平成23年度 音楽学部個別学力検査 (専攻別実技試験等) 試 験 曲 平成22年8月 沖縄県立芸術大学 〒903-8602 沖縄県那覇市首里当蔵町1丁目4番地 電話 098-882-5058(教務学生課) http://www.okigei.ac.jp 目 次 Ⅰ 入学定員 …………………………………………………………………………………………… 1 Ⅱ 試験科目一覧 …………………………………………………………………………………… 2 Ⅲ 試験内容及び試験曲等 ………………………………………………………………………… 4 1 専攻実技試験等 ………………………………………………………………………………… 4 (1) 声楽専攻 ………………………………………………………………………………………… 4 (2) 器楽専攻ピアノコース ………………………………………………………………………… 5 (3) 器楽専攻弦楽コース …………………………………………………………………………… 6 (4) 器楽専攻管打楽コース ………………………………………………………………………… 8 (5) 音楽学専攻音楽学コース……………………………………………………………………… 11 (6) 音楽学専攻作曲コース………………………………………………………………………… 11 (7) 琉球芸能専攻琉球古典音楽コース…………………………………………………………… 12 (8) 琉球芸能専攻琉球舞踊組踊コース…………………………………………………………… 12 (9) 社会人特別選抜(琉球芸能専攻)…………………………………………………………… 13 2 音楽に関する基礎能力検査………………………………………………………………… 14 (1) 副科ピアノ……………………………………………………………………………………… 14 (声楽専攻・器楽専攻 < ピアノコースを除く > 及び音楽学専攻) (2) 聴音……………………………………………………………………………………………… 14 (声楽専攻・器楽専攻・音楽学専攻) (3) 楽典……………………………………………………………………………………………… 14 (声楽専攻・器楽専攻・音楽学専攻・琉球芸能専攻) Ⅳ 平成 23 年度個別学力検査日程表(音楽学部)……………………………………… 17 Ⅰ 入学定員 募集人員 学 部 学 科 専 攻 声 コース 楽 一般選抜 定 員 推薦入学 社 会 人 特別選抜 前期日程 後期日程 8 5 3 0 0 12 12 0 0 0 6 6 0 0 0 14 7 0 7 若干名 40 30 3 7 若干名 ピ ア ノ 器 楽 弦 楽 管 打 楽 音楽学科 音楽学部 音 楽 学 音 楽 学 作 曲 琉球古典音楽 琉球芸能 琉球舞踊組踊 計 注1.推薦入学の手続き完了者が募集人員に満たない場合は、満たない分の募集人員を前期日程の募集人 員に加える。 注2.社会人特別選抜の募集人員は、一般選抜の前期日程の募集人員に含む。 (1)声楽専攻志願者は、次の中から1声種を選択し、出願すること。 ソプラノ、メゾソプラノ、アルト、テノール、バリトン、バス。 (2)弦楽および管打楽コース志願者は、次の楽器の中から 1 種類を選択し、出願すること。 (弦 楽 器)ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス。 (管打楽器)フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、トランペット、 テナートロンボーン、バストロンボーン、テューバ、打楽器。 (3)音楽学専攻志願者は、次の中から1つのコースを選択し、出願すること。 音楽学、作曲 (4)琉球古典音楽コース志願者は、次の中から1種を選択し、出願すること。 歌三線、琉球箏曲 注:音楽学部への出願は、志願する専攻・コース(声種・楽器)を1つに限る。 ただし声楽専攻・器楽専攻については音楽学専攻を第2志望とし、音楽学専攻については声楽専攻ま たは器楽専攻を第2志望とすることができる。また、弦楽コースのヴァイオリンを第1志望とする志 願者は、ヴィオラを第2志望として出願でき、琉球芸能専攻については専攻内の他コースを第 2 志望 として出願することができる。 - 1 - Ⅱ 試験科目一覧 専 攻 試 験 ( 第 1 次試験) 試験科目 専攻・ コース名 声楽専攻 実技検査 コールユー ブ ン ゲ ン ◎ ◎ 初見 音楽に関する基礎能力検査 ( 第 2 次試験) 小論文 口述 試験 器楽専攻 副 科 ピアノ 聴音 楽典 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ (視奏) 音楽学専攻 ピアノ コース ◎ 弦 楽 コース ◎ ◎ ◎ ◎ 管打楽 コース ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 音楽学 コース 作 曲 コース ◎ ◎ 琉球芸能専攻 琉球古典 ◎ 音楽コース (調弦含む) 琉球舞踊 組踊コース ◎ ◎ ◎ (演技 ・ 視唱) ◎ 備考 1 ◎印は、受験者が必ず受けなければならない科目を示す。 2 各専攻の個別学力検査等(実技検査を含む)については、第1次試験と第2次試験に分けて 実施するが、第2次試験については、第1次試験合格者についてのみ実施する。 3 琉球芸能専攻の楽典については、他専攻の楽典とは別問題とする。 - 2 - 複数志望の試験科目について 1 声楽専攻・器楽専攻を第1志望とし、音楽学専攻を第2志望として志願する者は、第1志望 の専攻試験及び基礎能力検査に加えて以下の科目を受験しなければならない。 第2志望 第1志望 音楽学専攻 音楽学コース 音楽学専攻 作曲コース 声楽専攻 小論文・口述試験・副科ピアノ注 1 作曲実技・副科ピアノ注 1 器楽専攻 センター試験は国語と外国語の2科目を受験すること。 口述試験 弦楽・管打楽コース 器楽専攻 ピアノコース 小論文・口述試験・副科ピアノ注 2 作曲実技・副科ピアノ注 2 センター試験は国語と外国語の2科目を受験すること。 口述試験 注1:第1志望の専攻・コースの課題曲で受験すること。 注2:第2志望の専攻(音楽学専攻音楽学コース・作曲コース)の課題曲で受験すること。 2 音楽学専攻を第1志望とし、声楽専攻または器楽専攻を第2志望として志願する者は、第1 志望の試験科目の他に第2志望の専攻試験を受験すること。 3 弦楽コースのヴァイオリンを第1志望とし、ヴィオラを第2志望に志願する者は、第1志望 の試験科目の他に第2志望の実技検査を受験すること。 4 ① 琉球芸能専攻琉球古典音楽コースを第1志望とし、琉球舞踊組踊コースを第2志望に志 願する者は、 琉球古典音楽コースの試験科目のほかに、 琉球舞踊組踊コースの専攻試験(実 技検査、初見演技・視唱)を受験すること。 ② 琉球芸能専攻琉球舞踊組踊コースを第1志望とし、琉球古典音楽コースを第2志望に志 願する者は、 琉球舞踊組踊コースの試験科目のほかに、 琉球古典音楽コースの専攻試験(実 技検査―調弦を含む)を受験すること。 - 3 - Ⅲ 試験内容および試験曲等 1 専攻実技試験等 共通注意事項:試験曲のうち、指定した版のある曲以外は、どの版を使用してもよい。 :時間の都合により演奏・演技の一部省略または中断を求めることもある。 (1) 声楽専攻 注意事項 : 課題曲、自由曲とも暗譜で歌うこと。歌詞は原語で歌うこと。 (ただし、曲によっ ては通例歌われている他の外国語で歌うことも可。 )伴奏者は本学で用意する。 ただし、事前の伴奏合わせはない。 (前期日程 後期日程 共通) <課題曲> 次の課題曲 15 曲から任意の3曲を選択し、入学願書に記入して届けること。届け出のあっ た3曲の中から試験当日、受験者本人のくじ引きにより1曲を歌うこと。 ( )内の調は、本学が用意する伴奏用楽譜の調である。他の調で歌う場合は、希望の調の 伴奏用楽譜を願書とともに提出すること。 <自由曲> 課題曲以外の任意の曲。ただし、5分以内とする。アリアの場合は原語で歌うこと。 <コールユーブンゲン> F. Wüllner:Chorübungen I No.30 5度音程より、No.71 までの中から、当日1曲を指定する。 移動ド、固定ド、のどちらで歌ってもよい。 課 題 曲 ① F. Gasparini Caro laccio ② G. B. Pergolesi Se tu m’ ami ③ A. Scarlatti Sento nel core ④ A. Scarlatti Gia ` il sole dal Gange ⑤ A. Caldara Sebben, crudele , ⑥ G. B. Bononcini Per la gloria d adorarvi ⑦ F. Durante Vergin, tutto amor ⑧ W. A. Mozart Das Veilchen ⑨ F. Schubert An die Musik ⑩ F. Schubert Frühlingsglaube ⑪ R. Schumann Du bist wie eine Blume ⑫ 弘田龍太郎 浜千鳥 ⑬ 山田耕筰 かやの木山 ⑭ 平井康三郎 ゆりかご ⑮ 信時 潔 北秋の - 4 - (Des-dur, Es-dur) (es-moll, f-moll, g-moll) (es-moll, f-moll, g-moll) (G-dur, As-dur, B-dur) (c-moll, d-moll, e-moll) (Es-dur, F-dur, G-dur) (h-moll, c-moll, d-moll) (E-dur, G-dur) (B-dur, C-dur, D-dur) (F-dur, G-dur, As-dur) (E-dur, Ges-dur, As-dur) (Es-dur) (D-dur) (E-dur) (D-dur) (2) 器楽専攻ピアノコース 下記の課題曲 A,B,C についてそれぞれ任意の曲を 1 曲選択し、入学願書に記入して届け出 ること。 注意事項:A(Präludium と Fuge) ,B,C の順に演奏し、A,B,C すべて暗譜で演奏する こと。記号による反復は行なわない。 <課題曲 A >次の中から任意の1曲を選択。 J. S. Bach:Das Wohltemperierte Klavier Ⅰ(Nr. 8,12,20,24 を除く) J. S. Bach:Das Wohltemperierte Klavier Ⅱ(Nr. 5,8,21,22 を除く) <課題曲 B >次の中から任意の1曲を選択。 F. Chopin : 12 Etudes Op.10 (No.3,6,11 を除く ) F. Chopin : 12 Etudes Op.25 (No.1,2,7 を除く ) F. Liszt : Grandes études de Paganini S.141 より No.4 (E-dur), No.5 (E-dur) F. Liszt : Trois études de concert S.144 より No.2 (f-moll) F. Liszt : 2 Konzert Etüden S.145 より Nr.2 (fis-moll) <課題曲 C >次の中から任意の第 1 楽章を選択。 L.v.Beethoven:Klaviersonate Op.2 Nr.1~Op.90 (Op.27 Nr.1, Op.27 Nr.2, Op.49 Nr.1, Op.49 Nr.2, Op.79 の5曲を除く ) <初見視奏> 簡易な曲の視奏。試験室入室前に4分程度の予見時間がある。 - 5 - (3) 器楽専攻弦楽コース 注意事項:すべて暗譜、無伴奏で演奏すること。記号による反復は行わない。 ◆ヴァイオリン <音階演奏> Carl Flesch:Scale syatem より任意の調性一つを選択。 5番(3オクターヴの音階 Tempo はぶ= 80 ~ 100)全部。 6番(3度の音階 Tempo は自由)昌頭4小節。 7番(6度の音階 Tempo は自由)昌頭4小節。 8番(8度の音階 Tempo は自由)昌頭4小節。 *フィンガリングは自由。 *スラー、リズムは C-dur に準じること。ただし重音のスラーは 一拍ずつのスラーで演奏すること。 <課題曲 A > 以下の練習曲、または、これらと同等程度以上の練習曲から任意の1曲を選択。 ・R. Kreutzer:42 Etudes(Peters 版) * No.1,3,5 を除く。リズムやスラーはオリジナルに準じること。 ・P. Rode:24 Caprices (版は問わない) (版は問わない) ・J.Dont:24Etudes and Caprices Op.35 <課題曲 B > 任意の協奏曲より第1楽章または最終楽章(カデンツァ含む) 注 . ヴァイオリンを第1志望とする志願者はヴィオラを第2志望とすることができる。 その場合、第2志望の実技試験も受験しなければならない。ヴィオラ試験として第1志望と同じ 「音階演奏」、「課題曲A」、「課題曲B」をヴァイオリンで演奏すること。 - 6 - ◆ヴィオラ <音階演奏> C-dur の音階。Tempo はぶ= 80 以上 フィンガリングは自由。ただしボーイングは譜例に従うこと。 <課題曲 A > R. Kreutzer:42 Etudes より任意の1曲(但しヴィオラ用の編曲)を選択。 <課題曲 B > 任意のヴィオラ協奏曲より第1楽章(カデンツァを除く) ◆チェロ <課題曲 A > 任意の練習曲1曲 <課題曲 B > 次のa、bより1つを任意に選択する。 a. 任意のチェロ協奏曲より第1楽章(カデンツァを除く) b. 任意の古典ソナタより第1、第2楽章 ◆コントラバス <課題曲 A > F. Simandl:30 Etudes より任意の1曲を選択。 <課題曲 B > 次のa、bより1つを任意に選択する a.任意のコントラバス協奏曲より第1楽章(カデンツァを除く) b.任意のソナタより第1、第2楽章 - 7 - (4) 器楽専攻管打楽コース 注意事項:無伴奏で演奏すること。 (共通課題) <音階演奏> 全長調の音階(2オクターブ) 。調は当日指定する。 (打楽器は注意書きを参照のこと) ◆フルート <課題曲> 次の3曲を演奏する。演奏個所は当日指定する。 Th. Boehm:24 の練習曲 Op.37(版は問わない) Nr.10 Risoluto Nr.15 Andante Nr.22 Allegro non troppo ◆オーボエ <課題曲> 次の6曲から当日1曲を指定する。 H. Ferling:48 の練習曲 Op.31(Gérard Billaudot 版、Pierre Pierlot 監修) No.1 ~ No.6 ◆クラリネット <課題曲> 次の中の奇数番号から1曲、偶数番号から1曲を当日指定する。 C. Rose:32 の練習曲(Leduc 版) ◆ファゴット <課題曲> Julius Weissenborn. Op8, 2 巻 2,4,6,8,10,13 から3曲 当日指定する。 (版は問わない。 ) - 8 - ◆ホルン <課題曲> 次の 3 曲から任意の 1 曲を選択。但し第 1 楽章のみ。 (版は問わない) W. A. Mozart:Konzert fur Horn Es-dur KV.417 Es-dur KV.447 Es-dur KV.495 ◆トランペット <課題曲> J. B. Arban: 「トランペット・メソード」第2巻(全音楽譜出版社) No.3 Fantaisie Brillante より Theme と Variation 1, Variation 2 ◆テナートロンボーン <課題曲> C.Kopprasch:Sixty selected studies for Torombone Book1(版は問わない) No.7 J.Rochut:Melodious etudes for Trombone Book1(Carl fischer 版) No.4 ◆バストロンボーン <課題曲> C.Kopprasch:Sixty selected studies for Torombone Book1(版は問わない) No.7 を 1 オクターヴ下げて演奏する。 J.Rochut:Melodious etudes for Trombone Book1(Carl fischer 版) No.4 を 1 オクターヴ下げて演奏する。 ◆テューバ <課題曲> J. S. Bach:Air and Bourrée(W. J. Bell 編曲 Carl Fischer 版) 使用楽器は、B♭管、C 管のいずれかとする。 - 9 - ◆打楽器 打楽器(A)、打楽器(B)のどちらかを選択し入学願書に記入して届けること。 打楽器(B)で受験する者は課題曲①の曲名を入学願書に記入すること。 (使用するマリンバはアダムス社製C - G5 ½ オクターブ) 打楽器(A) <音階演奏> 注意:マリンバで、全長調の中から譜例に従い演奏する。調は当日指定する。 譜例 <小太鼓 基礎打ち> 二つ打ち、五つ打ち、七つ打ち、九つ打ち、十三打ちの中から当日指定する。 (練習台使用) 奏法は任意とする。 <課題曲> ① ② 両方演奏する。 ① Robert W.Buggert : Intermediate Method Drums (Rubank 版 ) より Rolling Accents ( 小太鼓使用) ② M.Goldenberg : Modern School for Xylophone,Marimba,Vibraphone(Chappell&Co 版 ) 39Etudes より No.1(マリンバ使用) 打楽器(B) <音階演奏> 注意:マリンバで、全長調の音階の中から譜例に従い演奏する。調は当日指定する。 譜例 <小太鼓 基礎打ち> 五つ打ち、七つ打ち、九つ打ち、の中から当日指定する。 (練習台使用) 奏法は任意とする。 <課題曲> ① ② 両方演奏する。 ① マリンバで 5 分程度の任意の無伴奏曲を1 曲。 ② Collection Drum Solos (Ludwig 版)4頁の中から当日指定する。 (小太鼓使用) - 10 - (5) 音楽学専攻音楽学コース 注意事項:音楽学専攻には、音楽・舞踊の歴史や理論を研究する音楽学コースと作曲を行う作曲 コースがあり、カリキュラムも異なる。音楽学専攻を志望する者は、あらかじめコース を選択して受験すること。 <小論文> 次の課題図書に基づいて音楽に関わるテーマを出題し、論述を求める。 (90 分) 岡田暁生『音楽の聴き方-聴く型と趣味を語る言葉』 (中公新書 2009) ただし第一章から第三章まで。 <口述試験> 第1日目に行った小論文の内容及び課題図書に関する質疑を中心に、 音楽に関する経験等を問う。 (6) 音楽学専攻作曲コース 注意事項:音楽学専攻には、音楽・舞踊の歴史や理論を研究する音楽学コースと作曲を行う作曲 コースがあり、カリキュラムも異なる。音楽学専攻を志望する者は、あらかじめコース を選択して受験すること。 <実技試験> 出題例参照 <口述試験> 第1日目に行った実技試験の内容に関する質疑を中心に、音楽に対する熱意、作曲コースで学 習できるかの適性等を問う。自作品がある場合は、 作品の楽譜、 音源(CD, MD等)を持参したり、 その場で自演することもできる。 【作曲実技試験出題例】 A(和声課題)または B(創作課題)のいずれかを選択して解答しなさい。 (3時間) A.次のソプラノおよびバス課題を四声体で実施しなさい。 1.ソプラノ課題 2.バス課題 B.次のモティーフ、音列のいずれかを選び、それを冒頭に用いて器楽曲を作りなさい。 曲の形式、楽器編成は自由。 - 11 - (7) 琉球芸能専攻琉球古典音楽コース 注意事項:課題曲、自由曲とも暗譜で演奏すること。 ◆歌三線 <調弦> 調子笛の音高に合わせて調弦すること。 <課題曲> かぎやで風節 <自由曲> 二揚調子の古典曲または民謡から任意の曲を選択し、入学願書に記入して届け出ること。 ◆琉球箏曲 <調弦> あらかじめ調弦された巾、為、斗、十、九の音高をもとに本調子の調弦をすること。 <課題曲> 瀧落菅攪 <自由曲> 歌物の中から任意の1曲を選択し、入学願書に記入して届け出ること。 (8) 琉球芸能専攻琉球舞踊組踊コース <課題曲> かぎやで風 <自由曲> 琉球舞踊又は八重山古典舞踊の中から任意の1曲を選択し、入学願書に記入して届け出ること。 なお、地謡用音源は<課題曲><自由曲>ともにカセットテープ・CD・MDいずれかの音源を 出願書類と一緒に提出すること。再生用機器等は大学側が準備する。 <初見演技・初見視唱> 舞踊:試験当日に例示する所作を模倣して演技する。 組踊:試験当日に例示する台詞の唱え(執心鐘入の中から抜粋) 。 - 12 - (9) 社会人特別選抜(琉球芸能専攻) 試験曲は一般選抜と同一とする。 【参考・出題例】 (前年度入学試験問題) ❖<小論文> 本学の建学の理念は次のとおりであるが、その建学の理念に対するあなたの考えを千字程度で述べなさい。 (本学の建学の理念) 日本文化の中における沖縄の地域文化の特性と伝統は、極めて特徴的であり、文化伝統の源流を探り、文化生成の普 遍性を究めるために不可欠の内容を持つものである。わけても沖縄固有の風土によって培われた個性的な芸術文化の継 承と創造の問題は、日本文化としてはもちろんのこと、沖縄県にとっても重要な課題であるといわざるを得ない。そし て、それらを担う人材の育成もまた長い未来への架橋として緊要なことである。 ❖<口述試験> 小論文についての口頭試問を行う。 - 13 - 2 音楽に関する基礎能力検査 (1) 副科ピアノ 下記の課題曲より任意の曲を選択し、入学願書に記入して届け出ること。 注意事項:音階演奏および課題曲については、いずれも暗譜で演奏すること。記号による反復は 行なわない。 ◆声楽専攻 、 (前期日程 後期日程 共通)器楽専攻(ピアノコースを除く注):課題 A 又は B を選択 ◆音楽学専攻:課題B 課題A <音階演奏> Hanon:Le pianiste virtuosit(ハノン教則本)No.39のうち、シャープ、フラット4まで の長調又は、短調の音階から試験当日受験者本人のくじ引きにより演奏する。Tempoはぶ= 100程度。長調の音階は「繰り返し」なしで、カデンツ(終止符)をつけて終わる。 短調の音階は、和声的短音階を1回弾いた後、カデンツをつけずに続けて旋律的短音階を1 回弾き、カデンツをつけて終わる。 <課題曲> J. S. Bach:Invention No.1 ~ 15 (BWV.772 ~ 786) 又は、 J. S. Bach:Sinfonia No.1 ~ 15 (BWV.787 ~ 801) から任意の1曲を選択。 課題B <音階演奏> 前項に同じ。 <課題曲> J. Haydn, W. A. Mozart, L.v. Beethoven(Op.101 ~ 111 は除く)のピアノ・ソナタのうち、 任意の 1 つの楽章を選択して演奏すること。ただし、緩徐楽章は除く。 注:ピアノコースを第 1 志望、音楽学専攻を第2志望として志願する者は、 ピアノコースの専攻試験の他に、副科ピアノを受験すること。 (2) 聴音 ◆声楽専攻、器楽専攻、音楽学専攻:一声(単旋律)および四声(和声)の聴音。 (3) 楽典 ◆声楽専攻、器楽専攻、音楽学専攻:筆記試験(60 分) ◆琉球芸能専攻:筆記試験(40 分) - 14 - ❖ 平成 22 年度沖縄県立芸術大学音楽学部入学試験(前期日程) 科目名:初見視唱 専攻・コース名:琉球芸能専攻 琉球舞踊組踊コース - 16 - Ⅳ 平成 23 年度個別学力検査日程表(音楽学部) 前期日程 専攻・ コース 声 楽 (前 期) 日程 器 楽 ピアノ 弦楽 音 楽 学 管打楽 平成23年 課 題 曲 2月25日 自 由 曲 (金) コールユーブンゲン 音階演奏 課 題 曲 課題曲A 課題曲B 音階演奏 課題曲C 課 題 曲 初見視奏 2月26日 (土) 音楽学 小論文 口述試験 作曲 琉 球 芸 能 琉球古典 音楽 琉球舞踊 組踊 課 題 曲 自 由 曲 初見演技・ 初見視唱 作曲実技 調 弦 口述試験 課 題 曲 自 由 曲 一次発表 2月27日 (日) 楽 典 聴 音 副科ピアノ 楽 典 副科ピアノ 注意:この日程は予定であり、志願状況によって変わることがある。 後期日程 専攻・ コース 日程 声 楽 (後 期) 課 題 曲 自 由 曲 平成23年 コールユーブンゲン 3月15日 (火) 楽 典 聴 音 副科ピアノ 注意:この日程は予定であり、志望状況によって変わることがある。 過去の入試問題の入手希望者は 下記に問い合わせること。 ■問い合わせ先 〒903-8602 沖縄県那覇市首里当蔵町1-4 沖縄県立芸術大学教務学生課 電話 098-882-5058 - 17 -
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