台風・集中豪雨に備えて 平成17年 8月 洲 本 市 ◎知っておきたいこと ① 主な気象警報等 台風の接近などにより、大きな災害が発生する可能性がある場合、気象警報等が発表さ れます。 ○洲本市が該当する気象庁警報発表区域:「淡路島」、「兵庫県南部」、「兵庫県」 警報の名称 暴風警報 警報が発表される状況 10分間の平均風速が陸上20m以上、海上25m以上の場合 1時間当たりの降水量が50mm以上の場合 大雨警報 洪水警報 3時間当たりの降水量が110mm以上の場合 24時間当たりの降水量が180mm以上の場合 記録的短時間大雨情報 ② 1時間当たりの降水量が100mm以上の場合 降水量と雨の降り方 1時間当たりの降水量 ③ 雨の降り方(目安) 5∼10mm 屋根を打つ雨音が聞こえる。 水たまりがあちこちにでき始める。 10∼20mm 雨音で会話がしづらくなる。 水たまりが一面にできる。 20∼30mm 土砂降り。側溝があふれ出す。 小さな川のはんらんやがけ崩れが起こり始める。 長時間続くようだと要注意。 30mm以上 バケツをひっくり返したような激しい雨となる。 避難の準備が必要。 市役所の体制(電話 22-3321) 市役所では災害の発生に備え、また災害が発生した場合、次のような体制をとります。 1 連絡員の待機(警戒準備)……主に情報の収集 ↓ 2 災害警戒本部の設置……主に警戒が必要な場所の巡回、小規模な応急措置の実施 ↓ 3 災害対策本部の設置……主に応急対策や救援救助、復旧対策の実施 大きな災害の発生が予想される場合、ケーブルテレビやホームページにより現在の状況 をお伝えします。また、ひょうご防災ネットからのメールやケーブル電話回線からの緊急 告知放送、広報車の巡回、サイレンの警告音などでもお知らせします。 ◎避難時の注意事項 ① 避難情報の内容 災害時に発令される避難情報の内容は下表のとおりです。 種類 発令時の状況 注意すること 避難 準備 情報 ○高齢者や障害者など、特に避難行動 に時間を要する人が避難行動を開始 しなければならない段階(人的被害 の発生する可能性が高まった状況) ○避難行動に時間を要する人は避難して ください。 ○その他の人はいつでも避難できるよう 準備をしてください。 ○隣近所の人に声をかけるなどの配慮を お願いします。 避難 勧告 ○避難行動を開始しなければならない 段階(人的被害の発生する可能性が 明らかに高まった状況) ○避難を勧めるものですので、周辺の状 況を判断して避難してください。 ○隣近所の人と一緒に行動することが大 切です。 避難 指示 ○人的被害の発生する危険性が非常に 高いと判断された状況 ○人的被害の発生した状況 ○直ちに避難してください。 ○安全確認を行いながら、慎重に行動す ることが必要です。 ※土砂災害の場合など、避難情報の発令や周知が間に合わないことも考えられますので、 少しでも異常を感じたら、自主的な判断による早めの避難が不可欠です。 ※兵庫県では、洲本川(桑間会館前)に新たに水位計を設置し、避難情報を発令する目安 として特別警戒水位(2.20m)を設定しました。 ② 早めの避難 自宅はまだ大丈夫と思えても、宅地より一段低くなっている道路が先に冠水して避難で きなくなることもあります。 また、長期の雨で地盤が緩んでくると、土砂災害が発生する可能性があります。次のよ うな兆候を察知したら、市役所に連絡するとともに、速やかに避難しましょう。 ○土砂災害発生の兆候(代表例) ・山鳴りがする ・川や井戸の水が濁る ・地面やがけにひび割れができる ・がけや斜面から水が噴き出してくる ・がけから小石が落ちてくる ・がけから木の根が切れる等の音がする ③ 避難時の心得 ・二次災害防止のため、電気のブレーカーやガスの元栓を確認しましょう。 ・当日分の食料や飲料水は、できるだけ自分で持参しましょう。 ・浸水開始後の避難は、途中の道路冠水等により、逆に危険なこともあります。 ・道が細いと、浸水の流れが一層速くなり、大人の男性でも歩行が困難になります。 ・無理な避難はせず、自宅や近所のしっかりした建物の2階3階で待機しましょう。 ・避難途中で動けなくなりそうになったら、最寄りの建物に助けを求めましょう。 ・道路が冠水してからの車による避難は危険ですので避けるようにしましょう。 ◎普段からの準備 ① 食料や持ち出し品などを準備する 持ち出し品の量は、女性10kg・男性15kgまでが目安です。重すぎたり、かさばったりす ると疲労の原因にもなりますので適量を準備しましょう。 ○食料、飲料水(レトルト食品、缶詰、ペットボトル) ○懐中電灯、携帯ラジオ、予備の電池 ○衣類、防寒具、軍手・手袋、ヘルメット・ずきん ○貴重品(現金、免許証、保険証、預貯金通帳、印鑑) ○医療品(常備薬、介護用品) ○その他(雨具、ティッシュ、ビニール袋など) ② 避難所や避難経路を確認しておく ○自宅や勤務先のある地域の避難所の確認 ※現在指定されている避難所については、広報すもと5月号又は洲本市ホームページ をご覧ください。また、現地調査等により見直しを行った結果、追加すべき避難所 については、改めてお知らせします。 ○安全に避難するための避難経路の確認 ※低地やがけ下、川沿いなどはできるだけ避けましょう。また、マンホールや側溝に も注意が必要です。 ③ お年寄りなどには気配りを 自分の家族や住まいだけでなく、地域全体にも目を向けましょう。一人暮らしのお年寄 りをはじめ、障害や病気を持っているなど、災害による被害を受けやすい人には普段から 声をかけ合うなどの気配りが必要です。 ④ 天気予報や気象状況に注意する 台風や集中豪雨による災害が起こりやすい時期には、テレビやラジオ、新聞等の天気予 報に注意し、天気の移り変わりに気をつけましょう。特に警報が発表されたときは、大き な災害となる可能性がありますので、十分にご注意ください。 ⑤ 家のまわりを点検しておく 家のまわりに飛ばされそうなものはないか、雨戸や雨どいが傷んでいないか点検してお きましょう。家の前の排水溝がつまっていないかの点検・清掃も重要です。 特に、家のまわりに河川や水路、ため池、裏山、がけ地等がある場合、普段から注意す るよう心掛けておきましょう。大雨があった場合を想定し、もろくなっているところがな いかどうか、日頃からの観察と維持管理が大切です。 ○注意すること(代表例) ・堤が崩れていたり、亀裂ができて漏水したりしていないか ・必要以上に雑草や樹木、竹類が生い茂っていないか ・木の枝や落ち葉、土砂、ゴミ等が堆積していないか
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