印 刷 近畿大学交換・派遣留学帰国報告書 交換・派遣留学帰国報告書 学部・学科: 総合社会学部 総合社会学科 学籍番号: 氏名: ※留学を希望している近畿大学学生があなたと連絡を取りたい場合、あなたのメールアド レスを学生に伝えることに同意しますか。 ✔ □同意する □同意しない 同意する場合、連絡可能なメールアドレス 留学先国名: アメリカ合衆国 留学先都市: デービス市 留学先大学: カリフォルニア大学デービス校 留学先所属学部: エクステンション・センター 月 留学期間: 2015 年 4 月~ 2016 年 3 年 学年(出発時): 3 2016 年 4 月 6 日 帰国報告書提出日: 1.留学先大学について (1)留学先大学の特長 カリフォルニア大学デービス校は、カリフォルニア州都サクラメントにほど近いデービス市 に位置する、特に農業分野での評価が高い大学である。大学に併設された英語学校「エクス テンション・センター」は、日本をはじめ数多くの大学と交流協定を締結しており、世界各 国から英語を学びに来た生徒が集まる。プログラムのオプションを使えば、学部で大学の現 地学生と一緒に学ぶこともできるなど内容も充実しているのが特長である。 (2)留学先大学のサポートについて 語学面でのサポート たとえば英語で何かやり取りしなければならないときは、併設されたオフィスに行けば間に 入ってくれることも多い。ただし、英語力を伸ばすという意味では最初から頼りすぎるより は、ある程度は自力でなんとかすることも大切だと思う。先生は授業をわかりやすい英語で 説明してくれるので、授業の内容がわからないということもまずないと思う。 勉強面でのサポート 語学学校の先生は授業の内容をわかりやすい英語で説明してくれる。たいていの先生は授業 後も質問に応じてくれるほか、オフィスアワーを設定しており、その時間に予約をすれば1対 1で質問に答えてくれるという先生も多い。 近畿大学交換・派遣留学帰国報告書 精神面でのサポート エクステンション・センターに併設されているオフィスに足を運べば、勉強面で困っている ことだけでなく、精神面でもいろいろなアドバイスをくれる。ただし、専属のカウンセラー がいるというわけではないようなので、専門的なカウンセリングなどはあまり期待できない と考えられる。 生活・住居面でのサポート エクステンション・センターのオフィスはホームステイ斡旋会社とも密に連絡を取り合って おり、例えばホストファミリーとうまくいかないときなどは間に入って話し合いをしてくれ ることもあるようだ。また、学期に1回匿名のアンケートを実施し、トラブルが起きていない か定期的に調査も実施している。 2.生活環境等について (1)住居についてアドバイスを含め自由に記入してください。 私はDavis Housing Servicesを利用したが、非常に良かった。出発前のホストファミリー探し から、滞在中のトラブルまでサポートしてくれ、またメールの返信などもはやく信頼のおけ るサービスだと感じた。ただし、ホストファミリーのあたりはずれはある程度あるようで、 必ずしもいいホストファミリーに出会えるとは限らない。また、ホームステイ費用の支払い については基本的に関与しないため、最初にホストファミリーと書面で約束を交わすなどし てトラブルを防止するほうがよいだろう。 (2)パソコンについて ✔ PC の保有状況:□日本から持参した ✔ Wi-Fi の有無:□有 □現地で購入した □保有しなかった □無 住居内でインターネットに接続していた場合、プロバイダー、料金等について記入してください。 私の場合は、最初にホストを探す段階でネットの有無を選択できた。またネット料金につい ては請求されないことが多いようだ。私の場合は家の外でも携帯を使えるようドコモの海外 ローミングに加入し(このサービスはすでに終了)、月30ドルで電話もネットも利用できた が、大学ではWi-Fiが完備されているため短期であれば契約は必要なかったかもしれない。 ✔ 大学での PC の使用可否:□使用できた □使用できなかった 大学で PC を使用していた場合、施設の場所や時間制限等について記入してください。 エクステンション・センター内であればMRCというコンピュータールームにて利用できる。 また教室内にもパソコンがあり、空き時間であれば自由に使って構わないようだ。センター 外であれば図書館にもパソコンがあり、IDとパスワードがあれば制限なく利用できる。 (3)医療について ✔ Health center(大学内施設として)の有無:□有 □無 留学中に病院で受診したことがありますか。健康管理、衛生面について特に注意すべき ことを記入してください。 近畿大学交換・派遣留学帰国報告書 病院での受診はしていない。OSUMA経由で日本語の健康相談もできるようだが、結局1回し か使わなかった。健康管理についても毎日手を洗うなど基本的なことを心がけていれば、特 に神経過敏になる必要はないと思う。ただし、水は硬いので合う合わないはあると思う。私 にとっては特に問題ではなかったが。 (4)銀行口座について 留学先で口座を開設しましたか。どのように準備・手続きをしましたか。 口座は開設したがほとんど使わなかった。口座開設の手続きは日本と同じで、身分証明と少 額の現金を持っていき、入り口で口座を開設したい旨伝えればあとは銀行員が勝手にやって くれる。便利なのは、銀行員に言えば一緒にデビットカードを発行してくれるので、例えば 日本のカードが使えないようなお店でもカードで支払いができたりもする。 (5)異文化体験について 留学先の文化や習慣の違い等について記入してください。 例えば教室のドアなどを後ろの人のために開けておくのはマナー。また詰まった鼻をすする 音もアメリカの人は嫌うことが多いようだ。また、アメリカ人はプライバシーを大事にする 人がとても多いので、例えば部屋に入るときなどはノックなどをするよう心掛けた。 ボランティア等、課外活動を行いましたか。 秋クォーターに日本語クラスのチューターを行った。また、その先生からお願いされ、冬に は現地の日本語に興味を持つ高校生の家に家庭訪問し、日本の文化について教えたり、高校 生からのインタビューを受けたりした。 留学先の安全性や外国人への態度等、留意していたことがあれば記入してください。 デイビス市内は治安もよく、悪い意味で平和ボケしやすい。サクラメントやサンフランシス コに出た時に、デイビスでやっているのと同じような態度でいると、やはり盗難など狙われ やすくなってしまうなとは思った。テロなどが多発していたこともあり、偏見はあまり良く ないが、個人的に怪しいと思った人には近づかないようにしていた。 3.後輩へのアドバイスについて (1)現地で参考となった留学先国の情報(HP や出版物等)を記入してください。 デイビスの近くで事件などが起こった際は、やはり外務省のホームページを確認するのが一 番確実だと思う。エクステンション・センターで行われるイベントなどについてはオフィス が週1回発行するニュースレターから情報を得ることもできる。 (2)日本から持参すると良いと思われるものを記入してください。 アジア系のお店がデイビス市内に1軒、またサクラメントやバカビルにバスで出ればある程度 のもの、特に食品に関してはは手に入るので、あれもこれもと持っていく必要はあまりな かった。ただし、文房具、特に紙は非常に質が悪いので、気になるのであれば持参するとい いと思う。 近畿大学交換・派遣留学帰国報告書 (3)留学したことによって得られたことについて記入してください。 58 語学力:留学前-資格試験名称 TOEFL iBT 留学後-資格試験名称 TOEFL iBT 83 点(級) 点(級) 全体的に英語力は伸びたが、リスニングとスピーキングを大きく伸ばすことができた。特に リスニングは、点数が3倍近くになるなど留学前から積み重ねた勉強の成果をしっかり出すこ とができた。TOEFL pbtでも、100点近く点数を伸ばすことができた。 (4)留学において最大のトラブルは何でしたか。 最初はコミュニケーションがうまく取れず、ホストファミリーとの約束などもうまく伝わっ ていなかったりしたため苦労した。ただし、それ以外ではそれほど大きなトラブルもなく留 学生活を過ごせた。 (5)授業について:クラスの人数、成績評価、現地学生の取り組み方等 エクステンション・センターのクラスは1クラス大体15人から20人程度に割り振られる。レ ベルが下に行けば行くほど日本人が多くなる印象だった。成績の評価はテストが40%程度、 宿題が20%、授業内の課題が20%、授業への参加度が10%程度というクラスが多い。 キャンパスのクラスでは、1つの講義で200人程度の生徒が受講し、ディスカッションクラス ではそれが4つに分けられる。成績は、テストとレポートで40パーセントずつ、授業への参 加度が10パーセントだった。 (6)留学期間中に就職活動をしましたか。どのように活動したか教えてください。 私は帰国するのが遅かったこともあり、マイナビ・リクナビに名前を登録し、プレエント リーはある程度済ませていた。また、時間がかかると判断したエントリーシートについても ある程度書き始めていた。あまり情報が入ってこないので、日本の友達などと定期的に連絡 を取り合って、就活をどのように進めないといけないのかきちんと把握することが大切だと 思う。周りの子には、キャリアフォーラムに参加している子もちらほらいた。 4.費用について 留学費用の概算を円で記入してください。 (1)留学時のレート: 1ドル=120円 (2)航空運賃: 400000円程度(1年オープン) ×留学期間月数 12 (3)住居費(月額): 9万円 (4)食費(月額): 2万円 (5)保険料: 14万円 (6)その他: 授業料(130万円程度) (7)留学費用の合計:300万円程度 ×留学期間月数 12 カ月= 108万円 カ月= 24万円 近畿大学交換・派遣留学帰国報告書 5.その他 自由に記入してください。 授業は4ターム制で、1タームにクラスのレベルを1つずつしか上げることができない。最初 のクラスはプレイスメンステストで決まるので、そのテストが留学1年を左右するといっても 過言ではない。800レベルのクラスからしかキャンパスの授業を受けることはできないの で、1年留学するなら最初に500レベルのクラス以上に入ることがキャンパスの授業を受ける 最低条件となる。もちろんエクステンションの授業も面白いが、キャンパスの授業はそれ以 上に面白いので、留学したらぜひキャンパスの授業は受けてほしいと思う。 1年留学して、大変なこともたくさんあったけれど、自分として本当に成長したと思う。ただ 英語力が伸びただけでなく、一人の人間として自立できたと思うし、数々の困難を乗り越え ることで自分に自信がついたように思う。今まで21年生きてきたが、ある意味一番充実した 一年だったように感じた。 6.留学先大学のキャンパス等、思い出に残る写真をぜひ添付して送信してください。
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