)
④尊重の欲求(親から認められたい褒められたいという欲求がしょうじそれによって自分をよく思いた
いという自尊心が育ってくる。これがやる気の原動力となり次の段階である知る欲求と理解する欲求
が生じてくる)
⑤知る欲求と理解する欲求
⑥審美的欲求
⑦自己実現の欲求
以上のように順次欲求が満たされることにより自己実現に向かって人間が発達してゆくという。
本児の場合②と④の改善に留意してことばの狸得指導に当たりました。吹き上げ風車でのう音の発
声、呼気の調整。PLAYの中での受け渡しや役割交替では自然な流れ中で「ない、お-、ある、いて」
など自主的なことばが出てくるようになりました。欲求が満たされることの大切さが伺えました。
-252-
鶴46
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中学校生活1年間の中で印象に残ったこと、今の私、世の中のできごとについて)
④清書し、新聞を完成させる。作品(資料6)は廊下に掲示する。
●指導者が評価した観点
新聞の基本的な知識を理解できたか
記事に自分の意見や考え、感じたことが盛り込まれているか
(6)シナリオの群読読書1北の国から
①班内で配役を決め、練習し合う。
②班ごとに発表する。
③感想を簡単に書く(資料7)。
(7)物語の作成表現の広場作る想像をふくらませて
①ストーリーを瞥く゜
②廊下に掲示する(資料8)。
(8)鑑賞画二表現の豊かさ短歌・その心
①自分の好きな詩歌、俳句、短歌を選び、色紙に書く(資料9)。
内容にあった書き方、絵を表現する。
②文化祭で展示し、鑑賞し合う。
(9)古典の朗読と暗唱六古典に親しむ扇の的思いをつづる漢詩の風景
①平家物語の好きな場面を選び(3つに分け)、場面にふさわしい読みをする。
与一の心情、擬音語等に注意する。
(10)私を築いたもの七人間のきずなをわたしを作ったもの
①家族と自分、先輩と自分、友達と自分など、これまでで自分を変えてくれたもの、自分につい
て考えさせられたことなどで、作文を書く。
(11)ディベート表現の広場説得する
①興味づけに、自分でテーマを考え、立論をまとめさせておく。
②5クラス分の個人のテーマを一覧表にして全員に配布する。
③クラスごとに判定者とグループのメンバー、グループのテーマ、プログラムを決めさせる。
④クループごとに「発想シート」(資料10)を作り、準備をたてさせる。
⑤ディベートを行う。聞き手は、判定メモ(資料11)を記入する。ビデオに録画する。
⑥判定メモを相手のクループに渡し、反省の材料とする。ビデオを見る。指導者の批評を聞かせ
る。デイベート自己反省カードを記入させる。
●指導者が評価した観点
・発想シートについて
自分の立場が明確か/意見、主張の根拠が明確か
予想される反論の反論の準備がなされているか
・ディベートについて
積極的に発言しているか/説得力があったか
根拠としていることが信用できるか/前の人の発言をうけて話したか
(12)古典の暗唱六古典を味わう
①2学期のはじめから、授業の冒頭を使い、古典を読み聞かせる。
②暗唱カード(資料12)を配布し、授業、休み時間を利用して暗唱に取り組ませる。
(13)テスト反省(資料13)定期テストごとに
①定期テストごとに、領域別の正当率を計算させ、反省材料とさせ、次回にむけて準備させる。
②自分のわからなかった問いや、更に考えを煮つめてほしい問いを、考え方を順を追って書き記
させる。
③できれば、指導者のコメントを記入し、意志疎通を図る゜
277
3,授業の実際
(1)二分間スピーチ表現の広場夏休みの体験を伝える
①スピーチメモを作成する。(資料1)
聞き取りメモ(資料2)を提示し、評価の観点を知らせると共に、メモは見ないで発表する
ことを知らせる。
②発表する。聞き手は聞き取りメモを作成する。ビデオに録画する。
③聞き取りメモを話し手に配布する。ビデオを見る。指導者の批評を聞かせる。2分間スピ
ーチ自己採点表(資料3)を配布し、記入させる。
●指導者が評価した観点
・スピーチメモについて
箇条書きで書けているか/話の組み立てはよいか/感動、考えが織り込まれているか
・スピーチについて
声の大きさ、話す速度、発声の仕方/話し手を意撤した態度、姿勢で話せたか
内容のわかりやすさ/題材の着目点のよさ
(2)漢字の創作漢字の学習部首漢字の成り立ち
①問題を解きながら、部首について確認する。
②漢字の成り立ちについて学習する。
③漢字の成り立ちを踏まえて、新しい漢字を創作する。(資料4)
●指導者が評価した観点
発想力、創造力のよさ/漢字の成り立ちを理解した作成になっているか
(3)故事成語の紙芝居作り六古典との出会い故事から生まれた言葉
①各グループごとに自分達が担当する故事成語についての資料を読み、話し合いで3~4の場面
分けをする。
②各自のプリントに場面にあった文章と絵をそれぞれ書き、さらに話し合いでクループの作品と
して一つにまとめる。
③②の原案をもとに、各クループ内で仕事を分担し、作品を作る。
④生徒の司会者を立て、紙芝居発表会を行う。最後に発表された故事成語をまとめ、例文を作っ
て提出させる。
●指導者が評価した観点
.話し合い活動について
グループのメンバーとよく協力し、前向きに話し合いに参加することができたか
・紙芝居作成について
場面の分け方が適切で、無理のない構成になっているか
資料をもとに場面にあった文章が工夫されているか
文章に適した絵が描かれているか
・紙芝居発表について
大きな声で分かりやすく朗読できたか/楽しく鑑賞することができたか
(4)古典の暗唱六古典との出会い百人一首
①2学期より授業の冒頭5分間を使い、古典を読み聞かせる。
②暗唱カード(資料5)を配布し、授業、休み時間を利用して暗唱に取り組ませる。
(5)個人新聞の作成表現2わたしの○大ニュース新聞の読み方
①個人新聞を作成する目的を確かめる。1年を振り返り、自分の成長を確かめ、2年生にむけて
目標を持つことを目的に個人新聞を作る。
②新聞の基本的な知識を確認する。記事の取り上げ方、5W1Hについて、見出しとは、リード
とは、割付の仕方、文字の書き方、題字について、カットや図表の置き方など。
③記事を探し、割付をし、下書きする。記事の内容については、4つは指定する.(入学した頃、
-276-
クループ研究国語1
観点別評価(表現の能力)における-考察
伊勢原中学校田中泰子矢部ひとみ
成瀬中学校山口澄子立花かおる
1,はじめに
国語の学習において「表現の能力」を育て高める学習は大変重要であり、新しい教育課程でも重視さ
れている。観点別学習状況の評価においては「表現の能力」という評価の観点がおかれている。しかし、
ややもすると「理解の能力」の学習に傾きがちであり、「知識」を評価することに偏るむきがある。し
かも、「表現の能力」の具体的な評価の客観的な基準をどこにおくべきか、また、評価結果を評定にど
のような比重でどう反映させるのか、という点については個々の教師にまかされているといっても過言
ではない。そこで今回は、毎日の授業を通して「表現の能力」の領域の評価の考え方と実際を考察した
いと考えた。
2,評価対象
「理解の能力」に偏りがちな授業内容を見直し、「表現の能力」の学習を積極的に取り入れ評価する
よう心がけた。具体的な学習内容と単元名・教材名は次の通りである。
1年詩の朗読一学習のしかたを学ぶ野原はうたう
作文発表会一学習のしかたを学ぶ表現1どうぞよろしく自
自分を知らせる
二分間スピーチ表現の広場夏休みの体験を伝える
討論会一学習のしかたを学ぶ発言と話し合い
感想文読書1すばらしい出会い読書の記録を
漢字の創作漢字の学習部首漢字の成り立ち
故事成語の紙芝居作り六古典との出会い故事から生まれた言葉
古典の暗唱六古典との出会い百人一首
個人新聞の作成表現2わたしの○大ニュース新聞の読み方
折り句の作成表現の広場言葉の特性を生かして
ノート古典ノート、文法ノート、新出漢字ノート
書写書き初め、その他
2年鑑賞画二表現の豊かさ短歌・その心
シナリオの群読読書1北の国から
夏休みの思い出の一ページ
表現1生活を見直す事実を踏まえて
物語の作成表現の広場作る想像をふくらませて
古典の朗読と暗唱六古典に親しむ扇の的思いをつづる漢詩の風景
私を築いたもの七人間のきずなをわたしを作ったもの
感想文夏休みの課題および各単元において
書写書き初め゛
3年クループ討論と発表一学習のしかたを確かめる話し合いの工夫
俳句の鑑賞文画二表現の味わい俳句への招き
俳句の作成二表現の味わい俳句への招き修学旅行にて
俳句の暗唱二表現の味わい俳句への招き
古典の暗唱六古典を味わう
感想文夏休みの課題および各単元において
デイベート表現の広場説得する
ノート予習ノートと古典ノート
醤写書き初め
テスト反省定期テストごとに
-275-
⑥自然を発見しうる目と言葉の力のために
六年国語の下巻(光村)に河合隼雄氏の自己発見に関しての教材文が掲載されている。そのなかで、
毎日のように見慣れたはずの夕焼けに改めてL打たれ、美しい自然に感動できる自分というものを発
見した人の例が紹介されているが、子どもたちにとっては抽象的で実感としてとらえにくい部分であ
ろう。自然を発見する経験を言葉の指導と重ねて行うことで、こうした教材文も理解しなす<なるの
ではないだろうか。
自然と自分を短い文で(児j3Z作品例)
秋.高い空たき火のけむり散る葉ありうぎやっと-蔵女郎ぐも(M子)
台風クモ
きょうも雨。クモをみつけた。
あしたも、雨か。おしりから白糸を出して、
つまらない。いとも簡単に巣を作ってしまう。
台風、きたんだぞ。外見は気持ちが悪い。
気まぐれ台風、飛んできた。だから、ぼくは好きになれない。
台風だあ。ほかの人にもきっと嫌われている。
なめくじが、葉の上でじっとしている。そう考えながら、クモが巣を作っている
のを見ていたら、
(A男)・・五時のチャイムがなった。(B男)
4,成果と今後の課題
①年間を通じていくつかの作文題材を設定してきたて、ともすれば題材間を貫く核が抜けていたり継
続的な指導ができなかったりした感があったが、「自分の発見、理解」という幹を立てることで、
これまでよりは一貫性のある作文指導ができた。
②一方、他の文種、つまり、読曹感想文や報告記録文に充てる時間が不足してしまった。
③ワークシート「私の記録」が毎回似かよった内容になり、子どもの興味を高めるに至らなかった感
があるので、内容面で多彩になるように心がけていきたい。
参考
「子どもの自己概念と教育」梶田叡一UP選書
「感性を磨く作文指導の開拓」大越和拳明治図書
「子どもの感性を育む」片岡徳雄日本放送出版
-274-
②自分でも知らなかった「私」について取材、記述
「生い立ちの記」のための留意点
a取材を確実にするために「私は」という一人称を使わない。
生い立ちの記を無条件で書かせると、「私は~したらしい。」といったように推測の文を
多用してしまうことがあったので、今回は「和幸は~した。」と言い切るような記述をす
るように指示した。このことで家族からの取材も綿密になった。
b、記述の範囲を狭める。
生まれた直後のことから現在に至るまでの十二年間を記述しようとすると、取材での子ど
もの負担が大きすぎ、また、文章量も多くなりすぎてだらけた文になりがちである。そこ
で、「大けがをして家族を心配させた時のこと」などのようなエピソードを中心に記述さ
せた。
③他の人の努力を認められる自分についての記録(生活文のための取材メモ)
日々の授業や行事では、自分の努力もさることながら、友人の行動にも目を向けて、その良さを認
められるような子どもを育てたい。
取材メモの形式例
運動会に向けて・・あなたの役割、大変だなあと思ったこと。ほっとしたこと。自分なりに頑張っ
たこと。
運動会で.・・・・友達の活動を見ていて、「ああ、あの人はよくやっているな」と感じたこと
をまとめておきましょう。
④去年より成長した自分を知る記録
身体的な成長だけでなく、日頃の行動に関しても自分なりの変化や進展を意識させるようにした。
六年生になった時の日記帳より(S子)
私は、5年の時スポーツクラブに入っていました。女の子は和実ちゃんと私の二人だけで
した。六年生になったらハンドメイドクラブに入りたいと思っていました。先生がみんなの
希望を聞いた後で、「T君もハンドメイドを希望していた。」と教えてくれました。男の子
だってスポーツクラブだけじゃなくて、ハンドメイドクラブに入ってもおかしくないと思い
ます。だから、私はT君が希望して手をあげたことをえらいなあと思っています。ハンドメ
イドクラブでは、いろいろなやり方を考えて、去年よりもっとおもしろいクラブにしようと
考えています。
⑤自分の夢をはっきり語るための取材、記述
将来エンジニアIこりたいということよりも、いかなるエンジニアになりたいのかをはっきりとさせ
たい。また、自己概念を育てることを考慮して、次の二点を記述するように指示した。
指導の留意点
a、その職業につきたいと思うようになったきっかけを明確に。
例「~テレビを見ていたら、和菓子職人選手樋というのをやっていた。それはもう、みん
なすばやい手つきでやっていて、あっというまに和菓子ができあがってしまう。~」
b、その職業につくために努力することを想定して脅〈。
-273-
より良い自己意識を育てる作文指導
国語科
(6年生)大山小学校柴田尚
1,テーマ設定の理由
子どもは、日々の生活のなかで他者と接することによって、自分がどのような人であるかという自己概
念を形成していく。そうした子どもの自己概念の形成にとって重要な役割を果たしているのは、親、友達、
教師である。そして、教師の立場からは、ひとりひとりの子どもが自分に対して自信をもち、長所を生か
そうとする自己概念の育ちを願うが、しばしば自分を卑下してみたり、やればできる努力を怠っていたり
する子どもに出会う。個性尊重の教育が重要な課題となっている今日、子ども達に自分の持ち味を知り、
自分にふさわしい目標に向けて努力できるような資質を育てていくことが一層必要なことだと考える。
2、望ましい自己意識が育つ順序性
子どもの自己概念を形成していく上で重要な視点について梶田叡一は、「自己理解・自己受容」「プラ
イド・自信」「自己についての当為、願望、使命」「自己の可能性への信頼と実現への志向」「他者の自
己概念の一般的なあり方に関する理解」「時間的流れの中での-断面としての自己存在」「世界に寄与し
うる自己の実感」という八段階を提示し示唆に富むが、今回の実践は国語科に限定したので先の視点を参
考にしながら、作文指導の観点を次のように考えてみた.
新たな自分の発見、成長しつつある自分の発見
・・・・・・・・期待する自己意識
自分の夢や目標を立てる
作文の題材を設定す
自分の変化や成長に気づく
る時の観点
自分の持ち味、長所を発見する
一
一
一■▽●■●|■▽●●▼B◆
一一一一一可
一行詩や俳句、短歌調の文に親しみ、直観力をつける1
1
--------------------------------------------
3,実践の概略
①自分についての長所をやや継続的に記録する取材
ワークシート「わたしの記録」を作成し、学期に二~三回程度実施した。
項目の例
「みんながよく知っている私」友達の視点から自分について書く。
「みんなが知らない私」知られざる私をユーモアをまじえて紹介する文を書く。
「私の興味・・・ニュース、本」気になったニュース、読書記録を兼ねて記録する。
272
「作る。栽培する・飼う.探検する」の4分野を全てこなさなくてもできるはずである。メインを決め
て深く掘り下げ、子どもたちの心に何かが残る授業を展開したい。
⑤生活科は、やはり自立の基礎作りの教科
1,2年というのは、何もできない手のかかる子どもではなく、何でもやりたい好奇心と、自分でやり
たい自立心のかたまりであることを2年間見てきて実感させられた。生活科は、その子どもの向学心に
火をつける教科と見る。楽しいことが待っていれば、多少の困難もなんとか飛び越えようとする根性を
子どもはもっている。好きなことなら、あれこれ工夫をしたり、細かい点にもよく気付く。今年、生活
科の持ち物は、おたよりにのせず聴写させた。或いは持ち物や約束などを板書していると、「書きなさ
い」ともいわないのに勝手にノートを取っていた。忘れ物をすれば、「先生、、』諸かして」といってき
た。これも、自立の一つの姿ではないだろうか。
子どもたちにとって、物理的にちょっと足りない状況を意識して授業を進める「努力」もしてきたが、
2年間が終わった子どもの背中には、「大丈夫。自分の力で頑張るよ」とi1$いてあるように見える。
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乙訓!恕則?Izj翠宅吟、Ⅲ別‐》LOM州餌パ人が
一乙座.に
余かりばL峰.前まで行,
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職
飼育については、わたしの姿勢にも問題があり、取り組みは今一つ。子どもが捕ってくるザリガニや
家から持ってくる金jih、スズムシなどを飼った。授業時間のワクでは取り扱わなかった点が悔やまれる。
それでも探検のときに虫を見付けたりすると、大事そうに持ち帰ろうとしたり、後でそっと逃がしてあ
げたりと生き物に対する優しさも育っているように思う。
「大きくなったぼく・わたし」自分史を振り返る単元では、とくに記憶にない頃の育ち(立つ.歩く
・しゃべるなど)を親と共に振り返るよう仕向け、また母親から、出産のドラマを書いてもらい、みん
なの前で読んで、-人ひとりの子どもにその母親からの手紙を返していった。あまり時間が取れず、か
け足状態。その中で、学年で「12才になったぼく・わたしへ」と題した未来への手紙を書き、卒業時に
開封する約束をした。
S二言莞察:
1,2年と持ち上がりのクラスで、継続指導が可能となった生活科。ここに何点か気付いた点を記し、
考察にかえる。
①1年目の経験を生かし、広げる2年目
今年子どもたちと話をしていて感じたことは、一年も前の事を、実に鮮明におぼえているということ。
体験学習の強みといえるだろう。だからこそ1年目の経験、身に付けたことを信じて、子どもたちにま
ずまかせてみたい。そして1年目の学習は、「作る.栽培する・飼う.探検する」の体験をどれもたっ
ぷりさせることと、困難にぶつかったときの解決法(人に聞く・本で調べる・ためすなど)を知らせて
おけば、2年月は、その経験を生かし、2年生なりの、場合によってはそれ以上の活動の展開を期待で
きる。
②表現の分野での援助は大切
一述の活動の中で一番差が開くのが、文や絵にまとめる表現力である。机に向かって、となると、ど
うも足でかせいでいるときのようないきごみは消沈してしまいがちである。ではどうするか。そもそも
表現活動というのは、人に伝える喜びが伴うからこそ意欲が持てるのである。個人的な取り組みでは、
どうも人に伝えるということよりも義務的なものになりやすい。子どもと対話をして伝えたい欲に火を
つけるべきであった。探検に出てしまえば、一人ひとりの行動は教師一人で把握できるものではない。
「この時のこともっと詳しく教えて。先生よ<知らないから教えてほしいんだ」この一言で違ってくる
と思う。今年は子どもと共に、を意識し過ぎこの点で手を抜いていた。反省点である。また表現方法に
は、いろいろな方法があることを知らせたり、子どもが見付けた表現を認め生かしていくことは、いう
までもない。
③家庭との連擢
家庭からの協力の申し出は何度かあった。親が勤める種苗や野菜のお店での買い物、みかん狩り、野
菜パーティで親を学校に呼ぶと、手を出したいのをグッとこらえて、うまく子どもたちが気付くような
声かけをしてくれる。買い物の際も同様であった。また、学校での実践を家でもやらせる(調理)家庭
が見られるようになった。生活科が、自立の基礎を養う教科であることをきちっとアピールしておけば、
親はうまく助けてくれる。親の理解、協力ほど有り難いものはない。
④メインの活動を決めて取り組むことが結果として力をつける
2年生の活動は、できればコマ切れでなく、一つの大きな流れを意識して取り組ませたい。自然や人
との関わり、調べまとめる情報処理活動、企画のための話し合い。こうしたことが含まれる活動は、
-270-
Ⅲ野菜を育ててパーティを
1学期は、カレーとやきそば、3学期の初めに、豚汁とシチューと、それぞれ2種類のメニューが出
て目的別のグループに分かれ、畑作りから活動開始b畑の土を起こし、苗や種を買うところからスター
トである。数の限られたスコップや鍬を、順番に使いながら見事な畝を作っていく。
地植えのため、芽が出てしまえば途中の世話にはあまり時間をくわれることはない。が、少々手を抜
き過ぎ育ちは今一つである。
それぞれのメニューに必要な材料を買い足して、1グループ5~6人で調理をする。
2度目のパーティでは、にんじんの育ちがあまりにも悪く、思わず私のほうで、「買った物を使うこ
とにしないか」と持ち掛けたところ、「いい、自分たちで作ったにんじんのほうがおいしいよ」と力強
い言蕊
調理のときには、安全の確認をして1班に2本の包丁を持たせる。道具の準備から活動が始まるが、
私の声も回を重ねるごとに、小さく、少なくなっていった。
Ⅳその他
「作る」については、牛乳パックで舟を作り、プールでチーム対抗のリレーをやる。ここで使ったパ
ックはやがてはがきに変身した。秋にはマテパシイでドングリクッキーを作る。
-269-
探検発表会では、帰りにパスがなかなかつかまらず全行程歩き、その途中で,ik1人とあった話や、時
計を1時間見間違えたハプニングなどを楽しく聞かせてもらった認どもたちの経験したことを直接知
り得ることは難しいが、-人ひとりに書いてもらった作文から、常に時間を気にしながらリーダーをサ
ポートしたり、初めてのリーダー体験に不安をおぼえながらも、まわりの協力を得ることができたり、
チーム内で怪我をした子が出た時に係を中心に手際良<動いて近くの教員に知らせたりと、各チーム8
人のメンバーが実によく協力し、主体的に活動していた様子がうかがわれる。
発表会でも、それぞれの工夫、市の図書館を利用しての準備、練習と、休み時間も惜しんで発表に向
けて、活動を進めていった。このような時は、「先生、○○使うから用意して」という言葉も勢いがい
い。発表会も、ほかのチームの発表に真剣に聞き入る姿が印象にのこった。
活動が「自分たちのもの」と実感できたときの、行動力、連帯の強さを感じさせる活動だった。
斜みかん狩りの帰り、この外国人の集団と偶然会う。アメリカンスクールの2年生で、みかん狩り
という共通の体験から言葉はろくに通じなかったものの、短時間ながら交流がはかれ、別れ際には
。Goodbye画qSeeyouagain・の大合唱と握手の嵐となった。
麹学校前のバス停で見ていた先生いわく、それぞれのクラス、15分前、10分前、5分前にバス停に
向かうという約束を忠実に守り、ほぼきっちり5分おきにバス停に、各グループがやって来たとい
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<実践例>「すてきな高部屋をさがそう」「乗り物に乗ってみたいな」
今年度の学区探検については、どのクラスも一人ひとりの子どもの願いを大切にしようと、回を重ね
いろいろなところに出掛けている。子どもたちが行きたい場所、案内したい場所はクラスにより違うが、
日向地区に着いては、3クラスとも希望が出ていた。しかし、日向地区は、低学年のパス通学が許可さ
れるほど距離があり、歩きによる探検では、時間的にも体力的にもきつい条件が伴う。
そこで「乗り物に乗ってみたいな」の単元と抱き合わせで活動の場を設定することにし、また、今ま
での経験を生かし、自立的な活動を促すためにも、小グループによる探検、そして教師が子どもたちの
活動に直接的に関わらない形を取ることにした。学年一斉で半日の日程を取り、実質的にはティームテ
イーチングの形態を取ることになった。
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書くようにした。子どもだけに書かせて先生は監督するだけ、ではムシが良すぎる。結果、日記風にま
とめる子、ガイドらしく地図などをつける子、中には、コマ割りをした漫画にまとめる子もいた。レベ
ル的にまだまだの子もいたが、回を重ねることもあり、ここで指導はあまり入れなかった。
探検はその後、初夏のNEC研修所とその上の神奈111神社、連】M1会直後、じゅんちゃんちのガケ下=
高部屋トトロの森(子どもが命名)学年全体で言った、パス利用の日向探検、クラスの子どものうちの
みかん山をかりてのみかん狩り、3学期になり、上粕屋神社と道激塚(ゴミだらけの神社の掃除もする)
比々多神社と海を見る(遠景)探検、と実に71m出掛けては、経験を何かの形で残すようにしていった。
まとめかたもガイドマップばかりでなく時に作文、新聞作り、絵、カレンダー作り(絵の部分に探検の
様子を入れる)など多岐にわたる。
探検の日は、朝起きる時からいきごみが違う、とおうちのかたの言。
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希望研究・個人の部
子どもと造る、子どもが造る授業-2年目の生活科一
高部屋小学校井山貴代
ユテーマ記と天這ロフヨ三目F、
クラス担任を持ち上がり、子どもたちとの付き合いも2年目を迎えた。1年生の時に培った生活科で
の力を生かし、今年度はどのような活動が展開できるか、年間計画を造るところから子どもたちの1年
間の成果を信じ、子どもたちにまかせてみたいと思い、本テーマを設定した。
2石汗夛宅糸辛五.量
1年間計画
4月、初めての生活科の授業は、年間計画作りから。「去年1年、生活科でいろいろな勉強をしてき
たけれど、2年生の生活科は、君たちが作っていくよ。まずどんな勉強がしてみたい?」と、投げかけ
る。いきなり、牛乳パックで人がのれる舟が作りたい、という声が挙がる。ここからまずものを作るこ
とに集中、続いて学校探検を深めたい、という声から学校の外に出ては行けないの?と、学区探検のき
っかけができる。そして、次には、野菜を今年も育てたい、との声。そして生き物を育てたいという声
が続く。黙っていても、「作る.栽培する・飼う.探検する」この分野は出てくる。本校の年間計画に
照らし、「大きくなったぼく・わたし」は出てこないので、こちらで提案。子どもの意見をもとに、2
の3の年間計画が、出来上がった。
生かつが
4月
5月
6月
7月
Ⅱ探検を中心とした活動を
琴しゅうの(九(
。こんなところをみんなに教えてあげた
い。この願いを持つ子どもが意外にも多い
事を知り、今年は、季節や自然をたずね歩
く学区探検を中心に据え、生活科を作って
仁A,I ナん
いこうと決める。その場所を紹介したい子
に隊長になってもらい下見をしてもらう。
その情報をみんなに提供し、実際の探検を
行う。事後は、ガイドマップ作りをもって
9月
まとめとする。それを1年分集めて本を
10月
作ろう。活動のパターンを作っていよいよ
探検に臨んだ。第1号は、いちごがり。3
11月
12月
1月
人の隊長(男2女1)が、立派な地図を脅
いてくる。が、こちらの手落ちもあり、
●
いちごがりは時期的に不可能となる。3人
が残念そうにしていたら、「行くだけ行こ
2月
うよ」の声が挙がり探検実行bいちごの
3月 大きくなっノニ(式.
においと小さな動植物を見つけて楽しみ、
帰校。マップ作りを始めるが、まず、私が
-262-
ふれあい
成瀬中学校3年5組
学級通信第62号
平成7年3月7日
氷ユイニのCOでDJご芒=
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い』す.状奥の橇のっ【r為し搾勺にliliらみオリサしあで
(ぼら(すらr辺り一通ピンクのカーテンr学ら:ET
(よう.
-祷集 蘂業式
わが 子の卒
紫に寄せて
j花の色雲の影なっかしいあの思い出(巣立ちの歌より)
今日は公立高校入学手続き。そして、明日は卒業式予行。
:の「」.fしあい」も狩り,bfざユマ82号膣欽えユ(プ:.
*轡にふす÷んにえたらCl、幼'↑らfl7W乏狩ウ、`ず了す.
今.:の武鉾子l尽拘、ナ、企凸IF考尤7$、堂す.(zゥ,のクラ
スい、らぃらモエメIF§ら【Tいるよう了す.フィナーレ
に釘`ブ、ウずんばづTl、きたいr悪い』す.
特集卒業式
厚木で教え子と飲んだ鯖
Iam舞酒は決して強い方ではない。1
でも、大好きである。去年のあの廷二も、⑰’
教室は大掃除も終わり、なんとなく殺風景。みんなの机には色とりどりのサイン帳が
毒諺があったからこそ乗り切れた?と思って
さっそくご紹介させていただきます。
さて、4日の夜。厚木駅南口のとある居酒
屋で、かつての卒翼生と飲み会があった。
集まったのは昭和61年度、僕が新採用で初
めて送り出した第1回の卒業生たち。今.24
広げられ、いや誌うなしに卒業式のムードが高崖ります。
そんな今日このごろ、みんなのお母さんから心温馥るお便りをいただきました。
才っつぎヨニグフヨ亭ブ旗lニヨテゼニて丁子(筆)
唖⑤』
桜濁凋、ようやく15の除ウ:-,
いる。
歳。若さ爆発、働き盛りだ。(負けそ~)
校内暴力で全国的に荒れた時期だったが、
凡て鰹、うれしいよう倉、寂しいよう倉一,二れょでミエざエ蜜ドラマのあった3年間
不思蟻と愛活となつかしさでいつぱいになる。
ひとつの話題から次々と話題の花が咲き、CO
へと広がっていく。ふと時計を見ると、針は
午前1時程指していた...(ガッツーン)
瞥思い出しては、必軽二$ご&の悪勝に没っております。
ワイワイガヤガやい⑤<
3年5躯のみ蜜さん、合格おゐでとうございエす。今拷の尋ぴもつかぬ問。今ば「た露
矢のごピし」のことわざの.ご塊であり土しよう創
成中生活3年間が夢のように過ぎ、あと何日で卒紫とカウントダウンしているわが千巻
里えば3年前の入学式の日、組子で墹モ塗ぺて駄中も往棋。
エろで鯛jiKが歩いているかのようだったわが子も、今では
制服から手足がニョキッと鍵〈出て、濫すときも」し上げ倉Iナ
れ咳いけ強いl:ど'二点碇。身体だけでなく、都港や灸股で
ミ典ざ童倉試錐砦余り超え、人間的にもスケールの大きし、
子に背ってくれたと叫蝿でおりエす。騒組のわたしのほうは
嶺天案の能(ノー?)天気。
『もうすぐ25鰻力、あ、いいなあ。今が1番
仕事も覚えて期待されているんじゃない』
「先生、オレなんか人事担当緯務だよ、
今、不況で大慶でさあ。」(某建鹸会社)
「今度はさあ、みんな温泉ツアーなんてどう
だろう、漆采するよ」(名鉄観光勘穂)
毒文夛上干し、才つく、
「先生の国幡の損襲ってどんなだつけ。
全然、オレ党えてなL、よ・でも、輝らあの
H鱈は強烈だったよな」(スウンレー)
「先生さあ、最初、西調病棟無理っていつ
たけど、本当醗理だった?2学期がんば
ったんだけどなあ』(SONY勘務)
「S鱈とTさんって、体育
銀の時か時、付琴合って
qごiQ")○9
10鎚述いだけど、なんか
差が銘雀つたんじゃないJ
(小田原市役所)
てなわけで、いつ異てるともなく、ミニ
同窓会は盛り上がっていく・・・
今は教え子から、教えられることしきり。
酒を酌み交わし、みんな中学校3年生に
タイムスリップ。
《ああ、この隣EMU完窒の生獣解nだね》
-19つ二「延育ママ!と鞍らぬよう「失可ママ」笹』
議血:溌箪lfiiiifiiiMiifii二ilii鷺
蘂
包芋海典女邑ゴリモ
"・-
篤離の財壁と瞳ろ二とと思いエす。蒟校'二荷っても、成中鐇代芒をつかし《里、、出し蜜
武イ典に、3手間お笹諾に強クエした。諾先生方に悪謝し、,毬よウお礼モ申し上げて巣
いたんだよ、知ってた?」
「先生、全然表わらないね。
☆徳曾醐純、合⑪せよ②ごい②⑬弧大切.
☆庁はいつ1回この一色にa年間の鱒い②塾ぬく.
☆左●でごoC乞皇GIいて、圏舵右.
☆人の鱈は園で固くぺ。、街鰯雀伸ばせ.
☆j第童巧の歌験えろ■が、掌せ色が融。めて。
引羅蕊1J
ふれあい
成瀬中学校3年5組
学級通信第42号
平成6年12月5日
蕊懸熱長洲|
鼻恥;撚繍鰯瀧
獅土(:、f).
のプごA,Ir巡PWgすら生ら.ゴールプざI帯(きが快感一F斑わつTl、(鱒呵ブミ・勺プミ.
劇ゥ・走り.杖クトー虫ら.蝿路わきのプごんIr巡PWgすら生ら.
-三者面談から肌QM肌j:胸)p
-愛拘の 中二男子
いじめ を箸に
先生、r儒願nつで何?
へい
:…通香(抄)……-…………………………………………………………………--…-……………・
I・・・小学校六年生くらいからいじめられ始めて、中一になったらハードになってi
lお金をとら打るようになった。中二になったら、もっと激しくなって、休みの前に!
|はいつも多いときで6万円、少ないときでも3,4万円。でも、ぼくがことわって:
|いればこんなことにならなかったんだよね。すみません。もっと生きたかったけど。;
「いじめ」
蛍んて維蜜舂講だろう,
函③□
中学校には、滑鐸君のクラスメートゼ始め
た(ミんの友進、先生が、、九はずである。い
じめの評鈎はおから蜜《ても、消拝港の胞皮
で全国で10件近くの自鏡があった。近さ
蜜も、。
の世し、エエ、ノNi因があい±し、にミれたもの
人迷が、もっと早くこの二とに菰づき、
彼も救ってあげられもfかつたのか。
瀞せ蜜い人逆・…荊鐸鷲を妃に追いやった原
因は、わたしたち一人一人の,毬の中にあるの
ではないだみうか。
ただ凡ているだけの人逆
、、じゐそする人逆
いじめられる人
(定員の80%)
÷α;← 40 08<---320F
プル己JjTSf鷺
旧託 搾蝿
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こんな質問をよく受けます。
では、塵ず「併願」とはなんでしょう。摘単に旨うと高校又は
萄窃輻、繕
L宅1,トー、.
専修学校を2つ以上受験すること。なぜかというと、第1希望の ×…○伎轄ヒ
オミいし海、、…・
学校の滑り止め枝として受けるわけです。
次に、併願をするか、しないかの判断のし方です。
受験する寓校、本人の学力(5解0カtピ)などによって微妙に異なり
ますが、県立高校の場合、定員の80%凄では内申、AT,入賦、
の合計点で決められ崖す。残った20%は高校の先生が、調査書
の内容や中学校での活動などを加味し、総合的に判断してよいと
されています。つまり、80%ラインを越えた人は単純な点数だ
けで選考されず、入試で逆転する確率が商い人達なのです。
調査書50%、AT20%、この2つの資料から、A高校の
80%ラインからボーダーにいる人は、併願が必要だといえるで
しょう。
併願が必要だとなった場合、
;①あくまで第1希望をめざすi
;②もっと安全な高校へ変えるi
P●らO心中●白山ロ■●CG。■●●P。■00●●OOPU ̄sB ̄。。●■■。□■。P●CO●O●。①中中qBsP。。P凸⑤、
;③私立専噸に変える
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☆
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この3つが考えられます。どの道を,
この3つが考えられます。どの道を選ぶかは一人一人違います。
最後に、併薊を考えていない人も安
最後に、併薊を考えていない人も安心しないでください。合格
通知をもらってゴールだ。風邪で入試本番アウト1なんてことも
あるんだから。
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栩
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盾
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騨鐇
蕊
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、蚕メン…
iiiやエれろの11、蜜ぜ周りのたくミ人の
自分がいじめられることを恐れ、凡て凡竣、、
ふりしていた人進、竿鮫内の出未事に鮒,uモ
無間。ご蜜たくさんの人逆
400名|
第1次選考(一応安全圏か》
第2次選考
(20%)
繩細川Ⅱ
だと思う。」
」して、、ても、何もでき空かつた人生、そして
いじめの構造図
「いじめられた生徒をかばっていた。
ものすごく優しかったから、よけいい
じめられたみたい。優しすぎて、何を
されてもいいなりになってし崖ったん
近接いじめた4人はもちろんのこと、撰ば
君はどこにいる7
標でたんぽの典ん中に立たされたり、川の
中に顔をつけられ、おぼれかけた二とtI
あった向い、o
jlI鐸港と親しかった生憧は、
巣立1本でやりた
し、んですが・・・』
A高校I
定員;
併願の必要性あり
や愈動の輿化'二一人も鏑づか盆かつたはずは
盆揮の中学2年生、大河内漸鐸倉が↑し
取られた金は100万円も越えろという。
ですか」
『なるべくなら、
下の囲皓jしてほしい。
二ん強意鷲ぞ持ち、そして実際にやってい
る人間、それ自律'二家漂いもの警患じろ。
この1年ほどの問だけでも、いじめが繍因
も●釣るともっと多く空ろだろう。
あたし併覇
吐品浜xや.▼冬癒や叫騨〉百$エ曾唯ご向泓矛必坤⑪弓ニヒオ葱い「』て》」う…:炉
し・・ロ・・・・。。■■や。。・・・・・・・・巳.。.▲....■..。C、。。.。、ャ..⑪、己Sc.▲b千..▲.◆.■..&...c,。◆...□.…...-.。.-゛.・・・・ロ.、-.--------..cbbo・・・中中一や■。c・c-一・・・・・・・■・・・
「先生、
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成瀬中学校
第三学年丘抓
学級辿紬第1三器
価胆斤江(U弧01とhソ》」しし門》
学化時代、仲間と束郁、奈良をめぐりました。岐川の
第2
平■よ。。。。
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いのは、容地で泊まったユースホステル。夕食後に
ミーティングがあり、歌やゲームをして交流を深め
ました⑪特に、求郁の人脈ユースはすさまじい所で
求沌大のヘルパーから敬えてもらった、『知って来た
人変です⑰二n名の分女樅征たちは兇学
どころではありません⑪あっちでも、こっち
亥宙
〈錘
地をレンタサイクルでのんびり土りました。大皿バス
の狐光や修学旅行では味わえなかった古郁の胤梢に
よ←っ
値叉什汁如蛾犬『4j上C’ん|
昨Ⅱの叩のように紺せたのも、修学旅行が一
鯉‐悪‐…光雄の一雅下一助を命uで辿い
かけたみたいな修学旅行です。私述の思い一
冊は先生の船ばかり、.一一十数年も片の蛎を一
できる畑を心より願っています⑪
なお、又他先生は、私述同級生と結蛎。一
私迷五人は初恋の先化を同級化にさらわ
れたシコックが、非粥に大きかった。:と
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熱川の橘でハクジ副ウし、大笑い:..:|
日心ⅢいⅢ山斗U井咄Ⅲい
Fh茎大上Cl〃
雌似瀞十愉川梶Ⅱ…、
先日、とても楽しそうに修学旅行の計画
を話す息子に「そうね、一生の恐い出たもの
ね、楽しく行って米趣くつち.やね」といった
後、そういえば私の修学旅行の思い出はどこ
;・o
蕊灘111
平成六年水川川しⅡ
お徽かあさんの修学旅行
「地気洲して小さい脚でね」1兄つからな-
~続々届く思い出の一シーン・・・
00年前に
‐と汕心いつつ
。’・色《》、け、■
です。鐸蕊一
旬V人仙那陛
鞠鑪零
脚i汕川別州劔敷騨戦騨錐川蜂一 蝿汪吋餅塀郷ね級澱建鰻一
{ろで絵の中にハスで入って行くような一
』んな風蹴。
一Ⅱ中分釧みの凡学で波れ染てていた私達
/焼けのトンネルに入った暁Ⅲ『ワーレとい一
鋤に掴准州頓澱拠》碑》売一繼密に唖砂燐勁い嘩坤控い“糾岼峠椰塒吟碑辨岼輝一
る。「この中には必ず一花を咲かせました⑪
列したよう唾並んで一の乙女土角…仮のふけるのも忘れ、舐に一
一体の十手剛宰Ⅱ像が一包圷炳辨笙群叶干泳州嶢糾埋辨州洲一桁』勢赤砕罹几一
一は米作のイペントを一川どまりにするため一
一スの巾が班のように賑やかになり、キョ旦
卍賑やかになり、キョロー辿休が終わ夘大あるⅢ、Ⅲ窓灸の幹Ⅷ八人
の仰まり逆っていた一
”すごい喚脚。今までの仰まり逆っていた一
ロロ
川に、「あ、みゆちゃん一で六年一町牧、、そのため小一二の旅は鯉雌一 たくさん作句て来て皿しいのです⑪皮と:…
そっくりの側が太き凡の旅、一・一m四ⅢでⅡ光、仙台、松脇といまの一 先生と・・・余uの化徒さんたちが楽しく旅行
て笑っているようだね
「うるさそうな顔、g先
だよ」「あ、あの美人勵
私:Lなど
鯵小からガイドさんの脱Ⅲなど川かなく
』似た像探し。
そして旅館。
友述と枕を並べて役迎くまでおしゃべり。
回段あまり話したことの牡い友が案外おし
ぺりだったり、優しかったり、お母さんみ
「おい、早く鞄ろよ」。:見回りの先生の商。
」いに世話をやいてくれたり。
ハーイ」返耶だけ。
霞
寵
いしようかと吟えています⑪
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とは確かです⑪これを息fにおみやげとしてお蹄
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そして三十.一一Ⅲ蛍“
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成瀬中学校3年5組
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学級通信
堂成6年4月11日
生迄#舌玉1王口つ メン少<-~いつでも、どこでも、仲良く助け合おう!~
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今日(4月8日)の午後、総理大臣の細川さんが辞任するという大きなニュースがありましi
l班
た゜これから日本の政治はどうなるのでしょうかc今後の動きに注目したいものです念
さて、3年5組では午前中の学活で新しいクラスの委貝が決定しました。学級委員だけ: ☆丸山 ☆上泉
吉田
熊沢
でも決まればいいな、と僕は思っていたのですがなんと生活斑まで決めることができまI
鈴木
大平
した。豊ず、投票で学級委員を選出しました。男子は笠原<んが圧倒的な支持を得まし’
た。次点は吉田くんで、副学級委員をお願いしました二女子は票が割れて2度の決選投票
を経て片山さんに。副学級委員Iま遍後まで残った石川さんに鞍りました。この4人の人を
中心に学級をまとめていきたいと思います。よろしくお願いし豈す。
法に専門委員の選出。男女別に諾し合い、副委員も選び大変なときは4人で協力し合う’
2班
☆岩崎
山崎
☆橋本
山田
野澤
広木
リオ項ハープご弓E写 蕾=聞扱
、
上村
3班
☆上田
笠原
加藤
☆田島
金子
石川
臼井
エ藷エP目至唇」婁眼つ曾害君
広木健幸梅原梨恵
図書
鈴木理路大j11智
安全
岩崎秀一郎大平涼子
放送
加藤和人高梨希恵
福祉
山田裕一郎橋本佳織
合一曰扶こみウナご玉1玉一で仙篝彗全r飛才〒iニオテく
新聞
上田友行石jll里美
文化特別
瀬戸貴之鈴木智恵
男皀夢壺溌昆合S理王癖扇句zI迄‐ず ̄ろ
汐昌上まつプニら云之二句暑三1雪~オっ走塁し、
体育
宮原洋平長井淑美
選挙管理
山崎亮田中敏子
保健
山崎兜田島由紀子
ことを確認し震した。二二では立候補する人も多く、15分足らずで決定できたのばさす1
6《3年生としての意識の寓さにあるからだと思います。
最後は1番関心を集めた班の縄成です。修学旅行の班ぞどうするかということもあって、
いろいろ芯意見が出、司会者の困りました。みん竃も悩み、趣かなかこれだという案が出ま
せんでしが、最終的;二は、
という約束を決めて、班を縞成しました。多少人数の調整に手間取ったところもあった!
ようですが、1人の仲間外れもなく決まりました。男女の組み合わせはくじで決め、そのI
手製くじは山崎<んが作ってくれました。
生徒会本部|i野藤優子
☆伊藤も
伊藤た
高梨
長井
5班
☆門倉☆梅原
高井大川
山田田中
渡辺
村中井戸
環境
6☆
笠原勇輝片山梢
班植田涌瀬
学級
4斑
☆岡名
宮原
高橋
☆鈴木
山本
片山
1研究テーマ
エニ角形の学鍼週佗をロイIiして
(学級舩瀞の一一に犬)
2研究目的
学鰻舩瀞のエ犬は、ミムざょ強jihmbで、生徒の突臆に合わせて多校多様な〃Uliが可能であると考え
よす。エた、その場「11ケの一過性の1kケjlIlみに鋒イブらせる茅倣〈、鉦祷目橡にス>ってミエざik依1kケ
組みが逆鱗しあうものだと退いよす凧
iliみると、行轆や学級のIHI麺行幼にただ追随すらだけで、主体的に生徒が考え、行劾し、反おして
いく瀞みが数少なかったようです.「忙しい」とか、「どうやればいいんだろう」と倉っているllllに
一ZHU1が通り過ぎ、たとえひとつの行1Fで学級が盛I)上がっても、いわば『点』のみの成釆に鋒わり
それが『鎌』と仁り、『⑩』と倣って学級全体に没ifしていくことl」皆鶴に近かったのです。
そこで、今年度は、学級銭蒼の柱に「学奴迦侍jをもってきょした。
数坪からの一方in行の過信でl』なく、生徒はもちろん、係31口;を&巻き込んで、《正三角形の学級
通信》。いわばマルチメディアをn桁そうと齢え」しした.
3研究内容
題名を『ふれあい』とし、週2回くらいのベースで綣行してき土した。特に、行事や進路愉報は、
生徒の活効の起曝剤と(ifらよう仕狐}けを」iLくし、後i&いになら厳いよう,ごイjトけよした。土た、姿iiや
係のノガを大きく取り上げ、みんなで鍵め、勘jしし、j功け合う藤IHIえ作りを醸し出しiした。Y9コマ漫
画、イ旦任のひとりごとといった連弧コラム、「ljかあさんの修学泳行」「おかあさんの文化祭」といっ
た係31口iの特鵬記ギにl』多くの反騨があり、うれしい繼甥の擁日でした”
4研究成果
《正三角形の学級過化》というキャッチフレーズで-年間のあゆみを振り返ると、やってよかったと
いうえ実慮に胸がいっぱい仁伍り.iす"卒激式当日の発行で、第64サエでいきよした。犀図、籾の自
靭時IH1に配布したのですが、ほほ笑み強がら、ロケに11兵剣倣波愉で錨んでいる姿は忘れられエせん。
係3ルィサの橡さんからは、「うちでl」鮫サフャイルして錦んでいるんですよ」といったありがたい含
紫bいただきよした.
生後、係鍵老、杖坪(学校)が、同じ土俵でI1IIbに愈凡交換し、ふれあっていく学級過信づくりに
米年も擁蝋していきたいと鰹いエす。
5参考資料
次ページに、参考に0.ふれあ6、.’をし、くつか載せました。A4に縞小しましたのでやや見にくいで
すが、どうぞご覧ください。
257
性教育における免疫のあつかいの研究テーマで授業研究を実施してきたがそのうちの大きな柱の一つが
受楕卵の成長に関与する免疫機能であり、初期胎盤の段階で見られる遮断抗体のはたらきである.胎児の
成長の力強さをこのことによりとらえさせていこうというのが、理科学習時の大きな課題であった。一方
エイズ教育を6年終了時までに実施したいという課題があった。平成7年度にはエイズ教育が実施できる
よう研究を進めることにした。
授業研究:にこあた(識て配慮するこどく
本来のエイズの姿は免疫不全であり、HIVは血液を介して感染する。感染経路は経血液、母子感染、
性行為があり、母子感染及び性行為は性教育として経血液の問題は、理科または保健学習の領域としてと
らえることができる。
エイズ教育は、学校における教育活動全体を通して行なわれるべきで、保健体育、理科、社会、道徳、
特別活動など取り上げる機会と関連する教科が多岐にわたると考えられる。
保健学習の「病気の予防」では、免疫のメカニズムを学習することは困難と考えられる。従って理科学
習との合科を考えるなど指導方法を工夫する必要がある。この場合も、内容が余りにも難しくならないよ
うに「健康教育」の延長としての位置づけを明確にしておく必要がある。
人権尊重の教育をエイズ教育で考える場合、エイズ思者、あるいは感染者への差別偏見がどのようなも
のかをしっかりとらえておく必要がある。
エイズ=死に対する恐怖心・・・・接触回避
情報の混乱から.・・・・・・・・過剰防衛、接触回避
売春、麻薬等の反社会的な行為・・思者、感染者に対する見方
ホモセクシャル・・・・・・・・・見方、差別
差別することによる仲間意識・・・心理的安定
これらの差別偏見に対処するためには、-日常生活の接触では感染しないことを知らせる。非科学的な
防衛行動の愚かさを理解させる。また、感染者、患者に対する温かく、優しい気持ちを育てる。一等の教
育が必要になる。
エイズ教育を実施した教師の感想として、社会的反響の大きいエイズに対する、児童の関心が薄いこと
が上げられる。自分の身の回りに患者はいないし、自分は決してエイズにかかることはないという思い込
朶がこのような結果をまねくのだろう。保健教育の予防行動が行なわれる条件を十分認識した上で指導に
あたりたい。
その疾病が重大であることの認知。
自分もその疾病にかかることがあいることの認知。
予防法の理解が疾病の予防に有効であることの認知。
-256-
唾,皮-31おもな助秘の鴇殖季節(死相期)
動物の誕生
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1.画鞠の識ちゃんは.母奴のおなかの中(妊擬中に)で、狸や尿をするでしょう
か?それともしないでしょうか?
()する-それならどこにするのでしょうか?
おもな助v1iの妊蛾期、I
()しない-それはなぜですか?
WR賦励化⑭とめ匹唾則問
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独《二か"松)
《カニクイ険)
平均【邑四xEI
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輿(瓢一錨)
鰯(睡一錨)
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粟
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モルモヲト
コールテンへ▲スター
輿(“-7鋤
l6nL-】8)
ラザト
錘【2ユーエj
 ̄ウプ
lPr】『一説1
2.-趣に血液型の違う血穣を.稔山すると命にかかわる亜大な*故が猶窪ますが
鮭鍾中の母親と飴兄(おなかの中の赤ちゃん)の血液型が違っても平気なのは。
なぜでしょうか?
平成6年度個人研究の部
値七孝之宅奇(二コS↓ナろう巳ソ萱CD塗ら-つ力画し、
研究員梅林.明央
はじめに
今年度は、前年度の授業の反省の上に指導計画をねりなおし、5年理科および保健の合科による性教育
を実施してきた。高学年2年間にまたがる性教育の導入として、理科「人や動物の誕生」から入ることに
したが、前回の指導計画の1吹を、「比べよう他の動物と人との対比学習」に変更して実施している。こ
れは、複雑な家庭環境にある児童がクラスの中にかなりの人数いるということを配慮したためで、児童の
出生にふれないほうが良いと判断したからである。
指導計画
学級、学年の実態を考え、他の動物との比較実験に重点をおきたい。植物との関連性を考慮し、事前学
習で前提になる基礎学力の確認と補充をする。そのためのオリエンテーションを実施する。
オリエンテーション後に獣医(鳥海先生)をお招きし、身近な動物の誕生についてご講演をいただき単
元全体の興味づけを図っていきたい。
従って、指導計画は次ぎのように変更した。
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実施後の反広
貴重な資料、スライド等具体物を通してお話いただけたこともあって、クラスのこどもたちの反応は非
常に良かった。かなり専門性の高い内容にもかかわらず集中して話が間け子ども達の成長が実感できた。
講演の内容はビデオに撮らせていただいたが、学年の先生方のお話では、「ぜひ、他の先生方にも知っ
ておいていただくとよかったという内容だった。」と評価は高かった。機会があれば、保健部会、理科部
会などで役立てたい。
動物の誕生から人の麗生まで幅広くお話をいただき、5年児童の歌ならず私たち担任の目も開かしてい
ただけた。
-254-
3.音声やことばの猶得プロセスを(ヴエルボトナル論における指導法から)さぐる
(1)音声を失った子どもに対する最初の仕事は、叫びという無意識的、機械的そして反射的な神経の通勤を
呼び起こすことにあるといわれています。叫びはいつも身体全体の運動の結果であり、人間の情動的
な反応(喜び、不満)などの実証です.しかし、本児は、叫びなどはわずかしか出ませんでした。
私たちの接する態度や様子が子どもが自然に声を出す状況を作り出すことで子どもの情動に訴える。
目的はことばに必要なすべての要素、すなわちリズム、緊張そしてイントネーションを含んだ声を出
させることです。その可能性は身体リズム運動によって呼びさまさなければならないのです。
第一段階では身体を使った遊びによって私と本児童との間に感情の直接的な交流を心がけました。
第二段階では本児は環境に対して(遊びや玩具、家具…)少しずつ反応しなじんだことには興味
を持ち始めました。
第三段階になると本児は私の行動に対し反応してきました。私の動作をいくつかをまねることがで
きました。私の反応や感情が変化することによって巡動が変化することに気づかせるようにしました。
こうして、自分の声のリズムとイントネーションを変化させることを覚えたようです。これが人間の
ことばの基礎を極得したようです。
②特定音の集合を刺激するための運動を取り入れてみました。
本児の表出は、そのときの能力の水準であること。発音の修正は表出がしっかりと確立してからすべ
きと考えました.できるだけ多くの表出を補正していかなくてはならないと思って、状況の自発性や
連続性をむだにして本児に不満を起こさせないことに留意をして指導をしました。
③自発話を大切にしました。本児は教えられたことを別の状況やことばにひろめて行きました。
いくつかの音節、母音、あるいは単純な語のような初歩手きな水準での自発話を刺激すると出せる音
が増えてきました。
④絵をみてそのときに現前しない状況を「ママ、バイバイ」「パパいない」などと語るようになりました。
⑤自分自身で状況、役割、会話、経過を創造する。…したい人と声をかけると手を上げ程度です。
以上本児童の話しことばと状況に反応する能力を書き出しましたがすべて達成するには数年以上を要
するといわれています。急いで次の高度な段階へ移行することを強制しないように注意することを忘
れてはいけません。この指導の目的は具体的、抽象的な(現前のあるいは想像上の)状況への自発的
な反応を引き出す手段から語、句、文リズムなどを引き出す手段に変化を持たせたいと考えています。
同じじことが音楽的刺激にもいえます。読み書きの準備ができたころ、これらの状況での題材(ある
いはこの水準での一まとまりの状況)は読み書きに利用できます。音声的なコミュニケーションこそが
最初のことばの活動であり、読み書きは後に続く二次的なものです。本児の場合、全体の発達の遅れ
からくる強調運動の未発達、聴覚認知の問題、構音の問題を確かめながら今後の指導を進めたいです。
4.本児の実態
母音は出せるが子音が未習得、簡単な言語指示が通る。意味のある言葉が出現。
◎1学期にいえたことば、あし、て、あお、みいみ(みどり)、え-い、まり、ねえ、やだ、な(
イヒーン、ワンワン、ママ、パパ、バナナ、Iまつば、くまざわみわ、ふさえ、うし、ライオン、
どう(ぞう)、あ-い(返事がいつでも出せる)、ばん、でけた、
◎2学期にいえたことば、にわとり、がっ(がつこう)、あっち、いち、に、さん、ぶ_ぶ-,
ニャンニャン、はれ、あめ、みみ、あ-みちゃん、あ-きちゃん、け-ちゃんみかん、いえ、
き_、だいだい、わに、アイス、ぺんぎん、まめ、へそ、リス、さる、ち-ち-,
.3学期にいえたことば、ねこ、のり、やだ-、あっち(アイロン)はさみ、とけい、クレヨン
うさぎ、いか、うちわ、あり、にわとり、しまうましか、やま、からす、パパきた、ワンワンイテ、メロン
以上、現在まで上記のようなことばの発達がありましたことを報告いたします。
-253-
、
資料7
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に反呵くでQなくて越必り丘せん。
その尼のに巴.梱牛方の主擾、与えを
分侭すらことし必艮です。
[陶層崎熈信慢阿隅回内川〕に何か
「吋畷吻陶偶虫達脚回凰慰]唾砺舳仏の
[岡倒NN脚固回阿図凹]
①.………;…
②。.…………。
①……・……..
これらの反旬にどう町はしていくか.
などについても与えていくことが必要
出たとこ■ロでなく。、■ばしっかり
です。
立てておBよし&う。
浜酪わって、二忽e浬べ合おう
ディベートぞ傍人ご・8分の賭し方、士一彊の
しか仁などについて.、己卯恒をしてみJLa
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イt,?g脈即月びぶh1Y札;秘司荊ハワ
必孕AfMnf呵勺砂ぐし8.句か?
タゼ⑭VftD1吋・りし釧冒v可の疵というご
「人心r勺LfAの舟・炉伸邸のイハリリが。
△勺が殉巾⑩f則frLののが。h肺かしし1勺”。」
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作もR}#LLの仇敏点hmのひIし孔、綱制
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△卯一▲7-叔口印)可QWL二3’1
古く肢曲0かムグ・幸かしI△勺、
宣・峠77人弓慨a口頭E←へ。』いい7夙
一つ氷、4,低い直しナ一二凡
賞向くこてもハリ3瓦
一一台果物烙灸一sAと蒋今うへ区イケ:
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(良十sはい。:いい字Sn塁t3二尺.#&
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5灯曲
u勺■・凸呂冒四■『|巨〆句円一戸曰
《⑨ご卯坦}
虫通分・
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内容
但局かよくわかったか
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2■田や隅田がばつ0りしていた
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4,評定の実際
以上のような授業および評価から評定した。また、評定する際には、授業の中での評価以外に、定期
テスト、小テスト、提出物の提出状況と内容、家庭学習の有無と内容などを加えている。その結果、研
究者4人の評定における各観点の割合は次の通りであった。
評定における観点の割合の実際(素点に対する%)
A
B
C
,
平均
1学期
62
72
49
95
70
2学期
61
70
25
85
60
3学期
68
71
35
83
64
1学期
25
18
7
5
14
2学期
28
17
42
15
26
3学期
27
15
26
17
21
観点
理解
表現
5,今後の課題
以上のような結果から、今後の課題として下記の点が考えられる。
◎さらに「表現の能力」の学習に意欲的に取り込み、評価の方法や観点をエ夫する。
。「表現の能力」の評定の割合を20~30%をめやすに高める。
(参考文献新しい学習観に立った学習評価基本ハンドブック)
◎自分自身が他の先生方との共通理解を図っていくように努める。
6,参考文献
新しい学習観に立った学習評価基本ハンドブック
図書文化
中学校国語観点別学習状況の評価基準
図書文化
中学校国語観点別評価の手順
図書文化
指導と評価1993年8月号
日本教育評価研究会
指導と評価1994年6月号
日本教育評価研究会
-284-
伊勢原市教育センター・希望研究
グループ研究・児童堆徒指導
三二詮。夕〕曰『
研究委員
山王中学校
井上恵理子・近藤貴子・桜井英明・関水綾子・橋本恵輔・前田優子・柳下友美
成瀬中竺詞交
粕谷美穂・近藤智弘
伊勢原中学校 井上春彦・大tl郁子・大i劃lIH子・曽我仁美・横田千果
中沢中学校
佐藤英明・長嶋淳・宮栴性
高部屋小学校 相ケ瀬美lHWI・石渡誠一・'1厚11|洋子
比々多小学校
榎本浩・'1松由美・杉山悦子
成瀬小学校
山崎洋一・I」1111芳之
桜台小学校
磯部道枝・杉山正宏・浜田係
縁台小学校
佐藤幸也
伊勢原小学校
橋口龍郎
可チラモをデーす――す-さ’>司る0二己iF>z虎ご二つ-て
経験の浅い私たちは、同じ義務教育に関わる教師であるにもかかわらず、それぞれの学校の様子について
よく知らないという現実がある。また、経験のある先生方の中にもあまりI卿Cワゥ;なく、断片的な知識し力持
ち合わせていない方も少なくない。こうした点について疑問を持ち、昨年度より本研究に取り組んできたわ
けであるが、今年度も同様に、それぞれの学校での活動に生力せるように研究をすすめてきた。
百斤多活誇三膣と
4月年間計画作成・第1回定例会企画
10月
第2回定例会(中央公民館・5日)
5月第1回定例会(中央公民館・2S日)
11月
定例会のまとめ
6月定例会のまとめ
1月
第3回定例会企画
8月研究発表会参加
2月
第3回定例会(中央公民館.1日)
9月第2回定例会企画
・定例会のまとめ
3月
研究報告書作成
司干多毛Iフ勺壱三
今年度も、それぞれの学校での学級経営・学校行事などを通して、児童・生徒の様子についての情報交換
が中心となった。
[二判;Efi事などについての情報交換]
伊勢原中学校での職場体験が紹介された。新しい試みということで、企画の段階から相当な苦労があった
ことをうかがい知ることができた。生徒たちにも好評であったようで、進路という大きな課題をもつ中学校
ならではの取り組みであった。また生活科の実践も報告された。中学校には存在しない教科であり、話には
聞くが何をやっているの力斬片的にしか知らない謝舗『も少賜bぐくないといことで、興味深いものであった。
-285-
教育センターよりお借りした小・中学校で使われている教科書や業者テスト・自作プリントなどを用意し、
それをもとに日頃どのような教科指導が行われているのかを報告しあった。
このように、日頃それぞれのE詞交がいったい何をやっているのかを私たちはよく知らない、知る機会が少
ないことをつくづく実蟻し、その必要性を改めて認識した。
[児童・生徒についての情報交換]
それぞれが知っている児童・生徒についての話題がある。’1V学校時代の様子がどの嫌であったか.中詞交
での現在の様子はどうであるか、という内容である。こうした特定の児童・生徒についての情報交換は、小
学校から中学校へ児童を卒業させておくる際に行われる引き継ぎ・打ち合わせでの申し送りや、次年度に実
施される中学校訪問での話し合いでの近況報告などで行われている場合が多い。本来は、こうした活動力;中
学校区内の各学校間で頻繁に行わオLた方がよいのだが、実際のところはなかなか校務の都合などでiiltしいよ
うである。そして、こうした特定の児童・生徒の話題から発展して、それぞれの子どもたちの言Illfl<Pな様
子や特徴が話題になり、全体的な傾向を理解することができた。
[評価]
評価についても話し合われた。小学校では学習指導要領の改訂にともない、あゆみ(通信票)での評価は、
5(または3)段階の相対評価から、各教科・*Hil点項目別に。O△を使った3段階の到達度評価へと変わ
っている。一方、中学校では5段階の相対評価が現在行われている。こうした評価のあり方が異なる点様々
な意見が出された。
まず、抄本などで知らされる学習の評価は中学校の先生にとって参考にしづらいということである。相対
評価の観点から見たときに、◎O△の比率が名dliM点項目ごとに異なること・到達度の基準が評価者である小
学校の先生によって異なる忠ゴubSあること・こうした評価を総合した各繋扉|ごとの3段階評価はわかりにく
いことなどがあり、'1,鼻詞ヲi§から中2詞交へ送った児ZKの評価が活用されにくいようである。
また、親にも戸惑いがあることも話題にされた。'|、学校の時に◎がたくさんあった教科に中学校の相対評
価て1よ5が必ずしもつかないという現実力数多く出てくるわけである。
高校などへの進路という大きな課題を抱えた中学校の現実を踏まえた上で、こうした評価のあり方のちが
いについて、小・中それぞれの教師が共通の問題意識を持って話し合い、理解を深めることが大切であると
考えた。
[クラス編成]
話し合いを進めてくると、児童・生徒の引き継ぎの重要性があらためて浮き彫りにされてくる。小・中の
交流を深める大きな意義がここにあるといってもよいのではないだろうか。つまり、中学校でのクラス編成
に小皇;剣交からの児童の情報を有効に使いたい、そのためには小・中それぞれのiIldH1iがどうすればよいのか
という点である。学習面での偏りをできるだけなくす.友だち関係による問題行動を未然に防ぐといったこ
とが、楽しい中学校生活を生徒がおくるためには灘iliにとって大切な配慮であるくその具i械〈)を手だて.方
法について検討していくことは私たちの今後の課題といえる。
ヨニとみ?つと‐今-了雲をクフ言果是亘
こうしたさまざまな課題を考えると、私たち小・中それぞ11の獣lUN1iが歩みよりそれぞれの日頃の教育活動
を紹介し、義務教育9年間を見渡す立場でi何互理解を深めることが、児童・生徒のために欠かすことができ
ないことであることがわかる。しかし一方で、そうした大きな視点に立つことを忘れてしまうほど、時間に
ゆとりを持てていないことも現実である。2年間の研究で、鋤Ⅱしたメンバー同士の相互理解は深まり、そ
れぞれの課題・問題を共有することができたが、まだまだ限られた中での小中交流であることも事実である。
今後はこうした点をどのように乗り越えていくかも考えていきたい。
-286-
希望研究・グループの部
研究テーマ
『コンピュータを活用しての学校事務の確立』
サブテーマ
<学校備品管理システムの開発〉
研究委員
伊勢原中学校
古正充
中沢中学校
今村たみ子
成瀬小学校
佐藤恵美
中沢中学校奥田憲弘教諭
指導助言者
小学校・中学校を問わず学校には種々沢山の備品が存在します。施設備品あり、教材
設定の理由
備品、一般備品と分類されます。
担当課も教育総務課(庶務係・施設係)・学校教育礫(学リド係・指導係)・社会教育課
体育科とまたがり職人区分も国・県の補助金備品またilj1li独措慨の備品があります。
これを年度別に整理し施設・教科別(一般教科・特学・保健・給食)・校務分掌の係別
に把握するし管理することは不可能に近く困難である。
また、備品の単価が10,000円以上という規定があり備品総数は膨らむ一方です。
一校1~2名配置の学校事務職員の配置を考えれば備品筏理台帳を整理管理に信頼性に
鍵|M1を感じざる得ません。
職員の墹加が望めない以上必要備品の数等を的確に祷理把握するためにコンピュータを
導入活用することで学校事務の確率を計る必要性が生じたため。
研究H程
活
n
M
動
1
会
、菜!
イノ)勢脱中学校
D1fU
成瀬小学校
3/041CUDL表の分難
)システムの試作
定の設計
の試作
◆---◆
,71
1/19
試作システムの完成
11トー‐---1‐---1‐9-1‐-1-11‐9111‐‐←‐l‐
葉)システムの設計
8/2U
場
伊勢原''1学校
伊勢原【|'学校
iI1JUlI学校
llj沢【|ルザ:校
伊勢原111学校
「-.。
liliI刹一i'二iUIL騨奎=…DJ
-287-
|IllJJl0学校
一一一_I-
l-U噂il‘i小撚
研究過程及びシステム作成までの過程
奥田教諭の助言により印刷書式等の設計の関係からスプレットシート(表計算ソフト)
を基に試作し、開発に取り組む。
開発分野を機能的に設計するためにL人力編2.返納(廃棄)3.ソート(抽出)
4.印刷5.将来の改訂に備える。の5分野別に分けた。
またデータ全体の確認としてカードスクロール方式を採用した。
人力についてはデータの必要事項を検討し、分類番号→区分→設置場所→品名→規格→
付属品→購入先→購入単価→購入数→老人金額の順に決める。
区分及び業者名はコード人力方式を採用した。
返納(廃棄)は返納備品を確認しながら返納人力が出来るように措置した。ソート(抽
出)は会計年度別・教科別.係り別等に瞬時に抽出できるよう工夫した。
印刷は用途別に印刷できるようにカード型及び一覧表印刷とした。
また平行してCODE表及び簡易マニュアルを作成するに当たっての前提条件を以下の通り
とした。
①各学校に配置されているコンピュータを活用する。
②印刷企画をカード及び一覧表とする。
③データの変更、修正、保存が可能なシステムとする。
④使用するプリンターをNEC(PC-PR201G)とする。
研究の結果
使用者の立場に立ったシステムということで、市内小・中学校の事務職員の先生方に
モニターをお願いし感想を聞いたところ、処理速度が遅い等問題点を指摘されたが、
「十分に一人でも操作することが出来ます。」という評価を得ました。
市販のシステム同様の操作で処理できることを開発を目指したが、改良点やバク取りき
れない部分がある。
そこで来年度も研究過程を継続することで更に研究を深めていきたい。
今後の課題及び問題点
上記の研究結果などから見て、今回試作したシステムが、学校事務の簡略化という面
で、有効な手段として十分に活用され得ることがわかった。
そこで、これらの展望として、更にこのソフトを市内の小・中学校の事務職員が使用し
ていくために、機能強化を進め、より使いやすいソフトを開発する必要性を高めるため
に、以下の事項を今後の課題として、更に研究を進めていきたい。
①外字文字の統一処理
②ヘルプファイル及びユーザーマニュアルの作成
③将来の改訂に備えアフターサービス体制の確立
④スプレトシートコンパイラーを使って独自システムの開発
協力された学校事務職員
藤元和恵(伊勢原小学校)
坂斉昇(比々多小学校)
千波鶴世(大山小学校)
添付書類印刷サンプル(カード及び一覧表)各1部
-288-
備品管理ソフト1枚
希望研究・グループ研究
桜台小学校八杉厚子・下山衣代・山口知子
1,テーマ新学力観に立つ学習指導の在り方
襯加育てる、朧O縦
2,テーマ設定の理由
現行指導要領が施行され、すでに2年が過ぎようとしている(H6年4月現在)。学習指導要
領の改訂に伴って、教育課程や学力観も大きな転換を見せた。「新学力観」が注目され、「教え
る学力」から「育つ学力」ヘの転換が求められている。
そこで、私たちは、新学力観に立つ授業の在り方を考え、新しい授業の在り方を探っていくこ
とにし、このテーマを設定した。
3,研究のはじめに
まず、新教育課程が目指すものを、指導要領から探ってみた。
■ももも
■日上の〃〕へべJA4△
心豊かな人間の育成
基礎・基本の重視と個性教育の推進
自己教育力の育成
文化と伝統の尊重と国際理解の推進
即ち、
Ub、b
凸Ⅱ▲の〃〕ハイJ△勾玉
人間としての生き方について自分の考えを持つ。
豊かな自己実現に生きて働くよう基礎・基本を身につけ、個性を生かす。
自ら学ぶ意欲や社会の変化に主体的に対応できる能力を身につける。
国際社会において主体的に生きる事ができる豊かな資質や能力を身につける。
新学力観は、
・自分から課題を見付け、自ら考え、主体的に判断したり、表現したりして、よりよく解決する
事ができる資質や能力の育成を重視。
・子供たちの内発的な学習意欲を喚起し、自ら学ぶ意欲や、思考力、判断力、表現力などを学習
の基本とする学力観。
つまり、新学力観に立つ学習指導の在り方は、
・子供たちが進んで課題を見付け、自ら考え、主体的に判断したり、表現したりして、解決する
事ができる資質や能力の育成を璽視する学習指導。
・子供たちが自分の考え、夢や希望などの思いに基づいて、これまでの学習や生活の経験、よさ
や可能性などを生かしながら、新しい課題を見付け自ら考えたり、判断したり、試みたり、表現
したりして解決することを基軸にして展開する必要がある。
以上のことをふまえた上で、研究を進めて行くことにした。
-289-
4,表現活動とは
次に、表現活動にはどのようなものがあるかを探ってみた。
①国語科における「A表現」には、
音声言語「話すこと」
・文字言語の指導との関連を図る゜
・日常生活のなかに話題を求める。
・意図的、計画的に指導する機会を作る。
・音声言語のための教材を開発したり活用したりする。
文字言語「書くこと」(作文)
・文章による表現の基礎的な能力を養うことに重点を置く。
・作文を主とする時間を、1年から4年までは105単位時間、
ザ
5年及び6年では70単位時間持つ。
・文章を書く活動を多くする。
(「国語指導資料指導計画の作成と学習指導」文部省)
②社会科における表現活動のさまざまな内容や方法とは、
①②③④⑤
話し合い、発表、討論など、主として言語を中心とした表現活動。
絵地図や紙芝居、イラスト新聞など、主に文字や絵などを使った表現活動。
劇やごっこ活動、動作化、ペープサートの活用など、手や足、体を使った表現活動
ワープロ、パソコン、カメラ、ビデオなどの視聴覚機器を活用した表現活動。
その他、土器づくりや立体模型(地図)など、具体的な「もの」をつくる表現活動
(「小学校社会科指導資料」文部省)
③国語科の「表現」と生活科との効果的な関連を図るための主な表現活動とは、
アイウエオカキク
話し合い、発表・・・活動のめあてやきまりなどを決める相談など。
口頭発表・・・スピーチなど。
見たことやしたことを書く・・・メモ、まとめなど。
わかったこと、友達に教えたいことなどを書く・・・同上
本作り・・・響きためたものも整理と保存の工夫。
新聞、ニュース、号外、作り・・・ニュース性のあることがらを教え合う。
短冊作りかるた作りなど・・・作って遊ぶ、作って発表するなど。
劇、紙芝居、ペープサート、動作化など・・・絵や人形、身体などを使った表現を併用
する。
ケ
朗読・暗唱とその発表・・・関連したテーマや内容の教材を使用する。
(「国語指導資料指導計画の作成と学習指導」文部省)
G
これらから、さまざまな表現活動を知り、研究に生かしていくことにした。
-290-
5、実践記録1
1年生における考える力と表現力を育てるための手立て
まず、考える力と表現力を育てるために、日々の授業の中で、様々な手立てを取ってみた。
①発言のパターンについて
話し合い活動の活発化と自信を持った発言のために、発言の仕方を身ににつけて欲しいと考
え、発言の基本的パターンを掲示用にいくつか作っておき、それを見ながら発言させた。
☆「はい。・・・です。みなさん、どうですか。」「いいです。」「ちがいます。」
(答えが、一つの場合に使う。例えば、算数の答えなど。)
☆「はい。・・・です。みなさんは、どう考えますか。次は・・さん。」
「おなじです。」「つけたしです。」「しつもんです。」「ちがう考えです。」
(様々な意見がある時、使う。相互指名していく。)
☆「はい。・・・です。次は、・・さん。」
(答えが、たくさん出る場合に使う。例えば、動物の名前を聞いたときなど。)
これを活用しての感想は、まず言葉遣いが丁寧になることである。「はい」という返事もし
っかりできるようになった。それは、期待したことではなかったが良い点といえるだろう。
1年生からこのように型に朕めることにはもちろん抵抗もある。もっと、子供らしい言い方
で自由に言わせた方が良いのではないかと常に自問してきたが、あえて今年は使ってみた。子
供たちは慣れてきて、自然に使えるようになってきている。
②ハンドサインについて
友達の発表をきいて、自分の意志を明示してほしいと考え、ハンドサインを常に掲示した。
「友達の意見をしっかり聞いて、そして自分の考えをはっきり言える子」を育てたい。しか
し、いつも全員の意見を聞けるわけではないので、ハンドサインによって自分の意志を明らか
にして欲しいと考えて、長くハンドサインを活用してきた。
しかし、今年は、発表のパターン」の中に、聞いているほうの返事もあるので、以前より
はハンドサインを活用しなかった。また、効果的な活用を工夫したい。
③名前カードの活用について
ハンドサインと同じようなねらいで、板書用の名前カードも活用している。
板書した意見が誰の意見かを示す時に貼ったり、板書したいろいろな考えの中の同意見の所
にカードを貼ったりする。カードの活用によって、発言していなくても自分の意見を示すこと
ができる.
-291-
その他にも、グループ分けに使ったり、算数のいわゆる「おはじき」代わりに使ったりと、
活用範囲は広く、大変便利に活用している。また、背面黒板では、欠席や家庭学習の確認など
にも活用している。
たくさんのカードを作るので、マグネットシートをそのまま使わず、板目紙を切ってマジッ
クで名前を書き、各自がクーピーできれいに仕上した物の裏にマグネットシートを貼って、使
っている。最初は、マグネットシートが足りないための策であったが、ただのマグネットシー
トより、きれいな可愛らしいカードができる。
曰同区歴
④簡易アナライザーについて
ハンドサインや名前カードと同じようなねらいで、活用している。
牛乳パックを切り取って、4面のカードを作り、折紙を貼ってきれいに仕上げる。4面は、
「○と×、ピンクと水色」に分ける。意見が二つに大きく分かれた時などに活用する。例えば
「テンという動物はいるか。」というようなときに、「○と×」を使う。または、道徳などで
「叔父さんのお見舞いに行くか、野球の試合に行くか」というような場合に、ピンクと水色に
分けて一斉に意見を明示させたりする。
良い点は、教師側も子供同士も、互いの意見が一目で分かること、そして、自分の考えをは
っきり示せることであろうか。牛乳パックで作ると、手軽で丈夫であるが、1年生が作ったの
で、見かけはあまり良くない。引き出しに常に入れておくのですぐ無くしてしまう子もいた。
簡単なのでたくさん作って無くした子には貸し出しした。さいころ型も作って見たが、手軽に
は作れないし、保管も場所を取る。また、横から見ると、違う面が見えてしまうのであまり良
くなかった。
簡易アナライザーは、とても便利なものであったが、活用しているうちに、「○とx」は、
自分の腕で大きく作った方が簡単明瞭ということに気づき、今は、ピンクと水色のみの活用と
なった。次はもっと、工夫したものにしたい。
匡正
○
×
⑤机の配置について
教師の一斉指導から、子ども同士の話し合い活動を重視した授業を目指して、机の配置をい
わゆる学級会時のような「.の字型」で行っている。
「.の字型」を基本形として、「一斉型」「写真撮影型(写真を写す時に、間から顔を出す
ように、一斉型で少し机をずらす形)」「一重円型」、またグループ活動時では、「列車型」
「レストラン型(グループを作るときに、壁に沿って作る)」「バス型」など、様々な形を取
り入れてみた。
いつも同じ「一斉型」でなく、様々な形を取り入れることが大切であると思う。
「.の字型」を中心に授業を行ってきての良い点は、発表会や話し合い活動がスムーズに行
われるということの他に、机間指導が大変しやすいことがあげられる。前を後の2列なので、
端からぐるつと横にスライドしながら見ていくと、短時間ですばやくできるのである。また、
真ん中の空間を「広場」と呼んで、様々活動に利用できたことも大変なメリットであった。
-292-
雪こしし。司壹F言売子旨宰譲
実践記録2
次に、表現活動の中の「音声言語による活動」の中で特に、音読指導について取り組んでみた。
声に出して読んだり話したり歌ったりすることは本来とても楽しいものである。国語の学習でも、
その楽しさを充分引き出せるように、楽しい音読指導のあり方を探ってみた。
①音読は、明るく楽しく解放感に満ちたものであることを子供たちに実感させること。
②f供一人一人の主体的な音読を認め、互いの良さを認め合うこと。
③授業の導入だけでなく、随所に音読を位置づけること。
④音読を単なる技術でなく、一人一人の理解や表現を充実させるものとしてとらえること。
⑤教室独自の教材の開発。
⑥音声言語は一過性であるので発表メモ・聞き取りメモなどを活用し文字言語との関連を図る゜
これらを基本において、授業実践を試みた。
<国語科・1年生・授業実践記録>
単元詩を読もう
単元について
前単元「くじらぐも」では、動作化や役割読みを通して、みんなで音読することの楽しさを
十分味わうことができた。今度は、楽しい詩を読むことによって、音読の楽しさを味わってほ
しいと考えこの単元を設定した。ここでは、詩の音読に重点を置き、詩を創作することについ
ては、1月下旬の単元「しのひろば」で行なう予定である。
本学級の子供たちは、音読が好きで、ひとりひとり上手に読めるようになって来た。この単
元での詩を通して、また、楽しく音読してほしいと思う。
「ちいさいおおきい」は、大きいと小さいの対比がおもしろく、声の大きさを工夫するに
も大変良い教材である。この詩で、音読のおもしろさを充分に味わわせたい。
単元目標
◎言葉遊びの楽しい詩を読み、詩のおもしろさや、音読のおもしろさに気づく。
指導計画(3時間)
次
-次
邸内串
学習課程と指導内容
Ⅲ。】弓田工■
1,題名を考えることによって、詩のおもしろさに気づき、工夫して音読する。
時
1
のロ
・詩「おならはえらい」の題を考え、工夫して音読する。
二次
2,伏せ字を考えることによって、詩のおもしろさに気づき、工夫して音読する。
の②のt
・詩「ちいさいおおきい」の②の伏せ字を考え、音読する。(本時)
2
の④の6
・詩「ちいさいおおきい」の④の伏せ字を考え、音読する。
@J
・他の楽しい詩を知る。
本時のねらい
・詩「ちいさいおおきい」の①②を工夫して読んだり、伏せ字を考えたりすることによって、詩
のおもしろさや音読のおもしろさに気づく。
-293-
本時の展開
認
学習活動
主な発問と予想される児童の反応
指導上の留意点
つかむ
・本時の学習内容を知る。
.今日は次の詩を勉強します.お
・題を板書し、一斉読み。
もしろい題です。読みましょう。
.「ちいさいおおきい」
の詩を読む。
.「ちいさいおおきい」
.読みましょう。
.詩のプリントを配布。
・各自読み
・一斉読み
・指名読み
ふかめる
.この詩が、4つのかたま
.この詩は、いくつのかたまりか
り(連)からできているこ
らできていますか。
とをつかむ。
・3人くらい。
@4つ
.かたまりごとに、①から④の番
号を付けましょう。
.①を音読する。
。①を読みましょう。
「ちいさい」は小さく、「おお
きい」は大きく読みましょう。
.「おおきい」「ちいさい
」を声の大きさを変えて読
む
。
・範読
・指名読み
・一斉読み
.②を音読する。
.②を読みましょう。
・範読
。一斉読み
・伏せ字を考え、発表する
。さて、□の所には何が入るでし
ょう。プリントに書きましょう。
@かばののみ
@きょうりゆうのなみだ
・伏せ字に言葉を入れて、
②を音読する。
・自分が書いた言葉を入れて、②
を読みましょう。
・指名読み
まとめる
CDC2Dを、房
原作で、楽しく
.①②を、
音読する。
・作者は、「かばさんのむしば」
と書いています。「かばさんのむ
しば」を入れて読みましょう。
.①②を読みましょう。
.一斉読み・指名読み
.分かれ読み
-294-
・自由な発想でたくさん発
表させたい。
H6年11月2日(水)4校時
本時の授業記録「ちいさいおおきい」
認
児童の反応
主な発問・指示
つかむ
.今日は、この詩を勉強します。
おもしろい詩です。読みましょう。(題を板書)
.まず、自分で読んでみましょう。立ちましょう。
すわってからも、どうするんですか。
・先生が-度読みます。
.じゃあ、みんな、「ちいさい」ところは小さく、
.「ちいさいおおきい」
・ひとり読み
.読むの。
。一斉読み
「大きい」の所は大きく読んでみましょう。
.では、3行目の「おおきくって、おおきくって、
おおきくって、おおきい」」の所は、どんなふうに
読んだらいいでしょう。
・どれがいちばんいいですか
.大きく読む7人
.だんだん大きく読む19人
(人数を数える。右の人数になった。)
.じゃあ、だんだん大きくなるように読むよ。
.強く読む0人
・ふつうの3ぱい3人
練習してみよう。
(板書に裾広がりの線を入れる。)
.「ちいさくって、ちいさくって、ちいさくって、
.だんだん小さく読む。
ちいさい」」の所はどう読みますか。
(板書に線をいれる)
.じゃあそこに気をつけて、全部読んでみましょう
・指名読み
.一人で、読みたい人。
.とっても、上手です。
.じゃあ、今度は分けて読むよ。真ん中から、右は
・半分に分けて、分かれ読み。
小さいね。左は大きいね。
・反対にしてやりたい。
・のど、がらがら。
.この詩はいくつのかたまりからできていますか?
・2つと4つがでたけど、どっちですか。
・2つ・4つ
「
数えてごらん。
「おおきくって..」と「ちいさくって..」で
7-
分けると2つで、隙間で分けると4つだね。どちら
今日は、隙晴
でもいいけど、今日は、隙間で分けましょう
◎
やあ、①から④:
.じゃあ、①から④まで番号を付けてみましょう
CDをや
.①をやるよ。
読みましょう
。
・プリントに番号をつける
⑥
.どうして、「おおきくって、おおきくって、おお
きぐって、ちいさい」のは、かばさんのなみだだと
.小さくって大きいから。
いっているのですか。
.大きくって、小さいから
-295-
■「藷IL…
・ぞうさんは、大きいでしょう。それ
で、涙は小さいから。
〕容器
・くじらのしおふき
・くじらのなみだ
・かばさんのなみだ
・やぎのなみだ
・じよおうばちのたべもの
(ローヤルゼリー)
・くまのなみだ
まとめる
・香山美子さんが書いているのは何か、言います。
かばさんのむしばでした。
自分が書いたのの隣に「かばさんのむしば」も書
いておきましょう。
.「かばさんのむしば」を入れて、小さいと大きい
に分けて読みましょう。
.分かれ読み。
・鉛筆マークを書いて出してください。
(授業の感想を書いて提出)
・プリント提出。
@子供たちが書いた伏せ字の部分(プリントから)
.ごじらのなみだ.ありのたまご・さいのなみだ
・マンモスのなみだ・くまのなみだ・くまさんのはな
・くまのなみだ・かばさんのなみだ・ぞうさんのあくび
・くじらのなみだ・くじらのしおふき・やぎのなみだ
・おたまじゃくし.ありのなみだ・くまさんのて
・きりんさんのあしのうら・らいおんのめ・かばのは
・くまさんのあかちやん・くじらのめ
・かばのなみだ・パンダのくち
授業では、「ちいさい」と「おおきい」に分かれて読むところが大変盛り上がった。授業をしてい
ても楽しいなあと感じた。今後もまた、楽しい教材を作ってみたいと思っている。
6,研究経過と今後の課題
毎月、定例会を持ち、各自の実践を持ち寄り、話し合いを深めていった。
話し合った内容の主なものは次のようなものである。
・新教育課程が目指すものを、指導要領から探ってみた。
・新学力観に立つ授業とはどんなものかを探ってみた。
・表現力を育てるためのてだてを探ってみた。
・障害児教育のための「手話」のビデオを視聴した。
・国語における音読教育の実践について話し合った。
今後は、今年取り組めなかった「考える力」の育成についても探っていきたい。また、新しい授業
の創造をめざして、授業実践を深めていきたいと考えている。
-296-
伊勢原市教育センター・希望研究
グループの部・社会1
士ピユゴ郵愚を宇璽壁です-」ろノc、をF青-てる
-地域素材を生かして-
句干与忌匡罰榎本浩・'1松由美・杉山悦子・橋口龍郎
ラニーミマ言受気=つつ玉里由
第4学年の社会科では、郷士の歴史に触れながら、先達たちの地域への功績やその後の産業や生活の発展
について学習する単元がある。ところが、教科書て《よ他地域を例に取り上げており、伊勢原の歴史に筒jblLず
に学習を終えてしまう場合が多いようである。
学習指導要領の目標には、「地域社会の成員として地域社会の発展を願う態度を育てる。」ということが
記されている。この目標を達成するためには、伊勢原独自の教材を認IdW1i自身の手で作り、授業に生かしてい
くことが大切であると考えた。そこで本研究のテーマを設定し、前年度より取り組んできた。
『ず「ラモクフ糸至〕dEh
4月前年度反省
5月年惜信11画i作成
6月西部用水現地見学
7月寺堰用水(栗原地区)の現地見学・第1回、第2回
8月研究方針の再検討
9月寺堰用水について、地域の方(石井恭平氏)から話を聞く。
10月中間報告書作成
11月寺堰用水(栗原地区)の現地見学・第3回
2月年間報告書作成打ち合わせ
3月年間報告書作成
可チヲモクフ11軒三雲
前年度に西部用水の建設当時の写真や地図といった資料が手に入ったので、それをもとに授業計画をたて
ることにし、西部用水の現地見学を行った。磯部の頭首工とその取水口、水路の一部の様子を中'、に見学し
たが、東部用水と共通の取水口であることなど、現地を訪れなければわからないことが数多くあり、副読本
の内容を発展させることができると考えた…
西部用水の研究をすすめる中で、比々多小学校の学区内に作られた用水の中にトンネルまで掘られたもの
があることを知った。その用水は「寺堰用水」と呼ばれ、栗原地区に流れる栗原川から取水し、保国寺の西
側の水田に至っている。しかし、この用水がいつ、誰が、どのような経緯で作られたものなのかは不明であ
った。そこで、地域の歴史や事情に詳しい方(石井恭平氏)にいろいろと話しをうかがう機会を設けた。今
年度の後半は、「寺堰用水」の調査・研究を中心にした活動であった。
-297-
三丁三士彊U年]ズに@つ仁工罎t
①取水口
寺堰用水の取水口の位置は、最終処分場を下った栗原川上流の雑木林の中にある。片側には、
崖がそびえ水量も多く、土嚢を積んだ小さな堰が作られている。最終処分場の処理水の排水口を
近くに見つけることができた。
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②途中
そこから、木製の水門で分水され、側面の崖地に掘られたトンネルに流れて行く。トンネルは、
竹やぶのはずれに出て途中コンクリートや掘り込みの水路になり、等高線沿いに竹やぶ、雑木林、
畑、果樹園、水田の間を抜けて行く。ミカン園のわきを流れそこから、再びトンネルとなる。
トンネルは南に向いて掘り進められ、保国寺のわきに出る。
③出口
栗原の保国寺(三ノ宮2137)の裏の墓地下の水田に用水の出口を確認した。水路は、そこ
から暗渠となり、保国寺の前を流れ栗原川までの間の農地を潤していく。
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298
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耳又スト<にI(写真1)
栗原Ⅱlに±のうを積み、分水している。木製の水門により、水量が調節できるようになっており、そこ
からコンクリート製の水路へ流れこんでいる。
ズにl足各(写真2,3)
コンクリート製のもの、掘り込みの水路、トンネル等によって成り立っている。水路はいずれもふたは
されていない。所々、水路は分水されており、狭いながらいくつかの水田もみられた。しかし大方は、み
かん畑の間の急な谷の下であったり竹林の間であったりした。トンネルは観音掘りされており、大きさは
大人がやっと入れる程度である。壁面にはろうそくを置いたと観つれるくぼみ力魂られた゜まだ奥深く入
っていないのて確認はできていないが、内部に1メートルほどの段差があるそうだ。
辻l[。(写真4)
それまでの山や竹林をぬけて、かなり開けた水田が広がっている。噸1があるため、上から順々に水を
落していっている。
蕊
299
モァヲキラ祭二二F丘逼つう言舌
1994年9月28日(水)に栗原にお住まいの石井恭平氏を訪ねた。うかがった内容ljU21下の通りで
ある。
寺堰用水は明治の始めか幕末にできたようだ。明治8,9年ごろに土地篭Bされている。水田に安定
した水を供給するために作られ、受益面積は2~3haほどである。当時'よ、麹重油と米は大切なもの
であった。少しの面積でも米を作りたいという農民の思いが、用水路を作る動機になった。
元々の用水路{よ山城の堀を利用して作られたもののようで、お寺の回り(お墓の方)に用水路力麺っ
ていた。しかし、関東大震災でところどころ埋まってしまったたために、修復を考えた。木ては腐るし、
コンクリートはなかなか手に入らないので、素堀のトンネルに大正13,4年ごろ作りかえた。このと
き水路も変更した。
このトンネル作りを行ったのは、栗原に住む近藤さんと伝えられる。長さは120mぐらいである。
ロウソクのあかりを利用して直線的に掘った。掘った土を運びだしやすいように両方から掘った。高
低差を正確にとるのが難しかったらしく、段差(1,50cmぐらい)が途中にある。
近藤さんはトンネルを掘る技術を持っており、儲け抜き・損得を考えずに取り組んだようである。
その後、トンネルは水で掘れてしまい、下iが細くなっていて歩きづらくなってしまった。牛が逃げた
ことがあったが、中で方向転換できなかったので、追いかIブた人がH1いで向きをかえたということなど
もあった。直系の人は平塚に住tFといわれる。
水利組合〈当時?現在?10人前後)がある。組合長は水野さん(ハウスでいちごを作っている)元
々は簡単な寄り合いだったので、大きな組織て1まない。
冬は使用していないので、春になると利用者で掃除をした。三ノ宮の春のお祭り(4/22)の後、
取り入れ口から水を取り入れる。半日がかりで水力藷ちる。竹やぶの途中に、水を逃がすところを作っ
ていた・用水路は利用料などはなく、日頃のつきあいから 上の土地の人が下の土地の人に当たり前のよ
うに貸していた。相互扶助という当時の人間関係を抜きに、このことは語れない。
作ったお米の年貢は、栃木の烏山藩に納めていた。工熱団地の辺り1逼管が生えていたところだったが、
三ノ宮の人々力噺田開発をして、稲作を自作していたので飛び地になった。(二重掘り)
昔の比々多地区では、三ノ宮・栗原・善波あたりに人口が集中していた。
拳と三つと今-種をロブ言果是亘
今年度は、寺堰用水の調査・研究が中心となった。西部用水は、同じ伊勢原市内のこととはいえ、比々多
小農詞あの児童にとって存在があまり身近なものではないため、副読本「いせはら」での学習も教i科書の銅寸
とあまり変わらない印象を持っているように思われる。その点、寺ju【用水1コ津区内にあり、児童による現地
見学も比較的容易で、地域の剰憂に関わっているというところで、比々多小昌i敏の児童にとって、「郷土を
開く」という単元の学習にふさわしいものと思われる。
今後はより教材化をすすめ、授業に生かせるものにしていきたいと考えている。そのためには、トンネル
など実際に寺堰用水を作った人物や施工方法などをより詳しく調査し、子どもたちにわかりやすい内容にし
て資料を作るといった取り組みが必要である。また寺堰用水だけでなく、教材としてよりよいものを検討し、
研究の対象にしていきたいと考えている。
-300-
伊勢原市教育センター研究報告書
1.研究部門グループ研究
2~研究者比々多小学校小松由美
桜台小学校石黒利昌
竹園小学校佐々木典久
比々多小学校
縁台小学校
竹園小学校
杉山・悦子
佐藤幸也
牧喬
3.研究テーマ伊拶鰍の郷土丈・展丈
4.テーマ設定の理由
小学校6年生の社会科学習は、現在のところ地域の歴史を考慮していません。例
えば、九州地力や近畿地方などを中心とした縄文・弥生時代、奈良・京都を中心と
した奈良時代・平安時代、鎌倉を中心とした鎌倉時代など、伊勢原とは離れた土地
のできごとを学習してばかりいて、その時に伊勢原ではどのような生活をしていた
かに触れることはありませんでした。そのため、歴史を身近にとらえにくくなって
います。
その時伊勢原ではどんな生活をしていたのか、まず教師自身が知り、学習に取り
入れることができれば、今まで以上に歴史を身近にとらえることができるのではな
いかと考えています。
また、そうした学習を進めていく中で、郷土をよく知り、郷土を大切に思う気持
ちを育てることができるのではないかと考えています。
5.
研究の経過
4/25(月)
5/23(月)
6/27(月)
7/18(月)
7/26(火)
7/27(水)
8/22(月)
8/23(火)
4月例会年間計画立案
5月例会「絵画資料から歴史を読む~大山参詣と浮世絵~」
講師安藤洋一さん(子ども科学館)
6月例会「伊勢原で発掘された住居史」
講師立花実さん(社会教育課文化財保護係)
7月例会「古代の相模と伊勢原~流通と交易を中心に~」
講師田尾さん(東海大学)
伊勢原市三ノ宮・前畑遺跡発掘調査体験実習①
伊勢原市三ノ宮・前畑遺跡発掘調査体験実習②
伊勢原市三ノ宮.前畑遺跡発掘調査体験実習③
伊勢原市三ノ宮・前畑遺跡発掘調査体験実習④
「三ノ宮・前畑遺跡発掘調査中間報告」
講師諏訪間伸さん(社会教育課文化財保護係)
「水と火の考古学~江戸時代の伊勢原~」
講師安藤洋一さん(子ども科学館)
「ブルガリアの発掘事情~社会主義国の変化の事情~」
講師田尾さん(東海大学)
9/5(月)
9月例会
10/3(月)
10月例会
11/7(月)
11月例会
12/5(月)
12月例会「石尊大権現への道~相模大山参りⅡ~」
講師安藤洋一さん(子ども科学館)
-301
1/20(金)1月例会研究の方向について
2/6(月)2月例会「伊勢原の古墳時代後期の土器からいえること」
講師宮田さん(東海大学)
3/6(月)3月例会年間のまとめ
6.研究の方法
★毎月1回の例会は、伊勢原市文化財保存室を会場に、専門家から本物を見せてい
ただきながら話を聞く。
★夏休みには、社会教育課文化財保護係にお願いして、実際に発掘現場で発掘調査
の体験をさせていただき、伊勢原の遺跡についてより詳しく理解する。
7.研究実践例
【三ノ宮・前畑遺跡発掘調査体験について】
①場所伊勢原市三ノ宮前畑1505.1番地外
(学校法人恵泉女学園・大学研修棟建設予定地)
②日時7月26日(火)、27日(水)10時~16時
8月22日(月)、23日(火)10時~16時
③調査結果★竪穴住居hLl2件(縄文時代2件、弥生~古墳時代前期10件)
④感想
・竪穴住居社・・・1号住~10号住
・敷石住居趾
・縄文住居杜
★土坑1基
★古墳杜2基
★溝状遺構1条
★炉阯1基
記録的な暑さだった夏休み中に、発掘の体験をさせていただきました。あまりの
暑さに、途中、熱射病のような症状になった参加者もいて、発掘調査というものは、
たいへんな仕事だということが体験してみてわかりました。
地表を平らに削って、微妙な土の色の違いを判断してポイントを見極め発掘調査
を進めていくのですが、私たちには、その微妙な土の色の違いがなかなか判断でき
ず、プロと素人の差を実感しました。また、たいへん地道な作業なのですが、何か
出てきた時の喜びは、言葉にあらわすことができないほどの感動でした。たとえ、
それがちっぽけな土器の破片のひとつであっても、貴重なものだということがわか
りました。
自分たちの手で、今のお猪口のような土器が完全な形のまま発掘できたり、黒曜
石の錐(矢じり)を発掘できたりしました。伊勢原市内にも、本当に大昔の人たち
の生活が想像できるものがいくらでもあるということを感じました.
【毎月の例会について】
毎月の例会については、別に資料がありますので、興味がある力は、そちらをご覧
ください。
-302-
グループ研究報告書
テーマ「生徒の個性を重視した進路指導の一環としての職場見学&体験学習の実践」
伊勢原中学校2学年代表杉崎直信
Sユ罰g〒し《`、藷と宅苛冨栗可言&し二コご(ナ壹弓ニフフ癒見と進室足各オィ旨零宴
平成六年度から実施される新しい教育課程においては、自ら学ぶ意欲と思考力、判断力、表現力
の重視や個に応じた教育の重視を特徴とされている。
進路指導を進めるためには、平素から一人一人の生徒が自らの進路を主体的に考え選択する能力
や態度を育成し、進路指導に生かすことが重要である。このような進路指導を実現するためには、
生徒が様々な産業や職業について理解し、将来職業生活を通してどのように生きていくかについて
現実的・具体的な目的意識を育むことが必要である。その際、生徒に犠々な職業の現場を見学・体
験させたりすること、また、社会の様々な分野で活畷する方々を学校に招へいして、その体験談等
を聞くことなどが効果的であると言われている。
また、高課研の報告の中では、中学校の進路指導指導は、生徒ひとり一人が将来の生きたかを考
え、自らの持ち味、興味・関心などを生かした進路を模索し、実現できるよう手助けする教育活動
であり、その一環としての望ましい進路選択、高等学校選択がされなければならないと述べている。
s=オュらし、と三≦二本二白勺ズプ金十
①生徒ひとり-人に将来の生きたかを考えさせ、自分の興味・関心ある職場を直接見学したり、
体験させたりすることを通して、自分を見つめると共に、自分の生き方や目標を持たせたい。
②自分たちで見学・体験場所を選び、見学等の申込からお礼状の発送までやらせることで、社会
生活の基本を学ばせたい。
③宿泊を伴う活動を通して、3年生になってからの、進路指導や修学旅行に活かしていきたい。
§己;舌重功CD村託=
日時:平成6年5月80日(月)、81日(火)
活動内容80日(月)クラス別団体行動(パスをチャーター)
81日(火)・・・グループ別自主行動
宿泊場所:ホテル浦島〒104束京都中央区晴海2-5-23
電話O3-3533-3111FAXO3-3533-5336
宿泊費用:宿泊費用1泊二食14700円(2日目の活動賀は別)
方針:①生徒の興味・関心を中心とした班を編成する。
②下調べ、計画、申込から報告、礼状の発送に至るまで、すべて班で活動する。
③生徒の自主的活動を尊重し、担任が指導・助言する。
手順:1、職場見学の資料提示2、学級・個人で検討
8、グループになり下調べ申し込み4、グループによる綿密な計画の立案
5、実行6、報告・礼状の発送
§4参ユイ本白勺進這るウズラ
ーアーイニーニン画「低動く雪害」
イーh、易らし、ろフミヨ:同iヨビ篝豊
rつ゜歪菱米斗CD』是万二と言方r輩Iグモヨロロ杉ご言寸
==_グラフ之万U回醸上易暘己書=&ェ仁に層金言三雲チロヮーーニズ
1組学校8:00日本銀行
ベイプリッジ→森永製菓翻見工燭→平和島PA→東京証券取引所→貨幣博物館→夢の島→ホテル
-303-
(休憩)10:00~11:30(昼食)2:00~3:003:30~4:305:006:00
9:10045-571-218103-3666-0141中央区日本橋江東区
横浜市鶴見区中央区日本橋本石町1-3-1夢の島3-2
下末吉2-1-1兜2-103-3279-111103-3521-8283
2組学校8mO
横浜市民防災センター→ベイブリッジ→JAS→レインボーブリッジ→東京ドーム→ホテル
9:30~11:30(休憩)1:00~2:303:30~4:305:30
045-312-011903-5756-8248
神奈川区沢渡4-7大田区羽田空港3-5-1
3組学校8:OO
神奈川県警察→ベイブリッジ→森永製菓観見工場→東芝科学館→ホテル
広報センター(休憩)l:00~2:303:15~4:156:00
10:OOO45-571-2181044-511-2300
045-211-1212川崎市幸区
中区海岸通2-4小向東芝町1
4組学校8:30
富士コカコーラ→港北PA→大蔵省印刷局滝野川工場→新宿TOTO→ホテル
9:30~11:002:00~3:003:45~4:455:45
0462-38-115203-5567-110203-3345-1010
海老名市上河内33北区西ケ原2-3-15新宿区西新宿1-6-1新宿エルタワー26階
5組学校8:00
ベイブリツジ→森永製菓鬮見工場→JAS→船の科学館(乗船体験)→ホテル
(休憩)10:00~11:301:00~2:303:00~5:156:00
9,0045-571-218103-5756-8248045-201-6575
横浜市中区南仲通1-14
(社)関東海事広報協会
6組学校7:30
ベイブリッジ→JAS→森永製菓観見工場→東芝科学館→ホテル
(休憩)10:00~11:301:00~2:303:15~4:156:00
8:4003-5756-8248045-571-2181044-511-2300
7組学校8:30
明治乳業㈱→横浜ペイプリヅジー●全日空機体センター→船の科学館(乗船体験)→ホテル
神奈川工場大黒PA(休憩)I:00~2:303:00~5:156:00
9:3011:3003-3745-8885
0467-82-5101大田区羽田空港l-I2-2
茅ヶ崎市下町屋字石原401
8組学校8:00
ベイブリッジ→森永製菓鶴見工場→全日空機体センター→NEC(C&C)→ホテル
(休憩)10:00~11:301:00~2:304:00~5:006:00
9:10045-571-218103-3745-8885千代田区内幸町2-2-3
日比谷シティ.日比谷
03-3595-0511
-304-
三十.シ・ノレープ刃U貢方「習司言方旙ヨグ己一塁壜Z〔Ⅱ直フド旧司)
森永製菓鶴見工場東京証券取引所横浜市民防災センター東京ドーム神奈川県警
察広報センター富士コカコーラ大蔵省印刷局滝野川工場JAS東芝科学館明治乳業
㈱神奈川工場全日空機体センター築地中央市場国会議事堂NHKNEC池袋防
災館朝日新聞東京電力関東美容専門学校横浜調理師専門フジタヴァンテ圧太郎
アサヒビール高岩寺金太郎飴カトレア洋菓子店幸せの丘多摩動物公園大蔵省滝
野川印刷局バンダイランドマークタワーズーペヅトガラスモザイク販売早稲田大学
東京芸術大学ズームイン朝小田急百貨店ミズノ金沢動物園女子美術大学神奈川
高等理美容学校東京佼成ウィンドウオーケストラWOWWOWPEC育成会技術専門学校
蕃視庁広報センター東京証券取引所アバコスタジオメディアレモラスタバヅク読売新聞
社東京テレピセンタープジタヴァンテコカコーラ稲城厚木看護専門学校ナガセケン
コーハドソン任天堂後楽園遊園地キリンビール横浜クレモンフェラン港養護学
校EPICソニーレコード明治薬科大学サンシャイン水族館日刊スポーツキリンビール横
浜ソニーピル聖マリアンナ医科大学東映童画ソニーエ場品川不二家ナガイ相模
原センター電力館M2ニコラスフィオーレ銀座上野動物園
コカ_言方『譜ヨダt=-~CD間罰し、含「オつ吊全(恒建言舌CD力西0ナ垂ラ)
見学場所名
1,(例キリンビール)ですか。
2、<職場見学を実施しているところ>
神奈川県伊勢原中学校の2年生ですが、職場見学ということで5月31日に(例7)
人で見学をさせていただきたいのですが、予約はどのようにすればよいでしょうか。
<職場見学を実施しているかどうかわからないところ>
神奈川県伊勢原中学校の2年生ですが、私たちの学校では職場見学を計画しています。
(キリンピーノ豚の工場)で(ビニルの製造の様子)を見学ざせ見学したいことていただき
たいのですが、見学させていただけますでしょうか。
8、先に、質問をされるかもしれませんが、先方に確実に伝えなければならい事
行く月日(5月81日)
行く人数(人)
行きたい時間():時間については見学先で決まっていることもあるのでよく
確認をすること。希望時間が合わなかったときはどうするのかよく話し合っておいてスム
ーズに受け答えができるように準備すること。
代表者の名前()
クラスの先生の名前()
4、話がまとまったら・・・
では、5月81日の()時に()人で伺います。よろしくおねがいします。あ
りがとうございました。
〆モ
伊勢原中判ツビ伊勢原市桜台4-2-10463-95-2539
二千_月醸」霊3J司言=托寄華享田各夛震。受二髪妻参篭晃)
導入本日の授業の流れを説明
-305-
展開○グループになろう・・・前以てグループが作れるようにしておく
1,責任者を決めよう
2、よく話し合ってどこへ行くか決めよう(2~3カ所)
◆燭所・交通機関・見学時間などを考慮して
◆5時には学校に着くように
。グループで決めたことを発表しよう
(例)見学場所はoooooです。
そこを選んだのはoooooooだからです。
そこでoooooooを見て来たいです。
※話し合いが途中のグループは中間報告をする。
まとめ教師の指導、助言
企業に申し込みをするにあたっての注意(TELの仕方など)
クーイ苛可皇三三f乍り職場見学予定表の一例
1,メンバー2-69班
班長吉川敦章副班苅篭泰彦青木崇夫石井通雄宇田川隆一郎小林諭史
2,日程表の例
月日平成6年5月30日~31日
集合場所伊勢原中学校
集合時間6組7:30
1日目クラス別行動(詳しくは2ページに書いてあります。)
2日目班別行動(詳しくは3ページに轡いてあります。)
<1日クラス別行動について>
学校====厚木IC====〔東名高速道路〕====横浜IC===〔首都高速道路〕=
7:308:409:0010:0011:30
===羽田IC====羽田JAS===羽田IC====〔首都高速道路〕====汐入IC=
===羽田IC====羽田JAS===羽田IC====〔首都高速道路〕====汐入IC==
==森永製果圏見工場====川崎東芝科学館====大師IC====〔首都高速道路〕
13:0014:0015:1517:00
====13号埋立地====ホテル
18:00
<2日目班別行動について>
ホテル---晴海三丁目--.-築地--.-日比谷一一一西日暮里一一一駒込
7:307:347:497:578:048:138:268:338:378:42
西ケ原一一大蔵省見学---西ヶ原一・一駒込一一一上野一一築地一一一
8:449:0010:0010:0910:1110:1710:2610:3410:47
日刊スポーツ見学一一一築地一一一銀座一一一京橋一・一昼食一・一-警視庁見学-
此0012:4012:5212:5513:0113:0313:0514:0015:00
-京橋一一一渋谷---下北沢一一一伊勢原
15:1215:3015:3715:4315:4816:39
電話番号表吉川敦章95-2417
大蔵省造幣局滝野川工場mO8-5567-1102苅篭泰彦98-3879
最寄り駅/営団南北線西が原駅徒歩2分青木崇夫93-5979
日刊スポーツ新聞社1Ⅱ石井通雄95-7016
最寄り駅/営団日比谷線築地駅徒歩1分宇田川瞳一郎92-2588
警視庁広報センタ-,08-3561-8251小林諭史94-2782
最寄り駅/営団銀座線京橋駅徒歩2分伊勢原中学校95-2589
-306-
月醸亀鳧長包二箒二子云巨塞冒
50074368724
西ヶ原
●●●●●●●●00●巴●●●●●■●●●●
駒込
34550123844
西日暮里
発着発着発着発着発着
日比谷
JJJJJJJjlJ
築地
くくくくくくくIくく
パス
77778888888
ホテル
築地駅~日比谷駅営団地下鉄日比谷線
曰比谷駅~西日暮里駅営団地下鉄千代田線
築地→西日暮里★160円
西日暮里駅~駒込駅JR山手線
120円
駒込駅~西ケ原駅営団地下鉄南北線
★140円
フミ同壷壱含妄己書=9:00~10:00
西ケ原(発)10:09西ヶ原ENI~駒込駅営団地下鉄南北線
駒込(着)10:11★140円
(発)10:17駒込駅~上野駅JR山手線
上野(着)10:26150円
(発)10:84上野駅~築地駅営団地下鉄曰比谷線
築地(着)10:47★140円
三哀fニーン曰干U封す『匿引帝士屋包今=11:00~12:40
築地(発)12:52築地駅~銀座駅営団地下鉄日比谷線
銀座(着)12:55築地→京橋★140円
(発)18:01銀座~京橋営団地下鉄銀座線
京欄鼠(着)13:03
午後昼食18:05~18:55
謹藍宅見'〒夛包三雲14:00~15:00
京橋(発)15:12京橋~渋谷営団地下鉄銀座線
渋谷(着)15:80★160円
(発)15:37渋谷~下北沢京玉井の頭線
下北沢(着)15843110円
1日乗車券650円
パス180円
井の頭線110円
JR270円
(発)15:48下北沢~伊勢原小田急小田原線
伊勢原(着)16:39450円
小田急450円
合計1660円
イチf雪彗」原[にP二雲オラ芒至u気寶16:45
ケー_E口言寶蕾(主ヨ店頑し、=z二)
月蝕ゴ鬚卜暘包等重CD
とオ交壬薑CD言午可「CD傍11
主ヨ原頁し、1994年5月13日
様
中学校名
神奈川県伊勢原市立伊勢原中学校
校長名
近藤俊二
責任者名
杉崎直信
|’
学級揖保名
学級担任名
北島昌人
本校における進路指導を進めるには、生徒一人ひとりが自
らの進路を主体的に考え選択する能力や態度を育成していき
-307-
|…’
刀、l鼓7エP
たいと考えております。そのためには、生徒が様々な産業や
ロ
職業について理解し、将来職業生活を通してどのように生き
ていくかについて現実的・具体的な目的意識を育むことが大
切です。そこで、生徒に様々な職業の現場を見学・体験させ
If江野で・魁
たり、社会の様々な分野で活躍する方々の体験談等を積極的
に聞かせる機会を持ちたいと考えていおります。
】Ⅱ.
見学目的
生徒が自分の興味・関心ある職場を直接見学したり、体験
することを通して、自分を見つめると共に、自分の進路や
生き方を考えさせる。
所在地
〒259-11神奈川県伊勢原市桜台4-2-1
電話・FAX
TELO4B8-g5-258g
FAXO4B8-95-9586
見学日
1994年5月81日(火)
見学時間
人数
8時80分~11時00分
2年2組2名
「頁襄蕊1代表者氏名
<聞きたいこと>
・獣医Elこ丞乙きぎ墜真ん唾ことを勉強したな L------------_
。=蚕太糞をこと蛙2-________________---------
.飼育侭Q人はL些辺:[j上皇をするgljb22----------------
.合1-動12園ご間題lN25E1てじるこ_と-1も_と4な二上目室'九2------
<見たいこと>
・獣医越瞳。至当のi其具l亘はLどんpijhQjbId回る
・動&クlQ壬当をし。、」瓦とここ一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一
・入園IiiUこ』圖育係。」uよど/i」毬二と塗-1エ11過Q血、_?__--------
<体験したいこと>
・入園iim亘宅ら仕事をf櫨墜してみ型也_--------------一
・動f力'ぬ圭当をし工乙Ljこ』1。----------------------
.鯉をごEノ且。を体験Lどこj足に凹甦--------------------
以上大変ご迷惑をお掛けしますが、主旨をご理解の上よろしくお願い
申し上げます。神奈川県伊勢原市立伊勢原中学校長近藤
俊二
=_言三年蓼皀盧竜一CDE戸しそ言司つそ主薑壽エ晏司
1、ホテル内の服装
華美にならず中学生らしい服装をする、生活服でもよい
2、持物
下着、洗面用具、弁当(第1日目分)、地図、時計、生徒手帳筆記用具、冊子、
-308-
小バッグ(2日目の行動のため)
3、小使いについて
交通費2000円、食費1000円、その他2000円の合計5000円を一応の目安にするが最終的には各
個人、各家庭の判断に委ねる。
4、消灯時間
10:00~11:00の範囲でおこなう
5、注意事項(心得)
(1)事故や怪我がないよう十分注意する。
(2)ゲームセンターなど遊技場には立ち寄らない。
(8)見学や移動中には、お菓子などを食べない
(4)職場見学の際には、礼儀正しくきちんと挨拶ができるようにする(5)有事の際は、必
ず学校に電話をする。
(6)ホテル内では、他の客に迷惑がかからないようにする。
(7)ホテルの施設や備品は大切に扱う
ニノした宝と二皀竺Iま凸三う看ずろ?
ケース1約束の時間に職場につき、受付の人などに応対するしかた
『おはようございます。神奈川県の伊勢原市立伊勢原中学校のものですが、今日、◎時
○分に職場見学の約束をしているのですが、どちらにゆけばよろしいのでしょうか』
ケース2職燭訪問が約束の時間にまにあわないとき
『もしもし、こちら神奈川県の伊勢原市立伊勢原中学校の○○○.○○○と申します
が、今日●時○分の約束で職場訪問の予定をしていたんですが、電車を乗り間違えて
お約束の時間にまにあいそうもありません、どうしたらよろしいでしょうか』
ケース3もしも事故等がおこったときは
午前中はホテル浦島に電話する
午後は学校に電話する
ゼナーネ以犬@つ-1宛I
初夏の風もさわやかなころとなりました。
5月31日には、聖マリアンナ医科大学病院を見学させていただきましてありがとうございまし
た。
リハビリテーション、病室、手術室、その他いろいろなところを説明していただきましたので、
新しい発見がたくさんありました。病院には、医者、ナースと患者の関係だけでなく、給食を作
る方や、家政をする方など、多くの方々が、患者さんと病院を支える仕事をしていることがわか
りました。そのひとり一人が、患者さんを助けてあげようとするもっていなければ、とても続け
ることができない。大変な仕事なので、素哨らしいことだと思いました.
私は、入院したことがあるので、病院の方がのやさしななどはよくわかっていました。あの時、
私のためにも働いてくれたのだなと思うと、感謝の気持ちでいつぱいになりました。私は、見
学を通して、ためになったことがたくさんあります。本当にありがとうございました。これから
も、患者さんのために、お仕事一生懸命がんばって下さい。
6月4日伊勢原中学校2年7組山田洋子
拝啓
梅雨も明け、暑さが日毎に増してきておりますが、ますますご健勝のこととお喜び
申しあげます。
本校における進路指導の一環として、5月末日に実施しました職場見学・体験学習におきまし
-309-
ては、大変ご多忙中にもかかわらず、ご援助、ご協力をいただきまして誠にありがとうございま
した。
生徒たちは職業の現場を直接見学、体験させていただき、社会の様々な分野で活躍される方々
に接し、貴重な体験と大きな感動をえたようです。
つきましては、生徒の感想文集「未知の社会への第一歩」ができましたので、送付させていた
だきました。ご一読いただければ幸いです。
最後になりましたが、皆様のますますのご多幸をお祈り申し上げます。再拝
1994年7月14日神奈川県伊勢原市立伊勢原中学校長近藤俊二
シー鳧蜜充圓=てCD糸召プアー
「感動ぎっしりの2日間」8組大友千尋
職場見学が終わった。とにかく見るもの、聞くものすべてに感動がぎっしり詰まっていた2日
間だった。
職場見学が終わってそろそろ二週間になるが、今でも強烈に心に残っていることが二つある。
ひとつめは「働いている人の一生懸命さ」。2日間、たくさんの「働く人」を見た。例えばそ
れは、飛行機の中を整備する人であったり、演奏している人であったり様々だったけれど、「仕
事に対する一生懸命さ」は誰でも同じ、ものすごいものだった。見学中にふと、ホテルの人の話
にあった「誰かが-人手を抜いたら、何もうまくはいかない。」という言葉を思い出した。働く
人がいなければ、この世の中すべてうまく回っていかないんじゃないかなと思い、「働く」とい
うことの大変さや貴重さを感じることができました。
もうひとつ印象に残っている言葉がある。ブィオーレとサンシャインで、「どうしてこの仕事
につかれたんですか?」と質問したときに返ってきた答え、「好きだったから。」という気持ち
がもとで、自分の好きなものを懸命に、真剣に追いかけ続けていた人たちが、とても素敵に見え
た。もにもどんなにつらいことや大変なことがあっても、「好き」だからまたがんばっていくこ
とができる。
貴重な体験とたくさんの感動をした2日間。2日目の帰りに、冗談で「伊勢原に着くことがで
きたら、奇跡みたいで泣くかもよ~。」とか言っていたんだけど、電車が愛甲石田から伊勢原に
向かうとき、冗談ぬきで本当に涙してしまいそうになった。充実感で胸がいっぱいになってしま
った。この胸いっぱいの充実感をこれからももっともっと、はみ出してしまうくらいに大きく育
てていって、自分もいつかこの日感じた充実感や感動を、他人に与えられるくらいの、ものすご
い奴になってやる!と思う。,,ISEEKMYDREAMEVERYWHERE',
§S薑唇盲rIミー雪≦芸〔≦と侶丑一且三毛圭)
傷ミ冨愛ゴーテー〈月蝕』箸謡暘包皇箒)CD余ぅ矢ロらそ菫
新緑の侯、保護者の皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
4月21日の授業参観と学級懇談会の折にもご案内申し上げましたように、現在2年生は職場見学の実
施に向けて、学級やグループで準備を進めております。この職場見学は、進路指導の一環として、生徒ひ
とり-人に将来の生きたかを考えさせ、自分の興味・関心ある職場を直接見学したり、体験させたりする
ことを通して、自分を見つめると共に、自分の生き方や目標を持たせたいという目的をもって企画、準備
を進めているものです。
家庭でもこのことにつきて、活発な話し合いやご援助をいただいておりますが、下記の日程で、保護者
会を開かせていただき、さらにご理解とご協力をいただきたいと思います。
尚、当日は生徒も同席させていただきます。
紀
日時平成B年5月21日(土)午前10時より11時ごろまで
燭所伊勢原中学校体育館
-310-
言
S月鼓i護計屋包与=幸艮信=--0二つし、て
報告灘iiiiili紺l鰯lii諺
1,日時6月11日(土)9:20-11:00
2、発表方法クラス発表(9:20-10:05)グループ発表(10:15~11:00)
3、発表内容
(1)クラス発表・・・・1クラス5分くらい
1組東京証券取引所2組横浜市民防災センター8組神奈川県警広報センター
4組富士コカコーラ5組乗船体験6組森永製菓
7組明治乳業8組全日空機体センター
(2)グループ発表・・・各クラスの代表1グループで1事業所1グループ5分くらい
(8)内容
1、会社や工場の概要(どんな会社、規模は、場所は・・・)
2、なぜ、そこを週んだか(グループの場合)
3、何を見て来たのか
4、訪問して勉強になったこと、感心したこと、
5、職場見学をする中で、困ったことや楽しかったことなどの-ド
報鵠11鰯jii1iiiimiIiii
6月1日(水) 1校時・・・冊子のまとめ、礼状の書き方、報告会の予告
2校時・・・礼状の下書き提出~清書
§ア
JJj
11日
土月土
6日
くくく
4日
8校時・・・職場見学を終えての感想文
3校時・・・礼状、感想文提出完了
5校時・・・報告会準備
職場見学報告会
J檮昏気薑テテニニツクー蕾多程
☆NEC,C&C説明ばかりだった。でも、説明はよかった。パソコンゲームが楽しかった。
☆キリンビール(横浜)消しゴムをもらちやつた。スロットマシーンをやって写真入りの葉
書をもらった。ジュースとお菓子ももらった。説明がちよと足りな
かったな。人の働いている姿が見れなかったのは残念。
☆東京証券取引所人がたくさん働いていた。ロボットと指文字をして遊んだ。
☆東京佼成ウインドオーケストラ超有名な指揮者と掴手とサインをしてきた。もう、感激。
☆ソニーピルハイテク満載。すごかった。
☆朝日新聞期待していたけれど、働く人を間近に見れなくてつまらなかった。朝日新聞は、
警官がたくさんいた。特別警戒中みたいだったよ。
☆関東美容学校ずつご_く、おもしろかった。マネキンの髪の毛を切ったんだよ。あんま
り切り過ぎてハゲになちやった。ロット巻をやったんだ。上手にできたぞ-゜
☆エピックソニー出版とか音楽のコーディネートなど、儲かるものはなんでもやっているみた
い。まだ、発売前の新人歌手のCDをもらっちゃた。
☆東芝科学館コンピューターを使って大野君の女装写真をつくった。気持ち悪り-。
☆圧太郎(ガラス工場)1300度の窯、暑い。職人芸を見て来た。自分もやってみたかった。
グラスをおみやげにもらったぞ-。
☆アパコ、タパック(アフレコスタジオ)もう最高~。実際にアフレコをしているところが
見れた。編集ビデオのカットやつなぎの作業をしているところが見れた。
☆アメ横魚屋が一番多かったみたい。“活”という意味は、舌がぬれているということ、だ
から生きているだ゜
☆早稲田大学カフェテリアはワーきれいというかんじ。ジュースを飲んだわよ
-311
☆池袋防災館実際にホースで水をかけた。煙の迷路はこわかった。関東大震災クラスの地震
体験もできた。
☆JAS格納庫はびっくりするくらい大きかった。飛行機の中にも入れてもらった。コクピ
ヅトの中にも入れた。1機100億円以上はびっくり。働いている人逮もよく見れ
た。とにかくジャンボジェットがこんなに大きいとは。
☆大蔵省滝野川工喝偽造チェックのしくみを教えてもらった。1000万円分の札束の重さがど
のくらいあるか持たしてもらった。う~ん重かった。おみやげにお金が
もらえなかったのが残念。
☆高岩寺和尚さんの話を聞いた。修行の内容や苦労したこと、なんでお坊さんになったのか
等、難しかったけど為になった。
☆金太郎飴飴をつくっているところが見られた。暑かった、においもきつかった。おじさん
が汗をかいていた。
☆港養護学校いきなり校長室に通されて、話しをした。広い学校で先生がたくさんいた。生
徒と先生が楽しそうに和紙づくりをしているところをみて、ジーンときた。
☆ガラスモザイカイタリア製の大理石をもらえた。ステンドグラスの作り方を見せてもらっ
た。自分でも体験できたらなおよかったのになあ゜
☆WOWOスタジオなどが見れなかったので、ちょっとつまんなかった。衛星放送の仕組み
などは、少しむづかしくて理解できなかった。
☆聖マリアンナ大学婦長さんと話をした。たくさん質問した。つらいこと、どうしてなった
のか、-番シロヅクだったこと等゜オペの準備や実際にオペしていると
ころをビデオ適して生で見れた。霊安室の前を通った。うすきみ惑い。
築地中央卸売市場人が多くて、魚の種類もたくさんあったよ。ぼやぼやしていると車にぶつ
かりそうになった。マイナス20度の冷凍室の中に入った。寒さに少し
耐えられた。
邑已
琴当=aつ
現在の2年生は、中学校生活を「感動→共感→感謝」の8つの段階におさえ、1年生では、潮
干狩り・球技大会・凧あげ大会などの学年活動を通して、感動体験をめざしてきました。そして、
2年生になり、友だちとのふれ合いを通して共に学び合い、共感しあえる活動をめざしていま
す。この『職場見学&体験学習』は、進路指導の一環として、生徒が将来の生き方について、友
逮と相談したり、話し合ったりしながら、自らの進路を主体的に考え選択する能力や態度を育成
するために行いました。
・生徒ひとり-人に将来の生きたかを考えさせ、自分の興味・関心ある職場を直接見学したり、
体験することを通して、自分を見つめると共に、自分の生き方や目標を持たせたい。自分たちで
見学・体験場所を週ぴ、申し込みから礼状の発送までやることで、社会生活の基本を学ばせたい。
また、宿泊を伴う活動を通して、3年生になってからの、一日体験入学や高校見学そして、修
学旅行に生かしていきたいと考えています。
生徒は自分たちで希望を出し合い、相談しながら、訪問先に連絡し、許可をもらいながら行程
表を作りました。この行程表作りも、複数の訪問先と訪問時間と所要時間、更に移動の時間、交
通費等を調べながらですから、大変苦労していました。更に、グループごとに職場見学申舗書を
書き、校長先生の許可を得た後に、その文書を発送しました。
クラス別コースは8つ、生徒たちが作ったグループ別コースは76通りにもなりました。自分
たちで立てた計画に基づき、見事に実行してくれました。
この体験を通して生徒たちが学んだものは、計り知れないものがあると思います。自分の生き
方、友だちの考え、働くことの意味、仕事をすることの厳しさ、社会のすごさと暖かさ等々..
.また、今わからなくても、いつかこの先ふと気づくこともあると思います。
-312-
希望研究グループの部
学級経営I
テーマ自ら考え活動する子どもの育成をめざして
伊勢原小学校川島龍彦光崎絵里子
西昌美橋口龍郎
宮下佳子
<テーマ設定の理由>・
昨年度と同様、経験年数の少ない私達が一つ一つ試行錯誤しながら、子供たち
とともに泣いたり笑ったりできる学級経営をめざすことを本年度はじめに決めた。
また、本年度は少しずつ教科に目を向けてみようとも考えた。そのため、やは
りテーマは昨年度と同じ私達がいつでもふりかえられるものが良いと考え今年度
もこのテーマでスタートした。
…JWi識ii騨鯛…
…|騨皇症
{鑑擬戦ilr……
313
…|鱗諏'…
12月
…(|懲鴛アイディア(巖料!)
1月
2月
麟欺鵬蝋
憲峠(;;鮒……
3月
《反省と今後の課題》
◆小中連携について
・中学校、小学校の枠だけにおさまらず、小中見通した授業計画や生活指導
の必要性を感じた。
・中学校が現在抱えている問題についてわずかではあるが知ることができた。
6年生を送る'1111としてたいへんためになった。
・今持っている子供達が必ずかかわることなので、刻々と変わる入試制度を
中学校の先生だけでなく、小学校の先生も理解しておくべきである。
◆学級経営や教科指導について
・6年生は班活動や個人作業などのように自分達で興味ある学習を進める方
が学習内容が楽しく身につくように思った。
・4年生の「垂直と平行」の授業では子供たちからいろいろな垂直な線のか
きかたが出てきたが、「正しいかきかた」にとらわれすぎ、工夫やおもし
ろさに気付いてあげることができなかった。子供の意見や考えから光るも
のを見いだす力をつけていきたい。
・1年生は興味、関心が体や表情に素直に表れる。1年生を持って初めて1
時間の長さを感じた。したがって1時間みっちり学習というわけにはいか
ない。うまく遊びを取り入れながら、学習内容をおさえていく難しさを知っ
た。
◆今後の課題について
-314-
.この「失敗して学ぶ研究会=Flowers162イドド|を終えた。メンバーそれ
ぞれも1K'二ずつ緤験(|:数を1Wやしノニ。それがI』Ilj、成及にiWiぴ|、)くわ〃で(よ
ないが、それぞれの実践の数も確実に増えてきた。今後はそれぞれが1つ
の柱を決めて研究していってもいいのではないだろうか。
.今までは同じ学校の仲間として会を続けてきたが、学校が離れても悩みや
思いを共通のものとし、ネットワークを広げていけたら良いと思う。
jl;f)IElI
囮芽生一個人の鍬ilnのあての上'<目′何MK蘋絵E'3,犬。
一八堅訊にゴリゴ『qノ
仇あて
鴬 ←イル(頻絵
←鶴豐、
六jF生|圷問、目標を師の牛ルルカ|き'丁化。
'噸の'h形し伽粥〃
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十月の二ろの午引
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一メド』と八Mル1マス7作'1(圏エ)てつく-化もの卵化
Ⅸ」
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11,に。
315
甥6皆圷2組紅伝斜嘗看指導采
平ljiWFl0月'2日茅3枚B守
り2蓼E】i〔男21鮒'0筋針ろ9沿
彦下|圭繰)
値)'|家たとうエア幕府
I単元危
2鞠くういて
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弓M2Ilk相方の江騎/(f]
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ろZプレノヒコレ10
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ラ[プレノ杉」
鋼鰯雲畷
a単元曰標
i蔓;J書房幽濾
灘事鱗灘':Ii繍鰯
4指導”(8時間)
-次'時熱六翌;ェ鴇肩口M紬LMmMん
二川埼拭橘瀬(参勤鮒の鮴z考えよう。(樹)
2時江ア崖獅)身柿疲(士農工商)の僻1lくういて考えよつ。
3D奇農民の生右'てうぃ了芳えよつ。
4時身怖渡'くういて話し儲つ。
鏑キリスト毒〔禁』」二と島原の乱lくうし'Z考えよう。
ラブIXl時‘麺と>r慕う1F、支配〈7いて芳刀まとめる。
-316-
丘綱目臘葦祷鑿繍幽郷liの大剛くういて脱
6土日奇族開
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淳署うち鋤し内殆
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-317-
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。笥諺奴2孝苣壬1三s糸且愛'二姿』て不二I一言=漕等才涛1毎エ藷ミ:
指導者西昌美
123
「IlIlil99イイIZlO月12日(水)2校'1ゲイイ'二3ネ|l紋宗
単元名垂直と平行
単元の目標
(1)平面上の直線の垂直、平行の位置関係を理解する。
(2)垂直、平行な直線を作図したり、確かめたりする能力を
伸ばす。
4
単元設定の理由
前学年までは基本的な平面図形として長方形、・正方形、in/0
三角形、二等辺三角形、正三角形および円について学習してい
る。そこでは、直角の数や辺の長さ、角の大きさなどその概念
と性衝について理解してきている。また、ブリを回極、としてと
らえることを本学年の第二単元で扱っている。
ここでは、これらの既習綴験をふまえ、分析的、論理的によ
り深く図形の概念や性質を理解させるための最も基本となる直
線の乖直、平行関係を取り上げる。
垂直と平行の関係は、日ごろ児童が活動するいたる所にひそ
んでおり、児童は気付かぬうちにそれらを利用し、時に作り出
している。しかし、身近な事物から共通した性質を取り出し同
一視することが難しい児童がいる。liUlかな現実にとらわれるこ
となく、多くの図形に共通する特定の性質に目をむけさせ、意
識できるよう指導したい。
躯i圏と平行の概念や弁別・作Ⅸ1の技|尼は、次11i元の'1N「「'形の
学習をはじめとしてこれからの図形学習の基礎となるものであ
る。具体的な操作を通して十分に理解させ定着させておくこと
が重要である。
5
指導計画(5時間)
第111ギiII線の乖ii:[の意味の111解(IlIi1N間])
節211filEii1〔なiilI線のかき方のHI1lWI1(lI1iIill1l*木11*)
節3ⅡヤillI線の平行の意味のH1ⅡI鼎.(IⅡ*llIl)
第4Ⅱキ平行な直線のかき方のIU1lWi1(1時間)
第5時本単元のまとめと習熟(1時間)
6
本時の目標
oIlili地取りゲームをすることで、垂直な直線のかき方を知り、正
硴に垂直な直線をかくことができる。
-318-
7綱9膿胡
H1階
w1薊;物…OHP榊イ蝋形十
葡智ラゼi動
jErj発問uチ縄くれ9リi意。す3Wうち録
ユー■、、
7がふし
好面乃10勺、BIJ1JHZ1IF
。ケ仏ムIくうぃ7Fpろ.
゜今日'榊]Iヌリケ些A』厄し河.
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算数科学習指導案
実施日平成6年10月12日(水)第3校時
学級第1学年3組(男子15名女子18名)
指導者光崎絵里子
1単元名かたち
2単元について
本単元は図形学習のはじまりである。まずは子どもたちに図形についての
理解の基礎となる素地的経験を十分させることを第一に考えたい。具体物の
大きさ・色・材質などの属性を捨象し、形状からの「なかま分け」を通して、
具体物の中に図形を見つけていく学習内容であるが、子どもたちが様々な箱
をもちより、形作りなどをおこなうなかで、図形について親しみを感じさせ
たり、図形についての感覚をより豊かにさせていきたい。また、この単元で
味わう「形の機能性(!i鵬、動6115)」についての関心は、今後の図形学習の土
台になるものと思われる。
3単元の目標
①身のまわりのものの形を観察し、形状や機能などに着目させ、分類す
る能力を養う。
②積み木等を用いて形を構成することを通して直方体・立方体・円柱・
球などの立体図形や、長方形・正方形・三角形・円などの平面図形につ
いて概念形成の基礎となる経験をする。
③ものの形を概形でとらえたり、日常語を用いて形を表現したりするこ
とができる。
4指導計画……6時間扱い(劃銀).
◎箱や缶やポールなどの具体物での造形遊びをとおして
……3時間
立体図形の特徴に気付き分類する。
・いろいろな形を作ってみましょう
・似た形のものどうしを集めてみましょう。
<一本時2/6
- ̄--
・一緒のなかまにしたわけを発表しましょう。
◎立体の面を写しとって形を切り取り、平面図形の
……3時間
基礎的な理解をする。
・いろいろな形を切り抜きましょう。
.切り取った色紙を使っていろいろな形を作ってみましょう。
-320-
5本時の目標
立体図形の特徴に気づいて仲間分けした観点を、平面図形の名称(日常語)
や方向・位置に関する言葉を正しく用いながら言い表すことができる。
6展開
学習活動
鈍翻とf雛'1511童,iii
援助の留意点(識ID髄)
つかむ
用意した箱や缶
いろいろなかたちがあり
OB】
(評11)四角い、丸いといっ
を橿形をとらえ
ますね。きょうは「にた
蚊に
た特徴に注目し、cぷん
て仲間分けする
かたちのもの」をあつめ
なりに仲間分けしようと
てみましょう
しているか。
。
*liEIMtB(筋#)
*サイコロ0航6(妨1t)
*ワぅ1Mリヒ;(}Ili)
、
仲間分けの名称について
*ポールIMitB(li)
は児童から出されたもの
*(on
を生かせるようにする
。
人」』わ←え}つ
仲間分けした理
どうしてその様に分けた
(瓢)概形をとらえて仲間
由を発表する。
か、そのわけをいってみ
分けをする観点をみつけ
よう
ることがてきるか。
0
なが
みんながわかるにはどの
ましかく、ながしかく
しかく、さんか
ようにいったらいいかな
さんかく、まる、まえ
く、まるなどの
*うえ蝿5Mh$で、Llt6i6U力t$
うしろ
言葉を用いて発
…(Nli)
ましかく
、
表する。
*ビこbいくMt5…(直流)
ぎ
、
、
フェ
、
、
した、み
ひだり等の言葉を用
いる便利さを味わわせる
まとめる
せんせいがあつめた箱や
又Ilr
図形から具体物
缶をモデルに、みんなの
(瓢)図形から具体物を想
を探し出す。
箱や缶をもちよって大き
起することがてきたか。
ななかまをつくろう。
-321
グループ研究
「児童の自主性を伸ばす行事の実践」
(校外キャンプを通して)
縁台小学校杉崎和子角博子畠中治知
1,テーマ設定の理由
学校・学年行事としてのキャンプなどの校外活動は教育活動の中でどのような意義を持たせ実施すれ
ば良いのかを考えたい。指導者側の受け止め方もいろいろであり、準備が大変、あるからやる、何とか
無事にという本音もあろうが、もう一度、今日的な意義は何なのかを考え実践していった。
レジャー化の波の中で家庭で柏を伴う旅行に行くことも少なくない。にもかかわらず学校教育でやる
教育的意味を考えるなら、集団でなければ学び合えないものがあるからだろう。
個と集団との関わりにおける掴の集団への寄与、集団としての偶への思いやりを考える場、集団とし
ての協力性を自らの賞任で生きるものとして考える場、または、集団のなかでいかに自分が役だってい
るかの自己有用感を得て自分の存在を確かなものとして認識するきっかけを作る場、個性を認めあい.
おたがいを知り、新しい人・自然を発見する場としての意味を再度、確認しながら取り組むならば、そ
の教育的価値は大切にしていく必要があろう。
自覚して理解して行動することの大切さをつかませ、子供達の自主性を伸ばす活動として位置づけ、
校外キャンプの在り方を考えた。
2,研究実践内容
ア、実践の概要
場所神奈川県立足柄ふれあいの村
期間平成6年6月17日(金)~6月18日(士)
目的・自然や人とのふれあいを通して、自立し連帯する力を育てる
・集団で過ごすことの楽しさを知り、進んで自分の役割を果たそうとする態度を育てる。
イ、主な活動内容
・自分たちの手でつくり実施するという意識と個性に応じて活躍できるようにするため仕事はすべて
希望制で分担し、より積極的にかかわれる意欲づくりをした。
<児童の組織〉
実行委員9名(日程の検討、持ち物・決まりの検討、開閉村式の内容の検討と役割分担、学級から
の意見の集約など)
生活班10~11名(班長、保健、レク、寝具、炊事の仕事を分担)
係長会(実行委員会との連携、各係との連絡)
レク係(学級のスタンツ、キャンプファイヤーの内容と役割分担)
・行きも帰りも自分たちでグループ行動し、自然の中で、自らの力と協力で「はじめ」「終わる」プロ
グラムにした。
各自で決めた場所に集合し、以後班行動により自分で切符を購入し、目的地まで行く。帰りも閉
村式後同様に行動する。時刻集合場所交通費
・食事作り(夕食のカレー)では極力手伝わず、味やできばえはどうであれサバイパルな体験活動とし
て位置づけた。
・キャンプファイヤーでは役割分担をして子供達の自主運営を中心に進め、子供達が互いの個性を生か
-322-
しエネルギーを発揮する場とした。
・関・閉会式、朝の集いは実行委員を中心に遮営した。
・反省は学年集会形式により実行委員のスピーチ、学習したことのクイズなどを実施し中心になってか
かわった児童の労をねぎらうと共に、互いの協力が楽しく、Iリ】るい充実したものになったことを確認
し合う場とした。
○子供の感想「キャンプの思い出」
6月17日にキャンプに行きました。私は、生まれて二度目のキャンプでした。キャンプで実行委
員に選ばれました。キャンプ当日までいろいろな出し物などの計画をたて、司会者や代表者を決めた
りしていました。私は最後のキャンプというよりも一度だけのキャンプに参加できただけでもうれし
いのに、実行委員までやらせてもらって、本当にいいのだろうかとつくづく考えました。
夕飯はみんなで力を合わせて、カレーライスを作りました。
夜、キャンプファイヤーで一クラスずつ、楽しい出し物をしました。六の一はシンデレラをやりま
した。男子が女の役をやり、女子が男の役をやりました。一生懸命練習したかいがあって他のクラス
の人たちにとても喜んでもらえました。他のクラスのもおもしろかったけど、やっぱり何と言っても
うちのクラスが一番だと思いました。
キャンプファイヤーが終わり、みんなが部屋に戻った後、おやつタイムがありました。おやつのメ
ニューは、チョコメロンパンとオレンジジュースでした。となりの部屋(もうひとつの女子のグルー
プ)にも行きました。かなりスリルがありました。先生が来たらおこられちゃうな、でもとなりに行
きたいなあというようなことがあり、先生が来ればタヌキねいりをして、となりの部屋にいる時に先
生が来ればかくれて、みんなスリルのあることをたくさんしていました。そのようなことがあって、
私は一時過ぎに寝ました。次の日、私は目にくまができていました。そして、閉村式の司会をやりま
した。少し緊張しましたが、ちゃんと司会ができました。
3,成果と今後の課題
・キャンプファイヤーの内容と運営は、日常の表現活動として歌、劇などの表現活動を十分にする機会
を作りながら集団で楽しむことの習慣化を図り、その成果としての発表の場と考えると良いのではな
いだろうか。
・自らが考え自らが切り開くものにしていくための物的、自然的、環境条件を活用しさらに工夫してい
く必要があろう。
・子供達の持っている企画・実践力を生かすことにより、より自分たちで成就した満足感を強いものに
することができる。
・子供達が生き生きと活動できる役割、、場づくりを更に考えたい。
323
部門:希望研究・グループの部
コンピュータl
伊勢原中学校山下登,杉崎直信,井上春彦
テーマ成績処理を中心としたデータ処理の効率化
テーマ設定の理由
中学校においては、多数の生徒の成績を評定配分率に従って評定したり、その結果を計算して進路
指導を検討するための表を作ったりすることが必要である。
コンピュータを導入する以lilは、算盤や電卓とグラフ用紙、はさみ、糊などが学期末成績処理や進
路を検討する会議の準備の必需品であり、この作業にかなり大きな時間と労力が費やされてきた。
そのため、従来より学校での成績処理等にコンピュータを利用しているが、個々の教師が別々に処理
しているのではデータの重複も多く、能率的でない。そこで、データの共有化を図り、活用するため
の方法を確立することが必要である。また、データを活用するには多くの教師がコンピュータの操作
に慣れることが必要である。多くの教師のニーズとして正確で迅速な成績処理があるので、これを入
り口としてデータ活用への意識を高めていくことができると考えた。
研究の経過
主に成繍処理作業をより効率よく正確に行うために10年ほどiijから当市の一部の中学校でコンピ
ュータによる処理が始まった。
当初は、TheFile(アスキー?)を使用、ついでSchool(奥田・永山氏が開発)を使用していたが、Thc
Fileは機能・操作的に不足感があり、Schoolは、表の形や計算式などの細部の変更のためには高度な
プログラムの知識が必要であったこともあり、その辺の自由度が高いソフトとして、私たちは桐を採
用した。
その後、成績処理に便利なように様々な表の形や一括処理を作成し、現在、伊勢原中学校では進路
・成績処理.ならびに住所録等の管理川ソフトウェアとして桐を利用して効率化を図ろうとしている。
データの人力や処理も、少しでも多くの職員が関わる中で行えるよう、年度始めや定期テストや学期
末の機会を生かして呼びかけてきた。
また、本年度の学校研究にもコンピュータの利用が取り上げられ、その中で定期テストのデータ人
力や評定に使用する桐の操作を中心に、MS-DOSの基礎知識についても扱ってきた。
今後への課題・その
職員の間に、コンピュータはわかりにくく難しいものだという意識と、使lllに対する抵抗感がまだ
まだ強く、自発的に人力・処理をする人は限られていた。しかし、最近は自分のコンピュータを持つ
職員も本校職員の半数に上り、データ人力を行える職員も約90%と、使用者数.使用頻度が期えて
きているので、研修・習熟により、将来的には、より有効な利用ができるようになると考えている。
また、より簡単、正確に作業を進められるように、データの整理の方法や一括処理プログラムの開
発を進めていく必要がある。特にこの点について多くの方からご教示を頂きたいと願っている。
今後、データの共同利用や、よりいっそうの活用のために、データ管理の方法や、それに関する共
通理解を深めること、また、日常的な使用の中で機器・ソフトウェアに習熟していくとともに定期的
な研修会を実施していくことも必要である。
-324-
以下に本校で行っている名簿管理・成績処理について述べる。
1.生徒住所録の作成
年度始めに、まず生徒名雛を作成する。新1年生についてはすべて新規人力なので大変だが、新
2.3年はiii年の名薄から転出生徒を削除、転人生を追加して、新学級ごとに分ければよいので、
作業は比較的に少ない。その際、概ね次のような項目を作っておき、学年ごとに分担して人力作業
を行う。
,年、組、性、小学校、姓、名、住所、電話、緊急(IED、父、母、兄姉、弟妹、兄弟、自転車、1
1部活動、委員会、PTA委員会、PTA役職、PTA役員名、地区番号、地区名
氏名の人力については、姓・名を別々の項目に脳いて、後で自動的にスペースを補うようにして
いるので、全角・半角のスペースが混在するようなことはない。また、姓に父母のどちらかの名前
を遮結することでPTAの名簿などにも利用できるようになっている。
この名簿は、学級・部活動・生徒委員会・PTAの役員・地区防災生徒組織などの名簿作成の原
本として利用するほかに、成績処理用の名簿にも使用する。
2. 成績処理
成績処理の作業の流れはおおむね以下のようになっている。
定期テストの素点人力
小テスト・作品の点人力
平均点の算出・生徒個人票の出力
合計点の算出
高点順に整列
評定配分に従って評点の人力
学年や学級ごとの評定人数・得点合計の算出・確認
ここで、データ人力やプリント出力のために様々な形の表や帳票が必要になる。使いやすい表
を設計し、それに用途に応じた帳票を作成するとともに、使いやすい一括処理(一種のマクロプロ
グラム)を組むことで、個々の教師の人力・計算作業を大幅に軽減することができる。
現在使用している一括処理プログラムは、まだまだ未完成でスマートさに欠ける部分が多いが、
徐々に改良しながら、より使いやすいものにしていきたい。
プログラムの概要は次の通りである。
テストの点や作品・小テストなどの結果を人力した後、必要な合計点を算出する。
合計点などに従って整列させる。(ここまでは一括処理を使用しない)
↓
一括処理プログラムを呼び出して実行する
↓
-325-
一括処理の中では、画面表示に従ってメニューから必要な処理を選択してコンピュータに作業
させる。
現在、次のように3つの処理を自動化し、常用している。
メイン・メニュー(処理する内
の
選択)
評定の記入
偏差値の計算
ヒーーー.---
、
′
この部分が大変
今石1十[27,
煩雑、 また
7
間迎いも 起こり
戸
やすい ので
、
|罰
自動 化した
これらの処理に使用する表や
同点処理等の操作をすZ
価表の集計欄に教師が転記
一括処理プログラムのファイ
ルをサンプルデータとともに
提出してありますので、ご利
用ください。また改良のため
プリンタに出力し、教科
のご意見をいただければ幸い
評価表・通知票等に転記
です
する。
なお、評定の印刷については、使用するプリンタが様々なのでその都歴調整が必要である。ま
た、評定一覧表の作成も、各教科で作成したデータを利11)して行うが、この部分は未完成で、今
後くふうしていく必要がある。
3.進路指導資料の作成
2.で作成した成紙資料をもとに、進路指導の資料を作成する。ここでも各種帳票・一覧表を作
成するにあたって一括処理を多川している。
-326-
コンピューター教育「身近なソフトを使って」
石綿
芳一
加藤
実安誠
高部屋小学校斎藤
現在、学校におかれているコンピューターの数には限りがある。 それを有効に活用できないかと考え、
このテーマを設定した。
《ミュージ郎を使って》
高小音楽クラブの発表に向けて以下の手順・内容で取り組みを始めた。
・各パート毎に楽譜を人力
1全体的にどのような曲になるかを聞いて知る。
2全体の中で自分の楽器がどのように演奏されるかを聞いて知る。
3自分の楽器のパートのみの演奏を聞いて練習する。
↑
☆教師が師範できるとしても3だけであろう。そのため、
.主に2の方法でテープに録音した。
《児童の反応》
.よくわからないと言っていた子も1.2度聞いて理解できたようである。
・自分のパートのテープを持って帰り、家で聞いて覚えてくる子もいた。
→自分のパートだけを個人で聞けるという利点
・譜面の読めない子も、音階読み(ドレミ)で教えることで耳から理解できた。
《今後の課題》
・音楽室にパソコンと音源が設祉できればテープにとる手間、さがす手間が省け、 知りたいパート
とその場所を出力することができる。
・パソコンが数台あると必要に応じて子どもが操作できると思う。
・入力する手間がかかるので、市でライブラリー化できれば、手軽につかえるの‐
手軽につかえるのではないか。
《キッド98を使って》
低学年の子どもたちには視覚で理解させることも効果的な方法である。そこで、算数の学習にパソコ
ンを以下のような画面を使い取り組んでみた。
-327-
①簡単な絵なら手軽にかけます
②同じ形ならコピー機能を利用して作れます
③色を塗るのも手軽です
④上の画面を呼出し余分を消し書き加えます
⑤
⑥
しきは
e-S=
●●◇●●●
⑦(かけ算の練習に)
⑧色の変更、数の変更も手軽です
、ノ
r、
r、
、ノ
-328-
グループ研究部・ティームティーチング
ティーム・ティーチングによる生徒の掴に応じた学習指導法について
成瀬中学校
荻原敬三
高橋達也
高山昭彦
1.学校の教育目標
教育基本法及び学校教育法に掲げる理念に基づき、地域の実情や生徒の実態を踏まえ、知徳体の調
和のとれた人間性豊かな生徒を育成する。
①高い知性と豊かな情操を持ち、創造力のある生徒
②生命の尊さを知り、心身ともに健康な生徒
③時間と規則を遵守し、自律心のある生徒
④礼儀正しく、明朗で社会性に富む生徒
2.本年度の指導の重点
①わかる授業と時代の要請に応える学習指導の推進
・基礎的・基本的の内容が定着する授業の展開と個性に応じた教育の開発についての研究・実践
を進める。
.自ら学ぶ意欲を高め、社会の変化に主体的に対応できる生徒を育てるため、学習指導の質的転
換をはかる。
②こころの教育の充実
・学校生活のさまざまな活動を通し、生命の尊重、思いやりや感謝の心など、生徒の内面に根ざ
した道徳性を培い、主体的に行動できる生徒の育成に努める。
p人間尊重の精神を基盤として、教師と生徒、生徒と生徒相互のふれあいを大切にし、教師と生
徒の信頼関係に基づいた教育活動を工夫し、学校生活を明るく豊かなものに努める。
③健康・安全教育の推進
④特別活動の充実・改善
⑤同和・人権教育の推進と障害児教育の充実
⑥教職員研修の充実と教育資料の整理
⑦開かれた学校づくりの推進
3.TTの実施体制
第2学年(7学級)の理科週21時間(8×7)を年間を通して、2人の複数教員で授業を担当する。
学級
2年7組
3888333
2年6組
計
7787778
2年5組
8998989
2年4組
女
1111111
2年8組
9899899
2年2組
1111111
2年1組
男
担当教諭
荻原敬三・高橘達也
高山昭彦・高橋達也
高山昭彦・高橋達也
高山昭彦・高橋達也
高山昭彦・高橋達也
荻原敬三・高橋達也
荻原敬三・高橘達也
-329-
4.TTの指導の重点
・基礎的・基本的な内容の確実な定着を図るとともに、自ら学ぶ意欲を高め、思考力、判断力、表現
力等の能力を育成することができるよう学習指導の工夫・改善に努める。
ソ、グソくり、‘、ハム〃、へ公尹Vhヘリ、〆、ヂ、’Lハリー
ゴ用リ、リ、J、
~、’V、穴’V、’V、ハグソ用グー、六ヶ
.生徒一人ひとりの実態を把握し、「個性を生かす教育」の充実に努めるとともに、「観察や実験を
一層重視」し、体験学習や問題解決的な学習を重視し、主体的な学習の仕方が身につけることができる
 ̄、凶、ぴ用リ、ヘリ用リーミリ、グミグ、'■ヘリ、ジ、
ヘヂ、ヘリミゾ、伊V、'、
へ八J、グー、グ、グV、’Vミジミリ、
ジ、ハゾミリ、ヘリ、夕、’V、ハグV
ように努める。
・生徒一人ひとりの学習指導に生かすよう評価の結果を累積し、指導計画や指導方法の工夫・改善に
努める。
5.授業形態
.一斉学習......おもに教室での鋼義、指導者と援助者のTT
・グループ学習....おもに観察・実験等、援助者と援助者のTT
・個別学習......おもに演習・観察等、援助者と援助者のTT
6.TTの指導計画と準備
・年間指導計画にもとづき、毎週火曜日の第2校時の理科教科会で学習指導の問題点を検討し、指導
法を検討して進めている。
・学習指導の重点・方法・評価のしかた等、基本的な考え方は前年度から進めてきたのと同じである
ため、特別な打ち合わせ時間はもうけていない。授業を実施した直後の短い会話の中で方法等の修正
を積み重ねてきた。
7.TTの効果
・個々の生徒に対応できる槻会が増した。(学級全体の授業を進める進行役と理解しにくい内容の時
すぐに質問できる調整役になった。)
・生徒に対する制約を少なくできた。(安全上の配慰をするため制約を多く言いがちであった以前に
比較して、生徒の活動をきめ細かく掌掴できるため、活動の要点を短時間で指示するにとどめられ、
個々の発想を生かし活動時間を長くする事ができた。)
・学習を行う場を広げられた。(教室・理科実験室・調理室・書道室およびPTA会議室・グランド
・校舎全体)
・指導者が不在のため、授業が自習になることはなかった。
8.TTの課題
.一斉学習におけるTTの指導法の工夫・改善
・観点別学習状況の評価基単に基づく適切な評価と工夫された指導
-330-
9. アンケートについて
9月の最初の授業において、アンケートを実施した。
0 ̄-- ̄ ̄ ̄---------- ̄ ̄ ̄ ̄--'------ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄------------------------1
1質問1あなたは、理科の授業が、好きです力、?嫌いですか?|
それはなぜですか。
|質問2あなたは、観察や実験が、好きですか?嫌いですか?I
それはなぜですか。
`------------------------------------------」
次のページに結果をまとめたb
これを見ると、理科という教科については好き鎌いはおよそ半々に分かれている。ところが、観察
・実験については、8割の生徒が好きと答えている。
理科が嫌いな生徒の主な理由は、原子記号や化学反応式といったものをおぼえ、組み合わせること
に抵抗があること、濃度や反応に使われる物質の量をif算するなどが難しくてわずらわしいことをあ
げている。これは、理科の内容そのものの問題というよりは、基礎基本となる学習量の不足や記憶力
や計算の習熟度を中心としがちなテストや成繍のだし方に関わる要因が強い。
観察や実験が嫌いな生徒の主な理由は、観察や実験のねらいや方法が十分理解できないままに短時
間ですすめなければならない実態やレポートのまとめ方がわからなかったり、実験結果が教科書通り
にならないと次にすすめないなど、指導者の指導方法に関わる要因が強いことがわかった。
また、下の表は、1学期に行った観察や実験それぞれについて関心度と理解度を質問したものであ
る。実験操作が容易で、結果がハヅキリとあらわれるもの(実験2,8,4,5,7)は、理解度が
高い。それに対して、実験結果を質量を測定して出すもの(実験6,8)などは理解度が低くなって
いる。
調理室で行ったカルメ焼きづくりは、関心度も理解度も高いが、理科としての理解は80%程度で
ある。
あなたは、1学期に実施した観察や実験について
関心の度合
楽しかったですか?それとのつまらなかったですか?
数字は、解答した生徒数
水を電気分解する
166
70
化学変化の前後の質量を調べる
106
130
93
110
酸化銅と炭の粉を混合して熱したときの変化を調べる
露点をはかる
331
5
128
0
108
1
16
1
221
1
カルメ焼きをつくる
銅を熱して質量の変化を調べる
50157327
90
な
17883153
149
た
1
111
ら
03498
02899
132
っ
い
21I
77
か
324
765
166
か
111
98
わ
7
零》・艫塞零雲雫
113
わ
9
察験
観実
4567
月月月月
123456789
身近な気象を観察する(雲と風をはだで感じよう)
金属を空気中で燃やしたときの変化を調べる
スチールウールを燃やす.マグネシウムを燃やす
鉄と硫黄の粉を混合して熱したときの変化を調べる
酸化銀を熱したときの変化を調べる
つまらない
よくわかりましたか?それともわかりませんでしたか?
(94/9/2~5アンケート実施)
楽しい
また、その内容が
理解の度合
観察
蕊 1 ;LJniJiIilLT
iL l J l lJT
●
実験が好き
75
182
男29女46
男80女53
理科が好き
理科は嫌い
88
11
男12女26
男5女6
物質の性質などがわかるから
楽しい。わかれば楽しい
めんどう
だから⑤
簡単だから
危険だから
観察
難しいから
おぼえやすいから
いろいろな事が
わかるから
●
実験は嫌
レポートがいやだから
安全だから
良くわからないから
実験結果が出ても
い
結論が良くわからないから
夏ソボデみ畷け最初の授業でアンケート実施
好き・鱗いの二者択一でその理曲りを〃いた
332
資料
衝見甕髻‐夛臺贋金cつ〆司宅=と猯言墾掌一言平イ証icつ鍾見J壽〔
○
蕊点をはかる
自由研究・植物画・科学作文等夏季作品展
この夏に、見つけた発見.気づいた不思議
動物の生活のようすを観察する(ビデオ視聴)
ヒトのからだのつくり
評価カード(発表会相互評価)
発表会を終えて(反省)
回路を流れる電流をはかる
1
月
○○
並列回路を流れる電流をはかる
直列・並列回路のいろいろな区間の電圧をはかる
電流と電圧の関係(オームの法則)
棒磁石と電磁石のまわりの磁界を調べる
○○○○
モーターをつくろう
○
12
11
月月
だ液のはたらきを調べる
○○○
○○○○
水を電気分解する
化学変化の前後の質量を調べる
知識・理解
○
酸化銅と炭の粉を混合して熱したときの変化を調べる
CoCoo○
789⑩
月月月月
○○
o
銅を熱して質量の変化を調べる
○
鉄と硫黄の粉を混合して熱したときの変化を調べる
技能・表現
観察・実験の
スチールウールを燃やす.マグネシウムを燃やす
○○○
金属を空気中で燃やしたときの変化を調べる
酸化銀を熱したときの変化を調べる
科学的思考力
C
56
月月
察験験駿験験験駿題題想表表表験展験験験験験
観実実実実実実実課裸感発発発実発実実実実実
4
月
111111111122
123456789012345678901
身近な気象を観察する(雲と風をはだで感じよう)
興味・関心・態度
実施時期
回数
内容
磁界から電流が受ける力
8
333
9
10
3
窒禾斗邑嵜二雪調言彗享雪三
指導者高橋逮也・荻原敬三
1.学年・組2年7組(男子19名,女子19名)
2.単元名
「動物の生活と種類」
題材名rヒトのからだのはたらきとつくり」
3.生徒観
「理科は好きですか?」と問いかけるともちろん様々な答が返ってくる。その中で「実験は好き
だけれど教室での普通の授業は嫌い。」という答は、特徴的である。授業の展開が、理科室や野外
で行う実験や観察では生徒連が自ら主体的に取り組めていて、反対に普通教室では教師側からの一
方的な講義調になっていると考えることもできる。
また、定期試験の出題について「できるだけ簡単にして。」「変な問題はやめて。」というよう
に注文をだす生徒もいる。その意味をよく聞いてみると生徒により好まれる出題は択一問題や穴埋
め問題であり、反対に嫌われているのは自分の言葉で説明する記述問題である。
4.題材観
(1)単元について
1年生では「植物の生活と体のつくり」において、生物の学習に必要な観察器具の扱い方や観察記録
の仕方を身に付けさせるとともに、身近な植物の体のつくりとはたらき及び植物の種類について学んだ。
これらの学習を受けて動物の体のつくりと働き、種類などを、身近な動物の観察、実験を通して理解さ
せるとともに、自然界に生きる動物について総合的な見方や考え方を養うことが主なねらいである。
ここでは、まず、動物の学習の導入として身近な動物を観察し、植物と違う動物の特徴を理解させる
とともに、動物の学習の基礎を身に付けさせるようにする。
次に、いろいろな観察や実験をもとに、動物の体のつくりと働きについて理解させる。これらの学習
では、脊椎動物を中心に扱う。
また、動物の仲間の学習では、動物の体のつくりと働きの学習をもとに、様々な動物がいろいろな観
点によって分類できることを理解させながら、多様な動物の世界に目を向けさせることがねらいである。
(2)本時について
動物の体の学習は、脊椎動物を中心に扱っている。その主要となるのは自分自身の人間である。身近
な動物の生活の特徴と体の関連の学習を行った後に、人の体にいろいろな器官をその働きの内容別に分
類した。その後、2~4人のグループをつくり、人の体のつくりと働きについて内容別に分担して、自
分連で調べ発表することとした。グループのつくり方.調べる内容の選択は、生徒個々の希望をできる
限り尊重するように努めた。
調べ学習をより進め易くするため、2年生の教室に近い書道教室をグループ学習を行う特別教室とし、
学校図書館及び保健室にある関連図書を資料として置くこととした。成瀬小学校からも参考資料の提供
をいただいた。
また、そのとなりのPTA会識室にビデオ・テレビを8台置き、ビデオ資料を活用できるようにした。
本時は、グループによる調べ学習を5時間行った後の発表会8時間のうち2時間目である。
5.単元目標
身近な動物についての観察や実験を通して、動物のつくりと働きを理解させるとともに、動物の種
類やその生活についての認繊を深める。
-334-
ア動物の生活と体のつくり
(ア)身近な動物の観察を行い、植物と比較した動物の生活の特徴を、体のつくりと関連づけてと
らえること
(イ)血液の循環についての観察を行い、動物の体にはいろいろな物質を運撤する仕組みがあるこ
とを、観察の結果と関連付けてとらえること。
(ウ)消化や呼吸についての観察、実験を行い、動物の体には必要な物質を取り入れ、不要な物質
を排出する仕組みがあることを、観察の結果と関連付けてとらえること。
(エ)動物が外界の刺激に適切に反応している様子の観察を行い、その仕組みを感覚器官、神経系
及び運動器官のつくりと関連づけてとらえること。
イ動物の仲間
(ア)脊椎動物の体のつくりや殖え方などの特徴を、観察を基に比較、整理し、脊椎動物がいくつ
かの仲間に分類できることを見いだすこと。
い)無脊椎動物の観察を行い、その観察記録に基づいて、それらの動物の特徴を見いだすこと
6.指導計画
<23時間>
(1)動物の生活とからだのつくり
ア動物の観察
2時間
蝋。鑑識: ̄
2時間
5時間
アセキツイ動物のなかま
3時間
イ無セキツイ動物のなかま
2時間
ウ動物の分類
1時間
5時間
3時間(本時2/3)
(2)動物のなかま
7.本時の目標
人の体には、必要なものを取り入れ、不要なものを排出する仕組み(呼吸器)やいろいろな物質を
運撤する仕組み(循環器)があることを知る。
<観点別目標>
①自分達が調べたことを分かりやすく伝える意欲を持つ。(関心・意欲・態度)
他の発表内容に関心を持ち、理解に努める態度をとる。
②発表する内容やその順序をわかりやすく整理する。(科学的な思考)
他の発表の内容を科学的にとらえる。
③わかりやすいよう図や表を工夫し、丁寧に仕上げる。(観察・実験の技能・表現)
他の発表の図や表および話し方の優れているところを認める。
④要点をまとめ、強調する。(知識・理解)
要点を理解する。
335
8.展開
指導上の留意点・評価と手だて
学習活動と主な内容
・発表会は、発表する側と聞く側の共同作業
発表する側と聞く側の留意点の砿認
導入
(発表者側)
であることを認識させる
.はっきり、ゆっくり話す。
・質のよい質問が多いことは、よい発表であ
・説明しようとするところをはっきり指し示す
ることを知らせる。
.要点をわかりやすくまとめる。
(聞く側)
・評価票の記入について確認する
・話をしっかり聞き、理解に努める
.質問をする時は、わかり易く言う
(教諭A)(教諭B)
発表
展開
・発表グループは、前に出る。
司会発表者の援助
・役割りにしたがって発表する。
聞く側の指導・話し方の助言
・機械操作の補助
・質問する側、される側ともに良い点を評価
質疑応答
することを強調する。
評{、i票の記入
・各自記入し、発表者にわたす。
.良いところを見つけさせる。
・発表者は、後で発表会のまとめを記入する。
(次の発表内容が同じ時繰り返す。)
・次の発表につながる良いところを認める
講評
・発表する側、聞く側ともに評価する
ようにする。
まとめ
要点の確認
次時の予定確認
9.i丹Vmi
人の体には、必要なものを取り入れ、不要なものを排出する仕組み(呼吸器)やいろいろな物質を
運搬する仕組み(循環器)があることが理解できたか。
<観点別評価>
①自分連が調べたことを意欲的に分かりやすく伝えられたか。(関心・意欲・態度)
他の発表内容に関心を持ち、理解しようと努力できたか。
②発表する内容やその順序を整理してわかりやすくできたか。(科学的な思考)
他の発表の内容を科学的にとらえられたか。
③図や表を工夫し、丁寧に仕上げわかりやすくしたか。(観察・実験の技能・表現)
他の発表の図や表および話し方の優れているところを翌められたか。
④要点をまとめ、強調できたか。(知識・理解)
要点を理解できたか。
-336-
ノ、cつ力迺ら六三cつ-つくbと便b篝
ヨヨ垂禾斗ジプノレーーデ言=寶多遷壼会
251
①
井出聡子
寺井絵美子
高田裕子
宮永雅子
②
志幸
大寛康
801-2養分をとり入れるしくみ
A食物の中の養分
82B消化器官のはたらきとつくり
83C消化液のはたらき
時時時
校校校
および発表順
10月12日(水)
13日(木)
15日(土)
第第第
2年7組分担表
①~③
④~⑦
③~⑪
岩崎蕪
加藤久美子
斎藤絃子
岡部由紀
臼井友紀
士山真希子
大庭麻美
水谷理恵
⑤
津田絵梨奈
遊佐奈津子
熊本裕子
那須望
⑦
梅原
平賀
中林
84、吸収
861-3
87
88
89
90
92
93
95
97
呼吸のしくみ④
A呼吸器官のつくりと肺のしくみ
B肺の運動
C細胞の呼吸
1-4血液とその循環
A血液
B心臓と血液の循環
C血液と細胞のやりとり
⑥
、腎臓のはたらき
肝臓のはたらき
1-5運動のしくみ
Aからだが動くためのしくみ
③
杉山弘樹金子裕
関野研治
⑧
鈴木勝己倉橋利明
神経のはたらき
函。
B刺激の受けとりと反応のしくみ⑨
1-6生命誕生のしくみ
⑪
337
風間真一
橋本幸季
石川連也
関野裕介
伊勢原市教育センター研究報告書
1.研究部門グループ研究
(1年)熊谷としえ
(2年)谷山敬子
本林
神竹
2.研究者緑台小学校教諭
蕪佐野智子
盛
(3年)安倍正弘
3.研究テーマ『生活科から広めよう、深めよう、子供のみとり』
-緑台小生活科活動事例集をつくろう-
4.テーマ設定の理由
生活科が始まって3年目になりました。緑台小の生活科も思考錯誤を繰り返しながら、なんと
か年間の授業のあり方が見えてきたように思います。そこで「緑台小の生活科jをみんなで見直
し、緑台小のマニュアルとしての活動事例集を作成していきたいと考えました。
生活科はもちろん先生と子どもによって独創的に、新鮮なものとして活動が生まれてこなけれ
ばならないのですが、やはりそれぞれの学校には学校独自の環境や行事があるはずです。それら
は、形として伝えていかなければ忘れられてしまうものですので、そこであえてマニュアルとし
ての事例集づくりに挑戦することにしました。
さらに今年は、生活科で培われた力をどのように3年以上につなげていくかも考えて行きたい
と思います。新しい学校づくりの核として生活科を見直し、更に学校で、授業で何ができるか考
えることをしたいと願ったわけです。
5.研究の経過
4月伊勢原市教育センター研究、グルーチ研究に参加を決定
研究テーマ、研究の方向を決定
5/18第1回授業提供(竹林盛)
6/5授業実践・生活科フォーラム参加(岐阜市)
6/28第2回授業提供(神本薫)第3回授業提供(安倍正弘)
7/8第4回授業提供(谷山敬子)
’し/4第5回授業提供(熊谷としえ)
10月緑台小生活科活動事例集作成
11/10緑台小研究報告会授業提供
2/5伊那小研究発表会参加(伊那市)
2/7ヒク馬小研究発表会参加(浜松市)
2/l7大手町小研究発表会(上越市)
3月研究のまとめ、報告書作成
6.研究の方法
○授業提供をして、意見の交換をおこなう
○緑台小の生活科の特色を3本のシリーズにまとめる
○緑台小生活科活動事例集を作成する
-338-
7.緑台小の生活科の特色=体験活動の重視
「二忍祠557E雨〔;扇ごEz5元夛、忠子z体駒…1
M直ある体験」C
ヨー[ ̄シリ
理的にiHtjhI藤のある#、C
①心理的に違和感のあるもの
三7rふり
②自分眉
②自分自身にとって他人事でない切実なもの
ロ
の生活の「I刀で出全
③
③通常の生活の中で出会いがたいもの
④意味感に溢ji
④意味感に溢れ、心理的な充実感をもたらすもの
PU咀旦jW・劇
,
⑤達成感、成就感に浸ることができ、効力感をもたらすもの
111値ある体験lの具仇
の体自it0
「価値ある体験」の具体的手立てとしての体験の場
①
の願いやI(2)Ⅱn署
①子どもの願いや
②他 者を 感じたり
気付きから出発
共 感で きる体験
③緑 台の風土 を生
④汗をかく体験
か した体験
した体験
⑤こだわりをもつ
収り組む体騒
て取り組む体験
、TIE『・韮if蝉
【1年生】
【1年生】
(名刺交換)
・学校探検に出かけよう
1
皿3457Ⅱ
・山、公園探検にいこう
【2年生】
・海探検にいこう
・町探検にいこう
・Dayキャンプ基地をつくろう
、乗物に乗って出かけよう
1
・山探検に出かけよう
(名刺交換)
・何か育てたいな
・動物と友達になりたいな
・畑でとれたよ
・稲はこび
・球根を植えよう
・春をさがそう
【2年生】
・学校の動物を飼おう
・野菜を植えよう
・サラダパーティー
1
1
・食べ物屋さんを開こう
・稲はこび
・キャベ、,の苗を植えよう
11361
・川探検にいこう
・自然観察コースを歩こう
4
4567
4579n56mu
.はじめまして緑っ子です
【1年生】
・先生こんにちは
・草木染をしよう
.みんなで遊ぼう
・みどりっ子もうすぐ2
年生
功椎点差
(幼稚園との交流)
【2年生】
舌人に渤
・野菜づくり名人に教え
てもらおう
・手紙を出そう
33
.さよなら、ウサギさん
チャボさん
8.緑台小生活科活動事例集の作成
緑台小でおこなわれた2年間のすべての活動を振り返り、活動の流れを中心に、誰もが参考にで
きるものとして作成しました。(尚、詳しくは緑台小までご連絡下さい)
-339-
土山」或言寺きうI壺j-cつ孝文木フイイヒ
花'二二=a
イIJf乞庵ニテーーマ
ー士山」或嵜言オオロつ孝文オオイヒ0二1葵]-す一ろ石汗笏筵一一
GE才女丘フヒj-iをlニニーーハP自糞lこき三F墾逢‐す一二二J=仁共壱=芒丁-てる0二(よ)
伝「ラ乞三萎長三1司三
i型ョ己圧I{采、ZH斐或聖』匡苣と車l、IIlIII奇Ⅱ二言夫ミ、
白111奇(,少b、フI竜二LI」エI三菱ミ、「イ【可具昌禾Ij畠、
1.(よしみつU二
私たちは、桜台小学校という共通の職場で日々子供たちと接しながら教育活動をしています。子供
は学校・地域・家庭で育つといわれます。しかし、私たちは、地域のことについてまだまだ充分に理
解できていないように思われます。そこで、子供たちを取り巻く地域のことについてより深く詳しく
理解していくことが必要であると考えました。従って、桜台小学校の学区ノ蓼の周辺にある身近な素
材をもう一度見直して教材化すれば、より効果的な学習が展開できるのでLL』いかと碁えました。
2.紐「ヲEP勺含壱三
(1)6年二『金兼〕含H寺イヒロつイ手十参参匹貢示IC=上』
桜台小学校の学区の周辺には、『岡崎城11Mがある.この城は、源頼朝の家来であった『岡崎義
実』が鎌倉時代に築いたもので、現在の「馬渡」「大句」「西海地」などの災藩にまたがる平山城
である。現在は無量寺境内に岡崎城祉の石碑があり、そこが本丸の跡である《,
また、『岡崎義実』という人物は、三浦・族の''1身で、衣笠城主「三浦義Iリj」の弟である。彼ら
は、1180年、源頼朝の石橋111の挙兵に応じて活蹄した。その「石橋山の戦い]で、岡崎義実と
25歳になった彼の息子の真田余一義忠が活IMIしたのは有名である。しかし、余・は敵の俣野五郎
に敗れてしまう⑪あまりにも着くして亡くなった余一のために、頼朝は寺を建てたりしてその遺徳
偲んだといわれる.平塚の天徳寺が真田城祉であり、真鶴にある石橋111の古戦場跡には、佐奈lu霊
社があり、余一を祭っている`,石橋山の古戦場跡を歩くと、当時が偲ばれる,
この、鎌倉時代のilii頼朝、三浦一族、岡崎義実、真田余一義忠などの人物と無lii寺にある岡崎城
111とを組み合わせて、鎌倉時代の学習を進めることができるのではないかと考えた。
②G企'三『主2誼llurII寺イヒロつズ<[Hj童?Iili』
室町時代は、足利雅満、足利義政を中心に、金閣寺や銀閣寺などの建物また能や水墨画などの文
化についての学習を行う`,しかし、子供たちにとっては、やや興味が薄くなりがちな単元でもある,,
そこで、伊勢原NiがノJを入れて取り組んでいる「道瀧祭り』を取り上げることによって、室町時
代にせまることができるのではないかと考えた。
「道潅』について児斌にアンケートを行った。#i字は何か?いつ頃の時代の人物か?どんなこと
-340-
をしたのか?伊勢原市とどんな関係があるのか?その結果、児童の多くは、『道瀧祭り』に参加し
ているにもかかわらず、その人物像がよく理解できていないことがわかった。従って、『太田道潅』
を学習することによって、室町時代に活躍した私たち伊勢原市の英雄像に興味を持たせていきたい
と考えた。
③月参ご芸二女ご南j(
史跡と文化財の『このまちを譜る』
(安達久雄)
私選いせはら『旧跡100選』.
(大村利夫)
『中世伊勢原をめぐる武士たち.I
Il・相模のもののふたち』
i・伊勢原続旧跡と大山道』
歴史群像シリーズ⑬『源平の興亡.I
HI模岡崎城総合調査報告10卜
私本『太田道潅』
『太田道潅雄飛録』
(伊勢原市教育委員会)
小説『太田道瀧』
うもれ起
(沢八郎)
(水井路子)
(大村利夫)
(伊勢原Tlj「教育委員会)
(太田求良)
(木村‘忠貞)
(安達久雄)
(1)9ユニュlE亦○つ割司奎i色i=
・岡崎城跡(無量寺)・「犬徳寺」(平塚市)・佐奈lIMl歴社(小田原市)・しとどの岩屋(真鶴町)
・イ了橋山古戦場跡(小田原市)城願寺(湯河原町)・大庭城lIl2(藤沢市)
・洞昌院(伊勢原市)・大慈寺(伊勢原市)・Lj人塚(伊勢原市)・太田道激像(イノト勢原市)
⑤@震て*ごILl又拝呈
・道瀦祭りのポスター・広報いせはら・史跡の写真
3.糸asオつり6二
イノ}郷原IlJに住んでいる子供たちのまわりには、数多くの学習に役立つ素材がある《,私たちは、その
''1から少しでも分かりやすく、しかも郷土にとって問重な素材を教材化し児童に出会わせたいと考え
る.教材に出会った子供が、はつと驚き、おや、どうしてかな、いつごろ、どこで、どんな思いで人
々は考えたり、残したりしたのかな?・・・などと自ら疑111をもち、追及へのきっかけを与えること
ができたらと思う。そしてJZ菰が自分の問題を追及し終えたとき『昔の人々は、すごい知恵と勇気
をもって取り組んで来たのだなあ。』ということを身をもって体験し、理解し、納得して『この郷土
イノト勢原市をもっと、もっと大型1iにしていこう。』という心惰が育ってくれたらと願う。
しかし、まだまだ、多くの課題があることも分かってきた`,収集した資料は充分であったのか、資
料を綱選することができたのか、より多くの人から情報を収集することができたのか、このようにま
だまだ検討するべきことが11lのように残されているが、今後も-.歩一歩地道な研究を進めていきたい
と時えている。
-341-
希望研究・グループの部・算数科佐藤タカ子・成 田穣子 ・伊藤美子
研究テーマ文章闘魍鞍鰯淡す愚魔勘妙霜導
1.はじめに
研究員の-人が、以前本校(桜台小学校)の中学年を受け持った時の話である。
研究員曰く
『34年生を何回かもったが、計算は出来るのに、単元で習った計算をもとにした文章問
題になると、ほとんど出来ていない児童を目にすることがある.今年4月より4年生を担当
しているがやはり何人か文章問題になると、頚く児童が見られた`蹟く児童のプリントを見
ると、計算問題は出来ているのに、文章問題には、手をつけていない子を見かける,特に、今
回はその割合が多いような気がする。
文章問題は`計算と違って得に思考力を使うので、出来ない子は思考力が乏しいからに違い
ないと,時にはどうしても解らない子には、心のどこかで責任逃れをしていたような気が
する。今年になって仕事で数学を必要としている人達と一緒に話す機会を得ることが出来
た。彼らは、時代にマッチした大学院でのバリバリの研究員である.私は、彼らに、「みなさ
んは、小学校時代に随分優秀だったのでしょうね.」と質問した,当然、彼らの口から「算
数は得意でよく出来ましたよJという内容の返事が返ってくるものだと期待していたの
だが`[いや、僕の場合は、実は小学校時代の成績は悪く,出来ませんでした`だから、僕は、
人一倍苦労し、ある時期、これでもかという程、問題を解きまくりましたよ.」とか「僕もそ
んなに出来た訳ではなく、小学校のころ,東京の○○塾に行かされていましたよ,」とか、う
ちの主人はそんなに頭がよくないんですよ,でも、後で話してくれたんですが,小学校3.
4年の頃、何ですか、主人の親が、『難題100間に挑戦」なんて問題を主人にやらせてい
たらしいですよ`結構、主人の親は、教育パパだったらしいですよ`」との声もあった。
たまたま、私が聞いた人達が偶然にして,小学校時代算数が出来なかった人達だったのか
も知れないが、私にとっては興味.深い話であった.こんな話を聞いた時、私の父がたまに
だが話してくれたことを思い出した‘「お父さんが子供の頃はね、算数では、先生が難問を
1間出されるんだ,そして,その問題が出来るまでは帰してもらえなかったりしたもんだよ。
だからわかるまで考えたことがあったよ.宿題を出されると3日間も考えたこともあった
よ.繭;が裁潅時はiii)本当B量嬉遥が三う'だ1竃|砂獲蓬襲;J;と.
何故、このようなことを書き記したのかというと、実は、年々児童が、わからないとすぐ
に諦めて、「先生、教えて,」とやって来る傾向にある`まだ、教えて欲しいと来る子はよい
方で、なかには最初から解こうとせずに諦めてしまう無気力な子がクラス-人、二人いるこ
とがある,また、算数が出来る子に対して、努力している姿を知らせず、頭の善し悪しを言い
がちである。そんな傾向のある子達に何とか算数を好きになって欲しいと思っていた矢先
市の図書館で、国土社発行の『算数好きな子を育てる」という本を手にした,
この本は、昭和51年度と昭和61年度の二度にわたり算数嫌いの子がふえているとい
うマスコミの声が本当かどうか調査した報告が書かれていた。それによると‘つまり確実
に算数の嫌いな子が増えているという,
そして’更に算数の嫌いな理由として、
①計算が面倒だ.
②文章題がわからない.
③単位がわからない.
④図形を書いたりするのがいやだ.
等の主な理由を子供達が挙げているという.
-342-
更にその本では、算数嫌いの主な理由の一つに文章題を挙げているが、その文章題につ
いて言えば、調査では、3年生までに49%とほぼ半数の子供達が文章題を嫌いだと答え、
学年が進むにつれて文章題を嫌う割合が増していくのだという。」
以上の研究員の話から、文章問題を好きにさせ、算数を楽しく取り組ませるための指導
方法を考えてみた。
2,研究内容
巻末資料からも分かるように、子供達は算数を簡単に、そして理解できるように教えて
欲しいのである,また,そればかりでなく,おもしろく・楽しく教えて欲しいのである,4
年生においては,他学年と同様に,全クラス九九正答数調査や計算力調査、文章問題解決力
調査を実施した,それによると、クラスによっては、「算数が好きですか」という項目につ
いては、94%の児童が好きと答えている,又、「文章題が好きですか`」という項目でも、同じ
く94%の児童が好きと答えていることから、多少調査する側の教師によって,調査される側
の児童の受けとめ方の差異はあったとしても、「算数が好き小「文章題が好き」という割
合が高いクラスにおいては、何らかの手立てがあるに違いないと考えた。
そこで、「算数が好き」、「文章題が好き」という項目に高い割合を示したクラスの指導
者に、手立ての有無を聞いた所Ⅱ次のような回答を得た`これをきっかけに、他のクラスでも
何か良い手立てをとったりしたことがないか,尋ねてみた、それによると、
①教科書通りの文章問題を出さず、クラスの子の好きそうな話に変えている`例えば,
サッカーの○○さんの名前を使ったりする`クラスの子の名にしたり、楽しい名前に
作り変えてしまう‘
②漫画や図をかく.
③班で力を合わせて解く,
等,出来るだけ楽しい雰囲気の中で授業をやるように心掛けているとのことであった,
しかし、これらのクラスの児童は`文章題が他のクラスよりぐうんと好成績かというと必
ずしもそうとは言い切れない‘
では、文章問題を解く以前に
①まず`算数}嫌いを作らない丁,
子供達は、みな[出来るようになりたいJ1わかりたい,」という願望を持っている,
子供の反応から、出来るだけ早く蹟きを発見し、適切な助言を与えⅢ軌道修正をして
あげる必要がある,先生に文章問題をどのように教えてもらいたいかということで
は「残ってでもいいから教えてほしい,」という声もあり、わからない子にとって
は、個人的にわかるまで教えて欲しいという願いがある`それをどのようにして聞き
届けてあげたらよいか、むずかしい`一日のうちで子供達とややもすると冗談をも交
わす時間が取りにくい中で、分からない子供達を個別化して教えることは、勤務時間
内では不可能に近い,だからこそ、授業の-時間のなかで、分からない所を作っては
いけないのである,しかし、現実的には、例えば4年生でも九九に蹟いている子、繰り
上がり、繰り下がりのある足し算や引き算に蹟いている子がいる場合、どのような
手立てをとったらよいか、指導者としては悩むところである.
そこで,誰でもがやっていると思うが、
-343-
★学級通信で,クラスの様子を知らせ、特に蹟いている箇所を知らせた`例えば九
九をほとんどうろ覚えの児童も、家庭との協力で九九を覚えた‘
★
②
アシストカードを作り、授業でわからない所を子供達が手紙を書き教師がそれ
に対して返事を書いたり個別指導をしたりした。このカードに書くことで、わ
からない子も問題点を見いだし響きながらわかってしまつという例もあった。
「おもしろそうだ,」「自分にもできそうだ.」という気持ちを抱かせ、「自分にも
出来た,」「やっと出来た`」という自信や満足度を数多く体験させていくために
「おもしろい問題」や「楽しい問題」を与えたり、時には、「うんとやさしい問題」
を与え、自信を持たすことが必要である,そこで、授業の終わりや朝の会等に、クラス
の実鴎に合わせて超やさしい文章問題を出す.
③活字になれさせ、文章を読み取る力(読解力)をつける,
「何故`文章問題が好きなのか」という調査項目では、「好き」と答えている児童の
理由をみると、「文を読むのが好き」という内容が目につく,反対に「何故、嫌いな
のか」という調査項目では,「文が読めないL「わけがわからない」「読むのがあ
まり好きではない」「文の所がわからない」等の言葉がたくさん書かれていた.
研究員の-人は図書担当をしているが、仕事をしていて気がつたことがあった.そ
れは、図書室に子供達があまりやってこないのである。これは、本校ばかりでなく、
図書館教育に多大に力を入れている学校は,別にして、一般的な傾向にある.例えば、
東京の大手出版会社のセールス社員の話では「最近の児童は2~3年、文章を読
み取る力が低下している`例えば、中学生でも、小学校5.6年生位の本を先生も
生徒も買って行く,クイズのようなその場で知っていればすぐ答えられる本が好ま
れ,じっくり考えることを要する本は売れない.」と、大変興味深い話を聞くことが
できた。そこで、1学期後半に学級活動で図書の学習をし、その中で新聞のファイ
リングを実施した,これをきっかけに新聞の内容によって、扱う教科は様々であるが
タイムリーで、興味が持てる内容だけに回数を重ねる毎に活字に慣れてきた.新聞
読むのが大変という大人さえいるが、今クラスの中では、すらすら新聞を読み内容
をつかむことが出来る子が増えてきた,
④集中力や思考力をつけるために将棋や五目並べ、折紙を遊びにとりいれる.
今の子供達は、集中力に欠けるということは,目新しい言葉ではない,「どういうふ
うに教えてもらいたいか」という調査項目で、子供達は「ちょっと考えて解らなか
ったら、ヒントを教えて」とか「簡単に教えて」と答えている`読んだだけで,わか
らないと決めつける子が少なくない‘「文章問題が何故好きなのか」という調査の
なかで、「好き」と答えている児童の理由を取り上げてみると.「わかりにくいけど
考えたりするのが好き」、「ちょっと間違えるけど、考えるのがおもしろい」「あま
り出来ないけど、答を探るのが好き上「問題を考えるのが好き」というふうに、考
えることが好きと答えている.
遊びにおいても同様なことが言える。遊び道具も、今は出来上がったものが多い。
昔は、あやとりのように、1本の紐からいろいろな形を作ったり、地面取りをしてい
かに多くの面積を確保しようかと考えたものである,又、将棋に勝つまで何時間も熱
-344-
中したものである。女の子だって五目並べをして遊んだのである,
クラスでは教室で遊ぶ場合は、将棋や五目並べ、折紙等で遊ぶよう勧めている`す
ぐに、全員に広まるというわけではないが、学級通信で将棋や五目並べの良さを知ら
せた結果`少しずつ輪が広がっている,
⑤「めんどうくさい」とか「かったるい」という言葉を言わないように心掛けている
偉人伝を読むと、独断的発想かもしれないがⅡまめなのである、以前、某有名人がテ
レビで次のようなことを話していた.つまり,常日頃気をつけている言葉に「めんど
うくさい」、「かったるい」と言う言葉を極力言わないように心掛けているという,
これらの言葉は、くせになると、ちょっとしたことでも、めんどうがり,しまいには、
考えることも,めんどうくさがるのである.そこで、クラスでは、「かったるい」とか
「めんどうくさい」とかいう言葉を使わないように心がけている`そして、めんどう
くさいと思ったら、めんどうくさくない方法を考えるようにしている‘どうやったら
合理的に出来るか、日常の中で、考える力を育てるのである.
今回の調査でも「計算問題が嫌い小「文章問題が嫌い」という理由に、「割算が
めんどうくさい」とか「一回答え出ると、見直すのがめんどう」などと答ている`考
える前から、めんどうだでは困る.これは`子供達だけでなくⅡ世間一般この風潮に
あるので、尚更気をつけていきたい.
⑥文章問題を自分達で作る
与えられた文章問題を解くだけではなく自分で問題を作り,みんなに問題を出すこ
とで、文章問題について、関心を強めた,初めは、問題作りに戸惑った子供達であった
が、ドリルから問題を探して写したり,家の人に作ってもらったりする段階を経て自
分でも問題が作れるようになってきた、それらを朝の会の時間を利用して、紹介し
みんなで解いた`もうちょっと考えてみたいという場合は、次回の朝の会に解説をす
ることにした,問題を紹介することで、自分でも作ってみようとか、解いてみようと
いう気持ちが芽生えてきた.
⑦解く前に、図式化する.
頭の中にすでに問題文が読み取れている子と、文章は読めても内容を読み取れてい
ない子がいる,内容を読み取れていない子には、図や線分図を描いて答を求める手立
てをとることは誰しもがやていることだと思う。しかし、答えや式が分かっている
子でも関係図を描くことに戸惑う子がいた。そこで、友達の問題を解いた後、解説
のところで問題を図式化し示した。これは、式や答えは分かるが関係図の描き方が
わからない子にとっては大いに参考になったとのことである。
⑧ヒント集の提示
文章問題を簡単に、わかりやすく教えてというのは,出来ない子達の心からの願いであ
ると思う`だからと言って、初めからやり方を説明しては力がつかないし、そうかとい
って、一日中算数というわけにはいかない.問題によっては、具対物や半具体物を用意
したりヒント集を用意したりして出来るだけ子供達の考えようとする力を大切にし
ていきたい。
-345-
以上文章問題を解く手立てをいろいろ探ってみた。研究員の-人が、これらの手立てを
取り入れながら、授業研究を実践した。(巻末資料に提示)
3.今後への課題
めには、じっくり
これからの教育は、自己学習力を身につけなければいけない。そのためには、
物事に目を向け問題点を解決していく力を身につけていく必要がある。文章間II
文章問題を解くと
いうことは、多面的な視野にたって物事を見つめられるということである。
今後は、これらの研究をもとにして日々実践活動を積み重ねていきたい。
-346-
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平成6年度希望研究・グループ研究の部
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l、テーマ設定の理由
社会科の学習をダイナミックでいきいきとしたものにするための指導法を探りたい。ひとりひと
りの考えを大切にし、rlら学ぶ社会科の学習を展開することが大切である。また地域にある素材を生
かし、自分の五官を働かせて取り組める教材として位IHIづけたい。このことは、地域の教育力の活川
につながるものであると考え、テーマを設定した。
2,研究経過
(1)第1同研究会5jj28H(上)
1,テーマI没定2.研究計画立案
(2)第2回研究会7jl16n(土)
1,テーマについて2,研究litjCの選定
(3)第3回研究会l2H7p(土)
1,指導案検討
(4)第4回研究会3H25U(上)
L研究のまとめ
3,研究の概要
私達は、今までの社会科の学習について、それぞれがII項の実践を語り合ううちに、’1分たちの授
業が、いわゆる、教え込みになりがちなことに気づき、改善する必要を感じた。そこで、テーマを上
lidのように設定した。
|M1題解決学習について
社会科の目的は公民的資質を養うことである。公民的溢質は、民主的、平和的なIEI家、社会の形
成者として行動する上で必要とする資質を意味しており、′I、学校では、「その聡礎を鍵う゜」こと
をめざしている。
公民的資質を養うには、iiiなる知識の伝授ではなく、肥iir一人一人が社会において二i:体的に生き
ていくことが出来る力を育てる必要がある。また、社会/|希のさまざまな場而で適切、公Iliに判断
する事が大切である。そのためにも、社会事象をさまざまな角度から総合的に理解させる,必要があ
る。
このような[l標の内容から考えると、11M題解決学習を収り入れることは次のような点から大切で
あると考えている。
(1)子どもの切実な欲求を元に、自ら解決していかなければならない'111題と(Ⅲ会うことが出
来る。
(2)子どもの興味関心に基づいて主体的に追求できるような学習課程が想定できることか
ら、子ども自らのものの見方や考え方を作ることが11l来る。
(3)子ども自らが、調べたり、話し合ったり、杵いたり、作ったりするなど多梯な学習活動
が期待できることから、物事を多面的にとらえていくことが出来る。
(4)自ら作り出した知織をもとにして、適切に判断し行動できるようになることが期待でき
-349-
ろ。
(5)問題解決のために、41実をもとにして筋道を立てて考えることが出来るようになる。
指導要領から以上のようなことが考えられるが、その背鏡には、現在置かれている児施の実態
や、現代社会の現状があると考えられる。
現イ1K、児童をとりまく環境は、受け身的にならざるをえない状況である。物質的に忠まれた環境
は、11ケに充足感をもたらすものである。その充足感は、自ら活動しイリかをえようとする意欲を妨げ
る。このことが、指示なくしては動けない受け身的な児童を作り上げていくのである.
学習に対する見方が、偏っているために、子ども達が、’1標を見失っていることもその大きな原
因の一つである。学1WのIl的は、その人141身がよりよく生きるためにあるのであるが、受験が学習
の岐終的な目的になっているために、効率的な伝授と能率的な学習が砿視され、知識をIiqに受け取
るという作業に終始しがちである。このような学習からは、自主性や主体性は生まれてこないので
ある。このことは、ともすれば自ら受験体IiIに飲み込まれそうになっている我々教師も謙虚に反省
すべきである。
今Ⅱのl]本の社会状況は、成熟の度合いを11'し、複雑さを燗している。2番目3番|]のランナー
はトッブランナーの後を尾いていけばよいが、トップにおどりでたときは、自分の力で、すすむべ
き道を選ばなければならないのである。そのような状況で要求されることは、与えられた課題を解
決するだけの能力だけではなく、自ら'111題を兇いだし解決する能〃である。つまり、11Ⅱ題解決能力
の行成が急務となっているのである。
小学校では、問題解決能力の鑛礎を養うのであるが、「llII麺解決能力の基礎」については次のよ
うにとらえている。
・般的に、問題解決能力というのは、11々の生活の中で、さまざまな事象や現象に11}会い、その
'11から'111題を見つけ解決していくことであるが、社会科の学翻の''1で身につけていく、IMI題解決能
力というのは、ある穏皮限定されたものにならざるをえないが、次のように考えている。
llIIHLlをliLつける。
i猟題を提示されるのではなく、与えられた資料や社会事象のIIjから問題を見つけるのであるが、
資料を比較したり、今まで学習したことを参!M1したI)する事は大切なことである。しかし、もっと
も入りIなことは、自分の212活と対比させることである。社会事象には必ず人が関わっている、n分
、身、家族、地域、学校など「1分にもっとも身近な'k活と対比させることが大切であると考えてい
る。
このことから、提示されたものの中から(''Iかに気づくためには、それらを見るI]を鍵うことはい
うまでもないが、ただ溢料なり事象なりを几ろというのではなく、ll々の生活のIl1から、それらに
気づく感性を培っておく必要がある。
そのためには、子ども11身の生活が充足したものである必饗があると同時に、指導に当たる教師
が、政治的、歴史的、人椎的、lE1際的な視野を持って子どもに接することが必要である。
回
lIllllnを解決するために「ども途は、自分の碁えた方法で鋼べていくのであるが、その方法は、さ
まざまである。考えられるもっとも一般的な〃法が、教科譜のid述に沿って資料等を参照したり、
取材をしたりしながら解決することである、
戈際には、すでに、1川迦を見つけた段階である程度の解決への!“Ⅱしが持てなければならないと
巷えていろ.それを仮0税とよんでも良いが、その仮説を裏付けるために必要な資料や取材をするわ
けであるから、それがなければ、全く解決はl11来ないといって良いのである。もしも仮UiiZがないま
まに、解決しようとしていろとするならば、それは、’1M題を見つけている段階だとi『えるのであ
るu
そのようなことから、|M1題を見つける過礎と、解決する過穣は、[『集ではいい分けることが出来
ても、ハッキリと分けることがⅡl来ないのである。つまり、’111題を見つける過程で、解決の作業も
行われているのである⑪鋼くるという作業は、いわばそれを補強するためにあると考えた方が良さ
-350-
そうである。
巨ヨ
181分の考えたことをよりよく理解し、他の人にも理解してもらうために、正火して表現するとい
う作業は、大切である。lidにノートや紙やOHPなどに分かりやすく商:<ということだけではな
く、自分の考えをを印象づけながらアピールしていくといういわゆる、プレゼンテーション能力も
培う必要があると考えている,
プレゼンテーションの能力というものは、今後益々iIt要になってくると考えれるので、その指導
についてもしっかり考えておく.必要がある。
FiFE;雨~’
プレゼンスされたものについて、意見を交換しあうことは、大切なことである。デイベートlMii
極的に取り入れる必要があると考えていろ。、国際化の時代にあっては、mlWi、対立、112場などさ
まざまな場面に応じた、デイベート能ノノも培う必要がある。この能力は11本人のもっともイミイ1坪と
するところであるだけに、指導も難しいといわざるをえない。プレゼンスされた内容を自分なりに
理解し、質lll1や懲見を、11}し合って、その琴えをきちんと把握するということが、提案者を大pHに
するということにつながるのである。
地域素材の教材化について
地域にある素材を教材化する事は、令段で述べたことに深く'1Mわっている、まず、.|fi報を、’1i尖
(ドキュメント)、i1fかれたもの(テキスト)に分けて碁えたい,’'1分「I身の経験から、これまで
は、テキストによる`Ni澱の収災がill心であったが、これからはドキュメントの比iIiを1Wやす必婆が
ある。
イI:会科の学習は、家庭、学校や地域、TIjや県、’五1や11t界というように視野は広がっていくのであ
るが、そのような視野を持ちながら、地域の学習を深める必要性がある.地域学稗が、3年fliに段
階で完了したという考えには鍵問がある。社会科のどのiii元も地域の学稗を下がかりにして視野を
広げて行くべきである。
たとえば、気候などのbI地条件を生かした生活(4イ12'k)や各産業に′Iミきる人々(5年'1ミ)、歴
史(6fli生)なども、地域の学習を大きな手がかりとするべきである。教科i''二などでもそうなって
いるが、実際に伐々の扱い方は、はごくおざなりではないか,特に、5,6イliの`72判が、テキスト
中,し、の学習になるのは。必要なことではあるが、もう少しドキュメントの比重を恥やすべきであるⅡ
さらに、5年の産業の学習では、地域にさまざまな瀧購が奨際にはイFイ1兆ているのだから、それ
を教材化すればよいと思う。6年の歴史の学科でもl剛様である。
ドキュメントを増やすことによって、丁・どもIPI身の活1lbがiiIi発になることや、’'11:接体験から知識
をえることがⅡ}来る。自分のIMI麺を自分ビリ身で追求することが11}来ると碁えていろⅦ
351
2年生活科「とびだせたんけんたい」
山田潤子
単元目標
(1)町(村)の自然や施設の様子等を見たり、調べたりすることが出来る。
(2)自分たちの生活の場をしっかり見ることにより、人々の様子や111来pHとうにllQ心を持つことがU}来
る。
(3)公共物の働きがわかり、それらをIIL<利Ⅱjすることが川来る。
牛たんけんについて
「ぼくの家の近くの牧場に牛がいっぱいいるから見せてもらおう。」という声から、それでは、「何をお
願いしようか。」「あちらの都合を聞かなければ。」と考える必要がでてきた。
一度牛を見せていただいてから「お手伝い作戦」「発表会」「わからないこと調べ」「牛乳を使ったおや
つづくり」と活動が発展していった。その中で、機会を見ては、カレーパーティーにご招待したり、発表会
を見ていただいたりという場を持ち、ご都合をうかがったり、お願いしたりする機会を持って考えきせてき
た。
地域の様子に関心を持つことと同時に、地域の人との関わり、酪農というものにもふれさせていただき、
家庭、学校のみの教育でなく、地域、人と関わる良い機会となり、授業だけでなく、休みの日などにも牛を
見せてもらいにいく子どももいた。
「活動の流れ」
「ぼくの家の近くの牧場に牛を見に行こうよ。」
牛見学
「大きいなあ。」
「一頭ずつお前が付いているよ。」
「Uが大きくてかわいいなあ。」
「しっぽを持ち上げると、うんちをするよ。」
ち ちしぼりをしてみたい。えざをやってみたい。せわをしてみたい。
お手伝い作戦
えさやり、そうじ、ふんかき
家の人や 一年生に教えてあげようよ。あれ?わからないことがあるよ。
雫
牧場のおじさんに見てほしいね。
紙芝居、ベ-ぶざ_と、Hill、絵巻物、新聞
お手紙で聞こう。
カレーバーティーに招待しよう
本で調べよう。
招待状を111そう
。
牛の絵を描きたいな。
牛乳をもらったよ。おいしいな。
+
牛乳葵・・・飲むのは苦手だけど、おいしかったよ。
牛さんへ大根の葉っぱをプレゼントしよう。
食べるかどうか聞いてみよう。
どうやって届けようか。
おじさんに、お礼の手紙を響こう。
352
米作りの実践5年IHI深暢『.
「IH植えをするまでの準備」の'1Jで学習したこと
苗を育てる。
1,種を水につける。
・人きなふろ桶を利Ⅱ]し、水温調節のために、ビニールをふたとして使う。(良い苗を作るための
l三夫)
2、手動の種蒔き木や自働の機械を使って肥料と土を汎ぜ合わせ、種を均一にまいていく。
…手動の種蒔き機は速度を一定にし極が均一にまけるよう気を使う。
・たくさんの極をまく。2500cnr程のトレーを300枚位用意する。
・地域の人々と協力し、この時期に自分の家の分と他の人の分を合同で種蒔きをする。
・機会を共有する。(農家同士の協力や農協の仕組み)
3,トレーを1つ1つ獄みntね1m程積み上げ、ビニールで掴う゜
・数が多くて大変である。
・家族や地域の人々の協力がある。
[Hおこし
4、)11水路のそこにある大きな風船のようなものに水を送り川の水をせき止めて、)|j水路へ水を流す。
・地域の人々が、市へお願いしてこの設備を作ってもらった。
5,機械を使ってまずは、大まかにfを掘り起こす。
・レンゲをまいておく。(上が良くなる。)
.Ⅱlに石やゴミが瀞ちていて機械を傷めることがある。
6、さらに細かく耕す。
7,mに水を入れる。
・繭が育つ時期に合わせる。
※手動種蒔き機を操作し穂をまく体験をした。
まく体験をした。また、111植えの時に繭をまつすぐに植える
ことがH1来るように、120mのローブに
0mのローブに1mおきに目印になるひもを結びつけたⅦ
「実践より」
問題解決の手法を取り入れ、人との'11'わI)が期えた。’111[接体験をすることにより'ども途の学科への
興味を持続することがⅢ来た。
側々の課題解決において行きiiiIiまったⅡIF、地域の人々と締をし、ヒントを兇つけたi)男女(づけられた
りし、献極的に学習に取り組む姿が見られた。また、体験したことや聞いたことから、新しい懸問が,'1
まれ、さらに興味を深めることが11l来た.
また、話して下さる〃々の実感のこもった衣」〕Jにより、僻!jに対する.uい、苦労、I:犬などを災感す
ることが出来た。子どもの中には、今まで米作I)をしている人の》f労をjInし、lHで働いている人々のAu
いを炎感し、[1分がその人達のことを巷えていなかったことに気づくことが('}来た“そして、見学のAll
りに、「今まで、たんぽに石を投げていたけど、もうやめる。」とI満しかけてきたIUjirもいた“
また、おllt謡になった人々に、大きな)liで挨拶をしたい、お礼をT了ったり、積極的に蘭'11)したりする
姿もよく見られるようになった。これは、人と!''会い、Iiliをしたりして抱えあっていく中で、感動した
り発見したI)することがあI)、人と関わることの灘ぴを磁じることが出来たからだと碁えられろ。
353
言再S寸学二年ユラ筐足実幸反芒子
指導者梅林明央
単元名私たちの生活と工業生産
単元目標
工業のさかんな地域に共通する条件や工場の分布、また、日本の工業生産の特色などについてまとめて、
発表することができる。
地図、グラフ、写真、友達の発表などをもとに自分の考えをまとめることができる。
小単元の目標
自動車生産を例として、近代的な工業では、各関連工場からの部品の供給をもとに、組み立て工場での
機械を中心にした流れ作業による大量生産によって性能の良い自動車を作っていること、よりよい自動車
を作るための工夫や努力、関連工場の負担、海外に広がる自動車生産等について理解させるとともに、問
題点にも気付かせる。
単元について
学校研究が同和教育を取り上げると言うこともあって、大量生産にともなう生産性の向上やコストダウ
ンにつながる長所のみを強調した日本の工業の特色にならないように、分業による大量生産の問題点が実
感できるような指導をしたいと考え以下の内容で実践した。
大量牛塵の現場jで働くf入たミち
日本の工業の特色として大量生産によるコストダウンが図られたということがありましたが、働く人犬
ちにとっての問題はなかったのでしょうか。ベルトコンベヤーによる組み立て工程を再現して考えて易
ましよう。
番号順に部品を切り取って、台紙に張り付ける。
一人1分の時間で次の工程へ送る。時間厳守
組み立てが終了するまで3回繰り返す。
最終工程の人は8分後には試験場に製品を送る。
試験官は製品を検査し不良ヶ所を発表する。
作業後の感想を聞く。
実践をふりかえる
働く人たちの現状を認識できるという点で大変効果が上がった。疲れた、遅れないように神経を使った。
うまく製品づくりができないなど多くの感想が寄せられた。生産工程が1日どのくらい繰り返されるのか
予想したので作業の厳しさは十分実感できた。
-354-
G王手三宅士二二禾斗寺ニゼ菫?
単元名才っ六= し六=亡ラロロニ主ブーど=正fZフ芒『
から
・歴史学習からこの単元へ
歴史学習のとき第2次世界大戦を調べた子の資料から、新しい世の中へ向けて
日本国憲法がつくられたことが書かれている発表資料をもう一度とりあげた。
今現在も、この憲法を中心にみんなが生活していることを復習した。しかし、こ
の発表資料では、憲法の3本の柱について少し書かれているだけなので、この憲
法に含まれている意味をもっとくわしく調べようということで問題意識を持たせ
た。
しかし、3本の柱(基本的人権の尊重、国民主権、平和主義)のうち、最初の
2つについては、この段階では難しい言葉なので、基本的人権については、公民
館や障害者用の設備を例に取り上げた。国民主権については、学級会や代表委員
会のしくみをとりあげ、国でも、それと同じような組織で行われていることを補
足した。この段階で、もっとくわしく調べてみようという自分のテーマをみつけ
て学習をスタートさせた子が多かった。そうでない子については、個人的に補足
を加え、自分の問題発見をさせた。
.調べ学習へ
自分の問題について、教科書、資料集、図書室の資料、図書館の資料等を参考
に調べ学習を始め、解決に向かった。(家庭学習を含む)
・発表へ
自分の調べたことをみんなに知らせるために、画用紙や模造紙にまとめたり、
新聞形式にして発表したりして、ひとりひとりの学習をみんなで共有した。
単元を終えて
調べ学習については、繰り返してきたので自分の方法を身につけ、ずいぶんと
慣れてきている。しかし、ここで、歴史分野から公民分野へ移行するので、問題
の見つけ方にとまどいがあったし、指導者の導入の仕方に、もっと良い方法はな
かったのかと反省をしている。でも、こどもたちにとっては分野が身近になり、
興味をもって取り組んだようだった。調べ方が深くなるにつれ、発表内容が難し
い所も出てきてみんなが理解できなかった所もあり、指導者の補足場面が増えた。
-355-
地域の歴史を見直そう突践記録徳永秀実
1,liijE名地域の膝史を見直そう
2,iii比Ⅲ標
(1)身近な地域に残っている行事や遺跡、文化遺産などに興味・関心を持たせ、それを年表に位置づ
けるなどしながらロ本全体の歴史、日本の歴史の始まりにHを向けさせていく。
(2)身近な地域に残る歴史的事象を年表に整理したり、遺跡やiIi域、その出土品などから当時の人々
の!;Lらしの様子について考えることが出来る。
3,lit7ihについて
{)}勢li(市には、大山があり江戸時代の大'11論りの名残が随所に見られろ。その人'11参りの道標が
人111の学区にも数多く残されている。また、戦没昔慰溌碑などもあるが、子どもにとっては、近所
にあっても身近なものにはなっていない。それを歴史学習の導入に取り入れたいと考えた。
ただ「歴史の始まりに目を向けさせていく。」というlid元M標を満足させるものではないが、少
なくとも、「日本全体の歴史にI」を向けさせていく。」ことに付いては十分である。
地域の歴史について理解を深めたり、自分ロ身の1]や耳を使って膝史に関わることは、大切であ
る。また、身近にあって、そのような活動がロ常的に行えるということも考噸に入れて、大IlI詣りの
道標と戦没幹慰霊碑をこの馳元の教材として位置づけた。
繊没肴慰霊碑には、戦時中の戦争礼賛の遺物であるというlIll題もあるが、’111束大震災の被災記念
碑や、戦後たてられた平和記念碑などもあって子どもにとってはよい学習の場となるのではないかと
考えて、教材化に踏み切った。
人I1I1iHI)については、石潔先生が県教育センターで調査lijf究されたものを使わせていただいた。
4、腿lN1について
犬1111滞りの道標
巡標のあるところを探す。
人Illi漏りのi満を聞き、大'11詣りの道しるべとして道標があることを知る。
「1分191身で巷えたI)、身の1回]りの人にllI1いたI)してどこにあるかを知る。
道標を兇に行く。
どんなものか、どんなことが瞥かれているのかiリリベに行こう。
道標をILて虻づいたことなどをを発衣しあい、わからないことを、盗科を1mAたI)、お年寄りに'1Mい
たりして`ifし<iiBlくよう。
難しい古い'ケョだけどどんなことが脊いてあるのかな。
いつ頃たてられたものだろう。
何のためにたてられたのかな。
わかったことを禿衣しよう。
道の:i'iIMlや勝の村の名iiilが書いてあった。
江)iⅡ1F代にたてられたものだ。
人111ヘイi<道しるべになっているが、道路が変わったりして|ザとは述う場所に立っているのもあ
るらしい,
-356-
戦没肴慰霊碑
学校のすぐ近くにある忠魂碑を見に行こう。
どんなことが秤いてあるのだろう.
何のためにたてられたのだろう。
H滴戦争や、11露戦争でなくなった人の名iMlが書いてある。
支UlI事変とか大東亜戦争で亡くなった人の名Iiii6fDI:いてある。
この小さい石碑は、IlU東大纏災でなくなった人の名前が轡いてある。
この新しい石碑は、平和記念碑とかいてある、近所のおじいさんの名前が彫ってある、でもまだ
生きているよ。
疑|M1に思ったことやわからないことを121分の身の1ID]りの人に聞いてみよう。
第2次世界大戦の時にたてられたものらしい。
戦争で亡くなった人を忘れないために祉念としてたてたものだ。
関東大震災の時は、121分たちの近くでもたくさんの人が亡くなったそうだ。
うちのおじいさんは、フィリピンへ戦争にいつったそうだ。
新しい石碑は、戦争へ行った人や戦争で家族を亡くした人たちが、再び戦争を起こさないという
誓いを込めて、たてたものだ。
爽践をふりかえって
地域にある文化遺薙を教材として取り上げたが、それぞれに身近なものであり、自分の身の回りの人に取
材するというiiUi動が、盛んに行われたので、歴史に対する関心が深まったと考えている。また、if〔接的に歴
史に触れるという体験がH1来たのではないだろうか。
il:戸時代のう、碑に刻まれた文字が古かったI)風化したI)して判読できないものがあったI)して時IIuの絲遡
など身にしみて感じることが出来たのではないだろうか。
また、戦争や震災で自分の身近な人々が亡くなっていることに気づき、それらの出来事を身近に感じるこ
とが出来たと巻えている。
liilじ場所にたてられている平和祈念碑に込められた戦争を悩み平和を希求する人々の存在にも気づくこと
が11l来たのではないだろうか。
(}}来れば導入だけではなくその単元で本格的に扱うことが州来れば、学稗の効果は、もっと大きくなるの
ではないだろうか。
357
部門:希望研究グループ研究英語
テーマ:自己表現力を高めるための授業の工夫
山田光子宮崎和美斉藤敬子
中村さゆり川上ざなえ
研究委員:伊勢原市立成瀬中学校
テーマ設定の理由:今日の英語教育においてコミュニケーシロン能力の育成は最重要課題である。
そこで本校の英語教育の目標をコミュニケーシ回ンを積極的にはかろうとす
る生徒の育成と自己表現力を高めることとして、本テーマを設定した
1研究経過
1学期
2学期
3学期
テーマの設定
研究叶画の立案
資料の収集
授業の実践(年間)
研究のまとめ
2 研究内容
1)生徒が自主的に話すための指導上の留意点
生徒の自己表現力を高めるためにはまず「自分の考えを表現したい」という生徒の意欲
が授業の中でいかせる土鯛を作らねばならない。よって以下にその留意点をあげたい。
・英語を使って授業を展開する。
教師ができるだけたくさん英語を使い、教室が英語を体験する場となるよう心がける。
「気をつけ、れい」などの号令も不自然であるので,'Hello,',,,Let'sbeginour
EngIishLesson''などのように声をかける。
.ほめる
,'Great!''''Good'','Excellent1''文法にこだわるのでなく「英語で表現できた」ことをた
くさん誉めるようにする。
・間違いを笑わない雰囲気づくり
お互いが相手を認めあって活動するようにする。発表者の声が小さかったり、間違っ
ていると思ったときは、そのことをやじるのではなく、’'1,日sorry.Ican'thear・
PIeasesaythatlouder・''''0ncemoreplease.”と聞き返したり、生徒同士が励まし
あうよう指導する。
・身近で、具体的で、興味のわく題材を単術する。
「インタビューゲーム」「インフォメーシ己ンギャヅプゲーム」「Guessゲーム」
等、アクティヴイティの題材は生徒が本当に「知りたい」「聞きたい」という内容
にし、「発言したい」「表現したい」といった意欲につなげなければならない。こ
れらのアクティヴイティの時M1は、生徒一人ひとりが主役となるよう心がけている。
・成就感を与える
AETとのTeamTeachingでは、生徒がAETと会話する機会を増やすよう指導計
画をたて、日常の授業で使っている英語が通じる、話かってもらえるという成就感
を持たせる。その自信が次の授業へとつながっていくのである。
2)自己表現力を高めるための授業の工夫
-358-
実践例第1学年
a)Dramatization
,AKingandaMiller,
本課はReadingの教材として扱われているが、シナリオ仕立てになっているので、それぞれの役
になりきって演じることにより、表現力を養い、より一層の作品の理解を図ろ。
1.各グループごとになり、登場人物の性格分析
を行なう。
O各自が内容を理解した後、グループになり登場人物の性格分析を行なう。テープを聞き、声
の調子、口調、ピッチ、言っている内容などから二人の役づくりに必要と思われるキーワー
ドを書き出す。
〈例>
King…いばっている。えらそう。金持ちだけど寂しい人、など。
MiIIe『…働き者。明るい感じ。貧乏だけど幸せな人、など。
2.配役を決め、役割り練習する。
Oナレーターも含め三人でグループをくみ練習する。最初は教科書を見ても良いが、最終的に
は暗唱する。
3.グループごとに発表する。
0-年生にとって初めての長文の暗唱であったが、グループごとによく協力しあい、取り組む
ことができた。繰り返し練習する中で、自然と英文がでる喜びを味わい、感情を含めて表現す
ることの難しさと楽しさを実感できたようである。また、聞く側にも用紙を渡しどのグルー
プが表現豊かにできたかを評価させることで「生き生きとした感情表現」の大切さを気づか
せた。
b)
Selflntroduction
l・自分のことや、自分の友人・家族のこと
を英文で表現する。
O文化祭前の10月中旬、自己紹介を中心に、その他友人や家族について触れても良いとい
うことで英文で表現させた。(2時間)
すでに1学期中に授業でもまた定期テストでもとりくんであるので自分のことだけにとど
まらない生徒が多かった。言語材料も8単元まで導入済みであるのであえて例文を示さず
とも生徒達は自ら教科書や辞書で単語を調べたりして表現していった。
<定期テストでの取り組み・・解答例>
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'些巴聖-Aエニ』′A,M17Nノ r10meO5
ibkO9uワリ.nIInCb`lqu1ル円U1CSeYb10o「C
僻醗:w1,賎,擁Ar`…n.鯉…''.、.
次は上手に肉瓜されている作品です。
下疋の人たちOGどん社内志で自己紹介を
しているか虹解し●牙Iこしましょう.
WkaZA?§:鯖祁
WeCA垣PT1Erd色_
Hy栖一CIB而廿uyCYaG弓;牌一・L-jV面ゼ宮
」-『結r『-穴。-.M
胆、、NC …」iU・…l娩鮴゜91…."厄
J1由cmJop.、
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(Hi)
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Hello
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2.添削後、文化祭展示発表用に清書する。
O八つ切り画用紙ひとり一枚に自由に表現させる。絵の具、色鉛筆など様々な素材で色あざ
やかに英文の自己紹介文が完成される。各教室に教科展示として全員の作品を展示するこ
とができた。
<作品例>
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亘rl=lishDnarン&こspeech
ユー自灸テCD兼至層金壱=芸慮E式と~ご壼可尭司3-二。
O夏休み明けの9月初旬、夏休みの思い出を日記形式で表現させる。(2時間)
日紀の書き方については、既に教科書学習を通じて、学習済みであるので、内容的な指導が中心と
なる。起承転結を大切に表現すること、そして最後に必ず自分の感想や意見を入れることを指導した。
生徒たちは、自分の経駿を英文で表現することにかなり困難を感じるらしく、なかなか進まない。
日本語を先に考え、それを英語に直訳しようと試みるものだから、難しいはずだ。そこで、自分の言
いたいことを既習の英文で表現する方法を指導した。
<例>
・私は、母の実家で夏休みを楽しく過ごしました。
→生徒の質問:実家ってどう言うんですか?
楽しく過ごす?
→指導:実家はおばあちゃんの家でしょう?
楽しい時を過ごすということは良い時を持つって書けば良い。
→指導前Ispentfunnytimeatmymother,shome?
後Ihadaverygoodtimeatmygmndmothe「'shouse、
→生徒の反応:なぁ-んだ、1,1単じゃん!
=‐調ミミ肖q径ミーゴZニイヒ劣暑雇昌フ示多壱三三FV可O二謝金曰言己として、
誘慧蕾琶-ろ。
O英語の得意な生徒は英文を中心に、そうでない生徒あるいは絵(イラスト)の得意な生徒はそれを
メインに自己表現をしよう。(3時間十宿題)
八つ切り画用紙ひとり一枚に自由に表現させる。絵の具やクレヨン、マーカーペン、墨等さまざま
な素材で英文の絵日記が完成される。
O各教室に教科展示として全員の作品を展示。生徒も友人の作品に興味を示し、熱心に読んでいた。
知らない単語を調べたり、聞いたりしながら・・・成功!
<作品例>
範!;
四四
鶴
蕊う
慾為奏L
凧;面罵扇1W[Z麺IF葱5-1蕊]
H<iil
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二;i義iji1l3;i;》篝
で百マロマー丘?ETnumnn■o出JB、---1F向一UI院29-台.
:エエーPローグの己many■n.砲庁UD心、DUP
亀蜜些……I
-361
S-fFF晶壱ニヨニレニニ室【=F-デ壱=し』=ぅ!
O文化祭展示終了後、作品をスピーチとして発表しよう!(8時間扱い)
文化祭の作品が髄〈ほど素晴らしかったこと、そして実に生徒ひとり一人の個性が表現されていて
おもしろかったので、全員がその作品を使ってスピーチをすることにした。これは、スピーチをする
生徒にとっては音声による自己表現であり、聞く側の生徒にとってはリスニングコンプリヘンシaン
となる。さらに、IHI〈側にスピーチを評価させ、スピーチを行った個々の生徒にその評価表を返却す
ることで、自己評価ができるというメリットがある。評価がいい加減にならないように、きちんとし
た評価ができているかどうか、教師が評価することで(妃名評価をさせ、個々の生徒に返却するとき
は評価した生徒名をカットする。(評価表参照)生徒は、昼休みや放課後を利用して、読みの練習や
じょうずにスピーチをするためのリーディングポイントを聞きに自らやってきた。成功!
Oスピーチの仕方
はじめに:突然話始めないで一首いおう。
<例>I'lltellyouaboutpysummervacatiom
P1easelistentomecarefuIly.
’'dIiketotalkaboutmysumme『・
Hello,friends・Today,I,lItellyouabout.…
結論o「感想を必ず入れよう。
<例>lwiIlvisitthereagaim
Ihope…
Whydon'tyoujoinus…
Oスピーチ評価表
<実践例>
ムノ32,ぢんノら厨/F,""fqE,ごぐぐル
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-362-
実践例
例第8学年
a)]1学期英語で自己紹介をしよう
o自分の家族・趣味・部活動についてなど全体的に話しても良いし、テーマを一つにしぼう
ても良いということで、まず生徒にスピーチ原稿を書くように指導した。原稿については
机間巡視しながらアドバイスをした。
02時間扱いで仕上げをさせ、原稿をチェックした後返却し暗妃をさせる。(原稿例参照)
03時間目より順番にスピーチを行なう。聞いている生徒も採点をし評価する。(評価表参
照)
<原稿例><評価表>
曼一富田■一惠宗エエ9Kヌエミ、淀K尽弓I牢ユエ皀エニ宝_エー;QLNミ![
3-(1)N゜(9)Nom。(猟尾臭人)
ゴピ下田に鷹Gし’q田に6人スピーチし由す(ロ古河己元究ケ.)
麺のl辺岡的に■いてもらった英作文&-噸印し左寸ので九町肥しましょう.1蝉)‘方仁.k、ぐ~クゲム,c錘イiDwrh
狭)、圷炉SPeech’2評HlM」ク
cldGz-ndlmC-
‘,…人'(傭イ;蝋…捌懲
スヒp-O6OlA9
ろ庁I
b)2学期MyDream
LMyDream(私の夢)を英文で表現
リビ:: 麹 澱
内的
J上側】】
毎↑
|御"-巻
,シマ
F■
する。
O文化祭前の10月中旬、「MyDream」をテーマに英文で表現させた。すでに2年
生の教科書で同じテーマを題材としたものを学習してあるが、8年生ということもあり、
進路と絡めて、将来どんなことをしたいのか、どんな職業につきたいのかといった内容的
な指導を中心とした。夢がないという生徒もいたため英語力以前の問題として自分の考え
や意見をまず持つことが大切であり、それなくしては自己表現はできないことを痛感した。
-363-
2.添削後、文化祭展示発表用に清書する。
O八つ切り画用紙ひとり一枚に自由に表現させる。作品は文化祭で教科展示として各教室
に展示した。
<作品例>
〈〈で繩彌
》瀞-
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1露i震一・魁
〃肱ザP砂Fe`曰か?Ⅱ“互丁=■" ̄”座
蕊
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BuTmソイbworiFec…arenof…JnowJDγ3.
1.1ルc,。ル,AC…』。凧Jlw。nFァ。Jwe,AGI、
-364-
<文化祭での展示の様子>
…■・…
即憲
鱸
:
I
I
鱗
鬮風鷲Ⅳ穆鐵i蕊
365
希望研究・グループの部理科8
成瀬中学校高橋連也
高山昭彦
鳥海賢一
平井孝二
1研究テーマ
自然に対する関心を高める学習指導法の在り方について
2研究目的
平成元年に改訂された現指導要領は平成5年度から全面実施している。
学習指導要領理科縞の改訂のポイントは、主に次のとおりであった。
ア.観察・実験の一層の重視
イ.観察実験を通して、自然を探求する能力や態度の育成
ウ.日常生活との関わりなどの配慮
そこで、昨年度は、中学1年・理科・第2分野「地球と太陽系」で扱う観察の指導法について、
どのようにして自然に対する関心を高めるかを研究した。今年度は、これを広げ全学年で実施し、
研究することとした。
8
研究内容
ア.、各学年での取り組み
(1)第1学年「学校の植物の観察」
中学校に入学して初めての4月の理科学習において、「植物の生活と種類」の単元で「身近
な生物の観察」の手始めとして、新しく生活の場となる中学校の敷地内に生育している植物に
興味をもち、意欲的に観察するようにした。
生徒各自に記録用紙を渡し、植物をスケッチし、それとともに生育している植物の環境の特
徴を調べた。2時間観察時間をもうけた。
学習終了後、文化祭においてまとめを展示した。
(2)第2学年「身近な気象を観測する」
4月には、「雲と風の観察」を野外で行った。これは、中学2年で学習する「天気とその変
化」について、日差しや風をはだで感じる事によって興味をもたせ、一年間をかけて日常生活
と関わりの深い天気の学習を行うことを知らせた。
また、7月の蒸し暑い梅雨の中で「気温と露点の測定から湿度もとめる」実験を実施した。
1年間を通して天気の学習について関心を深め、最もふさわしい時期に実習をおこなうことこ
とにした。
(8)第8学年「土の中の生物の観察」
「生物のつながり」の単元の「生物界のつながり」を6月に学習した。特に、生徒にとって、
分解者及びその手助けをする土の中で生活する小動物や細菌については日常生活でなじみが薄
く場合によっては鍬われ避けられる傾向がある。そこで、シャーレとピンセットを生徒各自が
持って、土の中の小動物がいそうな場所を探して、小動物の種類とそれらが生活する環境を調
べた。
イ.全校での取り組み
「土星の観察会」
平成6年11月8日(火)午後5:00~6:00
実施要項(別添資料)
-366-
4研究効果
ア.各学年での取り組み
(1)第1学年「学校の植物の観察」
生徒はそれぞれ思いおもいの場所にわかれ春の日差しと暖かな風の中のびのびとスケッチに
取り組めた。生徒がスケッチに選んだ植物は、この時期に花をつけているものが主であった。
植物の種類や名前は、教科書の巻末資料や図鑑で調べた。スケッチするのにはおもいのほか時
間がかかるもので、わずか2時間ではそれらの植物が生育する環境とのかかわり合いまで考え
をまとめるのは難しかった。また、名前の知らない植物の場合、その植物の特徴を良く観察し
て調べることよりも名前を誰かにたずね、名前を知ってしまうとより詳しく観察しないいまま、
他の植物に興味を移してしまいがちであった。
(2)第2学年「身近な気象を観測する」
4月の「雲と風の観察」では、日差しや風をIまだで感じる事によって、日常生活と関わりの
深い天気について興味や関心を高めることがねらいであったが、たとえ10分間であっても空
をじっとながめ雲の変化を待つことはなかなか難しいことであった。野外の解放感からか空の
変化に気持ちを集中させることができず、「なにをすればいいの?」と聞き返す生徒がおもい
のほか多かった。その一方で、自分達のいる地上を吹〈風と空の上空を流れる雲の変化から興
味を深めた生徒も多数いた。
また、7月の「気温と鰯点の測定から湿度もとめる」実験では、空き缶と温度計そして自分
達が持ってきた氷を使って学校ないの思いおもいの場所で気温と湿度を求めた。非常に蒸し暑
く学習に適しない時期ではあったが氷を口に含みながら、涼しい場所を求めながら測定する生
徒や室内室外の違いを発見する生徒もいた。
(3)第8学年「土の中の生物の観察」
6月に行った「土の中の生物の観察」では、日常生活では、”汚らしい''''気持ち惑い',と
言っている女生徒の方がむしろ興味深く、多くの種類の生物を発見できた。
観察の前には、土の中に生活する動物連のはたらきについて知り、観察の目的を理解できて
いるはずであったが、日頃の学習とは違った野外の観察で実際に動物を見つけるとそれに興爾
してしまい動物の生活環境やそれらの役割に目がなかなか向かなかった。
野外観察について指導者も経験不足があり、生徒もあまりにも小動物を集めることに夢中に
なり、校庭中にある大きな石やコンクリートをひっくり返しそのままにして叱られることもあ
った。
イ.全校での取り組み「土星の観察会」
11月の頃は、夕暮れが早く、寒さも厳しくなる前で小・中学生に天体観測をさせるのに適
した季節である。また、ここ数年は惑星の中で子ども連にとって最も関心の高い土星が日没時
に南の空で観察できる。今年度は、トピックとなる天文現象のない年であったため、来年度環
が消失する土星の観察会1回とした。
今年度で天文観察会を実施するようになって、8年目である。理科担当職員で企画し、実施
要項をつくり、職員会議の了解をえるまで実にスムーズになった。昨年度は、「皆既月食の観
察会」(6月4日)と「土星の観察会」(11月17日)を企画・実施したが、あいにく天候
に恵まれず、観察会に参加した多くの生徒の期待を裏切ってしまったこともあり、あまり、気
負わないで生徒に連絡実施することとした。皮肉なもので、こんなときほど天気が良くじっく
り土星の環と土星の衛星を観察できた。参加者は、前宣伝が少なかったにも関わらず100名
-367-
Iま軽〈越えていた。
部活動を終えた中学生が帰宅のためカバンを肩にかけながら気軽に南の空輝く土星を見あげ、
その姿を望遠鏡でみる。今年も、中学1年生ばかりでなく、全校生とを対象として観察会を実
施できた。「去年も見たよ。」と言う声もあれば、「去年これなかったから今年こそはと思っ
てた。」という生徒の声も聞かれた。
5今後の課題
ア.各学年での取り組みについて
今年度、1から3年生まで野外での観察を実施してわかったことは、
①野外観察でなければわからない発見があった。
②野外観察では、特にそのねらいが明確である必要性が高い。
③野外観察では、時間的ゆとりが成果をあらす。
の3点である。
今までも野外観察を行ってきたわけであるが、1指導者が40名の生徒を目の届かないところに
おく事は、不安に思い、野外観察を実施しようかどうかと惑うものである。しかし、実際に観察を
行わせてみれば、不注意によるけがなどはほとんどなく、多くの生徒は教室内ではなかなかできな
い発見を多くし、興味を深めることができた。なかには、指導者も経験不足から失敗もあったが、
たとえば、校庭で観察するのであれば2学級または2学年同時に行えことにより、指導者の目の届
かない範囲をかなり狭めることができる。
また、野外観察では、生徒は解放感を感じ伸び伸びとできるので観察のねらい.ポイントがしっ
かりと伝わっていないと目的外の事に心を奪われ、時間を浪費してしまう恐れがある。そのために
は、理想を言えば、観察に賀やせる時間を充分に確保し、各授業の始めに目的を確認し、その授業
の終わりには成果を発表させ、方向つけてゆく必要がある。
今年度は、校内においての野外観察を行ってきたが、校外にも目を向けられるようにしてゆきた
い。
イ.観察会について
中学校の正課の授業中に太鬮及び月を観察させることは可能であるが、天候、観察しやすい時期
時間と授業時間の適合、観察機材の不足等により克服しなければならない点がある。
土星の観察会のように適切な時期に子ども科学館の協力を得て、毎年実施できるようになると担
当者にもそれほどの気負いもなく、まわりの先生方もいつもの当たり前の事としてとらえ、興味を
持っていて楽しみにしてくれる生徒、そして、気軽に望遠鏡をのぞいて喜んでくれる生徒に囲まれ
るようになると毎年繰り返し行っていく環境が整ってきた。
今年度は、天候にも恵まれ多くの生徒に本物を実際にみる喜びをあじ合わせられ、関心を深める
事ができたと思う。次年度は必ずしも良い天候に恵まれるとも限らないが、長期的に取り組んで行
くべき価値ものとしてとらえ続けてゆきたい。
-368-
土星観察会のお知らせ成瀬中学校理科部会
平旗6年10月21日
=上蘂衝兒舞堅会O二つし、て
7---------------------~-1
{繩が終わった後に
(案)
成瀬中学校理科部会
1.目的
土星を観察しよう
1-------------------,----,-------------
天体学習のひとつとして、土星と秋の星空を観察する。
2.日時
平成6年11月8日(火)午後5:00~6:00
目的:天体学習のひとつとして、土星と秋の星空を観察する。
(邑天及び南天のときは、9日(水)に延期)
日時:平成6年11月8日(火)午後5:00~6800
(曇天及び雨天のときは、B日(水)に延期)
観察が終わった生徒から交通安全に気をつけて下校してください。
3.渦所
成瀬中学校グランド中央階段前
墹対
墹所:成瀬中学校グランド中央階段前
鎮
4.対象
希望生徒(瑠前の参加希望はとらない。)
5.観察のさせ方
4:30
観察会寧備開始
5:00
観察開始
土星を観察した生徒から流れ解敵
6800
観察会終了
6.機材
子ども科学館に協力をお願いする。
望遣壇3台
口
7.参考
11月8日(火)月齢4.9
日没16:40
月没21:20
11月9日(水)月齢5.9
土星の現の傾きは非常に狭くなっているます。いよいよ来年(95年)
には、15年ぶりに地球から見て土星の現は消えてしまします.今年は絶好
のチャンスです。
日没16:39
月没22824
言=糸及纒置i誉=
『T~E’、"TIIVIEj
石升ニラ乞ラーーーマ
『子と=・も力<口月ろく会に=とiニーヨ三7舌-す ̄ろ '二(よ』
一三全糸及;i塞差雪◎ワコニラハミー
ii升ニラ乞二二Eヨニ室i
相ケ瀬美知江、
飯塚貞夫、
石黒利昌、石渡誠一、
伊野真司、
井山貴代、
小早川洋子、
長塚正江、
白崎ゆり、
渡辺良典
斎藤実、
佐藤幸也、柴野科子、
橋口龍郎、福山義則、
本多由佳理、梅林明央、
杉山悦子、
室井一恵、
高原重信、
杉山正宏、
永松直美、
宮下佳子、
山田芳之、
米山哲夫、
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教育研究について話し合う場を作ろうということでスタートした『TEATIME』も今年で早6
年目が終わる。話し合った内容などを毎年1冊の冊子にしてきた。内容はともかくとして、日々の授
業実践や様々な問題などを考えてきた。今年もコーヒー代程度の会費で教育について仲間とともに話
し合いを進めてきた。
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4月27日(水)
3月8日
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2月22日
くくく
1月25日
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11月30日
水水水
10月19日
くくくく
9月21日
金水水水
8月26日
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7月13日
くくく
6月8日
金水水
5月20日
平成5年度冊子作成についての話し合い
平成6年度の取り組みについての計画
平成5年度の冊子作成.綴じ込み
平成5年度冊子作成.綴じ込み
『水泳指導者研修会』の報告6年社会『鎌倉時代』の実践報告
6年社会『鎌倉時代の伊勢原武士』
伊勢原市教育センター研究発表会参加
学級だより
6年社会『室町時代と太田道瀬』
6年社会『室町時代と太田道瀬』4年体育『サッカー』
4年社会『郷土を開いた人々』
4年体育『サッカー』
6年理科『地球環境問題』2年国語学級通信、読書指導、
6年理科『地球環境問題』平成6年度冊子作成についての話し合い
平成7年度の『TEATIMEjの進め方について
3.石升ニヲモP可舂
①学級経営
学級担任をしている私たちにとって、『学級経営』はたいへん重要である。 この学級経営を充実
させて行くことが楽しい学校になる。具体的にどんなことをすればよいのか。 また、どんな方法あ
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るのか。効果的な方法などについて話し合っている。
②教科研究
小学校で学級担任をしていると、国語、社会、算数、理科、生活科、音楽、図工、家庭、体育、
道徳と実に多くの教科を指導する。そこで、すべての教科を研究していくことは、時間的にもなか
なかむずかしい。どうしても、教科書中心の指導になりがちである。しかし、1つでも、自分なり
の手作りの単元を開発したいものである`,それには、1年間でl単元を決め、ふだんから、その教
材に関する情報を収集しておくことが必要になる。そして、学習指導要領の目標・内容と照らし合
わせて、単元構成し、授業実践の計画を進めることになる。1年間にl教材の手作り授業ができる
ようにしたいと考えている。
③学級通信
学級通信は、書いても書かなくてもよいものだが、学級経営を進めて行くうえでなくてはならな
いものとしている人も多い。これは、日常の学級での様子を記録することによって、自分の指導を
反省したり、特定の子供の動きに注目したりすることができる。また、何よりも、家庭に学校の様
子を知らせることができるという効果がある。1週間に11コとか、10日に1回、また、ほぼ毎日
のように書いて発行している人もいる。形式は、様々で、B4の用紙に1枚であったり、B5の用
紙1枚であったりする。ワープロで書いている人が多いが、手書きの人もいる。学年末に書いたプ
リントをまとめて綴じれば1年間の立派な実践記録ができあがる。
④研修会
官制の研修会から私的な研究会まで、会員は様々な研修会に参加している。そこで、得た情報を
紹介しあうことも多い。宿泊で「水泳指導者講習会」に参加したときの資料をもとに話を聞くこと
によって、自分も参加して研修をしたような気持ちにもなる。こういうことも「TEATIME」
の大事な意義でもある。
⑤冊子の作成
毎年、研究したことや取り組んだことなどを冊子に綴じ込んでまとめている.学級だより、研究
授業の指導案、実践記録、児童の作文など何でもよい。全員の資料をiliiせるのは時間もかかるが、
製本して1つの冊子にまとめたときの感激は、たいへん大きい。
⑥その他
今年度も1カ月に1回、6時30分から9時30分まで伊勢原中央公民館を予約し研究会を開脳
してきた。毎回、集まるメンバーは10人位である。初めから最後までいる人、途中から来る人、
終わりごろ来る人、途中で帰る人、終わってからデニーズに直接来る人・・・様々である。デニー
ズでの話が盛り上がることが多い。そして、いつしか11時近くになってしまう。スキーの話、単
の話、旅の話、生活の話、・・・何でも話す。これも情報交換の1つとしている。
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毎年の課題となっていることは、メンバー構成が若い人から経験豊かな人まで、様々であるうえ、
小学校であるため、テーマを1つにしぼって研究していくことがなかなかできない。やはり、学級
経営を中心にすえて、日々の取り組みや実践を交換しあえる場を作っていくのがよいのではないか
と考えるが、よりよい会の進め方を求めていきたいと考えている。
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平成6年度研究紀要(2分冊)
平成7年8月25日
発行者伊勢原市教育センター
所長椎野賢一
発行所〒259-11
伊勢原市田中316番地の1
伊勢原市教育センター
電話O463-95-2211
FAXO463-95-9688