機械式継手管理技士資格試験実施細則 - 公益社団法人 日本鉄筋継手

【検 JM-細則-機 01R03】
機械式継手管理技士資格試験実施細則
平成 19 年 9 月 6 日 制定
平成 19 年 4 月 16 日 改正
平成 21 年 8 月 27 日 改正
1.目
的
本実施細則は、社団法人日本鉄筋継手協会(以下、「協会」という)が定める「継手管
理技士資格試験規定」(以下、「規定」という)の運用にあたり、規定附則2.により必
要な事項を定めたもので、機械式継手管理技士資格試験(以下、「資格試験」という)の
実施、受験手続き、合否判定結果の通知及び適格性証明書の取扱いについて定めること
を目的とする。
2.適用範囲
本実施細則は、資格試験の内容、受験の手続き、資格試験の実施、合否判定結果の通
知及び適格性証明書の取扱いに適用する。
3.資格試験の種類
資格試験は、定時試験と随時試験とする。
(1)定時試験
継手管理技士試験委員会(以下、「試験委員会」という)が実施場所、実施時期等
の年度計画を策定し、要員認証管理委員会(以下、「管理委員会」という)の承認を
経て、協会会誌及び協会ホームページにて公表する。
1)新規試験は次の要領で実施する。
①学科試験
実施場所:原則として札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡の6地区
実施日時:原則として毎年8月
②口述試験
実施場所:原則として東京
実施日時:原則として毎年 10 月
③口述追試験
原則として翌年度に行われる新規の口述試験と同時に 10 月に東京で実施す
る。
2)更新試験における更新講習会(以下、「更新講習会」という)は次の要領で実施
する。
①更新試験における更新講習会
実施場所:原則として東京、大阪、福岡の3地区
実施日時:原則として毎年8月
②更新追試験
1
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原則として 10 月に東京地区で口述試験と同時に実施する。
(2)随時試験
試験委員会は、協会又は国及び地方公共団体等の公的機関から資格試験の開催要
請があった場合、その要請内容を検討し、管理委員会へ具申・承認を経て実施する。
4.資格試験の定員
(1)試験委員会は、資格試験の都度、試験会場の規模等を勘案して、資格試験の受験
者数を決定し、定員に達した場合、受験申請期間内であっても受験申請の受付を締
切ることがある。
(2)試験委員会は、試験会場の受験者数が 10 名未満の場合、開催を中止することが
ある。
5.機械式継手管理技士資格
機械式継手管理技士の任務と責任は表1のとおりとする。
表1
資格種別
機械式継手管理技士の任務と責任、知識と職務能力
任務と責任
知識と職務能力
1)機械式継手の施工計画書の作成
機械式継手管理技士
2)機械式継手の施工要領書の作成
3)機械式継手の施工記録の作成の指導
1) 機械式継手全般の包括的専門知識
2) 機械式継手の施工、品質管理及び検査
に関する統括職務能力及び指導能力
4)機械式継手の施工及び検査の指導
6.受験の手続き
6.1 受験申請書類
受験者は、受験申請に際して、受験種別に応じて次に示す受験申請書類を過不足無く
準備し、試験委員会に提出しなければならない。
(1)新規試験
1)継手管理技士資格試験新規試験受験申請書【様式1】
2)継手管理技士資格試験実務経歴書【様式2】
3)本人確認書類(住民票、運転免許証の写し、パスポートの写しのいずれか)
4)受験資格を証明する資料(免許証、卒業証明書等)
(2)更新試験
1)継手管理技士更新講習会受講申請書【様式3】
2)機械式継手管理技士更新者業務報告書【様式4】
3)機械式継手管理技士適格性証明書の写し
6.2 受験資格
新規試験の受験者は、表2に示す学歴又は資格認証と業務経歴を有していなければな
らない。
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表2
資格種別
受験資格
受験資格(いずれか1つの条件を満たしていること)
機械式継手管理技士
1)4年制大学卒業後、機械式継手関連業務経験3年以上の者
2)短大、高専卒業後、機械式継手関連業務経験5年以上の者
3)高校卒業後、機械式継手関連業務経験7年以上の者
4)機械式継手関連業務経験 10 年以上の者
5)鉄筋継手部検査技術者技量資格3種取得後、機械式継手関連業務経験3年以上の当該
資格保有者
6)1級鉄筋施工技能士の資格保有者で、機械式継手関連業務経験1年以上の者
7)2級鉄筋施工技能士の資格保有者で、機械式継手関連業務経験3年以上の者
8)圧接継手管理技士の資格保有者
9)溶接継手管理技士の資格保有者
10)圧接基幹技能者の資格保有者
11)鉄筋基幹技能者の資格保有者
6.3 受験申請書類の提出
受験者は、必要な受験申請書類を過不足無く準備し、「6.4 受験申請の受付」期間内に、
次の「受験申請書類の提出先」へ送付又は持込む。
<受験申請書類の提出先>
〒102-0093
東京都千代田区平河町 1-3-14 安井平河町ビル 2F
社団法人
日本鉄筋継手協会
受験申請係宛
6.4 受験申請の受付
(1)受験申請の受付は、資格試験実施日の4ヶ月前より1ヶ月前までとする。
(2)本実施細則「4.資格試験の定員」に定める定員に達した場合は、その時点をも
って受験申請の受付を締切ることがある。
6.4 受験申請の受付完了
試験委員会の管理のもと協会事務局は、受験申請に必要な提出書類に過不足が無い事
を確認し、協会受付印の押印をもって受付を完了とする。
6.5 受験申請の取消し
受験申請の取消しは、資格試験実施日の2週間前までに、所定の手続きを行った場合
に限り認める。
7.受験者に送付する書類
原則として資格試験実施日の 10 日前迄に、資格試験に必要な次の書類を受験者に送付
する。
(1)受験票
(2)資格試験実施計画書
(3)資格試験会場の案内
(4)受験料請求書(協会との契約による自動引き落としを利用している場合は除く)
(5)その他、受験に必要と認めた書類等
8.受験料の納付
受験者は、協会より送付された請求書に記載の払込期日までに、受験料を納付しなけ
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ればならない。但し、協会との契約による自動引落しを利用している場合は、この限り
ではない。
9.資格試験の内容
資格試験の実施内容は表3のとおりとする。
資格種別
機械式継手
管理技士
表3 資格試験の内容
新規試験
更新試験
・学科試験:150 分
・ 更新講習会の受講必須
択一問題 20 問、記述問題 2 問
併せて受験者の実務経歴書の提
(1 問は受験者本人の実績や体
出により確認・評価
験を記述)
・口述試験:15 分程度
9.1 新規試験の内容
(1)新規試験における択一試験及び記述試験は、以下に示す項目内容において行う。
1)択一試験は 20 問とし、次の項目内容において行う。
①機械式継手管理技士制度
②鉄筋継手工法
③鉄筋材料
④機械式継手の施工と品質管理
⑤安全
⑥鉄筋コンクリート
⑦鉄筋コンクリート工事
2)記述試験
記述は2問とする。そのうち1問は、鉄筋継手に関する基礎的知識を求められ
る。その他の1問は、受験者本人の実績や体験が求められる。
(2)口述試験
口述試験は、学科試験に合格した者だけが受けることができるものとし、次の知
識と能力が求められる。
①機械式継手施工管理全般
②機械式継手の品質管理全般及び機械式継手の施工計画書の立案
③管理
④検査
⑤職務能力及び説明能力
9.2 更新試験の内容
(1)実務経歴書(機械式継手管理技士更新者業務報告書【様式4】)の審査
(2)更新講習会の参加
10.資格試験の準備
10.1
新規試験の準備
4
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(1)学科試験では、次のものを準備する。
1)受験票
2)筆記用具(鉛筆、消しゴム)
(2)口述試験では、受験票を準備する。
10.2
更新試験(更新講習会)の準備
(1)受講票
(2)筆記用具(鉛筆、消しゴム)
11.資格試験の実施
11.1
資格試験の手順
(1)新規試験
1)学科試験
①受付
②注意事項の説明
③試験開始
④試験終了
2)口述試験
①試験開始 20 分前より受付
②試験開始
③口述試験委員 2 名による口頭試問
④試験終了
(2)更新試験
1)更新講習会
①受付
②講習会開始
③講習会終了
④受講票への講習済印の押印
2)業務報告書
委員会による適正確認審査
11.2
資格試験の注意事項
(1)新規試験
1)学科試験
①携帯電話の電源を切る
②受験票は机の上に置く。
③試験開始30分後より、途中退出することができる。
④試験開始後、一度試験会場の外に出た場合、再び入室することはできない。
⑤不正行為があった場合や試験委員の指示に従わない場合は、即座に退場に
なり、試験は失格となる。
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2)口述試験
①係員の呼出しがあるまで会場に入室することはできない。
②サングラスや帽子を着用したまま会場に入室することはできない。
③室内での喫煙、飲食はできない。
④試験委員の指示には速やかに従う。
⑤テキストや筆記用具等は使用しない。
⑥その他、会場や他の受験者に迷惑となる行為があった場合は受験が出来ない
場合がある。
(2)更新試験
本実施細則「6.受験の手続き」に定める書類を提出し、更新講習会を受講する
こと。
12.合否判定
合否判定は、規定に定める「14.資格試験の合否判定」による。
13.合否判定結果の通知
13.1
学科試験の合否判定結果の通知
学科試験の実施日から1ヶ月以内に、受験者に対して合否判定結果を通知する。同時
に、学科試験合格者の内、口述試験の対象受験者には、口述試験の日時と場所を通知す
る。
13.2
口述試験の合否判定結果の通知
口述試験の実施日から1ヶ月以内に、受験者に対し合否判定結果を通知する。
14.資格の登録
14.1
資格の登録手続きと更新手続き
(1)新規試験に合格し資格認証を得た者は、規定の登録料を納付し、登録手続きを
完了しなければならない。
(2)更新試験に合格した者は、現有する証明書の有効期限内に規定の登録料を納付し、
更新手続きを完了しなければならない。期限までに手続き未了の場合は、資格認証
を取消す。
14.2
新規登録者の扱い
新規試験に合格し登録が完了した者は、協会会誌及び日本鉄筋継手協会要覧に登録者
名を掲載する。
15.適格性証明書の発行
規定に定める「16.適格性証明書の交付」による。
17.適格性証明書の再発行申請手続き
適格性証明書の再発行を申請する場合は、次による。
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(1)氏名変更による申請の場合
1)適格性証明書再発行申請書
2)保有する適格性証明書
3)戸籍抄本の写し
1通
1枚
1通
(2)所在地変更による申請の場合
1)適格性証明書再発行申請書
2)保有する適格性証明書
1通
1枚
3)本人確認書類(住民票、運転免許証の写し、パスポートの写しのいずれか)
1通
(3)所属勤務先変更のよる申請の場合
1)適格性証明書再発行申請書
2)保有する適格性証明書
1通
1枚
3)旧所属勤務先退職証明書、旧所属勤務先専属下請解約届、新所属勤務先在職証
明書のいずれか
1通
(4)損傷による申請の場合
1)適格性証明書再発行申請書
2)保有する適格性証明書
1通
1枚
(5)紛失による申請の場合
1)適格性証明書再発行申請書
附
1通
則
1.本細則は、平成 21 年 8 月 27 日より施行する。
2.資格試験等料金は、日本鉄筋継手協会料金表による。
3.本細則の改正又は廃止は、継手管理技士試験委員会の審議を経て、要員認証運営委員
会及び要員認証管理委員会の承認を得なければならない。
改正記録書
改訂
改訂年月日
R0
2007.09.06
R1
2008.03.06
鉄筋継手品質確保推進特別委員会
→運営・管理委員会
試験委員会
管理委員会
運営委員会
作成
審査
承認
R2
2009.04.19
試験委員会
管理委員会
運営委員会
R3
2009.08.27
品質管理者
管理委員会
運営委員会
Page
初版制定
制度規定制定による
受験資格、問題数
の変更及び用語の統一
による改正.
書類名称等の変更
管理委員会:要員認証管理委員会
試験委員会:継手管理技士試験委員会
上級経営管理者:経営管理者
規定間の整合及び外部
監査指摘への対応
運営委員会:要員認証運営委員会
7
改定内容
品質システム管理者:管理者