※ このテクニカル講座は、Ver 5.03d を基に作成しております。 前回は、[外部イメージ]コマンドを使っての外部装飾部材(桁飾り・付柱)の設置の方法を解説し ていきました。 今回は、これらの外部装飾部材を個々に設置する方法や、これら以外の外部装飾部材の入力につ いて解説していきます。 下図のようなプランに外部装飾部材の、 「装飾窓枠」 ・ 「幕板」 ・ 「付柱」 ・ 「妻壁装飾品」を入力してみ ましょう。 <設置前> <設置後> 装飾窓枠 外部建具に「装飾窓枠」を入力します。 ※ 色は入力後に、[外観立面図]や[パース]などの、[部品属性]メニューで変更できます。 [部品]メニューを選択します。 [図形の選択]ダイアログより、[外部部 材]-[外壁装飾部材]-[装飾窓枠4方 80、120]を選択し、[了解]ボタンをク リックします。 1 装飾窓枠を設置する建具の両柱芯をクリックし、3点目に 外部方向をクリックします。 装飾窓枠の幅を「80」・「120」から選択します。 装飾窓枠の[設置高]・[建具高]を設定します。(クリックすると変更 することができます) ※ 装飾窓枠の[枠幅]・[設置高]・[建具高]は右図のようになり ます。 幕板 1階桁に「幕板」を入力します。 ※ 色は入力後に、[外観立面図]や[パース]などの、[部品属性]メニューで変更できます。 [部品]メニューを選択します。 [図形の選択]ダイアログより、[外部部 材]-[外壁装飾部材]-[外壁装飾品(幕 板用)]を選択し、[了解]ボタンをクリ ックします。 幕板を設置する両端の柱芯をクリックし、3点目に外部方 向をクリックします。 ※ 1点目の入力位置については、 次の[注意!]を参照して ください。 2 幕板の種類を選択し、[了解]ボタンをクリックします。 次に、[桁高からの高さ]を入力します。桁高からの高さは、入力し ている階の桁高からの高さです。1階に入力している場合は、1階 の桁高からの高さということになります。 幕板は、柱芯に入力し、「壁厚/2+外壁仕上厚」の数量分、外壁側に逃がす自動入力をす る処理(マクロ入力)を採用しています。そのため、出隅に入力する際は柱芯に入力すれ ばいいですが、入隅に入力する際は、外壁側に逃がす分を想定して、「(壁厚/2+外壁仕 上厚)×2」だけ柱芯からずらすことが必要になります。 次に、1階桁に「幕板の出隅」を入力します。 ※ 色は入力後に、[図形の属性変更]で変更できます。 [部品]メニューを選択します。 [図形の選択]ダイアログより、[外部部 材]-[外壁装飾部材]-[外壁装飾品(出 隅用)]を選択し、[了解]ボタンをクリ ックします。 幕板の出隅を設置する柱芯をクリックし、2点目に外部方向(設置方向)を クリックします。 出隅の種類を選択し、[了解]ボタンをクリックします。 次に、[桁高からの高さ(上端)]を入力します。桁高からの高さは、 入力している階の桁高からの高さです。1階に入力している場合は、 1階の桁高からの高さということになります。 同様に、他の幕板・出隅も入力します。 3 付柱 1階の装飾窓枠の上から桁までの「付柱」を入力します。 ※ 色は入力後に、[外観立面図]や[パース]などの、[部品属性]メニューで変更できます。 [部品]メニューを選択します。 [図形の選択]ダイアログより、[外部部 材]-[外壁装飾部材]-[外壁装飾品(付 柱用)]を選択し、[了解]ボタンをクリ ックします。 付柱を設置する柱芯をクリックし、2点目に外部方向(設置 方向)をクリックします。 付柱の種類を選択し、[了解]ボタンをクリックします。 次に、[桁からの高さ]を入力します。桁高からの高さは、入力して いる階の桁高からの高さです。1階に入力している場合は、1階の 桁高からの高さということになります。 次に、[長さは?(下方向)]を入力します。長さは、先に入力した[桁からの高さ]からの下方向への 長さです。 ※ 付柱の[桁からの高さ]・[長さ]は右図のようになります。 同様に、他の付柱も入力します。 4 妻壁装飾品 妻部分に「妻壁装飾品」を入力します。 ※ 色は入力後に、[外観立面図]や[パース]などの、[部品属性]メニューで変更できます。 [部品]メニューを選択します。 [図形の選択]ダイアログより、[外部部 材]-[外壁装飾部材]-[妻壁装飾品]を 選択し、[了解]ボタンをクリックしま す。 妻壁装飾品を設置する両柱芯をクリックし、3点目に 外部方向をクリックします。 妻壁装飾品のタイプを選択し、[了解]ボタンをクリックします。 妻壁装飾品の[桁飾り]の有無、[屋根勾配]を設定します。(クリック すると変更することができます) ※ 妻壁装飾品の[桁飾り]・[屋根勾配]・[タイプ] は次のようになります。 5 下図のようなプランに外部装飾部材の、「コーナーストーン」を入力してみましょう。 <設置前> <設置後> [部品]メニューを選択します。 [図形の選択]ダイアログより、[外部部 材]-[外壁装飾部材]-[コーナーストー ン]を選択し、[了解]ボタンをクリック します。 コーナーストーンを設置する位置をクリックし、2点目に角度をクリックします。 ※ コーナーストーンは柱芯に入力すると、壁に埋まって しまいます。[壁厚/2+外壁仕上厚]分、逃がして入力 する必要があります。 数値入力を使って入力してもいいですが、壁厚によっ てP(ピッチ)を 1/10~1/12 に設定して入力すると簡 単です。 次に、[GLからの高さ]を入力します。2階以上の場合 は、下階桁からの高さになります。 次に、[伸縮の長さの設定]を入力します。長さは、 「340」 の倍数で入力してください。コーナーストーン2個分の 高さが「340」で作成されているためです。 同様に、他の出隅などにもコーナーストーンを入力しましょう。 6
© Copyright 2024 Paperzz