携帯電話のプロトコル試験に係る認定範囲の定め方

JAB RL208-2006
携帯電話のプロトコル試験に係る認定範囲の定
め方
JAB RL208 - 2006
制定日:2006 年 11 月 01 日
財団法人日本適合性認定協会
制定日:2006-11-01
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改定日:改 0 2006-11-01
JAB RL208-2006
携帯電話のプロトコル試験に係る認定範囲の定め方
1.適用範囲
本文書は、JAB RL204 「認定範囲の定め方及び認定範囲の審査の手順」5.1.1 項の規
定により携帯電話のプロトコル試験を認定範囲に含む試験所が希望する場合に適用す
ることができる。
2.引用文書
JAB RL204 認定範囲の定め方及び認定範囲の審査の手順
3.定義
携帯電話:電波によりネットワークサービスにアクセスすることを可能とする端末
プロトコル試験:以下のいずれか又は両方を合格の条件とする試験
(1) 電気信号に含まれる特定のメッセージ(以下「メッセージ」という。)の送出の有無
(2) 外部からのメッセージの有無により特定の表示を行うこと
携帯電話のプロトコル試験:基地局と携帯電話の間及び/又は携帯電話本体と
USIM(Universal Subscriber Identity Module)の間を測
定対象とするプロトコル試験。
(注)USIM 単体では表示部がないので USIM 読み取り器で表示した場合もプロトコル
試験の定義の「特定の表示を行うこと」に含まれると解釈する。
Pass:1のプロトコル試験の結果が合格であること。
4.携帯電話のプロトコル試験の認定範囲の定め方
携帯電話のプロトコル試験の認定範囲を記述する場合は、試験規格の項目分類の最上
位の項目を記述する。(例 試験項目が試験規格3GPP TS 34.123-1 の 6.1.1.5 項の場
合は3GPP TS 34.123-1 6 項とだけ記載する。)
この場合、最上位の項目番号が同一の試験項目を新たに追加することは認定範囲の拡
大にあたらないと解釈する。(例 3GPP TS 34.123-1 の 6.1.1.5 項の試験のみを行っ
ていた試験所が新たに3GPP TS 34.123-1 の 6.2.2.3 項の試験を開始しても拡大申請
は不要とする。
)
5.前項の認定範囲で認定を受けるための条件
(1)試験所は、試験を行うことのできる詳細な試験項目を識別した一覧表を常に最新の
状態に維持し、かつ過去の状態の記録も維持しなければならない。
(2)一覧表に記載されている全ての試験項目について Pass の記録を 1 件以上保有して
いなければならない。
(Pass の記録は同一型式、同一ソフトウエアの試験設備を用
いたことが証明できる他試験所のものでもよい。
)
(3)試験所は現地審査の前に実技審査に用いる携帯電話の試験報告書を提出する。試験
報告書には前項の一覧表に記載された全て(拡大審査の場合は拡大範囲の全て)の
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試験の試験結果が記載されていてかつ、認定範囲(拡大審査の場合は拡大範囲)の
全ての最上位の項目番号ごとに 1 以上の Pass した試験があること。
以上
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