環境への取り組み 地球温暖化対策 持続可能な社会にしていくため、コカ・コーラウエストグループは 地球温暖化の原因とされる温室効果ガスの削減にグループ全社で取り組んでいます。 コカ・コーラウエストグループ温室効果ガス削減計画 生産部門における取り組み オフィス部門における取り組み ●活動結果 生産活動において発生する温室効果ガスの削減につながる 事業所における温室効果ガス削減の取り組みとして、クール 環境問題の世界的な重要課題とされる地球温暖化に向け、コカ・コーラウエストグループは、2012 年までに 2004 年比で 取り組みとして、コージェネレーションシステムの導入や重油 ビズの推進、電気やガスなどのエネルギー使用量の管理、廃棄物 温室効果ガス排出量を総量 20% 削減する計画を策定し、全社員が一丸となって取り組んでいます。 から天 然ガスへ の 燃 料 転 換 を 進 めて います。2009 年 は、 の分別徹底を環境マネジメントの一環として行っています。 2009 年のコカ・コーラウエストグループ全体の温室効果ガス排出量は、生産部門、自動販売機部門で成果が見られ、順調に コカ・コーラウエストプロダクツ㈱本郷工場において燃料転換を また、省エネ法(エネルギーの使用の合理化に関する法律)の 削減が進み前年比 2% 減、2004 年比では 17% 減の 437 千トンとなりました。 実施したボイラーを本格稼動させ、SO(硫黄酸化物) X の発生 改正に伴い、グループ全社でエネルギーの使用状況を把握し、 も抑制しています。また、商品の連続生産によりエネルギーの エネルギー使用量の低減に努めていきます。 ■ 温室効果ガス排出量の実績推移と目標値 効率化を図り、CO(二酸化炭素) 2 の削減に貢献しています。 (単位:千 t-CO2) オフィス ●コカ・コーラウエスト㈱本社での環境対応 2009 年実績 車両 2004 年比 総量 17% (87 千 t-CO2) 生産 自動販売機 524 13 55 121 削減 62 目 標 前庭に「小さな森」をイメージとした植樹や芝で整備しました。 2004 年比 総量 20% (107 千 t-CO2) さらに、屋上緑化、太陽光パネルや氷蓄熱システムの導入に より、温暖化防止に向けて取り組んでいます。 削減 514 13 2009 年 12 月に完 成したコカ・コーラウエスト㈱ 本 社では、 コージェネレーションシステム 484 13 454 58 12 12 55 54 118 445 437 13 417 天然ガスボイラー ■ コージェネレーションシステム 熱源 ボイラー設備 冷却設備 67 113 112 118 排熱 110 製造ライン 天然ガス等 335 321 発電 生産設備 300 275 261 247 電気 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2012年 2009年 (目標) ※温室効果ガス : (CH4)、一酸化二窒素(N2O)、ハイドロフルオロカーボン類(HFCs)、パーフルオロカーボン類(PFCs)、六フッ化硫黄(SF6)の 6 ガスの総称 二酸化炭素(CO2)、メタン 31 ※コージェネレーションシステム : ガスエンジンなどで発電し、発電時の排熱で温水や蒸気を作り、 電気と熱を同時に供給するシステム ※氷蓄熱システム : エネルギーの有効利用のために、電力消費の少ない夜間に氷を作り氷の冷気を 昼間に利用する仕組み 32 環境への取り組み ●モーダルシフト 輸送部門における取り組み コカ・コーラウエストロジスティクス㈱では、2009 年より本格的 自動販売機部門における取り組み 工場で製造された商品の品質を保持し、迅速にお得意さまへ にモーダルシフトに取り組み、環境負荷の小さい輸送手段の 1997 年より、夏場の電力消費最大時に電気の使用を抑制 お届けするために、トラック輸送は欠かせません。 切り替えを進めています。2009 年は、大山 (鳥取県)から鳥栖・ するピークカット機能や冷却効率の高い「エコベンダー」を 輸送においては、アイドリングストップ、経済速度運行、減速時 基山 (佐賀県)また、鳥栖から関西への鉄道コンテナによる輸送 積極的に導入し、省エネ型自動販売機への切り替えをすすめ の早めのアクセルオフなどのエコドライブをグループ全社で を拡大し、さらに、九州−関西間で船舶を利用するなど、トラック てきました。2007 年より、冷媒装置の革新的な技術として 徹底しています。 輸送と組み合わせることで環境にやさしい輸送を行っています。 ヒートポンプ機能を持つノンフロン型自動販売機を継続的に また、運転状況の解析、チェックを行うため、工場や物流倉庫 導 入し、設 置 先 で の 消 費 電 力 量 の 削 減に貢 献して います。 ■モーダルシフトの状況 の大型車両 70 台に「デジタルタコメーター」を、事業所の 配送車両 2,343 台に 「セーフティーレコーダー」を搭載し、安全 ■ 年式別缶自動販売機の年間消費電力量の推移 (標準機種) (単位:kWh/ 台) 3,399 1,924 1997 1,709 2004 1,516 2007 2008 2009 (年) 2009 年末では 累 計 15,395 台となり、LED 機 能 を 加 えた ■ ヒートポンプ方式ノンフロン型自動販売機の設置台数推移 「e-40」も導入しています。 大山 鉄道コンテナ (単位:台) 運転に努めるとともに温室効果ガスの削減にも貢献しています。 15,395 関西 さらに、エコカーの導入や車両の適正台数配置、車両の小型化 鳥栖 基山 などを推進し、車両燃料の削減に努めています。 1,088 鉄道コンテナ 船舶 3,145 ※モーダルシフト : 輸送手段をトラックから省エネ・低公害で大量輸送に優れた鉄道や船舶へ転換すること 47 ●エコドライブコンテストで入賞 2007 全国で 9,733 事業所が参加した「平成 21 年度環境省・環境 再生保全機構主催エコドライブコンテスト」において、入賞枠 ヒートポンプ方式ノンフロン型 自動販売機 省エネノンフロン・キャッシュレス 自動販売機 「e-40( イーフォーティ )」 38 事業所の中にコカ・コーラウエストロジスティクス㈱中国支店 大型車両 本郷 LC が入賞しました。 活動内容 燃料転換 (天然ガス化) 、コージェネ運用 環境会計明細表 (地球温暖化対策) エネルギー監視システム運用 33 ※ヒートポンプ : 効率的に暖める仕組み 加温時の電気ヒーターの代わりに冷却時に発生した熱を利用し、 ※LED : 白熱灯や蛍光灯に比べ長寿命で消費電力が少ない照明 CO2 削減効果 投資額(百万円) 費用額(百万円) 経済効果(百万円) (千 t-CO2) 425 111 329 10 16 0 5 6 10 エコカー導入 5 16 9 合 計 (年) 2009 省エネルギー型照明導入 その他の活動 配送車両 (天然ガス車) 2008 80 4 8 525 153 356 20 34
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