家庭、地域社会、学校を結ぶ情報通信 No 446 2012年(平成24年)12月21日発行 発 行 所 台中日本人学校(台中市日僑学校) 電 話 04-2567-2079 ホームページ http://tjs.ehosting.com.tw/ e-mail [email protected] FAX 04-2567-2085 11 月は、子どもにとっても、私たち職員にとっても大忙しな月でした。 校 長 室 よ り 校長 廣瀬孝二 今年も押しつまってきました。季節が日本と違うので何となく暮れの気分になれませんが、私にとっ て台湾での初めての暮れ正月です。長い 2 学期もあっという間に終わりです。 振り返ってみますと、水泳記録会、学習発表会、読書月間、小学部修学旅行、マラソン記録会、台湾 の小中学校との交流会、中学 2 年生の新民高中への体験入学など 2 学期もいろいろな行事がありました。 行事の中で、本校の児童生徒は、本当に真剣にそして積極的に取り組みます。そして、一つひとつの 行事に自分の目標を設定し、それに向かって計画的に努力する姿勢が随所に見られました。そして終わ った後書いた感想や日記をみると、多くの子どもが自分の中でその努力の過程や結果を振り返り、分析 し、意味づけすることができています。大きな達成感や成就感を味わうとともに次につなげることがで きたのではないかと思います。 さらに、それぞれの行事に向けてのなにげない励ましや応援など、保護者の皆さまのご協力が子ども たちにとって大きな力になっています。 また、PTA主催の餅つき大会は、本当にありがとうございます。 子どもたち全員一人ひとりが杵で餅をつくことができました。日本でもなかなか経験することのない、 伝統的な餅つき行事を海外にいるにもかかわらず、体験できることは大変貴重な経験になり思い出にも なったことだと思います。自分たちのついた、つきたての餅の軟らかさやおいしさは、一生心に残るこ とでしょう。私ごとになりますが、あのあんこ餅やきなこ餅しょうゆ餅は生まれて初めて食べました。 日本でも土地が違えば作り方も違うものだとちょっとしたカルチャーショックを受けました。私にとっ てもよい体験になりました。 家庭と学校の連携の強さを感じた 2 学期でした。ご協力ありがとうございました。 よいお年をお迎えください。 11月20日(火) 小3社会科見学 小学部3年生が裕毛屋と SOGO を訪問しました。丁寧に説明していただき、普段は見ることのできな いお店の裏側も見学させてもらいました。 11月21日(水)~23日(金)小6修学旅行 小学部6年生の皆さんが2泊3日の修学旅行に行ってきました。墾丁や三地門・高雄・台南方面への 旅行で、たくさんのことを学び、しっかり楽しみ、お土産話をたくさん持ち帰ってくれました。その様 子を全校朝会で、ユーモアを交えて報告してくれました。 11月30日(金)マラソン記録会 マラソン記録会がありました。雨の中の記録会でしたが、みんな精一杯練習の成果を出し切って頑張 りました。また、今年もたくさんの新記録が生まれました。 12月4日(火)小1音楽朝会 小学部1年生による音楽朝会がありました。「きらきらぼし」や、「クリスマスソングメドレー」な ど、たくさんの曲を披露しました。一生懸命な姿はとても印象的でした。 12月4日(火)小4社会科見学 小学部4年生は社会科で台中市について学習しています。市政府へ行ってたくさんの質問をし、台中 市の歴史や文化について、理解を深めることができました。 12月5日(水)大雅國中との交流会 毎年行っている大雅國中との交流会、今年は大雅國中へ伺いました。國楽演奏は大変すばらしく息を のんで聴き入ってしまいました。私たちは太鼓の演奏を行いました。また、たくさんの交流を通して友 情を深めました。 12月7日(金) PTA餅つき大会 毎年子どもたちがとても楽しみにしている行事の一つです。この日も朝からそわそわ。臼と杵を使っての本 格的な餅つきを楽しんだ後、あんこ餅、きなこ餅、お醤油味ののり餅をお腹いっぱいいただきました。 12月15日(土)中学部 SOGO での太鼓演奏 中学部の皆が、練習の成果を発揮してSOGOで太鼓の演奏を行いました。たくさんの方が応援に駆 けつけてくださいました。 2012年度(平成24年度)子ども相談 第2回 子どもアンケート集約・分析結果 子ども相談担当 本年度も 2 学期末に台中日本人学校の子どもたちの現状を把握するために「子どもアンケート」を実 施しました。今回のアンケート結果から見えてくる子どもたちの様子について、保護者の皆様とも連携 を取りながら、改善へ向けた具体的な取り組みを検討していくことができればと考えています。 ★ アンケート項目の集約 たいちゅうこう かよ ※( )内のパーセンテージについて…左:小学部、右:中学部 たの (1)台 中 校 に通うのは楽しいですか。 たの ア とても楽しい (69%) (42%) たの イ まあまあ楽しい (28%) (51%) たの ウ あまり楽しくない (2%) ( 7%) たの エ 楽しくない (1%) ( 0%) 昨年度の結果 小学部 中学部 ア 70% 51% イ 27% 41% ウ 2% 8% エ 1% 0% たの たの ひと とく (2)「とても楽しい」「まあまあ楽しい」人は、特に たの どんなことが楽 しいですか。 えら 2つまで選 んでくださ い。 ともだち はな あそ せんせい はな あそ ア友達と話したり、遊んだりすること(47%)(50%) イ先生と話したり、遊んだりすること(11%)(5%) じゅぎょう ウいろいろな授 業 をうけること ぶかつどう かつどう エ部活動の活動 (12%)(18%) ぎょうじ さ んか オいろいろな行事に参加すること た カその他 (12%)(11%) 昨年度の結果 (17%)(14%) (0%)(2%) 小学部 中学部 ア 47% 51% イ 17% 6% ウ 9% 4% エ 12% 19% オ 15% 19% 右グラフについては、上が小学 部、下が中学部を表しています。 → たの たの ひと (3)「あまり楽しくない」「楽しくない」人は、どう たの り ゆ う えら して楽しくないのか、理由を2つまで選んでください。 ともだち ア友達があまりいないから、できないから(20%)(0%) べんきょう イ勉 強 がむずかしいから、わかりにくいから(20%)(0%) ぶかつどう かつどう ウ部活動の活動がおもしろくないから(0%)(0%) ぎょうじ おお いそが ぎょうじ エ行事が多 くて 忙 しいから、きらいな行事があるから (40%)(67%) ともだち かんけい オ友達との関係がうまくいっていないから(50%)(20%) た カその他 (17%)(33%) 昨年度の結果 小学部 中学部 ア 16% 0% イ 0% 60% ウ 17% 0% エ 0% 20% オ がっこう い が い 50% 20% おも す (4)学校以外では主にどんなことをして過ごしていま えら すか。2つ選んでください。 そと あそ ア外で遊んでいる (21%)(4%) べんきょう イ勉 強 をしている (16%)(9%) み ウテレビを見ている (12%)(15%) エテレビゲームをしている (6%) (6%) ほん よ オ本やマンガを読んでいる(18%)(18%) カパソコンをしている じゅく (8%)(21%) なら ごと キ 塾 やスイミングなど、習い事をしている (17%)(23%) た クその他 昨年度の結果 (2%)(4%) 小学部 中学部 ア 20% 2% イ 17% 13% ウ 13% 8% エ 7% 6% オ 19% 14% カ 7% 20% キ 19% 23% じゅく なら ごと (5) 塾 やスイミングなど習い事をしていますか。 アはい (87%)(87%) イいいえ(13%)(13%) 昨年度の結果 小学部 中学部 ア 90% 89% イ 10% 11% しゅうかん なら ごと (6)「はい」の人は、1週 間 にいくつの習い事をして あ いますか。当てはまるものに○をつけてください。 ア1つ(16%)(20%) イ2つ(35%)(26%) ウ3つ(29%)(31%) エ4つ(12%)(5%) オ5つ(2%)(5%) カ6つ以上(6%)(13%) いじょう 昨年度の結果 小学部 中学部 ア 26% 28% イ 29% 24% ウ 21% 9% エ 14% 24% オ 6% 3% カ 4% 12% いま なや (7)あなたは今、悩みがありますか。 アある(17%)(38%) イない(83%)(62%) 昨年度の結果 小学部 中学部 ア 17% 38% イ 83% 62% なや (8)「ある」人は、どのような悩みですか。 えら いくつ選んでもかまいません。 とも ア友だちのこと(50%)(35%) べんきょう イ勉 強 のこと (18%)(18%) し んろ ウ進路のこと (7%)(18%) か てい エ家庭のこと (11%)(6%) た オその他 (14%) (23%) 昨年度の結果 小学部 中学部 ア 31% 43% イ 31% 25% ウ 13% 18% エ 25% 9% オ 0% 5% じ ぶ ん なや だれ そうだん (9)あなたは自分の悩みを誰かに相談しますか。 アする (55%)(54%) イしない(45%)(46%) 昨年度の結果 小学部 中学部 ア 34% 47% イ 66% 53% ひと だれ そうだん (10)「する」人は、誰に相談をしますか。2つまで えら 選んでください。 おや ア親 きょうだい し ま い (46%)(35%) せんせい ウ先生 イ兄 弟 姉妹(11%)(6%) とも (12%) (3%) た オその他 エ友だち (31%)(53%) (0%) (3%) 昨年度の結果 がっこう 小学部 中学部 ア 40% 44% イ 16% 38% ウ 9% 0% エ 34% 38% い おも (11)学校へ行きたくないと思うことはありますか。 アある(19%)(53%) イない(81%)(47%) 昨年度の結果 小学部 中学部 ア 22% 47% イ 78% 53% り ゆ う (12)「ある」人は、どのような理由からですか。 えら いくつ選んでもかまいません。 とも ア友だちのこと(41%)(22%) べんきょう イ勉 強 のこと (14%)(33%) し んろ ウ進路のこと (4%) (0%) か てい エ家庭のこと (10%) (0%) た オその他 (31%)(45%) 昨年度の結果 小学部 中学部 ア 46% 12% イ 31% 50% ウ 6% 17% エ 8% 8% 「第2回 子どもアンケート」の実施後の分析より アンケートの内容は、大きく3つ(①学校生活について ②学校以外での生活について ③悩みにつ いて)に分けることができます。 ① 学校生活について 97%の小学部児童、93%の中学部生徒が、台中校に通うことを「とても楽しい」「まあまあ楽 しい」と回答しています。このことから、学校生活に概ね適応できていると考えられます。しかし、 一部の児童・生徒が「あまり楽しくない」と答えており、気にかかります。理由としては、小学部児 童は、友だち関係を、中学部生徒は勉強面の難しさを理由に挙げています。中には、朝起きることが 辛いという、生活習慣の見直しが必要な回答もありました。小学部では、友だちとけんかをした後に、 気まずくなるという意見が低学年・高学年を問わず挙がりました。ですから、今後も児童の様子の変 化に気を付けていきます。中学部に入ると、学習内容が難しくなりますので、学習方法や予習復習の 仕方など、自分なりに工夫できるよう、教員からもアドバイスをしていきます。また、進路や友だち 関係など、いつでも、悩みを相談できるところがあることを知らせていきたいと思います。 ② 学校以外での生活について 学校以外でも、習い事や勉強をして過ごしていることがわかります。習い事については、小学部児 童、中学部生徒共に90%の生徒がしていると答えました。中には、1週間のほとんど、習い事があ るという児童・生徒もいました。また、「外で遊んでいる」のが小学部児童20%、中学部生徒にな るとわずか4%と少ないです。友だちの家に行きにくいという現状に加え、習い事もその理由の1つ だと考えます。また、学年があがるにつれ、家の中で過ごす子どもが増えています。塾や習い事に意 欲的に取り組んでいる子どももいますが、色々な面で、負担となることがあるかもしれません。その ことは、子ども自身が気付かない時もありますので、周りの大人が気を付けていかなければならない と思います。 学校以外の過ごし方で、パソコンという回答が、小学部児童が8%、中学部生徒が21%ありまし た。年々その割合が増えています。現代社会において、パソコンによって情報収集や、メール、チャ ットなどができ、大変便利です。しかし、子どもたちが個人情報を漏えいしたり、インターネット犯 罪に巻き込まれたりしないよう、学校でも成長年齢に合わせた指導を行っていきます。そして、子ど もたち自身が、誹謗中傷などを書き込んでしまうなどということもないよう、指導していきます。ご 家庭で使われることも多いパソコンですので、使う際のルールなどをご家庭でも一度確認してくださ い。 ③ 悩みについて 悩みについては、小学部児童の34%、中学部生徒の47%が「ある」と答えました。悩みの内容 としては、やはり「友だちのこと」「勉強のこと」、中学部に上がればそれに加えて、「進路のこと」 です。学校に行きたくない理由も同様のものが挙げられました。また、理由が「その他」というもの も気になります。 学年が上がるにつれ、悩みが出てくるのは、ある意味、自然なことかとも思いますが、心配なのは その悩みを誰にも相談しないと答えた小学部の児童が55%・中学部の生徒が46%に上るというこ とです。また、相談する相手として親や兄弟などの身内で半数以上に達しています。周囲が子どもの サインを見逃さず、肯定的な姿勢で子どもの話を聞き、必要な助言や手助けをしていくことが大切だ と思います。 今回のアンケートで、子どもたちの思いや学校以外の生活の様子を知ることができたと考えていま す。また、傾向をつかみ取ることを考え、昨年度の回答も載せました。このアンケート結果を更に詳 しく分析し、学習活動の工夫や相談活動の充実などの具体的対策を練っていきたいと思います。 図書紹介 どくしょげっかん ほん よ たいちゅうこう としょしつ ほん 読書月間は,どんな本を読みましたか。台 中 校 の図書室には,いろいろな本があります。 こんかいしょうかい ほん し ひと よ ひと 今回 紹 介 する本を知っている人もいるかもしれませんが,まだ読んだことのない人はぜひ よ 読んでみてください。 しょうがくぶ 小学部のみなさんへ 『ゆうたくんちのいばりいぬ』 シリーズ きたやまようこ おれ,いぬ。おまえ,にんげん。おまえわらう。お いぬ くん にんげん どうぶつ れしっぽふる。いばり犬じんぺい君が,人間や動物た じぶん ひかく かた どくとく ちと自分とを比較して語ります。いばったような独特 くちょう かんさつがん だいにんき な口調とするどい観察眼が大人気。ユーモアあふれる えほん ぜん かん 絵本のシリーズ(全11巻)です。 たにかわ し ゅ ん た ろ う しょうねん し し ゅ う たにかわ し ゅ ん た ろ う 谷川俊太郎少年詩集『どきん』 谷川俊太郎 かん ことば しばい するど はっけん リズム感にあふれた,かろやかな言葉あそび,芝居うた, 鋭 い発見 こころ ひろ し ょ き さくひん さいしんさく にほん だいひょう にみちた 心 の広がり…。初期作品から最新作まで,日本を 代 表 する し じ ん たにかわしゅんたろう せかい ていがくねん こうがくねん 詩人谷川俊太郎さんの世界がひろがります。低学年の人にも高学年の ひと 人にもおすすめです。 しゅうまつ ひ 『2099終末の日』 ジョン・ピール ぜんせかい かんり ねん じぶん しゅっせい ひみつ 全世界がコンピュータ管理されている 2099年。自分の 出 生 の秘密を さぐ なぞ そしき きょだい いんぼう ま 探るトリスタンは,謎 (なぞ)の組織 の巨大 な陰謀 に巻きこまれていきま ひと さつ す。ハラハラドキドキしたい人におすすめの1冊です。 ちゅうがくぶ 中学部のみなさんへ みやべ 『おまえさん』 宮部みゆき かゆ ど ぐすり おうしんこう う だ ちゅう びんや しゅじん し ん べ え 痒み止め 薬 「王疹膏」を売り出し 中 の瓶屋の主人,新兵衛が き ころ ほんじょふかがわ どうしん いづつへいしろう しょうらい 斬り殺された。本所深川の“ぼんくら”同心・井筒平四郎は,将 来 きたい どうしん ま し ま し ん の すけ ざんねん ぶ おとこ しら の を期待される同心・間島信之輔(残念ながら醜 男 )と調べに乗り だ き くち すこ まえ みもとふめい なきがら おな 出す。その斬り口は,少し前にあがった身元不明の亡骸と同じだ りょうしゃ かく つづ にじゅうねんまえ つみ なきがら った。両 者 をつなぐ,隠され続けた二十年前の罪。さらなる亡骸 びんや のこ うつく おやこ じけん かぎ にぎ …。瓶屋に遺された 美 しすぎる母娘は事件の鍵を握るのか…。 だいにんき さ っ か みやべ さくひん じょうかん げ か ん さつ よ 大人気作家,宮部みゆきさんの作品です。上 巻 下巻の2冊で読み ごた じゅうぶん 応え 充 分 です。 (清水慶一) 人権作品 作文や標語を書いたり、ポスターを制作したりすることを通して、人権尊重の大切さや基本的人権に ついての理解を深め、豊かな人権感覚を身につけることをねらいとしています。 十一月一日から約一ヶ月間、全児童・生徒が取り組んできました。その作品の一部をご紹介します。 作文・詩 やさしいことば 小学部一年 川ばた みゆ わたしは、アスレチックで るなちゃんが 「いっしょに、アスレチックで あそぼう。」 といって あそんでくれたことが うれしかったです。 やさしく いってくれたから おにごっこも たのしくできたと おもいます。 また いわれるときは、なわとびを したいです。あと、わたしからも さそって、 なかよく たのしく あそびたいです。 お友だちってとってもすてきだね 小学部二年 野中さつき わたしは、やさしい友だちが好きです。なぜかと言うとやさしく声をかけてくれるとうれしい気持ち になります。自分もやさしい気持ちになり友だちにも、しん切にできます。 「だれとあそぼうかな。」と思っていた時、お友だちからやさしく「いっしょにあそぼう。」と声を かけてくれました。すごくうれしくてあそびもたのしくなります。自分も友だちにたくさんやさしくし てあげて、やさしいクラスにしたいです。 友だち 小学部三年 佐々木萌依 一人でさみしくないていたら 友だちが 「どうしたの。」 って、声をかけてくれる 一人でゆっくり歩いていたら 友だちが 「いっしょに遊ぼう。」 って声をかけてくれる そんな友だちが大すき もっと、もっとなかよくなって もっと、もっと友だちのことが知りたい 明日は友だちに声をかけてあげたい あなたの言葉 だいじょうぶですか? 小学部四年 高須 萌愛 あなたのふだんの言葉はだいじょうぶですか?あなたが言った言葉は言われた人に大きなきずをあた えます。そのきずは、一生のこるかもしれません。言ったことはもどせない。だから、悪口やいやがら せ、人のいやがることはやめましょう。もし、自分のことをかげで言われたら、どんな気持ちになるか 分かりますよね。でも、私も少し言ってしまうときもあります。言った後はこうかいします。でもそれ は、外の世界で言うんじゃなくて、自分の心の中でおさえておいておき、どうしても自分の心の中でお さえきれない場合は、いやなことを考えるのではなく、楽しいことだけを考えるといいと思います。 私は、「ケンカするほど仲がいい」という言葉はいいなと思います。私は、よくお姉ちゃんとケンカ をしますが、楽しいときはすごく楽しいです。でも、お姉ちゃんとケンカすると泣きそうになるときも あります。だから私は、これから悪口などは言わないで、プラスの言葉や言われた人がうれしくなるよ うなことをしたいです。 言葉はときどき、はものになることがあります。でも安心させてくれる言葉もあります。私が、一人 でいるときは、必ずだれかが声をかけてくれます。その言葉は、やさしく、あたたかい言葉です。みな さんも、だれかが一人でいるときは、やさしく、あたたかい声で話しかけたら、絆が深まるんじゃなの かなと思いました。一言のあいさつだけでも話しかけたら人の心は変わるかもしれません。みなさんも、 積極的に話してみてはいかがですか。 その一言で 小学部五年 三原 侑奈 がんばって! その一言で はげまされ すごいね! その一言で がんばれて ありがとう その一言で うれしくて 言葉の その一言一言で はげまされ がんばれて うれしくなって 温かい気持ちになる その一言で ひろがる 温かい 心 言葉 小学部六年 真下 淳 言葉は人を傷つけますが、いやすこともできます。言葉は友達を作ることも、増やすこともできます。 そして反対に言葉は武器にもなります。人の心を傷つけて、人の心の中に悲しみを生んだりします。だ から、言葉の使い方には本当に注意しなくてはいけません。 一つの言葉で、楽しみが生まれる、友達が生まれる。 一つの言葉で、戦争が起こる、悲しみが生まれる。 これは春に僕が国語の授業で作った詩です。このことをいつも考えて学校生活を送ってきました。実際 に本当にあったのですが、友達の会話を聞いていたとき、たった一言で、ケンカが始まってしまったこ とがありました。それを聞いていた僕もとてもこわくなりました。見ているだけで、本当に怖くなった のです。ケンカをしている人の心を動かしたり、まわりの人の気持ちをこんなに動かす言葉の力は本当 に大きいと思います。だから、この力をいい方に使いたいと思います。ほんの一言で、喜びが生まれる こともたくさんあります。だれかの一言で笑顔が生まれます。わくわくも生まれます。友達がたくさん できます。悲しみが消えます。それが言葉のいいところです。そして「ありがとう。」の一言で本当に うれしくなります。こんな時、「言葉っていいな。」と思いませんか。みんなそう思うと思います。だ から、言葉は世界で一番大切にしなければいけない、そして必要なものだと思います。だからこそ、大 切な言葉を正しく使って、あたたかくて心地よい世界を作っていきたいと思うのです。 人の心 中学部一年 浅田 菜摘 「きらい。」 たったの一言で 相手の心に傷がつく。 どんなにあやまっても 心の傷は一生消えない。 「ありがとう。」 の声だけでも 心の傷が ふさがれるのです。 「イエス」と答える社会 中学部二年 徳毛 省吾 「自由」という言葉を聞いて 誰もが「イエス」と答えられるのか 「平等」という言葉を聞いて 誰もが「イエス」と答えられるのか 「差別」という言葉を聞いて 誰もが「ノー」と答えられるのか 人種差別はまずそこが問題だ 人間が築いていくこれからの社会が 「自由と平等」という言葉を聞いて 誰もが「イエス」と言える社会であってほしい 国語の授業を通して学んだこと 中学部三年 齋藤 頌子 つい先日、国語の授業で人権や差別について考える機会がありました。「故郷」の勉強をしていた時 のことです。この作品が書かれた頃の中国には階級制度があったそうです。今はこんな酷い階級制度が なくて良かったと私は思いました。しかし先生は、「私たちの周りには、本当にこの頃のような階級制 度はないのか、私たちは自分たちの知らないうちに物事にランク付けのようなことをしていないか」と 質問されました。一人一人このことについて考えてみました。 私は、階級制度なんてないと思っていましたが、「ランク付け」と言われるとなんだか不安になりま す。まず最初に思い当たったのは学校生活のことでした。台中校にはいじめはありませんが、やはりそ れぞれのクラスには、人気のある人と一人でいることの多い人がいます。このことは、私たちが知らず 知らずのうちにクラスメイトをランク付けしていることを表しているのかもしれません。 こんなことを考えていたら、先生が、「体に障がいのある人についてはどうだろう」と問いかけまし た。私は障がいのある人をテレビで見たりすると、かわいそうだと思ったり、自分はそうではなくて良 かったと思ってしまうことがあります。こんな風に思ってしまうのは、自分が障がいのある人より自由 で幸せだと心のどこかで思っているからだと気づきました。障がいのある人にとってその障がいは自分 の一部なのに、私たちが自分の基準で障がいのある人のことを不自由だとかかわいそうだとか思ってい たことが分かりました。ここでも私は、自分の基準で勝手にランク付けをしてしまっていたんだなぁと 気づき、悲しくなりました。 私は毎年人権週間の度に、人は皆平等で、上も下もないということ、差別やいじめは絶対にしてはい けないことなどを先生方に教えてもらってきました。しかし、この国語の授業を通して、私は心のどこ かで差別やいじめにつながる「ランク付け」や「勘違い」をしているということに気づきました。 ここに挙げた例のほかにも、私はたくさんのランク付けをしてしまっているかもしれません。その全 部を今すぐなくすことは難しいかもしれません。でも、これからは、間違ったランク付けを見抜く力を 身につけていき、それをなくしていきたいと思います。 標語 友だちと みんなでわらうと うれしいな 小学部三年 長塚 直杜 一人でも だれかがそばに いてくれる 小学部三年 粟野 桃世 友だちは いつでもそばに いてくれる 小学部四年 佐藤かの子 友だちが こうふくになる えがおです 小学部四年 岡﨑 翔 自分から 手をさしのべよう 友だちに 小学部五年 岡崎絵里加 いつもだね 君がいると 落ちつくよ 小学部五年 川端 美紅 友達は 君が転んだどのときに 手を差し伸べて 起こしてくれる 私はね いつでもあなたの 小学部六年 白川 千隼 見方だよ 困ったときは いつでも言って 小学部六年 小山内祐郁 なくそうよ イジメと差別 中学部一年 上前 望 中学部一年 古川 遼 社会から ありがとう 友の言葉に 救われた 「大丈夫?」 その一言が 救いの手 中学部二年 栗田 創一 考えよう 人の気持ちと 自分の言葉 中学部二年 宮城 萌美 その言葉 自分が言われて 中学部三年 大友 翔太 After it ends どう思う? you will just ask and say that "What have I done?" 中学部三年 陳 信橋 ポスター 小学部三年 桑原 大河 小学部四年 塩川 博志 小学部五年 青栁 愛寧 中学部一年 石橋 明翔 小学部六年 中学部二年 中学部三年 秋山 恵 山口 曜太郎 渡邉 有加利 2012年度(平成24年度) 1月学校行事予定表 ★生活目標・・・礼儀正しい生活をしよう。 ★保健目標・・・かぜ・インフルエンザを予防しよう。 下 校 バ ス 発 車 時 刻 日 曜 週 児童生徒行事 小1 小2 小3 小4 小5 小6 1 火 2 水 3 木 4 金 編転入学説明会 5 土 6 日 7 月 A 3学期始業式 中1・2実力テスト 8 火 A 中1・2実力テスト 身体2計測・視力検査 9 水 A 外清掃 委員会 10 木 A 集金日 小5音楽朝会 11 金 A 校内書き初め(展示14~18日) 計算コンテスト 12 土 13 日 14 月 B 全校朝会 15 火 B 避難訓練 16 水 B 17 木 B 18 金 B 漢字コンテスト 19 土 20 日 21 月 A 22 火 A 23 水 A 24 木 A 6時間授業 25 金 A 26 土 英検③1次 27 日 28 月 B 中3学年末テスト 29 火 B 中3学年末テスト 中1・2職場体験学習 部活動中止(テスト前) 30 水 B 小学部節分集会 中1・2職場体験学習 31 木 B 授業日数19日 2月の主な予定 3日(日)漢検③ 8日(金)小学部入学説明会 集金日 22日(金)部活動最終 4日(月)全校朝会 中学部学年末テスト 9日(土)除夕 5日(火)体重計測 中学部学年末テスト 9日(土)~17日(日)春節 23日(土)英検③2次 25日(月)全校朝会 6日(水)委員会 7日(木)授業参観 PTA総会 学級懇談会 中学部入学説明会 18日(月)学部別朝会 19日(火)PTAボランティア清掃予定 20日(水)中学部委員会 外清掃 27日(水)中3を送る会 28日(木)和平記念日 中学部
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