Weekend Message 時にはうさぎも木を登らなくてはならない マタイによる福音書 １９章 ２６節 ２００８年１月１２・１３日 先週、私は皆さんに大変重要な質問をしました。 ２００８年、あなたは成長するでしょうか？それとも後退してしまうでしょう か？ 皆さんが覚えておられるとおり、私は信仰の成長について話をしてい ます。今年１年間、ご自身の信仰を成長させるための計画を練るよう にと、私は皆さんを励まし、皆さんにチャレンジを与えました。計画 は順調に進んでいますか？ご自身を養い育てるために、２００７年と は何か違った試みをしていますか？ ＴＢＣではここ数週間にわたって「チェンジ イズ カミング（変化が訪れ る）」という言葉を、皆さんは見たり、聞いたりしてこられたと思いま す。今日は、すでに見え始めている変化ではなくて、ＴＢＣにこれか ら起こりえる重要な現実的変化について、お話します。その変化をし っかり見届けてください。「チェンジ イズ カミング（変化が訪れる）」 デニス・フォールズ牧師 ていました。すると彼女は、彼らの全ての説明を聞いたあと、エプロ ンに手を伸ばしました。その光景を思い起こしていたとき、それは教 会の仕事にとてもよく似ていると気付きました。教会としての私たち の仕事は、信仰上、目の見えない人々に対し、イエス・キリストの福 音を説明し、コミュニケーションをとり、伝え、共有することです。 それから、彼らに、キリストに触れてみるように励まし、キリストを 主、救い主として信じるように導くことです。 ここで、少し時間をとって昨年 11 月のテーマであった「アクション・ ワン・エイト」を振り返ってみたいと思います。11 月中、毎週問われ てきた質問があったと思います。その質問をまだ覚えていますか？ 「TBC の仕事とは？」 ここで、皆さんに質問させてください。「TBC の仕事とは何です か？」それは「魚を釣ること」です。これは、キリストのこの言葉か ら来ています。「わたしについて来なさい。あなた方を、人間をとる漁師に してあげよう。」（マタイの福音書 4：19 新改訳） 多くの方が、魚を釣るという挑戦に応えました。12 月中に網を下ろし、 キリストにある希望について友人たちに聞かせようとクリスマス礼拝 に誘っていました。皆さんは、たとえば駐車場に設けられたジョイカ フェのように、訪れた人が福音について知りたいと思っているかを尋 ね、彼らに話して聞かせるというチャンスを掴んでいました。 ジョイカフェについて話しますと、12 月中、数百人ものゲストがテン トを訪れ、80 人がゲストカードを書き、その 80 人のうちの 20 人がキ リストの救いを受け入れる決断をしました。そして残りの人々も確か に、福音に興味を持っておられました。神を讃えましょう！そして、 人をとる漁師の働きへ参加してくださったことに感謝します。 「アクション・ワン・エイト」を振り返り、使徒 1：6-8 からいくつか 学んだことについて皆さんとシェアしたいと思います。「アクショ ン・ワン・エイト」は使徒 1：8 から来ています。 今日の聖書箇所はマタイによる福音書 19：26 です。 『イエスは彼らをじっと見て言われた。「それは人にはできないことです。しか し、神にはどんなことでもできます。」』 （新改訳） 私が話したいことは、ここ TBC の「エクステンション・ワーシップ・ サイト（礼拝場所の拡大）」についてです。「エクステンション・ワ ーシップ・サイト」とは何のことでしょうか？ 「エクステンション・ワーシップ・サイト」とは何ですか？ 「エクステンション・ワーシップ・サイト」とは、現在この礼拝堂で 行われている礼拝のうちの 1 回を、礼拝堂以外に TBC 内の別の部屋も 使って、場所を拡大して行うことです。 場所は恐らく地下のラングホールで、賛美の音楽はライブで、牧師の 説教はラングホールで大きなスクリーンで聞くことになるでしょう。 ラングホールは現在、第 2 の礼拝場所として使用されるために改装中 です。この「エクステンション・ワーシップ・サイト」に関する、よ り詳しい内容について、これから話しますが、まずその前に、皆さん に思い起こしていただきたいことがあります。私たちが TBC で行って いる全てのことは、いつでもイエス・キリストへより多くの人々を連 れて行くという目的のためです。私たちの主イエス・キリストは、マ タイの福音書 28：19 のなかで、「あなたがたは行って、あらゆる国の人々 を弟子としなさい。」という課題を私たちに与えられました。そして私 は、キリストが聖書の中で述べられたことに対して、従順でありたい という心持ちでいます。言い換えれば、私たちが行う全てのことは、 東京、日本、ひいては世界中にキリストのためにインパクトライフを 与えるというビジョンに基づいています。「エクステンション・ワー シップ・サイト」、「マルティ サイト サービス」は東京、日本、 世界中にキリストのためにインパクトライフを与えるという私たちの 計画の一部なのです。そこで、私はジョエル牧師に「アクション・ワ ン・エイト」についてもう一度振り返り、話をするように頼みました。 ジョエル牧師： 「アクション・ワン・エイトの再考―TBC の仕事とは？」 昨年、私は妻のシンシアと何度か日暮里へ出かけました。日暮里は東 京の北東部にあるのですが、織物や布を手ごろな値段で売るお店が多 いことで有名な場所です。教会の飾り付けや、シンギング・クリスマ スツリーにでるクワイヤーのために生地が必要だったので、私たちは 買いに出かけたのです。私はシンシアに「外で待ってるよ」と言うの に、そう長い時間はかかりませんでした。それほどお店は混雑してい て、私は全ての生地を非常に注意深く、細部にまでしっかり見るよう な性分（TBC での用語を使えば SHAPE）ではなかったのです。店を出て、 外で待っている間、私は、自分からそれほど離れていない場所にいた 4 人のグループを見つけました。3 人の女性と 1 人の男性のグループで した。その男性と一人の女性は目が見えませんでした。残りの 2 人の 女性が、目の不自由な女性がエプロンを探すのを手伝っていました。 彼らは、一つのエプロンの色や形、スタイルなど出来る限りを一生懸 命説明していました。私はじっくりと、彼女がどう反応するのかを見 1 使徒の働き １：６～８ そこで、彼らは、いっしょに集まったとき、イエスにこう尋ねた。「主よ。今こ そ、イスラエルのために国を再興してくださるのですか。」７イエスは言われた。 「いつとか、どんなときとかいうことは、あなたがたは知らなくてもよいのです。 それは、父がご自分の権威をもってお定めになっています。８しかし、聖霊が あなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エル サレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人と なります。」（新改訳） ６ ① イエス・キリストの福音について伝えることは、わたしたちが教会として 行っている様々なことよりも優先されます。 弟子たちは、イスラエルの再興の時はいつかということについてとて も気にしていました。しかし、イエスは、「わたしがいつ帰ってくる のかというスケジュールを知ることはあなた方の仕事ではありません。 それは神の仕事です。あなた方の仕事は釣りをすることです。」と言 おうとしているように受け取れます。信仰をもつ者として、主イエ ス・キリストに従う者として、わたしたちの人生に対する神の目的を 達成するために、わたしたちがしっかり注目しなければならないこと があります。というわけで、毎年 11 月の初めから 3 月の終わりまでの 間、私達は「ワールドミッション献金」について強調して話している のです。主を讃えましょう。1 月 6 日の時点で、合計金額が 14,400,000 円になりました。献金の目標額は 35,000,000 円です。神 があなたにどのくらい献金するよう望んでおられるか、皆さんは祈り ましたか？ 「ワールドミッション献金」は伝道を目的とした国内外でのプロジェ クトを支援するために使われる予定です。リーフレットに挟まれてい る紙にこれらのプロジェクトのリストが載っています。「東京・日本 ミッションプロジェクト」の下に、「マルティ・サイト 教会計画の 開発」と書かれていることに気付くでしょう。ワールドミッション献 金の一部は、このプロジェクトのために用いられます。マルティ・サ イトは単純に、「たくさんの場所にあるひとつの教会」という意味で す。皆さんもこれに関しては後ほどより詳しく聞くことになるでしょ う。 ② イエス・キリストの福音を述べ伝えることは、わたしたちの方向付けに Weekend Message 2008 年１月１２・１３日 大きな変革を必要とする。 最初の弟子たちは、ただイスラエルの国のことだけを考えていました。 彼らの考え方はもっぱらユダヤ人そのものでした。3 節を読むと、イ エスが復活後の 40 日間を通してこの地上で、神の国（イスラエルの王 国ではなくて）について彼らに語っているのを見ることが出来ます。 しかし、弟子たちはまだ信仰の視力が弱かったようです。かれらは、 神の国を永遠の、また宇宙全体のものとして受け取らず、一時的な、 また国内でのものとして理解していました。神の国と神の教会は、私 達の想像より大きいものです。渋谷区鉢山町９－２よりもずっと大き いところです。だから私達は、視線を、この礼拝堂から別の場所、別 の部屋へ移して、また、渋谷の TBC から東京全域に、日本全国に、世 界全土に移して考えていかなければなりません。今月の終わりに、ア キラ牧師とわたしは名古屋、広島、九州へと調査の旅へ出かける予定 です。牧師や教会のリーダーたちと会い、東京だけでなく日本全国に インパクトライフを与えるために、どのように教会同士がパートナー シップを組むべきかを話し合います。私たちの望みは、日本国内にミ ッションチームを送ることです。私たちは今年、海外に向けたいくつ かのミッション・トリップを予定しています。これらの伝道旅行の詳 細はこれから数週間のうちにお知らせできるようになるでしょう。で すから、神が今年あなたをどの地へ向かわせようとしておられるのか、 是非今から祈りを始めてください。 ③ イエス・キリストの福音を伝えることは、わたしたちに任されていること です。 言い換えれば、魚を釣るという行為は信仰をもつ全ての人がすること なのです。それは選択肢の１つではありません。また、それは、素晴 らしい男性や女性たち、宣教師の人たち、牧師たち、教会のリーダー だけに任されているものではありません。イエスの命令は皆さんと私 のためのものです。皆さんは釣りをしていますか？福音を伝えていま すか？ もしかしたら中には、福音をどうやって伝えていいかわからないし、 自分では役に立たないと思っている方もいるかもしれません。でも知 っていますか？あなたのいのちに宿る神と聖霊の力が、あなたをキリ ストの効果的な、また、ふさわしい証人として立てて下さるのです。 あなたは一人ではありません。あなたの中には神が宿っているのです。 役に立たないわけがありません。神が力を与えて下さるのです。 皆さんもご存知のように、TBC には 402 と呼ばれるクラスがあります。 福音をどのように伝えるかを学ぶための 2、3 時間のワークショップで す。私たちは最近、システムを変えました。これからは、101 のメン バーシップクラスを終えた人なら誰でも、402 のクラスを受けられる ようになりました。このように変更する前は、クラス 101、201 と順を 追って受講していかなければならなかったので、是非、このトレーニ ングのチャンスを受け取ってください。 まとめ 昨年の秋、「シングルズ・リトリート」で箱根に行ったのですが、あ る昼下がりに、私は何人かの TBC のメンバーと芦ノ湖に本物の魚を釣 るべく魚釣りに行きました。勿論、魚釣りはプロがするものだとは思 っていませんが、私たちが魚を１匹も釣れなかったことに、私はさほ ど驚きませんでした。魚が釣れないことの主たる原因は、私が水を怖 がっていたことでした。私は水に濡れたくありませんでした。ですか ら、魚よりも波を気にしてしまっていたのです。 皆さん、もし私たちが釣りに対して真剣な姿勢で臨むなら、水の中へ 入らなければなりません。入りませんか？ デニス牧師： 今から 3 つのことを短くお話したいと思います。 TBC に対する新しいビジョンの必要性 信仰がどのようにビジョンに繋がるのか 行動における信仰「礼拝場所の拡大」 １． TBC に対する新しいビジョンの必要性 今日は、この TBC を成長させ続け、地下のラングホールの使用を拡大 する新しいチャンスに関するビジョンを、皆さんにお見せしたいと思 います。これが、「エクステンション・ワーシップ・サイト（礼拝場 所の拡大）」と呼ばれるもののビジョンです。「エクステンション・ ワーシップ・サイト」は、単純にこの礼拝堂からラングホールに礼拝 場所を拡大するという意味です。これはまるで、ヨハネの福音書 15：5 の構図を見ているようです。イエスがぶどうの幹で、信じる私たちが その枝で、一つの枝が、場所の拡大とともにラングホールへ伸びてい っているのです。是非、皆さんの TBC に対する信仰のビジョンについ て語らせて下さい。皆さんは、この 2008 年の信仰の生活に対してビジ ョンを持っておられますか？また、2008 年の TBC に対してもビジョン を持っておられますか？箴言 29：18 は、このビジョンについて語るの にとてもふさわしい聖書箇所です。これは、信仰上のビジョンを意味 します。あなたは人生における信仰のビジョンをお持ちですか？もし お持ちでないなら、あなたの信仰生活は、方向性も目的も達成もない、 でたらめな旅路です。さて、あなたはどうでしょうか？あなたは信仰 のビジョンをお持ちですか？それとも、何を達成するでもなく、目的 もなくさまよい、ただ 1 日 1 日を過ごすだけですか？箴言 29：18 では、 ビジョンという言葉の意味は、神からの啓示です。つまり、神の示さ れる方向性や道しるべです。箴言 29：18 では「幻がなければ、民はほ しいままにふるまう。」と言ってますが、それはどういう意味なので しょうか？それは、「あなたは、可能性を無視することによって、チ ャンスが滑るように過ぎ去ってしまうでしょう」ということです。 ポイント もし、あなたが信仰をもつ者で、長期間でも、短期間でも東京で過ご しているなら、あなたはキリストのために多くのインパクトライフを 与えるべく、この TBC でこのビジョンの一部に参加すべきです。 聖書によると、TBC でのビジョンなしには、まだ、キリストを信じて いない人々をキリストの前へと連れてくるというチャンスを知らない うちに指の間から滑り落としているかもしれません。ビジョンなしで は、現在の５回の礼拝に満足して、魚釣りをするチャンスや釣り人た ちの信仰の成長を逃してしまうかもしれません。覚えて下さい。ビジ ョンなしでは、より多くの魚たちを TBC に連れてくるチャンスを逃し てしまいかねないのです。ビジョンなしでは、神が私たちのために用 意されていることを見逃してしまいかねないのです。 今日、TBC が成長し続けるための新しいチャンスをお見せしたいと思 います。これが、「エクステンション・ワーシップ・サイト」と呼ば れるビジョンです。 ここ数ヶ月間、ここ TBC 以外の場所で出会い、東京周辺のそれぞれ異 なった場所でより多くの人々にアプローチしていくための一つのビジ ョンとして、「マルティ・サイト」という単語を皆さんに紹介してき ました。「エクステンション・ワーシップ・サイト」と「マルティ・ サイト」の間のたった一つの違いは場所です。ここで、エクステンシ ョン・ワーシップ・サイトに関するもう少し実際的な一面についてソ ウマ牧師に話していただきましょう。 ソウマ牧師： ラングホールでの「エクステンション・ワーシップ・サイト」は 2008 年 3 月の中旬から始まります。 この「エクステンション・ワーシップ・サイト」で私たちがこれから 見る主な特徴のいくつかを紹介します。 メッセージ：礼拝堂でのメッセージが大きなスクリーンにライブ ¾ で映し出されます。 プレイズバンドの生演奏：歌や音楽もライブです。カジュアルな ¾ 環境での演奏になるでしょう。 「マルティ・サイト」のためのトレーニング：東京で、より多く ¾ の人々にアプローチするためにとても相応しい準備、トレーニン グの場所となるでしょう。「エクステンション・ワーシップ・サ イト」を通して、私たち自身を「マルティ・サイト」へと準備し ていくのです。 「エクステンション・ワーシップ・サイト」は奉仕するためのとても 大きなチャンスを与えてくれるでしょう。 グリーター：掃除や部屋の準備、グリーターなどの奉仕をしてく ¾ れる人々が必要です。 ミュージシャン：ピアノ、キーボード、ギター、ドラムなどの楽 ¾ 器を演奏するギフトが与えられている人々が必要です。 メディアの人々：ＩＴネットワークソフトウェア、ハードウェア ¾ などの機械技術に関するギフトが与えられている人、私たちはあ なたを必要としています。メディア装置を使用することにギフト が与えられている人、あなたを必要としています。参加して下さ い。 ギフトや才能が何であれ、皆さんは私たちにとってとても価値ある存 在です。それはシンプルな笑顔かもしれません。―イエスの名のため に、その笑顔で人々と挨拶を交わすなら、あなたはもうすでにグリー ターとして神に仕えるに相応しい人です。それが電気プラグなどを触 ることかもしれません。―メディア・ミニストリーでその才能を生か すことが出来ます。私たちがここＴＢＣで行うことは何でも、神の栄 光のために行いたいのです。白いテントに来て、名前と連絡先を記し て下さるようにお願いします。 デニス牧師： 2 デニス・フォールズ 牧師 Weekend Message 2008 年１月１２・１３日 デニス・フォールズ 牧師 今年 2008 年、「エクステンション・ワーシップ・サイト」を始めて、 地下のラングホールで会いましょう。そして、この「エクステンショ ン・ワーシップ・サイト」が満足のいくものになったら、違う場所で の「マルティ・サイト・サービス」のモデルとなるでしょう。どうし て私たちは、この「エクステンション・ワーシップ・サイト」や「マ ルティ・サイト・サービス」のような違った試みを続けていくべきな のでしょうか？それは、東京に住む男性、女性の信仰の状態がそれら を必要としているからです。ほかの理由はありません。私のポイント は人々には救いが必要なのです。人々はイエス・キリストなしでは失 われた命となってしまいます。東京にいる人々をどう見ていますか？ キリストなしでは本当に失われた命となり、終わりの日に地獄へ行っ てしまうと思っていますか？ 重要なポイント 人々には救いが必要です。そして、イエスなしでは、救いはありえま せん。キリストのために、信仰をもたない人々へアプローチするとい うビジョンを見直し、成長していくＴＢＣのために、このビジョンを 新しくしましょう。ここで、このビジョンを実行するために、ビジョ ンを持ち、信仰と行動の計画を持つことの大切さを表している一例を、 旧約聖書から紹介したいと思います。モーセが、ユダヤ人たちがカナ ンと呼ばれる地に入ったかどうかの調査とその報告とをさせるために、 12 人の男たちをカナンへ送り出したという場面です。そして、12 人の うちの 10 人から好ましくない報告がありました。 民数記 13：27-28、32-33 彼らはモーセにこの報告書を手渡しました。「私たちは、あなたがお遣わしに なった地に行きました。そこにはまことに乳と蜜が流れています。そしてこれ がそこのくだものです。しかし、その地に住む民は力強く、その町々は城壁を 持ち、非常に大き」かったのです。「私たちが行き巡って探った地は、その住 民を食い尽くす地だ。私たちがそこで見た民はみな、背の高い者たちだ。」 「私たちには自分がいなごのように見えたし、彼らにもそう見えたことだろ う。」（新改訳） 12 人のうち 10 人がチャンスではなく、問題や困難さを見てきました。 もし、東京バプテスト教会が停滞して、私たちの信仰の生活が古びて しまったら、それは困難さや問題ばかりを見て、チャンスを見ていな いからです。もし、あなたが、困難さだけを見ていたら、サタンの策 略によって立ちはだかる壁だけを見ていたら、「何が不可能か」とい うことだけを見ていたら、もしこんな風になってしまったら、あなた は失望に飲みこまれるでしょう。東京はとても大きな都市で、征服さ れる必要があります。キリストに征服される必要があるのです！民数 記 13：30 からポジティブな報告をした 2 人の男の人を見てみましょう。 そのとき、カレブがモーセの前で、民を静めて言った。「私たちはぜ ひとも、上って行って、そこを占領しよう。必ずそれができるから。」（新改 訳） たった 2 人しかポジティブな報告をしませんでした。カレブとジョシ ュアだけが、神への信仰に突き動かされた報告をすることが出来たの です。エペソ人への手紙 6：10 と 12 にはこうあります。「終わりに言い ます。主にあって、その大能の力によって強められなさい。私たちの格闘は 血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、ま た、天にいるもろもろの悪霊に対するものです。」（新改訳） 私たちの戦いは信仰上の戦いであり、今、この場所で皆さんとわたし から始めることを提案します。なぜなら、皆さんと私は、この東京に おいて、男性や女性たちのいのち、魂のために戦っているからです。 「エクステンション・ワーシップ・サイト」や、後の「マルティ・サ イト・サービス」に対する神のビジョンは東京バプテスト教会に必要 なのです！ 今日の聖書箇所を思い出してください！ マタイの福音書 19：26 イエスは彼らをじっと見て言われた。「それは 人にはできないことです。しかし、神にはどんなことでもできます。」（新改 訳）最初の「エクステンション・ワーシップ・サイト」へは午前 11 時 からの礼拝に繋げて、行いたいと思います。午前 11 時からの礼拝では 毎回とても混雑していて、訪れた全ての人が礼拝堂に入れるわけでは なく、時には、もっと遅い時間の礼拝に出るようにと促されている 人々もいるほどだからです。 「エクステンション・ワーシップ・サイト」は東京バプテスト教会に 必要です！ここで、神がこの教会に成してくださっていることをお話 させて下さい。 2004 年 9 月、日曜の 4 回の礼拝の平均出席者数は 983 人でした。 2007 年 9 月、日曜の 5 回の礼拝の平均出席者数は 1,205 人でし た。 3 2007 年 12 月、日曜の 5 回の礼拝の平均出席者数は 1,669 人でし た。 ここにまた別の例があります。昨年の秋、ジュディは聖書的な子育て クラスを開講し、1 歳から 6 歳までの子供を持つ 40 人のお母さんと数 人のお父さんが参加しました。ＴＢＣでは、もっと多くの両親たちが 子供たちの誕生を待ち望んでいて、その他の人々は結婚生活を続けて います。2006 年には、20 組の結婚式がＴＢＣで執り行われ、全員クリ スチャンで、皆ＴＢＣのメンバーでした。2007 年には、14 組の結婚式 があり、それも全員がクリスチャンで、皆ＴＢＣのメンバーでした。 そして、今年もうすでに 4 組の結婚式が予定されており、全員がクリ スチャンで、そしてＴＢＣのメンバーです。 ここで、ＤＶＤを見てみましょう。一つの大きな、成長し続けている アメリカの教会が、彼らのニーズにどのように向き合っているかを見 ることが出来ます。 ＤＶＤ 教会活動における新しい波 「あなたにとって最も心地よい方法で、神を賛美しなさい」というア イデアが、「サン・ディエゴ・カウンティにあるノース・コースト教 会」で多くの人々を魅了して止みません。 このサイマルティネウス・サービス（同時礼拝）はムード音楽にのせ て、また、X 世代に向けたクールなロックンロールやベビーブーム世 代、少し古風な楽曲や伝統的な賛美歌までと幅広いワーシップリーダ ーとともに提供されています。 彼らのワーシップは、ジャヴァ・ティーをたしなみながら待ち合わせ をしている人々のためのコーヒーハウスにまで届きます。ワーシップ のためのこれら全ての障害は、アットホームな教会の伝道において、 お互いの間の小さな距離となります。改造された産業地のアパートは 信仰のための地域のお祭りのような感じです。この教会が何をしてい るのかという刺激は、いくつもの小さな店が立ち並ぶようにワーシッ プへのアプローチを提供しています。選択の自由と祝福の多様性はア メリカのショッピングモールに起因しています。。これは、宗教的信 仰の礼拝において商業的な考えの一例です。 主任牧師のラリー・オズボーン氏： どうしてこれらの教会のリーダーたちは消費者的なものの見方だと批 判しているのでしょう。私には何の問題も見当たりません。福音のメ ッセージを歪めていない限り、私はこれを人々にアプローチするため に用いるツールとして捉え、喜んで使っています。私はここに何の問 題も見当たりません。ラリー・オズボーンさんは、ノース・コースト 教会の牧師で、彼のもとにある教会は好みのものを選ぶ形式で、信仰 にアプローチしています。 ラリー・オズボーン氏： 人々は賛美に関して本当に強い意見を持っています。しかし、神の味 覚は、私たちの感知しうる味覚を大いに超えているはずだと私は思う のです。実際に、ほとんどの人々は、自分が好きなものだけを神も好 きなはずだと考えているように伺えます。多様な見解を持つことによ って、私たちは人それぞれのティストを踏まえながら、より多くの 人々に到達することができ、同時に、彼らが同じメッセージを受け取 っていることを確認することができるのです。技術は集合体の全てに 同じメッセージを聞かせることを可能にします。ノース・コースト・ ライブと呼ばれるメインの礼拝室から、オズボーン牧師の説教は別の 開催地の巨大なスクリーンに送られ、放送され、たくさんの教会を一 つにしています。礼拝堂の夕方の説教は、全ての開催地で、広範囲に わたって放送されます。しかしながら、日曜の朝にメインのチャペル の外で賛美する方々は、前日の夜に牧師が収録したものをテレビで見 ています。教会の技術監督であるデニス・コイさんによると、賛美者 は一人の人間ではなく、スクリーン上の牧師からのメッセージに慣れ てきています。 デニス・コイ氏： 私たちは間違いなくメディア世代の人間です。人々はスクリーン上で 人を見ることに慣れています。彼は彼らのためにいる、というような 感じで。このテーマとなっているチャペルは、１９９８年の９月に始 まりました。出席者の数がどんどん増えていったとき、ノース・コー スト・オリジナル・ワーシップ空間には、全ての人が一つ屋根の下に 入りきらなくなってしまいました。その教会は、約６０００人を抱え、 ノース・コースト教会が提案したバイキング式の賛美を行っています。 そして、出席者は今も増え続けています。 Weekend Message 2008 年１月１２・１３日 ラリーオズボーン氏： 恐らく、ここにいる人々が気付いている最も重要なことの１つは、ビ デオ開催地は成長のエンジンにはなりえないということです。これは 成長を促す力強いツールです。それは、あなたを成長させるものでは ありません。あなたの成長を助けるものです。それぞれのワーシップ において、より保守的で、伝統的な囲気を求める人々には、「伝統」 と呼ばれる開催地があります。音楽、それは私たちの音楽です。私た ちが子供の頃、成長の過程の中で、教会やラジオで経験する種類の音 楽です。それから、「ビデオ・カフェ」というものがあり、気楽な空 間やコーヒー、たくさんのスナックが魅力です。選択の自由！１３の ワーシップの選択肢がありますが、皆共通のメッセージでまとめられ ているのです。この多重放送のアプローチは成功してきており、ノー ス・コースト教会は今、オフサイトの開催地も同じように始めていま す。まず最初のオフサイト会は、数マイルはなれた中学校でありまし た。ルーズベルトのノー・スコーストと呼ばれている場所です。新し い教会を始めるときの感覚があり、そして、その場所を「ホーム」と 呼ぶ５００人から６００人が集まっています。 オズボーン牧師は、ノース・コーストの「あなたの願うままの賛美」 が、素早く信仰心に結びつき、他の教会のモデルとなっていったかに とても驚いていました。 デニス・フォールズ 牧師 旧約聖書にあるこの場面を思い出して下さい。神は人々に一つの選択 肢を与え、彼らは前に向かって動かないことを決断しました。彼らは チャンスを逃したのです。 重要なポイント もし、あなたが人生の問題や困難だけを見ているのなら、チャンスを 逃してしまうでしょう。 ジョン・グリーンリーフ・ホィッターは「舌やペンが紡ぎだす全ての 悲しい言葉の中で、最も悲しい言葉は“・・・だったかもしれないの に”である。」 是非、東京バプテスト教会を「If only(～でありさえすれば)」と考え る人々や「・・・だったかもしれないのに」教会として記憶に残って しまわないようにしていきましょう。 ２． 信仰がどのようにエクステンション・ワーシップ・サイトのビジョンに繋 がるのか 信仰は本当にシンプルです。ヤコブの手紙２：１７にはこうあります。 「信仰も、もし行いがなかったなら、それだけでは、死んだもので す。」（新改訳） ラリーオズボーン氏： 最初は、人々は私たちの多種多様なビデオ礼拝について耳にしたとき、 多くの人々がある種の「カリフォルニアの奇妙」だと酷評しました。 しかし、長い年月を経て、様々なサイズの教会、様々な寄付金のバッ クグラウンドを持つ教会、国中で、また海外で利用されていくのを見 るようになりました。 オクラホマから、ニューヨーク、フロリダ、マディソン、ウィスコン ティン、田舎へも都会へも広がりました。スクリーンでメッセージを 見るというアイデアは、あたかも全世界的に心地よいものだったかの ようです。賛美はライブで、教会自体はコミュニティーとしての感覚 を持っていると。一度これがなされると、それぞれの、また全てのグ ループが彼ら独自の文化へと変化させ、それが、大変力強いミニスト リーのツールとなるのです。 まもなく TBC に！エクステンション・ワーシップ・サイト！ 覚えていて下さい。とても重要です！ ビジョンが信仰によって決められます。信仰がビジョンから来るのではありま せん。 それでは、あなたの信仰はどうでしょうか？何があなたの信仰を形付 けていますか？あなたの信仰や私の信仰は、あなたがしていること、 私がしていることによって形付けられているのです。「エクステンシ ョン・ワーシップ・サイト」が何であるのか？どのように機能するの だろうか？また、私たちが何をすべきで、技術的な問題や費用につい てどのように解決すべきだろうか？というこれらすべての質問に対し て、私たちは答えを持っていますか？「ノー（No）！」です。でも、 神の民の信仰に基づいて、神は答えを与えて下さるのです。 信仰をもって、前へ進みましょう。 ３． 行動における信仰：ラングホールでのエクステンション・ワーシップ・サ イト 「エクステンション・ワーシップ・サイト」とは何か？ 「エクステンション・ワーシップ・サイト」とは、現在この礼拝堂で行われている 礼拝のうちの 1 回を、礼拝堂以外に TBC 内の別の部屋も使い、場所を拡 大して行おうということです。 場所は恐らく地下のラングホールで、賛美の音楽はライブで、牧師の 説教はラングホールで大きなスクリーンで聞くことになるでしょう。 検討すべき事実 混雑している午前 11 時の礼拝における現状は、教会に友人を招 待しようとする教会メンバーの信仰を強めるよりも、むしろ落胆 させてしまっている可能性がある。 礼拝堂には、もうこれ以上教会を成長させるだけの余地が無い。 礼拝堂の混雑は、特に 11 時の礼拝では、家族やゲストたちと一 緒に座ることがとても難しい。 観察 z イエス・キリストは私たちの礼拝にいつもともにいて下さる。キ リストは高座におられ、礼拝の出席に関わらず、いつでも皆さん に会いに来られる。 z 今、6 回目の礼拝が必要となってきているが、そのために使える 時間帯は無く、またプレイズチームやプレイズバンド、ボランテ ィアやスタッフに過剰な働きを強いることになる。 z 神の素晴らしい祝福はスタッフにとって「幸せな挑戦」を作り出 すことである。 重要なポイントとメッセージの表題 時には、うさぎも木に登らなければならない。 その意味は、ウサギは木には登れないということを知ることが大切な ことなのではない。時には、ウサギだって木を登らなくてはいけない。 言い換えると、私たちの設備が最大限に使われきっていることを知る ことが大切なことなのではない。私たちは、現在ある設備を続けて使 っていきながら、ラングホールで「エクステンション・ワーシップ・ サイト」を始めるのである。イエスはマタイの福音書 19：26 で言われた。 「それは人にはできないことです。しかし、神にはどんなことでもできま す。」（新改訳） 重要なポイント 「そんなことは不可能だ！」という態度をとらないこと。神が与えて くださるビジョンは「それは可能だ！」と教えています。 4 「エクステンション・ワーシップ・サイト」の長所 ¾ １１時の礼拝に来られた方々に、より多くの座席が用意できる ¾ 魅力的でリラックスでき、とてもカジュアルな環境を提供できる。 魚釣りには理想的である。 ¾ 「エクステンション・ワーシップ・サイト」を必要ならばその他 の礼拝のために用いたり、また、さらに教会の成長へと用いるこ とができる。 ¾ 「エクステンション・ワーシップ・サイト」をゴスペルコンサー トにも用いることができる。 ¾ 「エクステンション・ワーシップ・サイト」の完成を見たら、そ れが今後、別の場所で行われる「マルティ サイト」のモデルと なる。 「エクステンション・ワーシップ・サイト」の特別なニーズ ¾ ラングホールの改装が進むにつれて、皆さんの祈りや忍耐、ご理 解が必要です。 ¾ もしもあなたが「技術屋」なら、あなたの手が必要です。 ¾ 今後の「マルティ サイト ワーシップ」のために、使用可能な 大きい部屋や礼拝堂をご存知でしたら、あなたの協力が必要です。 ¾ 外にある白いテントを訪れて、「マルティ・サイト・チーム」のメン バーと話して、「エクステンション・ワーシップ・サイト」、もしく は「マルティ・サイト・ワーシップ」に協力するためのサインナップ をして下さい。 祈りましょう。
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