平成23年度 那須烏山市教育委員会 点検・評価報告書 平成24年12月 那須烏山市教育委員会 - 1 - 「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」の規定により、各教育委員会におい ては、毎年、教育行政事務の管理及び執行状況について点検・評価を行い、その結果 に関する報告書を議会に提出するとともに、公表することとなっている。 本報告書は、効果的な教育行政の推進に資するとともに、住民への説明責任を果た していくために、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」第 27 条の規定に基 づき、平成 23 年度の教育委員会の点検及び評価をまとめ、教育に関する学識経験者 の意見を付して報告するものである。 ○地方教育行政の組織及び運営に関する法律(抜粋) 第27条 教育委員会は、毎年、その権限に属する事務(前条第1項の規定により教 育長に委任された事務その他教育長の権限に属する事務(同条第3項の規定により 事務局職員等に委任された事務を含む。)を含む。)の管理及び執行の状況につい て点検及び評価を行い、その結果に関する報告書を作成し、これを議会に提出する とともに、公表しなければならない。 2 教育委員会は、前項の点検及び評価を行うに当たっては、教育に関し学識経験を 有する者の知見の活用を図るものとする。 那須烏山市教育委員会委員名簿 職 委 (平成 24 年 11 月 30 日現在) 名 員 氏 名 長 塩 野 榮 委員長職務代理 平 野 加寿子 委 員 滝 口 由美子 委 員 澤 村 豊 委員(教育長) 池 澤 司 純 進 (敬称略) - 1 - - 目 次 - 第1章 教育委員会の点検・評価 1.はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1頁 2.教育委員会議の開催状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1頁 3.教育委員会議での審議状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1頁 4.教育委員会の活動状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7頁 5.主な事業の取組状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14頁 (1)学校教育(学ぶ機会の確保)・・・・・・・・・・・・・・・・・14頁 (2)学校教育(教育環境の整備)・・・・・・・・・・・・・・・・・19頁 (3)学校教育(教職員の指導力の向上)・・・・・・・・・・・・・・25頁 (4)学校教育(23年度各学校の教育活動の評価)・・・・・・・・・・28頁 (5)生涯学習(生涯学習)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30頁 (6)生涯学習(芸術・文化)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36頁 (7)生涯学習(図書館)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41頁 (8)生涯学習(スポーツ振興) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・45頁 第2章 事務点検・評価会議のまとめ・・・・・・・・・・・・・・・・・50頁 ○ 第1章 教育委員会の点検・評価 1.はじめに 本市教育委員会においては、「那須烏山市総合計画基本構想・基本計画」に定める「人と文 化を育むふれあいのまちづくり」を基本理念として、新たに「那須烏山市教育振興ビジョン」を 策定し、那須烏山市の教育振興のために様々な施策を展開してきた。 また、全国的に教育委員会の在り方が問われる中、本市教育委員会においては、毎月の教育 委員会議、及び各種会議や各種イベント参加を心がけ事務局と連携しながら真剣な議論によって施 策を推進してきた。さらに、会議のみならず、現場の意見に基づいた議論を行うために、学校 訪問や関係施設訪問、他市町との意見交換会・視察等を行うなど、活発な活動を通じて教育行 政の推進に努めてきた。 本報告書は「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」第 27 条の規定に基づくものであり、 平成 23 年度の教育委員会活動を振り返るとともに、教育委員会として重点となる主な事業につ いて点検・評価し、さらに、本年度の活動状況を加えたものを報告書として、事務点検・評価 会議に諮り、学識経験者の意見をもとにまとめたものである。 2.教育委員会議の開催状況 教育委員会議については、原則として毎月1回開催し、平成 23 年は合計で 13 回開催した。 <教育委員会議は暦年(1月~12 月)> 3.教育委員会議での審議状況 「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」第 26 条及び「那須烏山市教育委員会事務委任 規則(平成 23 年 10 月 25 日改正)」第2条第1項及び同条第2項の規定に基づき、平成 23 年 は 13 回合計で 70 件、平成 24 年1月から3月までは4回合計で 26 件について審議した。 <第2条第1項> (1)教育に関する事務の管理及び執行の基本的な方針に関すること(1件) (2)教育委員会規則その他教育委員会の定める規程の制定又は改廃に関すること(17 件) (3)教育委員会の所管に属する学校その他の教育機関の設置及び廃止に関すること(1件) (4)教育委員会及び教育委員会の所管に属する学校その他の教育機関の職員の任免その他の 人事に関すること(12 件) (5)教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価に関すること(1件) (6)歳入歳出予算のうち教育に関する事務に係る部分その他特に教育に関する事務について 定める議会の議決を経るべき事件の議案に対する市長への意見の申出に関すること(11 件) (7)県費負担教職員の服務の監督の一般方針の決定に関すること(0件) (8)1件 1,000 万円を超える教育財産の取得の申出に関すること(0件) - 1 - (9)1件 1,000 万円以上の工事の計画の策定に関すること(1件) (10)学齢児童生徒の就学すべき学校の区域の設定又は変更に関すること(13 件) (11)教科用図書の採択に関すること(1件) (12)教育委員会の所管に属する公の施設に係る指定管理者の指定等に関すること(1件) <第2条第2項> 教育長は、前項の規定にかかわらず、委任された事務について、重要かつ異例の事態が生じ たときは、これを教育委員会の決定にかからしめることができる(11 件) 教育委員会審議案件等一覧 (1)平成 23 年<暦年1月~12 月> 教育委員会議 審議案件(13 回開催 70 案件) (分類は、前記「3.教育委員会議での審議状況」の番号と対応している。) 案 件 議・報 件 名 提出日 分類 1月23日 (6) 議1 平成22年度那須烏山市教育費予算の補正について 議2 就学指定校の変更について 〃 (10) 議3 区域外就学の協議について 〃 (10) 議4 要保護及び準要保護児童生徒の認定について 〃 2-2 議1 平成22年度那須烏山市教育費予算の補正について 2月25日 (6) 議2 平成23年度那須烏山市教育費予算について 〃 (6) 議3 那須烏山市奨学金給付条例の一部改正について 〃 (2) 議4 就学指定校の変更について 〃 (10) 議5 区域外就学の協議について 〃 (10) 議1 平成23年度小・中学校職員定期異動方針について 3月11日 (4) 報1 平成23年度那須烏山市奨学生の決定について 3月28日 2-2 報2 要保護及び準要保護児童生徒の認定について 〃 2-2 報3 那須烏山市教育委員会関係職員の人事異動内示について 〃 (4) 議1 那須烏山市社会教育指導員の任命について 〃 (4) 議2 那須烏山市奨学金給付条例施行規則の一部改正について 〃 (2) 議3 那須烏山市教育委員会公印規則の一部改正について 〃 (2) 議4 那須烏山市立幼稚園管理規則の一部改正について 〃 (2) 議5 那須烏山市幼児専用バス管理規則の一部改正について 〃 (2) 議6 那須烏山市教育委員会事務補助執行規則の一部改正について 〃 (2) 〃 (2) 〃 (3) 議7 議8 那須烏山市立幼稚園に勤務する職員の勤務時間及び休憩時間 に関する規定の制定について 教育財産の用途廃止について - 2 - 議9 要保護及び準要保護児童生徒の認定について 議10 那須烏山市教育振興ビジョンについて 報1 3月28日 2-2 〃 (1) 平成23年度那須烏山市立小中学校主任等の承認について 4月26日 (4) 報2 平成23年度那須烏山市立小中学校評議員の委嘱について 〃 (4) 報3 平成23年度市費非常勤講師等の配置について 〃 (4) 報4 那須烏山市生涯学習指導員の任命について 〃 (4) 報5 那須烏山市烏山地区公民館管理人の委嘱について 〃 (4) 〃 (2) 報6 那須烏山市教育委員会事務局等組織及び処務規則の一部改正 について 報7 平成22年度那須烏山市教育費予算の補正について 〃 (6) 報8 平成23年度那須烏山市教育費予算の補正について 〃 (6) 議1 要保護及び準要保護児童生徒の認定について 〃 2-2 5月24日 (4) 報1 那須烏山市教育委員会関係職員の人事異動内示について 報2 就学指定校の変更について 〃 (10) 議1 平成23年度那須烏山市教育費予算の補正について 〃 (6) 6月23日 (2) 報1 那須烏山市教育委員会事務局等組織及び処務規則の一部改正 について 報2 那須烏山市教育委員会公印規則の一部改正について 〃 (2) 議1 要保護及び準要保護児童生徒の認定について 〃 2-2 報1 平成23年度那須烏山市教育費予算の補正について 7月19日 (6) 〃 (6) 〃 (4) 報2 報3 烏山小学校校舎(南舎・北舎)改修工事請負契約の概要につ いて 那須烏山市社会教育委員及び那須烏山市公民館運営協議会委 員の委嘱について 報4 那須烏山市立図書館協議会委員の任命について 〃 (4) 報5 区域外就学の許可について 〃 (10) 議1 就学指定校の変更について 〃 (10) 議2 要保護及び準要保護児童生徒の認定について 〃 2-2 〃 (11) 8月23日 (6) 議3 平成24年度使用中学校用及び小中学校特別支援学級用教科用 図書の採択について 報1 区域外就学の許可について 議1 平成23年度那須烏山市教育費予算の補正について 〃 (10) 議2 就学指定校の変更について 〃 (10) 〃 (2) 議3 那須烏山市B&G海洋センター設置、管理及び使用料条例の一部 改正について - 3 - 報1 就学指定校の変更について 9月15日 (10) 報2 区域外就学の許可について 〃 (10) 報3 区域外就学の許可について 〃 (10) 議1 市立図書館の指定管理者制度の導入について 〃 2-2 議1 平成24年度小・中学校職員定期異動方針(案)について 10月25日 (4) 議2 要保護及び準要保護児童生徒の認定について 〃 2-2 議3 就学指定校の変更について 〃 (10) 〃 (2) 〃 (2) 11月29日 (2) 〃 (2) 議4 那須烏山市教育委員会事務局等組織及び処務規則の一部改正 について 議5 那須烏山市教育委員会事務委任規則の一部改正について 議1 那須烏山市立学校設置条例の一部改正について 議2 那須烏山市非常勤特別職の職員の報酬及び費用弁償に関する 条例の一部改正について 議3 那須烏山市体育指導員設置規則の一部改正について 〃 (2) 議4 那須烏山市立図書館設置及び管理条例の一部改正について 〃 (2) 議5 那須烏山市立図書館の指定管理者の指定について 〃 (12) 議6 平成23年度那須烏山市教育費予算の補正について 〃 (6) 議7 要保護及び準要保護児童生徒の認定について 〃 2-2 議8 那須烏山市教育委員会事務点検・評価について 〃 (5) 議1 学校給食センター新築工事の実施について 12月20日 (9) 議2 全国学力・学習状況調査の取扱いについて 〃 2-2 議3 那須烏山市立学校再編検討委員会の設置について 〃 (1) - 4 - (2)平成 24 年<暦年1月~3月> 教育委員会議 審議案件 (4回開催 26 案件) 案 件 議・報 件 名 提出日 議1 那須烏山市指定文化財の指定について 議2 分類 1月23日〃 2-2 就学指定校の変更について 〃 (10) 報1 区域外就学の許可について 2月21日 (10) 報2 区域外就学の許可について 〃 (10) 議1 平成23度那須烏山市教育費予算の補正について 〃 (6) 議2 平成24度那須烏山市教育費予算について 〃 (6) 議3 那須烏山市立図書館協議会設置及び運営条例の一部改正について 〃 (2) 〃 (2) 議4 那須烏山市立図書館運営審議会設置及び運営条例の一部改正 について 議5 那須烏山市児童生徒就学援助規則の制定について 〃 (2) 議6 就学指定校の変更について 〃 (10) 議1 平成24年度小・中学校職員定期異動方針について 3月5日 (4) 〃 (2) 議2 那須烏山市非常勤の職員の公務災害補償に関する条例を廃止 する等の条例の制定について 議3 那須烏山市運動施設設置、管理及び使用料条例の一部改正について 〃 (2) 議4 那須烏山市学校施設整備基金設置及び管理条例の制定について 〃 (2) 報1 区域外就学の許可について 3月22日 (10) 報2 那須烏山市教育委員会関係職員の人事異動内示について 〃 (4) 議1 那須烏山市社会教育指導員の任命について 〃 (4) 議2 那須烏山市文化財保護審議会委員の委嘱について 〃 (4) 〃 (2) 〃 (2) 〃 (2) 〃 (2) 議3 那須烏山市立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償 に関する条例施行規則を廃止する等の規則の制定について 議4 議5 議6 那須烏山市立七合中学校の廃止に伴う関係教育委員会規則の 整備に関する規則の制定について 那須烏山市立図書館設置及び管理条例施行規則の一部改正について 那須烏山市公民館設置、管理及び使用料条例施行規則の一部 改正について 議7 那須烏山市学校職員服務規程の一部改正について 〃 (2) 議8 那須烏山市指定有形文化財の指定について 〃 2-2 議9 就学指定校の変更について 〃 (10) 議10 要保護及び準要保護児童生徒の認定について 〃 2-2 - 5 - (3)平成 23 年度那須烏山市教育委員会名義後援承認状況(25 件) 番号 申請人 行事の名称 場所・日程 第35回全日本少年サッカー大会 栃木県大会南那須地区予選会 H23.4.23、24 大桶運動公園 H23.6.12 那須烏山市春季ソフトテニス大会 那須烏山市緑地運動公園 「つくる・うごく・たのしむ」 H23.6.19、9.18、11.20 青少年体験活動 古民家大木邸、南那須図書館 第11回ロータリー杯 H23.6.18、19 南那須小学生ソフトボール大会 小川小学校グランド H23.6.25 第8回栃木県人権研究集会 とちぎ健康の森 バーモントカップ第21回全日本少年フットサル H23.7.17 大会南那須地区予選会 那珂川町総合体育館 1 南那須少年サッカー連盟 2 那須烏山市体育協会ソフトテニス部 3 ガールスカウト栃木県支部第14団 4 馬頭小川ロータリークラブ 5 栃木県人権研究集会実行委員会 6 南那須少年サッカー連盟 7 栃木県北部地区 言語障害児教育研究会 栃木県北部地区言語障害児 教育研究会合同宿泊学習 H23.7.31~8.1 なす高原自然の家 8 南那須地区剣道連盟 第32回南那須地区少年剣道大会 H23.8.7 那珂川町小川体育館 9 南那須地区サッカー協会 南那須蹴育祭 H23.8.27 栃木県グリーンスタジアム 10 学校法人 理工系進学体験イベント 11 栃木県立烏山高等学校 栃木県立烏山高等学校 吹奏楽部第2回定期演奏会 12 特定非営利活動法人 人権センターとちぎ 第13回栃木県ヒューマンライツセミナー H23.10.4 パルティとちぎ 男女共同参画センター 13 那須烏山市体育協会ソフトテニス部 那須烏山市秋季ソフトテニス大会 H23.10.23 那須烏山市緑地運動公園 14 栃木県学校視聴覚教育連絡協議会 第42回栃木県放送・視聴覚教育 研究大会南那須大会 15 那須南農業協同組合 第5回JA共済ミニサッカー大会 16 栃木県中学校教育研究会 数学部会 栃木県中学校数学研究大会 南那須大会 17 烏山語りの会 烏山語りの会第5回発表会 18 栃木県北部地区 言語障害児教育研究会 栃木県北部地区言語障害児 教育研究会親子触れ合い学習 H23.11.26 那須塩原市 いきいきふれあいセンター 19 (財) 栃木県青年会館 ワカモノ・フェスタ実行委員 ワカモノ・フェスタ2011 「不登校・ひきこもりシンポジウム」 20 (株)烏山城カントリークラブ 芝天ストーリー・恋活編 21 (株)烏山城カントリークラブ 白鷗大学ハンドベル部クリスマスコンサート 22 (株)烏山城カントリークラブ 烏山城まつり H23.12.4 とちぎ青少年センター H23.12.23 烏山城カントリークラブ H23.12.25 烏山城カントリークラブ H24.1.2 烏山城カントリークラブ 23 (株)とちぎテレビ テレビ民話語 H24.1.6~24.3.30 とちぎテレビ 24 特定非営利活動法人 野うさぎくらぶ 那須烏山ミステリーツアー H24.3.4 那須烏山市内 25 アイスクリーム 「約束の日」コンサート H24.3.3 あじさいホール 帝京大学 - 6 - H23.9.11 帝京大学宇都宮キャンパス H22.9.23 烏山高等学校体育館 H23.11.18 小川総合福祉センター他 H23.11.19 大桶運動公園 H23.11.25 荒川中学校 H23.11.26 烏章館 4.教育委員会の活動状況 教育委員(教育長)は、教育委員会議のほか、市議会への参加、学校訪問、教育関係各種行 事について、平成 23 年(1月~12 月暦年)は合計で 313 項目に出席した。 平成 23 年 教育委員会(教育長) 活動実績一覧 月 教育委員会議 各種行事 ・ 大会 1/9 1月 第1回 ・市成人式 1/25 ・都市町対抗駅伝競走 大会 1/30 学 校 訪 問 そ の 他 ・仕事始式 1/4 ・教育長会議 1/5 ・年頭挨拶訪問 1/6 ・地区教育長会議 1/11 ・市小中学校長会 1/12 ・市小中学校教育懇談会 1/12 ・地区教育長会議 1/17 ・地区教育長会議 1/17 ・市婦人会新年会 1/19 ・教育長会議 1/20 ・こども常磐津教室発表会 1/23 ・人事問題協議会 1/25 ・七合地区市政懇談会 1/25 ・県費負担教職員の人事権等の 在り方に係る検討会 1/26 ・地区教育長会議 1/27 ・地区教育長会議 1/28 ・烏山城跡発掘調査現地説明会 1/29 ・市議会臨時会 1/31 ・市議会全員協議会 1/31 ・南那須中高連絡会 2/1 ・市奨学生選考委員会 2/2 ・平野奨学金運営委員会 2/2 ・地区教育長会議 2/2 ・栃木県スポーツ振興審議会 2/3 ・地区教育長会議 2/4 ・臨時市小中学校長会議 2/9 ・地区教育長会議 2/9 ・B&G財団全国教育長会議 2/10 ・こだち創刊50周年記念祝賀会 2/11 ・報徳会講演会 2/11 ・烏山小卒業30周年記念式典 2/12 ・地区教育長会議 2/14 ・親学習プログラム指導者と面談 2/15 ・地区教育長会議 2/17 2月 第2回 ・市育樹際 2/21 2/25 ・なすみなみ若鮎・地区 学生駅伝競走大会 2/27 - 7 - 2月 3月 第3回 ・退職市職員辞令交付式 ・すこやか表彰 3/11 3/31 (江川小・境小) 第4回 ・退職教職員辞令交付式 3/9 3/28 3/31 ・中学校卒業式 3/10 ・すこやか表彰 (烏山小) 3/11 ・すこやか表彰 (荒川小) 3/14 ・小学校卒業式 3/19 ・烏山幼稚園 卒園式 3/23 4月 第5回 ・教育委員会職員辞令 ・中学校入学式 4/26 交付式 4/1 4/9 ・学校関係職員辞令 ・小学校入学式 交付式 4/1 4/11 ・新中学生安全反射タスキ贈 ・幼稚園入園式 呈式 4/7 4/12 ・非常勤教職員辞令 交付式 4/11 ・市弓道大会 4/29 ・市女性団体連絡協議会市政 懇談会 2/18 ・サタデースクール閉校式 2/19 ・市政施行5周年記念式典 2/20 ・地区教育長会議 2/21 ・市議会全員協議会 2/22 ・市小中校長会議・研修会 2/23 ・教育振興ビジョン審議会 2/23 ・地区教育長会議 2/24 ・地区芸術祭・音楽祭反省会2/25 ・馬頭高校卒業式 3/1 ・3月定例市議会 3/2~16 ・塩谷南那須地区教育委員会 連合会定例会 3/4 ・七合中学校統合保護者説明会 3/7 ・災害対策本部会議 3/11 ・市小中学校長会議 3/12 ・市小中学校長会議 3/13 ・市小中学校長会議 3/14 ・市小中学校長会議 3/15 ・市議会全員協議会 3/16 ・市小中学校長会 3/17 ・教職員人事異動内々示 3/17 ・地区人事異動教育長会議 3/23 ・教職員異動内示 3/24 ・栃木県立高等学校入学者選抜 制度検討委員会 3/25 ・市議会全員協議会 3/29 ・社会教育委員・公民館運営審議 会委員会議 3/29 ・平野奨学金証・市奨学金証 伝達式 4/4 ・校長事務引継ぎ 4/4 ・市小中学校長会 4/5 ・地区教育長会議 4/6 ・市小中学校長会 4/7 ・南那須学校体育連盟総会 4/12 ・南那須地区戦没者追悼式 4/13 ・塩谷南那須地区小中学校長 連絡会議 4/14 ・栃中教研南那須地区研究会 総会・各部会 4/14 ・烏山地区戦没者追悼式 4/15 ・地区小中学校長会総会 4/15 - 8 - 4月 5月 ・スクールガードリーダー委嘱状交付式 4/19 ・市議会全員協議会 4/20 ・県市町村教育委員会連合会 市教育長部会総会 4/21 ・スクールカウンセラー辞令交付式 4/26 ・市議会臨時会 4/26 ・スクールカウンセラー辞令交付式 4/28 ・南那須小中学校事務職員研究 協議会総会・研修会 4/28 第6回 ・県春季体育大会予選 ・七合小運動会 ・市小中学校PTA連絡協議会総会 5/24 地区各種大会 5/21 5/2 5/14 ・県春季体育大会予選南 ・和光市教育委員会来庁 5/10 那須地区陸上競技大会 ・南那須PTA協議会総会 5/10 5/21 ・小中学校長会議・研修会 5/11 ・行政区長会議 5/11 ・まちづくり団体支援事業 審査会 5/12 ・青少年を育てる会烏山地区 協議会総会 5/12 ・南那須保護区保護司会総会 5/13 ・南那須地区中高連絡会総会 5/14 ・地区青少年育成連絡協議会 総会・研修会 5/17 ・市小中学校教頭会総会・ 研修会 5/17 ・市体育協会総会 5/17 ・塩谷南那須地区市町教育 委員会連合会定例会 5/18 ・栃木県租税教育推進協議会 5/18 ・地区教育長協議会 5/23 ・那須採択地区教科用図書採択 協議会 5/23 ・人事問題協議会 5/25 ・県市町村教育委員会連合会 総会 5/25 ・県女性教育推進連絡協議会 那須烏山支部総会 5/27 ・リーダースクラブ総会 5/29 ・那須烏山市マラソン大会実行 委員会 5/30 ・市議会全員協議会 5/31 - 9 - 6月 第7回 ・教育委員会職員辞令 ・江川小運動会 6/23 交付式 6/1 6/4 ・市長杯剣道大会 6/5 ・要請訪問 ・南那須地区柔道大会 (烏山中)6/29 6/12 ・県総体予選地区陸上 競技大会 6/18 7月 第8回 ・学校職員辞令交付式 7/19 7/11 ・県中学校総体予選地区 各種大会 7/21 ・海洋体験セミナー参加者 挨拶 7/21 ・南那須地区育成会球技 大会 7/24 ・和光市夏休み里山体験 教室 7/30 ・初任者訪問 (七合小)7/1 ・すこやか表彰 (境小) 7/8 ・すこやか表彰 (江川小)7/11 ・すこやか表彰 (烏山小) 7/12 ・すこやか表彰 (荒川小) 7/19 ・初任者訪問 (烏山中)7/27 - 10 - ・市女性団体連絡協議会総会 6/3 ・市文化協会総会 6/4 ・臨時市小中学校長会議 6/6 ・6月定例市議会 6/7~14 ・NHK公開セミナー 6/12 ・市小中学校長会議 6/15 ・公開授業(烏山高校) 6/16 ・市小中学校教務主任研修会 6/17 ・地区教職員連絡協議会総会 6/18 ・烏山高校同窓会総会 6/18 ・適応指導教室運営委員会 6/20 ・参事課長会議 6/22 ・那須烏山交通安全協会総会 6/22 ・学校訪問(矢板市) 6/23 ・地区小・中学校特別支援学級 児童・生徒合同運動会 6/24 ・那須烏山地区学校警察連絡 協議会総会 6/24 ・那須採択地区教科用図書採択 協議会調査委員会 6/27 ・地区教育長会議 6/28 ・文化祭運営委員会 6/30 ・那須採択地区教科用図書採択 協議会調査委員会 7/5 ・市小中学校長会議 7/6 ・那須採択地区教科用図書採択 協議会 7/8 ・中学校統合保護者説明会 7/11 ・小中学校教頭会研修会 7/12 ・市議会全員協議会 7/13 ・市臨時議会 7/15 ・市青少年を育てる会理事会 7/15 ・文教福祉常任委員会議員との 意見交換会 7/19 ・地区教育長会議 7/20 ・全国大会出場者激励金授与式 7/21 ・給食センター設計業務業者選定 審査会 7/22 ・まちづくり団体支援事業 審査会 7/25 7月 8月 第9回 ・教職員辞令交付式 8/1 8/23 ・海洋体験セミナー参加者 終了報告挨拶 8/4 ・市民水泳大会 8/6 ・南那須地区少年剣道 大会 8/7 ・市民水泳大会 8/8 ・子ども議会 8/9 ・B&G体験クルーズ参加者 出発前挨拶 8/11 ・小学生野球東京ドーム 大会 8/24 9月 第10回 ・県新人予選南那須地区 9/15 陸上競技大会 9/27 ・非常勤補充教職員辞令 交付 9/30 ・給食センター厨房機器納入業者 選定審査会 7/25 ・南那須学校給食研究会講演会 7/26 ・社会教育委員会・委嘱状 交付式 7/26 ・教育懇談会 7/27 ・小中学校長会議 8/3 ・県スポーツ振興審議会 8/5 ・B&G修繕助成決定書授与式 8/4 ・関東大会出場者激励金授与式 8/4 ・南那須地区緑化推進委員会 総会 8/5 ・行政区長会議 8/9 ・叙位叙勲伝達 8/9 ・教育講演会 8/10 ・議会全員協議会 8/11 ・外国語活動研修会 8/11 ・市民運動会代表者会議 8/18 ・花いっぱい運動コンクール表彰式 8/19 ・七合地区親善レクリエーション大会 8/21 ・地区教育長会議 8/23 ・議会全員協議会 8/30 ・市立図書館協議会 8/30 ・議会対応打合せ会議 8/31 ・計画訪問 ・人事異動懇談会 9/2 (荒川小)9/26 ・9月定例市議会 9/6~21 ・市小中学校長会・研修会 9/7 ・市議会全員協議会 9/7 ・栃木県少年の主張発表南那須 地区大会 9/8 ・敬老会(中山自治会) 9/11 ・栃木県少年の主張発表県大会 9/17 ・敬老会(八ヶ代) 9/19 ・災害対策本部会議・被害状況 確認 9/22 ・人事問題協議会 9/27 ・地区教育長会議 9/27 ・全国大会出場者激励金授与式 9/27 ・七合中学校閉校準備委員会 9/29 - 11 - 10月 第11回 ・市臨時職員辞令交付式 10/25 10/3 ・南那須地区音楽祭 10/4 ・南那須地区市民運動会 10/9 ・サタデースクール開校式 10/15 ・南那須地区小学生陸上 競技大会 10/15 ・南那須中学校駅伝競走 大会 10/26 ・学校共同訪問 (馬頭中)10/5 ・学校共同訪問 (江川小)10/5 ・学校訪問 (烏山中)10/11 ・学校訪問 (荒川中)10/28 ・学校共同訪問 (氏家小)10/31 ・学校訪問 (荒川中)10/31 ・市表彰式 10/1 ・市小中学校長連絡会議 10/3 ・県費負担教職員の人事権等の 在り方に係る検討会 10/5 ・市職員採用試験1次試験 合格者判定会議 10/6 ・市文化祭「川柳大会」 10/8 ・海洋センター・海洋クラブ活性化 会議 10/12~10/13 ・地区教育長会議 10/14 ・日枝神社例祭「ささら獅子舞」 演舞奉納 10/16 ・塩谷南那須地区教育委員会 連合会定例会 10/18 ・市職員採用試験第2次試験 合格者判定会議 10/21 ・塩谷南那須地区小中学校長 連絡会議 10/25 ・人事問題協議会 10/26 ・県市町村教育委員会連合会市 教育長部会総会・全体会 10/26 ・栃中教研南那須地区研究会 道徳部会研修会 10/27 11月 第12回 ・非常勤教職員辞令 ・学校訪問 ・とちぎ教育振興大会 11/3 11/24 交付式 11/1 (江川小) 11/2 ・栃木県シルバー大学校同窓会 ・市剣道祭 11/5 ・学校共同訪問 烏山市部総会 11/7 (烏山小)11/10 ・幼少中高一貫教育研究会 11/8 ・全国スポーツ・レクリエーション祭 ・学校訪問 「スポレク”エコとちぎ”2011」 (荒川中)11/14 11/5 ・学校共同訪問 ・生涯学習まつり・市民 (高北小)11/28 大学 11/27 ・教育委員辞令交付式 11/30 - 12 - ・県市町村教育委員会連合会 役員会・総会・研修会 11/9 ・南那須防犯パトロール隊総会11/10 ・市消防団通常点検 11/13 ・泥んこ田んぼ収穫祭 11/13 ・人事異動要望に関する会合 11/14 ・地区教育長会議 11/16 ・栃小・中教研音楽部会研究大会 南那須大会 11/17 ・県放送・視聴覚教育研究大会 南那須大会 11/18 ・地区教育委員会連合会教育長 部会歓送迎会 11/18 ・市教育委員会点検・評価会議 11/21 ・市議会全員協議会 11/22 11月 ・学校共同訪問 12月 第13回 ・第6回那須烏山マラソン 12/20 大会 (船生小)12/5 12/4 ・高校サッカー全国大会出場者 ・学校訪問 激励会 12/12 (境小) 12/8 ・学校訪問 (烏山小・烏山中) 12/8 ・すこやか表彰 (境小) 12/9 ・学校訪問 (七合中)12/13 ・学校訪問 (下中) 12/14 ・すこやか表彰 (烏山小・ 江川小) 12/19 ・すこやか表彰 (荒川小)12/20 ・すこやか表彰 (七合小)12/21 合計 13回 45回 38回 - 13 - ・議会対応打合せ会議 11/22 ・県小中学校教頭会研究大会 11/25 ・県中学校数学教育研究大会 南那須大会 11/25 ・市教職員協議会交渉 11/25 ・大木須新そばまつり 11/27 ・県教職員協議会長来庁 11/28 ・市小中学校教頭会研修会11/28 ・12月定例市議会 11/29~12/2 ・みなみなすタウンイルミイルミネーション 点灯式 12/1 ・市小中学校長会議 12/7 ・市教育支援ネットワーク研修会12/11 ・人事異動懇談会 12/12 ・篤行善行少年表彰式 12/12 ・人事異動懇談会 12/13 ・人事異動懇談会 12/14 ・人事異動懇談会 12/15 ・行政区長・副行政区長会議 12/15 ・市国際交流協会「メリークリスマス会」 12/15 ・向田地区市政懇談会 12/20 ・小山市・佐野市教育委員会訪問 12/21 ・宇都宮大学教育学部教員養成 連携協議会 12/22 ・地区教育長会議 12/26 ・仕事納式 12/28 217回 5.主な事業の取組状況 本市教育委員会では、「個性と魅力ある教育文化を育むまちづくり―夢に向かってチャレンジす る人づくり―」を目指し、施策の重点化を図りながら教育行政を推進してきたところである。 今回の報告書においては、平成 23 年度における主な事業の実績及び評価・点検についてまとめ た。 ◎ 学 校 教 育 (1)学ぶ機会の確保 ① 英語コミュニケーション推進事業 <平成 23 年度実績> ○平成 21 年度より英語コミュニケーション推進事業の一環として、学習指導要領等によらない特別の教 育課程を編成して実施することができる「教育課程特例校」を市内全小中学校が申請し、文 部科学省から承認された。そこで、全学年において「英語コミュニケーション科」を設置し、特別の指 導計画を作成して英語コミュニケーションの推進に努めた。「教育課程特例校」3年目の本年度は子ど も達の言語活動の見取りと評価についての研修に力点をおいた。 ○本市の子どもたちに広い視野と豊かなコミュニケーション能力を養うため、小中一貫した方針のもと、 各学校に十分な指導が行えるよう、下記のとおり外国語指導助手(以下「ALT」という。)を 派遣し、教職員と協力して指導にあたれるようにした。 ・中学校(4校) 各学校に ALT1名ずつ派遣。烏山中と荒川中は単独で1名、七合中は、 すくすく保育園と七合保育園を合わせて1名、下江川中は、にこにこ保育 園とつくし幼稚園を合わせて1名派遣。 ・小学校(5校) 江川小と荒川小で1名、烏山小単独で1名、境小と七合小で1名派遣。 ○各学校における英語コミュニケーション科の授業については、前年度実施したアンケートをもとにした改善 を図るため、教職員の研修を行った。また、毎週 ALT の研修を行うなど、ALT の指導力の向 上にも努めた。 ※英語コミュニケーション推進事業実施状況 区 分 人数 実施日 対象者 推進委員会 9人 5/27 推進委員 学習指導研修 33 人 7/6 9/20 10/14 地区内小中学 校教職員 ALT ALT 研修会 6人 毎週 水曜日 ALT アンケート調査 1,046 人 1月~ 3月 各小中学校対象 現状と課題を把握し、今後の施策や研修等 学年児童生徒・保 に役立てるなど、事業の改善を図る。 護者・教員 - 14 - 備 考 英語コミュニケーション推進のための企画・立案 評価 研修「子どもたちの意欲を喚起させる授業 展開とは」、「子どもたちの言語活動の見取 り方や評価の仕方について」 講話・指導助言 講師 宇都宮大学教授 渡辺浩行氏 学校生活や指導に関する課題を出し合い、 改善を図る。 <点検及び評価> ○各小中学校においては、研修や実践等により ALT とのティーム・ティーチングの充実や教材の工夫など 英語コミュニケーション科の授業が定着してきた。内容や指導法の周知も図られた。児童生徒の資質・ 能力面では特に聞く力の向上がみられた。 ○ALT の資質や指導法、教材の活用などは、毎週全 ALT が集まって研修をすることにより、共 通理解が図られ、指導力の向上がみられた。 ○アンケートの結果から、児童生徒は圧倒的に英語コミュニケーションの授業が「好き」と回答しているが、 学年が上がるにつれて割合は小さいが「嫌い」が増加している。教師の側からは「評価に苦 労する」との回答が小中とも飛びぬけて高かった。また、「コミュニケーションすることの楽しさや大 切さへの気づき」を期待する先生が多くいることから、指導と評価の実践が依然として課題 となっていることが明らかとなった。 <平成 24 年度活動状況> ○ALT の派遣業務は1年契約である。市の委託方針及び内容の確実な履行が図られ、小中学校 の英語コミュニケーション科が円滑に推進されている。来年度の ALT の雇用契約に関して、本市の英語 コミュニケーション推進事業の充実の観点から業務委託、直接雇用、派遣のいずれの形態がよいか検討 を進めている。 ○英語コミュニケーション科の授業については、今年度は担任教師と外国語指導助手が効果的に係り合う 授業のあり方について研修を深めていく。 ② サタデースクール事業 <平成 23 年度実績> 市内全小中学校の小学6年生と中学3年生の希望者を対象に、10 月から2月までの毎週土曜 日、宇都宮大学生による補習授業を行い、児童生徒の基礎的・基本的な学力の向上を図った。 <実施状況> ○実施状況 区 小学校6年生(国語・算数)・中学校3年生(国語・数学・英語) 分 該当者数 参加者数 小学校 237 人 96 人 40.5% 16 日 旧向田小学校 中学校 249 人 57 人 22.9% 16 日 〃 ○講 師 参加率 実施日数 会 場 宇都宮大学生の講師登録者…30 人 延べ 288 人(16 回) ○運営委員会 1回実施 運営委員9人 (宇大教授2人・校長2人・教員2人・事務局3人) ○参加費 ○参加者送迎 無 料(教材費別途) スクールバス等9台使用、9コースに分けて送迎(運転業務委託) - 15 - <点検及び評価> ○平成 22 年度と同様の実施であるが、少子化による学校規模の縮小化に伴う多様な他者との交 流不足及び将来の統合をも視野に、全クラスとも各学校の参加者が混ざるようなクラス編成とした。 休み時間には他校生徒との交流がみられたが、学校別クラス分け希望も少数あった。 ○サタデースクールの充実の鍵は授業の質にある。そこで、宇都宮大学スクールサポートセンンターとの連携を密に し、事前の研修会、授業前と授業後のミーティング、担当による授業状況の把握と問題がある場合 にはその解決に努めた。また、児童生徒指導については各学校と連携しながら進めた。 ○サタデースクールの状況を広く市民に公開するため、市教委ホームページを使って毎月1回サタデースクールの 様子や翌月の予定、お知らせなどを掲載した。 ○「サタデースクールに参加して役に立ちましたか」のアンケートに、小学生は 89%、中学生 100%が役に 立ったとの回答を得た。また、保護者に対しての「サタデースクールに満足していますか」のアンケート には 100%の保護者が満足しているとの回答があった。参加者の自由記述では、「勉強が楽 しくなった」、「理解できるようになった」、「復習になった」などがあり、保護者からは 「他校の参加者と学ぶことで刺激になった」、「バスの送迎で安心して通えた」などがあり、 概ね目標を達成することができた。 <平成 24 年度の活動状況> ○平成 23 年度と同様の実施であるが、中学生は理解度に差がみられるため、効果的・効率的な 学習内容の定着のため参加者の希望による習熟度学級編制(基礎・標準・発展)をしている。 ○新学習指導要領が小中とも全面実施になったことから、新学習指導要領対応のテキストを検討し、 採択替えを行っている。。 ○参加者の増加に伴いバス送迎は 10 コースとするとともに、授業では T・T 体制を維持するため、 学生講師で組めないことが見込まれるときには市内小中学校教師に協力を呼びかけている。 ③ 中学生海外派遣事業 <平成 23 年度実績> 中学生を本市の姉妹都市であるアメリカ合衆国メノモニー市に派遣し、現地の中学生等との交流や歴 史文化の探索、教育事情の視察研修を実施する予定だったが、東日本大震災の影響を考え、 本市として検討した結果、本年度の事業中止を決定した。 <点検及び評価> ○参加する中学生について、より成果のある派遣にするため、個人の課題を設定して課題解決 のための準備を行うこと、派遣後にその成果をまとめさせることなどの検討が必要である。 ○派遣団員の決定について、選考基準の見直しが必要である。 - 16 - <平成 24 年度活動状況> ○平成 24 年度中学生海外派遣事業について検討した結果、派遣時期については例年の5月、参 加対象学年については中学2・3年生を対象とすることとした。また、参加者の選考につい ては、参加者は本市の代表派遣であることから、選考基準の設定及び作文・面接を実施する こととした。 ○派遣団員は、事前研修において個人課題を設定し、事業後にレポートを作成することとした。 ④ 就学指導の実施 <平成 23 年度実績> ○南那須地区の就学指導委員会として那珂川町と共同で設置しており、就学指導委員 12 名、就 学指導専門調査員8名を委嘱し、下記のとおり委員会を開催した。 区 分 実施日 第1回就学指導委員会 就学指導専門部会 備 考 6/7 昨年度の反省と今年度の計画・組織づくり 7/12 部会による就学判断の協議(各学校や保育園、 他 14 回 幼稚園を会場に実施) 第2回就学指導委員会 10/6 全体による就学判断の協議・判断 第3回就学指導委員会 12/1 全体による就学判断の協議・判断 ※この他にも判断依頼があった場合は、関係委員による臨時の就学指導委員会を行った。 ○取扱事例は 37 事例(うち本市 26 事例)。これらについて、就学相談、検査・調査等の実施、 就学指導委員会での検討、協議、判断を行った。 ○就学相談は保護者や関係者との電話相談、訪問相談、直接面談等により、53 件、延べ 81 回 行った。 <点検と評価> ○就学相談については、幼稚園や保育園への巡回相談を実施し、保護者や関係者からの相談に 早めに対応することができた。 ○こども発達支援センターや特別支援学校の早期教育相談室との連携により、スムーズな就学相談対応 が可能となった。 ○特別支援教育等について家族全体の理解を得にくいケースが少なくなかった。今後は、子どもた ち一人ひとりに合った教育環境を提供し、学力保障するために、特別支援教育についてを関 係機関とも連携して、地域、保護者等に啓発していく必要があると思われる。 ○就学指導委員会では、専門部会を各学校や園で行い、事前の調査等について時間をかけて行 い、より総合的な判断ができるようにした。年度途中での入級などの必要が出た場合、臨時 の委員会を開催し、早めの就学判断を行った。 ○判断結果についての理解が得にくい場合は、就学先・進学先への移行支援、その後の継続的 なフォローが必要となっている。 - 17 - <平成 24 年度活動状況> ○今年度もこども課や各関係機関と連携し、子どもたちの課題の早期発見・早期対応に努め、 保護者や関係者などの相談には迅速かつ適切に対応できるように進めている。 ○幼稚園、保育園への巡回相談を早めに実施し、就学指導が必要と思われる児童については園 を通して保護者に声をかけてもらい、就学相談につなげるように努めている。 ○就学指導委員会の第1回目を南那須特別支援学校を会場にして研修を兼ねて実施し、専門部 会を昨年同様に各学校や園で実施し、より専門的に調査ができるよう努めている。 - 18 - (2)教育環境の整備 ① 非常勤講師等の配置事業 <平成 23 年度実績> ○学級支援員については、小学1年生学級に8名、小学2年生学級に5名を配置し、担任教師 の負担軽減と、クラスの学習意欲の充実を図った。 ○障がいのある児童生徒に生活支援員を8名配置し、学校生活全般における支援を行った。 <点検と評価> ○非常勤講師の配置により、教員の負担軽減と学習指導の充実を図ることができた。 ○障がいのある児童生徒が増加傾向にあり、現在の生活支援員数では充分でないことから、学 校との連絡をとりながら生活支援員数の増員などについて検討していきたい。 ○臨時職員においても、常に教職員としての心構えや自覚を促すため、随時に研修会等の開催 も実施したい。 <平成 24 年度活動状況> ○学級支援員を小学校1年生学級に8名、小学校2年生学級に8名の配置とし、障がいのある 児童生徒に生活支援員9名を配置し、担任教師の負担軽減と教育活動の充実に努めている。 ② 奨学資金制度 <平成 23 年度実績> ○平成 20 年度から、これまでの「奨学金貸与方式」から「奨学金給付方式」の実施となり、教 育の機会均衡の趣旨に基づき、修学能力があるにもかかわらず、経済的理由等により修学困 難な生徒及び学生に、下記のとおり修学に必要な資金の一部を給付した。 ・平成23年度認定 高 校 生 9人×年 100,000 円= 900,000 円 短大生等 3人×年 200,000 円= 600,000 円 大 学 生 16人×年 200,000 円=3,200,000 円 合 計 28人 4,700,000 円 <点検及び評価> ○経済的理由により修学が困難な家庭の生徒に奨学金を給付することにより、有用な人材育成 と教育の機会均等に資する目的が果たせた。 ○平成 20 年度からの新たな奨学資金制度の実施により、奨学金貸与から奨学金給付へ、また、 高校生のみの対象者を短大・大学生まで枠を広げた。更に、各種学校において修業年限が長 期化、多様化している状況に対応できるよう、給付期間を修業年限に合わせるよう制度を改 正したことにより、教育を受ける機会を与え、社会に有益な人材育成を図ることが期待でき - 19 - ると考えられる。 ○市奨学金については、国債購入による利子により運用しているが、平成 29 年度に満期となる ため、以降の運用について検討が必要となる。 <平成 24 年度活動状況> ○那須烏山市奨学生選考委員会により下記のとおり第5回奨学生を決定した。 ・平成24年度認定 高 校 生 8人×年 100,000 円= 800,000 円 短大生等 1人×年 200,000 円= 200,000 円 大 学 生 3人×年 200,000 円= 600,000 円 合 計 12人 1,600,000 円 ○市の奨学金制度及び公益信託である平野奨学金制度との連携も含め、奨学金制度の目的であ る、経済的理由により修学困難な生徒・学生に修学の機会を与えられるよう継続していきた い。なお、平野奨学金制度では、高校生2人が認定されている。 ③ 小・中学校の施設整備 <平成 23 年度実績> 安全かつ充実した教育環境整備のため、学校施設の整備を行った。 <平成 23 年度小中学校等建設工事> 学 校 名 江川小学校 事 給水管改修工事 排水管改修工事 災害復旧工事(外構) 荒川小学校 校舎周辺フェンス工事 烏山小学校 校舎(南舎・北舎)改修工事 空調設置工事 プールろ過装置改修工事 災害復旧工事(体育館) 境小学校 プール解体工事 災害復旧工事(校庭法面) 荒川中学校 災害復旧工事(校庭法面) 下江川中学校 災害復旧工事(体育館・外構) 烏山中学校 校舎改修工事 2期工事 空調設備設置工事 物置設置工事 給食センター 新築工事 1期工事 - 20 - 業 名 <点検及び評価> ○「学校教育法・学校設置基準」に掲げる必要な施設整備を、安全かつ合理的に整備すること で、より良い教育環境の中で、児童・生徒の健全育成が図られた。 ○国の学校耐震化推進(平成 22 年度までに Is0.3 未満を、平成 24 年度までに Is0.7 未満を解 消)に対し、本市も「H21 耐震推進計画」が策定され、平成 23 年度には烏山小学校及び烏山 中学校の耐震補強等の工事が完了した。また、平成 24 年度には七合小学校の体育館改築工事 を完了する予定とした。 ○東日本大震災による南那須給食センターの被害が甚大であったことから、平成 24 年度までに市内 にある南那須給食センターと2共同調理場を統合して、那須烏山市学校給食センターを設置すること とした。 <平成 24 年度状況> <平成 24 年度小中学校等建設工事計画> 学 校 名 事 江川小学校 空調設備設置工事 荒川小学校 空調設備設置工事 烏山小学校 プール改修工事 境小学校 空調設備設置工事 業 名 空調設備設置工事 七合小学校 体育館改築工事 旧体育館解体・外構工事 荒川中学校 空調設備設置工事 下江川中学校 空調設備設置工事 烏山中学校 プールろ過装置改修工事 給食センター ④ 新築工事 2期工事 給排水設備工事 教育情報ネットワーク整備事業 <平成 23 年度実績> ○平成 19 年度に新規構築したネットワークを平成 20、21 年度に拡充、整備を行い、平成 23 年度にお いては、図書システムの導入および維持管理を行った。 ○那須烏山市情報部会を設置し、セキュリティポリシーの策定や学校現場の状況を確認し、より良い環境 づくりを目指した。 <平成 23 年度実施状況> ・普通授業によるネットワーク活用状況 小学校・・・自己紹介カード作成、ホームページ作成、卒業デジタルアルバム作成等 - 21 - 中学校・・・Word・Excel・PowerPoint の操作、卒業デジタルアルバム作成等 ・教職員によるネットワーク活用状況 Office 系ソフトの操作研修 校務のデータ化(週案、調査書等) グループウェアの活用 学校ホームページの活用 ICT 機器の活用 <点検及び評価> ○本事業により、教職員一人に1台のパソコンを配置して校務の情報化を図り、教職員の事務負担 を軽減することができた。 ○児童生徒については、授業の中で実際にパソコン操作を行い、社会に出るにあたっての必要なス キルを身につけることができた。また、情報モラル教育を実施することができた。 ○モニターの数が不足していることで、普通教室での活用の推進が難しい状況である。また、電子 黒板(スマートボード)は、移動が困難であることから、普通教室での活用が難しい状況である。 <平成 24 年度活動状況> ○平成 24 年度については、平成 23 年度同様に維持管理を行っている。 ○校務のデータ化をさらに推進するため、指導要録、通知票の電子化を実施している。 ○小学校1校を研究校とし、普通教室へのモニター整備を実施した。 ○小学校において、デジタル教科書の授業への導入に向けて教職員に研修を行った。 ⑤ 教育相談センター「かけはし」の設置 <平成 23 年度実績> ○いじめや不登校、人間関係など教育活動全般にわたって児童生徒や保護者、教職員等からの 相談に応じるため、教育相談センター「かけはし」を設置し、すこやか推進室を中心に相談業務 を行った。 <平成 23 年度相談状況> 相談内容 件数 延件数 相談方法(件数) 来所 電話 訪問 合計 いじめ 1 1 1 0 0 1 不登校 5 10 0 0 10 10 就学関係 53 81 53 4 24 81 その他 35 190 26 50 114 190 合 94 282 80 54 148 282 計 ※その他は、家庭での不安、情緒面の不安定、クラスでの不適応など - 22 - <点検及び評価> 〇すこやか推進室の相談事業について学校を通じて保護者に周知していただき、徐々に相談件 数が増えてきている。継続的に面接し、児童生徒の特性や心理状態を探り問題解決に至るま で、臨床心理士や指導主事が細やかに対応してきた。 〇相談により解決に結びつく事例は多いものの、年々相談内容が複雑化している傾向であり、 中には、時間と回数を重ねて相談指導を行っても保護者の理解が得られない事例も多い。 〇学校やこども課、医療・療育機関などと連携を図りながら相談指導を行った。 <平成 24 年度活動状況> ○児童生徒や保護者、教職員等からの相談件数が増えてきているが、問題の解決に向けて、個々 のニーズに応じ丁寧に対応している。 ○複雑化した問題に関係機関と綿密な連携をとり、それぞれの役割を確認しながら問題解決に 当たっている。 ⑥ すこやか表彰の実施 <平成 23 年度実績> ○児童生徒の健全な心身の発達を助長する目的のため、市長、教育長が学校を訪問し、努力賞・ 奉仕賞・親切賞・体育賞・文芸賞の5部門で小学生 229 名、学力賞・体育賞・文化賞の3部 門で中学生 13 名を表彰した。 <点検及び評価> ○それぞれの分野で児童生徒が表彰されたことにより、学校生活に潤いを与えるとともに、受 賞した児童生徒の励みや意欲向上につながった。 ○すこやか表彰の記念品等について、小学生に和紙の賞状とメダル、中学生にはクリスタルの盾の賞状 と電子辞書を授与したが、今後検討が必要と思われる。 ○中学生の部については、賞の名前を小学生とは区別し、新たな賞として選抜して表彰を行っ たが、条例や規則等が定まっておらず、流動的になってしまった。 <平成 24 年度活動状況> ○条例の改正と、施行規則の制定を行い、すこやか表彰の実施基準等を明確にすることとして いる。 ○小学生については昨年同様、市長と教育長が学校訪問をし、学期ごとに直接賞状と記念品を 授与することとしている。 ○中学生については、昨年見直した部門により、特に優秀な生徒を学校推薦により、市長と教 育長が学校訪問をし、直接記念の盾と記念品を授与することとしている。 - 23 - ⑦ スクールカウンセラー・心の教室相談員の設置 <平成 23 年度実績> ○「スクールカウンセラー」については、県費において3名が配置され下江川中、荒川中、烏山中、七合 中及び荒川小、烏山小の児童・生徒を、また、市費において1名が烏山中に「心の教室相談 員」を配置し、不登校や人間関係、問題行動、発達障害等について児童生徒や保護者、教職 員との相談を行い問題解決にあたった。 <点検及び評価> ○児童生徒や保護者、教職員との相談により、問題の早期解決や改善に結びついた。 ○不登校生や問題をもつ児童生徒、及びその保護者に対して、専門的な立場からきめ細かな対 応ができた。 <平成 24 年度活動状況> ○平成 23 年度と同様に「スクールカウンセラー」、「心の教室相談員」を配置し、不登校や人間関係、問 題行動、発達障害等について児童生徒や保護者、教職員との相談を行い問題解決にあたって いる。また、「心の教室相談員」については、昨年同様、烏山中学校に1名を配置している。 ⑧ 適応指導教室 <平成 23 年度実績> 適応指導教室(レインボーハウス)において、教員1名、教育相談員2名を配置し、通室児童生徒一 人一人の実態に応じた個別、小集団による活動を通して、自立を促し、学校生活への適応を図 るための指導を行った。 ・平成 23 年度通室者数 小学生4人 中学生8人 計 12 名(本市 10 名・那珂川町2名) ・主な年間活動 学習相談、個別相談、植物の世話、見学旅行、いちご狩り、キャンプ、りん ご狩り、親子活動、餅つき、調理実習 <点検及び評価> 〇友人とのかかわりや各活動を通して、徐々に人間関係の改善や集団への適応を図ることがで きるようになった。 ○学校生活への適応を図るための援助指導として、学習相談、個別相談、保護者や在籍校との 連絡会等を行うことにより、学校に登校することができるようになった生徒もいた。 <平成 24 年度活動状況> ○様々な活動を通して、集団生活での人間関係の大切さと協調性の向上、及び自立を促し、学 校生活への自信と適応を図るために指導を行っている。現在の在籍は 11 名である。 ○昨年度よりも不登校児童、生徒の人数は減少しているが、未だ本市や那珂川町には、本教室 にも登校できない児童、生徒が依然としている。そこで、各学校及び保護者に対して、本教 室の理解を深める活動や引きこもりの児童、生徒に対する訪問指導や支援に努めたい。 - 24 - (3)教職員の指導力の向上 ① 全国学力・学習状況調査の分析及び指導資料の作成 <平成 23 年度実績> ○平成 22 年度からは悉皆調査から全体の約3割を抽出校として実施する方式に変わった。平成 23 年度は抽出調査として 4 月 19 日に実施が予定されていた。本市では、小学校2校、中学 校2校が抽出対象校となっていたため、他の小学校3校、中学校2校は希望利用校として採 点処理分析業務は業者委託とし全小中学校が参加を予定していた。しかし、東日本大震災に より抽出調査は中止となったため、全小中学校を希望利用校に切り替え、補正予算を組んで 9 月 27 日に調査を実施した。なお、調査問題は国から無償で配布されている。 ○本年度は、第2回目に小学6年生時に調査を受けた児童が、今回中学3年生となり調査を受 けたことにより、この3年間の本市の教育指導の成果を比較分析した。また、今回を含めて 過去5回の調査結果も分析し、本市の課題を明らかにした。 <平成 23 年度実施の分析結果の概要> 教科ごとの設問別正答率の傾向は中学校国語で全国を上回った。他の種別の正答率は小中 学生とも全国や県と同様の傾向であったが、設問によっては上回っているものや下回ってい るものがあった。 平成 20 年度の小学6年生(現中学3年生)と平成 23 年度の中学3年生の調査結果を平均 正答率の差で見てみると、国語A・数学Aで同程度、国語B・数学Bでは差が縮まっている。 <点検及び評価=平成 23 年度分析結果内容抜粋> ○国語においては、漢字の読み書きや語句の意味の理解などは良くできているが、文章を読み 取ることや読み取って条件に応じて理由を明確にして表現することに課題が残る。算数、数 学においては、基本的な計算問題や数の理解ではできているが、設問の意味を読み取り、事 象を数学的に解釈し、表現することに課題が残る。 ○生活面では、決まった時刻での就寝・起床や計画的な家庭学習の実施、落ち着いた授業への 取り組みや楽しい学校生活など良い面が見られる。テレビやビデオ、ゲーム等の視聴・遊戯時間が 長いことは依然として課題となっている。 <平成 24 年度活動状況> ○平成 24 年度は平成 23 年度と同様の抽出調査として4月 24 日に実施した。本市では、小学 校5校、中学校3校すべてが抽出校対象外となったため、希望利用校として採点処理分析業 務を業者に委託して全小中学校が参加をした。 ○業者から採点処理分析票が届きしだい、さらに市教委で分析を重ね課題を明らかにして、本 市の教育行政や各学校の教育活動の指導改善を図っていく。 - 25 - ② 学校訪問 <平成 23 年度実績> ○教育行政努力目標の達成のため、学校教育全般にわたり指導助言を行うとともに、学校の教 育実践上の課題について研究協議や援助指導を行った。 ・計画訪問=3年に一度、学校の教育活動全般について指導助言する。 (烏山中、荒川小、烏山小) ・要請訪問=学校の教育活動や教育研究を援助するため、要請に応じて訪問し指導助言する。 (荒川小、境小、烏山小、七合小、下江川中、荒川中、烏山中、七合中) <点検及び評価> ○計画訪問については予定通り実施することができ、学校運営や教育活動全般にわたって指導 助言することができた。 ○学校課題は、江川小・烏山中が「NIE 教育推進校」、境小が「生きる力をはぐくむ歯・口の 健康づくり推進事業」、下江川中が「生きる力を育み未来をひらく放送・情報教育」の研究校 に係る課題、他は自校の教育活動に係る課題であった。要請訪問では、いずれの場合も市の 教育推進事業「言語活動の充実」を各学校で学校課題の追究の一つの視点として位置づけて 市の教育推進を図るとともに、各校の学校課題の追究に向けて指導・支援に努めた。 <平成 24 年度活動状況> ○計画訪問については、境小(9 月)、江川小(9 月)、荒川中(10 月)、下江川中(10 月) を訪問し、指導・助言をしている。 ○新たに市指定の ICT 活用推進校として七合小を指定するとともに、昨年度から継続研究校で ある江川小、境小の研究、他小中学校の要請内容に応じ県教委と連携しながら指導・支援に努 めている。 ○今年度も市の教育推進重点事業として「言語活動の充実」を位置づけている。 ③ 教職員研修の実施 <平成 23 年度実績> ○教職員の指導力や資質の向上のために、塩谷南那須地区教育委員会連合会主催や本市教育委 員会と那珂川町教育委員会との共催、本市単独で講演会や研修会等を実施した。 研修区分 参加者 学習指導研修 34 人 (ICT 活用研修) 教育課題研修 ソーシャルスキルトレーニン 11 人 グの方法・内容 教育研究発表 200 人 会・教育講演会 市教育重点推 10 人 進事業研修 会 場 内 容 研修(塩谷南那須教育事務所指導主事 星智宏氏) 主催者等 那須烏山市教委 那珂川町教委 南那須特別 支援学校 研修(南那須特別支援学校 氏) 菅原美紀 那須烏山市教委 那珂川町教委 矢板市 文化会館 講演会(数学者、大道芸人 ンクル氏) ピーターフラ 南那須庁舎 言語活動の充実を図った授業等 境小 - 26 - 塩谷南那須地区教 育委員会連合会 那須烏山市教委 <点検及び評価> ○教育の今日的課題や教育活動上の課題等において、講話や協議、情報交換等を行うことによ り教職員の資質と指導力の向上を図ることができた。 ○那須烏山市教育振興ビジョンに掲げる市の教育をさらに組織的に推進することが望まれる。 <平成 24 年度活動状況> ○市教育振興ビジョンを踏まえ、市の教育重点推進事業として、言語活動の充実、小中連携・一貫 教育、英語コミュニケーション推進、防災教育推進を位置づけ、各種の研修会を実施している。 - 27 - (4)平成 23 年度各学校の教育活動の評価 各学校が自らの教育活動その他の学校運営について目指すべき目標を設定し、その達成状況 や達成に向けた取り組みの適切さ等について評価することにより、学校として組織的・継続的 な改善を図るとともに、保護者・地域住民等から理解と参画を得て、学校・家庭・地域の連携・ 協力による学校づくりを進めることを目的に学校評価を実施する。 <平成 23 年度実績> ○市教委としての「知」、「徳」、「体」と「学校運営」、「関係者との連携」の視点から評 価項目を5項目設定した。そして、その項目ごとに市教委としての重点目標を1つ示した。 ○各学校は、市教委が示した項目とその重点目標を踏まえ、学校独自の重点目標を設定し、さ らに具体目標・具体策、年間評価計画を作成した。その計画に沿って学校関係者への説明を はじめ、自己評価や外部アンケート、学校関係者評価等を実施し、それらを分析して改善策を策定 し、学校評価としてまとめた。そして、次年度の重点目標や具体的な取り組みについて検討 した。 <点検及び評価> 項 目 重点目標 学校の評価 (〇成果 △課題) 学校や地域の特 ○小学校では新学習指導要領を踏まえた教育課程を編成す 学校運営・教育 色を生かした創 ることができた。また、校長の学校経営のビジョンの下、 課程 意ある教育課程 研究校指定や昨年度の学校評価を生かした特色ある教育 を編成するとと 課程の編成に努めることができた。 もに、授業時間 ○1年間の学校行事等の見通しをもち、週指導計画で週・ 数の確保に努め 月・学期ごとの授業時数の量的管理をするとともに授業 る。 進度の確認、成果や課題の明確化と管理職による授業参 観などを通し、質的管理に努めることができた。 △次年度は中学校で新学習指導要領が全面実施となるた め、小中の接続を考慮し各教科、道徳、特別活動等にお いて教育課程の質的な改善を図る必要がある。 知的学力を保障 学習指導 ○市の教育重点推進事業「言語活動の充実」を全小中学校 するために、わ で実践したため、「言語活動」についての理解が深まり、 かる楽しい授業 思考力・判断力・表現力等の育成や、言語活動を支えるも を展開する。 のとして豊かな語彙、学習に必要な用語の確実な習得、 読書活動、言語環境の整備により意識して取り組むこと ができた。 △新学習指導要領に基づく各教科等の年間指導計画の自校 化や授業において ICT 機器やデジタル教材の有効活用を図 る。 - 28 - 心の教育 不登校生への組 ○すこやか推進室との連携の下、特別の教育的支援を必要 織的な対応に努 としている児童生徒や不登校生への適切な対応に努める める。 とともに学校生活の安定化や学校復帰が図れた事例も数 多い。 ○定期的に教職員間で共通理解に立ち、教育相談やアンケートの 実施、良好な人間関係の構築に向けた活動などを通して、 問題行動の早期発見・早期対応や未然防止に努めた。 △保護者の理解や連携を一層図る必要がある。 登下校の交通事 保健・安全管理 ○PTA やスクールガードリーダー等と連携し、街頭指導や下校指導、 故防止など、安 自転車点検等を通して、安全意識の高揚を図ることがで 全指導の充実に きた。 努める。 ○東日本大震災の教訓を踏まえ、訓練を実施することがで きた。 △大震災があり、防災は学校だけでなく地域、家庭との連 携事業として取り組む必要がある。 地域との連携 積極的に情報を ○授業参観や学校・学年便りの定期的な発行、学校ホームページ 提供・共有する への更新などにより、家庭や地域に積極的に情報を提供 など、開かれた することができた。 学校づくりに努 める。 △学校行事や各教科等の学習で地域人材の活用を図った が、地域人材や地域教育力の活用については、様々な領 域での展開を検討する必要がある。 <平成 24 年度の実施状況> ○学校評価報告書の項目に、那須烏山市教育振興ビジョンとの関連を示す項目を追加した。項目 の「心の教育」を「児童生徒指導」に改めるとともに「特別支援教育」を追加した。 - 29 - ◎ 生涯学習 (5)生涯学習 <平成 23 年度実績> 生涯学習事業については心豊かで生きがいのある生涯学習社会の形成を目指し、生涯学習の 中心となる社会教育活動の展開を促進し、その活性化に努めた。中でも、多様化する市民の学 習ニーズに対応するため、社会教育・公民館活動の事業ごとに各種メニューを企画し、広く市民に学 習機会・情報の提供を行った。ただし、東日本大震災の影響により、施設の利用制限及び、公 民館事業の縮小も余儀なくされた。 ①社会教育 ア.社会教育委員 14 人(公民館運営審議会委員兼任) ○社会教育委員会議開催状況 開催年月日 出席者数 平成 23 年7月 26 日 9人 平成 24 年3月 26 日 10 人 イ.社会教育指導員 2人 内 容 ・委嘱状交付、役員選出 ・生涯学習課管理施設等の状況等について ・平成 23 年度社会教育・社会体育事業の報告について ・平成 24 年度社会教育・社会体育事業の概要について 任用期間=H23 年 4 月 1 日~H24 年 3 月 31 日 ウ.青少年育成関係事業 事 業 名 開 催 期 間 開催場所 参加人数 随 時 市 内 ― 青少年健全育成強調月間広報・啓発 7・11・3月 市 内 ― 南那須地区育成会球技大会 7月 24 日 緑地運動公園 300 人 青少年非行防止に伴う環境調査 7月 23 日 烏山地区 16 人 「家庭の日」普及推進・啓発 エ.ジュニアリーダース指導育成事業 ○会員の構成……………高校生9名(男子1名・女子8名) ○主な活動内容 内 容 回 数 備 考 定例研修会 16 回 月1、2回程度 塩谷南那須地区ジュニアリ ーダー研修会 1回 塩谷町自然休養村センター ボランティア協力依頼 11 回 成人式、南那須図書館おはなし会、栃木県障害者スポ ーツ大会補助、各種イベント協力等 清掃活動 3回 山あげ祭の清掃活動 - 30 - オ.成人式開催状況 平成 24 年1月8日(日)凮月カントリー倶楽部 出席者 291 名 出席率 85.1% カ.女性研修「みんなの集い」実施状況 *旧女性いきいき研修(市内男女共同参画研修)を女団連に委託して実施した事業 実 施 年 月 日 参加者 内 容 場 所・補助額 講演:「私の生きてきた道」 講師:奥日光小西ホテル女将 日光田母沢御用邸 小西 玲子 氏 平成 23 年 10 月 21 日 41 人 視察:日光田母沢御用邸記念公園 記念公園 研修ホー ル ほか 日光東照宮 交付金 100,000 円 *貸切大型バス1台を準備し、同じ (参加費 3,000 円) 車内で参加者間の交流が図れた。 キ.NHK 公開セミナー 開催日(会場) 平成 23 年6月 12 日 (烏山公民館) 講 演 内 容 受講者数 演題:大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」 講師:小和田 哲男 氏 260 人 (静岡大学名誉教授・時代考) ク.市民大学(講演会)・人権教育啓発 DVD 上映 同時開催状況 開催日(会場) 講 演 内 容 受講者数 演題:「笑う門には福来る~ 辛いからこそ笑っていきましょう」 講師:三遊亭らん丈 氏(東京都町田市議会議員) 平成 23 年 11 月 27 日 (南那須公民館) 団体発表 : 女性合唱団コール烏山のみなさん : 烏山紙すき唄保存会のみなさん 公民館活動作品展示 人権啓発 DVD 「だれかのそばで」上映 ―高めよう!市民一人ひとりの人権意識― - 31 - 120 人 ケ.地域子ども教室推進事業 区 教 分 室 名 開催日 参加者 (人) №1 開講式・地域の文化を知ろう①ディンプルアート 5月 14 日 27 №2 どろんこ体験①(古代米田植え体験) 5月 22 日 23 №3 地域の文化を知ろう②足利学校(電車) 6月4日 23 №4 地域の文化を知ろう③おもちゃ博物館見学 6月8日 25 №5 世代間交流グラウンドゴルフ 7月2日 24 №6 地域の自然を感じよう!飯ごう炊飯、那珂川水遊び 7月 16 日 22 №7 地域の文化を知ろう④座禅と滝浴びに挑戦! 8月6日 17 8月 21・22 日 25 №10 地域の文化を知ろう⑤和紙漉きに挑戦! 9月3日 21 №11 地域の文化を知ろう⑥なかがわ水遊園で淡水魚を学ぶ 9月 24 日 23 №12 どろんこ体験②(大桶地内で稲刈り体験) 10 月2日 24 №13 地域の文化を知ろう⑦りんご狩り、餃子作りに挑戦! 10 月 15 日 20 №14 どろんこ体験③(七合公民館収穫祭) 11 月 13 日 21 №15 スポーツレクリエーション 11 月 19 日 22 №16 伝統文化(杵と臼で餅つき)体験 12 月3日 26 №17 みんなで手作りクリスマス 12 月 17 日 23 №18 地域の文化を知ろう⑧焼き物に挑戦! 1月 14 日 24 №19 汽車に乗って県庁見学とグランディ科学ランド見学 1月 28 日 18 №20 手作りバレンタイン&ホワイトデー 午後ディンプルアート② 2月4日 21 №21 挑戦 雪山体験(スキー) 2月 12 日 15 №22 ディンプルアート③ 2月 25 日 24 3月3日 27 23 回 495 №8・9 海浜の自然に親しもう!栃木海浜自然の家合宿 スケートに挑戦(日光) 午後ディンプルアート① №23 地域の文化を知ろう⑨親子でピザ、燻製作りに挑戦 閉校式 計 コ.花づくり事業・・・・・・那須烏山市花いっぱい運動コンクール 22 団体参加 ・最優秀賞 大沢長寿会 ・優秀賞 三箇下いきいきクラブ、大金いきいきクラブ・大金子供育成会 ・優良賞 下境下稲積会、神長老友会、寄り処堀ノ内、曲畑いきいき クラフ、東原3班ボランティア、 サ.地域ふれあい活動事業・・・・・・参加団体 15 団体 ・地域全体で取り組む組織づくり(自主的・継続的活動) - 32 - シ.次世代人材育成事業・・・次世代人材育成事業派遣(市内1名参加 国内研修:延べ 11 日間) ス.国際交流事業・・・・・・ア(市)中国青海省交流(東日本大震災で、本市未曾有の被害を受 けたことに伴い中止) イ(市)外国文化体験交流事業 Part1「カナダ編」(10 月 23 日 南那須公民館) 内容:郷土料理と故郷に関するミニ講座 講師:ダンカン・マックフェドラン氏 Part2「タイ編」(1月 29 日 南那須公民館) 内容:郷土料理と故郷に関するミニ講座 講師:菅間えりか氏 セ.若者交流事業 ○ふれあい交流事業 ・平成 23 年 11 月 23 日 ふれあい交流事業「素敵な出会いとふれあい・晩秋のツインリンクもて ぎ」 女性参加申込者4名のため中止 (主催=南那須地区結婚相談所連絡協議会) ・平成 24 年3月 20 日 ふれあい交流事業「素敵な出会いとふれあい・早春のツインリンクもて ぎ」 男女 28 名参加 7組のカップル誕生 (主催=那須烏山市 後援=那須烏山市結婚相談所) ○結婚相談活動 那須烏山市結婚相談所、南那須地区結婚相談所連絡協議会等の主催によりふれあい交流 会や交換会、研修会等を実施した。 開 催 年 月 日 内 容 参加者数 主 催 平成 23 年5月 19 日 結婚推進員情報交換等 9人 那須烏山市結婚 相談所 平成 23 年8月4日 南那須地区結婚相談員情報交換会 7人 南那須結相談所 連絡協議会 平成 23 年 11 月 24 日 県東部地区(那須烏山市・那珂川 町・市貝町・茂木町)結婚相談員 情報交換会 33 人 市貝町後継者育成 対策推進協議会 平成 23 年 12 月 21 日 結婚推進員研修会 11 人 平成 24 年1月 17 日 南那須結婚相談所連絡協議会相談 員研修会(やいた未来クラブ) 19 人 平成 24 年 2 月 26 日 南那須結婚相談所連絡協議会 男 性婚活セミナー視察(やいた未来クラブ) - 33 - 3人 那須烏山市結婚 相談所 南那須結相談所 連絡協議会 南那須結相談所 連絡協議会 ②公民館 ア.公民館利用状況 利用回数(回) 区 分 23 年度 前年度 利用延人数(人) 比較 23 年度 前年度 比較 烏山公民館 994 1,099 △105 23,955 25,100 △1,145 烏山南公民館 587 677 △90 7,477 10,206 △2,729 境公民館 357 171 186 5,988 3,312 2,676 66 55 11 1,223 1,354 △131 633 726 △93 12,968 9,793 3,175 2,637 2,728 △91 51,611 49,765 1,846 七合公民館 南那須公民館 計 イ.各公民館主催の学級・講座等実施状況 区 分 開催回数 受講者(延人数) 前 年 度 比 較 市公民館 14 回 371 人 418 人 △47 人 烏山公民館 12 回 149 人 603 人 △454 人 烏山南公民館 6回 108 人 166 人 △64 人 境公民館 9回 102 人 154 人 △52 人 七合公民館 20 回 580 人 601 人 △21 人 南那須公民館 21 回 318 人 318 人 0人 110 回 1,649 人 2,260 人 △611 人 合 計 ウ.公民館工事 工 事 名 事業費(円) 請負業社名 南那須公民館震災復旧工事 300,300 ㈱荒川建設 七合公民館震災復旧工事 679,513 ㈱新田建設 七合公民館動力空調機移設 に伴う電気設備配線工事 658,350 大輪電設工業㈱ 工 事 概 要 研修室等天井復旧工事 玄関ポーチ部、男女トイレ壁面 修繕 空調設備移設 (烏山中学校から 2 台) 境公民館エアコン設置工事 591,150 ㈱那須電気 和室会議室 2 台 境公民館床改修工事 543,438 (有)國井建設 研修室、廊下床張替え - 34 - エ.公民館備品購入 品 名 烏山公民館調理室オー ブンレンジ 七合公民館ガス炊飯器 事業費 請負業社名 35,000 円 ㈱アラマン 45,757 円 関東アストモスガス 備 品 概 要 寄付採納 〔寄附者:市民カフェ 35 番館〕 調理室用 5升炊き <点検及び評価> ○生涯学習事業は、社会教育(家庭教育含む)から公民館活動と多種多様の事業を展開し、各 種の学習メニューを企画し、広く市民に学習機会・情報を提供した。しかし、社会情勢の変化等 による影響も加わり、各種事業への青年層の自主的参加が減少傾向であるため、関係団体と の相互連携を図り、市民が自主的な学びの活動を展開できる組織の育成と、市民の積極的な 参加による地域活動の活性化を図るための事業活動の充実に努めたい。 ○家庭教育事業については、「こども館」も含め、市の組織機構改変により、平成 20 年度から 教育委員会から市長部局「こども課」に継承され、尚一層積極的な活動展開が期待される。 ○市民に親しまれる公民館活動を目指すため、事業がマンネリ化していないか、住民のニーズにあっ た事業内容か、事業内容が特定な年齢層になっていないか等を点検しながら、効果的な公民 館活動の推進をしたい。 <平成 24 年度活動状況> ○平成 19 年度に策定した「生涯学習推進計画」により、今後は、質の高い生涯学習、社会教育 活動の場の提供と社会教育指導者の育成・確保を図り、地域社会の教育資源の活用を促進し、 関係団体との相互連携を図り、市民の積極的な参加による市民主体の地域活動組織を育成す る。 ○公民館活動については、「まちづくり」、「ひとづくり」を基幹事業として、住民ニーズに合 った講座・教室を実施すると共に、自主活動グループ(婦人団体・国際交流協会等)への活動 支援も行っている。 - 35 - (6)芸術・文化 <平成 23 年度実績> ○芸術・文化事業においては、第6回市文化祭を開催し、市民に芸術文化に対しての認識を高 め、自主的参加の意識向上を図った。 ○文化財保護事業においては、山あげ祭をはじめ、民俗文化財保護団体に助成を行い、その保 存・継承を図り、遺跡公園、指定文化財の管理・保護に努めた。また、平成 18 年8月からの 上川井地区内にての大規模造成事業に伴う新道平遺跡発掘調査は、東日本大震災の影響によ り、報告書の作成が出来なかった。さらに、本市の貴重な文化遺産である烏山城跡を後世に 引き継ぎ、さらに魅力あるものにするため、国庫補助を受け城跡の発掘調査を実施したほか、 長者ケ平官衙遺跡附東山道跡についても、国庫補助を受け史跡指定地内の未調査地点の内容 確認のための調査を実施した。他には、熊田地内で、民間施設建設に伴う発掘調査を受託し て実施した。 ①文化事業 ア.文化財保護審議会 開 催 年 月 日 出席者数 内 容 第1回審議会 (1) 東日本大震災による国・県・市指定文化財 の毀損状況について (2)今年度の事業計画について 第2回審議会 (1)文化財調査の経過について (2)視察研修について 平成 23 年5月 10 日 10 人 平成 23 年9月 15 日 9人 平成 23 年 11 月8日 6人 視察研修 下妻市大宝八幡宮 ふるさと博物館 平成 23 年 12 月8日 9人 第3回審議会 (1) 文化財の追加指定物件について (2) 烏山城跡確認調査状況について 平成 24 年2月 10 日 10 人 第4回審議会 (1)指定文化財の答申について (2)その他 - 36 - イ.文化財の指定状況 (平成 24 年3月 31 日現在) 区 分 国指定 史 件 数 跡 1 重要無形民俗文化財 1 選択無形文化財 2 県 指 定 有形文化財 市 有形文化財 指 定 建 造 物 1 絵 画 6 彫 刻 6 工 芸 品 6 天然記念物 1 建 造 物 11 絵 画 17 彫 刻 32 工 芸 品 9 古 文 書 17 考古資料 11 歴史資料 1 無形民俗文化財 5 有形民俗文化財 6 史 跡 21 天 然 記 念 物 19 合 計 合 計 4 20 97 51 172 ウ.埋蔵文化財調査事業 調 査 箇 所 烏山城跡確認調査事業 (国庫補助事業) 長者ケ平官衙遺跡附東山 道跡確認調査事業 (国交補助事業) 狢内遺跡発掘調査事業 (受託事業) 調査期間 平成 23 年 5月6日 ~ 平成 23 年 1月 30 日 平成 24 年 1月 18 日 ~ 平成 24 年 3月9日 平成 23 年 9月 26 日 ~ 平成 23 年 内 容 城跡の内容確認のための調査。本丸跡の東側部分を 調査。礎石建物跡と考えられる石列を確認 史跡指定地内の未調査地点の内容確認のための調 査。掘立柱建物跡2棟、礎石建物跡2棟等を確認。 熊田地内。民間施設建設に伴う発掘調査。調査によ り奈良・平安時代の住居跡 16 軒、掘立柱建物跡8 棟、中世から近世の土杭 50 基以上を確認 12 月 27 日 - 37 - エ.文化財普及事業 事業名及び開催年月日 参加者数 第2回市内遺跡展 北原遺跡 平成 24 年2月 13 日 ~2月 29 日 180 人 内 容 高瀬地区で県営ほ場整備事業により調査された遺 跡の出土品を南那須庁舎ロビーで展示 (平安時代の土器や鉄製品を展示) オ.文化財保存修理事業 文化財名 市指定有形文化財 大田原氏累代の墓碑 国重要無形民族文化財 烏山山あげ行事 修 理 内 容 修理場所等 東日本大震災に伴う墓碑群の 修復 那須烏山市森田 芳朝寺 山あげ屋台の車軸及び車輪を 新調、道具類(脚立、前山等) 那須烏山市中央 仲町自治会 の修繕 カ.文化功労等 表彰名及び表彰年月日 受賞者 容 ・烏山手漉き和紙の伝統保持、新たな製 平成 23 年度 栃木県文化功労賞 内 福 田 弘 平 平成 23 年 11 月7日 品開発に取り組むなど和紙漉き技術の指 導等に尽力 ・平成 16 年、栃木県伝統工芸士に認定 ②芸術 ア.文化祭 開 催 年 月 日 平成 23 年 10 月 29・30 日 内 容 市内園児、小中学生、高校生や 文化団体による絵画、書道、盆 栽等の展示、茶花道の体験、芸 能大会 場 所 烏山公民館 烏章館ほか イ.移動音楽鑑賞教室等 開 催 年 月 日 平成 23 年7月6日 内 容 ゴスペルコンサート 対象及び場所 七合中学校全生徒 - 38 - ③ 資料館 ア.烏山郷土資料館 ○収蔵資料数(平成 24 年3月 31 日現在) 歴史資料 2,052 点 考古資料 62 点 民俗資料 1,447 点 (寄贈 1,392 点 寄託 6 6 0点) (寄贈 57 点 寄託 5点) (寄贈 1,397 点 寄託 50点) ○郷土資料館の機能 a 郷土資料(民俗資料、考古資料)の収集、整理、保存及び公開展示 b 郷土資料の調査・研究 c 児童・生徒の郷土学習指導・援助 d 文化財愛護思想の普及 ○入館者数 開館日数 146 日 入館者数 211 人 22 年度 186 日 556 名 1日平均 1.45 人 ※ 平成 23 年3月 11 日の東日本大震災により被災したため、同日より休館。 同年6月 21 日部分再開 イ.南那須歴史民俗資料館 ○収蔵資料数(平成 24 年3月 31 日現在) 歴史資料 150 点 (寄贈 80 点 寄託 70点) 考古資料 60 点 (寄贈 60 点 寄託 0点) 民俗資料 820 点 (寄贈 780 点 寄託 40点) ○歴史民俗資料館の機能 a 郷土資料(民俗資料、考古資料)の収集、整理、保存及び公開展示 b 郷土資料の調査・研究 c 児童・生徒の郷土学習指導・援助 d 文化財愛護思想の普及 ○入館者数 開館日数 0日 入館者数 0人 22 年度 66 日 202 人 1日平均 0人 ※ 平成 23 年3月 11 日の東日本大震災により本館が北側に傾斜し、復旧の見込みがた たないため閉鎖。 ウ.震災対応復旧事業 事 業 名 被災展示資料整理活用事業 (震災関連緊急雇用創出事業) 期 間 平成 23 年7月2日 ~ 平成 24 年3月 20 日 - 39 - 内 容 ・被災した展示資料約 400 点のうち市 内遺跡出土品等≒180 点の再接合や写 真撮影、電子画像化等を行い、資料の 復旧に努めた。 エ.災害復旧工事 工 事 名 烏山郷土資料館 修繕工事 事 業 費 請負業者名 438,480 円 ㈱関谷建設 工 事 概 要 ・玄関補修、床補修、展示室壁、 階段補修 <点検及び評価> ○本市の芸術・文化関係において、国の重要無形民俗文化財指定の「山あげ祭」をはじめとし て、国・県・市指定の貴重な文化財等が数多くあることから、今後、これら文化財の保存・ 管理等の見直し検討が必要とされる。 ○貴重な文化財等の展示・公開施設(資料館や展示施設等)の充実は今後の課題である。特に 南那須歴史民俗資料館は、東日本大震災により、資料館本体が大きく被災して危険なため、 閉館し取り壊すこととした。烏山郷土資料館についても、震災の影響により危険な箇所もあ るため資料館の一部のみで開館した。なお、被災した両資料館に保存していた特に貴重な資 料は、七合中学校の空き教室を借用し保管した。これらの状況に鑑み展示品等の保存・管理 のため、資料館の在り方等、早急な対応が必要とされる。 <平成 24 年度活動状況> ○本市の文化財保護事業について、「山あげ祭」をはじめ、民俗文化財の保存・継承、また、 史跡公園、指定文化財の管理・保護に努める。 ○平成 21 年2月 12 日国史跡指定となった、「長者ヶ平官衙遺跡附東山道跡」については、市 の貴重な国指定史跡であり、「長者ヶ平官衙遺跡附東山道跡保存管理計画書」に基づき保存 保護に努め、今後の活用方針を検討していく。また、烏山城跡の発掘調査を引き続き実施し、 城の構造や保存状況等の把握に努めたい。 - 40 - (7)図書館 <平成 23 年度実績> ○図書館については、東日本大震災の影響により、烏山図書館が6月 20 日まで休館を余儀なく されたが、災害復旧工事とともに「住民生活に光をそそぐ交付金事業」により書架の入れ替 え購入が出来たことは館内整備の大きな成果となった。併せて、南那須図書館、烏山図書館 ともに、図書購入費としても利用することができたため多数の図書整備につながった。また、 県内の公共図書館等との連携を密にして、市民のニーズに対応できる図書や情報の提供により、 市民サービスの向上を図った。 なお、平成 24 年度からの指定管理者導入に向けての業者選定や条例改正、規則改正など、業 務引継ぎに支障が無く市民の利用向上に供するよう努めた。 ○図書館活動において、一般市民を対象としての職場体験やボランティアの受け入れ、お話会などを 開催したほか、読書サークル・ボランティア活動を支援し、読書の普及・促進を図った。 ア.図書館協議会 開 催 年 月 日 会 平成 23 年8月 30 日 議 名 参加者 第1回図書館協議会 委員6名 イ.分類別蔵書冊数 ○一般図書 分 類 0総記 1哲学 2歴史 3社会 4自然 5技術 6産業 烏山図書館 1,295 1,410 3,481 4,299 1,870 2,946 979 南那須図書館 1,389 2,079 4,264 6,616 3,393 4,499 2,234 分 類 7芸術 8言語 9文学 F小説 小 計 烏山図書館 3,192 498 10,677 18,540 47,187 南那須図書館 4,821 1,016 11,620 15,114 57,045 ○児童図書 分 類 0総記 1哲学 2歴史 3社会 4自然 5技術 6産業 烏山図書館 180 110 903 638 1,659 568 401 南那須図書館 369 218 1,428 1,295 2,787 1,036 579 分 類 烏山図書館 南那須図書館 7芸術 8言語 9文学 E絵本 P紙芝居 小 計 921 190 6,774 7,706 977 21,027 1,582 329 10,067 14,962 821 35,473 - 41 - ○その他の図書資料 分 類 郷 土 参 考 Y A コミック 洋 書 点 字 読書会 烏山図書館 3,961 2,065 0 0 0 3 0 南那須図書館 6,440 2,860 4,865 4,013 628 153 100 DVD CD=R 分 類 雑 誌 小 計 烏山図書館 1,133 7,162 南那須図書館 3,230 22,289 ○視聴覚資料 分 類 CD 烏山図書館 南那須図書館 VTR 小計 55 0 53 125 233 1,737 756 755 209 3,457 ○合計 分 類 合 計 烏山図書館 75,609 南那須図書館 118,264 ウ.図書館利用状況 項 目 (単位:人) 累 計 月平均 日平均 烏山図書館 南那須図書館 合 計 開館日数 230 19 入館者数 10,576 881 46 貸出冊数 29,650 2,471 129 6,881 573 30 インターネット利用者数 379 32 2 開館日数 293 24 入館者数 52,119 4,343 178 貸出冊数 126,252 10,521 431 25,785 2,149 88 1,571 131 5 視聴覚利用件数 682 57 2 視聴覚利用者数 881 73 3 62,695 5,225 273 155,902 12,992 678 貸出利用者数計 32,666 2,722 142 インターネット利用者計 1,950 163 8 貸出利用者数 貸出利用者数 インターネット利用者数 入館者計 貸出冊数計 - 42 - エ.利用者カード登録状況 市 内 (単位:人、団体) 那珂川町・高根沢町・さくら市 その他 合 個 人 団 9,119 体 1,295 個 人 団体 516 個 人 13 計 団 体 407 56 10,042 オ.図書館事業 事業名 図書館名 おはなし会 おたのしみ会 読書会 小学校訪問の おはなし会 人形劇 内 毎月第1・4土曜日 16 回 33 人 南那須図書館 毎月第1・3土曜日 25 回 208 人 烏山図書館 毎月第3土曜日 9回 82 人 南那須図書館 偶数月の第2土曜日 6回 129 人 烏山図書館 毎月第4木曜日 11 回 41 人 南那須図書館 5月~翌年1月 27 回 南那須図書館 7 月 30 日、12 月 10 日 南那須図書館 2回 60 人 額 8,379,264 円 計 烏山図書館修繕工事 5校 55 クラス 事 業 内 容 書架購入費 3,997,560 円 7,474,814 円 図書購入費 3,299,342 円 図書マーク 177,912 円 烏山図書館 キ.震災復旧事業 工 事 名 参加状況 烏山図書館 カ.住民生活に光をそそぐ交付金事業 図書館名 執 行 合 容 図書購入費 図書マーク 7,999,920 円 379,344 円 15,854,078 円 事業費 請負業社名 4,725,000 円 ㈱平野建設 - 43 - 工 事 概 要 児童室天井、一般書架室壁、 学習室天井、会議室天井、トイレ、 館内ひび割れ等の修繕 ク.指定管理運営までの経過 【準備】 平成 23 年3月 11 日 7月~9月 東日本大震災により烏山図書館館内被災(3/12~6/20 休館) 募集要項及び仕様書作成及び調整(教育委員会・議会等概要説明) 【募集】 9月 27 日 10 月 18 日 募集要項及び仕様書の配布〔11 団体〕(10/7 まで) 申請書受付〔3団体〕 (10/28 まで) 【選定】 11 月 9日 第1回指定管理者選定委員会(プロポーザル選定開催に向けた協議) 11 月 16 日 プロポーザル選考会・第 2 回指定管理者選定委員会 (選定結果報告及び指定管理候補者の選定) 【決定】 11 月 29 日 12 月定例議会の議決により、指定管理者の指定 [大高商事・大新東ヒューマンサービス・藤井産業共同企業体] (平成 24 年4月 1 日から平成 29 年3月 31 日まで) 平成 24 年1月6日 1月~3月 指定管理者と本協定の締結 指定管理者と図書館業務等引継ぎ <点検及び評価> ○図書館においては、多種多様化が進む市民のニーズに対応するため、他市町の公共図書館等と も連携を密にし、市民の必要とする図書や情報を提供した。なお、平成 19 年度策定した「那 須烏山市子ども読書活動推進計画」により、子どもの読書推進を図るための各種事業を継続 的に実施する必要がある。 ○烏山図書館・南那須図書館ともに、各図書館の施設の管理から図書資料の管理・保管の充実 を図り、特に各種の図書館活動により市民に対して効果的な読書の普及・促進が図られた。 <平成 24 年度活動状況> ○指定管理者による、図書館の管理運営が始まるので、指定管理者から提案のあった各種事業 が提案どおり遂行しているかチェックするとともに、市民の対する更なるサービスの向上に努める。 - 44 - (8)スポーツ振興 <平成 23 年度実績> 近年の健康志向の高まりを背景に、市民の体力づくりやレクリエーション活動への関心が高まってき ている中で、市及び市体育協会・各種団体を中心に、各種大会、スポーツ教室等を開催した。また、 体育施設や運動場及び学校開放施設の効率的な維持・管理に努めた。 ①スポーツ事業 月 5月6日 9日 日 (単位:人) 行 事 名 場 所 参加者数 13 日 総合男子ソフトボール大会 烏山運動公園 160 13 日 県壮年ソフトボール大会南那須支部予選 緑地運動公園 120 10 日 南那須地区ゲートボール協会春季大会 緑地運動公園 100 11 日 南那須支部対抗ゲートボール大会 緑地運動公園 120 18 日 6 月 3 日 烏山支部自治会親善ソフトボール大会 烏山運動公園 200 19 日 七合地区グラウンドゴルフ愛好会大会 大桶運動公園 100 19 日 烏山地区グラウンドゴルフ愛好会大会 中央公園 100 27 日 境地区グラウンドゴルフ大会 烏山野球場 100 31 日 南那須いきいきクラブグラウンドゴルフ大会 緑地運動公園 120 烏山運動公園 150 烏山武道館 100 6月 1日 24 日 烏山地区壮年ソフトボール大会 5日 市長杯剣道大会 6日 10 日 春季婦人バレーボール大会 烏山体育館他 150 6日 10 日 ファミリー記念混合ソフトボール大会 緑地運動公園 150 19 日 市民フットサル大会 烏山体育館 150 150 11 日 12 日 春季市民ソフトテニス大会 緑地運動公園 12 日 南那須地区柔道大会 烏山武道館 14 日 南那須グラウンドゴルフ協会大会 緑地運動公園 150 16 日 烏山地区グラウンドゴルフ愛好会大会 烏山野球場 175 19 日 体協向田支部グラウンドゴルフ大会 愛宕台運動場 50 19 日 体協七合支部バレーボール大会 七合中体育館 120 23 日 烏山支部グラウンドゴルフ愛好会大会 烏山野球場 150 26 日 体協七合支部ゴフトボール大会 七合小・七合中 150 27 日 7 月 3 日 春季実年ソフトボール大会 緑地運動公園 100 28 日 緑地運動公園 120 烏山運動公園 120 烏山運動公園 100 烏山運動公園 100 7月6日 10 日 16 日 いきいきクラブゲートボール大会 8 日 体協烏山支部自治会親善ソフトボール大会 体協向田支部ソフトボール大会 17 日 体協境支部ナイターソフトボール大会 - 45 - 60 11 日 16 日 文月ソフトボール大会 緑地運動公園 150 12 日 南那須グラウンドゴルフ協会大会 緑地運動公園 150 26 日 南那須地区ゲートボール協会夏季大会 緑地運動公園 100 31 日 体協向田支部グラウンドゴルフ大会 愛宕台運動場 70 緑地運動公園 120 8月1日 12 日 那須烏山市ソフトボール交流大会 5日 体協烏山支部ジュニアゴルフ教室 7日 28 日 自治会対抗親善野球大会 7日 烏山城 CC 50 緑地運動公園他 200 南那須地区少年剣道大会 荒川中体育館 150 7日 市民水泳大会 B&G 海洋センター 100 21 日 市民射撃大会 宇都宮射撃場 30 24 日 9 月 2 日 秋季実年ソフトボール大会 烏山運動公園 150 30 日 女性ゲートボール大会 緑地運動公園 100 9月4日 17 日 市民ナイター野球大会 緑地運動公園 150 大桶運動公園他 100 4日 体協七合支部球技大会 5日 8 日 市民ナイターソフトボール大会(南那須) 緑地運動公園 150 5日 向田地区グラウンドゴルフ大会 烏山運動公園 70 5日 7日 6 日 体協烏山支部自治会親善バレーボール大会 30 日 市民ソフトボール大会(烏山) 烏山体育館 120 烏山運動公園 240 8日 体協向田支部婦人バレーボール大会 烏山体育館 12 日 七合地区グラウンドゴルフ愛好会大会 大桶運動公園 100 29 日 緑地ゲートボール場開設記念大会 緑地運動公園 120 体協境支部バレーボール大会 境小体育館 100 烏山運動公園 150 100 10 月 1 日 5日 28 日 市民ソフトボール選手権大会 5日 烏山地区グラウンドゴルフ愛好会大会 中央公園 9日 市民運動会 緑地運動公園他 12 日 16 日 会長杯混合ソフトボール大会 70 2,500 緑地運動公園 150 14 日 チャリティーダンスパーティー&発表会 烏山体育館 100 18 日 防犯交通安全ゲートボール大会 緑地運動公園 120 23 日 秋季市民ソフトテニス大会 緑地運動公園 150 烏山体育館他 150 150 24 日 28 日 秋季婦人バレーボール大会 26 日 市民親善グラウンドゴルフ大会 大桶運動公園 30 日 体協向田支部ゲートボール大会 落合 GB 場 11 月 7 日 11 日 男女混合市民バレーボール大会 70 烏山体育館他 150 7日 七合地区グラウンドゴルフ愛好会大会 大桶運動公園 100 8日 市民剣道祭 荒川中体育館 150 - 46 - 8日 南那須地区ゲートボール協会秋季大会 緑地運動公園 120 8日 向田落合地区グラウンドゴルフ大会 旧向田小 100 10 日 体協境支部グラウンドゴルフ大会 烏山野球場 100 15 日 南那須グラウンドゴルフ協会大会 緑地運動公園 150 15 日 向田地区グラウンドゴルフ大会 旧向田小 100 20 日 体協境支部ゴルフ大会 凮月 CC 25 日 境地区グラウンドゴルフ大会 大桶運動公園 100 12 月 4 日 那須烏山マラソン大会 保健福祉センター 2,000 1 月 15 日 那須烏山市駅伝競走大会 市内 2,500 2 月 26 日 なすみなみ若鮎駅伝大会・小学生駅伝大会 大桶運動公園 300 南那須地区ゲートボール協会冬季大会 緑地運動公園 100 烏山体育館 150 28 日 3月 3日 10 日 市民フットサル大会 ②スポーツ教室開設 教室名 受講対象 (延べ人員/単位:人) 場 所 開設日・時 間 陸 上 小学1年生 ~一般 大桶運動公園 多目的競技場 5月 12 日~7月 21 日 毎週木曜日 18:30~20:00 12 月 3 日~1 月 28 日 毎週土曜日 野 球 小学1年生 ~4年生 烏山運動公園 5月7日~9月 10 日 19:00~21:00 バ レ ー ボ ー ル 中学生以上 烏山体育館 4月 12 日~9月 27 日 19:30~21:30 向田体育館 5月9日~6月9日 19:00~21:00 卓 球 小学4年生 ~一般 毎週土曜日 毎週火曜日 毎週月・木曜日 剣 道 小学1年生 ~一般 烏山武道館 5月9日~6月 10 日 19:00~21:00 柔 道 小学1年生 ~一般 那須烏山警察 署 5月 13 日~7月 15 日 18:30~20:30 弓 道 小学6年生 ~一般 南那須・烏山弓 道場 5月9日~7月 12 日 日 20:00~21:30 小学生 烏山運動公園 5月 10 日~7月 12 日 18:30~20:30 女 子 ソフトボール 小学 3 年生 ~一般 烏山運動公園 6月4日~8月6日 18:30~20:30 毎週土曜日 ミニバスケット ボール 小学生 烏山小学校体 育館 6月7日~8月9日 18:30~20:30 毎週火曜日 サッカー 50 - 47 - 毎週月・金曜日 毎週金曜日 毎週月・水・金曜 毎週火曜日 参 加者 数 指導者 255 98 61 30 263 60 141 50 246 30 135 21 51 20 70 15 132 59 100 20 テニス ソフトテニス バドミントン 社 交 ダンス 水 泳 5月 15 日~12 月 18 日 毎月第 3 日曜日 9:00~12:00 6月4日~8月6日 毎週土曜日 8:30~10:00 小学1年生 ~一般 荒川小学校体 育館 5月 11 日~6月 13 日 19:30~21:30 毎週水曜日 一 烏山武道館 5月 12 日~7月 21 日 10:00~11:30 毎週木曜日 般 一 スキー・スノ ボー教室 合 小学 4 年生 ~一般 烏山運動公園 テニスコート 烏山運動公園 テニスコート 高校生以上 般 小学1年生 ~一般 94 42 150 50 74 28 132 23 B&G 海洋センター ① 7月6日~8月5日 毎週水・金曜日 18:30~20:00 ② 7 月 27 日~8 月 26 日 毎週水・金曜日 10:00~11:30 317 54 台鞍山スキー場 (福島県)ほか 1月 21 日、2 月 18 日、25 日、 3 月 11 日 20 10 2,241 610 計 ③施設管理状況 工 事 (単位:円) 名 事業費 請負業者名 工 事 概 要 野上体育館駐車場舗装工事 4,069,500 ㈲高沼ブロック 野上体育館駐車場の舗装 (繰越分) 緑地運動公園路面補修工事 1,470,000 ㈱荒川建設 緑地運動公園野球場周辺 路面の補修 緑地運動公園ゲートボール場 新設工事 1,431,150 ㈱荒川建設 ゲートボール場の新設 大桶運動公園・烏山野球場 災害復旧工事 1,081,500 矢澤建設㈱ 台風 15 号災害により冠水した 大桶運動公園、野上野球場の土 砂、泥等の撤去 荒 川 ・荒 井特定 建 設工事共同企業体 B&G プールの改修 B&G プール改修工事 125,561,488 烏山野球場東側への簡易トイレ設 烏山野球場トイレ設置工事 1,669,500 ㈱新田建設 緑地運動公園ブロック積補修工事 4,116,000 ㈲糸井建設 緑地運動公園ブロック積の補修 378,000 ㈲糸井建設 緑地運動公園ブロック積の補修 緑地運動公園ブロック積補修工事 その2 烏山運動公園案内板撤去工事 247,800 ㈱平野建設 - 48 - 置 国道 294 号道路工事に伴う、烏 山運動公園入口案内板撤去 <点検及び評価> ○平成 18 年度に市体育協会の結成を機に、体育協会及び各種団体が中心となり、各種スポーツ大 会やスポーツ教室が開催され、また、学校体育施設を活用した、身近にスポーツを楽しめる機会を 提供できたことにより、市民のスポーツに対する意識が高まっている。 ○近年の急速な社会情勢の変化に伴い、球技スポーツ人口が減少している状況の中で、小学生から 高齢者に至るまで市民のニーズに応えられる各種プログラムやスポーツに関する情報の提供、更には スポーツ活動機会の提供に積極的に取り組んだ。 ○各運動施設において施設の修理・修繕等を実施し、市民が安全で安心して利用、参加できる 各施設の維持・管理がなされた。 <平成 24 年度の状況> ○ますます多様化・高度化するスポーツニーズを的確に把握し、効率的なスポーツ活動の推進調整を図 り、スポーツ大会・スポーツ教室、及び子どもから高齢者まで参加できるスポーツ活動機会の提供に努 める。 ○本市におけるスポーツ全般の基本計画を協議し、事業運営に積極的に参画するため定期的にスポ ーツ推進委員会を開催し、必要に応じ各種部会も開催している。 - 49 - 第2章 教育委員会事務点検・評価会議のまとめ この点検・評価報告書は、教育委員会会議、教育委員会の活動状況、主な事業の取組状況ごと に事務事業内容を把握し、自己評価を実施している。教育委員会の全体を見ても、その内容につ いては教育委員会での様々な意見を取り入れて、適正に事務事業を実施していると認められる。 なお、今後5年間の教育に関わる基本計画として 22 年度末に策定された、「那須烏山市教育振 興ビジョン」について、これを基本として事務事業を推進していただきたい。 那須烏山市の教育の充実のために、本市独自の事業も数多く実施され、積極的な教育施策が展 開されており、他市町に誇れる教育行政であると伺われる。しかし、新たな事業はもとより、継 続事業についても、学校及び保護者、教育関係団体等との意見交換をしながら、随時、事業の点 検・見直し等の検討を行い事業の改善に努めるとともに、市民から信頼される教育行政を推進し ていただきたい。また、東日本大震災を教訓とした災害に対する対応について十分に配慮してい ただきたい。 社会が急激に変化するなかで、本市教育行政においても将来を見据えた計画的施策を展開する 必要があると思われる。特に、23 年度で完了した「学校統合計画」については、新たに市全体の 再編計画について、早期の学校統合計画の検討・策定が必要と思われる。また、学校施設等安全・ 安心対策については、東日本大震災により被災した施設の修繕等については完了しており、今後 は学校設備等の保守点検はもとより学校耐震診断・耐震補強等を早期に実施していただきたい。 生涯学習事業については、社会情勢の変化に伴い、社会教育、公民館活動共にその学級・講座 等のメニューも多種多様化していることから、各々の講師や指導者の確保が困難であると予想される。 今後、講師や指導者についても、より専門的な研修会を実施するなどして、参加者ニーズに対応で きる講師や指導者の育成を図る必要があると思われる。また、芸術・文化事業においては、特に 「長者ヶ平官衙遺跡附東山道跡」の国史跡指定となったことにより、市の貴重な史跡であること からこの史跡の保護・保存について慎重に検討していいただきたい。 スポーツ振興については、毎年市民のニーズに対応した各種スポーツ大会やスポーツ教室が開催されるなど、 子どもから高齢者まで多くの市民がスポーツに親しんでいることが伺われる。今後も、スポーツ指導員 等の育成強化を図り、子どもから高齢者まで参加できるスポーツ活動の機会提供に積極的に取り組ん でいただきたい。 以上、総括的に意見を述べたが、種々の事業について次の意見を付しまとめとする。 - 50 - ◆ 教育委員会 教育委員は、教育委員会議のほか、市の教育施策を熟知し、学校行事、教育関係各種大会・市 行事等の参加により教育関係はもちろん、市政の実態把握や情報の収集を図るとともに、教育委 員会事務局との連携も図りながら、本市の教育行政の活性化に努めていただきたい。 ◆ 学ぶ機会の確保 平成 20 年度から実施の「英語コミュニケーション推進事業」をはじめ、「サタデースクール事業」、「中学生海 外派遣事業」等、那須烏山市独自の特色ある事業展開により、豊かな知性と人間味あふれる健や かな心身を兼ね備えた創造力豊かな人材育成が期待できるものと伺える。今後は、学校や関係者 等との検討会等を通して、各事業の細部を再点検しながら、効率的・効果的な各種事業の展開を 図っていただきたい。 ◆ 教育環境の整備 本市独自に学級支援員・生活支援員を配置することにより、教員の負担軽減と学習意欲の向上 が図られたと評価できる。また、「奨学金制度」については、平成 20 年度から全国でも稀である 「奨学金の給付方式」が実施されたことから、賛否両論の意見はあるものの、この制度利用者に おいては教育を受ける機会が与えられ、将来本市及び社会に有益な人材育成のための一助となる ものと判断され、今後もこれらの事業の推進に努めていただきたい。なお、市奨学金に充ててい る国債購入による利子の運用については、平成 29 年度に満期となるため早期に検討いただきたい。 学校施設や学校設備の工事・修繕等については毎年実施され、学校環境整備が計画的に行われ ているところであるが、学校の耐震化については、平成 20 年度市の策定した「耐震推進計画」に 基づき、計画的・効果的な学校耐震化を推進していただきたい。 学校統合計画については、平成 23 年度の学校統合(七合中学校と烏山中学校)をもって一応の 完了となるが、今後の少子化の進展に伴う児童生徒数の減少を踏まえ、市全体としての学校再編 計画についても早期に検討していただきたい。 ◆ 教職員の指導力の向上 全国学力・学習状況調査について、全国的にその公表・非公表が報道されたが、この調査目的 は、結果分析を利用しての指導法の工夫改善をすることであり、本市の公表の方法、結果の分析、 指導の手引き作成等は、この調査の趣旨に沿っており、各学校における指導法の工夫改善、及び 指導力の向上に大きく貢献できたものと推察される。 また、学校訪問や教職員研修の実施状況から、教職員の指導力・資質の向上が期待できると思 うが、今後もより効果的な研修会等を企画し、教職員の更なる指導力・資質の向上に努めていた だきたい。 - 51 - ◆ 23 年度各学校の教育活動の評価 各学校において、校長を中心に特色ある教育を展開しているところであるが、学校評価を通し て、その成果と課題や改善点を明確にし、学校運営、教育活動の改善と充実に努めていただきた い。 ◆ 生涯学習活動 社会教育・公民館活動等、様々な講座や教室を開催しているところであるが、現在の多様化す る市民の学習ニーズに対応するため、事業活動企画や参加者の集客について相当な努力が伺われる。 今後も各々の講座や教室の内容等を再検討しながら更なる努力をしていただきたい。特に、公民 館活動については、その位置付けの明確化と均衡のとれた活動の展開についても検討していただ きたい。 更に、文化財保護事業については、市の貴重な財産である史跡・文化財等の管理・保護に努め ていただくとともに、市民はもちろん広く県内・外にも紹介できるよう PR 活動にも努めていただ きたい。また、取り壊すこととなった南那須歴史民族資料館及び一部閉館している烏山郷土資料 館について、その在り方、展示品の保存方法など早急に対応していただきたい。 ◆ スポーツ振興 健康づくりや体力づくりを目的としたスポーツやレクレーションの関心については、特に高齢者層の健康 づくりの意欲が高まっている。今後、時代に即したスポーツ大会やスポーツ教室を開催するなど、市民 の意見を聞きながら各関係者と連携を図り、市民のための健康づくりや体力づくりの機会の提供 に努めていただきたい。また、現在、閉館している南那須武道館について、市全体の施設の在り方 等を含めて検討していただきたい。 - 52 - 教育委員会事務点検・評価会議名簿 1 専門委員 (元公立学校長) 中 山 榮 子 2 専門委員 (元公立学校長) 綱 川 陽 一 3 専門委員 (元那須烏山市職員) 駒 場 不二夫 4 事務局職員(教育長) 池 澤 5 事務局職員(教育次長) 岡 6 事務局職員(学校教育課長) 大 野 治 樹 7 事務局職員(生涯学習課長) 川 堀 文 玉 進 清 隆 ◇那須烏山市教育委員会◇(那須烏山市役所南那須庁舎内) 〒321-0595 栃木県那須烏山市大金 240 ○学校教育課 TEL 0287-88-6222 ○生涯学習課 TEL 0287-88-6223 【 HP 【 HP FAX 0287-88-2027 http://www.nasukarasuyama.ed.jp/kyoiku/ 】 - 53 -
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