褐斑病防除について 褐斑病は7月以降、最も発生が心配される病害です。圃場をよく観察し、9月まで徹底防除を行いましょう。 防除に当たっては、各地区の情報及び下記注意事項を参考に行ってください。 注 意 事 項 ● 予察の徹底と早期防除……圃場をよく観察し、 早めの予防的な防除を基本とします。 ● 防 除 間 隔 を 守 る……1 5日以内を遵守、発病増が心配される時はさらに短い間隔で。 ● 適 切 な 薬 剤 選 択……効果の高いD MI剤(プランダム乳剤、ホクガード乳剤)を適期に使用します。 (例えば、発病が増えそうな時や他作業などで防除間隔が開いてしまいそうな時期) ● 防 除 準 備……他作物作業と競合しますが、 計画を立て確実に防除できるように準備します。 ● 農 薬 取 締 法 遵 守……農薬の使用に当たっては、 容器等のラベルの記載をよく確認しましょう。 防除スケジュール(実施に当たっては圃場状況、各地区の情報を参考にして下さい) 7 月 8 月 9 月 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 こりゃ すごい被害だ 褐斑病初発(比較的古い葉に見られます) 多発圃場 その他ヨトウガ、カメノコハムシ、ハダニ、葉腐病などの発生にも注意しましょう。 ヨトウガ幼虫(右上は卵塊) ハダニによる黄化(右上は成虫) 通常は年2回の発生(6/下、 8/下)、地帯や年によってダ ラダラ発生することがある。 圃場をよく観察し、防除しま しょう。 カメノコハムシ幼虫(右上は卵塊) 高温乾燥により発生が助長 される。防除薬剤はニッソラ ン、ダニトロン。雑草地より 畑に進入するので、圃場周辺 の雑草駆除を行う。 通常は年1回の発生(6/中∼ 7/下)、成虫、幼虫ともに加害 する。効果の高い薬剤(ペイオ フME、ベジホン、ゲットアウト 等)を選択し、防除しましょう。 本誌6ページを参照 葉腐病(右上は初期症状) −5−
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