サイレント インストール - コダマコーポレーション株式会社

■ TOPsolid v6.8J 補足資料 ■
No. TSTS-816
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発行 2008
2008 年 2 月 25 日
TOPsolid v6.8J
サイレント インストール
第1章
コダマコーポレーション株式会社
コダマコーポレーション株式会社
サポートセンター
はじめに
サイレント インストールとは、ユーザーインターフェイスを表示せずに行うインストールです。ユーザーから
の入力を必要としません。システム管理者の方が TOPsolid を複数のコンピュータにインストールする場合
に役立ちます。
本資料はシステム管理者の方を対象に書かれています。コマンドプロンプトやフォルダに関する基本的な
知識を有していることを前提としています。
第2章
手順
サイレント インストールの実行
作成された応答ファ
イルを利用してサイ
レントモードでインス
応答ファイルの作成
トール
応答ファイルを渡す
応答ファイルを作成
したコンピュータと同
じ設 定 で イン ス ト ー
記録モードでインストールを
ルが行われる
行い、応答ファイルを作成
上図のような流れでインストールを行います。具体的には下記の操作を行います。
1. 応答ファイルの作成
次のコマンドラインを実行します。”/r”と入力することによって、記録モードでインストールが開始されま
す。
D:\setup.exe /r /f1”C:\temp\setup.iss”
•
“D:”はセットアップ CD-ROM がセットされているドライブを指定しています。適宜、置換えて入力し
てください。セットアッププログラムをハードディスク上にコピーして実行する場合は、保存したパスを
指定してください。
•
“/r”の前と”/f1”の前に半角スペースを入力してください。それ以外の場所に不要な半角スペースを
入力しないでください。
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•
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”C:\temp\setup.iss”は作成される応答ファイルのパス
です。適宜、変更していただいて構いません。
記録モードでインストールを開始しましたら、通常と同じ手順でインストールを行います。
インストールを完了させると、指定したパスに応答ファイルが作成されます。
2. 応答ファイルを渡す
USB メモリやフロッピーディスク、ネットワーク等を使って、サイレント インストールを行うコンピュータに
応答ファイルをコピーします。ネットワーク上に配置したものを利用しても構いません。
3. サイレント インストールの実行
次のコマンドラインを実行します。”/s”と入力することによって、サイレントモードでインストールが開始
されます。
D:\setup.exe /s /f1”C:\temp\setup.iss”
•
”C:\temp\setup.iss”は利用する応答ファイルのパスです。適宜、変更してください。
サイレントモードでインストールを行うと、原則としてはダイアログボックス等のユーザーインターフェイ
スは表示されません。ただし、環境によって表示される場合があります。次章「サイレント インストール
の仕様」を参考にしてください。
4. TOPsolid の起動確認
インストールが完了しましたら、TOPsolid が正常に起動できることを確認してください。
第3章
サイレント インストールの仕様
TOPsolid のインストーラが採用しているサイレント インストールの手法は、応答ファイルを作成して、そこに記録
されている情報をもとにインストールを行うというものです。ここでは、動作の仕様や付随する問題について説明
します。
1. 応答ファイルについて
応答ファイルを作成したときに表示されなかったダイアログボックスが、サイレント インストール中に表
示されるとインストールが中断されます。
例)
旧バージョンの TOPsolid がインストールされているコンピュータでインストールを行うと、「TOPsolid
x.xJ が検出されました。環境設定を引き継ぎますか?・・・」というメッセージダイアログが表示されま
す。
旧バージョンの TOPsolid がインストールされていないコンピュータでは、そのようなメッセージダイアロ
グは表示されないため、そこで作成した応答ファイルを他のコンピュータで利用すると、エラーが発生
してインストールが中断される場合があります。
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応答ファイルを渡す
旧バージョンの TOPsolid がイ
旧バージョンの TOPsolid がインストールされている
ンストールされていないため、
イ ン ス ト ー ル 中 に 「 TOPsolid
サイレント インストールを行う
x.xJ が検出されました。環境設
定を引き継ぎますか?・・・」と
いうメッセージダイアログは表
示されない
「TOPsolid x.xJ が検出されました。環境設定を引き継
ぎますか?・・・」というメッセージダイアログが表示され
たときの処理方法が応答ファイルに記載されていない
ため、インストールが中断される
応答ファイルを作成するコンピュータと、サイレント インストールを実行するコンピュータの環境は一致
していなければなりません。
2. ログファイル
サイレント インストールを行うと、応答ファイルが置かれているフォルダと同じフォルダに、setup.log と
いうファイルが作成されます。このファイルをメモ帳などのテキストエディタで開き、インストールが正常
に行われたかどうかを確認することができます。
正常に行われている場合、次のような記述があります。
[ResponseResult]
ResultCode=0
正常に行われていない場合、”ResultCode=”の値が異なります。下表を参照してください。
ResultCode
説明
0
成功
-1
一般エラー
-2
モードが間違っています
-3
必要なデータが setup.iss ファイルに見つかりません
-4
実行に十分なメモリがありません
-5
ファイルが存在しません
-6
応答ファイルに書き込むことができません
-7
ログファイルに書き込むことができません
-8
応答ファイル(.iss)のパスが間違っています
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-9
リストの種類が無効です (文字列 /番号)
-10
データ 型が無効です
-11
セットアップ中に不明のエラーが発生しました
-12
ダイアログ ボックスに不具合があります
-51
指定したフォルダを作成することができません
-52
指定したファイルまたはフォルダにアクセスできません
-53
選択したオプションは無効です
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3. 外部プログラムのユーザーインターフェイス
次のプログラムは、必要に応じて TOPsolid のインストーラから呼び出されます。TOPsolid のインストー
ラとは別のプログラムであるため、ユーザーインターフェイスを非表示にすることはできません。
サイレントインストールが中断されないようにするためには、あらかじめこれらのプログラムをインストー
ルしておいてください。
•
Windows Installer 3.1
•
Microsoft .NET Framework 2.0
また、ユーザーの選択によって、ワトソン博士の設定を行うことができますが、ユーザーインターフェイ
スを非表示にすることができません。
サイレントインストールが中断されないようにするためには、「「ワトソン博士」をデバッグプログラムとし
て設定しますか?」というメッセージダイアログで<いいえ>を選択してください。
Windows Installer 3.1
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インストーラ
コンピュータにインストールさ
れていない場合、呼び出す
Microsoft .NET Framework 2.0
インストールの途中で、デバッグ
プログラムとして設定するかどう
か訊ねられたとき、<はい>を選択
すると設定を行う
ワトソン博士
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4. ディスクの交換について
2 枚組の CD-ROM を利用してインストールを行う場合、インストール途中にディスクの交換を求められ
る場合があります。サイレント インストール中であってもディスクの交換を求められます。
対応策としまして、ディスク 1 の内容とディスク 2 の内容をコンピュータ上の 1 つのフォルダ内にコピー
してインストールすることで、ディスクの交換を求められることなくインストールを完了させることができま
す。
5. プロテクションディスクについて
セットアップ タイプに<ローカル>を指定した場合、プロテクションディスクの挿入を求められます。応答
ファイルを作成する際にプロテクションディスクを利用した場合は、サイレント インストール中にプロテ
クションディスクをフロッピーディスク ドライブに挿入しておく必要があります。
応答ファイルを作成する際に、プロテクションディスクを利用せずに、”demo”と入力した場合、サイレン
ト インストール中にプロテクションディスクが不要になります。
プロテクションディスクを挿入する代わりに”demo”と入力した場合は、あとから手動で top.cod ファイル
を Config フォルダに配置してください。
6. ユーザー権限について
サイレント インストールを行うには、通常のインストールと同様に Administrators 権限が必要です。十
分な権限がないとインストールは中断されます。
第4章
•
ご注意
応答ファイルはテキスト形式であるためメモ帳等で編集することができますが、記述に関するご質問
はサポート範囲外となります。
•
応答ファイルを作成したコンピュータと、サイレント インストールを実行したコンピュータの環境が異
なることによって発生したトラブルに関しては、サポート範囲外となります。
以上
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